JPH10124516A - 電子メール翻訳装置及び電子メール翻訳装置制御プログラムを記憶した媒体 - Google Patents

電子メール翻訳装置及び電子メール翻訳装置制御プログラムを記憶した媒体

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JPH10124516A
JPH10124516A JP8279664A JP27966496A JPH10124516A JP H10124516 A JPH10124516 A JP H10124516A JP 8279664 A JP8279664 A JP 8279664A JP 27966496 A JP27966496 A JP 27966496A JP H10124516 A JPH10124516 A JP H10124516A
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text
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JP8279664A
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Noriyuki Hirai
徳行 平井
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信元や受信先の使用言語を端末に設定しな
くても、受信した電子メールのメール本文を発信者の使
用言語から受信者の使用言語に自動翻訳する。 【解決手段】 ネットワークを介して各端末と接続して
発信アドレスを含む電子メールを受信するメール受信装
置と、受信した電子メールのメール本文と発信アドレス
と対応させて記憶するメールバッファと、受信したメー
ル本文の使用言語を発信アドレスから判定し、判定した
使用言語に基づいて受信したメール本文の翻訳管理を行
うメール翻訳管理コンピュータと、前記メール翻訳管理
コンピュータからメール本文とその使用言語情報と翻訳
の始動指示を受け、メール本文の使用言語を受信先の使
用言語に翻訳する翻訳処理コンピュータと、メール本文
の翻訳文を記憶する訳文バッファと、前記各バッファか
らメール本文とその翻訳文を読み出しそれぞれ対応させ
て表示する表示装置とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続された端末に適用され、電子メールを受信してメール
本文を受信先の使用言語に翻訳する電子メール翻訳装置
及び電子メール翻訳装置制御プログラムを記憶した媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子メールシステムでは、電子メ
ールのメール本文は、作成された文書がそのまま受信者
のメールボックスに送られる構成となっている。このた
め、受取人の使用言語が発信者の使用言語と異なる場合
には、受信者は発信者が作成した電子メールのメール本
文を翻訳する必要があった。一般に、電子メールシステ
ムで扱われる電子メールは、受信者(差出人)がエディ
タ等で作成した電子的文書であるメール本文(ボディ
部)と、発信者(差出人)や受信者(受取人)、さらに
はボディ部のサイズ等を示すメール制御情報が設定され
たメール制御情報(メールヘッダ)とにより構成されて
いる。
【0003】この電子メールのメールヘッダ中に、差出
人と受取人の使用言語を直接または間接に示す使用言語
情報の設定フィールドを設け、このフィールド中の使用
言語情報をもとに、電子メールの本文を受取人の使用す
る言語に翻訳し、その翻訳後の本文を電子メール発信ま
たは配信するよう構成することにより、受取人が電子メ
ールを受け取った場合、受取人の使用言語で電子メール
を読むことができる電子メール自動翻訳システムが提案
されている(特開平5−120335号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−120335号公報に記載の電子メール自動翻訳シ
ステムでは、例えば、電子メール処理部が翻訳部をコン
トロールして自動でメール本文の翻訳を開始するための
「使用言語識別情報」を発信者と受信者ごとに対応して
メールヘッダに追加設定する必要がある。さらに、メー
ルヘッダに追加設定するための専用メールソフトやメー
ルアプリケーションを使用するため、発信者の端末と受
信者の端末において同じメールソフトやメールアプリケ
ーションを使用しなければならないという制約があっ
た。また、メール本文に翻訳文を付加して表示する場合
の対応については、検索しやすい表示形式に構成されて
いない。
【0005】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
ので、例えば、発信元や受信先の使用言語を端末に設定
しなくても、受信した電子メールの使用言語を発信アド
レスから判定して、発信者の使用言語から受信者の使用
言語に翻訳する処理を自動開始する電子メール翻訳装置
及び電子メール翻訳装置制御プログラムを記憶した媒体
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を介して各端末と接続して発信アドレスを含む電子メー
ルを受信するメール受信部と、受信した電子メールのメ
ール本文と発信アドレスと対応させて記憶するメール記
憶部と、受信したメール本文の使用言語を発信アドレス
から設定し、設定した使用言語に基づいて受信したメー
ル本文の翻訳管理を行うメール翻訳管理部と、前記メー
ル翻訳管理部からメール本文とその使用言語情報と翻訳
の始動指示を受け、メール本文の使用言語を受信先の使
用言語に翻訳する翻訳処理部と、メール本文の翻訳文を
記憶する訳文記憶部と、前記各記憶部からメール本文と
その翻訳文を読み出しそれぞれ対応して表示する表示部
とを備えてなる電子メール翻訳装置である。
【0007】なお、本発明において、メール受信部はネ
ットワークと接続し電子メールを受信するモデム、イン
ターフェースで構成される。メール記憶部、メール翻訳
管理部、翻訳処理部、訳文記憶部は、CPU、ROM、
RAM、インターフェースからなるコンピュータで構成
される。特に、メール記憶部、翻訳文記憶部は、この中
のRAMで構成される。翻訳処理部は資源の有効利用か
ら、ネットワークに接続された外部の翻訳用コンピュー
タを利用する構成にすることが好ましい。表示部はCR
Tディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズ
マディスプレイ(PD)で構成されることが好ましい。
【0008】本発明によれば、発信元や受信先の使用言
語を端末に設定しなくても、受信した電子メールの使用
言語を発信アドレスから判定して、発信者の使用言語か
ら受信者の使用言語に自動翻訳するので、受信者は電子
メールを受け取った場合、タイムリーに自身の使用言語
で読むことができる。
【0009】前記発信アドレスはインターネットのUR
Lアドレス信号である。前記構成によれば、インターネ
ット上のURL(uniform resouce locator:ホームペ
ージの住所にあたるもので、“http://〜〜”な
どで示される)を基に発信された国を判定するので、受
信した電子メールの使用言語を設定することができる。
また、発信元の端末の構成、ソフトに関係なく、受信先
の端末のコンピュータに好適なソフトを使用して、電子
メールの自動翻訳の機能を得ることができる。
【0010】前記電子メールの表示形式を指定する指定
部をさらに備え、前記表示部は、前記指定部から電子メ
ールの表示指定を受けた際、電子メールのメール本文と
その翻訳文を前記各記憶部から読み出しメール本文に翻
訳文を挿入して表示するよう構成することができる。
【0011】なお、前記構成において、入力部は、キー
ボード、ペン・タブレット、マウスなどの入力装置で構
成される。前記構成によれば、翻訳文をユーザに提供す
る一つの表示形式として、元の電子メールのメール本文
の中に翻訳文を挿入して、参照できるようにする。メー
ル本文と翻訳文を対応させながら参照することができ
る。
【0012】前記電子メールの表示形式を指定する入力
部をさらに備え、前記表示部は、前記入力部から電子メ
ールの表示指定を受けた際、電子メールのメール本文と
その翻訳文を前記各記憶部から読み出しメール本文に翻
訳文を添付する添付文書として表示するよう構成するこ
ともできる。前記構成によれば、翻訳文をユーザに提供
する一つの表示形式として、元の電子メールのメール本
文に翻訳文を添付文書として添付して、それぞれ別の文
書として参照できるようにする。翻訳文だけを読むこと
ができ文意をつかみやすくなる。従って、翻訳文の表示
形式を選択して、ユーザが見やすい表示形式でメール本
文と翻訳文を参照することができる。
【0013】また、本発明によれば、電子メール翻訳装
置をコンピュータによって制御するためのプログラムを
記憶した媒体であって、該制御プログラムはコンピュー
タに、ネットワークを介して各端末と接続して発信アド
レスを含む電子メールをメール受信部に受信させ、受信
した電子メールのメール本文と発信アドレスと対応させ
てメール記憶部に記憶させ、受信したメール本文の使用
言語を発信アドレスから判定し、判定した使用言語に基
づいてメール本文の翻訳管理を行い、メール本文とその
使用言語情報と翻訳の始動指示を翻訳処理部に送信し、
メール本文の使用言語を受信先の使用言語に翻訳させ、
メール本文の翻訳文を訳文記憶部に記憶させ、前記各記
憶部からメール本文とその翻訳文を読み出し表示部に表
示させることを特徴とする電子メール翻訳装置制御プロ
グラムを記憶した媒体を提供することができる。
【0014】前記構成によれば、発信元の端末の構成、
ソフトに関係なく、受信先の端末のコンピュータに好適
なプログラムを使用して、電子メールの自動翻訳機能を
得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
【0016】図1は本発明の電子メール翻訳装置の一実
施例を示すブロック図である。図1において、1はメー
ル受信部であり、ネットワークと接続し電子メールを受
信するモデム、インターフェースで構成される。また、
電子メールの受信を監視する機能、電子メールに関する
情報を外部のアプリケーションに公開する機能も有す
る。2はディスク装置であり、フロッピーディスクドラ
イブ、ハードディスクドライブ、光磁気ディスクドライ
ブなどで構成され、受信した電子メールのメール本文と
発信アドレスと対応させて記憶するメール記憶部(メー
ルバッファ)2a、翻訳したメール本文の翻訳文を記憶
する訳文記憶部(訳文バッファ)2b、制御プログラ
ム、メールアプリケーションのデータを記憶するプログ
ラム記憶部(プログラムバッファ)2cから構成され
る。
【0017】3はメール翻訳管理部であり、CPU、R
OM、RAM、インターフェースからなるコンピュータ
で構成される。メール受信部1で受信した電子メールの
発信アドレスをメール記憶部2aから読み出し、発信ア
ドレスから受信したメール本文の使用言語を判定し、そ
の判定した使用言語に基づいてメール本文を受信先の使
用言語に翻訳するか否かを決定して電子メールの翻訳処
理を管理する。
【0018】4は翻訳処理部であり、言語辞書、構文解
析コンピュータ、インターフェースから構成され、メー
ル翻訳管理部3からメール本文とその使用言語情報と翻
訳の始動指示を受け取り、メール本文の使用言語を受信
先の使用言語に翻訳を行い、翻訳文をメール翻訳管理部
3に返送する。メール翻訳管理部3は翻訳したメール本
文の翻訳文を受け取り、訳文記憶部2bに記憶する。
【0019】5は表示部であり、CRTディスプレイ、
液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ
(PD)で構成され、受信したメール本文と受信先の使
用言語に翻訳した翻訳文を対応させて表示する。6は入
力部であり、キーボード、ペン・タブレット、マウスな
どの入力装置で構成され、例えば、電子メールのメール
本文と翻訳文の表示形式を指定する。また、プログラム
をプログラム記憶部2cの入力し指定する。
【0020】7はメール送信部であり、ネットワークと
接続し電子メールを送信するモデム、インターフェース
で構成される。ユーザーが作成した電子メールを外部の
端末に送信する。また、メール受信部、メール送信部
は、一つのメール通信部として構成することができる。
また、翻訳処理部4としては、資源の有効利用から、ネ
ットワークに接続された外部の翻訳用コンピュータを利
用することができ、このとき、メール送信部7からメー
ル本文とその使用言語情報と翻訳の始動指示を外部の翻
訳用コンピュータに送信して、電子メールの自動翻訳処
理機能を得ることができる。
【0021】本実施例において、電子メール翻訳装置の
コンピュータに、ネットワークを介して各端末と接続し
て発信アドレスを含む電子メールをメール受信部に受信
させ、受信した電子メールのメール本文と発信アドレス
と対応させてメール記憶部に記憶させ、受信したメール
本文の使用言語を発信アドレスから判定し、その判定し
た使用言語に基づいてメール本文の翻訳管理を実行さ
せ、メール本文とその使用言語情報と翻訳の始動指示を
翻訳処理部に送信し、メール本文の使用言語を受信先の
使用言語に翻訳させ、翻訳された翻訳文を翻訳文記憶部
に記憶させ、メール本文とその翻訳された翻訳文を前記
各記憶部から読み出し表示部に表示させる制御プログラ
ムを、ROM、EEROMからなるメモリーカード、ハ
ードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM等で
構成した記憶媒体に記憶させ、汎用の制御プログラムと
して利用できるように構成してもよい。
【0022】メール受信部1では、以下に説明するメー
ル受信用プログラムにより電子メールを検出し受信す
る。例えば、マイクロソフト社が採用しているWindows9
5の例で説明する。このメール受信用プログラムの場
合、電子メールが着信しているかどうかの検出はOS
(Windows95)組み込みのライブラリ(MAPI)によ
り実現する。このライブラリ(プログラム)を、“GetM
essage”と呼ぶことにする。また、unixのメールソ
フトでは、このMAPIと同等の位置づけにあるのは、
“sendmail”と呼ばれるメール受信用プログラムであ
る。unixには、“GetMessage”に相当するOS(op
erating system)組み込みのライブラリはないが、“se
ndmail”のプログラムにより同等の機能を実現すること
ができる。
【0023】次に、GetMessageを使ってメール内容の取
得の具体例を説明する。“GetMessage”に関しては、マ
イクロソフトのWindows95が持っているAPIであり、
このAPIをさらにパッケージ化した、Simple MAPIと
いうインターフェースを利用する。実際には、“MAPIRe
adMail”という関数を使用し、この関数は、さらに内部
で“GetMessage”を使用している。使い方は、MAPIRead
Mail(session, O, message, O, MAPI_PEEK, O,メッセ
ージ内容バッファへのポインタ);と1行書くだけで、
メッセージ内容バッファへのポインタが格納される。
【0024】図2は本実施例のメール受信用プログラム
“GetMessage”のデータ内容を示す説明図である。図2
において、“GetMessage”のデータのうち、本発明に関
連するポインタを示し、メールの着信の検出は、下記の
ポインタで定期的にメール内容をアクセスすることによ
り行う。ただし、この中で、lpszNameのみは、更に一つ
下の階層のバッファに格納されるが、同じレベルのデー
タとして説明する。なお、メール受信部1から送信され
るメール本文(メール内容)はメール翻訳管理部3を介
してディスク装置2のメール記憶部2aに保存される。
【0025】lpszName/lpOriginator:発信者名のメッ
セージ内容バッファへのポインタ lpszNoteText:メール本体のメッセージ内容バッファへ
のポインタ lpszSubject:サブジェクトのメッセージ内容バッファ
へのポインタ nFileCount:添付文書の数のメッセージ内容バッファへ
のポインタ lpFiles:添付文書ファイルのメッセージ内容バッファ
へのポインタ をそれぞれ示す。
【0026】図3は本実施例における電子メールの着信
検出処理と翻訳開始処理の手順を示すフローチャートで
ある。 ステップS101:メール受信用プログラム“GetMessa
ge”によりメール受信部1を始動する。 ステップS102:メール受信部1は“GetMessage”の
ポインタlpszNameに基づき電子メールの着信を監視す
る。 ステップS103:メール受信部1は、電子メールの着
信を検出すれば、電子メールの発信アドレスとメール本
文をメール翻訳管理部3に送信する。 ステップS104:ステップS103で電子メールの着
信を検出できなければ、一定時間停止し、ステップS1
02の電子メールの着信監視処理に戻る。
【0027】ステップS105:メール翻訳管理部3
は、メール受信部1から送信された発信アドレスとメー
ル本文(lpszNoteText)をディスク装置2内のメール記
憶部2aに格納する。 ステップS106:メール翻訳管理部3は、受信した発
信アドレスからメール本文の使用言語を推定し、さら
に、メール本文が翻訳を必要とするか否かを判定する。
翻訳を必要とするメール本文ならば、ステップS107
以下の処理を行う。翻訳を必要としないメール本文なら
ば、ステップS102の電子メールの着信監視処理に戻
る。
【0028】ステップS107:メール翻訳管理部3
は、翻訳する言語を設定し、翻訳処理部4を呼び出す。 ステップS108:メール翻訳管理部3は、メール記憶
部から2aからメール本文を取り出し、翻訳処理部4に
転送する。 ステップS109:メール翻訳管理部3は、翻訳処理部
4から翻訳されたメール本文の翻訳文を受け取る。 ステップS110:メール翻訳管理部3は、受信したメ
ール本文の翻訳文をディスク装置2内の訳文記憶部2b
に格納する。
【0029】ここで、ステップS106において、メー
ル翻訳管理部3が、受信した発信アドレスの情報からメ
ール本文の使用言語を推定し、翻訳を必要とするメール
本文か判定する処理について説明する。インターネット
を通じたデータ通信において、一般に発信者のアドレス
であるURL(uniform resouce locator)と呼ばれる
識別子がある。この識別子のうち、現在世界的に広く使
われている記法として、ドメイン構造を採用しており、
そのトップドメインには国をあらわすドメイン名が使わ
れている。
【0030】例えば、日本ならば、user@sb2.sb1.jp アメリカの企業ならば、user@sb2.sb1.com アメリカの学校関係ならば、user@sb2.sb1.edu カナダならば、user@sb2.sb1.ca ドイツならば、user@sb2.sb1.du などである。ここで、アンダーラインをひいてあるのが
トップドメインである。このトップドメインに注目し、
その国の言語を判断する。
【0031】(1)原言語が目的言語と一致する場合は
翻訳処理は不要である。 (2)原言語を目的言語に翻訳するメール着信がある場
合、翻訳処理部の呼び出し、翻訳を行う。 (3)原言語を目的言語に翻訳するメール着信があって
も、翻訳処理部がその翻訳辞書を備えていない場合、翻
訳処理はしない。 以上の処理ルールにより発信元のURLアドレス(識別
子)により適切な翻訳処理部を呼び出し目的言語に翻訳
された情報を得ることができる。
【0032】図4は図3に示すステップS106〜ステ
ップS107のサブルーチンの手順を示すフローチャー
トである。図4において、 ステップS201:発信者アドレス(lpszName)をメー
ル記憶部から取り出す。 ステップS202:URLアドレスの文字列の右側を比
較してステップS203、ステップS205、ステップ
S207のいずれかの処理を行う。
【0033】ステップS203:URLアドレスの文字
列の右側が“.jp”だったら日本語と判断する。 ステップS204:翻訳不要のメールなので、そのまま
図3のステップS102の処理にリターンする。 ステップS205:URLアドレスの文字列の右側
が“.com”、“.edu”、“.au.”または“.uk”だった
ら発信元の使用言語が英語と判断する。 ステップS206:英日翻訳対応の翻訳処理部を呼び出
し、図2のステップS108の処理に進む。
【0034】ステップS207:URLアドレスの文字
列の右側が“.du”だったらドイツ語と判断する。 ステップS208:この場合、独日対応の翻訳処理部が
ないので、そのまま図3のステップS102の処理にリ
ターンする。前記構成によれば、発信アドレスから発信
先の国を言語を推定し、電子メールの翻訳処理が必要か
否か判断するので、ユーザはメール毎に翻訳処理のため
の言語設定を行う必要がない。従って、受信者は発信元
や受信先の使用言語を端末に設定しなくても、受信した
電子メールの使用言語を発信アドレスから判定して、発
信者の使用言語から受信者の使用言語に自動翻訳するの
で、受信者は電子メールを受け取った場合、タイムリー
に自身の使用言語で読むことができる。
【0035】本実施例における翻訳文の作成処理と表示
処理について説明するWindows95のMAPIインターフェー
スを例に挙げる。MAPIインターフェースにて実現するメ
ール本文に翻訳文を添付文書として添付するための機能
があれば、それを利用することが可能である。例えば、
添付文書を作成する方法としてHTML文書ならば、ア
ンカーマーク<a href=”file:tenpu.txt>翻訳結果添
付文書</a>を入力する。
【0036】添付文書を作成のためのインターフェース
を利用して添付文書の作成を行うには、“GetMessage”
のポインタのnFileCountを1増やし、翻訳文をディスク
装置内の訳文バッファに保存するためのポインタのlpFi
lesにファイル名をセットすることで行う。
【0037】図5は本実施例における電子メールのメー
ル本文と翻訳文の表示例を示す説明図である。図5
(a)は翻訳文が添付される前のメール本文を表示例を
示し、図5(b)は、メール本文に添付文書を添付され
た表示例を示す。この表示画面は、Windows95の標準のM
S Exchangeによる表示例である。例えば、図5の(a)
の表示画面において、一つの表示形式を指定すると、図
5(b)に示す別のウインドウが開き、メール本文と翻
訳文を自由に配置して参照することができる。
【0038】その他、図5(a)の表示画面において、
他の表示形式を指定すると、メール本文の下部に翻訳文
を挿入した表示画面を表示することも可能である(図示
せず)。前記構成によれば、翻訳した翻訳文をユーザが
所望する表示形式から選択でき、参照することができ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、発信元や受信先の使用
言語を端末に設定しなくても、受信した電子メールの使
用言語を発信アドレスから判定して、発信者の使用言語
から受信者の使用言語に自動翻訳するので、受信者は電
子メールを受け取った場合、タイムリーに自身の使用言
語で読むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール翻訳装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例のメール受信用プログラム“GetMessa
ge”のデータ内容を示す説明図である。
【図3】本実施例における電子メールの着信検出処理と
翻訳開始処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図3に示すステップS106〜ステップS10
7のサブルーチンの手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施例における電子メールのメール本文と翻
訳文の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 メール受信部 2 ディスク装置 2a メール記憶部 2b 訳文記憶部 2c プログラム記憶部 3 メール翻訳管理部 4 翻訳処理部 5 表示部 6 入力部 7 メール送信部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して各端末と接続して
    発信アドレスを含む電子メールを受信するメール受信部
    と、受信した電子メールのメール本文と発信アドレスと
    対応させて記憶するメール記憶部と、受信したメール本
    文の使用言語を発信アドレスから判定し、判定した使用
    言語に基づいて受信したメール本文の翻訳管理を行うメ
    ール翻訳管理部と、前記メール翻訳管理部からメール本
    文とその使用言語情報と翻訳の始動指示を受け、メール
    本文の使用言語を受信先の使用言語に翻訳する翻訳処理
    部と、メール本文の翻訳文を記憶する訳文記憶部と、前
    記各記憶部からメール本文とその翻訳文を読み出しそれ
    ぞれ対応させて表示する表示部とを備えてなる電子メー
    ル翻訳装置。
  2. 【請求項2】 前記発信アドレスはインターネットのU
    RLアドレス信号からなることを特徴とする請求項1記
    載の電子メール翻訳装置。
  3. 【請求項3】 前記電子メールの表示形式を指定する入
    力部をさらに備え、前記表示部は、前記入力部から電子
    メールの表示指定を受けた際、電子メールのメール本文
    とその翻訳文を前記各記憶部から読み出しメール本文に
    翻訳文を挿入して表示することを特徴とする請求項1記
    載の電子メール翻訳装置。
  4. 【請求項4】 前記電子メールの表示形式を指定する入
    力部をさらに備え、前記表示部は、前記入力部から電子
    メールの表示指定を受けた際、電子メールのメール本文
    とその翻訳文を前記各記憶部から読み出しメール本文に
    翻訳文を添付する添付文書として表示することを特徴と
    する請求項1記載の電子メール翻訳装置。
  5. 【請求項5】 電子メール翻訳装置をコンピュータによ
    って制御するためのプログラムを記憶した媒体であっ
    て、該制御プログラムはコンピュータに、ネットワーク
    を介して各端末と接続して発信アドレスを含む電子メー
    ルをメール受信部に受信させ、受信した電子メールのメ
    ール本文と発信アドレスと対応させてメール記憶部に記
    憶させ、受信したメール本文の使用言語を発信アドレス
    から判定し、その判定した使用言語に基づいてメール本
    文の翻訳管理を実行させ、メール本文とその使用言語情
    報と翻訳の始動指示を翻訳処理部に送信し、メール本文
    の使用言語を受信先の使用言語に翻訳させ、メール本文
    の翻訳文を訳文記憶部に記憶させ、メール本文とその翻
    訳文を前記各記憶部から読み出し表示部に表示させるこ
    とを特徴とする電子メール翻訳装置制御プログラムを記
    憶した媒体。
JP8279664A 1996-10-22 1996-10-22 電子メール翻訳装置及び電子メール翻訳装置制御プログラムを記憶した媒体 Pending JPH10124516A (ja)

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