JPH11298520A - 電子メール転送装置、電子メール転送プログラムを記録した記録媒体、並びに、メールサーバシステム - Google Patents

電子メール転送装置、電子メール転送プログラムを記録した記録媒体、並びに、メールサーバシステム

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JPH11298520A
JPH11298520A JP10104734A JP10473498A JPH11298520A JP H11298520 A JPH11298520 A JP H11298520A JP 10104734 A JP10104734 A JP 10104734A JP 10473498 A JP10473498 A JP 10473498A JP H11298520 A JPH11298520 A JP H11298520A
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JP
Japan
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mail
rule
condition
transfer
server
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Application number
JP10104734A
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English (en)
Inventor
Yukio Saito
幸男 齋藤
Kazunari Watanabe
一成 渡辺
Ribo Ono
理望 大野
Masahide Nakagawa
将英 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の利用者宛の電子メールを所
定の条件に応じて種々の転送先に転送し得る電子メール
転送装置の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明の電子メール転送装置は、利用者
が電子メールの標題、発信者、本文に含まれる文字列及
び受信時刻を含む条件と、種々のメディア変換装置への
電子メール転送及び電子メールの削除を含む処理内容と
からなるルールを設定し得る手段と、受信された電子メ
ールと条件とを比較する手段と、電子メールのアドレス
形式を他のメディア変換装置のアドレス形式に変換し、
他のメディア変換装置に電子メールを転送する手段とか
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
に接続され、電子メールの送受信機能を提供するメール
サーバにおける電子メールの自動受信、転送先自動振り
分け、例えば、ファックス出力装置、ポケットベル通知
装置、又は、電子メール読み上げ装置等のメディア変換
製品への出力に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複数の利用者を収容するメールサ
ーバにおける自動転送処理では、受信した全ての電子メ
ールを予め決められた転送先に転送する。その際、受信
した電子メールに依存した情報、例えば、電子メールの
標題、発信者等の条件に従って、受信した電子メールの
転送先を振り分けることは行われていない。また、電子
メールの転送先としては、一般に他の電子メールアドレ
スが指定され、転送先にファックス出力装置、ポケット
ベル通知装置、音声読み上げ装置等のメディア変換装置
が使用される自動転送処理は知られていない。
【0003】また、従来のメールサーバにおける自動転
送処理では、メールサーバ自体の設定を変更することに
より転送処理が実現されている。一方、メールサーバか
ら単一の利用者宛の電子メールを取得する従来の端末ソ
フト(クライアントソフト)の場合、取得した電子メー
ルを条件に応じて振り分けることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のメールサ
ーバにおける電子メールの自動転送処理では、(1)予
め決められた転送先に一意に電子メールを転送させるた
め、メールサーバ自体の設定を変更する必要があり、
(2)利用者が転送する条件を設定して電子メールの転
送先を振り分けることができない、(3)転送先に電子
メールアドレス以外の他のメディア変換装置を使用する
ことができないという欠点がある。
【0005】このような欠点のため、メールサーバ自体
の設定変更を行えない一般の電子メール利用者は自動転
送処理のための設定を行うことが困難である。また、必
要な情報だけをファックスで受け取りたいという利用者
の要求を充たすことができない。更に、不必要な電子メ
ールを含む全ての電子メールが転送されるため、トラヒ
ックを増大させるという問題を生じる。
【0006】また、上記の端末ソフトは、単一の利用者
宛の電子メールを振り分けることができるに過ぎず、複
数の利用者に対する電子メールを振り分けることができ
ない。そのため、利用者毎の端末ソフトとして動作する
ので、(4)利用者端末の電源が切られた場合に電子メ
ールの自動転送処理を使用できないという欠点がある。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
メールサーバの変更を行う必要が無く、必要な電子メー
ルだけを選択的に転送することができ、電子メールアド
レス以外の各種メディア変換装置に転送することが可能
であり、かつ、利用者端末の電源のオンオフとは無関係
に使用することができる電子メール転送装置及びかかる
電子メール転送装置を使用するメールサーバシステム、
並びに、電子メール転送プログラムを記録した記録媒体
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理構成図である。本発明の電子メール転送
装置1は、インターネット3等に接続され電子メールの
送受信機能を有するメールサーバ5に到着した複数の利
用者宛の電子メールを処理する。同図に示す如く、電子
メール転送装置1は、メールサーバ5に到着した電子メ
ールを利用者に代わってメールサーバ5から受け取るメ
ールサーバアクセス手段10と、メールサーバ5から受
け取られた電子メールから所定の電子メールを選択する
条件と、上記条件に一致した電子メールに対し実行され
るべき処理内容とからなるルールを保存するルール記憶
手段22と、上記メールサーバアクセス手段10によっ
て受け取られた電子メールを上記ルール記憶手段22に
保存されたルールに含まれる条件と比較し、一致した電
子メールを選別する条件比較手段30と、上記条件比較
手段30によって選別された電子メールに対し、上記条
件が一致したルールに含まれる対応する処理内容を実行
する処理実行手段40と、利用者端末300から指定さ
れた上記ルールを上記ルール記憶手段22に設定するイ
ンタフェース手段50とにより構成される。
【0009】上記所定の電子メールを選択する条件は、
電子メールの標題、電子メールの発信者、電子メールの
本文に含まれる文字列及び電子メールの受信時刻を含む
種々の条件の中から任意的に決定される。また、上記電
子メールに対し実行されるべき処理内容は、電子メール
受信インタフェースを有する他のメディア変換装置7へ
の電子メール転送及び電子メールの削除を含む種々の処
理内容の中から任意的に決定される。
【0010】上記処理実行手段40は、上記他のメディ
ア変換装置7の電子メール受信インタフェースのアドレ
ス形式に合うように、転送されるべき電子メールのアド
レス形式を変更する手段を含む。図2は本発明の電子メ
ール転送装置1の構成図である。同図に示す如く、本発
明の電子メール転送装置1は、動作時に参照されるシス
テム管理用のデータを記憶するシステムデータ記憶手段
24を更に有し、上記インタフェース手段50は、管理
者端末200から指定された上記電子メールのアドレス
形式を上記システムデータ記憶手段24に設定する手段
を含み、上記処理実行手段40の上記転送されるべき電
子メールのアドレス形式を変更する手段は、上記システ
ムデータ記憶手段24に設定されたアドレス形式を用い
ることにより、上記他のメディア変換装置7のアドレス
形式に合うようにアドレス形式を変更する。
【0011】また、上記インタフェース手段50は、上
記利用者端末300及び上記管理者端末200からイン
ターネット3上の情報を閲覧するソフトウェアを使用し
て上記ルール及び上記システム管理用のデータを設定で
きるように構成されている。また、上記メールサーバ5
上に設けられたルール設定用電子メールアドレスへアク
セスし、上記ルール設定用電子メールアドレスに到着し
た電子メールを受信し、受信された電子メールからルー
ルを抽出し、抽出されたルールを上記ルール記憶手段2
2に設定するルール設定メール処理手段60を更に有す
るので、利用者は転送条件を含むルールが記載された電
子メールをメールサーバ5上のルール設定用電子メール
アドレスに送信することによって遠隔的にルールを設定
することができる。
【0012】本発明によれば、メールサーバアクセス手
段10は、利用者が通常のメールサーバにアクセスする
のと同じプロトコル(POP3,IMAP4)を用い
て、利用者に代わって電子メールを受け取るので、メー
ルサーバの設定を変更する必要はない。受信された電子
メールは、条件比較手段30において、電子メールのヘ
ッダ部及び本文が解析され、各利用者が予め設定したル
ールに記載された転送条件(例えば、受信メールの標
題、発信者名、受信時刻、本文に含まれる文字列)と比
較される。
【0013】電子メールが転送条件の全ての条件と一致
した場合、条件と対応した処理内容、例えば、転送又は
削除が実行される。条件が一致しない場合、電子メール
に対する処理は行われない。このため、全ての電子メー
ルが転送されることはなく、条件と一致した必要な電子
メールだけを転送することが可能である。また、処理内
容には電子メールの削除が含まれているため、例えば、
不必要なジャンクメール等の電子メールを利用者に代わ
ってメールサーバ5から削除することも可能である。
【0014】さらに、条件と処理内容とからなるルール
の記述に従って、条件毎に転送先のメディア変換装置、
例えば、ファックス出力装置、ポケットベル通知装置、
電子メール読み上げ装置等の電子メール受信インタフェ
ースを有するメディア変換装置7を切り替えることが可
能である。即ち、本発明によれば、各ルール毎に転送条
件を記述した条件部と、処理内容を記述した実行部とが
設けられ、利用者は自由に複数のルールを設定すること
ができる。このため、電子メールの中で「ある条件に一
致するものは自宅のFAXに転送し、別の条件に一致す
るものは他のアドレスに転送する」ように、条件毎に転
送先を切り替えることが可能である。
【0015】これらの転送先のメディア変換装置の転送
アドレス形式は、WWWブラウザのようなインターネッ
ト上の情報閲覧ソフトウェアを利用して管理者によって
カスタマイズすることができる。その上、本発明の電子
メール転送装置1は、利用者端末に実現されるのではな
く、本質的に常時稼働しているメールサーバ5上で動作
するサーバソフトとして実現されるので、利用者端末3
00の電源のオンオフ状態とは無関係に使用できる。
【0016】さらに、本発明は、インターネット3に接
続され電子メールの送受信機能を有するメールサーバ5
と、上記メールサーバ5に到着した複数の利用者宛の電
子メールを処理する上記本発明の電子メール転送装置1
とからなるメールサーバシステムである。また、インタ
ーネットに接続され、電子メールを送受信するメールサ
ーバに到着した複数の利用者宛の電子メールを処理する
電子メール転送プログラムを記録した本発明の記録媒体
において、メールサーバに到着した電子メールを利用者
に代わってメールサーバから受け取らせるプロセスと、
メールサーバから受け取られた電子メールから所定の電
子メールを選択する条件と、上記条件に一致した電子メ
ールに対し実行されるべき処理内容とからなるルールを
メモリに保存させるプロセスと、上記受け取られた電子
メールを上記ルールに含まれる条件と比較し、一致した
電子メールを選別させるプロセスと、上記選別された電
子メールに対し、上記条件が一致したルールに含まれる
対応する処理内容を実行させるプロセスとを含み、上記
所定の電子メールを選択する条件は、電子メールの標
題、電子メールの発信者、電子メールの本文に含まれる
文字列及び電子メールの受信時刻を含む種々の条件の中
から任意的に決定され、上記電子メールに対し実行され
るべき処理内容は、電子メール受信インタフェースを有
する他のメディア変換装置への電子メール転送及び電子
メールの削除を含む種々の処理内容の中から任意的に決
定され、上記他のメディア変換装置の電子メール受信イ
ンタフェースのアドレス形式に合うように、転送される
べき電子メールのアドレス形式を変更させるプロセスを
更に含むことを特徴とする電子メール転送プログラムを
記録した記録媒体である。
【0017】
【発明の実施の形態】図3は本発明の第1の実施例によ
る電子メール転送システムの概要図である。本例のシス
テムは、電子メール転送装置を既存のメールサーバ上、
若しくは、メールサーバとは別のマシン上に追加するこ
とによって、利用者の電子メールを定期的にチェック
し、利用者の設定したルールの転送条件に一致した電子
メールをルール内の処理内容に指定された電子メールア
ドレス又はメールインタフェースを有するメディア変換
装置に転送する。尚、メディア変換装置とは、電子メー
ルを受け取り、他のメディアに変換する装置であり、例
えば、ファックス出力装置、ポケットベル通知装置又は
電子メール読み上げ装置のようなSMTPインタフェー
スを持つ全ての装置に対応する。本システムは、以下に
列挙するような特徴を有する。 (1)メールサーバと一体又は分離させた構造をとるこ
とができる。 (2)メールサーバへのアクセスに一般に使用されてい
るプロトコル(POP3,IMAP4)を使用してい
る。 (3)処理されるべき電子メールのフィルタリング機能
を持つ。 (4)転送アドレス形式をカスタマイズできる。
【0018】図4は、本発明の第1の実施例のシステム
構成図である。本システムは、LAN又はインターネッ
ト3に接続され電子メールの送受信を行うメールサーバ
5と、利用者に代わって電子メールに対する処理を行う
電子メール転送装置1と、電子メール転送装置1の管理
者の管理者端末200と、電子メール転送装置1のサー
ビスを受ける利用者の利用者端末300,30
1,...とからなる。
【0019】電子メール転送装置1は、メールサーバ5
から受信した電子メールを条件に応じてメディア変換装
置7又はインターネット3上に電子メールを転送する。
メディア変換装置7は、例えば、通信回線4を介して、
ファックス、ポケットベル、又は、電話等の装置に接続
され、転送された電子メールの情報を各装置に対応した
媒体情報に変換する。
【0020】電子メール転送装置1は、メールサーバア
クセス部10、条件比較部30、処理実行部40、デー
タベース部20、WWWインタフェース部50からな
る。図5は本発明の第1の実施例における電子メール転
送装置1の動作フローチャートである。以下では、図4
及び5を参照して電子メール転送装置1の動作を説明す
る。
【0021】ステップ10)電子メール転送装置1のメ
ールサーバアクセス部10は、自動で定期的にメールサ
ーバ5と通信を行い、メールサーバに到着した電子メー
ルを利用者に代わって受信するエージェント機能を有す
る。受信された電子メールは、条件比較部30に渡され
る。 ステップ20)条件比較部30は、受信された電子メー
ルと、利用者端末100を介して利用者によってデータ
ベース部20のルールデータベース22に設定されたル
ールとの比較を行なう。
【0022】ステップ22)受信された電子メールとル
ールの転送条件とが一致する場合、ルールの実行部に指
定された処理内容を取り出し、処理実行部40に渡す。 ステップ24)一致しない場合には、当該電子メールに
対する処理は行われない。 ステップ40)処理実行部40は、条件比較部30から
渡されたルールの実行部に含まれる処理内容が電子メー
ルの転送であるか否かを検査する。
【0023】ステップ42)他の電子メールアドレスや
ファックスゲートウェイ等への転送が指定されている場
合には、メールサーバ5に受信された電子メールを送信
する。 ステップ44)電子メールの転送が指定されていない場
合、電子メールの削除が指定されているか否かを検査す
る。
【0024】ステップ46)電子メールの削除が指定さ
れている場合には、当該電子メールをメールサーバから
削除する。それ以外の場合、当該電子メールに対する処
理は行われない。WWWインタフェース部50は、ルー
ル設定プログラム54と、システム管理プログラム56
とからなり、WWWサーバ上52で利用者の要求に対し
て実行されるプログラム(CGI)によって動作する。
CGI(common gateway interface)とは、WWWブラウ
ザからの要求によってWWWサーバ上で実行されるプロ
グラムを意味し、一般のWWWブラウザで実現されてい
る。ブラウザから要求を受けたWWWサーバは指定され
たプログラムを実行する。
【0025】ルール設定プログラム54は、利用者端末
300,301から入力された利用者名、パスワードを
データベース部20の利用者データベース26に照会し
て、利用者の認証を行なう。認証された利用者は、転送
条件と処理内容とを含むルールを、利用者端末300,
301及びWWWインタフェース部50を介してルール
データベース22に保存することができる。
【0026】管理者用プロセスでは、電子メール転送装
置1の管理、設定、利用者管理(利用者の登録・削除・
一覧表示・情報変更)、転送先装置アドレス形式の設定
等が管理者用端末200からWWWインタフェース部5
0を介して行われ、設定されたデータはデータベース部
20のシステムデータベース24に登録される。データ
ベース部20は、ルールデータベース22と、利用者デ
ータベース26と、システムデータベース24とにより
構成され、WWWインタフェース部50のルール設定プ
ログラム54及びシステム管理プログラム56と、条件
比較部30とを介して変更され得る。
【0027】図6は本発明の第2の実施例による電子メ
ール転送処理の動作フローチャートである。本例の電子
メール転送処理は、図4に示された本発明の第1の実施
例による電子メール転送システムの特定の動作に対応す
る。ステップ100)利用者は利用者端末300及び電
子メール転送装置1のWWWインタフェース部50を介
して電子メール転送装置1にログインする。
【0028】ステップ102)WWWインタフェース部
50は、利用者端末300から入力された利用者名及び
パスワードをデータベース部20の利用者データベース
26に照会し、利用者のユーザ認証を行う。 ステップ104)利用者が認証された場合、利用者端末
300は、WWWインタフェース部50を介して電子メ
ール転送装置1へのアクセスが許可される。
【0029】ステップ106)次に、利用者は利用者端
末300を介してWWWインタフェース部50に対しル
ール設定要求を発行する。 ステップ108)ルール設定要求を受けたWWWインタ
フェース部50のルール設定プログラム54は、利用者
端末300を介して入力されたルールは、データベース
部20のルールデータベース22に登録される。
【0030】ステップ110)一方、電子メール転送装
置1のメールサーバアクセス部10は、メールサーバに
定期的にアクセスし、電子メールの到着を確認する。 ステップ112)メールサーバ5に電子メールが受信さ
れた後、メールサーバアクセス部10からメールサーバ
5に電子メールの到着確認が行われると、電子メールの
到着が確認される。
【0031】ステップ114)電子メールがメールサー
バに到達している場合、メールサーバアクセス部10に
よって電子メールが受信される。 ステップ116)メールサーバアクセス部10は、受信
された電子メールを条件比較部30に受け渡す。 ステップ118)受信された電子メールが渡された条件
比較部30は、電子メールから電子メールの標題、発信
者、本文に含まれる文字列及び受信時刻を抽出し、デー
タベース部20のルールデータベース22に格納された
ルールに記載された転送条件との一致を検査する。
【0032】ステップ120)条件比較部30は、一致
を検出すると、条件が一致した電子メールを処理実行部
30に引き渡す。 ステップ122)ここで、前回のメール確認から一定周
期が経過している場合、メール確認が行われる。 ステップ124)条件が一致した電子メールを渡された
処理実行部40は条件が一致した電子メールをメールサ
ーバに送信する(ステップ124)。
【0033】
【実施例】以下、図4に示された電子メール転送システ
ムの第1の具体的な実施例を詳細に説明する。本実施例
では、ある利用者Aが電子メール転送システムを利用し
て、所定の条件に一致する自分宛の電子メールを自宅フ
ァックス等の種々の転送先に振り分ける場合を考える。
【0034】利用者Aはサーバ5上に、例えば、下記の
電子メールアドレスを有する。
【0035】
【外1】
【0036】ここで、利用者Aが特定の電子メール利用
者B
【0037】
【外2】
【0038】からの電子メールアドレスを自宅のファッ
クス(電話番号 03-1234-5678)に転送を行うとする。
利用者Aはルール設定インタフェースを用いて、転送条
件と実行処理(処理内容)とからなるルールを電子メー
ル転送装置に設定する。利用者Aが設定するルール
【0039】
【外3】
【0040】図7はルール設定インタフェースの実施例
の説明図である。メニューウィンドウは、設定画面に表
示する画面を選択するためのウィンドウである。設定画
面には、例えば、ルールの追加、削除、変更、移動、確
認の画面が含まれる。設定ウィンドウは、メニューウィ
ンドウで選択された画面を表示するウィンドウである。
図7にはルール追加用画面が示されている。
【0041】ルールは転送条件と実行処理(又は処理内
容)の組からなる。同図の例では、転送条件の指定項目
は、電子メールの発信者名を表わす“From”と、標題を
表わす“Subject ”と、本文を表わす“Body”とからな
る。また、実行処理の指定項目は、電子メールの転送媒
体種別を表わす“Media ”と、電子メールの転送先アド
レスを表わす“転送先”と、電子メールの転送先の宛名
を表わす“宛名”とからなる。本例の場合、“From”に
【0042】
【外4】
【0043】が設定され、“Subject ”及び“Body”に
は全てを表わす“all ”が設定され、“Media ”には
“fax ”が設定されている。従って、この画面で設定さ
れたルールは、受信電子メールの発信者名に
【0044】
【外5】
【0045】を含む電子メールをFAXに出力すること
である。確認ウィンドウは現在登録されているルールを
表示するために設けられている。電子メール転送装置1
のメールサーバアクセス部10は、定期的にメールサー
バ5にアクセスして利用者の電子メールをチェックして
いる。このとき、利用者Bからメールサーバ利用者Aの
電子メールアドレス
【0046】
【外6】
【0047】に電子メールが到着したとすると、メール
サーバアクセス部10は、利用者Bから利用者Aへの電
子メールを受信し、条件比較部30に渡す。条件比較部
30は、受信した電子メールとルールに比較された転送
条件とを比較するため、受信された電子メールを解析
し、(1)電子メールの標題、(2)発信者、(3)本
文に含まれる文字列、(4)受信時刻等を抽出する。こ
のとき受信されるインターネット電子メールは、以下の
ヘッダと本文とにより構成される。
【0048】
【外7】
【0049】ヘッダ部分は<フィールド名>:<フィー
ルド>という形式の行で構成され、(1)電子メールの
標題は、ヘッダ部分の「subject:」を探しだし、その値
「E-mail exchanger」を抽出することにより得られる。
同様に(2)発信者は、「From: 」に対応した
【0050】
【外8】
【0051】(4)受信時刻は、「Date: 」のフィール
ドの値「Fri, 10 Apr 1998 14:05:49+0900」として抽出
される。また、ヘッダと本文との間は空文で区切られ、
ヘッダ内に空文は含まれない。本文は最初の空行の次の
行から始まる。従って、(3)本文に含まれる文字列は
空行以降の本文「This e-mail is used for testing an
operation of the e-mail exchanger. 」から抽出され
る。
【0052】条件比較部30は、このようにして抽出さ
れた電子メールの内容と、利用者Aが設定したルールに
記述された転送条件とを比較する。本例では、転送条
件:
【0053】
【外9】
【0054】が受信された電子メールと一致するので、
ルールの実行部に記述された実行処理: 処理: 転送 Media : FAX 転送先: 03-1234-5678 が抽出され、処理実行部40に渡される。このとき、到
着した電子メールが転送条件に合致しない場合には電子
メールに対する処理は行われない。
【0055】条件比較部30から転送処理の処理内容を
受け取った処理実行部40は、転送先に指定された電話
番号をファクシミリ変換装置のアドレス形式に変更した
電子メールを作成し、ファクシミリ変換装置にその電子
メールを送信する。このように転送時にアドレス形式を
所定のメディア変換装置に適合するように変換する機能
は、電子メール転送装置1のシステム管理者が管理者端
末200を用いて転送先のメディア変換装置をWWWイ
ンタフェース部50を介してシステムデータベース24
に登録することにより実現される。
【0056】より具体的に説明すると、管理者は管理者
端末200に表示されるメディア変換装置登録画面を通
じてメディア変換装置を登録する。管理者は、メディア
名、メディア種別、アドレス形式を設定することがで
き、設定されたメディア名は、利用者のルール設定用画
面から選択できるようになる。管理者の登録画面では、
予め決められた変数を使用することができる。以下の表
1は、管理者メディア変換装置登録画面で使用される変
数の例の一覧である。
【0057】
【表1】
【0058】このように、管理者がアドレス形式を設定
する際に変数を用いて設定できるようにすることによっ
て、電子メールの転送時に変数部分に毎回別個の値を代
入して電子メールを転送することができるので、利用者
は転送先のメディア変換装置のアドレス形式を毎回入力
する必要が無くなる。これに対し、転送先アドレスをカ
スタマイズできない従来のシステムでは、転送先が一つ
に固定されているので転送先を振り分けることができな
いか、又は、転送先を振り分けるためには利用者が個々
のメディア変換装置のアドレス形式を毎回入力しなけれ
ばならない。
【0059】次に、本例の利用者AのようにFAXへの
転送を行うために必要なメディア変換装置の登録につい
て説明する。この場合のメディア変換装置は、電子メー
ルを受け取り、電話回線からFAXに電子メールの情報
を出力するFAX出力装置である。FAX出力装置は以
下のアドレス形式
【0060】
【外10】
【0061】の電子メールを受け取り、FAXに出力す
る。ここで、< 宛先> は、出力先FAXにFAX出力装
置が自動的にFAX送信票を出力する際のFAX送信票
の送信者名であり、< FAX番号> は、出力するFAX
電話番号であり、< サーバのドメイン名> は、転送する
FAX出力装置のドメイン名である。
【0062】電子メールの転送先アドレスを上記のFA
X出力装置用のアドレス形式に変換するため、管理者は
次の情報を設定する。
【0063】
【外11】
【0064】図8はFAX出力装置を登録する際のメデ
ィア変換装置登録画面の実施例の説明図である。かくし
て、管理者端末200上のブラウザを介して表示される
上記メディア変換装置登録画面を用いてFAX出力装置
が電子メール転送装置1のシステムデータベース24に
登録される。その後、利用者はルール設定画面におい
て、メディア名(Media)として「FAX出力装置」を選
択できるようになる。具体的には、図7に示したルール
設定インタフェースの転送条件入力画面に続いて、図9
に示されたルール登録画面が利用者端末300に表示さ
れ、利用者はメディア名として「FAX出力装置」を選
択する。システムデータベース24のメディア名「FA
X出力装置」に対するメディア種別には「FAX」が設
定されているので、利用者は次のルール登録画面でFA
X番号とFAX受取人とを入力する。入力された情報は
ルールデータベース22に格納される。
【0065】かくして、FAX出力装置のアドレス形式
が登録され、利用者Aのルールの実行処理にFAXへの
転送が指定されている状況で、利用者Aのルールの転送
条件に一致する電子メールが受信された場合、処理実行
部40は、システムデータベース24に設定されたFA
X出力装置のアドレス形式の変数部分を、利用者Aのル
ール、及び、転送されるべき元の電子メールから得られ
た値によって置換し、新しいメールをFAX出力装置に
発信する。図10はアドレス形式の変換処理を図式的に
示す図である。同図に示す如く、 $Recipient ---> AAA $Faxnumber ---> 03-1234-5678 のように変数部分が実際の値に置換され、アドレス形式
が変換され、電子メールが送信される。
【0066】次に、電子メールをポケットベルに転送す
る場合のポケットベル通知装置へのアドレス形式の変換
について説明する。ここで、ポケットベル通知装置のア
ドレス形式が、
【0067】
【外12】
【0068】< 宛先> 自由に設定してよい宛先名 < ポケットベル番号> 出力するポケットベルの電話番
号 < サーバのドメイン名> 転送するポケットベル通知装
置のドメイン名 である場合を考える。上記のアドレス形式に変換するた
め、管理者は以下のように設定する。
【0069】
【外13】
【0070】このようなポケットベル通知装置がシステ
ムデータベース24に登録されると、利用者はルール設
定画面において、メディア名「ポケットベル通知装置」
を選択できるようになり、ポケットベル通知装置のメデ
ィア種別が「pager 」と設定されているので、ポケット
ベル番号とポケットベル転送メッセージを入力する画面
が利用者端末300に表示され、利用者はポケットベル
番号及びメッセージを入力できるようになる。
【0071】実行部の転送先がポケットベル通知装置に
設定されたルールの転送条件に一致する電子メールが検
出されたとき、処理実行部40は、システムデータベー
ス24に登録されたポケットベル通知装置のアドレス形
式の変数部分を利用者の設定したルール及び転送される
べき元の電子メールから得た値を用いて置換し、新しい
電子メールを発信する。このとき行われる置換は、 $User ---> 利用者名A $Pagernumber ---> 利用者Aが設定したポケット
ベル番号 である。
【0072】次に、電子メールを電子メール読み上げ装
置(あるアドレスに届いたメールを電話で読み上げる装
置)に転送する場合について考える。電子メール読み上
げ装置のアドレス形式は、例えば、
【0073】
【外14】
【0074】< 利用者名> 電子メール転送装置と電子
メール読み上げ装置とで同じ名前を使用している場合の
利用者名 < サーバのドメイン名> 転送する電子メール読み上げ
装置のドメイン名 である。上記のアドレス形式に変換するため、管理者は
以下のように設定する。
【0075】
【外15】
【0076】このようなポケットベル通知装置がシステ
ムデータベース24に登録されると、利用者はルール設
定画面において、メディア名「音声サーバ」を選択でき
るようになり、音声サーバのメディア種別が「mail」と
設定されているので、以降、転送条件に一致する電子メ
ールを自動的に電子メール読み上げ装置に転送できるよ
うになる。
【0077】以下では、電子メール転送装置1のルール
データベース22に設定されるルールを電子メールを使
って設定する機能について説明する。図11は電子メー
ルによるルール設定を図式的に説明する図である。電子
メール転送装置1は、電子メールによるルールの設定を
行うため、メールサーバ5上にアカウント(アドレス)
を保有する。電子メール転送装置1のルールサーバアク
セス部10は、このアカウントにも定期的にアクセスす
る。利用者は、ルール設定用のメールアドレスにルール
を記述した電子メールを送信するだけで電子メール転送
装置1のルールデータベース22にルールを設定するこ
とができる。これにより、利用者はファイアーウォール
等でWWWブラウザでアクセスできない場所からでもル
ールを設定し得る。
【0078】図12はルール設定用の電子メールの例を
説明する図である。電子メール転送装置1のルール設定
メール処理部10は、この専用のアカウントに到着した
電子メールのヘッダの発信者(From:) に記入された利用
者名から利用者を識別する。本文には、WWWブラウザ
からルールを設定する場合と同様に、転送条件と実行処
理とからなるルールが記入されている。
【0079】次に、図4に示された電子メール転送シス
テムの第2の具体的な実施例を詳細に説明する。本実施
例では、電子メールアドレス
【0080】
【外16】
【0081】を有する利用者Aが電子メール転送システ
ムを利用して、特定の利用者B
【0082】
【外17】
【0083】からの電子メールのうち標題に「緊急」と
いう文字を含むものだけを出張先のファックス(電話番
号03-1234-5678) に転送する場合を考える。このとき、
利用者Aによって設定されるルールは、
【0084】
【外18】
【0085】である。このようなルールが設定された状
態で利用者Bから以下のメール
【0086】
【外19】
【0087】が届いたとする。このメールは上記の利用
者Aが設定したルールの転送条件に一致するので、電子
メール転送装置1は、アドレス形式を変換した後、受信
されたメールをFAX出力装置に転送し、これにより、
利用者Aは出張先でFAXを受け取ることができる。電
子メール転送システムの第3の具体的な実施例は、上記
第2の具体的な実施例と同じ電子メールアドレスを有す
る利用者Aが電子メールによるニュース配信サービスに
加入し、このニュースが毎日、ニュース配信元の
【0088】
【外20】
【0089】から「経済News」という標題で届けられて
いる場合を考える。利用者Aは、配信されたニュースの
中に(株式会社)ZZZに関するニュースが掲載されて
いる場合に限り、自分のポケットベル(電話番号03-987
6-5432)に通知しようとしている。このとき、利用者A
によって設定されるルールは、
【0090】
【外21】
【0091】である。このようなルールが設定された状
態で利用者Bから以下のメール
【0092】
【外22】
【0093】が届いたとする。このメールは上記の利用
者Aが設定したルールの転送条件に一致するので、電子
メール転送装置1は、アドレス形式を変換した後、ポケ
ットベル通知装置に転送する。これにより、利用者Aは
ポケットベルの通知から読みたいメールが届いた旨を知
ることができる。電子メール転送システムの第4の具体
的な実施例は、上記第2の具体的な実施例と同じ電子メ
ールアドレスを有する利用者Aが、土曜日、日曜日に電
子メールが届いたとき、自宅から電話でメールを聞く場
合に関する。このとき、利用者Aによって設定されるル
ールは、 転送条件 受信日時: 土曜日、日曜日 実行処理 処理: 転送 Media : 音声サーバ である。このようなルールが設定された状態で、土曜日
に利用者A宛の電子メールが到着したとき、転送条件に
一致するので、電子メール転送装置1は、アドレス形式
を変換した後、受信された電子メールを音声読み上げ装
置に転送する。これにより、利用者Aは電子メールの内
容を電話で聞くことが可能になる。
【0094】電子メール転送システムの第5の具体的な
実施例は、いたずらメールの削除である。電子メールア
ドレス
【0095】
【外23】
【0096】を有する利用者Aが、特定の人(userC )
からいたずら電子メールを頻繁に送られているとき、利
用者AはuserC からの電子メールだけを読まないように
したいとする。このとき、利用者Aによって設定される
ルールは、 転送条件 From: userC 実行処理 処理: 削除 である。このようなルールの設定後、userC から利用者
Aに電子メールが届いたとき、電子メール転送装置1
は、当該電子メールをメールサーバ5から利用者に代わ
って削除する。
【0097】最後に、電子メール転送システムにおいて
実現されているWWWブラウザを使用したシステム設定
の例を説明する。管理者が管理者端末200を介して電
子メール転送装置1のデータベース部20にアクセスす
るシステム設定(例えば、利用者管理、システム設定値
の設定、ログの参照)は、利用者によるルール設定処理
と同様に、WWWサーバ上のCGIプログラムにより実
行してもよい。図13は、システム管理者がWWWブラ
ウザを介してシステムデータベース24にアクセスする
実施例の図式的な説明図である。管理者は、管理者端末
上で動作するWWWブラウザを使用してシステム設定値
を入力することにより、電子メール転送装置1上のWW
Wサーバ52がシステム管理プログラム56を起動し、
ブラウザからの入力値をシステムデータベース24に保
存し、若しくは、システムデータベース24の内容を変
更する。図13の(b)は、システム管理者がログイン
して、システム設定(メールサーバへのアクセス時間間
隔の設定)を行うための画面の一例である。
【0098】また、電子メール転送装置の構成は、上記
の実施例で説明された例に限定されることなく、電子メ
ール転送装置の各々の構成要件をソフトウェア(プログ
ラム)で構築し、ディスク装置等に格納しておき、必要
に応じて電子メール転送装置のコンピュータにインスト
ールして電子メールの転送処理を行うことも可能であ
る。さらに、構築されたプログラムをフロッピーディス
クやCD−ROM等の可搬記録媒体に格納し、このよう
なシステムを用いる場面で汎用的に使用することも可能
である。
【0099】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の利用者に対して電子メールの送受信のサービスを
提供するシステムにおいて、電子メール利用者が転送条
件と実行処理とからなるルールを予め設定し、必要な電
子メールを転送し、又は、FAX端末、電話若しくはポ
ケットベルに出力することにより、他の電子メール利用
者やFAX電話、ポケットベル利用者と情報を共有でき
るだけではなく、受信電子メールを全て転送することに
よるトラヒック及びエラーメールのループによるトラヒ
ックの増大を防止できる利点が得られる。
【0101】さらに、本発明は以下の利点を有する。 (1)既存のLAN環境に本発明の電子メール転送装置
を追加することにより、メールサーバの設定を変更する
ことなく、電子メールの転送機能を追加することができ
る。 (2)利用者の設定した条件に従って転送する機能(フ
ィルタリング機能)によって、必要な電子メールのみを
処理(転送又は削除)することが可能である。 (3)アドレス形式をカスタマイズできるので、多様な
出力メディアに対応し得る。 (4)サーバソフトとして実現されるので、端末ソフト
として実現される場合とは異なり、クライアント端末の
電源のオンオフ状態とは無関係に使用できる。 (5)ルールの設定はWWWブラウザインタフェース、
メールインタフェースで行えるので、ルール設定のため
利用者がメールサーバに直接アクセスする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の電子メール転送装置の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例による電子メール転送シ
ステムの概要図である。
【図4】本発明の第1の実施例による電子メール転送シ
ステムの構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例による電子メール転送装
置の動作フローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例による電子メール転送シ
ステムの処理フローチャートである。
【図7】ルール設定インタフェースの実施例を説明する
図である。
【図8】FAX出力装置を登録する際のメディア変換装
置登録画面の実施例の説明図である。
【図9】ルール登録時の利用者設定画面の実施例の説明
図である。
【図10】アドレス形式の変換処理の実施例の説明図で
ある。
【図11】電子メールによるルール設定の実施例の説明
図である。
【図12】ルール設定用の電子メールの例の説明図であ
る。
【図13】ブラウザによるシステムデータベースへのア
クセスの説明図である。
【符号の説明】
1 電子メール転送装置 3 インターネット 5 メールサーバ 7 メディア変換装置 10 メールサーバアクセス手段 22 ルール記憶手段 30 条件比較手段 40 処理実行手段 50 インタフェース手段 300 利用者端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 将英 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを送受信するメールサーバに
    到着した電子メールを処理する装置において、 メールサーバに到着した電子メールをメールサーバから
    受け取るメールサーバアクセス手段と、 メールサーバから受け取られた電子メールから所定の電
    子メールを選択する条件と、上記条件に一致した電子メ
    ールに対し実行されるべき処理内容とからなるルールを
    保存するルール記憶手段と、 上記メールサーバアクセス手段によって受け取られた電
    子メールを上記ルール記憶手段に保存されたルールに含
    まれる条件と比較し、一致した電子メールを選別する条
    件比較手段と、 上記条件比較手段によって選別された電子メールに対
    し、上記条件が一致したルールに含まれる対応する処理
    内容を実行する処理実行手段と、 利用者端末から指定された上記ルールを上記ルール記憶
    手段に設定するインタフェース手段とにより構成され、 上記所定の電子メールを選択する条件は、電子メールの
    標題、電子メールの発信者、電子メールの本文に含まれ
    る文字列及び電子メールの受信時刻を含む種々の条件の
    中から任意的に決定され、 上記電子メールに対し実行されるべき処理内容は、電子
    メール受信インタフェースを有する他のメディア変換装
    置への電子メール転送及び電子メールの削除を含む種々
    の処理内容の中から任意的に決定され、 上記処理実行手段は、上記他のメディア変換装置の電子
    メール受信インタフェースのアドレス形式に合うよう
    に、転送されるべき電子メールのアドレス形式を変更す
    る手段を含むことを特徴とする電子メール転送装置。
  2. 【請求項2】 動作時に参照されるシステム管理用のデ
    ータを記憶するシステムデータ記憶手段を更に有し、 上記インタフェース手段は、管理者端末から指定された
    上記電子メールのアドレス形式を上記システムデータ記
    憶手段に設定する手段を含み、 上記転送されるべき電子メールのアドレス形式を変更す
    る手段は、上記システムデータ記憶手段に設定されたア
    ドレス形式を用いることにより、上記他のメディア変換
    装置のアドレス形式に合うようにアドレス形式を変更す
    ることを特徴とする請求項1記載の電子メール転送装
    置。
  3. 【請求項3】 上記インタフェース手段は、上記利用者
    端末及び上記管理者端末から情報を閲覧するソフトウェ
    アを使用して上記ルール及び上記システム管理用のデー
    タを設定できるように構成されていることを特徴とする
    請求項2記載の電子メール転送装置。
  4. 【請求項4】 上記メールサーバ上に設けられたルール
    設定用電子メールアドレスへアクセスし、上記ルール設
    定用電子メールアドレスに到着した電子メールを受信
    し、該電子メールからルールを抽出し、抽出されたルー
    ルを上記ルール記憶手段に設定するルール設定メール処
    理手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の
    うちいずれか1項記載の電子メール転送装置。
  5. 【請求項5】 電子メールを送受信するメールサーバ
    と、上記メールサーバに到着した電子メールを処理する
    電子メール転送装置とからなるメールサーバシステムに
    おいて、 上記電子メール転送装置は、 メールサーバに到着した電子メールをメールサーバから
    受け取るメールサーバアクセス手段と、 メールサーバから受け取られた電子メールから所定の電
    子メールを選択する条件と、上記条件に一致した電子メ
    ールに対し実行されるべき処理内容とからなるルールを
    保存するルール記憶手段と、 上記メールサーバアクセス手段によって受け取られた電
    子メールを上記ルール記憶手段に保存されたルールに含
    まれる条件と比較し、一致した電子メールを選別する条
    件比較手段と、 上記条件比較手段によって選別された電子メールに対
    し、上記条件が一致したルールに含まれる対応する処理
    内容を実行する処理実行手段と、 利用者端末から指定された上記ルールを上記ルール記憶
    手段に設定するインタフェース手段とにより構成され、 上記所定の電子メールを選択する条件は、電子メールの
    標題、電子メールの発信者、電子メールの本文に含まれ
    る文字列及び電子メールの受信時刻を含む種々の条件の
    中から任意的に決定され、 上記電子メールに対し実行されるべき処理内容は、電子
    メール受信インタフェースを有する他のメディア変換装
    置への電子メール転送及び電子メールの削除を含む種々
    の処理内容の中から任意的に決定され、 上記処理実行手段は、上記他のメディア変換装置の電子
    メール受信インタフェースのアドレス形式に合うよう
    に、転送されるべき電子メールのアドレス形式を変更す
    る手段を含むことを特徴とするメールサーバシステム。
  6. 【請求項6】 上記電子メール転送装置は動作時に参照
    されるシステム管理用のデータを記憶するシステムデー
    タ記憶手段を更に有し、 上記インタフェース手段は、管理者端末から指定された
    上記電子メールのアドレス形式を上記システムデータ記
    憶手段に設定する手段を含み、 上記転送されるべき電子メールのアドレス形式を変更す
    る手段は、上記システムデータ記憶手段に設定されたア
    ドレス形式を用いることにより、上記他のメディア変換
    装置のアドレス形式に合うようにアドレス形式を変更す
    ることを特徴とする請求項5記載のメールサーバシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記インタフェース手段は、上記利用者
    端末及び上記管理者端末から情報を閲覧するソフトウェ
    アを使用して上記ルール及び上記システム管理用のデー
    タ設定できるように構成されていることを特徴とする請
    求項6記載のメールサーバシステム。
  8. 【請求項8】 上記メールサーバ上に設けられたルール
    設定用電子メールアドレスへアクセスし、上記ルール設
    定用電子メールアドレスに到着した電子メールを受信
    し、該電子メールからルールを抽出し、抽出されたルー
    ルを上記ルール記憶手段に設定するルール設定メール処
    理手段を更に有することを特徴とする請求項5乃至7の
    うちいずれか1項記載のメールサーバシステム。
  9. 【請求項9】 電子メールを送受信するメールサーバに
    到着した電子メールを処理する電子メール転送プログラ
    ムを記録した記録媒体において、 メールサーバに到着した電子メールをメールサーバから
    受け取らせるプロセスと、 メールサーバから受け取られた電子メールから所定の電
    子メールを選択する条件と、上記条件に一致した電子メ
    ールに対し実行されるべき処理内容とからなるルールを
    メモリに保存させるプロセスと、 上記受け取られた電子メールを上記ルールに含まれる条
    件と比較し、一致した電子メールを選別させるプロセス
    と、 上記選別された電子メールに対し、上記条件が一致した
    ルールに含まれる対応する処理内容を実行させるプロセ
    スとを含み、 上記所定の電子メールを選択する条件は、電子メールの
    標題、電子メールの発信者、電子メールの本文に含まれ
    る文字列及び電子メールの受信時刻を含む種々の条件の
    中から任意的に決定され、 上記電子メールに対し実行されるべき処理内容は、電子
    メール受信インタフェースを有する他のメディア変換装
    置への電子メール転送及び電子メールの削除を含む種々
    の処理内容の中から任意的に決定され、 上記他のメディア変換装置の電子メール受信インタフェ
    ースのアドレス形式に合うように、転送されるべき電子
    メールのアドレス形式を変更させるプロセスを更に含む
    ことを特徴とする電子メール転送プログラムを記録した
    記録媒体。
JP10104734A 1998-04-15 1998-04-15 電子メール転送装置、電子メール転送プログラムを記録した記録媒体、並びに、メールサーバシステム Pending JPH11298520A (ja)

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