JPH08207363A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH08207363A
JPH08207363A JP7214558A JP21455895A JPH08207363A JP H08207363 A JPH08207363 A JP H08207363A JP 7214558 A JP7214558 A JP 7214558A JP 21455895 A JP21455895 A JP 21455895A JP H08207363 A JPH08207363 A JP H08207363A
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JP
Japan
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color
data
image
output device
image processing
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JP7214558A
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English (en)
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Susumu Sugiura
杉浦  進
Kazuhiro Saito
和浩 斎藤
Yukari Toda
ゆかり 戸田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色指定された文字コードや線画等を可視画像
出力装置に出力する際、その可視画像出力装置に適応し
た色空間に効率良く、且つ高速に変換する。 【解決手段】 デスクトップパブリッシング等で作成し
た文書画像データを可視画像出力装置、例えば、カラー
プリンタに出力する場合には、PDLに基づくコードが
送られてくる。このコードを受け、それが文字や図形で
ある場合には、そのコードに含まれるRGBのカラーコ
ードからYMCデータに変換する。そして、文字コード
に基づいて発生した1ドット1ビットのデータに対し、
その有意なビットをいっきにYMCデータに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法、詳しくは入力した文書画像データを可視画像出力装
置に出力するための画像処理装置及び方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】DTP(Desk Top Publishing)で作成
された文書画像データは、図13で示されるように何等
かのPDLで記述され、ラスター化し、出力プリンタま
たは出力モニタの色特性に合わせる色処理、すなわち、
CMM(Color Matching Method )処理を施し、出力部
に渡されプリント、またはモニタ表示される。従来の方
法は、ラスター化した後、1画素毎に色処理計算を施
し、全画素にわたり色合わせ処理を実施していた。
【0003】また、出力プリンタや出力モニタの色特性
は、装置毎に異なっているため、例えば、1つのホスト
コンピュータに対して複数の出力プリンタや出力モニタ
はネットワークで接続された場合に、いかなる色特性で
色合わせを行ったら良いのかがわからないという問題が
あった。
【0004】また、一方で、コンピュータで作成する画
像(以下「CG画像」という)のカラー化、多階調化が進
んでいる。このような多色画像の情報量は、例えば、A
4サイズ400dpi256階調三色カラーの場合で約4
6Mバイトにもなる。従って、このような画像を格納し
たり伝送する際には、画像圧縮すること必要になる。こ
のような圧縮された画像を伸長して、プリンタまたはデ
ィスプレイなどのデバイスに出力する際は、その出力デ
バイスに適した色変換またはγ変換を行う必要がある。
図14は圧縮データを伸長してカラープリンタに出力す
る場合を説明する図である。
【0005】図14において、入力された圧縮データ
は、符号解析部901Aと画素データ発生部901Bを
備える伸長部901においてRGB各8ビットの画素デ
ータに変換された後、色合部902で色合わせされてC
MYK各8ビットの画像データに変換され、カラープリ
ンタ903へ渡される。図15はこの色合部902の処
理を説明する図である。
【0006】図15において、まず、1011で示すL
OG変換処理において次式により、RGB色空間からY
MC色空間への変換が施される。
【0007】 Y = -logB M = -logG …(1) C = -logR 次に、1012で示すマスキング処理において次式によ
り、プリンタ特有の色特性に合せるマスキング処理がY
MC信号に施される。
【0008】 さらに、1013で示す黒生成処理により、図16に示
すように、Y'M'C'信号の最小値、つまり値min(Y',
M',C')をY'M'C'信号から引き、その分をK"信号に
置き換える処理が施される。
【0009】このように、伸長された画素データを、色
変換マトリクスなどを用いて、一画素ずつ変換してい
る。
【0010】しかし、上記従来例においては、次のよう
な問題点があった。
【0011】つまり、上述した技術においては、伸長さ
れた画像の画素データすべてについて色処理演算を施す
必要があり、その処理時間に莫大な時間を必要とする。
もし、処理時間を短縮しようとすれば、高速演算を実行
できるハードウェアが必要になり、装置コストを上昇さ
せる欠点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の欠点を除去することを目的とする。
【0013】すなわち、本発明は、色指定された文字コ
ードや線画等の画像情報を可視画像出力装置に出力する
際、その可視画像出力装置に依存したデータに効率良
く、且つ高速に変換することを可能ならしめる画像処理
装置及び方法を提供しようとするものである。また、そ
の際に、複数の出力装置間の色合わせを行うことを目的
とする。
【0014】この課題を達成するため、例えば本発明の
画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、所定言
語で記述された画像情報を供給する供給手段と、画像情
報を画素毎の画像データに展開する展開手段と、展開さ
れた画像データを第1の出力デバイスに出力する出力手
段とを備え、前記展開手段は、第1の出力デバイスの特
性及び前記第1の出力デバイスとは異なる第2の出力デ
バイスの特性に応じて決定されるパラメータを画像情報
を展開するために使用する。
【0015】また、本発明は、所定画素ブロック単位の
符号化画像データがある場合において、可視画像出力装
置に依存したデータを効率良く且つ高速に変換すること
を可能ならしめる画像処理装置及び方法を提供すること
を別の目的とする。
【0016】このため、例えば本発明の画像処理装置は
以下の構成を備える。すなわち、符号化画像情報を供給
する供給手段と、符号化画像情報を復号化し、画素毎の
画像データを生成する復号手段と、画像データを所定の
出力デバイスに出力する出力手段と、画像データが所定
の出力デバイスの特性に依存するように演算する演算手
段とを備え、前記演算手段は、前記符号化情報のそれぞ
れのデータに対して演算する。
【0017】また、本発明は、実質的に同じ色あいのカ
ラー画像に関して、可視画像出力装置に適応するデータ
に変換する処理を実質的に行わず、効率良くその装置に
適応したデータを生成することを可能ならしめる画像処
理装置及び方法を提供することを更なる目的とする。
【0018】また、本発明は、圧縮された画像を伸長し
て出力デバイスへ出力する際の処理を低減することがで
きる画像処理装置およびその方法を提供することを他の
目的とする。
【0019】また、本発明はネットワーク上に接続され
た複数のデバイスを用いた効率の良い画像処理方法を提
供することを他の目的とする。
【0020】本発明の他の目的及び態様は以下の図面に
基づく説明及び特許請求の範囲の記載から明らかになる
であろう。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る好適な実施形態を詳細に説明する。
【0022】<第1の実施形態>図1は、本発明の実施
形態におけるデータの流れを示していると同時に、具体
的な構成名は記載してはいないが実施形態の装置構成を
も示している。以下、図1の説明を行う。
【0023】101にて、コンピュータのDTPアプリ
ケーションソフトウェアにより、文書画像データを作成
する。次に102にて、作成された文書画像データをO
Sに基づいてPDLコードに変換する。そして、103
にて、文字図形コードとイメージ符号コードの判別を行
い、文字図形コードとイメージ符号コードは、それぞれ
別々に処理される。文字図形は、104にて文字図形用
の色処理を行い、106にて、その色処理された画素デ
ータを用いてビットマップ化する。また、イメージ符号
コードは、105にてイメージ符号コード用の色処理を
行い、107にて、その色処理されたデータを用いてビ
ットマップ化する。108では、文字図形コードとイメ
ージ符号コード、別々に色処理、ビットマップ化された
データを合成する。109では、合成された画像をプリ
ント或いはモニタ表示する。
【0024】尚、上記処理において、モニタに表示する
データはRGB形式になり、プリンタに出力するデータ
はYMC形式(あるいはBk成分を追加した形式)にな
るので、出力対象に応じて106、107の色処理内容
を変化させる。
【0025】図2は本発明の特徴を最もよく表すフロー
チャートであり、PDLコードから色処理してビットマ
ップ化するまでの本発明に関係する処理を明示してい
る。また、イメージ符号コードは、自然画像等の画像デ
ータが、周波数変換処理を含む圧縮方式を用いて、符号
化されていることを前提にしている。本フローチャート
では、本発明に関連するその周波数変換関連の処理を明
示し、それ以外の処理に関しては、省略している。文字
・図形・イメージ符号コードの各々の色処理は、後から
別々に詳しく説明する。
【0026】以下、この図2を用いて本発明の特徴を説
明する。ステップS201にて、入力されるPDLコー
ドが、文字図形コードかイメージ符号コードか判定す
る。この判定は、ヘッダコマンドを識別することで行
う。つまり、イメージ符号コードの場合には、少なくと
もそのヘッダ部分に所定形式のコマンドが付されている
ので、これを識別する。また、文字図形コードはそのコ
ードを解析することで識別する。文字図形コードなら
ば、ステップS202にて、そのコード(あるいはコマ
ンド)から色情報を抽出する。そして、ステップS20
3にて、出力装置に応じた色処理パラメータにより色処
理を行い、ステップS204にて、その色処理されたデ
ータを用いてビットマップ化画像毎のイメージデータに
展開する。次に、ステップS211にて、PDLコード
があるかどうか判定し、Yesならば、ステップS20
1に戻り、Noならば終了する。
【0027】従来の方式では、PDLコードがビットマ
ップ化された後で色処理するので、ビットマップ化され
た全ての画素に対して、色処理しなければならず、その
計算に多くに時間を要した。しかし、本実施形態では、
PDLコードの色情報をビットマップ化する前に色処理
するため、同色のオブジェクトに対しては一回の色処理
で実現することができ、大幅に色処理に費やす時間を短
縮することができる。
【0028】さて、入力されたPDLコードが、イメー
ジ符号コードの場合、ステップS201ではNoと判定
され、ステップS205に進む。ここでは、圧縮データ
の伸張処理を始める。周波数変換を含む圧縮方式で圧縮
データは、一般的にn×n(又はn×m)のブロック単
位で処理をする。ステップS206では、その周波数空
間に変換された単位ブロックにおいて交流成分を含むか
どうか判定し、含む場合は、従来通り処理するためのス
テップS209にて、逆周波数変換しビットマップ化
し、ステップS210にて、ビットマップ化された全て
の色データを出力装置に応じて色変換する。
【0029】また、ステップS206にて、交流成分が
ないと判定されたならば、ステップS207にて、その
単位ブロックの直流成分のみを用いて出力装置に応じて
色処理する。そして、ステップS208にて、色処理さ
れた直流成分のみを逆周波数変換しビットマップ化す
る。ステップS211では、このイメージ符号が終了し
たかどうかを判定し、終了した場合は、ステップS21
1へ進み、終了していない場合は、ステップS206〜
S210の処理を繰り返す。
【0030】従来の方式では、無条件で逆周波数変換
し、ビットマップ化した後で出力装置の色特性に合わせ
て色処理を行っていたため、全ての画素に対しその計算
を行わなければならなかった。しかし、本発明では、自
然画の背景等は、交流成分をあまり含まず直流成分のみ
の領域が多いいこと特徴を利用して、直流成分のみを色
変換する異ことにより、大幅に色処理のための計算時間
を短縮できる。
【0031】以上、本実施形態の特徴とする部分に関し
て述べたが、以下に文字コード、図形(グラフィック)
コード、イメージ符号コードの各々の色処理に関して具
体例を示しながら説明する。
【0032】(1)文字コードデータから効率よく色合
わせ処理する方法。
【0033】説明を簡潔で具体的にするために、一枚の
紙の上にピンク色の文字“東京”と、薄い青色の図形
“円”を各例を基準に説明する。
【0034】図3は上記説明例を図示したものである。
この図の或種のPDLコードを文字の場合 ESC[001 =moji,xadr,yadr,Rdata,Gdata,Bdata,size,fo
nt,char] ESC[002 =circle,xadr,yadr,Rdata,Gdata,Bdata,radio
us] ここで、ESCはエスケープコード(16進数で1B
h)、mojiは文字データを、circleは円を描かせるコマ
ンド、xadr,yadr は文字の書き始め位置情報又は円の中
心位置情報を表わす。また、Rdata,Gdata,Bdata は文
字、円の色データ情報を示す。sizeは文字の大きさを示
し、fontは文字フォントを示す。charは記載文字データ
列を示す。radious は円描画の半径を示す。
【0035】従って、図3の場合、そのPDLデータ
は、 ESC[001,0100,0075,250,010,025,030,001,東京] ESC[002,0180,0300,010,020,0250,030] で表現される。
【0036】尚、実用的なPDLはさらに複雑な形式に
なっているが、ここでは本発明の思想が理解できる簡便
な形に簡略化している。通常PDLに記載されている画
像表現データはデバイスインデペンデントな形式で記述
されている。ここでは、デバイスインデペンデントな色
表現形式としてNTSC−RGBを用いたとする。出力
装置もここでは、カラープリンタと設定すると、カラー
プリンタは減色混合であるからYMC(yellow,magent
a,cyan )色空間となる。そのためNTSC−RGB→
YMC色空間変換を実施する必要がある。
【0037】図4において、401は前記PDLの文字
コードを蓄積しているデータメモリである。402は文
字コードからビットマップデータに変換する文字生成器
である。403はPDL文字データRdata,Gdata,Bdata
を抽出し出力のための色変換を実施する部分である。変
換係数a11〜a33は標準色空間NTSC−RGBから出
力カラープリンタの色空間YMCに変換する変換係数で
ある。404は402により文字コードデータを単色の
ビットマップデータに変換されたデータを格納する部分
である。405は404でビットマップ化されたデータ
に色付ける部分である。色付けデータは403から生成
されるY,M,Cデータを用いる。
【0038】405−1〜3は各Y,M,C成分データ
格納領域を示す。この場合のR,G,Bデータ値はR=
250,G=10,B=25となる。
【0039】例えば、文字生成器402で生成された文
字パターンは1画素当たり1ビットのデータが割り当て
られていて、有意なドット(ビット)は“1”、非有意
なドットは“0”になる。そこで、この有意なドット
“1”に対しては、図示の行列式で得られたY,M,C
の各データ(例えば各色成分8ビット)の値を対応さ
せ、それぞれの色成分データ格納領域に格納する。尚、
非有意のドット“0”に対しては、その背景色(背景色
はベット制御コードで指定されている)の各色成分のデ
ータを格納する。そして、少なくとも1つの文字パター
ンに関しては無条件に、図示の行列演算を行うことな
く、上記処理を行う。
【0040】以上の説明から明かなように、“東”の文
字に関する色処理は1回ですむ。従来の方式では1文字
を25×25ドットで表示していると625回色処理計
算を繰り返す必要があった。上記実施形態の場合、少な
くとも繰り返し回数は従来の1/625になるわけであ
るから、どの程度処理速度が改善されたか理解できよ
う。
【0041】(2)図形(グラフィック)コードデータ
から効率よく色合わせ処理する方法。
【0042】図5は円画像を描画する例を説明する図で
ある。501はベクトルデータが格納されている。この
場合は円を描画するコマンドが格納されている。円を描
画するベクトルデータとし、円のコマンド(その中心座
標データ)と半径データが502に渡され、502でビ
ットマップ化される。ここでは文字データの展開と同様
に、504には1ビットデータとして、データ格納され
る。一方、ベクトルの色情報を示すデータが503に渡
され、色変換処理される。ここではR=10,G=2
0,B=250で半径は30と与えられる。従って、文
字部と同様に、505には503で色処理計算されたデ
ータY,M,Cが504の情報と合わせ格納される。従
って、ここでも色処理計算は1回でよい。従来の方式で
は64×64ドットで表現されたとすると実に4069
回の色処理計算が必要となる。
【0043】(3)イメージ符号コードから効率よく色
合わせ処理する方法。
【0044】イメージ符号コードは、自然画等の生画像
を圧縮処理してイメージ符号のコードの集まりにしたも
のである。それを伸張しながら効率よく色合わせ処理す
る方法を説明する前に、先ず、その圧縮処理について簡
単に説明する。これにより、その後の本発明の実施形態
の記述がよりよく理解できるものと考える。
【0045】図6は、その周波数変換を含む圧縮処理の
概要を示すブロック図である。生画像データは、周波数
変換部601にて、(n×n)PIXELのブロック単
位で、例えばDCT変換等の直交変換を用いて周波数空
間に変換され、その変換された値は、周波数変換係数を
呼ばれる。量子化部602では、同様にnxnブロック
単位で量子化処理を行い、その量子化された値は、量子
化係数と呼ぶ。量子化係数は、1個の直流成分と(n×
n−1)個の交流成分で構成される。直流成分は、ブロ
ック遅延部603にて、遅延され前のブロックとの差分
が、符号化部604にて、符号化される。又、その他の
交流成分は、いわゆるジグザグスキャンされ符号化部6
04にて符号化される。
【0046】次に、その画像データの変換される様子を
図7〜9に示される具体例を用いて説明する。図7は、
(n×n)画素幅の画像データで、左下方向への斜線で
示される領域Aは、全てAの値の色であり、右下方向へ
の斜線で示される領域Bは、全てBの値の色である。領
域Aと領域Bは、ちょうどnxnブロックの境界線で区
切られているため、最初の2nラインまでは、交流成分
が発生しない。図7を周波数変換して量子化したデータ
を示したものが図8である。図8は、生画像データの表
現形式が、NTSC−RGBが用いられ、そのR,G,
B−Planの量子化係数が表示され、最全面(B−Plane
)の左上のnxnブロックにおいて、左上隅の20は
直流成分を示し、0はその他の交流成分が、全て0であ
ることを示す。図9上は、そのRGB直流成分の変遷を
示し、図9下は、RGB直流差分成分の変遷を示す。
【0047】さて、次に、実施形態における符号化圧縮
データを伸張しながら、出力装置の色特性に合わせて効
果的に色処理する方法を図10を用いて説明する。
【0048】圧縮されたイメージ符号コードは、復号化
部1001にて、復号化され、nxnブロック単位で量
子化係数が、交流成分検出部1002へ転送される。交
流成分を含む場合は、従来の伸張色処理を行い、交流成
分がない場合(交流成分の値が全て“0”の場合)は、
本発明の実施形態の伸張色処理を行う。すなわち、交流
成分を含む場合、その直流成分は、1ブロック前の差分
データであるため、ブロック遅延部1008を用いて1
ブロック前の値との加算値が、交流成分はそのまま逆量
子化部1009にて逆量子化される。逆量子化された係
数は、逆周波数変換部1000にて逆数は数成分に変換
され、色処理部1011にて出力装置の1007の色特
性に応じて、全ての画素が、色処理される。
【0049】一方、交流成分を含まない場合は、差分直
流成分のみが、ブロック遅延部1003を用いて、1ブ
ロック前の値との加算値が、色処理部に送られる。色処
理部1004では、その加算された直流成分を出力装置
の色特性に応じて色処理される。また、この色処理部1
004は、交流成分検出部1002からの差分直流成分
が、0である場合は、その加算された直流成分は、1つ
前のブロックの値と同じなので、色合わせのための計算
は、行わずに1ブロック前の値を用いる。この処理によ
り、より効率的な色処理を実現することができる。そし
て、色処理されたデータは、逆量子化部1005、逆周
波数変換部1006を経て、出力装置にて出力される。
【0050】ここでの色処理は、周波数変換された係数
を色合わせのための計算を行うが、交流成分を含む場合
は、その色変換のために複雑な計算を要する。しかし、
交流成分がないため、その値は、逆周波数変換された値
と線形関係にあり、簡単な計算で色合わせのための計算
を実現することができる。
【0051】例えば、図7〜9の例では、従来の方式で
ビットマップから色処理をした場合、最初の2nライン
で(2n×5n)回の計算を要するが、図9下の図から
わかるように異なる差分直流成分は、4回しか出現しな
い。つまり、実に4回の計算だけでこの領域における全
ての色処理を実現することができことになる。
【0052】<第2の実施形態>第1の実施形態では、
文字図形・イメージ符号のPDLコードを各々展開、或
いは伸張する時に色処理をすることにより色合わせのた
めの計算時間を大幅に短縮することを実現しているが、
第2の実施形態では、生画像データを直接効率的に色処
理する例を述べる。
【0053】第2の実施形態における特徴を最もよく表
わすフローチャートが図11である。実第2の実施形態
では、いくつかの生画像データを保持するための保持手
段とその生画像に対応する色処理された色データを保持
するための手段を有している。すなわち、一度演算した
色データについて、生画像データと色処理後のデータと
の対応をルックアップテーブル化することにより、同一
生画像データに対する重複演算を省略している。
【0054】さて、ステップS1101では、入力され
た生画像データが、保持されている生画像データと同じ
かどうか判定される。Noの場合は、ステップS110
2にて、出力装置の色特性に応じた色合わせのための処
理が成される。ステップS1103では、その生画像デ
ータは、生画像データ保持手段に保持され、その色処理
されたデータは、色処理された色データ保持手段に保持
される。そして、ステップS1104にて、色処理され
たデータは出力される。
【0055】また、ステップS1101にて、入力され
た生画素データが、保持されている生画素データと同じ
場合は、ステップS1105にて、保持されている生画
素データに対応する色処理されたデータを出力し、この
場合は、色処理のための計算は行われない。ステップS
1106では、生画素データが終了したかどうか判定さ
れ、終了していない場合は、ステップS1101から1
105までの処理を繰り返す。生画素データの終了と共
にこの色処理も終了する。
【0056】対象となる画像データが、DTPソフト等
で作成された場合、同じ画素値が連続したり、一度出現
した画素値は、繰り返し出現する傾向がある。そのた
め、本発明を用いることにより、画素値が連続したり、
再出現した場合には、改めて色処理のための計算をする
必要がなく、その膨大な計算時間を大幅に短縮すること
ができる。
【0057】以下、図12の画像データを例にして、そ
の計算回数が削減される例を具体的に説明する。図12
の1つの四角は、1画素を示し、16画素の幅の画像デ
ータが、A〜Fまでの6ラインが示してある。空白の四
角は、白色の画素であることを示し、「赤」は赤色の画
素であることを、「青」は青色の画素であることを示
す。ラスター順次で画素データが入力されるとA行1列
画素(以下、A−1画素と表記する。)である白色が色
処理され、その後A−2,3,は、その色処理されたデ
ータが出力される。このあと、A−4の赤色が処理さ
れ、その後A−5,6...16,B−1,2,
3...16,C−1,2,...10まで、保持され
た色処理後の色データが使われ、C−11の青色の画素
データが、色処理される。その後、F−16までは、新
たに色処理のための計算は行われず、保持された色処理
後のデータが用いられる。従って、この例では、従来方
式では、6×6=96回の色処理のための計算が必要に
なるが、本方式を用いることにより、たった3回の計算
でこの領域における全ての画素の色処理を実現すること
ができる。
【0058】尚、記憶保持するデータ数は、メモリ(例
えばRAM)の容量に依存するものとする。実際問題と
して、DTPで作成した色数は、ビデオカメラ等で撮影
した自然画と比較し、その色数は少ないので、適当なメ
モリ容量があれば足りる。
【0059】また、自然画の場合には、その色数が多く
なるので、メモリの容量が許す限り活用することが望ま
しい。但し、新たに記憶保持するエリアが確保できない
場合には、最も古い記憶保持したデータに上書きする。
即ち、ルックアップテーブルを動的に書換えていく。い
ずれの場合にも、入力データに対し、すでに色処理され
たデータが保持されている場合は、その保持されている
データを用い、保持されたデータが存在しない場合は、
新たに色処理を行い、そのデータを保持するとともに、
そのデータを出力する。
【0060】以上説明したように本第2の実施形態によ
れば、入力された画像データに対して色合わせ処理する
とき、従前に処理したものと同じ場合には、記憶してお
いたデータを活用するので、その処理速度を大幅に向上
させることが可能になる。
【0061】また、上記第1、第2の実施形態では、色
合わせとしてRGBからYMCに変換する例を示した
が、色空間の変換に特徴があるのであって、これ以外の
色空間どうしの変換にも勿論対応できる。従って、上記
実施形態によって本願発明が限定されるものではない。
【0062】また、第1の実施形態においては、伸長し
た画素ブロックに交流成分が“0”になった場合、図2
におけるステップS207、S208を行うとしたが、
これにある程度の幅を持たせても良い。例えば、速度を
重視したいのであれば、各交流成分(もしくはその平
均)がT以下の場合にその処理を行うようにしても良
い。但し、このTの値は適当に小さい値が望ましいのは
説明するまでもないであろう。場合によっては、このT
の値も操作者が自由に変更できるようにしても良いであ
ろう(但し、デフォルトではT=0とする)。
【0063】以上説明したように上述の実施形態によれ
ば、色指定された文字コードや線画等を可視画像出力装
置に出力する際、その可視画像出力装置に適応した色空
間のデータに効率良く、且つ高速に変換することが可能
になる。
【0064】また、所定画素ブロック単位の周波数変換
による符号化カラー画像データがある場合において、可
視画像出力装置に適応した色空間のデータを効率良く且
つ高速に変換することが可能になる。
【0065】また、上記2つの作用効果を同時に奏する
ことも可能になる。
【0066】更にまた、実質的に同じ色あいのカラー画
像に関して、可視画像出力装置に適応するデータに変換
する処理を実質的に行わず、効率良くその装置に適応し
たデータを生成することが可能になる。
【0067】<第3の実施の形態>図17は本発明にか
かる第2の実施形態の画像処理装置の構成例を示すブロ
ック図で、圧縮された画像データの代表色を表現するデ
ータにだけ、出力デバイスの特性に合せた変換処理を施
し、変換処理したデータを用いて、圧縮コードをビット
マップデータに伸長して、カラー画像データを出力デバ
イスへ出力するものである。
【0068】より具体的に説明すると、図17におい
て、入力された圧縮データは、符号解析部2011A,
色合部2011Bおよび画素データ発生部2011Cを
備える伸長部2011において、例えば、YMCK各8
ビットの画素データに変換されてカラープリンタ201
3などの出力デバイスへ渡される。画素データ発生部2
011Cは、数色分の色データを記憶するバッファを備
え、符号解析部2011Aの解析結果に従って、そのバ
ッファの中身を更新する。その更新の際に、色処理部2
011Bにより色合わせを行い、色合わせされた色デー
タをバッファに書込む。なお、ここでいう色合わせと
は、出力デバイスの色特性に応じて行うもので、例え
ば、色空間変換,輝度-濃度変換,色再現範囲変換、マ
スキング,UCR,γ変換などの処理である。また、以
下では、カラープリンタにCMYKデータを出力する例
を説明するが、本実施形態はこれに限らず、例えば、カ
ラーモニタなどの出力デバイスの場合は、RGBデータ
を出力すればよい。
【0069】次に、本第3の実施形態の処理を詳細に説
明するが、まず、第3の実施形態が処理する圧縮データ
を説明する。なお、本実施形態が処理する圧縮データ
は、これに限るものではなく、同様の形態を備えた圧縮
データであればよい。
【0070】図18は画像の一例を示す図で、128×
128画素をもつRGB各8ビットのカラー多色画像
で、Aで示す白地の上に、赤味を帯びた輪(B)、青味を
帯びた四角形(C)および黒のライン(D)が描かれてい
る。この画像を、ラスタ順に、色データとそのランレン
グス(同色画素の連続数)に基づいて圧縮するが、ラン
レングスを最長255(つまり8ビットで表される)と
して、ここでは説明を簡単にするために、第64ライン
の圧縮処理だけを説明する。
【0071】第64ラインは、図18に示すように、色
Aが24画素、色Bが八画素、色Aが32画素、…、色
Aが12画素で構成されている。ここで、各色データが
次のように表されるとすると、その圧縮結果は図6のよ
うになる。
【0072】色A: RGB =(255,255,255) 色B: RGB =(240, 64, 0) 色C: RGB =(128,128,255) 色D: RGB =( 0, 0, 0) 図19において、一行32ビット中、最初の24ビット
はRGBデータで、後の8ビットはランレングスであ
る。つまり、図19の最初の行は色Aが24画素連続し
ていることを示し、二行目は色Bが8画素分連続してい
ることを示す。以下同様である。原画像の1ラインは3
バイト×128画素で384バイトになるが、第64ラ
インを圧縮した結果は4バイト×9で36バイトにな
り、約十分の一に圧縮されたことになる。
【0073】図20はこのようにして圧縮されたデータ
を伸長して出力する処理手順の一例を示すフローチャー
トで、圧縮データが入力されると伸長部2011が実行
するものである。
【0074】図20において、まず、ステップS220
0で未処理の圧縮データがあるか否かを判定して、あれ
ばステップS2201へ進み、なければ処理を終了す
る。
【0075】未処理の圧縮データがあれば、ステップS
2201で変数codeに一組の符号(図19の符号例では
32ビット)を読込み、ステップS2202でその符号
を解析する。つまり、ステップS2202では、変数co
deを右に24ビットシフトしマスクデータFFHと論理
積してRデータを取出し、同様に、変数codeを右に16
ビットシフトしFFHと論理積してGデータを取出し、
変数codeを右に8ビットシフトしFFHと論理積してB
データを取出す。さらに、変数codeとFFHとを論理積
してランレングスを取出し、その値を変数timesへ格納
する。なお、シフト量やマスクデータは、符号の形態、
つまりRGBBデータとランレングスの並び方およびビ
ットサイズに応じて変化することはいうまでもない。
【0076】次に、ステップS2203で解析した符号
の色データR,G,Bを色合わせを施して、その結果得ら
れるY"M"C"K"データをバッファに格納する。具体的
には、ステップS2203AでLOG変換によりRGB
データをCMYKデータに変換し、ステップS2203
Bでマスキング演算によりCMYKデータを出力デバイ
スの特性に合わせたC'M'Y'データに変換し、ステッ
プS203CでUCRによりC'M'Y'データからその
最小値min(Y',M',C')を引くとともに、黒データK"
を生成する。
【0077】続いて、ステップS2204で変数iに零
をセットし、ステップS2205で変数iと変数timesを
比較して、i<timesであればステップS2206へ進
み、そうでなければステップS2200へ戻る。ステッ
プS2206ではバッファに格納したY"M"C"K"デー
タを出力し、続くステップS2207で変数iをインク
リメントしてステップS2205へ戻る。従って、ステ
ップS2205からS2207のループが変数times分
だけ繰り返され、バッファに格納されたY"M"C"K"デ
ータが変数times分だけ出力されることになる。そし
て、ループが変数times分だけ繰り返されると、処理は
ステップS2200へ戻り、未処理の圧縮データがあれ
ば、次の一組の符号が処理されることになる。
【0078】このように、本実施形態においては、圧縮
された画像データの代表色表現データにだけ、色合わせ
処理を施し、処理した色データをランレングス分、つま
り画素が連続する分、出力する。従って、伸長した画素
データごとに色合わせ処理を行う必要がなきう、一画素
ごとに色が変化するような画像でない限り、色合わせ処
理に要する演算時間を短縮することができる。例えば図
19に示す36バイトの圧縮データの場合、画素データ
ごとに色合わせ処理を行うと128回の処理が必要にな
るのに対して、本実施形態においては九回の色合わせ処
理で済み、その演算時間を約1/14に短縮することが
できる。さらに色数の少ないラインでは、より演算時間
を短縮できることは明らかであり、一色で構成されるラ
インは一回の演算で済ませることができる。
【0079】<第4の実施形態>以下、本発明にかかる
第4の実施形態の画像処理装置を説明する。なお、第4
実施形態において、第3実施形態と略同様の構成につい
ては、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0080】以下では、画像をパレットテーブルを用い
て、ラスタ順に、圧縮(以下「パレット圧縮」という)
した圧縮データを伸長する例を説明するが、説明を簡単
にするため、そのパレットを2ビット(4色)にする。
しかし、カラー画像を実用的にパレット圧縮するには、
少なくとも8ビット(128色)のパレットが必要にな
ることはいうまでもない。
【0081】図21はパレット圧縮による画像データの
圧縮手順例を示すフローチャートである。
【0082】まず、ステップS2301で設定済パレッ
ト色数を表す変数Xに零をセットし、ステップS230
2で未処理の画素データがあるか否かを判定して、あれ
ばステップS2303へ進み、なければ処理を終了す
る。未処理の画素データがある場合はステップS230
3で変数iに零をセットし、ステップS2304で変数i
と変数xとを比較して、i<xであればステップS230
5へ進み、そうでなければステップS310へ進む。
【0083】i<xの場合はステップS2305で画素デ
ータとパレットcol[i]とを比較して、画素データ=col
[i]であればステップS308で圧縮コードcodeに変数i
の値をセットした後、ステップS2302へ戻る。ま
た、画素データ≠col[i]であればステップS2306で
変数iをインクリメントした後、ステップS2304へ
戻る。
【0084】また、ステップS2310へ進んだ場合
は、パレットcol[x]に画素データをセットし、ステップ
S2311で圧縮コードcodeに変数xの値をセットし、
ステップS2312で変数xをインクリメントした後、
ステップS2302へ戻る。
【0085】図18に示す画像を図21に示す手順で圧
縮すると、その第1画素においては、i=X=0なのでステ
ップS2310へ進んで、パレットcol[0]に色Aのデ
ータ(255,255,255)をセットし、ステップ2S
311で圧縮コードcodeに“00”をセットし、ステッ
プS2312で変数xを1にした後、ステップS302
へ戻る。
【0086】第2画素においては、ステップS2304
でi=0かつx=1であるからステップS2305へ進み、
画素データはパレットcol[0]と一致するので、ステッ
プS2308で圧縮コードcodeに“00”をセットした
後、ステップS2302へ戻る。そして、しばらくの間
は色Aが続き、その間、画素データとパレットcol[0]
とは一致し、圧縮コードcodeは“00”になる。
【0087】続いて、色D(0,0,0)の画素に達する
と、ステップS2305で画素データとcol[0]が不一
致になり、ステップS2306で変数iが1になりステ
ップS2310へ進んで、パレットcol[1]に(0,0,
0)がセットされ、ステップS2311で圧縮コードcod
eに“01”がセットされ、ステップS2312で変数x
は2になった後、ステップS2302へ戻る。
【0088】この処理を繰り返すと、パレットテーブル
は、その出現順に、次のデータがセットされ、このパレ
ットテーブルを用いて圧縮した画像データは、原画像の
24ビット/画素に対して、2ビット/画素になるから、
1/12に圧縮されたことになる。勿論、実用的な8ビ
ットのパレットを用いる場合は、24ビット/画素に対
して8ビット/画素になるので、情報量は1/3に圧縮さ
れることになる。
【0089】 col[0]=(255,255,255): 圧縮コード“00” col[1]=( 0, 0, 0): 圧縮コード“01” col[2]=(240, 64, 0): 圧縮コード“10” col[3]=(128,128,255): 圧縮コード“11” 図22はこのようにしてパレット圧縮されたデータを伸
長して出力する処理手順の一例を示すフローチャート
で、圧縮データが入力されると伸長部2011が実行す
るものである。
【0090】図22において、まず、ステップS260
1で変数iに零をセットし、ステップS2602で未処
理のパレットデータがあるか否かを判定して、あればス
テップS2603へ進んでパレットデータcol[i]を取出
し、ステップS2604で図20にS2203で示した
のと同様の色合わせ処理を行う。続いて、ステップS2
605で処理済みのパレットデータをパレットpcol[i]
へセットし、ステップS2606で変数iをインクリメ
ントした後、ステップS2602へ戻る。
【0091】未処理のパレットデータがなくなるとステ
ップS2608へ進んで、圧縮データcodeに対応するパ
レットデータpcol[code]を出力し、ステップS2609
で未処理の圧縮データがあるか否かを判定して、あれば
ステップS2608へ戻り、なければ処理を終了する。
【0092】このように、本実施形態によれば、パレッ
ト圧縮されたデータを伸長する場合に、そのパレットテ
ーブルのデータに色合わせ処理を施した後、圧縮データ
に対応する処理済みのパレットデータを出力すればよ
い。なお、未定義のパレットについては、色合わせ処理
が不要であることはいうまでもない。例えば、8ビット
のパレットテーブルによって圧縮した128×128画
素の画像の場合、一画素ずつ色合わせ処理を行うと1
6,384回の演算が必要になるが、本実施形態におい
てはパレットの数に応じて最大でも256回で済ませる
ことができ、演算時間を1/64以下に短縮することが
できる。
【0093】<第5の実施形態>以下、本発明にかかる
第5実施形態の画像処理装置を説明する。なお、第5実
施形態において、第3実施形態と略同様の構成について
は、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0094】以下では、既に出現した色を例えば三色記
憶し、注目画素の色が記憶した色と一致すれば予め決め
られた符号を出力し、どれとも一致しなかった場合は不
一致を示す符号と注目画素の値(色)そのものを出力す
るとともに、記憶する色を更新する第三の圧縮方法によ
り画像を圧縮したデータを伸長する例を説明する。
【0095】図23は第三の圧縮方法により画像を圧縮
する手順例を示すフローチャートである。
【0096】まず、ステップS2401で記憶する三色
の初期値をセットする。この例では、文書に多いと予想
される白黒赤の三色を、それぞれ変数col[0], col
[1], col[2]に記憶する。なお、この初期値設定は省
略しても構わない。その場合は、処理が進んで最初の三
色がセットされるまで変数col[i]はブランクのままにな
る。次に、ステップS2402で変数col[i]の初期順位
を変数table[i]にセットする。この例ではtable[0]=
0, table[1]=1, table[2]=2にする。次に、ステッ
プS2403で未処理の画素があるか否かを判定して、
あればステップS2404へ進み、なければ処理を終了
する。
【0097】未処理の画素がある場合、ステップS24
04で注目画素の値Dが設定した色col[table[0]]と一
致するか否かを判定して、一致する場合はステップS2
405に進み符号codeに‘0’をセットした後、ステッ
プS2403へ戻る。
【0098】また、D≠col[table[0]]の場合はステッ
プS2406へ進み、Dがcol[table[1]]と一致するか
否かを判定して、一致する場合はステップS2407に
進み符号codeに‘10’をセットし、ステップS240
8でtable[0]=1かつtable[1]=0に変更した後、ステ
ップS2403へ戻る。ここで変数table[i]を変更する
のは、この圧縮方法が可変長符号を生成するものであ
り、col[table[0]], col[table[1]], col[table[2]]
の順に1ビット,2ビット,3ビットの符号を割当てて
いるためである。従って、col[table[0]]には、より出
現し易い色をセットした方が効率的であり、そのために
変数table[i]を変更する必要がある。例えば、ステップ
S2408の処理直前にセットされた色の順番が「白黒
赤」だった場合、処理後は「黒白赤」の順番になる。
【0099】また、D≠col[table[1]]の場合はステッ
プS2409へ進み、Dがcol[table[2]]と一致するか
否かを判定して、一致する場合はステップS2410へ
進み符号codeに‘110’をセットし、ステップS24
11で上述したのと同じ理由からtable[0]=2,table
[0]=0かつtable[1]=1に変更した後、ステップS2
403へ戻る。
【0100】一方、変数table[i]のどれとも一致しなか
った場合はステップS2412へ進み、不一致を示す符
号‘111’と注目画素の値Dとを合わせた例えば27
ビットを符号codeにセットし、ステップS2413で上
述したのと同じ理由からtable[0]=2,table[1]=0か
つtable[2]=1に変更し、ステップS2414でcol[ta
ble[0]]に注目画素の値Dをセットした後、ステップS
2403へ戻る。
【0101】以上の処理をすべての画素に施せば、圧縮
した画像データを得ることができる。画像によってはス
テップS2412からS2414の処理が多くなり、圧
縮結果のデータサイズが大きくなることもあるが、DTP
によって作成された文書などは約1/20に圧縮される
のが一般的である。
【0102】図24はこのようにして圧縮されたデータ
を伸長して出力する処理手順の一例を示すフローチャー
トで、圧縮データが入力されると伸長部2011が実行
するものである。
【0103】まず、ステップS2501で変数col[i]に
圧縮時と同じ色の初期値をセットし、ステップS250
2で図20に示したS2203と同様の色合わせ処理を
初期設定した三色に施し、ステップS2503で色合わ
せ処理されたデータを変数pcol[i]へセットする。例え
ば、出力デバイスがカラープリンタで、col[i]に白黒赤
の三色をRGBデータをセットした場合、pcol[i]にセット
されるCMYKデータは次のようになる。
【0104】col[0] = {255,255,255} col[1] = { 0, 0, 0} col[2] = {255, 0, 0} pcol[0] = { 0, 0, 0, 0} pcol[1] = { 0, 0, 0,255} pcol[2] = { 0,255,255, 0} ただし、圧縮時の説明で言及したが、この初期値設定は
省略される場合がある。つまり、圧縮時に省略されてい
たら伸長時は設定しない、圧縮時に設定されていたら伸
長時も同値を設定することになる。
【0105】続いて、ステップS2504でpcol[i]の
初期順位を変数table[i]にセットする。これも圧縮時と
同様の順番にする必要があり、この例ではtable[0]=
0, table[1]=1, table[2]=2にする。次に、ステッ
プS2505で未処理の圧縮データがあるか否かを判定
して、あればステップS2506へ進み、なければ処理
を終了する。
【0106】未処理の圧縮データがある場合は、ステッ
プS2506で圧縮データcodeが‘0’かどうか判定す
る。‘0’であればステップS2507へ進みpcol[tab
le[0]]を出力した後、ステップS2505へ戻る。
【0107】また、code≠‘0’の場合はステップS2
508へ進み、圧縮データcodeが‘10’かどうか判定
する。‘10’であればステップS2509へ進みpcol
[table[1]]を出力し、ステップS2510で変数table
[i]を変更した後、ステップS2505へ戻る。なお、
変数table[i]の変更は、圧縮時と同様にしなければなら
ないので、この例ではtable[0]=1, table[1]=0にす
る。
【0108】また、code≠‘10’の場合はステップS
2511へ進み、圧縮データcodeが‘110’かどうか
判定する。‘110’であればステップS2512に進
みpcol[table[2]]を出力し、ステップS2513でtab
le[0]=2, table[1]=0およびtable[2]=1に変更し
た後、ステップS2505へ戻る。
【0109】また、code≠‘110’の場合はステップ
S2514へ進み、圧縮データcodeを3ビット左シフト
して色データを取出して変数xにセットし、ステップS
2515でステップS2502と同様の色合わせ処理を
変数xに施し、ステップS2516でその処理結果x'を
出力する。なお、圧縮データから色データを取出す際の
シフト量は、前述した不一致を表す符号のビット数に応
じて変化するものである。次に、ステップS2517で
table[0]=2, table[1]=0, table[2]=1に変更し、
ステップS2518でpcol[table[0]]に変数x'の値、
つまり色合わせ処理された新しい色データをセットした
後、ステップS2505へ戻る。
【0110】このように、本実施形態によれば、第三の
圧縮方法で圧縮されたデータを伸長する場合に、その初
期値に設定される色データおよび不一致の符号に対応す
る色データに色合わせ処理を実行すればよい。従って、
一画素ずつ色合わせ処理を行う場合に比べて、色合わせ
処理の演算回数が大幅に低減できることは明らかであ
り、その演算時間を大幅に短縮することができる。
【0111】なお、上述では、記憶する色を三色にする
例を説明したが、これに限らず、二色でも、四色でも、
それ以上であっても構わない。また、記憶されたどの色
とも一致しない場合に、どの色とも一致しないことを示
す符号と、その注目画素の値(色データ)とを合わせて
圧縮データとする例を説明したが、これに限らず、符号
に添付する情報は色を表す情報であれば何でもよい。例
えば、記憶された色との差分データを添付してもよい
し、別途、パレットテーブルを作成してパレットコード
を添付してもよい。
【0112】以上説明した様に、本発明の上述の実施形
態によれば、圧縮画像を伸長して出力デバイスへ出力す
る際の処理を低減する画像処理装置及び方法を提供する
ことができ、例えば、色変換処理等の処理を低減するこ
とができ、その処理時間を短縮させることができる。
【0113】なお、本発明は、ホストコンピュータとプ
リンタなどの複数の機器から構成されるシステムに適用
しても、ファクシミリ装置のような一つの機器からなる
装置に適用してもよい。また、本発明は、システムある
いは装置に媒体に格納されたプログラムを供給すること
によって達成される場合にも適用できることはいうまで
もない。また、出力デバイスとして、レーザビームプリ
ンタやインクジェットプリンタのほか、CRTやFLCDなど
の表示装置も用いることもできる。
【0114】図25は、上述の第1〜第5の実施形態の
アルゴリズムを実施する際のシステム構成の一例を示す
図である。
【0115】図25において、1、2、3はホストコン
ピュータであり、後述の構成要素を含む。4、5、6は
ホストコンピュータ1〜3(I〜III)によって処理さ
れた画像データに基づく画像形成を行う出力部であり、
4は多値カラーデータに基づいてプリントを行うカラー
レーザビームプリンタ、5は2値カラーデータに基づく
プリントを行うカラーバブルジェットプリンタ、6は強
誘電性液晶を用いて表示を行うFLCDである。また、
7、8、9はそれぞれ出力部4〜6(出力部I〜III)
とネットワーク18をつなぐためのインターフェースで
ある。
【0116】10はホストコンピュータのメインCPU
であり、例えば、図1、図2、図11、図20〜図24
等の各処理を実行する。11はCPUのワーキング領域
として用いられるRAM、12はCPUのプログラム、
OSを格納するROM、13はハードディスクであり、
DTPアプリケーションソフトウェアや、これにより作
成された文書画像データ、PDLコードから展開された
画像データ等を格納する。14はフロッピーディスクド
ライブであり、フロッピーディスク15に記憶されてい
るデータをホストコンピュータIに取り込むために用い
られる。ここでフロッピーディスク15には、上述のC
PU10が行う処理のためのプログラムを格納してお
き、ここから読み出されたプログラムに基づいて上述の
実施の形態の手順を実現してもよい。また、フロッピー
ディスクのかわりに、光ディスクや光磁気ディスクのよ
うな他の媒体を用いてもよい。
【0117】16は操作部であり(キーボードやマウス
からなる)、マニュアルでの指示、データの入力のため
に用いられる。17はモニタであり、文書画像データの
作成等にも用いられる。
【0118】尚、他のホストコンピュータ2、3におい
ても、ホストコンピュータ1と略同様な構成をしてい
る。従ってその説明は省略する。
【0119】図26は図25のシステムにおいて、本発
明の上述の実施形態を実現する際のCPU10の手順を
示すフローチャートである。
【0120】先ず、ステップS1において、操作部16
からマニュアル指示により、出力先を指定する。この指
定情報をCPU10が取り込み、通信先を指定する。次
に、ステップS2において、設定された出力先に対して
コマンドを送信し、ステップS3において、出力先から
のステータスデータを受信する。このとき、ステータス
データの中には、出力先の装置の識別(プリンタ、モニ
タ等)や、装置の特性(色再現特性(プロファイル))
等を示す情報が含まれる。
【0121】ステップS4において、受信したステータ
ス情報に基づいて、色変換パラメータ(例えば図4の色
変換マトリックス等)を求めて設定する。ステップS5
では、設定された色変換パラメータを用いて、上述の各
実施形態のPDLデータの展開処理を実行する。ステッ
プS6では、展開された画像データを出力先に送信し、
ステップS7で、出力指示に応じて出力先での画像形成
を行なわせる。
【0122】また、上述した実施形態の考え方では、C
MS(カラーマネージメントシステム)にも適応可能で
ある。
【0123】図27は、その例を示す図である。
【0124】先ず、3001において、DTPアプリケ
ーションによる文書画像データを作成し、3002でO
Sに基づくPDLコード化を行う。これらは図13の場
合と同様である。
【0125】次に、3003において、図25の出力部
IIIのプロファイルを受信し、そのプロファイルに基づ
く色処理パラメータを用いて出力データに展開する。
【0126】そして、3004において出力データを出
力部IIIに送信し、3005で出力部IIIによる表示を行
う。
【0127】出力部IIIのディスプレイにおいて、PD
Lデータをプレビューした結果、希望の画像であると判
断された場合には、次に出力部Iでハードコピーを作成
する。
【0128】このとき、出力部Iと出力部IIIの色味を
マッチングさせるため、出力部Iからのプロファイルを
受信し、前述の出力部IIIのプロファイルとの双方に応
じて色マッチングパラメータを作成する(3006)。
【0129】そして、3002でPDLコード化された
文書画像を、色マッチングパラメータを用いて出力デー
タに展開し(3007)、出力部Iへデータ送信し(3
008)、出力部Iでプリントする(3009)。
【0130】以上のような手順により、色特性の互いに
異なる出力部により同一の文書画像を出力させる場合
に、出力画像の色味マッチングを行った画像データを高
速に作成することができる。
【0131】ここで、色マッチングパラメータとして、
例えば、図5のような色変換マトリクスを用いるとき
は、出力部I用のマトリクスを合作することによって色
マッチングのためのマトリクスを作成することができ
る。
【0132】以上の例では、カラー処理を説明したが、
本発明は多値白黒画像など白黒処理についても応用する
ことができる。その場合には、上述の色処理パラメータ
として色変換マトリクスのかわりに例えばγ変換係数を
用いてもよい。
【0133】また、色処理パラメータとしては、色変換
係数に限らず、下色除去量や墨入れ量などの係数であっ
ても良い。
【0134】本発明は上述の実施形態に限らず、クレー
ムの記載の範囲内で様々な変形、応用が可能である。特
に上述した各実施形態を組み合わせても良いのは勿論で
ある。
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、色指
定された文字コードや線画等の画像情報を可視画像出力
装置に出力する際、その可視画像出力装置に依存したデ
ータに効率良く、且つ高速に変換することが可能にな
る。また、その際に、複数の出力装置間の色合わせを行
うことができる。
【0135】また、本発明によれば、所定画素ブロック
単位の符号化画像データがある場合において、可視画像
出力装置に依存したデータを効率良く且つ高速に変換す
ることが可能になる。
【0136】また、実質的に同じ色あいのカラー画像に
関して、可視画像出力装置に適応するデータに変換する
処理を実質的に行わず、効率良くその装置に適応したデ
ータを生成することが可能になる。
【0137】更に、圧縮された画像を伸長して出力デバ
イスへ出力する際の処理を低減することができる。
【0138】また、更には、ネットワーク上に接続され
た複数のデバイスを用いた効率の良い画像処理方法が提
供できる。
【0139】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるデータの流れを示す図
である。
【図2】第1の実施形態における処理手順を示すフロー
チャートである。
【図3】第1の実施形態における文字図形を含む画像の
一例を示す図である。
【図4】第1の実施形態における文字コードに対するビ
ットマップ展開及び色処理の原理を示す図である。
【図5】第1の実施形態における図形コードに対するビ
ットマップ展開及び色処理の原理を示す図である。
【図6】第1の実施形態における生画像データの圧縮符
号化処理の構成を示す図である。
【図7】異なる色による境界部分の画像状態を示す図で
ある。
【図8】図7の画像データを周波数変換し、量子化した
値を示す図である。
【図9】図7の画像におけるRGB直流成分とRGB差
分直流成分の変遷を示す図である。
【図10】第1の実施形態におけるイメージ符号コード
を伸張し、色処理を行う装置のブロック構成図である。
【図11】第2の実施形態における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第2の実施形態の効果を示すための画像デー
タの一例を示す図である。
【図13】PDLコードを展開し、色処理する従来の処
理工程を示す図である。
【図14】圧縮データを伸長してカラープリンタに出力
する場合を説明する図である。
【図15】図14に示す色合部の処理を説明する図であ
る。
【図16】黒生成処理を説明する図である。
【図17】本発明にかかる一実施形態の画像処理装置の
構成例を示すブロック図である。
【図18】画像の一例を示す図である。
【図19】圧縮データの一例を示す図である。
【図20】第3の実施形態の伸長処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図21】パレット圧縮による画像データの圧縮手順例
を示すフローチャートである。
【図22】本発明にかかる第4実施形態の画像処理装置
の伸長処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図23】第三の圧縮方法により画像を圧縮する手順例
を示すフローチャートである。
【図24】本発明にかかる第5実施形態の画像処理装置
の伸長処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図25】本発明を実施するシステム構成を示す図であ
る。
【図26】本発明を実施する際の手順を示すフローチャ
ートである。
【図27】本発明をCMSに応用した例を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 DTPアプリケーションによる文書画像データ
の作成 102 OSに基づくPDLコード化 103 文字図形/イメージ符号コードの判別 104 文字図形の色処理 105 イメージ符号コードの色処理 106 文字図形コードのビットマップ化 107 イメージ符号コードのビットマップ化 108 文字図形・イメージの合成 109 出力(プリント、モニタ表示) 401 文字コード 402 Character Generator 403 色処理変換 404 文字コードがビットマップ化された画像 405 色変換処理されたデータ 501 Vectorコード 502 Vector Generator 503 色処理変換 504 ベクトルコードがビットマップ化された画像 505 色変換処理されたデータ 601 周波数変換部 602 量子化部 603 ブロック遅延部 604 符号化部 1001 復号化部 1002 交流成分検出部 1003 ブロック遅延部 1004 色処理部 1005 逆量子化部 1006 逆周波数変換部 1007 出力装置 1008 ブロック遅延部 1009 逆量子化部 1010 逆周波数変換部 1011 色処理部 1301 DTPアプリケーションによる文書画像デー
タの作成 1302 OSに基づくPDLコード化 1303 PDLコードのビットマップ化 1304 色合わせ処理 1305 出力(プリント、モニタ表示)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06T 9/00

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定言語で記述された画像情報を供給す
    る供給手段と、 画像情報を画素毎の画像データに展開する展開手段と、 展開された画像データを第1の出力デバイスに出力する
    出力手段とを備え、 前記展開手段は、第1の出力デバイスの特性及び前記第
    1の出力デバイスとは異なる第2のデバイスの特性に応
    じて決定されるパラメータを画像情報を展開するために
    使用することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定言語はページ記述言語であるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記展開手段は中央演算処理装置である
    ことを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1あるいは第2の出力デバイスは
    カラープリンタであることを特徴とする請求項第1項に
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1あるいは第2の出力デバイスは
    カラーモニターであることを特徴とする請求項第1項に
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記パラメータは色変換係数であること
    を特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記パラメータは複数の関数の合成関数
    であることを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第1又は第2の出力デバイスの特性
    は、色再現特性であることを特徴とする請求項第1項に
    記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1又は第2の出力デバイスの特性
    は、通信ネットワークを介して受信されることを特徴と
    する請求項第1項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 所定言語で記述された画像情報を供給
    する供給工程と、 画像情報を画素毎の画像データに展開する展開工程と、 展開された画像データを第1の出力デバイスに出力する
    出力工程とを備え、 前記展開工程では、第1の出力デバイスと前記第1の出
    力デバイスとは異なる第2の出力デバイスの特性に基づ
    いて決定されるパラメータを、画像情報の展開に使用す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 符号化画像情報を供給する供給手段
    と、 符号化画像情報を復号化し、画素毎の画像データを生成
    する復号手段と、 画像データを所定の出力デバイスに出力する出力手段
    と、 画像データが所定の出力デバイスの特性に依存するよう
    に演算する演算手段とを備え、 前記演算手段は、前記符号化画像情報のそれぞれのデー
    タに対して演算することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記符号化画像情報は、ブロック単位
    で直交成分と交流成分とを分離して符号化された画像デ
    ータをであることを特徴とする請求項第11項に記載の
    画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記復号化手段はマイクロプロセッサ
    による処理で行うことを特徴とする請求項第11項に記
    載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記所定の出力デバイスはカラープリ
    ンタであることを特徴とする請求項第11項に記載の画
    像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記所定の出力デバイスはカラーモニ
    ターであることを特徴とする請求項第11項に記載の画
    像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記演算手段は、色変換係数に基づい
    て実行されることを特徴とする請求項第11項に記載の
    画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記それぞれのデータは、ブロック毎
    の直流成分であることを特徴とする請求項第11項に記
    載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記所定の出力デバイスの特性は色再
    現特性であることを特徴とする請求項第11項に記載の
    画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記所定の出力デバイスの特性は通信
    ネットワークを介して受信されることを特徴とする請求
    項第11項に記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 符号化画像情報を供給する供給工程
    と、 符号化画像情報を復号化し、画素毎の画像データを生成
    する復号工程と、 画像データを所定の出力デバイスに出力する出力工程
    と、 画像データが所定の出力デバイスの特性に依存するよう
    に演算する演算工程とを備え、 前記演算工程は、前記符号化画像情報のそれぞれのデー
    タに対して演算することを特徴とする画像処理方法。
  21. 【請求項21】 所定言語で記述された画像情報を供給
    する供給手段と、 画像情報を画素毎の画像データに展開する展開手段と、 所定の出力デバイスに画像データを出力する出力手段と
    を備え、 前記展開手段は、前記所定の出力デバイスから受信し
    た、当該所定の出力デバイスの特性に基づいて決定され
    るパラメータを使用することを特徴とする画像処理装
    置。
  22. 【請求項22】 前記所定言語はページ記述言語である
    ことを特徴とする請求項第21項に記載の画像処理装
    置。
  23. 【請求項23】 前記展開手段はマイクロプロセッサに
    よって実行されることを特徴とする請求項第21項に記
    載の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記所定の出力デバイスはカラープリ
    ンタであることを特徴とする請求項第21項に記載の画
    像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記所定の出力デバイスはカラーモニ
    ターであることを特徴とする請求項第21項に記載の画
    像処理装置。
  26. 【請求項26】 前記パラメータは色変換係数であるこ
    とを特徴とする請求項第21項に記載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記パラメータはマトリクスによって
    表されることを特徴とする請求項第21項に記載の画像
    処理装置。
  28. 【請求項28】 前記所定の出力装置の特性は色再現特
    性であることを特徴とする請求項第21項に記載の画像
    処理装置。
  29. 【請求項29】 前記所定の出力装置の特性は通信ネッ
    トワークを通して受信することを特徴とする請求項第2
    1項に記載の画像処理装置。
  30. 【請求項30】 所定言語で記述された画像情報を供給
    する供給工程と、 画像情報を画素毎の画像データに展開する展開工程と、 所定の出力デバイスに画像データを出力する出力工程と
    を備え、 前記展開工程は、前記所定の出力デバイスから受信し
    た、当該所定の出力デバイスの特性に基づいて決定され
    るパラメータを使用することを特徴とする画像処理方
    法。
  31. 【請求項31】 所定の言語で記述された文書画像デー
    タを、可視画像出力装置に出力する画像処理装置であっ
    て、 文書画像データ中に文字コードあるいは図形描画指示コ
    ードと、その出力色指定コードがあるかどうかを判断す
    る判断手段と、 文字コードあるいは図形描画指示コードと、その出力色
    指定コードがあると判断した場合、当該出力色指定コー
    ドに基づく前記可視画像出力装置の色空間データでもっ
    て、可視画像用ビットマップデータを展開し、出力する
    制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  32. 【請求項32】 圧縮画像データを伸長して出力デバイ
    スへ出力する画像処理装置であって、 前記出力デバイスの特性に基づいて前記圧縮画像データ
    の代表色表現データを処理する処理手段と、 前記処理手段によって処理されたデータを用いて前記圧
    縮画像データのコードをビットマップデータに伸長する
    伸長手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
JP7214558A 1994-08-31 1995-08-23 画像処理装置及び方法 Withdrawn JPH08207363A (ja)

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JP6-207488 1994-08-31
JP29699294 1994-11-30
JP6-296992 1994-11-30
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