JP2001134390A - 画像形成システム、ジョブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体 - Google Patents

画像形成システム、ジョブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体

Info

Publication number
JP2001134390A
JP2001134390A JP31296299A JP31296299A JP2001134390A JP 2001134390 A JP2001134390 A JP 2001134390A JP 31296299 A JP31296299 A JP 31296299A JP 31296299 A JP31296299 A JP 31296299A JP 2001134390 A JP2001134390 A JP 2001134390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
image forming
network
information processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31296299A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takahashi
弘行 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP31296299A priority Critical patent/JP2001134390A/ja
Publication of JP2001134390A publication Critical patent/JP2001134390A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークトラフィックを緩和させて高い
パフォーマンスで印刷することができる画像形成システ
ムを提供することを目的とする。 【解決手段】 画像形成システムのネットワークをクラ
イアント側のネットワーク(パブリックネットワーク)
101aとプリンタ側のネットワーク(プライベートネ
ットワーク)101bに分け、パブリックネットワーク
101aに接続されたクライアント103から受信した
ジョブをドキュメントサーバ102でラスタライズ処理
し、処理後のジョブをプライベートネットワーク101
bに接続されたマルチファンクション周辺機器105に
送って印刷処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ドキュメ
ントサーバ、クライアントコンピュータおよび画像形成
装置がネットワークを介して接続された画像形成システ
ム、ジョブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成システムでは、画像形成
を行う場合、ユーザはコンピュータ上で所望のプリンタ
を選択し、LANなどの公衆回線や専用のインターフェ
イスを経由して所望のジョブの印刷を行っていた。
【0003】また、クライアントサーバ方式の画像形成
システムでは、ドキュメントサーバを経由してクライア
ントコンピュータのジョブをプリンタに送ることにより
印刷を行っていた。
【0004】図30は従来のクライアントサーバ方式の
画像形成システムの構成を示す図である。この画像形成
システムでは、ドキュメントサーバ5102、クライア
ントコンピュータ5103a〜5103c、マルチファ
ンクション周辺機器(MFP)5105a〜5105
d、プリンタサーバ5108、スキャナ5106b、プ
リンタ5107などがネットワーク5101に接続され
ている。また、ドキュメントサーバ5102には、専用
のインターフェイスを介してスキャナ5106aが接続
されている。さらに、プリンタサーバ5108には、専
用のインターフェイスを介してフルカラーのマルチファ
ンクション周辺機器5104が接続されている。
【0005】この画像形成システムでは、ネットワーク
5101を介してクライアント5103a〜5103c
からのジョブがドキュメントサーバ5102に送られ、
ラスタライス処理された後、MFP5105a〜510
5dに送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成システムでは、以下に掲げる要望があった。す
なわち、近年、プリントオンデマンドといわれる軽印刷
市場では、コンピュータから大量のジョブを画像形成装
置に送信して印刷する機会が増加しており、大量のジョ
ブをいかに安くかつ効率良く印刷するかが求められてい
る。
【0007】1つのジョブを1つの画像形成装置にプリ
ントさせる画像形成システムでは効率が悪いので、大量
のジョブを扱えるサーバとそれに繋がる複数の画像形成
装置から構成される画像形成システムが必要であり、し
かも、大量の印刷を行う場合、そのプリントパフォーマ
ンスが重要であった。現在、プリントパフォーマンスを
向上させる上でボトルネックとなっているのは、ネット
ワークトラフィックによるパフォーマンスの低下であっ
た。
【0008】そこで、本発明は、ネットワークトラフィ
ックを緩和させて高いパフォーマンスで印刷することが
できる画像形成システム、ジョブ送信方法、情報処理装
置および記憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像形成システムは、第
1の情報処理装置と、該第1の情報処理装置に第1のネ
ットワークを介して接続された第2の情報処理装置と、
前記第1の情報処理装置に第2のネットワークを介して
接続された画像形成装置と、前記第2の情報処理装置か
ら前記第1のネットワークを介して前記第1の情報処理
装置にジョブを送信する第1のジョブ送信手段と、前記
第1の情報処理装置に設けられ、前記送信されたジョブ
を処理するジョブ処理手段と、該処理されたジョブを前
記第2のネットワークを介して前記画像形成装置に送信
する第2のジョブ送信手段とを備え、前記画像形成装置
は前記送信されたジョブの印刷処理を行うことを特徴と
する。
【0010】請求項2に記載の画像形成システムは、請
求項1に係る画像形成システムにおいて、前記第1の情
報処理装置が複数のネットワークインターフェイスを有
するサーバコンピュータであり、前記第2の情報処理装
置がクライアントコンピュータであるクライアントサー
バ方式の画像形成システムに適用され、前記ジョブ処理
手段は前記ジョブをラスタライズ処理することを特徴と
する。
【0011】請求項3に記載の画像形成システムは、請
求項1に係る画像形成システムにおいて、前記第2のネ
ットワークに複数の画像形成装置が接続され、前記ジョ
ブ処理手段は1つのジョブをページ単位に分割し、前記
第2のジョブ送信手段は前記分割されたジョブを前記複
数の画像形成装置に均等に送信し、前記複数の画像形成
装置は前記分割されたジョブの印刷処理を一斉に行うこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の画像形成システムは、請
求項1に係る画像形成システムにおいて、前記第2のネ
ットワークに複数の画像形成装置が接続され、前記ジョ
ブ処理手段は前記1つのジョブを部数毎に分け、前記第
2のジョブ送信手段は前記分けられたジョブを前記複数
の画像形成装置に均等に送信し、前記複数の画像形成装
置は前記分けられたジョブの印刷処理を一斉に行うこと
を特徴とする。
【0013】請求項5に記載の画像形成システムは、請
求項1に係る画像形成システムにおいて、前記第2のネ
ットワークに複数の画像形成装置が接続され、前記ジョ
ブ処理手段は複数の前記ジョブをジョブ単位に分割し、
前記第2のジョブ送信手段は前記分割されたジョブを前
記複数の画像形成装置に均等に送信し、前記複数の画像
形成装置は前記分割されたジョブの印刷処理を一斉に行
うことを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の画像形成システムでは、
請求項5に係る画像形成システムにおいて、前記第2の
ジョブ送信手段は、空いている前記画像形成装置に送信
することを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の画像形成システムは、請
求項1に係る画像形成システムにおいて、前記第1の情
報処理装置に複数の前記第2のネットワークを介して複
数の画像形成装置が接続されており、前記第2のジョブ
送信手段は前記複数の第2のネットワークを介して前記
複数の画像形成装置に前記ジョブを送信することを特徴
とする。
【0016】請求項8に記載の画像形成システムでは、
請求項7に係る画像形成システムにおいて、前記第1の
情報処理装置は前記複数の第2のネットワークが接続さ
れる1つのネットワークインターフェイスを有すること
を特徴とする。
【0017】請求項9に記載のジョブ送信方法は、第1
の情報処理装置と、該第1の情報処理装置に第1のネッ
トワークを介して接続された第2の情報処理装置と、前
記第1の情報処理装置に第2のネットワークを介して接
続された画像形成装置とを有する画像形成システムのジ
ョブ送信方法であって、前記第2の情報処理装置から前
記第1のネットワークを介して前記第1の情報処理装置
にジョブを送信する工程と、該送信されたジョブを前記
第1の情報処理装置により処理する工程と、該処理され
たジョブを前記第2のネットワークを介して前記画像形
成装置に送信する工程とを有することを特徴とする。
【0018】請求項10に記載の情報処理装置は、第1
のネットワークを介して他の情報処理装置と接続され、
第2のネットワークを介して画像形成装置と接続された
情報処理装置であって、前記他の情報処理装置から前記
第1のネットワークを介して送信されたジョブを受信す
る受信手段と、該受信したジョブを処理するジョブ処理
手段と、該処理したジョブを前記第2のネットワークを
介して前記画像形成装置に送信するジョブ送信手段とを
備えたことを特徴とする。
【0019】請求項11に記載の記憶媒体は、第1の情
報処理装置と、該第1の情報処理装置に第1のネットワ
ークを介して接続された第2の情報処理装置と、前記第
1の情報処理装置に第2のネットワークを介して接続さ
れた画像形成装置とを有する画像形成システムに搭載さ
れ、前記第1の情報処理装置により実行可能なプログラ
ムを記憶する記憶媒体において、前記プログラムは、前
記第2の情報処理装置から前記第1のネットワークを介
して前記第1の情報処理装置に送信されたジョブを受信
する手順と、該受信したジョブを処理する手順と、該処
理したジョブを前記第2のネットワークを介して前記画
像形成装置に送信する手順とを含むことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成システム、ジョ
ブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体の実施の形態
について説明する。
【0021】[システム全体構成]図1は実施の形態に
おける画像形成システムの構成を示す図である。この画
像形成システムでは、パフォーマンスを優先させるため
にネットワークを2系統に分割している。ここでは、各
ネットワークをそれぞれパブリックネットワーク101
a、プライベートネットワーク101bと呼ぶことと
し、また、これらを総称してネットワーク101と表記
する。
【0022】ドキュメントサーバ102は、ハードウェ
アとして2系統のネットワークインターフェイスカード
(NIC)を有する。その一方のNIC111は、クラ
イアントコンピュータ103(103a〜103c)が
接続されたパブリックネットワーク101aに繋がれて
おり、他方のNIC112は、後述するプリンタなどが
接続されたプライベートネットワーク101bに繋がれ
ている。
【0023】クライアントコンピュータ(単に、クライ
アントともいう)103a、103b、103cは、ド
キュメントサーバ102にジョブを送るコンピュータで
ある。尚、図示しないが、パブリックネットワーク10
1aには、これらの他、多数のクライアントコンピュー
タが接続されている。以下、これら全てのクライアント
コンピュータの符号を総称して符号103と表記する。
【0024】また、プライベートネットワーク101b
には、MFP(Multi Function Per
ipheral:マルチファンクション周辺機器)10
5およびプリンタ107が接続されている。マルチファ
ンクション周辺機器(MFP)105はモノクロでスキ
ャンおよびプリントを行うものであり、低解像度あるい
は2値の簡易なカラーでカラースキャンおよびカラープ
リントを行うことも可能である。図示しないが、プライ
ベートネットワーク101bには、これら以外のMF
P、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ装置(FAX)
などの他の機器も接続されている。
【0025】104は高解像度かつ高階調のフルカラー
でスキャンおよびプリントなどを行うことが可能なフル
カラーMFPである。このフルカラーMFPは、プライ
ベートネットワーク101bに接続されてデータを送受
信するようにしてもよいが、データ量が膨大となるた
め、本実施形態では、独立したインターフェイスで複数
ビットの送受信を同時に行えるようにした。すなわち、
フルカラーMFP104は、専用インターフェイスカー
ド113を介してドキュメントサーバ102に接続され
ている。
【0026】また、スキャナは一般に紙のドキュメント
から画像(イメージ)を取り込む装置であり、本実施形
態では、SCSIインターフェイス114を介してドキ
ュメントサーバ102に接続されたスキャナ106aと
パブリックネットワーク101aに接続されたスキャナ
106bの2タイプのものが設けられている。尚、スキ
ャナはパブリックネットワーク101aに接続される代
わりにあるいはとともに、プライベートネットワーク1
01bに接続されてもよい。
【0027】ドキュメントサーバ102では、CPUや
メモリなどが搭載されたマザーボード110上に、PC
Iバスインターフェイスを介して接続されたNIC11
1、112、専用I/Fカード113、SCSIカード
114などが搭載されている。
【0028】また、クライアントコンピュータ103
は、いわゆるDTP(Desk Top Publis
hing)を実行するアプリケーションソフトウェアを
動作させることにより、各種文書あるいは図形の作成・
編集が可能である。クライアントコンピュータ103
は、作成された文書あるいは図形をページ記述言語(P
age Description Language)
に変換する。変換された文書あるいは図形はパブリック
ネットワーク101a、ドキュメントサーバ102、プ
ライベートネットワーク101bを経由してMFP10
4、105に送られて印刷される。
【0029】MFP104、105は、それぞれネット
ワーク101b、専用インターフェイス109を介して
ドキュメントサーバ102と情報交換できる通信手段を
有しており、MFP104、105の情報や状態をドキ
ュメントサーバ102、あるいはそれを経由してクライ
アントコンピュータ103に逐次知らせる知らせること
が可能である。
【0030】ドキュメントサーバ102(あるいはクラ
イアント103)は、その情報(状態情報を含む)を受
けて動作するユーティリティソフトウェアを有してお
り、これにより、MFP104、105はドキュメント
サーバ102(あるいはクライアント)103により管
理される。
【0031】[MFP104、105の構成]つぎに、
MFP104、105の構成について示す。但し、MF
P104とMFP105の違いはフルカラー機器である
かモノクロ機器であるかの違いであり、色処理以外の部
分ではフルカラー機器の構成はモノクロ機器の構成を包
含することが多いので、ここではフルカラー機器を主と
して説明し、必要に応じてモノクロ機器の説明を加える
こととする。図2はMFP104、105の構成を示す
図である。
【0032】MFP104、105は、画像読み取りを
行うスキャナ部201、その画像データを処理するスキ
ャナIP部202、ファクシミリなどに代表される電話
回線を利用した画像の送受信を行うFAX部203、ネ
ットワークを利用して画像データや装置情報をやり取り
するNIC(Network InterfaceCa
rd:ネットワークインターフェイスカード)部20
4、フルカラーMFP104との情報交換を行う専用I
/F部205を有する。そして、MFP104、105
の使い方に応じて、コア部206で画像信号を一時保存
したり、経路を決定する。
【0033】コア部206から出力された画像データ
は、プリンタIP部207およびPWM部208を経由
して画像形成を行うプリンタ部209に送られる。プリ
ンタ部209でプリントアウトされたシートはフィニッ
シャ部210に送り込まれると、シートの仕分け処理や
シートの仕上げ処理が行われる。
【0034】[スキャナ部201の構成]図3はスキャ
ナ部201の構成を示す図である。図において、301
は原稿台ガラスであり、読み取り原稿302を載置す
る。原稿302は照明ランプ303により照射され、そ
の反射光はミラー304、305、306を経てレンズ
307によりCCD308上に結像する。ミラー30
4、照明ランプ303を含む第1ミラーユニット310
は速度vで移動し、ミラー305、306を含む第2ミ
ラーユニット311は速度1/2vで移動することによ
り、原稿302の一面を走査する。第1ミラーユニット
310および第2ミラーユニット311はモータ309
により駆動される。
【0035】[スキャナIP部202の構成]図4はス
キャナIP部202の構成を示す図である。同図(a)
はカラースキャナの場合、同図(b)はモノクロスキャ
ナの場合を示す。入力された光学的信号(画像信号)は
CCDセンサ308により電気信号に変換される。この
CCDセンサ308はRGB3ラインのカラーセンサで
あり、その出力信号はRGBそれぞれの画像信号として
A/D変換部(A/Dコンバータ)401に入力され
る。
【0036】ゲイン調整およびオフセット調整が行われ
た後、A/Dコンバータ401で各色信号毎に8bit
のデジタル画像信号R0、G0、B0に変換される。そ
の後、シェーディング補正部402により色毎に基準白
色板の読み取り信号を用いた公知のシェーディング補正
が行われる。
【0037】CCDセンサ308の各色ラインセンサ
は、所定の距離を隔てて各々配置されているので、ライ
ンディレイ調整回路(ライン補間部)403で副走査方
向の空間的ずれが補正される。
【0038】入力マスキング部404は、CCDセンサ
308のR、G、Bフィルタの分光特性で決まる読取色
空間をNTSCの標準色空間に変換する部分であり、C
CDセンサ308の感度特性、照明ランプのスペクトル
特性などの諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3
×3のマトリックス演算を行い、入力されたR0,G
0,B0信号を標準的なR,G,B信号に変換する。
【0039】さらに、輝度/濃度変換部(LOG変換
部)405はルックアップテーブル(LUT)RAMか
ら構成されており、RGBの輝度信号をC1,M1,Y
1の濃度信号に変換する。
【0040】MFP105によりモノクロの画像処理を
行う場合、同図(B)に示すように、単色の1ラインC
CDセンサ308を用い、単色でA/D変換部401お
よびシェーディング補正部402の処理を行った後、コ
ア部206に送られる。
【0041】[FAX部203の構成]図5はFAX部
203の構成を示すブロック図である。まず、受信時、
電話回線を介して送られて来たデータをNCU部501
で受け取って電圧変換を行い、モデム部502に設けら
れた復調部504でA/D変換および復調操作を行った
後、伸張部506でラスタデータに展開する。一般に、
ファクシミリ(FAX)での圧縮伸張にはランレングス
法などが用いられる。ラスタデータに変換された画像
は、メモリ部507に一時保管され、画像データに転送
エラーがないことが確認された後、コア部206に送ら
れる。
【0042】一方、送信時には、コア部206から来た
ラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部505でラ
ンレングス法などによる圧縮処理を行い、モデム部50
2に設けられた変調部503でD/A変換および変調操
作を行った後、NCU部501を介して電話回線に送
る。
【0043】[NIC部204の構成]図6はNIC部
204の構成を示す図である。NIC部204はネット
ワーク101bに対するインターフェイスの機能を有
し、例えば、10Base−Tや100Base−TX
などのEthernetケーブルなどを利用して外部か
ら情報を入手したり、外部に情報を送る役割を果たす。
【0044】外部から情報を入手する場合、まず、信号
はトランス部601で電圧変換された後、LANコント
ローラ部602に送られる。LANコントローラ部60
2は、その内部に第1バッファメモリ(図示せず)を有
しており、その情報が必要な情報であるか否かを判断し
た上で第2バッファメモリ(図示せず)に送った後、コ
ア部206に信号を送る。
【0045】一方、外部に情報を提供する場合、コア部
206から送られてきたデータは、LANコントローラ
部602で必要な情報を付加し、トランス部601を経
由してネットワーク101bに供給される。
【0046】[専用I/F部205の構成]フルカラー
のMFP104のインターフェイス部分である専用I/
F部205は、CMYKの各多値ビットがパラレルに送
られるインターフェイスであり、通信線を介して4色×
8bitの画像データの入出力を行う。
【0047】仮に、Ethernetケーブルを利用し
て送信する場合、MFP104に見合ったスピードで出
力できず、またネットワークに接続された他のデバイス
のパフォーマンスも犠牲になるので、MFP104で
は、このような専用のパラレルインターフェイスが用い
られている。
【0048】[コア部206の構成]図7はコア部の構
成を示す図である。コア部206のバスセレクタ部61
1は、複写機能、ネットワークスキャン、ネットワーク
プリント、ファクシミリ送信/受信、ディスプレイ表示
などのMFP104、105の各種機能に応じてバスを
切り替える。各機能を実行するためのバス切り替えパタ
ーンを以下に示す。
【0049】複写機能の場合:スキャナ部201→コア
部206→プリンタ部209 ネットワークスキャンの場合:スキャナ部201→コア
部206→NIC部204 ネットワークプリントの場合:NIC部204→コア部
206→プリンタ部209 ファクシミリ送信機能の場合:スキャナ部201→コア
部206→FAX部203 ファクシミリ受信機能の場合:FAX部203→コア部
206→プリンタ部209 バスセレクタ部611から出力される画像データは、圧
縮部612、ハードディスク(HDD)などの大容量メ
モリからなるメモリ部613、伸張部614を介してプ
リンタIP部207に送られる。圧縮部612で用いら
れる圧縮方式は、JPEG、JBIG、ZIPなど一般
的なものを用いることができる。圧縮された画像データ
は、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日
時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納され
る。
【0050】さらに、ジョブの番号とパスワードを設
け、それらを一緒に格納することにより、パーソナルボ
ックス機能をサポートすることができる。これは、デー
タの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDD
からの読み出し)ができないようにするための機能であ
る。記憶されているジョブのプリントアウトが指示され
た場合、パスワードによる認証を行った後にメモリ部6
13から呼び出し、画像伸張処理を行ってラスタイメー
ジに戻し、プリンタ部207に送られる。
【0051】[プリンタIP部207の構成]図8はプ
リンタIP部207の構成を示す図である。出力マスキ
ング/UCR回路部701はM1,C1,Y1信号を画
像形成装置のトナー色であるY,M,C,K信号にマト
リクス演算を用いて変換する部分であり、CCDセンサ
308によって読み込まれたRGB信号に基づいたC
1,M1,Y1,K1信号をトナーの分光分布特性に基
づいたC,M,Y,K信号に補正して出力する。
【0052】ガンマ変換部702は、トナーの色味など
諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RA
Mを使って、C,M,Y,K信号を画像出力のための
C,M,Y,Kデータに変換する。空間フィルタ703
は、シャープネスまたはスムージング処理を施した後、
画像信号をPWM部208に送る。尚、モノクロの場
合、空間フィルタ703の出力は二値化回路704を経
てPWM部208に送られる。
【0053】[PWM部208の構成]図9はPWM部
208の構成を示す図である。コア部206から出力さ
れ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(K)の4色に色分解された画像データ(MF
P105の場合、単色の画像データ)は、各PWM部2
08で画像形成に適した信号に処理される。図におい
て、801は三角波発生部である。802は入力された
デジタル画像信号をアナログ信号に変換するD/Aコン
バータ(D/A変換部)である。803はコンパレータ
であり、804はレーザ駆動部である。
【0054】図10はPWM部208の各部の信号波形
を示すタイミングチャートである。三角波発生部801
からの信号aおよびD/Aコンバータ802からの信号
bは、コンパレータ803で大小比較され、信号cとな
ってレーザ駆動部804に送られると、CMYKの各信
号は各レーザ805でレーザビームに変換される。ポリ
ゴンスキャナ913はそれぞれのレーザビームを走査
し、各感光ドラム917、921、925、929を照
射する。
【0055】[プリンタ部209の構成(カラーMFP
104の場合)]図11はカラーMFP104のプリン
タ部209の構成を示す図である。図において、913
はポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ805
(図9参照)から発射された4本のレーザ光を反射す
る。そのうちの1本はミラー914、915、916を
経て感光ドラム917を走査し、他の1本はミラー91
8、919、920を経て感光ドラム921を走査し、
さらに他の1本はミラー922、923、924を経て
感光ドラム925を走査し、さらに他の1本はミラー9
26、927、928を経て感光ドラム929を走査す
る。
【0056】一方、930はイエロー(Y)のトナーを
供給する現像器であり、レーザ光に応じて感光ドラム9
17上にイエローのトナー像を形成する。931はマゼ
ンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光
に応じて感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形
成する。932はシアン(C)のトナーを供給する現像
器であり、レーザ光に応じて感光ドラム925上にシア
ンのトナー像を形成する。933はブラック(K)のト
ナーを供給する現像器であり、レーザ光に応じて感光ド
ラム929上にマゼンタのトナー像を形成する。これら
4色(Y,M,C,K)のトナー像がシートに転写さ
れ、フルカラーの出力画像を得ることができる。
【0057】シートカセット934、935および手差
しトレイ936のいずれかから給紙されたシートは、レ
ジストローラ937を経て転写ベルト938上に吸着さ
れて搬送される。給紙のタイミングと同期して、感光ド
ラム917、921、925、929には予め各色のト
ナーが現像されており、シートの搬送とともに、トナー
がシートに転写される。
【0058】各色のトナーが転写されたシートは分離さ
れ、搬送ベルト939により搬送され、定着器940に
よってシートにトナーが定着される。定着器940を抜
けたシートは、フラッパ950により一旦下方向に導か
れてシートの後端がフラッパ950を抜けた後、スイッ
チバックして排出される。これによりフェイスダウン状
態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正し
いページ順となる。
【0059】尚、4つの感光ドラム917、921、9
25、929は、距離dをおいて等間隔に配置されてお
り、搬送ベルト939によりシートは一定速度vで搬送
される。このタイミングに同期して4つの半導体レーザ
805は駆動される。
【0060】[プリンタ部209の構成(モノクロMF
P105の場合)]図12はモノクロMFP105のプ
リンタ部209の構成を示す図である。図において、1
013はポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ8
05(図9参照)から発射されたレーザ光を反射する。
レーザ光はミラー1014、1015、1016を経て
感光ドラム1017を走査する。
【0061】一方、1030は黒色のトナーを供給する
現像器であり、レーザ光に応じて感光ドラム1017上
にトナー像を形成する。トナー像がシートに転写される
と、出力画像を得ることができる。
【0062】シートカセット1034、1035および
手差しトレイ1036のいずれかから給紙されたシート
は、レジストローラ1037を経て転写ベルト1038
上に吸着されて搬送される。給紙のタイミングと同期し
て、感光ドラム1017には予めトナーが現像されてお
り、シートの搬送とともに、トナーがシートに転写され
る。トナーが転写されたシートは分離され、定着器10
40によってトナーがシートに定着される。定着器10
40を抜けたシートはフラッパ1050により一旦下方
向に導かれ、シートの後端がフラッパ1050を抜けた
後、スイッチバックして排出される。これによりフェイ
スダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントした
ときに正しいページ順となる。
【0063】[フィニッシャ部210の構成]図13は
フィニッシャ部210の構成を示す図である。プリンタ
部209の定着部940、1040を出たシートは、フ
ィニッシャ部210に入る。フィニッシャ部209に
は、サンプルトレイ1101およびスタックトレイ11
02が設けられており、ジョブの種類や排出されるシー
トの枚数に応じて排出先を切り替える。ソート方式に
は、複数のビンの各ビンに振り分けるビンソート方式
と、電子ソート機能およびビン(またはトレイ)を奥手
前方向にシフトしてジョブ毎にシートを振り分けるシフ
トソート方式との2通りのソート方式があり、各方式に
よりソーティングを行うことができる。
【0064】電子ソート機能は、コア部206が有して
いる大容量のメモリ部613を利用してバッファリング
したページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機
能を用いることにより電子ソーティングの機能をサポー
トする。また、グループ機能は、ソーティングがジョブ
毎に振り分ける機能であるのに対し、ページ毎に仕分け
する機能である。
【0065】さらに、スタックトレイ1102に排出す
る場合、排出される前のシートをジョブ毎に蓄えてお
き、排出する直前にステープラ1105でバインドする
ことが可能である。
【0066】その他、フィニッシャ部210には、2つ
のトレイに至るまでに紙をZ字状に折るためのZ折り機
1104、ファイル用の2つまたは3つの穴開けを行う
パンチャ1106が設けられており、ジョブの種類に応
じて各処理が行われる。
【0067】さらに、サドルステッチャ1107は、シ
ートの中央部分を2ヶ所バインドした後、シートの中央
部分をローラに噛ませることによりシートを半折りし、
週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する
処理を行う。サドルステッチャ1107で製本されたシ
ートは、ブックレットトレイ1108に排出される。
【0068】その他、図示していないが、製本のための
グルー(糊付け)によるバインド、あるいはバインド後
にバインド側と反対側の端面を揃えるためのトリム(裁
断)などの機能を加えることも可能である。
【0069】また、インサータ1103は、トレイ11
10にセットされたシートをプリンタを通さずにトレイ
1101、1102、1108のいずれかに送るための
ものである。これにより、フィニッシャ部210に送り
込まれるシートの間には、インサータ1103にセット
されたシートをインサート(中差し)することができ
る。
【0070】インサータ1103のトレイ1110に
は、ユーザによりフェイスアップの状態でインサート紙
がセットされるものとし、ピックアップローラ1111
により最上部のシートから順に給送される。したがっ
て、インサータ1103からのシートはそのままトレイ
1101、1102に搬送され、フェイスダウン状態で
排出される。サドルステッチャ1107に送る場合、一
度、パンチャ1106に送り込んだ後、スイッチバック
させて送り込むことによりフェースの向きを合わせるこ
とができる。
【0071】[ドキュメントサーバ102の構成]図1
4はドキュメントサーバ102の構成を示す図である。
NIC111やSCSIインターフェイス114から入
力されたジョブは、入力デバイス制御部1201からサ
ーバ内に入り、入力デバイス制御部1201は様々なク
ライアントアプリケーションと連結することでその役割
を果たす。
【0072】入力デバイス制御部1201は入力データ
として、PDLデータおよびJCL(Job Cont
rol Language)データを受け付ける。これ
らのデータはプリンタとサーバに関する状態情報であ
り、様々なクライアントに対応する。この入力デバイス
制御部1201(モジュール)の出力は、適切なPDL
とJCLの構成要素全てを結合する役割を有する。
【0073】入力ジョブ制御部1202は、要求された
ジョブのリストを管理し、サーバに提出される個々のジ
ョブにアクセスするためのジョブリストを作成する。さ
らに、この入力ジョブ制御部1202(モジュール)に
は、ジョブのルートを決めるジョブルーティング、分割
してRIP(ラスタライズ処理)を行うか否かを司るジ
ョブスプリット、およびジョブの順序を決めるジョブス
ケジューリングの3つの機能がある。
【0074】ラスタライズ処理(RIP)部1203
a、1203b、1203cは複数個存在し、必要に応
じて増やすことも可能である。ここでは、これら複数の
RIP部の符号を総称して符号1203と表記する。
【0075】RIPモジュールは様々なジョブのPDL
をRIP処理して適切なサイズと解像度のビットマップ
を作成する。RIP処理では、Post Script
(Adobe社の登録商標)の他、PCL、TIFF、
JPEG、PDFなど様々なフォーマットでラスタライ
ズ処理が可能である。
【0076】データ変換部1204は、RIPによって
作り出されるビットマップイメージを圧縮したり、フォ
ーマット変換を行う役割を果たし、各プリンタにマッチ
した最適なタイプの画像(イメージ)を選び出す。例え
ば、ジョブをページ単位で扱いたい場合、RIP部によ
りTIFFやJPEGなどのフォーマットでラスタライ
ズした後のビットマップデータにPDFヘッダを付けて
PDFデータとして編集するなどの処理を行う。
【0077】出力ジョブ制御部1205は、ジョブのペ
ージ単位のイメージを取得し、ページ単位のイメージが
コマンド設定に基づいてどう扱われるのかを管理する。
ページ単位のイメージはプリンタに印刷されたり、ハー
ドディスク1207にセーブされる。印刷後のジョブを
ハードディスク1207に残すか否かを選択することが
可能であり、セーブされた場合、再呼び出しすることも
できる。さらに、この出力ジョブ制御部1205(モジ
ュール)はハードディスク1207とRAM1208と
の相互作用を管理する。
【0078】出力デバイス制御部1206は、どのデバ
イスに出力するか、あるいはどのデバイスをクラスタリ
ング(後述するように複数台接続して一斉にプリントす
ること)するかを司り、選択されたデバイスのインター
フェイスカード(NIC112または専用インターフェ
イスカード113)にジョブが送られる。また、この出
力デバイス制御部1206(モジュール)はデバイスと
してのMFP104、105の状態監視と装置状況をド
キュメントサーバ102に伝える役割も果たしている。
【0079】[ページ記述言語(PDL:Page D
escription Language)]つぎに、
PDLデータについて示す。Adobe社のPost
Script(登録商標)言語に代表されるPDLは、
以下の3要素に分類される。
【0080】(a)文字コードによる画像記述 (b)図形コードによる画像記述 (c)ラスタ画像データによる画像記述 すなわち、PDLは上記各要素を組み合わせて構成され
た画像を記述する言語である。そして、PDLで記述さ
れたデータをPDLデータと呼ぶ。
【0081】図15は文字情報R1301、図形情報R
1302、ラスタ画像情報R1303の記述例を示す図
である。文字情報R1301を記述した例では、L13
11は文字の色を指定する記述である。カッコの中は順
にCyan、Magenta、Yellow、Blac
kの濃度、最小値、最大値を表わしている。最小値は
「0.0」であり、最大値は「1.0」である。L13
11では、文字を黒にすることが指定されている。
【0082】L1312では、変数String1に文
字列「IC」が代入される。L1313では、第1およ
び第2パラメータは文字列をレイアウトする用紙上の開
始位置のx座標およびy座標をそれぞれ示し、第3パラ
メータは文字の大きさを示し、第4パラメータは文字の
間隔を示し、第5パラメータはレイアウトすべき文字列
を示している。要するに、L1313は、座標(0.
0,0.0)から大きさ「0.3」、間隔「0.1」で
文字列「IC」をレイアウトするという指示となる。
【0083】図形情報R1302を記述した例では、L
1321はL1311と同様、線の色を指定する記述で
ある。ここでは、Cyanが指定されている。L132
2は線を引くことを指定しており、第1および第2パラ
メータが線の始端のx座標およびy座標をそれぞれ示
し、第3および第4パラメータが終端のx座標およびy
座標を示す。第5パラメータは線の太さを示す。
【0084】ラスタ画像情報R1303を記述した例で
は、L1331はラスタ画像を変数image1に代入
する。ここで、第1パラメータはラスタ画像の画像タイ
プおよび色成分数を示し、第2パラメータは1色成分あ
たりのビット数を示し、第3および第4パラメータはそ
れぞれラスタ画像のx方向およびy方向のサイズを示
す。第5パラメータ以降のパラメータがラスタ画像デー
タである。ラスタ画像データの個数は、1画素を構成す
る色成分数とx方向の画像サイズとy方向の画像サイズ
との積で表される。
【0085】L1331では、CMYK画像は4つの色
成分(Cyan、Magenta、Yellow、Bl
ack)から構成されるので、ラスタ画像データの個数
は100個(=4×5×5)となる。また、L1332
は、座標(0.0,0.5)から0.5×0.5の大き
さにimage1をレイアウトすることを示す。
【0086】図16は図15に示した3つの画像記述を
解釈して1ページの中で展開されたラスタ画像データを
示す図である。図には、文字画像情報R1301、図形
画像情報R1302、ラスタ画像情報R1303の各P
DLデータが展開された状態が示されている。これらの
ラスタ画像データは、実際にはCMYK色成分毎にRA
M1208あるいはハードディスク(Image Di
sk)1207に展開されている。例えば、文字画像情
報R1301の部分では、各CMYKのRAM1208
にそれぞれC=0,M=0,Y=0,K=255が書き
込まれており、図形画像情報R1302の部分では、各
RAM1208にそれぞれC=255,M=0,Y=
0,K=0が書き込まれている。
【0087】ドキュメントサーバ102内では、クライ
アント103あるいはドキュメントサーバ自身から送ら
れてきたPDLデータがPDLデータのまま、あるいは
上記ラスタ画像に展開された形でRAM1208あるい
はImage Disk1207に書き込まれ、また必
要に応じて保存されている。
【0088】[ネットワークの構成]図17はネットワ
ークの構成を示す図である。ネットワークを相互に接続
するルータにより、図1に示すネットワーク101aは
他のネットワークと接続され、LAN(Local A
rea Network)と呼ばれる更なるネットワー
クが構成される。
【0089】LAN1406は内部のルータ1401、
専用回線1408を通じて別のLAN1407内部のル
ータ1405に接続され、これらのネットワーク網は幾
重にも張り巡らされて、広大な接続形態が構築されてい
る。
【0090】図18はネットワークの中のデータの流れ
を示す図である。送信元のデバイスA(1420a)に
は、データ1421が存在しており、そのデータは画像
データ、PDLデータ、プログラムのいずれであっても
よい。これがネットワーク101を介して受信先のデバ
イスB(1420b)に転送される場合、データ142
1を細分化し、模式的にデータ1422のように分割す
る。この分割されたデータ1423、1424、142
6などに対し、ヘッダ1425と呼ばれる送り先アドレ
ス(TCP/IPプロトコルを利用した場合、送り先の
IPアドレス)などを付加し、パケット1427として
順次ネットワーク101上にパケットを送る。そして、
デバイスBのアドレスとパケット1430のヘッダ14
31が一致すると、データ1432は分離され、デバイ
スAにあったデータの状態に再生される。
【0091】[スキャナドライバ]図19はドキュメン
トサーバ102上でスキャン動作を指示するためのスキ
ャナドライバのGUI(Graphic User I
nterface)を示す図である。このGUIを使っ
て指示することにより、ユーザは所望の設定パラメータ
を指示し、所望の画像(イメージ)をデータ化すること
が可能である。尚、クライアントコンピュータ103に
スキャナを接続することにより、クライアントコンピュ
ータ上で表示するようにしてもよい。
【0092】図において、1501はスキャナドライバ
のウインドウである。1502はウインドウの中の設定
項目としてターゲットとなる送信元を選択するソースデ
バイス選択カラムである。送信元は、一般的にスキャナ
201と同様のものであるが、画像が読み出されるメモ
リであってもよいし、デジタルカメラからであってもよ
い。
【0093】1503は選択されたソースデバイスに関
する詳細設定を行うためのボタンであり、ここをクリッ
クすると別画面でそのデバイス固有の設定情報を入力す
ることが可能である。特殊な画像処理(例えば、文字モ
ードや写真モード)を選択した場合、それに合った処理
モードで画像入力を行うことが可能である。
【0094】1504はイメージサイズを選択するイメ
ージサイズカラムである。1505は解像度を入力する
カラムであり、1506はカラーモードを選択するカラ
ムである。また、カラム1507、1508、1509
は画像エリアのサイズを決める部分であり、それぞれに
単位と縦横の長さが入力される。
【0095】これらの指定を行った後、プリスキャンキ
1512を押すと、ドキュメントサーバ102(また
は、クライアント103)により、ソースデバイス選択
カラム1502で選択されたデバイスに指示がなされ、
画像入力が開始される。ここでは、プリスキャンである
ため、実際の解像度より粗く画像読み取りが行われ、得
られた画像はプレビュー画像として画面1511に表示
される。画面表示に際して、画像エリアの単位を指定す
るカラム1507の設定にしたがって、スケール151
0が表示される。
【0096】ここで、プレビュー画像でOKであると判
断した場合、スキャンキー1513をクリックすること
により、設定された解像度でスキャンを行う。また、プ
レビュー画像がNGである場合、再度プリスキャンを行
って確認する。さらに、キャンセルの場合、キャンセル
キー1514をクリックする。
【0097】[プリンタドライバ]つぎに、ドキュメン
トサーバ102(または、クライアント103)からプ
リンタドライバにより画像データをプリンタに送信する
手順について示す。図20はプリンタドライバのGUI
を示す図である。プリント動作を指示するためのGUI
を用いてユーザが所望の設定パラメータを指示すること
により、所望の画像(イメージ)をプリンタなどの送信
先に送ることが可能である。
【0098】図において、1601はプリンタドライバ
のウインドウである。その中の設定項目として、160
2はターゲットとなる送信先を選択する送信先選択カラ
ムである。送信先は、一般的にMFP104、105あ
るいはプリンタ107である。1603はジョブの中か
ら出力ページを選択するページ設定カラムであり、ドキ
ュメントサーバ102(またはクライアント103)上
で動作するアプリケーションソフトウェアで作成された
画像(イメージ)のどのページを出力するかを決定す
る。
【0099】1604は部数を指定する部数設定カラム
である。1607は送信先選択カラム1602で選択さ
れた送信先デバイスに関する詳細設定を行うためのプロ
パティキーであり、ここをクリックすると別画面でその
デバイス固有の設定情報を入力することが可能である。
特殊な画像処理、例えば、プリンタIP部207内のガ
ンマ変換部702や空間フィルタ部703のパラメータ
を変更することにより、より細かい色再現やシャープネ
ス調整を行うことが可能となる。所望の設定が終了する
と、OKキー1605を指示することにより印刷が開始
される。取り消す場合、キャンセルキー1606を指示
することにより印刷は中止される。
【0100】[ジョブサブミッタ]つぎに、ジョブサブ
ミッタ1701について示す。図21はジョブサブミッ
タのGUIを示す図である。ジョブサブミッタの利用方
法は、前述したプリントドライバと同様であるが、これ
はクライアント103上のファイルをドキュメントサー
バ102に投入するツールである。
【0101】プリントドライバがクライアント103上
のアプリケーションでデータを立上げ、そのデータをP
DS(またはPCL)などのフォーマットに変換してド
キュメントサーバ102に投入するのに対し、ジョブサ
ブミッタは様々なフォーマットのデータを直接ドキュメ
ントサーバ102に送付するためのものである。
【0102】設定項目として、1702はターゲットと
なる送信先を選択する送信先選択カラムである。送信先
は一般的に前述したMFP104、105あるいはプリ
ンタ107である。1705はジョブの中から出力ペー
ジを選択するページ設定カラムであり、ドキュメントサ
ーバ102(またはクライアント103)内にある任意
のファイルを選択してドキュメントサーバ102に投入
することが可能である。
【0103】さらに、詳細設定を行うためにプロパティ
キー1704が設けられており、ここをクリックする
と、ジョブチケットメニュー(図22参照)が現れる。
所望の設定が終了すると、OKキー1710を指示する
ことによりジョブがドキュメントサーバ102に送信さ
れ、取り消す場合、キャンセルキー1711を指示する
ことにより中止することができる。
【0104】[ジョブチケット]つぎに、ジョブチケッ
ト1801について示す。図22はジョブチケット設定
画面を示す図である。このジョブチケット設定画面は、
図20のプリントドライバあるいは図21のジョブサブ
ミッタのプロパティキー1607、1704をクリック
することにより現れる。
【0105】ジョブチケット設定画面は、MFP10
4、105、プリンタ107などそれぞれに固有の機能
をユーザが自由に選択する設定画面であり、ターゲット
となる出力先1702に応じて別々の設定項目1802
が表示される。その際、ユーザは任意の設定項目180
3を選択できる。
【0106】例えば、Duplexの設定カラムには、
ONとOFFが用意されている。ONにすると、両面印
刷でプリントされ、OFFにすると、片面印刷でプリン
トされる。ただし、両面機能を有しないプリンタが選択
された場合、この項目そのものが表示されないようにな
っている。また、デフォルトの設定項目には、頻度の高
いものが予め設定されており、Duplexでは片面プ
リントの使用頻度が高いので、OFFがデフォルトに設
定されている。また、ここで設定される項目には、フィ
ニッシング機能だけでなく、画像処理のパラメータ、コ
ピー部数、紙サイズなどのプリンタの基本機能も選択し
て変更可能である。
【0107】所望の設定が終了すると、OKキー180
4を指示することによりジョブサブミッタ設定画面に戻
り、取り消す場合、キャンセルキー1805を指示する
ことにより中止される。
【0108】[デバイスステータス]MFP104、1
05あるいはプリンタ107内のネットワークインター
フェイス部分には、MIB(Management I
nformation Base)と呼ばれる標準化さ
れたデータベースが構築されており、SNMP(Sim
ple Network Management Pr
otocol)というネットワーク管理プロトコルを介
してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP1
04、105を始めとするネットワークに繋がれたデバ
イスの状態をドキュメントサーバ102(またはクライ
アント103)と必要な情報の交換が可能である。
【0109】例えば、MFP104、105の装備情報
として、どのような機能を有するフィニッシャ210が
接続されているかを検知したり、ステータス情報として
現在エラーやジャムが起きていないかを検知したり、プ
リント中かアイドル中かなどを検知したり、MFP10
4、105の装備情報、装置の状態、ネットワークの設
定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御などあらゆる
静的情報を入手することが可能である。
【0110】図23はデバイスステータスを表すユーテ
ィリティのGUIを示す図である。例えば、MFP10
5のタブ1902が選択された場合、MFP105のデ
バイスの装備情報がグラフィック1903で表示され、
文字情報1904、1905で装置の状態を判断するこ
とができる。また、詳細表示キー1907で装備情報な
どの詳細を知ることが可能である。
【0111】[ジョブステータス]つぎに、ジョブステ
ータス2001について示す。図24はジョブステータ
ス画面を示す図である。ジョブステータス画面には、3
つのステータスが表示されている。3つのステータス
は、ドキュメントサーバ102内にあるジョブの状態を
知るジョブステータス2002、プリンタに渡されたジ
ョブの状況を知らせるプリントステータス2003、お
よび終了したジョブの履歴を知らせるフィニッシュドジ
ョブ2004である。
【0112】ジョブステータス2002は、Waiti
ng(RIP前)またはRipping(RIP中)で
表現されている。RIP後、ジョブ情報は次のプリント
ステータスに渡される。プリントステータス2003
は、正常状態ではWaiting(Print待機中)
またはPrinting(Print中)で表現され
る。エラーやジャムが生じた場合、プリントステータス
2003にはその旨が表示される。また、プリント後、
ユーザに知らせるために、ジョブ情報は次のフィニッシ
ュドジョブに渡される。フィニッシュドジョブ2004
は、ジョブの履歴を示すものであり、正常終了の場合、
Printed、途中キャンセルの場合、Cancel
edが示される。
【0113】[ジョブマージツール]つぎに、ジョブマ
ージツール2101について示す。図25はジョブマー
ジツール画面を示す図である。ジョブマージツール画面
では、Chapter−1(2102)およびChap
ter−2(2103)が表示されている。Chapt
er−1(2102)は、Import/Openキー
2104を押すことにより、ドキュメントサーバ102
(またはクライアント103)内またはネットワークに
接続されたデバイスやフロッピーディスクなどから読み
出された第1のファイルである。
【0114】Chapter−2(2103)は、再び
Import/Openキー2104を押すことによ
り、読み出される第2のファイルである。この第2のフ
ァイルは、第1のファイル(Chapter−1)に付
加されるものである。同様に、いくつものファイルを順
次、Chapter−3,−4,−5 …… と付加し
ていくことができる。
【0115】Deleteキー2105はChapte
rやPageを削除したいときに用いられる。Edit
キー2106はヘッダ、フッタ、リナンバリングなどを
付けたい場合に用いられる。Printキー2107は
マージしたジョブをプリントする際にクリックされ、こ
のクリックによりプリントドライバ(図20参照)が起
動してプリント可能となる。
【0116】[ジョブ制御処理]つぎに、ジョブ制御処
理について示す。図26はジョブ制御処理手順を示すフ
ローチャートである。この処理プログラムは、ドキュメ
ントサーバ102内のハードディスク1207に格納さ
れており、ドキュメントサーバ102によって実行され
る。
【0117】まず、ドキュメントサーバ102に入力さ
れた、つまりドキュメント102が受信したジョブをス
プールし(ステップS2201)、ジョブの処理順序を
決定する(ステップS2202)。ここで、ジョブの処
理順序は、例えばジョブチケット(図22参照)内のプ
ライオリティレベルなどで決定される。
【0118】そして、処理すべきジョブが高速処理であ
るか否かを判別する(ステップS2203)。例えば、
予めオペレータがプライオリティの高い(High)ジ
ョブを高速処理すると定義している場合、自動的に高速
処理に移行する。一方、全てを手作業で定義することに
なっている場合、オペレータにジョブの優先順位の決定
を促すウインドウがポップアップされ、ウインドウに対
する指示で決定される。
【0119】ステップS2203で高速処理すると定義
付けられているジョブの場合、ジョブをページ単位に分
割し(ステップS2204)、複数個設けられているR
IP1203(図14参照)のうち空いている(Idl
e状態にある)RIPを検索する。本実施形態では、R
IP1203a、RIP1203bが空いているか否か
を判別する(ステップS2205、S2206)。RI
P1203aおよびRIP1203bの両方が空いてい
る場合、それぞれに分割されたジョブが送られ、各RI
Pで同時処理を行う(ステップS2209)。
【0120】一方、ステップS2205、S2206で
いずれか一方が空いていない場合、同時処理ができない
ので、再度、ステップS2202に戻ってジョブの処理
順序を決定する。尚、ステップS2202では、ジョブ
の混み状況に応じて高速処理待ちとするか、あるいは通
常の処理待ちとするかを自動的に決定するようにしても
よい。
【0121】一方、ステップS2203で高速処理でな
く、通常処理である場合、RIP1203a、RIP1
203bのいずれか空いているRIPで処理する(ステ
ップS2207,S2208)。そして、RIP処理後
(ステップS2210,S2211)、ジョブの出力デ
バイスを決定して印刷処理を行うジョブの出力制御およ
び出力デバイス制御を実行し(ステップS2212,S
2213)、処理を終了する。本実施形態では、印刷処
理の際、クラスタリングプリントが行われる。
【0122】[クラスタリングプリント]クラスタリン
グプリントとは、一般に1つのコントローラから接続さ
れた複数台のプリンタにジョブを送信して一斉にプリン
トを行う方法である。本実施形態のクラスタリングプリ
ントでは、ドキュメントサーバ102から送信されたジ
ョブを4台の白黒MFP105a〜105dで、あるい
はカラーMFP104および白黒MFP105で一斉に
プリントする動作が行われる。
【0123】カラーおよび白黒が混在するジョブの場
合、ジョブを分割し、カラーRIP処理および白黒RI
P処理が行われたジョブは、出力デバイス制御部120
6でそれぞれの行き先が決められ、カラーMFP104
および白黒MFP105にそれぞれ送られて印刷処理が
行われる。
【0124】尚、このクラスタリングプリントは、複数
のクラスタプリンタが白黒だけの場合、カラーだけの場
合、カラーおよび白黒の場合のいずれの場合に行っても
よい。
【0125】[ジョブスプリット]クラスタリングプリ
ントを行う場合、出力デバイス制御部1206では、つ
ぎの3種類のデータ分割転送方法で分割されたジョブの
送信が行われる。
【0126】(a)ジョブ分割方法は、例えばジョブ1
をMFP105aに転送し、ジョブ2をMFP105b
に転送する場合のように、常にジョブが各プリンタに対
して均等に転送されるように、つまり待ち状態のジョブ
が少なくなるように空いているプリンタを見つけて転送
していく、いわば負荷分散(ロードバランシング)を行
う方法である。 (b)部数分割方法は、1つのジョブの部数をクラスタ
リングされたプリンタで均等に分割する方法である。た
だし、端数が出た場合、いずれかのプリンタに端数は割
り当てられる。 (c)ページ分割方法は、1つのジョブをページ単位に
クラスタリングされたプリンタで均等に分割する方法で
ある。ただし、端数が出た場合、いずれかのプリンタに
端数は割り当てられる。
【0127】このように、本実施形態の画像形成システ
ムでは、画像形成システムのネットワークをクライアン
ト側のネットワーク(パブリックネットワーク)101
aとプリンタ側のネットワーク(プライベートネットワ
ーク)101bに分け、パブリックネットワーク101
aに接続されたクライアント103から受信したジョブ
をドキュメントサーバ102でラスタライズ処理し、プ
ライベートネットワーク101bに接続されたMFP1
05に送ることにより、ネットワークのトラフィックを
緩和させることができる。これにより、複数のクラスタ
プリントで同時に印刷する場合、プリントパフォーマン
スを高めることができ、特に有効である。
【0128】尚、以上が本発明の実施の形態の説明であ
るが、本発明は、上記実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、クレームで示した機能、または実施の形態の
構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなも
のであっても適用できるものである。
【0129】図27は他の実施の形態における画像形成
システムの構成を示す図である。図1に示した画像形成
システムの構成の代わりに図27に示した構成にして
も、本発明は同様に適用可能である。すなわち、ドキュ
メントサーバ102内のマザーボード110は複数のP
CIバスインターフェイスを有しているので、その許容
数の範囲内でネットワークインターフェイスカード(N
IC)を接続してもよい。図中、NIC112a〜11
2dはマザーボード110に接続されており、各ネット
ワーク101b〜101eを介してそれぞれ白黒MFP
105a〜105dに接続されている。
【0130】このような構成にすることにより、図1に
おけるNIC112とプライベートネットワーク101
b間のトラフィックも緩和され、さらに高パフォーマン
スで印刷処理を行うことが可能になる。
【0131】図28はさらに他の実施の形態における画
像形成システムの構成を示す図である。図27のNIC
112a〜112dを1つのマルチポートネットワーク
カード119に置き換えることにより、図28の画像形
成システムを構成することが可能である。
【0132】すなわち、図27ではPCIバスインター
フェイスの数で接続されるプリンタ(MFP)の数が制
約されていたが、図28の構成では、例えば、マルチポ
ートネットワークカード119を4ポートのネットワー
クカードにすることにより、使用可能なネットワークプ
リンタを4倍に増強することが可能である。さらに、こ
のマルチポートネットワークカード119のネットワー
クはPCIバスに直結されるので、CPUの許容能力の
範囲でデータ転送を行うことができる。
【0133】このように、図27で制約されたPCIバ
スインターフェイスの数が緩和され、さらに高パフォー
マンスで印刷処理を行うことが可能になる。
【0134】また、本発明はシステムにプログラムを供
給することによって達成される場合にも適用できること
はいうまでもない。この場合、本発明を達成するための
ソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記
憶媒体をシステムに読み出すことによってそのシステム
が本発明の効果を享受することが可能となる。
【0135】図29はドキュメントサーバ102に搭載
された記憶媒体としてのハードディスク1207のメモ
リマップを示す図である。ハードディスク1207に
は、図26のフローチャートに示すジョブ制御処理プロ
グラムモジュールなどが格納されている。プログラムモ
ジュールを供給する記憶媒体としては、ハードディスク
に限らず、例えばフロッピーディスク、ROM、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DV
D、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いる
ことができる。
【0136】
【発明の効果】本発明によれば、画像形成システムのネ
ットワークをクライアント側のネットワーク(パブリッ
クネットワーク)とプリンタ側のネットワーク(プライ
ベートネットワーク)に分け、パブリックネットワーク
に接続されたクライアントから受信したジョブをドキュ
メントサーバでラスタライズ処理し、プライベートネッ
トワークに接続されたプリンタに送ることにより、ネッ
トワークのトラフィックを緩和させることができる。こ
れにより、複数のクラスタプリントで同時に印刷する場
合、プリントパフォーマンスを高めることができ、特に
有効である。また、複数のパブリックネットワークを用
意することで、より一層のネットワークトラフィックの
解消を図ることができる。
【0137】このように、ネットワークトラフィックを
緩和させて高いパフォーマンスで印刷することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における画像形成システムの構成を
示す図である。
【図2】MFP104、105の構成を示す図である。
【図3】スキャナ部201の構成を示す図である。
【図4】スキャナIP部202の構成を示す図である。
【図5】FAX部203の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】NIC部204の構成を示す図である。
【図7】コア部の構成を示す図である。
【図8】プリンタIP部207の構成を示す図である。
【図9】PWM部208の構成を示す図である。
【図10】PWM部208の各部の信号波形を示すタイ
ミングチャートである。
【図11】カラーMFP104のプリンタ部209の構
成を示す図である。
【図12】モノクロMFP105のプリンタ部209の
構成を示す図である。
【図13】フィニッシャ部210の構成を示す図であ
る。
【図14】ドキュメントサーバ102の構成を示す図で
ある。
【図15】文字情報R1301、図形情報R1302、
ラスタ画像情報R1303の記述例を示す図である。
【図16】図15に示した3つの画像記述を解釈して1
ページの中で展開されたラスタ画像データを示す図であ
る。
【図17】ネットワークの構成を示す図である。
【図18】ネットワークの中のデータの流れを示す図で
ある。
【図19】ドキュメントサーバ102上でスキャン動作
を指示するためのスキャナドライバのGUIを示す図で
ある。
【図20】プリンタドライバのGUIを示す図である。
【図21】ジョブサブミッタのGUIを示す図である。
【図22】ジョブチケット設定画面を示す図である。
【図23】デバイスステータスを表すユーティリティの
GUIを示す図である。
【図24】ジョブステータス画面を示す図である。
【図25】ジョブマージツール画面を示す図である。
【図26】ジョブ制御処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図27】他の実施の形態における画像形成システムの
構成を示す図である。
【図28】さらに他の実施の形態における画像形成シス
テムの構成を示す図である。
【図29】ドキュメントサーバ102に搭載された記憶
媒体としてのハードディスク1207のメモリマップを
示す図である。
【図30】従来のクライアントサーバ方式の画像形成シ
ステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
101 ネットワーク 101a パブリックネットワーク 101b プライベートネットワーク 102 ドキュメントサーバ(コンピュータ) 103、103a、103b、103c クライアント
(コンピュータ) 105a、105b、105c、105d マルチファ
ンクション周辺機器(MFP) 111、112 ネットワークインターフェイスカード
(NIC) 1207 ハードディスク(イメージディスク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AQ06 HH03 HJ08 HQ12 HQ17 HR07 2H027 EJ11 EJ13 ZA07 5B021 AA01 AA02 BB00 5C062 AA05 AA13 AA35 AB22 AC21 AC34 AC42 BA00 9A001 BB01 BB03 BB04 CC06 CC07 CC08 DD02 DD07 DD13 EE04 EE05 FF02 FF03 HH25 HH27 HH31 JJ25 JJ27 JJ35 KK02 KK16 KK31 KK37 KK42 LL02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の情報処理装置と、 該第1の情報処理装置に第1のネットワークを介して接
    続された第2の情報処理装置と、 前記第1の情報処理装置に第2のネットワークを介して
    接続された画像形成装置と、 前記第2の情報処理装置から前記第1のネットワークを
    介して前記第1の情報処理装置にジョブを送信する第1
    のジョブ送信手段と、 前記第1の情報処理装置に設けられ、前記送信されたジ
    ョブを処理するジョブ処理手段と、 該処理されたジョブを前記第2のネットワークを介して
    前記画像形成装置に送信する第2のジョブ送信手段とを
    備え、 前記画像形成装置は前記送信されたジョブの印刷処理を
    行うことを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の情報処理装置が複数のネット
    ワークインターフェイスを有するサーバコンピュータで
    あり、前記第2の情報処理装置がクライアントコンピュ
    ータであるクライアントサーバ方式の画像形成システム
    に適用され、 前記ジョブ処理手段は前記ジョブをラスタライズ処理す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記第2のネットワークに複数の画像形
    成装置が接続され、 前記ジョブ処理手段は1つのジョブをページ単位に分割
    し、 前記第2のジョブ送信手段は前記分割されたジョブを前
    記複数の画像形成装置に均等に送信し、 前記複数の画像形成装置は前記分割されたジョブの印刷
    処理を一斉に行うことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成システム。
  4. 【請求項4】 前記第2のネットワークに複数の画像形
    成装置が接続され、 前記ジョブ処理手段は前記1つのジョブを部数毎に分
    け、 前記第2のジョブ送信手段は前記分けられたジョブを前
    記複数の画像形成装置に均等に送信し、 前記複数の画像形成装置は前記分けられたジョブの印刷
    処理を一斉に行うことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成システム。
  5. 【請求項5】 前記第2のネットワークに複数の画像形
    成装置が接続され、 前記ジョブ処理手段は複数の前記ジョブをジョブ単位に
    分割し、 前記第2のジョブ送信手段は前記分割されたジョブを前
    記複数の画像形成装置に均等に送信し、 前記複数の画像形成装置は前記分割されたジョブの印刷
    処理を一斉に行うことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成システム。
  6. 【請求項6】 前記第2のジョブ送信手段は、空いてい
    る前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項
    5記載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の情報処理装置に複数の前記第
    2のネットワークを介して複数の画像形成装置が接続さ
    れており、 前記第2のジョブ送信手段は前記複数の第2のネットワ
    ークを介して前記複数の画像形成装置に前記ジョブを送
    信することを特徴とする請求項1記載の画像形成システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記第1の情報処理装置は前記複数の第
    2のネットワークが接続される1つのネットワークイン
    ターフェイスを有することを特徴とする請求項7記載の
    画像形成システム。
  9. 【請求項9】 第1の情報処理装置と、該第1の情報処
    理装置に第1のネットワークを介して接続された第2の
    情報処理装置と、前記第1の情報処理装置に第2のネッ
    トワークを介して接続された画像形成装置とを有する画
    像形成システムのジョブ送信方法であって、 前記第2の情報処理装置から前記第1のネットワークを
    介して前記第1の情報処理装置にジョブを送信する工程
    と、 該送信されたジョブを前記第1の情報処理装置により処
    理する工程と、 該処理されたジョブを前記第2のネットワークを介して
    前記画像形成装置に送信する工程とを有することを特徴
    とするジョブ送信方法。
  10. 【請求項10】 第1のネットワークを介して他の情報
    処理装置と接続され、第2のネットワークを介して画像
    形成装置と接続された情報処理装置であって、 前記他の情報処理装置から前記第1のネットワークを介
    して送信されたジョブを受信する受信手段と、 該受信したジョブを処理するジョブ処理手段と、 該処理したジョブを前記第2のネットワークを介して前
    記画像形成装置に送信するジョブ送信手段とを備えたこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】 第1の情報処理装置と、該第1の情報
    処理装置に第1のネットワークを介して接続された第2
    の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置に第2のネ
    ットワークを介して接続された画像形成装置とを有する
    画像形成システムに搭載され、前記第1の情報処理装置
    により実行可能なプログラムを記憶する記憶媒体におい
    て、 前記プログラムは、 前記第2の情報処理装置から前記第1のネットワークを
    介して前記第1の情報処理装置に送信されたジョブを受
    信する手順と、 該受信したジョブを処理する手順と、 該処理したジョブを前記第2のネットワークを介して前
    記画像形成装置に送信する手順とを含むことを特徴とす
    る記憶媒体。
JP31296299A 1999-11-02 1999-11-02 画像形成システム、ジョブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体 Pending JP2001134390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31296299A JP2001134390A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 画像形成システム、ジョブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31296299A JP2001134390A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 画像形成システム、ジョブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001134390A true JP2001134390A (ja) 2001-05-18

Family

ID=18035591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31296299A Pending JP2001134390A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 画像形成システム、ジョブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001134390A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097176A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Seiko Epson Corp デバイスと接続される装置、デバイスとの通信を制御する方法、および、通信制御のためのコンピュータプログラム
JP2013065353A (ja) * 2012-12-25 2013-04-11 Fuji Xerox Co Ltd サービス処理システム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0573232A (ja) * 1991-09-13 1993-03-26 Hitachi Ltd マルチ印刷制御方法
JPH05204568A (ja) * 1991-08-29 1993-08-13 Xerox Corp ダイアローグフィルターリング方法
JPH0619648A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Canon Inc プリンタ・サーバ及びプリンタ・システム
JPH07200211A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Fuji Xerox Co Ltd プリンタ装置
JPH07311665A (ja) * 1994-05-19 1995-11-28 Ricoh Co Ltd プリンタ制御装置
JPH10232748A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Ricoh Co Ltd プリントシステム
JPH11168617A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Minolta Co Ltd 画像形成システム
JPH11203082A (ja) * 1998-01-14 1999-07-30 Fuji Xerox Co Ltd 分散プリンティングシステム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05204568A (ja) * 1991-08-29 1993-08-13 Xerox Corp ダイアローグフィルターリング方法
JPH0573232A (ja) * 1991-09-13 1993-03-26 Hitachi Ltd マルチ印刷制御方法
JPH0619648A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Canon Inc プリンタ・サーバ及びプリンタ・システム
JPH07200211A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Fuji Xerox Co Ltd プリンタ装置
JPH07311665A (ja) * 1994-05-19 1995-11-28 Ricoh Co Ltd プリンタ制御装置
JPH10232748A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Ricoh Co Ltd プリントシステム
JPH11168617A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Minolta Co Ltd 画像形成システム
JPH11203082A (ja) * 1998-01-14 1999-07-30 Fuji Xerox Co Ltd 分散プリンティングシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097176A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Seiko Epson Corp デバイスと接続される装置、デバイスとの通信を制御する方法、および、通信制御のためのコンピュータプログラム
JP2013065353A (ja) * 2012-12-25 2013-04-11 Fuji Xerox Co Ltd サービス処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7148980B2 (en) Method and apparatus for a networked imaging system
US7809807B2 (en) Image forming system, image forming method, and server
JP4086378B2 (ja) 画像形成システム
JP4630441B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び記憶媒体
JP4280434B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
JP2002268850A (ja) サーバ装置およびサーバ装置のジョブ処理方法および記憶媒体
JP3890180B2 (ja) 画像処理システム及び画像データの処理方法
JP2001134389A (ja) 画像形成システム、情報処理装置、画像形成方法および記憶媒体
JP4336438B2 (ja) 印刷装置
JP3919358B2 (ja) 画像形成システム
JP3870011B2 (ja) 画像形成システム、制御方法、及び記憶媒体
JP2004255745A (ja) ネットワークデバイス制御方法
JP2004259058A (ja) ネットワークデバイス制御方法
JP4109766B2 (ja) 画像形成システム
JP2001134390A (ja) 画像形成システム、ジョブ送信方法、情報処理装置および記憶媒体
JP3937859B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP4280433B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、画像形成システム、画像形成システムの制御方法及びプログラム
JP2007026175A (ja) 画像形成システム
JP2003330667A (ja) ネットワークデバイス制御装置
JP2003008814A (ja) 情報処理装置および情報処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2005135005A (ja) 情報処理装置、画像形成システム、画像形成方法、及び制御プログラム
JP2002082788A (ja) 画像形成システム、情報処理装置、ジョブ分配方法及び記憶媒体
JP4250505B2 (ja) 情報処理装置、該装置に適用される情報処理方法及び情報処理用プログラム
JP2003036160A (ja) サーバ装置およびサーバ装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2006227794A (ja) 画像形成システム