JP6903978B2 - 携帯端末、サーバ装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

携帯端末、サーバ装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明はアプリケーションのテストに関する。
携帯端末において、様々なアプリケーションが利用されている。ここで一般に、アプリケーションは、開発者などによってテストされ、正しく動作することが確認された上でユーザに提供される。そこで、このようなアプリケーションのテストに利用するシステムが開発されている。
例えば特許文献1は、携帯端末におけるアプリケーションのテストを自動化するアプリケーション検査装置を開示している。アプリケーション検査装置は、テスト対象の携帯端末においてテスト画面を表示させ、そのテスト画面の入力インタフェースに対する操作を自動的に行わせる。その際、アプリケーション検査装置は、携帯端末の表示画面に表示されるテスト画面のレイアウトが携帯端末の仕様に応じて異なることを考慮し、携帯端末の表示画面に表示されたテスト画面をキャプチャして、入力インタフェースの位置を特定する。
特開2015−204468号公報
携帯端末においてアプリケーションが正しく動作するか否かは、動作環境に依存する。例えば動作環境には、携帯端末の機種、又は携帯端末で動作している OS(Operating System)の種類やバージョンなどがある。
アプリケーションの提供を開始する前に全ての動作環境で予めテストを行うことは難しい。これには、1)アプリケーションの動作環境が多岐に渡ること、及び2)OS などのソフトウエアはアプリケーションの提供が開始された後にもバージョンアップされ続けるといった理由がある。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、アプリケーションの提供が開始された後に、そのアプリケーションのテストを効率良く実現するための技術を提供することである。
本発明の第1の携帯端末は、1)当該携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、2)前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信手段と、3)前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行手段と、4)前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行手段と、を有する。
本発明のサーバ装置は、1)携帯端末から、所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を受信する受信手段と、2)各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定手段と、3)前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信手段と、を有する。
本発明の情報処理システムは、携帯端末及びサーバ装置を有する。
前記携帯端末は、1)当該携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、2)前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信手段と、3)前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行手段と、4)前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行手段と、を有する。
前記サーバ装置は、1)前記携帯端末から前記動作環境情報を受信する受信手段と、2)各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定手段と、3)前記判定の結果である前記第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信手段と、を有する。
本発明の第1の制御方法は、携帯端末によって実行される。当該制御方法は、1)前記携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信ステップと、2)前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信ステップと、3)前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行ステップと、4)前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行ステップと、を有する。
本発明の第2の制御方法は、サーバ装置によって実行される。当該制御方法は、1)携帯端末から、所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を受信する受信ステップと、2)各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定ステップと、3)前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信ステップと、を有する。
本発明の第の制御方法は、携帯端末及びサーバ装置を有する情報処理システムにおいて実行される。当該制御方法は、1)前記携帯端末が、前記携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を前記サーバ装置へ送信する送信手段と、2)前記サーバ装置が、前記携帯端末から前記動作環境情報を受信するステップと、3)前記サーバ装置が、各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定するステップと、4)前記サーバ装置が、前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信するステップと、5)前記携帯端末が、前記サーバ装置から前記第1判定結果を受信するステップと、6)前記携帯端末が、前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行するステップと、7)前記携帯端末が、前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行するステップと、を有する。
本発明の第1のプログラムは、本発明の第1の制御方法の各ステップを携帯端末に実行させる。
本発明の第のプログラムは、本発明の第の制御方法の各ステップをサーバ装置に実行させる。
本発明によれば、アプリケーションの提供が開始された後に、そのアプリケーションのテストを効率良く実現するための技術が提供される。
実施形態1の情報処理システムを例示する図である。 情報処理システムの機能構成を例示する図である。 携帯端末を実現するための計算機を例示する図である。 サーバ装置を実現するための計算機を例示する図である。 実施形態1の情報処理システムにおいて実行される処理の流れを例示するシーケンス図である。 動作環境情報の構成をテーブル形式で例示する図である。 実施形態2の情報処理システムを例示するブロック図である。 実施形態2の情報処理システムによって行われる処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態3の情報処理システムを例示するブロック図である。 資産管理アプリケーションが動作している様子を例示する図である。 資産管理アプリケーションを提供している Web サイトの Web ページを例示する図である。 第1テストを例示する図である。 第2テストを例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また各ブロック図において、特に説明がない限り、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく機能単位の構成を表している。
[実施形態1]
図1は、実施形態1の情報処理システム4000を例示する図である。なお、図1は情報処理システム4000の動作の理解を容易にするための図であり、情報処理システム4000の動作を限定するものではない。
情報処理システム4000は、携帯端末2000及びサーバ装置3000を有する。携帯端末2000は、アプリケーション10を動作させる。携帯端末2000は、アプリケーション10を動作させるにあたり、サーバ装置3000を利用して、アプリケーション10のテストを実行する必要があるか否かを特定する。そして、アプリケーション10のテストを実行する必要がある場合、携帯端末2000は、アプリケーション10のテストを実行する。一方、アプリケーション10のテストを実行する必要がない場合、携帯端末2000は、アプリケーション10のテスト以外の処理(例えば、アプリケーション10のメインの処理)を実行する。
ここで、サーバ装置3000は、携帯端末2000におけるアプリケーション10の動作環境を表す情報(以下、動作環境情報)を利用して、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要であるかどうかを判定する。そのために、携帯端末2000はサーバ装置3000に対して動作環境情報を送信する。
サーバ装置3000は、受信した動作環境情報を用いて、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要であるかどうかを判定する。具体的には、サーバ装置3000は、第1判定情報を用いて、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要であるか否かを判定する。第1判定情報は、各動作環境においてアプリケーション10のテストが必要であるか否かを表す情報である。第1判定情報は、サーバ装置3000からアクセス可能な任意の記憶装置に記憶させておく。
サーバ装置3000は、上記判定の結果を携帯端末2000へ送信する。受信した判定結果が「アプリケーション10のテストが必要である」ということを示す場合、携帯端末2000は、アプリケーション10のテストを実行する。一方、受信した判定結果が「アプリケーション10のテストが必要ない」ということを示す場合、携帯端末2000は、アプリケーション10のテストを実行せず、テスト以外の処理を実行する。
本実施形態の情報処理システム4000によれば、携帯端末2000におけるアプリケーション10の動作環境に応じて、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要であるか否かが判定される。そして、テストが必要ない動作環境の携帯端末2000では、テストが行われずに、アプリケーション10の他の処理(例えばメインの処理)が実行される。このように、本実施形態の情報処理システム4000によれば、テストが必要ない動作環境ではアプリケーション10のテストを省略できるため、アプリケーション10がユーザに提供された後の状況におけるアプリケーション10のテストを効率化できる。
一方、テストが必要である動作環境の携帯端末2000では、アプリケーション10のテストが行われる。よって、アプリケーション10がユーザに提供された後の状況において、アプリケーション10のテストを効率化しつつも、テストが必要な動作環境では確実にアプリケーション10のテストを行って、アプリケーション10が正しく動作することを確認することができる。
以下、本実施形態についてさらに詳細を述べる。
<機能構成の例>
図2は、情報処理システム4000の機能構成を例示する図である。情報処理システム4000は、携帯端末2000及びサーバ装置3000を有する。携帯端末2000は、送信部2020、受信部2040、第1処理実行部2060、及び第2処理実行部2080を有する。送信部2020は、携帯端末2000におけるアプリケーション10の動作環境情報をサーバ装置3000へ送信する。受信部2040は、動作環境情報の送信に応じて、サーバ装置3000から、アプリケーション10のテストが必要であるか否かの判定結果(以下、第1判定結果)を受信する。第1処理実行部2060は、アプリケーション10のテストが必要であることを第1判定結果が示す場合に、アプリケーション10のテストを行う第1処理を実行する。第2処理実行部2080は、アプリケーション10のテストが必要でないことを第1判定結果が示す場合に、第1処理以外のアプリケーション10の処理(以下、第2処理)を実行する。
サーバ装置3000は、受信部3020、判定部3030、及び送信部3040を有する。受信部3020は、携帯端末2000からアプリケーション10の動作環境情報を受信する。判定部3030は、受信した動作環境情報及び第1判定情報を用いて、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要であるか否かを判定する。送信部3040は、その結果を示す第1判定結果を携帯端末2000へ送信する。
<携帯端末2000のハードウエア構成の例>
携帯端末2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、携帯端末2000の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図3は、携帯端末2000を実現するための計算機1000を例示する図である。計算機1000は、例えばスマートフォンやタブレット端末などである。計算機1000は、携帯端末2000を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。
計算機1000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1040は、CPU(Central Processing Unit)や GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ1060は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。入出力インタフェース1100は、計算機1000と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。
ネットワークインタフェース1120は、通信網に接続するためのインタフェースである。計算機1000は、ネットワークインタフェース1120を介して、サーバ装置3000を実現するための計算機(後述する計算機5000)と接続されている(図示せず)。
ストレージデバイス1080は、メモリカード、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、又は SSD(Solid State Drive)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1080は携帯端末2000の各機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。例えばこれらのプログラムモジュールは、アプリケーション10に含まれる。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールをメモリ1060に読み出して実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能を実現する。
計算機1000のハードウエア構成は図3に示した構成に限定されず、他の様々な構成をとりうる。例えば、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
図4は、サーバ装置3000を実現するための計算機5000を例示する図である。計算機5000は、据え置き型の計算機(デスクトップコンピュータ)であってもよいし、可搬型の計算機(ラップトップコンピュータや、スマートフォンタブレット端末などの携帯端末)であってもよい。計算機5000は、サーバ装置3000を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。
計算機5000は、バス5020、プロセッサ5040、メモリ5060、ストレージデバイス5080、入出力インタフェース5100、及びネットワークインタフェース5120を有する。以下で説明する点を除き、これらのハードウエアはそれぞれ、計算機1000が有するバス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120と同様のハードウエアである。
ストレージデバイス5080はサーバ装置3000の各機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ5040は、これら各プログラムモジュールをメモリ5060に読み出して実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能を実現する。
計算機5000は、ネットワークインタフェース5120を介して、計算機1000と通信可能に接続される(図示せず)。
<処理の流れ>
図5は、実施形態1の情報処理システム4000において実行される処理の流れを例示するシーケンス図である。送信部2020は、携帯端末2000におけるアプリケーション10の動作環境情報をサーバ装置3000へ送信する(S102)。
受信部3020は、動作環境情報を受信する(S104)。判定部3030は、受信した動作環境情報及び第1判定情報を用いて、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要か否かを示す判定する(S106)。送信部3040は、第1判定結果を携帯端末2000へ送信する(S108)。
受信部2040は、サーバ装置3000から、上記判定結果を受信する(S110)。アプリケーション10のテストが必要であることを第1判定結果が示す場合(S112:YES)、第1処理実行部2060は、アプリケーション10のテストを行う(S114)。アプリケーション10のテストが必要でないことを第1判定結果が示す場合(S112:NO)、第1処理実行部2060は第2処理(アプリケーション10のテスト以外の処理)を実行する(S116)。
<動作環境情報について>
動作環境情報は、携帯端末2000におけるアプリケーション10の動作環境を表す情報である。前述したように、動作環境情報は、例えば携帯端末2000の機種や、携帯端末2000においてアプリケーション10の動作に利用される OS に関する情報である。機種に関する情報は、例えば、携帯端末2000を実現する計算機1000の製造メーカや型番などを示す。OS に関する情報は、例えば、OS の種類(Android(登録商標)や iOS(登録商標)など)やバージョンなどを示す。
図6は、動作環境情報の構成をテーブル形式で例示する図である。図6のテーブルをテーブル200と表記する。テーブル200は、機種情報202及び OS 情報204という2つの列を有する。機種情報202は、メーカ名206及び型番208を含む。OS 情報204は、種類210及びバージョン212を含む。
なお、動作環境情報が示す情報は、前述した機種に関する情報と OS に関する情報に限定されない。例えば動作環境情報は、携帯端末2000を実現する計算機1000に搭載されている各ハードウエアに関する情報(CPU やメモリの製造メーカや型番)や、アプリケーション10の動作に利用されるミドルウェアに関する情報(ミドルウェアの種類やバージョン)などを含んでもよい。
送信部2020は、動作環境情報を送信するために、前述した携帯端末2000の機種に関する情報や、携帯端末2000で動作している OS に関する情報などを取得する。これらの情報を取得する技術には、既存の技術を利用することができる。
ここで送信部2020は、サーバ装置3000に対してどのような動作環境情報を送信すべきか、すなわち動作環境情報にどのような情報を含めるべきかを把握する必要がある。これを把握する方法は様々である。例えば、動作環境情報にどのような情報を含めるべきかを、送信部2020に予め設定しておく。その他にも例えば、動作環境情報にどのような情報を含めるべきかを示す情報を、送信部2020からアクセス可能な記憶装置(例えばストレージデバイス1080)に予め記憶させておく。その他にも例えば、送信部2020は、動作環境情報を送信する前にサーバ装置3000へアクセスし、動作環境情報にどのような情報を含めるべきかを示す情報をサーバ装置3000から取得してもよい。
<動作環境情報の送信:S102>
送信部2020は、サーバ装置3000に対して動作環境情報を送信する(S102)。ここで、携帯端末2000とサーバ装置3000とは、任意のネットワークを介して接続される。サーバ装置3000に対して動作環境情報を送信するために、携帯端末2000は、ネットワーク上におけるサーバ装置3000の所在(例えばドメイン名、IP(Internet Protocol)アドレス、又はメールアドレス)を把握する必要がある。以下、ネットワーク上におけるサーバ装置3000の所在を、サーバ装置3000のネットワークアドレスと呼ぶ。
サーバ装置3000のネットワークアドレスは、携帯端末2000に予め設定されていてもよいし、携帯端末2000からアクセス可能な記憶装置(例えばストレージデバイス1080)に記憶されていてもよい。例えばサーバ装置3000のネットワークアドレスは、アプリケーション10を計算機1000にインストールする際に、アプリケーション10と共にストレージデバイス1080に格納される。
<テスト要否の判定:S106>
送信部3040は、動作環境情報及び第1判定情報を用いて、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要であるか否かを判定する(S106)。その判定方法は、第1判定情報が示す情報によって異なる。以下、いくつかの具体例を挙げて説明する。
例えば第1判定情報は、アプリケーション10のテストが必要ない動作環境を表す動作環境情報の一覧を示すリストである。この場合、判定部3030は、携帯端末2000から受信した動作環境情報が、第1判定情報に含まれているか否かを判定する。受信した動作環境情報が第1判定情報に含まれる場合、判定部3030は、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要ないと判定する。一方、受信した動作環境情報が第1判定情報に含まれない場合、判定部3030は、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要であると判定する。
その他にも例えば、第1判定情報は、動作環境情報に対応づけて、その動作環境情報が表す動作環境においてアプリケーション10のテストが必要であるか否かを示す。この場合、判定部3030は、第1判定情報から、受信した動作環境情報に対応づけられている情報を取得する。取得した情報が「アプリケーション10のテストが必要である」ということを示している場合、判定部3030は、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要であると判定する。一方、取得した情報が「アプリケーション10のテストが必要でない」ということを示している場合、判定部3030は、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが必要でないと判定する。
<<第1判定情報の生成方法>>
第1判定情報の生成方法は様々である。例えば、予め人手で第1判定情報を生成しておく。例えばこのテスト作業は、アプリケーション10の提供者によって行われる。この場合、作業者は、種々の動作環境で予めアプリケーション10のテストを行い、それらの動作環境においてアプリケーション10のテストが必要ないことを示す第1判定情報を生成しておく。
この場合、アプリケーション10のユーザが、予めテストが行われている動作環境でアプリケーション10を利用する場合には、アプリケーション10のテストを行う必要がなくなる。一方で、テストが行われていない動作環境では、アプリケーション10の利用に先立ち、アプリケーション10のテストが行われるようになる。こうすることで、テスト済みの動作環境においてアプリケーション10を利用する際にテストの手間を削減できるようにしつつ、テストが行われていない環境ではアプリケーション10のテストが確実に行われるようにすることで、アプリケーション10の誤動作を防ぐことができる。
なお、第1判定情報の生成方法は、上述した方法に限定されない。その他の方法については、後述の他の実施形態で例示する。
<一連の処理を行う契機>
情報処理システム4000が図5に示す一連の処理を行う契機は様々である。例えば、携帯端末2000においてアプリケーション10がインストールされたことを契機として、携帯端末2000がサーバ装置3000へ動作環境情報を送信することにより、一連の処理が実行される。その他にも例えば、携帯端末2000においてアプリケーション10が起動されたことを契機として、携帯端末2000がサーバ装置3000へ動作環境情報を送信することにより、一連の処理が実行されてもよい。
なお、アプリケーション10が起動されたことを契機として携帯端末2000が動作環境情報を送信する場合、その処理は、アプリケーション10がインストール後に初めて起動された時のみ行われてもよいし、アプリケーション10が起動される度に行われてもよい。
[実施形態2]
図7は、実施形態2の情報処理システム4000を例示するブロック図である。以下で説明する点を除き、実施形態2の情報処理システム4000は、実施形態1の情報処理システム4000と同様の機能を有する。
実施形態の情報処理システム4000では、携帯端末2000においてアプリケーション10のテストが行われた場合(第1処理が実行された場合)に、そのテストの結果に応じて、携帯端末2000においてアプリケーション10を実行してよいかどうかが判定される。そのために、実施形態2の携帯端末2000は、第2送信部2100及び第2受信部2120を有する。また、実施形態3のサーバ装置3000は、第2受信部3080、第2判定部3100、及び第2送信部3120を有する。
第2送信部2100は、第1処理の結果(以下、テスト結果)をサーバ装置3000へ送信する。第2受信部3080は、テスト結果を受信する。第2判定部3100は、受信したテスト結果に基づいて、携帯端末2000においてアプリケーション10の実行を許可するか否かを判定する。第2送信部3120は、第2判定部3100による判定の結果(以下、第2判定結果)を携帯端末2000へ送信する。
第2受信部2120は、第2判定結果を受信する。第2処理実行部2080は、第2判定結果がアプリケーション10の実行を許可することを示している場合に、第2処理を実行する。一方、第2判定結果がアプリケーション10の実行を許可しないことを示している場合、第2処理実行部2080は第2処理を実行しない。
本実施形態の情報処理システム4000によれば、携帯端末2000によって行われたテストの結果に応じ、アプリケーション10の実行の可否がサーバ装置3000によって自動的に判定される。こうすることで、アプリケーション10が正しく動作する動作環境でのみアプリケーション10が実行できるようにすることができる。
<処理の流れ>
図8は、実施形態2の情報処理システム4000によって行われる処理の流れを例示するフローチャートである。図8に示す一連の処理は、S114(第1処理の実行)の後に実行される。
第2送信部2100は、テスト結果をサーバ装置3000へ送信する(S202)。第2受信部3080は、テスト結果を受信する(S204)。第2判定部3100は、受信したテスト結果に基づいて、携帯端末2000においてアプリケーション10の実行を許可するか否かを判定する(S206)。第2送信部3120は、第2判定結果を携帯端末2000へ送信する(S208)。第2受信部2120は、第2判定結果を受信する(S210)。
第2判定結果がアプリケーション10の実行を許可することを示している場合(S212:YES)、第2処理実行部2080が第2処理を実行する(S214)。一方、第2判定結果がアプリケーション10の実行を許可しないことを示している場合(S212:NO)、図8の処理は終了する。
<テスト結果に基づく判定の方法:S206>
第2判定部3100は、携帯端末2000から受信するテスト結果に基づいて、携帯端末2000においてアプリケーション10の実行を許可するか否かを判定する。具体的には、第2判定部3100は、テスト結果が所定の基準を満たしている場合に、携帯端末2000においてアプリケーション10の実行を許可すると判定する。一方、第2判定部3100は、テスト結果が所定の基準を満たしていない場合に、携帯端末2000においてアプリケーション10の実行を許可しないと判定する。
ここで、上述の所定の基準には、テストの態様に応じて様々なものを採用することができる。例えばテストがスコアを算出するものである場合、「スコアが基準値以上である」という基準を採用できる。その他にも例えば、テストが「成功又は失敗」や「正しい又は誤り」という結果を出すものである場合、「テスト結果が成功を示すこと」や「テスト結果が正しいこと」などといった基準を採用できる。
ここで、テストに複数の項目がある場合、例えば、「複数のスコアの統計値が基準値以上である」や「成功や正しいという結果が所定数以上ある」などといった基準を採用することができる。
<ハードウエア構成>
実施形態2の携帯端末2000を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図2によって表される。ただし、本実施形態の携帯端末2000を実現する計算機1000のストレージデバイス1080には、本実施形態の携帯端末2000の機能を実現するプログラムモジュールがさらに記憶される。
実施形態2のサーバ装置3000を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図2によって表される。ただし、本実施形態のサーバ装置3000を実現する計算機5000のストレージデバイス5080には、本実施形態のサーバ装置3000の機能を実現するプログラムモジュールがさらに記憶される。
<変形例>
テストの結果によってアプリケーション10の実行を許可するか否かの判定は、サーバ装置3000ではなく、携帯端末2000において行われてもよい。この場合、携帯端末2000は第2送信部2100を有さなくてよい。また、サーバ装置3000は、第2受信部3080、第2判定部3100、及び第2送信部3120を有さなくてもよい。
例えば携帯端末2000は、第1処理実行部2060によって実行されたテストの結果が正しいか否か(所定の基準を満たしているか否か)を表す入力を、携帯端末2000のユーザから受け付ける。テストの結果が正しいことを示す入力を携帯端末2000が受け付けた場合、第2処理実行部2080は第2処理を実行する。一方、テストの結果が正しくないことを示す入力を携帯端末2000が受け付けた場合、第2処理実行部2080は第2処理を実行しない。つまり、携帯端末2000においてアプリケーション10の実行を許可するか否かは、携帯端末2000のユーザによって判断されることとなる。ここで、「テストの結果が正しいか否かを示す入力」は、「アプリケーション10の実行を許可するか否かを示す入力」とも表現できる。
その他にも例えば、前述した第2判定部3100の機能を携帯端末2000に持たせてもよい。すなわち、携帯端末2000は、第1処理実行部2060によって実行されたテストの結果が所定の基準を満たしているか否かを判定する。テスト結果が所定の基準を満たしている場合、携帯端末2000は、アプリケーション10の実行を許可すると判定する。よって、第2処理実行部2080によって第2処理が実行される。一方、テスト結果が所定の基準を満たしていない場合、携帯端末2000は、アプリケーション10の実行を許可しないと判定する。よって、第2処理実行部2080によって第2処理が行われない。なお、上記所定の基準は、予め携帯端末2000からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよいし、携帯端末2000がサーバ装置3000から取得するようにしてもよい。
[実施形態3]
図9は、実施形態3の情報処理システム4000を例示するブロック図である。以下で説明する点を除き、実施形態3の情報処理システム4000は、実施形態2の情報処理システム4000と同様の機能を有する。なお、実施形態3の携帯端末2000は実施形態2の携帯端末2000と同様であるため、図9において携帯端末2000の内部構成が省略されている。
実施形態3のサーバ装置3000は、第2判定部3100による判定の結果(第2判定結果)に基づいて、第1判定情報を更新する。そのために、実施形態3のサーバ装置3000は更新部3140を有する。
更新部3140は、動作環境情報が同じである複数の携帯端末2000それぞれについての第2判定結果を用いて、その動作環境情報に対応する第1判定情報を更新する。例えば更新部3140は、動作環境情報が同じである複数の携帯端末2000のうち、所定数以上又は所定割合以上の携帯端末2000についての第2判定結果が「アプリケーション10の実行を許可する」という結果を示す場合に、その動作環境情報によって表される動作環境においてアプリケーション10の実行を許可することを示すように、第1判定情報を更新する。
ここで、サーバ装置3000は、各携帯端末2000について得られる第2判定結果を記憶装置に記憶させておく。この記憶装置は、サーバ装置3000からアクセス可能な任意の記憶装置(例えばストレージデバイス5080)である。
更新部3140の処理が実行される契機は様々である。例えば更新部3140は、第2判定部3100によって新たな第2判定結果が得られた場合に、対象となっている動作環境情報と同じ動作環境情報を持つ各携帯端末2000について得られた第2判定結果を記憶装置から取得する。そして、更新部3140は、新たに得られた第2判定結果及び記憶装置から取得した第2判定結果に基づいて、第1判定情報を更新するか否かを判定する。
その他にも例えば、更新部3140は、定期的に(例えば一日に一回の周期で)、第1判定情報を更新するか否かを判定してもよい。
<作用効果>
本実施形態の情報処理システム4000によれば、携帯端末2000において行われたテストの結果に応じて、その携帯端末2000と同じ動作環境においてアプリケーション10のテストが必要であるかどうかを示す第1判定情報が更新される。つまり、様々な携帯端末2000においてアプリケーション10が実行されることにより、様々な動作環境について第1判定情報が自動的に生成されていく。よって、様々な動作環境においてアプリケーション10が正しくどうかするかをアプリケーション10の提供者などが手動でチェックしなければならないケースと比較し、アプリケーション10の提供者などにかかる負担が軽減される。
[実施例]
実施例を用いて、情報処理システム4000の動作をより具体的に説明する。以下で説明する実施例は、あくまで例示であり、情報処理システム4000の機能を何ら限定するものではない。
<想定環境>
アプリケーション10は、資産管理対象の物品(以下、資産)の管理に利用されるアプリケーションである。資産管理対象の物品としては、例えば、オフィスのパソコンやプリンタ、店舗の什器、又は工場の機械設備など、様々なものを扱える。資産には、資産識別子(資産に固有の識別子)が符号化されたバーコードが付されているとする。この識別子は、数値であってもよいし文字列であってもよい。なお、文字列を構成する文字には数字が含まれてもよい。以下、本実施例におけるアプリケーション10を、資産管理アプリケーションと表記する。
図10は、資産管理アプリケーションが動作している様子を例示する図である。資産管理アプリケーションは、携帯端末2000のカメラを動作させて、資産70の資産識別子を読み取る。そして資産管理アプリケーションは、読み取った資産識別子に対応する資産70の情報を、携帯端末2000に設けられている表示画面40に表示させる。
資産管理アプリケーションは、テスト処理を実行するモード(以下、テストモード)と、前述した資産管理のための処理を実行するモード(以下、メインモード)という2つのモードのいずれかで動作する。テストモードで実行される処理は、前述した第1処理に相当する。メインモードで実行される処理は、前述した第2処理に相当する。
ここで、資産管理アプリケーションは、1)バーコード30を正しく読み取ることができる、及び2)バーコード30の読み取り結果が正しく表示画面40に表示される、という2つの条件を満たす動作環境において利用される必要がある。そこで、本実施例の情報処理システム4000において、第1判定情報は、上記2つの条件が満たされることが確認されている動作環境を表す動作環境情報を示す。つまり、携帯端末2000の動作環境情報が第1判定情報に示されている場合、携帯端末2000において資産管理アプリケーションのテストが必要ない。一方、携帯端末2000の動作環境情報が第1判定情報に示されていない場合、携帯端末2000において資産管理アプリケーションのテストが必要となる。
<資産管理アプリケーションのインストール>
まず、資産管理アプリケーションを初めて利用するユーザは、資産管理アプリケーションを携帯端末にインストールする。このインストールは、例えば、QR コード(登録商標)を利用して行われる。資産管理アプリケーションを初めて利用するユーザは、まず、他のコンピュータ(例えばパソコン)を利用して、資産管理アプリケーションを提供している Web サイトにアクセスする。
図11は、資産管理アプリケーションを提供している Web サイトの Web ページ120を例示する図である。図11において、Web ページ120は表示画面80に表示されている。表示画面80は、携帯端末2000のユーザが利用するパソコンに接続されているディスプレイ装置の表示画面である。この Web ページ120には、インストール用コード110が含まれる。
ユーザは、携帯端末130のカメラでインストール用コード110を読み取ることで、携帯端末130に資産管理アプリケーションをダウンロードさせ、携帯端末130に資産管理アプリケーションをインストールさせる。その結果、携帯端末130が本実施形態の携帯端末2000として機能するようになる。なお、QR コード(登録商標)などのコードを利用して携帯端末にアプリケーションをインストールする技術には、既存の技術を利用することができる。
<動作の流れ>
上述した想定環境において情報処理システム4000が動作する流れを説明する。まず前述したように、ユーザは、資産管理アプリケーションを携帯端末130にインストールする。ユーザは、携帯端末130を操作して、資産管理アプリケーションを起動する。資産管理アプリケーションは、携帯端末130において初めて起動されたことを認識すると、動作環境情報を生成し、その動作環境情報をサーバ装置3000へ送信する。
サーバ装置3000は、受信した動作環境情報が第1判定情報に含まれるか否かを判定する。ここで、本実施例の携帯端末130の動作環境情報が第1判定情報に含まれていなかったとする。この場合、サーバ装置3000は、携帯端末130において資産管理アプリケーションのテストが必要であると判定し、その判定結果(第1判定結果)を携帯端末130へ送信する。この第1判定結果を受信した資産管理アプリケーションは、テストモードへ遷移する。
<資産管理アプリケーションのテスト>
資産管理アプリケーションのテストは、1)バーコード30を正しく読み取ることができるかどうかのテスト(以下、第1テスト)、及び2)バーコード30の読み取り結果が正しく表示画面40に表示されるかどうかのテスト(以下、第2テスト)という2つを含む。
図12は、第1テストを例示する図である。第1テストにおいて、ユーザは、携帯端末130のカメラに、テスト用のバーコード30を撮像させる。テスト用のバーコード30は、前述した Web ページ120に表示されている。資産管理アプリケーションは、携帯端末130に設けられているカメラによって撮像されたバーコード30を復号することで、バーコード30によって表される識別子を特定する。資産管理アプリケーションは、この特定した識別子をサーバ装置3000へ送信する。
サーバ装置3000は、資産管理アプリケーションから受信した識別子が正しいか否かを判定する。具体的には、サーバ装置3000は、受信した識別子と、前述した Web ページ120に含まれるテスト用のバーコード30によって表される資産識別子とが一致するかどうかを判定する。これらが一致する場合、サーバ装置3000は、「携帯端末130においてバーコード30を正しく読み取ることができる」と判定する。一方、これらが一致しない場合、サーバ装置3000は、「携帯端末130においてバーコード30を正しく読み取ることができない」と判定する。
なお、第1テストに利用されるバーコード30の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。図12の例では、2つのバーコード30(バーコード30−1及びバーコード30−2)が利用される。そのため、サーバ装置3000は、携帯端末130がバーコード30−1から読み取った識別子とバーコード30−2から読み取った識別子の双方が正しい場合に、「携帯端末130においてバーコード30を正しく読み取ることができる」と判定する。一方、上記の識別子のいずれか一方又は双方が正しくない場合、サーバ装置3000は、「携帯端末130においてバーコード30を正しく読み取ることができない」と判定する。
図13は、第2テストを例示する図である。第2テストは、第1テストの後に行われる。資産管理アプリケーションは、第1テストにおいてバーコード30を読み取った結果を含む画面140を生成し、携帯端末130の表示画面40に表示させる。画面140は、表示エリア142と選択ボタン(OKボタン144及びNGボタン146)を含む。表示エリア142は、バーコード30の読み取り結果が表示されるエリアである。
ここで、前述した Web ページ120には、表示画面40に表示されるべき読み取り結果を表すサンプル画像150が表示されている。ユーザは、表示エリア142とサンプル画像150を比較することで、表示エリア142が正しいか否かを判断する。具体的には、ユーザは、表示エリア142において表示崩れなどが起こっていないかどうかを判断する。
ユーザは、判断結果に対応する選択ボタンを押下する。表示エリア142において読み取り結果が正しく表示されていると判断した場合、ユーザは、OKボタン144を押す。一方、表示エリア142において読み取り結果が正しく表示されていないと判断した場合、ユーザは、NGボタン146を押す。資産管理アプリケーションは、第2テストの結果(ユーザによる判断の結果)を示す情報をサーバ装置3000へ送信する。
サーバ装置3000は、第1テストの結果及び第2テストの結果に基づいて、携帯端末130において資産管理アプリケーションのメイン処理の実行を許可するか否かを判定する。具体的には、1)第1テストにおいて、バーコード30を正しく読み取ることができると判定し、なおかつ2)第2テストにおいて、OKボタン144が押された場合、サーバ装置3000は、携帯端末130において資産管理アプリケーションのメイン処理の実行を許可すると判定する。一方、1)第1テストにおいて、バーコード30を正しく読み取ることができないと判定したか、又は2)第2テストにおいて、NGボタン146が押された場合、サーバ装置3000は、携帯端末130において資産管理アプリケーションのメイン処理の実行を許可しないと判定する。サーバ装置3000は、この判定結果(第2判定結果)を資産管理アプリケーションへ送信する。
資産管理アプリケーションは、サーバ装置3000から送信された第2判定結果を受信する。第2判定結果が、資産管理アプリケーションのメイン処理の実行を許可することを示す場合、資産管理アプリケーションはメインモードに遷移する。よって、資産管理アプリケーションにおいてメイン処理が実行される。一方、第2判定結果が、資産管理アプリケーションのメイン処理の実行を許可しないことを示す場合、資産管理アプリケーションはメインモードに遷移しない。例えばこの場合、資産管理アプリケーションは終了する。
なお、1)第1テストにおいて、バーコード30を正しく読み取ることができないと判定されたか、又は2)第2テストにおいて、NGボタン146が押された場合、携帯端末130の動作環境においてアプリケーション10が正しく動作していないことを意味する。よって、アプリケーション10が正しく動作しない原因を究明し、アプリケーション10を改修する必要がある。そこでこの場合、サーバ装置3000は、携帯端末130の動作環境、第1テストの結果、及び第2テストの結果を示す情報(以下、不具合情報)を生成することが好適である。この不具合情報は、アプリケーション10の改修作業に活用することができる。
さらに、上記不具合情報に基づくアプリケーション10の改修作業が完了した場合、不具合情報に示される動作環境ではアプリケーション10が正しく動作するようになったことが保証されると言える。そこで、例えばアプリケーションの改修を行った作業者は、携帯端末130の動作環境においてアプリケーション10のテストが必要ないことを示すように、第1判定情報を更新してもよい。本実施例の場合、携帯端末130の動作環境情報を第1判定情報に追加することで、その動作環境情報によって表される動作環境においてアプリケーション10のテストが必要ないことが表される。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記各実施形態の組み合わせ、又は上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
1. 携帯端末であって、
当該携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、
前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信手段と、
前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行手段と、
前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行手段と、を有する携帯端末。
2. 前記動作環境情報は、前記携帯端末の機種の情報、及び前記携帯端末で動作しているオペレーティングシステムの情報を含む、1.に記載の携帯端末。
3. 前記第1処理実行手段によって実行されたテストの結果を前記サーバ装置へ送信する第2送信手段と、
前記テストの結果の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムの実行を許可するか否かを示す情報を受信する第2受信手段と、を有し、
前記第2処理実行手段は、前記第2受信手段によって受信された情報が、前記所定プログラムの実行を許可することを示す場合に、前記第2処理を実行する、1.又は2.に記載の携帯端末。
4. 前記第1処理実行手段は、当該携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、
前記第2送信手段は、前記算出された識別子を前記テストの結果として前記サーバ装置へ送信する、3.に記載の携帯端末。
5. 携帯端末であって、
サーバ装置から所定プログラムをダウンロードするダウンロード手段と、
前記ダウンロードした所定プログラムを実行する実行手段と、を有し、
前記所定プログラムは、
テスト画面を当該携帯端末のディスプレイ装置に表示させ、
前記ディスプレイ装置において前記テスト画面が正常に表示されているか否かを示す情報の入力を受け付け、
前記入力された情報をサーバ装置へ送信する、携帯端末。
6. 携帯端末から、所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を受信する受信手段と、
各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信手段と、を有するサーバ装置。
7. 前記携帯端末から前記所定プログラムのテストの結果を受信する第2受信手段と
前記テストの結果に基づいて、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可するか否かを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段による判定の結果である第2判定結果を前記携帯端末へ送信する第2送信手段と、を有する6.に記載のサーバ装置。
8. 前記携帯端末は、前記テストにおいて、前記携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、前記算出した識別子を当該サーバ装置へ送信し、
前記第2受信手段は、前記送信された識別子を受信し、
前記第2判定手段は、前記受信した識別子が正しい場合に、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可すると判定する、7.に記載のサーバ装置。
9. 動作環境が同じである複数の各前記携帯端末において行われた前記所定プログラムのテストの結果に基づいて、所定数以上又は所定割合以上の前記携帯端末について、前記所定プログラムの実行を許可すると判定された場合に、その動作環境の各前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要ないことを表すように前記第1判定情報を更新する更新手段を有する、6.乃至8.いずれか一つに記載のサーバ装置。
10. 携帯端末及びサーバ装置を有する情報処理システムであって、
前記携帯端末は、
当該携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、
前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信手段と、
前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行手段と、
前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行手段と、を有し、
前記サーバ装置は、
前記携帯端末から前記動作環境情報を受信する受信手段と、
各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定の結果である前記第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信手段と、を有する、情報処理システム。
11. 前記携帯端末は、前記第1処理実行手段によって実行されたテストの結果を前記サーバ装置へ送信する第2送信手段を有し、
前記サーバ装置は、
前記テストの結果を受信する第2受信手段と
前記テストの結果に基づいて、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可するか否かを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段による判定の結果である第2判定結果を前記携帯端末へ送信する第2送信手段と、を有し、
前記携帯端末は、前記第2判定結果を受信する第2受信手段を有し、
前記第2処理実行手段は、前記第2判定結果が前記所定プログラムの実行を許可することを示す場合に、前記第2処理を実行する、10.に記載の情報処理システム。
12. 前記第1処理実行手段は、前記携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、
前記第2送信手段は、前記算出された識別子を前記テストの結果として前記サーバ装置へ送信し、
前記第2受信手段は、前記送信された識別子を受信し、
前記第2判定手段は、前記受信した識別子が正しい場合に、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可すると判定する、11.に記載の情報処理システム。
13. 携帯端末によって実行される制御方法であって、
前記携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信ステップと、
前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信ステップと、
前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行ステップと、
前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行ステップと、を有する制御方法。
14. 前記動作環境情報は、前記携帯端末の機種の情報、及び前記携帯端末で動作しているオペレーティングシステムの情報を含む、13.に記載の制御方法。
15. 前記第1処理実行ステップにおいて実行されたテストの結果を前記サーバ装置へ送信する第2送信ステップと、
前記テストの結果の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムの実行を許可するか否かを示す情報を受信する第2受信ステップと、を有し、
前記第2受信ステップにおいて受信された情報が、前記所定プログラムの実行を許可することを示す場合に、前記第2処理を実行する、13.又は14.に記載の制御方法
16. 前記第1処理実行ステップにおいて、当該携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、
前記第2送信ステップにおいて、前記算出された識別子を前記テストの結果として前記サーバ装置へ送信する、15.に記載の制御方法。
17. 携帯端末によって実行される制御方法であって、
サーバ装置から所定プログラムをダウンロードするダウンロードステップと、
前記ダウンロードした所定プログラムを実行する実行ステップと、を有し、
前記所定プログラムは、
テスト画面を当該携帯端末のディスプレイ装置に表示させ、
前記ディスプレイ装置において前記テスト画面が正常に表示されているか否かを示す情報の入力を受け付け、
前記入力された情報をサーバ装置へ送信する、制御方法。
18. サーバ装置によって実行される制御方法であって、
携帯端末から、所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を受信する受信ステップと、
各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信ステップと、を有する制御方法。
19. 前記携帯端末から前記所定プログラムのテストの結果を受信する第2受信ステップと
前記テストの結果に基づいて、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可するか否かを判定する第2判定ステップと、
前記第2判定ステップによる判定の結果である第2判定結果を前記携帯端末へ送信する第2送信ステップと、を有する18.に記載の制御方法。
20. 前記携帯端末は、前記テストにおいて、前記携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、前記算出した識別子を当該サーバ装置へ送信し、
前記第2受信ステップにおいて、前記送信された識別子を受信し、
前記第2判定ステップにおいて、前記受信した識別子が正しい場合に、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可すると判定する、19.に記載の制御方法。
21. 動作環境が同じである複数の各前記携帯端末において行われた前記所定プログラムのテストの結果に基づいて、所定数以上又は所定割合以上の前記携帯端末について、前記所定プログラムの実行を許可すると判定された場合に、その動作環境の各前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要ないことを表すように前記第1判定情報を更新する更新ステップを有する、18.乃至20.いずれか一つに記載の制御方法。
22. 携帯端末及びサーバ装置を有する情報処理システムにおいて実行される制御方法であって、
前記携帯端末が、前記携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を前記サーバ装置へ送信する送信手段と、
前記サーバ装置が、前記携帯端末から前記動作環境情報を受信するステップと、
前記サーバ装置が、各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定するステップと、
前記サーバ装置が、前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信するステップと、
前記携帯端末が、前記サーバ装置から前記第1判定結果を受信するステップと、
前記携帯端末が、前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行するステップと、
前記携帯端末が、前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行するステップと、を有する制御方法。
23. 前記携帯端末が、前記テストの結果を前記サーバ装置へ送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記テストの結果を受信するステップと、
前記サーバ装置が、前記テストの結果に基づいて、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可するか否かを判定するステップと、
前記サーバ装置が、前記テストの結果に基づく判定の結果である第2判定結果を前記携帯端末へ送信するステップと、
前記携帯端末が、前記第2判定結果を受信するステップと、
前記携帯端末が、前記第2判定結果が前記所定プログラムの実行を許可することを示す場合に、前記第2処理を実行するステップと、を有する22.に記載の制御方法。
24. 前記テストにおいて、前記携帯端末は、前記携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、
前記テストの結果は前記算出された識別子であり、
前記サーバ装置は、前記受信した識別子が正しい場合に、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可すると判定する、23.に記載の制御方法。
25. 13.乃至17.いずれか一つに記載の制御方法の各ステップを携帯端末に実行させるプログラム。
26. 18.乃至21.いずれか一つに記載の制御方法の各ステップをサーバ装置に実行させるプログラム。
10 アプリケーション
30 バーコード
40 表示画面
70 資産
80 表示画面
110 インストール用コード
120 Web ページ
130 携帯端末
140 画面
142 表示エリア
144 OKボタン
146 NGボタン
150 サンプル画像
200 テーブル
202 機種情報
204 情報
206 メーカ名
208 型番
210 種類
212 バージョン
1000 計算機
1020 バス
1040 プロセッサ
1060 メモリ
1080 ストレージデバイス
1100 入出力インタフェース
1120 ネットワークインタフェース
2000 携帯端末
2020 送信部
2040 受信部
2060 第1処理実行部
2080 第2処理実行部
2100 第2送信部
2120 第2受信部
3000 サーバ装置
3020 受信部
3030 判定部
3040 送信部
3080 第2受信部
3100 第2判定部
3120 第2送信部
3140 更新部
4000 情報処理システム
5000 計算機
5020 バス
5040 プロセッサ
5060 メモリ
5080 ストレージデバイス
5100 入出力インタフェース
5120 ネットワークインタフェース

Claims (16)

  1. 携帯端末であって、
    当該携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、
    前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信手段と、
    前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行手段と、
    前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行手段と、を有する携帯端末。
  2. 前記動作環境情報は、前記携帯端末の機種の情報、及び前記携帯端末で動作しているオペレーティングシステムの情報を含む、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記第1処理実行手段によって実行されたテストの結果を前記サーバ装置へ送信する第2送信手段と、
    前記テストの結果の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムの実行を許可するか否かを示す情報を受信する第2受信手段と、を有し、
    前記第2処理実行手段は、前記第2受信手段によって受信された情報が、前記所定プログラムの実行を許可することを示す場合に、前記第2処理を実行する、請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記第1処理実行手段は、当該携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、
    前記第2送信手段は、前記算出された識別子を前記テストの結果として前記サーバ装置へ送信する、請求項3に記載の携帯端末。
  5. 携帯端末から、所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を受信する受信手段と、
    各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信手段と、を有するサーバ装置。
  6. 前記携帯端末から前記所定プログラムのテストの結果を受信する第2受信手段と
    前記テストの結果に基づいて、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段による判定の結果である第2判定結果を前記携帯端末へ送信する第2送信手段と、を有する請求項に記載のサーバ装置。
  7. 前記携帯端末は、前記テストにおいて、前記携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、前記算出した識別子を当該サーバ装置へ送信し、
    前記第2受信手段は、前記送信された識別子を受信し、
    前記第2判定手段は、前記受信した識別子が正しい場合に、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可すると判定する、請求項に記載のサーバ装置。
  8. 動作環境が同じである複数の各前記携帯端末において行われた前記所定プログラムのテストの結果に基づいて、所定数以上又は所定割合以上の前記携帯端末について、前記所定プログラムの実行を許可すると判定された場合に、その動作環境の各前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要ないことを表すように前記第1判定情報を更新する更新手段を有する、請求項乃至いずれか一項に記載のサーバ装置。
  9. 携帯端末及びサーバ装置を有する情報処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    当該携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、
    前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信手段と、
    前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行手段と、
    前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行手段と、を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末から前記動作環境情報を受信する受信手段と、
    各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定の結果である前記第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信手段と、を有する、情報処理システム。
  10. 前記携帯端末は、前記第1処理実行手段によって実行されたテストの結果を前記サーバ装置へ送信する第2送信手段を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記テストの結果を受信する第2受信手段と
    前記テストの結果に基づいて、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段による判定の結果である第2判定結果を前記携帯端末へ送信する第2送信手段と、を有し、
    前記携帯端末は、前記第2判定結果を受信する第2受信手段を有し、
    前記第2処理実行手段は、前記第2判定結果が前記所定プログラムの実行を許可することを示す場合に、前記第2処理を実行する、請求項に記載の情報処理システム。
  11. 前記第1処理実行手段は、前記携帯端末に設けられているカメラによって撮像されたコードを復号して識別子を算出し、
    前記第2送信手段は、前記算出された識別子を前記テストの結果として前記サーバ装置へ送信し、
    前記第2受信手段は、前記送信された識別子を受信し、
    前記第2判定手段は、前記受信した識別子が正しい場合に、前記携帯端末において前記所定プログラムの実行を許可すると判定する、請求項1に記載の情報処理システム。
  12. 携帯端末によって実行される制御方法であって、
    前記携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報をサーバ装置へ送信する送信ステップと、
    前記動作環境情報の送信に応じて、前記サーバ装置から、前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを示す第1判定結果を受信する受信ステップと、
    前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行する第1処理実行ステップと、
    前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行する第2処理実行ステップと、を有する制御方法。
  13. サーバ装置によって実行される制御方法であって、
    携帯端末から、所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を受信する受信ステップと、
    各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信する送信ステップと、を有する制御方法。
  14. 携帯端末及びサーバ装置を有する情報処理システムにおいて実行される制御方法であって、
    前記携帯端末が、前記携帯端末における所定プログラムの動作環境を示す動作環境情報を前記サーバ装置へ送信する送信ステップと、
    前記サーバ装置が、前記携帯端末から前記動作環境情報を受信するステップと、
    前記サーバ装置が、各動作環境情報において前記所定プログラムをテストする必要があるか否かを表す第1判定情報を用いて、前記携帯端末において前記所定プログラムのテストが必要であるか否かを判定するステップと、
    前記サーバ装置が、前記判定の結果である第1判定結果を前記携帯端末へ送信するステップと、
    前記携帯端末が、前記サーバ装置から前記第1判定結果を受信するステップと、
    前記携帯端末が、前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要であることを示す場合に、前記所定プログラムをテストする第1処理を実行するステップと、
    前記携帯端末が、前記第1判定結果が前記所定プログラムのテストが必要でないことを示す場合に、前記第1処理以外の前記所定プログラムの処理である第2処理を実行するステップと、を有する制御方法。
  15. 請求項1に記載の制御方法の各ステップを携帯端末に実行させるプログラム。
  16. 請求項1に記載の制御方法の各ステップをサーバ装置に実行させるプログラム。
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