JP2018088779A - コイル接続部材 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るコイル接続部材が用いられる電動機のステータの構成例及び係る構成例における本発明の一実施の形態に係るコイル接続部材の配索例について説明する概略図である。図2(a)は、ステータを構成する磁性体コアの電気的な接続状態を示す模式図であり、図2(b)は、図2(a)で実現されている電気的な接続を模式的に示す回路図である。図3は、図1のステータを構成する第1の磁性体コアを単体で示す斜視図である。図4は、本発明の一実施の形態に係るコイル接続部材の構成例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図、(c)は一端部を拡大して示す側面図である。
図1、図2(a)に示すように、電動機1は、回転子であるロータ2と、固定子を構成する複数の磁性体コア片31からなる磁性体コア30を有するステータ3とを備えている。
コイル接続部材5は、少なくとも1つの磁性体コア片31に巻き回されたコイル巻線32の端部と、この少なくとも1つの磁性体コア片31と異なる他の磁性体コア片31に巻き回されたコイル巻線32の端部とを電気的に接続する部材である。
磁性体コア片31において、2〜5番目のU相のコイル巻線32Uの一方の端部321U及び他方の端部322Uには、上述した本発明の一実施の形態に係るコイル接続部材5が電気的に接続されている。同様に、2〜5番目のV相のコイル巻線32Vの一方の端部321V及び他方の端部322Vと、2〜5番目のW相のコイル巻線32Wの一方の端部321W及び他方の端部322Wとには、コイル接続部材5が、それぞれ電気的に接続されている。また、第2の磁性体コア片31Aにおいて、U相のコイル巻線32AUの一方の端部321AU、V相のコイル巻線32AVの一方の端部321AV、W相のコイル巻線32AWの一方の端部321AWには、コイル接続部材5がそれぞれ電気的に接続されている。
図5は、本発明の一変形例に係るコイル接続部材の一端部を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は斜視図である。なお、参照として、図5(a)には、接続部511と電気的に接続されるコイル巻線の端部として一方の端部321を例にとって図示している。上記実施の形態では、絶縁被膜52が屈曲部515を被覆しているように構成したが、図5(a),図5(b)に示すように、屈曲部515を絶縁被膜52から露出するように構成することもできる。また、上記実施の形態のように、連続部516及び直線部517を設けず、屈曲部515が接続部511と直接連続している。さらに、屈曲部515は、接続部511と連続する境界部515aから本体部513側の所定の範囲に亘る側面515bが平坦面となるように構成することもできる。換言すれば、屈曲部515のうち、接続部511の延在方向に沿って延在している部分の側面、すなわち、図5(a)の平面視において、接続面511aの幅方向において接続面511aが配置されている範囲に含まれる部分の側面が、接続面511aと連続する平坦面となるように構成することもできる。
また、上記実施の形態では、中間部512の本体部513が円弧状に湾曲した形状を有するように構成したが、図6に示すように、中間部512Bの少なくとも一部が多角形状に形成されているようにすることもできる。具体的に、中間部512Bは、2つの所定の位置で折り曲げられている。より具体的に、中間部512Bは、コイル接続部材5が電動機1に配置された状態において、磁性体コア片31の配置に沿うことができるように多角形状に形成されている。
また、上記実施の形態では、中間部512を、その両端部の2箇所において屈曲されているように構成したが、これに加えて両端部以外の箇所でさらに屈曲されているように構成することもできる。係る構成は、例えば、中性相コイル接続部材5Aとして用いることができる。具体的に、図7に示すように、中性相コイル接続部材5Aは、中間部512の両端部の2箇所515に加えて、さらに本体部513の2箇所515bで屈曲されている。また、本体部513の屈曲されている2箇所515bに挟まれた領域の一部が絶縁被膜52から露出して、別の接続部511Bを形成している。
また、上記実施の形態及び変形例1乃至3に係るコイル接続部材5は、図1、図2(a)に示すような、スター結線を形成する配索に用いたが、同相の磁性体コア片31の直列的な接続であれば、他の配索に用いることもできる。図8に他の配索例を示す。この配索例では、各相において、3つの並列的接続と、それぞれの並列的接続を構成する2つの直列的接続とが形成されている。このような、図8に示す回路を実現する配索において、上記実施の形態及び変形例1乃至3に係るコイル接続部材5は、直列的接続、すなわち、同相の磁性体コア片31同士を直列的に接続させるために用いることができる。
上記実施の形態及び上述の変形例1乃至4に係るコイル接続部材5,5Aは、電動機1において、コイル巻線32が1つの磁性体コア片31にそれぞれ巻き回されている構成(係る構成を「集中巻」とする。)で用いたが、コイル巻線32が複数の磁性体コア片31に亘って巻き回されている構成(前述の集中巻に対して、係る構成を「分布巻」とする。)で用いることも可能である。
以上説明した実施の形態及びその変形例によれば、以下のような作用及び効果が得られる。すなわち、本実施の形態に係るコイル接続部材5は、線状の導体性金属からなる導電体51と、導電体51の表面を被覆する絶縁体からなる絶縁被膜52とを備え、導電体51は、コイル巻線32に接続される複数の接続部511と、複数の接続部511の間の中間部512とを一体に有し、接続部511は、コイル巻線との接続面511aが平坦に形成されており、中間部512は、丸線状であると共に少なくとも1箇所において屈曲されており、絶縁被膜52は、中間部512の少なくとも一部を被覆している。
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
2…ロータ
3…ステータ
3…変形例
5…コイル接続部材
30…磁性体コア
32…コイル巻線
51…導電体
52…絶縁被膜
321,322…端部
511…接続部
511a…接続面
512…中間部
O2…中心軸線
Claims (6)
- 電動機の固定子を構成する環状の磁性体コアに巻き回された複数のコイル巻線の端部を電気的に接続するコイル接続部材であって、
線状の導体性金属からなる導電体と、前記導電体の表面を被覆する絶縁体からなる絶縁被膜とを備え、
前記導電体は、前記複数のコイル巻線の端部のそれぞれに接続される複数の接続部と、前記複数の接続部の間の中間部とを一体に有し、
前記接続部は、前記コイル巻線の端部との接続面が平坦に形成されており、
前記中間部は、丸線状であると共に少なくとも1箇所において屈曲されており、
前記絶縁被膜は、前記中間部の少なくとも一部を被覆している、
コイル接続部材。 - 前記複数の接続部のうち少なくとも1つの接続部は、その前記接続面が当該接続部の近傍の前記中間部に被覆された前記絶縁被膜の外面よりも前記コイル巻線の端部側に位置している、
請求項1に記載のコイル接続部材。 - 前記接続面の幅は、前記中間部の直径以上である、
請求項1または2に記載のコイル接続部材。 - 前記中間部は、その端部において前記絶縁被膜から露出した部分が屈曲されて前記接続部に連続しており、当該屈曲された部分の少なくとも一部の側面が前記接続面と連続する平坦面である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載のコイル接続部材。 - 前記中間部は、その少なくとも一部が前記磁性体コアの配置に沿って円弧状に湾曲している、
請求項1乃至4の何れか1項に記載のコイル接続部材。 - 前記中間部は、その少なくとも一部が前記磁性体コアの配置に沿って多角形状に形成されている、
請求項1乃至4の何れか1項に記載のコイル接続部材。
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