JP2005135005A - 情報処理装置、画像形成システム、画像形成方法、及び制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、画像形成システム、画像形成方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ジョブを複数の画像形成装置に分割出力した際に、出力したシートを自動的に同一ジョブのページ順に並べることを可能にする画像形成システムを提供する。
【解決手段】 ドキュメントサーバ102において所望のドキュメントジョブをMFP104とプリンタ107に分割出力する際に、MFP104でページ順に印刷したシートを、プリンタ107の手差しトレイ936にセットした後、プリンタ107において、手差しトレイ936から供給したシートに対して印刷を行わずに排出トレイ21へ排出する処理と、別の給紙トレイ934(又は935)から供給したシートに対して印刷を行って前記排出トレイ21へ排出する処理とを、分離したジョブJc1,Jc2に応じてページ毎に選択的に実行するようにした。
【選択図】 図17

Description

本発明は、ジョブの分割出力が可能な情報処理装置、この情報処理装置を備えた画像形成システム、画像形成システムを用いて実行される画像形成方法及び制御プログラムに関するものである。
従来から、画像形成を行うに当たり、ユーザはコンピュータ上から所望のプリンタを選択し、LANなどの公衆回線や専用のインターフェイスを経由して、所定のジョブを、選択した画像形成装置にプリントする方式、或いは図27に示すように、クライアントPC103のジョブがドキュメントサーバ902を経由して、所望のプリンタ907に送られる方式は、一般的に知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかし、近年、プリント・オン・ディマンドと呼ばれる軽印刷の市場において、コンピュータから画像形成装置に大量のジョブを送ってプリントする機会が増加しており、大量のジョブを如何に安く、効率よく、しかも高画質でプリントするかが求められている。
そのためには、上記従来技術のように1つのジョブを一台の画像形成装置にプリントするのでは効率が悪いため、大量のジョブを扱えるサーバと、それに接続される複数台の画像形成装置とを備え、1つのジョブを複数台の画像形成装置で処理することが必要となる。
1つのジョブを複数台の画像形成装置で処理する技術の一例としては、例えば、カラープリントは白黒プリントに比べてパープリントコストが高くなる点に着目し、カラーと白黒が混在するジョブにおいて、カラーページをカラーの画像形成装置にプリントし、白黒ページを白黒の画像形成装置にプリントする方式が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平11−149356号公報 特開平7−23194号公報
しかしながら、上記従来技術のように、大量のジョブを扱えるサーバと、それに接続される複数台の画像形成装置とを備え、1つのジョブを複数台の画像形成装置で処理する画像形成システムにおいて、大量のプリントを行うときには、プリントパフォーマンスとランニングコストが重要な要素となり、高パフォーマンスと低ランニングコストを兼ね備えた画像形成方式の実現が望まれていた。
さらに、低ランニングコストを実現するために、カラーと白黒が混在するジョブにおいて、カラーページと白黒ページを別々の画像形成装置に分割出力する場合には、それぞれの画像形成装置に別々に出力された印刷物を手作業でページ順に並べ替えるなどの煩雑な作業をしなければならないばかりか、この作業を行う際に、ページ順を間違えたり、印刷物に折り目をつけるなどのミスが発生しやすい。また、連続して異なるドキュメントを出力する場合には、別々の画像形成装置に出力された同じドキュメント同士を判別するのが難しくなってくることも考えられる。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、大量プリント時の高パフォーマンスと低ランニングコストを可能にすると共に、ジョブを複数の画像形成装置に分割出力した際に、出力したシートを自動的に同一ジョブのページ順に並べることを可能にする情報処理装置、画像形成システム、画像形成方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置では、少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置に接続され、所定のジョブをページ毎に分割して前記画像形成装置に出力する情報処理装置であって、前記所定のジョブについてページ毎に前記複数の画像形成装置のうちのどの装置に分配するかを判断する分配判断手段と、前記分配判断手段の判断結果に従ってジョブを分配するジョブ分配手段と、前記分配された各ジョブに対して、それぞれ対応する出力先の画像形成装置のタイプに合わせたラスタライズ処理を行う複数のラスタライズ手段と、前記ラスタライズ処理がなされた各ジョブを、対応する前記画像形成装置にそれぞれ出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成システムでは、少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置と、前記各画像形成装置に接続された情報処理装置とを備えた画像形成システムであって、前記情報処理装置は、前記所定のジョブについてページ毎に前記複数の画像形成装置のうちのどの装置に分配するかを判断する分配判断手段と、前記分配判断手段の判断結果に従ってジョブを分配するジョブ分配手段と、前記分配された各ジョブに対して、それぞれ対応する出力先の画像形成装置のタイプに合わせたラスタライズ処理を行う複数のラスタライズ手段と、前記ラスタライズ処理がなされた各ジョブを、対応する前記画像形成装置にそれぞれ出力する出力手段とを備え、前記複数の画像形成装置は、記録媒体に対して各々のタイプに応じた画像形成処理を施す画像形成処理部をそれぞれ有する少なくとも第1と第2の画像形成装置を含み、前記第2の画像形成装置は、前記第1の画像形成装置で画像処理された記録媒体がセットされる第1のトレイと、未処理の記録媒体がセットされる第2のトレイと、前記画像形成処理後の記録媒体が排出される第3のトレイとを有する構成とし、前記第1のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行わずに前記第3のトレイへ排出する第1の処理手段と、前記第2のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行って前記3のトレイへ排出する第2の処理手段と、前記第1と第2の処理手段を、前記分配されたジョブに応じてページ毎に選択的に実行する実行手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記第2の画像形成装置は、前記実行手段の実行開始を指示する開始指示手段を有することを特徴とする。
また、処理する前記所定のジョブを前記第2の画像形成装置から指定する手段を有することを特徴とする。
また、処理すべき前記所定のジョブを示す情報を前記第2の画像形成装置に表示する手段を有することを特徴する。
本発明の画像形成方法では、少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置と、前記各画像形成装置に接続された情報処理装置とを備え、前記複数の画像形成装置は、記録媒体に対して各々のタイプに応じた画像形成処理を施す画像形成処理部をそれぞれ有する少なくとも第1と第2の画像形成装置を含み、前記第2の画像形成装置は、未処理の記録媒体がセットされる第1及び第2のトレイと、前記画像形成処理後の記録媒体が排出される第3のトレイとを有する構成とした画像形成システムを用いて実行される画像形成方法であって、前記情報処理装置が前記複数の画像形成装置に対して所定のジョブをページ毎に分割して出力する第1の工程と、前記第1の画像形成装置で画像形成を行う第2の工程と、前記第2の工程で画像形成が施された記録媒体を、前記第2の画像形成装置の前記第1のトレイにセットする第3の工程と、前記第2の画像形成装置を用いて、前記第1のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行わずに前記第3のトレイへ排出する第1の処理と、前記第2のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行って前記3のトレイへ排出する第2の処理とを、前記第1の工程で分割出力されたジョブに応じてページ毎に選択的に実行する第4の工程とを順次実行することを特徴とする。
また、前記第3の工程と前記第4の工程との間に、前記第4の工程の実行開始を指示する第5の工程を実行することを特徴とする。
また、前記第2の工程の実行後に、処理すべき前記所定のジョブを前記第2の画像形成装置上で指定する工程を実行することを特徴とする。
また、前記第2の工程の実行後に、処理すべき前記所定のジョブを示す情報を前記第2の画像形成装置の表示部に表示する工程を実行することを特徴とする。
本発明の制御プログラムでは、少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置に接続され、所定のジョブをページ毎に分割して前記画像形成装置に出力する情報処理装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記所定のジョブについてページ毎に前記複数の画像形成装置のうちのどの装置に分配するかを判断する分配判断ステップと、前記分配判断ステップの判断結果に従ってジョブを分配するジョブ分配ステップと、前記分配された各ジョブに対して、それぞれ対応する出力先の画像形成装置のタイプに合わせたラスタライズ処理を行う複数のラスタライズステップと、前記ラスタライズ処理がなされた各ジョブを、対応する前記画像形成装置にそれぞれ出力する出力ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の制御プログラムでは、少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置と、前記各画像形成装置に接続された情報処理装置とを備え、前記複数の画像形成装置は、記録媒体に対して各々のタイプに応じた画像形成処理を施す画像形成処理部をそれぞれ有する少なくとも第1と第2の画像形成装置を含み、前記第2の画像形成装置は、前記第1の画像形成装置で画像処理された記録媒体がセットされる第1のトレイと、未処理の記録媒体がセットされる第2のトレイと、前記画像形成処理後の記録媒体が排出される第3のトレイとを有する画像形成システムの制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記情報処理装置が前記複数の画像形成装置に対して所定のジョブをページ毎に分割して出力するステップと、前記第1の画像形成装置で画像形成を行うステップと、前記第1の画像形成装置によって画像形成が施された記録媒体が、前記第2の画像形成装置の前記第1のトレイにセットされた後、前記第2の画像形成装置を用いて、前記第1のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行わずに前記第3のトレイへ排出する第1の処理と、前記第2のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行って前記3のトレイへ排出する第2の処理とを、前記第1の工程で分割出力されたジョブに応じてページ毎に選択的に実行するステップとを備えたことを特徴とする。
請求項1,10の発明によれば、大量プリント時の高パフォーマンスと低ランニングコストを実現することが可能になる。
請求項2,3,6,7,11の発明によれば、所定のジョブを複数の画像形成装置に分割出力した際に、出力した記録媒体を自動的にページ順に並べることが可能となる。
請求項4,5,8,9の発明によれば、所定のジョブを複数の画像形成装置に分割出力した際に、出力したシートを自動的にページ順に並べることができ、しかも他のジョブの混入を防止することが可能となる。
本発明の情報処理装置、画像形成システム、画像形成方法、及び制御プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
〔システムの概要説明〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示すブロック図であり、本実施形態では、パフォーマンスを優先するために、従来例として示した図27のネットワーク101を2系統に分割し、パブリックネットワーク101a及びプライベートネットワーク101bとしている。
ドキュメントサーバ102には、ハードウェア上2系統のネットワークインターフェイスカード(NIC)を有しており、一方はパブリックネットワーク101a側につながるNIC111、もう一方はプリンタ側に接続するプライベートネットワーク101b側に接続されたNIC112が存在する。
コンピュータ103a,103b及び103cは、ドキュメントサーバ102にジョブを送るクライアントコンピュータ(以下、クライアントPCと記す)である。図示されていないが、クライアントPCはこれらの他にも多数接続されている。以下クライアントPCを代表して103と表記する。
さらに、プライベートネットワーク101bにはMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)105及びプリンタ107が接続されている。105はモノクロにてスキャン、プリント又は、低解像度や2値の簡易的なカラースキャン、カラープリントなどを行うMFPである。また、図示していないがプライベートネットワーク101b上には上記以外のMFPを初め、スキャナ、プリンタ或いは、FAXなどその他の機器も接続されている。
MFP104は高解像度、高階調のフルカラーでスキャン又は、プリントなどが可能なフルカラーMFPであり、プライベートネットワーク101bに接続してデータの送受を行ってもよいが、データ量が膨大となるためここでは、独立したインターフェイスで複数ビットを同時に送受できるものとし、ドキュメントサーバ102とは、独自のインターフェイスカード113にて接続されている。
プリンタ107は低ランニングコストのカラープリンタであり、低ランニングコストの実現のためにトナーに低コスト品を採用したり、ユーザが消耗部品を交換できるようにカートリッジ化することでメンテナンス費用を低減している。また、画質の安定を図るため、表現できる階調を制限するような構成となっており、その結果として、このプリンタ107は、風景や人物などの写真の印字には色再現性の荒さが目立つため適さないが、色文字やカラーグラフィックなどの線画には使用されている色数も少ないことから十分な画質が得られるといった傾向を有している。
また、スキャナ106は紙ドキュメントからの画像イメージを取り込む装置で、SCSIインターフェイスで接続される106bと、パブリックネットワーク101a(又は、プライベートネットワーク101b)に接続される106aの2タイプがある。
次に、ドキュメントサーバ102のハードウェアの構成は、CPUやメモリなどが搭載されたマザーボード110と呼ばれる部分にPCIバスと呼ばれるインターフェイスで前述のNIC(Network Interface Card)111,112や、専用I/Fカード113、或いは、SCSIカード114などが接続されている。
ここで、クライアントPC103上では、いわゆるDTP(Desk Top Publishing)を実行するアプリケーションソフトウェアを動作させ、各種文書/図形が作成/編集される。クライアントPC103は作成された文書/図形をページ記述言語(Page Description Language)に変換し、ネットワーク101aを経由してMFP104や105に送られてプリントアウトされる。
MFP104,105はそれぞれ、ドキュメントサーバ102とネットワーク101b又は、専用インターフェイス109を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP104,105の情報や状態をドキュメントサーバ102、或いはそれを経由してクライアントPC103側に逐次知らせる仕組みとなっている。さらに、ドキュメントサーバ102(或いはクライアントPC103)は、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを持っており、MFP104,105はドキュメントサーバ102(或いはクライアント103)により管理される。
〔ドキュメントサーバ102の構成〕
次に、図2及び図3を用いて、ドキュメントサーバ102について説明する。
図2は、図1に示したドキュメントサーバ102の構成を示すブロック図である。
NIC111やSCSI114から入力されたジョブは、入力デバイス制御部1201よりサーバ内に入り、様々なクライアントアプリケーションと連結することにおいてその役割を果たす。入力するジョブとして、PDLデータとJCL(Job Control Language)データを受け付ける。これらのデータは、プリンタとサーバに関する状態情報で様々なクライアントPCに対応し、適切なPDLとJCLの構成要素全てを結合する役割をもっている。
次に、入力ジョブ制御部1202は、ジョブの要求されたリストを管理し、サーバに提出される個々のジョブにアクセスするために、ジョブリストを作成する。さらに、このモジュールには、ジョブのルートを決めるジョブルーティング、分割してラスタライズ処理(RIP:Rasterize Image Processing)を行うか否かを司るジョブスプリット、そしてジョブの順序を決めるジョブスケジューリングの3つの機能がある。
ラスタライズ処理(RIP)部1203は、複数個存在する(1203−a,1203−b,1203−c,…)。各RIPモジュール1203−a,1203−b,1203−c,…は、様々なジョブのPDLをRIP処理して、適切なサイズと解像度のラスタを作成する。RIP処理に関しては、PostScript(Adobe社の商標登録)をはじめ、PCL、TIFF、JPEG、PDFなど様々なフォーマットのラスタライズ処理が可能である。
データ変換部1204は、RIPによって作り出されるラスタイメージを圧縮したり、フォーマット変換を施す役割を果たし、それぞれのプリンタにマッチした最適な画像イメージタイプを選び出す。例えば、ジョブをページ単位で扱いたい場合には、TIFFやJPEGなどをRIP部でラスタライズした後のラスタデータにPDFヘッダを付けて、PDFデータとして編集するなどの処理を行う。
出力ジョブ制御部1205は、ジョブのページイメージを取って、それらがコマンド設定に基づいてどう扱われるのかを管理する。ページはプリンタに印刷されたり、ハードディスク1207にセーブされる。印刷後のジョブは、ハードディスク1207に残すか否かは選択可能であり、セーブされた場合には、再呼び出しすることもできる。さらに、このモジュールはハードディスク1207とRAM1208との相互作用を管理する。
出力デバイス制御部1206は、どのデバイスに出力するか、またどのデバイスをクラスタリング(複数台接続して一斉にプリントすること)するかを司り、選択されたデバイスのインターフェイスカード112又は113に送られる。また、このモジュールはデバイス104や105の状態監視と装置状況をドキュメントサーバ102に伝える役割も果たしている。
〔ページ記述言語〕
次に、ページ記述言語(Page Description Language:以後PDLと略する)データについて説明する。Adobe社のPostScript(登録商標)言語に代表されるPDLは、以下の3要素に分類される。
(a)文字コードによる画像記述
(b)図形コードによる画像記述
(c)ラスタ画像データによる画像記述
すなわち、PDLは、上記の要素を組み合わせで構成された画像を記述する言語であり、それで記述されたデータをPDLデータと呼ぶ。
図3(a)は、文字情報R1301を記述した例である。L1311は、文字の色を指定する記述であり、カッコの中は順にCyan、Magenta、Yellow、Blackの濃度を表している。最小は0.0であり、最大は1.0である。L1311では、文字を黒にすることを指定する。次に、L1312は変数String1に文字列”IC”を代入している。次にL1313では、第1、第2パラメータが、文字列をレイアウトする用紙上の開始位置座標のx座標とy座標を示し、第3パラメータが文字の大きさ、第4パラメータが文字の間隔を示しており、第5パラメータがレイアウトすべき文字列を示している。要するにL1313は座標(0.0, 0.0)のところから、大きさ0.3、間隔0.1で文字列”IC”をレイアウトするという指示となる。
次に、図形情報R1302を記述した例では、L1321はL1311と同様、線の色を指定しており、ここでは、Cyanが指定されている。次に、L1322は、線を引くことを指定するためのものであり、第1、2パラメータが線の始端座標、第3、4パラメータが終端座標のそれぞれ、x、y座標である。第5パラメータは線の太さを示す。
さらに、ラスタ画像情報を記述した例では、L1331は、ラスタ画像を変数image1に代入している。ここで、第1パラメータはラスタ画像の画像タイプ、及び色成分数を表し、第2パラメータは1色成分あたりのビット数を表し、第3、第4パラメータは、ラスタ画像のx方向、y方向の画像サイズを表す。第5パラメータ以降が、ラスタ画像データである。ラスタ画像データの個数は、1画素を構成する色成分数、及びx方向、y方向の画像サイズの積となる。L1331では、CMYK画像は4つの色成分(Cyan、Magenta、Yellow、Black)から構成されるため、ラスタ画像データの個数は(4x5x5=)100個となる。次にL1332は、座標(0.0,0.5)のところから、0.5x0.5の大きさにimage1をレイアウトすることを示している。
図3(b)は、1ページの中で上記3つの画像記述を解釈して、ラスタ画像データに展開した様子を示したものである。R1301,R1302,R1303はそれぞれのPDLデータを展開したものである。これらのラスタ画像データは、実際にはCMYK色成分毎にRAM1208(或いは、ImageDisk1207)に展開されており、例えばR1301の部分は、各CMYKの RAM1208に、C=0、M=0、Y=0、K=255が書かれており、R1302の部分は、それぞれ、C=255,M=0,Y=0,K=0が書き込まれる。
ドキュメントサーバ102内では、クライアントPC103(或いは、ドキュメントサーバ自身)から送られてきたPDLデータは、PDLデータのままか、上記のようにラスタ画像に展開された形で、 RAM1208(或いは、ImageDisk1207)に書き込まれ、必要に応じて保存されている。
〔MFP104,105の構成〕
次に、図4を用いて、MFP104,105の全体構成について説明する。なお、MFP104,105の各構成部の具体的な構成については、図19〜図26を用いて後述することにする。また、MFP104とMFP105の差はフルカラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分ではフルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多いため、以下、フルカラー機器に主眼として説明し、必要に応じて、随時モノクロ機器の説明を加えることとする。
図4は、図1に示したMFP104,105の全体構成を示すブロック図である。
このMFP104,105は、画像読み取りを行うスキャナ部201と、その画像データを画像処理するスキャナIP部202と、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部203と、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Network Interface Card:ネットワークインターフェイスカード)204と、フルカラーMFP104との情報交換を行う専用I/F部205とを備えている。そして、MFP104,105の使い方に応じて、コア部206で画像信号を一時保存したり、経路を決定する。
コア部206から出力された画像データは、プリンタIP部207及びPWM部208を経由して、画像形成を行うプリンタ部209に送られる。プリンタ部209でプリントアウトされたシートはフィニッシャ部210へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
〔プリンタ107の構成〕
図5は、図1に示したプリンタ107の構成を示す断面図である。
図中の913は、ポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ805より発光された4本のレーザ光を受ける。その内の1本はミラー914、915、916を経て感光ドラム917を走査し、次の1本はミラー918、919、920を経て感光ドラム921を走査し、次の1本はミラー922、923、924を経て感光ドラム925を走査し、次の1本はミラー926、927、928を経て感光ドラム929を走査する。
一方、930はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム917上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成し、932はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム925上にシアンのトナー像を形成し、933はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム929上にマゼンタのトナー像を形成する。以上4色(Y,M,C,K)のトナー像がシートに転写され、カラーの出力画像を得ることができる。
シートカセット934、935、及び手差しトレイ936のいずれかより給紙されたシートは、レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着されて搬送される。予め感光ドラム917、921、925、929には各色のトナーが現像されており、シートの搬送とともに、トナーがシートに転写される。なお、4つの感光ドラム917、921、925、929は、距離dをおいて等間隔に配置され、且つシートは一定速度vで転送ベルト938により搬送されており、このタイミングの同期がとられて、4つの半導体レーザ805は駆動される。
各色のトナーが転写されたシートは、分離され、搬送ベルト939により搬送され、定着器940によって、トナーがシートに定着される。定着器940を抜けたシートは、フラッパ950により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ950を抜けた後、スイッチバックさせて、フィニッシャ部20へ排出する。これにより、印刷処理がなされたシートは、フィニッシャ部20の排出トレイ21へフェースダウン状態で排出され、先頭ページから順にプリントしたときに正しいページ順となる。
また、プリンタ107には、操作パネル10が配置され、その操作パネル10内には、本実施形態の特徴を成す、分離出力ジョブのページ統合動作(図17で後述する)の実行を開始するためのスタートボタン11が配置されている。
〔ネットワーク101〕
次に、ネットワーク101について説明する。
ネットワーク101は、図6に示すように、前述の図1のような構成がルータと呼ばれるネットワークを相互に接続する装置により接続され、LAN(Local Area Network)と呼ばれる更なるネットワークを構成する。
また、LAN1406は、内部のルータ1401を介して、専用回線1408を通して、別のLAN1407内部のルータ1405に接続され、これらのネットワーク網は幾重にも張り巡らされて、広大な接続形態を構築している。
次に、前記ネットワーク網の中を流れるデータについて、図7を用いて説明する。
送信元のデバイスA(1420a)に存在するデータ1421があり、そのデータは画像データでも、PDLデータでも、プログラムであっても構わない。これがネットワーク101を介して受信先のデバイスB(1420b)に転送する場合、データ1421を細分化しイメージ的に1422のように分割する。この分割されたデータ1423,1424,1426などに対して、ヘッダ1425と呼ばれる送り先アドレス(TCP/IPプロトコルを利用した場合には、送り先のIPアドレス)などを付加し、パケット1427として順次ネットワーク101上にパケットを送っていく。デバイスBのアドレスとパケット1430のヘッダ1431が一致するとデータ1432は分離され、デバイスAにあったデータの状態に再生される。
〔スキャナドライバ〕
次に、スキャナドライバについて説明する。
図8は、ドキュメントサーバ102(又はクライアントPC103)上にて、スキャン動作を指示するためのスキャナドライバのGUI(Graphic User Interface)を示したものであり、これで指示することでユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをデータ化することが可能となる。
1501は、スキャナドライバのウィンドウであり、その中の設定項目として、ターゲットとなる送信元を選択するソースデバイス選択カラム1502が配置されている。このソースデバイス選択カラム1502は、一般的には前述のスキャナ部201のようなものであるが、メモリ108から画像を持ってきたり、或いは、デジタルカメラのようなものからでも構わない。
1503は選択されたソースデバイスに関する詳細設定を行うためのものであり、ここをクリックすると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊な画像処理(例えば、文字モード/写真モード)を選択して、それに合った処理モードで画像入力が可能となる。
1504は、イメージサイズを選択するイメージサイズカラム、1505で解像度を入力し、1506にてカラーモードを選択する。また、1507〜1509は画像エリアのサイズを決める部分であり、それぞれ単位と縦横の長さを入力する。
これらの指定を行った後、プリスキャンキー1512を押すと、コンピュータ102(又は、103)より、ソースデバイス選択カラム1502で選択されたデバイスに指示がなされ、画像入力を開始する。ここでは、プリスキャンであるため実際の解像度より粗く画像読み取りが行われ、得られた画像はプレビュー画像として1511に表示される。表示に当たっては、先ほどの画像エリアの単位1507に従ってスケール1510表示される。
ここで、プレビュー画像でOKと判断した場合には、1513のスキャンキーをクリックすることにより、今度は設定された解像度にて行う。プレビュー画像がNGの場合には、再度プリスキャンを行って確かめ、キャンセルの場合には、キャンセルキー1514をクリックする。
〔プリンタドライバ〕
次に、図9を用いて、ドキュメントサーバ102(又はクライアントPC103)からプリンタドライバにより画像データをプリンタ側へ送信する行程について説明する。
プリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUIであり、これで指示することによりユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをプリンタなどの送信先に送ることが可能となる。
図9中の1601は、プリンタドライバのウィンドウであり、その中の設定項目として、1602はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。一般的には前述のMFP104,105、或いはプリンタ107である。1603はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、ドキュメントサーバ102(又はクライアントPC103)上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像イメージのどのページを出力するかを決定する。さらに、1604は部数を指定する部数設定カラムである。
また、1607は送信先選択カラム1602にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うためのプロパティキーであり、ここをクリックすると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊な画像処理、例えば、プリンタIP部207内のガンマ変換部702や空間フィルタ部703のパラメータを変更することにより、より細かい色再現やシャープネス調整を行うことが可能となる。
所望の設定が済めば、OKキー1605により印刷を開始する。取り消す場合には、キャンセルキー1606により印刷を取りやめる。
〔ジョブサブミッタ〕
次に、図10の画面を用いて、ジョブサブミッタの説明を行う。
このジョブサブミッタは、前述のプリントドライバと同様に、クライアントPC103上のファイルをドキュメントサーバ102に送り込むツールであり、プリントドライバがクライアントPC103上のアプリケーションでデータを立ち上げて、そのデータをPS(又はPCL)などのフォーマットに変換してドキュメントサーバ102に送り込むのに対して、ジョブサブミッタは、様々なフォーマットのデータを直接ドキュメントサーバ102に送付するためのものである。
ジョブサブミッタ画面1701の設定項目として、1702はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。出力先としては、一般的には前述のMFP104,105、或いはプリンタ107である。1705はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、ドキュメントサーバ102(又はクライアントPC103)内にある任意のファイルを選んでドキュメントサーバ102に投げ込むことが可能となる。さらに、詳細設定を行うためには、プロパティキー1704があり、ここをクリックすると次項のジョブチケットメニューが現れる。所望の設定が済めば、OKキー1710によりジョブがドキュメントサーバ102に送信され、取り消す場合には、キャンセルキー1711により取りやめることができる。
〔ジョブチケット〕
次に、図11の画面を用いて、ジョブチケットの説明を行う。
図9のようなプリントドライバ、又は図10のようなジョブサブミッタのプロパティキー(1607、又は1704)をクリックすると、図11のようなジョブチケット設定画面1801が現れる。
ジョブチケットは、MFP104,105、或いはプリンタ107などのそれぞれ固有に有する機能をユーザが自由に選択する設定画面で、ターゲットとなる出力先1702に応じて別々の設定項目1802が表示される。その際にユーザは任意の設定項目1803を選択できる。
例えば、Duplexの設定カラムには、ONとOFFが用意されており、ONにすれば両面印刷にてプリントされ、OFFにすれば片面印刷にてプリントされる。ただし、両面機能を有しないプリンタが選択された場合には、この項目そのものが表示されない仕組みになっている。また、デフォルトの設定項目には頻度の高いものが予め設定されており、Duplexでは片面プリントの使用頻度が高いため、OFFがデフォルトに選ばれている。
また、ここで設定される項目は、フィニッシング機能だけでなく、画像処理のパラメータやコピー部数、紙サイズといったプリンタの基本機能も選択変更可能となっている。
そして所望の設定が済めば、OKキー1804によりジョブサブミッタの画面に戻り、取り消す場合には、キャンセルキー1805により取りやめる。
〔デバイスステータス〕
MFP104,105或いはプリンタ107内のネットワークインターフェイス部分にはMIB(Management Information Base)と呼ばれる標準化されたデータベースが構築されており、SNMP(Simple Network Management Protocol)というネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP104,105を初めとして、ネットワーク上につながれたデバイスの状態をドキュメントサーバ102(又はクライアントPC103)と必要な情報の交換が可能である。
例えば、MFP104,105の装備情報としてどんな機能を有するフィニッシャ210が接続されているかを検知したり、ステータス情報として現在エラーやジャムが起きていないか、プリント中かアイドル中かなど検知したり、MFP104,105の装備情報、装置の状態、ネットワークの設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御などあらゆる静的情報を入手することが可能となる。
図12は、デバイスステータスを表すユーティリティのGUI(Graphic User Interface)を示す図であり、例えば、MFP105aのタブ1902が選択された場合に、MFP105aのデバイスの装備情報がグラフィック1903で表され、1904,1905にて装置の状態が判断できる。また、1907の詳細表示キーにて装備情報などの詳細も知ることが可能である。
〔ジョブステータス〕
次に、図13の画面を用いてジョブステータスを説明する。
このジョブステータス画面2001は、3つのステータスで表されており、ドキュメントサーバ102内にあるジョブの状態を知るジョブステータス2002、プリンタに渡されたジョブの状況を知らせるプリントステータス2003、そして、終了したジョブの履歴を知らせるフィニッシュドジョブ2004である。
ジョブステータス2002は、Waiting(RIP前)、又はRipping(RIP中)で表現され、RIP後は、次のプリントステータスに渡される。
プリントステータス2003は、正常状態ではWaiting(Print待機中)、又はPrinting(Print中)で表現され、エラーやジャムが生じた場合には、その旨表示されユーザに知らせるプリント後は、次のフィニッシュドジョブに渡される。
フィニッシュドジョブ2004は、ジョブの履歴を見ることができ、正常終了の場合にはPrinted、途中キャンセル時にはCanceledが示される。
〔ジョブマージツール〕
次に、図14の画面を用いてジョブマージツール2101を説明する。
このジョブマージツール画面2101において、Import/Openキー2104で第1のファイルを、ドキュメントサーバ102(又はクライアントPC103)内またはネットワークに接続されたデバイスやフロッピー(登録商標)ディスクなどから読み出す。これがChapter−1であり、2102のように表示される。次に再びImport/Openキー2104を押して、第2のファイルを読み出す。これが第1のファイルChapter−1に付加される第2のファイルChapter−2であり、2103のように表示される。同様にして、いくつものファイルを順次付加して、Chapter−3,−4,−5 として付加していくことができる。
次に、Deleteキー2105はChapterやPageを削除したいときに用い、Editキー2106は、ヘッダ、フッタ、リナンバリングなどをつけたい場合に用いる。さらに、Printキー2107はマージしたジョブをプリントする際にクリックし、クリックすると図9のようなプリントドライバが起動し、プリントできる。
〔ジョブの分割処理〕
次に、ドキュメントサーバ902から、写真を含むページを高画質のカラー印字が可能であるMFP104に出力し、それ以外のページを低ランニングコストのカラープリンタであるプリンタ107に分割して出力する場合について説明する。
図15は、写真を含むページと、それ以外のページの各出力先を指定する画面を示す図であり、クライアントPC103側に表示されるものである。
この画面2201は、ジョブサブミッタの画面1701(図10)のページ設定カラム1703において、Color/Color Splitを選択した状態でプロパティキー1704をクリックすると開く。出力先を選択する枠2202の中に、ページに線画及び文字が含まれる場合の出力先の設定カラム2203と、ラスタ画像が含まれる場合の出力先の設定カラム2205とがあり、これら設定カラムによって出力先の選択が可能である。
設定カラム2203によって選択した出力先の詳細設定を行う場合には、「Property」2204を、また設定カラム2205で選択した出力先の詳細設定を行う場合には、「Property」2206をクリックすると、各出力先に応じた詳細設定画面が開く。そして、所望の設定が済めば、OKキー2208により、ジョブサブミッタの画面1701に戻り、設定を取り消す場合はキャンセルキー2209をクリックする。
図16は、ドキュメントサーバ102のジョブ分割処理を示すフローチャートである。
まず、クライアントPC103からドキュメントサーバ102に送られてきたジョブは、一旦低解像度でRIP処理が施される(ステップS2301)。これは、ジョブデータをページ単位に分離し、ページ単位でラスタ画像が含まれているかどうかを後に判断するために行う。低解像度でRIP処理を行うのは処理の高速化のためである。
その後、ステップS2302において、1ページ毎にラスタ画像が含まれるかどうかを判断する。PDL言語がAdobe社のPostScript(商標登録)である場合には、図3(a)のL1332に示したように“put_image”という文字列が含まれることで判断可能である。
ステップS2302でラスタ画像が含まれていると判断された場合は、ステップS2303へ進んで、MFP104に合わせたRIP処理を行う。ここで、出力先としてMFP104が選択されたのは、図15の設定カラム2205において選択した結果が反映したためである。
続くステップS2304では、ページが1ページ目かどうかを判断し、1ページ目であった場合は、ステップS2305においてカラージョブJc1を作成する。1ページ目でなく既にカラージョブJc1が有った場合は、ステップS2306においてカラージョブJc1にページを追加する。
一方、前記ステップS2302においてラスタ画像を含まないと判断された場合は、ステップS2307へ進んで、出力先をプリンタ107とし、プリンタ107用に再RIP処理を行う。ここで、出力先としてプリンタ107が選択されたのは、図15の設定カラム2203において選択した結果が反映されているためである。
これ以降のステップS2308からステップS2310までは、ステップS2304からステップS2306までと同様の処理が行われる。
最後にステップS2311においてページの終わりまで到達したかどうか調べ、ページの終わりであれば処理を終了し、ページの終わりでなければ、ステップS2312において次のページに処理を移し、ステップS2302からの処理を繰り返す。
以上の処理によって、MFP104に出力するカラージョブJc1と、プリンタ107に出力するカラージョブJc2が作成される。
〔分割したジョブの印刷〕
次に、ドキュメントサーバ102によって分割作成されたカラージョブJc1とカラージョブJc2をそれぞれMFP104とプリンタ107に出力する手順について、図17のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS2401において、ドキュメントサーバ102は、作成されたカラージョブJc1をMFP104へ送り、ページ順に印刷を開始する。印刷が完了した後、ステップS2402において、使用者は、MFP104で印刷されてそのフィニッシャ部21にページ順に排紙済みのシートを、プリンタ107の手差しトレイ936にセットし、プリンタ107の操作パネル10からスタートボタン11を押す。
すると、ドキュメントサーバ102は、ステップS2403以降に示すように、プリンタ107を制御して分離出力ジョブのページ統合動作を開始する。すなわち、ステップS2403において、ページカウンタPcを初期化し、続くステップS2404では、ページカウンタPcが示すページがカラージョブJc1とカラージョブJc2のどちらのジョブであるかを判断する。もしカラージョブJc1であった場合には、既にMFP104で印刷済みであるので、ステップS2405において、プリンタ107の手差しトレイ936から1枚のシートを給紙し、印刷せずにプリンタ107のフィニッシャ部21に排紙を行う。
もし、カラージョブJc2であった場合には、ステップS2406においてシートカセット934もしくは935から給紙し、該当ページを印刷してプリンタ107のフィニッシャ部21の排出トレイ21へ排紙する。なお、フィニッシャ部21に複数の排紙トレイが存在した場合でも、カラージョブJc1とJc2のページのどちらも同じ排紙トレイ21に排紙する必要がある。これにより、カラージョブJc1とJc2に分割されたドキュメントが排紙トレイ21上で正しいページ順に重なることになる。
そして、ステップS2407において、ページカウンタPcの値を評価し、最終ページまで処理が終了したかどうかを判断する。終了でなければ、ステップS2408において、ページカウンタPcをインクリメントし、再びステップS2404から処理を繰り返す。
以上のように本実施形態では、ドキュメントサーバ102において所望のドキュメントジョブをMFP104とプリンタ107に分割出力する際に、MFP104でページ順に印刷したシートを、プリンタ107の手差しトレイ936にセットした後、プリンタ107において、手差しトレイ936から供給したシートに対して印刷を行わずに排出トレイ21へ排出する処理と、別の給紙トレイ934(又は935)から供給したシートに対して印刷を行って前記排出トレイ21へ排出する処理とを、分離したジョブJc1,Jc2に応じてページ毎に選択的に実行するようにした。
これにより、最終的に2台目の画像形成装置であるプリンタ107の排紙トレイ21には、1台目と2台目の画像形成装置の印刷物が正しいページ順序で並ぶことになり、別々の画像形成装置に出力されたページを手作業で順番に並び替える必要がなくなる。なお、本発明は、3台以上の画像形成装置に分割出力する場合にも応用可能である。
また、2台目以降の画像形成装置で印刷を行う場合には、既に他の画像形成装置で印刷したページを使用者が給紙トレイにセットして準備ができたことを、ドキュメントサーバ102等に伝える仕組みが必要であるが、その仕組みを本実施形態では、プリンタ107の操作パネル10からスタートボタン11を使用者が押すことで実現している。
[第2実施形態]
〔プリンタ107からジョブを指定する例〕
上述した第1実施形態においては、カラージョブJc1をMFP104で出力し、そのシートをプリンタ107の手差しトレイ936にセットし後、前述した分離出力ジョブのページ統合動作を実行するために単にスタートボタン11を押下するだけであった。これでは、他のジョブが混入するのを防止することができない。そこで、第2実施形態では、既に他の画像形成装置で印刷したページと、これから印刷するページとが同じドキュメントとなるように、使用者がシートを手差しトレイ936にセットし後、プリンタ107の操作パネル10において、ドキュメントサーバ102に対して印刷すべきドキュメントジョブを表示して指示する例について説明する。
図18は、使用者がプリンタ107において印刷するジョブを選択する画面の一例を示す図である。
この画面2501は、プリンタ107の操作パネル10上に表示される画面であり、使用者がドキュメントサーバ102に対して処理の開始を要求した後に表示される。ドキュメントサーバ102内に蓄積している受信済み且つ未処理の全てジョブの情報をプリンタ107に送信し、プリンタ107はその結果を表示領域2502、2503、2504に表す(それぞれ「ジョブの名前」、「ジョブ受付時間」、「ジョブ送信者」を表す領域)。
使用者は表示されたジョブの中から1つを選択し、画面内のスタートボタン2507を押すことでプリンタ107での処理を開始する。
なお、図中の2505、2506は、ドキュメントサーバ102に蓄積しているジョブが1画面に収まらない場合の画面切り替えボタンで、2508は、処理を中止するためのキャンセルボタンである。
以上のように本実施形態では、使用者がシートを手差しトレイ936にセットし後、プリンタ107から、ドキュメントサーバ102に対して印刷すべきドキュメントジョブを指示するようにしたので、他のドキュメントが混入するミスの発生を防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、他のジョブの混入することを防止するために、プリンタ107からドキュメントサーバ102側へ対してジョブを指定する例を説明したが、ドキュメントサーバ102側が、処理すべきジョブのドキュメント名などの判別情報をプリンタ107に表示するようにしてもよい。これにより、使用者は、前記表示された判別情報に該当するシートをMFP104の排出トレイから取り出して、プリンタ107の手差しトレイ936に格納することができる。
以下、MFP104,105の各構成部の具体的な構成について、図19〜図26を用いて説明する。
〔スキャナ部201の構成〕
図19を用いて、スキャナ部201の構成を説明する。
図中の301は原稿台ガラスであり、読み取られるべき原稿302が置かれる。原稿302は照明ランプ303により照射され、その反射光はミラー304、305、306を経て、レンズ307によりCCD308上に結像される。ミラー304、照明ランプ303を含む第1ミラーユニット310は速度vで移動し、ミラー305、306を含む第2ミラーユニット311は速度1/2vで移動することにより、原稿302の全面を走査する。第1ミラーユニット310及び第2ミラーユニット311はモータ309により駆動する。
〔スキャナIP部202の構成〕
図20(a),(b)を用いてスキャナIP部202について説明する。
入力された光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号に変換される。このCCDセンサ308はRGB3ラインのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号としてA/D変換部401に入力される。ここでゲイン調整、オフセット調整をされた後、A/Dコンバータで、各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R0,G0,B0に変換される。その後、402のシェーディング補正で色毎に、基準白色板の読み取り信号を用いた、公知のシェーディング補正が施される。さらに、CCDセンサ308の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、ラインディレイ調整回路(ライン補間部)403において、副走査方向の空間的ずれが補正される。
次に、入力マスキング部404は、CCDセンサ308のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのスペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(R0,G0,B0)信号を標準的な(R,G,B)信号に変換する。
さらに、輝度/濃度変換部(LOG変換部)405はルックアップテーブル(LUT)RAMにより、構成され、RGBの輝度信号がC1,M1,Y1の濃度信号になるように変換される。
MFP105によりモノクロの画像処理を行う場合には、図20(b)に従って、単色の1ラインCCDセンサ308を用いて、単色でA/D変換401及びシェーディング402を行った後、コア部206に送られる。
〔FAX部203の構成〕
図21を用いてFAX部203について説明する。
まず、受信時には、電話回線から来たデータをNCU部501で受け取り電圧の変換を行い、モデム部502の中の復調部504でA/D変換及び復調操作を行った後、伸張部506でラスタデータに展開する。一般にFAXでの圧縮伸張にはランレングス法などが用いられる。ラスタデータに変換された画像は、メモリ部507に一時保管され、画像データに転送エラーがないことを確認後、コア部206へ送られる。
次に、送信時には、コア部よりやってきたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部505でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部502内の変調部503にてD/A変換及び変調操作を行った後、NCU部501を介して電話回線へと送られる。
〔NIC部204の構成〕
図22(a)を用いてNIC部204について説明する。
ネットワーク101に対してのインターフェイスの機能を持つのが、このNIC部204であり、例えば10Base−T/100Base−TXなどのEthernet(登録商標)ケーブルなどを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
外部より情報を入手する場合は、まず、トランス部601で電圧変換され、602のLANコントローラ部に送られる。LANコントローラ部602は、その内部に第1バッファメモリ(不図示)を持っており、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、第2バッファメモリ(不図示)に送った後、コア部206に信号を流す。
次に、外部に情報を提供する場合には、コア部206より送られてきたデータは、LANコントローラ部602で必要な情報を付加して、トランス部601を経由してネットワーク101に接続される。
〔専用I/F部205の構成〕
また、専用I/F部205は、フルカラーMFP104とのインターフェイス部分でCMYKそれぞれ多値ビットがパラレルに送られているインターフェイスであり、4色x8bitの画像データと通信線からなる。もし、Ethernet(登録商標)ケーブルを利用して送信すると、MFP104に見合ったスピードで出力できない点と、ネットワークに接続された他のデバイスのパフォーマンスも犠牲になる点からこのような専用のパラレルインターフェイスを用いている。
〔コア部206の構成〕
図22(b)を用いてコア部206について説明する。
コア部206のバスセレクタ部611は、MFP104,105の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。すなわち、複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリント、ファクシミリ送信/受信、或いはディスプレイ表示などMFP104,105における各種機能に応じてバスの切り替えを行うところである。
以下に各機能を実行するためのパス切り替えパターンを示す。
・複写機能:スキャナ部201→コア部206→プリンタ部209
・ネットワークスキャン:スキャナ部201→コア部206→NIC部204
・ネットワークプリント:NIC部204→コア部206→プリンタ部209
・ファクシミリ送信機能:スキャナ部201→コア部206→FAX部203
・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア部206→プリンタ部209
次に、バスセレクタ部611を出た画像データは、圧縮部612、ハードディスク(HDD)などの大容量メモリからなるメモリ部613及び伸張部614を介してプリンタ部209へ送られる。圧縮部612で用いられる圧縮方式は、JPEG,JBIG,ZIPなど一般的なものを用いればよい。圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納される。
さらに、ジョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読み出し)ができない様にするための機能である。記憶されているジョブのプリントアウトの指示が行われた場合には、パスワードによる認証を行った後にメモリ部613より呼び出し、画像伸張を行ってラスタイメージに戻してプリンタ部207に送られる。
〔プリンタIP部207の構成〕
次に、図23(a),(b)を用いて、プリンタIP部207の構成について説明する。
図中の701は出力マスキング/UCR回路部であり、M1,C1,Y1信号を画像形成装置のトナー色であるY,M,C,K信号にマトリックス演算を用いて変換する部分であり、CCDセンサ308で読み込まれたRGB信号に基づいたC1,M1,Y1,K1信号をトナーの分光分布特性に基づいたC,M,Y,K信号に補正して出力する。
次に、ガンマ補正部702にて、トナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換されて、空間フィルタ703では、シャープネス、又はスムージングが施された後、画像信号はコア部206へと送られる。
〔PWM部208の構成〕
図24(a),(b)によりPWM部208を説明する。プリンタIP部207を出たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解された画像データ(MFP105の場合は、単色となる)はそれぞれのPWM部208を通ってそれぞれ画像形成される。801は三角波発生部、802は入力されるデジタル画像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ(D/A変換部)である。
三角波発生部801からの信号(図24(b)のWa)、及びD/Aコンバータ802からの信号(図24(b)のWb)は、コンパレータ803で大小比較されて、図24(b)のWcのような信号となってレーザ駆動部804に送られ、CMYKそれぞれが、CMYKそれぞれのレーザ805でレーザビームに変換される。そして、ポリゴンスキャナ913で、それぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム917,921,925,929に照射される。
〔プリンタ部209の構成(カラーMFP104の場合)〕
プリンタ部209は、フルカラーの構成であるが、図5に示したプリンタ107と構造が基本的に同じため説明を省略する。
〔プリンタ部209の構成(モノクロMFP105の場合)〕
図25は、プリンタ部209としてモノクロMFP105の構成を示す断面図である。
図中の1013は、ポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ805より発光されたレーザ光を受ける。レーザ光はミラー1014、1015、1016を経て感光ドラム1017を走査する。一方、1030は黒色のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1017上にトナー像を形成し、トナー像がシートに転写され、出力画像を得ることができる。
シートカセット1034、1035、及び手差しトレイ1036のいずれかより給紙されたシートは、レジストローラ1037を経て、転写ベルト1038上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム1017にはトナーが現像されており、シートの搬送とともに、トナーがシートに転写される。トナーが転写されたシートは、分離され、定着器1040によって、トナーがシートに定着される。定着器1040を抜けたシートはフラッパ1050により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ1050を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これによりフェースダウン状態で排出され、先頭ページから順にプリントしたときに正しいページ順となる。
〔フィニッシャ部209の構成〕
図26は、フィニッシャ部209の概観を示す断面図である。
プリンタ部209の定着部940(又は1040)を出たシートは、フィニッシャ部209に入る。フィニッシャ部209には、サンプルトレイ1101及びスタックトレイ1102があり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて切り替えて排出される。
ソート方式には2通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電子ソート機能とビン(又はトレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力シートを振り分けるシフトソート方式によりソーティングを行うことができる。電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、前述のコア部で説明した大容量メモリを持っていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。次にグループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に仕分けする機能である。
さらに、スタックトレイ1102に排出する場合には、シートが排出される前のシートをジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1105にてバインドすることも可能である。
そのほか、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機1104、ファイル用の2つ(又は3つ)の穴開けを行うパンチャ1106があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。
さらに、サドルステッチャ1107は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後に、シートの中央部分をローラに噛ませることによりシートを半折りし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ1107で製本されたシートは、ブックレットトレイ1108に排出される。
そのほか、図には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、或いはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのトリム(裁断)などを加えることも可能である。
また、インサータ1103はトレイ1110にセットされたシートをプリンタへ通さずにトレイ1101、1102、1108のいずれかに送るためのものである。これによってフィニッシャ209に送り込まれるシートとシートの間にインサータ1103にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。インサータ1103のトレイ1110にはユーザによりフェースアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラ1111により最上部のシートから順に給送する。従って、インサータ1103からのシートはそのままトレイ1101、1102へ搬送することによりフェースダウン状態で排出される。サドルステッチャ1107へ送るときには、一度パンチャ1106側へ送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
実施形態のシステム全体を示す図である。 実施形態のドキュメントサーバ内部のジョブフローを示す図である。 PDLデータを説明する図である。 MFP104の全体構成を示すブロック図である。 プリンタ107の構成を示す図である。 実施形態のネットワーク環境を示す図である。 実施形態のネットワークデータの転送を示す図である。 スキャナドライバの画面例を示す図である。 プリンタドライバの画面例を示す図である。 ジョブサブミッタの画面例を示す図である。 ジョブチケットの画面例を示す図である。 デバイスステータスの画面例を示す図である。 ジョブステータスの画面例を示す図である。 ジョブマージツールの画面例を示す図である。 カラー/カラーページ分割の詳細設定画面例を示す図である。 カラー/カラーページ分割のフローチャートである。 第1実施形態の印刷手順のフローチャートである。 第2実施形態のジョブ選択画面例を示す図である。 MFPのスキャナ部を示す図である。 MFPのスキャナIP部を示す図である。 MFPのFAX部のブロック図である。 MFPのNIC部とコア部のブロック図である。 MFPのプリンタIP部を示す図である。 MFPのPWM部のブロック図である。 MFPの白黒プリンタ部を示す図である。 MFPのフィニッシャ部を示す図である。 従来例のシステム全体を示す図である。
符号の説明
11 スタートボタン
21 排出トレイ
101 ドキュメントサーバ
104,105 MFP
107 プリンタ
934,935 給紙トレイ
936 手差しトレイ
1203 RIP処理部
1206 出力デバイス制御部
1207 イメージディスク

Claims (11)

  1. 少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置に接続され、所定のジョブをページ毎に分割して前記画像形成装置に出力する情報処理装置であって、
    前記所定のジョブについてページ毎に前記複数の画像形成装置のうちのどの装置に分配するかを判断する分配判断手段と、
    前記分配判断手段の判断結果に従ってジョブを分配するジョブ分配手段と、
    前記分配された各ジョブに対して、それぞれ対応する出力先の画像形成装置のタイプに合わせたラスタライズ処理を行う複数のラスタライズ手段と、
    前記ラスタライズ処理がなされた各ジョブを、対応する前記画像形成装置にそれぞれ出力する出力手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置と、前記各画像形成装置に接続された情報処理装置とを備えた画像形成システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記所定のジョブについてページ毎に前記複数の画像形成装置のうちのどの装置に分配するかを判断する分配判断手段と、
    前記分配判断手段の判断結果に従ってジョブを分配するジョブ分配手段と、
    前記分配された各ジョブに対して、それぞれ対応する出力先の画像形成装置のタイプに合わせたラスタライズ処理を行う複数のラスタライズ手段と、
    前記ラスタライズ処理がなされた各ジョブを、対応する前記画像形成装置にそれぞれ出力する出力手段とを備え、
    前記複数の画像形成装置は、記録媒体に対して各々のタイプに応じた画像形成処理を施す画像形成処理部をそれぞれ有する少なくとも第1と第2の画像形成装置を含み、前記第2の画像形成装置は、前記第1の画像形成装置で画像処理された記録媒体がセットされる第1のトレイと、未処理の記録媒体がセットされる第2のトレイと、前記画像形成処理後の記録媒体が排出される第3のトレイとを有する構成とし、
    前記第1のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行わずに前記第3のトレイへ排出する第1の処理手段と、
    前記第2のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行って前記3のトレイへ排出する第2の処理手段と、
    前記第1と第2の処理手段を、前記分配されたジョブに応じてページ毎に選択的に実行する実行手段とを備えたことを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記実行手段の実行開始を指示する開始指示手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  4. 処理する前記所定のジョブを前記第2の画像形成装置から指定する手段を有することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成システム。
  5. 処理すべき前記所定のジョブを示す情報を前記第2の画像形成装置に表示する手段を有することを特徴する請求項2又は3記載の画像形成システム。
  6. 少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置と、前記各画像形成装置に接続された情報処理装置とを備え、前記複数の画像形成装置は、記録媒体に対して各々のタイプに応じた画像形成処理を施す画像形成処理部をそれぞれ有する少なくとも第1と第2の画像形成装置を含み、前記第2の画像形成装置は、未処理の記録媒体がセットされる第1及び第2のトレイと、前記画像形成処理後の記録媒体が排出される第3のトレイとを有する構成とした画像形成システムを用いて実行される画像形成方法であって、
    前記情報処理装置が前記複数の画像形成装置に対して所定のジョブをページ毎に分割して出力する第1の工程と、
    前記第1の画像形成装置で画像形成を行う第2の工程と、
    前記第2の工程で画像形成が施された記録媒体を、前記第2の画像形成装置の前記第1のトレイにセットする第3の工程と、
    前記第2の画像形成装置を用いて、前記第1のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行わずに前記第3のトレイへ排出する第1の処理と、前記第2のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行って前記3のトレイへ排出する第2の処理とを、前記第1の工程で分割出力されたジョブに応じてページ毎に選択的に実行する第4の工程とを順次実行することを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記第3の工程と前記第4の工程との間に、前記第4の工程の実行開始を指示する第5の工程を実行することを特徴とする請求項6を記載の画像形成方法。
  8. 前記第2の工程の実行後に、処理する前記所定のジョブを前記第2の画像形成装置上から指定する工程を実行することを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  9. 前記第2の工程の実行後に、処理すべき前記所定のジョブを示す情報を前記第2の画像形成装置の表示部に表示する工程を実行することを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  10. 少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置に接続され、所定のジョブをページ毎に分割して前記画像形成装置に出力する情報処理装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
    前記所定のジョブについてページ毎に前記複数の画像形成装置のうちのどの装置に分配するかを判断する分配判断ステップと、
    前記分配判断ステップの判断結果に従ってジョブを分配するジョブ分配ステップと、
    前記分配された各ジョブに対して、それぞれ対応する出力先の画像形成装置のタイプに合わせたラスタライズ処理を行う複数のラスタライズステップと、
    前記ラスタライズ処理がなされた各ジョブを、対応する前記画像形成装置にそれぞれ出力する出力ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
  11. 少なくとも2種類の異なるタイプの複数の画像形成装置と、前記各画像形成装置に接続された情報処理装置とを備え、前記複数の画像形成装置は、記録媒体に対して各々のタイプに応じた画像形成処理を施す画像形成処理部をそれぞれ有する少なくとも第1と第2の画像形成装置を含み、前記第2の画像形成装置は、前記第1の画像形成装置で画像処理された記録媒体がセットされる第1のトレイと、未処理の記録媒体がセットされる第2のトレイと、前記画像形成処理後の記録媒体が排出される第3のトレイとを有する画像形成システムの制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
    前記情報処理装置が前記複数の画像形成装置に対して所定のジョブをページ毎に分割して出力するステップと、
    前記第1の画像形成装置で画像形成を行うステップと、
    前記第1の画像形成装置によって画像形成が施された記録媒体が、前記第2の画像形成装置の前記第1のトレイにセットされた後、前記第2の画像形成装置を用いて、前記第1のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行わずに前記第3のトレイへ排出する第1の処理と、前記第2のトレイから供給した記録媒体に対して画像形成処理を行って前記3のトレイへ排出する第2の処理とを、前記第1の工程で分割出力されたジョブに応じてページ毎に選択的に実行するステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
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