JP2006227794A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理時間の短縮や記録媒体の移動の際に記録媒体にダメージを与える危険性を低減し、作業効率の向上を図る。
【解決手段】 1つのプリントジョブを、ページの特徴に応じて複数に分割し、複数のプリンタに出力するシステムで、かつ、出力済みのページを次に出力するプリンタのインサータ等の印字せずに給排紙可能な給紙手段にセットし、最終的にページ順に並ぶことが可能なシステムにおいて、出力先プリンタの順番を自動的に判断する。
【選択図】 図1−1

Description

本発明は、ドキュメントサーバとクライアント及び、複数の画像形成装置からなる画像形成システムに関するものである。
従来から、画像形成を行うに当たり、ユーザはコンピュータ上から所望のプリンタを選択し、LANなどの公衆回線や専用のインターフェイスを経由して、所望のジョブを選択したプリンタにプリントさせていた。また、サーバ、クライアント方式と呼ばれ、クライアントユーザのジョブがドキュメントサーバを経由して、プリンタに送られる方式も広く知られている。
しかしながら、近年プリント・オン・ディマンドといわれる軽印刷の市場において、コンピュータから画像形成装置に大量のジョブをプリントする機会が増加しており、大量のジョブをいかに安く、いかに効率よく、高画質でプリントするかが求められている。そのためには、1つのジョブを1つの画像形成装置にプリントするのでは効率が悪いため、大量のジョブを扱えるサーバとそれにつながる複数台の画像形成装置が必須となり、特に大量のプリントを行わせる場合には、プリントパフォーマンスが重要な要素の1つとなる。さらに、カラープリントは白黒プリントに比べてパープリントコストが高く、カラー白黒が混在するジョブにおいては、カラーページをカラーの画像形成装置にプリントし、白黒ページを白黒の画像形成装置にプリントすれば、大量プリントでは、ランニングコストにおいてかなりの優位性が見られる。
そこで、従来の発明では、ドキュメントサーバにカラー/白黒あるいは、複数台の画像形成装置を接続することと、ドキュメントサーバ内に複数個のRIP(Rasterize Image Processing)を用意し、それぞれの画像形成装置の特性に合わせたそれぞれのRIPを行い、それによるジョブの自動分割を行うことにより、大量ジョブを高パフォーマンスかつ、低ランニングコストにて提供可能となった(例えば特許文献1参照)。
また、前述のように別々の画像形成装置に分割出力する例においては、それぞれの画像形成装置に別々に出力された印刷物を手作業でページ順に並べ替えるなどの煩雑な作業をしなければならず、ページ順を間違えるミスや、印刷物に折り目をつけるミス等の発生の危険がある。これを解決する手段として、任意の順番の画像形成装置ごとに順次印刷していき、1台目の画像形成装置でページ順に印刷したページを、2台目の画像形成装置の給紙トレイにセットし、ページ順に1台目で印刷したページと2台目で印刷するページを順番に排紙していき、最終的に2台目の排紙トレイには、1台目と2台目の印刷物がページ順に並ぶようにするという方法が提案されている。
特開平04−199982号公報
しかしながら、従来の発明においては、複数ある出力先の画像形成装置への出力順を一意に決定していたため、画像形成装置が利用可能となるまでの時間が長くかかる画像形成装置から出力を開始していまい、全体の処理時間が長くなる可能性がある。また、1台目の画像形成装置で印刷済みの記録媒体はオペレータの手作業により2台目の給紙トレイにセットされるため、移動する際に記録媒体にダメージを与える危険があるが、移動する記録媒体の枚数や大きさ等が画像形成装置の出力順によって変わるため、移動する記録媒体にダメージを与える危険性が大きくなるケースがあった。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、1つのプリントジョブを、ページの特徴に応じて複数に分割し、複数のプリンタに出力するシステムで、かつ、出力済みのページを次に出力するプリンタの給紙手段にセットし、最終的にページ順に並ぶことが可能なシステムにおいて、処理時間の短縮や記録媒体の移動の際に記録媒体にダメージを与える危険性を低減することを可能とする画像形成システムを提供することを目的とする。
そこで本発明は、全体の処理時間の最適化や、移動する記録媒体にダメージを与える危険性の低減のために、分割後のジョブの内容や、出力先の画像形成装置の状態によって出力先の画像形成装置の出力順を決定可能とするものである。
たとえば、処理時間の最適化を目的として以下の構成をとる。
(1)出力先の画像形成装置が他のジョブによって使用されているかどうかを検知する手段を備えることで、使用されていない画像形成装置から先に出力を開始可能となり、待ち時間の低減が図れる。さらに、使用中の画像形成装置が複数あった場合は、待ち時間の推定を行い、待ち時間の短いと推定された画像形成装置から順番に出力順を決定する。もしくは、先に出力した画像形成装置での出力が完了した時点で再び使用可能な画像形成装置があれば出力を開始し、なければ待機するという方法がある。
(2)出力先の画像形成装置が節電状態であるかどうかを検知する手段を備えることで、節電状態ではない画像形成装置から先に出力を開始可能となり、待ち時間の低減が図れる。もし節電状態の画像形成装置があれば、その時点で節電状態から復帰する命令を画像形成装置に発行するが、もし節電状態の画像形成装置が複数会った場合には、節電状態からの復帰時間が短い画像形成装置から順に出力順を決定する。もしくは、先に出力した画像形成装置での出力が完了した時点で再び節電状態であるかどうかを確認し、もし節電状態にない画像形成装置があれば出力を開始し、なければ待機するという方法がある。
(3)分割後のジョブデータのサイズによって各画像形成装置に対するデータ転送に要する時間や、RIP(Rasterize Image Processing)処理に要する時間が推定できる。これを利用して、サイズの小さい出力先の画像形成装置から出力を開始し、それと並行して他の画像形成装置対するジョブデータの転送および画像形成装置におけるRIP処理を開始することで所要時間の短縮が図れる。
(4)分割したジョブデータを画像形成装置に転送し、RIP処理を実施して、RIP処理が終了した画像形成装置から出力を開始する。他の画像形成装置に出力中にRIPが終了した場合は、出力可能となるまで一旦処理を中断して待機する。
また、手作業で記録媒体を移し変える際になるべく扱いやすくし、記録媒体へのダメージ与える危険性を低減することを目的として以下の構成をとる。
(5)移し変える記録媒体の枚数を減らすことで扱いやすくする方法として、分割後のジョブのページ数を比較し、少ない画像形成装置から出力を行う。
(6)移し変える記録媒体のサイズが異なる場合は、記録媒体のサイズが小さい方が扱いやすいため、最大の記録媒体サイズを比較して小さい画像形成装置から出力を行う。
(7)複数のサイズの記録媒体が混在する場合には、大きいサイズの記録媒体の数が少ないほうが扱いやすいことから、最大の記録媒体のページ数を比較し、少ない画像形成装置から出力を行う。
上記の構成のいずれかをとることにより、処理時間の短縮や記録媒体の移動の際に記録媒体にダメージを与える危険性を低減することが可能となる。もちろん、前述した構成を複数組み合わせても良く、その場合は複数ある条件の中から選択することを可能とし、複数の条件が選択された場合には優先順位を設定できると、よりきめ細かい最適化が図れる。
なお、さらに説明すれば、本発明の第一の発明について下記のように示す。
ネットワークに接続されたサーバとクライアントコンピュータ、前記ネットワークまたは、前記サーバに接続された少なくとも1種類以上の異なるタイプの画像形成装置とから成る画像形成システムにおいて、前記サーバにジョブを入力する手段と、前記入力されたジョブについて、ページ毎に前記画像形成装置のうち、どの画像形成装置に分配するかを判断する判断手段と、前記判断手段の結果に従いジョブを分配するジョブ分配手段と、前記分配されたジョブをそれぞれRasterize Image Processing処理する少なくとも分配される数以上の個数のRasterize Image Processing手段を有し、前記それぞれのRasterize Image Processing処理は、前記少なくとも2種類の異なるタイプの画像形成装置それぞれの特性に合わせてRasterize Image Processing処理を行って、それぞれの画像形成装置において記録媒体に印字し、出力可能であることを特徴とする画像形成システム。
本発明によれば、1つのプリントジョブを、ページの特徴に応じて複数に分割し、複数のプリンタに出力するシステムで、かつ、出力済みのページを次に出力するプリンタの給紙手段にセットし、最終的にページ順に並ぶことが可能なシステムにおいて、処理時間の短縮や記録媒体の移動の際に記録媒体にダメージを与える危険性を低減することが可能となった。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
〔システムの概要説明〕
図1−1は、本発明の実施形システムの概観図であり、従来例の図1−2と比較して描かれている。
図1−1はパフォーマンスを優先するために図1−2のネットワーク101を2系統に分割し、パブリックネットワーク101a及び、プライベートネットワーク101bと呼ぶこととする。
ドキュメントサーバ102には、ハードウェア上2系統のネットワークインターフェイスカード(NIC)を有しており、一方はパブリックネットワーク101a側につながるNIC111、もう一方はプリンタ側に接続するプライベートネットワーク101b側に接続されたNIC112が存在する。
コンピュータ103a、103b及び103cはドキュメントサーバにジョブを送るクライアントである。図示されていないがクライアントはこれらのほかにも多数接続されている。以下クライアントを代表して103と表記する。
更にプライベートネットワーク101bにはMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)105及びプリンタ107が接続されている。MFP105はモノクロにてスキャン、プリントまたは、低解像度や2値の簡易的なカラースキャン、白黒プリントなどを行うMFPである。また、図示していないがプライベートネットワーク101b上には上記以外のMFPを初め、スキャナ、プリンタあるいは、FAXなどその他の機器も接続されている。
MFP104は高解像度、高階調のフルカラーでスキャンまたは、プリントなどが可能なフルカラーMFPであり、プライベートネットワーク101bに接続してデータの送受を行ってもよいが、データ量が膨大となるためここでは、独立したインターフェイスで複数ビットを同時に送受できるものとし、ドキュメントサーバ102とは、独自のインターフェイスカード113にて接続されている。
プリンタ107は低ランニングコストのカラープリンタである。低ランニングコストの実現のためにトナーに低コスト品を採用したり、ユーザが消耗部品を交換できるようにカートリッジ化することでメンテナンス費用を低減している。表現できる階調を制限して画質の安定を図るなど工夫している。その結果として、これらのプリンタは風景や人物などの写真の印字に色再現性の荒さが目立つため適さないが、色文字やカラーグラフィックなどの線画は使用されている色数も少ないことから、十分な画質を得られるといった傾向がある。
また、スキャナ106は紙ドキュメントからの画像イメージを取り込む装置で、SCSIインターフェイスで接続される106bと、パブリックネットワーク101a(または、プライベートネットワーク101b)に接続される106aの2タイプがある。
次に、ドキュメントサーバ102のハードウェアの構成は、CPUやメモリなどが搭載されたマザーボード110と呼ばれる部分にPCIバスと呼ばれるインターフェイスで前述のNIC(Network Interface Card)111、112や、専用I/Fカード113、あるいは、SCSIカード114などが接続されている。
ここで、クライアントコンピュータ103上では、いわゆるDTP(Desk Top Publishing)を実行するアプリケーションソフトウェアを動作させ、各種文書/図形が作成/編集される。クライアントコンピュータ103は作成された文書/図形をページ記述言語(Page Description Language)に変換し、ネットワーク101aを経由してMFP104や105に送られてプリントアウトされる。
MFP104、105はそれぞれ、ドキュメントサーバ102とネットワーク101bまたは、専用インターフェイス109を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP104、105の情報や状態をドキュメントサーバ102、あるいは、それを経由してクライアントコンピュータ103側に逐次知らせる仕組みとなっている。更に、ドキュメントサーバ102(あるいはクライアント103)は、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを持っており、MFP104、105はコンピュータ102(あるいはクライアント103)により管理される。
〔MFP104、105の構成〕
次に、図2〜図11を用いてMFP104、105の構成について説明する。但し、MFP104とMFP105の差はフルカラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分ではフルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多いため、ここではフルカラー機器に絞って説明し、必要に応じて、随時モノクロ機器の説明を加えることとする。またプリンタ107は、フルカラーであるMFP104のプリント部の構造が基本的に同じため説明を省略する。
MFP104、105は、画像読み取りを行うスキャナ部201とその画像データを画像処理するスキャナIP部202、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部203、更に、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Network Interface Card:ネットワークインターフェイスカード)部分204と、フルカラーMFP104との情報交換を行う専用I/F部205がある。そして、MFP104、105の使い方に応じてコア部206で画像信号を一時保存したり、経路を決定する。
次に、コア部206から出力された画像データは、プリンタIP部207及び、PWM部208を経由して画像形成を行うプリンタ部209に送られる。プリンタ部209でプリントアウトされた記録媒体はフィニッシャ部210へ送り込まれ、記録媒体の仕分け処理や記録媒体の仕上げ処理が行われる。
〔スキャナ部201の構成〕
図3を用いてスキャナ部201の構成を説明する。301は原稿台ガラスであり、読み取られるべき原稿302が置かれる。原稿302は照明ランプ303により照射され、その反射光はミラー304、305、306を経て、レンズ307によりCCD308上に結像される。ミラー304、照明ランプ303を含む第1ミラーユニット310は速度vで移動し、ミラー305、306を含む第2ミラーユニット311は速度1/2vで移動することにより、原稿302の全面を走査する。第1ミラーユニット310及び第2ミラーユニット311はモータ309により駆動する。
〔スキャナIP部202の構成〕
図4−1を用いてスキャナIP部202について説明する。入力された光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号に変換される。このCCDセンサ308はRGB3ラインのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号としてA/D変換部401に入力される。ここでゲイン調整、オフセット調整をされた後、A/Dコンバータで、各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R0、G0、B0に変換される。その後、402のシェーディング補正で色ごとに、基準白色板の読み取り信号を用いた、公知のシェーディング補正が施される。更に、CCDセンサ308の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、ラインディレイ調整回路(ライン補間部)403において、副走査方向の空間的ずれが補正される。
次に、入力マスキング部404は、CCDセンサ308のR、G、Bフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのスペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(R0、G0、B0)信号を標準的な(R、G、B)信号に変換する。
更に、輝度/濃度変換部(LOG変換部)405はルックアップテーブル(LUT)RAMにより、構成され、RGBの輝度信号がC1、M1、Y1の濃度信号になるように変換される。
MFP105によりモノクロの画像処理を行う場合には、図4−2に従って、単色の1ラインCCDセンサ308を用いて、単色でA/D変換401及び、シェーディング402を行ったのちコア部206に送られる。
〔FAX部203の構成〕
図5を用いてFAX部203について説明する。まず、受信時には、電話回線から来たデータをNCU部501で受け取り電圧の変換を行い、モデム部502の中の復調部504でA/D変換及び復調操作を行った後、伸張部506でラスタデータに展開する。一般にFAXでの圧縮伸張にはランレングス法などが用いられる。ラスタデータに変換された画像は、メモリ部507に一時保管され、画像データに転送エラーがないことを確認後、コア部206へ送られる。
次に、送信時には、コア部よりやってきたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部505でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部502内の変調部503にてD/A変換及び変調操作を行った後、NCU部501を介して電話回線へと送られる。
〔NIC部204の構成〕
図6−1を用いてNIC部204について説明する。ネットワーク101に対してのインターフェイスの機能を持つのが、このNIC部204であり、例えば10Base−T/100Base−TXなどのEthernet(登録商標)ケーブルなどを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
外部より情報を入手する場合は、まず、トランス部601で電圧変換され、602のLANコントローラ部に送られる。LANコントローラ部602は、その内部に第1バッファメモリ(不図示)を持っており、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、第2バッファメモリ(不図示)に送った後、コア部206に信号を流す。
次に、外部に情報を提供する場合には、コア部206より送られてきたデータは、LANコントローラ部602で必要な情報を付加して、トランス部601を経由してネットワーク101に接続される。
〔専用I/F部205の構成〕
また、専用I/F部205は、フルカラーMFP104とのインターフェイス部分でCMYKそれぞれ多値ビットがパラレルに送られているインターフェイスであり、4色x8bitの画像データと通信線からなる。もし、Ethernet(登録商標)ケーブルを利用して送信すると、MFP104に見合ったスピードで出力できない点と、ネットワークに接続された他のデバイスのパフォーマンスも犠牲になる点からこのような専用のパラレルインターフェイスを用いている。
〔コア部206の構成〕
図6−2を用いてコア部206について説明する。コア部206のバスセレクタ部611は、MFP104、105の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。すなわち、複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリント、ファクシミリ送信/受信、あるいは、ディスプレイ表示などMFP104、105における各種機能に応じてバスの切り替えを行うところである。
以下に各機能を実行するためのパス切り替えパターンを示す。
・複写機能:スキャナ201→コア206→プリンタ209
・ネットワークスキャン:スキャナ201→コア206→NIC部204
・ネットワークプリント:NIC部204→コア206→プリンタ209
・ファクシミリ送信機能:スキャナ201→コア206→FAX部203
・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア206→プリンタ209
次に、バスセレクタ部611を出た画像データは、圧縮部612、ハードディスク(HDD)などの大容量メモリからなるメモリ部613及び、伸張部614を介してプリンタ部209へ送られる。圧縮部612で用いられる圧縮方式は、JPEG、JBIG、ZIPなど一般的なものを用いればよい。圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納される。
更に、ジョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読み出し)ができない様にするための機能である。記憶されているジョブのプリントアウトの指示が行われた場合には、パスワードによる認証を行った後にメモリ部613より呼び出し、画像伸張を行ってラスタイメージに戻してプリンタ部207に送られる。
〔プリンタIP部207の構成〕
701は出力マスキング/UCR回路部であり、M1、C1、Y1信号を画像形成装置のトナー色であるY、M、C、K信号にマトリクス演算を用いて変換する部分であり、CCDセンサ308で読み込まれたRGB信号に基づいたC1、M1、Y1、K1信号をトナーの分光分布特性に基づいたC、M、Y、K信号に補正して出力する。
次に、ガンマ補正部702にて、トナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のためのC、M、Y、Kデータに変換されて、空間フィルタ703では、シャープネスまたは、スムージングが施された後、画像信号はコア部206へと送られる。
〔PWM部208の構成〕
図8によりPWM部208を説明する。プリンタIP部207を出たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解された画像データ(MFP105の場合は、単色となる)はそれぞれのPWM部208を通ってそれぞれ画像形成される。801は三角波発生部、802は入力されるデジタル画像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ(D/A変換部)である。三角波発生部801からの信号(図8の2a)及びD/Aコンバータ802からの信号(図8の2b)は、コンパレータ803で大小比較されて、図8の2cのような信号となってレーザ駆動部804に送られ、CMYKそれぞれが、CMYKそれぞれのレーザ805でレーザビームに変換される。
そして、ポリゴンスキャナ913で、それぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム917、921、925、929に照射される。
〔プリンタ部209の構成(カラーMFP104の場合)〕
図9に、カラープリンタ部の概観図を示す。913は、ポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ805より発光された4本のレーザ光を受ける。その内の1本はミラー914、915、916をへて感光ドラム917を走査し、次の1本はミラー918、919、920をへて感光ドラム921を走査し、次の1本はミラー922、923、924をへて感光ドラム925を走査し、次の1本はミラー926、927、928をへて感光ドラム929を走査する。
一方、930はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム917上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成し、932はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム925上にシアンのトナー像を形成し、933はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム929上にマゼンタのトナー像を形成する。以上4色(Y、M、C、K)のトナー像が記録媒体に転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
記録媒体カセット934、935および、手差しトレイ936のいずれかより給紙された記録媒体は、レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム917、921、925、929には各色のトナーが現像されており、記録媒体の搬送とともに、トナーが記録媒体に転写される。各色のトナーが転写された記録媒体は、分離され、搬送ベルト939により搬送され、定着器940によって、トナーが記録媒体に定着される。定着器940を抜けた記録媒体はフラッパ950により一旦下方向へ導かれて記録媒体の後端がフラッパ950を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これによりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しいページ順となる。
なお、4つの感光ドラム917、921、925、929は、距離dをおいて、等間隔に配置されており、搬送ベルト939により、記録媒体は一定速度vで搬送されており、このタイミング同期がなされて、4つの半導体レーザ805は駆動される。
〔プリンタ部209の構成(モノクロMFP105の場合)〕
図10に、モノクロプリンタ部の概観図を示す。1013は、ポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ805より発光されたレーザ光を受ける。レーザ光はミラー1014、1015、1016をへて感光ドラム1017を走査する。一方、1030は黒色のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1017上にトナー像を形成し、トナー像が記録媒体に転写され、出力画像を得ることができる。
シートカセット1034、1035および、手差しトレイ1036のいずれかより給紙された記録媒体は、レジストローラ1037を経て、転写ベルト1038上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム1017にはトナーが現像されており、記録媒体の搬送とともに、トナーが記録媒体に転写される。トナーが転写された記録媒体は、分離され、定着器1040によって、トナーが記録媒体に定着される。定着器1040を抜けた記録媒体はフラッパ1050により一旦下方向へ導かれて記録媒体の後端がフラッパ1050を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これによりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しいページ順となる。
〔フィニッシャ部209の構成〕
図11に、フィニッシャ部の概観図を示す。プリンタ部209の定着部940(または、1040)を出た記録媒体は、フィニッシャ部209に入る。フィニッシャ部209には、サンプルトレイ1101及びスタックトレイ1102があり、ジョブの種類や排出される記録媒体の枚数に応じて切り替えて排出される。
ソート方式には2通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力記録媒体を振り分けるシフトソート方式によりソーティングを行うことができる。電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、前述のコア部で説明した大容量メモリを持っていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。次にグループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に仕分けする機能である。
更に、スタックトレイ1102に排出する場合には、記録媒体が排出される前の記録媒体をジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1105にてバインドすることも可能である。
そのほか、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機1104、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャ1106があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。
更に、サドルステッチャ1107は、記録媒体の中央部分を2ヶ所バインドした後に、記録媒体の中央部分をローラに噛ませることにより記録媒体を半折りし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ1107で製本された記録媒体は、ブックレットトレイ1108に排出される。
そのほか、図には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのトリム(裁断)などを加えることも可能である。
また、インサータ1103はトレイ1110にセットされた記録媒体をプリンタへ通さずにトレイ1101、1102、1108のいずれかに送るためのものである。これによってフィニッシャ209に送り込まれる記録媒体と記録媒体の間にインサータ1103にセットされた記録媒体をインサート(中差し)することができる。インサータ1103のトレイ1110にはユーザによりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラ1111により最上部の記録媒体から順に給送する。従って、インサータ1103からの記録媒体はそのままトレイ1101、1102へ搬送することによりフェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャ1107へ送るときには、一度パンチャ1106側へ送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。
〔ドキュメントサーバ102の構成〕
次に、図12を用いてドキュメントサーバ102を説明する。
NIC111やSCSI114から入力されたジョブは、入力デバイス制御部1201よりサーバ内に入り、サーバに様々なクライアントアプリケーションと連結することにおいてその役割を果たす。入力としてPDLデータとJCL(Job Control Language)データを受け付ける。それはプリンタとサーバに関する状態情報で様々なクライアントに対応し、このモジュールの出力は、適切なPDLとJCLの構成要素すべてを結合する役割を持つ。
次に、入力ジョブ制御部1202はジョブの要求されたリストを管理し、サーバに提出される個々のジョブにアクセスするために、ジョブリストを作成する。更に、このモジュールには、ジョブのルートを決めるジョブルーティング、分割してRIPするか否かを司るジョブスプリット、そしてジョブの順序を決めるジョブスケジューリングの3つの機能がある。
RIP処理(RIP)部1203は複数個存在する。1203−a、1203−b、1203−cあるいは必要に応じて更に増やすことも可能だが、ここでは総称して1203と記載する。RIPモジュールは様々なジョブのPDLをRIP処理して、適切なサイズと解像度のラスタを作成する。RIP処理に関しては、PostScript(登録商標)(Adobe社の登録商標)をはじめ、PCL、TIFF、JPEG、PDFなど様々なフォーマットのRIP処理が可能である。
データ変換部1204は、RIPによって作り出されるラスタイメージを圧縮したり、フォーマット変換を施す役割を果たし、それぞれのプリンタにマッチした最適な画像イメージタイプを選び出す。例えば、ジョブをページ単位で扱いたい場合には、TIFFやJPEGなどをRIP部でRIPした後のラスタデータにPDFヘッダを付けて、PDFデータとして編集するなどの処理を行う。
出力ジョブ制御部1205は、ジョブのページイメージを取って、それらがコマンド設定に基づいてどう扱われるのかを管理する。ページはプリンタに印刷されたり、ハードディスク1207にセーブされる。印刷後のジョブは、ハードサーバ1207に残すか否かは選択可能であり、セーブされた場合には、再呼び出しすることもできる。さらに、このモジュールはハードディスク1207とRAM1208との相互作用を管理する。
出力デバイス制御部1206は、どのデバイスに出力するか、またどのデバイスをクラスタリング(複数台接続して一斉にプリントすること)するかを司り、選択されたデバイスのインターフェイスカード112または113に送られる。また、このモジュールはデバイス104や105の状態監視と装置状況をドキュメントサーバ102に伝える役割も果たしている。
〔ページ記述言語(Page Description Language:以後PDLと略する。)〕
次にPDLデータについて説明する。ADOBE社のPostScript(登録商標)言語に代表されるPDLは、以下の3要素に分類される。
(a)文字コードによる画像記述
(b)図形コードによる画像記述
(c)ラスタ画像データによる画像記述
すなわち、PDLは、上記の要素を組み合わせで構成された画像を記述する言語であり、それで記述されたデータをPDLデータと呼ぶ。
図13−1は、文字情報R1301を記述した例である。L1311は、文字の色を指定する記述であり、カッコの中は順にCyan、Magenta、Yellow、Blackの濃度を表わしている。最小は0.0であり、最大は1.0である。L1311では、文字を黒にすることを指定する。次に、L1312は変数String1に文字列“IC”を代入している。次にL1313では、第1、第2パラメータが、文字列をレイアウトする用紙上の開始位置座標のx座標とy座標を示し、第3パラメータが文字の大きさ、第4パラメータが文字の間隔を示しており、第5パラメータがレイアウトすべき文字列を示している。要するにL1313は座標(0.0、0.0)のところから、大きさ0.3、間隔0.1で文字列“IC”をレイアウトするという指示となる。
次に、図形情報R1302を記述した例では、L1321はL1311と同様、線の色を指定しており、ここでは、Cyanが指定されている。次に、L1322は、線を引くことを指定するためのものであり、第1、2パラメータが線の始端座標、第3、4パラメータが終端座標のそれぞれ、x、y座標である。第5パラメータは線の太さを示す。
さらに、ラスタ画像情報を記述した例では、L1331は、ラスタ画像を変数image1に代入している。ここで、第1パラメータはラスタ画像の画像タイプ、及び色成分数を表わし、第2パラメータは1色成分あたりのビット数を表わし、第3、第4パラメータは、ラスタ画像のx方向、y方向の画像サイズを表わす。第5パラメータ以降が、ラスタ画像データである。ラスタ画像データの個数は、1画素を構成する色成分数、及び、x方向、y方向の画像サイズの積となる。L1331では、CMYK画像は4つの色成分(Cyan、Magenta、Yellow、Black)から構成されるため、ラスタ画像データの個数は(4x5x5=)100個となる。次にL1332は、座標(0.0、0.5)のところから、0.5x0.5の大きさにimage1をレイアウトすることを示している。
図13−2は、1ページの中で上記3つの画像記述を解釈して、ラスタ画像データに展開した様子を示したものである。R1301、R1302、R1303はそれぞれのPDLデータを展開したものである。これらのラスタ画像データは、実際にはCMYK色成分毎にRAM1208(あるいは、ImageDisk1207)に展開されており、例えばR1301の部分は、各CMYKのRAM1208に、C=0、M=0、Y=0、K=255が書かれており、R1302の部分は、それぞれ、C=255、M=0、Y=0、K=0が書き込まれる。
ドキュメントサーバ102内では、クライアント103(あるいは、ドキュメントサーバ自身)から送られてきたPDLデータは、PDLデータのままか、上記のようにラスタ画像に展開された形で、RAM1208(あるいは、ImageDisk1207)に書き込まれ、必要に応じて保存されている。
[ネットワーク101]
さて次に、ネットワーク101について説明する。
ネットワーク101は図14−1に示すように、前述の図1のような構成がルータと呼ばれるネットワークを相互に接続する装置により接続され、LAN(Local Area Network)と呼ばれる更なるネットワークを構成する。
また、LAN1406は、内部のルータ1401を介して、専用回線1408を通して、別のLAN1407内部のルータ1405に接続され、これらのネットワーク網は幾重にも張り巡らされて、広大な接続形態を構築している。
次に、その中を流れるデータについて図14―2にて説明する。
送信元のデバイスA(1420a)に存在するデータ1421があり、そのデータは画像データでも、PDLデータでも、プログラムであっても構わない。これがネットワーク101を介して受信先のデバイスB(1420b)に転送する場合、データ1421を細分化しイメージ的に1422のように分割する。この分割されたデータ1423、1424、1426などに対して、ヘッダ1425と呼ばれる送り先アドレス(TCP/IPプロトコルを利用した場合には、送り先のIPアドレス)などを付加し、パケット1427として順次ネットワーク101上にパケットを送って行く。デバイスBのアドレスとパケット1430のヘッダ1431が一致するとデータ1432は分離され、デバイスAにあったデータの状態に再生される。
[スキャナドライバ]
次にスキャナドライバについて説明する。
図15はコンピュータ102(または、103)上にて、スキャン動作を指示するためのスキャナドライバのGUI(Graphic User Interface)を示したものであり、これで指示することでユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをデータ化する事が可能となる。
まず、1501はスキャナドライバのウィンドウであり、その中の設定項目として、1502はターゲットとなる送信元を選択するソースデバイス選択カラムである。一般的には前述のスキャナ201のようなものであるが、メモリ108から画像を持ってきたり、あるいは、デジタルカメラのようなものからでも構わない。1503は選択されたソースデバイスに関する詳細設定を行うためのものであり、ここをクリックすると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊な画像処理(例えば、文字モード/写真モード)を選択して、それに合った処理モードで画像入力が可能となる。次に1504はイメージサイズを決める選択するイメージサイズカラム、1505で解像度を入力し、1506にてカラーモードを洗濯する。また、1507〜1509は画像エリアのサイズを決める部分であり、それぞれ単位と縦横の長さを入力する。
これらの指定を行った後、プリスキャンキー1512を押すと、コンピュータ102(または、103)より、ソースデバイス選択カラム1502で選択されたデバイスに指示がなされ、画像入力を開始する。ここでは、プリスキャンであるため実際の解像度より粗く画像読み取りが行われ、得られた画像はプレビュー画像として1511に表示される。表示に当たっては、先ほどの画像エリアの単位1507に従ってスケール1510表示される。
ここで、プレビュー画像でOKと判断した場合には、1513のスキャンキーをクリックすることにより、今度は設定された解像度にて行う。プレビュー画像がNGの場合には、再度プリスキャンを行って確かめ、キャンセルの場合には、キャンセルキー1514をクリックする。
[プリンタドライバ]
次に図16を用いて、コンピュータ102(または、103)からプリンタドライバにより画像データをプリンタに送信する行程について説明する。プリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUIであり、これで指示することによりユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをプリンタなどの送信先に送る事が可能となる。
ここで1601はプリンタドライバのウィンドウであり、その中の設定項目として、1602はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。一般的には前述のMFP104、105あるいは、プリンタ107である。1603はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、コンピュータ102(または、103)上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像イメージのどのページを出力するかを決定する。1604は部数を指定する部数設定カラム。また、1607は送信先選択カラム1602にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うためのプロパティキーであり、ここをクリックすると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊な画像処理、例えば、プリンタIP部207内のガンマ変換部702や空間フィルタ部703のパラメータを変更することにより、より細かい色再現やシャープネス調整を行うことが可能となる。
所望の設定が済めば、OKキー1605により印刷を開始する。取り消す場合には、キャンセルキー1606により印刷を取りやめる。
[ジョブサブミッタ]
図17にてジョブサブミッタ1701の説明を行う。利用方法は前述のプリントドライバと同様だが、これはクライアント103上のファイルをドキュメントサーバ102に投げ込むツールであり、プリントドライバがクライアント103上のアプリケーションでデータを立上げて、そのデータをPS(またはPCL)などのフォーマットに変換してドキュメントサーバ102に投げ込むのに対して、ジョブサブミッタは、様々なフォーマットのデータを直接ドキュメントサーバ102に送付するためのものである。
設定項目として、1702はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。一般的には前述のMFP104、105あるいは、プリンタ107である。1705はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、コンピュータ102(または、103)内にある任意のファイルを選んでドキュメントサーバ102に投げ込むことが可能となる。更に、詳細設定を行うためには、プロパティキー1704があり、ここをクリックすると次項のジョブチケットメニューが現れる。所望の設定が済めば、OKキー1710によりジョブがドキュメントサーバ102に送信され、取り消す場合には、キャンセルキー1711により取りやめることができる。
[ジョブチケット]
次に、図18にてジョブチケット1801の説明を行う。図16のようなプリントドライバまたは、図17のようなジョブサブミッタのプロパティキー(1607または、1704)をクリックすると、図18のようなジョブチケット設定画面が現れる。
ジョブチケットは、MFP104、105あるいは、プリンタ107などのそれぞれ固有に有する機能をユーザが自由に選択する設定画面で、ターゲットとなる出力先1702に応じて別々の設定項目1802が表示される。その際にユーザは任意の設定項目1803を選択できる。
たとえば、Duplexの設定カラムには、ONとOFFが用意されており、ONにすれば両面印刷にてプリントされ、OFFにすれば片面印刷にてプリントされる。ただし、両面機能を有しないプリンタが選択された場合には、この項目そのものが表示されないしくみになっている。また、デフォルトの設定項目には頻度の高いものがあらかじめ設定されており、Duplexでは片面プリントの使用頻度が高いため、OFFがデフォルトに選ばれている。
また、ここで設定される項目は、フィニッシング機能だけでなく、画像処理のパラメータやコピー部数、紙サイズといったプリンタの基本機能も選択変更可能となっている。
そして所望の設定が済めば、OKキー1804によりジョブサブミッタの画面に戻り、取り消す場合には、キャンセルキー1805により取りやめる。
[デバイスステータス]
MFP104、105あるいはプリンタ107内のネットワークインターフェース部分にはMIB(Management Information Base)と呼ばれる標準化されたデータベースが構築されており、SNMP(Simple Network Management Protocol)というネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP104、105をはじめとして、ネットワーク上につながれたデバイスの状態をコンピュータ102(または、103)と必要な情報の交換が可能である。
例えば、MFP104、105の装備情報としてどんな機能を有するフィニッシャ210が接続されているかを検知したり、ステータス情報として現在エラーやジャムが起きていないか、プリント中かアイドル中かなど検知したり、MFP104、105の装備情報、装置の状態、ネットワークの設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御などあらゆる静的情報を入手することが可能となる。
図19は、デバイスステータスをあらわすユーティリティのGUI(Graphic User Interface)で、たとえば、MFP105aのタブ1902が選択された場合に、MFP105aのデバイスの装備情報がグラフィック1903であらわされ、1904、1905にて装置の状態が判断できる。また、1907の詳細表示キーにて装備情報などの詳細も知ることが可能である。
[ジョブステータス]
図20にてジョブステータス2001を説明する。ジョブステータス画面は3つのステータスであらわされており、ドキュメントサーバ102内にあるジョブの状態を知るジョブステータス2002、プリンタに渡されたジョブの状況を知らせるプリントステータス2003、そして、終了したジョブの履歴を知らせるフィニッシュドジョブ2004である。
ジョブステータス2002は、Waiting(RIP前)または、Ripping(RIP中)で表現され、RIP後は、次のプリントステータスに渡される。
プリントステータス2003は、正常状態ではWaiting(Print待機中)または、Printing(Print中)で表現され、エラーやジャムが生じた場合には、その旨表示されユーザに知らせるプリント後は、次のフィニッシュドジョブに渡される。
フィニッシュドジョブ2004は、ジョブの履歴を見ることができ、正常終了の場合にはPrinted、途中キャンセル時にはCanceledが示される。
[ジョブマージツール]
図21にてジョブマージツール2101を説明する。Import/Openキー2104で第1のファイルをコンピュータ102(または、103)内または、ネットワークに接続されたデバイスやフロッピー(登録商標)ディスクなどから読み出す。これがChapter−1であり、2102のように表示される。次に再びImport/Openキー2104を押して、第2のファイルを読み出す。これが第1のファイルChapter−1に付加される第2のファイルChapter−2であり、2103のように表示される。同様にして、いくつものファイルを順次付加して、Chapter−3、−4、−5…として付加していくことができる。
次に、Deleteキー2105はChapterやPageを削除したいときに用い、Editキー2106は、ヘッダ、フッタ、リナンバリングなどをつけたい場合に用いる。更に、Printキー2107はマージしたジョブをプリントする際にクリックし、クリックすると図16のようなプリントドライバが起動し、プリントできる。
〔ジョブの分割〕
次に白黒ページをMFP105に出力し、カラーの含まれるページをプリンタ107に分割して出力し、かつ、先にMFP105に出力し、その後、使用者が手作業でMFP105に出力された記録媒体をプリンタ107の給紙手段にセットし、プリンタ107でページ順にならぶように出力する場合について説明する。
図25に全体の構成および処理流れの概要を示す。
S2501においてサーバ102はネットワーク101を介してPDLデータを受信する。その後、S2502においてPDLデータを白黒ページとカラーページへの分割を行う。S2503において白黒ページのみのPDLデータをMFPに転送し、MFP105はS2504においてRIP処理を行う。S2505において記録媒体に印字し出力する。ここで、S2506では使用者がMFP105で印字済みの記録媒体をプリンタ107の給紙手段にセットする。次にサーバ102はS2507においてカラーページのみのPDLデータをプリンタ107に転送する。S2508においてプリンタ107は受け取ったPDLデータをRIPし、S2509において、RIPしたデータを印字および出力するか、もしくは、MFP105で出力され、給紙手段にセットされた記録媒体を印字せずに出力するかのどちらかをページ順になるように行う。これにより、別々の画像形成装置において印字しても、最終的にはページ順に並ぶことになる。
図22は白黒ページとカラーページのそれぞれの出力先を指定する画面である。この画面はジョブサブミッタ1701の画面のページ設定カラム1703においてColor/BW Splitを選択した状態でプロパティキー1704をクリックすると開く。出力先を選択する枠2202の中に、カラーページの出力先の設定カラム2203と、白黒ページの出力先の設定カラム2205があり、出力先を選択可能である。設定カラム2203によって選択した出力先の詳細設定をするには2204を、設定カラム2205で選択した出力先の詳細設定をするには2206をクリックすると各出力先に応じた詳細設定画面が開く。そして所望の設定が済めば、OKキー2208により、ジョブサブミッタの画面に戻り、取り消す場合はキャンセルキー2209により取りやめる。
図23において、S2502におけるPDLデータ分割処理の流れについて説明を行う。ドキュメントサーバ102に送られてきたジョブはS2301で一旦低解像度でRIPされる。これは、ジョブデータをページ単位に分離し、ページ単位でカラー画像や文字が含まれているかどうかを後に判断するために行う。低解像度でRIPを行うのは処理の高速化のためである。その後、S2302において1ページづつカラー画像や文字が含まれるかどうかを判断する。S2302でカラー画像や文字が含まれていると判断された場合は、S2303においてカラーページが1ページ目かどうかを判断し、1ページ目であった場合は、S2304においてカラージョブJcを作成する。すでにカラージョブJcが有った場合は、S2305においてカラージョブJcにページを追加する。一方、S2302においてカラー画像や文字を含まないと判断された場合は、S2306からS2308までの処理を行うが、これは、S2303からS2305の処理と同様の処理であるので割愛する。最後にS2309においてページの終わりまで到達したかどうか調べ、ページの終わりであれば処理を終了し、ページの終わりでなければ、S2310において次のページに処理を移し、S2302からの処理を繰り返す。
この処理によってプリンタ107に出力するカラージョブJcとMFP105に出力する白黒ジョブJbが作成される。
〔分割したジョブの印刷〕
次に、カラージョブJcと白黒ジョブJbをそれぞれプリンタ107とMFP105に出力する手順の詳細を図24のフローチャートで説明する。
S2401において、ドキュメントサーバ102は、作成された白黒ジョブJbをMFP105でページ順に印刷を開始する。印刷が完了後、S2402において使用者は、MFP105で印刷され、MFP105のフィニッシャ部209にページ順に排紙済みの記録媒体をプリンタ107の手差しトレイ1036にセットし、使用者はプリンタ107の操作パネルからスタートボタンを押す。これをきっかけにして、ドキュメントサーバ102は、S2403以降に示したように、プリンタ107における動作を開始する。S2403において、ページカウンタPcを初期化する。S2404において、ページカウンタPcが示すページが白黒ジョブJbとカラージョブJcのどちらのジョブかを判断する。もし白黒ジョブJbであった場合には、すでにMFP105で印刷済みであるので、S2405において手差しトレイ1036から1枚の記録媒体を給紙し、印刷せずにプリンタ107のフィニッシャ部209に排紙を行う。もし、カラージョブJcであった場合には、S2406においてシートカセット1034もしくは1035から給紙し、該当ページを印刷してプリンタ107のフィニッシャ部209に排紙する。もし、フィニッシャ部209に複数の排紙トレイが存在した場合には白黒ジョブJbとカラージョブJcのページのどちらも同じ排紙トレイに排紙する必要がある。これにより、分割されたドキュメントが排紙トレイ上で順番に重なることになる。S2407において、Pcの値を評価し、最終ページまで処理が終了したかどうかを判断する。終了でなければページカウンタS2408においてPcをインクリメントし、再びS2404から処理を繰り返す。
〔ページ数で出力先の順番を決定する例〕
図24のフローチャートにおいては、先にMFP105に出力し、次にプリンタ107に出力しており、出力順は固定である例を説明した。ここでは、本実施例で改良した部分である、白黒ジョブJb、および、カラージョブJcのページ数を計上し、少ない方から出力を行うという部分の処理の流れについて図26を用いて説明する。
図26は、ページ数の計上を行わない場合のジョブ分割のフローチャートである図23とほぼ同等の流れであるが、ここではジョブ分割に加え、カラーページ、白黒ページのそれぞれのページ数を計上する処理、および、その結果に応じて出力順を決定する処理が追加されている。
S2601が追加されており、ここではカラーページ、白黒ページの枚数をそれぞれ計上するための変数PcおよびPbに初期値0を代入している。S2602からS2613までは図23のS2301からS2312までの流れと同様なので詳細説明を割愛するが、この中でS2607、および、S2611が追加されている。S2607は注目しているページがカラーページだった場合にページ数を表す変数Pcをインクリメントし、S2611では白黒ページだった場合にPbをインクリメントするものである。これにより、最終ページまで確認し終えた時点においてPcおよびPbは、それぞれカラーページ、白黒ページの合計となっている。最後にS2614において、Pb≦Pcの時には、カラーページの方が多いので出力順を白黒のMFP105、カラーのプリンタ107とする。逆にPb>Pcの場合は、プリンタ107、MFP105の順とする。印刷の流れについては図24のフローチャートで説明したとおりである。
実施例1においてはMFP105とプリンタ107の2台に出力する例について説明したが、出力する画像形成装置が3台以上の場合にも応用できることは自明である。
以上の流れにより、出力ページ数の少ない画像形成装置から先に出力されるため、使用者の手作業による記録媒体の移動作業の際に記録媒体の量が少なくなり、移動作業に伴う記録媒体へのダメージを与える危険性を低減させることができる。
〔RIPが終了した画像形成装置から出力する例〕
実施例2では、図23において説明したジョブ分割の処理が終了したあと、分割したジョブはそれぞれの画像形成装置に転送され、画像形成装置内でRIPする作業が先に終了した方の画像形成装置から出力する例について説明する。
図27は、実施例2におけるRIPおよび出力の流れを示すフローチャートである。図23のフローチャートで説明したジョブ分割処理が終了した後、S2701においてサーバ102は白黒ジョブJbをMFP105に転送し、カラージョブJcをプリンタ107に転送する。これらのジョブはRIPが完了しても出力を開始しない、RIP and Holdという形態で転送される。S2702ではそれぞれMFP105、プリンタ107内でRIPを開始する。このRIP作業はジョブの内容やページ数によって所要時間が大きく変わる。S2703、S2704においては、MFP105、プリンタ107で先にRIP処理が終了した方を調べる。MFP105が先であればS2705に、プリンタ107が先であればS2710から処理を行う。MFP105が先に終了した場合は、S2705でMFP105での出力を行う。S2706においては、サーバ102は使用者に対して、MFP105のフィニッシャ部209に排紙済みの記録媒体をプリンタ107の手差しトレイ1036にセットするように表示する。S2707で記録媒体がプリンタ107にセットされるまで待ち、S2708でプリンタ107のRIPが終了するまで待ち、S2709においてプリンタ107で出力を行う。ここでは、図24で説明した手順で処理を行う。
実施例2においては、MFP105とプリンタ107の2台に出力する例について説明したが、出力する画像形成装置が3台以上の場合にも応用できる。1台目の出力が終わった時点で残りの画像形成装置のうちで少なくとも1台でRIPが終わるまで待機し、RIPの終わった画像形成装置に出力すれば良い。2台目以降においても、同様に出力が終わった時点で残りの画像形成装置のRIP状況を調べ、可能な画像形成装置に出力するという処理を繰り返す。
以上の構成をとることにより、RIPの先に終了した方の画像形成装置から出力を開始することが可能となる。もしカラージョブJcと白黒ジョブJbのRIP時間の差が大きい場合にはより効果的に時間の節約となる。
本発明の実施形態のシステム全体を示す図 従来例のシステム全体を示す図 画像形成装置全体のブロック図 画像形成装置のスキャナ部を示す図 画像形成装置のIP部のブロック図でカラースキャナの場合を示す図 画像形成装置のIP部のブロック図でモノクロスキャナの場合を示す図 画像形成装置のFAX部のブロック図 画像形成装置のNIC部のブロック図 画像形成装置のコア部のブロック図 カラー画像形成装置のプリンタIP部を示す図 白黒画像形成装置のプリンタIP部を示す図 画像形成装置のPWM部のブロック図 カラー画像形成装置のプリンタ部を示す図 白黒画像形成装置のプリンタ部を示す図 画像形成装置のフィニッシャ部を示す図 本発明のドキュメントサーバ内部のジョブフロー PDLデータの記述例 PDLデータのラスタ展開後を示す図 ネットワーク環境を示す図 ネットワークデータ転送を示す図 スキャナドライバの画面例を示す図 プリンタドライバの画面例を示す図 ジョブサブミッタの画面例を示す図 ジョブチケットの画面例を示す図 デバイスステータスの画面例を示す図 ジョブステータスの画面例を示す図 ジョブマージツールの画面例を示す図 カラー/白黒ページ分割の詳細設定画面例を示す図 カラー/白黒ページ分割のフローチャート ジョブを分割し順次画像形成装置で印字する場合の印字の流れを示すフローチャート ジョブを分割し順次画像形成装置で印字する場合の全体の流れを示す図 白黒ページおよびカラーページのページ数によって出力順を決定する流れを示すフローチャート 実施例2におけるRIPおよび出力の流れを示すフローチャート
符号の説明
101a パブリックネットワーク
101b プライベートネットワーク
102 ドキュメントサーバ
103a コンピュータ
103b コンピュータ
103c コンピュータ
104 フルカラーMFP
105a MFP(マルチファンクション周辺機器)
105b MFP(マルチファンクション周辺機器)
105c MFP(マルチファンクション周辺機器)
105d MFP(マルチファンクション周辺機器)
106a スキャナ
106b スキャナ
107 プリンタ
109 専用インターフェイス
110 マザーボード
111 NIC(ネットワークインターフェイスカード)
112 NIC(ネットワークインターフェイスカード)
113 専用I/F
114 SCSI

Claims (18)

  1. ネットワークに接続されたサーバとクライアントコンピュータ、
    前記ネットワークまたは、前記サーバに接続された少なくとも1種類以上の異なるタイプの画像形成装置とから成る画像形成システムにおいて、
    前記サーバにジョブを入力する手段と、
    前記入力されたジョブについて、ページ毎に前記画像形成装置のうち、どの画像形成装置に分配するかを判断する判断手段と、
    前記判断手段の結果に従いジョブを分配するジョブ分配手段と、
    前記分配されたジョブをそれぞれRasterize Image Processing処理する少なくとも分配される数以上の個数のRasterize Image Processing手段を有し、
    前記それぞれのRasterize Image Processing処理は、前記少なくとも2種類の異なるタイプの画像形成装置それぞれの特性に合わせてRasterize Image Processing処理を行って、それぞれの画像形成装置において記録媒体に印字し、出力可能であることを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、前記少なくとも2種類の異なるタイプの画像形成装置は、少なくとも第一の画像形成装置と第二の画像形成装置を含み、前記第一の画像形成装置は、未処理の記録媒体を溜め置くための少なくとも第一の給紙トレイおよび第二の給紙トレイと、処理行った後に排出された記録媒体を溜め置くための排紙トレイを有し、第二の画像形成装置に出力した印字済み記録媒体を、前記第一の画像形成装置の第一の給紙トレイに使用者がセットした場合に、前記分配されたジョブに応じて、前記第一の画像形成装置において前記第二の給紙トレイからの給紙した記録媒体への印字および前記排出トレイへの排出と、前記第一の給紙トレイから第二の画像形成装置で出力した印字済み記録媒体を印字せずに前記排出トレイへの排出とをページ順にあわせて選択的に行い、前記第一の画像形成装置の前記排紙トレイにおいて、前記第一の画像形成装置、ならびに、前記第二の画像形成装置において出力した印字済み記録媒体とがページ順に重なるよう排出可能であることを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項2に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバはジョブ分配先の画像形成装置に分配する際に、あらかじめ設定した条件にしたがって出力順を決定する出力順決定手段を有し、前記出力順決定手段によって決定した順番に画像形成装置に出力することが可能であることを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブのページ数を出力先の画像形成装置ごとに計上するページ数計上手段を有し、前記出力順決定手段は前記ページ数計上手段によって計上されたページ数によって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブに記録媒体大きさが複数混在しているか否かを出力先の画像形成装置ごとに調査する記録媒体混在調査手段を有し、前記出力順決定手段は前記記録媒体混在調査手段によって得られる記録媒体混在の有無によって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブで使用される記録媒体のうちの最大である記録媒体の大きさを出力先の画像形成装置ごとに調査する最大記録媒体調査手段を有し、前記出力順決定手段は前記最大記録媒体調査手段によって得られる記録媒体の大きさによって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項6に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは最大分配したジョブで使用される記録媒体のうちの最大である記録媒体の枚数を出力先の画像形成装置ごとに計上する最大記録媒体数計上手段を有し、前記最大記録媒体調査手段によって検出した記録媒体の大きさが複数の出力先の画像形成装置において同一だった場合に、出力順決定手段は前記最大記録媒体数計上手段によって前記最大記録媒体調査手段によって得られる数によって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、前記Rasterize Image Processing処理は各出力先の画像形成装置内で実施する画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブを各出力先の画像形成装置に転送後に前記Rasterize Image Processing処理を行い、前記出力順決定手段は前記Rasterize Image Processing処理が終了した順番によって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  9. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブのデータの大きさを出力先の画像形成装置ごとに計量するデータ計量手段を有し、前記出力順決定手段は前記データ計量手段によって得られた大きさによって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  10. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブの出力先の画像形成装置が使用中か否かを検出する使用中検出手段を有し、前記出力順決定手段は前記使用中検出手段によって検出する出力先の画像形成装置が使用中か否かによって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  11. 請求項10に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブの出力先の画像形成装置で処理が完了していないジョブの数を計上する未処理ジョブ数計上手段を有し、前記使用中検出手段によって複数の出力先の画像形成装置が使用中と検出された場合に、前記出力順決定手段は前記未処理ジョブ数計上手段によって計上される未処理のジョブ数によって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  12. 請求項10に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブの出力先の画像形成装置で処理が完了していないジョブのデータ量を計上する未処理ジョブデータ量計上手段を有し、前記使用中検出手段によって複数の出力先の画像形成装置が使用中と検出された場合に、前記出力順決定手段は前記未処理ジョブデータ量計上手段によって計上される未処理のジョブデータ量によって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  13. 請求項10に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは前記使用中検出手段によって使用中ではないことを検出した画像形成装置から処理を開始し、全ての出力を完了していない画像形成装置が使用中だった場合は、前記使用中検出手段がいずれかの画像形成装置が使用可能であることを検知するまで出力を待機し、前記使用中検出手段が使用可能であることを検知した画像形成装置に出力することが可能であることを特徴とする画像形成システム。
  14. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブの出力先の画像形成装置が節電状態か否かを検出する節電状態検出手段を有し、前記出力順決定手段は前記節電状態検出手段によって検出する出力先の画像形成装置が節電状態か否かによって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  15. 請求項14に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは分配したジョブの出力先の画像形成装置が節電状態から復帰する時間を推定する復帰時間推定手段を有し、前記節電状態検出手段によって複数の出力先の画像形成装置が節電状態と検出された場合に、前記出力順決定手段は前記復帰時間推定手段によって推定される復帰時間によって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  16. 請求項14に記載の画像形成システムにおいて、前記サーバは前記節電状態検出手段によって節電状態ではないことを検出した画像形成装置から処理を開始し、全ての出力を完了していない画像形成装置が節電状態だった場合は、前記節電状態検出手段がいずれかの画像形成装置が使用可能であることを検知するまで出力を待機し、前記節電状態検出手段が使用可能であることを検知した画像形成装置に出力することが可能であることを特徴とする画像形成システム。
  17. 請求項4乃至16いずれかに記載の出力順決定手段を複数有する画像形成システムにおいて、任意の出力順決定手段を選択できる条件選択手段を有し、最終的な出力順は、前記条件選択手段によって決定されることを特徴とする画像形成システム。
  18. 請求項4乃至16いずれかに記載の出力順決定手段を複数有する画像形成システムにおいて、任意の出力順決定手段を複数選択できる複数条件選択手段と、前記複数条件選択手段によって選択された条件の優先順位を設定できる優先順位設定手段とを有し、前記優先順位設定手段によって高位に設定された出力順決定手段によって、複数の出力先が同値だった場合に、一つ下位に設定された出力順決定手段によって出力先が決定されることを特徴とする画像形成システム。
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