JP5728138B1 - メール送信装置、メール送信方法、記録媒体およびプログラム - Google Patents

メール送信装置、メール送信方法、記録媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

分類部(11)は、複数の宛先メールアドレスを第1のグループと第2のグループとに分類する。送信部(12)は、第1のグループの宛先メールアドレスに第1の文字コードで記載されたコンテンツを送信し、第2のグループの宛先メールアドレスに第2の文字コードで記載された当該コンテンツを送信する。検出部(13)は、第1のグループの宛先メールアドレスに送信されたコンテンツへの反応および第2のグループの宛先メールアドレスに送信されたコンテンツへの反応を検出する。判定部(14)は、第1のグループの宛先メールアドレスに送信されたコンテンツへの反応と、第2のグループの宛先メールアドレスに送信されたコンテンツへの反応とに有意な差があるか否かに基づき、第1又は第2のグループの宛先メールアドレスに送信されたコンテンツにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたかを判定する。

Description

本発明は、メール送信装置、メール送信方法、記録媒体およびプログラムに関する。
近年、電子メールにより多数の宛先ユーザに情報を配信する、いわゆるメールマガジンが普及している。電子メールにより情報を配信する場合、メール送信者が送信したコンテンツが、受信者が使用する端末で正しく表示されないと、メール送信者は目的を達することができない。
例えば、特許文献1は、携帯端末装置に送信されたコンテンツが携帯端末装置で正常に表示することができたか否かを自動的に判別する発明を開示している。この発明においては、試験操作者が予め決められた特定の文字列を含む電子メールを携帯端末装置に送信する。携帯端末装置は、受信した電子メールに特定の文字列が含まれるか否かを識別し、その識別結果を自動で外部試験機に送信する。外部試験機は、特定の文字列の有無の識別結果を蓄積することにより、送信された電子メールにおいて特定の文字列が欠落するなどの異常が発生していないかを自動的に判断する。
一方、電子メールにより多数の宛先ユーザにコンテンツを配信するシステムにおいて、送信している電子メールのテキストデータに設定している文字コード(コンピュータ内部で扱われる2進数バイト表現と、人間に認識できる文字との対応関係)を変更することが望まれるケースがある。例えば、コンテンツの提供者が、日本国内で従来よく用いられていた文字コードであるShift_JIS(Japanese Industrial Standards)から、より世界的に用いられているUTF−8(Unicode Transformation Format-8)に文字コードを変換することを望む場合などである。
特開2011−171989号公報
しかしながら、電子メールに設定された文字コードを変更した場合、宛先ユーザが電子メールの閲覧に用いている端末装置が新たに設定された文字コードに対応していないと、宛先ユーザは送信された電子メールを正常に閲覧することができない。
このような環境下で、不特定多数の宛先メールアドレスに送信したメールにおいて、文字コードの変更によってコンテンツの表示に問題が生じたことを早く簡易に検出することが課題となっている。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不特定多数の宛先メールアドレスに送信したメールにおいて、文字コードの変更により、コンテンツの表示に問題が生じたことを早く簡易に検出するメール送信装置、メール送信方法、記録媒体およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るメール送信装置は、
コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類部と、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信部と、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出部と、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定部と、
を備えることを特徴とする。
第1の観点に係るメール送信装置において、
前記検出部は、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対してユーザから反応があった割合を示す第1の応答率と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対してユーザから反応があった割合を示す第2の応答率とを算出し、
前記判定部は、前記第1の応答率と、前記第2の応答率とを対比することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する、
ものであってもよい。
第1の観点に係るメール送信装置において、
前記コンテンツは、ユーザによる操作を識別して前記検出部に通知する操作通知コマンドを含むものであり、
前記検出部は、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記操作通知コマンドによって通知された、ユーザによる操作の数を検出することにより、前記第1の応答率を算出し、また前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記操作通知コマンドによって通知された、ユーザによる操作の数を検出することにより、前記第2の応答率を算出する、
ものであってもよい。
第1の観点に係るメール送信装置において、
前記コンテンツは、ユーザの操作に応じて表示されているコンテンツの状態を前記検出部に通知する表示状態通知コマンドを含むものであり、
前記判定部は、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記表示状態通知コマンドによって通知された、前記表示されているコンテンツの状態と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記表示状態通知コマンドによって通知された、前記表示されているコンテンツの状態とを対比することにより、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する、
ものであってもよい。
第1の観点に係るメール送信装置において、
コンテンツに、画面には表示されない識別符号を挿入し、当該コンテンツに対するユーザの反応に応じて当該識別符号が挿入された部分を出力する出力コマンドをさらに挿入する挿入部、をさらに備え、
前記送信部により送信されるコンテンツは、前記識別符号と前記出力コマンドとが挿入された前記コンテンツであり、
前記検出部は、前記出力コマンドによって出力された部分を検出し、
前記判定部は、前記検出された部分と、前記識別符号とを対比してコンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する、
ものであってもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るメール送信装置は、
コンテンツに、画面には表示されない識別符号を挿入し、当該コンテンツに対するユーザの反応に応じて当該識別符号が挿入された部分を出力する出力コマンドをさらに挿入する挿入部と、
前記識別符号と前記出力コマンドとが挿入されたコンテンツを、宛先メールアドレスに電子メールによって送信する送信部と、
前記出力コマンドによって出力された部分を検出する検出部と、
前記宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記出力コマンドによって出力された部分と、前記挿入部が挿入した識別符号とを対比することにより、前記宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定部と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るメール送信方法は、
コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類ステップと、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信ステップと、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出ステップと、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定ステップと、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る記録媒体は、
コンピュータに、
コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類手順、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信手順、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出手順、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定手順、
を実行させるためのプログラムを記録している。
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類手順、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信手順、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出手順、
前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定手順、
を実行させるためのものである。
本発明によれば、不特定多数の宛先メールアドレスに送信したメールにおいて、文字コードの変更により、コンテンツの表示に問題が生じたことを早く簡易に検出するメール送信装置、メール送信方法、記録媒体およびプログラムを提供することができる。
実施の形態1に係るメール送信装置の機能構成を示すブロック図である。 メール送信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 記憶装置に設けられた記憶領域を説明するための図である。 宛先メールアドレスリストの一例を示す図である。 送信コンテンツの一例を示す図である。 実施の形態1に係る判別処理のフローチャートである。 実施の形態1に係る分類工程のフローチャートである。 実施の形態1に係る送信工程のフローチャートである。 実施の形態1に係る検出工程のフローチャートである。 応答記録の一例を示す図である。 実施の形態1に係る判定工程のフローチャートである。 集計結果の一例を示す図である。 実施の形態2に係るメール送信装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る判別処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る検出工程のフローチャートである。 応答記録の一例を示す図である。 実施の形態2に係る判定工程のフローチャートである。 集計結果の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1に係るメール送信装置10は、コンテンツを宛先のメールアドレスにメールマガジンとして配信する機能を有する。また、コンテンツを配信する上で、文字コードの変更に由来する問題によって配信先でコンテンツを正常に表示することができなかった場合、それを検出する機能を有する。
文字コードとは、記憶装置あるいはコンピュータ内部で用いられている0と1とからなる2進数バイト表現と、人間に認識できる文字との対応関係をいう。文字コードには、EUC−JP(Extended UNIX(登録商標) Code Packed Format for Japanese)、UTF−8(Unicode Transformation Format-8)など複数の種類が存在する。テキストデータをコンピュータが画面に表示する場合、コンピュータは、バイト表現で記録されているデータを、設定されている文字コードを用いて人間に認識できる文字に変換して表示する。コンピュータは、自身が対応していない文字コードで記録されたテキストデータを適切に表示することができないため、そのようなテキストデータを表示する指示を受けると、人間には認識できない形で表示してしまう。これが、いわゆる文字化け現象である。
メールマガジンの送信者は、宛先メールアドレスのユーザに情報を配信するためにメールマガジンを送信する。しかしながら、上述した文字化け現象などにより、文字コードに由来する問題によって配信先でコンテンツを正常に表示することができなかった場合、メールマガジンの送信者は期待した効果を得ることができない。そこで、本発明の実施形態に係るメール送信装置10は、以下の仕組みを備えることにより、文字コードに由来する問題によって配信先でコンテンツを正常に表示することができなかった場合、それを検出する機能を実現するものである。
実施の形態1に係るメール送信装置10は、図1に示すように、機能面では、分類部11、送信部12、検出部13、および判定部14を備える。
分類部11は、コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する。具体的には、分類部11は、メールマガジンを配信すべき宛先メールアドレスを宛先メールアドレスリスト2から読み出し、読み出した個々の宛先メールアドレスを、第1のグループあるいは第2のグループのいずれかに分類し、記録する。
送信部12は、分類部11の分類に従い、第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードに変換された当該コンテンツを電子メールによって送信する。具体的には、送信部12は、コンテンツ3を読み出し、読み出したコンテンツを、分類部11による分類に従い、宛先メールアドレスのユーザ群1に電子メールとして送信する。宛先メールアドレスのユーザ群1には、第1のグループに分類されたユーザ1aと、第2のグループに分類されたユーザ1bが存在する。送信部12は、読み出したコンテンツを、ユーザ1aには第1の文字コードによって送信し、ユーザ1bには第2の文字コードによって送信する。
検出部13は、送信部12がコンテンツを送信した宛先メールアドレスのユーザの反応を検出する。特に、第1のグループに分類されたユーザ1aの反応と、第2のグループに分類されたユーザ1bの反応とをそれぞれ検出し、記録する。
検出部13が検出するユーザの反応としては、例として以下のものが考えられる。
第1に、送信部12が送信したコンテンツに含まれるURL(Uniform Resource Locator)を介してユーザがウェブサイトにアクセスした際に、ウェブサイトを提供するサーバが当該ユーザからのアクセスを検出し、検出部13はサーバからの通知を介してユーザの反応を検出する。
第2に、送信部12が送信したコンテンツを経由してユーザが商品を購入すると、商品取引を管理するサーバがユーザによる商品の購入を検出し、検出部13はサーバからの通知を介してユーザの反応を検出する。この場合、ユーザがそのコンテンツを実際に閲覧したか否かを直接チェックすることを省略して、コンテンツにより紹介されている商品をユーザが購入した場合には、当該ユーザによる反応があった、と判定しても良い。
第3に、送信するコンテンツ内に応答フォームを設置し、コンテンツの送信を受けたユーザが当該応答フォームを操作(クリック等)をすると、応答フォームが電子メールをメール送信装置10に送信し、検出部13が送信された電子メールを検出する。他にも、ユーザの反応を検出する形としては多岐にわたる形が可能であり、検出部13は任意の形によってユーザの反応を検出するものであってよい。
判定部14は、検出部13が検出したユーザの反応を集計し、第1のグループに分類されたユーザ1aからの反応と、第2のグループに分類されたユーザ1bからの反応とに有意な差があるか否かを判定する。その結果、有意な差があると判定した場合、コンテンツを第2の文字コードへ変換したことによりコンテンツの表示に問題が生じたと判定する。一例としては、第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信されたコンテンツに対する反応の数が、第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信されたコンテンツに対する反応の数に比べて著しく多い場合、第2のグループに分類された宛先メールアドレスのユーザでは、文字コードの問題によって送信されたコンテンツを正しく表示できなかったと判定する。
メール送信装置10は、上述の構成を有することにより、コンテンツを送信すべきメールアドレスを2つのグループに分類し、一方のグループに分類された宛先メールアドレスに送信されたコンテンツに対する反応と、他方のグループに分類された宛先メールアドレスに送信されたコンテンツに対する反応とを比較することにより、どちらかのグループに分類された宛先メールアドレスに送信されたコンテンツにおいて、文字コードの問題によって送信されたコンテンツが正しく表示されていないケースが生じた場合にそれを検出することができる。
本実施の形態に係るメール送信装置10は、図2に示すように、ハードウェアとして、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)111、RAM(Random Access Memory)112、記憶装置120、操作デバイス130、ディスプレイ140、ネットワークインターフェース150を備え、これらが内部バス160を介して互いに接続された構成を有する。
CPU110は、ROM111、RAM112および記憶装置120が記憶するプログラムを実行することにより、メール送信装置10の全体を制御する。CPU110は、必要に応じてROM111、RAM112、記憶装置120から実行するプログラムを読み出し、また必要に応じてRAM112、記憶装置120上にデータを保存する。CPU110は、上述した各機能を実現する要素(分類部11、送信部12、検出部13、および判定部14)として機能する。詳しくは後述する。
ROM111は、CPU110が稼動する上で必要となるプログラム、例えばメール送信装置10の起動時にCPU110が最初に実行するプログラム等を記憶する。
RAM112は、CPU110がプログラムを実行する際にワークエリアとして機能する。すなわち、RAM112は、CPU110が実行中のプログラム、あるいは、CPU110がプログラムを実行する上で必要となる一時的なデータを記録し、CPU110からの要求に応じてCPU110に提供する。
記憶装置120は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の記憶装置を備え、メール送信装置10が稼動するために必要なデータを記憶する。
記憶装置120は、例えば、CPU110が実行するためのプログラム、あるいはCPU110がプログラムを実行する上で参照するデータを記録し、CPU110からの要求に応じてCPU110に提供する。また、記憶装置120は、CPU110からの要求に応じ、CPU110から出力されたデータを記録する。
操作デバイス130は、キーボードやマウス等を備え、操作者による入力操作を受け付けてCPU110に伝達する。もっとも、メール送信装置10が常に操作デバイス130を備えている必要はなく、入力操作が必要な場合のみ操作デバイス130を取り付けるものとすれば、それ以外の時にはメール送信装置10は操作デバイス130を備えている必要はない。
ディスプレイ140は、メール送信装置10の操作者に対し、必要な情報を表示する。
ネットワークインターフェース150は、メール送信装置10をネットワーク(図示せず)に接続する。メール送信装置10が、ネットワークを介して他機器に情報を送信し、あるいは他機器から情報を受信する際、ネットワークインターフェース150は、CPU110から後述する内部バス160を介して受信した情報を、ネットワークを介して他機器へ送信し、また他機器からネットワークを介して受信した情報を、内部バス160を介してCPU110へ送信する。一例として、メール送信装置10は、ネットワークインターフェース150を介し、インターネットを経由して宛先メールアドレスのユーザに電子メールを送信する。
ネットワークインターフェース150は、例えばケーブルを介してメール送信装置10をネットワークに接続してもよいし、あるいは無線通信によりメール送信装置10をネットワークに接続してもよい。
内部バス160は、メール送信装置10内の構成要素(CPU110、ROM111、RAM112、記憶装置120、操作デバイス130、ディスプレイ140、ネットワークインターフェース150等)間での情報のやり取りを中継する。例えば、CPU110が必要なデータを記憶装置120から読み出すとき、CPU110は、内部バス160を介して記憶装置120からデータを読み出す。
本実施の形態に係るメール送信装置10において、記憶装置120は、図3に示すように、宛先メールアドレスリスト121を記録する領域、送信コンテンツ122を記録する領域、文字コードの対応テーブル123を記録する領域を有する。記憶装置120は、CPU110からの要求に応じて、これらのデータをCPU110に出力し、あるいはCPU110から出力されたデータをこれらの領域に保存する。
宛先メールアドレスリスト121は、図4に示すように、メールアドレスID121Aと、宛先メールアドレス121Bと、当該メールアドレスへの割当グループ121Cとが連結したレコードを複数記録する。
送信コンテンツ122は、メールマガジンの送信者が作成したコンテンツであり、一例として図5に示すように、テキストデータ122Aや画像データ122B、応答フォーム122C等からなるものである。テキストデータ122Aに代表される、送信コンテンツ122中のテキストデータは、上述したように、指定された文字コードによって記述される。画像データ122Bは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)あるいはGIF(Graphics Interchange Format)等の規格に従って構成された画像データである。応答フォーム122Cは、コンテンツを閲覧したユーザの操作に応じてメール送信装置10へ応答情報を返すためのフォームである。コンテンツを閲覧したユーザが、応答フォーム122Cの位置をクリックすると、ユーザがコンテンツ閲覧に用いている端末装置(図示せず)は、電子メールなどの通信手段によってメール送信装置10へクリック操作がなされたことを通知する。応答フォーム122Cは、ユーザによる操作を識別して検出部13に通知する操作通知コマンドとして機能する。
文字コードテーブル123は、コンピュータ内でバイト表現の形式で保存されているデータと、各文字との対応関係を記録したデータである。メール送信装置10は、各文字コード体系の定義情報を文字コードテーブル123に保存する。
実施の形態1に係るメール送信装置10は、図6に示すフローチャートにより、判別処理を行う。ここから、判別処理について説明する。
判別処理の最初に、CPU110は、分類工程S10を実行し、コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する。この工程を実行することにより、CPU110は、分類部11として機能する。分類工程S10の詳細については後述する。
分類工程S10の次にCPU110は、送信工程S20を実行し、宛先メールアドレスにコンテンツを送信する。この工程を実行することにより、CPU110は、送信部12として機能する。送信工程S20の詳細については後述する。
送信工程S20の次にCPU110は、検出工程S30を実行し、ユーザからの応答を検出する。この過程で、CPU110は、検出部13として機能する。検出工程S30の詳細については後述する。
次にCPU110は、判定工程S40を実行し、ユーザ側でコンテンツの表示に問題が生じていないか否かを判定する。この過程で、CPU110は、判定部14として機能する。判定工程S40を終えると、メール送信装置10は判別処理を終了する。
ここまで示した判別処理により、メール送信装置10は、ユーザ側でコンテンツの表示に問題が生じていないか否かを判定する。
ここから、上述した各工程について、より詳細に説明する。
分類工程S10の最初にCPU110は、図7に示すように、宛先メールアドレスを宛先メールアドレスリスト121から読み出す(ステップS100)。具体的には、CPU110は、記憶装置120にある宛先メールアドレスリスト121を記録する領域から、宛先メールアドレスリスト121に記録されている宛先メールアドレス121Bを読み出す。
次にCPU110は、読み出した宛先メールアドレス121Bにグループを割り当てる(ステップS110)。具体的には、読み出した宛先メールアドレス121Bに、第1のグループまたは第2のグループのどちらかのグループを割り当てた上で、割り当てたグループを割当グループ121Cに記録する。
次にCPU110は、宛先メールアドレスリスト121において、まだグループが割り当てられていない宛先メールアドレス121Bがあるか判定する(ステップS120)。未割当の宛先メールアドレス121Bがある場合(ステップS120:YES)、CPU110は処理をステップS100に戻し、次の宛先メールアドレス121Bを読み出し、以降の処理を繰り返す。未割当の宛先メールアドレス121Bがない場合(ステップS120:NO)、CPU110は分類工程S10の処理を終了し、次の送信工程S20へ処理を移す。
以上に記載した分類工程S10により、CPU110は、宛先メールアドレスリスト121に記載された各宛先メールアドレス121Bに、それぞれグループを割り当て、記憶装置120に記録する。分類工程S10は、一例として判別処理の最初に実行されるものとしたが、例えば定期的に実行されるものとしてもよい。また、定期的に各宛先メールアドレス121Bに割り当てられたグループを一旦削除した上で、分類工程S10により再び各宛先メールアドレス121Bにグループを割り当てるものとしてもよい。
ここから、分類工程S10の次に実行される送信工程S20の詳細について、図8を参照して説明する。
送信工程S20の最初に、CPU110は、送信コンテンツ122を読み出す(ステップS200)。具体的には、CPU110は、記憶装置120にアクセスし、記録されている送信コンテンツ122を読み出す。
次にCPU110は、第1の文字コードのコンテンツを作成する(ステップS210)。具体的には、CPU110は、記憶装置120から、第1の文字コードに対応する文字コードテーブル123を読み出し、読み出した文字コードテーブルに記録されている対応関係に基づいて、ステップS200で読み出した送信コンテンツ122から第1の文字コードのコンテンツを作成する。
次にCPU110は、第2の文字コードのコンテンツを作成する(ステップS211)。具体的には、CPU110は、記憶装置120から、第2の文字コードに対応する文字コードテーブル123を読み出し、読み出した文字コードテーブルに記録されている対応関係に基づいて、ステップS200で読み出した送信コンテンツ122から第2の文字コードのコンテンツを作成する。
次にCPU110は、宛先メールアドレスリスト121から、宛先メールアドレス121Bおよび割当グループ121Cを読み出す(ステップS220)。
次にCPU110は、ステップS220で読み出した割当グループ121Cが、第1のグループを指す情報であるか否かを判定する(ステップS230)。
ステップS230で、読み出した割当グループ121Cが、第1のグループを指す情報であると判定した場合(ステップS230:YES)、CPU110は、ステップS210で作成した第1の文字コードのコンテンツを、ステップS220で読み出した宛先メールアドレス121Bに、電子メールで送信する(ステップS231)。
ステップS230で、読み出した割当グループ121Cが、第1のグループを指す情報ではないと判定した場合(ステップS230:NO)、CPU110は、ステップS211で作成した第2の文字コードのコンテンツを、ステップS220で読み出した宛先メールアドレス121Bに、電子メールで送信する(ステップS232)。
ステップS231あるいはステップS232で、宛先メールアドレス121Bにコンテンツを送信すると、次にCPU110は、宛先メールアドレスリスト121に、電子メールを未送信の宛先メールアドレス121Bがあるか否かを判定する(ステップS240)。
ステップS240で、電子メールを未送信の宛先メールアドレス121Bがあると判定した場合(ステップS240:YES)、CPU110は処理をステップS220に戻し、次の宛先メールアドレス121Bおよび割当グループ121Cを読み出し、以降の処理を繰り返す。
ステップS240で、電子メールを未送信の宛先メールアドレス121Bがないと判定した場合(ステップS240:NO)、CPU110は、送信工程S20を終了する。
ここまで記載した送信工程S20により、メール送信装置10は、第1の文字コードあるいは第2の文字コードのいずれかで記載されたコンテンツを、宛先メールアドレスリスト121に記載されている各宛先メールアドレス121Bに送信する。
ここから、送信工程S20の次に実行される検出工程S30の詳細について、図9を参照して説明する。検出工程S30は、送信工程S20が完了してから、予め定められた期間(例えば1ヶ月、あるいは次のコンテンツが上記送信工程S20により送信されるまでの期間など)の間、実行される。
検出工程S30の最初に、CPU110は、コンテンツを電子メールで送信した宛先ユーザからの応答を検出したか否か判定する(ステップS300)。宛先ユーザからの応答を検出しないと(ステップS300:NO)、ステップS300に留まり、宛先ユーザの応答を検出するまで待機する。
宛先ユーザからの応答を検出すると(ステップS300:YES)、CPU110は、検出した応答を記録する(ステップS310)。この際、CPU110は、図10に示すように、記憶装置120にある応答記録124に、応答日時124Aと、応答のあったユーザに割り当てられた割当グループ124Bとを記録する。
次にCPU110は、検出工程S30の実行期間内であるか否かを判定する(ステップS320)。実行期間内であると判定すると(ステップS320:YES)、CPU110は処理をステップS300に戻し、再び宛先ユーザからの応答があるまで待機する。実行期間がすでに終了していると判定すると(ステップS320:NO)、CPU110は検出工程S30を終了する。
以上に記載した検出工程S30により、CPU110は、第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信されたコンテンツに対するユーザの反応、および第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信されたコンテンツに対するユーザの反応を検出し、応答記録124として記憶装置120に記録する。上述したように、検出工程S30は、予め規定された期間内、継続して実行される。
ここから、検出工程S30の次に実行される判定工程S40の詳細について、図11を参照して説明する。
判定工程S40の最初に、CPU110は、応答記録124から、判定対象の時期の応答の記録を読み出す(ステップS400)。判定対象の時期は、予め定められたものであってよく、例えば検出工程S30での実行期間と一致するものでもよいし、あるいは何らかの基準により指定された時期であってもよい。
次にCPU110は、読み出した応答の記録を集計する(ステップS410)。具体的には、ステップS400で読み出した応答の記録から、第1のグループに分類されたユーザからの応答数と、第2のグループに分類されたユーザからの応答数とを算出する。その上で、CPU110は、各グループに分類されたユーザについて、図12に示す割当グループ125A、当該グループへの送信メール数125B、当該グループの応答数125C、および当該グループの応答率125D(応答数125Cを送信メール数125Bで割った数値)を算出する。CPU110は、これらからなる算出結果125を、記憶装置120あるいはRAM112に記録する。
次にCPU110は、算出結果125に基づいて、第1のグループと第2のグループで応答に有意な差があるか否かを判定する(ステップS420)。具体的には、第1のグループの応答率と、第2のグループの応答率とを比較し、その差が基準値(一例として、5%)以内であれば有意な差はないとし、差が基準値を超えていれば有意な差があるとする。
ステップS420で、第1のグループと第2のグループで応答に有意な差がないと判定した場合(ステップS420:NO)、CPU110は、いずれのグループにおいても、コンテンツを表示できない問題は生じていないと判定する(ステップS421)。
一方、ステップS420で、第1のグループと第2のグループで応答に有意な差があると判定した場合(ステップS420:YES)、CPU110は、いずれかのグループに分類された宛先ユーザにおいて、コンテンツを表示できない問題が発生したと判定する(ステップS422)。
ステップS421あるいはステップS422により、いずれかのグループでコンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定すると、CPU110は、判定工程S40を終了する。ここまで述べた判定工程S40を実行することにより、メール送信装置10は、送信したコンテンツをユーザ側端末で表示する際に、問題なく表示することができたか否かの判定結果を得る。メール送信装置10は、判定結果を記憶装置120に記録してもよいし、ディスプレイ140に表示してもよい。あるいは、他機器に通信してもよい。
実施の形態1では、ステップS410で応答記録を集計し、ステップS420で有意な差があるか否かを判定している。有意な差があるか否かを判定する基準は任意であり、上記の方法(両グループにおける平均値を比較し、その差が基準値以内であるか否かにより判定する方法)に限られない。他の検定方法によるものも可能である。
一例として、t検定により両グループに有意な差があるものかどうか判定することも可能である。この場合、CPU110はステップS410で第1のグループに分類されたユーザに送信したメール数Sx、第1のグループに分類されたユーザからの応答数X、第2のグループに分類されたユーザに送信したメール数Sy、第2のグループに分類されたユーザからの応答数Yをそれぞれ算出し、第1のグループの応答率(X/Sx)と第2のグループの応答率(Y/Sy)との間に有意な差があるか否かを判定する。また、他のパラメトリック検定による統計分析を用いてもよく、例えばG検定、もしくは2項検定等による検定を用いてもよい。
上記の分類工程S10では、宛先のメールアドレス(すなわち宛先のユーザ)を2つのグループに分類しているが、両グループに分類されるメールアドレスの数は同数である必要はない。両グループに、統計的に有意なサンプル数が確保される条件の下であれば、両グループに分類される宛先メールアドレスの数に偏りがあってもよい。
また、上述の説明においては、ステップS420で、いずれかのグループに分類された宛先ユーザにおいてコンテンツを表示できない問題が発生したか否かを判定している。しかし、CPU110は、応答率が有意に少なかったグループを、問題が発生しているグループと特定してもよい。
上述した実施の形態1においては、第1のグループと第2のグループに宛先メールアドレス(すなわち宛先ユーザ)を分類し、2つのグループでの応答を比較する。この形態は、特に、システム変更により文字コード等を変更する必要が生じた場合に、第1のグループには従来と同様の文字コード設定(正しく表示された実績のある文字コード設定)でコンテンツを送信しつつ、第2のグループには変更後の文字コード設定でメールを送信し、コンテンツを閲覧できない事態が生じていないか検証することができる。そのため、当該変更によりユーザがコンテンツを閲覧できない事態が生じていないか検証しつつ、すべてのユーザでコンテンツが閲覧できないという事態を避けることができる。
<実施の形態2>
上述した実施の形態1では、応答率に基づいて判定するメール送信装置10について説明した。実施の形態2では、ユーザがコンテンツを閲覧する端末において識別符号が実際に表示されている状態に基づいて判定するメール送信装置20について説明する。
実施の形態2に係るメール送信装置20は、HTML(HyperText Markup Language)形式で記載されたコンテンツを宛先のメールアドレスにメールマガジンとして配信する機能を有する。また、コンテンツを配信する上で、文字コードに由来する問題によって配信先でコンテンツを正常に表示することができなかった場合、それを検出する機能を有する。
実施の形態2に係るメール送信装置20は、図13に示すように、機能面では、分類部11、送信部12、検出部13、判定部14、および挿入部15を備える。このうち、分類部11、検出部13、判定部14については実施の形態1にかかるメール送信装置10のものと機能は同一であり、説明を割愛する。
挿入部15は、コンテンツ3に、画面には表示されない識別符号を挿入する機能を有する。識別符号とは、例えば長音記号(−)やチルダ符号(〜)、バックスラッシュ(/)など、文字コードの変更に伴って文字化け現象の発生につながりやすい文字を指す。挿入部15は、一例として図5に示された送信コンテンツ122の応答フォーム122Cに、hidden属性のinputタグを生成し、生成したタグに識別符号として長音記号(−)を挿入する。挿入された識別符号は、hidden属性が指定されているため、宛先ユーザの端末のブラウザは当該データを非表示データとして扱う。そのため、宛先ユーザが通常のオペレーション(ブラウザによる閲覧等)を行う限りでは、当該識別符号は宛先ユーザに表示されない。
応答フォーム122Cは、宛先ユーザの反応を検出するためにsubmitタグを有する。宛先ユーザが、挿入部15により識別符号が挿入された応答フォーム122Cの、submitタグによるボタンをクリックすると、そのユーザが閲覧している端末は、当該識別符号(長音記号(−))が挿入された部分を出力する(当該部分に対応するバイト表現を応答としてメール送信装置20に返す)。
送信部12は、挿入部15が識別符号を挿入したコンテンツを、第1のグループに分類されたユーザ1aには第1の文字コードによって送信し、第2のグループに分類されたユーザ1bには第2の文字コードによって送信する。具体的には、送信部12は、挿入部15により挿入された識別符号を、第1の文字コードに基づいて対応するバイト表現に変換し、コンテンツを第1のグループに分類されたユーザ1aに送信する。同様に送信部12は、第2のグループに分類されたユーザ1bには、挿入された識別符号を第2の文字コードに基づいて対応するバイト表現に変換し、送信する。他の点については、送信部12は、実施の形態1に係るものと同様の動作をするものであるため、説明を割愛する。
メール送信装置20は、実施の形態1のメール送信装置10と同様のハードウェア構成(図2参照)を有し、これらにより上述した各機能(分類部11、送信部12、検出部13、判定部14、挿入部15)を実現する。各ハードウェアの動作は実施の形態1と同様であり、説明を割愛する。
実施の形態2に係るメール送信装置20は、図14に示すフローチャートにより、判別処理を行う。実施の形態1に係る判別処理との相違点は、分類工程S10の次に挿入工程S15があること、検出工程S30に代えて検出工程S31があること、判定工程S40に代えて判定工程S41があることである。以下、相違点を中心に説明する。
メール送信装置20のCPU110は、分類工程S10を完了すると、その次に挿入工程S15を実行する。挿入工程S15においてCPU110は、記憶装置120から読み出した送信コンテンツ122の応答フォーム122Cに、hidden属性を指定したinputタグを生成し、生成したinputタグに識別符号として長音記号(−)を挿入する。また、応答フォーム122Cは、宛先ユーザの反応を検出するためにsubmitタグを有する。これらを受け、受信したコンテンツを宛先ユーザの端末でブラウザにより表示すると、応答フォーム122Cにはsubmitタグによるボタンが表示される。一方、識別符号である長音記号(−)にはhidden属性が指定されているため、ブラウザはこの長音記号(−)を表示しない。宛先ユーザが、応答フォーム122Cにあるsubmitタグによるボタンをクリックすると、端末は、submitタグに指定されている命令(コマンド)に従い、識別符号(長音記号(−))の挿入された部分を、当該部分に対応するバイト表現を応答としてメール送信装置20に送信する。このように、応答フォーム122Cにあるsubmitタグは、ユーザの反応に応じて識別符号が挿入された部分を出力するコマンドとして機能する。
また、CPU110は、挿入工程S15に続いて実行する送信工程S20において、第1の文字コードのコンテンツおよび第2の文字コードのコンテンツを作成する際(ステップS210およびステップS211)、挿入工程S15で識別符号の挿入されたコンテンツに基づいて作成する。この結果、送信工程S20のステップS231またはステップS232では、識別符号が挿入されたコンテンツが送信される。
送信工程S20により、メール送信装置20は、送信コンテンツ122の応答フォーム122Cに識別符号が挿入されたコンテンツを、各宛先ユーザに送信する。コンテンツの送信を受けた宛先ユーザが、応答フォーム122Cにあるsubmitタグによるボタンをクリックすると、宛先ユーザが使用している端末は、コンテンツにおける識別符号が挿入された部分を読み取り、読み取った部分をメール送信装置20に送信する。
宛先ユーザの端末において、送信されたコンテンツを適切な文字コードで表示できた場合(すなわち文字化け現象が生じなかった場合)、上述の識別文字に対応する2進法バイト表現を、適切な文字コードを用いてテキストに変換できたことを意味する。具体的には、文字化け現象が生じていない場合、第1のグループに属する宛先ユーザの端末では、長音記号(−)が第1の文字コードによって対応付けられた2進法バイト表現を、正しく第1の文字コードによって文字に変換できたことになる。一方、文字化け現象が生じた場合、第1のグループに属する宛先ユーザの端末で、長音記号(−)の2進法バイト表現を、第1の文字コードによって文字に変換することができなかったことを意味する。これは、第2のグループに分類された宛先ユーザの端末でも同様である。
上述のとおり、宛先ユーザがsubmitタグによるボタンをクリックすると、宛先ユーザの端末は、コンテンツの識別符号が挿入された部分をコマンドに従い出力する。第1のグループに属する宛先ユーザの端末において、文字化け現象が生じていなければ、宛先ユーザの端末は、識別符号の挿入された部分のバイト表現を第1の文字コードにより読み取り、出力する。その結果、宛先ユーザの端末が出力するコンテンツの部分は、識別符号が第1の文字コードによって対応付けられた2進法バイト表現である。一方、文字化け現象が生じている状態であれば、第1のグループに属する宛先ユーザの端末は、識別符号の挿入された部分のバイト表現を第1の文字コードとは異なる文字コードに基づいて読み取り、出力する。その結果、宛先ユーザの端末が出力するコンテンツの部分は、識別符号が第1の文字コードによって対応付けられた2進法バイト表現ではないものとなる。そのため、宛先ユーザの端末が出力するコンテンツの部分を参照することにより、メール送信装置20は、宛先ユーザの端末で文字化け現象が生じているか否かを判定することができるようになる。
ここから、送信工程S20の次に実行される検出工程S31について、図15を参照して説明する。検出工程S31は、実施の形態1と同様、送信工程S20が完了してから、予め定められた期間の間、実行される。
検出工程S31の最初に、CPU110は、コンテンツを電子メールで送信した宛先ユーザからの応答を検出したか否か判定する(ステップS300)。宛先ユーザからの応答を検出しないと(ステップS300:NO)、ステップS300に留まり、宛先ユーザの応答を検出するまで待機する。
宛先ユーザからの応答を検出すると(ステップS300:YES)、CPU110は、検出した応答に含まれる識別符号の状態を判定する(ステップS330)。すなわちCPU110は、ユーザからの応答に含まれる識別符号が、挿入工程S15で挿入した状態(長音記号(−))で正しく表示されているかを識別し、正しく表示されていれば「正常」と、正しく表示されていなければ「異常」と判定する。具体的には、CPU110は、第1のグループに分類された宛先ユーザの端末が出力するコンテンツの部分の2進数バイト表現が、識別符号が第1の文字コードによって対応付けられた2進法バイト表現と一致する場合、「正常」と判定する。一致しない場合、CPU110は「異常」と判定する。第2のグループに分類された宛先ユーザからの応答についても同様に判定し、すなわち宛先ユーザの端末が出力するコンテンツの部分の2進数バイト表現が、識別符号が第2の文字コードによって対応付けられた2進法バイト表現と一致する場合は「正常」と、一致しない場合は「異常」と判定する。
なお、ステップS330での判定は、上述の基準に限られず、例えば宛先ユーザの端末で文字コード変換が行われる可能性を考慮したものであってもよい。一例としては、第1のグループに分類された宛先ユーザの端末による出力が、識別符号が第1の文字コードによって対応付けられた2進法バイト表現とは異なるが、第2の文字コードによって対応付けられたバイト表現と一致する場合にも、CPU110は「正常」と判断してもよい。この場合、宛先ユーザの端末による出力が、第1あるいは第2の文字コードによって対応付けられた2進法バイト表現のいずれとも相違する場合のみ、CPU110は「異常」と判定する。第2のグループに分類された宛先ユーザからの応答についても同様である。
次にCPU110は、ステップS300で検出した応答、およびステップS330で判定した結果を記録する(ステップS340)。具体的には、CPU110は、図16に示すように、記憶装置120にある応答記録124に、応答日時124Aと、応答のあったユーザに割り当てられた割当グループ124Bと、判定結果124Cとを記録する。
次にCPU110は、検出工程S31の実行期間内であるか否かを判定する(ステップS320)。実行期間内であると判定すると(ステップS320:YES)、CPU110は処理をステップS300に戻し、再び宛先ユーザからの応答があるまで待機する。実行期間がすでに終了していると判定すると(ステップS320:NO)、CPU110は検出工程S31を終了する。
ここまで記載した検出工程S31により、CPU110は、コンテンツを送信されたユーザの反応を検出し、識別符号が正常に表示されていたか否かを応答記録124として記憶装置120に記録する。
ここから、検出工程S31の次に実行される判定工程S41について、図17を参照して説明する。
判定工程S41の最初に、CPU110は、応答記録124から、判定対象の時期の応答の記録を読み出す(ステップS400)。判定対象の時期は、予め定められたものであってよく、例えば検出工程S31での実行期間と一致するものでもよいし、あるいは何らかの基準により指定された時期であってもよい。
次にCPU110は、読み出した応答の記録を集計する(ステップS411)。具体的には、ステップS400で読み出した応答の記録から、第1のグループに分類されたユーザからの応答が検出された数(検出応答数)、また識別符号を正常に表示したと判定した応答の数(正常応答数)を読み出す。その上で、CPU110は、第1のグループに分類されたユーザについて、図18に示す割当グループ125A、当該グループへの送信メール数125B、当該グループの検出応答数125C、正常応答数125E、および正常応答率125F(検出応答数125Cを正常応答数125E割った数値)を算出する。CPU110は、これらからなる算出結果125を、記憶装置120あるいはRAM112に記録する。また、CPU110は第2のグループに分類されたユーザからの応答についても同様の処理を行い、それぞれ送信メール数125B、検出応答数125C、正常応答数125E、および正常応答率125Fを算出し記録する。
次にCPU110は、算出結果125に基づいて、第1のグループと第2のグループで応答に有意な差があるか否かを判定する(ステップS430)。判定に当たっては、例えば第1のグループの正常応答率125Fと、第2のグループの正常応答率125Fとを比較し、その差が基準値(一例として、5%)以内であれば有意な差はないとし、差が基準値を超えていれば有意な差があるとしてもよい。あるいは、実施の形態1と同様に、パラメトリック検定による統計分析(t検定、G検定、もしくは2項検定等)による検定を用いてもよい。
ステップS430で、第1のグループと第2のグループとで応答に有意な差がないと判定した場合(ステップS430:NO)、CPU110は、いずれのグループにおいても、文字コードの違いによりコンテンツを表示できない問題は生じていないと判定する(ステップS421)。これは、識別符号を正常に表示できなかったと判定した応答が一定数あったとしても、そのような応答が第1のグループと第2のグループとで同程度の割合で生じている場合、正常に表示できない現象は、コンテンツを構成する文字コードの違いに由来するものではないと考えられるためである。
一方、ステップS430で、第1のグループと第2のグループとで応答に有意な差があると判定した場合(ステップS430:YES)、CPU110は、いずれかグループにおいて、コンテンツを表示できない問題が発生したと判定する(ステップS422)。
ステップS421あるいはステップS422により、いずれかのグループでコンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定すると、CPU110は、判定工程S41を終了する。
実施の形態2では、識別符号をユーザの端末で表示した状態が正常か異常かを判定し、その結果が第1のグループと第2のグループで差異があるかどうかにより、用いている文字コードの差異によって表示の問題が生じているか否かを判定した。しかし、正常か異常かを逐次判定することにより異常が生じていることを識別してもよい。また、グループ分けによらない判定も可能である。
実施の形態2においては、メール送信装置20は、宛先ユーザの端末から出力されるコンテンツの部分を受信すると、受信したコンテンツの部分それぞれについて、ステップS330により「正常」あるいは「異常」と判定する。そのため、判定工程S41を実行し、第1のグループに分類されたユーザからの応答と、第2のグループに分類されたユーザからの応答とを対比せずとも、個々の宛先ユーザにおいて正常にコンテンツを表示できたか判定することができる。そのため、メール送信装置20は、分類部11によって宛先メールアドレスを2つのグループに分ける必要はなく、従って分類部11を必ずしも備えなくともよい。その場合、宛先メールアドレスリスト121に登録された宛先メールアドレス全てに同一の文字コードでコンテンツを送信し、そのうち「異常」と判定される応答を送信したユーザの割合を評価することで、当該文字コードを使用することの妥当性を検証することができる。
識別符号は、一例として長音記号(−)を用いたが、他の符号でもよく、例えばチルダ符号(〜)、バックスラッシュ等など任意のものを用いることができる。
本発明の実施形態にかかるメール送信装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いても実現可能である。例えば、コンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magnet Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶して配布し、これをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行するソースプログラム解析システムを構成しても良い。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを記憶しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
また、本発明の実施形態に係るメール送信装置は、一台で実現されるものに限定されない。複数のコンピュータが上述した各部の機能を分担することにより、それらの複数のコンピュータからなる一つのシステムとして各機能を提供するものであってもよい。
ここまで本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1:ユーザ群
1a:第1のグループに割り当てられた宛先ユーザ
1b:第2のグループに割り当てられた宛先ユーザ
2:宛先メールアドレスリスト
3:コンテンツ
4:判定結果
10:メール送信装置
11:分類部
12:送信部
13:検出部
14:判定部
15:挿入部
20:メール送信装置
110:CPU
111:ROM
112:RAM
120:記憶装置
121:宛先メールアドレスリスト
121A:メールアドレスID
121B:宛先メールアドレス
121C:割当グループ
122:送信コンテンツ
122A:テキストデータ
122B:画像データ
122C:応答フォーム
123:文字コードテーブル
124:応答記録
124A:応答日時
124B:割当グループ
124C:判定結果
125:算出結果
125A:割当グループ
125B:送信メール数
125C:検出応答数
125D:応答率
125E:正常応答数
125F:正常応答率
130:操作デバイス
140:ディスプレイ
150:ネットワークインターフェース
160:内部バス

Claims (8)

  1. コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類部と、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信部と、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出部と、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定部と、
    を備えるメール送信装置。
  2. 前記検出部は、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対してユーザから反応があった割合を示す第1の応答率と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対してユーザから反応があった割合を示す第2の応答率とを算出し、
    前記判定部は、前記第1の応答率と、前記第2の応答率とを対比することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する、
    請求項1に記載のメール送信装置。
  3. 前記コンテンツは、ユーザによる操作を識別して前記検出部に通知する操作通知コマンドを含むものであり、
    前記検出部は、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記操作通知コマンドによって通知された、ユーザによる操作の数を検出することにより、前記第1の応答率を算出し、また前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記操作通知コマンドによって通知された、ユーザによる操作の数を検出することにより、前記第2の応答率を算出する、
    請求項2に記載のメール送信装置。
  4. コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類部と、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信部と、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出部と、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを正常に表示できない問題が生じたか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記コンテンツは、ユーザの操作に応じて表示されているコンテンツの状態を前記検出部に通知する表示状態通知コマンドを含むものであり、
    前記判定部は、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記表示状態通知コマンドによって通知された、前記表示されているコンテンツの状態と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに含まれる前記表示状態通知コマンドによって通知された、前記表示されているコンテンツの状態とを対比することにより、コンテンツを正常に表示できない問題が生じたか否かを判定する、
    ール送信装置。
  5. コンテンツに、画面には表示されない識別符号を挿入し、当該コンテンツに対するユーザの反応に応じて当該識別符号が挿入された部分を出力する出力コマンドをさらに挿入する挿入部、をさらに備え、
    前記送信部により送信されるコンテンツは、前記識別符号と前記出力コマンドとが挿入された前記コンテンツであり、
    前記検出部は、前記出力コマンドによって出力された部分を検出し、
    前記判定部は、前記検出された部分と、前記識別符号とを対比してコンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメール送信装置。
  6. コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類ステップと、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信ステップと、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出ステップと、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定ステップと、
    を備えるメール送信方法。
  7. コンピュータに、
    コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類手順、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信手順、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出手順、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定手順、
    を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  8. コンピュータに、
    コンテンツを送付すべき複数の宛先メールアドレスを、第1のグループと第2のグループとに分類する分類手順、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに、第1の文字コードで記載されたコンテンツを電子メールによって送信し、かつ、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに、第2の文字コードで記載された当該コンテンツを電子メールによって送信する送信手順、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応および前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対するユーザの反応を検出する検出手順、
    前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応と、前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツに対する反応とに有意な差があるか否かを判定することにより、前記第1のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツ又は前記第2のグループに分類された宛先メールアドレスに送信された前記コンテンツのいずれかにおいて、コンテンツを表示できない問題が生じたか否かを判定する判定手順、
    を実行させるためのプログラム。
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