JP2002077226A - メールサーバ及び記録媒体 - Google Patents

メールサーバ及び記録媒体

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JP2002077226A JP2000264157A JP2000264157A JP2002077226A JP 2002077226 A JP2002077226 A JP 2002077226A JP 2000264157 A JP2000264157 A JP 2000264157A JP 2000264157 A JP2000264157 A JP 2000264157A JP 2002077226 A JP2002077226 A JP 2002077226A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザへの電子メールの発信を行い、電子メ
ールの利用を促進するためのメールサーバを提供するこ
とである。 【解決手段】 メールサーバ1は、ユーザ宛の電子メー
ルを受信し、受信したこの電子メールの差出人のドメイ
ン名や受信時刻などに基づき、電子メールを受信したユ
ーザに付与するポイントを決定し、累計する。そして累
計されたポイントが所定の値に達したとき、そのポイン
トを有するユーザに宛てて、メールサーバ1が、所定の
定型メッセージを含むコンテンツメールを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
介して電子メールを受信するメールサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】電子メールを端末に配信するため、PO
P(Post Office Protocol)サーバが用いられている。
POPサーバは、ユーザ宛の電子メールを、ユーザに対
応付けられたメールボックスに蓄積し、端末からのユー
ザのアクセスに応答して、このメールボックスに蓄積さ
れた電子メールを端末に供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザによる
POPサーバの利用状況等に応じてPOPサーバ自身が
端末に電子メールを送信するということはなく、POP
サーバの利用促進が十分に図られなかった。
【0004】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、ユーザへの電子メールの発信を行い、電子メールの
利用を促進するためのメールサーバを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかるメールサーバは、第
1の電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段が
受信した前記第1の電子メールの内容に基づき、当該第
1の電子メールの名宛人に付与する点数を決定するポイ
ント付与手段と、前記点数を、前記名宛人毎に累計する
ポイント集計手段と、累計された前記点数が所定の値に
達したか否かを判別し、達したと判別したとき、当該点
数を付与された名宛人に宛てて第2の電子メールを送信
する送信手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0006】このようなメールサーバによれば、電子メ
ールの内容に基づいて決定された点数が名宛人に付与さ
れ累計されてゆき、点数が所定の値に達すれば、メール
サーバから名宛人へと電子メールが発信される。この結
果電子メールの利用が促進される。
【0007】前記ポイント付与手段は、前記受信手段が
受信した前記第1の電子メールの送信元の所属を表すド
メイン情報を当該第1の電子メールより取得し、取得し
た当該ドメイン情報に基づき、当該第1の電子メールの
名宛人に付与する点数を決定するものとすれば、特定の
ドメインに属する発信者との間での電子メールの利用が
促進される。
【0008】前記受信手段は、前記第1の電子メールを
受信した時間帯を特定する時間帯情報を取得する手段を
備え、前記ポイント付与手段は、前記受信手段が取得し
た前記時間帯情報に基づき、当該第1の電子メールの名
宛人に付与する点数を決定する手段を更に備えるものと
すれば、特定の時間帯における電子メールの利用が促進
される。
【0009】前記メールサーバは、たとえば、所定の定
型データを前記名宛人に対応付けて記憶する定型データ
記憶手段を備え、前記送信手段は、累計された前記所定
の値に達したと判別された点数を付与された名宛人に対
応付けられた前記定型データを含む前記第2の電子メー
ルを作成し、作成した当該第2の電子メールを送信する
手段を備えることにより、第2の電子メールを送信す
る。
【0010】前記受信手段は、たとえば、自己が受信し
た前記第1の電子メールを転送する転送手段を備えてい
てもよい。この場合、前記ポイント付与手段は、前記転
送手段が転送した第1の電子メールを外部のネットワー
クを介して受信し、受信した当該第1の電子メールの内
容に基づき、当該第1の電子メールの名宛人に付与する
点数を決定するものであればよい。このような構成とす
ることにより、このメールサーバを、電子メールを受信
する複数の装置から構成することが可能になり、処理の
分散化が図られる。
【0011】また、この発明の第2の観点にかかるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、
第1の電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段
が受信した前記第1の電子メールの内容に基づき、当該
第1の電子メールの名宛人に付与する点数を決定するポ
イント付与手段と、前記点数を、前記名宛人毎に累計す
るポイント集計手段と、累計された前記点数が所定の値
に達したか否かを判別し、達したと判別したとき、当該
点数を付与された名宛人に宛てて第2の電子メールを送
信する送信手段と、して機能させるためのプログラムを
記録したことを特徴とする。
【0012】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムを実行するコンピュータによれば、電子メールの内容
に基づいて決定された点数が名宛人に付与され累計され
てゆき、点数が所定の値に達すれば、メールサーバから
名宛人へと電子メールが発信される。この結果電子メー
ルの利用が促進される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
メール配信システムを例として説明する。 (第1の実施の形態)図1は、この発明の第1の実施の
形態にかかるメール配信システムの構成を示す図であ
る。図示するように、このメール配信システムは、メー
ルサーバ1と、端末2とより構成されている。メールサ
ーバ1及び端末2は互いに接続されており、メールサー
バ1は、インターネット等より構成される外部のネット
ワークNに接続されている。
【0014】メールサーバ1は、図2に示すように、コ
ンテンツメール管理制御部11と、ポイント管理表記憶
部12と、メール送受信部13と、メールボックス記憶
部14と、メールリーダ部15と、通信制御部16とを
備えている。
【0015】コンテンツメール管理制御部11は、サー
ビス管理制御部111と、ポイント管理制御部112と
から構成されている。このうち、サービス管理制御部1
11は、サービス管理部111Aと、メッセージメール
記憶部111Bとを備えている。また、ポイント管理制
御部112は、ポイント管理部112Aと、ポイント取
得部112Bとを備えている。
【0016】サービス管理部111Aは、CPU(Cent
ral Processing Unit)及びRAM(Random Access Mem
ory)等から構成されており、後述するメッセージメー
ルサービスの処理を実行する。メッセージメール記憶部
111Bは、RAMやハードディスク装置等から構成さ
れており、定型メッセージテーブル51及びキャラクタ
登録ファイルを予め複数記憶していて、自己へのアクセ
スに応答して自己が記憶するデータの読み出しを行う。
【0017】定型メッセージテーブル51は、サービス
管理部111Aが後述する処理に従って、このメール配
信システムのユーザに宛てて送信する電子メール(以
下、「コンテンツメール」あるいは「メッセージメー
ル」と呼ぶ)に記載する定型メッセージ文を格納するテ
ーブルである。すなわち、電子メールを受信したユーザ
に提供するメールメッセージサービスの内容を示すもの
である。コンテンツメールに記載される定型メッセージ
文は、ユーザが電子メールを受信する毎にポイント数が
加算される後述のBポイント及びCポイントの値に対応
付けられている。
【0018】各々の定型メッセージテーブル51は、こ
のメール配信システムのユーザに対応付けられている。
そして、各々の定型メッセージテーブル51は、具体的
には、たとえば図3に示すデータ構造を有している。す
なわち、定型メッセージテーブル51は、たとえば、B
ポイントが100ポイント以上200ポイント未満、2
00ポイント以上300ポイント未満、及び300ポイ
ント以上の各場合(ただし、これらのいずれの場合にお
いてもBポイントはCポイントより大きいものとする)
に1対1に対応付けられた3個の定型メッセージ文と、
Cポイントが100ポイント以上200ポイント未満、
200ポイント以上300ポイント未満、及び300ポ
イント以上の各場合(ただし、これらのいずれの場合に
おいてもCポイントはBポイントより大きいものとす
る)に1対1に対応付けられた3個の定型メッセージ文
と、を含んでいる。なお、以下では、上述の「100ポ
イント」を「第1ポイント」、「200ポイント」を
「第2ポイント」、「300ポイント」を「第3ポイン
ト」と記す。
【0019】キャラクタ登録ファイルは、コンテンツメ
ールに添付する写真やイラスト等のモチーフ画像データ
を格納するファイルであり、このモチーフ画像データ
と、このモチーフ画像データが添付されるコンテンツメ
ールの差出人名及び差出人のメールアカウントとを、互
いに対応付けて格納しているものである。そして、各々
のキャラクタ登録ファイルは、このメール配信システム
のユーザに対応付けられている。
【0020】ポイント管理部112Aは、CPU及びR
AM等と、水晶発振器等からなり現在日時を示す日時情
報を連続的に発生するタイマとから構成されており、後
述するステップS201〜S203及びS501〜S5
02の処理を実行する。ポイント取得部112Bは、C
PU及びRAMやハードディスク装置等から構成されて
おり、後述するステップS204〜S209の処理を実
行する。また、ポイント取得部112Bは、ポイント換
算表52を予め記憶していて、自己へのアクセスに応答
して自己が記憶するデータの読み出しを行う。
【0021】ポイント換算表52は複数のレコードから
なり、各々のレコードは、(a) メールサーバ1が受
信する電子メールを特定するヘッダ情報を構成するヘッ
ダ項目を格納するヘッダ項目フィールドと、(b) こ
のヘッダ項目が満たすべき条件を記述する条件文を格納
する基準フィールドと、(c) このヘッダ項目がこの
条件文により記述された条件を満たすとき、この電子メ
ールの受取人に与えられるBポイントの加算点を示す値
を格納するBポイント加算点フィールドと、(d) こ
のヘッダ項目がこの条件文により記述された条件を満た
すとき、この電子メールの受取人に与えられるCポイン
トの加算点を示す値を格納するCポイント加算点フィー
ルドと、を含んでいる。
【0022】なお、メール項目は、具体的には、電子メ
ールがメールサーバ1に受信された日付(送信日付)、
電子メールがメールサーバ1に受信された時刻(受信時
刻)、電子メールの差出人のメールアカウント、及び、
電子メールの表題を含んでいる。このうち、電子メール
の差出人のメールアカウント及び電子メールの表題は、
電子メールの内容に含まれており、送信日付及び受信時
刻は、メール送受信部13が後述する処理に従って決定
する。
【0023】ポイント換算表52は、より具体的には、
たとえば図4に示すデータ構造を有している。ポイント
換算表52が図4に示すデータ構造を有している場合、
たとえば先頭のレコード(レコード#1)は、メールサ
ーバ1が受信する電子メールの差出人のメールアカウン
トが文字列".co.jp"を含むとき、この電子メールの受取
人に5ポイントのBポイント及び1ポイントのCポイン
トが加算点として与えられることを示している。また、
たとえば先頭から3番目のレコード(レコード#3)
は、電子メールの受信時刻が9時以降18時未満である
とき、この電子メールの受取人に1ポイントのBポイン
ト及び3ポイントのCポイントが加算点として与えられ
ることを示している。
【0024】ポイント管理表記憶部12は、RAMやハ
ードディスク装置等から構成されており、ポイント管理
表53を記憶していて、自己へのアクセスに応答して、
データの記憶や自己が記憶するデータの読み出しを行
う。ポイント管理表53は複数のレコードからなり、各
々のレコードは、(e) このメール配信システムのユ
ーザに割り当てられたメールアカウントを格納するアカ
ウントフィールドと、(f) このユーザに与えられた
Bポイントを格納するBポイントフィールドと、(g)
このユーザに与えられたCポイントを格納するCポイ
ントフィールドと、(h) このユーザに割り当てられ
ている元メールアカウント(ドメインネームが付された
メールアカウント)を格納する元アカウントフィールド
と、を含んでいる。
【0025】ポイント管理表53は、より具体的には、
例えば図5に示すデータ構造を有している。ポイント管
理表53が図5に示すデータ構造を有している場合、た
とえば、アカウントフィールドに文字列"kato"が格納さ
れているレコード(レコード#1)は、メールアカウン
トとして文字列"kato"が割り当てられているユーザに、
79ポイントのBポイント及び134ポイントのCポイ
ントが与えられていることを示している。
【0026】メール送受信部13は、CPU及びRAM
等と、水晶発振器等からなり現在日時を示す日時情報を
連続的に発生するタイマとから構成されており、ネット
ワークNを介してメールサーバ1へと送信されてきた電
子メールを受信して受信日付及び受信時刻を決定し、ま
た、電子メールをネットワークNへと送出する。また、
メール送受信部13は、機能的には、受信メールヘッダ
解析部131を備えている。受信メールヘッダ解析部1
31は、後述するステップS102及びS103の処理
を実行する。
【0027】メールボックス記憶部14は、RAMやハ
ードディスク装置等より構成されており、メールボック
ス54を記憶している。メールボックス54は、このメ
ール配信システムのユーザ毎に1個、各ユーザに1対1
に対応付けられてメールボックス記憶部14に格納され
ており、各々のメールボックス54は、例えば、図6に
示すデータ構造を有している。
【0028】すなわち、図6に示すように、メールボッ
クス54は複数のレコードからなり、各々のレコード
は、(i)受け取った電子メールを識別する番号を格納
する番号フィールドと、(j)この電子メールが受信さ
れた日付(受信日付)を格納するDateフィールドと、
(k)この電子メールが受信された時刻(受信時刻)を
格納するTimeフィールドと、(l)この電子メールの差
出人のメールアカウントを格納するFromフィールドと、
(m)この電子メールの表題を格納するSubjectフィー
ルドと、(n)この電子メールの本文を格納するMessag
e Bodyフィールドと、を含んでいる。
【0029】なお、メールボックス54の同一のレコー
ドのDateフィールド、Timeフィールド、Fromフィールド
及びSubjectフィールドに格納されている送信日付、送
信時刻、差出人のメールアカウント及び表題が、このレ
コードの番号フィールドに格納された番号により識別さ
れる電子メールのヘッダ情報を構成するものとする。
【0030】メールリーダ部15は、CPU及びRAM
やハードディスク装置等から構成されている。メールリ
ーダ部15は、POP(Post Office Protocol)サーバ
の機能を実行する。すなわち、端末2がユーザ等の操作
に従って電子メールの読み出しを要求したとき、POP
等のプロトコルに従って、この要求に従い、メールボッ
クス54に格納されている電子メールを読み出して、通
信制御部16を介し、端末2に供給する。
【0031】通信制御部16は、DSU(Data Service
Unit)やターミナルアダプタ等より構成されており、
外部の通信回線を介して、端末2の後述する通信制御部
22に接続されている。通信制御部16は、メールリー
ダ部15と端末2との間におけるデータの伝送を媒介す
る。
【0032】端末2は、CRT(陰極線管)やLCD
(液晶ディスプレイ)等の表示装置を備えるパーソナル
コンピュータ、あるいは移動体電話端末(たとえば、携
帯電話端末やPHS(Personal Handyphone System)端
末)などより構成されており、機能的には、図2に示す
ように、メール送受信部21と、通信制御部22とより
構成されている。
【0033】メール送受信部21は、POPクライアン
トの機能を実行する。すなわち、メール送受信部21
は、ユーザ等の操作に従ってメールサーバ1に電子メー
ルの読み出しを要求し、POP等のプロトコルに従って
メールサーバ1から電子メールが供給されると、この電
子メールを受信して、自己が備える表示画面上に表示す
る。
【0034】通信制御部22は、モデムやターミナルア
ダプタ等より構成されており、上述の通信回線を介し
て、メールサーバ1の通信制御部16に接続されてい
る。通信制御部22は、メール送受信部21とメールサ
ーバ1のメールリーダ部15との間におけるデータの伝
送を媒介する。
【0035】(第1の実施の形態:動作)次に、図1に
示すメール配信システムの動作を、図7〜図12を参照
して説明する。図7は、電子メール受信の処理を示すフ
ローチャートである。図8は、ポイント取得の処理を示
すフローチャートである。図9は、メールサービスAの
処理を示すフローチャートである。図10は、メール作
成の処理を示すフローチャートである。図12は、ポイ
ント管理表クリアの処理を示すフローチャートである。
【0036】このメール配信システムのメールサーバ1
のメール送受信部13は、電子メールを受信するため、
まず、このメール配信システムのユーザに宛てられた電
子メールが、ネットワークNを介して外部から送信され
てきたか否かを判別する(図7、ステップS101)。
そして、電子メールが送信されてこないと判別すると、
ステップS101の処理を繰り返し、送信されてきたと
判別すると、この電子メールを受信し、受信メールヘッ
ダ解析部131へと供給する。また、メール送受信部1
3は、自己が発生する日時情報に基づいて、この電子メ
ールを受信した時点の日付(すなわち受信日付)及び時
刻(すなわち受信時刻)を決定し、決定した受信日付及
び受信時刻を、受信メールヘッダ解析部131へと供給
する。
【0037】受信メールヘッダ解析部131は、自己に
供給された電子メールのヘッダ部分に記された宛先のメ
ールアカウントを特定し、特定したメールアカウント
が、このメール配信システムのユーザのうちいずれに割
り当てられているものであるかを解析する(ステップS
102)。
【0038】受信メールヘッダ解析部131は、ステッ
プS102での解析の結果、宛先のメールアカウントを
割り当てられているユーザを特定すると、メールボック
ス記憶部14にアクセスして、自己が特定したユーザに
対応付けられたメールボックス54に、メール送受信部
13が受信した電子メールを格納する(ステップS10
3)。具体的には、この電子メールのヘッダ情報に含ま
れる差出人のメールアカウント、表題及び本文を、順
に、同一レコードのFromフィールド、Subjectフィール
ド及びMessage Bodyフィールドに格納する。また、メー
ル送受信部13が供給した受信日付及び受信時刻を、順
に、このレコードのDateフィールド及びTimeフィールド
に格納する。また、このレコードの番号フィールドに
は、このレコードを含むメールボックス54に格納され
た電子メールに割り当てられている最大の番号に1を加
えた値を格納する。
【0039】電子メールをメールボックス54に格納す
ると、次にコンテンツメール管理制御部11が、図8に
示すポイント取得の処理を実行する(ステップS10
4)。ポイント取得の処理を開始すると、コンテンツメ
ール管理制御部11のポイント管理部112Aは、メー
ルボックス54から、ステップS103で新たに格納さ
れた電子メールのヘッダ情報を読み出す(図8、ステッ
プS201)。
【0040】次に、ポイント管理部112Aはポイント
管理表記憶部12にアクセスし、ヘッダ情報を読み出し
たメールボックス54に対応付けられたユーザのメール
アカウントが、ポイント管理表53のいずれかのレコー
ドに格納されているか否かを判別する(ステップS20
2)。そして、格納されていると判別すると処理を後述
のステップS204に移し、格納されていないと判別す
ると、当該メールアカウント、Bポイント、Cポイント
及び元アカウントを格納するための新たなレコードをポ
イント管理表53に追加して(ステップS203)、処
理をステップS204に移す。
【0041】ステップS204では、コンテンツメール
管理制御部11のポイント取得部112Bが、ステップ
S201でポイント管理部112Aが読み出したヘッダ
情報に含まれる差出人のメールアカウントのドメインネ
ームが、インターネットの運用組織に割り当てられたも
のであるか(すなわち、差出人のメールアカウントに文
字列".ne.jp"が含まれているか)、民間企業に割り当て
られたものであるか(すなわち、差出人のメールアカウ
ントに文字列".co.jp"が含まれているか)を判別する。
【0042】そして、運用組織に割り当てられたもので
あるとステップS204で判別すると、ポイント取得部
112Bは、ヘッダ項目フィールドにヘッダ項目「差出
人のメールアカウント」が格納されていて、基準フィー
ルドに「差出人のメールアカウントのドメインネームが
インターネットの運用組織に割り当てられている」とい
う条件を表す条件文が格納されているレコードを、ポイ
ント換算表52の各レコードのうちから特定する。次
に、ポイント取得部112Bは、特定したレコードから
Bポイントの加算点及びCポイントの加算点を読み出
し、ポイント管理表53にアクセスして、メール送受信
部13が受信した電子メールの宛先のメールアカウント
を割り当てられているユーザのメールアカウントが格納
されているレコードにあるBポイント及びCポイント
を、ポイント換算表52から読み出した加算点分増加す
るよう書き換え(ステップS205)、処理をステップ
S207に移す。
【0043】一方、民間企業に割り当てられたものであ
るとステップS204で判別すると、ポイント取得部1
12Bは、ヘッダ項目フィールドにヘッダ項目「差出人
のメールアカウント」が格納されていて、基準フィール
ドに「差出人のメールアカウントのドメインネームが民
間企業に割り当てられている」という条件を表す条件文
が格納されているレコードを、ポイント換算表52の各
レコードのうちから特定する。次に、ポイント取得部1
12Bは、特定したレコードからBポイントの加算点及
びCポイントの加算点を読み出し、ポイント管理表53
にアクセスして、メール送受信部13が受信した電子メ
ールの宛先のメールアカウントを割り当てられているユ
ーザのメールアカウントが格納されているレコードにあ
るBポイント及びCポイントを、ポイント換算表52か
ら読み出した加算点分増加するよう書き換え(ステップ
S206)、処理をステップS207に移す。
【0044】ステップS207では、ポイント取得部1
12Bが、ステップS201でポイント管理部112A
が読み出したヘッダ情報に含まれる受信時刻が、18時
以降9時未満であるか否かを判別する。
【0045】そして、18時以降9時未満であるとステ
ップS207で判別すると、ポイント取得部112B
は、ヘッダ項目フィールドにヘッダ項目「受信時刻」が
格納されていて、基準フィールドに「受信時刻が18時
以降9時未満である」という条件を表す条件文が格納さ
れているレコードを、ポイント換算表52の各レコード
のうちから特定する。次に、ポイント取得部112B
は、特定したレコードからBポイントの加算点及びCポ
イントの加算点を読み出し、ポイント管理表53にアク
セスして、メール送受信部13が受信した電子メールの
宛先のメールアカウントを割り当てられているユーザの
メールアカウントが格納されているレコードにあるBポ
イント及びCポイントを、ポイント換算表52から読み
出した加算点分増加するよう書き換え(ステップS20
8)、処理を図6に示すステップS105に移す。
【0046】一方、9時以降18時未満であるとステッ
プS207で判別すると、ポイント取得部112Bは、
ヘッダ項目フィールドにヘッダ項目「受信時刻」が格納
されていて、基準フィールドに「受信時刻が9時以降1
8時未満である」という条件を表す条件文が格納されて
いるレコードを、ポイント換算表52の各レコードのう
ちから特定する。次に、ポイント取得部112Bは、特
定したレコードからBポイントの加算点及びCポイント
の加算点を読み出し、ポイント管理表53にアクセスし
て、メール送受信部13が受信した電子メールの宛先の
メールアカウントを割り当てられているユーザのメール
アカウントが格納されているレコードにあるBポイント
及びCポイントを、ポイント換算表52から読み出した
加算点分増加するよう書き換え(ステップS209)、
処理をステップS105に移す。
【0047】ステップS105では、コンテンツメール
管理制御部11のサービス管理部111Aが、電子メー
ルを受信したユーザに提供するメールサービスの内容
を、所定の複数の内容のうちから選択する。具体的に
は、サービス管理部111Aは、メッセージメール記憶
部111Bが記憶する複数の定型メッセージテーブル5
1のうちから、電子メールを受信したユーザに対応付け
られているものを特定する。
【0048】次に、サービス管理部111Aは、選択し
た内容のメールサービスを提供するため、複数のメール
サービスの処理のうちから、ステップS105で選択し
た定型メッセージテーブル51に対応付けられているメ
ールサービスの処理を選択して実行する。なお、以下で
は、理解を容易にするため、サービス管理部111Aは
ステップS105で、図3に示す定型メッセージテーブ
ル51を特定したものとし、この定型メッセージテーブ
ル51を特定した場合、サービス管理部111Aは、図
9に示すメールサービスAの処理(ステップS106
A)を実行するものとする。
【0049】メールサービスAの処理を開始すると、サ
ービス管理部111Aはポイント管理表記憶部12にア
クセスし、上述のポイント取得の処理で更新されたBポ
イント及びCポイントを読み出す(図9、ステップS3
01)。次に、サービス管理部111Aは、Bポイント
又はCポイントの値が上述の第1ポイントに達している
か否かを判別し(ステップS302)、いずれも達して
いないと判別すると、処理を終了する。
【0050】一方、少なくともいずれかが第1ポイント
に達していると判別すると、サービス管理部111A
は、Bポイントの値がCポイントの値以上であるか否か
を判別し(ステップS303)、Bポイントの値がCポ
イントの値未満であると判別すると、処理を後述のステ
ップS307に移す。ステップS303で、Bポイント
の値がCポイントの値以上であると判別すると、サービ
ス管理部111Aは、Bポイントの値が上述の第3ポイ
ント以上であるか否かを判別する(ステップS30
4)。そして、第3ポイント以上であると判別すると、
Bポイントが第3ポイント以上でCポイントがBポイン
トより小さい旨を一時記憶して処理をステップS310
に移し、第3ポイント未満であると判別すると、処理を
ステップS305に移す。
【0051】ステップS305で、サービス管理部11
1Aは、Bポイントの値が第2ポイント以上であるか否
かを判別する。そして、第2ポイント以上であると判別
すると、Bポイントが第2ポイント以上第3ポイント未
満でCポイントがBポイントより小さい旨を一時記憶し
て処理をステップS310に移し、第2ポイント未満で
あると判別すると、処理をステップS306に移す。
【0052】ステップS306で、サービス管理部11
1Aは、Bポイントの値が第1ポイント以上であるか否
かを判別する。そして、第1ポイント以上であると判別
すると、Bポイントが第1ポイント以上第2ポイント未
満でCポイントがBポイントより小さい旨を一時記憶し
て処理をステップS310に移し、第1ポイント未満で
あると判別すると、処理を終了する。
【0053】一方、ステップS307でサービス管理部
111Aは、Cポイントの値が第3ポイント以上である
か否かを判別する。そして、第3ポイント以上であると
判別すると、Cポイントが第3ポイント以上でBポイン
トがCポイントより小さい旨を一時記憶して処理をステ
ップS310に移し、第3ポイント未満であると判別す
ると、処理をステップS308に移す。
【0054】ステップS308でサービス管理部111
Aは、Cポイントの値が第2ポイント以上であるか否か
を判別する。そして、第2ポイント以上であると判別す
ると、Cポイントが第2ポイント以上第3ポイント未満
でBポイントがCポイントより小さい旨を一時記憶して
処理をステップS310に移し、第2ポイント未満であ
ると判別すると、処理をステップS309に移す。
【0055】ステップS309で、サービス管理部11
1Aは、Cポイントの値が第1ポイント以上であるか否
かを判別する。そして、第1ポイント以上であると判別
すると、Cポイントが第1ポイント以上第2ポイント未
満でBポイントがCポイントより小さい旨を一時記憶し
て処理をステップS310に移し、第1ポイント未満で
あると判別すると、処理を終了する。
【0056】ステップS310で、サービス管理部11
1Aは、ステップS105で選択した定型メッセージテ
ーブル51から、定型メッセージ文を読み出す。ただ
し、読み出す対象の定型メッセージ文は、ステップS3
04〜S309のいずれかで一時記憶したBポイント及
びCポイントの値の組み合わせに対応付けられているも
のであるとする。具体的には、たとえば、Bポイントが
Cポイントより大きく、Bポイントの値が第2ポイント
以上第3ポイント未満である場合は、「BポイントがC
ポイントより大きく、Bポイントの値が第2ポイント以
上第3ポイント未満」という場合に対応付けられている
定型メッセージを読み出すものとする。
【0057】次に、サービス管理部111Aは、図10
に示すメール作成の処理を実行する(ステップS31
1)。メール作成の処理を開始すると、サービス管理部
111Aはポイント管理表53にアクセスして、ステッ
プS301でBポイント及びCポイントを読み出したレ
コードに格納されているメールアカウントを読み出す。
そして、新規に送信する電子メールのテンプレートを作
成し、読み出したメールアカウントを、このテンプレー
トが備える宛先フィールドに格納する(図10、ステッ
プS401)。なお、このテンプレートは、送信する電
子メールの宛先であるメールアカウントを格納するため
の上述の宛先フィールドの他、送信元のメールアカウン
トを格納するための差出人フィールドや、電子メールの
本文を格納する本文フィールドを備えるものとする。
【0058】次に、サービス管理部111Aは、テンプ
レートの宛先フィールドに格納したメールアカウントに
対応付けられたキャラクタが設定されているか否か(す
なわち、このメールアカウントに対応付けられたモチー
フ画像データを含むキャラクタ登録ファイルが存在する
か否か)を判別する(ステップS402)。そして、設
定されていないと判別すると、サービス管理部111A
は、所定の差出人名及び所定のメールアカウントをテン
プレートの差出人フィールドに格納し(ステップS40
3)、処理をステップS406に移す。
【0059】一方、設定されていると判別すると、サー
ビス管理部111Aは、キャラクタ登録ファイルに格納
されている差出人名及びこの差出人のメールアカウント
を読み出し、読み出した差出人名及びメールアカウント
をテンプレートの差出人フィールドに格納する(ステッ
プS404)。
【0060】次に、サービス管理部111Aは、キャラ
クタ登録ファイルから、テンプレートの宛先フィールド
に格納したメールアカウントに対応付けられたキャラク
タを表すモチーフ画像データを読み出し、読み出したモ
チーフ画像データを、電子メールの本文と共に表示され
るべき画像として電子メールに添付する(ステップS4
05)。
【0061】次に、サービス管理部111Aは、ステッ
プS310で読み出した定型メッセージ文をテンプレー
トの本文フィールドに格納し(ステップS406)、処
理を図9のステップS312に移す。
【0062】ステップS312で、サービス管理部11
1Aは、ステップS406までの処理で作成された新規
の電子メールを送信し(すなわち、上述のテンプレート
の各フィールドに格納されたデータを互いに対応付けて
ネットワークNに送出し)、処理を終了する。
【0063】ステップS312でネットワークNに送出
される電子メール(コンテンツメール、メッセージメー
ル)は、この電子メールを受信する端末2が備える表示
画面上では、たとえば図11に示すような画像として表
示される。すなわち、図示するように、差出人名が文字
列"From"の後に表示され、宛先が文字列"To"の後に表示
され、定型メッセージ文と、ステップS406で本文フ
ィールドに格納された定型メッセージと、ステップS4
05で添付された画像データが表すキャラクタとが更に
表示される。
【0064】また、ポイント管理部112Aは、電子メ
ールの着信の有無とは関わりなく、図12に示すポイン
ト管理表クリアの処理を行う。すなわち、ポイント管理
部112Aは、自己が発生する日時情報に基づき、所定
の期日が到来したか否かを判別する(図12、ステップ
S501)。到来していないと判別するとステップS5
01の処理を再び実行し、到来したと判別すると、ポイ
ント管理表の全レコードのBポイントフィールド及びC
ポイントフィールドに格納されている値を所定の初期値
(たとえば、0)に更新し(ステップS502)、処理
を終了する。
【0065】なお、このメール配信システムの構成は上
述のものに限られない。たとえば、上述の第1、第2及
び第3ポイントの値は、第3ポイントが最も大きく、次
いで第2ポイントが大きく、第1ポイントが最も小さ
い、という関係になっている限り任意である。また、定
型メッセージ文に対応付けられたBポイント及びCポイ
ントの値として第4ポイント以降の値が設定されていて
もよいし、第1ポイントのみが設定されていても、第1
及び第2ポイントのみが設定されていてもよい。また、
BポイントやCポイントの加算点は、電子メールの内容
により決まる任意の基準に基づいて決定してよい。ま
た、累積結果に基づいてコンテンツメールの送信をする
か否かを決定するために累計する点数が、Bポイントや
Cポイントの他に存在してもよい。あるいは、このメー
ル配信システムは、Bポイント又はCポイントの累計を
行わなくてもよい。
【0066】また、コンテンツメール管理制御部11
と、ポイント管理表記憶部12と、メール送受信部13
と、メールボックス記憶部14及びメールリーダ部15
の全部又は一部が共通のCPU、RAM、ハードディス
クやタイマより構成されていてもよい。また、通信制御
部16及び22はイーサネット(登録商標)インターフ
ェース等より構成されていてもよい。
【0067】また、サービス管理部111Aは、メール
送受信部13が電子メールを受信する度にメール作成の
処理を行うものである必要はなく、たとえば、一定時間
毎に繰り返してメッセージメールサービスの処理を行っ
てもよい。この場合、サービス管理部111Aは、メー
ルサービスAの処理として、たとえば図13に示す処理
を行えばよい。
【0068】すなわち、サービス管理部111Aは、ス
テップS301の処理を行う前に、まず、予め設定され
た一定の時間周期が、ステップS312の処理を最後に
行ってから経過したか否かを判別する(ステップS30
0A)。なおこの場合、サービス管理部111Aは、た
とえば、水晶発振器等からなり現在日時を示す日時情報
を連続的に発生するタイマを備えるものとし、この日時
情報に基づいて、ステップS300Aの判別を行うもの
とする。
【0069】そして、サービス管理部111Aは、一定
の時間周期が経過していないと判別すると処理をステッ
プS300Aに戻し、経過したと判別すると、カウント
用の変数Pを格納する記憶領域を新たに確保して、変数
Pの初期値「1」を、この記憶領域に格納する(ステッ
プS300B)。
【0070】次に、サービス管理部111Aは、上述の
ステップS301〜S312の処理を行う。ただし、ス
テップS301で、サービス管理部111Aは、ポイン
ト管理表53の先頭からP番目のレコードに格納されて
いるBポイント及びCポイントを読み出すものとする。
【0071】次に、サービス管理部111Aは、変数P
の値がポイント管理表53のレコードの総数に達してい
るか否か(すなわち、ポイント管理表53の最終レコー
ドが既に読み出されたか否か)を判別し(ステップS3
13)、レコードの総数に達していないと判別すると、
変数Pの値を1だけインクリメントして(ステップS3
14)、処理をステップS301に戻す。一方、レコー
ドの総数に達していると判別すると、処理を終了する。
【0072】(第2の実施の形態)図14は、この発明
の第2の実施の形態にかかるメール配信システムの物理
的構成を示す図である。図示するように、このメール配
信システムは、図1に示す構成に加え、更にコンテンツ
サーバ3を備えている。コンテンツサーバ3は、ネット
ワークNに接続されている。
【0073】図14の構成におけるメールサーバ1は、
図15に示す構成を有している。すなわち、図示するよ
うに、メール送受信部13と、メールボックス記憶部1
4と、メールリーダ部15と、通信制御部16とを備え
ている。メール送受信部13は、受信メールヘッダ解析
部131と、メール転送部132とを備えている。メー
ルリーダ部15は、メール形式変換部151を備えてい
る。このうち、メールボックス記憶部14及び受信メー
ルヘッダ解析部131は、図2の構成におけるものと実
質的に同一のものである。
【0074】メール転送部132は、CPU、RAM及
びハードディスク装置等より構成されており、後述する
ステップS604〜S606の処理を実行する。なお、
メール転送部132は、転送先アドレステーブル55を
記憶する。転送先アドレステーブル55は、図16に示
すデータ構造を有している。すなわち、転送先アドレス
テーブル55は、このメール配信システムのユーザのメ
ールアカウントと、当該メールアカウント宛ての電子メ
ールの転送先のメールアカウント(転送先アドレス)と
を、互いに対応付けて格納する。
【0075】メール形式変換部151は、CPU及びR
AM等より構成されており、メールボックス54から読
み出して端末2に供給する電子メールを、端末2が表示
可能な形式に変換する処理を実行する。
【0076】図15の構成における通信制御部16は、
無線送信機及び無線受信機等より構成されており、無線
通信回線を介して端末2に接続され、メールリーダ部1
5と端末2との間におけるデータの伝送を媒介する。
【0077】端末2は、移動体電話端末などより構成さ
れており、このメール配信システムのユーザに対応付け
られている。そして、端末2は、上述の無線通信回線を
介して、後述するメールサーバ1の通信制御部16に接
続されている。コンテンツサーバ3は、図2の構成のメ
ールサーバ1のコンテンツメール管理制御部11及びポ
イント管理表記憶部12と実質的に同一の構成を備えて
おり、後述する処理を行う。
【0078】次に、図14に示すメール配信システムの
動作を、図17を参照して説明する。図17は、メール
サーバ1が実行する処理を示すフローチャートである。
【0079】図14のメール配信システムのメールサー
バ1のメール送受信部13は、上述のステップS101
〜S103の処理と実質的に同一の処理(ステップS6
01〜S603)を行うことにより電子メールを受信
し、受信した電子メールの宛先のメールアカウントを割
り当てられているユーザを特定して、特定したユーザに
対応付けられたメールボックス54に、受信した電子メ
ールを格納する。
【0080】電子メールをメールボックス54に格納す
ると、メール送受信部13のメール転送部132は、特
定したユーザに対応付けられた端末2に、このユーザ宛
の電子メールの着信があったことを通知する(ステップ
S604)。次に、メール転送部132は、受信したメ
ールの差出人のメールアカウントのドメインネーム部分
が特定のドメインネームであるか否かを判別する(ステ
ップS605)。そして、特定のドメインネームではな
いと判別すると、メールサーバ1は処理を終了する。
【0081】一方、特定のドメインネームであると判別
すると、メール転送部132は、ステップS603で特
定したユーザに対応付けられている転送先アドレスが設
定されているか否か(すなわち、転送先アドレステーブ
ル55に格納されている転送先アドレスのうち、ステッ
プS603で特定したユーザに対応付けられている転送
先アドレスが存在するか否か)を判別する(ステップS
606)。
【0082】そして、該当する転送先アドレスが設定さ
れていないと判別すると、メールサーバ1は処理を終了
する。一方、該当する転送先アドレスが設定されている
と判別すると、メール転送部132は、受信した電子メ
ールを、設定されていると判別された転送先アドレスに
宛てて転送し(ステップS607)、処理を終了する。
【0083】コンテンツサーバ3は、転送先アドレスに
宛てて転送された電子メールを受信する。そして、上述
したポイント取得の処理、メールサービスAの処理、メ
ール作成の処理及びポイント管理表クリアの処理を実行
する。ただし、コンテンツサーバ3は、メールサーバ1
より転送された電子メールをユーザに宛てて送信されて
きた電子メールとして扱うものとする。
【0084】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明にかかるメールサーバは、通常のコンピュ
ータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネット
ワークNに接続されたサーバコンピュータに、上述のメ
ールサーバ1の動作を実行するためのプログラムを格納
した媒体(ROM、フロッピー(登録商標)・ディス
ク、CD−ROM等)から該プログラムをインストール
し、このサーバコンピュータに接続されたパーソナルコ
ンピュータに、上述の端末2の動作を実行するためのプ
ログラムを格納した媒体から該プログラムをインストー
ルすることにより、上述の処理を実行するメール配信シ
ステムを構成することができる。また、ネットワークN
に接続されたサーバコンピュータに、上述のコンテンツ
サーバ3の動作を実行するためのプログラムを格納した
媒体から該プログラムをインストールすることにより、
このサーバコンピュータにコンテンツサーバ3の動作を
実行させることができる。
【0085】また、例えば、通信ネットワークNの掲示
板(BBS)にこれらのプログラムを掲示し、これをネ
ットワークNを介して配信してもよい。そして、これら
のプログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケ
ーションプログラムと同様に実行することにより、上述
の処理を実行することができる。
【0086】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分をのぞ
いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発
明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各
機能又はステップを実行するためのプログラムが格納さ
れているものとする。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ユーザへの電子メールの発信を行い、電子メールの
利用を促進するためのメールサーバが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態にかかるメール配
信システムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1のメールサーバ及び端末の構成を示す図で
ある。
【図3】定型メッセージテーブルのデータ構造を模式的
に示す図である。
【図4】ポイント換算表のデータ構造を模式的に示す図
である。
【図5】ポイント管理表のデータ構造を模式的に示す図
である。
【図6】メールボックスのデータ構造を模式的に示す図
である。
【図7】電子メール受信の処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】ポイント取得の処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】メールサービスAの処理を示すフローチャート
である。
【図10】メール作成の処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】表示された電子メールの画像を示す図であ
る。
【図12】ポイント管理表クリアの処理を示すフローチ
ャートである。
【図13】メールサービスAの処理の変形例を示すフロ
ーチャートである。
【図14】この発明の第2の実施の形態にかかるメール
配信システムの基本構成を示すブロック図である。
【図15】図14のメールサーバの構成を示す図であ
る。
【図16】転送先アドレステーブルのデータ構造を模式
的に示す図である。
【図17】図14のメールサーバが実行する処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…メールサーバ、11…コンテンツメール管理制御
部、12…ポイント管理表記憶部、13…メール送受信
部、14…メールボックス記憶部、15…メールリーダ
部、16…通信制御部16、111…サービス管理制御
部、112…ポイント管理制御部、111A…サービス
管理部、111B…メッセージメール記憶部、112A
…ポイント管理部、112B…ポイント取得部、131
…受信メールヘッダ解析部、132…メール転送部、1
51…メール形式変換部、2…端末、21…メール送受
信部、22…通信制御部、3…コンテンツサーバ、51
…定型メッセージテーブル、52…ポイント換算表、5
3…ポイント管理表、54…メールボックス、55…転
送先アドレステーブル、N…ネットワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電子メールを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記第1の電子メールの内容に
    基づき、当該第1の電子メールの名宛人に付与する点数
    を決定するポイント付与手段と、 前記点数を、前記名宛人毎に累計するポイント集計手段
    と、 累計された前記点数が所定の値に達したか否かを判別
    し、達したと判別したとき、当該点数を付与された名宛
    人に宛てて第2の電子メールを送信する送信手段と、を
    備える、 ことを特徴とするメールサーバ。
  2. 【請求項2】前記ポイント付与手段は、前記受信手段が
    受信した前記第1の電子メールの送信元の所属を表すド
    メイン情報を当該第1の電子メールより取得し、取得し
    た当該ドメイン情報に基づき、当該第1の電子メールの
    名宛人に付与する点数を決定する手段を備える、ことを
    特徴とする請求項1に記載のメールサーバ。
  3. 【請求項3】前記受信手段は、前記第1の電子メールを
    受信した時間帯を特定する時間帯情報を取得する手段を
    備え、 前記ポイント付与手段は、前記受信手段が取得した前記
    時間帯情報に基づき、当該第1の電子メールの名宛人に
    付与する点数を決定する手段を更に備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のメールサー
    バ。
  4. 【請求項4】所定の定型データを前記名宛人に対応付け
    て記憶する定型データ記憶手段を備え、 前記送信手段は、累計された前記所定の値に達したと判
    別された点数を付与された名宛人に対応付けられた前記
    定型データを含む前記第2の電子メールを作成し、作成
    した当該第2の電子メールを送信する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のメールサ
    ーバ。
  5. 【請求項5】前記受信手段は、自己が受信した前記第1
    の電子メールを転送する転送手段を備え、 前記ポイント付与手段は、前記転送手段が転送した第1
    の電子メールを外部のネットワークを介して受信し、受
    信した当該第1の電子メールの内容に基づき、当該第1
    の電子メールの名宛人に付与する点数を決定する、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    のメールサーバ。
  6. 【請求項6】コンピュータを、 第1の電子メールを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記第1の電子メールの内容に
    基づき、当該第1の電子メールの名宛人に付与する点数
    を決定するポイント付与手段と、 前記点数を、前記名宛人毎に累計するポイント集計手段
    と、 累計された前記点数が所定の値に達したか否かを判別
    し、達したと判別したとき、当該点数を付与された名宛
    人に宛てて第2の電子メールを送信する送信手段と、 して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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