JP4280433B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、画像形成システム、画像形成システムの制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、画像形成システム、画像形成システムの制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成システム、画像形成方法、及びサーバ装置に関し、特に、複数の画像形成装置、前記画像形成装置を管理するサーバ装置、及び前記画像形成装置に対してジョブを依頼するクライアント装置を含む画像形成システムにおいて複数の画像形成装置を用いてジョブを実行する際の設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、1台のプリンタ等の画像形成装置を複数のコンピュータから共通に使用することが行われている。この場合、ユーザは使用するコンピュータ上から所望のプリンタを選択し、LANなどの汎用のインターフェイスや専用のハードウェアを用いたインターフェイスを経由して、所望のジョブを選択したプリンタに実行させる。
【0003】
また、サーバ、クライアント方式と呼ばれ、クライアントユーザのジョブがコントローラサーバを経由して、プリンタに送られる方式も広く知られている。
【0004】
そして、近年は、プリント・オン・デマンドといわれる軽印刷の市場において、コンピュータから画像形成装置に大量のジョブを行わせる機会が増加しており、大量のジョブを効率よく、かつ低コストで実行させる方法が求められている。
【0005】
ジョブを効率良く行うためには、1つのジョブを1つの画像形成装置で実行させるのではなく、大量のジョブを扱える高性能なコントローラ機能を有するサーバとそれに接続された複数の画像形成装置とが必須となり、特に大量のプリントを行わせる場合には、1つのジョブから複数の印刷ジョブに分けて、複数の画像形成装置で出力させるように管理するドキュメントサーバシステムが利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1つのジョブから分けられた複数の印刷ジョブを複数の画像形成装置を用いて実行させる場合に、クライアント上で画像形成装置において実行される画像処理や給紙トレイ、フィニッシング処理の設定を行う必要があるが、それぞれの設定がどの画像形成装置に対応したものなのか判別が困難であり、対応の判別にはそれぞれの画像形成装置の仕様や特徴、または各ユニットの名称などを熟知する必要があったため、容易に設定を行うことができない。
【0007】
また別の方法として、それぞれの画像形成装置用に所望の設定を予め用意するなどし、複数の画像形成装置で出力させる際に、使用される画像形成装置毎に用意した設定をそれぞれ選択するという方法もあるが、この方法も操作に手間がかかってしまう。
【0008】
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、1つのジョブを複数の画像形成装置を用いて実行させる場合の設定及び操作を容易にすることのできる画像形成システム、画像形成方法、及びサーバ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明の一態様としての情報処理装置は、複数の画像形成装置と通信可能な情報処理装置であって、
単一の画像形成装置または複数の画像形成装置からなる画像形成装置の組を出力先として選択する選択手段と、
複数の画像形成装置を出力先とする前記画像形成装置の組を構成する各画像形成装置に関するデバイス固有情報に基づいて得られる前記画像形成装置の組に対する複合デバイス固有情報と、前記単一の画像形成装置に関するデバイス固有情報と、を格納する格納手段と、
前記選択手段によって選択された出力先が前記画像形成装置の組である場合、前記格納手段に格納された前記複合デバイス固有情報に基づいて、前記画像形成装置の組における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示し、前記選択手段によって選択された出力先が単一の画像形成装置である場合、前記デバイス固有情報に基づいて、単一の画像形成装置における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示する設定表示手段と、
前記設定表示手段によって表示された前記設定画面を介して設定された前記印刷設定情報に基づく印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記選択手段によって前記画像形成装置の組が選択された場合、前記生成手段によって生成された前記印刷ジョブを、前記選択手段によって選択された画像形成装置の組を構成する複数の前記画像形成装置に対して出力し、前記選択手段によって前記単一の画像形成装置が選択された場合、前記生成手段によって生成された印刷ジョブを前記単一の画像形成装置に対して出力する出力手段とを有し、
前記設定表示手段は、前記設定画面に含まれる設定項目を前記画像形成装置の組における各画像形成装置と対応付けて表示する。
【0010】
すなわち、本発明では、複数の画像形成装置、画像形成装置を管理するサーバ装置、及び画像形成装置に対してジョブを依頼するクライアント装置を含む画像形成システムにおいて、サーバ装置に各画像形成装置の設定可能な機能に関する情報を格納する格納手段を設け、サーバ装置及びクライアント装置のいずれかから、画像形成装置に対するジョブが入力された際に、入力されたジョブが複数の画像形成装置を含む画像形成装置の組を用いて実行されるものであるときに、格納手段に格納された情報に基づいて、ジョブが入力されたサーバ装置又はクライアント装置の表示手段に、ジョブを実行するのに必要な設定を画像形成装置の組の各画像形成装置と関連付けて表示させ、該表示に従って機能の設定を可能とする。
【0011】
このようにすると、1つのジョブを複数の画像形成装置を用いて実行させる場合に、画像形成装置に対する画像処理や給紙トレイ、フィニッシング処理等の機能の設定を行う際に、表示された画面からそれぞれの設定がどの画像形成装置に対応したものであるのかが容易に判別できる。このため、それぞれの画像形成装置の仕様や特徴、または各ユニットの名称などを熟知する必要がなく、表示された画面に従って設定を容易に行うことができる。
【0012】
また、従来のように、それぞれの画像形成装置用に設定を予め用意して、複数の画像形成装置を用いて出力を実行する際に、使用されるそれぞれの画像形成装置用に対する設定を選択するのではなく、複数の画像形成装置を用いて出力を実行する際に、それぞれの画像形成装置に対する設定が任意に行えるため、予め準備や設定を行う必要がなく、操作を簡潔にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図を参照して詳細に説明する。
【0014】
[システムの概要説明]
図1Aは、本発明の実施形態としての画像形成システムの概容を示す図であり、図1Bは比較のため従来の画像形成システムを示している。
【0015】
いずれのシステムも、画像の入出力を行う装置として、MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)104及び105a〜105d、プリンタ107、スキャナ106a及び106bを有し、これらの機器に対してジョブを送信するクライアント端末103a〜103cと、本発明の印刷制御装置であるドキュメントサーバ102がネットワーク101で接続されている。
【0016】
図1Bに示した従来例においては、全ての装置が同じネットワーク101に接続されているが、本実施形態においては、図1Aに示すように、パフォーマンスを優先するために、ネットワーク101をドキュメントサーバ102において、パブリックネットワーク101a及び、プライベートネットワーク101bと称する2系統に分割している。
【0017】
このためドキュメントサーバ102は、そのマザーボード110上にハードウェアとして2系統のネットワークに対応した2つのネットワークインターフェイスカード(NIC)111及び112を有しており、NIC111はパブリックネットワーク101aに接続され、NIC112はプライベートネットワーク101bに接続されている。
【0018】
パブリックネットワーク101aには、クライアント端末103a〜103cが接続されている。これら端末は、例えばパーソナルコンピュータである。クライアントとしてこれら以外にも多数の装置が接続されていてもよい。以下これらのクライアントを総称して103と表記する。
【0019】
一方、プライベートネットワーク101bには、MFP105a〜105d及びプリンタ107が接続されている。MF105a〜105dは、それぞれモノクロにてスキャン、プリントまたは、低解像度や2値の簡易的なカラースキャン、カラープリントなどを行う機能を有している。また、図示していないがプライベートネットワーク101bには上記以外のMFP、スキャナ、プリンタあるいは、ファクシミリなどの他の機器が接続されていてもよい。これら入力機器のうち、MFPとプリンタを印刷装置と総称する。本発明の印刷制御装置であるドキュメントサーバ102は、これら複数の印刷装置で印刷されるべき印刷ジョブを生成する。
【0020】
MFP104は、高解像度、高階調のフルカラーでスキャンまたは、プリントなどが可能なフルカラーMFPであり、本実施形態では、ドキュメントサーバ102とは、専用インターフェイスカード113にて接続されている。これは送受信のデータ量が膨大となるためであり、プライベートネットワーク101bに接続してもよい。
【0021】
また、スキャナ106a及び106bは、紙等のシート状の媒体に記録された画像イメージを取り込む装置であり、本実施形態では、SCSIインターフェイスでドキュメントサーバ102に直接接続されるスキャナ106bと、パブリックネットワーク101a(または、プライベートネットワーク101bでもよい)に接続されるスキャナ106aの2タイプがある。
【0022】
ドキュメントサーバ102のハードウェア構成について説明すると、CPUやメモリなどが搭載されたマザーボード110と呼ばれる基板にPCIバスと呼ばれるインターフェイスが設けられ、ここに前述のNIC(Network Interface Card)111,112や、専用I/Fカード113、あるいは、SCSIカード114などが接続されている。
【0023】
ここで、各クライアント端末103のユーザは、いわゆるDTP(Desk Top Publishing)を実行するアプリケーションソフトウェアを動作させ、各種文書/図形の作成/編集を行う。各クライアント端末103では、作成された文書/図形をページ記述言語(Page DescriptionLanguage;PDL)に変換し、ネットワーク101aを経由してMFP104や105に送られてプリントアウトされる。
【0024】
MFP104及び105はそれぞれ、ドキュメントサーバ102とネットワーク101bまたは、専用インターフェイス109を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP104及び105の情報や状態は、ドキュメントサーバ102、あるいは、ドキュメントサーバ102を経由してクライアント端末103に逐次知らされる。更に、ドキュメントサーバ102(あるいはクライアント端末103)には、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアが格納されており、MFP104及び105はドキュメントサーバ102(あるいはクライアント端末103)により管理される。
【0025】
[MFP104及び105の構成]
次に、図2〜図11を用いてMFP104及び105の構成について説明する。但し、MFP104と105との差はフルカラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分ではフルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多いため、ここではフルカラー機器104の機能を中心に説明し、必要に応じて、随時モノクロ機器の説明を加えることとする。
【0026】
MFP104及び105は、図2のブロック図に示すように、情報の入出力に関する部分として、画像読み取りを行うスキャナ部201と読み取った画像データを画像処理するスキャナIP部202、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部203、更に、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC部204と、フルカラーMFP1ー4の場合にはドキュメントサーバ102との情報交換を行う専用I/F部205を有している。そして、MFPの動作モードに応じてコア部206で画像信号を一時保存したり、経路を決定する。
【0027】
コア部206から出力された画像データは、プリンタIP部207及び、PWM部208を経由して画像形成を行うプリンタ部209に送られる。プリンタ部209でプリントアウトされたシートはフィニッシャ部210へ送り込まれ、仕分け処理や仕上げ処理が行われる。
【0028】
[スキャナ部201の構成]
図3を用いてスキャナ部201の構成を説明する。301は読み取られるべき原稿302が置かれる原稿台ガラスである。原稿302は照明ランプ303により照射され、その反射光はミラー304、305、306を経て、レンズ307により集光されてCCD308上に結像される。
【0029】
ミラー304及び照明ランプ303を含む第1ミラーユニット310は一定の速度vで移動し、ミラー305及び306を含む第2ミラーユニット311は速度1/2vで移動することにより、原稿302の全面を走査する。第1ミラーユニット310及び第2ミラーユニット311は、モータ309により駆動される。
【0030】
[スキャナIP部202の構成]
図4Aのブロック図を用いてスキャナIP部202の構成について説明する。入力された光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号に変換される。このCCDセンサ308はRGB3ラインのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号がA/D変換部401に入力される。ここでゲイン調整及びオフセット調整をされた後、各色信号毎に8ビットのデジタル画像信号R0、G0、B0に変換される。その後、シェーディング補正部402で色ごとに、基準白色板の読み取り信号を用いた、公知のシェーディング補正が施される。更に、CCDセンサ308の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、ラインディレイ調整回路(ライン補間部)403において、副走査方向の空間的ずれが補正される。
【0031】
次に、入力マスキング部404は、CCDセンサ308のR、G、Bフィルタの分光特性で決まる読取画像の色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのスペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(R0、G0、B0)信号を標準的な(R、G、B)信号に変換する。
【0032】
更に、輝度/濃度変換部(LOG変換部)405はルックアップテーブル(LUT)を格納するRAMにより構成され、RGBの輝度信号がC1、M1、Y1の濃度信号になるように変換される。
【0033】
MFP105によりモノクロの画像処理を行う場合には、図4Bのブロック図に示す構成に従って、単色の1ラインCCDセンサ308を用いて、単色でA/D変換401及び、シェーディング402を行ったのちコア部206に送られる。
【0034】
[FAX部203の構成]
図5のブロック図を用いてFAX部203の構成について説明する。まず、受信時には、電話回線から来たデータをNCU部501で受け取って電圧の変換を行い、モデム部502の中の復調部504でA/D変換及び復調操作を行った後、伸張部506でラスタデータに展開する。一般にFAXでの圧縮伸張にはランレングス法などが用いられる。ラスタデータに変換された画像は、メモリ部507に一時保管され、画像データに転送エラーがないことを確認後、コア部206へ送られる。
【0035】
次に、送信時には、コア部より転送されたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部505でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部502内の変調部503にてD/A変換及び変調操作を行った後、NCU部501を介して電話回線へと送られる。
【0036】
[NIC部204の構成]
図6Aのブロック図を用いてNIC部204の構成について説明する。ネットワーク101に対してのインターフェイスの機能を持つのが、このNIC部204であり、例えば10Base−T/100Base−TXなどの規格に従ったEthernetケーブルなどを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
【0037】
外部より情報を入手する場合は、まず、トランス部601で電圧変換され、LANコントローラ部602に送られる。LANコントローラ部602は、その内部に第1バッファメモリ(不図示)を持っており、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、第2バッファメモリ(不図示)に送った後、コア部206に信号を転送する。
【0038】
次に、外部に情報を提供する場合には、コア部206より送られてきたデータは、LANコントローラ部602で必要な情報が付加され、トランス部601を経由してネットワーク101に送出される。
【0039】
[専用I/F部205の構成]
専用I/F部205は、フルカラーMFP104のインターフェイス部分であり、CMYKそれぞれの多値ビット信号がパラレルに送られる、4色×8ビットの画像データと通信線からなる。
【0040】
他のMFPと同様にEthernetケーブルを利用して送信することもかのうであるが、この場合には、MFP104の処理能力に見合ったスピード(転送レート)で出力する必要があり、データ量の影響でネットワークに接続された他のデバイスのパフォーマンスも犠牲になる可能性があるため、このような専用のパラレルインターフェイスを用いている。
【0041】
[コア部206の構成]
図6Bのブロック図を用いてコア部206の構成について説明する。コア部206のバスセレクタ部611は、MFP104及び105の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。すなわち、複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリント、ファクシミリ送信/受信、あるいは、ディスプレイ表示などMFP104及び105における各種機能に応じてバスの切り替えを行うところである。
【0042】
各機能を実行するためのパス切り替えパターンを示すと、
・複写機能:スキャナ201→コア206→プリンタ209
・ネットワークスキャン:スキャナ201→コア206→NIC部204
・ネットワークプリント:NIC部204→コア206→プリンタ209
・ファクシミリ送信機能:スキャナ201→コア206→FAX部203
・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア206→プリンタ209
となる。
【0043】
次に、バスセレクタ部611を出た画像データは、圧縮部612、ハードディスク(HDD)などの大容量メモリからなるメモリ部613及び、伸張部614を介してプリンタIP部207へ送られる。圧縮部612で用いられる圧縮方式としては、JPEG,JBIG,ZIPなど一般的な方式を用いることができる。圧縮された画像データは、ジョブ(処理要求)毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納される。
【0044】
更に、処理要求であるジョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読み出し)ができない様にするための機能である。記憶されているジョブのプリントアウトの指示が行われた場合には、パスワードによる認証を行った後にメモリ部613より呼び出して、画像伸張を行ってラスタイメージに戻してプリンタIP部207に送られる。
【0045】
[プリンタIP部207の構成]
図7Aを用いてプリンタIP部107の構成について説明する。出力マスキング/UCR回路部701は、M1,C1,Y1信号を画像形成装置のトナー色であるY,M,C,K信号にマトリクス演算を用いて変換する部分であり、CCDセンサ308で読み込まれたRGB信号に基づいたC1,M1,Y1,K1信号を、トナーの分光分布特性に基づいたC,M,Y,K信号に補正して出力する。
【0046】
次に、ガンマ変換部702において、C,M,Y,K信号は、トナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換されて、空間フィルタ703において、シャープネスまたは、スムージングが施された後、画像信号はコア部206へと送られる。
【0047】
なお、モノクロMFP105では、図7Bに示すブロック図のように、出力マスキング/UCR回路部701がなく、空間フィルタ703の後に二値化回路704が設けられて、画像信号はモノクロデータとしてコア部206へと送られる。
【0048】
[PWM部208の構成]
図8Aのブロック図及び図8Bの信号波形を示すグラフを用いてPWM部208の構成を説明する。プリンタIP部207から送出されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解された画像データ(モノクロMFP105の場合は、単色となる)はそれぞれのPWM部208を通ってそれぞれ画像形成される。
【0049】
801は三角波発生部、802は入力されるデジタル画像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ(D/A変換部)である。図8Bの81で示される三角波発生部801からの出力信号と、図8Bの8で示されるD/Aコンバータ802からの出力信号とは、コンパレータ803で大小比較されて、図8Bの83で示されるような信号となってレーザ駆動部804に送られ、CMYKそれぞれに対応するレーザ805でレーザビームに変換される。
【0050】
そして、ポリゴンスキャナ913で、それぞれのレーザビームを走査して、対応する感光ドラム917,921,925,929に照射されて潜像が形成される。
【0051】
[プリンタ部209の構成(カラーMFP104)]
図9は、カラープリンタ部の概略構成を示す側面透視図である。913はポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ805より発光されたCMYKに対応した4本のレーザ光を受ける。その内の1本はミラー914、915、916をへて感光ドラム917を走査し、次の1本はミラー918、919、920をへて感光ドラム921を走査し、次の1本はミラー922、923、924をへて感光ドラム925を走査し、次の1本はミラー926、927、928をへて感光ドラム929を走査する。
【0052】
一方、930はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム917上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成し、932はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム925上にシアンのトナー像を形成し、933はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム929上にブラックのトナー像を形成する。以上4色(YMCK)のトナー像がシートに転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
【0053】
シートカセット934、935及び、手差しトレイ936のいずれかより給紙されたシートは、レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着されて搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム917、921、925、929には各色のトナーが現像されており、シートの搬送とともに、トナーがシートに転写される。各色のトナーが転写されたシートは、分離され、搬送ベルト939により搬送され、定着器940によって、トナーがシートに定着される。定着器940を通過したシートはフラッパ950により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ950を通過した後、スイッチバックされて排出される。これによりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しいページ順となる。
【0054】
なお、4つの感光ドラム917、921、925、929は、距離dをおいて、等間隔に配置されており、搬送ベルト939により、シートは一定速度vで搬送されており、このタイミングと同期がとられて、4つの半導体レーザ805が駆動される。
【0055】
[プリンタ部209の構成(モノクロMFP105)]
図10は、モノクロプリンタ部の概略構成を示す側面透視図である。1013は、ポリゴンミラーであり、半導体レーザ805より発光されたレーザ光を受ける。レーザ光はミラー1014、1015、1016をへて感光ドラム1017を走査する。一方、1030は黒色のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1017上にトナー像を形成し、トナー像がシートに転写され、出力画像を得ることができる。
【0056】
シートカセット1034、1035及び、手差しトレイ1036のいずれかより給紙されたシートは、レジストローラ1037を経て、転写ベルト1038上に吸着されて搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム1017にはトナーが現像されており、シートの搬送とともに、トナーがシートに転写される。トナーが転写されたシートは、分離され、定着器1040によって、トナーがシートに定着される。定着器1040を通過したシートは、フラッパ1050により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ1050を通過した後、スイッチバックされて排出される。これによりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しいページ順となる。
【0057】
[フィニッシャ部209の構成]
図11は、フィニッシャ部の概略構成を示す側面透視図である。プリンタ部209の定着部940(または、1040)から排出されたシートは、フィニッシャ部209に入れられる。フィニッシャ部209には、サンプルトレイ1101及びスタックトレイ1102があり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて切り替えて排出される。
【0058】
ソート方式には2通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力シートを振り分けるシフトソート方式によりソーティングを行うことができる。電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、前述のコア部で説明した大容量メモリを持っていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。次にグループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に仕分けする機能である。
【0059】
更に、スタックトレイ1102に排出する場合には、シートが排出される前のシートをジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1105にてバインドすることも可能である。
【0060】
そのほか、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機1104、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャ1106があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。
【0061】
更に、サドルステッチャ1107は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後に、シートの中央部分をローラに噛ませることによりシートを半折りし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ1107で製本されたシートは、ブックレットトレイ1108に排出される。
【0062】
そのほか、図には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのトリム(裁断)などの機能を加えることも可能である。
【0063】
また、インサータ1103はトレイ1110にセットされたシートをプリンタへ通さずにトレイ1101、1102、1108のいずれかに送るためのものである。これによってフィニッシャ209に送り込まれるシートとシートの間にインサータ1103にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。インサータ1103のトレイ1110にはユーザによりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラ1111により最上部のシートから順に給送する。従って、インサータ1103からのシートはそのままトレイ1101、1102へ搬送することによりフェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャ1107へ送るときには、一度パンチャ1106側へ送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。
【0064】
[ドキュメントサーバ102の構成]
次に、図12のブロック図を用いてドキュメントサーバ102の構成を説明する。
【0065】
NIC111やSCSI114から入力された処理要求であるクライアント印刷ジョブは、入力デバイス制御部1201によりサーバ内に取り込まれ、サーバにおいて様々なクライアントアプリケーションと連結されることによりその役割を果たす。クライアント印刷ジョブの入力として、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)データとJCL(JobControl Language)データを受け付ける。入力デバイス制御部1201は、プリンタとサーバに関する状態情報で様々なクライアントに対応し、このモジュールの出力は、適切なPDLとJCLの構成要素すべてを結合する役割を持つ。
【0066】
次に、入力ジョブ制御部1202はクライアント印刷ジョブの要求されたリストを管理し、サーバに提出される個々のクライアント印刷ジョブにアクセスするために、ジョブリストを作成する。更に、このモジュールには、印刷ジョブのルートを決めるジョブルーティング、分割してRIPするか否かを司るジョブスプリット、そして印刷ジョブの順序を決めるジョブスケジューリングの3つの機能がある。
【0067】
ラスタライズ処理(RIP)部 1203は1つまたは複数個存在する。1203−a,1203−b,1203−cあるいは必要に応じて更に増やすことも可能だが、ここでは総称して1203と記載する。RIPモジュールは様々なジョブのPDLをRIP処理して、適切なサイズと解像度のビットマップを作成する。RIP処理に関しては、PostScript(Adobe社の登録商標)をはじめ、 PCL、TIFF、JPEG、PDFなど様々なフォーマットでのラスタライズ処理が可能である。
【0068】
データ変換部1204は、RIPによって作り出されるビットマップイメージを圧縮したり、フォーマット変換を施す役割を果たし、それぞれのプリンタにマッチした最適な画像イメージタイプを選び出す。例えば、クライアント印刷ジョブをページ単位で扱いたい場合には、TIFFやJPEGなどをRIP部でラスタライズした後のビットマップデータにPDF(Portable Document Format)ヘッダを付けて、PDFデータとして編集するなどの処理を行う。このように、処理要求であるクライアント印刷ジョブを出力すべき印刷装置に適したフォーマットに変換したり、分割したりして生成される印刷データを印刷ジョブと呼ぶ。
【0069】
出力ジョブ制御部1205は、印刷ジョブのページイメージを取って、それらがコマンド設定に基づいてどう扱われるのかを管理する。ページイメージはプリンタで印刷されたり、ハードディスク1207に保存(セーブ)される。印刷後の印刷ジョブは、ハードディスク1207に残すか否かは選択可能であり、セーブされた場合には、再呼び出しすることもできる。更に、このモジュールはハードディスク1207とRAM1208との相互作用を管理する。
【0070】
出力デバイス制御部1206は、どのデバイスに出力するか、またどのデバイスをクラスタリング(複数台接続して一斉にプリントすること)するかを司り、選択されたデバイスのインターフェイスカード112または113に送られる。また、このモジュールはMFP104や105の状態監視と装置の状態をドキュメントサーバ102に伝える役割も果たしている。
【0071】
[ページ記述言語(PDL)]
次に、本実施形態で使用されるPDLデータについて説明する。PostScript(Adobe社の登録商標)言語に代表されるPDLの記述は、以下の3要素、
(a)文字コードによる画像記述
(b)図形コードによる画像記述
(c)ラスタ画像データによる画像記述
に分類される。
【0072】
すなわち、PDLは、上記の要素の組合わせで構成された画像を記述する言語であり、それで記述されたデータをPDLデータと呼ぶ。
【0073】
図13Aは、PDLデータの例を示しており、図13Bは、図13AのPDLデータに従って描画された画像を示している。図13AのL1311〜L1313の3行が、図13Bの文字R1301に対応した記述であり、図13AのL1321〜L1322の2行が、図13Bの図形R1302に対応した記述であり、図13AのL1331〜L1332(途中省略)が、図13Bのラスタ画像image1に対応した記述である。
【0074】
文字情報R1301の記述について説明すると、L1311は文字の色を指定する記述であり、カッコの中は順にCyan、Magenta、Yellow、Blackの濃度を0.0から1.0の範囲で示している。この記述では、文字の色は黒に指定されている。L1312は変数String1に文字列“IC”を代入している。L1313では、第1、第2パラメータが、文字列をレイアウトする用紙上の開始位置座標のx座標とy座標を示し、第3パラメータが文字の大きさ、第4パラメータが文字の間隔を示しており、第5パラメータがレイアウトすべき文字列を示している。ずなわち、L1313では座標位置(0.0,0.0)から、大きさ0.3、間隔0.1で文字列“IC”をレイアウトするという指示となる。
【0075】
次に、図形R1302の記述について説明すると、L1321はL1311と同様に、線の色を指定しており、ここでは、Cyanが指定されている。次に、L1322は、線を引くことを指定する記述であり、第1、2パラメータが線の始端座標、第3、4パラメータが終端座標それぞれの、xy座標である。第5パラメータは線の太さを示している。
【0076】
更に、ラスタ画像image1の記述について説明すると、L1331は、ラスタ画像を変数image1に代入している。ここで、第1パラメータはラスタ画像の画像タイプ、及び色成分数を表わし、第2パラメータは1色成分あたりのビット数を表わし、第3、第4パラメータは、ラスタ画像のx方向、y方向の画像サイズを表わす。第5パラメータ以降が、ラスタ画像データである。ラスタ画像データの個数は、1画素を構成する色成分数、及びx方向、y方向の画像サイズの積となる。L1331では、CMYK画像は4つの色成分(Cyan、Magenta、Yellow、Black)から構成されるため、ラスタ画像データの個数は、4×5×5=100個となる。次にL1332は、座標(0.0,0.5)の位置から、0.5×0.5の大きさにimage1をレイアウトすることを示している。
【0077】
図13Bに示したラスタ画像データは、実際にはCMYK色成分毎にRAM1208(あるいは、Disk1207)に展開されており、例えばR1301に対応して、各CMYKのRAM1208に、C=0、M=0、Y=0、K=255が格納されており、R1302の部分は、それぞれ、C=255,M=0,Y=0,K=0が格納されている。
【0078】
ドキュメントサーバ102において、クライアント103から送られてきたPDLデータは、PDLデータのまま、あるいは上記のようにラスタ画像に展開された形で、RAM1208(あるいは、Disk1207)に書き込まれ、必要に応じて保存されている。また、ドキュメントサーバ102自身もクライアントと同様の機能を有しているため、アプリケーションから生成した描画データに応じてプリンタドライバで生成されるPDLデータもまた、RAM1208に書き込まれ、必要に応じて保存されている。
【0079】
[ネットワーク101]
さて次に、ネットワーク101について図14を参照して説明する。ネットワーク101は図14に示すように、前述の図1に101aで示したような構成のネットワークが、ルータと呼ばれるネットワークを相互に接続する装置により接続され、LAN(Local Area Network)と呼ばれる更なるネットワーク1406を構成する。
【0080】
また、LAN1406は、内部のルータ1401と専用回線1408を介して、別のLAN1407内部のルータ1405に接続されていてもよく、このようなネットワーク間の相互接続により、多くの装置を含む大規模なネットワークが構築されていてもよい。
【0081】
次に、ネットワーク101内を伝送されるデータについて図15を参照して説明する。送信元のデバイスA(1420a)に存在するデータ1421を、ネットワーク101を介して受信先のデバイスB(1420b)に転送する場合、そのデータの種類(画像データ、PDLデータ、プログラム)に関らず、データ1421をイメージ的には1422に示すように分割して細分化する。この分割されたデータ1423,1424,1426などに対して、ヘッダ1425と呼ばれる送り先アドレス(TCP/IPプロトコルを利用した場合には、送り先のIPアドレス)などを付加し、パケット1427として順次ネットワーク101上で伝送される。デバイスBのアドレスとパケット1430のヘッダ1431が一致すると、データ1432は分離され、送信元のデバイスAにおける状態と同様に再生される。
【0082】
[スキャナドライバ]
次にスキャナドライバについて図16を参照して説明する。
【0083】
図16は、ドキュメントサーバ102(または、クライアント103)において、スキャン動作を指示するためのスキャナドライバによって画面に表示される、GUI(グラフィカルユーザインタフェース:Graphical UserInterface)を示したものであり、これを用いてユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをデータ化する事が可能となる。
【0084】
まず、1601はスキャナドライバのウィンドウであり、その中には設定項目として、ターゲットとなる送信元を選択するソースデバイス選択カラム1602がある。一般的には前述のスキャナ201等を選択するが、メモリ108から画像を持ってきたり、あるいは、デジタルカメラのようなものからでも構わない。1603は選択されたソースデバイスに関する詳細設定を行うためのボタンであり、ここをクリックすると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、画像処理モード(例えば、文字モード/写真モード)を選択して、データに適した処理モードでの画像入力が可能となる。1604はイメージサイズ、1605は解像度、1606はカラーモードをそれぞれ選択するためのカラムである。また、1607〜1609は画像エリアのサイズを決める部分であり、それぞれ単位と縦横の長さを入力する。
【0085】
これらの指定を行った後、プリスキャンキー1612をクリックすると、ドキュメントサーバ102(または、クライアント103)より、ソースデバイス選択カラム1602で選択されたデバイスにプリスキャン指示がなされ、画像入力を開始する。ここでは、プリスキャンであるため実際の解像度より粗く画像読み取りが行われ、得られた画像はプレビュー画像として1611に表示される。表示に当たっては、先ほどの画像エリアの単位1607に従ったスケール1610と共に表示される。
【0086】
ここで、プレビュー画像でOKと判断した場合には、1613のスキャンキーをクリックすることにより、スキャン指示がなされ、今度は設定された解像度にて画像入力(スキャン)を行う。プレビュー画像でNGを判断された場合には、再度プリスキャンを行って確かめ、キャンセルする場合には、キャンセルキー1614をクリックする。
【0087】
[プリンタ設定]
次に図17を用いて、プリンタ設定について説明する。プリンタ設定はドキュメントサーバ102(または、クライアント103)よりGUIによって、ドキュメントサーバ102におけるプリントジョブの出力先またはスキャン画像の入力元を指定するものである。
【0088】
まず初めにGUIについて説明する。1701はプリンタ設定のウィンドウであり、ユーザはまずプリンタの追加1702、削除1703、変更1704のいずれかを選択する。そして追加1702を選択した場合は、プリンタの種別1705を選択した後、プリンタの種別に従った詳細な情報を設定する。ネットワーク接続されるMFP105を選択した場合は、プリンタ名称1706、IPアドレス1707やフィニッシングオプションの装着状況1708を設定した後、OKボタン1709をクリックすることでそのプリンタが追加登録される。また、登録を中断したい場合には、OKボタン1709をクリックせずに、キャンセルボタン1710またはウィンドウを閉じるボタン1711をクリックすることによって登録を取り止めることができる。削除1703、及び変更1704を選択した場合についても同様に行われる。
【0089】
[クラスタ設定]
次に図18を用いて、クラスタ設定について説明する。クラスタ設定ではどのプリンタをクラスタリング(複数台接続して一斉にプリントすること)の出力先とするかについての設定をする。設定はドキュメントサーバ102(または、クライアント103)よりGUIを用いて行われる。
【0090】
1801はクラスタ設定のウィンドウであり、ユーザはまずクラスタの追加1802、削除1803、変更1804を選択する。そして追加1802を選択した場合は、クラスタ(ジョブの分割方法)の種類1805を選択する。ここでは分割方法として、ジョブ分割1806、部数分割1807、ページ分割1808、そしてカラー白黒分割1809が用意されている。クラスタの種類を選択した後、クラスタ名称1810を入力する。またプリンタ設定で登録されたクラスタリングの出力先として登録可能なプリンタの一覧1811が表示され、ユーザはクラスタリングの出力先として登録するプリンタのチェックボックスをチェックする。そして、OKボタン1811をクリックすることで登録される。また、登録を中断したい場合には、OKボタンをクリックせずに、キャンセルボタン1813またはウィンドウを閉じるボタン1814をクリックすることによって登録を取り止める。削除1803、及び変更1804を選択した場合についても同様に行われる。
【0091】
[プリンタドライバ]
次に図19を用いて、ドキュメントサーバ102(または、クライアント103)からプリンタドライバにより画像データをプリンタに送信する工程について説明する。プリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUIによって入力されたユーザからの指示に従って、ユーザの所望する画像イメージをプリンタなどの送信先に送る事が可能となる。
【0092】
ここで1901はプリンタドライバの印刷ダイアログと呼ばれるウィンドウであり、その中の設定項目として、1902はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。一般的には前述のMFP104,105、プリンタ107、あるいはクラスタ設定で登録された論理プリンタ(本実施例では、クラスタ設定でMFP104とMFP105cが設定されているので、論理プリンタとして、「104−105c Cluster」と表記されている)が送信先として選択される。1903はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、ドキュメントサーバ102(または、クライアント103)上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像イメージのどのページを出力するかを決定する。1904は部数を指定する部数設定カラム、1907は送信先選択カラム1902にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うためのプロパティキーであり、ここをクリックするとデバイス固有の給紙トレイ数やフィニッシング処理の種類、あるいは画像処理方法などのデバイス固有情報が読み込まれ、別画面にてそのデバイス固有の設定項目が表示される。このデバイス固有情報や設定項目の表示についての詳細は後述する。ユーザはプロパティキーをクリックすることにて表示される詳細設定画面にて所望の設定を入力できる。これにより特殊な画像処理、例えば、プリンタIP部207内のガンマ変換部702や空間フィルタ部703のパラメータを変更することにより、より細かい色再現やシャープネス調整を行うことが可能となる。
【0093】
所望の設定が済めば、OKボタン1905をクリックすることにより印刷ジョブの生成処理が開始される。取り消す場合には、キャンセルボタン1906をクリックすることにより印刷を取りやめる。なお、印刷ジョブの生成処理では、本発明のプリンタドライバは、クラスタ論理プリンタの設定ができるため、生成される印刷ジョブには、複数のプリンタに対する印刷設定がなされることになる。つまり、複数の組の印刷設定を属性として有する印刷ジョブが本発明のプリンタドライバにより生成される。
【0094】
[ジョブサブミッタ]
図20にてジョブサブミッタについて説明する。ユーザから見たジョブサブミッタの利用方法は前述のプリントドライバと同様であるが、ジョブサブミッタがクライアント103上のファイルをドキュメントサーバ102に一括送信するツールであり、プリントドライバがクライアント103上のアプリケーションでデータを立上げて、そのデータをPS(またはPCL)などのフォーマットに変換してドキュメントサーバ102に送信するのに対して、ジョブサブミッタは、様々なフォーマットのデータを直接ドキュメントサーバ102に送信するものである。
【0095】
ジョブサブミッタのGUI2001には、設定項目として、ターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラム2002がある。送信先としては一般的には前述のMFP104,105、プリンタ107、あるいはクラスタ設定で登録されたクラスタ論理プリンタから選択される。2005はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、ドキュメントサーバ102(または、クライアント103)内にある任意のファイルを選んでドキュメントサーバ102に送信することが可能となる。更に、詳細設定を行うためには、プロパティキー2004があり、ここをクリックすると次項のジョブチケットメニューが現れる。所望の設定が済めば、OKボタン2010をクリックすることによりジョブがドキュメントサーバ102に送信され、取り消す場合には、キャンセルボタン2011をクリックすることにより取りやめることができる。
【0096】
[ジョブチケット]
次に、図21にてジョブチケットについて説明する。図19のようなプリントドライバまたは、図20のようなジョブサブミッタのGUIのプロパティキー(1907または、2004)をクリックすると、図21に示すようなジョブチケット設定用のGUI2101が現れる。
【0097】
ジョブチケットは、MFP104,105やプリンタ107、またはクラスタ設定にて作成されたクラスタ論理プリンタなどデバイス固有の機能をユーザが設定することを可能とするものであり、ターゲットとなる出力先1902または2002に応じて、プリンタドライバにおけるプロパティと同様に、デバイス固有の情報をもとに別々の設定項目2102が表示される。その際にユーザは任意の設定項目2103を選択できる。
【0098】
そして所望の設定が済めば、OKボタン2104をクリックすることにより、プリントドライバあるいはジョブサブミッタの画面に戻り、取り消す場合には、キャンセルボタン2105をクリックすることにより取りやめる。
【0099】
なお、クラスタ設定にて作成されたクラスタ論理プリンタが出力デバイスとして選択されている場合は、ジョブチケットは図21に示した情報の組2103を複数組有することになる。
【0100】
[デバイスステータス]
MFP104,105あるいはプリンタ107内のネットワークインターフェース部分にはMIB(Management Information Base)と呼ばれる標準化されたデータベースが構築されており、SNMP(Simple Network Management Protocol)というネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP104,105をはじめとして、ネットワーク上につながれたデバイスの状態について、ドキュメントサーバ102(または、クライアント103)との情報の交換が可能である。
【0101】
例えば、MFP104,105の装備情報としてどんな機能を有するフィニッシャ210が接続されているかを検知したり、ステータス情報として現在エラーやジャムが起きていないか、プリント中かアイドル中かなど検知したり、MFP104,105の装備情報、装置の状態、ネットワークの設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御などあらゆる静的情報および動的情報を入手することが可能となる。
【0102】
図22は、デバイスステータスをあらわすユーティリティのGUIを示しており、例えば、MFP105aを示すタブ2202が選択された場合に、MFP105aのデバイスの装備情報がグラフィック2203で表わされ、2204及び2205に示される情報にて装置の状態が判断できる。また、2207の詳細表示キーをクリックすることにより装備情報などの詳細も知ることが可能である。また、Closeキー2208をクリックすると、デバイスステータスの画面が閉じられる。
【0103】
[ジョブステータス]
図23にてジョブステータスについて説明する。ジョブステータス画面2301には3つのステータス、すなわち、ドキュメントサーバ102内にある印刷ジョブの状態を知るジョブステータス2302、プリンタに渡された印刷ジョブの状況を知らせるプリントステータス2303、そして、終了した印刷ジョブの履歴を知らせるフィニッシュドジョブ2304が表わされる。
【0104】
ジョブステータス2302では、各印刷ジョブの状態がWaiting(RIP前)または、Ripping(RIP中)で表現され、RIP処理された印刷ジョブは、次のプリントステータスに渡される。
【0105】
プリントステータス2302では、各印刷ジョブが正常であればWaiting(Print待機中)または、Printing(Print中)で表現され、エラーやジャムが生じた場合にはその旨表示される。プリント終了後は、次のフィニッシュドジョブに渡される。
【0106】
フィニッシュドジョブ2304では、印刷ジョブの履歴を見ることができ、正常終了した印刷ジョブにはPrinted、途中でキャンセルされた印刷ジョブにはCanceledが表示される。
【0107】
[ジョブの分割]
次にカラー画像と白黒画像が同一ジョブに混在する場合について、図24のフローチャートを用いて説明する。ここではドキュメントサーバ102または、クライアント103内において、プリンタドライバまたは、ジョブサブミッタの送信先としてカラー/白黒のクラスタプリントが選択され、クライアント103からのクライアント印刷ジョブ(クラスタ論理プリンタのため、複数組の印刷設定を持つジョブチケットを有している。以下、クラスタ印刷ジョブと呼ぶ)がドキュメントサーバ102に送信された場合、もしくはドキュメントサーバ102のプリンタドライバにより生成されたクラスタ印刷ジョブを受け取った場合の処理を示している。
【0108】
ドキュメントサーバ102は、送られてきたクラスタ印刷ジョブをステップS2401で一旦スプールし、ステップS2402にてクラスタ印刷ジョブのプライオリティなどを考慮して、処理順序を決定する。送られてきたクラスタ印刷ジョブは、ステップS2403においてページ単位でRIPできるようにページ単位で管理されているフォーマットに変換する。ここでは、例えば、PDF(Portable Data Format)形式に変換され、ステップS2404においてクラスタ印刷ジョブ全体がカラージョブであるか白黒ジョブであるかがあらかじめManualで指定されているか否かを、クラスタ印刷ジョブの印刷設定(ジョブチケットに含まれている)を調べることにより判定する。
【0109】
Manualで指定されていればステップS2414へ進み、クラスタ印刷ジョブがカラージョブであるか否かが判定される。カラージョブでなければ白黒RIPを全てのページに対して実行し(ステップS2415)、カラージョブであればカラーRIP(ステップS2416)を全てのページに対して実行する。
【0110】
一方、ステップS2404においてAutoが指示されたと判定された場合は、ステップS2405においてManualでページ指定があらかじめされていたか否かを判定し、Manualでページ指定されている場合はステップS2409に進む。ステップS2409では、あらかじめページ単位で指定されていたとおりにRIPを実行するべく、カラーページと指定されているか否かを判定し、白黒ページと指定されていたページは白黒RIPを実行し(ステップS2410)、カラーページと指定されていたページはカラーRIPを実行する(ステップS2411)。各ページのRIPが終わる度にページエンドであるか否かが判定され(ステップS2412)、ページエンドでなければ次ページへ進め(ステップS2413)、再度ステップS2409以降の処理を行う。
【0111】
以上のようにして全てのページに対するRIPが終了したら、ジョブ出力制御ステップS2407に進み、白黒ページはモノクロMFP105へ、カラーページはカラーMFP104にそれぞれ送信され、対応するMFPへの制御が行われて(ステップS2408)プリント出力される。なお、この送信処理に先立って、それぞれページ単位でRIPされた印刷データを、カラーページとモノクロページに分けて、それぞれジョブ開始を制御するヘッダとジョブ終了を制御するフッダとでくくり、複数の印刷ジョブを再生成する。
【0112】
[クラスタリングプリント]
クラスタリングプリントとは、1つのコントローラが接続された複数のプリンタを用いて一斉にプリントする方法であり、例えば、図1Aのドキュメントサーバ102が、4台のモノクロMFP(105a〜105d)あるいは、カラーMFP104及びモノクロMFP105を用いて一斉にプリントするような動作を意味する。
【0113】
上記のようにカラー/白黒が混在するジョブを分割し、それぞれカラー/白黒RIPが行われたジョブは、出力デバイス制御部(図12の1206)によってカラーMFP104又はモノクロMFP105へと行き先が決められ、それぞれのプリンタにジョブが送られて出力される。
【0114】
このクラスタリングプリントでのプリンタの組合せは、白黒プリンタのみ、カラープリンタのみ、カラー/白黒1台ずつあるいは、それぞれが複数台ずつある組合せでもかまわない。これらの組合せは、クラスタ設定において、ユーザが自由に設定できるものである。
【0115】
[ジョブスプリット]
更に、クラスタリングプリントを行う場合には、データ分割転送方法として以下の3種類の方法がある。
【0116】
(a)ジョブ分割:ジョブ1をMFP105aへ、ジョブ2をMFP105bへといったように、常にジョブがそれぞれのプリンタに対して均等になるように比較的Waitingジョブが少なくなるように空いているプリンタを見つけて転送していく、いわば負荷分散(ロードバランシング)を行う方法。
【0117】
(b)部数分割:1つのジョブの部数をクラスタリングされたプリンタで均等に分割する方法。ただし、端数が出た場合には、いずれかのプリンタに端数を割り当てる。
【0118】
(c)ページ分割:1つのジョブのページをクラスタリングされたプリンタで均等分割する方法。ただし、端数が出た場合には、いずれかのプリンタに端数を割り当てる。なお、カラー白黒分割1809もこのページ分割の1つの処理に相当する。
【0119】
[ジョブチケットの表示]
次に、本実施形態における複数の画像形成装置での出力を行うクラスタリングの際の設定画面であるジョブチケットを表示する方法について説明する。
【0120】
ジョブチケットは、先に説明したようにプリンタドライバあるいはジョブサブミッタから表示されるものであり、プリンタドライバまたはジョブサブミッタとともにドキュメントサーバ102、またはクライアント103で起動される。
【0121】
プリンタドライバは、コンピュータ上で扱われる文書画像をドキュメントサーバにてRIP処理可能なPDLに変換するものであり、PDLへの変換プログラムと出力先となる画像形成装置の固有の情報とを有している。
【0122】
一方、ジョブサブミッタは、ドキュメントサーバ102に対して文書画像のファイルを直接送出する送出プログラムと出力先となる画像形成装置の固有の情報とを有している。
【0123】
ここで画像形成装置の固有の情報(以下、デバイス固有情報と呼ぶ)とは、図25に示すように、給紙トレイの数や給紙トレイに載置可能な用紙サイズ、フィニッシング装置の種別とフィニッシング装置が有る場合に対応できるステイプルやパンチといったフィニッシングの種類などの属性を表すデータであり、属性情報2501と各属性情報2501の採り得る値2502とで構成される。
【0124】
このようなデバイス固有情報をコンピュータ端末の画面に反映させることにより、図21に示したような、プリント時に画像形成装置にて処理されるフィニッシングなどの種々の処理方法を指定する印刷設定画面(本実施例では、ジョブチケット画面とも呼ぶ)が表示される。ユーザによって指定されるプリント処理方法の情報は、プリンタドライバで印刷指示が行われた場合は、PDLにジョブチケットが印刷設定として含まれている状態で送出され、また、ジョブサブミッタで文書画像のファイルの送出が行われる場合は、文書画像のファイルとともにジョブチケット情報がそれぞれ送出される。
【0125】
[ジョブチケットの生成]
次に、プリンタドライバの導入(インストール)の際に行われる、クラスタの論理プリンタの印刷設定画面の生成、及び画面への表示について、図26のフローチャートを用いて説明する。
【0126】
プリンタドライバの導入の際には、ユーザはドキュメントサーバ102またはクライアントコンピュータ103の所望のコンピュータ端末においてプリンタドライバ導入プログラムを実行する。ここでプリンタドライバ導入プログラムとはドキュメントサーバ102、クライアントコンピュータ103に格納されているPDLへの変換プログラムと画像形成装置固有情報から、プリンタドライバ及び印刷設定画面(ジョブチケット画面)を生成するものである。
【0127】
ステップS2601にてプリンタドライバ導入プログラムが起動されると、ステップS2602でコンピュータ端末の画面上に、ドキュメントサーバ102に接続されている画像形成装置、及び設定されたクラスタ論理プリンタが図27のように表示される。そしてステップS2603にて、ユーザは所望の画像形成装置またはクラスタのいずれか1つを選択する。
【0128】
ステップS2603にて画像形成装置が選択された場合、ステップS2604でプリンタドライバ導入プログラムは、ドキュメントサーバ102のディスク1207あるいはRAM1208に格納されている変換プログラムと選択された画像形成装置に割り当てられたデバイス固有情報に基づいてプリンタドライバとジョブチケットを生成する。またクライアントコンピュータ103上にプリンタドライバ、及びジョブチケットを生成する場合には、ドキュメントサーバ102に格納されている変換プログラムとデバイス固有情報がネットワーク101を介してクライアントコンピュータ103に送出され、これに基づいてクライアントコンピュータ103上でプリンタドライバとジョブチケットが生成される。
【0129】
一方、ステップS2603にてクラスタ論理プリンタが選択された場合、ステップS2605で選択されたクラスタ論理プリンタが同じ種別の画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタ(例えば、MFP105aと105bとにページ単位で分散するクラスタ「Page Split 105ab」)か、あるいは、異なる種別の画像形成装置で構成されたクラスタ(例えば、MFP104(カラー)と105c(B/W:ブラック&ホワイト)からなるクラスタ論理プリンタ)かを判定する。
【0130】
ステップS2605で、同じ種別の画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタであると判定された場合は、ステップS2604に進み、上記の画像形成装置の場合と同様に、変換プログラムとクラスタを構成する画像形成装置に割り当てられたデバイス固有情報に基づいてプリンタドライバを生成する。また、後述するが、生成されるプリンタドライバのジョブチケット画面は、設定可能な印刷設定の個数により変化するため、取得したデバイス固有情報に応じて、動的にユーザインタフェースが変化する。例えば、1つのデバイスからなるプリンタドライバのジョブチケット画面は図21に示したように表示され、クラスタ論理プリンタ(特に、それぞれ属性の異なるプリンタ)のプリンタドライバのジョブチケット画面は図29に示すように表示される。
【0131】
一方、ステップS2605で、異なる種別の画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタであると判定された場合は、ステップS2606でドキュメントサーバ102において、クラスタ論理プリンタを構成する各画像形成装置のデバイス固有情報を合体(合成)させ、ステップS2603で選択されたクラスタ用のデバイス固有情報を生成する。
【0132】
なお、クラスタ用のデバイス固有情報を合体させて生成する際には、ドキュメントサーバ102で、各デバイス固有情報の属性情報2401に画像形成装置の種別情報を付加する。例えば、画像形成装置104と105cで構成されるクラスタ論理プリンタであれば、図28に示すように、MFP104のデバイス固有情報(a)とMFP105のデバイス固有情報(b)から、(c)に示すように画像形成装置の種別情報が付加された、画像形成装置104と105cで構成されたクラスタ用のデバイス固有情報が生成される。
【0133】
そしてステップS2607で、ステップS2606で生成されたクラスタ論理プリンタのデバイス固有情報と変換プログラムに基づいてクラスタ用のプリンタドライバが生成される。
【0134】
図29は、このように生成されたプリンタドライバを使用して種別の異なる画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタに対する印刷処理方法の詳細設定を行うジョブチケット画面を示す図である。図示されたように、この画面から各設定がどちらの画像形成装置に対するものであるのかを容易に判別することができる。なお、本実施例のデバイス固有情報は、例えば、PPDファイル(PostScript Printer Description)で実現することにより、ポストスクリプト用のプリンタドライバは、このPPDファイルを参照して、印刷設定を行うプリンタドライバのUIを変更することができ、図29に示すように、カラープリンタとモノクロプリンタのそれぞれの印刷設定を行うユーザインタフェースを提供することが可能となる。
【0135】
なお、ジョブサブミッタの導入においても、プリンタドライバの変換プログラムの代わりに送出プログラムを用いることで、ステップS2601〜ステップS2607に示したのと同様にジョブチケット画面が生成される。
【0136】
また、クラスタ設定時にクラスタのデバイス固有情報を生成するようにしてもよい。図30は、クラスタ設定時にクラスタのデバイス固有情報を生成する際の処理を示すフローチャートである。
【0137】
ステップS3001でユーザがドキュメントサーバ102もしくはクライアント103上で所望のクラスタ論理プリンタを設定すると、ステップS3002で、ドキュメントサーバ102において前記設定されたクラスタ論理プリンタが、同じ種別の画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタ(例えば、MFP105aと105bで構成されるクラスタ)であるのか、あるいは、異なる種別の画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタ(例えば、MFP104と105cで構成されるクラスタ)であるのかを判定する。
【0138】
同じ種別の画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタであると判定された場合は、ステップS3003にてドキュメントサーバ102のディスク1207あるいはROM1208に格納されている、該当する画像形成装置のデバイス固有情報をクラスタ論理プリンタのデバイス固有情報として割り当てる。
【0139】
一方、異なる種別の画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタであると判定された場合は、ステップS3004でドキュメントサーバ102においてクラスタを構成する各画像形成装置のデバイス固有情報を合体させ、設定されたクラスタ用のデバイス固有情報を生成する。
【0140】
クラスタ用にデバイス固有情報を合体させる際には、ドキュメントサーバ102で、各デバイス固有情報の属性情報2401に画像形成装置の種別情報を付加する。例えば、画像形成装置104と105cで構成されるクラスタ論理プリンタであれば、図28に示すように、MFP104のデバイス固有情報(a)とMFP105のデバイス固有情報(b)から、(c)に示すように画像形成装置の種別情報が付加された画像形成装置104と105cで構成されたクラスタ用のデバイス固有情報が生成され、設定されたクラスタ論理プリンタのデバイス固有情報として割り当てる。
【0141】
このように、クラスタ設定時にクラスタ論理プリンタのデバイス固有情報を生成して割り当てを行っておき、プリンタドライバあるいはジョブサブミッタの導入の際に割り当てられたデバイス固有情報を用いることで、異なる種別の画像形成装置で構成されたクラスタ論理プリンタのジョブチケット画面(印刷設定画面)において、図29に示すように各設定がどちらの画像形成装置に対する設定であるのかを容易に判別することができる。
【0142】
以上説明したように、本実施形態によれば、1つの印刷要求を複数の画像形成装置を用いて実行させる場合に、画像形成装置にて処理される画像処理や給紙トレイ、フィニッシング処理等の設定を行う際に、表示された画面からそれぞれの設定がどの画像形成装置に対応したものであるのかが容易に判別できる。このため、それぞれの画像形成装置の仕様や特徴、または各ユニットの名称などを熟知する必要がなく、設定を容易に行うことができる。
【0143】
また、従来のように、それぞれの画像形成装置用に設定を予め用意して、複数の画像形成装置を用いて出力を実行する際に、使用されるそれぞれの画像形成装置用に対する設定を選択するのではなく、複数の画像形成装置を用いて出力を実行する際に、任意にそれぞれの画像形成装置に対する出力時の設定が行えるため、予め準備や設定を行う必要がなく、操作を簡潔にすることができる。
【0144】
[他の実施形態]
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0145】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0146】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0147】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0148】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0149】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図24、図26および/または図30に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0150】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、1つの印刷要求を複数の画像形成装置を用いて実行させる場合に、画像形成装置に対する画像処理や給紙トレイ、フィニッシング処理等の機能の設定を行う際に、表示された画面からそれぞれの設定がどの画像形成装置に対応したものであるのかが容易に判別できる。このため、それぞれの画像形成装置の仕様や特徴、または各ユニットの名称などを熟知する必要がなく、表示された画面に従って設定を容易に行うことができる。
【0151】
また、従来のように、それぞれの画像形成装置用に設定を予め用意して、複数の画像形成装置を用いて出力を実行する際に、使用されるそれぞれの画像形成装置用に対する設定を選択するのではなく、複数の画像形成装置を用いて出力を実行する際に、それぞれの画像形成装置に対する設定が任意に行えるため、予め準備や設定を行う必要がなく、操作を簡潔にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の実施形態としての画像形成システムの概容を示す図である。
【図1B】従来例の画像形成システムを示す図である。
【図2】画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】図2のスキャナ部の構成を示す図である。
【図4A】図2のスキャナIP部のカラー用の構成を示すブロック図である。
【図4B】図2のスキャナIP部のモノクロ用の構成を示すブロック図である。
【図5】図2のFAX部の構成を示すブロック図である。
【図6A】図2のNIC部の構成を示すブロック図である。
【図6B】図2のコア部の構成を示すブロック図である。
【図7A】図2のプリンタIP部のカラー用の構成を示すブロック図である。
【図7B】図2のプリンタIP部のモノクロ用の構成を示すブロック図である。
【図8A】図2のPWM部の構成を示すブロック図である。
【図8B】図8Aの各部での信号波形を示す図である。
【図9】カラー画像形成装置のプリンタ部の構成を示す側面透視図である。
【図10】モノクロ画像形成装置のプリンタ部の構成を示す側面透視図である。
【図11】画像形成装置のフィニッシャ部の構成を示す側面図である。
【図12】図1Aのドキュメントサーバ内部の処理構成を示す機能ブロック図である。
【図13A】PDLデータの記述例を示す図である。
【図13B】図13AのPDLデータを描画した例を示す図である。
【図14】図1Aのネットワーク構成の例を示す図である。
【図15】ネットワークにおけるデータ転送を示す図である。
【図16】スキャナドライバの表示画面の例を示す図である。
【図17】プリンタ設定の際の表示画面の例を示す図である。
【図18】クラスタ設定の際の表示画面の例を示す図である。
【図19】プリンタドライバの表示画面の例を示す図である。
【図20】ジョブサブミッタの表示画面の例を示す図である。
【図21】ジョブチケットの表示画面の例を示す図である。
【図22】デバイスステータスの表示画面の例を示す図である。
【図23】ジョブステータスの表示画面の例を示す図である。
【図24】カラー画像と白黒画像が同一ジョブに混在する場合の動作を示すフローチャートである。
【図25】デバイス固有情報の例を示す図である。
【図26】プランタドライバ導入の際の動作を示すフローチャートである。
【図27】プリンタドライバ導入の際の表示画面の例を示す図である。
【図28】クラスタのデバイス固有情報の生成例を説明するための図である。
【図29】クラスタのジョブチケットの表示画面の例を示す図である。
【図30】クラスタ設定の際の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 ネットワーク
102 ドキュメントサーバ
103 クライアントコンピュータ
104 カラーMFP
105 モノクロMFP

Claims (21)

  1. 複数の画像形成装置と通信可能な情報処理装置であって、
    単一の画像形成装置または複数の画像形成装置からなる画像形成装置の組を出力先として選択する選択手段と、
    複数の画像形成装置を出力先とする前記画像形成装置の組を構成する各画像形成装置に関するデバイス固有情報に基づいて得られる前記画像形成装置の組に対する複合デバイス固有情報と、前記単一の画像形成装置に関するデバイス固有情報と、を格納する格納手段と、
    前記選択手段によって選択された出力先が前記画像形成装置の組である場合、前記格納手段に格納された前記複合デバイス固有情報に基づいて、前記画像形成装置の組における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示し、前記選択手段によって選択された出力先が単一の画像形成装置である場合、前記デバイス固有情報に基づいて、単一の画像形成装置における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示する設定表示手段と、
    前記設定表示手段によって表示された前記設定画面を介して設定された前記印刷設定情報に基づく印刷ジョブを生成する生成手段と、
    前記選択手段によって前記画像形成装置の組が選択された場合、前記生成手段によって生成された前記印刷ジョブを、前記選択手段によって選択された画像形成装置の組を構成する複数の前記画像形成装置に対して出力し、前記選択手段によって前記単一の画像形成装置が選択された場合、前記生成手段によって生成された印刷ジョブを前記単一の画像形成装置に対して出力する出力手段とを有し、
    前記設定表示手段は、前記設定画面に含まれる設定項目を前記画像形成装置の組における各画像形成装置と対応付けて表示することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記設定表示手段は、前記画像形成装置の組に機能の異なる画像形成装置が含まれるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって機能の異なる画像形成装置が含まれると判定されたときに、前記格納手段に格納された前記デバイス固有情報から前記複合デバイス固有情報を生成する機能情報生成手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置
  3. 前記画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置を登録する登録手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置
  4. 前記登録手段は、前記生成手段によって生成された前記印刷ジョブの分割方法を登録し、
    前記出力手段は、前記画像形成装置の組が選択された場合、前記登録手段によって登録された前記分割方法に従って前記印刷ジョブを前記画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置に対して出力することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記分割方法は、部数単位に分割する部数分割と、ページ単位に分割するページ分割と、カラーページと白黒ページにて分割するカラー白黒分割を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記機能は、出力された用紙に対するフィニッシング処理に関する機能を含むことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 複数の画像形成装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    単一の画像形成装置または複数の画像形成装置からなる画像形成装置の組を出力先として選択する選択工程と、
    複数の画像形成装置を出力先とする前記画像形成装置の組を構成する各画像形成装置に関するデバイス固有情報に基づいて得られる前記画像形成装置の組に対する複合デバイス固有情報と、前記単一の画像形成装置に関するデバイス固有情報と、を格納する格納工程と、
    前記選択工程によって選択された出力先が前記画像形成装置の組である場合、前記格納工程で格納された前記複合デバイス固有情報に基づいて、前記画像形成装置の組における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示し、前記選択工程によって選択された出力先が単一の画像形成装置である場合、前記デバイス固有情報に基づいて、単一の画像形成装置における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示する設定表示工程と、
    前記設定表示工程によって表示された前記設定画面を介して設定された前記印刷設定情報に基づく印刷ジョブを生成する生成工程と、
    前記選択工程によって前記画像形成装置の組が選択された場合、前記生成工程によって生成された前記印刷ジョブを、前記選択工程によって選択された画像形成装置の組を構成する複数の前記画像形成装置に対して出力し、前記選択工程によって前記単一の画像形成装置が選択された場合、前記生成工程によって生成された印刷ジョブを前記単一の画像形成装置に対して出力する出力工程とを有し、
    前記設定表示工程は、前記設定画面に含まれる設定項目を前記画像形成装置の組における各画像形成装置と対応付けて表示することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. 前記設定表示工程は、前記画像形成装置の組に機能の異なる画像形成装置が含まれるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程で機能の異なる画像形成装置が含まれると判定されたときに、前記格納工程で格納された前記デバイス固有情報から前記複合デバイス固有情報を生成する機能情報生成工程とを含むことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御方法
  9. 前記画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置を登録する登録工程を更に有することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置の制御方法
  10. 前記登録工程は、前記生成工程によって生成された前記印刷ジョブの分割方法を登録し、
    前記出力工程は、前記画像形成装置の組が選択された場合、前記登録工程によって登録された前記分割方法に従って前記印刷ジョブを前記画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置に対して出力することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置の制御方法。
  11. 前記分割方法は、部数単位に分割する部数分割と、ページ単位に分割するページ分割と、カラーページと白黒ページにて分割するカラー白黒分割を含むことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御方法。
  12. 前記機能は、出力された用紙に対するフィニッシング処理に関する機能を含むことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  13. 複数の画像形成装置と通信可能な情報処理装置の制御方法が記述されたコンピュータで実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置の制御方法は、
    単一の画像形成装置または複数の画像形成装置からなる画像形成装置の組を出力先として選択する選択工程と、
    複数の画像形成装置を出力先とする前記画像形成装置の組を構成する各画像形成装置に関するデバイス固有情報に基づいて得られる前記画像形成装置の組に対する複合デバイス固有情報と、前記単一の画像形成装置に関するデバイス固有情報と、を格納する格納工程と、
    前記選択工程によって選択された出力先が前記画像形成装置の組である場合、前記格納工程で格納された前記複合デバイス固有情報に基づいて、前記画像形成装置の組における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示し、前記選択工程によって選択された出力先が単一の画像形成装置である場合、前記デバイス固有情報に基づいて、単一の画像形成装置における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示する設定表示工程と、
    前記設定表示工程によって表示された前記設定画面を介して設定された前記印刷設定情報に基づく印刷ジョブを生成する生成工程と、
    前記選択工程によって前記画像形成装置の組が選択された場合、前記生成工程によって生成された前記印刷ジョブを、前記選択工程によって選択された画像形成装置の組を構成する複数の前記画像形成装置に対して出力し、前記選択工程によって前記単一の画像形成装置が選択された場合、前記生成工程によって生成された印刷ジョブを前記単一の画像形成装置に対して出力する出力工程とを有し、
    前記設定表示工程は、前記設定画面に含まれる設定項目を前記画像形成装置の組における各画像形成装置と対応付けて表示することを特徴とするコンピュータで実行可能なプログラム。
  14. 前記設定表示工程は、前記画像形成装置の組に機能の異なる画像形成装置が含まれるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって機能の異なる画像形成装置が含まれると判定されたときに、前記格納工程で格納された前記デバイス固有情報から前記複合デバイス固有情報を生成する機能情報生成工程とを備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータで実行可能なプログラム
  15. 前記画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置を登録する登録工程を更に有することを特徴とする請求項13又は14に記載のコンピュータで実行可能なプログラム。
  16. 前記登録工程は、前記生成工程によって生成された前記印刷ジョブの分割方法を登録し、
    前記出力工程は、前記画像形成装置の組が選択された場合、前記登録工程によって登録された前記分割方法に従って前記印刷ジョブを前記画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置に対して出力することを特徴とする請求項15に記載のコンピュータで実行可能なプログラム。
  17. 前記分割方法は、部数単位に分割する部数分割と、ページ単位に分割するページ分割と、カラーページと白黒ページにて分割するカラー白黒分割を含むことを特徴とする請求項16に記載のコンピュータで実行可能なプログラム。
  18. 前記機能は、出力された用紙に対するフィニッシング処理に関する機能を含むことを特徴とする請求項14乃至17のいずれか1項に記載のコンピュータで実行可能なプログラム。
  19. 複数の画像形成装置、前記画像形成装置を管理するサーバ装置、及び前記画像形成装置に対してジョブを依頼するクライアント装置を含む画像形成システムであって、
    単一の画像形成装置または複数の画像形成装置からなる画像形成装置の組を出力先として選択する選択手段と、
    複数の画像形成装置を出力先とする画像形成装置の組を構成する各画像形成装置に関するデバイス固有情報に基づいて得られる前記画像形成装置の組に対する複合デバイス固有情報と前記単一の画像形成装置のデバイス固有情報とを格納する格納手段と、
    前記選択手段によって選択された出力先が画像形成装置の組である場合、前記格納手段に格納された前記複合デバイス固有情報に基づいて、前記画像形成装置の組における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示し、前記選択工程によって選択された出力先が前記単一の画像形成装置である場合、前記デバイス固有情報に基づいて、前記単一の画像形成装置における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示する設定表示工程と、
    前記設定表示手段によって表示された設定画面を介して設定された印刷設定情報に基づく印刷ジョブを生成する生成手段と、
    前記選択手段によって前記画像形成装置の組が選択された場合、前記生成手段によって生成された印刷ジョブを前記選択手段によって選択された画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置に対して出力し、前記選択手段によって単一の画像形成装置が選択された場合、前記生成手段によって生成された印刷ジョブを前記単一の画像形成装置に対して出力する出力手段とを有し、
    前記設定表示手段は、前記設定画面に含まれる設定項目を前記画像形成装置の組における各画像形成装置と対応付けて表示することを特徴とする画像形成システム。
  20. 複数の画像形成装置、前記画像形成装置を管理するサーバ装置、及び前記画像形成装置に対してジョブを依頼するクライアント装置を含む画像形成システムの制御方法であって、
    単一の画像形成装置または複数の画像形成装置からなる画像形成装置の組を出力先として選択する選択工程と、
    複数の画像形成装置を出力先とする前記画像形成装置の組を構成する各画像形成装置に関するデバイス固有情報に基づいて得られる前記画像形成装置の組に対する複合デバイス固有情報と、前記単一の画像形成装置のデバイス固有情報と、を格納する格納工程と、
    前記選択工程によって選択された出力先が前記画像形成装置の組である場合、前記格納工程で格納された前記複合デバイス固有情報に基づいて、前記画像形成装置の組における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示し、前記選択工程によって選択された出力先が前記単一の画像形成装置である場合、前記デバイス固有情報に基づいて、前記単一の画像形成装置における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示する設定表示工程と、
    前記設定表示工程によって表示された設定画面を介して設定された前記印刷設定情報に基づく前記印刷ジョブを生成する生成工程と、
    前記選択工程によって前記画像形成装置の組が選択された場合、前記生成工程によって生成された前記印刷ジョブを、前記選択工程によって選択された画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置に対して出力し、前記選択工程によって前記単一の画像形成装置が選択された場合、前記生成工程によって生成された前記印刷ジョブを前記単一の画像形成装置に対して出力する出力工程とを有し、
    前記設定表示工程は、前記設定画面に含まれる設定項目を前記画像形成装置の組における各画像形成装置と対応付けて表示することを特徴とする画像形成システムの制御方法。
  21. 複数の画像形成装置、前記画像形成装置を管理するサーバ装置、及び前記画像形成装置に対してジョブを依頼するクライアント装置を含む画像形成システムの制御方法が記述されたコンピュータで実行可能なプログラムであって、前記画像形成システムの制御方法は、
    単一の画像形成装置または複数の画像形成装置からなる画像形成装置の組を出力先として選択する選択工程と、
    複数の画像形成装置を出力先とする前記画像形成装置の組を構成する各画像形成装置に関するデバイス固有情報に基づいて得られる前記画像形成装置の組に対する複合デバイス固有情報と、前記単一の画像形成装置のデバイス固有情報と、を格納する格納工程と、
    前記選択工程によって選択された出力先が前記画像形成装置の組である場合、前記格納工程で格納された前記複合デバイス固有情報に基づいて、前記画像形成装置の組における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示し、前記選択工程によって選択された出力先が前記単一の画像形成装置である場合、前記デバイス固有情報に基づいて、前記単一の画像形成装置における印刷設定情報を設定するための設定画面を表示する設定表示工程と、
    前記設定表示工程によって表示された設定画面を介して設定された前記印刷設定情報に基づく前記印刷ジョブを生成する生成工程と、
    前記選択工程によって前記画像形成装置の組が選択された場合、前記生成工程によって生成された前記印刷ジョブを、前記選択工程によって選択された画像形成装置の組を構成する複数の画像形成装置に対して出力し、前記選択工程によって前記単一の画像形成装置が選択された場合、前記生成工程によって生成された前記印刷ジョブを前記単一の画像形成装置に対して出力する出力工程とを有し、
    前記設定表示工程は、前記設定画面に含まれる設定項目を前記画像形成装置の組における各画像形成装置と対応付けて表示することを特徴とするコンピュータで実行可能なプログラム。
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