JP4704440B2 - メール送受信プログラム、メール送受信方法およびメール送受信装置 - Google Patents

メール送受信プログラム、メール送受信方法およびメール送受信装置 Download PDF

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Description

本発明はメール送受信プログラム、メール送受信方法およびメール送受信装置に関し、特に電子メールを送受信するメール送受信プログラム、メール送受信方法およびメール送受信装置に関する。
近年の電子メールシステムでは規格の統一化が要求されている。このため、RFC(Request For Comment)等、メール本文(ヘッダ、コンテンツ等)の規格が存在する。
しかし、開発段階におけるメーラ開発者の解釈の違い、また各社固有情報の独自な機能の追加等の理由により、互換性の問題が生じている。
このため、ユーザ単位で各社メーラの備えるメール本文(ヘッダ、コンテンツ等)を解釈し、相手メーラが解釈できるメール本文へ書き換えを行う必要がある。
そこで、この問題を解決するために予めメールアドレスやマシン機種を添付ファイルのフォーマット情報に対応付け、受信サーバが送信先の使用環境に応じてメールのデータ形式を変換する工夫が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、予め設定された変換表により添付データの変換をするほか、データ量の削減を目的とし、添付ファイルの付加を選択できる機能をもったメールゲートウェイ装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−168498号公報 特開平11−175419号公報
しかしながら、従来の技術には以下のような問題があった。
例えば、特許文献1、2では、受信サーバ配下のメールアドレスと、その使用可能な機能を全て事前に登録しておく必要があるという問題があった。
また、特許文献1では、受信サーバ配下のメールのみを変換するため、特別な機能を備えるメールサーバをクライアント毎に設置する必要があり、システムが複雑化し、コストが増大するという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、変換内容を手動で予め登録することなくメールの内容を変換することができるメール送受信プログラム、メール送受信方法およびメール送受信装置を提供することを目的とすることにあり、他の目的は、システムの簡易化(簡素化)を図ることができるメール送受信プログラム、メール送受信方法およびメール送受信装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すようなメール送受信プログラムが提供される。本発明に係るメール送受信プログラムは、電子メールを送受信する際に用いられるものである。このメール送受信プログラムを実行するコンピュータ1は、解析情報作成手段2と、解析情報格納手段3と、メーラ種別特定手段4と、変換情報格納手段5と、検索手段6と、変換手段7とを有する。
解析情報作成手段2は、入力されるメールから送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを特定する解析情報を作成する。
解析情報格納手段3は、解析情報を格納する。
メーラ種別特定手段4は、識別情報を用い、解析情報格納手段3に格納されている解析情報から入力されたメールの送信先のメーラ種別を特定する。
変換情報格納手段5は、送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報を格納する。
検索手段6は、入力されたメールの送信元のメーラ種別と送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する変換情報を検索する。
変換手段7は、組み合わせの一致があると、送信元のメールの内容を変換処理の情報に基づいて変換する。
このようなメール送受信プログラムをコンピュータ1で実行させた場合、コンピュータ1にメールが入力されると、解析情報作成手段2により、送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを特定する解析情報が作成される。解析情報格納手段3により、解析情報が格納される。そして、メーラ種別特定手段4により、解析情報格納手段3に格納されている解析情報の識別情報から、入力されたメールの送信先のメーラ種別が特定される。このとき変換情報格納手段5には、送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報が格納されており、検索手段6により、入力されたメールの送信元のメーラ種別と送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する変換情報が検索される。そして、組み合わせの一致があると変換手段7により、送信元のメールの内容が、変換処理の情報に基づいて変換される。
また、上記課題を解決するために、電子メールを送受信するメール送受信方法において、入力されるメールから送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを特定する解析情報を作成するステップと、前記解析情報を格納するステップと、格納されている前記解析情報の前記識別情報から、入力された前記メールの送信先のメーラ種別を特定するステップと、予め用意された送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報を格納するステップと、入力された前記メールの前記送信元のメーラ種別と前記送信先のメーラ種別との組み合わせに一致するか否かを検索するステップと、前記組み合わせの一致があると、前記送信元のメールの内容を前記変換処理の情報に基づいて変換するステップと、を有することを特徴とするメール送受信方法が提供される。
このようなメール送受信方法によれば、メールが入力されると、送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを特定する解析情報が作成され、この解析情報が格納される。そして、格納されている解析情報の識別情報から、入力されたメールの送信先のメーラ種別が特定される。このとき送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報が格納されており、入力されたメールの送信元のメーラ種別と送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する変換情報が検索される。そして、組み合わせの一致があると、送信元のメールの内容が、変換処理の情報に基づいて変換される。
また、上記課題を解決するために、電子メールを送受信するメール送受信装置において、入力されるメールから送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを有する解析情報を作成する解析情報作成手段と、前記解析情報を格納する解析情報格納手段と、前記解析情報格納手段に格納されている前記解析情報の前記識別情報から入力された前記メールの送信先のメーラ種別を特定するメーラ種別特定手段と、送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報を格納する変換情報格納手段と、入力された前記メールの前記送信元のメーラ種別と前記送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する前記変換情報を検索する検索手段と、前記組み合わせの一致があると、前記送信元のメールの内容を前記変換処理の情報に基づいて変換する変換手段と、を有することを特徴とするメール送受信装置が提供される。
このようなメール送受信装置によれば、上記メール送受信プログラムを実行するコンピュータと同様の処理が実行される。
本発明によれば、解析情報作成手段が、メールが入力されると解析情報を作成して解析情報格納手段に格納し、メーラ種別特定手段が、解析情報格納手段に格納されている解析情報から、入力されたメールの受信側のメーラ種別を特定するようにしたので、受信するメール(受信サーバ配下のメール)に限らず、本発明の機能を備えるメールサーバを経由する全てのメールの解析情報を得ることができ、解析情報格納手段は、その解析情報を格納することができる。よって、解析情報格納手段に蓄積される内容が充実し、受信側のメーラ種別の特定をより容易に行うことができるため、より確実に所望のメール内容の変換を行うことができる。
また、本発明の機能を備えるメールサーバを経由する全てのメールに対応することができるため、特殊な機能を有するメールサーバの設置個数が少なくて済み、システムの簡易化(簡素化)を図ることができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
実施の形態に適用される発明を示す原理図である。 本実施の形態のメール送受信システムの構成を示す図である。 本実施の形態のメールサーバのハードウェア構成を示す図である。 メールサーバの機能を示すブロック図である。 解析情報テーブルのデータ構造例を示す図である。 変換情報テーブルのデータ構造例を示す図である。 カスタム設定画面を示す図である。 ヘッダ変換例を示す図である。 メール送受信システムの動作を示すフローチャートである。 相手メーラを特定する動作を示すフローチャートである。 メールヘッダ、コンテンツ変換動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
まず、実施の形態に適用される発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、実施の形態に適用される発明を示す原理図である。
図1に示すコンピュータ1は、解析情報作成手段2と、解析情報格納手段3と、メーラ種別特定手段4と、変換情報格納手段5と、検索手段6と、変換手段7と、メール送信処理を行うSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ8と、SMTPサーバ8からのメールを格納するメールボックス9と、メール受信処理を行うPOP(Post Office Protocol)3/IMAP(Internet Message Access Protocol)4サーバ10とを有している。
ここで、送信元のメールの送信先(宛先)は、特に限定されず、コンピュータ1に直接接続されているクライアントでもよいし、コンピュータ1を経由して他のSMTPサーバに接続されているクライアントでもよい。また、送信元のメールは、クライアントからコンピュータ1に直接送信されたものでもよいし、他のSMTPサーバを経由してコンピュータ1に送信されたものでもよい。
解析情報作成手段2は、入力されるメールから送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを特定する解析情報を作成する。
解析情報格納手段3は、解析情報を格納する。ここで、解析情報作成手段2が、作成した解析情報が既に存在する場合は、新たに作成した解析情報を作成前の解析情報に上書きして更新する。
メーラ種別特定手段4は、識別情報を用いて解析情報格納手段3に格納されている解析情報から入力されたメールの送信先のメーラ種別を特定する。なお、メーラ種別特定手段4は、メーラ種別が特定できない場合は、そのまま送信メールをSMTPサーバ8に出力する。
変換情報格納手段5には、送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報が格納されている。この変換処理の情報は、送信側のメーラ種別により作成されたメールの本文データや添付データを、受信側において識別するために行う処理の情報である。
検索手段6は、入力されたメールの送信元のメーラ種別と送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する変換情報を検索する。すなわち、入力されたメールの送信元のメーラ種別と送信先のメーラ種別との組み合わせ、および送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせの一致を検索する。
変換手段7は、検索手段6による組み合わせの一致があると、送信元のメールの内容を変換処理の情報に基づいて変換する。変換手段7は、メールに含めるメールヘッダ、処理できるメールコンテンツ等を変換することができる。
SMTPサーバ8と、メールボックス9とPOP3/IMAP4サーバ10は、従来公知のものを用いることができるため、その詳細な説明を省略する。
このようなコンピュータ1によれば、メールが入力されると、解析情報作成手段2により、送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを特定する解析情報が作成される。解析情報格納手段3により、解析情報が格納される。そして、メーラ種別特定手段4により、解析情報格納手段に格納されている解析情報の識別情報から、入力されたメールの送信先のメーラ種別が特定される。ここで、変換情報格納手段5には、送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報が格納されており、検索手段6により、入力されたメールの送信元のメーラ種別と送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する変換情報が検索される。そして、組み合わせの一致があると変換手段7により、送信元のメールの内容が、変換処理の情報に基づいて変換される。
その後、SMTPサーバ8により、メール送信処理が行われる。ここでは、送信先が他のSMTPサーバであれば、他のメールサーバへ送信が行われる。また送信先がコンピュータ1に直接接続されているクライアントであれば、メールボックス9へメールが出力され、メールボックス9で保持される。そして、送信先のクライアントが備えるメーラからのメール取り出し要求があると、POP3/IMAP4サーバ10により、メールボックス9のメールが取り出され、送信先のメーラに出力される。
このような(コンピュータプログラムを実行する)コンピュータ1によれば、メールが入力されると解析情報作成手段2により、解析情報が作成され、解析情報格納手段3に格納される。そして、メーラ種別特定手段4により、解析情報格納手段3に格納されている解析情報から、入力されたメールの受信側のメーラ種別を特定する。よって、POP3/IMAP4サーバ10で受信するメールに限らず、SMTPサーバ8を介して他のSMTPサーバに送信されるメールの解析情報をも得ることができ、解析情報格納手段3は、その解析情報を格納することができる。よって、解析情報格納手段3に蓄積される内容が充実し、受信側のメーラ種別の特定をより容易に行うことができるため、より確実に所望のメール内容の変換を行うことができる。
また、コンピュータ1を経由する全てのメールに対応することができるため、特殊な機能を有するメールサーバの設置個数が少なくて済み、システムの簡易化(簡素化)を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
図2は、本実施の形態のメール送受信システムの構成を示す図である。
メール送受信システム500は、複数のクライアント100、110、120、130、140、150と、メール送受信処理を行うSMTPサーバ(送信用サーバ)と送信されたメールを格納するメールボックスとメール受信処理を行うPOP3/IMAP4サーバ(受信用サーバ)とを、それぞれ備えるメールサーバ200、200a、300、310、320とを有している。
クライアント100〜150は、ユーザが使用するコンピュータである。図2では、クライアント100、110および120がメールサーバ200に接続され、クライアント130がメールサーバ300を介してメールサーバ200に接続され、クライアント140がメールサーバ200aを介してメールサーバ200に接続され、クライアント150がメールサーバ320およびメールサーバ310を介してメールサーバ200に接続されている。メールサーバ200とクライアント100〜120、メールサーバ200a、メールサーバ300、310との間と、メールサーバ200aとクライアント140との間と、メールサーバ300とクライアント130との間と、メールサーバ310とメールサーバ320との間と、メールサーバ320とクライアント150との間は、それぞれ例えばLAN(Local Area Network)で接続される。
クライアント100〜150は、電子メールの送信元および宛先(送信先)を構成する。ユーザは、クライアント100〜150(例えばクライアント100)を用いてネットワークシステム内の他のクライアント100〜150(例えばクライアント110〜150)との間で電子メールを送受信する。
メールサーバ200、200aは、クライアント100〜150からの要求に応じてメールのヘッダ、コンテンツ等の変換を行うサーバコンピュータであり、後述するメール変換部を備える点で、メールサーバ300〜320とは異なっている。
メールサーバ200、200aは、それぞれ同機能を有しており、クライアント100〜150や、メールサーバ300〜320からのメールを中継する機能を備えている。
例えば、クライアント100がメールを送信するときは、メールサーバ200が、クライアント100から送信されたメールを受け取り、受信側のユーザのネットワーク内で稼動しているメールサーバ200a、300、310または320を探し、そこに転送する。
また、例えばクライアント100がメールを受信するときは、メールサーバ200上で動作しているPOP3/IMAP4サーバを呼び出し、メールサーバ200が備えるSMTPサーバが受け取ったメールを転送してもらう。
次に、メールサーバ200、200aのハードウェア構成について説明する。
なお、以下では代表的にメールサーバ200のハードウェア構成について説明する。
図3は、本実施の形態のメールサーバのハードウェア構成を示す図である。
メールサーバ200は、CPU(Central Processing Unit)201によって装置全体が制御されている。CPU201には、バス208を介してRAM(Random Access Memory)202、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)203、グラフィック処理装置204、入力インタフェース205、および通信インタフェース206が接続されている。
RAM202には、CPU201に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM202には、CPU201による処理に必要な各種データが格納される。HDD203には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置204には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置204は、CPU201からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース205には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース205は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス208を介してCPU201に送信する。
通信インタフェース206は、ネットワーク20に接続されている。通信インタフェース206は、ネットワーク20を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、メールサーバ200、200aのプログラムモジュールの構成について説明する。
なお、プログラムモジュールはメールサーバ200、200aに実行させる処理を記述した情報であり、プログラムモジュールに基づいてメールサーバ200、200aが所定の機能を実行することができる。また、以下では代表的にメールサーバ200のプログラムモジュールの構成について説明する。
図4は、メールサーバの機能を示すブロック図である。
メールサーバ200は、メール変換部210と、SMTPサーバ220と、メールボックス230と、POP3/IMAP4サーバ240とを有している。
メール変換部210は、クライアント100〜120からSMTP送信されてくる送信メール、クライアント130からメールサーバ300を介してSMTP送信されてくる送信メール、クライアント140からメールサーバ200aを介してSMTP送信されてくる送信メール、クライアント150からメールサーバ320、310を介してSMTP送信されてくる送信メールを受け取ると、状況に応じて宛先のメーラが受信できる最適なメールコンテンツを生成するメール変換処理を行ってSMTPサーバ220へ送信するものであり、解析情報登録部211と、解析情報データベース212と、変換情報データベース213と、検索部214と、コンバータ215と、制御部216とを有している。
解析情報登録部211は、送信メールからメーラ種別と、送信元メールアドレス、ホスト名、送信メールのメールボディ、送信日付等のユーザの識別情報とを解析し、その解析した解析情報を解析情報データベース212に登録する。
また、解析情報登録部211は、送信メールから変換フラグの有無およびフラグの状態をチェックし、変換フラグがない、または変換フラグがOFFの場合、宛先のメーラ種別の特定を試み、宛先のメーラ種別が特定できた場合、検索部214に検索指示を出力する。一方、変換フラグがONの場合および宛先のメーラ種別が特定できなかった場合、送信メールを直接SMTPサーバ220に出力する。なお、変換フラグについては後に詳述する。
解析情報データベース212は、解析情報登録部211で解析した解析情報を格納(記憶)する解析情報テーブル212aを有している。
図5は、解析情報テーブルのデータ構造例を示す図である。
解析情報テーブル212aには、解析情報が送信メール毎に関連づけられテーブル化されて格納されている。解析情報テーブル212aには送信元メールアドレスの設定領域であるフィールド251と、ホスト名の設定領域であるフィールド252と、メーラ種別の設定領域であるフィールド253と、最終更新時間の設定領域であるフィールド254とが設けられている。各フィールドの横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられて、各ユーザの属性情報を示している。
フィールド251には、送信側(送信メール)のメールアドレスが設定される。
フィールド252には、送信側の端末機器を識別するホスト名が設定される。ホスト名が獲得できない場合は、IPアドレスが設定される。
フィールド253には、送信側のメーラ種別が設定される。
フィールド254には、解析情報が新規追加されたときにはその時間が設定され、解析情報に同じものがあれば、その解析情報が上書きされたときの時間が設定される。
解析情報テーブル212aの内容は、新たな送信メールがある度に解析情報登録部211によって更新(新規追加または上書き)される。例えば、メールアドレスがtest1@example.co.jp、ホスト名がhost1であっても、メーラ種別がFmailVer.2.1以外のメールである場合には、新たに解析情報が追加される。送信側メールアドレスとメーラ種別が既存のデータに一致してもホスト名が異なる場合も同様に新たに解析情報が追加される。
再び図4に戻って説明する。
変換情報データベース213には、メーラ種別毎の変換規則が定義されており、メールに含めるメールヘッダ、メーラが処理できるメールコンテンツ等の情報を格納した変換情報テーブル213aを有している。
図6は、変換情報テーブルのデータ構造例を示す図である。
変換情報テーブル213aは、例えば初期設定により予め設定されたデフォルトテーブル213bと、カスタムテーブル作成処理(後述)により作成されたカスタムテーブル213c、213dとで構成されている。カスタムテーブル213cは、メールアドレスtest2@example.co.jp、ホスト名host2に対応して作成されたテーブルであり、カスタムテーブル213dは、メールアドレスtest1@example.co.jp、ホスト名host1に対応して作成されたテーブルである。このように、カスタムテーブル213c、213dは、メールアドレスおよびホスト名毎に設定されている。
次に、変換情報テーブル213aの構成について説明するが、デフォルトテーブル213bとカスタムテーブル213c、213dとの構成は等しいため、代表的にカスタムテーブル213dについて説明する。
カスタムテーブル213dには送信側メーラ種別の設定領域であるフィールド255と、受信側メーラ種別の設定領域であるフィールド256と、対象フラグの設定領域であるフィールド257と、対象ヘッダ/コンテンツの設定領域であるフィールド258と、マップ後ヘッダ/コンテンツの設定領域であるフィールド259とが設けられている。各フィールドの横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
フィールド255には、変換前のメーラ種別(#Fromメーラ)が設定されている。
フィールド256には、変換対象のメーラ種別(Toメーラ)が設定されている。
フィールド257には、変換する対象を示すフラグ(切り分けフラグ)が設定されている。ここで、‘H’は変換する対象がメールヘッダであることを表し、‘C’は変換する対象がメールコンテンツであることを表し、‘A’は変換する対象が添付ファイルであることを表している。このように、変換情報テーブル213aには、変換する情報がメールヘッダ、メールコンテンツ、添付ファイル毎に設定されている。
フィールド258には、変換対象の(変換前の)対象ヘッダまたは対象コンテンツが設定されている。
フィールド259には、変換後のマップ後ヘッダまたはマップ後コンテンツが設定されている。
再び図4に戻って説明する。
検索部214は、解析情報登録部211からの検索指示があると、特定した宛先メールアドレスおよびホスト名に基づいて、変換情報データベース213に格納されている変換情報テーブル213aを検索し、該当する変換情報テーブルを特定する。具体的には、宛先メールアドレスおよびホスト名に該当するメールアドレスおよびホスト名を備えるカスタムテーブル213c、213dが存在する場合は、そのカスタムテーブルを検索し、そうでない場合はデフォルトテーブル213bを検索する。そして、入力されたメールの送信元のメーラ種別と宛先のメーラ種別との組み合わせとが、変換情報テーブル213aの対応するテーブルのFromメーラとToメーラに一致した場合に、対象となるヘッダまたはコンテンツの変換指示をコンバータ215に出力する。
また、検索部214は、コンバータ215からの変換終了メールを受け取ると、変換終了メールに変換フラグ:ONを設定し、SMTPサーバ220に出力する。
コンバータ215は、検索部214からの変換指示を受けると、対象となるヘッダ、コンテンツをマップ後ヘッダ/コンテンツに変換し、その後、検索部214に変換終了メールを出力する。
制御部216は、ユーザの要求に応じてデフォルトテーブル213b、カスタムテーブル213c、213dを、モニタ11に表示させる。また、制御部216は、カスタムテーブル作成処理時に、カスタム設定画面をモニタ11に表示させる。このときキーボード12およびマウス13を介してメールヘッダ、コンテンツの変換条件の選択情報が入力されると、選択された変換条件を備える新たなカスタムテーブルを生成し、変換情報テーブル213aを上書き(更新)する。
SMTPサーバ220は、クライアント100〜120や他のメールサーバからのメールを中継する。宛先がクライアント130〜150、すなわちメールサーバ200a、300、310、320の備えるSMTPサーバを中継するクライアントであれば、そのSMTPサーバへメールの送信を行う。また宛先がクライアント100〜120であれば、メールボックス230へメールを出力する。
メールボックス230は、SMTPサーバ220からのメールを格納する。
POP3/IMAP4サーバ240は、クライアント100〜120からの要求があると、メール受信処理を行うことにより、要求を行ったクライアントの備えるメーラにメールを出力する。
次に、カスタムテーブル作成処理について説明する。
図7は、カスタム設定画面を示す図である。
カスタム設定画面201は、メールアドレスを記入するメールアドレス記入欄201aと、ホスト名を記入するホスト名記入欄201bと、Fromメーラを選択する選択ボタン201cと、Toメーラを選択する選択ボタン201dと、切り分けフラグを選択する選択ボタン201eと、対象ヘッダ・コンテンツを選択する選択ボタン201fと、変換後ヘッダ・コンテンツを選択する選択ボタン201gと、追加ボタン201hと削除ボタン201iとを有している。
例えばマウス13等を用いて選択ボタン201dが選択されると、デフォルトで定義されているメーラ種別の項目が一覧表示される。ユーザは、表示された項目を選択することによって、新たな項目を設定することができる。
また、手動でメールアドレス等の各項目の情報を入力することができ、追加ボタン201hまたは削除ボタン201iを押下することにより、内容を確定(反映)し、宛先のメールアドレス毎に適切な変換規則を設定することができる。
次に、メールのヘッダに含まれる情報およびその変換例について説明する。
図8は、ヘッダ変換例を示す図である。
ここで、図8(a)は、変換前のメール(送信メール)のヘッダを示し、図8(b)は、変換後のメールのヘッダを示している。また、説明を分かり易くするため、以下で説明する部分には下線を引いている。
図8(a)に示すヘッダには、送信元ホスト情報、送信元メールアドレス、宛先メールアドレス、送信元メーラ名、変換対象の対象ヘッダが含まれる。
このメールがメール変換部210を通過すると、メーラFmailが設定した優先度の情報を含む対象ヘッダX−FMail−Priority:5が、メーラGMailにおいて、メーラFmailが設定した優先度と同じ優先度を表すマップ後ヘッダX−GMail−Priority:Normalに変換される。また、変換を行った際に、ヘッダの最後部に変換フラグX−Convert−flag:ONが付加される。
これにより、用途が同じヘッダに関して、相手先メーラ種別の解釈できるヘッダに変換することが可能となるため、送信元と宛先とが異なるメーラを使用している場合でも優先度に関する情報を正しく伝えることができる。
次に、メール送受信システム500の動作について説明する。
図9は、メール送受信システムの動作を示すフローチャートである。
なお、以下ではクライアント100が、クライアント130にメールを送信した際の動作について説明する。
まず、クライアント100は、メールコンテンツを生成し、サーバ200に対してメール送信を行う(ステップS1)。
次に、解析情報登録部211が送信メールを受信すると(ステップS2)、受信した送信メールに対し、メールヘッダ、ボディの解析を行う(ステップS3)。
次に、解析情報登録部211が、解析情報テーブル212aを参照し、送信側のメールアドレス、ホスト名、メーラ種別について登録済みであるか否か(所定の条件を満たすか否か)を検索する。すなわち、同じメールアドレス・ホスト名・メーラ種別の組み合わせが存在するか否かを判断する(ステップS4)。
それらが存在した場合(ステップS4のYes)、最終更新時間を更新し(ステップS5)ステップS7に移行する。一方、それらが存在しない場合(ステップS4のNo)、解析情報を解析情報テーブル212aに書き込み(ステップS6)ステップS7に移行する。
その後、解析情報登録部211が、メールヘッダに設定される変換フラグをチェックし、変換フラグがONであるか否かを判断する(ステップS7)。変換フラグがONの場合(ステップS7のYes)、ステップS15に移行する。変換フラグがOFFであった場合(ステップS7のNo)、宛先メーラ種別特定ルーチンに移行する(ステップS8)。宛先メーラ種別特定ルーチンの実行により宛先メーラ種別が特定できた場合、ステップS9に移行する。
次に、検索部214が、変換情報データベース213内に宛先メールアドレスおよびホスト名に該当するメールアドレスおよびホスト名を備えるカスタムテーブルが存在するか否かを判断する(ステップS9)。宛先メールアドレスおよびホスト名に該当するメールアドレスおよびホスト名を備えるカスタムテーブルが存在する場合(ステップS9のYes)、そのカスタムテーブルを検索する(ステップS10)。また、宛先メールアドレスおよびホスト名に該当するメールアドレスおよびホスト名を備えるカスタムテーブルが存在しない場合(ステップS9のNo)、デフォルトテーブル213bを検索する(ステップS11)。
そして、検索部214が、送信元のメーラ種別と宛先メーラ種別との組み合わせが、ステップS10またはステップS11にて選択したテーブル内のFromメーラとToメーラとの組み合わせに一致するか否かを判断する(ステップS12)。組み合わせが一致しない場合(ステップS12のNo)、ステップS15に移行する。一方、組み合わせに一致した場合(ステップS12のYes)、対象となるヘッダまたはコンテンツの変換指示をコンバータ215に出力する。
次に、コンバータ215が、対象となるヘッダまたはコンテンツを変換して変換終了メールを検索部214に出力する(ステップS13)。
その後、検索部214が、変換終了メールの変換フラグを「ON」にする(ステップS14)。
その後、検索部214が、変換終了メールをSMTPサーバ220に出力する(ステップS15)。これにより、SMTPサーバ220は、変換終了メールを受信し(ステップS16)、メールサーバ300のSMTPサーバに変換終了メールを転送する。
また、検索部214が、SMTPサーバ220への出力の完了後、解析情報登録部211に実行結果を返信する。
その後、解析情報登録部211が、実行結果を受信する(ステップS17)。
以上で、メール変換動作が終了する。
また、メールサーバ300は、クライアント130からのメール受信要求があると、クライアント130に変換終了メールを転送する。
次に、図9のステップS8の送信元メールアドレスより宛先メーラを特定する動作について詳述する。
図10は、相手メーラを特定する動作を示すフローチャートである。
まず、解析情報登録部211は、宛先メールアドレスと一致する送信元メールアドレスが、解析情報テーブル212aに存在するか否かを検索する(ステップS21)。宛先メールアドレスと一致する送信元メールアドレスが、解析情報テーブル212aに存在しない場合(ステップS21のNo)、ステップS15に移行する。一方、宛先メールアドレスと一致する送信元メールアドレスが解析情報テーブル212aに存在している場合(ステップS21のYes)、その送信元メールアドレスが複数存在しているか否かを判断する(ステップS22)。送信元メールアドレスが、複数存在している場合(ステップS22のYes)、最終更新時間が最も新しい送信元メールアドレスを含む解析情報のメーラ種別を選択し(ステップS23)、図9のステップS9に移行する。一方、その送信元メールアドレスが1つしか存在していない場合(ステップS23のNo)、その送信元メールアドレスを含む解析情報のメーラ種別を選択し(ステップS24)、図9のステップS9に移行する。
次に、図9のステップS13のメールヘッダ、コンテンツ変換動作について詳しく説明する。
図11は、メールヘッダ、コンテンツ変換動作を示すフローチャートである。
まず、検索部214が、切り分けフラグが‘H’であるか否かを判断する(ステップS31)。
切り分けフラグが‘H’である場合(ステップS31のYes)、コンバータ215は、ヘッダを変換する(ステップS32)。
一方、切り分けフラグが‘H’ではない場合(ステップS31のNo)、ステップS33に移行する。
次に、検索部214が、切り分けフラグが‘C’であるか否かを判断する(ステップS33)。切り分けフラグが‘C’である場合(ステップS33のYes)、コンバータ215は、コンテンツを変換する(ステップS34)。一方、切り分けフラグが‘C’ではない場合(ステップS33のNo)、ステップS35に移行する。
次に、検索部214が、切り分けフラグが‘A’であるか否かを判断する(ステップS35)。切り分けフラグが‘A’である場合(ステップS35のYes)、コンバータ215は、添付ファイルを変換する(ステップS36)。一方、切り分けフラグが‘A’ではない場合(ステップS33のNo)、ステップS37に移行する。
上記処理が終了後、次の変換対象があるか否かを判断する(ステップS37)。再度変換規則にマッチした場合(ステップS37のYes)、ステップS31に移行し、再度ステップS31以降を繰り返す。一方、次の変換対象がない場合(ステップS37のNo)、図9のステップS14に移行する。
以上述べたように、メール送受信システム500によれば、メールサーバ200(200a)が、例えばクライアント140からクライアント100へのメールを受信した際や、クライアント130からクライアント150へのメールを中継した際に、解析情報登録部211が、そのメーラ種別およびメールアドレス、ホスト名を備える識別情報を解析情報テーブル212aに追加(上書き)し、解析情報データベース212に格納する。その後、例えばクライアント100がクライアント140にメールを送信すると、メールサーバ200が、解析情報テーブル212aを参照することによりクライアント140のメーラ情報を、容易に特定することができる。よって、より確実に所望のメール内容の変換を行うことができる。
また、クライアントが宛先のメーラ種別を意識することなく、メール本文や添付ファイルの送受信を行うことができる。
また、クライアント100〜150間のいずれのメールの送受信においても、メールサーバ200(メールサーバ200a)を1回通過することによりそのメーラ種別およびメールアドレス、ホスト名の情報が、解析情報テーブル212aに追加されるため、2回目以降のメールの送受信の際、メールサーバ200が確実に宛先のメーラ種別を確認することができる。これにより、例えば、受信サーバ配下のメールのみチェック・変換する従来のサーバ等に比べて、1つのメールサーバで、広範囲のクライアントからのメールを変換することができる。よって、メール送受信システム500の簡易化(簡素化)を図ることができる。
これにより、例えば、クライアント100が、OS(Operating System)としてMacintosh(登録商標)を備え、クライアント140がOSとしてWindows(登録商標)を備えている場合、クライアント100が、MacBinary形式の圧縮方式で圧縮された添付データを備えるメールを作成して送信した場合、メールサーバ200が、メールを解析してMacBinaryを抽出し、コンバータ215が、MacBinaryを一旦復号し、クライアント140のメーラ種別の解釈できる圧縮種類に再圧縮してSMTPサーバ220に出力する。そして、SMTPサーバ220が、メールサーバ200aにメールを転送する。メールサーバ200aがメールを受け取ると、メールサーバ200aの解析情報登録部は、入力されたメールを解析してメールサーバ200aの解析情報データベースを更新した後に変換フラグがONされていることを確認すると、変換処理を行わずにメールサーバ200a内のSMTPサーバにメールを転送する。その後、メールサーバ200aのSMTPサーバは、メールサーバ200aのメールボックスにメールを格納し、クライアント140からの要求があった場合、メールサーバ200aのPOP3/IMAP4サーバが、メールボックスに格納されているメールを取り出し、クライアント140に送信する。これにより、クライアント140が、メールを受信する。
よって、例えば、クライアント140がOSとしてWindows(登録商標)を用いた場合においても、MacBinaryを扱うことができ、参照することができる。また、メールサーバ200aの解析情報登録部が変換処理を行わずにメールサーバ200a内のSMTPサーバにメールを転送することにより、処理が簡素化し、迅速な送受信動作を実現することができる。
また、制御部216は、キーボード12およびマウス13を介してメールヘッダ、コンテンツの変換条件の選択情報が入力されると、選択された変換条件を変換情報データベース213に記憶する。これにより、宛先のクライアントが新たに扱うメーラ種別に応じたメール形式や、ファイルフォーマットを定義することができ、また、不要となった情報の削除等を行うことができる。よって、クライアントの使用するメーラ種別毎に適切な変換規則を設定することができる。
また、解析情報登録部211が、送信元メールアドレスが複数存在している場合、最終更新時間が最も新しい送信元メールアドレスを含む解析情報のメーラ種別を選択するため、同じメールアドレスでもメーラや端末等が異なる場合に対応して変換することができる。
また、変換情報テーブル213aが、宛先メールアドレスおよびホスト名に対応するカスタムテーブル213c、213dを備えているため、検索部214の検索精度が高まり、コンバータ215は、より確実にメールの内容を変換することができる。
また、変換フラグを設定したことにより、メールサーバ200、200aが、変換が既に行われたか否かを判断することができるため、変換処理が重複して行われることを容易かつ確実に防止することができる。よって、メールサーバ200、200aの負荷を軽減することができ、また、効率よくメールの送受信を行うことができる。
また、変換フラグは、変換処理を行ったときに付加されるため、変換処理が重複して行われることをより確実に防止することができる。
なお、本実施の形態では、メールデータをテーブル化して格納したが、本発明ではこれに限定されない。
また、本発明によれば、使用することができるメーラは特に限定されず、例えば、UNIX(登録商標)系のメーラを用いることもできる。この場合、Content−Typeのcharsetを抽出し、受信側のメーラの解釈できる文字コードへ変換することができる。よって、文字コード情報のcharsetにおいて、例えば、UNIX(登録商標)系のメーラからeucjpで記述されたメールが送信された場合でも、MIMEエンコードデータを一旦復号し、指定のコードへ変換し、再度、暗号化を行うことにより、Windows(登録商標)系メーラで、参照することができる。
以上、本発明のメール送受信プログラム、メール送受信方法およびメール送受信装置を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した実施の形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、メールサーバ200、200aが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
メール送受信プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 コンピュータ
2 解析情報作成手段
3 解析情報格納手段
4 メーラ種別特定手段
5 変換情報格納手段
6 検索手段
7 変換手段
100、110、120、130、140、150 クライアント
200、200a メールサーバ
210 メール変換部
211 解析情報登録部
212 解析情報データベース
213 変換情報データベース
214 検索部
215 コンバータ
216 制御部
300、310、320 メールサーバ
500 メール送受信システム

Claims (10)

  1. 電子メールを送受信するメール送受信プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    入力されるメールから送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを有する解析情報を作成する解析情報作成手段、
    前記解析情報を格納する解析情報格納手段、
    前記解析情報格納手段に格納されている前記解析情報の前記識別情報から、入力された前記メールの送信先のメーラ種別を特定するメーラ種別特定手段、
    送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報を格納する変換情報格納手段、
    入力された前記メールの、前記送信元のメーラ種別と前記メーラ種別特定手段により特定された前記送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する前記変換情報を検索する検索手段、
    前記組み合わせの一致があると、前記送信元のメールの内容を前記変換処理の情報に基づいて変換する変換手段、
    として機能させることを特徴とするメール送受信プログラム。
  2. 前記識別情報は、前記送信元のメールアドレスの情報を有し、
    前記メーラ種別特定手段は、前記メールアドレスを検索することにより前記送信先のメーラ種別を特定することを特徴とする請求項1記載のメール送受信プログラム。
  3. 前記解析情報は、最終更新時間の情報を有し、
    前記メーラ種別特定手段は、前記識別情報に対応する前記送信先のメーラ種別が複数存在するとき、最後に更新されたメーラ種別を前記送信先のメーラ種別として特定することを特徴とする請求項1記載のメール送受信プログラム。
  4. 前記変換情報は、前記受信側の前記識別情報に対応して複数設定され、
    前記変換手段は、前記送信先の前記識別情報に対応する前記受信側の前記識別情報を備える前記変換情報に基づいて変換を行うことを特徴とする請求項1記載のメール送受信プログラム。
  5. 前記識別情報は、前記送信元のホスト名の情報をさらに有し、
    前記変換情報は、前記ホスト名毎に設けられていることを特徴とする請求項4記載のメール送受信プログラム。
  6. 前記変換処理の情報は、ヘッダ、コンテンツまたは添付ファイル毎に変換する情報を有することを特徴とする請求項1記載のメール送受信プログラム。
  7. 前記解析情報作成手段は、フラグを参照して前記変換処理の要否を判断し、
    前記変換手段は変換が必要と判断されたときのみ前記変換処理を行うことを特徴とする請求項1記載のメール送受信プログラム。
  8. 前記フラグは、前記変換手段が前記メールに前記変換処理を行ったときに付加されることを特徴とする請求項7記載のメール送受信プログラム。
  9. 電子メールを送受信するメール送受信方法において、
    入力されるメールから送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを有する解析情報を作成するステップと、
    前記解析情報を格納するステップと、
    納した前記解析情報の前記識別情報から、入力された前記メールの送信先のメーラ種別を特定するステップと、
    予め用意された送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報を格納するステップと、
    入力された前記メールの前記送信元のメーラ種別と前記メーラ種別を特定するステップにより特定された前記送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する前記変換情報を検索するステップと、
    前記組み合わせの一致があると、前記送信元のメールの内容を前記変換処理の情報に基づいて変換するステップと、
    を有することを特徴とするメール送受信方法。
  10. 電子メールを送受信するメール送受信装置において、
    入力されるメールから送信元のメーラ種別と送信者の識別情報とを有する解析情報を作成する解析情報作成手段と、
    前記解析情報を格納する解析情報格納手段と、
    前記解析情報格納手段に格納されている前記解析情報の前記識別情報から入力された前記メールの送信先のメーラ種別を特定するメーラ種別特定手段と、
    送信側のメーラ種別と受信側のメーラ種別との組み合わせに応じた変換処理の情報を備える変換情報を格納する変換情報格納手段と、
    入力された前記メールの前記送信元のメーラ種別と前記メーラ種別特定手段により特定された前記送信先のメーラ種別との組み合わせに一致する前記変換情報を検索する検索手段と、
    前記組み合わせの一致があると、前記送信元のメールの内容を前記変換処理の情報に基づいて変換する変換手段と、
    を有することを特徴とするメール送受信装置。
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