JP3225506B2 - カラー印刷用印刷情報の情報処理方法 - Google Patents

カラー印刷用印刷情報の情報処理方法

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JP3225506B2 JP22664798A JP22664798A JP3225506B2 JP 3225506 B2 JP3225506 B2 JP 3225506B2 JP 22664798 A JP22664798 A JP 22664798A JP 22664798 A JP22664798 A JP 22664798A JP 3225506 B2 JP3225506 B2 JP 3225506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー印刷用印刷
情報の情報処理方法に関し、更に詳しくは、色調整を充
分に行うことができるカラー印刷用印刷情報の情報処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー式の印刷装置(以下、単にプリン
タという)を接続しているホストコンピュータには、一
般に、バンドバッファを有してプリンタを制御するプリ
ンタドライバが搭載されている。ホストコンピュータに
搭載され印刷機能を有するアプリケーションソフトウェ
ア(以下、単にアプリケーションという)で文字、図
形、グラフィックなどを含む画像データに基づいて印刷
する際、アプリケーションから印刷出力対象となる画像
データの印刷情報が、プリンタドライバに供給される。
プリンタドライバは、供給された印刷情報を、プリンタ
で印字可能な印刷データに変換し、プリンタに転送す
る。このとき、アプリケーションから供給される印刷情
報は、大きく分類すると文字、図形(線、枠、パターン
等)、ビットマップに分類される。プリンタドライバ
は、文字、図形、ビットマップ毎にアプリケーションか
ら渡された印刷情報(描画オブジェクト)を解析し、R
GB(レッド、グリーン、ブルー、各8ビット)で1Pixe
l当たり24ビットのデータとしてバンドバッファに展開
を行う。次に、RGB表色系に変換されたバンドバッフ
ァをCMY(シアン、マゼンダ、イエロー、各8ビッ
ト)で1Pixel当たり24ビットのデータとして色変換す
る。最後にプリンタの処理形式に合わせ、例えばCMY
K(シアン、マゼンダ、イエロー,ブラック、各1ビッ
ト)で1Pixel当たり4ビットの二値化画像データ等の階
調処理を行って、プリンタに送信する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、バンドバッフ
ァ上に展開されたRGBデータをCMYに変換する際、
色の合成時に出てくる作用や色の特性を考慮して色補正
が行われる。色補正を行う方法としては、色補正マトリ
ックスの色補正係数による方法や色補正テーブルの内容
を調整する方法がある。また、バンドバッファの階調処
理を行う手法としては、大きく分けるとパターンディザ
を用いる手法(ディザ処理法)と誤差拡散手法(誤差拡
散法)とがある。パターンディザを用いる手法では、高
速かつ均一に階調処理を行うことが可能な手法であり、
文字、図形などのグラフィック画像の階調処理に適して
いる。これに対し、誤差拡散手法は、処理時間は掛かる
が、微妙な階調表現をおこなうことができる手法であ
り、写真などの自然画像の階調処理に適している。階調
処理は、印刷データに合った手法を用いて行う。しか
し、これらの方法では、文字だけのデータや図形だけの
データ、写真だけのデータなど、各オブジェクトデータ
の特性に合わせて色補正や階調処理による色調整が行わ
れている。このため、文字、図形、写真などが混在する
印刷データでは、描画する全てのオブジェクトのデータ
に適した色調整を行うことができないという問題があっ
た。例えば、写真画像に文字などをはめ込む場合、写真
画像と文字とがマッチングするような最適な色変換を行
うことが難しく、また、文字だけの色調整を行うこと
や、写真画像だけの色調整を行うことはできなかった。
【0004】以上のような事情に照らして、本発明の目
的は、色調整を充分に行うことができるカラー印刷用印
刷情報の情報処理方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るカラー印刷用印刷情報の情報処理方法
は、カラー印刷する際、所要の印刷情報を解析し、ラス
タライズしてRGB表色系、次いで、CMY表色系に色
変換されたデータを得る第1ステップと、色変換された
データを階調処理する第2ステップとを備えたカラー印
刷用印刷情報の情報処理方法において、第1ステップ
で、ラスタライズする際、描画するオブジェクトを判別
する描画判別フラグを各ビットに付加し、描画判別フラ
グに基づいて色変換することを特徴としている。これに
より、描画するオブジェクト毎に最適な色変換処理を行
うことが可能になる。
【0006】ラスタライズとは、バンドメモリ(バンド
バッファ)上でデータを展開することである。好適に
は、色変換する際、描画判別フラグに応じて色補正す
る。描画判別フラグは、例えば、文字、ビットマップ、
又は図形の何れかに関するフラグである。また好適に
は、第1ステップで、描画する矩形範囲を記憶する。こ
れにより、ラスタライズする際、色変換されたデータの
出力形式をオブジェクトに応じて変えることができる。
【0007】また、第2ステップで、描画判別フラグに
基づいて階調処理してもよい。これにより、描画するオ
ブジェクト毎に最適な階調表現で印刷を行うことが可能
になる。階調処理は、例えば描画判別フラグが文字や図
形に関するフラグである場合、ディザ処理法で行う。こ
れにより、誤差拡散法を用いる必要がなく、処理速度が
向上する。なお、描画判別フラグがビットマップに関す
るフラグである場合、誤差拡散法で階調処理することが
好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつより
詳細に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明の一実施形態例である。図1
は、本実施形態例のカラー印刷用印刷情報の情報処理方
法を行う際に用いる装置の構成を示すブロック図であ
る。プリンタを制御するためのプリンタドライバ98は、
ホストコンピュータ内に設けられており、ホストコンピ
ュータ内のアプリケーション101から印刷情報を受信
し、情報処理し、処理した情報をホストコンピュータ内
の通信バッファ108に伝達する。通信バッファ108は、伝
達された情報をホストコンピュータに接続されたプリン
タ109に伝達する。プリンタドライバ98は、印刷情報を
受信して解析するコマンド解析部102と、画像・カラー
処理ライブラリ104及びバンドバッファ105に接続し、解
析したデータを画像展開(ラスタライズ)する画像展開
部103とを備えている。画像・カラー処理ライブラリ104
は、色補正テーブルA104Aや色補正テーブルB104B等の
種々の色補正デーブルを有する。また、プリンタドライ
バ98は、画像展開部103からデータを受信し、受信した
データに応じたディザ処理法でデータ処理するディザ処
理部106と、ディザ処理部106からデータを受信し、プリ
ンタ制御コマンドをデータに付加して通信バッファ108
に送信するプリンタ制御部107とを備えている。
【0009】以下、図2及び図3を用いて本実施形態例
のカラー印刷用印刷情報の情報処理方法の基本的な処理
フローを説明する。図2は、バンドメモリに展開された
データ形式を説明する模式図であり、図3は、データ処
理フローを示すフローチャート図である。プリンタドラ
イバ98は、コマンド解析部102でアプリケーション101か
ら供給された印刷コマンドである文字、ビットマップ、
図形等の描画オブジェクト毎にデータを解析する(S3
02及びS303)。コマンド解析部102で解析された
データは、画像展開部103で描画位置の情報やパターン
情報、ビットマップ情報、ROP(ラスタオペレーショ
ン)コマンド情報に従って、1pixel当たりRGBXカ
ラーでバンドメモリに展開する。ROPコマンドとは、
入力ビットマップ、バンドメモリ、パターン、マスク等
の演算処理方法を示すコマンドである。ここで画像展開
部103は、コマンド解析部より得られる文字描画、ビッ
トマップ描画、図形描画等の情報を各ビット(ピクセル
又はドット)についてX部分に添付する。ここでXは描
画判別フラグを意味する。描画判別フラグは、例えば文
字とビットマップ情報との重ね合わせの部分でも、RO
Pコマンドに対応して付加される(S304)。
【0010】次に、RGBXカラーで展開されたバンド
メモリ上のデータを、画像・カラー処理ライブラリ104
を用いてバンドメモリ上に1pixel当たりCMYXカラ
ーへ色変換(色変換処理)を行う。その際、X部分に添
付された情報に応じて、画像・カラー処理ライブラリ10
4内の色補正テーブルを選択する。例えば、Xが文字情
報である場合には、文字用の色補正テーブルA104Aを用
いて色変換処理を行う。Xがビットマップ情報である場
合には、ビットマップ用の色補正テーブルB104Bを用い
て色変換処理を行う(S305及びS306)。次に、
バンドメモリ上にCMYXカラーに展開されたデータ
を、ディザ処理部106を用いて二値化処理を行う。二値
化処理を行う際、Xが文字情報である場合には、文字情
報の二値化処理に適したディザ処理法A106Aを用いる。
Xがビットマップ情報である場合には、ビットマップ情
報の二値化処理に適したディザ処理法B106Bを用いる
(S307)。二値化処理されたデータは、プリンタ制
御部107でプリンタ制御コマンドが付加され、通信バッ
ファ108を通してプリンタ109へ転送される(S30
8)。
【0011】以上説明したように、描画するオブジェク
トに適した色変換処理やディザ処理を行うことにより、
色の再現性が高くなるようにきめ細かい最適な色の調整
を行うことができ、最適な多色印刷を行うことが可能と
なる。
【0012】以下、図4及び図5を用いて、上述した処
理フローを更に詳細に説明する。図4は、図3を更に詳
細に説明するフローチャート図であり、図5は、図1を
更に詳細に説明するブロック図である。なお、図4及び
図5では、説明の都合上、図1及び図3で用いた符号と
異なる符号を付している。プリンタドライバ98では、図
5に示すように、コマンド解析部502でアプリケーショ
ン501から供給された印刷コマンドである文字、ビット
マップ、図形等の描画オブジェクトを解析する(S40
2およびS403)。バンド振り分け部503は、各描画
オブジェクトを描画位置から各バンドに振り分け、バン
ドごとにディスプレイリスト504を作成し、ページ毎に
メモリ上に保持する(S404)。バンドごとに作成さ
れたディスプレイリストデータは、画像展開部505でバ
ンド毎に振り分けられたデータを描画オブジェクトの描
画位置情報やパターン情報、ビットマップ情報をROP
(ラスタオペレーション)コマンド情報に従って、1pi
xel当たりRGBXカラーの32ビットカラーでバンド
メモリ上にラスタライズする(S405)。ここで画像
展開部505は、コマンド解析部より得られる文字描画、
ビットマップ描画、図形描画等の情報をX部分に添付す
る。ここで、Xは描画判別フラグを意味する。例えば、
文字描画を行ったビットのX部分に文字情報フラグを入
れ、図形描画を行ったビットのX部分に図形情報フラグ
を入れ、ビットマップ描画を行ったビットのX部分にビ
ットマップ情報フラグを入れる。ROPコマンドですで
に描画されているビットマップ描画部分に文字描画の重
ね合わせを行う場合、描画判別フラグは、文字とビット
マップ情報の重ね合わせの部分でも、ROPコマンドに
対応して付加される。なお、本実施形態例では、描画判
別フラグXは8ビット分用意されているため、この部分
に複数のオブジェクトフラグを追加することができる。
また、処理高速化のための判定フラグに使用することも
可能である。例えば、前のビットと同じ色であるといっ
た情報にも利用することができる。また、画像展開部50
5は、描画対象領域を表す外接矩形範囲をバンドごとに
保持する。
【0013】次に、RGBXカラーの32ビットに展開
されたバンドメモリは、画像・カラー処理ライブラリを
用いて描画対象領域を表す外接矩形範囲のみ、バンドメ
モリ上に1pixel当たりCMYXカラー32ビットへの
色変換を行う(S408)。描画判別フラグXが文字情
報である場合には、文字用の色補正テーブルAを用いて
色変換処理を行う。また、描画判別フラグXがビットマ
ップ情報である場合には、ビットマップ用の色補正テー
ブルBを用いて色変換処理を行う(S407)。このよ
うに描画判別フラグX部分の情報をもとに色補正テーブ
ルを変えて処理する。
【0014】次に、バンドメモリ上にCMYXカラー3
2ビットに展開されたデータはディザ処理部508を用い
て二値化処理を行う(S409)。二値化処理を行う
際、描画判別フラグXが文字情報である場合には、高速
かつ均一に階調処理を行うことが可能な処理方法である
パターンディザ処理法509Aを用い、描画判別フラグXが
ビットマップ情報である場合には、微妙な階調表現をお
こなうことができる処理方法である誤差拡散法509Bを用
いる。二値化処理されたデータは、プリンタ制御部510
でプリンタ制御コマンドが付加され、通信バッファ511
を通してプリンタへ転送される(S410)。この処理
をバンド分繰り返すことにより、1ページ分の印刷が行
える(S411およびS412)。
【0015】本実施形態例では、(1)各オブジェクト
毎に複数の色補正テーブルや色変換ルーチンで処理を行
うことが可能となる(S305及びS306)。また、
各オブジェクト毎に複数のディザ処理を行うことが可能
となる(S307、S407)。従って、文字描画部分
だけの色調整やビットマップ部分だけの色調整を行うこ
とができるため、文字描画と中間調画像とが混在したカ
ラー印刷データにおいても、文字描画部分が鮮明に、中
間調画像がなめらかに見えるように印刷することができ
る。また、各ビットの描画判別フラグに基づき階調処理
を変えることにより、描画するオブジェクト(描画オブ
ジェクト)に対応した階調処理を行うことが可能とな
る。これにより、各オブジェクトに適した階調処理を行
うことが可能となり、色の再現性が高くなるようにきめ
細かい最適な色の調整を行うことができ、どのようなカ
ラー印刷データであっても最適な多色印刷を行うことが
可能となる。また、カラープリンタの機差、すなわち装
置毎の性能のばらつきを抑えることができる。 (2)従来、印刷データがすべての描画オブジェクトを
含んでいる場合、ユーザが、どの描画オブジェクトに対
して最適な色変換を行うかを選択する必要があり、この
選択を不要にするには、それなりに対応できる色補正テ
ーブルを作成する必要があった。このため、すべての描
画オブジェクトを含む印刷データの色補正テーブルを作
成するのに、多くのテスト項目と調整時間とを要してい
た。これに比べ、本実施形態例では、各オブジェクト毎
に複数の色補正テーブルを用意し、これらを使い分ける
ことができるため、色補正テーブルのテスト項目を大幅
に減らすことができ、色補正テーブルの作成時間を従来
に比べて大幅に短縮することができる。 (3)従来、誤差拡散法509Bは、微妙な階調表現を行う
ことができるが、パターンディザ処理法509Aに比べ処理
時間が掛かるという問題があった。これに比べ、本実施
形態例では、文字描画と中間調画像とが混在した印刷デ
ータについて、1ページすべて誤差拡散処理法509Bで処
理を行う必要がなく、ビットマップ描画部分のみ誤差拡
散処理法509Bで処理するため、従来に比べ、高速かつ最
適な多色印刷を行うことが可能となる。 (4)現在、CPU(中央演算処理装置)は32ビット
処理が主流であるため、バンドメモリ上の展開を各ビッ
トRGB24ビットからRGBX32ビットに拡張する
ことにより、1pixel当たりのメモリのアクセス時間を
短縮することができる。
【0016】なお、描画判別フラグは、色変換処理とデ
ィザ処理とのどちらか一方のみに用いることも可能であ
る。また、本実施形態例では、ホストコンピュータ側で
印刷イメージを作成するバンディングドライバに本発明
を適用した例を説明したが、本発明をプリンタに適用す
ることによっても、同様の効果を得ることができる。更
に、上述のデータ処理を行う手段をホストコンピュータ
側とプリンタ側との双方のハードウェアまたはソフトウ
ェアで構成することも可能である。また、本実施形態例
は、階調処理として二値化処理を行うが、これに代えて
三値化などの他の階調処理を行うことも可能である。
【0017】実施形態例2 本実施形態例は、本発明の一実施形態例である。本実施
形態例では、実施形態例1と同じ装置(図5)を用い
る。図6は、本実施形態例でのデータ処理フローを示す
フローチャート図である。プリンタドライバで、図5に
示すように、コマンド解析部502でアプリケーション501
から供給された印刷コマンドである文字、ビットマッ
プ、図形等の描画オブジェクトを解析する(S602お
よびS603)。バンド振り分け部503は、各描画オブ
ジェクトを描画位置から各バンドに振り分け、バンドご
とにディスプレイリスト504を作成し、ページ毎にメモ
リ上に保持する(S604)。バンドごとに作成された
ディスプレイリストデータは、画像展開部505でバンド
毎に振り分けられたデータを描画オブジェクトの描画位
置情報やパターン情報、ビットマップ情報をROP(ラ
スタオペレーション)コマンド情報に従って、1pixel
当たりRGBXカラーの32ビットカラーでバンドメモ
リ上にラスタライズする(S605)。ここで画像展開
部505は、コマンド解析部より得られる文字描画、ビッ
トマップ描画、図形描画等の情報をX部分に添付する。
ここで表すXは、実施形態例1と同様、描画判別フラグ
を意味する。例えば、文字描画をおこなったビットのX
部分に文字情報フラグを入れ、図形描画を行ったビット
のX部分に図形情報フラグを入れ、ビットマップ描画を
行ったビットのX部分にビットマップ情報フラグを添付
する。ROPコマンドですでに描画されているビットマ
ップ描画部分に文字描画を重ね合わせる場合、描画判別
フラグは、文字とビットマップ情報との重ね合わせの部
分でも、ROPコマンドに対応して付加される。なお、
本実施形態例では、描画判別フラグXは8ビット分用意
されているため、この部分には、複数のオブジェクトフ
ラグを追加することができる。また、処理高速化のため
の判定フラグに使用することも可能である。例えば、前
のビットと同じ色であるといった情報にも利用すること
ができる。また、画像展開部505は、描画対象領域を表
す外接矩形範囲をバンドごとに保持する(S607)。
このとき、画像展開部505は、ビットマップ描画を行っ
たビットマップ描画対象領域を表す矩形範囲をバンドご
とに保持する(S608)。
【0018】次に、RGBXカラーの32ビットに展開
されたバンドメモリは、画像・カラー処理ライブラリを
用いて描画対象領域を表す外接矩形範囲のみ、バンドメ
モリ上に1pixel当たりCMYXカラー32ビットへの
色変換を行う(S609)。描画判別フラグXが文字情
報である場合には、文字用色補正テーブルA507Aを用い
て色変換処理を行う。また、描画判別フラグXがビット
マップ情報である場合には、ビットマップ用色補正テー
ブルB507Bを用いて色変換処理を行う。このとき、描画
判別フラグXがビットマップ描画対象領域を表す矩形範
囲内にビットマップ情報しかない場合にのみ、RGBX
カラーの32ビットからCMYK32ビットへの色変換
を行う(S610)。ここで、Kはブラックを示す。こ
のように、ビットマップ描画を行った部分のみビットマ
ップ描画対象領域を表す矩形範囲を保持することによ
り、バンドの一部分をCMYKで色変換を行うことが可
能となる。従って、CMYで色変換処理を行う部分に比
べ、より色再現性の高い印刷を行うことが可能となる。
【0019】次に、バンドメモリ上にCMYXカラー3
2ビットまたはCMYKカラー32ビットに展開された
データはディザ処理部508を用いて二値化処理を行う
(S611)。ここで、二値化処理を行う場合、ビット
マップ描画対象領域を表す矩形範囲のみ、微妙な階調表
現をおこなうことができる処理方法である誤差拡散法50
9Bを用いる。それ以外の範囲のみ、高速かつ均一に階調
処理を行うことが可能な処理方法であるパターンディザ
処理法509Aを用いる。このように、ビットマップ描画対
象領域を表す矩形範囲の情報も併せて、保持することに
より、CMYXカラー32ビットとCMYKカラー32
ビット混合したデータ形式であっても、最適な階調処理
をおこなうことができる。二値化処理されたデータは、
プリンタ制御部510でプリンタ制御コマンドが付加さ
れ、通信バッファ511を通してプリンタへ転送される
(S612)。この処理をバンド分繰り返すことによ
り、1ページ分の印刷が行える(S613およびS61
4)。
【0020】なお、実施形態例1と同様、本実施形態例
では、ホストコンピュータ側で印刷イメージを作成する
バンディングドライバに本発明を適用した例について説
明したが、プリンタ側に本発明を適用すること、すなわ
ちプリンタ側で印刷イメージを作成することも可能であ
る。また、描画判別フラグは、色変換処理とディザ処理
とのどちら一方のみに用いることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカラ
ー印刷用印刷情報の情報処理方法によると、ラスタライ
ズする際、描画するオブジェクトを判別する描画判別フ
ラグを各ビットに付加し、描画判別フラグに基づいて色
変換する。これにより、多色印刷で色補正を行う際に、
文字描画部分と画像部分とを区別して色調整を充分に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1で用いる装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】実施形態例1で、バンドメモリに展開されたデ
ータ形式を説明する模式図である。
【図3】実施形態例1でのデータ処理フローを示すフロ
ーチャート図である。
【図4】図3を更に詳細に説明するフローチャート図で
ある。
【図5】図1を更に詳細に説明するブロック図である。
【図6】実施形態例2でのデータ処理フローを示すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
98 プリンタドライバ 101 アプリケーション 102 コマンド解析部 103 画像展開部 104 画像・カラー処理ライブラリ 104A 色補正テーブルA 104B 色補正テーブルB 105 バンドバッファ 106 ディザ処理部 106A ディザ処理法A 106B ディザ処理法B 107 プリンタ制御部 108 通信バッファ 109 プリンタ 501 アプリケーション 502 コマンド解析部 503 バンド振り分け部 504 ディスプレイリスト 505 画像展開部 506 バンドバッファ 507A 文字用色補正テーブルA 508 ディザ処理部 507B ビットマップ用色補正テーブルB 509A パターンディザ処理法 509B 誤差拡散法(誤差拡散処理法) 510 プリンタ制御部 511 通信バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/525 G09G 5/00 G09G 5/02 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー印刷する際、所要の印刷情報を解
    析し、ラスタライズしてRGB表色系、次いで、CMY
    表色系に色変換処理されたデータを得る第1ステップ
    と、色変換処理されたデータを階調処理する第2ステッ
    プとを備えたカラー印刷用印刷情報の情報処理方法にお
    いて、 第1ステップでは、ラスタライズする際に、描画するオ
    ブジェクトを判別するための描画判別フラグを各ビット
    に付加し、描画判別フラグに基づいてビット単位で色変
    換処理することを特徴とするカラー印刷用印刷情報の情
    報処理方法。
  2. 【請求項2】 色変換処理する際、描画判別フラグに応
    じて色補正することを特徴とする請求項1に記載のカラ
    ー印刷用印刷情報の情報処理方法。
  3. 【請求項3】 描画判別フラグが、文字、ビットマッ
    プ、又は図形の何れかに関するフラグであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のカラー印刷用印刷情報の
    情報処理方法。
  4. 【請求項4】 第1ステップで、描画する矩形範囲を記
    憶することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか
    1項に記載のカラー印刷用印刷情報の情報処理方法。
  5. 【請求項5】 第2ステップでは、第1ステップで色変
    換処理されたデータを描画判別フラグに基づいてビット
    単位で階調処理することを特徴とする請求項1から4の
    うちのいずれか1項に記載のカラー印刷用印刷情報の情
    報処理方法。
  6. 【請求項6】 ディザ処理法で階調処理することを特徴
    とする請求項5に記載のカラー印刷用印刷情報の情報処
    理方法。
  7. 【請求項7】 描画判別フラグがビットマップに関する
    フラグである場合、誤差拡散法で階調処理することを特
    徴とする請求項5に記載のカラー印刷用印刷情報の情報
    処理方法。
JP22664798A 1998-08-11 1998-08-11 カラー印刷用印刷情報の情報処理方法 Expired - Lifetime JP3225506B2 (ja)

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