JPH11120097A - マルチメディアメール通信装置及びマルチメディアメール通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

マルチメディアメール通信装置及びマルチメディアメール通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11120097A
JPH11120097A JP9275985A JP27598597A JPH11120097A JP H11120097 A JPH11120097 A JP H11120097A JP 9275985 A JP9275985 A JP 9275985A JP 27598597 A JP27598597 A JP 27598597A JP H11120097 A JPH11120097 A JP H11120097A
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multimedia
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JP9275985A
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Satoshi Senba
聡史 仙波
Yoshiharu Suzuki
祥治 鈴木
Masayoshi Shimizu
雅芳 清水
Masahiro Mori
雅博 森
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L51/066Format adaptation, e.g. format conversion or compression
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メール文書をネットワークを通じて通信する
電子メールの通信装置に関し、受信したメール文書から
発信元の情報を抽出し、発信先の受信能力を保持するデ
ータベースを自動的に作成することにより、複雑な入力
操作を行なうことなく電子メールの送受信を行なうこと
ができるようにする。 【解決手段】 受信メール文書をネットワークを通じて
受信するメール受信部6と、受信メール文書から発信元
の情報を抽出する発信元情報抽出部8と、抽出された発
信元の情報に基づいて発信先の情報を記憶する発信先情
報記憶部9と、受信メール文書の内容を表示する受信メ
ール内容表示部12と、発信メール文書を編集するメー
ル内容編集部13と、発信先の情報を表示する発信先表
示部14と、発信メール文書の発信先を少なくとも1つ
以上選択する発信先選択部15と、発信メール文書を発
信するメール発信部6とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図28) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールの通信
装置に関し、複数のマルチメディア情報が混在したメー
ル文書を、ネットワークを通じて通信するマルチメディ
アメール通信装置並びにマルチメディアメール通信プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、ディジタル通信技術の向上と通信
インフラの整備に伴い、パーソナルコンピュータ(パソ
コン)の使用者による電子メールの遣り取りが増加して
いる。一般に、電子メールは、キーボードによる入力操
作(複雑な日本語入力操作など)により、大部分を文字
情報で記述し、マルチメディア情報をその付加情報とし
て添付することによって作成されている。つまり、一通
のメール文書を作成するためには、多くの文字入力を必
要としているのである。
【0004】また、このような電子メールを送信する際
には、例えば、発信先のメールアドレスを直接キーボー
ドを用いて入力(キー入力)したり、予めキー入力して
あるメールアドレスのリストから選択するなどして発信
先を指定している。例えば、特開昭59−196646
号公報に示される技術では、予め作成しておいた発信先
のメールアドレスを表すアイコンを選択する方法が提案
されている。
【0005】さらに、電子メール通信を行なう端末に
は、それぞれ、使用できるメール文書のエンコード方式
や表示可能なメール文書形式(相手端末の受信能力情
報)に固体差があるため、予め、発信側でこの発信先
(相手端末)の受信能力情報を事前に把握しておかなけ
ればならない。そのため、例えば、特開平5−1531
59号公報に示される技術では、発信先のメールアドレ
スと、それに対応した相手端末の受信能力情報を有する
データベースを作成し、そのデータベース情報に基づい
て、受信メール及び発信メールを自動変換する方法が提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パソコ
ンの一般家庭への普及に伴い、キーボードによる入力操
作を行なえない(パソコンの使用に慣れていない)初心
者ユーザが増加している。つまり、このような初心者ユ
ーザにとっては、まず、メール文書を作成するためのキ
ーボードを操作する技術を習熟することが必要となるた
め、メール文書を扱った通信を行なうことができないと
いう課題がある。
【0007】また、近年では、ネットワーク対応のテレ
ビやコンシュマゲーム機など、通常、キーボードの付属
していない機器におけるメールの送受信も行なわれてい
るがこの場合、ジョイスティックなどの入力装置やモニ
タ上に設けられたアルファベット,ひらがなボタンによ
ってメール文書の作成が行なわれており、やはり、文字
の入力に非常に手間がかかってしまうのである。
【0008】さらに、キーボードを使用せずに文字を入
力する方法として、ポインティングデバイスと文字認識
装置とを組み合わせたPDA(Personal Date Assistan
t )などのキーボードを付属しない情報機器による送受
信方法があるが、日本語などの複雑な文字を含む言語で
は認識精度に問題があり、間違いを訂正する手間がかか
ってしまう。
【0009】また、上述の特開昭59−196646号
公報及び特開平5−153159号公報に開示された技
術では、ともに、予め発信先と発信先の使用する端末に
関するデータベースが必要であり、使用者が何らかの方
法でこのデータベースを作成しなければならず、例え
ば、通信に関する技術が無い初心者にとっては、このデ
ータベースを作成することが非常に困難で、さらには、
データベースを作成する際に間違った操作を行なってし
まう可能性がある。
【0010】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、受信したメール文書から発信元の情報を抽出
し、発信先の受信能力を保持するデータベースを自動的
に作成することにより、複雑な入力操作を行なうことな
く、マルチメディア情報を付加した電子メールの送受信
を行なうことができるようにした、マルチメディアメー
ル通信装置及びマルチメディアメール通信プログラムを
記録したコンピュタ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のマルチメディアメール通信装置は、マルチメ
ディア情報で構成される受信メール文書をネットワーク
を通じて受信するメール受信部と、このメール受信部に
て受信された受信メール文書から発信元の情報を抽出す
る発信元情報抽出部と、この発信元情報抽出部にて抽出
された発信元の情報に基づいて発信先の情報を記憶する
発信先情報記憶部と、上記メール受信部にて受信された
受信メール文書の内容を表示する受信メール内容表示部
と、マルチメディア情報で構成される発信メール文書の
内容を表示し、所望の条件に応じて発信メール文書を編
集するメール内容編集部と、上記発信先情報記憶部に記
録された発信先の情報を表示する発信先表示部と、この
発信先表示部に表示された発信先の情報から、上記メー
ル内容編集部で編集された発信メール文書の発信先を少
なくとも1つ以上選択する発信先選択部と、上記メール
内容編集部で編集された発信メール文書を、発信先選択
部で選択された発信先の情報に基づいて発信するメール
発信部とをそなえて構成されたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2記載の本発明のマルチメデ
ィアメール通信装置は、上記請求項1記載の通信装置に
おいて、上述の発信元情報抽出部が、メール受信部にて
受信された受信メール文書から発信元のアドレス情報及
び発信元の文書形式情報を抽出するように構成されてい
ることを特徴としている。さらに、請求項3記載の本発
明のマルチメディアメール通信装置は、上記請求項1記
載の通信装置において、上述の発信先情報記憶部が、発
信元情報抽出部にて抽出された発信元のアドレス情報及
び文書形式情報に基づいて発信先のアドレス情報及び取
り扱い可能な文書形式情報を記憶するように構成されて
いることを特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の本発明のマルチメデ
ィアメール通信装置は、上記請求項1記載の通信装置に
おいて、上述の発信先情報記憶部が、発信元情報抽出部
からの発信元の情報に対応する発信先の情報を記憶して
いない場合、上記発信元の情報に基づいて発信先の情報
を新たに記録するように構成されていることを特徴とし
ている。
【0014】さらに、請求項5記載の本発明のマルチメ
ディアメール通信装置は、上記請求項1記載の通信装置
において、上述の発信先情報記憶部が、発信元情報抽出
部からの発信元の情報に対応する発信先の情報を記録し
ており、発信元の情報が発信先の情報に含まれていない
情報を有する場合に、上記発信先の情報を更新するよう
に構成されていることを特徴としている。
【0015】また、請求項6記載の本発明のマルチメデ
ィアメール通信装置は、上記請求項1記載の通信装置に
おいて、上述の受信メール内容表示部が、メール受信部
からの受信メール文書に復号化処理を施したのち、上記
受信メール文書内のマルチメディア情報またはマルチメ
ディア情報を表すアイコンを表示するように構成されて
いることを特徴としている。
【0016】さらに、請求項7記載の本発明のマルチメ
ディアメール通信装置は、上記請求項1記載の通信装置
において、上述の受信メール内容表示部が、受信メール
文書内の全てのマルチメディア情報を所有した者の所有
者情報を表示する所有者情報表示部と、目的に応じて所
有者情報を選択する所有者情報選択部とをそなえて構成
されていることを特徴としている。
【0017】また、請求項8記載の本発明のマルチメデ
ィアメール通信装置は、上記請求項7記載の通信装置に
おいて、上述の受信メール内容表示部が、所有者情報選
択部で選択されない所有者のマルチメディア情報を表示
しない機能を有することを特徴としている。さらに、請
求項9記載の本発明のマルチメディアメール通信装置
は、上記請求項1記載の通信装置において、上述のメー
ル内容編集部が、発信メール文書にマルチメディア情報
を追加するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0018】また、請求項10記載の本発明のマルチメ
ディアメール通信装置は、上記請求項9記載の通信装置
において、上述のメール内容編集部が、発信メール文書
にマルチメディア情報を追加する際に、上記マルチメデ
ィア情報を追加する者の所有者情報を付加するように構
成されていることを特徴としている。さらに、請求項1
1記載の本発明のマルチメディアメール通信装置は、上
記請求項1記載の通信装置において、上述のメール内容
編集部が、受信メール文書の返信を行なうときには、メ
ール内容表示部に表示された受信メール文書を受け取り
受信メール文書を編集するように構成されていることを
特徴としている。
【0019】また、請求項12記載の本発明のマルチメ
ディアメール通信装置は、上記請求項1記載の通信装置
において、上述のメール内容編集部が、新規に発信メー
ル文書の発信を行なうときには、自身で発信メール文書
を作成するように構成されていることを特徴としてい
る。さらに、請求項13記載の本発明のマルチメディア
メール通信装置は、上記請求項1記載の通信装置におい
て、上述の発信先表示部が、発信先情報記憶部に記録さ
れた発信先の情報を表す発信先アイコンを生成し、発信
先アイコンを列挙して表示するように構成されているこ
とを特徴としている。
【0020】また、請求項14記載の本発明のマルチメ
ディアメール通信装置は、上記請求項13記載の通信装
置において、上述の発信先表示部が、発信先アイコンを
使用状況に応じて並べ替えるように構成されていること
を特徴としている。さらに、請求項15記載の本発明の
マルチメディアメール通信装置は、上記請求項1記載の
通信装置において、上述のメール発信部が、メール内容
編集部で編集された発信メール文書を発信先選択部で選
択された発信先の情報に応じて分類したのち、符号化処
理を施すメール符号化処理部をそなえて構成されている
ことを特徴としている。
【0021】また、請求項16記載の本発明のマルチメ
ディアメール通信装置は、上記請求項15記載の通信装
置において、上述のメール符号化処理部が、発信メール
文書を発信先の文書形式情報に基づくグループに分類
し、上記分類されたグループ毎に符号化処理を施すよう
に構成されていることを特徴としている。さらに、請求
項17記載の本発明のマルチメディアメール通信装置
は、上記請求項15記載の通信装置において、上述のメ
ール発信部が、メール符号化処理部において分類された
全てのグループについて符号化処理を施したのち、発信
メール文書を発信するように構成されていることを特徴
としている。
【0022】また、請求項18記載の本発明のマルチメ
ディアメール通信装置は、マルチメディア情報で構成さ
れる受信メール文書をネットワークを通じて受信するメ
ール受信部と、このメール受信部にて受信された受信メ
ール文書から発信元の情報を抽出する発信元情報抽出部
と、この発信元情報抽出部にて抽出された発信元の情報
に基づいて発信先の情報を記憶する発信先情報記憶部
と、上記メール受信部にて受信された受信メール文書の
内容を表示する受信メール内容表示部とをそなえて構成
されたことを特徴としている。
【0023】さらに、請求項19記載の本発明のマルチ
メディアメール通信装置は、マルチメディア情報で構成
される発信メール文書の内容を表示し、所望の条件に応
じて発信メール文書を編集するメール内容編集部と、マ
ルチメディア情報で構成される受信メール文書から発信
元の情報を抽出し、上記抽出された発信元の情報に基づ
いて発信先の情報を表示する発信先表示部と、この発信
先表示部に表示された発信先の情報から、メール内容編
集部で編集された発信メール文書の発信先を少なくとも
1つ以上選択する発信先選択部と、メール内容編集部で
編集された発信メール文書を、発信先選択部で選択され
た発信先の情報に基づいて発信するメール発信部とをそ
なえて構成されたことを特徴としている。
【0024】また、請求項20記載の本発明のマルチメ
ディアメール通信プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体は、マルチメディア情報で構成さ
れるメール文書をネットワークを通じて送受信すべく、
コンピュータに、マルチメディア情報で構成される受信
メール文書をネットワークを通じて受信するメール受信
機能と、このメール受信機能にて受信された受信メール
文書から発信元の情報を抽出する発信元情報抽出機能
と、この発信元情報抽出機能にて抽出された発信元の情
報に基づいて発信先の情報を記憶する発信先情報記憶機
能と、上記メール受信機能にて受信された受信メール文
書の内容を表示する受信メール内容表示機能と、マルチ
メディア情報で構成される発信メール文書の内容を表示
し、所望の条件に応じて発信メール文書を編集するメー
ル内容編集機能と、発信先情報記憶機能に記録された発
信先の情報を表示する発信先表示機能と、この発信先表
示機能に表示された発信先の情報から、メール内容編集
機能で編集された発信メール文書の発信先を少なくとも
1つ以上選択する発信先選択機能と、メール内容編集機
能で編集された発信メール文書を、発信先選択機能で選
択された発信先の情報に基づいて発信するメール発信機
能とを実行させるためのマルチメディアメール通信プロ
グラムを記録していることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
るマルチメディアメール通信装置を示すブロック図で、
この図1に示すように、マルチメディアメール通信装置
100は、パーソナルコンピュータ(パソコン;情報処
理装置)1,スキャナ2,マイク3,ディジタルビデオ
カメラ4,ペンポインティングデバイス5及びモデム6
とをそなえて構成されている。
【0026】ここで、パソコン1はメール通信を行なう
際に必要とされるデータを処理するもので、例えば、図
1に示すように、発信元情報抽出部8,発信先情報記憶
部9,受信メール内容表示部12,メール内容編集部1
3,発信先表示部14,発信先選択部15,メール文書
エンコード部16,所有者表示部17,所有者選択部1
8及び記憶部19を有している。なお、これらの各部に
ついては、後述することにする。
【0027】また、このパソコン1は、携帯情報端末,
ゲーム機及びインターネット接続機能付きテレビなどに
適用することもできる。さらに、スキャナ(画像入力手
段)2は画像を読み取り入力するものであり、マイク3
(音声入力手段)は音声を入力するものであり、ディジ
タルビデオカメラ(映像入力手段)4は映像を入力する
ものである。ペンポインティングデバイス(図形情報入
力手段)5は図形情報を入力するもので、タブレット,
マウス及びトラックボールなどで構成されている。
【0028】また、モデム6は伝送信号の変調(エンコ
ード)及び復調(デコード)を行なうもので、メール送
信部及びメール受信部(メール文書送受信手段;図示
略)をそなえて構成されている。具体的に、メール受信
部はマルチメディア情報で構成される受信メール文書を
ネットワークを通じて受信するものであり、メール送信
部(メール発信部)はマルチメディア情報で構成される
発信メール文書をネットワークを通じて発信するもので
ある。なお、メール発信部の詳細については後述するこ
とにする。
【0029】また、このメール文書送受信手段として
は、モデム6のほかにネットワーク通信ボードを適用す
ることもできる。ところで、本発明の一実施形態にかか
るマルチメディアメール通信装置100では、発信元の
メール文書を送信する送信形態として、SMTP(Simp
le MailTransfer Protocol )インターネットメールと
いう送信形態を適用してメール通信を行なっている。こ
のSMTP形態は、転送される電子メールのメール文書
(受信メール文書)をヘッダ部分と情報部分(メール本
文)とで構成するようになっている。
【0030】具体的には、図2に示すように、受信メー
ル文書30(以下、単にメール文書30ということがあ
る)のヘッダ部分(図2のA部分参照)には、通信に必
要な情報、もしくは付加的な情報を記述した情報が記録
されており、情報部分(ボディ部分;図2のD部分参
照)には、メール文書の内容が記述されている。例え
ば、図2に示すように、受信メール文書30のヘッダ部
分(A部分参照)には、Fromヘッダ302及びX-Mailer
ヘッダ303と呼ばれる情報が記述されている。
【0031】ここで、Fromヘッダ302は、SMTP形
態においては、発信元のメールアドレスを示すもので、
通常、Fromヘッダ302中のアットマーク(図2中で
は、丸付きの“a”で表す)の前には発信元の名前が記
述されており(ここでは、“tanaka”)、図2に示すよ
うに、発信元の正式な本名(“Ichiro Tanaka ”)を記
述することもできるようになっている。また、X-Mailer
ヘッダ303は、発信元の使用している端末の能力を示
すもので、最近では、多くの端末において、このX-Mail
erヘッダ303が記述されるようになっている。
【0032】さらに、受信メール文書30の情報部分
(D部分)は、複数のmulti part部分で構成されてお
り、図2に示すB部分は、情報部分に複数存在するmult
i part部分のうちの1つめのmulti part部分で、この部
分に、通常、メール文書に含まれるマルチメディアオブ
ジェクトの内容(エンコードされたメール文書本文)が
記述されるようになっている。なお、図中、矢印Cに示
す部分は、multi part部分を構成する全てのマルチメデ
ィアオブジェクトに割り振られた通し番号である。
【0033】また、メール本文の形式として、本実施形
態では、マルチメディアメール形式を用いてメール本文
を作成している。このメール本文の形式は、発信元の使
用する端末によって大きく異なるもので、マルチメディ
アメール形式のほかに、例えば、HTMLの記述方式に
則ったhtml形式やテキストと添付ファイルで構成さ
れるテキスト形式などもあり、本実施形態では、これら
の形式についても適用することができる。
【0034】さらに、メール本文がバイナリデータを含
む場合、SMTP形態では通信を行なうことができない
ため、メールを発信する場合には、このメール本文を何
らかのエンコード方式(エンコード形式)で変換するよ
うにして、SMTP形態においても通信が行なえるよう
にしている。つまり、受信メール文書30の情報部分
(図2のD部分)に記述されているContent-Transfer-E
ncodeingヘッダ304にこのエンコード方式が記述され
ており、このエンコード方式を用いて変換することによ
ってSMTP形態における通信を行なうことができるよ
うになっている。なお、本実施形態におけるエンコード
方式としては、例えば、“base64方式”,“uuencode方
式”及び“binhex方式”を使用している。
【0035】次に、上述のパソコン1にそなえられた各
部について、以下、詳述する。図1に示す発信元情報抽
出部8は、モデム6にて受信された受信メール文書30
から発信元の情報を抽出するもので、この発信元情報抽
出部8によって発信元のアドレス情報及び発信元の文書
形式情報(発信元に関する情報)が抽出されるようにな
っている。
【0036】具体的に、発信元情報抽出部8では、上述
の受信メール文書30のヘッダ部分の情報を抽出して、
図3に示すように、発信元の使用する端末の受信能力や
表示能力に対応する情報を登録した発信元情報データベ
ース(端末名・端末能力対応情報データベース)31を
作成するようになっている。つまり、X-Mailerヘッダ3
03に記述されている発信元の使用する端末の能力に関
する情報を取得し、発信元情報データベース31の該当
する欄にその情報を登録する(“○”を書き込む)よう
になっている。例えば、図2に示す受信メール文書30
においては、X-Mailerヘッダ303から“MultiMedia M
ail ”を抽出し、図3に示す発信元情報データベース3
1上のMultiMedia Mail の欄に“○”を書き込むように
なっている。
【0037】また、発信元情報抽出部8では、X-Mailer
ヘッダ303が存在しない場合で、特に、送信端末がバ
イナリデータをエンコードして送る場合には、Content-
Transfer-Encodeingヘッダ304(図2参照)に使用し
ているエンコード方式の名前が登録されるようになって
いる。例えば、図2においては、Content-Transfer-Enc
oding ヘッダ304に“base64”と記述されているた
め、発信元情報データベース31のエンコード形式base
64の欄にその情報を登録する(“○”を書き込む)よう
になっているのである。
【0038】このように、受信メール文書30のヘッダ
部分に記述されているヘッダ301及びFromヘッダ30
2の内容を取得することにより、発信元と一対一で対応
するアドレス情報を取得することができるとともに、X-
Mailerヘッダ303の内容を取得することにより、発信
元の使用する端末を容易に識別することができるので、
発信先の端末が確実に受信及び表示できるメール文書を
送信することができるようになっている。
【0039】また、図1に示す発信先情報記憶部9は、
発信元情報抽出部8にて抽出された発信元の情報に基づ
いて発信先の情報を記憶するもので、具体的には、発信
元のアドレス情報及び文書形式情報に基づいて発信先の
アドレス情報及び取り扱い可能な文書形式情報を記憶す
るようになっている。つまり、この発信先情報記憶部9
は、発信元情報抽出部8によって発信元の名前,メール
アドレス及び発信元の使用している端末の能力に関する
情報が抽出されると、これらの抽出された情報に基づい
て、例えば、図4に示すように、発信先情報データベー
ス32に、発信先の名前,メールアドレス,電話番号,
住所,表示可能形式(MultiMedia Mail 形式,Html形
式)及びエンコード形式(base64,BinHex,uuencode等)
を分類して登録することができる。
【0040】即ち、キーボードによる入力を行なうこと
なく、発信先の情報を正確に分類することができるよう
になっているのである。また、発信先情報記憶部9は、
発信元情報抽出部8からの発信元の情報に対応する発信
先の情報を記憶していない場合、上記発信元の情報に基
づいて発信先の情報を新たに記録するようになってい
る。
【0041】即ち、発信先情報データベース32は、予
め発信先の情報を登録する際に、発信先の名前,メール
アドレス,電話番号,住所のみを登録し、端末の能力情
報については全て不可能(×)と記述しておくようにな
っている。なお、この発信先の端末の能力情報以外の情
報についても登録されていない場合には、発信先の情報
として発信先情報データベース32に追加登録すること
ができる。
【0042】また、発信先情報記憶部9は、発信元情報
抽出部8からの発信元の情報に対応する発信先の情報を
記録しており、発信元の情報が発信先の情報に含まれて
いない情報を有する場合に、所定の条件に基づいて上記
発信先の情報を更新するようになっている。つまり、発
信先情報データベース32に登録されているエンコード
方式が“不可能(×)”と登録されている項目のうち、
受信したメール文書30の記述内容にそのエンコード方
式が可能である記述があった場合には、そのエンコード
方式の登録内容を、“可能(○)”と書き換えることが
できるようになっている(“×”→“○”に変更)。
【0043】つまり、発信先情報記憶部9は、一度、発
信先の情報を登録した場合においても、発信先のもつ情
報に応じて登録されている発信先の内容を更新すること
ができるので、発信先の最も新しい端末能力を確実に保
持しておくことができるのである。なお、この発信先情
報記憶部9に記載されている発信先の情報の項目はこれ
に限らず、取得したい情報に応じては項目数を追加する
ことはもちろん可能である。
【0044】ところで、本実施形態に使用されているマ
ルチメディアメール形式においては、受信メール文書3
0は、複数のマルチメディア情報とこのマルチメディア
情報とを組にしたいくつかの付加情報(図2のB部分参
照)で構成されるデータ構造体として構成することがで
きる。具体的に、このデータ構造体(マルチメディアオ
ブジェクト)とは、上述の受信メール文書30の内容を
読み込んで生成したもので、例えば、図5に示すよう
に、マルチメディアオブジェクト101には、オブジェ
クトタイプ102,ファイル情報103,ツリー構造リ
ンク情報104,表示情報105,クリッピング図形情
報106及び所有者情報107などの複数の種類のマル
チメディア情報をそれぞれ分類して格納するようになっ
ている。
【0045】まず、オブジェクトタイプ〔ObjType ;図
2のB部分参照(以下、括弧内のアルファベットも同様
)〕102はマルチメディア情報のオブジェクトの種類
を表すもので、例えば、図6に示すように、“TYPE-PAP
ER”,“TYPE-IMAGE”,“TYPE-SOUND”,“TYPE-TEXT
”,“TYPE-MOVIE”,“TYPE-HYOUSHI”,“TYPE-USER
”などのオブジェクトの種類がタイプ別に分類されて
いる。
【0046】具体的には、TYPE-PAPERは無地もしくは柄
のついた紙(台紙)を表す台紙マルチオブジェクトとし
て構成されるもので、マルチメディア情報は持っていな
い。TYPE-IMAGEはビットマップイメージを表す画像マル
チメディアオブジェクトとして構成されるもので、各種
のビットマップイメージファイルを保持するようになっ
ている。
【0047】また、TYPE-SOUNDは、アイコンを表示する
とともに、このアイコンを操作することにより音声を再
生する音声マルチメディアオブジェクトとして構成され
るもので、各種の音声ファイルを保持するようになって
いる。TYPE-TEXT はテキスト文章を表すテキストマルチ
メディアオブジェクトとして構成されるもので、テキス
ト及びリッチテキストファイルを保持するようになって
いる。
【0048】さらに、TYPE-MOVIEは、映像の表示と再生
を行なう映像マルチメディアオブジェクトとして構成さ
れるもので、各種の映像ファイルを保持するようになっ
ている。TYPE-HYOUSHIはメールのヘッダ部分に記述する
ための情報の格納及び表示を行なうもので、後述する発
信先選択部15が選択した発信先のリスト及び表題な
ど、メールのヘッダ部分に記述するための情報を格納し
てメール発信を補助するための情報を保持する表示マル
チメディアオブジェクトとして構成されている。
【0049】また、TYPE-USER は、上述の発信先情報記
憶部9が記憶する名前,メールアドレス,電話番号,住
所などの発信先に関する情報をアイコンなどにより表示
するもので、発信先マルチメディアオブジェクトとして
構成されている。次に、図5に示すファイル情報103
は、マルチメディア情報の本体もしくはマルチメディア
情報を格納したファイルのファイルネームもしくはマル
チメディア情報へのリンク情報であるURL(Universa
l Resource Locator)を示すものである。
【0050】また、ツリー構造リンク情報104は、親
オブジェクトへのリンク情報(ポインタ,名前,IDな
ど)を示すもので、マルチメディアオブジェクトを表示
するときの重ね合わせの情報を記述するようになってい
る。具体的には、あるマルチメディアオブジェクトを重
ね合わせているマルチメディアオブジェクト(親オブジ
ェクト)番号の値が保持され、この値が“None(な
し)”のときは、重なっているオブジェクトがないこと
を示す。
【0051】さらに、表示情報105は、モニタやプリ
ンタへの表示位置や印刷のための表示位置,大きさ等の
表示に関する情報を示すもので、ここでは、実際の形状
と大きさを示す情報が記述されている。例えば、表示情
報105が“Rect(10,10,160,11
0)”である場合、表示する情報の右上端に相当する位
置の座標が点(10,10)の位置で、この点の位置を
右上端にして160mm×110mmの大きさのものを表示
することを示している。なお、この座標は、親オブジェ
クトの右上端の座標を点(0,0)とした場合における
あるオブジェクトを相対座標系で示したものである。
【0052】また、クリッピング図形情報106は、図
形の情報を表すもので、上述のペンポインティングデバ
イス(図形情報入力手段)5によって書き加えられる図
形情報を示すようになっている。例えば、線,文字の描
画や円,四角,三角などの描画情報を表すクリッピング
図形情報を格納したファイルのファイルネームが記述さ
れており、複数のデータ構造体(クリッピング図形構造
体No.1,クリッピング図形構造体No.
2,...)によって表現されるようになっている。
【0053】例えば、図7に示すように、このクリッピ
ング図形構造体(No.1)111は、リージョン構造
体112や所有者情報113を有している。ここで、リ
ージョン構造体112は、複雑な図形をあらわすもの
で、大きさを変えても解像度が変化しない図形(Window
s メタファイルや独自形式によるもの)を描画するため
の情報(例えば、矢印や文字など)が複数格納されてい
る。所有者情報113は、このクリッピング図形を描画
した所有者のアドレス情報をあらわすものである。な
お、クリッピング図形構造体(No.2)114もクリ
ッピング図形構造体(No.1)111と同様に構成さ
れるものである。
【0054】また、図5に示す所有者情報(Owner )1
07は、マルチメディアオブジェクト101を取り込ん
だ所有者の情報(メールアドレスなどのアドレス情報や
名前など)を表すもので、1つのメール文書30は、送
信やリプライを繰り返す毎に、複数の人からのオブジェ
クトを追加することができるようになっている。つま
り、この情報は複数の所有者に編集された1つのメール
の中で、誰が何を発言したかを確認するための情報とし
て使用されるのである。なお、符号108は、その他の
情報を示すもので、オブジェクトタイプ102毎に固有
の情報が記述されている。
【0055】図8はメール文書30の1ページ分のデー
タ構造の一例を示す図であるが、この図8では、1つの
台紙マルチメディアオブジェクト121を親オブジェク
トとして、複数のマルチメディアオブジェクト、即ち、
画像マルチメディアオブジェクト122,音声マルチメ
ディアオブジェクト124,テキストマルチメディアオ
ブジェクト125,映像マルチメディアオブジェクト1
26が重ね合わされたものを表している。
【0056】また、上記の画像マルチメディアオブジェ
クト122には、さらに音声マルチメディアオブジェク
ト123が重なっており、台紙マルチメディアオブジェ
クト121には、2つのクリッピング図形情報127,
128が、映像マルチメディアオブジェクト126に
は、1つのクリッピング図形情報129が保持されてい
る。
【0057】具体的に、上述の台紙マルチメディアオブ
ジェクト121,画像マルチメディアオブジェクト12
2及び音声マルチメディアオブジェクト123について
詳述すると、これらのマルチメディアオブジェクト12
1,122,123は、それぞれ、図9の(a),
(b),(c)に示すようなデータ構造体となってい
る。なお、この図9(a)〜(c)はそれぞれ、図2に
て上述した受信メール文書30中の最初のmulti part部
分(図2のB部分)における“通し番号(図2のC部
分)1,2,3”の情報に相当するものである。
【0058】また、図9に示す符号102A〜108
A,102B〜108B,102C〜108Cは、図5
に示すマルチメディアオブジェクト101の符号102
〜108(各情報)に相当する。つまり、図9(a)に
示すマルチメディアオブジェクト121(オブジェクト
番号1)は、オブジェクトタイプ102A(BasePaper
)より、台紙マルチメディアオブジェクトを示し、表
示情報105A(0,0,500,1000)より、表
示画面上に表示される場合、“台紙”の右上端の位置に
当たる座標を点(0,0)とし、この点に基づいて“台
紙”を50.0mm×100.0mmの大きさで表示するこ
とを示している。
【0059】また、このマルチメディアオブジェクト1
21は、クリッピング図形情報データ106Aを所有し
ている。図8においては、台紙マルチメディアオブジェ
クト121に重ねたクリッピング図形情報127,12
8を示している。さらに、図9(b)に示すマルチメデ
ィアオブジェクト122(オブジェクト番号2)は、オ
ブジェクトタイプ102B(Image )より、画像マルチ
メディアオブジェクトを示し、ファイル情報103B
(mountain.jpg)より、“山”の画像を表示することを
示す。そして、ツリー構造リンク情報104Bより
(“1”)、このマルチメディアオブジェクト122を
上述のマルチメディアオブジェクト121に重ね合わせ
ることを示している。
【0060】また、このマルチメディアオブジェクト1
22は、表示情報105B(200,200,480,
500)より、表示画面上に表示される場合、画像の右
上端の位置に当たる座標を点(200,200)とし、
この点に基づいて画像を28.0mm×30.0mmの大き
さで表示することを示している。さらに、図9(c)に
示すマルチメディアオブジェクト123(オブジェクト
番号3)は、オブジェクトタイプ102C(Sound )よ
り、音声マルチメディアオブジェクトを示し、ファイル
情報103C(wind.au )より、“風”の音を出力する
ことを示す。そして、ツリー構造リンク情報104C
(“2”)より、このマルチメディアオブジェクト12
3を上述のマルチメディアオブジェクト122に重ね合
わせることを示している。
【0061】また、このマルチメディアオブジェクト1
23は、表示情報105C(50,500,150,6
00)より、表示画面上に表示される場合、音声を出力
するアイコンの右上端の位置に当たる座標を点(50,
500)とし、この点に基づいてそのアイコンを10.
0mm×10.0mmの大きさで表示することを示してい
る。
【0062】なお、この図9に示すマルチメディアオブ
ジェクト121〜123の所有者は、マルチメディアオ
ブジェクト121のクリッピング図形情報の1つ(図8
に示すクリッピング図形情報127参照;所有者“渡
辺”)を除いて全て“鈴木”である。また、図8の音声
マルチメディアオブジェクト124,テキストマルチメ
ディアオブジェクト125及び映像マルチメディアオブ
ジェクト126についても同様に、図9にて上述したマ
ルチメディアオブジェクト121〜123のように表現
することができ、そのデータ構造はこれらとほぼ同様に
構成されることからその説明は省略することにする。な
お、図8に示す所有者はクリッピング図形情報129
(“渡辺”)を除いて全て“鈴木”である。
【0063】このように、上述のメール文書30の内容
はデータ構造体として表現することができるようになっ
ている。また、上述の図1に示す受信メール内容表示部
12は、モデム(メール受信部)6にて受信された受信
メール文書30の内容を表示するもので、モデム6から
のエンコードされた受信メール文書30に復号化(デコ
ード)処理を施したのち、この受信メール文書30のマ
ルチメディア情報(またはこのマルチメディア情報に付
帯する情報)及びマルチメディア情報を表すアイコン等
をモニタやプリンタなどに表示・印刷するようになって
いる。
【0064】つまり、上述の受信メール内容表示部12
では、上述の図8に示す1ページ分のメール文書30の
内容を、例えば、図10に示すようなページ画面情報1
20として表示するようになっている。図10に示すよ
うに、このページ画面情報120は、台紙(台紙マルチ
メディアオブジェクト)121に“山”の画像(画像マ
ルチメディアオブジェクト)122と、音声を出力する
アイコン(音声マルチメディアオブジェクト)124
と、テキスト文章(テキストマルチメディアオブジェク
ト)125と、動画(映像マルチメディアオブジェク
ト)126とを表示している。
【0065】また、“山”の画像(画像マルチメディア
オブジェクト)122には“風”の音を出力するアイコ
ン(音声マルチメディアオブジェクト)123が表示さ
れており、さらに、台紙(台紙マルチメディアオブジェ
クト)121には“どなた?”及び横の太線(クリッピ
ング図形情報)127と“こんにちは!”(クリッピン
グ図形情報)128とが表示されている。また、動画
(映像マルチメディアオブジェクト)126には左向き
の矢印(クリッピング図形情報)129が表示されてい
る。
【0066】具体的に、上述のクリッピング図形情報1
27,128は、図11(a)に示すように、空のマル
チメディア情報130の上に重ねられたもので、クリッ
ピング図形情報129は、図11(b)に示すように、
動画情報131の上に重ねられたものである。このよう
に、受信メール内容表示部12では、受信メール文書3
0の内容を、複数のマルチメディアオブジェクトやクリ
ッピング図形情報を重ね合わせることによって表現する
ことができるようになっている。
【0067】実際に、この受信メール内容表示部12
は、例えば、図12に示すように、受信メール情報表示
部160,サムネイル表示部163及び所有者表示部1
7により構成される受信画面161をパソコン1の画面
上に表示するようになっている。ここで、受信メール情
報表示部160は、上述の図10に示すページ画面情報
120(1ページ分の内容)が表示される部分で、この
受信メール情報表示部160上のマウスカーソル162
は、ポインティングデバイス(マウス;図示略)によっ
て移動させるものである。
【0068】具体的に、このマウスカーソル162は、
マウスが具備する第1ボタンを押すことにより、このマ
ウスカーソル162が位置する(画面上で重なってい
る)オブジェクトの再生、あるいは詳細の設定の表示を
行なうようになっている。また、サムネイル(Thumb na
il;縮小リスト)表示部163は、受信メール文書30
の全ページの内容を縮小して表示する部分で、縮小画面
164を有しており、この縮小画面164では、上述の
受信メール情報表示部160にて表示されている画面を
縮小して表示するようになっている。
【0069】さらに、所有者表示部(所有者情報表示
部)17は、受信メール文書30内の全てのマルチメデ
ィア情報を付加した者の所有者情報を表示するもので、
図12においては、現在表示している受信メール文書3
0中の全マルチメディアオブジェクト121〜126と
全クリッピング図形情報127〜129に該当する所有
者アイコン“鈴木”,“渡辺”を表示するようになって
いる。
【0070】なお、この図12に示す受信メール情報表
示部160の主な所有者は、図8にて上述したデータ構
造体からもわかるように、“鈴木”であり、具体的に
は、“鈴木”が「こんにちは!」と問いかけたのに対
し、“渡辺”が「どなた?」と返答している様子を示し
ている。また、受信メール内容表示部12は、所有者選
択部(所有者情報選択部;図1の符号18参照)を有し
ており、この所有者選択部18(図12においては、図
示略)により、目的に応じて所有者情報を選択するよう
になっている。具体的に、受信メール内容表示部12で
は、この所有者選択部18で選択されない所有者のマル
チメディア情報は表示しないようになっている。
【0071】つまり、この所有者選択部18により“渡
辺”のアイコンが非選択状態になると、図13に示すよ
うに、所有者表示部17に表示されている“渡辺”のア
イコン上に×印が表示され(矢印A参照)、それに伴っ
て、この非選択された所有者が所有していたクリッピン
グ図形127,129(“どなた?”及び矢印)が画面
上から消去されるようになっている。
【0072】このように、受信メール内容表示部12
は、マルチメディア情報の所有者情報を保持し、さらに
は、この所有者情報を目的に応じて選択的に表示するこ
とができるので、表示された受信メール文書30のマル
チメディア情報が誰によるものであるかを視覚的に確認
することができるようになっている。次に、上述の図1
に示すメール内容編集部13は、マルチメディア情報で
構成される発信メール文書の内容を表示し、所望の条件
に応じて発信メール文書を編集するもので、発信メール
文書にマルチメディア情報を追加するようにしてメール
文書を作成している。
【0073】また、発信メール文書にマルチメディア情
報を追加する際に、マルチメディア情報を追加する者の
アドレス情報や名前などの所有者情報を付加するように
なっている。つまり、これにより、マルチメディア情報
を追加した者が誰であるかを即座に認識できるようにな
っているのである。さらに、メール内容編集部13は、
受信メール文書30の返信を行なうときには、受信メー
ル内容表示部12に表示された受信メール文書30を受
け取り受信メール文書30を編集するようになってお
り、新規に発信メール文書の発信を行なうときには、自
身で発信メール文書を作成するようになっている。
【0074】具体的には、メール内容編集部13は、受
信メール内容表示部12に表示されている受信メール文
書30に対して返信を行なう場合、所有者が返信のコマ
ンドを発生させる〔例えば、“返信”ボタン(図示略)
を押す〕ことにより、受信メール内容表示部12に表示
されている受信メール文書30を受け取り(取り込
み)、その後、上述の各種の入力手段(図1の符号2〜
5参照)からマルチメディア情報を取得して、受け取っ
た受信メール文書30を編集し、発信メール文書を作成
するようになっている。
【0075】つまり、受信メール文書30中の返信(返
答)に必要な部分のみの編集を行なうだけで発信メール
文書を作成することができるので、返信処理速度を向上
させることができるのである。また、このメール内容編
集部13は、新規に発信メール文書の発信を行なうとき
には、メール文書の新規作成コマンドを発生させる〔例
えば、“新規メール”ボタン(図示略)を押す〕ことに
より、自身で発信メール文書を作成するようになってい
る。そして、上述した返信の場合と同様に、各種の入力
手段2,3,4,5からマルチメディア情報を取得して
発信メール文書を作成するようになっているのである。
【0076】これにより、キーボードによる入力操作や
日本語入力操作の知識を有しない初心者でも、容易に新
規のメール文書を作成することができるのである。具体
的に、このメール内容編集部13は、図14に示すよう
に、パソコン1の画面上に表示された発信メール文書の
編集(作成)画面200を編集するようになっている。
図14に示す編集画面200は、発信メール文書を編集
するために表示されるもので、操作ボタン表示部21
1,発信メール情報表示部212,サムネイル表示部2
13,発信先表示部14により構成されている。
【0077】ここで、操作ボタン表示部211は、発信
メール文書に追加する各マルチメディアオブジェクトを
示すボタンと発信メール文書の送信を行なう送信ボタン
とを表示するもので、台紙ボタン221,テキストボタ
ン(Text)222,画像ボタン(Scan)223,音声ボ
タン(Sound )224,映像ボタン(Movie )225及
び送信ボタン226を表示している。
【0078】具体的には、台紙ボタン221は台紙を、
テキストボタン222はテキスト文章を、画像ボタン2
23は画像を、音声ボタン224は音声を、映像ボタン
225は映像を、それぞれ後述する発信メール情報表示
部212へ表示する操作を行なうものであり、送信ボタ
ン226は、編集の完了した発信メール文書の送信を操
作するものである。
【0079】また、発信メール情報表示部212は、発
信メール文書のマルチメディアオブジェクトを表示する
もので、この発信メール情報表示部212において、発
信メール文書のサイズ変更や位置情報等の編集を行なう
ようになっている。具体的には、上述の各マルチメディ
アオブジェクトを示すボタン221〜225を、マウス
(図示略)によって移動するマウスカーソル140によ
って操作することにより、所望のマルチメディアオブジ
ェクトを編集することができるのである。
【0080】つまり、上述の各マルチメディアオブジェ
クトを示すボタン221〜225を押したのち、その押
されたボタンのマルチメディアオブジェクト231〜2
35をドラッグして移動し、大きさの変更を行なった
り、マルチメディアオブジェクトの諸設定を変更したり
することができるようになっているのである。また、こ
の発信メール情報表示部212は、マウスカーソル14
0を操作することにより、各マルチメディアオブジェク
ト231〜235に重ねて自由曲線や円,矩形などのク
リッピング図形(クリッピング図形情報206参照)を
描画して追加することもできる。
【0081】さらに、上述の発信メール情報表示部21
2は、図14に示すように、表紙マルチメディアオブジ
ェクト217を表示するようになっている。この表紙マ
ルチメディアオブジェクト217は、発信メール情報表
示部212において編集された発信メール文書の発信先
及び主題を表示するもので、発信先マルチメディアオブ
ジェクト219及び主題マルチメディアオブジェクト2
20を表示するようになっている。例えば、図14にお
いては、発信メール文書の発信先は、“鈴木”と“渡
辺”で、この発信メール文書の主題は“旅行のお知ら
せ”である。
【0082】また、サムネイル表示部213は、発信メ
ール情報表示部212において編集が完了した発信メー
ル文書を縮小してリスト表示するもので、マルチメディ
アオブジェクトの集合(サムネイル)110を表示する
ようになっている。なお、発信メール情報表示部212
からサムネイル表示部213へのマルチメディアオブジ
ェクトの移動は、ドラッグドロップすることよって自由
に行なうことができるようになっている。
【0083】さらに、発信先表示部14は、上述の発信
先情報記憶部9に記録された発信先の情報を表示するも
ので、発信先の情報を表す発信先アイコン218を生成
し、この発信先アイコン218を列挙して表示するよう
になっている。つまり、上述の図4に示す発信先情報デ
ータベース32に記録されている名前を表示するように
なっているのである。なお、この発信先アイコン218
は発信先の名前に限らず、発信先が識別できるようなも
のであればよく、さらには、発信先アイコン218を使
用状況に応じて、所有者の利用しやすい順番に並べ替え
ることができるようになっている。
【0084】具体的には、上述の表紙マルチメディアオ
ブジェクト217に表示される発信メール文書の発信先
(宛先)は、発信先表示部14に表示されている発信先
アイコン218が選択されて決定されるもので、上述の
図1に示す発信先選択部15により行なわれるようにな
っている。つまり、この発信先選択部15は、発信先表
示部14に表示された発信先の情報から、メール内容編
集部13で編集された発信メール文書の発信先を少なく
とも1つ以上選択(ドラッグ)するようになっているの
である。なお、図14においては、発信先が2つ選択さ
れて表示されている(“鈴木”と“渡辺”)。このよう
に、キーボードを用いて発信先のアドレス情報を入力す
ることなく、発信先を指定することができるようになっ
ている。
【0085】また、メール内容編集部13では、編集が
完了した発信メール文書の発信先が選択されると、その
発信メール文書を全てサムネイル表示部213に移動
し、送信ボタン226を押すことによって、サムネイル
表示部213に表示されたサムネイル110に対し、若
い順にページ番号を振るようになっている。さらに、ペ
ージ番号が振られたメール文書は、発信先選択部15で
選択された選択情報(発信先)とともに後述するメール
文書エンコード部16に送信されるようになっている。
【0086】このように、マルチメディアメール通信装
置100では、発信メール文書を編集する際に、その編
集するメール内容の情報をキーボードから入力すること
なく容易に作成することができるのである。ところで、
図1にて上述したメール文書送受信手段として機能する
モデム(メール発信部)6は、上述のメール内容編集部
13で編集された発信メール文書を、発信先選択部15
で選択された発信先の情報に基づいて発信するもので、
図1に示すように、メール文書エンコード部(メール符
号化処理部)16とともに機能するようになっている。
【0087】ここで、メール文書エンコード部16は、
メール内容編集部13で編集された発信メール文書を発
信先選択部15で選択された発信先の情報に応じて分類
したのち、符号化処理を施すもので、具体的には、発信
メール文書を発信先の文書形式情報に基づくグループに
分類し、この分類されたグループ毎に符号化処理を施す
ようになっている。
【0088】つまり、このメール文書エンコード部16
では、発信メール文書を発信先情報データベース32
(図4参照)に記録されている発信先の文書形式情報
(MultiMediaMail形式,Html形式,base64,BinHex,uu
encode)別に分類したのち、この分類された全てのグル
ープについて、グループ毎の変換方式を用いて符号化処
理を施してから、発信メール文書を発信するようになっ
ているのである。
【0089】このように、メール文書エンコード部16
は、発信先の文書形式別に符号化処理を行なうことがで
きるので、発信メール文書の発信処理を容易に、且つ、
正確に行なうことができるのである。ところで、図1に
示す記憶部19は、上述の受信メール文書の受信処理及
び発信メール文書の発信処理(編集処理)を実現するた
めのマルチメディアメール通信プログラム20を記憶す
るもので、例えば、RAMやROM等により構成されて
いる。つまり、この記憶部19に記憶されたメール文書
送受信処理プログラム20により、CPU(図示略)に
よる動作を介して、本実施形態の各種機能を実現するよ
うになっている。
【0090】なお、この記憶部19への上記マルチメデ
ィアメール通信プログラム20の格納は、このマルチメ
ディアメール通信プログラム20を記録したフロッピデ
ィスク等の記録媒体を介してインストールすることによ
り実行されるようになっている。また、このマルチメデ
ィアメール通信プログラム20は、パソコン1などのデ
ィスク装置等にインストールすることなく、例えば、フ
ロッピディスク等から直接読み出して実行するようにし
てもよい。
【0091】上述のごとく構成された本発明の一実施形
態にかかるマルチメディアメール通信装置100の動作
について、図15〜図28を用いて説明する。なお、図
15において、実線の矢印は制御と情報の流れを示し、
点線の矢印は情報の流れを示している。まず、マルチメ
ディアメール通信装置100では、パソコン1がメール
文書を受信する場合、図15に示すように、発信元の端
末からエンコードされた受信メール文書30が一般公衆
回線などのネットワークを介してパソコン1に送信され
ると(図15のステップa1)、モデム(メール文書送
受信手段)6でその受信メール文書30を受信する(ス
テップa2)。
【0092】すると、パソコン1は、モデム6で受信し
た受信メール文書30を発信元情報抽出部8へ送信し、
発信元情報抽出部8において、発信元のアドレス情報や
端末情報などの情報(受信メール文書30のヘッダ部
分)を抽出する(ステップa3)。発信元情報抽出部8
において、抽出した情報を発信元情報データベース31
(図3参照)に登録し、同時に、発信先情報記憶部9に
も記録する(ステップa4)。
【0093】その後、パソコン1は、発信先情報記憶部
9において、発信元情報抽出部8で抽出された発信元に
関する情報を発信先情報データベース32(図4参照)
に登録(追加または更新)し、発信先情報データベース
32を作成する。さらに、発信元情報抽出部8では、受
信メール文書30の本文(情報部分)を受信メール内容
表示部12へ送信し(ステップa5)、受信メール内容
表示部12では、エンコードされた受信メール文書30
をデコードして、その内容(受信メール文書30が含む
マルチメディア情報やこのマルチメディア情報に付帯す
る情報)を表示あるいは印刷する(ステップa6)。
【0094】一方、パソコン1がメール文書を発信する
場合、まず、受信した受信メール文書30に対して返信
を行なう場合には、メール内容編集部13において、例
えば、“返信”ボタン(図示略)を押すことにより、受
信メール内容表示部12が表示している受信メール文書
30を取り込み(ステップa7)、所有者の情報入力操
作に基づいて各種の入力手段(図1の符号2〜5参照)
からマルチメディア情報を取得し、発信メール文書を編
集する(ステップa8)。
【0095】また、パソコン1が、新規に発信メール文
書を作成する場合には、所有者が新規作成コマンドを発
生する〔例えば、“新規メール”(図示略)ボタンを押
す〕ことにより(ステップa9)、メール内容編集画面
を取り出し、所有者の情報入力操作に基づいて、返信の
場合と同様に、各種の入力手段からマルチメディア情報
を取得し、発信メール文書を作成する(ステップa
8)。
【0096】このとき、パソコン1は、発信先情報記憶
部9に記憶されている発信先情報データベース32を参
照し(ステップa10)、発信先表示部14にその中の
一部もしくは全ての発信者の名前(またはアイコン)を
編集画面200(図14参照)に表示する(ステップa
11)。なお、このうち、受信メール文書30の返信を
行なう場合には、受信メール内容表示部12に表示され
ている発信元の名前を参照して発信先を表示する(ステ
ップa12からステップa11)。
【0097】その後、パソコン1は、発信先選択部15
において、発信先表示部14に表示されている名前から
発信先を選択または非選択する(ステップa13)。そ
して、メール内容編集部13において発信メール文書の
編集が完了し、発信先選択部15で発信先の選択が終了
すると、メールの送信コマンドを発生する〔送信ボタン
226(図14参照)を押す〕。
【0098】すると、メール文書エンコード部16で
は、メール内容編集部13から受ける発信メール文書
(ステップa14)を、発信先選択部15にて選択また
は非選択された発信先の名前に基づいて(ステップa1
5)、発信するメール文書を発信先の使用する端末の能
力に応じてグループに分類し、グループに応じたエンコ
ード処理を施す(ステップa16)。
【0099】その後、パソコン1は、メール文書エンコ
ード部16においてエンコードされた発信メール文書を
モデム6へ送信し(ステップa17)、モデム6から一
般公衆回線を通じて、該当する複数の発信先端末に発信
する(ステップa18)。以下、上述のパソコン1にお
ける発信元情報抽出処理及び発信先情報記憶処理(図1
5のステップa3,a4)を図16,図17に示すフロ
ーチャートに従って詳述する。
【0100】まず、モデム6からエンコードされた受信
メール文書30(図2参照)を受けると、パソコン1
は、発信先情報抽出部8において、その受信メール文書
30のFromヘッダ302から発信元のメールアドレスと
名前を抽出し(図16のステップb1)、この抽出され
たメールアドレスと同じメールアドレス情報をもつ発信
先が発信先情報データベース32(図4参照)に登録さ
れているか否かを判断する(ステップb2)。
【0101】その結果、その発信先の情報が発信先情報
データベース32に登録されていない場合(ステップb
2でNOと判定された場合)、パソコン1は、発信先情
報データベース32にこのメールアドレスを新規に登録
し(ステップb3)、次に、受信メール文書30にX-Ma
ilerヘッダ303(図2参照)が存在するか否かを判断
する(ステップb4)。
【0102】一方、上述の発信先の情報が発信先情報デ
ータベース32に登録されている場合(ステップb2で
YESと判定された場合)には、その発信先を登録せず
に、受信メール文書30にX-Mailerヘッダ303が存在
するか否かを判断する(ステップb4)。そして、受信
したメール文書30にX-Mailerのヘッダ303が存在す
る場合(ステップb4にてYESと判定された場合)、
パソコン1は、X-Mailerヘッダ303に記述されている
発信元の端末の名前を取得し、発信元情報抽出部8の発
信元情報データベース31(図3参照)からその名前を
検索し、発信元の端末の受信・表示能力情報を取得する
(ステップb5)。
【0103】その後、パソコン1は、発信先情報記録部
9の発信先情報データベース32に記述されている内容
で発信元の端末能力情報が不可能(×)となっている項
目のうち、この新たに取得した発信元の端末能力情報の
うちで、可能(○)となっている項目が存在する場合、
発信先情報データベース32の記述内容を更新する(ス
テップb6)。
【0104】一方、受信したメール文書30にX-Mailer
のヘッダ303が存在しない場合(ステップb4にてN
Oと判定された場合)、パソコン1は、受信したメール
文書30にContent-Transfer-Encodeingヘッダ304
(図2参照)が存在し、且つ、その内容がbase64である
か否かを判断する(ステップb7)。その結果、上述の
記述内容がbase64である場合(ステップb7でYESと
判定された場合)、パソコン1は、発信先情報データベ
ース32に登録されている発信先の端末能力情報のう
ち、base64での発信が不可能(×)と登録されている項
目を可能(○)に更新する(ステップb8)。
【0105】また、Content-Transfer-Encodeingヘッダ
304が存在しないかあるいは存在してもその内容がba
se64ではない場合(ステップb7でNOと判定された場
合)、または上述のステップb8の処理を施したのち、
次に、パソコン1は、受信したメール文書30にConten
t-Transfer-Encodeingヘッダ304が存在し、且つ、そ
の内容がbinhexであるか否かを判断する(ステップb
9)。
【0106】その結果、上述の記述内容がbinhexである
場合(ステップb9でYESと判定された場合)、パソ
コン1は、発信先情報データベース32に登録されてい
る発信先の端末能力情報のうち、binhexでの発信が不可
能と登録されている項目を可能にする(ステップb1
0)。また、Content-Transfer-Encodeingヘッダ304
が存在しないかあるいは存在してもその内容がbinhexで
はない場合(ステップb9でNOと判定された場合)、
または上述のステップb10の処理を施したのち、次
に、パソコン1は、受信したメール文書30にContent-
Transfer-Encodeingヘッダ304が存在し、且つ、その
内容がuuencodeであるか否かを判断する(図17のステ
ップb11)。
【0107】その結果、上述の記述内容がuuencodeであ
る場合(ステップb11でYESと判定された場合)、
パソコン1は、発信先情報データベース32に登録され
ている発信先の端末能力情報のうち、uuencodeでの発信
が不可能と登録されている項目を可能にする(ステップ
b12)。そして、Content-Transfer-Encodeingヘッダ
304が存在しないかあるいは存在してもその内容がuu
encodeではない場合(ステップb11でNOと判定され
た場合)、あるいは上述のステップb12の処理を施し
たのち、パソコン1は、発信元情報抽出処理及び発信先
情報記録処理を終了させる。
【0108】このように、上述のマルチメディアメール
通信装置100によれば、パソコン1が、発信元の端末
受信能力情報を自動抽出することができるので、キーボ
ードによる入力を行なうことなく発信元の情報を取得す
ることができ、発信先の端末が確実に受信及び表示でき
るメール文書を送信することができる利点がある。ま
た、登録していない発信先から送信されたメール文書3
0を受信した場合においても予め登録してある発信先と
同様に、発信元の情報を抽出することができるので、発
信先情報データベース32への登録を漏れなく確実に行
なうことができる利点がある。
【0109】以下、上述のパソコン1における受信メー
ル内容表示処理(図15のステップa6)を図18,図
19に示すフローチャートに従って詳述する。まず、エ
ンコードされたメール文書30をモデム6から受け取る
と(図18のステップc1)、パソコン1はそのエンコ
ードされたメール文書30をマルチメディアメール形式
にデコードする(ステップc2)。
【0110】その後、パソコン1の画面上の受信画面1
61(図12参照)のページ番号変数を1に設定したの
ち(ステップc3)、パソコン1は、メール文書30の
中の全てのマルチメディアオブジェクト121〜126
とクリッピング図形情報127〜129に含まれる所有
者情報を抽出して、所有者表示部17に所有者アイコン
を表示する(ステップc4;図12参照)。
【0111】そして、メール文書30中のページを構成
するマルチメディアオブジェクト群のサムネイル(縮小
リスト)を全てサムネイル表示部163に表示したのち
(ステップc5)、ページ番号変数に対応したマルチメ
ディアオブジェクト121〜126のうち、所有者表示
部17に表示されている所有者アイコンが所有するマル
チメディアオブジェクト121〜126及びクリッピン
グ図形127〜129のみを表示する(ステップc
6)。
【0112】その後、パソコン1は、所有者がマウスの
第1ボタンを押したか否かを判断する(ステップc
7)。ここで、具体的に、所有者がマウスの第1ボタン
を押した場合の処理において、以下、図19(a)のス
テップc11〜c16を用いて詳述する。まず、パソコ
ン1は、マウスカーソル162がサムネイル表示部16
3に表示されているサムネイルの上にある(示してい
る)状態でマウスの第1ボタンを押したか否かを判断す
る〔図19(a)のステップc11〕。
【0113】その結果、マウスカーソル162がサムネ
イルを示している状態でマウスの第1ボタンを押した場
合(ステップc11でYESと判定された場合)、その
サムネイルに対応するページ番号変数を設定したのち
(ステップc12)、そのページ番号変数に対応したマ
ルチメディアオブジェクト121〜126のうちの、所
有者表示部17に表示されている所有者アイコンが所有
するマルチメディアオブジェクト121〜126及びク
リッピング図形127〜129のみを表示する(図18
のステップc6)。
【0114】また、マウスカーソル162がサムネイル
を示している状態でマウスの第1ボタンを押していない
場合〔図19(a)のステップc11でNOと判定され
た場合〕、パソコン1は、次に、マウスカーソル162
が所有者表示部17の所有者アイコンを示している状態
でマウスの第1ボタンを押したか否かを判断する(ステ
ップc13)。
【0115】その結果、パソコン1は、マウスカーソル
162が所有者アイコンを示している状態でマウスの第
1ボタンを押した場合(ステップc13でYESと判定
された場合)、マウスカーソル162の下に表示されて
いる(示している)所有者アイコンの選択状態を反転す
る(ステップc14)。即ち、所有者アイコンが選択状
態ならば非選択状態に、非選択状態ならば選択状態に反
転する。
【0116】その後、そのときのページ番号変数に対応
したマルチメディアオブジェクト121〜126のう
ち、選択または非選択された所有者表示部17に表示さ
れている所有者アイコンが所有するマルチメディアオブ
ジェクト121〜126及びクリッピング図形127〜
129のみを表示または非表示する(図18のステップ
c6)。
【0117】また、マウスカーソル162が所有者アイ
コンを示している状態でマウスの第1ボタンを押してい
ない場合〔図19(a)のステップc13でNOと判定
された場合〕、パソコン1は、次に、マウスカーソル1
62がマルチメディアオブジェクト121〜126の何
れかを示している状態でマウスの第1ボタンを押したか
否かを判断する(ステップc15)。
【0118】その結果、マウスカーソル162がマルチ
メディアオブジェクト121〜126の何れかを示して
いる状態でマウスの第1ボタンを押した場合(ステップ
c15でYESと判定された場合)、パソコン1は、マ
ウスカーソル162が示しているマルチメディアオブジ
ェクトのうち、音声又は映像マルチメディアオブジェク
トである場合はその再生を行ない(ステップc16)、
他のマルチメディアオブジェクトである場合は処理を行
なわず、再び、マウスの第1ボタンを押したか否かの判
断を行なう(図18のステップc7)。
【0119】また、マウスカーソル162がマルチメデ
ィアオブジェクト121〜126の何れかを示している
状態でマウスの第1ボタンを押していない場合〔図19
(a)のステップc15でNOと判定された場合〕も、
再び、マウスの第1ボタンを押したか否かの判断を行な
う(図18のステップc7)。一方、マウスの第1ボタ
ンを押していない場合(図18のステップc7でNOと
判定された場合には)、パソコン1は、マウスの第2ボ
タンを押したか否かを判断する(ステップc8)。
【0120】ここで、所有者がマウスの第2ボタンを押
した場合の処理について、以下、図19(b)のステッ
プc17,c18を用いて詳述する。即ち、マウスの第
2ボタンを押した場合(図18のステップc8でYES
と判定された場合)、マウスカーソル162がマルチメ
ディアオブジェクト121〜126の何れかを示してい
る状態で、マウスの第2ボタンを押したか否かを判断す
る〔図19(b)のステップc17〕。
【0121】その結果、マウスカーソル162がマルチ
メディアオブジェクト121〜126の何れかを示して
いる状態でマウスの第2ボタンを押した場合(ステップ
c17でYESと判定された場合)、マウスカーソル1
62が示しているマルチメディアオブジェクト121〜
126の諸設定値を表示したのち(ステップc18)、
再び、上述と同様に、マウスの第1ボタンを押したか否
かの処理を行なう(図18のステップc7)。
【0122】具体的に、上記の諸設定値の表示とは、第
2ボタンを押したときにマウスカーソル162が示して
いるマルチメディアオブジェクトの内容を表示すること
で、例えば、画像マルチメディアオブジェクトを示して
いる場合には、画面上に“これは画像情報である”を表
示する。また、マウスの第2ボタンを押していない場合
〔図19(b)のステップc17でNOと判定された場
合〕も、同様に、マウスの第1ボタンを押したか否かの
処理を行なう(図18のステップc7)。
【0123】一方、所有者がマウスの第2ボタンを押し
ていない場合(図18のステップc8でNOと判定され
た場合)、パソコン1は、受信メール内容表示部12に
表示されている受信メール文書30に対して返信動作を
行なったか否か、即ち、返信ボタン(図示略)が押され
たか否かを判断する(ステップc9)。その結果、返信
動作を行なっていない場合(ステップc9でNOと判定
された場合)には、再び、マウスの第1ボタンを押した
か否かの処理を行ない(ステップc7)、返信動作を行
なった場合(ステップc9でYESと判定された場合)
には、現在、受信メール内容表示部12が表示している
メール文書30をメール内容編集部13に引き渡して
(ステップc10)、メール内容表示処理を終了する。
【0124】即ち、この処理では、マウスカーソル16
2とマウスの第1ボタン及び第2ボタンとを用いること
によって、パソコン1の画面上に表示された受信メール
文書30の内容を表示及び確認し、このメール文書30
に対して返信動作を行なう処理を施しているのである。
このように、上述のマルチメディアメール通信装置10
0によれば、マルチメディアオブジェクトの種類によら
ず、一画面の中で任意に受信メール文書30を選択的に
閲覧することができるので、通信に関する技術が無い初
心者にとっても容易に操作することができる利点があ
る。
【0125】以下、上述のパソコン1におけるメール内
容編集処理(図15のステップa7〜a13)を図20
〜図27に示すフローチャートに従って詳述する。な
お、このメール内容編集部13では、受信メール文書3
0の返信を行なうための処理と、新規にメール文書を作
成する処理とが行なわれる。まず、パソコン1は、受信
メール内容表示部12から返信を行なうメール文書を受
け取り〔新規にメール文書を作成する場合は編集画面2
00(図4参照)を取り出し〕、作成する文書内の全て
のマルチメディアオブジェクト217,231〜235
をパソコン1の画面上の発信メール情報表示部212
(図14参照)に表示する(図20のステップd1)。
【0126】その後、パソコン1は、発信するメール文
書を編集するためのモード(編集モード)を移動モード
に設定し(ステップd2)、発信先情報記憶部9の発信
先情報データベース32(図4参照)から発信先表示部
14(図14参照)に表示されている所有者アイコンを
作成して表示し(ステップd3)、この表示された所有
者アイコンの有する全てのマルチメディアオブジェクト
217,231〜235とクリッピング図形206とを
発信メール情報表示部212及びサムネイル表示部21
3(図14参照)に描画する(ステップd4)。
【0127】その後、パソコン1は、所有者がマウスの
第1ボタン(第1のマウスボタン)を押したか否かを判
断し(ステップd5)、第1ボタンを押した場合(ステ
ップd5でYESと判定された場合)、そのときの編集
モードが3つのモードのうちの何れのモードであるか否
かを判断する(ステップd6)。以下、この3つの編集
モードについて、それぞれ、図21〜図23のフローチ
ャートに従って詳述する。
【0128】まず、編集モードが移動モードである場合
(図20のステップd61)、パソコン1は、マウスの
第1ボタンを押したときに、マウスカーソル140(図
14参照)の示す位置にマルチメディアオブジェクト2
17,231〜235の何れかがあるか否かを判断する
(図21のステップe1)。その結果、マウスカーソル
140の示す位置にマルチメディアオブジェクト21
7,231〜235の何れかがない場合(ステップe1
でNOと判定された場合)、再び、上述のマウスの第1
ボタンを押したか否かの処理を行なう(図20のステッ
プd5)。
【0129】また、マウスカーソル140の示す位置に
マルチメディアオブジェクト217,231〜235の
何れかがある場合(ステップe1でYESと判定された
場合)、パソコン1は、そのマウスカーソル140を移
動させて、マウスカーソル140の示す位置に存在する
マルチメディアオブジェクト217,231〜235を
移動し、再描画する(ステップe2)。
【0130】その後、マウスの第1ボタンが離されたか
否かの判断を行ない(ステップe3)、第1ボタンが離
されていない場合(ステップe3でNOと判定された場
合)、再度、マウスカーソル140を移動させて、マウ
スカーソル140の示す位置に存在するマルチメディア
オブジェクト217,231〜235を移動し、再描画
する(ステップe2)。
【0131】また、第1ボタンが離されている場合(ス
テップe3でYESと判定された場合)には、表示され
た所有者アイコンの有する全てのマルチメディアオブジ
ェクト217,231〜235とクリッピング図形20
6とを発信メール情報表示部212及びサムネイル表示
部213に描画する(図20のステップd4)。次に、
編集モードがドローモードである場合(図20のステッ
プd62)、パソコン1は、マウスカーソル140の示
す位置を複数保持できる記憶部19(図1の記憶部9参
照)に、マウスの第1ボタンが押されたときのマウスカ
ーソル140の位置を記憶する(図22のステップf
1)。
【0132】その後、パソコン1は、マウスカーソル1
40が移動したか否かを判断し(ステップf2)、マウ
スカーソル140が移動した場合(ステップf2でYE
Sと判定された場合)、最後に記憶したマウスカーソル
140の示す位置と、現在のマウスカーソル140の示
す位置との間に直線を描画し(ステップf3)、現在の
マウスカーソルの示す位置を、上記の記憶部19に追加
する(ステップf4)。
【0133】続いて、この記憶部19に追加記憶したの
ち、あるいはマウスカーソル140が移動していない場
合(ステップf2でNOと判定された場合)、マウスの
第1ボタンを離したか否かを判断し(ステップf5)、
その結果、第1ボタンが離されていない場合(ステップ
f5でNOと判定された場合)には、再び、マウスカー
ソル140が移動したか否かを判断する(ステップf
2)。
【0134】一方、第1ボタンが離れている場合(ステ
ップf5でYESと判定された場合)には、上述の処理
(ステップf1〜f5)において記憶された全てのマウ
スカーソルの示す位置情報に基づいて自由曲線の図形情
報を作成し、その自由曲線が載っているマルチメディア
オブジェクトごとに図形を分割し、分割されたそれぞれ
の図形情報をマルチメディアオブジェクトが所有するク
リッピング図形として登録する(ステップf6)。
【0135】その後、再び、表示された所有者アイコン
の有する全てのマルチメディアオブジェクトと新たに登
録されたクリッピング図形とを発信メール情報表示部2
12及びサムネイル表示部213に描画する(図20の
ステップd4)。次に、編集モードが消去モードである
場合(図20のステップd63)、パソコン1は、所有
者がマウスの第1ボタンが押したときに、マウスカーソ
ル140の示す位置にクリッピング図形があるか否かを
判断し(図23のステップg1)、マウスカーソル14
0の示す位置にクリッピング図形がない場合(ステップ
g1でNOと判定された場合)、再度、所有者がマウス
の第1ボタンを押したか否かの処理を行なう(図20の
ステップd5)。
【0136】また、マウスカーソル140の示す位置に
クリッピング図形がある場合(図23のステップg1で
YESと判定された場合)、その位置の図形に関する情
報(データ)を消去して再描画したのち(ステップg
2)、再び、表示された所有者アイコンの有する全ての
マルチメディアオブジェクトとクリッピング図形とを発
信メール情報表示部212及びサムネイル表示部213
に描画する(図20のステップd4)。
【0137】このように、マウスの第1ボタンを押すこ
とにより(図20のステップd5)、現在編集している
編集画面200のモードを設定することができる。一
方、パソコン1は、所有者がマウスの第1ボタンを押し
ていない場合(図20のステップd5でNOと判定され
た場合)、次に、マウスの第2ボタン(第2のマウスボ
タン)を押したか否かを判断する(ステップd7)。
【0138】その結果、所有者がマウスの第2ボタンを
押した場合(ステップd7でYESと判定された場合)
には、マウスカーソル140の示す位置にマルチメディ
アオブジェクト217,231〜235の何れかがある
か否かを判断し(図24のステップh1)、このマウス
カーソル140の示す位置にマルチメディアオブジェク
ト217,231〜235の何れかがない場合(ステッ
プh1でNOと判定された場合)、再度、所有者がマウ
スの第1ボタンを押したか否かの処理を行なう(図20
のステップd5)。
【0139】また、上述のマウスカーソル140の示す
位置にマルチメディアオブジェクト217,231〜2
35の何れかがある場合(図24のステップh1でYE
Sと判定された場合)、パソコン1は、このマウスカー
ソル140の示す位置にあるマルチメディアオブジェク
ト217,231〜235の種類に従って、そのマルチ
メディアオブジェクトの所有するデータ変更用ダイアロ
グを画面上に表示する(ステップh2)。
【0140】そして、この表示されたデータ変更用ダイ
アログに変更がある場合、所有者の入力に従って、マル
チメディアオブジェクト217,231〜235の有す
る情報を更新したのち(ステップh3)、再び、変更さ
れたマルチメディアオブジェクトも含む全てのマルチメ
ディアオブジェクト217,231〜235とクリッピ
ング図形206とを、表示された所有者アイコンに基づ
いて発信メール情報表示部212及びサムネイル表示部
213に描画する(図20のステップd4)。また、パ
ソコン1は、所有者がマウスの第2ボタンを押したか否
かを判断した結果(図20のステップd7)、第2ボタ
ンを押していない場合(ステップd7でNOと判定され
た場合)には、メニューの選択やツールバーのボタン
(図示略)を押すことによって、各種のマルチメディア
オブジェクトの作成命令が発生したか否かを判断する
(ステップd8)。
【0141】具体的に、画像取り込み命令が発生した場
合(ステップd82)、パソコン1は、スキャナ(画像
情報入力手段)2(図1参照)から画像を取り込み、そ
の画像に基づいて新規の画像マルチメディアオブジェク
トを作成し、その画像マルチメディアオブジェクトを発
信メール文書に追加する〔図25(a)のステップi
1〕。
【0142】その後、再描画のため、この追加した画像
マルチメディアオブジェクトの含めて表示された所有者
アイコンの有する全てのマルチメディアオブジェクト2
17,231〜235とクリッピング図形206とを発
信メール情報表示部212及びサムネイル表示部213
に描画する処理を行なう(図20のステップd4)。ま
た、音声取り込み命令が発生した場合(ステップd8
3)、パソコン1は、マイク(音声情報入力手段)3
(図1参照)から音声情報を取り込み、この音声情報に
基づいて新規の音声マルチメディアオブジェクトを作成
し、その音声マルチメディアオブジェクトを発信メール
文書に追加する〔図25(b)のステップi2〕。その
後、再描画のため、同様に、図20のステップd4の処
理を行なう。
【0143】さらに、台紙作成命令が発生した場合(図
20のステップd84)、パソコン1は、新規の台紙マ
ルチメディアオブジェクトを作成し、この台紙マルチメ
ディアオブジェクトを発信メール文書に追加する〔図2
5(c)のステップi3〕。その後、この場合も同様
に、再描画のため、図20のステップd4の処理を行な
う。
【0144】また、テキスト取り込み命令が発生した場
合(図20のステップd85)、パソコン1は、テキス
トファイルからテキスト情報を読み込み、このテキスト
情報に基づいて新規のテキストマルチメディアオブジェ
クトを作成し、そのテキストマルチメディアオブジェク
トを発信メール文書に追加する〔図25(d)のステッ
プi4〕。その後、この場合も同様に、再描画のため、
図20のステップd4の処理を行なう。
【0145】さらに、映像取り込み命令が発生した場合
(図20のステップd86)、パソコン1は、ディジタ
ルビデオカメラ(映像情報入力手段)4(図1参照)か
ら映像情報を読み込み、この映像情報に基づいて新規の
映像マルチメディアオブジェクトを作成し、この映像マ
ルチメディアオブジェクトを発信メール文書に追加する
〔図25(e)のステップi5〕。その後、この場合も
同様に、再描画のため、図20のステップd4の処理を
行なう。
【0146】一方、各種のマルチメディアオブジェクト
の作成命令が発生していない場合(図20のステップd
81)、パソコン1は、メニューの選択やツールバーボ
タンを押すことによって、現在の編集モードの変更(編
集モード変数の変更)命令が発生したか否かを判断する
(図26のステップj1)。具体的には、移動モード選
択命令が発生した場合(ステップj2)、現在の編集モ
ード変数を移動モードに変更し(ステップj3)、ドロ
ーモード選択命令が発生した場合(ステップj4)、現
在の編集モード変数をドローモードに変更し(ステップ
j5)、消去モード選択命令が発生した場合(ステップ
j6)、現在の編集モード変数を消去モードに変更する
(ステップj7)。
【0147】このように編集モードが変更されると、パ
ソコン1では、再び、マウスの第1ボタンを押したか否
かの処理を行なう(図20のステップd5)。また、現
在の編集モードの変更命令が発生していない場合(図2
6のステップj8)には、送信ボタン226(図14参
照)を押すことにより、メール発信命令が発生したか否
かを判断する(ステップj9)。その結果、メール発信
命令が発生していない場合(ステップj9でNOと判定
された場合)、再び、マウスの第1ボタンを押したか否
かの処理を行なう(図20のステップd5)。
【0148】一方、メール発信命令が発生している場合
(ステップj9でYESと判定された場合)、パソコン
1は、編集画面200の表紙マルチメディアオブジェク
ト217(図14参照)の上に、発信先マルチメディア
オブジェクト219が表示されているか否かを判断し
(図27のステップk1)、表示されていない場合(ス
テップk1でNOと判定された場合)は、メール発信の
用意ができていないと判断して、再度、マウスの第1ボ
タンを押したか否かの処理を行なう(図20のステップ
d5)。
【0149】また、発信先マルチメディアオブジェクト
219が表示されている場合(図27のステップk1で
YESと判定された場合)には、サムネイル表示部21
3(図14参照)に表示されたマルチメディアオブジェ
クトを発信するメール文書とし、表紙マルチメディアオ
ブジェクト217に表示された発信先マルチメディアオ
ブジェクト219を発信先としてメール文書エンコード
部16(図1参照)にこのメール文書を引き渡す(ステ
ップk2)。
【0150】このように、上述のマルチメディアメール
通信装置100によれば、メール内容編集部13が、発
信メール文書にマルチメディア情報を追加することがで
きるので、キーボードによる入力操作を行なうことな
く、表現豊かなメール文書を容易に作成することができ
る利点がある。また、発信先表示部14が、発信先情報
記憶部9に記録された発信先の情報を表す発信先アイコ
ンを生成し、その発信先アイコンを列挙して表示するの
で、発信先を選択する際に、キーボードを用いて発信先
のアドレス情報を入力することなく、容易に発信先を指
定することができる利点もある。
【0151】さらに、発信先表示部14が、発信先アイ
コンを使用状況に応じて並べ替えるので、所有者の利用
しやすい順番に発信先アイコンを分類することができ、
所有者の操作処理速度を増大させることができる利点が
ある。以下、上述のパソコン1におけるメール文書エン
コード処理及びメール文書送信処理(図15のステップ
a14〜a18)を図28に示すフローチャートに従っ
て詳述する。
【0152】まず、パソコン1は、発信するメール文書
がテキストマルチメディアオブジェクトのみで構成され
ているか否かの判断を行ない(図28のステップm
1)、発信するメール文書がテキストマルチメディアオ
ブジェクトのみで構成されている場合(ステップm1で
YESと判定された場合)、発信先選択部15(図1参
照)から渡された全ての発信者へメール文書を発信する
(ステップm17)。
【0153】一方、発信するメール文書がテキストマル
チメディアオブジェクトのみで構成されていない場合
(ステップm1でNOと判定された場合)、その全ての
発信者の中から、マルチメディアメール形式を表示可能
とする発信者全てを発信者情報記憶部9から抜き出し、
その抜き出した発信者をAグループとする(図28のス
テップm1′)。
【0154】そして、Aグループ以外の発信者の中か
ら、HTML形式を表示可能とする発信者全てを発信者
情報記憶部9から抜き出し、その抜き出した発信者をB
グループとしたのち(ステップm2)、上記のAグルー
プ及びBグループの何れにも属さない発信者全てを発信
者情報記憶部9から抜き出し、その抜き出した発信者を
Cグループとする(ステップm3)。
【0155】その後、パソコン1は、上述のAグループ
に属する全ての発信者のうち、その発信者の使用してい
る端末の受信能力が、base64であると発信者情報記憶部
9に記憶されている場合、その発信者を全て抜き出し、
その抜き出した発信者をA−aグループとし(ステップ
m4)、受信能力がbinhexであると記憶されている発信
者を全てA−bグループとし(ステップm5)、受信能
力がuuencodeであると記憶されている発信者を全てA−
cグループとする(ステップm6)。
【0156】また、パソコン1は、上述のBグループに
属する全ての発信者のうちで、その発信者の使用してい
る端末の受信能力が、base64であると発信者情報記憶部
9に記憶されている場合、その発信者を全て抜き出し、
その抜き出した発信者をB−aグループとし(ステップ
m7)、受信能力がbinhexであると記憶されている発信
者を全てB−bグループとし(ステップm8)、受信能
力がuuencodeであると記憶されている発信者をB−cグ
ループとする(ステップm9)。
【0157】さらに、パソコン1は、上述のCグループ
に属する全ての発信者のうちで、その発信者の使用して
いる端末の受信能力が、base64であると発信者情報記憶
部9に記憶されている場合、その発信者を全て抜き出
し、その抜き出した発信者をC−aグループとし(ステ
ップm10)、受信能力がbinhexであると記憶されてい
る発信者を全てC−bグループとし(ステップm1
1)、受信能力がuuencodeであると記憶されている発信
者を全てC−cグループとする(ステップm12)。
【0158】その後、上述の全てのグループ(A−a,
A−b,A−c,B−a,B−b,B−c,C−a,C
−b,C−cの全てのグループ)のうち、そのグループ
に属している発信者が1人以上いるグループに対して、
パソコン1は、そのグループの方式に合った変換方法で
発信メール文書をエンコードし、そのエンコードされた
メール文書を作成する(ステップm13)。
【0159】そして、この各グループ毎にエンコードさ
れた発信メール文書を、そのグループに属する全ての発
信者にモデム6を介して発信したのち(ステップm1
4)、上述のグループの何れのグループにも属さない発
信先があるか否かを判断する(ステップm15)。その
結果、何れのグループにも属さない発信先があった場合
(ステップm15でYESと判定された場合)、その発
信先をメールの発信が不可能の端末として画面上にダイ
アログ表示し(ステップm16)、何れのグループにも
属さない発信先がない場合(ステップm15でNOと判
定された場合)、メール文書エンコード処理及びメール
文書送受信処理を終了する。
【0160】このように、上述のマルチメディアメール
通信装置100によれば、メール内容編集部13で編集
された発信メール文書を発信先選択部15で選択された
発信先の情報に応じて分類したのち、符号化処理を施す
ことができるので、発信先の端末が確実に受信及び表示
できるメール文書を送信することができる利点がある。
【0161】したがって、本発明のマルチメディアメー
ル通信装置100によれば、受信したメール文書30か
ら発信元の情報を抽出し、抽出した情報から発信先に関
する情報を記述したデータベース32を自動的に作成す
ることができるので、キーボードによる入力操作やネッ
トワークに関する知識を有することなく、マルチメディ
ア情報を付加した表現豊かなメール文書を容易に送受信
することができ、本装置の利用範囲を大幅に広げること
ができる利点がある。
【0162】また、マルチメディアメール通信プログラ
ム20を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を保持し、この記録媒体を用いてマルチメディアメール
通信処理を行なうことができるので、本発明を用いた通
信方法の普及が大いに期待できる。
【0163】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
受信したメール文書から発信元の情報を抽出し、抽出し
た情報から発信先に関する情報を記述したデータベース
を自動的に作成することができるので、キーボードによ
る入力操作やネットワークに関する知識を有することな
く、マルチメディア情報を付加した表現豊かなメール文
書を容易に送受信することができ、本装置の利用範囲を
大幅に広げることができる利点がある(請求項1,1
8,19)。
【0164】また、本発明によれば、発信元情報抽出部
が、メール受信部にて受信された受信メール文書から発
信元のアドレス情報及び発信元の文書形式情報を抽出す
るので、キーボードによる入力を行なうことなく発信元
の情報を取得することができ、発信先の端末が確実に受
信及び表示できるメール文書を送信することができる利
点がある(請求項2)。
【0165】さらに、本発明によれば、発信先情報記憶
部が、発信元のアドレス情報及び文書形式情報に基づい
て発信先のアドレス情報及び文書形式情報を記録するこ
とができるので、キーボードによる入力操作を行なうこ
となく、発信先の情報を正確に分類することができる利
点がある(請求項3)。また、本発明によれば、発信先
情報記憶部が、発信元情報抽出部からの発信元の情報に
対応する発信先の情報を記憶していない場合、上記発信
元の情報に基づいて発信先の情報を新たに記録するの
で、登録していない発信先から送信されたメール文書を
受信した場合においても予め登録してある発信先と同様
に、発信元の情報の抽出処理を行なうことができ、発信
先情報データベースへの登録を漏れなく確実に行なうこ
とができる利点がある(請求項4)。
【0166】さらに、本発明によれば、発信先情報記憶
部が、発信元情報抽出部からの発信元の情報に対応する
発信先の情報を記録している場合、所定の条件に基づい
て上記発信先の情報を更新するので、一度、発信先の情
報を登録した場合においても、発信先のもつ情報に応じ
て登録されている発信先の内容を更新することができ、
発信先の最も新しい端末能力を確実に保持しておくこと
ができる利点がある(請求項5)。
【0167】また、本発明によれば、受信メール内容表
示部が、メール受信部からの受信メール文書に復号化処
理を施したのち、上記受信メール文書内のマルチメディ
ア情報またはマルチメディア情報を表すアイコンを表示
するので、マルチメディアオブジェクトの種類によら
ず、一画面の中で任意に受信メール文書を選択的に閲覧
することができ、通信に関する技術が無い初心者にとっ
ても容易に操作することができる利点がある(請求項
6)。
【0168】さらに、本発明によれば、受信メール内容
表示部が、受信メール文書内の全てのマルチメディア情
報を保持する所有者情報を表示する所有者情報表示部
と、目的に応じて所有者情報を選択または非選択する所
有者情報選択部とをそなえているので、表示された受信
メール文書のマルチメディア情報が誰によるものである
かを視覚的に確認することができる利点がある(請求項
7,8)。
【0169】また、本発明によれば、メール内容編集部
が、発信メール文書にマルチメディア情報を追加するこ
とができるので、キーボードによる入力操作を行なうこ
となく、表現豊かなメール文書を容易に作成することが
できる利点がある(請求項9)。さらに、本発明によれ
ば、メール内容編集部が、発信メール文書にマルチメデ
ィア情報を追加する際に、上記マルチメディア情報を追
加する者のアドレス情報や名前などの所有者情報を付加
するので、マルチメディア情報を追加する者が誰である
かを即座に認識できる利点がある(請求項10)。
【0170】また、本発明によれば、メール内容編集部
が、受信メール文書の返信を行なうときには、受信メー
ル内容表示部に表示された受信メール文書を受け取りメ
ール文書を編集するので、受信メール文書中の返信(返
答)に必要な部分のみの編集を行なうだけで発信メール
文書を作成することができ、本装置の返信処理速度を向
上させることができる利点がある(請求項11)。
【0171】さらに、本発明によれば、メール内容編集
部が、新規に発信メール文書の発信を行なうときには、
自身で発信メール文書を作成するので、キーボードによ
る入力操作の技術を有しない初心者でも、容易に新規の
メール文書を作成することができる利点がある(請求項
12)。また、本発明によれば、発信先表示部が、発信
先情報記憶部に記録された発信先の情報を表す発信先ア
イコンを生成し、その発信先アイコンを列挙して表示す
るので、発信先を選択する際に、キーボードを用いて発
信先のアドレス情報を入力することなく、容易に発信先
を指定することができる利点がある(請求項13)。
【0172】さらに、本発明によれば、発信先表示部
が、発信先アイコンを使用状況に応じて並べ替えるの
で、所有者の利用しやすい順番に発信先アイコンを分類
することができ、所有者の操作処理速度を増大させるこ
とができる利点がある(請求項14)。また、本発明に
よれば、メール発信部が、メール内容編集部で編集され
た発信メール文書を発信先選択部で選択された発信先の
情報に応じて分類したのち、符号化処理を施すことがで
きるので、発信先の端末が確実に受信及び表示できるメ
ール文書を送信することができる利点がある(請求項1
5〜17)。
【0173】さらに、本発明によれば、マルチメディア
メール通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を保持し、この記録媒体を用いてマルチ
メディアメール通信処理を行なうことができるので、本
発明を用いた通信方法の普及が大いに期待できる(請求
項20)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるマルチメディアメ
ール通信装置の構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる受信メール文書の
一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる発信元情報データ
ベースの一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる発信先情報データ
ベースの一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる受信メール文書の
データ構造体を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる受信メール文書の
データ構造体の一部を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる受信メール文書の
データ構造体の一部を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態にかかる受信メール文書の
1ページ分のデータ構造の一例を示す図である。
【図9】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の一実施形態
にかかる受信メール文書のデータ構造体の一例を示す図
である。
【図10】本発明の一実施形態にかかる受信メール文書
を画面上に表示した場合の一例を示す図である。
【図11】(a),(b)はそれぞれ図10に示す画像
の重ね合わせを説明するための図である。
【図12】本発明の一実施形態にかかる受信メール文書
を画面上に表示した場合の一例を示す図である。
【図13】本発明の一実施形態にかかる受信メール文書
を画面上に表示した場合の他の例を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態にかかる発信メール文書
を画面上に表示した場合の一例を示す図である。
【図15】本発明の一実施形態にかかるメール文書の送
受信処理を説明するための図である。
【図16】本発明の一実施形態にかかる発信元情報抽出
処理及び発信先情報記憶処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図17】本発明の一実施形態にかかる発信元情報抽出
処理及び発信先情報記憶処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図18】本発明の一実施形態にかかる受信メール内容
表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図19】(a),(b)はそれぞれ本発明の一実施形
態にかかる受信メール内容表示処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図20】本発明の一実施形態にかかるメール内容編集
処理を説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の一実施形態にかかるメール内容編集
処理を説明するためのフローチャートである。
【図22】本発明の一実施形態にかかるメール内容編集
処理を説明するためのフローチャートである。
【図23】本発明の一実施形態にかかるメール内容編集
処理を説明するためのフローチャートである。
【図24】本発明の一実施形態にかかるメール内容編集
処理を説明するためのフローチャートである。
【図25】(a)〜(e)はそれぞれ本発明の一実施形
態にかかるメール内容編集処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図26】本発明の一実施形態にかかるメール内容編集
処理を説明するためのフローチャートである。
【図27】本発明の一実施形態にかかるメール内容編集
処理を説明するためのフローチャートである。
【図28】本発明の一実施形態にかかるマルチメディア
メール通信装置のメール文書エンコード処理及びメール
文書送信処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(パソコン;情報処理装
置) 2 スキャナ 3 マイク 4 ディジタルビデオカメラ 5 ペンポインティングデバイス 6 モデム 8 発信元情報抽出部 9 発信先情報記憶部 12 受信メール内容表示部 13 メール内容編集部 14 発信先表示部 15 発信先選択部 16 メール文書エンコード部 17 所有者表示部(所有者情報表示部) 18 所有者選択部(所有者情報選択部) 19 記憶部 20 マルチメディアメール通信プログラム 30 受信メール文書 31 発信元情報データベース 32 発信先情報データベース 100 マルチメディアメール通信装置 101 マルチメディアオブジェクト 102,102A〜102C オブジェクトタイプ 103,103A〜103C ファイル情報 104,104A〜104C ツリー構造リンク情報 105,105A〜105C 表示情報 106,106A〜106C,127,128,12
9,206 クリッピング図形情報 107,107A〜107C,113 所有者情報 108,108A〜108C その他の情報 110 サムネイル 111,114 クリッピング図形構造体 112 リージョン構造体 120 ページ画面情報 121,231 台紙マルチメディアオブジェクト 122,233 画像マルチメディアオブジェクト 123,124,234 音声マルチメディアオブジェ
クト 125,232 テキストマルチメディアオブジェクト 126,235 映像マルチメディアオブジェクト 130 空のマルチメディア情報 131 動画情報 140,162 マウスカーソル 160 受信メール情報表示部 161 受信画面 163,213 サムネイル(Thumb nail;縮小リス
ト)表示部 164 縮小画面 200 編集画面(作成画面) 211 操作ボタン表示部 212 発信メール情報表示部 217 表紙マルチメディアオブジェクト 218 発信先アイコン 219 発信先マルチメディアオブジェクト 220 主題マルチメディアオブジェクト 221 台紙ボタン 222 テキストボタン(Text) 223 画像ボタン(Scan) 224 音声ボタン(Sound ) 225 映像ボタン(Movie ) 226 送信ボタン 302 Fromヘッダ 303 X-Mailerヘッダ 304 Content-Transfer-Encodeingヘッダ
フロントページの続き (72)発明者 清水 雅芳 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 森 雅博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディア情報で構成される受信メ
    ール文書をネットワークを通じて受信するメール受信部
    と、 該メール受信部にて受信された該受信メール文書から発
    信元の情報を抽出する発信元情報抽出部と、 該発信元情報抽出部にて抽出された発信元の情報に基づ
    いて発信先の情報を記憶する発信先情報記憶部と、 該メール受信部にて受信された該受信メール文書の内容
    を表示する受信メール内容表示部と、 マルチメディア情報で構成される発信メール文書の内容
    を表示し、所望の条件に応じて該発信メール文書を編集
    するメール内容編集部と、 該発信先情報記憶部に記録された発信先の情報を表示す
    る発信先表示部と、 該発信先表示部に表示された発信先の情報から、該メー
    ル内容編集部で編集された該発信メール文書の発信先を
    少なくとも1つ以上選択する発信先選択部と、 該メール内容編集部で編集された該発信メール文書を、
    該発信先選択部で選択された発信先の情報に基づいて発
    信するメール発信部とをそなえて構成されたことを特徴
    とする、マルチメディアメール通信装置。
  2. 【請求項2】 該発信元情報抽出部が、該メール受信部
    にて受信された該受信メール文書から発信元のアドレス
    情報及び発信元の文書形式情報を抽出するように構成さ
    れていることを特徴とする、請求項1記載のマルチメデ
    ィアメール通信装置。
  3. 【請求項3】 該発信先情報記憶部が、該発信元情報抽
    出部にて抽出された発信元のアドレス情報及び文書形式
    情報に基づいて発信先のアドレス情報及び取り扱い可能
    な文書形式情報を記憶するように構成されていることを
    特徴とする、請求項1記載のマルチメディアメール通信
    装置。
  4. 【請求項4】 該発信先情報記憶部が、該発信元情報抽
    出部からの発信元の情報に対応する発信先の情報を記憶
    していない場合、上記発信元の情報に基づいて該発信先
    の情報を新たに記録するように構成されていることを特
    徴とする、請求項1記載のマルチメディアメール通信装
    置。
  5. 【請求項5】 該発信先情報記憶部が、該発信元情報抽
    出部からの発信元の情報に対応する発信先の情報を記録
    しており、該発信元の情報が該発信先の情報に含まれて
    いない情報を有する場合に、上記発信先の情報を更新す
    るように構成されていることを特徴とする、請求項1記
    載のマルチメディアメール通信装置。
  6. 【請求項6】 該受信メール内容表示部が、該メール受
    信部からの該受信メール文書に復号化処理を施したの
    ち、上記受信メール文書内のマルチメディア情報または
    該マルチメディア情報を表すアイコンを表示するように
    構成されていることを特徴とする、請求項1記載のマル
    チメディアメール通信装置。
  7. 【請求項7】 該受信メール内容表示部が、該受信メー
    ル文書内の全てのマルチメディア情報を付加した者の所
    有者情報を表示する所有者情報表示部と、 目的に応じて該所有者情報を選択する所有者情報選択部
    とをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項
    1記載のマルチメディアメール通信装置。
  8. 【請求項8】 該受信メール内容表示部が、該所有者情
    報選択部で選択されない所有者の所有するマルチメディ
    ア情報を表示しない機能を有することを特徴とする、請
    求項7記載のマルチメディアメール通信装置。
  9. 【請求項9】 該メール内容編集部が、該発信メール文
    書にマルチメディア情報を追加するように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載のマルチメディアメ
    ール通信装置。
  10. 【請求項10】 該メール内容編集部が、該発信メール
    文書に該マルチメディア情報を追加する際に、上記マル
    チメディア情報を追加する者の所有者情報を付加するよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項9記載の
    マルチメディアメール通信装置。
  11. 【請求項11】 該メール内容編集部が、該受信メール
    文書の返信を行なうときには、該受信メール内容表示部
    に表示された該受信メール文書を受け取り該受信メール
    文書を編集するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載のマルチメディアメール通信装置。
  12. 【請求項12】 該メール内容編集部が、新規に発信メ
    ール文書の発信を行なうときには、自身で該発信メール
    文書を作成するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載のマルチメディアメール通信装置。
  13. 【請求項13】 該発信先表示部が、該発信先情報記憶
    部に記録された発信先の情報を表す発信先アイコンを生
    成し、該発信先アイコンを列挙して表示するように構成
    されていることを特徴とする、請求項1記載のマルチメ
    ディアメール通信装置。
  14. 【請求項14】 該発信先表示部が、該発信先アイコン
    を使用状況に応じて並べ替えるように構成されているこ
    とを特徴とする、請求項13記載のマルチメディアメー
    ル通信装置。
  15. 【請求項15】 該メール発信部が、該メール内容編集
    部で編集された該発信メール文書を該発信先選択部で選
    択された発信先の情報に応じて分類したのち、符号化処
    理を施すメール符号化処理部をそなえて構成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のマルチメディアメー
    ル通信装置。
  16. 【請求項16】 該メール符号化処理部が、該発信メー
    ル文書を該発信先の文書形式情報に基づくグループに分
    類し、上記分類されたグループ毎に符号化処理を施すよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項15記載
    のマルチメディアメール通信装置。
  17. 【請求項17】 該メール発信部が、該メール符号化処
    理部において分類された全てのグループについて符号化
    処理を施したのち、該発信メール文書を発信するように
    構成されていることを特徴とする、請求項15記載のマ
    ルチメディアメール通信装置。
  18. 【請求項18】 マルチメディア情報で構成される受信
    メール文書をネットワークを通じて受信するメール受信
    部と、 該メール受信部にて受信された該受信メール文書から発
    信元の情報を抽出する発信元情報抽出部と、 該発信元情報抽出部にて抽出された発信元の情報に基づ
    いて発信先の情報を記憶する発信先情報記憶部と、 該メール受信部にて受信された該受信メール文書の内容
    を表示する受信メール内容表示部とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、マルチメディアメール通信装置。
  19. 【請求項19】 マルチメディア情報で構成される発信
    メール文書の内容を表示し、所望の条件に応じて該発信
    メール文書を編集するメール内容編集部と、 マルチメディア情報で構成される受信メール文書から発
    信元の情報を抽出し、上記抽出された発信元の情報に基
    づいて発信先の情報を表示する発信先表示部と、 該発信先表示部に表示された発信先の情報から、該メー
    ル内容編集部で編集された該発信メール文書の発信先を
    少なくとも1つ以上選択する発信先選択部と、 該メール内容編集部で編集された該発信メール文書を、
    該発信先選択部で選択された発信先の情報に基づいて発
    信するメール発信部とをそなえて構成されたことを特徴
    とする、マルチメディアメール通信装置。
  20. 【請求項20】 マルチメディア情報で構成されるメー
    ル文書をネットワークを通じて送受信すべく、コンピュ
    ータに、 該マルチメディア情報で構成される受信メール文書を該
    ネットワークを通じて受信するメール受信機能と、 該メール受信機能にて受信された該受信メール文書から
    発信元の情報を抽出する発信元情報抽出機能と、 該発信元情報抽出機能にて抽出された発信元の情報に基
    づいて発信先の情報を記憶する発信先情報記憶機能と、 該メール受信機能にて受信された該受信メール文書の内
    容を表示する受信メール内容表示機能と、 マルチメディア情報で構成される発信メール文書の内容
    を表示し、所望の条件に応じて該発信メール文書を編集
    するメール内容編集機能と、 該発信先情報記憶機能に記録された発信先の情報を表示
    する発信先表示機能と、 該発信先表示機能に表示された発信先の情報から、該メ
    ール内容編集機能で編集された該発信メール文書の発信
    先を少なくとも1つ以上選択する発信先選択機能と、 該メール内容編集機能で編集された該発信メール文書
    を、該発信先選択機能で選択された発信先の情報に基づ
    いて発信するメール発信機能とを実行させるためのマル
    チメディアメール通信プログラムを記録したことを特徴
    とする、マルチメディアメール通信プログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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