JP2004341803A - メッセージ送受信最適化方法、メッセージ送受信最適化システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】まず、送り手側の判断システム101は、送り手が送信しようとしているメッセージの内容を解析する。次に、受け手側の判断システム201は、送り手側の判断システム101によるメッセージの解析結果と、プレゼンス情報DB202に格納されている受け手側のプレゼンス情報とに基づいて、送信先候補(受け手端末・ツール)を選択して送信先候補リストを作成する。その後、送り手側の判断システム101は、送信先候補リストの中から送信先を決定し、決定した送信先にメッセージを送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話やインターネット等の通信システムを用いたメッセージの送受信方式を最適化するメッセージ送受信最適化システム、メッセージ送受信最適化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な通信システムが発達しており、それに伴い、メッセージを送信しようとする送り手が、受け手の都合を良く把握し、受け手が最も望む形でメッセージを送信するというマナーやモラルの必要性が社会的に高まりつつある。
【0003】
また、ユーザ1人当たりが利用する端末数は増加傾向にあり、これらの端末の種類も多様である。こうした中で、メッセージの送り手側の端末が受け手側の端末群と接続する際、その接続は簡単にはいかない場合が多い。これは、▲1▼端末間の通信プロトコルに差異があること、▲2▼端末内で使用されるメッセージングツール(メール、IM(インスタントメッセージング)、IP電話等)の違いによって端末間の互換性が保たれないこと等の理由によるからである。さらに、受け手側の端末毎に、サービス内容やそのサービス料が異なり、そのことを送り手側で判断することは困難である。
【0004】
このような状況の中で、メッセージを送信しようとする送り手が、受け手の都合に合わせて、その都度メッセージの最適な送受信方式(受け手側の端末・メッセージングツール、経由する通信ルート、メッセージの形態等)を選択し、受け手が望む形でメッセージを送信することは困難であった。
【0005】
上記の課題を解決すべく、例えば、特許文献1においては、受け手が自己の都合に基づく受信方式(通信機器の種類、通信方法(通信ルート)等)に関する情報を通信システムの蓄積部に予め蓄積しておき、送り手が送信を行う際にこの蓄積部にアクセスして受信方式に関する情報を受け取り、その情報を基に送り手に送信を行う技術が開示されている。この技術によれば、受け手は自己の都合に基づく最適な受信方式により通信を受信することができるという利点がある。
【0006】
また、特許文献2においては、送り手が、受け手側の端末で利用可能なデータを判定し、メッセージを受け手の端末で利用可能なデータに変換した上で送信する技術が開示されている。この技術によれば、受け手は自己の端末で利用可能なデータ形式でメッセージを受信することができるという利点がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−336319号公報
【特許文献2】
特開2002−157196号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された技術においては、受け手が自己の都合に基づく最適な受信方式に関する情報を予め蓄積しておかねばならないため、受け手の静的な状態に対しては対応できるが、刻一刻と変化する動的な状態に対しては対応することができない。このような受け手の動的な状態に対応するためには、受け手にとって最適な受信方式が変化する度に、その受信方式に関する情報を通信システムの蓄積部に登録しておかねばならない。
【0009】
また、特許文献1,2に開示された技術においては、受け手の都合に対する対応は可能であるが、送り手にとっても、どのような内容のメッセージをどのような送信方式で受け手に送信したいか等の都合があり、このような送り手の都合に対しては何ら考慮もなされていない。
【0010】
そこで、本発明の目的は、送り手と受け手の双方にとってメッセージの送受信方式を最適化なものとすることができるメッセージ送受信最適化システム、メッセージ送受信最適化方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のメッセージ送受信最適化方法は、メッセージの送り手側および受け手側に各々配置された送り手側情報処理装置および受け手側情報処理装置によるメッセージ送受信最適化方法において、前記送り手側情報処理装置と前記受け手側情報処理装置との間で、メッセージの送受信を行う前に、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定することを特徴とする。
【0012】
また、前記送り手側情報処理装置にて、メッセージの送信を行う前に、当該メッセージの内容を解析し、メッセージの解析結果を前記受け手側情報処理装置に送信することを特徴とし、また、前記受け手側情報処理装置にて、受け手の状態、受け手が使用する各受け手端末、当該各受け手端末内のメッセージングツール、および当該各受け手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を管理することとし、前記受け手側情報処理装置にて、前記送り手側情報処理装置から送信されてきたメッセージの解析結果と、前記受け手側情報処理装置にて管理している受け手側のプレゼンス情報とに基づいて、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中からメッセージの送信先候補を選択し、選択した送信先候補リストを前記送り手側情報処理装置に送信することを特徴とする。
【0013】
また、前記受け手側情報処理装置にて、メッセージの送信先候補を選択するに際し、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中にon状態のメッセージングツールがある場合には、on状態のメッセージングツールの中から送信先候補を選択することを特徴とする。
【0014】
また、前記受け手側情報処理装置にて、メッセージの送信先候補を選択するに際し、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中にon状態のメッセージングツールがない場合には、最も早くon状態になる可能性が高いメッセージングツールを予測し、予測したメッセージングツールを送信先候補として選択することを特徴とする。
【0015】
また、前記受け手側情報処理装置にて、メッセージの送信先候補を選択するに際し、受け手と送り手の双方の利便性を考慮して送信先候補を選択するか、あるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先候補を選択することを特徴とする。
【0016】
また、前記送り手側情報処理装置にて、送り手の状態、送り手が使用する各送り手端末、当該各送り手端末内のメッセージングツール、および当該各送り手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を管理することとし、前記送り手側情報処理装置にて、前記受け手側情報処理装置から送信されてきた送信先候補リストと、前記送り手側情報処理装置にて管理している送り手側のプレゼンス情報とに基づいて、前記送信先候補リストの中から最適な送信先を決定することを特徴とする。
【0017】
また、前記送り手側情報処理装置にて、メッセージの最適な送信先を決定するに際し、受け手と送り手の双方の利便性を考慮して送信先を決定するか、あるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先を決定することを特徴とする。
【0018】
また、前記送り手側情報処理装置にて、前記送信先候補の中から決定した送信先に応じて通信ルートを決定し、前記送り手側情報処理装置にて、メッセージの解析結果と前記送信先候補リストの中から決定した送信先とに対応するようにメッセージの形態を決定することとしても良い。
【0019】
また、前記送り手側情報処理装置にて、前記決定した形態にメッセージを変換した上で、当該メッセージを、前記決定した通信ルートを経由して、前記決定した送信先に送信することを特徴とする。
【0020】
また、前記送り手側情報処理装置にて、メッセージを送信するに際し、前記受け手側情報処理装置に対して受け手側のプレゼンス情報に変更があるか問い合わせ、変更がない場合にのみ、メッセージを送信することを特徴とする。
【0021】
また、前記送り手側情報処理装置にて、メッセージに添付データが添付されている場合には、メッセージとともに添付データの内容も解析し、添付データの解析結果をメッセージの解析結果に含めて前記受け手側情報処理装置に送信し、前記受け手側情報処理装置にて、前記送り手側情報処理装置から送信されてきた添付データの解析結果に基づいて、添付データを送信する際のデータ形式を前記送り手側情報処理装置に指示し、前記送り手側情報処理装置にて、前記受け手側情報処理装置から指示されたデータ形式に添付データを変換した上で、当該添付データをメッセージとともに、前記決定した通信ルートを経由して、前記決定した送信先に送信することを特徴とする。
【0022】
また、前記送り手側情報処理装置と前記受け手側情報処理装置との間で、メッセージの送受信を行った後も、所定の情報を通信することによりメッセージの送受信結果に基づくフォローを行うことを特徴とする。
【0023】
上記目的を達成するために本発明のメッセージ送受信最適化システムは、メッセージの送り手側および受け手側に各々配置された送り手側情報処理装置および受け手側情報処理装置を有してなるメッセージ送受信最適化システムにおいて、前記送り手側情報処理装置は、送り手側判断システムを有し、前記受け手側情報処理装置は、受け手側判断システムを有し、前記送り手側判断システムと前記受け手側判断システムとは、メッセージの送受信を行う前に、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定することを特徴とする。
【0024】
上記目的を達成するために本発明の一態様の情報処理装置は、メッセージの送り手側に配置された情報処理装置において、メッセージの送受信を行う前に、メッセージの受け手側に配置された受け手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する判断システムを有することを特徴とする。
【0025】
上記目的を達成するために本発明の他の態様の情報処理装置は、メッセージの受け手側に配置された情報処理装置において、メッセージの送受信を行う前に、メッセージの送り手側に配置された送り手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する判断システムを有することを特徴とする。
【0026】
上記目的を達成するために本発明の一態様のプログラムは、メッセージの送り手側に配置された情報処理装置に実行させるプログラムにおいて、メッセージの送受信を行う前に、メッセージの受け手側に配置された受け手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する命令セットを有することを特徴とする。
【0027】
上記目的を達成するために本発明の他の態様のプログラムは、メッセージの受け手側に配置された情報処理装置に実行させるプログラムにおいて、メッセージの送受信を行う前に、メッセージの送り手側に配置された送り手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する命令セットを有することを特徴とする。
【0028】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、送り手側情報処理装置と受け手側情報処理装置との間で、メッセージの送受信を行う前に、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定しているため、送り手と受け手の双方にとってメッセージの送受信方式を最適化なものとすることができるだけでなく、送り手と受け手のどちらか一方にとってメッセージの送受信方式を最適化なものとすることもできるようになる。
【0029】
より具体的には、送り手側情報処理装置において、メッセージの送信前に、当該メッセージの内容を解析し、受け手側情報処理装置において、メッセージの解析結果と受け手側のプレゼンス情報とに基づいて送信先候補を選択し、送り手側情報処理装置において、送信先候補の中から最適な送信先を決定する。
【0030】
したがって、送り手にとっては、自身が作成したメッセージ内容に基づいてメッセージの送信先候補が選択されるため、メッセージの送受信方式の決定に際し、送り手の利便性が考慮されることになる。一方、受け手にとっては、受け手側のプレゼンス情報に基づいてメッセージの送信先候補が選択されるため、メッセージの送受信方式の決定に際し、受け手の利便性が考慮されることになる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態のメッセージ送受信最適化システムを示す図である。
【0033】
図1を参照すると、本発明の一実施形態のメッセージ送受信最適化システムは、メッセージの送り手側に配置された送り手側サーバ10と、メッセージの受け手側に配置された受け手側サーバ20とを有しており、送り手側サーバ10と受け手側サーバ20とは携帯電話網30およびインターネット網40の2つの通信ルートにより互いに接続可能な構成となっている。なお、送り手側サーバ10および受け手側サーバ20は、サーバ、PC、スーパーコンピュータ等の一般的な情報処理装置で実現することが可能である。
【0034】
送り手側サーバ10は、送り手が使用する、PC、携帯電話、PDA等である送り手端末11〜13に接続されており、これらの各送り手端末11〜13内には、電子メール、IM(インスタントメッセージング)、IP電話等であるメッセージングツール111〜113,121〜123,131〜133が備えられている。
【0035】
受け手側サーバ20は、受け手が使用する、PC、携帯電話、PDA等である受け手端末21〜23に接続されており、これらの各受け手端末21〜23内には、電子メール、IM、IP電話等であるメッセージングツール211〜213,221〜223,231〜233が備えられている。
【0036】
表1に、送り手および受け手の各々が使用する端末・メッセージングツールの構成例を示す。
【0037】
【表1】
【0038】
また、送り手側サーバ10は、判断システム101と、プレゼンス情報DB102と、プレゼンス情報管理部103とを有しており、受け手側サーバ20は、判断システム201と、プレゼンス情報DB202と、プレゼンス情報管理部203とを有している。
【0039】
送り手側のプレゼンス情報管理部103は、送り手側のプレゼンス情報を、プレゼンス情報DB102内でデータベース化して管理する。なお、送り手側のプレゼンス情報とは、送り手本人や送り手が使用する送り手端末の総合的な状態に関する情報である。具体的には、送り手側のプレゼンス情報としては、送り手のスケジュールの情報、送り手が使用する送り手端末の情報、各送り手端末内のメッセージングツールの情報、各送り手端末の現在位置を示す位置情報、各送り手端末の使用傾向の情報、各送り手端末の表示画面(大きさ等)の情報、各送り手端末のアドレス帳の情報、メッセージ送信時に経由する通信ルートの情報等が挙げられる。また、プレゼンス情報管理部103は、各送り手端末にて取得したGPS(Global Positioning System)情報等を基に各送り手端末の現在位置を管理する。また、プレゼンス情報管理部103は、送り手側のプレゼンス情報を定期的にあるいは変化が生じた時に読み込み、プレゼンス情報DB102内のプレゼンス情報を最新情報に更新する。
【0040】
一方、受け手側のプレゼンス情報管理部203は、受け手側のプレゼンス情報を、プレゼンス情報DB202内でデータベース化して管理する。なお、受け手側のプレゼンス情報とは、受け手本人や受け手が使用する受け手端末の総合的な状態に関する情報である。具体的には、受け手側のプレゼンス情報としては、受け手のスケジュールの情報、受け手が使用する受け手端末の情報、各受け手端末内のメッセージングツールの情報、各受け手端末の現在位置を示す位置情報、各受け手端末の使用傾向の情報、各受け手端末の表示画面(大きさ等)の情報、各受け手端末のアドレス帳の情報、メッセージ受信時に経由する通信ルートの情報等が挙げられる。また、プレゼンス情報管理部203は、各受け手端末にて取得したGPS情報等を基に各受け手端末の現在位置を管理する。また、プレゼンス情報管理部203は、受け手側のプレゼンス情報を定期的にあるいは変化が生じた時に読み込み、プレゼンス情報DB202内のプレゼンス情報を最新情報に更新する。
【0041】
表2に、受け手側のプレゼンス情報DB202でデータベース化して管理されるプレゼンス情報の例を示す。
【0042】
【表2】
【0043】
送り手側の判断システム101と受け手側の判断システム201とは、メッセージの送受信を行う前に、所定の情報を互いに通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適なメッセージの送受信方式を決定する。
【0044】
具体的には、送り手側の判断システム101は、送り手端末11〜13で作成されたメッセージの内容を解析し、その解析結果を受け手側の判断システム201に送信する機能や、受け手側の判断システム201から送信されてきた送信先候補リストと、プレゼンス情報DB102に格納されているプレゼンス情報とに基づいて最適な送信先を決定する機能や、メッセージを送信先の端末・ツールやメッセージ解析結果に対応するような形式に変換し、変換したメッセージを送信先の端末・ツールに送信する機能を備えている。
【0045】
一方、受け手側の判断システム201は、送り手側の判断システム101から送信されてきたメッセージ解析結果と、プレゼンス情報DB202に格納されているプレゼンス情報とに基づいて送信先候補リストを作成し、その送信先候補リストを送り手側の判断システム101に送信する機能を備えている。
【0046】
なお、本実施形態においては、送り手側サーバ10および受け手側サーバ20の各々の設置場所に特に制限はなく、例えば、送り手あるいは受け手の自宅にホームサーバとして設置することとしても良く、サービス事業者側のサーバとして送り手あるいは受け手の自宅以外の場所に設置することとしても良い。
【0047】
以下に、図1に示した本実施形態のメッセージ送受信最適化システムの動作について説明する。
【0048】
最初に、図1に示した本実施形態のメッセージ送受信最適化システムの動作の概要について図2を参照して説明する。なお、図2においては、送り手と受け手が1対1の関係であるものとする。
【0049】
図2を参照すると、まず、送り手側の判断システム101は、送り手が送り手端末11〜13で作成したメッセージの内容を解析し、メッセージの解析結果を受け手側の判断システム201に送信する(ステップ201)。このとき、メッセージに添付データが添付されている場合には、メッセージの解析結果に添付データの解析結果も含める。
【0050】
次に、受け手側の判断システム201は、送り手側の判断システム101から送信されてきたメッセージの解析結果と、プレゼンス情報DB202に格納されている受け手側のプレゼンス情報とに基づいて、メッセージの解析結果に見合うような送信先候補(受け手端末・ツール)のリストを作成し、作成した送信先候補リストを送り手側の判断システム101に送信する(ステップ202)。
【0051】
このとき、受け手側の判断システム201は、受け手の利便性を優先して送信先候補を選択することとしても良く、送り手と受け手の双方の利便性を考慮して送信先候補を選択することとしても良い。あるいは、送り手の利便性を優先して送信先候補を選択することとしても良い。
【0052】
また、受け手側の判断システム201は、各受け手端末21〜23内のツールの中に、on状態の受け手端末・ツールがある場合は、on状態の受け手端末・ツールの中から送信先候補を選択し、on状態の受け手端末・ツールがない場合は、過去のメッセージングツールの使用傾向情報や受け手のスケジュール情報等に基づいて最も早くon状態になる可能性が高い受け手端末・ツールを送信先候補として選択する。
【0053】
さらに、受け手側の判断システム201は、メッセージに添付データが添付されている場合は(ステップ203のYes)、送信先候補の容量の情報等に基づいて、添付データを送信する際のデータ形式(添付データをそのままの状態で送信、添付データを圧縮して送信、添付データを分割して送信、添付データの一部あるいは全部を削除して送信)を検討し、送り手側の判断システム101に対し、添付データのデータ形式の指示を行う(ステップ204)。
【0054】
送り手側の判断システム101は、受け手側の判断システム201から送信されてきた送信先候補リストを受信し(ステップ205)、さらに、メッセージに添付データが添付されている場合は(ステップ206のYes)、受け手側の判断システム201から送信されてきた添付データのデータ形式の指示を受信する(ステップ207)。
【0055】
ここで、送り手側の判断システム101は、受け手側の判断システム201から送信されてきた送信先候補リストと、プレゼンス情報DB102に格納されている送り手側のプレゼンス情報とに基づいて、送信先候補リストの中に最適な送信先があるか判断し(ステップ208)、最適な送信先がない場合、あるいは送信先候補に不満がある場合は(ステップ208のNo)、ステップ202の処理に戻る。
【0056】
一方、送り手側の判断システム101は、送信先候補リストの中に最適な送信先がある場合は(ステップ208のYes)、送信先候補リストの中から1つあるいは複数の受け手端末・ツールを送信先として決定する(ステップ209)。なお、通信ルートは、ステップ209で決定された送信先に応じて、携帯電話網30またはインターネット網40に自動的に決定される。
【0057】
このとき、送り手側の判断システム101は、送り手の利便性を優先して送信先を決定することとしても良く、送り手と受け手の双方の利便性を考慮して送信先を決定することとしても良い。あるいは、受け手の利便性を優先して送信先を決定することとしても良い。
【0058】
送り手側の判断システム101は、ステップ209で送信先を決定した場合、ステップ201で解析したメッセージの解析結果およびステップ209で送信先として決定した受け手端末・ツールに対応するようにメッセージの形態を決定し、決定した形態にメッセージを変換する。さらに、メッセージに添付データが添付されている場合は、受け手側の判断システム201から指示されたデータ形式に添付データを変換する(ステップ210)。
【0059】
続いて、送り手側の判断システム101は、受け手側のプレゼンス情報に変更がないかを受け手側の判断システム201に問い合わせることで送信先の最終チェックを行い(ステップ211)、変更がある場合は(ステップ212のYes)、ステップ202の処理に戻る。
【0060】
一方、送り手側の判断システム101は、受け手側のプレゼンス情報に変更がない場合は(ステップ212のNo)、受け手側の判断システム201を経由し、該当する受け手端末21〜23内のツールにメッセージを送信する(ステップ213)。
【0061】
以降、送り手側の判断システム101と受け手側の判断システム201とは、メッセージを送受信した後も、所定の情報を互いに通信することによりメッセージの送受信結果に基づくフォローを行う(ステップ214,215)。例えば、ステップ202で最も早くon状態になると予測した受け手端末・ツールよりも別の受け手端末・ツールの方が早くon状態になった場合や、ステップ209で送信先として決定した複数の受け手端末・ツールの1つがメッセージを受信した場合にフォローを行う。
【0062】
続いて、図1に示した本実施形態のメッセージ送受信最適化システムの詳細な動作について図3を参照して説明する。なお、図3においては、送り手と受け手が1対1の関係であるものとする。
【0063】
図3を参照すると、まず、送り手側の判断システム101は、送り手が送り手端末11〜13で作成したメッセージ内容を解析し、メッセージの解析結果を受け手側の判断システム201に送信する(ステップ301)。
【0064】
表3を参照すると、例えば、送り手側の判断システム101は、送り手端末11〜13で作成されたメッセージの解析に際し、表3の検討項目を検討することで、緊急のメッセージであるかの判断、仕事に関するメッセージかあるいはプライベートに関するメッセージであるかの判断、添付データのチェックを行う。
【0065】
【表3】
【0066】
受け手側の判断システム201は、送り手側の判断システム101から送信されてきたメッセージの解析結果とプレゼンス情報DB202に格納されている受け手側のプレゼンス情報とに基づいて、送信先候補(受け手端末・ツール)を検討する(ステップ302)。
【0067】
このとき、受け手側の判断システム201は、受け手の利便性を優先して送信先候補を選択することとしても良く、送り手と受け手の双方の利便性を考慮して送信先候補を選択することとしても良い。あるいは、送り手の利便性を優先して送信先候補を選択することとしても良い。
【0068】
表4を参照すると、例えば、受け手側の判断システム201は、メッセージが緊急のものであるか、仕事あるいはプライベートに関するものであるかというメッセージの解析結果と、現在の時刻と、送り手と受け手の双方の利便性を考慮するかあるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先するかの判断とに基づいて、送信先候補を選択する。
【0069】
【表4】
【0070】
また、受け手側の判断システム201は、各受け手端末21〜23内のツールの中に、on状態の受け手端末・ツールがある場合は(ステップ303のYes)、on状態の受け手端末・ツールの中から送信先候補を選択して送信先候補リストを作成し、作成した送信先候補リストを送り手側の判断システム101に送信する(ステップ304)。
【0071】
一方、受け手側の判断システム201は、on状態の受け手端末・ツールがない場合は(ステップ303のNo)、過去のメッセージングツールの使用傾向情報やスケジュール情報等に基づいて最も早くon状態になる可能性が高い受け手端末・ツールを送信先候補として選択して送信先候補リストを作成し、作成した送信先候補リストを送り手側の判断システム101に送信する(ステップ305)。
【0072】
さらに、受け手側の判断システム201は、メッセージに添付データが添付されている場合は(ステップ306のYes)、送信先候補の容量の情報等に基づいて、添付データを送信する際のデータ形式(添付データをそのままの状態で送信、添付データを圧縮して送信、添付データを分割して送信、添付データの一部あるいは全部を削除して送信)を検討し、送り手側の判断システム101に対し、添付データのデータ形式の指示を行う(ステップ307)。
【0073】
送り手側の判断システム101は、受け手側の判断システム201から送信されてきた送信先候補リストを受信し(ステップ308)、さらに、メッセージに添付データが添付されている場合は(ステップ309のYes)、受け手側の判断システム201から送信されてきた添付データのデータ形式の指示を受信する(ステップ310)。
【0074】
ここで、送り手側の判断システム101は、受け手側の判断システム201から送信されてきた送信先候補リストと、プレゼンス情報DB102に格納されている送り手側のプレゼンス情報とに基づいて、送信先候補リストの中に最適な送信先があるか判断し(ステップ311)、最適な送信先がない場合、あるいは送信先候補に不満がある場合は(ステップ311のNo)、ステップ302の処理に戻る。
【0075】
一方、送り手側の判断システム101は、送信先候補リストの中に最適な送信先がある場合は(ステップ311のYes)、送信先候補リストの中から1つあるいは複数の受け手端末・ツールを送信先として決定する(ステップ312)。なお、通信ルートは、ステップ312で決定された送信先に応じて、携帯電話網30またはインターネット網40に自動的に決定される。
【0076】
このとき、送り手側の判断システム101は、送り手の利便性を優先して送信先を決定することとしても良く、送り手と受け手の双方の利便性を考慮して送信先を決定することとしても良い。あるいは、受け手の利便性を優先して送信先を決定することとしても良い。例えば、送り手(あるいは受け手)の利便性を優先する場合とは、送り手(あるいは受け手)にとって送受信コストが最も安くなる受け手端末・ツールを送信先として決定する場合が挙げられる。
【0077】
送り手側の判断システム101は、ステップ312で送信先を決定した場合、ステップ301で解析したメッセージ内容の解析結果とステップ312で送信先として決定した受け手端末・ツールに対応するようにメッセージの形態を決定し、決定した形態にメッセージを変換する。さらに、メッセージに添付データが添付されている場合は、受け手側の判断システム201から指示されたデータ形式に添付データを変換する(ステップ313)。
【0078】
続いて、送り手側の判断システム101は、受け手側のプレゼンス情報に変更がないかを受け手側の判断システム201に問い合わせることで送信先の最終チェックを行い(ステップ314)、変更がある場合は(ステップ315のYes)、ステップ302の処理に戻る。
【0079】
一方、送り手側の判断システム101は、受け手側のプレゼンス情報に変更がない場合は(ステップ315のNo)、受け手側の判断システム201を経由し、該当する受け手端末21〜23内のツールにメッセージを送信する(ステップ316)。
【0080】
以降、送り手側の判断システム101と受け手側の判断システム201とは、メッセージを送信した後も、所定の情報を互いに通信することによりメッセージの送受信結果に基づくフォローを行う。
【0081】
例えば、受け手側の判断システム201は、ステップ305で最も早くon状態になると予測した受け手端末・ツールよりも別の受け手端末・ツールの方が早くon状態になった場合(ステップ317のYes)、on状態になった別の受け手端末・ツールへメッセージを再送するかを送り手側の判断システム101に問い合わせる(ステップ318)。
【0082】
送り手側の判断システム101は、受け手側の判断システム201から問い合わされた別の受け手端末・ツールへメッセージを再送する場合(ステップ319のYes)、別の受け手端末・ツールへメッセージを再送する旨を受け手側の判断システム201に通知し(ステップ320)、この通知を受信した受け手側の判断システム201は、ステップ305で最も早くon状態になると予測した受け手端末・ツールへのメッセージを削除する(ステップ321)。
【0083】
さらに、送り手側の判断システム101は、メッセージの解析結果と、メッセージの再送先である別の受け手端末・ツールに対応した形態にメッセージを変換し、さらに、メッセージに添付データが添付されている場合は、受け手側の判断システム201から指示されたデータ形式に添付データを変換する(ステップ322)。そして、受け手側の判断システム201を経由し、予測したものよりも早くon状態になった別の受け手端末・ツールにメッセージを送信する(ステップ323)。
【0084】
また、受け手側の判断システム201は、ステップ312で送信先として決定した複数の受け手端末・ツールの1つがメッセージを受信した場合(ステップ324のYes)、別の受け手端末・ツールへのメッセージを削除するかを送り手側の判断システム101に問い合わせる(ステップ325)。
【0085】
送り手側の判断システム101は、受け手側の判断システム201から問い合わされた別の受け手端末・ツールへのメッセージを削除する場合(ステップ326のYes)、別の受け手端末・ツールへのメッセージを削除する旨を受け手側の判断システム201に通知し(ステップ327)、この通知を受信した受け手側の判断システム201は、ステップ312で送信先として決定した別の受け手端末・ツールへのメッセージを削除する(ステップ328)。
【0086】
なお、本実施形態においては、受け手側の判断システム201は、ステップ305において、on状態の受け手端末・ツールがない場合に最も早くon状態になる可能性が高い受け手端末・ツールを送信先候補として選択することとしているが、このような場合に、全ての受け手端末・ツールを送信先候補として選択し、ある受け手端末・ツールがon状態になった瞬間に、その受け手端末・ツールにメッセージを送信することとしても良い。
【0087】
また、受け手側の判断システム201は、ステップ318において、ステップ305で予測した受け手端末・ツールよりも別の受け手端末・ツールの方が早くon状態になった場合に、on状態になった別の受け手端末・ツールへメッセージを再送するかを送り手側の判断システム101に問い合わせることとしているが、このような場合に、別の受け手端末・ツールがon状態になった瞬間に、問い合わせを行うことなく、その別の受け手端末・ツールにメッセージを送信することとしても良い。
【0088】
また、送り手側の判断システム101は、ステップ316において、添付データの一部あるいは全部を削除してメッセージを送信した場合、メッセージ送信後に、削除した添付データだけを後から受け手側の判断システム201に送信することとしても良い。
【0089】
また、送り手側の判断システム101は、メッセージ送信後に、受け手側の判断システム201から添付データを別のデータ形式で再送してもらいたいとの指示を受けた場合に、判断システム201から指示された別のデータ形式に添付データをデータ変換し、受け手側の判断システム201に送信することとしても良い。
【0090】
また、送り手側の判断システム101は、メッセージ送信後に、受け手側の判断システム201から別の受け手端末・ツールにもメッセージを再送してもらいたいとの指示を受けた場合には、受け手側の判断システム201を経由し、指示された別の受け手端末・ツールにメッセージを再送することとしても良い。
【0091】
また、送り手側の判断システム101は、メッセージ送信後に、受け手側の判断システム201から、メッセージが文字化けしたこと、あるいは通話が途中で中断したことを通知された場合に、受け手側の判断システム201に再接続し、メッセージを再送することとしても良い。
【0092】
また、受け手側の判断システム201は、受け手端末・ツール(メール)に送信したメールのメッセージが一定時間開封されなかった場合、そのメールを削除することとしても良い。
【0093】
なお、図2および図3においては、送り手と受け手が1対1の関係である場合の動作について説明したが、メッセージ送受信に参加する人数が増えることにより、例えば、送り手と受け手が1対N、N:1、M:Nの関係になった場合にも、基本的な処理フローは、図2および図3に示した処理フローと同様である。
【0094】
以下に、図1に示したメッセージ送受信最適化システムにおいて、送り手と受け手が1対Nの関係である場合の動作の概要について図4を参照して説明する。
【0095】
図4を参照すると、まず、送り手側の判断システム101は、送り手が送り手端末11〜13で作成したメッセージ内容を解析し、メッセージの解析結果を各受け手側の判断システム201の各々に送信する(ステップ401)。このとき、メッセージに添付データが添付されている場合には、メッセージの解析結果に添付データの解析結果も含める。
【0096】
次に、各受け手側の判断システム201は、送り手側の判断システム101から送信されてきたメッセージの解析結果と、プレゼンス情報DB202に格納されている各受け手側のプレゼンス情報とに基づいて、送信先候補(受け手端末・ツール)のリストを作成し、作成した送信先候補リストを送り手側の判断システム101に送信する(ステップ402)。なお、ステップ402においては、図2のステップ202と同様に、送り手と受け手の双方の利便性を考慮してあるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先候補を選択する処理や、on状態の受け手端末・ツールの有無に応じた処理を行うこととしても良い。
【0097】
さらに、各受け手側の判断システム201は、メッセージに添付データが添付されている場合は(ステップ403のYes)、送信先候補の容量の情報等に基づいて、添付データを送信する際のデータ形式(添付データをそのままの状態で送信、添付データを圧縮して送信、添付データを分割して送信、添付データの一部あるいは全部を削除して送信)を検討し、送り手側の判断システム101に対し、添付データのデータ形式の指示を行う(ステップ404)。
【0098】
送り手側の判断システム101は、送信先候補の検討が終了した受け手側の判断システム201から順番に送信されてくる送信先候補リストを受信し(ステップ405)、さらに、メッセージに添付データが添付されている場合は(ステップ406のYes)、添付データのデータ形式の検討が終了した受け手側の判断システム201から順番に送信されてくる添付データのデータ形式の指示を受信する(ステップ407)。
【0099】
ここで、送り手側の判断システム101は、メッセージを優先的に送信したい受け手側の判断システム201からの送信先候補リストを受信した時点で、その送信先候補リストに基づく処理を先に優先して行うこととし、他の処理を中断する。この場合、優先的に送信したい受け手側の判断システム201からの送信先候補リストと、プレゼンス情報DB102に格納されている送り手側のプレゼンス情報とに基づいて、その送信先候補リストの中に最適な送信先があるか判断し(ステップ408)、最適な送信先がない場合、あるいは送信先候補に不満がある場合は(ステップ408のNo)、ステップ402の処理に戻り、最適な送信先がある場合は(ステップ408のYes)、送信先候補リストの中から1つあるいは複数の受け手端末・ツールを送信先として決定する(ステップ409)。なお、ステップ408,409においては、図2のステップ208,209と同様に、送り手と受け手の双方の利便性を考慮してあるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先を決定する処理や、on状態の受け手端末・ツールの有無に応じた処理を行うこととしても良い。また、通信ルートは、ステップ409で決定された送信先に応じて、携帯電話網30またはインターネット網40に自動的に決定される。
【0100】
送り手側の判断システム101は、ステップ409で送信先を決定した場合、ステップ401で解析したメッセージ内容の解析結果とステップ409で送信先として決定した受け手端末・ツールに対応するようにメッセージの形態を決定し、決定した形態にメッセージを変換する。さらに、メッセージに添付データが添付されている場合は、受け手側の判断システム201から指示されたデータ形式に添付データを変換する(ステップ410)。
【0101】
続いて、送り手側の判断システム101は、受け手側のプレゼンス情報に変更がないかを受け手側の判断システム201に問い合わせることで送信先の最終チェックを行い(ステップ411)、変更がある場合は(ステップ412のYes)、ステップ402の処理に戻る。
【0102】
一方、送り手側の判断システム101は、受け手側のプレゼンス情報に変更がない場合は(ステップ412のNo)、受け手側の判断システム201を経由し、該当する受け手端末21〜23内のツールにメッセージを送信する(ステップ413)。
【0103】
以降、送り手側の判断システム101と受け手側の判断システム201とは、メッセージを送受信した後も、所定の情報を互いに通信することによりメッセージの送受信結果に基づくフォローを行う(ステップ414,415)。
【0104】
なお、本実施形態においては、送り手側の判断システム101は、ステップ408において、メッセージを優先的に送信したい受け手側の判断システム201からの送信先候補リストを受信した時点で、その送信先候補リスト中に最適な送信先があるか判断することとしているが、全ての受け手側の判断システム201からの送信先候補リストを受信した時点で、これら全ての送信先候補リストの中に最適な送信先があるか判断することとしても良い。この場合、ステップ408において、全ての送信先候補リストの中に最適な送信先がない場合、あるいは送信先候補に不満がある場合は、ステップ402の処理に戻り、最適な送信先がある場合は、ステップ409において、1つあるいは複数の受け手端末・ツールを送信先として決定することになる。
【0105】
また、送り手側の判断システム101は、複数の受け手の判断システム201へのメールのメッセージ送信後に、その中の所定の人数がメールを開封した時点で、他の受け手の判断システム201への未開封メッセージを一斉に削除することとしても良い。
【0106】
ところで、本発明のメッセージ送受信最適化システムは、送り手側の判断システム101および受け手側の判断システム201にて検討される検討項目によっては、上述してきたもの以外にも、様々な例に利用することが考えられる。
【0107】
表5に、送り手側の判断システム101および受け手側の判断システム201にて検討される検討項目の例の一覧を示し、表6に、表5の検討項目を検討することによって利用可能な例の一覧を示す。なお、表6における検討項目番号は、表5における検討項目番号に対応している。
【0108】
【表5】
【0109】
【表6】
【0110】
なお、送り手側の判断システム101および受け手側の判断システム201は、表6中の利用例1に示した利用を可能とするための具体的な処理として、上述した処理(表4参照)を行うが、それ以外の利用例2〜17のうち、例えば、利用例9の利用を可能とする場合には、以下のような処理を行う。
【0111】
まず、送り手側の判断システム101は、検討項目8により、メッセージの文章について受け手が受け取るには長過ぎる文章であるかどうかの判断を行う。このとき、受け手端末・ツールにおける文字数の制約に関しては、受け手側の判断システム201に問い合わせて検討項目20によって判断を行う。
【0112】
送り手側の判断システム101は、メッセージが長すぎると判断した場合、続いて、検討項目10により、メッセージに複数の話題が混在しているかどうかの判断を行うとともに、検討項目6により、メッセージの要点の判断を行う。
【0113】
その後、送り手側の判断システム101は、以上の判断結果に基づいて、メッセージを話題毎に分割したメッセージ変換を行い、送信を行う。
【0114】
なお、本発明においては、送り手側サーバ10および受け手側サーバ20内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを送り手側サーバ10および受け手側サーバ20にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを送り手側サーバ10および受け手側サーバ20に読み込ませ、実行するものであっても良い。送り手側サーバ10および受け手側サーバ20にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の移設可能な記録媒体の他、送り手側サーバ10および受け手側サーバ20に内蔵されたHDD等を指す。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、送り手側情報処理装置と受け手側情報処理装置との間で、メッセージの送受信を行う前に、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する構成としたため、送り手と受け手の双方にとってメッセージの送受信方式を最適化なものとすることができるだけでなく、送り手と受け手のどちらか一方にとってメッセージの送受信方式を最適化なものとすることもできるようになる。
【0116】
より具体的には、送り手側情報処理装置において、メッセージの送信前に、当該メッセージの内容を解析し、受け手側情報処理装置において、メッセージの解析結果と受け手側のプレゼンス情報とに基づいて送信先候補を選択し、送り手側情報処理装置において、送信先候補の中から最適な送信先を決定する。
【0117】
したがって、送り手にとっては、自身が作成したメッセージ内容に基づいてメッセージの送信先候補が選択されるため、送り手の利便性を考慮した最適なメッセージの送信を享受することができる。
【0118】
一方、受け手にとっては、受け手が何処で何をしていて、どのような端末を使用していて、どのような送り手からメッセージを受信したいか等を表す受け手側のプレゼンス情報に基づいてメッセージの送信先候補が選択されるため、受け手の利便性を考慮した最適なメッセージの受信を享受することができる。
【0119】
さらに、受け手側情報処理装置において、メッセージの送信先候補を選択する際に、受け手と送り手の双方の利便性を考慮してあるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先候補を選択する構成とし、また、送り手側情報処理装置において、メッセージの送信先候補の中から最適な送信先を選択する際に、受け手と送り手の双方の利便性を考慮してあるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先を決定する構成とすることにより、送り手と受け手の双方にとってトータル的な利便性をさらに追及することができる。
【0120】
したがって、本発明は、受け手側がプライベートの時間である場合における仕事に関するメッセージの配慮したり、受け手側の端末で参照できない添付データの受信を防いだり、送り手側もしくは受け手側のどちらか一方または双方の通信コストが安くなるように送受信を行ったりする等、表6に示すような様々な例に利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のメッセージ送受信最適化システムを示す図である。
【図2】図1に示したメッセージ送受信最適化システムにおいて、送り手と受け手が1対1の関係である場合の動作の概要を説明するフローチャートである。
【図3】図1に示したメッセージ送受信最適化システムにおいて、送り手と受け手が1対1の関係である場合の詳細な動作を説明するフローチャートである。
【図4】図1に示したメッセージ送受信最適化システムにおいて、送り手と受け手が1対Nの関係である場合の動作の概要を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 送り手側サーバ
20 受け手側サーバ
30 携帯電話網
40 インターネット網
11〜13 送り手端末
111〜113,121〜123,131〜133 メッセージングツール
211〜213,221〜223,231〜233 メッセージングツール
Claims (48)
- メッセージの送り手側および受け手側に各々配置された送り手側情報処理装置および受け手側情報処理装置によるメッセージ送受信最適化方法において、
前記送り手側情報処理装置と前記受け手側情報処理装置との間で、メッセージの送受信を行う前に、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定することを特徴とするメッセージ送受信最適化方法。 - 前記送り手側情報処理装置にて、メッセージの送信を行う前に、当該メッセージの内容を解析し、メッセージの解析結果を前記受け手側情報処理装置に送信する、請求項1に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記受け手側情報処理装置にて、受け手の状態、受け手が使用する各受け手端末、当該各受け手端末内のメッセージングツール、および当該各受け手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を管理することとし、
前記受け手側情報処理装置にて、前記送り手側情報処理装置から送信されてきたメッセージの解析結果と、前記受け手側情報処理装置にて管理している受け手側のプレゼンス情報とに基づいて、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中からメッセージの送信先候補を選択し、選択した送信先候補リストを前記送り手側情報処理装置に送信する、請求項2に記載のメッセージ送受信最適化方法。 - 前記受け手側情報処理装置にて、メッセージの送信先候補を選択するに際し、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中にon状態のメッセージングツールがある場合には、on状態のメッセージングツールの中から送信先候補を選択する、請求項3に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記受け手側情報処理装置にて、メッセージの送信先候補を選択するに際し、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中にon状態のメッセージングツールがない場合には、最も早くon状態になる可能性が高いメッセージングツールを予測し、予測したメッセージングツールを送信先候補として選択する、請求項3または4に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記受け手側情報処理装置にて、メッセージの送信先候補を選択するに際し、受け手と送り手の双方の利便性を考慮して送信先候補を選択するか、あるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先候補を選択する、請求項3から5のいずれか1項に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記送り手側情報処理装置にて、送り手の状態、送り手が使用する各送り手端末、当該各送り手端末内のメッセージングツール、および当該各送り手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を管理することとし、
前記送り手側情報処理装置にて、前記受け手側情報処理装置から送信されてきた送信先候補リストと、前記送り手側情報処理装置にて管理している送り手側のプレゼンス情報とに基づいて、前記送信先候補リストの中から最適な送信先を決定する、請求項3から6のいずれか1項に記載のメッセージ送受信最適化方法。 - 前記送り手側情報処理装置にて、メッセージの最適な送信先を決定するに際し、受け手と送り手の双方の利便性を考慮して送信先を決定するか、あるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先を決定する、請求項7に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記送り手側情報処理装置にて、前記送信先候補の中から決定した送信先に応じて通信ルートを決定する、請求項7または8に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記送り手側情報処理装置にて、メッセージの解析結果と前記送信先候補リストの中から決定した送信先とに対応するようにメッセージの形態を決定する、請求項9に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記送り手側情報処理装置にて、前記決定した形態にメッセージを変換した上で、当該メッセージを、前記決定した通信ルートを経由して、前記決定した送信先に送信する、請求項10に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記送り手側情報処理装置にて、メッセージを送信するに際し、前記受け手側情報処理装置に対して受け手側のプレゼンス情報に変更があるか問い合わせ、変更がない場合にのみ、メッセージを送信する、請求項11に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- 前記送り手側情報処理装置にて、メッセージに添付データが添付されている場合には、メッセージとともに添付データの内容も解析し、添付データの解析結果をメッセージの解析結果に含めて前記受け手側情報処理装置に送信し、
前記受け手側情報処理装置にて、前記送り手側情報処理装置から送信されてきた添付データの解析結果に基づいて、添付データを送信する際のデータ形式を前記送り手側情報処理装置に指示し、
前記送り手側情報処理装置にて、前記受け手側情報処理装置から指示されたデータ形式に添付データを変換した上で、当該添付データをメッセージとともに、前記決定した通信ルートを経由して、前記決定した送信先に送信する、請求項11または12に記載のメッセージ送受信最適化方法。 - 前記送り手側情報処理装置と前記受け手側情報処理装置との間で、メッセージの送受信を行った後も、所定の情報を通信することによりメッセージの送受信結果に基づくフォローを行う、請求項1から13のいずれか1項に記載のメッセージ送受信最適化方法。
- メッセージの送り手側および受け手側に各々配置された送り手側情報処理装置および受け手側情報処理装置を有してなるメッセージ送受信最適化システムにおいて、
前記送り手側情報処理装置は、送り手側判断システムを有し、
前記受け手側情報処理装置は、受け手側判断システムを有し、
前記送り手側判断システムと前記受け手側判断システムとは、メッセージの送受信を行う前に、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定することを特徴とするメッセージ送受信最適化システム。 - 前記送り手側判断システムは、メッセージの送信を行う前に、当該メッセージの内容を解析し、メッセージの解析結果を前記受け手側判断システムに送信する、請求項15に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記受け手側情報処理装置は、受け手の状態、受け手が使用する各受け手端末、当該各受け手端末内のメッセージングツール、および当該各受け手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を格納する受け手側プレゼンス情報格納手段をさらに有し、
前記送り手側判断システムは、前記送り手側判断システムから送信されてきたメッセージの解析結果と前記受け手側プレゼンス情報格納手段に格納された受け手側のプレゼンス情報とに基づいて、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中からメッセージの送信先候補を選択し、選択した送信先候補リストを前記送り手側判断システムに送信する、請求項16に記載のメッセージ送受信最適化システム。 - 前記受け手側判断システムは、メッセージの送信先候補を選択するに際し、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中にon状態のメッセージングツールがある場合には、on状態のメッセージングツールの中から送信先候補を選択する、請求項17に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記受け手側判断システムは、メッセージの送信先候補を選択するに際し、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中にon状態のメッセージングツールがない場合には、最も早くon状態になる可能性が高いメッセージングツールを予測し、予測したメッセージングツールを送信先候補として選択する、請求項17または18に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記受け手側判断システムは、メッセージの送信先候補を選択するに際し、受け手と送り手の双方の利便性を考慮して送信先候補を選択するか、あるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先候補を選択する、請求項17から19のいずれか1項に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記送り手側情報処理装置は、送り手の状態、送り手が使用する各送り手端末、当該各送り手端末内のメッセージングツール、および当該各送り手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を格納する送り手側プレゼンス情報格納手段をさらに有し、
前記受け手側判断システムは、前記受け手側判断システムから送信されてきた送信先候補リストと前記送り手側プレゼンス情報格納手段に格納された送り手側のプレゼンス情報とに基づいて、前記送信先候補リストの中から最適な送信先を決定する、請求項17から20のいずれか1項に記載のメッセージ送受信最適化システム。 - 前記送り手側判断システムは、メッセージの最適な送信先を決定するに際し、受け手と送り手の双方の利便性を考慮して送信先を決定するか、あるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先を決定する、請求項21に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記送り手側判断システムは、前記送信先候補の中から決定した送信先に応じて通信ルートを決定する、請求項21または22に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記送り手側判断システムは、メッセージの解析結果と前記送信先候補リストの中から決定した送信先とに対応するようにメッセージの形態を決定する、請求項23に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記送り手側判断システムは、前記決定した形態にメッセージを変換した上で、当該メッセージを、前記決定した通信ルートを経由して、前記決定した送信先に送信する、請求項24に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記送り手側判断システムは、メッセージを送信するに際し、前記受け手側判断システムに対して受け手側のプレゼンス情報に変更があるか問い合わせ、変更がない場合にのみ、メッセージを送信する、請求項25に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- 前記送り手側判断システムは、メッセージに添付データが添付されている場合には、メッセージとともに添付データの内容も解析し、添付データの解析結果をメッセージの解析結果に含めて前記受け手側判断システムに送信し、
前記受け手側判断システムは、前記送り手側判断システムから送信されてきた添付データの解析結果に基づいて、添付データを送信する際のデータ形式を前記送り手側判断システムに指示し、
前記送り手側判断システムは、前記受け手側判断システムから指示されたデータ形式に添付データを変換した上で、当該添付データをメッセージとともに、前記決定した通信ルートを経由して、前記決定した送信先に送信する、請求項25または26に記載のメッセージ送受信最適化システム。 - 前記送り手側判断システムと前記受け手側判断システムとは、メッセージの送受信を行った後も、所定の情報を通信することによりメッセージの送受信結果に基づくフォローを行う、請求項15から27のいずれか1項に記載のメッセージ送受信最適化システム。
- メッセージの送り手側に配置された情報処理装置において、
メッセージの送受信を行う前に、メッセージの受け手側に配置された受け手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する判断システムを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記判断システムは、メッセージの送信を行う前に、当該メッセージの内容を解析し、メッセージの解析結果を前記受け手側情報処理装置に送信し、メッセージの解析結果に基づいて、受け手が使用する各受け手端末内のメッセージングツールの中からメッセージの送信先候補を選択するよう要求する、請求項29に記載の情報処理装置。
- 送り手の状態、送り手が使用する各送り手端末、当該各送り手端末内のメッセージングツール、および当該各送り手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段をさらに有し、
前記判断システムは、前記受け手側情報処理装置から送信先候補リストが送信されてきた場合、送信されてきた送信先候補リストと前記プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報とに基づいて、前記送信先候補リストの中から最適な送信先を決定する、請求項30に記載の情報処理装置。 - 前記判断システムは、メッセージの最適な送信先を決定するに際し、受け手と送り手の双方の利便性を考慮して送信先を決定するか、あるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先を決定する、請求項31に記載の情報処理装置。
- 前記判断システムは、前記送信先候補の中から決定した送信先に応じて通信ルートを決定する、請求項31または32に記載の情報処理装置。
- 前記判断システムは、メッセージの解析結果と前記送信先候補リストの中から決定した送信先とに対応するようにメッセージの形態を決定する、請求項33に記載の情報処理装置。
- 前記判断システムは、前記決定した形態にメッセージを変換した上で、当該メッセージを、前記決定した通信ルートを経由して、前記決定した送信先に送信する、請求項34に記載の情報処理装置。
- 前記判断システムは、メッセージに添付データが添付されている場合には、メッセージとともに添付データの内容も解析し、添付データの解析結果をメッセージの解析結果に含めて前記受け手側情報処理装置に送信し、添付データの解析結果に基づいて当該添付データを送信する際のデータ形式を指示するよう要求し、
前記判断システムは、前記受け手側情報処理装置から添付データのデータ形式の指示を受けた場合、指示されたデータ形式に添付データを変換した上で、当該添付データをメッセージとともに、前記決定した通信ルートを経由して、前記決定した送信先に送信する、請求項35に記載の情報処理装置。 - 前記判断システムは、メッセージの送受信を行った後も、前記受け手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することによりメッセージの送受信結果に基づくフォローを行う、請求項29から36のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- メッセージの受け手側に配置された情報処理装置において、
メッセージの送受信を行う前に、メッセージの送り手側に配置された送り手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する判断システムを有することを特徴とする情報処理装置。 - 受け手の状態、受け手が使用する各受け手端末、当該各受け手端末内のメッセージングツール、および当該各受け手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段をさらに有し、
前記判断システムは、前記送り手側情報処理装置からメッセージの解析結果が送信されてきた場合には、送信されてきたメッセージの解析結果と前記プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報とに基づいて、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中からメッセージの送信先候補を選択し、選択した送信先候補リストを前記送り手側情報処理装置に送信し、送信先候補リストの中から最適な送信先を決定するよう要求する、請求項38に記載の情報処理装置。 - 前記判断システムは、メッセージの送信先候補を選択するに際し、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中にon状態のメッセージングツールがある場合には、on状態のメッセージングツールの中から送信先候補を選択する、請求項39に記載の情報処理装置。
- 前記判断システムは、メッセージの送信先候補を選択するに際し、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中にon状態のメッセージングツールがない場合には、最も早くon状態になる可能性が高いメッセージングツールを予測し、予測したメッセージングツールを送信先候補として選択する、請求項39または40に記載の情報処理装置。
- 前記判断システムは、メッセージの送信先候補を選択するに際し、受け手と送り手の双方の利便性を考慮して送信先候補を選択するか、あるいは送り手と受け手のどちらか一方の利便性を優先して送信先候補を選択する、請求項39から41のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記判断システムは、メッセージに添付された添付データの解析結果が前記送り手側情報処理装置から送信されてきた場合には、送信されてきた添付データの解析結果に基づいて、添付データを送信する際のデータ形式を前記送り手側情報処理装置に指示する、請求項36から39のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記判断システムは、メッセージの送受信を行った後も、前記送り手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することによりメッセージの送受信結果に基づくフォローを行う、請求項38から43のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- メッセージの送り手側に配置された情報処理装置に実行させるプログラムにおいて、
メッセージの送受信を行う前に、メッセージの受け手側に配置された受け手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する命令セットを有することを特徴とするプログラム。 - メッセージの送信を行う前に、当該メッセージの内容を解析し、メッセージの解析結果を前記受け手側情報処理装置に送信し、メッセージの解析結果に基づいて、受け手が使用する各受け手端末内のメッセージングツールの中からメッセージの送信先候補を選択するよう要求する命令セットを有する、請求項45に記載のプログラム。
- メッセージの受け手側に配置された情報処理装置に実行させるプログラムにおいて、
メッセージの送受信を行う前に、メッセージの送り手側に配置された送り手側情報処理装置との間で、所定の情報を通信することにより送り手および/または受け手の利便性を考慮した最適な送受信方式を決定する命令セットを有することを特徴とするプログラム。 - 受け手の状態、受け手が使用する各受け手端末、当該各受け手端末内のメッセージングツール、および当該各受け手端末の通信ルートに関するプレゼンス情報を管理する命令セットと、
前記送り手側情報処理装置からメッセージの解析結果が送信されてきた場合には、送信されてきたメッセージの解析結果と、受け手側のプレゼンス情報とに基づいて、前記各受け手端末内のメッセージングツールの中からメッセージの送信先候補を選択し、選択した送信先候補リストを前記送り手側情報処理装置に送信し、送信先候補リストの中から最適な送信先を決定するよう要求する命令セットとを有する、請求項47に記載のプログラム。
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