JP2002136019A - 車両用交流発電機およびその固定子巻線に適用される導体線の接続係止部形成方法 - Google Patents

車両用交流発電機およびその固定子巻線に適用される導体線の接続係止部形成方法

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JP2002136019A JP2000318075A JP2000318075A JP2002136019A JP 2002136019 A JP2002136019 A JP 2002136019A JP 2000318075 A JP2000318075 A JP 2000318075A JP 2000318075 A JP2000318075 A JP 2000318075A JP 2002136019 A JP2002136019 A JP 2002136019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、金属ターミナルを不要とし、部
品点数及び接続作業工数を削減し、低コスト化を図ると
ともに信頼性を高めた車両用交流発電機を得る。 【解決手段】 固定子巻線を構成する導体線40は円形
断面を有し、整流器の取付座に接続される接続係止部4
2がその先端部に形成されている。接続係止部42は、
導体線40の先端部を平板状に変形し、平板状に変形さ
れた先端部に切り欠き43を形成して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用交流発電
機に関し、特に固定子巻線の口出し線や中性点引き出し
線の整流器への接続係止部構造およびその形成方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の車両用交流発電機を示す
縦断面図、図14は従来の車両用交流発電機に適用され
る固定子構造を説明する斜視図、図15は従来の車両用
交流発電機に適用される固定子の固定子巻線の導体線へ
の金属ターミナルの接続を説明する要部斜視図、図16
は従来の車両用交流発電機における固定子巻線の整流器
への取り付け構造を説明する斜視図である。図13にお
いて、車両用交流発電機は、アルミニウム製のフロント
ブラケット1およびリヤブラケット2から構成されたケ
ース3と、このケース3内に設けられ、一端部にプーリ
4が固定されたシャフト6と、このシャフト6に固定さ
れたランドル型の回転子7と、この回転子7の軸方向両
端部に固定されたファン5と、回転子7を包囲するよう
にケース3に固定された固定子8と、シャフト6の他端
部に固定されて回転子7に電流を供給するスリップリン
グ9と、スリップリング9の表面に摺動する一対のブラ
シ10と、このブラシ10を収納するブラシホルダ11
と、固定子8に電気的に接続され、固定子8で生じた交
流を直流に整流する整流器12と、ブラシホルダ11に
嵌着されて、固定子8で生じた交流電圧の大きさを調整
するレギュレータ18とを備えている。
【0003】回転子7は、電流を流して磁束を発生する
界磁コイル13と、この界磁コイル13を覆うように設
けられ、その磁束によって磁極が形成される一対のポー
ルコア20、21とを備えている。そして、一対のポー
ルコア20、21は、鉄製で、それぞれ最外径面形状を
略台形形状とする爪状磁極22、23が外周縁部に周方
向に等角ピッチで突設されてなり、これらの爪状磁極2
2、23を噛み合わせるように対向させてシャフト6に
固着されている。
【0004】固定子8は、図14に示されるように、磁
性鋼板を積層してなる円筒状の固定子鉄心16と、固定
子鉄心16に巻装された固定子巻線17とから構成され
ている。固定子鉄心16には、軸方向に延びるスロット
16aが周方向に所定ピッチで複数形成されている。固
定子巻線17は、絶縁被膜が被覆された円形断面の銅線
からなる導体線25を波状に所定回巻回してなる3つの
巻線ユニット26からなる。3つの巻線ユニット26は
それぞれ収納されるスロット16aを1スロットづつず
らして、3スロット毎のスロット16aに収納されるよ
うに固定子鉄心16に巻装されている。各巻線ユニット
26の巻き始め端が口出し線26a、26b、26cを
構成し、巻き終わり端が中性点26nを構成している。
そして、3つの巻線ユニット26の中性点26nを1つ
にまとめて、つまり3つの巻線ユニット26を3相交流
結線(Y結線)して、固定子巻線17が構成されてい
る。さらに、例えばタフピッチ銅製の金属ターミナル2
7が口出し線26a、26b、26cの各先端に接続さ
れている。また、中性点引き出し線28が3つの中性点
26nと1つにまとめられて半田などにより一体化さ
れ、その他端に金属ターミナル27が接続されている。
ここで、金属ターミナル27は、図15に示されるよう
に、その把持片27aをカシメて導体線25の絶縁被膜
25aが除去された端部に取り付けられた後、図15に
おけるA部を半田付けや溶接により接合されている。な
お、金属ターミナル27は中性点引き出し線28の他端
部にも同様に接続されている。
【0005】整流器12は、図16に示されるように、
三相交流を全波整流する複数個の正極側および負極側ダ
イオード30、31と、正極側および負極側ダイオード
30、31をそれぞれ冷却する第1および第2の冷却板
32、33と、第1および第2の冷却板32、33を絶
縁するインシュレータ34と、サーキットボード35
と、出力端子36とから構成されている。
【0006】第1の冷却板32は、略馬蹄形状に成形さ
れ、正極側ダイオード30がその主面32a上に周方向
に並んで取り付けられている。そして、放熱フィン32
bが第1の冷却板32の裏面(主面と反対側の面)から
立設されている。さらに、フランジ部32cが第1の冷
却板32の周方向両端部および中央部から径方向外方に
延出している。また、貫通穴(図示せず)が各フランジ
部32cに穿設されている。第2の冷却板33は、第1
の冷却板32より大径の略馬蹄形状に成形され、負極側
ダイオード31がその主面33a上に周方向に並んで取
り付けられている。また、貫通穴(図示せず)が第1の
冷却板32に穿設された貫通穴に対応して第2の冷却板
33の周方向両端部および中央部に穿設されている。サ
ーキットボード35は、正極側および負極側ダイオード
30、31のダイオードブリッジを構成するための配線
がインサートモールドされた樹脂成型品で、第2の冷却
板33と同等の略馬蹄形状に成形されている。また、貫
通穴35aが第1の冷却板32に穿設された貫通穴に対
応してサーキットボード35の周方向両端部および中央
部に穿設されている。さらに、固定子巻線17の口出し
線26a、26b、26cおよび中性点引き出し線28
と整流器12とを電気的に接続するためのねじ穴37
a、37b、37c、37nが設けられている。さらに
また、取付座39a、39b、39c、39nがねじ穴
37a、37b、37c、37nの外周部に設けられて
いる。
【0007】この整流器12は以下のように組み立てら
れている。まず、第1の冷却板32がフランジ部32c
の貫通穴を第2の冷却板33の貫通穴に一致させて配置
され、さらにサーキットボード35が貫通穴35aをフ
ランジ部32cの貫通穴に一致させて重ね合わせされ
る。この時、フランジ部32cと第2の冷却板33の主
面33aとの間にはインシュレータ34が介装され、両
者の電気的接続が回避されている。また、第1および第
2の冷却板32、33が主面32a、33aを同一面位
置となるように同心状に配列され、正極側ダイオード3
0と負極側ダイオード31とが互いに対向するように配
置されている。さらに、サーキットボード35の取付座
39a、39b、39c、39nから延出する接続端子
35bが相対する正極側および負極側ダイオード30、
31の端子30a、31aに挟み込まれ、半田により接
合される。ついで、出力端子36がサーキットボード3
5の1つの貫通穴35aから第1および第2の冷却板3
2、33の貫通穴に通されて、図16に示される整流器
が組み上げられる。
【0008】このように組み上げられた整流器12は、
取付ねじ(図示せす)がサーキットボード35の残りの
2つの貫通穴35aから第1および第2の冷却板32、
33の貫通穴に通され、リヤブラケット2に設けられた
ねじ穴(図示せず)に締着されて、リヤブラケット2に
取り付けられる。そして、固定子巻線17の口出し線2
6a、26b、26cおよび中性点引き出し線28が整
流器12に電気的に接続される。ここで、図16に示さ
れるように、中性点引き出し線28に接続された金属タ
ーミナル27は、ねじ穴37n上に載置され、取付ねじ
38を金属ターミナル27の穴27bに通され、取付ね
じ38をねじ穴37nに締着することにより、取付座3
9nに電気的に接続される。同様に、口出し線26a、
26b、26cに接続された金属ターミナル27が、そ
れぞれ取付ねじ38をねじ穴37a、37b、37cに
締着することにより取付座39a、39b、39cにそ
れぞれ電気的に接続される。
【0009】このように構成された従来の車両用交流発
電機では、バッテリ(図示せず)からブラシ10、スリ
ップリング9を通じて界磁コイル13に電流が供給され
て磁束が発生する。この磁束により、ポールコア20の
爪状磁極22がN極に着磁され、ポールコア21の爪状
磁極23がS極に着磁される。一方、エンジンによって
プーリ4が駆動され、シャフト6によって回転子7が回
転される。この回転子7の回転により、回転磁界が固定
子鉄心16に与えられ、固定子巻線17に起電力が発生
する。この固定子8で発生された交流の起電力が整流器
12により直流に整流されるとともに、その出力電圧の
大きさがレギュレータ18により調整される。そして、
整流器12の出力が出力端子36を介してバッテリに充
電される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用交流発電
機では、固定子巻線17の口出し線26a、26b、2
6cおよび中性点引き出し線28のそれぞれに金属ター
ミナル27を接続しているので、部品点数が増加し、か
つ、金属ターミナル27の接続作業工数が増加し、コス
トが高くなるという課題があった。この従来例では、毎
極毎相当たりのスロット数が1の場合であるが、毎極毎
相当たりのスロット数が増加すれば口出し線および中性
点引き出し線の本数も増加するので、部品点数および接
続作業工数の更なる増加をもたらすことになる。また、
金属ターミナル27を用いて固定子巻線17と整流器1
2との接続を行っているので、下記の不具合があり、信
頼性が悪化してしまうという課題もあった。まず、口出
し線26a、26b、26cおよび中性点引き出し線2
8の整流器12への接続強度が金属ターミナル27と口
出し線26a、26b、26cおよび中性点引き出し線
28との接合強度に依存してしまう。また、金属ターミ
ナル27と口出し線26a、26b、26cおよび中性
点引き出し線28とが半田接合されていると、半田の耐
熱寿命に問題があり、接合部が熱劣化してオープンして
しまう恐れがある。また、半田が劣化すると接続抵抗が
増加してしまい、接続抵抗の増加部での発熱が多くな
り、半田の熱劣化を促進してしまうことになる。さら
に、鉛入り半田を用いて耐熱性を上げることも考えられ
るが、環境性の面で問題となるとともに、融点が上が
り、半田付け作業性が悪化してしまうことになる。さら
に、金属ターミナル27と口出し線26a、26b、2
6cおよび中性点引き出し線28とが溶接されている
と、導体線25の溶融硬化部に割れが生じやすく、品質
上問題となる。また、溶接時に金属ターミナル27や導
体線25に含まれる酸化物が還元されて水蒸気を発生す
る。この水蒸気の発生に起因して粒界割れが生じ、金属
ターミナル27や導体線25の溶融硬化部内にブローホ
ールを発生させてしまう。これにより、接合強度の低下
や接続抵抗の増加を引き起こし、発電機の振動に起因す
る溶接外れを発生する恐れもある。さらに、溶接時に絶
縁被膜25aに高温が加わり、絶縁被膜25aの損傷を
生じさせ、導体線25の腐蝕をもたらす恐れもある。さ
らにまた、半田や溶接を行わず、把持片27aをカシメ
て導体線25と金属ターミナル27とを接続する場合、
接続強度が安定せず、接続抵抗が大きくなる恐れがあ
る。また、カシメ時の加圧が大きすぎると、金属ターミ
ナル27の切断を生じさせることにもなる。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ために、導体線の端部を加工して整流器との接続係止部
を形成して金属ターミナルを不要とし、部品点数および
接続作業工数を削減して、低コスト化を図ることができ
るとともに、信頼性を向上できる車両用交流発電機を得
ることを目的とする。また、整流器の取付座に締結され
る接続係止部を導体線の端部に安価に形成できる固定子
巻線に適用される導体線の接続係止部形成方法を得るこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用交
流発電機は、固定子巻線が固定子鉄心に巻装されてなる
固定子と、上記固定子からの交流出力を整流する整流器
とを備えた車両用交流発電機において、接続係止部が上
記固定子巻線の導体線の先端部に取付穴を形成して構成
され、上記導体線が取付ねじを該取付穴に通して該接続
係止部を上記整流器の取付座に締め付け固定して上記整
流器に接続されているものである。
【0013】また、上記接続係止部が平板状に形成され
ているものである。
【0014】また、上記接続係止部の厚みが上記導体線
と略同じに形成されているものである。
【0015】また、上記接続係止部が薄板状に変形され
た上記導体線の先端部を折り返して形成されているもの
である。
【0016】また、上記導体線が長方形断面を有し、該
導体線の先端部に上記取付穴を穿設して上記接続係止部
が形成されているものである。
【0017】また、上記接続係止部は上記導体線の厚み
より薄い平板状に形成されているものである。
【0018】また、この発明に係る車両用交流発電機の
固定子巻線に適用される導体線の接続係止部形成方法
は、絶縁被膜が被覆された導体線の先端側の所定範囲に
わたって該絶縁被膜を除去する工程と、上記導体線の先
端部を平板状に変形する工程と、上記導体線の平板状に
変形された先端部に取付穴を形成する工程とを備えたも
のである。
【0019】また、絶縁被膜が被覆された導体線の先端
側の所定範囲にわたって該絶縁被膜を除去する工程と、
上記導体線の先端部を輪状に曲げる工程と、上記導体線
の輪状に曲げられた先端部に平板状に変形して取付穴を
形成する工程とを備えたものである。
【0020】また、絶縁被膜が被覆された導体線の先端
側の所定範囲にわたって該絶縁被膜を除去する工程と、
上記導体線の先端部を溶融して球状に変形する工程と、
上記導体線の球状に変形された先端部を平板状に変形す
る工程と、上記導体線の平板状に変形された先端部に取
付穴を形成する工程とを備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る車
両用交流発電機の固定子巻線に適用される導体線の接続
係止部を示す要部斜視図、図2はこの発明の実施の形態
1に係る車両用交流発電機の固定子巻線に適用される導
体線の接続係止部の製造方法を説明する図、図3はこの
発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用され
る固定子構造を説明する斜視図、図4はこの発明の実施
の形態1に係る車両用交流発電機における固定子巻線の
整流器への取り付け構造を説明する斜視図である。
【0022】図1において、固定子巻線に適用される導
体線40は、絶縁被膜41が被覆された円形断面の銅線
であり、接続係止部42が導体線40の先端部に形成さ
れている。この接続係止部42は、導体線40の先端部
を導体線40の径より薄い平板状に変形され、取付ねじ
38を通す取付穴としての切り欠き43が形成されてい
る。
【0023】ついで、接続係止部42の形成方向につい
て図2を参照しつつ説明する。まず、円形断面の銅線材
からなる導体線材61の先端部の絶縁被膜41が除去さ
れる(工程1)。ついで、導体線材61の先端部にプレ
ス加工が施され、導体線材40Aの先端部が圧延されて
平板状に変形される(工程2)。その後、平板状の先端
部にプレスカット加工が施されて切り欠き43が形成さ
れる(工程3)。これにより、先端部に接続係止部42
を有する導体線40が得られる。
【0024】つぎに、この導体線40を用いた固定子の
組立方法について図3を参照しつつ説明する。まず、こ
のように接続係止部42を有する導体線40を波状に所
定回巻回して3つの巻線ユニット60が作製される。つ
いで、3つの巻線ユニット60はそれぞれ収納されるス
ロット16aを1スロットづつずらして、3スロット毎
のスロット16aに収納されるように固定子鉄心16に
巻装される。これにより、例えばa相、b相およびc相
の巻線に相当する3つの巻線ユニット60からなる固定
子巻線17Aを固定子鉄心16に巻装してなる固定子8
Aが組み上げられる。なお、各巻線ユニット60の巻き
始め端がa相、b相およびc相の口出し線60a、60
b、60cを構成し、巻き終わり端が中性点引き出し線
60nを構成している。このように構成された固定子8
Aは固定子8に代えて図13に示される車両用交流発電
機に搭載される。
【0025】このようにして組み上げられた固定子16
Aは、図4に示されるように、まず口出し線60aが整
流器12のねじ穴37a上に載置され、取付ねじ38が
接続係止部42の切り欠き43に通されてねじ穴37a
に締着固定される。これにより、口出し線60aが取付
座39aに電気的に接続される。同様に、口出し線60
b、60cが取付ねじ38によりねじ穴37b、37c
に締着固定され、取付座39b、39cに電気的に接続
される。さらに、3つの中性点引き出し線60nが重ね
られて取付ねじ38によりねじ穴37nに締着固定さ
れ、取付座39nに電気的に接続される。これにより、
3つの巻線ユニット60の中性点引き出し線60nを3
相交流結線(Y結線)してなる3相交流巻線の固定子巻
線17Aが得られる。そして、固定子巻線17Aの各相
の出力端子と中性点とが整流器12に接続される。
【0026】このように、この実施の形態1によれば、
固定子巻線17Aに適用される導体線40の先端部を変
形して接続係止部42が形成されているので、整流器1
2との接続用に従来必要であった金属ターミナル27が
不要となる。そこで、部品点数が削減されるとともに、
金属ターミナル27の接続作業が不要となり、その分低
コスト化が実現できる。なお、毎極毎相当たりのスロッ
ト数が増加すれば口出し線および中性点引き出し線の本
数が増加するので、毎極毎相当たりのスロット数が増え
るほど、この発明のコスト低減効果が顕著となる。
【0027】また、金属ターミナル27が不要となるの
で、金属ターミナル27と導体線との接続に起因する下
記の不具合がなく、優れた信頼性が得られる。まず、口
出し線60a、60b、60cおよび中性点引き出し線
60nの整流器12への接続強度が取付ねじ38のねじ
穴37a、37b、37c、37nへの締着力にのみ依
存するので、安定した接続強度が得られる。また、接続
係止部42は平板状に形成されているので、接続係止部
42と取付座39a、39b、39c、39nとが面接
触となり、取付ねじ38の締着力が接続係止部42と取
付座39a、39b、39c、39nとの接触部に均等
に加わり、安定した接続強度が得られる。また、従来必
要であった金属ターミナルと口出し線および中性点引き
出し線との半田接合が不要となるので、半田の熱劣化に
ともなう接続部のオープンや接続抵抗の増大がなくなる
とともに、鉛入り半田を用いることによる環境性の問題
もなくなる。さらに、溶接が不要となるので、導体線の
溶融硬化部の割れや導体線の溶融硬化部内のブローホー
ルに起因する問題もなくなる。また、導体線40に高温
が加わることがないので、温度による絶縁被膜41の損
傷もなく、導体線40の耐腐蝕性が向上される。
【0028】また、この実施の形態1によれば、絶縁被
膜41が除去された導体線材61の先端部をプレス加工
により平板状に変形し、ついで平板状に変形された先端
部にプレスカット加工を施して切り欠き43を形成する
ことにより、先端部に接続係止部42を有する導体線4
0を作製しているので、特殊な加工方法が必要となら
ず、先端部に接続係止部42を有する導体線40を安価
に作製できる。
【0029】実施の形態2.この実施の形態2では、固
定子巻線に適用される導体線40Aは、絶縁被膜41が
被覆された円形断面の銅線であり、接続係止部42Aが
導体線40Aの先端部に形成されている。この接続係止
部42Aは、導体線40Aの先端部を導体線40Aの径
より薄い平板状に変形され、取付ねじ38を通す取付穴
としての切り欠き43aが形成されている。そして、導
体線40Aを用い固定子巻線が作製されている。なお、
他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
従って、この実施の形態2においても、上記実施の形態
1と同様の効果が得られる。また、この実施の形態2に
よれば、接続係止部42Aが略C状に形成されているの
で、取付ねじ38を整流器のねじ穴に締着したときに、
接続係止部42Aが略全周にわたって取付ねじ38と取
付座との間に挟持され、上記実施の形態1に比べて大き
な取付強度が得られる。
【0030】この実施の形態2では、図6に示されるよ
うに、まず、円形断面の銅線材からなる導体線材61の
先端部の絶縁被膜41を除去し(工程1)、ついで、導
体線材61の先端部を環状に曲げ(工程2)、その後導
体線61の先端部をプレス加工により圧延して平板状に
変形し、切り欠き43aを形成している(工程3)。そ
こで、この実施の形態2においても、特殊な加工方法が
必要とならず、先端部に接続係止部42Aを有する導体
線40Aを安価に作製することができる。
【0031】実施の形態3.この実施の形態3では、固
定子巻線に適用される導体線40Bは、絶縁被膜41が
被覆された円形断面の銅線であり、接続係止部42Bが
導体線40Bの先端部に形成されている。この接続係止
部42Bは、導体線40Bの先端部を平板状に変形さ
れ、取付ねじ38を通す取付穴としての穴43bが形成
されている。ここで、接続係止部42Bの厚みが導体線
40Bの径と略同じに形成されている。なお、他の構成
は上記実施の形態1と同様に構成されている。従って、
この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様
の効果が得られる。また、接続係止部42Bの厚みが導
体線40Bの径と略同じに形成されているので、発電機
の振動が整流器12に接続された導体線40Bに加わる
際に、導体線40Bの振動による曲げ応力が接続係止部
42Bの根元部に集中しない。そこで、発電機の振動に
起因する接続係止部42Bの根元部の断線が発生しにく
くなり、信頼性が向上される。また、接続係止部42B
の厚みが導体線40Bの径と略同じに形成されているの
で、複数の導体線40Bを1箇所のねじ穴に締結する際
に、接続係止部42Bの近傍の導体線40Bが互いに干
渉しなくなり、接続性が向上される。例えば、3つの中
性点引き出し線60nを1箇所のねじ穴37nに締結固
定する場合、互いの干渉を回避するように3つの導体線
40Bを引き回すことなく、3つの接続係止部42Bを
重ね合わせてねじ穴37nに締結するだけでよくなる。
【0032】この実施の形態3では、図8に示されるよ
うに、まず、円形断面の銅線材からなる導体線材61の
先端部の絶縁被膜41を除去し(工程1)、ついで、導
体線材61の先端部を加熱溶融して大径の溶融玉62を
形成し(工程2)、さらに、導体線61の先端部の溶融
玉62をプレス加工により圧延して平板状に変形し(工
程3)、その後平板状に変形された先端部に穴43bを
形成している(工程4)。そこで、この実施の形態3に
おいても、特殊な加工方法が必要とならず、先端部に接
続係止部42Bを有する導体線40Bを安価に作製する
ことができる。
【0033】実施の形態4.この実施の形態4では、固
定子巻線に適用される導体線40Cは、絶縁被膜41が
被覆された長方形断面の銅線であり、接続係止部42C
が導体線40Cの先端部に形成されている。この接続係
止部42Cは、導体線40Cの先端部を導体線40Cの
長方形断面の短辺長さを縮小した平板状に変形され、取
付ねじ38を通す取付穴としての穴43cが形成されて
いる。そして、導体線40Cを用い固定子巻線が作製さ
れている。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に
構成されている。従って、この実施の形態4において
も、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0034】この実施の形態4では、図10に示される
ように、まず、長方形断面の銅線材からなる導体線材6
1Aの先端部の絶縁被膜41を除去し(工程1)、つい
で、導体線材61Aの先端部をプレス加工により圧延し
て平板状に変形し(工程2)、その後導体線61Aの平
板状の先端部にプレスカット加工を施して穴43cを形
成している(工程3)。そこで、この実施の形態4にお
いても、特殊な加工方法が必要とならず、先端部に接続
係止部42Cを有する導体線40Cを安価に作製するこ
とができる。また、接続係止部40Cが導体線40Cの
先端部を導体線40Cの長方形断面の短辺長さを縮小し
た平板状に変形されているので、平板状の接続係止部4
0cの作製が容易となる。
【0035】実施の形態5.この実施の形態5は、例え
ば2つの導体線を1つの取付座に締め付け固定する場合
に適用される場合であり、図11に示されるように、導
体線40Dは、絶縁被膜41が被覆された長方形断面の
銅線であり、接続係止部42Dが導体線40Dの先端部
に形成されている。この接続係止部42Dは、導体線4
0Dの先端部が導体線40Dの約半分の厚みの薄板状
(平板状)に変形された後、折り返されており、さらに
取付ねじ38を通す取付穴としての穴43dが折り返し
部を貫通するように形成されている。なお、他の構成は
上記実施の形態4と同様に構成されている。従って、こ
の実施の形態5においても、特殊な加工方法が必要とな
らず、上記実施の形態4と同様の効果が得られる。
【0036】また、この実施の形態5では、接続係止部
42Dが導体線40Dの薄板状に変形された先端部を折
り返して2重構造に形成されているので、接続係止部4
2Dの厚みを厚く形成することができる。そこで、接続
係止部42Dの剛性が高まり、接続信頼性が向上され
る。さらに、接続係止部42Dの厚みを導体線40Dの
厚みと略同じに形成できるので、2つの導体線40Dを
1箇所のねじ穴に締結する際に、接続係止部42Dの近
傍の導体線40Dが互いに干渉しなくなり、接続性が向
上される。
【0037】実施の形態6.この実施の形態6では、図
12に示されるように、導体線40Eは、絶縁被膜41
が被覆された扁平な長方形断面の銅線であり、接続係止
部42Eが導体線40Eの先端部に取付穴としての穴4
3eを穿設して形成されている。なお、他の構成は上記
実施の形態1と同様に構成されている。
【0038】従って、この実施の形態6においても、上
記実施の形態1と同様の効果が得られる。また、この実
施の形態6では、接続係止部42Eが導体線40Eの先
端部に穴43eを穿設して形成されているので、上記実
施の形態1で必要であったプレス加工が不要となり、そ
の分低コスト化が図られる。さらに、導体線40Eが扁
平な形状を有しているので、曲げ性がよく、導体線40
Eの整流器12への接続作業性が向上される。なお、上
記実施の形態5では、2つの導体線40Dを1つの取付
座に締め付け固定するものとして説明しているが、他の
実施の形態においても、2つ以上の導体線を1つの取付
座に締め付け固定するようにしてもよい。この場合、導
体線の先端部に行われるプレス工程や溶融工程を複数本
の導体線をまとめて同時に行うようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】この発明によれば、固定子巻線が固定子鉄
心に巻装されてなる固定子と、上記固定子からの交流出
力を整流する整流器とを備えた車両用交流発電機におい
て、接続係止部が上記固定子巻線の導体線の先端部に取
付穴を形成して構成され、上記導体線が取付ねじを該取
付穴に通して該接続係止部を上記整流器の取付座に締め
付け固定して上記整流器に接続されているので、金属タ
ーミナルが不要となり、部品点数および接続作業工数が
削減され、低コスト化が図れるとともに、信頼性が向上
される車両用交流発電機が得られる。
【0041】また、上記接続係止部が平板状に形成され
ているので、接続係止部と取付座との接触面積が増え、
安定した接続強度が得られる。
【0042】また、上記接続係止部の厚みが上記導体線
と略同じに形成されているので、車両用交流発電機の振
動による応力が接続係止部の根元部に集中せず、接続係
止部の断線が起こりにくくなる。
【0043】また、上記接続係止部が薄板状に変形され
た上記導体線の先端部を折り返して形成されているの
で、接続係止部の剛性が高められ、接続信頼性が向上さ
れる。
【0044】また、上記導体線が長方形断面を有し、該
導体線の先端部に上記取付穴を穿設して上記接続係止部
が形成されているので、導体線を平板状に変形する必要
がなく、その分低コスト化が図られる。
【0045】また、上記接続係止部は上記導体線の長方
形断面の短辺長さを縮小した平板状に形成されているの
で、平板状の接続係止部の作製が容易となる。
【0046】また、この発明によれば、絶縁被膜が被覆
された導体線の先端側の所定範囲にわたって該絶縁被膜
を除去する工程と、上記導体線の先端部を平板状に変形
する工程と、上記導体線の平板状に変形された先端部に
取付穴を形成する工程とを備えたので、特殊な加工方法
を用いることなく、導体線の先端部に接続係止部を形成
でき、安価な車両用交流発電機の固定子巻線に適用され
る導体線の接続係止部形成方法が得られる。
【0047】また、絶縁被膜が被覆された導体線の先端
側の所定範囲にわたって該絶縁被膜を除去する工程と、
上記導体線の先端部を輪状に曲げる工程と、上記導体線
の輪状に曲げられた先端部に平板状に変形して取付穴を
形成する工程とを備えたので、特殊な加工方法を用いる
ことなく、導体線の先端部に接続係止部を形成でき、安
価な車両用交流発電機の固定子巻線に適用される導体線
の接続係止部形成方法が得られる。
【0048】また、絶縁被膜が被覆された導体線の先端
側の所定範囲にわたって該絶縁被膜を除去する工程と、
上記導体線の先端部を溶融して球状に変形する工程と、
上記導体線の球状に変形された先端部を平板状に変形す
る工程と、上記導体線の平板状に変形された先端部に取
付穴を形成する工程とを備えたので、特殊な加工方法を
用いることなく、導体線の先端部に接続係止部を形成で
き、安価な車両用交流発電機の固定子巻線に適用される
導体線の接続係止部形成方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部を示
す要部斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部の製
造方法を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機に適用される固定子構造を説明する斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機における固定子巻線の整流器への取り付け構造を説
明する斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発
電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部を示
す要部斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発
電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部の製
造方法を説明する図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発
電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部を示
す要部斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発
電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部の製
造方法を説明する図である。
【図9】 この発明の実施の形態4に係る車両用交流発
電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部を示
す要部斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に係る車両用交流
発電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部の
製造方法を説明する図である。
【図11】 この発明の実施の形態5に係る車両用交流
発電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部を
示す要部斜視図である。
【図12】 この発明の実施の形態6に係る車両用交流
発電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部を
示す要部斜視図である。
【図13】 従来の車両用交流発電機を示す縦断面図で
ある。
【図14】 従来の車両用交流発電機に適用される固定
子構造を説明する斜視図である。
【図15】 従来の車両用交流発電機に適用される固定
子の固定子巻線の導体線への金属ターミナルの接続を説
明する要部斜視図である。
【図16】 従来の車両用交流発電機における固定子巻
線の整流器への取り付け構造を説明する斜視図である。
【符号の説明】
8A 固定子、12 整流器、16 固定子鉄心、17
A 固定子巻線、38取付ねじ、39a、39b、39
c、39n 取付座、40、40A、40B、40C、
40D、40E 導体線、41 絶縁被膜、42、40
A、40B、40C、40D、40E 接続係止部、4
3、43a 切り欠き(取付穴)、43b、43c、4
3d、43e 穴(取付穴)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H603 AA03 AA09 BB07 BB09 BB12 CA01 CA05 CA10 CB12 CB20 CC05 CD05 CD21 CE01 CE02 CE03 CE13 EE06 5H604 AA05 AA08 BB03 BB10 BB14 CC01 CC05 CC15 QB03 QB16 5H615 AA01 BB02 BB07 BB14 PP01 PP15 QQ02 SS03 SS04 SS24 TT01 TT14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子巻線が固定子鉄心に巻装されてな
    る固定子と、上記固定子からの交流出力を整流する整流
    器とを備えた車両用交流発電機において、 接続係止部が上記固定子巻線の導体線の先端部に取付穴
    を形成して構成され、上記導体線が取付ねじを該取付穴
    に通して該接続係止部を上記整流器の取付座に締め付け
    固定して上記整流器に接続されていることを特徴とする
    車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】 上記接続係止部が平板状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】 上記接続係止部の厚みが上記導体線と略
    同じに形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】 上記接続係止部が薄板状に変形された上
    記導体線の先端部を折り返して形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】 上記導体線が長方形断面を有し、該導体
    線の先端部に上記取付穴を穿設して上記接続係止部が形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用交
    流発電機。
  6. 【請求項6】 上記接続係止部は上記導体線の厚みより
    薄い平板状に形成されていることを特徴とする請求項5
    記載の車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】 絶縁被膜が被覆された導体線の先端側の
    所定範囲にわたって該絶縁被膜を除去する工程と、上記
    導体線の先端部を平板状に変形する工程と、上記導体線
    の平板状に変形された先端部に取付穴を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする車両用交流発電機の固定子巻
    線に適用される導体線の接続係止部形成方法。
  8. 【請求項8】 絶縁被膜が被覆された導体線の先端側の
    所定範囲にわたって該絶縁被膜を除去する工程と、上記
    導体線の先端部を輪状に曲げる工程と、上記導体線の輪
    状に曲げられた先端部に平板状に変形して取付穴を形成
    する工程とを備えたことを特徴とする車両用交流発電機
    の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部形成方
    法。
  9. 【請求項9】 絶縁被膜が被覆された導体線の先端側の
    所定範囲にわたって該絶縁被膜を除去する工程と、上記
    導体線の先端部を溶融して球状に変形する工程と、上記
    導体線の球状に変形された先端部を平板状に変形する工
    程と、上記導体線の平板状に変形された先端部に取付穴
    を形成する工程とを備えたことを特徴とする車両用交流
    発電機の固定子巻線に適用される導体線の接続係止部形
    成方法。
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