JP2001056788A - 開封又は読了確認が可能な電子メールシステム - Google Patents

開封又は読了確認が可能な電子メールシステム

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JP2001056788A
JP2001056788A JP22260099A JP22260099A JP2001056788A JP 2001056788 A JP2001056788 A JP 2001056788A JP 22260099 A JP22260099 A JP 22260099A JP 22260099 A JP22260099 A JP 22260099A JP 2001056788 A JP2001056788 A JP 2001056788A
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Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電子メールの受信者がそれを開封したかどう
か、又は、読了したかどうかを、送信者が把握すること
ができる。 【解決手段】電子メールを作成するためのメール作成手
段と、電子メールに付加される確認マークであって、
「受信者が、その電子メールの送信者宛てに、その電子
メールを開封したこと又はその電子メールを開封して読
了したことを確認するための確認メールを送信すること
を、電子メールの受信者が指示するための確認マーク」
を、電子メールに付加するための確認マーク付加手段
と、電子メール受信者が前記確認マークを操作すること
により前記確認メールの送信を指示したとき、その確認
メールの送信を行うために必要なデータ及びコンピュー
タプログラムを、前記電子メールと共に送信するための
確認マーク関連データ等送信手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子メールを送信した
とき、相手方がその電子メールを開封したかどうか又は
開封して読了したかどうかをメール発信者が確認するこ
とができる電子メールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より利用されている電子メールサー
ビスでは、送信エラーの有無を通知してくれるサービス
が知られている。すなわち、通信障害などで電子メール
が相手方に届かなかったとき、送信エラーになったこと
を示すメールが、メールサーバーなどからメールの送信
者宛てに、送信されるサービスがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子メ
ールを送信したとき、相手方が「その電子メールを開封
したかどうか」又は「その電子メールを開封して読了し
たかどうか」を確認することができるメールシステム
は、本発明者が知る限りでは、まだ存在していない。な
お、1999年6月7日付け日本経済新聞の記事「着信
確認技術を開発 ベンチャーユニオン 電子メール配信
代行」によれば、インターネット関連サービスのベンチ
ャーのベンチャーユニオン(東京 コウ野健太郎社長
03−5452−1470)が、「・・・電子メールの
着信を確認する技術を開発し、7月から同技術を応用し
た電子メール配信サービスを始める。・・・9月にはメ
ールを開封したかどうかを把握する機能も追加する。」
と報道されている。しかし、この記事の中には、前記の
「電子メールの着信を確認する技術」の具体的な構成内
容や「メールを開封したかどうかを把握する機能」の具
体的な構成内容は、全く記載されていない(上記の「電
子メールの着信を確認する技術」とか「メールを開封し
たかどうかを把握する機能」などは、発明の課題を述べ
ているに過ぎない)。本発明は、このような従来技術の
課題に着目したものであって、「電子メールを受信した
人が、その電子メールを開封したかどうか、又は、その
電子メールを開封して読了したかどうか」を、メール送
信者が確実に把握することができる、電子メールシステ
ムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】(定義)本明細書におい
て、メール発信者又はメール受信者が保有する端末(コ
ンピュータ端末。情報通信端末)は、電子メール機能を
備えた携帯型電話機などでもよい。また、本発明におい
て、「電子メール受信者が前記確認マークを操作するこ
とにより前記確認メールの送信を指示したとき、その確
認メールの作成及び送信を行うために必要なデータ又は
コンピュータプログラム」は、例えば、「電子メール送
信者の電子メールアドレスデータやこのメール送信者の
電子メールアドレスへ開封又は読了確認メールを送信す
るためのコンピュータプログラムなど」を含む。なお、
前記の「メール送信者の電子メールアドレスへ、開封又
は読了確認の確認メールを送信するための確認メール送
信用コンピュータプログラム」は、メール送信者からメ
ール受信者へ電子メールと関連付けて送信するようにし
てもよいが、この確認メール送信用コンピュータプログ
ラムはメール受信者の端末に予めインストールしてお
き、メール送信者からは前記の「メール送信者に開封又
は読了確認メールを送信するために必要なデータ(メー
ル送信者のメールアドレスデータなど)」や「前記の確
認メール送信用コンピュータプログラムを起動するため
のコンピュータプログラム又はデータ」のみをメール受
信者へ送信するするようにしてもよい。また、本発明に
おいて、前記確認マークの電子メールへの「関連付け
(付加など)」は、ユーザーの個別の選択によって関連
付け(付加)したりしなかったりするようにしてもよい
し、予めユーザーの個別の選択に拘わらず一律に全ての
電子メールについて自動的に関連付け(付加)されるよ
うにシステムを設定しておくようにしてもよい。また、
本発明において、前記確認マークの電子メールへ「関連
付け(付加など)」する方法は、確認マークを電子メー
ルに「添付」する方法、確認マークを電子メールのメッ
セージ本文に挿入・合成する方法など、様々な方法が可
能である。また、本発明において、確認マークは、メー
ル受信者側のディスプレイ端末画面に、メールのメッセ
ージと共に表示されるマークであることが望ましい。ま
た、本発明において、前記「開封検知手段」による電子
メールの開封の有無の検知、及び、これに基づく前記
「確認メール作成手段」による確認メールの作成・送信
は、例えば、ユーザーの個別の選択によって行ったり
行わなかったりするようにしてもよいし、予めユーザ
ーの個別の選択に拘わらず一律に全ての電子メールにつ
いて自動的に開封の有無を検知しそれに基づいて確認メ
ールの作成送信を行うようにシステムを設定しておくよ
うにしてもよいし、受信したメールのメッセージの内
容・中身を解析してその重要性又は緊急性に応じて確認
メールを作成・送信するかどうかを決定する(例えば、
メールの内容を解析して重要又は緊急な内容のメールに
ついてだけ確認メールを作成・送信する。企業からの広
告メールなどについてはいちいち確認メールを送信する
必要はないため。)などの方法が可能である。
【0005】請求項1 電子メールを作成するためのメ
ール作成手段と、前記電子メールに付加される確認マー
クであって、「その電子メールの受信者からその電子メ
ールの送信者宛てに、その電子メールを開封したこと又
はその電子メールを開封して読了したことを確認するた
めの確認メールを送信するように、前記電子メールの受
信者がコンピュータを作動させるための確認マーク」
を、電子メールに関連付ける(付加する。添付する。備
える。)ための確認マーク関連付け手段と、前記確認マ
ーク関連付け手段により前記電子メールに関連付けられ
た確認マークを、前記電子メールに関連付けて相手方に
送信するための確認マーク送信手段と、「電子メール受
信者が前記確認マークを使用して前記確認メールの送信
を行うとき、その確認メールの作成及び送信を行うため
に必要な、確認マーク関連データ又はコンピュータプロ
グラム」を、前記電子メールに関連付けて相手方に送信
するための確認マーク関連データ等送信手段と、を備え
たことを特徴とする電子メールシステム。請求項2 他
人からの電子メールを受信するための電子メール受信手
段と、この受信した電子メールを開封してディスプレイ
画面にその内容を表示するための電子メール開封手段
と、前記の受信した電子メールが開封されてディスプレ
イ画面にその内容が表示されたことを検知する開封検知
手段と、この開封検知手段からの出力に基づいて、前記
の開封された電子メールの送信者宛てに、その電子メー
ルが開封されたことを確認する開封確認メールを作成す
る開封確認メール作成手段と、この作成された開封確認
メールを前記電子メールの送信者宛てに送信する開封確
認メール送信手段と、を備えたことを特徴とする電子メ
ールシステム。請求項3 請求項2において、前記メー
ル開封検知部は、「確認メールを作成するために必要な
データ(例えば、メールの発信者のメールアドレスデー
タ、そのメール発信者の名前、そのメールのメッセージ
に含まれているメール作成の日付、そのメールの件名・
タイトル、など)」を受信した電子メールから抽出し
て、それを開封確認メール作成部に送信するものであ
る、ことを特徴とする電子メールシステム。
【0006】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1を示す概略ブロック図である。図1において、1
は電子メールのメッセージ(文字によるメッセージが通
常だが、図形・画像又は音声などによるメッセージ、図
形・画像又は音声などを含むメッセージ、でもよい)を
作成するためのメッセージ作成部、2はこのメッセージ
の中に挿入するか又はメッセージに添付すること等によ
りメッセージに付加する(備える。関連付ける)開封読
了確認マークを生成するための開封読了確認マーク生成
部、2aは「前記確認マークをメール受信者がマウスで
クリックする等の操作をしたときに確認メールをメール
送信者宛に送信するようにするために必要なコンピュー
タプログラム又はデータ(以下、これらのプログラム又
はデータを「確認マーク関連データ等」と呼ぶ)」を発
生するための確認マーク関連データ等発生部、である。
前記の開封読了確認マークは、電子メール受信者がその
電子メールを開封したとき(又は、開封して読了したと
き)に、メール受信者からメール送信者に向けて、その
開封(又は、開封及び読了)の確認メッセージを確認メ
ールとして返信してもらうためのものである。この確認
マークは、電子メール受信者が電子メールを開封したと
き、前記メッセージの内容と共に、メール受信者側のデ
ィスプレイ画面に表示される。すなわち、この開封読了
確認マークは、図形・画像・文字・記号などで構成され
るマーク(ボタン・絵文字(アイコン)など)の表示デ
ータ(画面に表示されるユーザーインターフェースとな
る部分)により構成されている。また、この開封読了確
認マークと関連付けられて、「メール発信者に前記確認
メールを返信するためメール発信者のメールアドレス
と、この開封読了確認マークがクリックされたときには
前記のメールアドレスに確認メールを送信するようにメ
ール受信者側のコンピュータを作動させるためのデータ
及び/又はプログラム(このためのコンピュータプログ
ラムが予めメール受信者側の端末にインストールされて
いるときは、そのコンピュータプログラムを起動させる
ためのプログラム又はデータ)」などの「確認マーク関
連データ等」が、前記電子メール及び確認マークと関連
付けられて、メール発信者から送信され、メール受信者
側に受信される。つまり、前記「確認マーク関連データ
等」は、前記の電子メール及び確認マークのデータと関
連付けられて、電子メール及び確認マークと共に(又
は、電子メールの一部として)送信され、その後、前記
「確認マーク関連データ等」は、前記確認マークのデー
タと関連付けられて、メール受信者側のコンピュータ端
末に受信され、電子メールメッセージや確認マークデー
タなどと関連付けられながら記録される。
【0007】また、図1において、3は、前記メッセー
ジ作成部1からのメッセージに、前記開封読了確認マー
ク生成部2からの開封読了確認マーク、及び、前記確認
マーク関連データ等発生部2aからの確認マーク関連デ
ータ等を、関連付ける(付加又は合成する。例えば、開
封読了確認マークをメッセージの中に挿入する、又は、
開封読了確認マークをメッセージに添付ファイルとして
添付する)ことにより、「確認マーク及び確認マーク関
連データ等付きの電子メール」を作成するためのメール
作成部である。また、4は、このメール作成部3で作成
された「確認マーク付きの電子メール」を例えばインタ
ーネット5などのネットワークを介して相手方に送信す
るためのメール送信部、である。また、図1において、
6は前記メール送信部4から送信されたメールをネット
ワークを介して受信する「メール受信者側のコンピュー
タ端末」に備えられたメール受信部、7はこのメール受
信部6により受信された電子メールのメッセージ(本文
の部分)をディスプレイ画面に表示させるためのメッセ
ージ表示部、8は前記の受信された電子メールに関連付
けられた(含まれた)開封読了確認マーク(ユーザーイ
ンターフェースとなる表示データ)を前記メッセージと
共にディスプレイ画面に表示させるための開封読了確認
マーク表示部である。また、9は、前記開封読了確認マ
ークに関連付けてメール発信者側から送信され、メール
受信者側の端末で、前記開封読了確認マークと関連付け
て記録された「メール発信者のメールアドレスデータや
このメールアドレスへ開封読了確認メールを送信するこ
とをメール受信者側のコンピュータ端末に指示するデー
タ及び/又はプログラムなどの確認メール関連データ
等」を解析するための開封読了確認マーク関連データ等
解析部、である。
【0008】また、図1において、10はメール受信者
側のコンピュータ端末の画面に表示された開封読了確認
マークをメール受信者がダブルクリックしたかどうか
(すなわち、「開封読了確認メールを作成して、メール
発信者に送信(返信)する行為」をコンピュータに実行
させることを、メール受信者が選択したかどうか)を検
出するための開封読了確認マーク実行指示検出部であ
る。また、11は、この開封読了確認マーク実行指示検
出部10からの信号に基づいて、開封読了確認マークに
関連付けて記録された前記の「メール発信者のメールア
ドレスへ確認メールを返信するように、メール受信者側
のコンピュータ端末を作動させるためのコンピュータプ
ログラムやデータ」を実行するための開封読了確認マー
ク関連プログラム等実行制御部、12はこの開封読了確
認マーク関連プログラム等実行制御部11からの指示に
よりメール発信者のメールアドレスに確認メールを送信
(返信)するための確認メール返信部、である。なお、
図1において、符号1,2,3,及び4の部分は「メー
ル発信者側のコンピュータ端末」に備えられており、符
号6,7,8,9,10,11,及び12の部分は「メ
ール受信者側のコンピュータ端末」に備えられている。
【0009】次に、図2(a)は、図1のメール送信部
4から送られた「開封読了確認マーク付き(及び、確認
メール関連データ等付き)の電子メール」を、メール受
信者側のコンピュータ端末で開いたときの画面の一例を
示す図である。前記の図1で説明したように、メールを
受信した側の情報通信端末では、図1のメッセージ表示
部7と開封読了確認マーク表示部8とにより、端末の画
面に、メッセージと開封読了確認マークとが一緒に表示
されることになる。図2において、21はメール受信者
側のコンピュータ端末(情報通信端末)の表示画面、2
2はこの表示画面21の中に表示された電子メールを開
いて表示するための窓(窓状の枠)、23はこの窓22
の中に表示された電子メールのメッセージ(この例で
は、文字メッセージだが、図形や画像などによるメッセ
ージでもよい)、24はこのメッセージ23の下方に表
示された(メッセージ23に添付された)開封読了確認
マーク、である。前記の開封読了確認マーク24の表示
は、例えば、「メール開封し読了しました」とか「メー
ル開封確認ボタン」とか「メール開封・読了確認ボタ
ン」などの意味を有する文字と、この文字を囲む枠の表
示と、から構成されている(絵文字・アイコンなどでも
よいことはもちろんである)。
【0010】また、本実施形態では、前述のように、前
記のメッセージ23のデータと開封読了確認マーク24
のデータと共に、前記開封読了確認マーク24に関連付
けられたデータ及びコンピュータプログラムが、メール
発信者側からメール受信者側に、送信されるようになっ
ている。この送信された「前記開封読了確認マーク24
に関連付けられたデータ及びコンピュータプログラム」
は、メール受信者側端末のディスプレイ画面上には表示
されない。すなわち、メール受信者側には、前記開封読
了確認マーク24の表示用データと共に、それに関連す
るデータ及びプログラムとして、「メール発信者のメー
ルアドレス」や、「メール受信者がこの開封読了確認マ
ーク24を例えばダブルクリックするなどの所定の簡単
な操作をしたときに、メール受信者側のコンピュータ端
末に、前記メール発信者のメールアドレスに向けて、メ
ール開封又は開封読了の確認メールを返信するように指
示するためのデータ又はプログラム」が送信され、これ
らの送信されたデータ及びプログラムは、メール受信者
側の端末により受信されると、そのメール受信者側の端
末の記録装置に、前記の受信した開封読了確認マーク2
4と関連付けて、記録される。そして、これらのメール
アドレスやデータ及びプログラム(以下、これらをまと
めて「確認マーク関連データ等」又は「確認マーク関連
プログラム等」と呼ぶことがある)は、図1の開封読了
確認マーク関連データ等解析部9(メール受信者側のコ
ンピュータ端末に備えられている)により、読み取られ
る。
【0011】今、メールの受信者が、この図2(a)の
画面のメッセージ23を見ながら、メッセージ23の下
方に表示されている開封読了確認マーク24をマウスな
どのポインティング・デバイスでダブルクリックした
(選択した)とする。すると、このダブルクリックした
ことを、図1の確認マーク実行指示検出部10が検出
し、この検出信号を確認マーク関連プログラム等実行制
御部11に送る。すると、確認マーク関連プログラム等
実行制御部11は、確認マーク関連データ等解析部9か
ら、確認マーク24に関連付けられて記録されている
「メール発信者のメールアドレスや、このメールアドレ
スへ開封・確認メールを返信することを、メール受信者
側のコンピュータに指示・指令するためのデータ又は/
及びプログラム」を転送してもらう。そして、前記確認
マーク関連プログラム等実行制御部11は、図1の確認
メール返信部12を制御して、前記の確認マーク関連デ
ータ等解析部9から受信したメールアドレス(電子メー
ル送信者のメールアドレス)宛ての確認メールを作成
し、それを前記メールアドレスに送信(返信)するよう
にする。なお、この確認メールの作成を行うとき、前記
確認マーク関連プログラム等実行制御部11は、受信し
た電子メールの発信者データ及び図2(a)に示すよう
なメッセージ本文のデータを解析して、それらの中か
ら、メール発信者のデータ(この実施形態では「日本花
子」というメール発信者の名前データ及び電子メールア
ドレスデータ)や、受信したメールを特定するためのデ
ータ(この実施形態では、「1999年6月5日」とい
うメールの日付データ)などの「確認メールのメッセー
ジに使用できるデータ」を抽出し、それらのデータを使
用して確認メールを自動作成する(メール受信者が特に
作業をしないまま確認メールが作成されるようにする)
のが望ましい。
【0012】次に、図2(b)は、前述のようにメール
受信者が確認ボタン24をダブルクリックして、確認メ
ールがメール受信者側からメール発信者側に返信された
ときの、メール発信者側のコンピュータ端末(情報通信
端末)に表示される画面(確認メールが開封された画
面)の一例である。図2(b)において、26はメール
発信者側のコンピュータ端末画面、27はその端末画面
26上に開かれた前記開封読了確認メールのメッセージ
の内容である。このメッセージの中には、前記開封読了
ボタン24(図2(a)参照)と関連付けて記録されて
いるメール発信者のデータ(この実施形態では「日本花
子 様」)や、受信したメールを特定するためのデータ
(この実施形態では、「1999年6月5日付けの貴殿
からのメール」というデータ)などが使用されている。
【0013】以上、本発明の実施形態1について説明し
たが、本発明はこの実施形態1に限られることなく、様
々な変更が可能である。例えば、本実施形態1では、前
記確認マーク24のメッセージ(電子メールの本体)へ
の関連付け(付加)は、メール発信者の個別の選択によ
り行うようにしているが、本発明では、ユーザーがメー
ルを作成するとき、その全てのメールについて、自動的
に確認マークを関連付け(付加)するようにしてもよ
い。
【0014】実施形態2.図3は本発明の実施形態2を
示すブロック図である。図3において、31は他人から
の電子メールを受信するメール受信部、32はこの受信
した電子メールを開封してメッセージをメール受信者
(ユーザー)のコンピュータ端末画面に表示させるため
のメール開封部(メッセージ表示部)、33は「前記メ
ール開封部32により、受信したメールが開封されてメ
ッセージが画面に表示されたこと」を検知するためのメ
ール開封検知部、34はこのメール開封検知部からの出
力(そのメールが開封されたということを示す信号)に
基づいて、その開封された電子メールの発信者宛てに、
「メールをメール受信者が開封したこと(メールがメー
ル受信者により開封されたこと。場合により、そのメー
ルがメール受信者により開封されて読了されたこと)」
を確認する開封確認メールを自動的に作成するための開
封確認メール作成部、35はこの開封確認メール作成部
34により作成された開封確認メールを、前記の開封さ
れたメールの発信者(発信者の電子メールアドレス)宛
てに送信するための開封確認メール送信部、である。な
お、ここで、本実施形態における、前記メール開封検知
部33などの動作を説明する。メール開封検知部33
は、例えば、メール開封部32からのメールを開封した
ことを示す信号を受けて、その開封されたメールを特定
・識別するためのデータ(例えば、そのメールの発信者
のメールアドレスデータ、そのメール発信者の名前、そ
のメールのメッセージに含まれているメール作成の日付
データ、そのメールの件名(タイトル。題名)、など)
とそれが開封されたことを示すデータとを、前記開封確
認メール作成部34に送信する。前記開封確認メール作
成部34は、前記メール開封検知部33から送られた各
種データに基づいて、開封確認(又は開封読了の確認)
のメールを、自動的に(メール受信者の手入力を必要と
することなく)作成する。すなわち、前記開封確認メー
ル作成部34は、前記メール開封検知部33から送られ
たメールの発信者のメールアドレスデータ、そのメール
発信者の名前、そのメールのメッセージに含まれている
メール作成の日付データ、そのメールの件名(タイト
ル。題名)、などに基づいて、確認メールのメッセージ
と送信先メールアドレスを、自動的に作成する。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、メール
の発信者は、自己の選択により又は自動的に(重要なメ
ールについてだけ自動的に確認マークを付加することも
できる)、メールに確認マークを付加し(関連付け
し)、メール受信者側では、この確認マークについて簡
単な操作をするだけで、「そのメールを開封したこと、
又は、そのメールを開封し且つ読了したこと」をメール
送信者側に返信することができる。よって、メール送信
者側では、この確認マークを使用することにより、自己
が発信したメールが相手方に届いて開封されたかどう
か、又はそのメールが開封されて読了されたかどうか
を、相手方から返信される確認メールにより確実に知る
ことができるようになる。また、本発明によれば、メー
ル受信者がメールを開封したかどうかを検出するための
開封検知手段と、この開封検知手段からの出力に基づい
て開封確認メールを作成し送信するようにしたので、メ
ール発信者に、メールを開封したことを確実に知らせる
ことができるようになる。特に、本発明において、メー
ル開封検知部が「確認メールを作成するために必要なデ
ータ(例えば、メールの発信者のメールアドレスデー
タ、そのメール発信者の名前、そのメールのメッセージ
に含まれているメール作成の日付、そのメールの件名・
タイトル、など)」を受信メールから抽出して、それを
開封確認メール作成部に送信するようにすることによ
り、開封確認メール作成部では、開封確認メールを自動
的に(メール受信者の手入力を必要とすることなく)作
成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示すブロック図である。
【図2】本実施形態1における、メール受信者側のコン
ピュータ端末画面を示す図である。
【図3】本発明の実施形態2を示すブロック図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを作成するためのメール作成
    手段と、 前記電子メールに付加される確認マークであって、「そ
    の電子メールの受信者からその電子メールの送信者宛て
    に、その電子メールを開封したこと又はその電子メール
    を開封して読了したことを確認するための確認メールを
    送信するように、前記電子メールの受信者がコンピュー
    タを作動させるための確認マーク」を、電子メールに関
    連付ける(付加する。添付する。備える。)ための確認
    マーク関連付け手段と、 前記確認マーク関連付け手段により前記電子メールに関
    連付けられた確認マークを、前記電子メールに関連付け
    て相手方に送信するための確認マーク送信手段と、 「電子メール受信者が前記確認マークを使用して前記確
    認メールの送信を行うとき、その確認メールの作成及び
    送信を行うために必要な、確認マーク関連データ又はコ
    ンピュータプログラム」を、前記電子メールに関連付け
    て相手方に送信するための確認マーク関連データ等送信
    手段と、を備えたことを特徴とする電子メールシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 他人からの電子メールを受信するための
    電子メール受信手段と、 この受信した電子メールを開封してディスプレイ画面に
    その内容を表示するための電子メール開封手段と、 前記の受信した電子メールが開封されてディスプレイ画
    面にその内容が表示されたことを検知する開封検知手段
    と、 この開封検知手段からの出力に基づいて、前記の開封さ
    れた電子メールの送信者宛てに、その電子メールが開封
    されたことを確認する開封確認メールを作成する開封確
    認メール作成手段と、 この作成された開封確認メールを前記電子メールの送信
    者宛てに送信する開封確認メール送信手段と、 を備えたことを特徴とする電子メールシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記メール開封検知部は、「確認メールを作成するため
    に必要なデータ(例えば、メールの発信者のメールアド
    レスデータ、そのメール発信者の名前、そのメールのメ
    ッセージに含まれているメール作成の日付、そのメール
    の件名・タイトル、など)」を受信した電子メールから
    抽出して、それを開封確認メール作成部に送信するもの
    である、ことを特徴とする電子メールシステム。
JP22260099A 1999-06-08 1999-08-05 開封又は読了確認が可能な電子メールシステム Pending JP2001056788A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020074895A (ko) * 2001-03-22 2002-10-04 주식회사유진데이타 네트워크를 통한 전자적인 정보의 수신 확인 시스템 및수신 확인 방법
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