JP2002184707A - 窒化物系半導体素子および窒化物系半導体の形成方法 - Google Patents

窒化物系半導体素子および窒化物系半導体の形成方法

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JP2002184707A JP2000392946A JP2000392946A JP2002184707A JP 2002184707 A JP2002184707 A JP 2002184707A JP 2000392946 A JP2000392946 A JP 2000392946A JP 2000392946 A JP2000392946 A JP 2000392946A JP 2002184707 A JP2002184707 A JP 2002184707A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の上面に、少ない成長工程の回数で、転位
が少なく、かつ、離脱に起因する結晶欠陥の少ない結晶
性の良好な窒化物系半導体層を形成することが可能な窒
化物系半導体の形成方法を提供する。 【解決手段】サファイア基板1の上面上に、サファイア
基板1の上面の一部が露出するように、SiNからなる
マスク層2を形成する工程と、露出されたサファイア基
板1の上面上およびマスク層2の上面上に、AlGaN
バッファ層3を形成する工程と、その後、GaN層4を
成長させる工程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、窒化物系半導体
素子および窒化物系半導体の形成方法に関し、より特定
的には、GaN(窒化ガリウム)、AlN(窒化アルミ
ニウム)、InN(窒化インジウム)、BN(窒化ホウ
素)もしくはTlN(窒化タリウム)、または、これら
の混晶などのIII−V族窒化物系半導体(以下、窒化物
系半導体と呼ぶ)、および、これらの混晶にAs、Pお
よびSbの少なくとも1つの元素を含む混晶などのIII
−V族窒化物系半導体からなる化合物半導体層を有する
窒化物系半導体素子および窒化物系半導体の形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、発光ダイオード素子などの半導体
発光素子やトランジスタなどの電子素子に用いられる半
導体素子として、GaN系化合物半導体を利用した半導
体素子の開発が盛んに行われている。このようなGaN
系半導体素子の製造の際には、GaNからなる基板の製
造が困難であるため、サファイア、SiC、Siまたは
GaAsなどからなる基板上に、GaN系半導体層をエ
ピタキシャル成長させている。
【0003】この場合、サファイアなどの基板とGaN
とでは、格子定数が異なるため、サファイアなどの基板
上に成長させたGaN系半導体層では、基板から上下方
向に延びる貫通転位(格子欠陥)が存在している。この
格子欠陥の転位密度は、10 9cm-2程度である。この
ようなGaN系半導体層における転位は、半導体素子の
素子特性の劣化および信頼性の低下を招く。
【0004】そこで、上記のようなGaN系半導体層に
おける転位を低減する方法として、従来、選択横方向成
長(ELO:Epitaxyial Lateral
Overgrowth)が提案されている。この選択横
方向成長については、たとえば、応用電子物性分科会誌
第4巻(1998)の第53頁〜第58頁および第21
0頁〜第215頁などに開示されている。
【0005】図10〜図12は、従来の選択横方向成長
を用いた窒化物系半導体の形成方法を説明するための断
面図である。次に、図10〜図12を参照して、従来の
選択横方向成長を用いた窒化物系半導体の形成方法につ
いて説明する。
【0006】まず、図10に示すように、サファイア基
板101のC(0001)面上に数十nmの膜厚を有す
るAlGaNバッファ層102を形成した後、そのAl
GaNバッファ層102上に、3〜4μmの膜厚を有す
るGaNからなる第1GaN層103を形成する。さら
に、第1GaN層103上に、選択成長マスクとして、
SiO2からなるストライプ状(細長状)のマスク層1
04を形成する。
【0007】次に、マスク層104を選択成長マスクと
して、再成長を行うことによって、10μm以上の膜厚
を有するGaNからなる第2GaN層105を成長させ
る。ここで、マスク層104の上には、GaNが成長し
にくいため、成長初期の第2GaN層105は、隣接す
るマスク層104の間で露出した第1GaN層103の
上面上に選択的に成長する。この場合、露出された第1
GaN層103の上面上において、第2GaN層105
は、図11の矢印Yの方向(c軸方向)に成長する。こ
れにより、露出された第1GaN層103の上面上に、
図11に示されるような、断面が三角形状のファセット
構造を有する第2GaN層105が成長される。
【0008】さらに、第1GaN層103の上面上にお
ける第2GaN層105の成長が進むと、第2GaN層
105は、図11に示す矢印Xの方向(横方向)にも成
長する。この第2GaN層105の横方向成長によっ
て、マスク層104上にも第2GaN層105が形成さ
れる。
【0009】さらに、第2GaN層105を横方向成長
させると、図12に示すように、ファセット構造の各第
2GaN層105が合体して連続膜となる。これによ
り、平坦な上面を有する第2GaN層105が形成され
る。このようにして形成された平坦化された第2GaN
層105の表面付近では、貫通転位が低減されている。
【0010】上記のように、従来の窒化物系半導体の形
成方法では、第2GaN層105の選択横方向成長を行
うことによって、第2GaN層105の貫通転位を低減
することができる。このような転位が低減された第2G
aN層105上に窒化物系半導体層(図示せず)を形成
することによって、サファイア基板101上に良好な結
晶性を有する窒化物系半導体層を形成することができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の選択横方向成長を用いる窒化物系半導体の形成
方法では、サファイア基板101上に第1GaN層10
3を形成した後、マスク層104を形成し、さらにその
後、第2GaN層105を形成している。このため、良
好な結晶性を有する窒化物系半導体層を得るために、第
1GaN層103および第2GaN層105の2回のG
aN層の成長が必要である。その結果、従来の選択横方
向成長を用いた方法では、製造プロセスが複雑になると
いう不都合があった。
【0012】また、従来の選択横方向成長を用いた方法
では、マスク層104を形成する工程において、第1G
aN層103の表面が汚染される場合がある。この場合
には、この汚染された表面上に、第2GaN層105が
形成されるため、第2GaN層105が良好に形成され
ないという不都合もあった。
【0013】さらに、上記した従来の選択横方向成長を
用いる方法では、第1GaN層103と第2GaN層1
05との2層のGaN層が必要であるので、サファイア
基板101上に形成される各層の合計の膜厚が大きくな
り、その結果、ウェハの反りが大きくなるという不都合
があった。
【0014】そこで、従来、上記のような不都合を解決
するため、選択横方向成長を用いる方法において、1回
の成長で転位を低減したGaN層を形成する方法が提案
されている。この提案された方法は、たとえば、特開2
000−21789号公報に開示されている。この従来
の提案された方法では、サファイア基板上にSiO2
スクを形成した後、その上に低温成長GaNバッファ層
および高温成長GaN層を形成することによって、1回
の成長で転位を低減したGaN層を形成する。
【0015】この従来の提案された方法によれば、マス
クを形成する前にGaN層を形成する必要がないので、
上記したマスク下のGaN層が汚染されるという不都合
や、基板上の各層の合計膜厚が大きくなってウェハの反
りが大きくなるという不都合を解決することが可能であ
る。また、1回の成長でGaN層を形成するので、少な
い成長工程の回数で、転位が少ない窒化物系半導体層を
形成することが可能である。このため、製造プロセスが
複雑になることもない。
【0016】しかしながら、上記した従来の提案された
方法では、低温成長GaNバッファ層は、SiO2マス
クの開口部内のみに形成されており、SiO2マスクの
上面上には形成されていない。このため、高温成長Ga
N層を横方向に成長させる際、その高温成長GaN層の
成長最表面と、マスクの上面とが接触するので、この接
触部分での高温成長GaN層の成長最表面からの離脱が
大きくなる。このように離脱が大きくなると、新たな結
晶欠陥が発生し、その結果、GaN層の欠陥が多くなる
という問題点があった。
【0017】また、上記した従来の提案された方法で
は、マスクがSiO2からなるため、SiO2中の酸素原
子が、成長後のGaN層の上面に現れる。このため、G
aN層を下地層として窒化物系発光素子を形成した場
合、発光素子が良好に発光しないという問題点もあっ
た。
【0018】なお、特開平10−312971号公報の
図4にも、上記した特開2000−21789号公報と
同様、基板上に直接SiO2マスクを形成した後、1回
の選択横方向成長により、転位を低減したGaN層を形
成する技術が記載されている。しかし、この特開平10
−312971号公報に開示された技術においても、上
記した特開2000−21789号公報の場合と同様、
SiO2マスクの上面上にはバッファ層が形成されてい
ないので、GaN層を横方向に成長させる際、GaN層
の成長最表面とマスク層の上面とが接触する。このた
め、この接触部分でのGaN層の成長最表面からの離脱
が大きくなる。これにより、新たな結晶欠陥が発生し、
結果として、GaN層の欠陥が多くなるという問題点が
生じる。
【0019】上記のように、従来では、少ない成長工程
の回数で、転位が少ない窒化物系半導体層を形成するこ
とは可能であるが、離脱に起因する結晶欠陥の少ない窒
化物系半導体層を形成するのは困難であった。
【0020】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の一つの目的は、
少ない成長工程の回数で、転位が少なく、かつ、離脱に
起因する結晶欠陥の少ない窒化物系半導体層を形成する
ことが可能な窒化物系半導体の形成方法を提供すること
である。
【0021】この発明のもう一つの目的は、転位が少な
く、かつ、離脱に起因する結晶欠陥の少ない窒化物系半
導体層を含む良好な素子特性を有する窒化物系半導体素
子を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明の一の局面によ
る窒化物系半導体の形成方法は、基板の上面上に、基板
の上面の一部が露出するように、マスク層を形成する工
程と、露出された基板の上面上およびマスク層の上面上
に、バッファ層を形成する工程と、その後、窒化物系半
導体層を成長させる工程とを備えている。
【0023】上記一の局面による窒化物系半導体の形成
方法では、露出された基板の上面上のみならず、マスク
層の上面上にもバッファ層を形成することによって、そ
のバッファ層上に窒化物系半導体層を成長させる際に、
マスク層上で横方向成長する窒化物系半導体層の成長最
表面がマスク層に接触することがない。これにより、窒
化物系半導体層の成長最表面からの離脱が起こりにくく
なるので、欠陥の少ない窒化物系半導体層を形成するこ
とができる。また、基板上に直接マスク層を形成するこ
とによって、マスク層を形成する前に窒化物系半導体を
形成する必要がないので、窒化物系半導体層の成長工程
の回数を減少させることができる。その結果、少ない成
長工程の回数で、横方向成長により転位が低減された窒
化物系半導体層を形成することができる。したがって、
本発明では、少ない成長工程の回数で、転位が少なく、
かつ、離脱に起因する欠陥の少ない結晶性の良好な窒化
物系半導体層を形成することができる。
【0024】上記一の局面による窒化物系半導体の形成
方法において、好ましくは、マスク層は、窒化物および
高融点金属のうちのいずれかを含む。このように構成す
れば、マスク層は、SiO2のように酸素を含む膜では
ないので、マスク層を構成する酸素原子が窒化物系半導
体層の表面に現れてデバイス特性が悪化するという不都
合も生じない。この場合、マスク層は、SiNを含むの
が好ましい。このようにすれば、SiNの窒素(N)原
子によって、より欠陥の少ない窒化物系半導体層を形成
することができる。また、この場合、マスク層は、窒化
物および高融点金属のうちのいずれかが最表面に露出し
た多層膜を含んでいてもよい。このように構成すれば、
マスク層の最上面には、SiO2のように酸素を含む膜
がないので、酸素原子が窒化物系半導体層の表面に現れ
てデバイス特性が悪化するという不都合も生じない。
【0025】上記の場合、マスク層は、ストライプ構造
を有するのが好ましい。このようにストライプ構造のマ
スク層を用いれば、窒化物系半導体層を横方向成長させ
る際のファセットの結合部の数が少なくなるので、容易
に、窒化物系半導体層の平坦化を行うことができる。ま
た、ファセット間の結合方向が同一方向となり、結合部
におけるファセット間の面方位のずれが抑制される。
【0026】また、上記の場合、基板の上面とマスク層
の側面との為す角度が鋭角であるのが好ましい。このよ
うに基板の上面とマスク層の側面との為す角度が鋭角に
なるように構成すれば、その上には結晶性の良い窒化物
系半導体層が形成される。
【0027】また、上記の場合、窒化物系半導体層上
に、素子領域を有する窒化物系半導体素子層を成長させ
る工程をさらに備えるようにしてもよい。このように構
成すれば、欠陥の少ない窒化物系半導体層の上に、素子
領域を有する窒化物系半導体素子層が成長されるので、
容易に、良好な素子特性を有する窒化物系半導体素子を
形成することができる。
【0028】この発明の他の局面による窒化物系半導体
素子は、基板の上面上に、基板の上面の一部が露出する
ように形成されたマスク層と、露出された基板の上面上
およびマスク層の上面上に形成されたバッファ層と、バ
ッファ層を覆うように形成された窒化物系半導体層と、
窒化物系半導体層上に形成され、素子領域を有する窒化
物系半導体素子層とを備えている。
【0029】上記他の局面による窒化物系半導体素子で
は、露出された基板の上面上のみならず、マスク層の上
面上にもバッファ層を形成することによって、そのバッ
ファ層上に窒化物系半導体層を成長させる際に、マスク
層上で横方向成長する窒化物系半導体層の成長最表面が
マスク層に接触することがない。これにより、窒化物系
半導体層の成長最表面からの離脱が起こりにくくなるの
で、欠陥の少ない窒化物系半導体層を得ることができ
る。また、基板上に直接マスク層を形成することによっ
て、マスク層を形成する前に窒化物系半導体層を形成す
る必要がないので、窒化物系半導体層の成長工程の回数
を減少させることができる。これにより、少ない成長工
程の回数で、横方向成長により転位が低減された窒化物
系半導体層を得ることができる。そして、その離脱に起
因する欠陥が少なく、かつ、転位が低減された窒化物系
半導体層の上に、素子領域を有する窒化物系半導体素子
層を成長させれば、容易に、良好な素子特性を有する窒
化物系半導体素子を得ることができる。
【0030】上記他の局面による窒化物系半導体素子に
おいて、好ましくは、マスク層は、窒化物および高融点
金属のうちのいずれかを含む。このように構成すれば、
マスク層はSiO2のように酸素を含む膜ではないの
で、マスク層を構成する酸素原子が窒化物系半導体層の
表面に現れてデバイス特性が悪化するという不都合を有
効に防止することができる。この場合、マスク層は、S
iNを含むのが好ましい。このようにすれば、SiNの
窒素(N)原子によって、より欠陥の少ない窒化物系半
導体層を形成することができる。また、この場合、マス
ク層は、窒化物および高融点金属のうちのいずれかが最
表面に露出した多層膜を含んでいてもよい。このように
構成すれば、マスク層の最上面には、SiO2のように
酸素を含む膜がないので、酸素原子が窒化物系半導体層
の表面に現れてデバイス特性が悪化するという不都合も
生じない。
【0031】上記の場合、マスク層は、ストライプ構造
を有するのが好ましい。このようにストライプ構造のマ
スク層を用いれば、窒化物系半導体層を横方向成長させ
る際のファセットの結合部の数が少なくなるので、容易
に、窒化物系半導体層の平坦化を行うことができる。ま
た、ファセット間の結合方向が同一方向となり、結合部
におけるファセット間の面方位のずれが抑制される。
【0032】また、上記の場合、基板の上面とマスク層
の側面との為す角度が鋭角であるのが好ましい。このよ
うに基板の上面とマスク層の側面との為す角度が鋭角に
なるように構成すれば、その上には結晶性の良い窒化物
系半導体層が形成される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。
【0034】図1〜図4は、本発明の一実施形態による
窒化物系半導体の形成方法を説明するための断面図およ
び斜視図である。図1〜図4を参照して、本実施形態の
窒化物系半導体の形成方法について説明する。
【0035】まず、図1および図2に示すように、サフ
ァイア基板1のC(0001)面上に、選択成長マスク
として、約0.1μmの厚みを有するSiNからなるマ
スク層2を形成する。このマスク層2は、ストライプ状
(ストライプ構造)に、約7μmのピッチ間隔で複数形
成する。このマスク層2の具体的な形成方法としては、
まず、サファイア基板1のC面上の全面に、プラズマC
VD法(プラズマ化学気相成長法)または電子ビーム蒸
着法などを用いて、SiN膜(図示せず)を形成する。
そして、そのSiN膜上に、フォトレジストからなるス
トライプ状のマスクパターン(図示せず)を形成する。
さらに、そのマスクパターンをマスクとして、HF(フ
ッ酸)溶液を用いた湿式エッチング、または、CF4
スとO2ガスとを用いたドライエッチングなどを用い
て、SiN膜を一部除去することによって、ストライプ
状のマスク層2を形成する。
【0036】なお、7μmのピッチ幅は、マスク層2の
形成領域の幅とマスク層2を形成していない領域の幅と
が、それぞれ、2μmと5μmの場合、3μmと4μm
の場合、4μmと3μmの場合、5μmと2μmの場合
のいずれであってもよい。また、これら以外の比率の幅
であってもよい。
【0037】次に、図3に示すように、SiNからなる
マスク層2が形成されたサファイア基板1の上面に、M
OCVD法(Metal Organic Chemi
cal Vapor Deposition;有機金属
気相成長法)またはHVPE法(Hydride Va
per Phase Epitaxy;ハライド気相成
長法)などを用いて、約500℃〜700℃の成長温度
で、約10nm〜100nm(約0.01μm〜0.1
μm)の膜厚を有するAlxGaN1-xバッファ層3(0
≦x≦1)を形成する。そして、MOCVD法またはH
VPE法などを用いて、約1000℃〜1200℃の成
長温度で、GaN層4を形成する。
【0038】このとき、AlGaNバッファ層3は、S
iNからなるマスク層2上にも成長する。この場合、S
iNからなるマスク層2上のAlGaNバッファ層3上
には、高温成長GaN層は成長しにくい。このため、高
温成長GaN層は、SiNからなるマスク層2の間に露
出したサファイア基板1上のAlGaNバッファ層3上
に、図3の矢印Yの方向に選択的に成長する。これによ
り、サファイア基板1の上面のうち、SiNからなるマ
スク層2の間に露出した部分上のAlGaNバッファ層
3上にのみ、図3に示されるような、(11−22)面
の斜面が露出した断面形状の三角形のファセット構造を
有するGaN層4が形成される。
【0039】そして、さらに、GaN層4の成長が進む
と、GaN層4は、図3の矢印Xの方向(横方向)に成
長する。この横方向成長によって、マスク層2上にもG
aN層4が形成される。そして、最終的には、ファセッ
ト構造の各GaN層4が合体して、図4に示されるよう
な、上面が平坦な連続膜となる。本実施形態では、8μ
m程度の膜厚を有する上面が平坦な連続膜からなるGa
N層4が形成される。なお、このGaN層4が、本発明
の「窒化物系半導体層」の一例である。
【0040】本実施形態では、上記のように、露出され
たサファイア基板1の上面上のみならず、マスク層2の
上面上にもAlGaNバッファ層3を成長させることに
よって、そのAlGaNバッファ層3上に、GaN層4
を成長させる際に、マスク層2上で横方向成長するGa
N層4の成長最表面がマスク層2に接触することがな
い。これにより、GaN層4の成長最表面からの離脱が
起こりにくくなるので、離脱に起因する欠陥の少ないG
aN層4を形成することができる。
【0041】また、本実施形態では、サファイア基板1
上に直接マスク層2を形成することによって、マスク層
2を形成する前にGaN層を形成する必要がないので、
GaN層の成長工程の回数を減少させることができる。
その結果、少ない成長工程の回数で、横方向成長により
転位が低減されたGaN層4を形成することができる。
【0042】したがって、本実施形態では、少ない成長
工程の回数で、転位が少なく、かつ、離脱に起因する欠
陥の少ない結晶性の良好なGaN層4を形成することが
できる。
【0043】また、本実施形態では、マスク層2をSi
Nから構成することによって、マスク層2をSiO2
ように酸素を含む膜によって形成する場合のように、マ
スク層2を構成する酸素原子がGaN層4の表面に現れ
てデバイス特性が悪化するという不都合も生じない。
【0044】また、本実施形態では、マスク層2をスト
ライプ構造を有するように形成することによって、Ga
N層4を横方向成長させる際のファセットの結合部の数
が少なくなるので、容易にGaN層4の平坦化を行うこ
とができる。
【0045】図5は、上記した本実施形態の窒化物系半
導体の形成方法を用いて製造した半導体レーザ素子を示
した断面図である。次に、図5を参照して、本実施形態
の窒化物系半導体の形成方法を用いて製造した半導体レ
ーザ素子の構造および製造プロセスについて説明する。
【0046】本実施形態の半導体レーザ素子の構造とし
ては、図5に示すように、サファイア基板1の上面上
に、直接、所定の間隔を隔ててストライプ状(ストライ
プ構造)の約0.1μmの膜厚を有するSiNからなる
マスク層2が形成されている。マスク層2間に位置する
サファイア基板1の上面上、および、マスク層2の上面
上には、約10nm〜100nm(約0.01μm〜
0.1μm)の膜厚を有するAlGaNバッファ層3が
形成されている。AlGaNバッファ層3上には、約8
μmの膜厚を有する表面が平坦化されたGaN層4が形
成されている。
【0047】また、GaN層4上には、約4μmの膜厚
を有するn型GaNからなる第1導電型コンタクト層5
が形成されている。第1導電型コンタクト層5上には、
約0.45μmの膜厚を有するn型AlGaNからなる
第1導電型クラッド層6が形成されている。第1導電型
クラッド層6上には、InGaNからなる多重量子井戸
(MQW)発光層7が形成されている。MQW発光層7
上には、約0.45μmの膜厚を有するp型AlGaN
からなる第2導電型クラッド層8が形成されている。そ
の第2導電型クラッド層8上には、約0.15μmの膜
厚を有するp型GaNからなる第2導電型コンタクト層
9が形成されている。また、第1導電型コンタクト層5
の露出された上面上には、n型の第1導電型電極10が
形成されている。また、第2導電型コンタクト層9の上
面上には、p型の第2導電型電極11が形成されてい
る。
【0048】なお、第1導電型コンタクト層5、第1導
電型クラッド層6、MQW発光層7、第2導電型クラッ
ド層8および第2導電型コンタクト層9は、本発明の
「窒化物系半導体素子層」の一例である。
【0049】上記のような構造を有する本実施形態の半
導体レーザ素子の形成方法としては、まず、図1〜図4
を用いて説明した本実施形態の窒化物系半導体の形成方
法を用いて、サファイア基板1上に、約0.1μmの膜
厚を有するSiNからなるマスク層2、約10nm〜1
00nm(約0.01μm〜0.1μm)の膜厚を有す
るAlGaNバッファ層3、および、約8μmの膜厚を
有するGaN層4を順次形成する。
【0050】次に、MOCVD法、HVPE法、また
は、トリメチルアルミニウム,トリメチルガリウム,ト
リメチルインジウム,NH3,SiH4(シランガス),
Cp2Mg(シクロペンタジエニルマグネシウム)を原
料ガスとして用いるガスソースMBE法(Molecu
lar Beam Epitaxy;分子線エピタキシ
ャル成長法)などを用いて、GaN層4上に、約4μm
の膜厚を有するn型GaNからなる第1導電型コンタク
ト層5、約0.45μmの膜厚を有するn型AlGaN
からなる第1導電型クラッド層6、InGaNからなる
多重量子井戸(MQW)発光層7、約0.45μmの膜
厚を有するp型AlGaNからなる第2導電型クラッド
層8、および、約0.15μmの膜厚を有するp型Ga
Nからなる第2導電型コンタクト層9を順次形成する。
【0051】そして、第2導電型コンタクト層9から第
1導電型コンタクト層5までの一部領域をエッチングす
ることによって、第1導電型コンタクト層5の所定領域
を露出する。この露出した第1導電型コンタクト層5の
所定領域上に、n型の第1導電型電極10を形成する。
また、第2導電型コンタクト層9上の所定領域に、p型
の第2導電型電極11を形成する。
【0052】上記した本実施形態の半導体レーザ素子で
は、図1〜図4に示した本実施形態の窒化物系半導体の
形成方法を用いて形成された結晶性の良好なGaN層4
を下地層として、その上に各層5〜9が形成されてい
る。すなわち、上述したように、露出されたサファイア
基板1の上面上のみならず、マスク層2の上面上にもA
lGaNバッファ層3を形成することによって、GaN
層4をマスク層2上に横方向成長させる際に、GaN層
4の成長最表面からの離脱が起こりにくくなるので、離
脱に起因する欠陥の少ないGaN層4を形成することが
できる。また、GaN層4を選択横方向成長により形成
することによって、GaN層4の表面の転位が低減され
ている。このように、離脱に起因する欠陥が少なく、か
つ、転位が低減された結晶性の良好なGaN層を下地層
として、その上に各層5〜9を形成することによって、
各層5〜9において良好な結晶性を実現することができ
る。これにより、本実施形態では、良好な素子特性を有
するとともに高い信頼性を有する半導体レーザ素子を得
ることができる。
【0053】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0054】たとえば、上記実施形態では、サファイア
基板1を基板として用いたが、本発明はこれに限らず、
SiC基板、Si基板、GaAs基板またはスピネル基
板などを用いても同様の効果を得ることができる。
【0055】また、上記実施形態では、マスク層2をS
iNによって形成したが、本発明はこれに限らず、Si
N以外の窒化物や高融点金属によってマスク層2を形成
しても同様の効果を得ることができる。この場合の高融
点金属は、特に、融点が、1000℃以上のものである
ことが好ましい。さらに、マスク層2は、SiNなどの
窒化物や高融点金属が最上面に出ている多層膜を用いて
もよい。この場合にも、マスク層2の最上面には、Si
2のような酸素を含む膜がないので、酸素原子がGa
N層4の表面に現れてデバイス特性が悪化するという不
都合が生じない。
【0056】また、上記実施形態では、SiNからなる
マスク層2の断面を図1に示すような長方形状とした
が、本発明はこれに限らず、他の形状としてもよい。た
とえば、図6に示すような台形状を有するマスク層1
2、図7に示すような逆台形状を有するマスク層22、
または、図8に示すような形状のマスク層32を用いて
もよい。また、図9に示すように、台形状の下層42a
と長方形状の上層42bとからなる2層構造のマスク層
42であってもよい。このように、マスク層は多層構造
であってもよい。また、図1および図6〜図9に示した
ような構造を適宜組み合わせた構造を有するマスク層で
あってもよい。また、特に、図7または図8に示すよう
に、基板1の上面と、マスク層22または32との為す
角度が鋭角である場合、その上には結晶性の良いGaN
層(窒化物系半導体層)4が形成された。
【0057】また、上記実施形態におけるサファイア基
板(基板)1、AlGaNバッファ層(バッファ層)
3、GaN層(窒化物系半導体層)4、および、各層
(窒化物系半導体素子層)5〜9は、GaN(窒化ガリ
ウム)、AlN(窒化アルミニウム)、InN(窒化イ
ンジウム)、BN(窒化ホウ素)もしくはTlN(窒化
タリウム)、または、これらの混晶などのIII−V族窒
化物系半導体、および、これら混晶にAs、PおよびS
bのうち少なくとも1つの元素を含む混晶などのIII−
V族窒化物系半導体から構成するようにしてもよい。
【0058】また、上記実施形態では、AlGaNバッ
ファ層3およびGaN層4に不純物元素のドーピングを
行っていないが、本発明はこれに限らず、AlGaNバ
ッファ層3およびGaN層4にn型不純物のドーピング
を行うことによって第1導電型の層としてもよい。
【0059】また、上記実施形態では、マスク層2を7
μmのピッチ幅で形成したが、本発明はこれに限らず、
マスク層2のピッチ幅は、7μm以外でもよく、1μm
以上、30μm以下の幅であればよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、少ない
成長工程の回数で、転位が少なく、かつ、離脱に起因す
る結晶欠陥の少ない窒化物系半導体層を形成することが
可能な窒化物系半導体の形成方法を提供することができ
る。
【0061】また、転位が少なく、かつ、離脱に起因す
る結晶欠陥の少ない窒化物系半導体層上に形成された良
好な素子特性を有する窒化物系半導体素子層を含む窒化
物系半導体素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による窒化物系半導体の形
成方法を説明するための断面図である。
【図2】図1に示した工程における斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による窒化物系半導体の形
成方法を説明するための断面図である。
【図4】本発明の一実施形態による窒化物系半導体の形
成方法を説明するための断面図である。
【図5】図1〜図4に示した本実施形態の窒化物系半導
体の形成方法を用いて形成した半導体レーザ素子を示し
た断面図である。
【図6】本実施形態の窒化物系半導体の形成方法に用い
るマスク層の形状の変形例を示した断面図である。
【図7】本実施形態の窒化物系半導体の形成方法に用い
るマスク層の形状の変形例を示した断面図である。
【図8】本実施形態の窒化物系半導体の形成方法に用い
るマスク層の形状の変形例を示した断面図である。
【図9】本実施形態の窒化物系半導体の形成方法に用い
るマスク層の形状の変形例を示した断面図である。
【図10】従来の窒化物系半導体の形成方法を説明する
ための断面図である。
【図11】従来の窒化物系半導体の形成方法を説明する
ための断面図である。
【図12】従来の窒化物系半導体の形成方法を説明する
ための断面図である。
【符号の説明】
1 サファイア基板(基板) 2 マスク層 3 AlGaNバッファ層(バッファ層) 4 GaN層(窒化物系半導体層) 5 第1導電型コンタクト層(窒化物系半導体素子層) 6 第1導電型クラッド層(窒化物系半導体素子層) 7 MQW発光層(窒化物系半導体素子層) 8 第2導電型クラッド層(窒化物系半導体素子層) 9 第2導電型コンタクト層(窒化物系半導体素子層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 伸彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 狩野 隆司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4K030 AA06 AA11 AA13 BA38 BB12 CA01 FA10 HA04 LA11 5F041 AA11 AA40 AA42 CA34 CA40 CA46 5F045 AA04 AA05 AA08 AB09 AB14 AB17 AB33 AC01 AC08 AC12 AC19 AD09 AD10 AD11 AD14 AD15 AD16 AF02 AF03 AF04 AF09 AF13 AF20 BB12 CA10 CA12 DA53 DA55 HA12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上面上に、前記基板の上面の一部
    が露出するように、マスク層を形成する工程と、 前記露出された基板の上面上および前記マスク層の上面
    上に、バッファ層を形成する工程と、 その後、窒化物系半導体層を成長させる工程とを備え
    た、窒化物系半導体の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記マスク層は、窒化物および高融点金
    属のうちのいずれかを含む、請求項1に記載の窒化物系
    半導体の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記マスク層は、SiNを含む、請求項
    2に記載の窒化物系半導体の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記マスク層は、窒化物および高融点金
    属のうちのいずれかが最表面に露出した多層膜を含む、
    請求項2または3に記載の窒化物系半導体の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記マスク層は、ストライプ構造を有す
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の窒化物系半導
    体の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記基板の上面と前記マスク層の側面と
    の為す角度が鋭角である、請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の窒化物系半導体の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記窒化物系半導体層上に、素子領域を
    有する窒化物系半導体素子層を成長させる工程をさらに
    備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の窒化物系
    半導体の形成方法。
  8. 【請求項8】 基板の上面上に、前記基板の上面の一部
    が露出するように形成されたマスク層と、 前記露出された基板の上面上および前記マスク層の上面
    上に形成されたバッファ層と、 前記バッファ層を覆うように形成された窒化物系半導体
    層と、 前記窒化物系半導体層上に形成され、素子領域を有する
    窒化物系半導体素子層とを備えた、窒化物系半導体素
    子。
  9. 【請求項9】 前記マスク層は、窒化物および高融点金
    属のうちのいずれかを含む、請求項8に記載の窒化物系
    半導体素子。
  10. 【請求項10】 前記マスク層は、SiNを含む、請求
    項9に記載の窒化物系半導体素子。
  11. 【請求項11】 前記マスク層は、窒化物および高融点
    金属のうちのいずれかが最表面に露出した多層膜を含
    む、請求項9または10に記載の窒化物系半導体素子。
  12. 【請求項12】 前記マスク層は、ストライプ構造を有
    する、請求項8〜11のいずれか1項に記載の窒化物系
    半導体素子。
  13. 【請求項13】 前記基板の上面と前記マスク層の側面
    との為す角度が鋭角である、請求項8〜12のいずれか
    1項に記載の窒化物系半導体素子。
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