JP2003223383A - データ送信方法およびデータ格納方法、情報処理装置、並びにプログラム - Google Patents

データ送信方法およびデータ格納方法、情報処理装置、並びにプログラム

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JP2003223383A
JP2003223383A JP2002022216A JP2002022216A JP2003223383A JP 2003223383 A JP2003223383 A JP 2003223383A JP 2002022216 A JP2002022216 A JP 2002022216A JP 2002022216 A JP2002022216 A JP 2002022216A JP 2003223383 A JP2003223383 A JP 2003223383A
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JP2002022216A
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English (en)
Inventor
Kazuki Nakada
一樹 中田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク経由でデータを送信した際に、
データの受け取り側で、受け取ったデータが自動的に分
類されて格納されるシステムを提供する。 【解決手段】 コンピュータC1において、送信対象デ
ータとそのデータに関するキーワード等とを含んだ電子
ファイルを作成してコンピュータC2に送信し(データ
送信工程1)、コンピュータC2において、その電子フ
ァイルを受け取り、キーワード等を抽出し(データ受信
工程2)、そのキーワードを用いてデータベースA1か
ら該当するディレクトリを検出し、ハードディスクBに
おけるそのディレクトリにデータを保存する(格納先判
断工程3)。これにより、送信者がハードディスクBの
ディレクトリ構造を意識しなくても、ネットワーク経由
でデータを自動的に分類された状態で保存させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して他の情報処理装置へデータ(電子ファイル)を送信
する方法、他の情報処理装置から送信されたデータを格
納する方法、並びにこれらの方法を実行する情報処理装
置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークを介して他のコンピ
ュータへ電子ファイルを格納する場合、ftp等のUN
IX(登録商標)系のコマンドを用いて目的のディレク
トリに電子ファイルを転送するか、あるいは、電子メー
ルに電子ファイルを添付して送信する方法がとられてい
た。
【0003】例えば、電子メールを用いて相手に情報を
提供する際、ネットワークの負荷を抑える為に、途中で
添付ファイルのみを特定のコンピュータに格納し、その
格納先の情報のみを相手に送信する方法が提案されてい
る(特開2001−5751号公報参照)。
【0004】この公報に開示された技術について、図1
5を用いて説明する。ここでは、第一の計算機91から
第二の計算機92へ添付ファイルにより情報を提供する
ものとする。第一の計算機91から送信された電子メー
ルは、ゲートウェイ(GW)計算機95でメッセージテ
キストと添付ファイルとに分離され、添付ファイルはG
W計算機95に格納される。GW計算機95は、さら
に、添付ファイル一覧のHTMLファイルを作成し、メ
ッセージテキストに添付ファイル一覧を付加した電子メ
ールを再作成し、第一のメール計算機93を経由して第
二のメール計算機94へ送信する。これにより、第二の
メール計算機94に電子メールが蓄積される。第二の計
算機92は、第二のメール計算機94から自分宛ての電
子メールを取り出し、この電子メールに付加されている
添付ファイル一覧を利用して、必要なときにGW計算機
95から本来の添付ファイルをダウンロードする。
【0005】このように、従来は、電子メールの添付フ
ァイルを、あるコンピュータのあるディレクトリに格納
し、その格納場所(URLアドレス)のみを電子メール
で連絡し、必要であれば、WWWブラウザから添付ファ
イルの情報を閲覧できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
001−5751号公報に開示された技術の場合、ある
ディレクトリに添付ファイルは保存されるが、あくまで
一時的にハードディスクに保管されるのみであり、添付
ファイルの内容別に個々のディレクトリに分別すること
が出来ない為、添付ファイルを資料として管理するには
不便である。また、ハードディスクに蓄積している添付
ファイルの一覧がHTMLファイルとして作成されてい
るため、これを閲覧するために受け手側の計算機にWW
Wブラウザが必ず用意されていなければならないという
制約がある。
【0007】一方、FTPコマンド等を用いて電子ファ
イルを転送する場合は、受け手側のコンピュータのハー
ドディスクが予め整理されたディレクトリ構造を持って
いれば、適切なディレクトリに電子ファイルを格納する
ことにより、整理された状態で電子ファイルを保存して
おくことができる。しかし、電子ファイルの送り手が、
格納先のディレクトリ構造を予め理解しておかなければ
ならないという制約がある。
【0008】そこで、本発明は、FTPコマンドや電子
メール等を用いて電子ファイルを他のコンピュータに送
信して格納させる場合に、受け手の記憶装置において自
動的に分類された状態で適切な場所(ディレクトリ等)
に格納することを実現するためのデータ送信方法および
データ格納方法、並びにこれらの方法を実行する情報処
理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかるデータ送信方法は、第1の情報処
理装置から情報伝達手段を介して外部の第2の情報処理
装置へデータを送信する方法であって、前記第2の情報
処理装置への送付対象情報と、当該送付対象情報を分類
するための分類データとを含む送信データを作成し、前
記情報伝達手段を介して前記第2の情報処理装置へ送信
するデータ送信ステップを含み、前記分類データは、前
記第2の情報処理装置が、当該第2の情報処理装置の内
部または外部の記憶手段における当該送付対象情報の格
納場所を決定するための記述を含むことを特徴とする。
【0010】この方法によれば、送信元である第1の情
報処理装置において送付対象情報の内容等に関する分類
データを付加し、送信先である第2の情報処理装置にお
いて、この分類データに基づいて送付対象情報の格納場
所を決定することにより、データの送信者が送信先にお
けるデータ格納構造(例えばハードディスクのディレク
トリ構造等)を意識することなく、データを分類しなが
ら保存させることができる。これにより、例えばネット
ワークに接続されている遠距離の情報処理装置へ情報を
送信する場合でも、当該情報をきちんと分類された状態
で保存させることが可能となる。
【0011】前記のデータ送信方法は、前記記憶手段
に、前記送付対象情報を分類して格納するための論理的
な記憶領域があらかじめ用意され、前記分類データは、
前記第2の情報処理装置が、前記送付対象情報と前記記
憶手段に用意された記憶領域とを対応付けるデータベー
スを参照することにより、前記記憶領域のうちのどの領
域に当該送付対象情報を格納すべきかを決定するための
記述を含むことが好ましい。
【0012】前記のデータ送信方法は、前記記憶手段
に、前記送付対象情報を分類して格納するための論理的
な記憶領域を新たに作成可能であり、前記分類データ
は、当該送付対象情報を格納するための新たな記憶領域
を、前記第2の情報処理装置が前記記憶手段に作成する
ための記述を含むことが好ましい。これにより、送信者
の望む格納場所に情報を格納させることが可能となり、
送信者の意思を強く反映した情報管理が可能となる。
【0013】前記データ送信方法において、前記情報伝
達手段としてファイル転送または電子メールを用いるこ
とが可能である。
【0014】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る第1のプログラムは、前述したいずれかのデー
タ格納方法を、第1の情報処理装置としてのコンピュー
タに実行させることを特徴とする。このプログラムをコ
ンピュータに読み込んで実行させることにより、本発明
に係る第1の情報処理装置を実現できる。
【0015】また、上記の目的を達成するために、本発
明にかかるデータ格納方法は、外部の第1の情報処理装
置から情報伝達手段を介して送信された送信データを、
第2の情報処理装置において受信し当該第2の情報処理
装置の内部または外部の記憶手段へ格納する方法であっ
て、受信した前記送信データから送付対象情報を抽出す
るステップ(a)と、受信した前記送信データから前記
送付対象情報を分類するための分類データを抽出するス
テップ(b)と、前記分類データの記述に基づいて、前
記記憶手段における前記送付対象情報の格納場所を決定
するステップ(c)と、決定した格納場所へ前記送付対
象情報を格納するステップ(d)とを含むことを特徴と
する。
【0016】このデータ格納方法によれば、送信元であ
る第1の情報処理装置において送付対象情報に付加され
る分類データに基づいて、第2の情報処理装置が送付対
象情報の格納場所を決定することにより、データの送信
者が送信先におけるデータ格納構造を意識する必要な
く、また、受信者側でデータ分類作業を行う必要もな
く、データを分類しながら保存させることができる。こ
れにより、例えばネットワークに接続されている遠距離
の情報処理装置から送信された情報を、きちんと分類さ
れた状態で自動的に保存することが可能となる。
【0017】前記データ格納方法は、前記記憶手段に、
前記送付対象情報を分類して格納するための論理的な記
憶領域をあらかじめ用意し、前記ステップ(c)におい
て、前記ステップ(b)で抽出された分類データの記述
に基づいて、送付対象情報と前記記憶手段における送付
対象情報の格納場所とを対応付けるデータベースを参照
することにより、前記記憶領域のうちのどの領域に、前
記ステップ(a)で抽出された送付対象情報を格納すべ
きかを決定することが好ましい。
【0018】前記データ格納方法において、前記記憶手
段は、前記送付対象情報を分類して格納するための論理
的な記憶領域を新たに作成可能であり、前記ステップ
(c)において、前記ステップ(b)で抽出された分類
データの記述に基づいて、前記ステップ(a)で抽出さ
れた送付対象情報の格納場所とする新たな記憶領域を前
記記憶手段に作成することが好ましい。これにより、送
信者の望む格納場所に情報を格納することが可能とな
り、送信者の意思を強く反映した情報管理が可能とな
る。
【0019】前記データ格納方法は、前記送付対象情報
の格納場所を表す記述を少なくとも含む情報受領通知
を、情報伝達手段を介して外部の第3の情報処理装置へ
送信するステップをさらに含むことが好ましい。これに
より、情報の受信者が、第2の情報処理装置に対して直
接アクセス不可能な遠隔地等にいる場合にも、第1の情
報処理装置から情報を受領したことを、第3の情報処理
装置によって速やかに認識することができる。また、第
1の情報処理装置が複数利用者により共用される場合
に、ある利用者が共用利用者のうちの他の利用者へ情報
を提供したことを通知するために、前記情報受領通知を
第1の情報処理装置へ返信してもよい。なお、前記情報
受領通知を送信する際に、前記情報伝達手段として電子
メールを用いることができる。
【0020】また、前記データ格納方法は、前記情報受
領通知を受信した情報処理装置からの情報送付依頼を受
けて、当該送付対象情報を格納場所から取り出し、情報
伝達手段を介して前記情報送付依頼を発した情報処理装
置へ送信するステップをさらに含むことが好ましい。こ
れにより、情報の受信者は、第2の情報処理装置に対し
て直接アクセス不可能な遠隔地等にいる場合にも、第1
の情報処理装置から第2の情報処理装置へ送信された情
報を、第1の情報処理装置や他の情報処理装置によって
速やかに閲覧することができる。なお、前記情報送付依
頼を発した情報処理装置へ前記送付対象情報を送信する
際に、前記情報伝達手段として電子メールまたはファク
シミリ通信を用いることができる。
【0021】前述のデータ格納方法において、前記第1
の情報処理装置から前記第2の情報処理装置への情報伝
達手段として、ファイル転送または電子メールを用いる
ことができる。
【0022】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る第2のプログラムは、前述したいずれかのデー
タ格納方法を、第2の情報処理装置としてのコンピュー
タに実行させることを特徴とする。このプログラムをコ
ンピュータに読み込んで実行させることにより、本発明
に係る第2の情報処理装置を実現できる。
【0023】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る第1の情報処理装置は、情報伝達手段を介して
他の情報処理装置へデータを送信する情報処理装置であ
って、前記他の情報処理装置への送付対象情報と、当該
送付対象情報を分類するための分類データとを含む送信
データを作成し、前記情報伝達手段を介して前記他の情
報処理装置へ送信するデータ送信手段を含み、前記分類
データは、前記他の情報処理装置が、当該他の情報処理
装置の内部または外部の記憶手段における当該送付対象
情報の格納場所を決定するための記述を含むことを特徴
とする。
【0024】この構成によれば、送付対象情報の内容等
に関する分類データを付加することにより、送信先であ
る第2の情報処理装置において、この分類データに基づ
いて送付対象情報の格納場所を決定すれば、データの送
信者が送信先におけるデータ格納構造(例えばハードデ
ィスクのディレクトリ構造等)を意識することなく、デ
ータを分類しながら保存させることができる。これによ
り、例えばネットワークに接続されている遠距離の情報
処理装置へ情報を送信する場合でも、当該情報をきちん
と分類された状態で保存させることが可能となる。
【0025】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る第2の情報処理装置は、他の情報処理装置から
情報伝達手段を介して送信された送信データを受信し内
部または外部の記憶手段へ格納する情報処理装置であっ
て、受信した前記送信データから、送付対象情報と、当
該送付対象情報を分類するための分類データとを抽出す
る抽出手段と、前記分類データの記述に基づいて、前記
記憶手段における前記送付対象情報の格納場所を決定す
る決定手段と、決定した格納場所へ前記送付対象情報を
格納する格納手段とを含むことを特徴とする。
【0026】この構成によれば、送信元である情報処理
装置において送付対象情報に付加される分類データに基
づいて、送付対象情報の格納場所を決定することによ
り、データの送信者が送信先におけるデータ格納構造を
意識する必要なく、また、受信者側でデータ分類作業を
行う必要もなく、データを分類しながら保存させること
ができる。これにより、例えばネットワークに接続され
ている遠距離の情報処理装置から送信された情報を、き
ちんと分類された状態で自動的に保存することが可能と
なる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0028】図1に、本実施形態にかかるデータ送信方
法およびデータ格納方法のフローを概念的に示す。図1
に示すように、本実施形態は、コンピュータC1からコ
ンピュータC2へ所望のデータ(以後、データDと記
す)等を含んだ電子ファイルを送信し、コンピュータC
2のハードディスクBに格納させる方法であって、デー
タ送信工程1、データ受信工程2、および格納先判断工
程3を含む。
【0029】データ送信工程1は、コンピュータC1で
実行され、データ受信工程2および格納先判断工程3は
コンピュータC2で実行される。データ受信工程2は、
データ送信工程1によりコンピュータC1から送られた
電子ファイルを受け取り、その電子ファイルからデータ
D等を抽出する工程である。格納先判断工程3は、デー
タ受信工程2で抽出されたデータDを格納すべきディレ
クトリを、データベースA1を参照して選定し、選定し
たディレクトリにデータDを格納する工程である。尚、
コンピュータC1とコンピュータC2とは、ネットワー
ク(図示省略)を経由して交信できる。また、データベ
ースA1には、データDに関する情報に基づき、どのデ
ィレクトリにデータDを格納するかを選定する為のデー
タが登録されている。
【0030】以下、上記の各工程について説明する。
【0031】データ送信工程1において、コンピュータ
C1は、FTP転送を用いてデータD等を含んだ電子フ
ァイルをコンピュータC2へ送信する。コンピュータC
2は、データDを格納する為のハードディスクBを備え
ている。ハードディスクBには、格納することが想定さ
れるデータの種類に応じたディレクトリがあらかじめ作
成されている。また、ハードディスクBには、送信され
た電子ファイルをそのまま一時的に保存するための特定
のディレクトリ(以降、テンポラリディレクトリと称す
る)も設けられている。
【0032】ここで、上記電子ファイルのフォーマット
の例について、図2を用いて説明する。1行目の{keyw
ord}は、次の行に、格納先判断工程3において格納先
のディレクトリを選定する際に使用されるキーワード
(分類データ)が記述されていることを示すラベルであ
る。3行目の{filename}は、次の行に、データDのフ
ァイル名が記述されていることを示すラベルである。5
行目の{data}は、次の行からデータDが記述されてい
ることを示すラベルである。
【0033】なお、データDのキーワードおよびファイ
ル名は、送信者がコンピュータC1へ入力してもよい
し、コンピュータC1がデータDの内容等に応じて自動
的に付与してもよい。
【0034】データ受信工程2では、コンピュータC2
は、テンポラリディレクトリに電子ファイルが格納され
ているか否かを定期的にチェックする。電子ファイルが
格納されていた場合は、コンピュータC2は、図3のフ
ローチャートに示す処理(後述)により、各データを電
子ファイルから抽出する。尚、抽出したデータは、格納
先判断工程3へ引き渡される。
【0035】ここで、図3のフローチャートに示すデー
タ抽出処理について説明する。
【0036】まず、ハードディスクBのテンポラリディ
レクトリに格納されている電子ファイル(電子ファイル
E1:データ送信工程1によりコンピュータC1から送
られてきた電子ファイル)の先頭から文字列“{keywor
d}”を検索する(ステップS100)。そして、文字
列“{keyword}”を検出するとその次の行に記述され
ているキーワードを抽出し、コンピュータC2のメモリ
Mに格納する(ステップS101)。
【0037】次に、電子ファイルE1の先頭から文字列
“{filename}”を検索する(ステップS102)。そ
して、文字列“{filename}”を検出するとその次の行
に記述されているファイル名を抽出し、メモリMに格納
する(ステップS103)。
【0038】さらに、電子ファイルE1の先頭から文字
列“{data}”を検索する(ステップS104)。そし
て、文字列“{data}”を検出するとその次の行から電
子ファイルE1の終端までのデータを抽出し、電子ファ
イルE2としてハードディスクBのテンポラリディレク
トリに保存する(ステップS105)。このとき、この
電子ファイルE2のファイル名として、ステップS10
3で抽出したファイル名を用いる。
【0039】尚、メモリMに格納した各データ及びハー
ドディスクBに保存した電子ファイルE2は、格納先判
断工程3からもアクセスできる。すなわち、メモリM及
び電子ファイルE2を介して、データ受信工程2から格
納先判断工程3へデータが引き渡される。
【0040】格納先判断工程3では、先ず、データ受信
工程2からキーワードを受け取り、データベースA1か
らキーワードと対応したディレクトリ名を検出する(以
降、ここでデータベースA1から検出されたディレクト
リをディレクトリH1と記す)。
【0041】ここで、データベースA1のテーブル構造
を図4に示す。F10は、キーワードを格納するフィー
ルドである。F11は、ハードディスクBに存在してい
るディレクトリのパス名を格納するフィールドである。
このようにキーワードとディレクトリ名とが関連付けら
れたデータベースA1を参照することにより、格納先判
断工程3において、データDを格納すべきディレクトリ
名を選定することができる。
【0042】次に、データDが含まれている電子ファイ
ルE2のファイル名をデータ受信工程2から受け取り、
電子ファイルE2をテンポラリディレクトリからディレ
クトリH1へ移動させる。但し、適切なディレクトリ名
をデータベースA1から検出することができなかった場
合は、例えば、分類不可能なデータを含む電子ファイル
E2を保存する為に用意した特定のディレクトリに、そ
のような電子ファイルE2を移動させる。
【0043】以上のように、ネットワークを介して、遠
距離にある他のコンピュータC2へデータを送信して格
納する場合、送信データに関連するキーワードを一緒に
送信し、また、キーワードとディレクトリ名とを関連付
けたデータベースA1を備えることにより、受け手であ
るコンピュータC2のハードディスクBにおいてキーワ
ードに対応して設けられたディレクトリへ、送信データ
を自動的に振り分けて保存することができる。その結
果、データの整理が容易になる。また、ハードディスク
Bのディレクトリ構造が変更されても、この変更に併せ
てコンピュータC2側でデータベースA1の格納情報が
修正されれば、データDの送り手であるコンピュータC
1側は、ディレクトリ構造の変更を意識する必要がな
い。
【0044】上記の実施形態では、本発明のうち、方法
の発明(データ送信方法およびデータ格納方法)を中心
に説明したが、本発明は、データ送信工程1、データ受
信工程2および格納先判断工程3を、コンピュータC1
およびC2のそれぞれに実行させるためのプログラムと
して実施することも可能である。また、このようなプロ
グラムを実行するコンピュータにより、本発明にかかる
第1および第2の情報処理装置の各々を実現できる。例
えば、データ送信工程1の手順を記載したプログラムを
コンピュータに読み込んで実行させることにより、本発
明に係るデータ送信手段の機能を当該コンピュータに持
たせることができる。
【0045】なお、本実施形態では、1つのキーワード
しか用いなかったが、フィールドF10と同様のフィー
ルドを複数用意して、複数のキーワードから1つのディ
レクトリを選定するようにしてもよい。このようにすれ
ば、より細かな分類が可能となる。
【0046】また、{keyword}や{filename}等のラ
ベル名以外に、ユーザ名(ラベル名{user})とパスワ
ード(ラベル名{password})を設けて、コンピュータ
C1からのデータ送信者がハードディスクB(または各
ディレクトリ)に対する正当なアクセス権限を有するか
否か等を判断させるようにすることにより、より高いセ
キュリティを確保させてもよい。
【0047】また、本実施形態では、電子ファイルの転
送にFTPを用いる例を示したが、Telnetやリモートコ
ピー等、電子ファイルを転送できる手段であれば、任意
の転送手段により同様の効果を得ることができる。
【0048】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について、第1の実施形態との違いを中心に図
面を参照しながら説明する。第2の実施形態において、
第1の実施形態との大きな違いは、データ送信工程1で
FTP転送を用いるのではなく、電子メールを利用する
点である。本実施形態の概念図は、第1の実施形態と同
じである為、図1を用いて説明する。
【0049】データ送信工程1において、コンピュータ
C1は、ハードディスクBに保存したいデータDを電子
メールに添付して送信する。送信先は、データ受信工程
2を実行するコンピュータC2である。また、送信先の
アドレスとして、データの受信用に特定のメールアドレ
ス(ここでは例えばsavefile@xxx.xxx.jpであるものと
する)を設けておく。
【0050】ここで、電子メールのフォーマットについ
て、図5を用いて説明する。図5は、マイクロソフト株
式会社製の電子メールソフト(Outlook(登録商
標))を用いたときの送信文の一例を示している。G1
は電子メール全体のヘッダー領域であり、G2は本文の
ヘッダー領域であり、G3は本文の領域であり、G4は
添付ファイルのヘッダー領域であり、G5は添付ファイ
ルのデータDが記述されている領域である。
【0051】領域G3の本文には、ラベル名{keywor
d}と、その次の行にキーワードが記述されている。こ
のキーワードは、第1の実施形態で説明したように、格
納先判断工程3においてデータの格納先のディレクトリ
を選定する為に用いる文字列である。
【0052】領域G4には、データDをエンコードした
ときの方式が記述されている。これは、データ受信工程
2において、添付ファイルをデコードする為に必要な情
報である。図5ではMIME形式でエンコードされたと
きの一例が示されている。
【0053】データ受信工程2において、コンピュータ
C2は、データ受信用の特定のメールアドレス(savefi
le@xxx.xxx.jp)へ送られて来た電子メールを受信する
と、受信した電子メールの本文に記述されているキーワ
ードを抽出し、さらに、添付ファイルをデコードしてデ
ータDを抽出する。
【0054】これらの抽出作業をコンピュータC2に実
行させる為に、コンピュータC2のエイリアスファイル
(/etc/aliases)に次の一行を追記する。尚、ここで
は、コンピュータC2のOSがSolaris 2.xであるもの
とする(Solarisはサン・マイクロシステムズ株式会社
の登録商標)。
【0055】 savefile: “|/opt/savefile/prog/getdata” これにより、コンピュータC2は、データ受信工程2に
おいて、データ送信工程1より送られた電子メールを受
信すると、その電子メールから各ラベルの情報及び添付
ファイルのデータDを抽出するプログラム(/opt/savef
ile/prog/getdata)を起動する。このプログラムは、第
1の実施形態のデータ受信工程2で行われたキーワード
の抽出と同じ手法を用いて、各ラベルの情報を抽出す
る。すなわち、図3のステップS100及びS101を
実施する。
【0056】一方、本実施形態では、データDの抽出の
際、第1の実施形態と異なり、データDを電子メールに
添付した際に用いたエンコードに対応したデコードを実
施する。尚、添付ファイルのエンコードに用いた方式
は、図5の領域G4に示されている添付ファイルのヘッ
ダー部に記述されている。
【0057】格納先判断工程3では、コンピュータC2
は、第1の実施形態の格納先判断工程3と同様にデータ
受信工程2で抽出したキーワードに対応したディレクト
リH1をデータベースA1から検出して、添付ファイル
をディレクトリH1に保存する。
【0058】以上のように、データ送信工程1からのデ
ータ転送に電子メールを用いることにより、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第1の
実施形態のFTP転送と比較して、FTP転送によるコ
ンピュータC2への侵入を許可する必要も無いので、第
1の実施形態と比較して、セキュリティの面でより安心
である。
【0059】本実施形態でも、方法の発明(データ送信
方法およびデータ格納方法)を中心に説明したが、本発
明は、データ送信工程1、データ受信工程2および格納
先判断工程3を、コンピュータC1およびC2のそれぞ
れに実行させるためのプログラムとして実施することも
可能である。また、このようなプログラムを実行するコ
ンピュータにより、本発明にかかる情報処理装置を実現
できる。
【0060】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態について、第2の実施形態との違いを中心に図
面を参照しながら説明する。第2の実施形態との大きな
違いは、格納先判断工程3の代わりに格納先作成工程4
を実行する点である。
【0061】図6に、本実施形態の概念図を示す。1
は、ハードディスクBに保存させて置くデータD等を、
電子メールで特定のメールアドレス(例えば、savefile
@xxx.xxx.jp)へ送信するデータ送信工程である。この
データ送信工程1は、コンピュータC1で実行される。
2はデータ送信工程1から送信された電子メールを受け
取り、その電子メールからデータD等を抽出するデータ
受信工程である。このデータ受信工程2は、データ送信
工程1とは異なるコンピュータC2で実行される。4は
格納先作成工程であり、データ送信工程1から送られて
来た電子メールの指示に従ってハードディスクBにディ
レクトリを作成し、そのディレクトリにデータDを格納
する。
【0062】以下、各工程について説明する。
【0063】データ送信工程1では、データ受信工程2
へ送信する電子メールの本文が第2の実施形態のもの
(図5の領域G3)と異なっている。ここで、本実施形
態の電子ファイルのフォーマットについて、図7を用い
て説明する。第2の実施形態の電子メールと同様に、G
3は本文の領域であり、この領域G3にラベル名及びそ
のラベルの情報が記載されている。本実施形態の領域G
3に記述するラベル名は{dir}であり、ラベル名{di
r}の次行には、データDを格納するディレクトリ名が
記述されている。
【0064】データ受信工程2では、コンピュータC2
は、第2の実施形態のデータ受信工程2と同様に、デー
タ受信用に設けた特定のメールアドレス(例えばsavefi
le@xxx.xxx.jp)へ送られて来た電子メールを受信する
と、電子メールからラベル名{dir}を検出し、次行の
ディレクトリ名を抽出する。そして、そのディレクトリ
名は、格納先作成工程4へ引き渡される。
【0065】一方、電子メールに添付されたデータDは
デコードされ、ハードディスクBのテンポラリディレク
トリに一時的に保存される。また、データDを含む電子
ファイルの名前(添付ファイルの名前)は、格納先作成
工程4へ引き渡される。
【0066】格納先作成工程4では、先ず、データ受信
工程2からディレクトリ名(以降、格納先作成工程4で
データDを格納するディレクトリをディレクトリH2と
記す)を受け取ると、ディレクトリH2がハードディス
クBに存在するか否かを調査する。
【0067】存在しない場合は、ディレクトリを作成す
るコマンドを用いて新たにディレクトリH2を作成す
る。例えば、OSがSolaris 2.xの場合は、下記のコマ
ンドを用いる(Solarisはサン・マイクロシステムズ株
式会社の登録商標)。
【0068】mkdir -p ディレクトリ名 尚、ディレクトリH2を作成するプログラムを実行する
場合は、そのプログラムにrootの権限を与えておかなけ
ればならない。また、ディレクトリH2には、読み書き
が可能な権限を与えておかなければならない。
【0069】次に、コンピュータC2は、データ受信工
程2から添付ファイルの名前を受け取ると、格納先作成
工程4において、その添付ファイルをテンポラリディレ
クトリからディレクトリH2へ移動させる。
【0070】以上のように、ディレクトリを作成する格
納先作成工程4を設けることによって、データDを目的
のディレクトリH2に保存することができる。本実施形
態によれば、第2の実施形態に比べて、データ送信工程
1を実行する送信者の意思、すなわち、データDをどの
ディレクトリに格納させたいか、が重視される。
【0071】尚、本実施形態では、データ転送に電子メ
ールを用いたが、FTP転送を用いても同様の効果を得
られる。但し、この場合、データ送信工程1及びデータ
受信工程2の主要動作は、第1の実施形態で述べたデー
タ送信工程1及びデータ受信工程2に準じる。
【0072】本実施形態でも、方法の発明(データ送信
方法およびデータ格納方法)を中心に説明したが、本発
明は、データ送信工程1、データ受信工程2および格納
先作成工程4を、コンピュータC1およびC2のそれぞ
れに実行させるためのプログラムとして実施することも
可能である。また、このようなプログラムを実行するコ
ンピュータにより、本発明にかかる情報処理装置を実現
できる。
【0073】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態について、図面を参照しながら説明する。図8
に、第4の実施形態の概念図を示す。1はハードディス
クBに保存させて置くデータD等を含めた電子メールを
送信するデータ送信工程である。このデータ送信工程1
は、コンピュータC1で実行される。2はデータ送信工
程1から送信された電子メールを受け取り、その電子メ
ールからデータD等を抽出するデータ受信工程である。
このデータ受信工程2は、データ送信工程1とは異なる
コンピュータC2で実行される。3はデータ受信工程2
で抽出したデータとデータベースA1とを用いて適切な
ディレクトリを選定し、そのディレクトリにデータDを
格納する格納先判断工程である。この格納先判断工程3
は、コンピュータC2で実行される。
【0074】5は、データDの送信相手に対して、デー
タDの格納先を知らせる電子メールを送信する格納先送
信工程5である。この格納先送信工程5は、コンピュー
タC2で実行される。6は、格納先のアドレスが指定さ
れることによって格納データをWWWブラウザで表示す
る格納データ表示工程である。この格納データ表示工程
6は、コンピュータC1,C2とは異なるコンピュータ
C3で実行される。
【0075】このように、本実施形態は、第2の実施形
態に、格納先送信工程5及び格納データ表示工程6を追
加したものである。また、それに伴い、電子メールのフ
ォーマットが第2の実施形態のものと異なっている。
【0076】以下、各工程について説明する。
【0077】データ送信工程1では、コンピュータC1
が、第2の実施形態と同様にデータDを添付した電子メ
ールを送信する。送信先は、データ受信工程2を実行す
るコンピュータC2である。また、データDの送信先の
メールアドレスは、データ受信用に設けられた特定のメ
ールアドレス(例えば、savefile@xxx.xxx.jp)であ
る。
【0078】次に、本実施形態の電子メールのフォーマ
ットについて、図9を用いて説明する。第2の実施形態
との差異は、電子メールの本文(領域G3)である。領
域G3には、次の2つの情報が記述されている。ここ
で、下記(1)の相手先のメールアドレスは、データD
の送信先メールアドレスとは異なり、格納先送信工程5
においてデータDの格納場所等を相手に通知する電子メ
ールの宛先である。すなわち、この宛先が、本来添付フ
ァイルを送付したい相手先のアドレスである。
【0079】(1)相手先のメールアドレス:格納先送
信工程5からの送信先 ラベル名:{address} (2)キーワード:格納先判断工程3でデータDの格納
先を選定する際に用いる文字列 ラベル名:{keyword} 尚、上記ラベルの情報は、領域G3の各ラベル名の次の
行に記述されている。
【0080】データ受信工程2において、コンピュータ
C2は、前記特定のメールアドレス宛の電子メールを受
信すると、第2の実施形態のデータ受信工程2と同様
に、受信した電子メールから相手先のメールアドレス、
キーワード及び添付ファイルのデータDを抽出する。
【0081】また、データ送信工程1にて、データ受信
工程2へ電子メールを送信した者(送信元)のメールア
ドレスも抽出する。送信元のメールアドレスは、電子メ
ールのヘッダー部において文字列“From”または“Fro
m:”の後に記述されている。
【0082】また、コンピュータC2は、電子メールの
ヘッダー部に記述されている件名(Subject)も抽出す
る。この件名は、文字列“Subject:”の後に記述されて
いる文字列である。
【0083】格納先判断工程3では、コンピュータC2
は、第2の実施形態の格納先判断工程3と同様に、デー
タ受信工程2から引き渡されたキーワードを用いてデー
タベースA1から格納先のディレクトリH1を検出し、
ハードディスクBのディレクトリH1に添付ファイルの
データDを格納する。また、ディレクトリH1のパス名
は、格納先送信工程5へ引き渡される。
【0084】格納先送信工程5では、コンピュータC2
は、データ受信工程2から引き渡された送信元と相手先
のメールアドレス及び件名、並びに、格納先判断工程3
から引き渡されたディレクトリH1のパス名等を記述し
た電子メールを作成し、相手先へ送信する。ここで、電
子メールの本文のフォーマットを図10に示す。3行目
には、送信元のメールアドレスが記述されている。4行
目には、件名が記述されている。5行目には、添付ファ
イル(データD)を示すURLアドレスが記述されてい
る。
【0085】このように、本実施形態では、相手先に
は、添付ファイルそのものは送信されずに、その格納先
の情報のみが電子メールにより送信される。また、同時
に、ハードディスクBのあるディレクトリH1へ添付フ
ァイルが自動的に振り分けられ、電子ファイルの整理が
自動的に実施される。
【0086】格納データ表示工程6は、データDの受け
手がコンピュータC3で実行するものであり、格納先送
信工程5から電子メールで送られた格納先アドレス(U
RL)を、コンピュータC3で稼動しているWWWブラ
ウザに入力することにより、ハードディスクBに格納さ
れている電子ファイルを開くことができる。これによ
り、データDの受け手は、コンピュータC3からネット
ワーク経由で、コンピュータC2のハードディスクBに
格納された電子ファイル(データD)の内容を閲覧する
ことができる。従って、例えば、データDの受け手がコ
ンピュータC2を直接操作できない場所にいる場合で
も、データDの受信後すみやかにその内容をネットワー
ク経由で確認することが可能となる。尚、電子ファイル
を至急見る必要がない場合や、データDの受け手がコン
ピュータC2を直接操作することも可能な場合等は、デ
ータDの受け手が直接コンピュータC2からハードディ
スクBへアクセスして電子ファイルを参照することもも
ちろん可能である。
【0087】以上のように、本実施形態によれば、格納
先判断工程3及び格納先送信工程5により、添付ファイ
ルの自動分類を行いながら、添付ファイルの格納先の情
報のみを相手に送信することができる。これにより、受
信時間の短縮やネットワーク上のトラフィック低減等の
効果を得るだけでなく、同時に、添付ファイルの整理が
容易になるという効果も得ることができる。
【0088】尚、本実施形態では、格納データ表示工程
6を設けているが、相手側へ格納先のみ知らせればよい
場合は、格納データ表示工程6がない形態でも良い。そ
の場合は、図10の電子メールの5行目は、 File: /usr/doc/cmos/ CMOS資料.doc のように、ディレクトリH1のパス名と添付ファイル名
前を組み合わせた文字列を記述する。 また、本実施形
態では、特定の電子メールに対してのみ本発明を適用さ
せる為、データ送信工程1から送信する電子メールの本
文(図9の領域G3)に相手先のメールアドレス(ラベ
ル名{address})を記載したが、データ受信工程2が
動作するコンピュータへ送られる電子メール全てに対し
て本発明を適用させる場合には、電子メールの本文(図
9の領域G3)にはキーワードのみを記述し、相手先の
アドレスは、電子メールのヘッダー部において文字列
“To:”の後ろに記述されているアドレス(図9の6行
目参照)から抽出するようなデータ受信工程を設けるこ
とにより、同様の効果を得ることができる。
【0089】また、本実施形態では、データ送信工程1
からの送信に電子メールを用いたが、データ受信工程2
を実行するコンピュータC2へFTP等を用いてデータ
を送信してもよい。但し、この場合は、データ送信工程
1及びデータ受信工程2の主要動作は、第1の実施形態
のデータ送信工程1及びデータ受信工程2に準じる。
【0090】また、本実施形態では、第2の実施形態の
ように格納先判断工程3を用いて添付ファイルを振り分
けたが、第3の実施形態の格納先作成工程4を用いて、
ハードディスクB内にディレクトリH2を強制的に作成
し、添付ファイルをそのディレクトリH2に格納する形
態を用いてもよい。
【0091】さらに、本実施形態では、コンピュータC
1とC3とが異なるコンピュータである例を示したが、
例えば、コンピュータC1を複数利用者が共用してお
り、ある利用者が複数利用者のうちの他の利用者にデー
タを送信したい場合等には、格納先送信工程5による情
報受領通知の送信先をコンピュータC1とし、格納デー
タ表示工程6をコンピュータC1で実行させればよい。
【0092】本実施形態でも、方法の発明(データ送信
方法およびデータ格納方法)を中心に説明したが、本発
明は、データ送信工程1と、データ受信工程2、格納先
判断工程3、および格納先送信工程5と、格納データ表
示工程6とを、コンピュータC1〜C3のそれぞれに実
行させるためのプログラムとして実施することも可能で
ある。また、このようなプログラムを実行するコンピュ
ータにより、本発明にかかる情報処理装置を実現でき
る。
【0093】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1
1に、第5の実施形態の概念図を示す。1はハードディ
スクBに保存させて置くデータD等を含めた電子メール
を送信するデータ送信工程である。このデータ送信工程
1は、コンピュータC1で実行される。2はデータ送信
工程1から送られた電子メールを受け取り、その電子メ
ールからデータD等を抽出するデータ受信工程である。
このデータ受信工程2は、データ送信工程1とは異なる
コンピュータC2で実行される。5はハードディスクB
に保存されたデータDの格納場所を相手先へ電子メール
で送信する格納先送信工程5である。この格納先送信工
程5は、コンピュータC2で実行される。7は格納先送
信工程5からの電子メールを受け取った後、添付ファイ
ルを送信するように依頼する格納データ送信依頼工程で
ある。この格納データ送信依頼工程7は、コンピュータ
C3で実行される。8は格納データ送信依頼工程7から
の依頼を受け、ハードディスクBに保存されているデー
タDを相手先へ送信する格納データ送信工程である。こ
の、格納データ送信工程8は、コンピュータC2で実行
される。
【0094】このように、本実施形態は、第4の実施形
態と比較すると、格納先判断工程3および格納データ表
示工程6を含まず、格納データ送信依頼工程7及び格納
データ送信工程8が追加された点で異なっている。ま
た、それに伴い、電子メールのフォーマットが第4の実
施形態のものと異なっている。さらに、データベースA
1の代わりに、データベースA2を用いる点においても
第4の実施形態と異なっている。
【0095】データ送信工程1は、第4の実施形態のデ
ータ送信工程1と同様にデータDを添付した電子メール
を送信する。送信先は、データ受信工程2を実行するコ
ンピュータC2である。また、メールアドレスは、デー
タ受信専用に設けた特定のメールアドレスである。以
下、このデータ受信専用の特定のメールアドレスを、第
1の特定メールアドレスと称し、本実施形態では、save
file@xxx.xxx.jpをこの第1の特定メールアドレスとし
て用いるものとする。
【0096】次に、本実施形態における電子メールのフ
ォーマットを、図12を用いて説明する。第4の実施形
態との差異は、電子メールの本文(領域G3)である。
領域G3には、次の情報が記述されている。
【0097】 (1)相手先のメールアドレス:格納先送信工程5からの送信先 ラベル名:{address} 尚、上記ラベルの情報は、ラベル名の次の行に記述され
ている。
【0098】データ受信工程2では、コンピュータC2
は、前記第1の特定メールアドレス宛の電子メールを受
信すると、第4の実施形態のデータ受信工程2と同様
に、電子メールから相手先と送信元のメールアドレス、
件名及び添付ファイルのデータDを抽出する。抽出した
添付ファイルは、ハードディスクBに設けたテンポラリ
ディレクトリに保存しておく。また、添付ファイルをテ
ンポラリディレクトリに保存する際、データベースA2
にファイル名と識別番号を登録する。
【0099】ここで、データベースA2のテーブル構造
を図13に示す。F20は添付ファイルのファイル名
(格納先のディレクトリ名を含めた名称)を登録するフ
ィールドである。F21は識別番号を登録するフィール
ドである。この識別番号としては、ファイル名と1対1
に対応する番号を用いる必要がある。本実施形態では、
識別番号に、ファイルをデータベースA2に登録した日
時(年月日時分秒)を適用している。この識別番号は、
格納データ送信依頼工程7及び格納データ送信工程8で
使用する。
【0100】格納先送信工程5では、コンピュータC2
は、データ受信工程2で抽出した相手先のメールアドレ
ス宛に、データベースA2のフィールドF20のファイ
ル名及びフィールドF21の識別番号等を電子メールで
送信する。
【0101】ここで、格納先送信工程5により送信され
る電子メールの本文のフォーマットを図14に示す。3
行目には、送信元のメールアドレスが記述されている。
4行目には、件名が記述されている。5行目には、添付
ファイル(データD)の名称(ディレクトリH1のパス
名とファイル名を組み合わせた名称)が記述されてい
る。6行目には、識別番号が記述されている。
【0102】また、格納先送信工程5にて、相手先へ電
子メールを送信するときの送信者名としては、この電子
メールの送信者として特別に設けたユーザ名を用いる。
以降、このユーザ名のメールアドレスを、第2の特定の
メールアドレスと称し、本実施形態では、この第2の特
定のメールアドレスとしてsendfile@xxx.xxx.jpを用い
るものとする。このメールアドレスは、格納データ送信
依頼工程7にて、格納先送信工程5や格納データ送信工
程8を実行するコンピュータC2への返信用メールアド
レスとして用いられる。
【0103】格納データ送信依頼工程7は、格納先送信
工程5からの電子メールを受け取った者が、さらに添付
ファイルの送付も希望する場合に実行される。
【0104】格納データ送信依頼工程7では、コンピュ
ータC3が、図14の電子メールに記述されている識別
番号及び添付ファイルの送信先を件名(Subject)の欄
に記述した電子メールを作成し、格納データ送信工程8
を実行するコンピュータC2へ返信することによって、
添付ファイルの送信を依頼する。返信先のアドレスは、
前述の第2の特定のメールアドレス(sendfile@xxx.xx
x.jp)である。
【0105】ここで、返信用電子メールの件名のフォー
マットを次に示す。
【0106】 識別番号:受け取り先のアドレス (例 20010430120007:nakata@xxx.xxx.jp) 上記件名に記載されている識別番号は、データ受信工程
2にて、添付ファイルに与えられた番号であり、格納先
送信工程5から送られた電子メールに記述されている。
受け取り先のアドレスは、後述の格納データ送信工程8
が送信する添付ファイルを受け取る機器のアドレスであ
り、メールアドレス又はFAX番号を用いる。尚、本実
施形態では、識別番号と送信先アドレスの区切りにはコ
ロン”:”を用いている。
【0107】格納データ送信工程8では、コンピュータ
C2は、第2の特定のメールアドレスへ送られた電子メ
ールを受け取ると、電子メールの件名から識別番号及び
受け取り先のアドレスを抽出する。この抽出作業を実行
する為に、第2の実施形態のデータ受信工程2で述べた
ことと同様に、コンピュータC2において、エイリアス
ファイル(/etc/aliases)に次の一行を追記する設定を
行う。なお、ここでは、コンピュータC2のOSがSola
ris 2.xであるものとする(Solarisはサン・マイクロシ
ステムズ株式会社の登録商標)。
【0108】 sendfile: “|/opt/savefile/prog/senddata” これにより、コンピュータC2は、格納データ送信依頼
工程7より送られた電子メールを受信すると、プログラ
ム(/opt/savefile/prog/senddata)を起動する。
【0109】このプログラムは、格納データ送信依頼工
程7より送られた電子メールから識別番号及び受け取り
先のアドレスを抽出し、先ず、識別番号に対応したファ
イル名をデータベースA2から検出し、次に、このファ
イル名の添付ファイルをハードディスクBのテンポラリ
ディレクトリから取り出して受け取り先のアドレスへ送
信する。添付ファイルの送信手段としては、電子メール
やFAXを用いることができ、受け取り先のアドレスに
@が存在すれば電子メールを、そうでなければFAX送
信用ソフトを用いて、添付ファイルを送信する。
【0110】以上のように、本実施形態では、格納デー
タ送信依頼工程7及び格納データ送信工程8により、添
付ファイル付の電子メールが来たことを電子メールで知
らされた後、必要であれば、電子メールで依頼すること
により、添付ファイルを受け取ることができる。
【0111】また、格納先送信工程5からの電子メール
の送信先として携帯電話のメールアドレスを指定するこ
とも可能であるが、この場合、携帯電話で受信した電子
メールにより、メール添付ファイル付の電子メールが来
たことを知った場合は、格納データ送信依頼工程7で作
成・送信する電子メールにおいて指定する受け取り先ア
ドレスとして、付近のFAX機の電話番号を記述すれ
ば、このFAX機へ添付ファイルのデータを送信させる
こともできる。このように、FAXで添付ファイルを受
け取る方が、従来のようにWWWブラウザで添付ファイ
ルを参照するよりも、セキュリティの面で安全である。
何故ならば、営業先のパソコンから自社のハードディス
クにアクセスできる環境では、自社のハードディスクに
侵入され易く、セキュリティ上問題が発生し易いからで
ある。
【0112】尚、本実施形態では、データ受信工程2で
抽出したデータDをテンポラリディレクトリに格納して
いたが、第4の実施形態のように、データ受信工程2と
格納先送信工程5の間に格納先判断工程3を設けて、格
納先の自動振り分けを実施してもよい。
【0113】このようにすれば、添付ファイルの受け取
り側は、ファイルの分類が自動的に行われる為、添付フ
ァイルの管理が容易になる。但し、この場合は、データ
送信工程1で作成する電子メールに、ラベル{keywor
d}の情報を追加する必要がある。また、データ送信工
程1及びデータ受信工程2に対し、第4の実施形態のデ
ータ送信工程1及びデータ受信工程2の一部を組み込む
必要がある。
【0114】また、第3の実施形態のように、データ受
信工程2と格納先送信工程5の間に格納先作成工程4を
設けて、添付ファイルの送信者の意思に基づく添付ファ
イルの振り分けを行ってもよい。
【0115】また、本実施形態にかかるデータ格納方法
を車のカーナビゲーションシステムに適用すれば、例え
ば、目的地の県の娯楽施設に関する情報を取り寄せて、
適切に分類して保存すること等も可能となる。この場
合、まず、各娯楽施設のコンピュータC1から詳細な情
報をコンピュータC2へ送信させ(データ送信工程
1)、コンピュータC2のテンポラリディレクトリにそ
の情報を格納する(データ受信工程2)。そして、コン
ピュータC2から、どの施設から何についての情報提供
があったかを件名に記述した電子メールを、カーナビゲ
ーションシステムのコンピュータ(コンピュータC3)
へ送信させる(格納先送信工程5)。カーナビゲーショ
ンシステムは、そのような件名を持つ電子メールを画面
に表示し、ユーザがこれら複数の電子メールから希望の
件名を選択すれば、その件名に対応する詳細な情報を提
供するようコンピュータC2へ依頼する電子メールを作
成して送信する(格納データ送信依頼工程7)。そし
て、コンピュータC2は、この電子メールを受信する
と、依頼された詳細な情報を電子メール等によりカーナ
ビゲーションシステムへ送信する(格納データ送信工程
8)。
【0116】このようなシステムによれば、娯楽施設に
関する情報等をコンピュータC2で自動分類して利用し
易くできるだけでなく、ユーザ側(カーナビゲーション
システム)では、娯楽施設から提供された詳細情報のう
ち、所望の情報のみを依頼して受け取るので、カーナビ
ゲーションシステムの記憶容量を有効利用できると共に
情報のダウンロード時間を短縮することができる。ま
た、ネットワーク負荷が軽減されるという利点もある。
【0117】なお、上述の仕組みは、コンピュータC3
がカーナビゲーションシステムである場合に限らず、携
帯電話やPDA等である場合にも適用できる。また、電
子メールに記述されるような情報を送れるのであれば、
電子メールに限らず、他のデータ転送手段を用いても同
様の効果を得ることができる。
【0118】さらに、本実施形態でも、コンピュータC
1とC3とが異なるコンピュータである例を示したが、
例えば、コンピュータC1を複数利用者が共用してお
り、ある利用者が複数利用者のうちの他の利用者にデー
タを送信したい場合等には、格納先送信工程5における
情報受領通知の送信先をコンピュータC1とし、格納デ
ータ送信依頼工程7をコンピュータC1で実行させれば
よい。
【0119】本実施形態でも、方法の発明(データ送信
方法およびデータ格納方法)を中心に説明したが、本発
明は、データ送信工程1と、データ受信工程2、格納先
送信工程5、および格納データ送信工程8と、格納デー
タ送信依頼工程7とを、コンピュータC1〜C3のそれ
ぞれに実行させるためのプログラムとして実施すること
も可能である。また、このようなプログラムを実行する
コンピュータにより、本発明にかかる情報処理装置を実
現できる。
【0120】なお、上述の各実施形態において、コンピ
ュータC1から送信されたデータDの格納場所として、
コンピュータC2の内部のハードディスクBを用いる例
を示したが、データの格納場所は、コンピュータC2か
らデータの書き込み/読み出しを制御することが可能な
外部記憶装置であってもよい。
【0121】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、送信元
の情報処理装置において送付対象データの内容等に関す
る分類データを付加し、送信先の情報処理装置におい
て、この分類データに基づいて送付対象データの格納場
所を決定することにより、データの送信者が送信先の記
憶装置等のデータ格納構造(例えばハードディスクのデ
ィレクトリ構造等)を意識する必要なく、また、データ
の受信者がデータの分類整理を行う必要なく、データを
自動的に分類しながら保存させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す概念図
【図2】 第1の実施形態のデータ送信工程1からFT
P転送する電子ファイルのフォーマット例を示す説明図
【図3】 データ受信工程2において、電子ファイルか
ら各データを抽出する処理のフローチャート
【図4】 データベースA1のテーブル構造例を示す説
明図
【図5】 第2の実施形態のデータ送信工程1で用いる
電子メールのフォーマット例を示す説明図
【図6】 本発明の第3の実施形態を示す概念図
【図7】 第3の実施形態のデータ送信工程1で用いる
電子メールのフォーマット例を示す説明図
【図8】 本発明の第4の実施形態を示す概念図
【図9】 第4の実施形態のデータ送信工程1で用いる
電子メールのフォーマット例を示す説明図
【図10】 第4の実施形態の格納先送信工程5で用い
る電子メールのフォーマット例を示す説明図
【図11】 本発明の第5の実施形態を示す概念図
【図12】 第5の実施形態のデータ送信工程1で用い
る電子メールのフォーマット例を示す説明図
【図13】 データベースA2のテーブル構造例を示す
説明図
【図14】 第5の実施形態の格納先送信工程5で用い
る電子メールのフォーマット例を示す説明図
【図15】 従来のシステム例の説明図
【符号の説明】
1 データ送信工程 2 データ受信工程 3 格納先判断工程 4 格納先作成工程 5 格納先送信工程 6 格納データ表示工程 7 格納データ送信依頼工程 8 格納データ送信工程 A1、A2 データベース B ハードディスク C1、C2、C3 コンピュータ D 送付対象のデータ E1、E2 電子ファイル F10〜F11 データベースA1のテーブルを構成す
るフィールド F20〜F21 データベースA2のテーブルを構成す
るフィールド G1〜G5 電子メールの構成要素 H1、H2 ディレクトリ M コンピュータC2のメモリ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の情報処理装置から情報伝達手段を
    介して外部の第2の情報処理装置へデータを送信する方
    法であって、 前記第2の情報処理装置への送付対象情報と、当該送付
    対象情報を分類するための分類データとを含む送信デー
    タを作成し、前記情報伝達手段を介して前記第2の情報
    処理装置へ送信するデータ送信ステップを含み、 前記分類データは、前記第2の情報処理装置が、当該第
    2の情報処理装置の内部または外部の記憶手段における
    当該送付対象情報の格納場所を決定するための記述を含
    むことを特徴とするデータ送信方法。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に、前記送付対象情報を分
    類して格納するための論理的な記憶領域があらかじめ用
    意され、 前記分類データは、前記第2の情報処理装置が、前記送
    付対象情報と前記記憶手段に用意された記憶領域とを対
    応付けるデータベースを参照することにより、前記記憶
    領域のうちのどの領域に当該送付対象情報を格納すべき
    かを決定するための記述を含む、請求項1に記載のデー
    タ送信方法。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に、前記送付対象情報を分
    類して格納するための論理的な記憶領域を新たに作成可
    能であり、 前記分類データは、当該送付対象情報を格納するための
    新たな記憶領域を、前記第2の情報処理装置が前記記憶
    手段に作成するための記述を含む、請求項1または2に
    記載のデータ送信方法。
  4. 【請求項4】 前記情報伝達手段としてファイル転送ま
    たは電子メールを用いる、請求項1〜3のいずれか一項
    に記載のデータ送信方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のデ
    ータ送信方法を前記第1の情報処理装置としてのコンピ
    ュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】 外部の第1の情報処理装置から情報伝達
    手段を介して送信された送信データを、第2の情報処理
    装置において受信し当該第2の情報処理装置の内部また
    は外部の記憶手段へ格納する方法であって、 受信した前記送信データから送付対象情報を抽出するス
    テップ(a)と、 受信した前記送信データから前記送付対象情報を分類す
    るための分類データを抽出するステップ(b)と、 前記分類データの記述に基づいて、前記記憶手段におけ
    る前記送付対象情報の格納場所を決定するステップ
    (c)と、 決定した格納場所へ前記送付対象情報を格納するステッ
    プ(d)とを含むことを特徴とするデータ格納方法。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段に、前記送付対象情報を分
    類して格納するための論理的な記憶領域をあらかじめ用
    意し、 前記ステップ(c)において、前記ステップ(b)で抽
    出された分類データの記述に基づいて、送付対象情報と
    前記記憶手段における送付対象情報の格納場所とを対応
    付けるデータベースを参照することにより、前記記憶領
    域のうちのどの領域に、前記ステップ(a)で抽出され
    た送付対象情報を格納すべきかを決定する、請求項6に
    記載のデータ格納方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、前記送付対象情報を分
    類して格納するための論理的な記憶領域を新たに作成可
    能であり、 前記ステップ(c)において、前記ステップ(b)で抽
    出された分類データの記述に基づいて、前記ステップ
    (a)で抽出された送付対象情報の格納場所とする新た
    な記憶領域を前記記憶手段に作成する、請求項6または
    7に記載のデータ格納方法。
  9. 【請求項9】 前記送付対象情報の格納場所を表す記述
    を少なくとも含む情報受領通知を、情報伝達手段を介し
    て前記第1の情報処理装置または外部の第3の情報処理
    装置へ送信するステップをさらに含む、請求項6〜8の
    いずれか一項に記載のデータ格納方法。
  10. 【請求項10】 前記情報受領通知を送信する際に、前
    記情報伝達手段として電子メールを用いる、請求項9に
    記載のデータ格納方法。
  11. 【請求項11】 前記情報受領通知を受信した情報処理
    装置からの情報送付依頼を受けて、当該送付対象情報を
    格納場所から取り出し、情報伝達手段を介して前記情報
    送付依頼を発した情報処理装置へ送信するステップをさ
    らに含む、請求項9または10に記載のデータ格納方
    法。
  12. 【請求項12】 前記情報送付依頼を発した情報処理装
    置へ前記送付対象情報を送信する際に、前記情報伝達手
    段として電子メールまたはファクシミリ通信を用いる、
    請求項11に記載のデータ格納方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の情報処理装置から前記第2
    の情報処理装置への情報伝達手段として、ファイル転送
    または電子メールを用いる、請求項6〜12のいずれか
    一項に記載のデータ格納方法。
  14. 【請求項14】 請求項6〜13のいずれか一項に記載
    のデータ格納方法を前記第2の情報処理装置としてのコ
    ンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 情報伝達手段を介して他の情報処理装
    置へデータを送信する情報処理装置であって、 前記他の情報処理装置への送付対象情報と、当該送付対
    象情報を分類するための分類データとを含む送信データ
    を作成し、前記情報伝達手段を介して前記他の情報処理
    装置へ送信するデータ送信手段を含み、 前記分類データは、前記他の情報処理装置が、当該他の
    情報処理装置の内部または外部の記憶手段における当該
    送付対象情報の格納場所を決定するための記述を含むこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段に、前記送付対象情報を
    分類して格納するための論理的な記憶領域があらかじめ
    用意され、 前記分類データは、前記他の情報処理装置が、前記送付
    対象情報と前記記憶手段に用意された記憶領域とを対応
    付けるデータベースを参照することにより、前記記憶領
    域のうちのどの領域に当該送付対象情報を格納すべきか
    を決定するための記述を含む、請求項15に記載の情報
    処理装置。
  17. 【請求項17】 前記記憶手段に、前記送付対象情報を
    分類して格納するための論理的な記憶領域を新たに作成
    可能であり、 前記分類データは、当該送付対象情報を格納するための
    新たな記憶領域を、前記他の情報処理装置が前記記憶手
    段に作成するための記述を含む、請求項15または16
    に記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 他の情報処理装置から情報伝達手段を
    介して送信された送信データを受信し内部または外部の
    記憶手段へ格納する情報処理装置であって、 受信した前記送信データから、送付対象情報と、当該送
    付対象情報を分類するための分類データとを抽出する抽
    出手段と、 前記分類データの記述に基づいて、前記記憶手段におけ
    る前記送付対象情報の格納場所を決定する決定手段と、 決定した格納場所へ前記送付対象情報を格納する格納手
    段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記記憶手段に、前記送付対象情報を
    分類して格納するための論理的な記憶領域があらかじめ
    用意され、 前記決定手段は、前記抽出手段により抽出された分類デ
    ータの記述に基づいて、送付対象情報と前記記憶手段に
    おける送付対象情報の格納場所とを対応付けるデータベ
    ースを参照することにより、前記記憶領域のうちのどの
    領域に、前記抽出手段により抽出された送付対象情報を
    格納すべきかを決定する、請求項18に記載の情報処理
    装置。
  20. 【請求項20】 前記記憶手段は、前記送付対象情報を
    分類して格納するための論理的な記憶領域を新たに作成
    可能であり、 前記決定手段は、前記抽出手段により抽出された分類デ
    ータの記述に基づいて、前記抽出手段により抽出された
    送付対象情報の格納場所とする新たな記憶領域を前記記
    憶手段に作成する、請求項18または19に記載の情報
    処理装置。
  21. 【請求項21】 前記送付対象情報の格納場所を表す記
    述を少なくとも含む情報受領通知を、情報伝達手段を介
    してさらに他の情報処理装置または前記送付対象情報の
    送信元の情報処理装置へ送信する手段をさらに含む、請
    求項18〜20のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 前記情報受領通知の送信先の情報処理
    装置から情報送付依頼を受けて、当該送付対象情報を格
    納場所から取り出し、情報伝達手段を介して送信する手
    段をさらに含む、請求項21に記載の情報処理装置。
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