JP2002152545A - カラー画像処理方法、装置および記録媒体 - Google Patents

カラー画像処理方法、装置および記録媒体

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JP2002152545A JP2001226078A JP2001226078A JP2002152545A JP 2002152545 A JP2002152545 A JP 2002152545A JP 2001226078 A JP2001226078 A JP 2001226078A JP 2001226078 A JP2001226078 A JP 2001226078A JP 2002152545 A JP2002152545 A JP 2002152545A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの用途に応じて、高速な処理および高
精度な処理を選択できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 入力されたジョブを複数台のカラー画像
出力装置で並列処理するための画像処理方法であって、
入力画像情報をビットマップ画像データに展開する展開
工程を有し、前記展開工程は第一のモードと第二のモー
ドを有し、前記第一のモードは、前記入力画像情報を前
記複数台のカラー画像出力装置の夫々に対応した色処理
条件を用いて、複数回前記展開を行い、前記第二のモー
ドは、任意の色処理条件を用いて前記展開を行い、前記
展開の結果を前記複数台のカラー画像出力装置に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】入力されたジョブを複数のカ
ラー画像出力装置で並列処理するための画像処理を行う
ための画像処理方法、装置および記録媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ユーザはそれぞれのコンピュータ上の所
望のアプリケーションから、ドライバを用いて所望のプ
リンタを選択し、LANなどの公衆回線や専用のインタ
ーフェイスを経由して、プリントを指示している。ま
た、サーバ、クライアント方式と呼ばれ、クライアント
ユーザのジョブがドキュメントサーバを経由して、プリ
ンタに送られる方式も広く知られている。
【0003】また、近年プリント・オン・ディマンドと
いわれる市場などにおいて、マニュアルや取り扱い説明
書など大量ページのドキュメントや、軽印刷業界のよう
な大量部数をプリントするケースが増えており、それを
解決するために、サーバまたはクライアント内にある1
つのドキュメントを複数台のプリンタに対して一斉にプ
リントをするというクラスタプリントの考え方が出てき
ている。更に、ドキュメントのカラー化も進んできたこ
とからカラードキュメントの出力をクラスタプリントを
用いて行う要求が出始めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カラードキュメントの
クラスタプリントでは、白黒ドキュメントのクラスタプ
リントでは問題とならなかった、各プリンタにおける出
力サンプルの色味の違いが問題になってきている。すな
わち、それぞれのプリンタ自身が持つ環境変動や時間的
変化は、それぞれのプリンタにおけるキャリブレーショ
ンである程度は緩和されるが、複数台のプリンタ間では
少なからずそれぞれ固有の特性を有しており、それらの
微妙な差異が出力サンプルに現れる。ユーザにとっては
同じドキュメントから作られたものにもかかわらず、一
斉に出された出力サンプルの色味が異なることは時とし
て重要な問題になってくる。同機種のプリンタ間でも色
味の差が気になるが、まして異機種間のプリン間ではな
おさら色味の差が気になる。
【0005】プリンタに応じた色調整は、一般に、RI
P処理と呼ばれるPDLデータをビットマップデータに
変換する行程の一連の作業に組み込まれている。このた
め、色合わせだけを取り除くことができない。そのた
め、複数個のカラーMFPに出力するには、複数回のR
IP処理を施さなければならず、そのために2倍のRI
P時間を要するという欠点があった。
【0006】本発明は上述の欠点に鑑みてなされたもの
であり、入力画像情報をビットマップ画像データに展開
する処理(RIP処理)の回数を抑制し、高速に複数の
カラー画像出力装置で並列処理できるようにすることを
目的とする。
【0007】また、ユーザの用途に応じて、高速な処理
および高精度な処理を選択できるようにすることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、入力
されたジョブを複数台のカラー画像出力装置で並列処理
するための画像処理方法であって、入力画像情報をビッ
トマップ画像データに展開する展開工程を有し、前記展
開工程は第一のモードと第二のモードを有し、前記第一
のモードは、前記入力画像情報を前記複数台のカラー画
像出力装置の夫々に対応した色処理条件を用いて、複数
回前記展開を行い、前記第二のモードは、任意の色処理
条件を用いて前記展開を行い、前記展開の結果を前記複
数台のカラー画像出力装置に出力することを特徴とす
る。
【0009】本願第2の発明は、入力されたジョブを複
数のカラー画像出力装置で並列処理するための画像処理
方法であって、入力画像情報を第1のカラー画像出力装
置用のビットマップ画像データに展開する展開工程と、
前記第1のカラー画像出力装置用のビットマップ画像デ
ータを第2のカラー画像出力装置用のビットマップ画像
データに変換する変換工程とを有し、前記展開工程で展
開された前記第1のカラー画像出力装置用のビットマッ
プ画像データを該第1のカラー画像出力装置に転送し、
前記変換工程で変換された前記第2のカラー画像出力装
置用のビットマップ画像データを該第2のカラー画像出
力装置に転送することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施形態1) [システムの概要説明]図1及び図2は、本実施形態に
かかるシステムの構成例を示す概観図である。
【0011】図1はパフォーマンスを優先するために、
ネットワーク101を2系統に分割している。図1にお
ける2系統のネットワークをパブリックネットワーク1
01a及び、プライベートネットワーク101bと呼ぶ
こととする。システム構成は図1および図2に限らず他
の構成であっても構わない。
【0012】ドキュメントサーバ102には、ハードウ
ェア上2系統のネットワークインターフェイスカード
(NIC)を有しており、一方はパブリックネットワー
ク101a 側につながるNIC111、もう一方はプ
リンタ側に接続するプライベートネットワーク101b
側に接続されたNIC112が存在する。
【0013】コンピュータ103a,103b及び10
3cはドキュメントサーバにジョブを送るクライアント
である。図示されていないがクライアントはこれらのほ
かにも多数接続されている。以下クライアントを代表し
て103と表記する。
【0014】更にプライベートネットワーク101bに
はMFP(Multi Function Periph
eral:マルチファンクション周辺機器)105が接
続されている。105はモノクロにてスキャン、プリン
トまたは、低解像度や2値の簡易的なカラースキャン、
カラープリントなどを行うMFPである。また、図示し
ていないがプライベートネットワーク101b上には上
記以外のMFPを初め、スキャナ、プリンタあるいは、
FAXなどその他の機器も接続されている。
【0015】MFP104は高解像度、高階調のフルカ
ラーでスキャンまたはプリントが可能なフルカラーMF
Pである。MFP104は、プライベートネットワーク
101bに接続してもよいが、送受するデータ量が膨大
となるので、複数ビットを同時に送受できるようにすべ
く、ドキュメントサーバ102と独自のインターフェイ
スカード113にて接続されている。
【0016】本実施形態では少なくとも2台のフルカラ
ーMFP104aと104bを制御することを考えてお
り、専用I/Fカード113を2枚(113aと113
b)用意し、フルカラーMFP104aと104bを独
立に制御する。
【0017】ドキュメントサーバ102のハードウェア
の構成は、CPUやメモリなどが搭載されたマザーボー
ド110と呼ばれる部分にPCIバスと呼ばれるインタ
ーフェイスを介して前述のNIC(Network I
nterface Card)111,112や、専用
I/Fカード113などが接続される。
【0018】クライアントコンピュータ103上では、
DTP(Desk Top Publishing)を実
行するアプリケーションソフトウェアによって各種文書
/図形が作成/編集される。作成された文書/図形デー
タは、クライアントコンピュータ103上でページ記述
言語(Page Description Langua
ge)に変換され、ネットワーク101aを経由してM
FP104や105に転送されプリントアウトされる。
【0019】MFP104,105はそれぞれ、ドキュ
メントサーバ102とネットワーク101bまたは、専
用インターフェイス109(但し、それぞれ109aと
109bとする)を介して情報交換できる通信手段を有
しており、MFP104,105の情報や状態をドキュ
メントサーバ102、あるいは、それを経由してクライ
アントコンピュータ103側に逐次知らせる仕組みとな
っている。更に、ドキュメントサーバ102(あるいは
クライアント103)は、その情報を受けて動作するユ
ーティリティソフトウェアを持っており、MFP10
4,105はコンピュータ102(あるいはクライアン
ト103)により管理される。
【0020】[MFP104,105の構成]図3〜図
11を用いてMFP104,105の構成について説明
する。但し、MFP104とMFP105の差はフルカ
ラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分ではフル
カラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多い
ため、ここではフルカラー機器に絞って説明し、必要に
応じて、随時モノクロ機器の説明を加えることとする。
【0021】MFP104,105は、画像読み取りを
行うスキャナ部201とその画像データを画像処理する
スキャナIP部202、更に、ネットワークを利用して
画像データや装置情報をやりとりするNIC(Netw
ork InterfaceCard:ネットワークイ
ンターフェイスカード)部分204と、フルカラーMF
P104との情報交換を行う専用I/F部205があ
る。そして、MFP104,105の使い方に応じてコ
ア部206で画像信号を一時保存したり、経路を決定し
たりする。
【0022】次に、コア部206から出力された画像デ
ータは、プリンタIP部207及び、PWM部208を
経由して画像形成を行うプリンタ部209に送られる。
プリンタ部209でプリントアウトされたシートはフィ
ニッシャ部210へ送り込まれ、シートの仕分け処理や
シートの仕上げ処理が行われる。
【0023】〔スキャナ部201の構成〕図4を用いて
スキャナ部201の構成を説明する。301は原稿台ガ
ラスであり、読み取られるべき原稿302が置かれる。
原稿302は照明ランプ303により照射され、その反
射光はミラー304、305、306を経て、レンズ3
07によりCCD308上に結像される。ミラー30
4、照明ランプ303を含む第1ミラーユニット310
は速度vで移動し、ミラー305、306を含む第2ミ
ラーユニット311は速度1/2vで移動することによ
り、原稿302の全面を走査する。第1ミラーユニット
310及び第2ミラーユニット311はモータ309に
より駆動する。
【0024】[スキャナIP部202の構成]図5を用
いてスキャナIP部202について説明する。入力され
た光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号に
変換される。このCCDセンサ308はRGB3ライン
のカラーセンサであり、R(レッド)G(グリーン)B
(ブルー)それぞれの画像信号としてA/D変換部40
1に入力される。ここでゲイン調整、オフセット調整を
された後、A/Dコンバータで、各色信号毎に8bit
のデジタル画像信号R0,G0,B0に変換される。そ
の後、402のシェーディング補正で色ごとに、基準白
色板の読み取り信号を用いた、公知のシェーディング補
正が施される。更に、CCDセンサ308の各色ライン
センサは、相互に所定の距離を隔てて配置されているた
め、ラインディレイ調整回路(ライン補間部)403に
おいて、副走査方向の空間的ずれが補正される。
【0025】次に、入力マスキング部404は、CCD
センサ308のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる
読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分で
あり、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのス
ペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用
いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(R
0,G0,B0)信号を標準的な(R,G,B)信号に
変換する。
【0026】更に、輝度/濃度変換部(LOG変換部)
405はルックアップテーブル(LUT)RAMにより
構成され、RGBの輝度信号をC1(シアン),M1
(マゼンタ),Y1(イエロー)の濃度信号に変換す
る。
【0027】[NIC部204と専用I/F部205の
構成]NIC部204は、ネットワーク101に対して
のインターフェイスの機能を持つのが、このNIC部2
04であり、例えば10Base−T/100Base
−TXなどのEthernetケーブルなどを利用して
外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流したりす
る役割を果たす。
【0028】また、専用I/F部205は、フルカラー
MFP104とのインターフェイス部分でCMYKそれ
ぞれ多値ビットがパラレルに送られているインターフェ
イスであり、4色x8bitの画像データと通信線から
なる。もし、Ethernetケーブルを利用して送信
すると、MFP104に見合ったスピードで出力できな
い点と、ネットワークに接続された他のデバイスのパフ
ォーマンスも犠牲になる点からこのような専用のパラレ
ルインターフェイスを用いている。
【0029】[コア部206の構成]コア部206のバ
スセレクタ部221は、MFP104,105の利用に
おける、いわば交通整理の役割を担っている。すなわ
ち、複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプ
リント、あるいは、ディスプレイ表示などMFP10
4,105における各種機能に応じてバスの切り替えを
行うところである。
【0030】以下に各機能を実行するためのパス切り替
えパターンを示す。 ・複写機能:スキャナ201→コア206→プリンタ2
09 ・ネットワークスキャン:スキャナ201→コア206
→NIC部204 ・ネットワークプリント:NIC部204→コア206
→プリンタ209 バスセレクタ部611を出た画像データは、圧縮部22
2、ハードディスクドライブドライブ(HDD)などの
大容量メモリからなるメモリ部223及び、伸張部22
4を介してプリンタ部209へ送られる。圧縮部222
で用いられる圧縮方式は、JPEG,JBIG,ZIP
など一般的なものを用いればよい。圧縮された画像デー
タは、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成
日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納さ
れる。
【0031】更に、ジョブの番号とパスワードを設け
て、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機
能をサポートすることができる。これは、データの一時
保存や特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読
み出し)ができない様にするための機能である。記憶さ
れているジョブのプリントアウトの指示が行われた場合
には、パスワードによる認証を行った後にメモリ部22
3より呼び出し、画像伸張を行ってラスタイメージに戻
してプリンタ部207に送られる。
【0032】[プリンタIP部207の構成]図6を使
ってプリンタIP部を説明する。
【0033】501は出力マスキング/UCR回路部で
あり、マトリクス演算を用いてM1,C1,Y1信号を
画像形成装置のトナー色であるY(イエロー),M(マ
ゼンタ),C(シアン),K(ブラック)信号に変換す
る部分であり、トナーの分光分布特性に基づいた補正を
行う。
【0034】ガンマ補正部502は、ルックアップテー
ブル(LUT)RAMを用いて、トナーの階調特性など
の色味諸特性を考慮した補正を行う。空間フィルタ50
3は、シャープネスまたはスムージングを行い、画像信
号はPWM部208にデータを出力する。
【0035】[PWM部208の構成]図7を使ってP
WM部208を説明する。プリンタIP部207を出た
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラ
ック(K)の4色に色分解された画像データ(MFP1
05の場合は、単色となる)はそれぞれのPWM部20
8を通ってそれぞれ画像形成される。801は三角波発
生部、802は入力されるデジタル画像信号をアナログ
信号に変換するD/Aコンバータ(D/A変換部)であ
る。三角波発生部801からの信号(図8−1)及びD
/Aコンバータ802からの信号(図8−2)は、コン
パレータ803で大小比較されて、図8−3のような信
号となってレーザ駆動部804に送られ、CMYKそれ
ぞれが、CMYKそれぞれのレーザ805でレーザビー
ムに変換される。
【0036】そして、ポリゴンスキャナ913で、それ
ぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム
917,921,925,929に照射される。
【0037】[プリンタ部209の構成(カラーMFP
104の場合)]図9に、カラープリンタ部の概観図を
示す。913は、ポリゴンミラーであり、4つの半導体
レーザ805より発光された4本のレーザ光を受ける。
その内の1本はミラー914、915、916をへて感
光ドラム917を走査し、次の1本はミラー918、9
19、920をへて感光ドラム921を走査し、次の1
本はミラー922、923、924をへて感光ドラム9
25を走査し、次の1本はミラー926、927、92
8をへて感光ドラム929を走査する。
【0038】一方、930はイエロー(Y)のトナーを
供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム9
17上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼン
タ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に
従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成
し、932はシアン(C)のトナーを供給する現像器で
あり、レーザ光に従い、感光ドラム925上にシアンの
トナー像を形成し、933はブラック(K)のトナーを
供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム9
29上にマゼンタのトナー像を形成する。以上4色
(Y,M,C,K)のトナー像がシートに転写され、フ
ルカラーの出力画像を得ることができる。
【0039】シートカセット934、935および、手
差しトレイ936のいずれかより給紙されたシートは、
レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸
着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられ
て、予め感光ドラム917、921、925、929に
は各色のトナーが現像されており、シートの搬送ととも
に、トナーがシートに転写される。各色のトナーが転写
されたシートは、分離され、搬送ベルト939により搬
送され、定着器940によって、トナーがシートに定着
される。定着器940を抜けたシートはフラッパ950
により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ9
50を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これ
によりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順に
プリントしたときに正しいページ順となる。
【0040】なお、4つの感光ドラム917、921、
925、929は、距離dをおいて、等間隔に配置され
ており、搬送ベルト939により、シートは一定速度v
で搬送されており、このタイミング同期がなされて、4
つの半導体レーザ805は駆動される。
【0041】[プリンタ部209の構成(モノクロMF
P105の場合)]図10に、モノクロプリンタ部の概
観図を示す。1013は、ポリゴンミラーであり、4つ
の半導体レーザ805より発光されたレーザ光を受け
る。レーザ光はミラー1014、1015、1016を
へて感光ドラム1017を走査する。一方、1030は
黒色のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従
い、感光ドラム1017上にトナー像を形成し、トナー
像がシートに転写され、出力画像を得ることができる。
【0042】シートカセット1034、1035およ
び、手差しトレイ1036のいずれかより給紙されたシ
ートは、レジストローラ1037を経て、転写ベルト1
038上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと
同期がとられて、予め感光ドラム1017にはトナーが
現像されており、シートの搬送とともに、トナーがシー
トに転写される。トナーが転写されたシートは、分離さ
れ、定着器1040によって、トナーがシートに定着さ
れる。定着器1040を抜けたシートはフラッパ105
0により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ
1050を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。
これによりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から
順にプリントしたときに正しいページ順となる。
【0043】[フィニッシャ部209の構成]図11
に、フィニッシャ部の概観図を示す。プリンタ部209
の定着部940(または、1040)を出たシートは、
フィニッシャ部209に入る。フィニッシャ部209に
は、サンプルトレイ1101及びスタックトレイ110
2があり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応
じて切り替えて排出される。
【0044】ソート方式には2通りあり、複数のビンを
有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電
子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥手前方向に
シフトしてジョブ毎に出力シートを振り分けるシフトソ
ート方式によりソーティングを行うことができる。電子
ソート機能は、コレートと呼ばれ、前述のコア部で説明
した大容量メモリを持っていれば、このバッファメモリ
を利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変
更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソー
ティングの機能もサポートできる。次にグループ機能
は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ペ
ージ毎に仕分けする機能である。
【0045】更に、スタックトレイ1102に排出する
場合には、シートが排出される前のシートをジョブ毎に
蓄えておき、排出する直前にステープラ1105にてバ
インドすることも可能である。
【0046】そのほか、上記2つのトレイに至るまで
に、紙をZ字状に折るためのZ折り機1104、ファイ
ル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャ11
06があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行
う。
【0047】更に、サドルステッチャ1107は、シー
トの中央部分を2ヶ所バインドした後に、シートの中央
部分をローラに噛ませることによりシートを半折りし、
週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する
処理を行う。サドルステッチャ1107で製本されたシ
ートは、ブックレットトレイ1108に排出される。
【0048】そのほか、図には記載されていないが、製
本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるい
はバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるため
のトリム(裁断)などを加えることも可能である。
【0049】また、インサータ1103はトレイ111
0にセットされたシートをプリンタへ通さずにトレイ1
101、1102、1108のいずれかに送るためのも
のである。これによってフィニッシャ209に送り込ま
れるシートとシートの間にインサータ1103にセット
されたシートをインサート(中差し)することができ
る。インサータ1103のトレイ1110にはユーザに
よりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピ
ックアップローラ1111により最上部のシートから順
に給送する。従って、インサータ1103からのシート
はそのままトレイ1101、1102へ搬送することに
よりフェイスダウン状態で排出される。サドルステッチ
ャ1107へ送るときには、一度パンチャ1106側へ
送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことにより
フェースの向きを合わせる。
【0050】[ドキュメントサーバ102の構成]図1
2を用いてドキュメントサーバ102を説明する。
【0051】NIC111から入力されたジョブは、入
力デバイス制御部1201よりサーバ内に入り、サーバ
に様々なクライアントアプリケーションと連結すること
においてその役割を果たす。入力としてはPDLデータ
とJCL(Job Control Language)
データを受け付ける。それはプリンタとサーバに関する
状態情報で様々なクライアントに対応し、このモジュー
ルの出力は、適切なPDLとJCLの構成要素すべてを
結合する役割を持つ。
【0052】入力ジョブ制御部1202はジョブの要求
されたリストを管理し、サーバに提出される個々のジョ
ブにアクセスするために、ジョブリストを作成する。更
に、このモジュールには、ジョブのルートを決めるジョ
ブルーティングと、ジョブの順序を決めるジョブスケジ
ューリングの機能がある。
【0053】ラスタライズ処理(RIP)部1203は
PDLをRIP処理して、適切なサイズと解像度のビッ
トマップを作成する。RIP処理部1203は、Pos
tScript(Adobe社の商標登録)をはじめ、
PCL、TIFF、JPEG、PDFなど様々なフォー
マットのラスタライズ処理が可能である。
【0054】データ変換部1204は、RIPによって
作り出されるビットマップイメージの圧縮およびフォー
マット変換を行う。そして、各プリンタにマッチした最
適な画像イメージタイプを選び出す。例えば、ジョブを
ページ単位で扱いたい場合には、TIFFやJPEGな
どをRIP部でラスタライズした後のビットマップデー
タにPDFヘッダを付けて、PDFデータとして編集す
るなどの処理を行う。
【0055】出力ジョブ制御部1205は、コマンド設
定に基づき、ジョブのページイメージの扱い方を管理す
る。ページイメージの扱い方としては、例えば、プリン
タによる印刷したり、ハードディスクドライブ(HD
D)1207にセーブしたりする方法がある。さらに、
印刷後のジョブを、ハードディスクドライブ1207に
セーブするか否かを選択することも可能であり、セーブ
された場合には再呼び出しすることも可能である。さら
に、出力ジョブ制御部1205は、ハードディスクドラ
イブ(HDD)1207とRAM1208との相互作用
を管理する。
【0056】出力デバイス制御部1206は、どのデバ
イスに出力するか、またどのデバイスをクラスタリング
(複数台接続して一斉にプリントすること)するかとい
う制御を行う。さらに、出力デバイス制御部1206は
デバイス104や105の状態監視と装置状況をドキュ
メントサーバ102に伝えることも行う。
【0057】[ページ記述言語とRIP部1203の構
成]一般に、ADOBE社のPostScript(登
録商標)に代表されるPDL(Page Descri
ption Language:ページ記述言語)で記
述されたデータを印刷や表示が可能なビットマップデー
タに展開することをRIP(Raster Image
Processor)と呼ぶ。ハードウェアとソフトウ
ェアでこれを実現するものがあり、それぞれハードウェ
アRIP、ソフトウェアRIPという。
【0058】図13にRIP部1203の構成を示す。
RIP部1203は、PDLデータを印刷や表示に応じ
た解像度でビットマップデータに変換するラスタライズ
部1301と、カラーマネージメントを司るCMS(C
olor Management System)部13
02及び、CMYK各色のリニアリティを保つためのガ
ンマ補正を行うTRC(Tone Reproduct
ion Curve)部1303から構成される。
【0059】[ラスタライズ部1301]一般にPDL
データは以下の3要素に分類されており、原稿画像はこ
れらの要素の組み合わせで構成される。 (a)文字コードによる画像記述 (b)図形コードによる画像記述 (c)ラスタ画像データによる画像記述 図14−1にPDLデータの記述例を示し、図14−2
に図14−1のPDLデータを展開した結果を示す。
【0060】文字情報の記述例を、文字情報R1401
を記述した例を用いて説明する。L1411は、文字の
色を指定する記述であり、カッコの中は順にC、M、
Y、Bの濃度を表わしている。色指定コマンドの最小値
は0.0であり、最大値は1.0である。L1411は
文字を黒にすることを指定している。L1412は変数
String1に文字列“IC”を代入している。L1
413における第1、第2パラメータは文字列をレイア
ウトする用紙上の開始位置座標のx座標とy座標を示
し、第3パラメータは文字の大きさを示し、第4パラメ
ータは文字の間隔を示し、第5パラメータはレイアウト
すべき文字列を示している。要するにL1413は座標
(0.0, 0.0)のところから、大きさ0.3、間
隔0.1で文字列“IC”をレイアウトするという指示
となる。
【0061】図形情報の記述例を、図形情報R1402
を記述した例を用いて説明する。L1421はL141
1と同様、線の色を指定しており、ここでは、シアンが
指定されている。L1422は、線を引くことを指定す
るためのものであり、第1、2パラメータが線の始端座
標、第3、4パラメータが終端座標のそれぞれx座標、
y座標である。第5パラメータは線の太さを示す。
【0062】ラスタ画像情報の記述例を、ラスタ画像情
報R1403を記述した例を用いて説明する。L143
1は、ラスタ画像を変数image1に代入している。
ここで、第1パラメータはラスタ画像の画像タイプ、及
び色成分数を表わし、第2パラメータは1色成分あたり
のビット数を表わし、第3、第4パラメータは、ラスタ
画像のx方向、y方向の画像サイズを表わす。第5パラ
メータ以降が、ラスタ画像データである。ラスタ画像デ
ータの個数は、1画素を構成する色成分数、及び、x方
向、y方向の画像サイズの積となる。L1431では、
CMYK画像は4つの色成分(Cyan、Magent
a、Yellow、Black)から構成されるため、
ラスタ画像データの個数は(4x5x5=)100個と
なる。L1432は、座標(0.0, 0.5)のとこ
ろから、0.5x0.5の大きさにimage1をレイ
アウトすることを示している。
【0063】図14−2は、1ページの中で上記3つの
画像記述を解釈して、ラスタ画像データに展開した様子
を示したものである。R1401,R1402,R14
03はそれぞれのPDLデータを展開したものである。
これらのラスタ画像データは、実際にはCMYK色成分
毎にRAM1208(あるいは、ImageDisk1
207)に展開されており、例えばR1401の部分
は、各CMYKのRAM1208に、C=0、M=0、
Y=0、K=255が書かれており、R1402の部分
は、それぞれ、C=255,M=0,Y=0,K=0が
書き込まれる。
【0064】ドキュメントサーバ102内では、クライ
アント103(あるいは、ドキュメントサーバ自身)か
ら送られてきたPDLデータは、PDLデータのまま
か、上記のようにラスタ画像に展開された形で、RAM
1208(あるいは、ImageDisk1207)に
書き込まれ、必要に応じて保存される。 [CMS(Color Management Syst
em)部1302]図13に示されるCMS部1302
は、いわゆるICC(International C
olor Consortium)Profileと呼
ばれる変換テーブルSource Profile(ソ
ースプロファイル)1304やPrinter Pro
file(プリンタプロファイル)1305を自由に選
択することにより、カラーマッチングを行う。つまり、
ソースプロファイルに記載されている入力画像データが
依存する特性に応じた補正条件と、プリンタプロファイ
ルに記載されているプリンタの特性に応じた補正条件と
を用いて、入力画像データを処理する。
【0065】PDLデータにはRGB系とCMYK系の
2種類のデータがあり、後者はAdobe社のPhot
oshop(商標登録)やIllustrator(商
標登録)などをはじめとするCMYKでデータを扱うこ
とのできる一部のアプリケーションから作成されたPD
L(主にPostScript)データであり、それ以
外のアプリケーションから作成されたPDL(主にPo
stScript)データや、TIFF,JPEGと言
ったフォーマットのデータにおいてはRGB系として扱
われる。
【0066】一般的にICCプロファイルには、数式列
や多次元ルックアップテーブルなどが格納されている。
本実施形態では説明を容易にするために、数列式を用い
て演算でそれぞれ変換するような方法で説明する。な
お、3次元ルックアップテーブルなどの他の形式でも同
様に処理することができる。
【0067】RGB系のPDLデータが入力された場合
には、ソースプロファイルに格納されている図15のE
1501式を用いて一度RGBデータを規格化されたL
*a*b*空間に変換する。このソースプロファイル1
304には、S−RGBに代表される各種ディスプレイ
のプロファイルや、デジタルカメラ、スキャナなどの入
力装置のプロファイルなどがあり、デバイスの種類に応
じた数列式{a00・・・a22}が格納されている。
【0068】同様に、CMYK系のデータが入力された
場合には、プリンタプロファイルに格納されたE150
2式を用いてL*a*b*空間に変換される。SWO
P,Euroscale,JapanColorなどの
インクの色再現をシミュレーションする場合は、プリン
タの種類だけでなくシミュレートする対象に対応させて
数列式{b00・・・b23}をソースプロファイルに格
納することが必要である。
【0069】次に、L*a*b*空間からプリンタにあ
ったCMYKデータに変換する。本実施形態ではMFP
104aで印刷するので、E1503式を用いて変換を
行う。
【0070】この場合の数列式{c00・・・c32}は
各種プリンタの機種毎に用意されている。たとえば、M
FP104aとMFP104bが別のタイプの機種であ
った場合、E1503はMFP104a用のプロファイ
ルであり、E1504はMFP104b用プロファイル
と言った具合である。ターゲット機種が変われば、別の
プロファイルを選択することになる。
【0071】また、プリンタプロファイルでは、Per
ceptual(色相保存)、Colormetric
(色差最小)、Saturation(彩度優先)とい
ったRendering Intentと呼ばれるディ
スプレイや入力装置と出力デバイスとの再現範囲の違い
を調整する方法に応じて数列式を複数個用意しておいて
選択することもできる。
【0072】規格化された色空間に一度変換する理由
は、スキャナ、ディスプレイなどの様々な入力環境の色
を、種々のプリンタという出力環境の異なるものに出力
する場合に常に同等の色味を保証するためである。[T
RC(Tone Reproduction Curv
e)部1303]TRC部1303は、CMYK各色8
ビット(0〜255)で入力される値に対してそれぞれ
のプリンタの階調特性に応じたガンマ変換を行う。一般
に、入力された信号に対して図16−1のようなリニア
なテーブルG0によって変換し出力した結果は、リニア
な階調特性を有さない。たとえば、図18のようなチャ
ートを出力し、濃度計でその出力濃度を測定すると、図
16−2のような出力結果Giとなる。そこで、予めG
i(図16−2)の逆関数であるGa(図16−3)の
ようなガンマテーブルを用いてTRC部で変換すること
により、図16−1のようなリニアなプリント出力を得
ることができる。
【0073】GiとGaは互いに逆関数のガンマテーブ
ルであり、Ga*Gi=G0であるため、結果としてリ
ニアな出力結果G0を導き出すこととなる。
【0074】Giに示されるプリンタの階調特性は、温
度、湿度などの環境変動や、プリンタ電源立ち上げやプ
リント開始からの時経変化、トータルプリント枚数、消
耗品の摩耗度合いなどの耐久変化などに応じて刻々変化
していくため、定期的にこのガンマテーブルを取り替え
なければ常にリニアな画像を得ることができない。
【0075】そのため、キャリブレーション(リニアラ
イゼーション)のためのツールが必要になる。キャリブ
レーションツールは、まず、プリンタから図18のよう
なチャートをプリントする行程と、プリントアウトされ
たチャートサンプルのそれぞれのパッチ濃度を読みとる
行程、そして、読み込まれたパッチ濃度の値に応じてT
RC部のガンマテーブルを補正するという3つ行程から
成り立っている。ここで、パッチ濃度を読みとるために
は、前述のスキャナ部201を利用してもいいし、濃度
計を用いても構わない。
【0076】以上説明した、システムの概要および各機
器の各ユニットの説明は、本願各実施形態に共通して用
いられる。そして、実施形態2以降では、同一の構成に
ついては同一符号を用い、説明を割愛する。 [同種のカラーMFP104の2台接続(高画質処理
時)]TRC部のガンマテーブルはデバイス毎に固有の
テーブルであるため、もし同時に2台のカラーMFPに
同じPDLデータを一斉に出力しようとしても、それぞ
れのカラーMFPのリニアリティを保証することができ
ない。
【0077】そこで、図19のように2回RIP処理を
行うことが考えられる。すなわち、入力されたPDLデ
ータを一度ハードディスクドライブ(HDD)1207
に格納し、それを2回RIP処理する。その際に、1回
目のRIPではMFP104a用のガンマテーブル17
01を用いて補正することにより、MFP104a固有
のCMYKデータを作り、MFP104aに出力する。
そして、2回目のRIPではMFP104b用のガンマ
テーブル1702を用いて補正することにより、MFP
104b固有のCMYKデータを作り、MFP104b
に出力する。このように、RIP処理部1203が1つ
しかなければ、RIP処理は逐次2回行われる。
【0078】なお、2つのRIP処理部1203aと1
203bを備えているのであれば、2つのRIP処理部
を用いて並列処理することにより高速に処理することが
できる。但し、それぞれのRIPモジュール(1203
aと1203b)では、それぞれのガンマテーブル(1
701と1702)が使用される。 [同種のカラーMFP104の2台接続(高速処理
時)]しかしながら、前述の2回RIP処理を行う方法
では、確かに高画質でそれぞれのデバイスに合った色味
でプリントアウトされるが、2回RIPを行うが故にR
IP時間は2倍となり、プリントパフォーマンスを犠牲
にするという欠点がある。
【0079】そこで、1回のRIP処理でプリントする
方法について考える。1回でRIPするには、1つのガ
ンマテーブルを用いることになる。このとき、たとえ
ば、図20のように2つのガンマテーブルGa(170
1)とGb(1702)を平均化した新たなガンマテー
ブルGc(1801)を用いて、MFP104a用RI
P処理とMFP104b用のRIP処理を同時に行うこ
とになる。
【0080】ガンマテーブルGcは、必ずしも平均値を
用いなくとも、どちらか一方のガンマテーブルGaまた
は、Gbのいずれかを代表して用いてもよい。また、平
均値化されたガンマテーブルを作成するには、CMYK
各色のガンマテーブルに対して、各色別々に平均値化さ
れたガンマテーブルを作成する必要がある。
【0081】そして、MFP104aとMFP104b
が独立に動かせるように、バッファメモリ1802を用
意して、サーバコンピュータ102とそれぞれのMFP
間でタイミングをとれるようにしておく。また、MFP
104のいずれかがジャムやエラーで止まっている場合
を想定して、このバッファメモリに入るCMYKそれぞ
れのラスタデータをハードディスクドライブ(HDD)
1207に格納するようにしてもよい。
【0082】[高画質モードと高速モードの切り替え]
更に、高画質モードと高速モードを用意して、ユーザに
選択させるようにして、高画質モードが選択された場合
には、2回RIP処理を行い、それぞれMFP104a
用、MFP104b用のガンマテーブルを順次利用し、
高速モードが選択された場合には、平均化されたテーブ
ルまたは、MFP104a用かMFP104b用のいず
れかのテーブルのうち予め指定されたテーブル1つを選
んで1回だけRIP処理し、MFP104aとMFP1
04bの双方に同時に配信するようにする。
【0083】高画質モードまたは高速モードの選択する
情報はジョブのヘッダ情報に付加され、ジョブ処理時に
該情報に基づき自動的に選択されるようにすればよい。
【0084】(実施形態1の変形例)上記実施形態1で
は、高画質処理時において、各カラーMFPに対応した
ガンマテーブルを用いて複数回のRIPを行っている。
これに対して、本変形例では、この各カラーMFPに対
応したガンマテーブルを用いた処理を、各MFP装置内
のガンマ変換部502(図6)を用いて行う。
【0085】したがって、本変形例では、RIP部12
03において、ラスタライズ部1401を用いたラスタ
ライズ処理およびCMS部1402を用いたカラーマッ
チング処理を行い、TRC1403を用いたガンマ変換
処理は行わない。
【0086】各カラーMFPのガンマ変換部502を外
部(例えばドキュメントサーバー)から制御できる場合
は、各カラーMFPのガンマ変換部502をTRC部1
403として用いることにより、同種の複数のカラーM
FPを用いたクラスタプリントを1回のRIP処理で高
画質で実現することができる。
【0087】なお、キャリブレーションツールを用いて
ガンマテーブルをキャリブレートした場合は、ガンマ変
換部502にキャリブレートしたガンマテーブルをダウ
ンロードする。
【0088】(実施形態2)実施形態1では同一機種の
カラーMFPを接続する場合を説明した。本実施形態で
は、実施形態1の変形例として、異機種間のカラーMF
Pを2台接続した場合を説明する。
【0089】プリンタプロファイル1405は機種によ
って異なるため、異機種同士ではTRC部1403のガ
ンマテーブルを変更するだけでは当然色味を合わせるこ
とができない。
【0090】そこで、図21のように、プリンタプロフ
ァイル1405を1回目と2回目で変更して、2回RI
P処理を行う高画質モードを考える。ここで用いられる
プロファイルPa(1901)は、MFP104a用の
プロファイルであり、図15のE1503で用いられた
数列式である。それに対して、MFP104bの機種が
別であれば、機種固有のこの値も別物になり、プロファ
イルPb(1902)となる。また、当然1回目のRI
Pと2回目のRIPでガンマテーブルGaとGbも異な
るようになり、それぞれのRIP後のデータは、デバイ
スMFP104aとMFP104bに送られることにな
る。
【0091】これに対して、高速モードでは、このプリ
ンタプロファイル1405も1つでなければ高速処理で
きないため、図22のように数列式E1503で使われ
るMFP104a用のプロファイルPaと、数列式E2
001で使われるMFP104b用のプロファイルPb
とを平均値化した数列式E2002を考える。すなわ
ち、Pc=(Pa+Pb)/2というようなプロファイ
ルPcを用いて1回でRIPしてしまうのである。この
際には、前述の平均値化されたガンマテーブルGcも用
いて一回のRIPで処理される。このとき、色味は多少
ずれるが、それぞれのプリンタMFP104aとMFP
104bに対して比較的中和された色味でそれぞれ再現
されることになる。
【0092】あるいは、図23のようにラスタライズ部
1401を出た後に一度ハードディスクドライブHDD
(1207)で一旦保存し、それぞれのプリンタプロフ
ァイル1901と1902及び、それぞれのガンマテー
ブル1701と1702を使ってそれぞれMFP104
aとMFP104bに出力することもできる。
【0093】(実施形態3)本実施形態では、実施形態
1の変形例として、カラーMFP104が3台以上接続
された場合について説明する。3台以上接続された場合
でも、プリンタプロファイルやガンマテーブルをそれぞ
れ1回目、2回目、3回目・・・と言った具合に切り替え
て扱う高画質モード。プリンタプロファイルやガンマテ
ーブルの平均値を求めて扱う高速モードとして同様に考
えることができる。
【0094】また、3台以上のクラスタリングの場合な
らば、必ずしも平均値を用いなくても、モード(代表
値)やメジアン(中央値)を用いても構わない。
【0095】[プロファイル、ガンマテーブルの重み付
け係数]更に、プリンタ自身のプリントスピードに応じ
てクラスタリングの分配数に重み付けをつけることを考
える。いま、図24のようにMFP104aが30pp
m、MFP104bが20ppmのとき、2台でクラス
タを組んで、プリント終了時間が同じになるように、そ
れぞれ30部と20部に重み付けをしてプリントする場
合、MFP104aは全体の3/5の部数がプリントさ
れるので重み付け係数も3/5として、逆にMFP10
4bは全体の2/5の部数がプリントされるので重み付
け係数も2/5として計算するのが、E2201式に表
される重み付けプロファイルである。
【0096】同様にして、ガンマテーブルの方も同機種
間で重み付けしてプリントする場合には、それぞれのガ
ンマテーブルに重み付け係数を掛けて計算して、たとえ
ば、Gc=3/5*Ga+2/5*Gbのように新たな
ガンマテーブルを作成することも可能である。
【0097】(実施形態4)上述した実施形態1〜3の
いずれを用いるかを、クラスタ処理するプリンタの種類
に応じて選択するようにしてもよい。
【0098】本願実施形態によれば、1つのサーバ10
2から少なくとも2台のカラーMFP104にクラスタ
プリントを行う際に、高画質モードと高速モードを用意
し、ユーザの設定に基づいて、高画質モードの時には、
それぞれのカラーMFPの特性に合わせたプロファイル
とガンマテーブルを切り替えて2回のRIP処理を行
い、それぞれのカラーMFPにマッチした色味でクラス
タプリントを行い、高速モードの際にはそれぞれのカラ
ーMFPの特性の差を最小限に抑えるような色味で1回
のRIP処理にて複数台のMFPに同時にクラスタプリ
ントすることにより、高画質と高速の両方のニーズに応
えるカラークラスタリングシステムを提供することがで
きる。
【0099】(実施形態5)複数台の同種のカラーMF
P104を接続して、1回のRIP処理で各デバイス用
のデータを作成する方法を提供する。図20に示すよう
に、一方(たとえば、MFP104a)については通常
にプリントし、他方(MFP104b)についてはRI
P処理の結果に対して補正を行い出力する。即ち、前者
(MFP104a)がマスタとなり、後者(MFP10
4b)がスレブとなる。
【0100】スレブ側用のデータは、マスタ(MFP1
04a)用のガンマテーブルを用いて処理されたMFP
104a用CMYKデータを、MFP104b用に補正
するための補正ガンマテーブル部1801で補正するこ
とにより得られる。
【0101】MFP104a用のCMYKデータに対し
て、MFP104a用のガンマテーブルGa(図16−
3)の逆関数テーブルGi(図16−2)を掛けること
により、TRC部1403前のCMYKデータを得、そ
して、MFP104b用のガンマテーブルGb(図1
7)を掛けることによりMFP104bにマッチしたC
MYKデータを得る。
【0102】つまり、補正テーブル部1801に、Gs
=Gi*Gbを計算したガンマテーブルGsを設定すれ
ばよい。
【0103】[カラーMFP104が3台以上接続され
た場合]3台以上接続された場合には、クラスタプリン
トする組み合わせは広がる。たとえば、図21のように
104a,104b,104cという3台のカラーMF
Pが接続されていた場合、必ずしも実施形態1のような
マスタ、スレブの関係が作れるわけではない。即ち、ク
ラスタの組み合わせは、(104aと104b)、(1
04bと104c)、(104cと104a)及び、
(104aと104bと104c)となり、104aを
マスタにしても、マスタが入らない組み合わせができて
しまうためである。従って、104a,104b,10
4c全てのデバイス用に補正テーブル部を用意しなけれ
ばならない。
【0104】MFP104aが実施形態1でいうマスタ
に相当する場合には、TRC部1403にはMFP10
4a用のガンマテーブルGaが入り、MFP104a用
のテーブル補正部1901にはリニアなガンマテーブル
G0、MFP104b用のテーブル補正部1902には
ガンマテーブル(Gi*Gb)、そして、MFP104
c用のテーブル補正部1903にはガンマテーブル(G
i*Gc但しGcはMFP104c用ガンマテーブル)
を設定する。
【0105】このようにすることで、どの組み合わせで
も常に補正されたCMYKデータが1回のRIP処理で
それぞれのカラーMFPに出力することができる。
【0106】また、改めてキャリブレーションを行う
と、TRC部1403のガンマテーブルGaが更新され
るため、再度Giも求めなおして、それぞれのテーブル
補正部には新たなテーブルが用意されることになる。
【0107】本実施形態によれば、RIP処理部の数よ
り多い数のプリンタを用いたクラスタ処理を、出力画像
の品質を低下させずに高速に行うことができる。
【0108】実施形態1の変形例と同様に、MFPカラ
ープリンタのガンマ変換部502(図6)を用いても構
わない。つまり、補正テーブル部として、スレブのカラ
ーMFPのガンマ変換部502を用いるようにしても構
わない。この場合は、スレブのカラーMFPに対して、
ガンマテーブルをダウンロードすることになる。
【0109】[異機種間のクラスタプリント]次に、ク
ラスタの組み合わせのカラーMFP104が異なる種類
の機種であった場合について説明する。プリンタプロフ
ァイル1405は機種によって異なるため、異機種同士
ではTRC部1403のガンマテーブルを変更するだけ
では当然色味を合わせることができない。
【0110】そこで、ガンマテーブル同様に、プリンタ
プロファイル1405を補正するプロファイル補正部2
001と2002を図22のように追加し、デバイス間
の色の差異を補正する。
【0111】補正に際しては、第1に、CMYKそれぞ
れの色にルックアップテーブル(ガンマテーブル)で近
似した値を算出する方法がある。これは、テーブル補正
部と同じ方式であるが、この場合には、テーブル補正部
のガンマテーブルと掛け合わせて合成されたルックアッ
プテーブルとして1つにまとめることも可能である。
【0112】第2に、CMYKデータに数列式を掛けて
近似的にデバイスに依存したCMYKを算出する関数演
算の方法で求めることもできる。たとえば、図23のE
2003ような行列演算で新たなCMYKデータを作る
ことも可能であるし、ルックアップテーブルと行列演算
式の双方でも可能である。
【0113】また、RIP部1203から出力されるC
MYKの画像データを一度ハードディスクドライブHD
D(1207)で一旦保存し、それぞれの補正テーブル
を通して、それぞれMFP104aとMFP104bあ
るいは、それ以上のデバイスに出力することもできる。
【0114】同機種を複数台用いた時のクラスタプリン
トと異機種を複数台用いた時のクラスタプリントを説明
したが、どちらの方法を用いるかは、ドキュメントサー
バ102が出力するプリンタの種類を識別し、自動的に
選択すればよい。なお、マスタのプリンタについては、
予め設定されている優先順位またはジョブ指示にユーザ
によって指示された情報に基づき設定される。
【0115】本実施形態によれば、1つのサーバ102
から少なくとも2台以上のカラーMFP104にクラス
タプリントを行う際に、マスタとなるカラーMFPの特
性に合わせた色補正を行いマスタ用の出力データを作成
し、そしてスレブとなるカラーMFPの出力のためにマ
スタ用出力データをスレブ用出力データに補正する補正
テーブルを用意し、1回のRIP処理にて、色味の合っ
たそれぞれの画像データを複数台のカラーMFPに同時
にクラスタプリントすることができるカラークラスタリ
ングシステムを提供することができる。
【0116】(他の実施形態)また前述した実施形態の
機能を実現する様に各種のデバイスを動作させる様に該
各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコ
ンピュータに、前記実施形態機能(例えば、図20〜図
22で実現される機能)を実現するためのソフトウエア
のプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装
置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納され
たプログラムに従って前記各種デバイスを動作させるこ
とによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
【0117】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0118】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることが出来る。
【0119】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0120】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言う
までもない。
【0121】
【発明の効果】本発明は入力画像情報をビットマップ画
像データに展開する処理(RIP処理)の回数を抑制
し、高速に複数のカラー画像出力装置で並列処理するこ
とができる。
【0122】また、ユーザの用途に応じて、高速な処理
および高精度な処理を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム全体を示す図
(1)。
【図2】本発明の実施形態のシステム全体を示す図
(2)。
【図3】画像形成装置全体のブロック図。
【図4】画像形成装置のスキャナ部を示す図。
【図5】画像形成装置のスキャナIP部を示す図。
【図6】画像形成装置のプリンタIP部を示す図。
【図7】画像形成装置のPWM部のブロック図。
【図8】画像形成装置のPWM部のタイミング図。
【図9】カラー画像形成装置のプリンタ部を示す図。
【図10】白黒画像形成装置のプリンタ部を示す図。
【図11】画像形成装置のフィニッシャ部を示す図。
【図12】本発明のドキュメントサーバ内部のジョブフ
ロー。
【図13】RIP部の構成を示す図(1)。
【図14】PDLデータの記述例とそのラスタ展開後を
示す図。
【図15】ソースプロファイルとプリンタプロファイル
の数列式(1)。
【図16】ガンマカーブを示す図。
【図17】ガンマカーブを示す図。
【図18】キャリブレーションのテストチャート。
【図19】RIP部の構成を示す図(2)。
【図20】RIP部の構成を示す図(3)。
【図21】RIP部の構成を示す図(4)。
【図22】プリンタプロファイルの数列式(2)。
【図23】RIP部の構成を示す図(5)。
【図24】プリンタプロファイルの数列式(3)。
【図25】RIP部の構成を示す図。
【図26】RIP部の構成を示す図。
【図27】RIP部の構成を示す図。
【図28】プロファイル補正部の数列式。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 107 H04N 1/46 Z 5C077 1/46 B41J 3/00 B 5C079 Fターム(参考) 2C087 AA15 AB08 AC08 BA02 BA03 BA07 BD36 DA02 DA14 2C262 AA24 AA30 AC07 BA09 EA03 EA16 FA20 GA57 GA59 5B021 AA01 DD07 LG07 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE16 CH01 CH07 CH11 CH14 CH20 5C062 AA02 AA05 AA14 AA35 AB22 AB41 AB45 AC04 AE03 BA04 BC01 5C077 LL18 MP08 PP15 PP33 PP36 PP37 PP46 PQ12 PQ18 PQ22 PQ23 TT02 5C079 HB03 HB08 HB12 LB02 MA01 MA04 MA11 NA11 NA29 PA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたジョブを複数台のカラー画像
    出力装置で並列処理するための画像処理方法であって、 入力画像情報をビットマップ画像データに展開する展開
    工程を有し、 前記展開工程は第一のモードと第二のモードを有し、 前記第一のモードは、前記入力画像情報を前記複数台の
    カラー画像出力装置の夫々に対応した色処理条件を用い
    て、複数回前記展開を行い、 前記第二のモードは、任意の色処理条件を用いて前記展
    開を行い、前記展開の結果を前記複数台のカラー画像出
    力装置に出力することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記任意の色処理条件は、前記複数台の
    カラー画像出力装置のうちの1台のカラー画像出力装置
    に対応した色処理条件であることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記任意の色処理条件は、前記複数台の
    カラー画像出力装置の組に対応した色処理条件であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記任意の色処理条件は、前記複数台の
    カラー画像出力装置に対応した色処理条件の平均値であ
    ることを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 更に、前記入力されたジョブを前記複数
    台のカラー画像出力装置に分配する分配工程を有し、 前記任意の色処理条件は、前記分配工程の分配条件に応
    じて前記カラー画像出力装置の各々に対応する色処理条
    件を重み付け処理して作成されることを特徴とする請求
    項3記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記複数台のカラー画像出力装置の種類
    に応じて、前記第一または第二のモードを設定すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 入力されたジョブを複数台のカラー画像
    出力装置で並列処理するための画像処理装置であって、 入力画像情報をビットマップ画像データに展開する展開
    手段と、 前記展開工程は第一のモードと第二のモードを選択する
    選択手段とを有し、 前記第一のモードは、前記入力画像情報を前記複数台の
    カラー画像出力装置の夫々に対応した色処理条件を用い
    て、複数回前記展開を行い、 前記第二のモードは、任意の色処理条件を用いて前記展
    開を行い、前記展開の結果を前記複数台のカラー画像出
    力装置に出力することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力されたジョブを複数台のカラー画像
    出力装置で並列処理するための画像処理方法を実現する
    ためのプログラムを記録する記録媒体であって、 入力画像情報をビットマップ画像データに展開する、第
    一のモードと第二のモードを有する展開機能を実現する
    プログラムを有し、 前記第一のモードは、前記入力画像情報を前記複数台の
    カラー画像出力装置の夫々に対応した色処理条件を用い
    て、複数回前記展開を行い、 前記第二のモードは、任意の色処理条件を用いて前記展
    開を行い、前記展開の結果を前記複数台のカラー画像出
    力装置に出力するプログラムを有することを特徴とする
    記録媒体。
  9. 【請求項9】 入力されたジョブを複数のカラー画像出
    力装置で並列処理するための画像処理方法であって、 入力画像情報を第1のカラー画像出力装置用のビットマ
    ップ画像データに展開する展開工程と、 前記第1のカラー画像出力装置用のビットマップ画像デ
    ータを第2のカラー画像出力装置用のビットマップ画像
    データに変換する変換工程とを有し、 前記展開工程で展開された前記第1のカラー画像出力装
    置用のビットマップ画像データを該第1のカラー画像出
    力装置に転送し、前記変換工程で変換された前記第2の
    カラー画像出力装置用のビットマップ画像データを該第
    2のカラー画像出力装置に転送することを特徴とする画
    像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記複数のカラー画像出力装置は同機
    種であり、前記展開工程は該複数のカラー画像出力装置
    の機種に応じたプロファイルを用いたカラーマッチング
    処理を行い、 前記変換工程は、前記第1のカラー画像出力装置の階調
    特性および前記第2のカラー画像出力装置用の階調特性
    に応じた変換を行うことを特徴とする請求項9記載の画
    像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のカラー画像出力装置の階調
    特性は、キャリブレーション処理により較正されること
    を特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記展開工程は、前記第1のカラー画
    像出力装置に応じた色調整処理および該第1のカラー画
    像出力装置に応じた階調補正処理を行うことを特徴とす
    る請求項9記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 入力されたジョブを複数のカラー画像
    出力装置で並列処理するための画像処理装置であって、 入力画像情報を第1のカラー画像出力装置用のビットマ
    ップ画像データに展開する展開手段と、 前記第1のカラー画像出力装置用のビットマップ画像デ
    ータを第2のカラー画像出力装置用のビットマップ画像
    データに変換する変換手段と、 前記展開工程で展開された前記第1のカラー画像出力装
    置用のビットマップ画像データを該第1のカラー画像出
    力装置に転送し、前記変換工程で変換された前記第2の
    カラー画像出力装置用のビットマップ画像データを該第
    2のカラー画像出力装置に転送手段とを有することを特
    徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 入力されたジョブを複数のカラー画像
    出力装置で並列処理するための画像処理方法を実現する
    ためのプログラムを記録する記録媒体であって、 入力画像情報を第1のカラー画像出力装置用のビットマ
    ップ画像データに展開する展開機能と、 前記第1のカラー画像出力装置用のビットマップ画像デ
    ータを第2のカラー画像出力装置用のビットマップ画像
    データに変換する変換機能と、前記展開工程で展開され
    た前記第1のカラー画像出力装置用のビットマップ画像
    データを該第1のカラー画像出力装置に転送し、前記変
    換工程で変換された前記第2のカラー画像出力装置用の
    ビットマップ画像データを該第2のカラー画像出力装置
    に転送する転送機能を実現するためのプログラムを記録
    することを特徴とする記録媒体。
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