JP2002073476A - 電子メールの敬称表示方式、敬称表示方法及び電子メールプログラムの記録媒体 - Google Patents

電子メールの敬称表示方式、敬称表示方法及び電子メールプログラムの記録媒体

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JP2002073476A
JP2002073476A JP2000264795A JP2000264795A JP2002073476A JP 2002073476 A JP2002073476 A JP 2002073476A JP 2000264795 A JP2000264795 A JP 2000264795A JP 2000264795 A JP2000264795 A JP 2000264795A JP 2002073476 A JP2002073476 A JP 2002073476A
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JP2000264795A
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Yasumasa Kishi
泰正 岸
Masataka Ezaki
正孝 江嵜
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KDDI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールを送る際に、敬称を簡単な操作で
選択・付加できるプロセスを備えた電子メールの宛先表
示方式、敬称表示方法の提供。 【解決手段】 ネットワーク20に接続する送信元端末
30−1及び送信先30−2は、敬称を保存メモリに保
存記憶しており、端末30−1から端末30−2にサー
バ10を介して電子メールを送信する際又は端末30−
1に端末30−2から電子メールを送信する際に、保存
メモリに登録されている敬称のうち所望の敬称を選択
し、選択された敬称を宛先に付加して宛先(及び同報
先)にメールを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワークで電子メールを送受信する際に用いる電
子メールアプリケーションに関し、特に、電子メールの
宛先の表示技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコン)の普及やインターネットに代表される情報通
信ネットワークの発達に伴い、電子メールを交換するユ
ーザが増大してきている。
【0003】電子メールのデータは、送信元や宛先等の
情報が記述されたメールヘッダとメール本文からなり、
文字コードで表現される。また、電子メールを送信する
場合、電子メールアプリケーション(プログラム)によ
ってフォーマットの相違はあるが、送信画面の題名欄に
は題名、宛先欄及び同報欄が表示され、題名、宛先欄
(又は同報欄)に送信先のアドレスを入力すると、それ
ぞれが電子メールのヘッダ情報の「Subject」、「To
(又はCc、Bcc)」に対応して自動的にヘッダ情報に書
き込まれる。なお、「Cc 」はカーボンコピー(Carbon
Copy)の略で直接の宛て先ではなく、参考として同一内
容のメールが送られる宛先を示す。また、「Bcc」はBli
nd Carbon Copyの略で、直接の宛て先ではなく、参考と
して同一内容のメールが送られる宛先を示すが、送信さ
れたメールからこの「Bcc」ヘッダは削除されるので、T
o:やCc:での宛先人には「Bcc」で示された宛先にメー
ルが送られたことは知られない。また、電子メール送信
画面にはヘッダ情報を簡略したものが表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では電子メールを送る際に予め宛先名をメール
アドレスと対応させて登録したアドレス帳を用いるとメ
ール送信画面180(図18)の宛先欄181に敬称な
しで宛名が入力され送信されるので送信相手に対して礼
儀を欠いてしまうことになるという問題点があった。
【0005】敬称を入れるにはメール送信画面180上
でヘッダ情報部(又は、宛先欄181)に直接敬称を入
力すればよいが、電子メールを送る度にメール送信画面
上でヘッダ情報部(又は、宛先欄181)に直接敬称を
入力することは、メール送信者にとって煩わしく、ま
た、時折敬称の付け忘れが生ずることもあってメール受
信者に対し礼儀を欠いてしまう場合があるといった問題
点があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、電子メールを送る際に、敬称を簡単な
操作で選択・付加できるプロセスを備えた電子メールの
敬称表示方式、敬称表示方法及び電子メールプログラム
の記録媒体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の敬称表示方式は、複数の端末とメール
サーバを接続してなるネットワーク上の第1の端末から
第2の端末にサーバを介して電子メールを送信する電子
メールシステムにおいて、第1の端末及び第2の端末
は、敬称を登録した敬称登録手段と、第1の端末から第
2の端末に電子メールを送信する際又は第1の端末に第
2の端末から電子メールを返信する際に、敬称登録手段
に登録されている敬称のうち所望の敬称を選択する敬称
選択手段と、この敬称選択手段によって選択された敬称
を宛先に付加する敬称付加手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0008】また、第2の発明は上記第1の発明の敬称
表示方式において、敬称付加手段は敬称選択手段によっ
て選択された敬称を同報先に付加する手段を含むことを
特徴とする。
【0009】また、第3の発明は上記第1の発明の敬称
表示方式において、第1の端末及び第2の端末は、送信
した敬称を宛名と対応付けて記憶手段に保存記憶する敬
称保存記憶手段と、第1の端末から第2の端末に電子メ
ールを送信する際又は第1の端末に第2の端末から電子
メールを返信する際に、記憶手段から当該宛先で使用し
た敬称を抽出する敬称抽出手段とを備え、敬称付加手段
は、敬称選択手段によって敬称が選択されなかったと
き、この敬称抽出手段によって抽出された敬称を宛先に
付加する手段を含むことを特徴とする。
【0010】また、第4の発明は上記第3の発明の敬称
表示方式において、敬称付加手段は敬称抽出手段によっ
て抽出された敬称を同報先に付加する手段を含むことを
特徴とする。
【0011】また、第5の発明は上記第3の発明の敬称
表示方式において、第1の端末及び第2の端末は、直前
に送信した敬称を記憶手段に保持する敬称保持手段を備
え、敬称付加手段は、記憶手段に敬称が保存記憶されて
いないとき、この敬称保持手段に記憶されている敬称を
宛先に付加する手段を含むことを特徴とする。
【0012】また、第6の発明は上記第5の発明の敬称
表示方式において、敬称付加手段は記憶手段に保持され
ている敬称を同報先に付加する手段を含むことを特徴と
する。
【0013】また、第7の発明の敬称表示方式は、複数
の端末とWebメールサーバを接続してなるIPネット
ワーク上の第1の端末から第2の端末にサーバを介して
電子メールを送信する電子メールシステムにおいて、W
ebメールサーバは、敬称を登録した敬称登録手段と、
前記第1の端末から第2の端末に電子メールを送信する
際又は第1の端末に第2の端末から電子メールを返信す
る際に前記第1の端末又は第2の端末によって選択され
た敬称を宛先に付加する敬称付加手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0014】また、第8の発明は上記第7の発明の敬称
表示方式において、敬称付加手段は敬称選択手段によっ
て選択された敬称を同報先に付加する手段を含むことを
特徴とする。
【0015】また、第9の発明は上記第7の発明の敬称
表示方式において、Webメールサーバは、送信した敬
称を宛名と対応付けて記憶手段に保存記憶する敬称保存
記憶手段と、第1の端末から第2の端末に電子メールを
送信する際又は第1の端末に第2の端末から電子メール
を返信する際に、記憶手段から当該宛先で使用した敬称
を抽出する敬称抽出手段とを備え、敬称付加手段は、敬
称選択手段によって敬称が選択されなかったとき、敬称
抽出手段によって選択された敬称を宛先に付加する手段
を含むことを特徴とする。
【0016】また、第10の発明は上記第9の発明の敬
称表示方式において、敬称付加手段は敬称抽出手段によ
って抽出された敬称を同報先に付加する手段を含むこと
を特徴とする。
【0017】また、第11の発明は上記第9の発明の敬
称表示方式において、Webメールサーバは、直前に送
信した敬称を宛名と対応付けて記憶手段に記憶する敬称
保持手段を備え、敬称付加手段は、記憶手段に敬称が保
存記憶されていないとき、この記憶手段に保持されてい
る敬称を宛先に付加する手段を含むことを特徴とする。
【0018】また、第12の発明は上記第11の発明の
敬称表示方式において、メール送信手段は敬称記憶手段
に記憶されている敬称を同報先に付加する手段を含むこ
とを特徴とする。
【0019】また、第13の発明は上記第1の発明乃至
第12のいずれかの発明の敬称表示方式において、敬称
は宛先又は同報先の後に付加する後付け敬称又は宛先又
は同報先の前に付加する前付け敬称からなり、敬称付加
手段は宛先又は同報先敬称を付加する際に敬称が後付け
敬称か前付け敬称かを判定し、後付け敬称の場合は該敬
称を宛先又は同報先の後に付加し、前付け敬称の場合は
該敬称を宛先又は同報先の後に付加する手段を含むこと
を特徴とする。
【0020】また、第14の発明の敬称表示方法は、ネ
ットワーク上で第1の端末から第2の端末にサーバを介
して電子メールを送信する電子メールシステムにおい
て、予め敬称を登録するステップと、前記第1の端末か
ら第2の端末に電子メールを送信する際又は第1の端末
に第2の端末から電子メールを返信する際に、登録され
ている敬称のうち所望の敬称を選択するステップと、選
択された敬称を宛先に付加するステップとを備えたこと
を特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の敬称表示方式及び敬称表
示方法によれば、電子メールを送信する際に、宛先欄
(又は、同報欄)に対応するヘッダ情報に電子メール送
信時に選択された敬称が自動的に書き込まれる。この結
果、電子メールを送る際に、選択された敬称を宛先欄
(又は、同報欄)に所定の形式で出力することができ
る。例えば、敬称「様」が選択された場合、メールアド
レスがabc@xxx.co.jpの「山田太郎」氏宛ての電子メー
ルのヘッダ情報の「To」に「山田太郎様<abc@xxx.co.j
p>」という形式で出力される。以下、端末側に電子メ
ールプログラムを備えサービスを提供するようにした例
とメールサーバ側に電子メールプログラムを備えWWW
サーバ上でサービスを提供するようにした例に分けて実
施例を説明する。
【0022】1.端末側に電子メールアプリケーション
を備えた例 1−1.ネットワーク構成例 図1はネットワークの構成例を示す図であり、符号10
はメールサーバ(サーバコンピュータ)、符号20はイ
ンターネット等のネットワーク、符号30−1は電子メ
ールを送信する送信元端末、符号30−2は電子メール
の送信先端末(つまり、電子メールの受信端末)を示
す。また、図1では説明上ネットワーク20に接続する
端末として送信元端末1台と受信元端末1台を示した
が、通常、ネットワーク20には複数の端末が接続す
る。また、メールサーバの数も1に限定されない。
【0023】図1で、送信元端末30−1から送信され
た電子メールはネットワーク20を介して宛先(メール
アドレス)のドメイン名で示されるメールサーバ10の
メールボックスに蓄積される。メールサーバ10は自機
の管理下の送信先端末にメール受信の旨を通知するの
で、送信先端末30−2のユーザが送信された電子メー
ルをメールボックスから取り出す操作を行う(いわゆ
る、電子メールを開く)と、送信先端末30−2の受信
画面(図示せず)に電子メールの内容(ヘッダ情報及び
本文)が表示され、送信先端末30−2のユーザは電子
メールを読みとることができる。
【0024】1−2.端末構成例 図2は端末(送信元端末及び受信元端末)の構成例を示
すブロック図であり、端末30はキーボードやマウス等
のポインティングデバイスを備えた入力装置31と、C
PUおよびその周辺回路からなる制御装置32と、記憶
媒体(メモリ)に敬称を登録、保存記憶、保持(一時記
憶)したり、データやプログラム等の情報を記憶した
り、読出しを行う記憶装置33と、表示用メモリを有
し、編集された文字情報や画像情報をイメージ展開して
画面上に表示する表示装置34を備えている。
【0025】また、図2で符号35は記憶装置33に記
憶されている電子メールプログラムである。なお、電子
メールプログラム35は、本発明に基づく、前記記憶装
置33に登録されている敬称のうち所望の敬称を選択す
る敬称選択手段(プログラム)と、この敬称選択手段に
よって選択された敬称を宛先に付加する敬称付加手段
(プログラム)と送信した敬称を宛名と対応付けて記憶
手段に保存記憶する敬称保存記憶手段(プログラム)を
含んでいる。また、電子メールを送信する際又は電子メ
ールを返信する際に、前記記憶手段から当該宛先で使用
した敬称を抽出する敬称抽出手段(プログラム)を含む
ようにしてもよい。また、直前に送信した敬称を記憶手
段に保持(記憶)する敬称保持手段(プログラム)を含
むようにしてもよい。
【0026】また、記憶装置33には上記電子メールプ
ログラム35の他、OS等の制御プログラムやネットワ
ーク20と接続するための通信接続プログラムや通信制
御プログラム及び各種アプリケーションプログラムがイ
ンストールされており、制御装置32の制御により適時
プログラム格納メモリから読み出されて実行制御され
る。図1のネットワーク100の端末30−1、30−
2としては、少なくとも上記図2の構成を備えたコンピ
ュータ装置、例えば、パソコンやデータターミナルが用
いられる。
【0027】1−3. 動作例 1−3− 敬称設定動作 図3は、本発明の電子メールの宛先表示方式に基づく電
子メールプログラムによる敬称設定動作例を示すフロー
チャートであり、ステップS5〜S15の動作が敬称設
定動作に相当する。また、図4は「メール受け」画面の
一実施例を示す図であり、図5は「オプション」設定画
面の一実施例を示す図である。
【0028】ステップS1:(メールプログラム起動要
求) 端末30−1に画面表示されるフォルダやプログラムの
選択用アイコンが表示されて電子メールを送るためにメ
ールプログラム起動用アイコンがマウスでクリックされ
る。
【0029】ステップS2:(メールプログラム起動) 上記ステップS1でメールプログラム起動用アイコンが
クリックされると端末30−1の記憶装置33にインス
トールされている電子メールプログラム35が端末30
−1のRAM(図示せず)に読み込まれ、起動される。
【0030】ステップS3:(「メール受け」画面表
示) 上記ステップS2で起動された電子メールプログラム3
5は図4に示すようなフォーマットの「メール受け」画
面40を表示装置34に表示する。
【0031】ステップS4:(「オプション」設定選択
判定) 画面表示されているメール受け画面40の中のアイコン
選択欄41のアイコンの中からオプション設定を意味す
る「オプション」アイコン42が選ばれる(マウスでク
リックされる)とS5に遷移する。
【0032】ステップS4’:(「新規送信」選択判
定) また、電子メールの新規作成及び送信を意味する「送
信」アイコン43が選択されるとS5’(図6)に遷移
する。
【0033】ステップS4”:(「返信」選択判定) また、返信用電子メールの作成及び送信を意味する「返
信」アイコン44が選ばれるとS5”(図11)に遷移
する。
【0034】ステップS5:(オプション設定画面表
示) 上記ステップS4で「オプション」アイコン42が選択
されると電子メールプログラム35は図5に示すような
フォーマットの「オプション」設定画面50を表示装置
34に表示する。
【0035】ステップS6:(「敬称」オプション選択
判定) 画面表示されているオプション設定画面50の中のアイ
コン選択欄51のアイコンの中から「敬称」設定を意味
する「敬称」アイコン52が選択される(マウスでクリ
ックされる)とS7に遷移する。また、その他のアイコ
ンが選択されると他のオプション設定に遷移する。
【0036】ステップS7:(「敬称」追加の選択判
定) 上記ステップS6で「敬称」設定オプションが選択され
た場合には、画面表示されているオプション設定画面5
0の中の設定内容選択欄の追加項目53、削除項目5
4、編集項目55の中のいずれかが選択される。ここ
で、追加項目53の選択によりS8に遷移し、そうでな
い場合にはS12に遷移する。
【0037】ステップS8:(敬称の追加) 上記ステップS7で追加項目53の選択の場合には、オ
プション設定画面50の前付け欄56又は後付け欄57
に敬称(例えば、様、殿、Mr.等)を自由にキーイン
することができる。なお、前付け欄56には前付け敬称
(例えば、Mr.)、後付け欄57には(例えば、様、
殿)がキーインされる。キーインが終わって、「OK」
ボタン58或いは「キャンセル」ボタン59がクリック
されるとS9に遷移する。
【0038】ステップS9:(確認判定) 上記ステップS8(敬称追加)、S13(敬称削除)、
又はS15(敬称編集)で、「OK」ボタンがクリック
された場合にはS10に遷移し、「キャンセル」ボタン
59がクリックされた場合にはキーインをやり直すため
にS7に遷移する。
【0039】ステップS10:(設定) 次に、ステップS8(敬称追加)、S13(敬称削
除)、又はS15(敬称編集)でのキーインの内容を図
9に示すような敬称一覧リスト90に設定(登録、削
除、又は編集結果で書き換え)する。
【0040】ステップS11:(終了判定) 次に、所定の電子メールプログラム終了操作に応じて電
子メールにかかわる処理や表示が終了する。またそうで
ない場合はS4に戻ってアイコン選択を待つ。
【0041】ステップS12:(「敬称」削除の選択判
定) 削除項目54が選択された場合はS13に遷移し、そう
でない場合はS14に遷移する。
【0042】ステップS13:(敬称の削除) 上記ステップS12で削除項目54が選択された場合に
は、オプション設定画面50の前付け欄56又は後付け
欄57に削除する敬称をキーインすることができる。キ
ーインが終了後の「OK」ボタン58或いは「キャンセ
ル」ボタン59のクリックに応じてS9に遷移する。
【0043】ステップS14:(「敬称」編集の選択判
定) 編集項目55が選択された場合はS15に遷移しそうで
ない場合はS7に戻る。
【0044】ステップS15:(敬称の編集) 上記ステップS14で編集項目55が選択された場合に
は、オプション設定画面50の前付け欄56又は後付け
欄57に編集する敬称をキーインすることができる。キ
ーインが終了後の「OK」ボタン58或いは「キャンセ
ル」ボタン59のクリックに応じてS9に遷移する。
【0045】1−3− 新規送信動作 図6は、本発明の電子メールの宛先表示方式に基づく電
子メールプログラムによる電子メールの新規送信時の端
末30−1の敬称付加動作例を示すフローチャートであ
る。また、図7はメール送信画面の一実施例を示す図、
図8はアドレス帳の一実施例を示す図、図9は敬称一覧
リスト(ダイヤログ)の一実施例を示す図であり、図1
0は履歴テーブルの一実施例を示す図である。
【0046】なお、図8のアドレス帳は各個人のメール
アドレスにわかりやすい見出しをつけてメモリに登録し
ておくことで、メールの送信時に必要なメールアドレス
を簡単に(キー入力ミスの心配なく)呼び出すようにし
たリストであり、電子メールプログラム35にはアドレ
ス帳検索及び登録用プログラムがサブモジュールとして
含まれている。なお、アドレス帳のデータ(リスト)は
ユーザの利用端末又は利用端末以外のいずれに保存され
ていてもよい。以下、図6のフローチャートに従って新
規送信時の敬称付加動作について説明する。
【0047】ステップS5’:(メール送信画面表示) 図3のステップS4’で「送信」アイコン43が(クリ
ックされて)押し下げられると、電子メールプログラム
35は図7に示すようなメール送信画面70を表示す
る。
【0048】ステップS6’:(アドレス帳選択判定) 題名欄71への題名入力後、メール送信画面70の宛先
欄72にカーソルが移動されたとき、「アドレス帳」ア
イコン74が(クリックされ)押し下げられるとアドレ
ス帳を利用した宛先入力としてS7’に遷移する。ま
た、「アドレス帳」アイコン74を押し下げない場合は
宛先直接入力としてS15’に遷移する。
【0049】ステップS7’:(アドレス帳表示) 上記ステップS6’で「アドレス帳」アイコン74が押
し下げられると、電子メールプログラム35はメモリに
記憶されているリストを編集して図8に示すようなフォ
ーマットのアドレス帳80を表示する。アドレス帳80
の第1欄81には本人と相手の関係が登録されている場
合は本人との関係(会社、友人、・・)が表示され、相
手氏名そのものが登録されている場合には相手氏名が表
示される。また、第2欄は本人と相手の関係が登録され
ている場合は相手氏名が、相手氏名そのものが登録され
ている場合にはメールアドレスが表示される。また、第
3欄83は敬称表示欄であり、本発明により相手に敬称
を付けるようにしている場合はその敬称が表示される。
【0050】ステップS8’:(送信先アドレス及び敬
称選択) アドレス帳80を基に送信先(または転送先)のアドレ
スの選択に応じてメモリに保存されている敬称一覧リス
ト90が表示されるので、新たな相手先に敬称を付ける
場合や敬称の付け替えの場合には敬称一覧リスト90に
表示されている所望の敬称のマウス等でのポイントに応
じてその敬称がメモリに保持される。
【0051】ステップS9’:(履歴テーブル参照) また、メモリに保存されている履歴テーブル100が参
照され、上記ステップS8’で選択された送信先のメー
ルアドレス101に対応する敬称102がある場合(つ
まり、以前の送信時に用いられた敬称がある場合)には
その敬称を自動的に抽出してメモリに保持し、S10’
に遷移する。また、以前の送信時に用いられた敬称がな
い場合は直前の送信(つまり、宛先にかかわらず直前の
送信)で使用した敬称を自動的にメモリに保持し、S1
0’に遷移する。また、メールアドレス101に対応す
る敬称102がない場合にはS13’に遷移する。
【0052】ステップS10’:(敬称選択入力の有無
判定) 上記ステップS8’で敬称一覧リスト90を基に敬称が
選択された場合にはS11’に遷移し、そうでない場合
にはS12’に遷移する。
【0053】ステップS11’:(選択した敬称付き宛
先の表示) 上記ステップS8’でメモリに保持した敬称(=敬称一
覧リスト90で選択した敬称)をアドレス帳80で選択
されたアドレス(第2欄82の内容)に付加して宛先欄
72(又は、同報欄73)に表示し、S16’に遷移す
る。
【0054】例えば、上記ステップS8’で送信先とし
てアドレス帳80で「山田太郎」が選択され、敬称一覧
リスト90で「様」が選択されていた場合は、宛先欄7
2(又は、同報欄73)に山田太郎様<abc@xxx.co.jp
>と表示される。例えば、上記ステップS8’で送信先
としてアドレス帳80で「matuda@xxx.co.jp」が選択さ
れ、敬称一覧リスト90で「様」が選択されていた場合
は、宛先欄72(又は、同報欄73)に<matuda@xxx.c
o.jp>様と表示される。例えば、上記ステップS8’で
送信先としてアドレス帳80で「Tim Waits」が選択さ
れ、敬称一覧リスト90で「Mr.」が選択されていた場合
は、宛先欄72(又は、同報欄73)にMr. Tim Waits
<ghi.@xxx.co.jp>と表示される。例えば、上記ステッ
プS8’で送信先としてアドレス帳80で「matuda@xx
x.co.jp」が選択され、敬称一覧リスト90で「Mr.」が
選択されていた場合は、宛先欄72(又は、同報欄7
3)にMr.<matuda@xxx.co.jp>と表示される。例え
ば、上記ステップS8’で送信先としてアドレス帳80
で「山田太郎」が選択され、敬称一覧リスト90で「無
し」が選択されていた場合は、宛先欄72(又は、同報
欄73)に山田太郎<abc@xxx.co.jp>と表示される。
例えば、上記ステップS8’で送信先としてアドレス帳
80で「matuda@xxx.co.jp」が選択され、敬称一覧リス
ト90で「無し」が選択されていた場合は、宛先欄72
(又は、同報欄73)にmatuda@xxx.co.jpと表示され
る。
【0055】ステップS12’:(以前使用した敬称付
きの宛先表示) 上記ステップS9’でメモリに保持した敬称(=履歴テ
ーブルで自動抽出された敬称)をアドレス帳80で選択
されたアドレス(第2欄82の内容)に付加して宛先欄
72(又は、同報欄73)に表示し、S16’に遷移す
る。例えば、以前に、送信先としてアドレス帳80で
「山田太郎」が選択され、「様」が付加されて送信(又
は、転送)されていた場合は、アドレス帳80で宛先と
して「山田太郎」を選択されると宛先欄72(又は、同
報欄73)に山田太郎様<abc@xxx.co.jp>と表示され
る。例えば、以前に、送信先としてアドレス帳80で
「matuda@xxx.co.jp」が選択され、「様」が付加されて
送信(又は、転送)されていた場合は、アドレス帳80
で宛先として「matuda@xxx.co.jp」を選択されると宛先
欄72(又は、同報欄73)に<matuda@xxx.co.jp>様
と表示される。例えば、以前に、送信先としてアドレス
帳80で「Tim Waits」が選択され、「Mr.」が付加され
て送信(又は、転送)されていた場合は、アドレス帳8
0で宛先として「Tim Waits」を選択されると、宛先欄
72(又は、同報欄73)にMr.Tim Waits<ghi.@xxx.c
o.jp>と表示される。例えば、以前に、送信先としてア
ドレス帳80で「matuda@xxx.co.jp」が選択され、「M
r.」が付加されて送信(又は、転送)されていた場合
は、アドレス帳80で宛先として「matuda@xxx.co.jp」
が選択されると、宛先欄72(又は、同報欄73)にM
r.<matuda@xxx.co.jp>と表示される。
【0056】ステップS13’:(敬称選択入力の有無
判定) 上記ステップS8’で敬称一覧リスト90を基に敬称が
選択された場合にはS11’に遷移し、そうでない場合
にはS14’に遷移する。
【0057】ステップS14’:(直前に使用した敬称
付きの宛先表示) 以前に、敬称が付加されず送信していて、今回敬称が選
択されなかった場合には、上記ステップS9’でメモリ
に保持した敬称(=宛先に係らず直前に使用された敬
称)をアドレス帳80で選択されたアドレス(第2欄8
2の内容)に付加して宛先欄72(又は、同報欄73)
に表示し、S16’に遷移する。例えば、以前に、送信
先としてアドレス帳80で「山田太郎」が選択されずに
送信されていた場合で、今回の直前の送信(又は、転
送)時に「様」が付加されていた場合は、アドレス帳8
0で宛先として「山田太郎」が選択されると宛先欄72
(又は、同報欄73)に山田太郎様<abc@xxx.co.jp>
と表示される。例えば、以前に、送信先としてアドレス
帳80で「matuda@xxx.co.jp」が選択されずに送信され
ていた場合で、今回の直前の送信(又は、転送)時に
「様」が付加されていた場合は、アドレス帳80で宛先
として「matuda@xxx.co.jp」が選択されると宛先欄72
(又は、同報欄73)に<matuda@xxx.co.jp>様と表示
される。例えば、以前に、送信先としてアドレス帳80
で「Tim Waits」が選択されずに送信されていた場合
で、今回の直前の送信(又は、転送)時に「Mr.」が付
加されていた場合は、アドレス帳80で宛先として「Ti
m Waits」が選択されると、宛先欄72(又は、同報欄
73)にMr. Tim Waits<ghi.@xxx.co.jp>と表示され
る。例えば、以前に、送信先としてアドレス帳80で
「matuda@xxx.co.jp」が選択されずに送信されていた場
合に、今回の直前の送信(又は、転送)時に「Mr.」が付
加されていた場合は、アドレス帳80で宛先として「ma
tuda@xxx.co.jp」が選択されると、宛先欄72(又は、
同報欄73)にMr.<matuda@xxx.co.jp>と表示され
る。
【0058】ステップS15’:(相手先アドレスの直
接入力) 上記ステップS6’で、メール送信画面70の宛先欄7
2にカーソルが移動されたとき、「アドレス帳」アイコ
ン72がクリックされなかった場合は、宛先欄72に送
信先の名称及び敬称とメールアドレスが(例えば、山田
太郎様<abc@xxx.co.jp>といったように)直接入力さ
れ、S16’に遷移する。
【0059】ステップS16’:(同報の有無判定) 電子メールを同報する場合には同報欄73にカーソルが
移動されるので、電子メールプログラム35は同報欄7
3にカーソルが移動されたか否かを監視し、同報欄73
にカーソルが移動された場合には同報先入力ありと判定
してS6’に遷移する。また、そうでない場合にはS1
7’に遷移する。
【0060】ステップS17’:(本文入力) メール送信画面70の本文入力欄76にメール本文が入
力(キーインやファイル添付等)される。
【0061】ステップS18’:(メール送信) 上記ステップで本文入力の終了後(又は途中で)、送信
アイコン75がクリックされると題名欄71、宛先欄7
2、同報欄73及び本文76に表示された内容が送信デ
ータとして組み立てられ、ネットワークに送出され、宛
先欄72(及び同報欄73)に示された送信先のメール
アドレス宛て送信される。また、この際、選択された敬
称は付加された宛先(又は同報先)と対応付けられて履
歴テーブル100に登録(保存記憶)される(同一のも
のがある場合は、上書きされる)。また、メモリに保持
されている前回の敬称を更新(上書き)する。
【0062】1−3− 返信動作 図11は、本発明の電子メールの宛先表示方式に基づく
電子メールプログラムによる電子メールの返信時の端末
30−2の敬称付加動作例を示すフローチャートであ
る。また、図12は「メール返信の設定」画面(ダイヤ
ログ)の一実施例を示す図である。以下、図11のフロ
ーチャートに従って返信時の敬称付加動作について説明
する。
【0063】ステップS5”:(メール返信の設定画面
表示) 図3のステップS4”で、「メール受け」画面40(図
4)の「返信」アイコン44が(クリックされて)押し
下げられた場合、電子メールプログラム35は図12に
示すようなメール返信の設定画面120を表示する。
【0064】ステップS6”:(送信先アドレス及び敬
称選択) メール返信の設定画面120の敬称の選択欄121に設
定済みの敬称が表示されるので表示された敬称の中から
返信用に用いる敬称を選択することができる。敬称の選
択欄121に表示された敬称の中の所望の敬称をクリッ
クにより「OK」ボタン123をクリックされると選択
された敬称がメモリに保持される。
【0065】ステップS7”:(履歴テーブル参照) また、「OK」ボタン123のみがクリックされた場
合、メモリに保存されている履歴テーブル100(図1
0)が参照され、上記ステップS6”で選択された送信
先のメールアドレス101に対応する敬称102がある
場合(つまり、以前の送信時に用いられた敬称がある場
合)にはその敬称を自動的に抽出してメモリに保持し、
S8”に遷移する。また、以前の送信時に用いられた敬
称がない場合は直前の送信(つまり、宛先にかかわらず
直前の送信)で使用した敬称を自動的にメモリに保持
し、S11”に遷移する。
【0066】ステップS8”:(敬称選択入力の有無判
定) 上記ステップS6”で敬称の選択欄121に表示された
敬称が選択された場合にはS9”に遷移し、そうでない
場合にはS10”に遷移する。
【0067】ステップS9”:(選択した敬称付き返信
先の表示) 上記ステップS6”でメモリに保持した敬称(=敬称の
選択欄121で選択した敬称)を返信相手のアドレスに
付加してメール送信画面70(図7)の宛先欄72(又
は、同報欄73)に表示し、S13”に遷移する。例え
ば、返信相手が「山田太郎<abc@xxx.co.jp>」の場合
で、上記ステップS6”で「様」が選択された場合、メ
ール送信画面70の宛先欄72(又は、同報欄73)に
山田太郎様<abc@xxx.co.jp>と表示される。例えば、
返信相手が「matuda@xxx.co.jp」の場合で、上記ステッ
プS6”で「様」が選択された場合、メール送信画面7
0の宛先欄72(又は、同報欄73)に<matuda@xxx.c
o.jp>様と表示される。例えば、返信相手が「Tim Wait
s」の場合で、上記ステップS6”で「Mr.」を選択され
た場合、宛先欄72(又は、同報欄73)にMr. Tim Wa
its<ghi.@xxx.co.jp>と表示される。例えば、返信相
手が「matuda@xxx.co.jp」の場合で、上記ステップS
6”で「Mr.」が選択された場合、宛先欄72(又は、同
報欄73)にMr.<matuda@xxx.co.jp>と表示される。
例えば、返信相手が「山田太郎<abc@xxx.co.jp>」の
場合で、上記ステップS6”で「無し」が選択された場
合、メール送信画面70の宛先欄72(又は、同報欄7
3)に山田太郎<abc@xxx.co.jp>と表示される。例え
ば、返信相手が「matuda@xxx.co.jp」の場合で、上記ス
テップS6”で「無し」が選択された場合、メール送信
画面70の宛先欄72(又は、同報欄73)にmatuda@x
xx.co.jpと表示される。
【0068】ステップS10”:(以前使用した敬称付
きの宛先表示) 上記ステップS7”でメモリに保持した敬称(=履歴テ
ーブルで自動抽出された敬称)を返信先のアドレスに付
加して宛先欄72(又は、同報欄73)に表示し、S1
3”に遷移する。例えば、返信相手が「山田太郎<abc@
xxx.co.jp>」の場合で、以前に、送信先として「様」が
付加されて送信(又は、転送)されていた場合は、宛先
欄72(又は、同報欄73)に山田太郎様<abc@xxx.c
o.jp>と表示される。例えば、返信相手が「matuda@xx
x.co.jp」の場合で、以前に「様」が付加されて送信(又
は、転送)されていた場合は、宛先欄72(又は、同報
欄73)に<matuda@xxx.co.jp>様と表示される。例え
ば、返信相手が「Tim Waits<ghi.@xxx.co.jp>」の場
合で、以前に、「Mr.」が付加されて送信(又は、転送)
されていた場合は、宛先欄72(又は、同報欄73)に
Mr. Tim Waits<ghi.@xxx.co.jp>と表示される。例え
ば、返信相手が「matuda@xxx.co.jp」の場合で、以前
に、「Mr.」が付加されて送信(又は、転送)されていた
場合は、宛先欄72(又は、同報欄73)にMr.<matud
a@xxx.co.jp>と表示される。
【0069】ステップS11”:(敬称選択入力の有無
判定) 上記ステップS6”で敬称一覧リスト90を基に敬称が
選択された場合にはS9”に遷移し、そうでない場合に
はS12”に遷移する。
【0070】ステップS12”:(直前に使用した敬称
付きの返信先の表示) 以前に、敬称が付加されず送信していて、今回敬称が選
択されなかった場合には、上記ステップS7”でメモリ
に保持した敬称(=宛先に係らず直前に使用された敬
称)を返信先のアドレスに付加して宛先欄72(又は、
同報欄73)に表示し、S13”に遷移する。例えば、
返信相手が「山田太郎<abc@xxx.co.jp>」の場合で、
以前に、「山田太郎」が選択されずに送信されていた場
合、直前の送信(又は、転送)時に「様」が付加されて
いた場合は、宛先欄72(又は、同報欄73)に山田太
郎様<abc@xxx.co.jp>と表示される。例えば、返信相
手が「matuda@xxx.co.jp」の場合で、以前に、「matuda
@xxx.co.jp」が選択されずに送信されていた場合で、直
前の送信(又は、転送)時に「様」が付加されていた場
合は、宛先欄72(又は、同報欄73)に<matuda@xx
x.co.jp>様と表示される。例えば、返信相手が「Tim W
aits<ghi.@xxx.co.jp>」の場合で、以前に、「Tim Wa
its」が選択されずに送信されていた場合、直前の送信
(又は、転送)時に「Mr.」が付加されていた場合は、宛
先欄72(又は、同報欄73)にMr. Tim Waits<ghi.@
xxx.co.jp>と表示される。例えば、返信相手が「matud
a@xxx.co.jp」の場合で、以前に、「matuda@xxx.co.j
p」が選択されずに送信されていた場合、直前の送信
(又は、転送)時に「Mr.」が付加されていた場合は、宛
先欄72(又は、同報欄73)にMr.<matuda@xxx.co.j
p>と表示される。
【0071】ステップS13”:(本文入力) メール送信画面70の本文入力欄76に返信メール本文
が入力(キーインやファイル添付等)される。
【0072】ステップS14”:(返信メール送信) 上記ステップで本文入力の終了後(又は途中で)、送信
アイコン75をクリックされると題名欄71、宛先欄7
2、同報欄73及び本文76に表示された内容が送信デ
ータとして組み立てられ、ネットワークに送出され、宛
先欄72(及び同報欄73)に示された返信相手のメー
ルアドレス宛て送信される。また、この際、選択された
敬称は付加された宛先(又は転送先)と対応付けられて
履歴テーブル100に登録(保存記憶)される(同一の
ものがある場合は、上書きされる)。また、メモリに保
持されている前回の敬称を更新(上書き)する。
【0073】2.メールサーバ側に電子メールプログラ
ムを備えた例 2−1.ネットワーク構成例 図13はネットワークの構成例を示す図であり、符号1
0’はWebメールサーバ、符号20’はインターネッ
ト等のIPネットワーク、符号30−1は電子メールを
送信する送信元端末、符号30−2は電子メールの送信
先端末(つまり、電子メールの受信端末)を示す。ま
た、図13では説明上IPネットワーク20’に接続す
る端末として送信元端末1台と受信元端末1台を示した
が、通常、IPネットワーク20’には複数の端末が接
続する。また、10’はWWWサーバ10’−1とWW
Wサーバ10’に接続するメールサーバ10’−2を備
えている。
【0074】図13で、送信元端末30−1から送信さ
れた電子メールはIPネットワーク20’を介して宛先
(メールアドレス)のドメイン名で示されるメールサー
バ10’−2のメールボックスに蓄積される。メールサ
ーバ10’はWWWサーバ10’−1の管理下の送信先
端末にメール受信の旨を通知するので、送信先端末30
−2のユーザが送信された電子メールをメールボックス
から取り出す操作を行う(いわゆる、電子メールを開
く)と、送信先端末30−2の受信画面に電子メールの
内容(ヘッダ情報及び本文)が表示され、送信先端末3
0−2のユーザは電子メールを読みとることができる。
【0075】2−2. 端末構成例 端末30(送信元端末及び受信元端末)の構成例は前述
した図2の端末30の構成例と同様でよいが、記憶装置
33には電子メールプログラムはインストールされず必
要に応じてサーバから送信される(電子メールプログラ
ムは次に述べるメールサーバ10’−2の記憶装置に格
納されている)。
【0076】2−3. メールサーバの構成例 図14はメールサーバ10’−2の構成例を示すブロッ
ク図であり、メールサーバ10’−2は入力装置11
と、CPUおよびその周辺回路からなる制御装置12
と、記憶媒体(メモリ)に敬称を登録、保存記憶、保持
(一時記憶)したり、データやプログラム等の情報を記
憶したり、読出しを行う記憶装置13と、表示用メモリ
を有し、編集された文字情報や画像情報をイメージ展開
して画面上に表示する表示装置14を備えている。
【0077】また、図14で符号15は記憶装置13に
記憶されている電子メールプログラムである。なお、電
子メールプログラム15は、本発明に基づく、前記記憶
装置13に登録されている敬称のうち所望の敬称を選択
する敬称選択手段(プログラム)と、この敬称選択手段
によって選択された敬称を宛先に付加する敬称付加手段
(プログラム)と送信した敬称を宛名と対応付けて記憶
手段に保存記憶する敬称保存記憶手段(プログラム)を
含んでいる。また、電子メールを送信する際又は電子メ
ールを返信する際に、前記記憶手段から当該宛先で使用
した敬称を抽出する敬称抽出手段(プログラム)を含む
ようにしてもよい。また、直前に送信した敬称を記憶手
段に保持(記憶)する敬称保持手段(プログラム)を含
むようにしてもよい。
【0078】また、記憶装置13には上記電子メールプ
ログラム15の他、OS等の制御プログラムや各種アプ
リケーションプログラムがインストールされており、制
御装置12の制御により適時プログラム格納メモリから
読み出されて実行制御される。また、記憶装置13には
電子メール用の各種画面データが記憶されている他、受
信した電子メールを一時保管するためのメールボックス
領域(図示せず)が確保されている。
【0079】2−4. 動作例 2−4− 新規送信時の敬称付加動作例 図15は、本発明の電子メールの宛先表示方式に基づく
電子メールプログラムによる電子メールの新規送信時の
敬称付加動作例を示すフローチャートである。また、図
16は送信画面の一実施例を示す図である。なお、図1
5で中央から左のブロックは送信元端末30−1の動
作、中央から右のブロックはWebメールサーバ10’
の動作例を示す。
【0080】ステップT0:(Webメールサーバとの
接続) 端末30−1を起動されるとフォルダやプログラムの選
択用アイコンが表示されるので、電子メールを送ろうと
する際にはメール送信アプリケーション起動用アイコン
がマウスでクリックされる。メールプログラム起動用ア
イコンがクリックされると端末30−1の記憶装置33
にインストールされているメールサーバ接続プログラム
(図示せず)が起動され、Webメールサーバ10’と
の通信プロトコルが確立されると端末30−1とWeb
メールサーバ10’はIPネットワーク20’を介して
接続する。
【0081】ステップT1:(端末側での認証データ入
力) 上記ステップT0でWebメールサーバ10’との接続
が行われると、ユーザID及びユーザ名等の認証データ
をキー入力により入力されたユーザID及びユーザ名W
ebメールサーバ10’に送信される。
【0082】ステップT2:(サーバ側での認証) 端末30−1からの認証データ(ユーザID及びユーザ
名)を受信したWWWサーバ10’−1は受信したユー
ザID及びユーザ名の認証処理を行う。
【0083】ステップT3:(サーバから端末へのメー
ル画面データ送信) 上記ステップT2での認証結果がOKの場合はWebメ
ールサーバ10’は「メール受け」画面データを端末3
0−1に送信する。
【0084】ステップT4:(端末側での「メール受
け」画面表示) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの「メー
ル受け」画面データを受信し、図4に示したようなフォ
ーマットの「メール受け」画面40を表示装置14に表
示する。
【0085】ステップT5:(「新規送信」選択待ち) 電子メールの新規作成及び送信を意味する「送信」アイ
コン43を押し下げられると、端末30−1は「送信画
面データ」送信要求をWebメールサーバ10’に送信
する。
【0086】ステップT6:(サーバから端末へのメー
ル画面データ送信) Webメールサーバ10’は端末30−1からの「送信
画面データ」送信要求を受信すると送信画面データを端
末30−1に送信する。
【0087】ステップT7:(端末側での送信画面表
示、敬称選択) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの送信画
面データを受信し、図16(a)に示すようなフォーマ
ットのメール送信画面160を表示装置14に表示す
る。
【0088】ステップT8:(アドレス帳選択判定) 題名欄161への題名入力後、「アドレス帳」アイコン
164が(クリックされ)押し下げられた場合、端末3
0−1はWebメールサーバ10’に「アドレス帳及び
敬称データ」送信要求を送信する。
【0089】ステップT9:(相手先アドレスの直接入
力) 上記ステップT8で、「アドレス帳」アイコン164が
クリックされなかった場合は、宛先欄161に送信先の
名称及び敬称とメールアドレス(例えば、山田太郎様<
abc@xxx.co.jp>といったように)の直接入力に応じ
て、T23に遷移する。
【0090】ステップT10:(サーバから端末へのア
ドレス帳及び敬称データ送信) Webメールサーバ10’は端末30−1からの「アド
レス帳及び敬称データ」送信要求を受信するとアドレス
帳及び敬称データを端末30−1に送信する。
【0091】ステップT11:(アドレス帳及び敬称デ
ータ受信及びその表示) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの送信画
面データを受信し、メール送信画面160の164’に
示すようなアドレス帳160’、敬称一覧表160”を
重畳表示(ウインドウ表示)する。
【0092】ステップT12:(送信先アドレス及び敬
称選択) アドレス帳160’を基に送信先(または同報先)のア
ドレスを選択し、新たな相手先に敬称を付ける場合や敬
称の付け替えを行いたい場合にはユーザは敬称一覧リス
ト160”に表示されている所望の敬称をマウス等でポ
イントするとその相手先(又は同報先)のアドレス及び
敬称がメール送信画面160のアドレス欄164’に表
示されると共にメモリに保持される。
【0093】ステップT13:(敬称の決定) アドレス欄164’の「決定」ボタン167がクリック
されると端末30−1はWebメールサーバ10’に
「敬称決定」通知を送信する。
【0094】ステップT14:(履歴テーブル参照等) Webメールサーバ10’が端末30−1からの「敬称
決定」通知を受信するとメモリに保存されている履歴テ
ーブル100を参照し、上記ステップT13で選択され
た送信先のメールアドレス101に対応する敬称102
がある場合(つまり、以前の送信時に用いられた敬称が
ある場合)にはその敬称を自動的に抽出してメモリに保
持し、T15に遷移する。また、以前の送信時に用いら
れた敬称がない場合は直前の送信(つまり、宛先にかか
わらず直前の送信)で使用した敬称を自動的にメモリに
保持し、T16に遷移する。
【0095】ステップT15:(敬称選択入力の有無判
定) 上記ステップT12で敬称一覧リスト160”を基に敬
称が選択された場合にはT16に遷移し、そうでない場
合にはT17に遷移する。
【0096】ステップT16:(選択した敬称付き宛先
表示データの送信) Webメールサーバ10’は上記ステップT13でメモ
リに保持した敬称(=敬称一覧リスト160”で選択し
た敬称)をアドレス帳欄160’で選択されたアドレス
165−1(又は166−1)に付加した宛先表示デー
タ(又は、転送先表示データ)を作成し、端末30−1
に送信する。
【0097】ステップT17:(以前使用した敬称付き
の宛先表示データの送信) 上記ステップT14でメモリに保持した敬称(=履歴テ
ーブルで自動抽出された敬称)をアドレス帳欄160’
で選択されたアドレスに付加した宛先データを作成し、
端末30−1に送信する。
【0098】ステップT18:(敬称選択入力の有無判
定) 上記ステップT12で敬称一覧リスト160”を基に敬
称が選択された場合にはT16に遷移し、そうでない場
合にはT19に遷移する。
【0099】ステップT19:(直前に使用した敬称付
きの宛先表示データの送信) 上記ステップT12で、以前に敬称が付加されず送信し
ていて、今回敬称が選択されなかった場合には、上記ス
テップT14でメモリに保持した敬称(=宛先に係らず
直前に使用された敬称)をアドレス帳欄160’で選択
されたアドレスに付加して宛先表示データ(又は、転送
先表示データ)を作成し、端末30−1に送信する。
【0100】ステップT20:(表示データ受信、選択
された宛先の表示) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの宛先表
示データ(又は、同報先表示データ)を受信し、メール
送信画面160の宛先欄162(又は、同報欄163)
に表示し、T23に遷移する(敬称表示例については図
6のステップS11参照)。
【0101】ステップT21:(以前使用した敬称付き
の宛先表示) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの宛先表
示データ(又は、同報先表示データ)を受信し、宛先欄
162(又は、同報欄163)に表示し、T23に遷移
する(敬称表示例については図6のステップS12参
照)。
【0102】ステップT22:(直前に使用した敬称付
きの宛先表示) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの宛先表
示データ(又は、同報先表示データ)を受信し、宛先欄
162(又は、同報欄163)に表示し、T23に遷移
する(敬称表示例については図6のステップS14参
照)。
【0103】ステップT23:(同報の有無判定) 同報先も宛先と一緒にウインド表示されるので、電子メ
ールを同報する場合にはそこで選択しOKボタンが押さ
れると、同報欄163にアドレスが入力される。従っ
て、電子メールプログラム15は同報欄163を監視
し、同報欄163にアドレスデータが入力された場合に
は同報先入力ありと判定してT12に遷移する。また、
そうでない場合にはT24に遷移する。
【0104】ステップT24:(本文入力) メール送信画面160の本文入力欄168にメール本文
が入力(キーインやファイル添付等)される。
【0105】ステップT25:(メール送信) 上記ステップで本文入力の終了後(又は途中で)、送信
アイコン75がクリックされると題名欄161、宛先欄
162、同報欄163及びメール本文入力欄168に表
示された内容が送信データとして組み立てられ、ネット
ワークに送出され、宛先欄162(及び同報欄163)
に示された送信先のメールアドレス宛て送信される。ま
た、この際、選択された敬称は付加された宛先(又は同
報先)と対応付けられて履歴テーブル100に登録(保
存記憶)される(同一のものがある場合は、上書きされ
る)。また、メモリに保持されている前回の敬称を更新
(上書き)する。
【0106】2−4− 返信時の敬称付加動作例 図17は、本発明の電子メールの宛先表示方式に基づく
電子メールプログラムによる電子メールの返信時の敬称
付加動作例を示すフローチャートである。また、図18
は「メール返信の設定」画面(ダイヤログ)の一実施例
を示す図である。以下、図17のフローチャートに従っ
て返信時の敬称付加動作について説明する。なお、ステ
ップT0’(Webメールサーバとの接続)〜ステップ
T4’(端末側での「メール受け」画面表示)までの動
作は図15のステップT0〜ステップT4の動作と同様
のため、ステップT5’以降の動作について説明する。
【0107】ステップT5’:(「返信」選択待ち)「 メール受け」画面40(図4)の受信メールに対する返
信メールの送信を意味する「返信」アイコン44が押し
下げられると、端末30−1は「メール返信の設定画面
データ」送信要求をWebメールサーバ10’に送信す
る。
【0108】ステップT6’:(サーバから端末へのメ
ール画面データ送信) Webメールサーバ10’は端末30−1からの「メー
ル返信の設定画面データ」送信要求を受信すると送信画
面データを端末30−1に送信する。
【0109】ステップT7’:(メール返信の設定画面
データ表示、敬称選択) 端末30−1はWebメールサーバ10’からのメール
返信の設定画面データを受信し、図12に示したような
フォーマットのメール返信の設定画面120を表示装置
14に表示する。
【0110】ステップT8’:(送信先アドレス及び敬
称選択) メール返信の設定画面120の敬称の選択欄121に設
定済みの敬称が表示されるので表示された敬称の中から
返信用に用いる敬称を選択することができる。敬称の選
択欄121に表示された敬称の中の所望の敬称がクリッ
クされて「OK」ボタン123がクリックされると選択
された敬称がメモリに保持される。
【0111】ステップT9’:(敬称の有無確定) 上記ステップT8’で敬称がクリックされて「OK」ボ
タン123がクリックされるか、「OK」ボタン123
のみがクリックされると、端末30−1はWebメール
サーバ10’に選択された敬称(敬称が選択されなかっ
た場合は’無し’を意味するコード)と共に「敬称確
定」通知が送信される。
【0112】ステップT10’:(履歴テーブル参照
等) Webメールサーバ10’が端末30−1からの「敬称
確定」通知を受信するとメモリに保存されている履歴テ
ーブル100を参照し、送信先のメールアドレスに対応
する敬称がある場合(つまり、以前の送信時に用いられ
た敬称がある場合)にはその敬称を自動的に抽出してメ
モリに保持し、T11’に遷移する。また、以前の送信
時に用いられた敬称がない場合は直前の送信(つまり、
宛先にかかわらず直前の送信)で使用した敬称を自動的
にメモリに保持し、T12’に遷移する。
【0113】ステップT11’:(敬称選択入力の有無
判定) 上記ステップT8’で敬称が選択されていた場合にはT
13’に遷移し、そうでない場合にはT14’に遷移す
る。
【0114】ステップT12’:(選択した敬称付き返
信先表示データの送信) Webメールサーバ10’は上記ステップT10’でメ
モリに保持した敬称(=選択した敬称)を返信先アドレ
ス(又は転送先アドレス)に付加した返信先表示データ
(又は、転送先表示データ)を作成し、端末30−1に
送信する。
【0115】ステップT13’:(以前使用した敬称付
きの返信先表示データの送信) 上記ステップT10’でメモリに保持した敬称(=履歴
テーブルで自動抽出された敬称)を返信先アドレス(又
は転送先アドレス)に付加した返信先データを作成し、
端末30−1に送信する。
【0116】ステップT14’:(敬称選択入力の有無
判定) 上記ステップT8’で敬称が選択されていた場合にはT
12’に遷移し、そうでない場合にはT15’に遷移す
る。
【0117】ステップT15’:(直前に使用した敬称
付きの宛先表示データの送信) 以前に敬称が付加されず送信していて、今回敬称が選択
されなかった場合には、上記ステップT10’でメモリ
に保持した敬称(=宛先に係らず直前に使用された敬
称)を返信先アドレス(又は転送先アドレス)に付加し
て宛先表示データ(又は、転送先表示データ)を作成
し、端末30−1に送信する。
【0118】ステップT16’:(表示データ受信、選
択した敬称付き返信先の表示) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの返信先
表示データ(又は、転送先表示データ)を受信し、メー
ル送信画面160の宛先欄162(又は、同報欄16
3)に表示し、T19’に遷移する(敬称表示例につい
ては図11のステップS9’参照)。
【0119】ステップT17’:(以前使用した敬称付
きの宛先表示) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの返信先
表示データ(又は、転送先表示データ)を受信し、宛先
欄162(又は、同報欄163)に表示し、T18’に
遷移する(敬称表示例については図11のステップS1
0’参照)。
【0120】ステップT18’:(直前に使用した敬称
付きの宛先表示) 端末30−1はWebメールサーバ10’からの送信先
表示データ(又は、転送先表示データ)を受信し、宛先
欄162(又は、同報欄163)に表示し、T19’に
遷移する(敬称表示例については図11のステップS1
2’参照)。
【0121】ステップT19’:(同報の有無判定) 同報先も宛先と一緒にウインド表示されるので電子メー
ルを同報する場合にはそこで選択しOKボタン123が
押されると、同報欄163にアドレスが入力される。従
って、電子メールプログラム15は同報欄163を監視
し、同報欄163にアドレスデータが入力された場合に
は同報先入力ありと判定してT8’に遷移する。また、
そうでない場合にはT20’に遷移する。
【0122】ステップ20’:(本文入力) メール送信画面70の本文入力欄76に返信メール本文
が入力(キーインやファイル添付等)される。
【0123】ステップT21’:(返信メール送信) 上記ステップで本文入力の終了後(又は途中で)、送信
アイコン75がクリックされると題名欄161、宛先欄
162、同報欄163及び本文168に表示された内容
が送信データとして組み立てられ、ネットワークに送出
され、宛先欄162(及び同報欄163)に示された返
信相手のメールアドレス宛て送信される。また、この
際、選択された敬称は付加された宛先(又は転送先)と
対応付けられて履歴テーブル100に登録(保存記憶)
される(同一のものがある場合は、上書きされる)。ま
た、メモリに保持されている前回の敬称を更新(上書
き)する。以上、本発明の一実施例について説明したが
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0124】
【発明の効果】上記説明したように、第1乃至第13の
発明の電子メールの宛先表示方式及び第14の発明の敬
称表示方法によれば、予め敬称が登録され、また、前回
使用した敬称が記憶されている(第3〜第6の発明)の
で、電子メールを送信(返信)する際に登録されている
敬称のうち所望の敬称を選択すると選択された敬称が宛
先に付加されて電子メールが送信されるので、従来のよ
うに、電子メールを送る都度に、宛先欄(又は同報欄)
若しくはヘッダ情報部分に敬称を入力する手間がかから
らず、便利である。また、敬称の入力を忘れて相手方に
礼を欠くようなことが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークの構成例を示す図である。
【図2】端末の構成例を示すブロック図である。
【図3】敬称設定動作例を示すフローチャートである。
【図4】「メール受け」画面の一実施例を示す図であ
る。
【図5】「オプション」設定画面の一実施例を示す図で
ある。
【図6】電子メールの新規送信時の敬称付加動作例を示
すフローチャートである。
【図7】メール送信画面の一実施例を示す図である。
【図8】アドレス帳の一実施例を示す図である。
【図9】敬称一覧リスト(ダイヤログ)の一実施例を示
す図である。
【図10】履歴テーブルの一実施例を示す図である。
【図11】電子メールの返信時の敬称付加動作例を示す
フローチャートである。
【図12】メール返信の設定画面(ダイヤログ)の一実
施例を示す図である。
【図13】ネットワークの他の構成例を示す図である。
【図14】メールサーバの構成例を示すブロック図であ
る。
【図15】図13のネットワークでの電子メールの新規
送信時の敬称付加動作例を示すフローチャートである。
【図16】送信画面の一実施例を示す図である。
【図17】図13のネットワークでの電子メールの返信
時の敬称付加動作例を示すフローチャートである。
【図18】従来例による敬称入力(送信画面の宛先欄へ
の直接入力)の説明図である。
【符号の説明】
10 メールサーバ 10’ Webメールサーバ 20 ネットワーク 20’ IPネットワーク 30−1 送信元端末(第1の端末) 30−2 送信先端末(第2の端末) 31 制御装置(敬称選択手段、敬称保存記憶手段、敬
称付加手段、敬称保持手段、敬称抽出手段) 33 記憶装置(敬称登録手段、記憶手段) 90 敬称一覧リスト(敬称登録手段) 100 履歴テーブル(敬称保存記憶手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末とメールサーバを接続してな
    るネットワーク上の第1の端末から第2の端末にサーバ
    を介して電子メールを送信する電子メールシステムにお
    いて、 前記第1の端末及び第2の端末は、敬称を登録した敬称
    登録手段と、前記第1の端末から第2の端末に電子メー
    ルを送信する際又は第1の端末に第2の端末から電子メ
    ールを返信する際に、前記敬称登録手段に登録されてい
    る敬称のうち所望の敬称を選択する敬称選択手段と、こ
    の敬称選択手段によって選択された敬称を宛先に付加す
    る敬称付加手段と、を備えたことを特徴とする電子メー
    ルの敬称表示方式。
  2. 【請求項2】 前記敬称付加手段は前記敬称選択手段に
    よって選択された敬称を同報先に付加する手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子メールの敬称表示方
    式。
  3. 【請求項3】 前記第1の端末及び第2の端末は、送信
    した敬称を宛名と対応付けて記憶手段に保存記憶する敬
    称保存記憶手段と、前記第1の端末から第2の端末に電
    子メールを送信する際又は第1の端末に第2の端末から
    電子メールを返信する際に、前記記憶手段から当該宛先
    で使用した敬称を抽出する敬称抽出手段とを備え、 前記敬称付加手段は、前記敬称選択手段によって敬称が
    選択されなかったとき、この敬称抽出手段によって抽出
    された敬称を宛先に付加する手段を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の電子メールの敬称表示方式。
  4. 【請求項4】 前記敬称付加手段は前記敬称抽出手段に
    よって抽出された敬称を同報先に付加する手段を含むこ
    とを特徴とする請求項3記載の電子メールの敬称表示方
    式。
  5. 【請求項5】 前記第1の端末及び第2の端末は、直前
    に送信した敬称を前記記憶手段に保持する敬称保持手段
    を備え、 前記敬称付加手段は、前記記憶手段に敬称が保存記憶さ
    れていないとき、この敬称保持手段に保持されている敬
    称を宛先に付加する手段を含むことを特徴とする請求項
    3記載の電子メールの敬称表示方式。
  6. 【請求項6】 前記敬称付加手段は前記記憶手段に保持
    されている敬称を同報先に付加する手段を含むことを特
    徴とする請求項5記載の電子メールの敬称表示方式。
  7. 【請求項7】 複数の端末とWebメールサーバを接続
    してなるIPネットワーク上の第1の端末から第2の端
    末にサーバを介して電子メールを送信する電子メールシ
    ステムにおいて、 前記Webメールサーバは、敬称を登録した敬称登録手
    段と、前記第1の端末から第2の端末に電子メールを送
    信する際又は第1の端末に第2の端末から電子メールを
    返信する際に前記第1の端末又は第2の端末によって選
    択された敬称を宛先に付加する敬称付加手段と、を備え
    たことを特徴とする電子メールの敬称表示方式。
  8. 【請求項8】 前記敬称付加手段は前記敬称選択手段に
    よって選択された敬称を同報先に付加する手段を含むこ
    とを特徴とする請求項7記載の電子メールの敬称表示方
    式。
  9. 【請求項9】 前記Webメールサーバは、送信した敬
    称を宛名と対応付けて記憶手段に保存記憶する敬称保存
    記憶手段と、前記第1の端末から第2の端末に電子メー
    ルを送信する際又は第1の端末に第2の端末から電子メ
    ールを返信する際に、前記記憶手段から当該宛先で使用
    した敬称を抽出する敬称抽出手段とを備え、 前記敬称付加手段は、前記敬称選択手段によって敬称が
    選択されなかったとき、前記敬称抽出手段によって選択
    された敬称を宛先に付加する手段を含むことを特徴とす
    る請求項7記載の電子メールの敬称表示方式。
  10. 【請求項10】 前記敬称付加手段は前記敬称抽出手段
    によって抽出された敬称を同報先に付加する手段を含む
    ことを特徴とする請求項9記載の電子メールの敬称表示
    方式。
  11. 【請求項11】 前記Webメールサーバは、直前に送
    信した敬称を宛名と対応付けて前記記憶手段に保持する
    敬称保持手段を備え、 前記敬称付加手段は、前記記憶手段に敬称が保存記憶さ
    れていないとき、この記憶手段に保持されている敬称を
    宛先に付加する手段を含むことを特徴とする請求項9記
    載の電子メールの敬称表示方式。
  12. 【請求項12】 前記メール送信手段は前記記憶手段に
    保持されている敬称を同報先に付加する手段を含むこと
    を特徴とする請求項11記載の電子メールの敬称表示方
    式。
  13. 【請求項13】 前記敬称は宛先又は同報先の後に付加
    する後付け敬称又は宛先又は同報先の前に付加する前付
    け敬称からなり、前記敬称付加手段は宛先又は同報先敬
    称を付加する際に敬称が後付け敬称か前付け敬称かを判
    定し、後付け敬称の場合は該敬称を宛先又は同報先の後
    に付加し、前付け敬称の場合は該敬称を宛先又は同報先
    の後に付加する手段を含むことを特徴とする請求項1乃
    至12のいずれか1項に記載の電子メールの敬称表示方
    式。
  14. 【請求項14】 ネットワーク上で第1の端末から第2
    の端末にサーバを介して電子メールを送信する電子メー
    ルシステムにおいて、 予め敬称を登録するステップと、前記第1の端末から第
    2の端末に電子メールを送信する際又は第1の端末に第
    2の端末から電子メールを返信する際に、登録されてい
    る敬称のうち所望の敬称を選択するステップと、選択さ
    れた敬称を宛先に付加するステップとを備えたことを特
    徴とする電子メールの敬称表示方法。
  15. 【請求項15】 複数の端末とメールサーバを接続して
    なるネットワーク上の第1の端末から第2の端末にサー
    バを介して電子メールを送信する電子メールプログラム
    を記録した記録媒体であって、 予め敬称を登録するステップと、前記第1の端末から第
    2の端末に電子メールを送信する際又は第1の端末に第
    2の端末から電子メールを返信する際に、登録されてい
    る敬称のうち所望の敬称を選択するステップと、選択さ
    れた敬称を宛先に付加するステップと、を備えた電子メ
    ールプログラムを記録したことを特徴とする電子メール
    プログラムの記録媒体。
  16. 【請求項16】 複数の端末とWebメールサーバを接
    続してなるネットワーク上の第1の端末から第2の端末
    にサーバを介して電子メールを送信する電子メールプロ
    グラムを記録した記録媒体であって、 予め敬称を登録するステップと、前記第1又は第2の端
    末で選択された敬称を宛先に付加するステップと、を備
    えた電子メールプログラムを記録したことを特徴とする
    電子メールプログラムの記録媒体。
JP2000264795A 2000-09-01 2000-09-01 電子メールの敬称表示方式、敬称表示方法及び電子メールプログラムの記録媒体 Withdrawn JP2002073476A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005202891A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Just Syst Corp 電子メールの宛先名称整形装置、方法及びプログラム
JP2012133409A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、及びその制御方法、プログラム
JP2013025492A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Fuji Soft Inc Webメールのアドレス処理プログラム及びアドレス処理方法
JP2013202420A (ja) * 2013-06-04 2013-10-07 Konami Digital Entertainment Co Ltd サーバ装置、ゲームシステム、ゲーム制御方法及びプログラム

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