JP2002172626A - レンズシートの剥離方法及び剥離装置 - Google Patents

レンズシートの剥離方法及び剥離装置

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lens
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molding die
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズシートを成形型から傷付けないように
剥し取る。 【解決手段】 レンズシート(1)の相対向する二箇所
(4bと4d)を同時に又は順に成形型(2)上に持ち
上げ、この上昇と並行し又はこの上昇の終了後に他の相
対向する二箇所(4cと4e)を同時に又は順に成形型
(2)上に持ち上げ、しかる後レンズシート(1)の全
体を成形型(2)上に持ち上げる。剥離中にレンズシー
ト(1)に形成されたレンズの凹凸部が成形型(2)の
レンズ形成用溝やレンズ形成用間の凸部に強く接触しな
くなり、レンズの破損が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレネルレンズ等
のレンズシートを成形型から剥離する方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開昭64−86102号公報、特開平
6−67002号公報、特開平7−148751号公報
は、プロジェクションTV用の透過型スクリーン等に用
いられるフレネルレンズシートやレンチキュラーレンズ
シート等の各種レンズシートの製法について開示する。
【0003】特開昭64−86102号公報の製法は次
のような工程を経てレンズシートを形成する。まず、成
形型上の全面に液状の紫外線硬化型樹脂を塗布し、さら
に成形型の加圧を開始する側に液状の紫外線硬化型樹脂
の樹脂溜まりを形成する。次に、紫外線硬化型樹脂の上
からシート状の基材を被せて加圧ロールで加圧し、紫外
線硬化型樹脂から気泡を押し出しつつ基材を紫外線硬化
型樹脂上に積層する。その後、紫外線を基材上から照射
して紫外線硬化型樹脂を硬化させた上で紫外線硬化型樹
脂を成形型から基材と共に剥がし取り、レンズシートを
得る。
【0004】特開平6−67002号公報の製法は次の
ような工程を経てレンズシートを得る。まず、成形型上
の全面に液状の紫外線硬化型樹脂を塗布し、この紫外線
硬化型樹脂を紫外線の照射により硬化させ、さらに成形
型の加圧を開始する側に液状の紫外線硬化型樹脂の樹脂
溜まりを形成する。次に、シート状の基材を介して紫外
線硬化型樹脂を加圧ロールで展延し、紫外線硬化型樹脂
から気泡を押し出しつつ基材を紫外線硬化型樹脂上に積
層する。その後、紫外線を基材上から照射して紫外線硬
化型樹脂を硬化させた上で紫外線硬化型樹脂を成形型か
ら基材と共に剥がし取り、レンズシートを得る。
【0005】特開平7−148751号公報の製法は次
のような工程を経てレンズシートを得る。まず、成形型
上の全面に液状の紫外線硬化型樹脂を塗布し、熱風乾燥
機により紫外線硬化型樹脂に含まれる溶剤を揮散させた
上で、さらに成形型の加圧を開始する側に液状の紫外線
硬化型樹脂の樹脂溜まりを形成する。次に、シート状の
基材を介して紫外線硬化型樹脂を加圧ロールで展延し、
紫外線硬化型樹脂から気泡を押し出しつつ基材を紫外線
硬化型樹脂上に積層する。その後、紫外線を基材上から
照射して紫外線硬化型樹脂を硬化させた上で紫外線硬化
型樹脂を基材と共に成形型から剥がし取り、レンズシー
トを得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成形型上で
レンズシートを形成した後、このレンズシートを成形型
上からレンズを傷付けないように剥し取る方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、成形型(2)上に付着した
レンズシート(1)の相対向する二箇所(4bと4d又
は4fと4h)を同時に又は順に成形型(2)上に持ち
上げ、この上昇と並行し又はこの上昇の終了後に他の相
対向する二箇所(4cと4e又は4gと4i)を同時に
又は順に成形型(2)上に持ち上げ、しかる後レンズシ
ート(1)の全体を成形型(2)上に持ち上げるレンズ
シートの剥離方法を採用する。
【0008】この請求項1に係る発明によれば、レンズ
シート(1)に形成されたレンズの凹凸部が成形型
(2)のレンズ形成用溝からなる凸凹部に接触したり引
っ掛かったりしないようにレンズシート(1)を成形型
(2)から剥がすことができ、従ってレンズの傷付きや
破損を防止することができる。
【0009】また、請求項2に係る発明は、レンズシー
ト(1)の中央部を成形型(2)の方へと押さえた上
で、レンズシート(1)の相対向する二箇所を(4bと
4d又は4fと4h)同時に又は順に成形型(2)上に
持ち上げ、この上昇と並行し又はこの上昇の終了後に他
の相対向する二箇所(4cと4e又は4gと4i)を同
時に又は順に成形型(2)上に持ち上げる請求項1に記
載のレンズシートの剥離方法を採用する。
【0010】この請求項2に係る発明によれば、レンズ
シート(1)の成形型(2)からの剥れを周縁から中央
部へと進行させることができ、一箇所からの剥れを成形
型(2)の中央部を超えて反対側へと進行させないの
で、レンズシート(1)に形成されたレンズの凹凸部が
成形型(2)のレンズ形成用溝からなる凸凹部に接触し
たり引っ掛かったりするのを的確に防止することができ
る。
【0011】また、請求項3に係る発明は、レンズシー
ト(1)の相対向する二箇所(4bと4d又は4cと4
e)が対角部分である請求項1又は請求項2に記載のレ
ンズシートの剥離方法を採用する。
【0012】この請求項3に係る発明によれば、レンズ
シート(1)を把持しやすく、レンズシート(1)を成
形型(2)から剥しやすくなる。
【0013】また、請求項4に係る発明は、レンズシー
ト(1)の相対向する二箇所が対辺部分(4fと4h又
は4gと4i)である請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載のレンズシートの剥離方法を採用する。
【0014】この請求項4に係る発明によれば、レンズ
シート(1)の成形型(2)からの剥し取りに際しレン
ズシート(1)を変形し難くすることができる。
【0015】また、請求項5に係る発明は、レンズシー
ト(1)の相対向する二箇所(4bと4d又は4fと4
h)を成形型(2)上に持ち上げる操作と他の相対向す
る二箇所(4cと4e又は4gと4i)を成形型(2)
上に持ち上げる操作とを交互に複数回繰り返す請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載のレンズシートの剥離方
法を採用する。
【0016】この請求項5に係る発明によれば、レンズ
シート(1)が大きいサイズの場合であっても適正に成
形型(2)から剥し取ることができる。
【0017】また、請求項6に係る発明は、複数回繰り
返すレンズシート(1)の持ち上げ操作において、持ち
上げる高さを徐々に増やす請求項5に記載のレンズシー
トの剥離方法を採用する。
【0018】この請求項6に係る発明によれば、レンズ
シート(1)が成形型(2)から徐々に剥がれるので、
剥離時にレンズに無理な力がかからなくなり、レンズの
傷付きや破損を防止することができる。
【0019】また、請求項7に係る発明は、レンズシー
ト(1)の二対の相対向する箇所(4b,4c,4d,
4e又は4f,4g,4h,4i)を夫々保持して上下
動する保持手段(12)と、レンズシート(1)の相対
向する二箇所(4b,4d又は4c,4e)(4f,4
h又は4g,4i)を保持した保持手段(12)が同時
に又は順に成形型(2)上に上昇し、この上昇と並行し
又はこの上昇の終了後に他の相対向する二箇所(4c,
4e又は4b,4d)(4g,4i又は4f,4h)を
保持した保持手段(12)が同時に又は順に成形型
(2)上に上昇し、しかる後全保持手段(12)が上昇
してレンズシート(1)の全体を成形型(2)上に持ち
上げるように保持手段(12)を制御する制御部とを具
備したレンズシートの剥離装置を採用する。
【0020】この請求項7に係る発明によれば、レンズ
の傷付きや破損を防止しつつ自動的にレンズシート
(1)を成形型(2)から剥がし取ることができる。
【0021】また、請求項8に係る発明は、成形型
(2)上に付着したレンズシート(1)の中央部を成形
型(2)の方へと押さえる押圧手段(15)を備えた請
求項7に記載のレンズシートの剥離装置を採用する。
【0022】この請求項8に係る発明によれば、押圧手
段(15)が成形型(2)上に付着したレンズシート
(1)の中央部を成形型(2)の方へと押さえるので、
レンズシート(1)の成形型(2)からの剥れを周縁か
ら中央部へと進行させることができ、一箇所からの剥れ
を成形型(2)の中央部を超えて反対側へと進行させな
い。従って、レンズシート(1)に形成されたレンズの
凹凸部が成形型(2)のレンズ形成用溝からなる凸凹部
に接触したり引っ掛かったりするのを的確に防止するこ
とができる。
【0023】また、請求項9に係る発明は、保持手段
(12)が吸盤である請求項7又は請求項8に記載のレ
ンズシートの剥離装置を採用する。
【0024】この請求項9に係る発明によれば、レンズ
シート(1)を傷付かないように保持することができ
る。
【0025】また、請求項10に係る発明は、保持手段
がクランプ装置(31)である請求項7又は請求項8に
記載のレンズシートの剥離装置を採用する。
【0026】この請求項10に係る発明によれば、レン
ズシート(1)を強固に保持することができる。
【0027】また、請求項11に係る発明は、保持手段
(12)がレンズシート(1)の相対向する二箇所(4
b,4d又は4c,4e)(4f,4h又は4g,4
i)を成形型上に持ち上げる操作と他の相対向する二箇
所(4c,4e又は4b,4d)(4g,4i又は4
f,4h)を成形型(2)上に持ち上げる操作とを交互
に複数回繰り返すように制御する請求項7乃至請求項1
0のいずれかに記載のレンズシートの剥離装置を採用す
る。
【0028】この請求項11に係る発明によれば、レン
ズシート(1)が大きいサイズの場合であっても適正に
成形型(2)から剥し取ることができる。
【0029】また、請求項12に係る発明は、保持手段
(12)がレンズシート(1)の持ち上げ操作を複数回
繰り返す際、持ち上げる高さを徐々に増やすように制御
する請求項11に記載のレンズシートの剥離装置を採用
する。
【0030】この請求項12に係る発明によれば、レン
ズシート(1)を成形型(2)から徐々に剥がし取るこ
とができるので、剥離時にレンズに無理な力がかからな
くなり、レンズの傷付きや破損を防止することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0032】<実施の形態1>レンズシートは図1に示
す製法により製造される。このレンズシート1はフレネ
ルレンズシートであるが、この製法はフレネルレンズシ
ートに限らずレンチキュラーレンズシート等他のレンズ
シートの製造にも適用可能である。
【0033】図1に示すように、このレンズシート1
は、レンズシート1の成形型2をレンズの成形に適した
温度に温度調節する温度調節工程(A)、液状の電離放
射線硬化型樹脂3を温度調節した成形型2上の全面に塗
布する第一の樹脂塗布工程(B)、液状の電離放射線硬
化型樹脂3を成形型2上における加圧開始側の箇所に塗
布する第二の樹脂塗布工程(C)、電離放射線を透過す
る基材4を電離放射線硬化型樹脂3の上から成形型2に
被せる基材供給工程(D)、基材4を加圧始端側から加
圧終端側へと加圧ロール5a,5bで押圧し電離放射線
硬化型樹脂3上に積層する積層工程(E)、電離放射線
を基材4上から電離放射線硬化型樹脂3に照射し硬化さ
せる樹脂硬化工程(F)、硬化した電離放射線硬化型樹
脂3を基材4と共に成形型2から剥がす離型工程(G)
を経て製造される。
【0034】この製法で用いる成形型2は、図3及び図
4に示すように、型本体2aと、型本体2aの回りを囲
む受け部材2bと、受け部材2bの回りを囲む皿状の基
盤2cとを具備する。受け部材2b又は受け皿2cは適
宜省略可能である。型本体2aは例えば電鋳により形成
される金型であり、液状の電離放射線硬化型樹脂3が塗
布されるレンズ賦型面を上面に有する。型本体2aとし
ては、電鋳型のほか、切削型、樹脂型等を用いることが
できる。受け部材2bは型本体2aの四辺に庇状に取り
付けられ、型本体2aから食み出る余剰の電離放射線硬
化型樹脂3aを受け止めるようになっている。基盤2c
は型本体2a及び受け部材2bの全体を下方から支え、
型本体2aや受け部材2bに剛性を与える。
【0035】温度調節工程(A)は、成形型2をレンズ
の成形に適した温度までむらなく加温するためのもの
で、例えば電熱ヒータ、乾燥蒸気等により暖めた温風6
を成形型2に所定時間吹き付けることにより成形型2を
加温する。温風6の吹き付けは成形型2の全体に対して
均一に行ってもよいし、冷えやすい局所について風量を
増加させるようにしてもよい。風量の加減は、温風6を
多数のノズルから吹き出すと共にノズルの開口面積をノ
ズル間で相違させたり、ノズルの上流側にダンパを設け
ダンパの開度を調節したりすることにより行うことがで
きる。また、成形型2自体に温度調節装置を装着するこ
とによっても成形型2の温度調節を行うことができる。
【0036】この温度調節工程(A)は成形型2の加温
を行うだけでなく、第一の樹脂塗布工程(B)又は第二
の樹脂塗布工程(C)で塗布される電離放射線硬化型樹
脂3が溶剤を含む場合は、この溶剤を除去する作用も果
たす。溶剤を電離放射線硬化型樹脂3から除去すること
でレンズ内への気泡の混入が防止される。また、成形型
2は樹脂硬化工程(F)で照射される電離放射線7によ
り成形に必要な温度以上に加温される場合があるが、こ
の温度調節工程(A)はこの成形型2を適温まで冷却す
る。
【0037】第一の樹脂塗布工程(B)は、液状の電離
放射線硬化型樹脂3を温度調節した成形型2上の全面に
塗布するためのもので、例えば一本又は複数本のノズル
から液状の電離放射線硬化型樹脂3を成形型2上に吐出
することにより塗布する。液状の電離放射線硬化型樹脂
3の塗布は成形型2とノズルの一方又は双方を走行させ
ながら行う。望ましくは、吐出口の小さい多数のノズル
から電離放射線硬化型樹脂3を細く連続した糸状に吐出
させながら成形型2の一辺から反対側の一辺まで塗布す
る。これにより、成形型2の賦型面におけるレンズ形成
溝内への空気の巻き込みが防止される。また、成形型2
は温度調節工程で適度にむらなく加温されているので、
塗布された液状の電離放射線硬化型樹脂3は空気を巻き
込むことなく速やかに全レンズ形成溝内に行き渡る。
【0038】この電離放射線硬化型樹脂3としては例え
ば紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂を用いることが
できる。
【0039】第二の樹脂塗布工程(C)は、液状の電離
放射線硬化型樹脂3を成形型2上における加圧開始側の
箇所に塗布するためのもので、電離放射線硬化型樹脂3
の樹脂溜まりを成形型2の加圧開始側の辺に沿って形成
する。第一の樹脂塗布工程(B)におけると同様に一本
又は複数本のノズルから液状の電離放射線硬化型樹脂3
を成形型2上に吐出することで樹脂溜まりを形成する。
この第二の樹脂塗布工程(C)は場合により省略可能で
ある。
【0040】基材供給工程(D)は、レンズシート1の
基材4を電離放射線硬化型樹脂3の上から成形型2に被
せるためのもので、例えば平面上に配置した複数個の吸
盤により、シート状の基材4を吸着して電離放射線硬化
型樹脂3が塗布された成形型2上に搬送する。吸盤は基
材4を成形型2上で解放し、基材4は電離放射線硬化型
樹脂3の塗工層上に落下し、電離放射線硬化型樹脂3の
表面に付着する。
【0041】基材4は紫外線、電子線等の電離放射線を
透過する例えばアクリル樹脂製の透明な薄板で構成され
る。
【0042】積層工程(E)は、基材4を加圧始端側か
ら加圧終端側へと押圧し電離放射線硬化型樹脂3上に積
層するためのもので、成形型2上に電離放射線硬化型樹
脂3及び基材4が積層されたものを上下一対の加圧ロー
ル5a,5b間に通して電離放射線硬化型樹脂3を均一
な厚さに均す。また、第二の樹脂塗布工程で塗布された
電離放射線硬化型樹脂3の樹脂溜まりが加圧ロール5
a,5bにより加圧始端側から加圧終端側へと押しやら
れつつ気泡を電離放射線硬化型樹脂3外へと排除するよ
うに作用する。一対の加圧ロール5a,5bのうち基材
4に接触する上側のロール5aにはクラウンが設けられ
ている。これにより電離放射線硬化型樹脂3は同心円状
に並ぶレンズ形成溝内に気泡を巻き込むことなく円滑に
流れ込む。また、この積層工程(E)において成形型2
は予め温度調整されていることから、電離放射線硬化型
樹脂3は適度に加温され成形型2上を円滑に流れると共
に基材4に強固に密着する。
【0043】樹脂硬化工程(F)は、紫外線、電子線等
の電離放射線7を基材4上から電離放射線硬化型樹脂3
に照射し硬化させるためのもので、紫外線ランプ等の線
原を成形型2上に配置して電離放射線7を基材4上に均
一に照射する。基材4を透過した電離放射線7は成形型
上の電離放射線硬化型樹脂層3に作用しこの層を硬化さ
せる。電離放射線硬化型樹脂3は硬化すると共に基材4
に強固に接着する。
【0044】離型工程(G)は、電離放射線7の照射に
より硬化した電離放射線硬化型樹脂3を基材4と共に成
形型2から剥がすためのもので、その剥がす方向は本発
明者の知見に基づいて決定される。すなわち、図8に示
すように成形型2のフレネルレンズ賦型面においてはレ
ンズ形成溝が鋭角状の凹凸となって形成されているの
で、単に基材4の一辺又は一隅を掴んで反対側へと剥し
取るようにすると、同図(B)に示すように、剥れがフ
レネルレンズの中心を越えて反対側に進行し、電離放射
線硬化型樹脂3に形成されたフレネルレンズの凹凸部が
レンズ形成溝に引っ掛かって破損し、レンズとしての性
能が低下してしまうおそれがある。符号16はレンズの
破損部を示している。それゆえレンズシート1の成形型
2からの剥がし取りは、剥れが周辺部から中央部に向か
って進行するように行う必要がある。
【0045】この離型工程(G)は、上記本発明者の知
見に基づき次のような手順で行われる。
【0046】図5に示すように、まず基材4の中央部4
aを成形型2の方へと押さえた上で一対の対角部分4
b,4dを掴んで成形型2の上方に持ち上げる。一対の
対角部分4b,4dは同時に又は交互に持ち上げる。こ
れによりこの対角部分4b,4d近傍からレンズの中心
に向かって電離放射線硬化型樹脂3が成形型2上から剥
がされる。次に、この対角部分4b,4d近傍の基材4
を一旦成形型2上に下げた後、他の一対の対角部分4
c,4eを掴んで成形型2の上方に持ち上げる。この一
対の対角部分4c,4eも同時に又は交互に持ち上げ
る。これによりこの対角部分4c,4e近傍からレンズ
の中心に向かって電離放射線硬化型樹脂3が成形型2上
から剥がされる。最後に基材4の中央部4aを下方へと
押さえた上で全対角部分4b,4c,4d,4eを掴ん
で中央部4aの押さえと一緒に同時に持ち上げ、全電離
放射線硬化型樹脂3を成形型2から完全に剥がし取る。
【0047】レンズシート1のサイズが大きい場合は、
レンズシート1の一対の対角部分4b,4dを成形型2
上に持ち上げる操作と、他の一対の対角部分4c,4e
を成形型2上に持ち上げる操作とを交互に複数回繰り返
すことにより、剥離を周辺部から中央部へ徐々に進める
ようにすると円滑に成形型2から剥し取ることができ
る。
【0048】また、剥離工程は次のような方法によって
も行うことができる。
【0049】図6に示すように、まず、必要に応じて基
材4の中央部4aを成形型2の方へと押さえた上で、基
材4の一対の対辺4f,4hを同時に又は交互に持ち上
げ、次いで他の一対の対辺4g,4iを同時に又は交互
に持ち上げ、最後に基材4の中心部4aを成形型2側に
押さえながらレンズシート1全体を中央部4aの押さえ
と一緒に成形型2上に持ち上げ、全電離放射線硬化型樹
脂3を基材4と共に成形型2から完全に剥がし取る。
【0050】レンズシート1のサイズが大きい場合は、
レンズシート1の一対の対辺部分4f,4hを成形型2
上に持ち上げる操作と、他の一対の対辺部分4g,4i
を成形型2上に持ち上げる操作とを交互に複数回繰り返
し、電離放射線硬化型樹脂3をレンズの周辺部から中心
部に向かって徐々に剥がすようにすると円滑に成形型2
から剥し取ることができる。また、持ち上げ操作を複数
回繰り返す場合は、持ち上げる高さを徐々に増やすよう
にしてもよい。かくすれば、レンズシート1が成形型2
から徐々に剥がれるので、剥離時にレンズに無理な力が
かからなくなり、レンズの傷付きや破損を防止すること
ができる。
【0051】上述したような剥し方を採用することによ
り、電離放射線硬化型樹脂3に形成されたフレネルレン
ズの凹凸部の成形型2による傷付きが防止される。
【0052】なお、このレンズシートの剥離工程は手作
業によって行うこともできるし、剥離装置を用いて行う
こともできる。剥離装置としては、手に代わるものとし
て吸盤を設け、この吸盤で基材の四隅又は四辺を吸着
し、或いはクランプ爪を設け、このクランプ爪で基材の
四隅又は四辺を挟み、上記動作を繰り返すように構成す
ることができる。また、レンズシート1が成形型2から
ムラなく円滑に剥れる場合は、レンズシート1の中央部
4aを成形型2の方へと押さえる工程は省略可能であ
る。
【0053】離型工程(G)工程を経ることにより、フ
レネルレンズシート1を得ることができるが、このフレ
ネルレンズシート1の基材4には図2(A)に示すよう
に成形型2の四辺から漏れ出た余剰の電離放射線硬化型
樹脂3aが付着したまま硬化している。そこで、必要に
応じて図2(A)に示すフレネルレンズシート1に対し
断裁線〜上で断裁を行い、余剰の電離放射線硬化型
樹脂3aの箇所を除去し、同図(B)に示すような製品
としてのフレネルレンズシート1aを得る。
【0054】次に、上記剥離方法を実施するための装置
の一例について説明する。
【0055】図7に示すように、このレンズシートの剥
離装置は、成形型2上でアクチュエータ8により昇降す
る昇降枠9と、成形型2上に付着したレンズシート1の
中央部4aを成形型2の方へと押さえる、アクチュエー
タ10を介し昇降枠9に保持された押圧手段と、レンズ
シート1の二対の相対向する箇所を夫々保持して上下動
する、夫々アクチュエータ11を介し昇降枠9に保持さ
れた保持手段とを具備する。
【0056】昇降枠9は例えば長方形の板材で構成さ
れ、このレンズシート剥離装置のフレーム13の下方に
水平に配置され、アクチュエータ8であるエアシリンダ
及びガイド棒14を介し昇降可能にフレーム13に吊り
下げられる。
【0057】押圧手段は、昇降枠9の下面中央に取り付
けられたアクチュエータ10であるエアシリンダと、エ
アシリンダのロッドの下端に取り付けられた突起15と
を具備する。突起15は先端が湾曲面を有し、レンズシ
ート1の中央部4aに接触した際にレンズシート1を傷
付けないようになっている。
【0058】保持手段は具体的にはゴム等の軟質材で出
来た吸盤12で構成され、吸盤12はレンズシート1の
二対の相対向する箇所に対応するように配置され、アク
チュエータ11であるエアシリンダのロッドの下端に下
向きに取り付けられる。エアシリンダは昇降枠9に下向
きに固定される。この実施の形態ではレンズシート1の
対角部分4b,4c,4d,4eを吸着するべく、エア
シリンダ及び吸盤12は昇降枠9の四隅に配置される
が、レンズシート1の対辺部分4f,4g,4h,4i
(図6参照)を吸着する場合はエアシリンダ及び吸盤1
2は昇降枠9の四辺に配置される。保持手段としては、
吸盤12のほか、レンズシート1を爪片で把持するクラ
ンプを採用してもよい。
【0059】制御部はアクチュエータ8,10,11で
あるエアシリンダを制御するための例えばプログラマブ
ルコントローラで構成される。
【0060】このレンズシート剥離装置はレンズシート
1を成形型2から剥がし取る際、次のように動作する。
【0061】図7(A)中、実線で示すように、押圧手
段である突起15が降下して成形型2上に付着したレン
ズシート1の中央部4aを成形型2の方へと押さえ、ま
た吸盤12も降下して成形型2上に付着したレンズシー
ト1の二対の対角部分4b,4c,4d,4eを夫々吸
着する。
【0062】次に、同図中、一点鎖線で示すように、相
対向する二箇所すなわち一対の対角部分4b,4d又は
4c,4eを吸着した二つの吸盤12が同時に又は順に
成形型上に上昇し、レンズシート1の一対の対角部分4
b,4d又は4c,4eを成形型2から剥がす。また、
この上昇と並行し又はこの上昇の終了後に、他の相対向
する二箇所である他の一対の対角部分4c,4e又は4
b,4dを吸着した吸盤12が同時に又は順に成形型2
上に上昇し、レンズシート1の他の一対の対角部分4
c,4e又は4b,4dを成形型2から剥がす。この剥
がし取り動作は何回か繰り返すようにしてもよい。ま
た、剥がし取り動作を何回か繰り返す場合は、対角部分
や対辺部分を吸着した吸盤の上昇量を徐々に大きくして
もよい。この方法はレンズシートが大きい場合や、成形
型に電離放射線硬化型樹脂が強く食い込んでいる場合等
に特に有効である。
【0063】しかる後、同図中、二点鎖線で示すよう
に、昇降枠9が上昇してレンズシート1の全体を成形型
2上に持ち上げて完全に剥がし取る。このように、レン
ズシート1はまず周辺部分から剥がされ、最後に中央部
分4aが剥がされるので、成形型2のレンズ形成用溝に
より傷付けられることなく成形型2から除去される。
【0064】なお、レンズシート1が成形型2からムラ
なく円滑に剥れる場合は、レンズシート1の中央部4a
を成形型2の方へと押さえる突起15等の押圧手段は省
略可能である。
【0065】<実施の形態2>図9及び図10に示すよ
うに、このレンズシートの剥離装置は、略立方体に組み
立てられたフレーム17を有する。フレーム17には上
下二段のコンベア18a,18bが連結され、上段のコ
ンベア18aがレンズシート1の付着した成形型2をフ
レーム17内に搬入し、下段のコンベア18bがレンズ
シート1の除去された成形型2をフレーム17外に搬出
するよう動作する。フレーム17内にはコンベアを兼ね
るリフト19が設けられ、このリフト19が上下段のコ
ンベア18a,18b間を往復し、レンズシート1の付
着した成形型2を上段のコンベア18aから受け取り、
レンズシート1の除去された成形型2を下段のコンベア
18bに受け渡すように動作する。
【0066】フレーム17の天井部の中央には成形型2
上に付着したレンズシート1の中央部4a(図5及び図
6参照)を成形型2の方へと押さえる押圧手段が設けら
れている。押圧手段はフレーム17の天井部から垂下す
るアクチュエータであるエアシリンダ20と、エアシリ
ンダ20のロッドの下端に取り付けられた突起15とを
具備する。突起15は先端が湾曲面を有したゴム片で構
成され、レンズシート1の中央部4aに接触した際にレ
ンズシート1を傷付けないようになっている。この押圧
手段は必要に応じて設けられ、レンズシート1が成形型
2上で周辺から中央に向かって円滑に剥れる場合は省略
可能である。
【0067】フレーム17の天井の略四隅には、成形型
2上で成形されたレンズシート1の二対の相対向する対
角部分4b,4c,4d,4e(図5参照)を夫々保持
して上下動する保持手段が設けられている。もちろん、
保持手段はレンズシート1の二対の相対向する対辺部分
4f,4g,4h,4i(図6参照)を夫々保持するよ
うに配置することも可能である。
【0068】保持手段はフレーム17の天井部に水平方
向に移動可能に支持される。すなわち、フレーム17の
天井部の中央には四本の水平旋回片21がピン22によ
り線形可能に支持され、各水平旋回片21の先端にアー
ム23がフレーム17の各隅の方へと伸びるように固定
される。アーム23はフレーム17の各隅部に掛け渡さ
れた梁24に交差するように支持される。梁24にはボ
ールネジ25及びボールナット26とボールネジ25を
回転させる図示しないモータが取りつけられ、アーム2
3はボールナット26にピン27で連結される。モータ
が起動しボールネジ25が回転するとボールナット26
がボールネジ25上を移動し、これに伴いアーム23が
フレーム17の天井部中央のピン22を支点にして旋回
する。この各アーム23に保持手段が取り付けられてい
る。このように保持手段がフレーム17の天井部中央の
ピン22を支点にして旋回可能であるから、成形される
レンズシート1のアスペクト比(縦横比)に対応して保
持手段の位置を変えることができる。また、保持手段は
アーム23上でもスライドすることにより位置変更可能
であり、レンズシート1の大きさに応じて位置を変える
ことができる。
【0069】各保持手段は、図11に示すように、上記
アーム23上に支持される筐体28と、筐体28を上下
方向に貫通するボールネジ29及びガイド棒30と、ボ
ールネジ29及びガイド棒30の下端に取り付けられる
クランプ装置31とを具備する。筐体28はアーム23
上を位置変更可能であり、レンズシート1の大きさに応
じて位置調節された後アーム23上に固定される。ボー
ルネジ29にはボールナット32が取り付けられ、ボー
ルナット32は筐体28にブラケット28aを介し回転
可能に支持される。筐体28にはギアモータ33が固定
され、ギアモータ33の出力軸とボールナット32との
間がベルト34及びプーリからなる伝動装置により動力
的に繋がっている。ガイド棒30は筐体28側に固定さ
れるガイド片30aにスライド可能に係合する。ボール
ネジ29及びガイド棒30はそれらの上端において連結
片35により連結され、下端においてクランプ装置31
を支えるアクチュエータであるエアシリンダ36に連結
される。ボールネジ29は連結片35とエアシリンダ3
6に対し回転可能である。ギアモータ33が駆動する
と、ボールナット32が筐体28上で回転し、ボールネ
ジ29及びガイド棒30が一体で上下方向に昇降する。
これにより、クランプ装置31はリフト19に乗せられ
た成形型2上のレンズシート1の位置へと移動し得る。
【0070】クランプ装置31は、図11及び図12に
示すように、ボールネジ29及びガイド棒30の下端に
取り付けられたエアシリンダ36と、エアシリンダ36
のロッドに連結された垂下アーム37と、垂下アーム3
7にピン38で結合されたクランプ本体39と、クラン
プ本体39に設けられた下クランプ片40と、クランプ
本体39にピン41で結合された上クランプ片42と、
上クランプ片42を下クランプ片40に対し接離させる
アクチュエータであるエアシリンダ43とを具備する。
ボールネジ29下に固定されたエアシリンダ36は上記
フレーム17上のアーム23に平行に配置され、そのロ
ッドがクランプ本体39をリフト19上の成形型2及び
レンズシート1の対角部分4b,4c,4d,4eに対
し接離させる。クランプ本体39は図13(C)に示す
ように上下方向に回動し得るように垂下アーム37にピ
ン38で結合され、レンズシート1を持ち上げない時は
図11に示すように略水平姿勢を保つようになってい
る。下クランプ片40はクランプ本体39から略水平に
伸びる板片である。上クランプ片42は下クランプ片4
0と共にレンズシート1の対角部分4b,4c,4d,
4eを挟むためのもので、下クランプ片40に対し上下
に回動可能である。下クランプ片40を上下に回動させ
るためのエアシリンダ43はクランプ本体39と一体の
ブラケット39aにピン44を介し回動可能に支持され
る。このエアシリンダ43の作動により上クランプ片4
2は、図12に示すように、二点鎖線位置と実線位置と
の間で回動し、下クランプ片40と共にレンズシート1
の対角部分4b,4c,4d,4eを挟んだり解放した
りする。なお、クランプ本体39には上下のクランプ片
40,42に代えて吸盤を取り付けるようにしてもよ
い。
【0071】上記ギアモータ33、各種エアシリンダ2
0,36,43等は例えばプログラマブルコントローラ
からなる制御部45により制御される。
【0072】このレンズシート剥離装置はレンズシート
1を成形型2から剥がし取る際、次のように動作する。
【0073】図10に示すように、上段のコンベア18
aにより成形型2がレンズシート1と共にリフト19上
に搬送されると、押圧手段である突起15がエアシリン
ダ20の作動により降下して成形型2上に付着したレン
ズシート1の中央部4aを成形型2の方へと押さえる。
【0074】次に、図13(A)に示すように、エアシ
リンダ36が作動してクランプ装置31を成形型及2び
レンズシート1の対角部分4b,4c,4d,4eへと
移動させる。これにより、下クランプ片40はレンズシ
ート1の基材4下へと潜り込む。図2(A)に示すよう
に、レンズシート1の四隅部は電離放射線硬化型樹脂3
の余剰樹脂3aの付着量が少ないので、下クランプ片4
0はレンズシート1の基材4下へ円滑に侵入する。
【0075】下クランプ片40がレンズシート1の基材
4下に入ると、図13(B)に示すように、エアシリン
ダ43が作動し、上クランプ片42を降下させる。これ
により、レンズシート1の所望の対角部分4b,4c,
4d,4eは上下のクランプ片42,40により挟持さ
れる。
【0076】上下のクランプ片42,40がレンズシー
ト1の対角部分4b,4c,4d,4eを把持すると、
筐体28内のモータ33が駆動し、ボールネジ29及び
ガイド棒30を上昇させる。これにより、図13(C)
に示すように、クランプ装置31が上昇し、レンズシー
ト1の対角部分4b,4c,4d,4eを成形型2の対
角部分上から中央部に向かって剥して行く。その際、レ
ンズシート1の傾斜に応じてクランプ本体39はピン3
8を支点にして下方に傾斜し、レンズシート1の折れ曲
がりを防止する。
【0077】四つのクランプ装置31がレンズシート1
の対角部分4b,4c,4d,4eをクランプする順序
や上昇する順序は制御部45のプログラムに従って決定
され、このプログラムは実施の形態1の説明において述
べた剥離方法の手順に従って決定される。この制御プロ
グラムにより、四つのクランプ装置31は、成形型2上
に付着したレンズシート1の相対向する二箇所を同時に
又は順に成形型2上に持ち上げ、この上昇と並行し又は
この上昇の終了後に他の相対向する二箇所を同時に又は
順に成形型2上に持ち上げ、しかる後レンズシート1の
全体を成形型2の上方に持ち上げる。レンズシート1の
全体を成形型2上に持ち上げる際は、押圧手段の突起1
5も同時に上昇する。
【0078】かくて、レンズシート1は成形型2から剥
し取られ、リフト19が降下して成形型2を下段のコン
ベア18bへと搬出し、再びリフト19が上昇してクラ
ンプ装置31からレンズシート1を受け取る。クランプ
装置31のエアシリンダ43は逆動作し再び図13
(A)のように上クランプ片40を開く。クランプ装置
31はレンズシート1をリフト19上に解放した後、エ
アシリンダ36の逆動作によりレンズシート1から離
れ、次の成形型2の到来を待つ。
【0079】なお、筐体28を上述のように能動的に動
かせるようにした場合には、アーム23上での筐体28
の位置を変えることで、クランプ装置31の位置を変え
るようにし、エアシリンダ36は緩衝装置として用いる
か又は省略することもできる。また、エアシリンダ43
に代えて電磁手段によりクランプ片をクランプ動作させ
るようにすることもできる。
【0080】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、成形型上
に付着したレンズシートの相対向する二箇所を同時に又
は順に成形型上に持ち上げ、この上昇と並行し又はこの
上昇の終了後に他の相対向する二箇所を同時に又は順に
成形型上に持ち上げ、しかる後レンズシートの全体を成
形型上に持ち上げるレンズシートの剥離方法であるか
ら、レンズシートに形成されたレンズの凹凸部が成形型
のレンズ形成用溝からなる凸凹部に接触したり引っ掛か
ったりしないようにレンズシートを成形型から剥がすこ
とができ、従ってレンズの傷付きや破損を防止すること
ができる。
【0081】請求項2に係る発明によれば、レンズシー
トの中央部を成形型の方へと押さえた上で、レンズシー
トの相対向する二箇所を同時に又は順に成形型上に持ち
上げ、この上昇と並行し又はこの上昇の終了後に他の相
対向する二箇所を同時に又は順に成形型上に持ち上げる
請求項1に記載のレンズシートの剥離方法であるから、
レンズシートの成形型からの剥れを周縁から中央部へと
進行させることができ、一箇所からの剥れを成形型の中
央部を超えて反対側へと進行させないので、レンズシー
トに形成されたレンズの凹凸部が成形型のレンズ形成用
溝からなる凸凹部に接触したり引っ掛かったりするのを
的確に防止することができる。
【0082】請求項3に係る発明によれば、レンズシー
トの相対向する二箇所が対角部分である請求項1又は請
求項2に記載のレンズシートの剥離方法であるから、レ
ンズシートを把持しやすく、レンズシートを成形型から
剥しやすくなる。
【0083】請求項4に係る発明によれば、レンズシー
トの相対向する二箇所が対辺部分である請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のレンズシートの剥離方法であ
るから、レンズシートの成形型からの剥し取りに際しレ
ンズシートを変形し難くすることができる。
【0084】請求項5に係る発明によれば、レンズシー
トの相対向する二箇所を成形型上に持ち上げる操作と他
の相対向する二箇所を成形型上に持ち上げる操作とを交
互に複数回繰り返す請求項1乃至請求項4のいずれかに
記載のレンズシートの剥離方法であるから、レンズシー
トが大きいサイズの場合であっても適正に成形型から剥
し取ることができる。
【0085】請求項6に係る発明によれば、複数回繰り
返すレンズシートの持ち上げ操作において、持ち上げる
高さを徐々に増やす請求項5に記載のレンズシートの剥
離方法であるから、レンズシートが成形型から徐々に剥
がれ、剥離時にレンズに無理な力がかからなくなり、レ
ンズの傷付きや破損を防止することができる。
【0086】請求項7に係る発明によれば、レンズシー
トの二対の相対向する箇所を夫々保持して上下動する保
持手段と、レンズシートの相対向する二箇所を保持した
保持手段が同時に又は順に成形型上に上昇し、この上昇
と並行し又はこの上昇の終了後に他の相対向する二箇所
を保持した保持手段が同時に又は順に成形型上に上昇
し、しかる後全保持手段が上昇してレンズシートの全体
を成形型上に持ち上げるように保持手段を制御する制御
部とを具備したレンズシートの剥離装置であるから、レ
ンズの傷付きや破損を防止しつつ自動的にレンズシート
を成形型から剥がし取ることができる。
【0087】請求項8に係る発明によれば、成形型上に
付着したレンズシートの中央部を成形型の方へと押さえ
る押圧手段を備えた請求項7に記載のレンズシートの剥
離装置であるから、押圧手段が成形型上に付着したレン
ズシートの中央部を成形型の方へと押さえ、レンズシー
トの成形型からの剥れを周縁から中央部へと進行させる
ことができ、一箇所からの剥れを成形型の中央部を超え
て反対側へと進行させない。従って、レンズシートに形
成されたレンズの凹凸部が成形型のレンズ形成用溝から
なる凸凹部に接触したり引っ掛かったりするのを的確に
防止することができる。
【0088】請求項9に係る発明によれば、保持手段が
吸盤である請求項7又は請求項8に記載のレンズシート
の剥離装置であるから、レンズシートを傷付かないよう
に保持しつつ成形型から剥し取ることができる。
【0089】請求項10に係る発明によれば、保持手段
がクランプ装置である請求項7又は請求項8に記載のレ
ンズシートの剥離装置であるから、レンズシートを強固
に保持しつつ確実に成形型から剥し取ることができる。
【0090】請求項11に係る発明によれば、保持手段
がレンズシートの相対向する二箇所を成形型上に持ち上
げる操作と他の相対向する二箇所を成形型上に持ち上げ
る操作とを交互に複数回繰り返すように制御する請求項
7乃至請求項10のいずれかに記載のレンズシートの剥
離装置であるから、レンズシートが大きいサイズの場合
であっても適正に成形型から剥し取ることができる。
【0091】請求項12に係る発明によれば、保持手段
がレンズシートの持ち上げ操作を複数回繰り返す際、持
ち上げる高さを徐々に増やすように制御する請求項11
に記載のレンズシートの剥離装置であり、レンズシート
を成形型から徐々に剥がし取ることができるので、剥離
時にレンズに無理な力がかからなくなり、レンズの傷付
きや破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズシートの剥離方法を使用す
るレンズシートの製造方法を工程順に示す説明図であ
る。
【図2】図1に示すレンズシートの製造方法により製造
されたレンズシートの平面図である。
【図3】成形型の平面図である。
【図4】図3中、IV−IV線矢視断面図である。
【図5】レンズシートを成形型から剥がし取る方法を説
明する斜視図である。
【図6】レンズシートを成形型から剥がし取る他の方法
を説明する斜視図である。
【図7】(A)はレンズシート剥離装置の一例を示す立
面図、(B)は(A)図中B−B線矢視図である。
【図8】(A)はレンズシートが適正に成形型から剥離
する状態を示す模式図、(B)はレンズシートが成形型
から剥離する際に傷を生じる状態を示す模式図である。
【図9】本発明に係るレンズシート剥離装置の他の実施
の形態を示す平面図である。
【図10】図9に示すレンズシート剥離装置の立面図で
ある。
【図11】図10に示すレンズシート剥離装置の一部の
立面図である。
【図12】クランプ装置の立面図である。
【図13】クランプ装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1…レンズシート 2…成形型 4a…レンズシートの中央部 4bと4d又は4cと4e…レンズシートの対角部分 4fと4h又は4gと4i…レンズシートの対辺部分 8,10,11…アクチュエータ 9…昇降枠 12…吸盤 15…突起 31…クランプ装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型上に付着したレンズシートの相対
    向する二箇所を同時に又は順に成形型上に持ち上げ、こ
    の上昇と並行し又はこの上昇の終了後に他の相対向する
    二箇所を同時に又は順に成形型上に持ち上げ、しかる後
    レンズシートの全体を成形型上に持ち上げることを特徴
    とするレンズシートの剥離方法。
  2. 【請求項2】 レンズシートの中央部を成形型の方へと
    押さえた上で、レンズシートの相対向する二箇所を同時
    に又は順に成形型上に持ち上げ、この上昇と並行し又は
    この上昇の終了後に他の相対向する二箇所を同時に又は
    順に成形型上に持ち上げることを特徴とする請求項1に
    記載のレンズシートの剥離方法。
  3. 【請求項3】 レンズシートの相対向する二箇所が対角
    部分であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のレンズシートの剥離方法。
  4. 【請求項4】 レンズシートの相対向する二箇所が対辺
    部分であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のレンズシートの剥離方法。
  5. 【請求項5】 レンズシートの相対向する二箇所を成形
    型上に持ち上げる操作と他の相対向する二箇所を成形型
    上に持ち上げる操作とを交互に複数回繰り返すことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のレン
    ズシートの剥離方法。
  6. 【請求項6】 複数回繰り返すレンズシートの持ち上げ
    操作において、持ち上げる高さを徐々に増やすことを特
    徴とする請求項5に記載のレンズシートの剥離方法。
  7. 【請求項7】 レンズシートの二対の相対向する箇所を
    夫々保持する保持手段と、レンズシートの相対向する二
    箇所を保持した保持手段が同時に又は順に成形型上に上
    昇し、この上昇と並行し又はこの上昇の終了後に他の相
    対向する二箇所を保持した保持手段が同時に又は順に成
    形型上に上昇し、しかる後全保持手段が上昇してレンズ
    シートの全体を成形型上に持ち上げるように保持手段を
    制御する制御部とを具備したことを特徴とするレンズシ
    ートの剥離装置。
  8. 【請求項8】 成形型上に付着したレンズシートの中央
    部を成形型の方へと押さえる押圧手段を備えたことを特
    徴とする請求項7に記載のレンズシートの剥離装置。
  9. 【請求項9】 保持手段が吸盤であることを特徴とする
    請求項7又は請求項8に記載のレンズシートの剥離装
    置。
  10. 【請求項10】 保持手段がクランプであることを特徴
    とする請求項7又は請求項8に記載のレンズシートの剥
    離装置。
  11. 【請求項11】 保持手段がレンズシートの相対向する
    二箇所を成形型上に持ち上げる操作と他の相対向する二
    箇所を成形型上に持ち上げる操作とを交互に複数回繰り
    返すように制御することを特徴とする請求項7乃至請求
    項10のいずれかに記載のレンズシートの剥離装置。
  12. 【請求項12】 保持手段がレンズシートの持ち上げ操
    作を複数回繰り返す際、持ち上げる高さを徐々に増やす
    ように制御することを特徴とする請求項11に記載のレ
    ンズシートの剥離装置。
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