JP2002215539A - Wwwブラウザ対応の電子メールアクセスシステム、及びこれに用いるコンピュータプログラム - Google Patents

Wwwブラウザ対応の電子メールアクセスシステム、及びこれに用いるコンピュータプログラム

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JP2002215539A
JP2002215539A JP2001016173A JP2001016173A JP2002215539A JP 2002215539 A JP2002215539 A JP 2002215539A JP 2001016173 A JP2001016173 A JP 2001016173A JP 2001016173 A JP2001016173 A JP 2001016173A JP 2002215539 A JP2002215539 A JP 2002215539A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 WWWブラウザを用いてメールサーバへアク
セスするときの段階的な作業を軽減する。 【解決手段】 メール受信者のWWWブラウザのURL
に記述された情報を用いて表示処理部16で電子メール
の本文や電子メールの構成要素(本文の一部、添付ファ
イル、分割メール)を直接的に特定し、特定された電子
メールの本文や構成要素をWWWブラウザに表示する。
また、メールボックス毎に認証情報の要否を設定すると
ともに、公開用の電子メールを格納するメールボックス
を設ける。URL通知部12で電子メールを受信した旨
を通知メールによってメール受信者に知らせる際に、そ
の電子メールや構成要素を特定する情報をリンク形式で
記述したURLを通知メールに含める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メールボックスに
格納されたメール送信者からの電子メールをメール受信
者がWWWブラウザを用いてネットワークを介して取得
できるようにしたWWWブラウザ対応の電子メールアク
セスシステム、及びこれに用いるコンピュータプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザがパソコン等の情報端末で電子メ
ールの送受信を行なうときに用いるアプリケーションと
して幾つか代表的なものがあるが、そのひとつにWWW
(World Wide Web)ブラウザを用いるものがある。
【0003】この場合、ユーザは情報端末でWWWブラ
ウザを起動し、ネットワークを介して認証情報を入力し
てメールサーバにログインし、メールサーバにおけるメ
ールボックスフォルダやそのメールボックスフォルダ内
の自分宛の電子メールへアクセスするようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このア
クセスの際には、メールボックスフォルダの指定、電子
メール一覧表示の指定、電子メールの指定といった作業
をマウスのクリック等により段階的に行なう必要があり
手間がかかっていた。
【0005】また、WWWブラウザを用いてアクセスし
た場合には、自分宛の電子メールおよびその添付ファイ
ルが全て送信されてくるため、電子メールの本文やその
一部、添付ファイル等といった電子メールの特定の構成
要素だけを指定して取得することができず不便であっ
た。
【0006】また、認証情報を入力して許可された情報
にだけユーザがアクセスできる仕組みであり、またメー
ルボックスフォルダはメールを受信・格納するためだけ
のものであるため、メール送信者が不特定多数人に電子
メールを公開することはできなかった。
【0007】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、メールサーバへアクセス
するときの段階的な作業を軽減し得るWWWブラウザ対
応の電子メールアクセスシステムを提供することにあ
る。
【0008】本発明の別の目的は、電子メールの本文や
一部、添付ファイル等といった特定のメール構成要素だ
けを指定して取得することのできるWWWブラウザ対応
の電子メールアクセスシステムを提供することにある。
【0009】本発明のさらに別の目的は、電子メールを
不特定多数人へ公開することのできるWWWブラウザ対
応の電子メールアクセスシステムを提供することにあ
る。
【0010】本発明のさらに別の目的は、メールサーバ
へアクセスするときの段階的な作業を軽減する処理をW
WWブラウザ対応の電子メールアクセスシステムに実行
させるためのコンピュータプログラムを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の本発明は、メールボックスに格納されたメー
ル送信者からの電子メールに対してメール受信者がWW
Wブラウザを用いてネットワークを介してアクセスでき
るようにしたWWWブラウザ対応の電子メールアクセス
システムであって、WWWブラウザのURLに記述され
た電子メールを特定するための変動のない情報を用いて
前記メールボックスに格納された電子メールを特定する
特定手段と、前記特定手段によって特定された電子メー
ルを前記メールボックスから読み出してWWWブラウザ
に表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
【0012】本発明にあっては、WWWブラウザのUR
Lに記述された電子メールを特定するための変動のない
情報を用いて直接的に電子メールを特定しWWWブラウ
ザに表示するようにしたことで、電子メールを表示する
際にはユーザはこのようなURLを用いるだけでよく段
階的な作業をする必要がないので、ユーザにとって使用
の便宜を図ることができる。
【0013】ここで、電子メールを特定するための変動
のない情報とは、電子メールを一意的に特定する情報の
うち、"Message-ID"や"X-UIDL"、"専用テーブル上のI
D"等のように常に値が変動しないもののことをいい、
メールボックスフォルダ内における電子メールの削除等
により値が変動する"UID"は除かれる。
【0014】また、メールボックスは、POPサーバや
IMAPサーバ等によって管理される標準プロトコルを
サポートしたものであることが望ましい。
【0015】第2の本発明は、第1の本発明に係るWW
Wブラウザ対応の電子メールアクセスシステムにおい
て、前記URLに記述された情報は、電子メールの構成
要素を特定する情報を含むものであって、前記表示手段
は、特定された電子メールの構成要素を表示することを
特徴とする。
【0016】本発明にあっては、URLに記述された情
報を用いて電子メールの構成要素を直接的に特定し、そ
の構成要素をWWWブラウザに表示するようにしたこと
で、ユーザが必要とする構成要素だけが表示されるの
で、ユーザにとって使用の便宜を図ることができる。
【0017】本発明に係るWWWブラウザ対応の電子メ
ールアクセスシステムにおいて、前記構成要素は、電子
メールの本文であって、前記表示手段は、特定された電
子メールの本文を表示することを特徴とする。
【0018】前記構成要素は、電子メール本文の一部で
あって、前記表示手段は、特定された電子メール本文の
一部を表示することを特徴とする。
【0019】前記構成要素は、電子メールの添付ファイ
ルであって、前記表示手段は、特定された電子メールの
添付ファイルを表示することを特徴とする。
【0020】前記構成要素は、電子メールの添付ファイ
ルであって、その添付ファイルのファイル名をリンク形
式で記述したURLをWWWブラウザに表示するリンク
表示手段を有し、前記表示手段は、このリンク形式で記
述されたファイル名の指定により特定された添付ファイ
ルの内容を表示することを特徴とする。
【0021】前記特定された添付ファイルについてダウ
ンロード処理を行なう処理手段を有することを特徴とす
る。
【0022】前記構成要素は、複数に分割して送信され
た分割メールであって、前記表示手段は、特定された複
数の分割メールを用いて1つの電子メールの本文を生成
し表示することを特徴とする。
【0023】前記メールボックスは、所定のコマンドに
引数を与えることにより電子メールの構成要素が特定で
きるプロトコルをサポートしたものであって、前記特定
手段は、URLに記述された情報に基づく構成要素を引
数としてコマンドを発行することを特徴とする。この所
定のコマンドは例えばIMAPコマンドに相当する。
【0024】第3の本発明は、第1又は2の本発明に係
るWWWブラウザ対応の電子メールアクセスシステムに
おいて、前記URLに記述された情報は認証情報を特定
するための情報を含み、認証情報の要否はメールボック
ス毎に設定されたものであって、公開用の電子メールを
格納するメールボックスと、前記認証情報を用いて各メ
ールボックスへの認証処理を行なう認証手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0025】本発明にあっては、メールボックス毎に認
証情報の要否を設定するとともに、公開用の電子メール
を格納するメールボックスを設けるようにしたことで、
このメールボックスに格納された電子メールを認証され
た者に情報公開することができる。
【0026】なお、認証情報を特定するための情報に
は、IDやパスワードといった認証情報そのものを用い
てもよいし、このIDやパスワードの格納先を特定する
情報等を用いるようにしてもよい。
【0027】本発明に係るWWWブラウザ対応の電子メ
ールアクセスシステムは、前記認証情報が取得できない
場合に、認証用テキストボックスを表示して認証情報の
入力を受け付ける受付手段を有することを特徴とする。
【0028】ここで、前記認証手段は、各メールボック
スに適した認証方式により認証することを特徴とする。
【0029】第4の本発明は、第1乃至第3のいずれか
の本発明に係るWWWブラウザ対応の電子メールアクセ
スシステムにおいて、前記メールボックスに電子メール
が格納された場合に、その電子メール又は構成要素の少
なくとも一方を特定するための変動のない情報を記述し
たURLを含む通知メールを生成する生成手段と、前記
生成手段により生成された通知メールをそのメール受信
者用のアドレスに送信する送信手段と、を有することを
特徴とする。
【0030】本発明にあっては、電子メールや構成要素
を一意的に特定する情報を記述したURLを含む通知メ
ールを生成しメール受信者用のアドレスへ送信するよう
にしたことで、メール受信者がこれらの情報を入力する
手間を省くことができ、WWWブラウザを用いてアクセ
スするときの操作を簡易なものにすることができる。
【0031】ここで、メール受信者用のアドレスは、メ
ール送信者が電子メールの送信先として指定したアドレ
スに限られるものではなく、メール受信者が通知メール
を受信するために別途指定したアドレスでもよい。
【0032】本発明に係るWWWブラウザ対応の電子メ
ールアクセスシステムは、前記通知メールの送信に必要
な設定情報を管理する管理手段を有し、この設定情報
は、通知メールの複数の通知先を含むことを特徴とす
る。
【0033】第5の本発明は、コンピュータプログラム
であって、メールボックスに格納されたメール送信者か
らの電子メールをメール受信者がWWWブラウザを用い
てネットワークを介して取得できるようにしたWWWブ
ラウザ対応の電子メールアクセスシステムに対して、W
WWブラウザのURLに記述された電子メールを特定す
るための変動のない情報を用いて前記メールボックスに
格納された電子メールを特定する処理と、このステップ
によって特定された電子メールを前記メールボックスか
ら読み出してWWWブラウザに表示する処理と、を実行
させることを特徴とする。
【0034】本発明にあっては、WWWブラウザのUR
Lに記述された変動のない情報を用いてメールボックス
に格納された電子メールを特定し、この特定された電子
メールをメールボックスから読み出してWWWブラウザ
に表示する本手法を実行するコンピュータプログラム
を、電子メールアクセスシステムを構成するコンピュー
タシステムに読み込ませることにより、本手法を実行す
ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0036】図1は、一実施の形態におけるWWWブラ
ウザ対応の電子メールアクセスシステムの概略構成を示
す機能ブロック図である。同図の電子メールアクセスシ
ステム1は、電子メール受信部11と、URL通知部1
2と、メールボックス(MailBox)13,14と、メー
ルボックス(Mail Box)アクセス部15と、表示処理部
16と、を有する構成である。表示処理部16はいわゆ
るWWWサーバに相当するものである。メールボックス
13はPOPサーバによって管理され、メールボックス
14はIMAPサーバによって管理される。POPサー
バ、IMAPサーバは一般にメールサーバと呼ばれるも
のであり、一ユーザの電子メールをどちらか一方あるい
は両方のメールサーバで管理する。これはユーザや管理
者により任意に設定される。
【0037】この電子メールアクセスシステム1は、計
算機システムによって構成され、各部や各サーバの機能
はコンピュータプログラムによって実現される。また、
これらの機能は、一台の計算機システムで実現してもよ
いし、複数の計算機システムをネットワークで接続して
実現してもよい。
【0038】電子メールアクセスシステム1は、インタ
ーネット2を介してメール送信者のパソコン3、メール
受信者の携帯電話4やパソコン5といった情報端末に接
続される。もちろん、インターネット以外の広域ネット
ワークを用いることとしてもよい。また、パソコン5に
はWWWブラウザがインストールされ、携帯電話4には
簡易型のWWWブラウザがインストールされている。パ
ソコン3は、電子メールの送信を行う端末であるので、
電子メール送信用のソフトウェアがインストールされて
いればよく、WWWブラウザは必ずしも必要ではない。
【0039】なお、電子メールアクセスシステム1にお
ける各部、各サーバを接続するネットワークについても
インターネットを用いることとし、各部、各サーバを異
なる運営業者が管理するようにしてもよい。例えば、本
システムの中枢的な機能を担うURL通知部12、メー
ルボックスアクセス部15、表示処理部16だけを一の
運営業者が運営する。この場合、電子メール受信部11
や、POPサーバ、IMAPサーバについては他の運営
業者が運営するようにする。
【0040】次に本電子メールアクセスシステムにおけ
る処理の流れについて説明する。
【0041】まず、メール送信者のパソコン3から電子
メールが送信されてくると、電子メール受信部11でこ
れを受信してメールボックス13あるいは14に格納す
るとともに、URL通知部12でこの電子メールに基づ
いて通知メールを生成し、メール受信者により事前に設
定されたアドレスへ送信する。
【0042】通知メールの送信は、例えば携帯電話4の
アドレスに直接送信されるようにしてもよいし、パソコ
ン5への電子メールを管理する所定のメールボックスの
アドレスに送信されるようにしてもよい。なお、この通
知メールを生成、送信する処理の詳細については後述す
る。
【0043】この通知メールを受信したメール受信者の
パソコン5等では、一般的なメール送受信ソフトにより
画面に図1に示すような通知メールの本文が表示され
る。この本文では、メール送信者のアドレスやメール受
信者のアドレス、サブジェクト(メールのタイトル)の
他、メール受信者が表示を所望する電子メールやその構
成要素等を特定するための"http://"形式のURL(Uni
form Resource Locator)が記述される。
【0044】この通知メールに記述されたURLの一例
を図8に示す。通知メールに記述されたURLをメール
受信者が選択してマウスクリックするとWWWブラウザ
が起動してURLの欄に選択されたURLが表示され
る。このURLを修正したい場合やWWWブラウザが自
動起動しないような場合には、1)通知メールの本文に
記載された内容を任意のエディタ画面にコピーして修正
し、WWWブラウザを手動起動してそのURLの欄に修
正後のURLをコピーするか、2)通知メールの本文に
記載された内容を手動起動したWWWブラウザのURL
欄にコピーし、URL欄で修正するようにする。
【0045】WWWブラウザが、URL欄に記述された
情報を用いて表示処理部16へアクセスすると、メール
ボックスアクセス部15がその情報によりメールボック
ス13,14に格納されている電子メールや構成要素を
特定し、表示処理部16がその電子メールや構成要素を
WWWブラウザの画面に表示する。
【0046】このURLでは、引数、プログラムの実行
によって設定される情報、ユーザにより事前に設定され
た情報、のいずれかひとつ以上によって表示する情報が
特定される。URLの一例としては、”http://"WWW
サーバ名"/"プログラム名"?"引数"[&"引数"]”のように
記述する。このURLでは、WWWサーバ名を特定する
ことによりWWWブラウザが表示処理部16へアクセス
できるようにするとともに、実行されるプログラム名を
特定している。引数は、”タグ名”=”値”の形式で記
述し、タグ名はプログラムにより固定とする。なお、"
/"や"?""&"は引数間等の区切りであることを示す区切り
文字である。
【0047】URLの引数の他の例としては、ログイン
IDやパスワード等の認証情報を特定するための情報、
アクセスプロトコル、認証用コマンド、一般コマンド
(表示、複写、移動、削除等)、メールボックス名、電
子メールを特定するための変動のない情報、電子メール
の構成要素(ヘッダーフィールド、メール本文、メール
本文の中の一部、本文の表示行数、添付ファイル、分割
メール)等を用いる。
【0048】ここで、ログインIDやパスワード等の認
証情報を特定するための情報としては、ログインIDや
パスワードそのものの他、ログインIDやパスワードを
特定するための情報を含むものとする。また、構成要素
については適宜「取得情報」と呼ぶことにする。
【0049】通知メールの本文におけるURLの記述は
自動的に表示されるものであり、メール受信者が電子メ
ールの構成要素等を示す引数をマウスでクリックする
か、URLに記述のない引数については手動入力する
と、WWWブラウザが起動して表示処理部16によりパ
ソコン5等の画面にその内容が表示される。
【0050】電子メールを特定するための変動のない情
報(以下、適宜「キー情報」という)の例としては、"M
essage-ID"や"X-UIDL"、"専用テーブル上のID"等を用
いる。"Message-ID"は原則として世界で一意的に(一つ
だけ存在するように)割り振られるIDであり、"X-UID
L"はPOPサーバやIMAPサーバ等のメールサーバ上
で一意的に割り振られるIDである。専用テーブル上の
IDは、"Message-ID"や"X-UIDL"は文字数が長くなるこ
とがあるため、これらに一意的に対応した短い文字列に
よるIDであり、その対応関係が専用テーブルに示され
メールボックスアクセス部15あるいは表示処理部16
によって管理される。
【0051】このようなキー情報を用いた電子メールの
検索や電子メールの特定の構成要素だけの取得を可能と
することにより、ユーザにとって使い易くなるというだ
けでなく、電子メール全体を取得する場合と比べてネッ
トワークの負荷を軽くできるという効果も得られる。
【0052】なお、UID(メールボックスフォルダ内
でメールに付されるシリアル番号)は、メールボックス
フォルダ内における電子メールの番号を1,2,…とい
うように割り振るためのものであり、電子メールの削除
等によって変更されるIDであるので、キー情報として
利用することは望ましくない。
【0053】通知メールの本文によって表示される引数
は、上述した引数をすべて表示したのでは数が多いの
で、予め設定されたものについてだけ表示されるように
してもよい。以下、メールボックスアクセス部15や表
示処理部16が電子メールにアクセスするために必要な
情報を例に説明する。
【0054】ここでは、この必要な情報を、先に説明し
た引数のうち、メールサーバ名、アクセスプロトコル、
認証用コマンド、ログインID、パスワード、メールボ
ックス名、メッセージID("Message-ID")、取得情報
とする。なお、アクセスプロトコルおよび認証用コマン
ドは、メールサーバの仕様によって定められるものであ
り、ログインIDおよびパスワードはメールサーバへの
アクセス許可のためのものである。
【0055】第1に、アクセスプロトコルや認証用コマ
ンドはメールサーバ名毎に一意的に決定されるものであ
ることを前提とし、メールボックスアクセス部15又は
表示処理部16が参照する情報として、1)メールサー
バ名、2)アクセスプロトコル、3)認証用コマンド、
のそれぞれの対応関係を管理するテーブルを備えてお
く。
【0056】このテーブルを参照することにより、メー
ルボックスアクセス部15又は表示処理部16は、UR
Lに記述されたメールサーバ名に基づきアクセスプロト
コルと認証用コマンドとを取得する。この場合のURL
の一例を次に示す。
【0057】”http://"WWWサーバ名"/"プログラム
名"?"メールサーバ名"&"ログインID"&"パスワード"&"
メールボックス名"&"メッセージID"&"取得情報"” このURLでは、アクセスプロトコルおよび認証用コマ
ンドが記述されていない。
【0058】第2に、URLに記述されなかった引数の
うち必要なものについては表示処理部16がテキストボ
ックスを表示してユーザによる入力を促す。この場合の
URLの一例を次に示す。
【0059】”http://"WWWサーバ名"/"プログラム
名"?"メールサーバ名"&"ログインID"&"メールボック
ス名"&"メッセージID"&"取得情報"” このURLでは、アクセスプロトコルおよび認証用コマ
ンドに加えてパスワードが記述されていない。パスワー
ドについてはテキストボックスでの入力となる。
【0060】第3に、URLに記述されなかった引数の
うち事前の設定があるものについては、メールボックス
アクセス部15又は表示処理部16は、その設定された
引数についての情報を取得する。この場合のURLの一
例を次に示す。
【0061】”http://"WWWサーバ名"/"プログラム
名"?"メールサーバ名"&"ログインID"&"メールボック
ス名"&"メッセージID" このURLでは、さらに取得情報が記述されていない。
メールボックスアクセス部15は、メッセージIDによ
って特定された電子メールについて、事前の設定に基づ
き例えばFrom、Subject、Date、本文をメールボックス
から取得し、表示処理部16がこれをWWWブラウザの
画面に表示する。
【0062】メールボックスアクセス部15や表示処理
部16は、このようにURLを解釈できるように作られ
ている必要がある。
【0063】上記の例において、メールボックスアクセ
ス部15や表示処理部16が電子メールにアクセスする
ために必要な情報のうち、URLに記述する情報と記述
しない情報をまとめると次のようになる。1)記述する
情報:メールサーバ名、メールボックス名、メッセージ
ID、2)記述しない情報:アクセスプロトコル、認証
用コマンド(テーブルから取得)、3)記述してもしな
くてもよい情報:ログインID、パスワード(テキスト
ボックスでの入力により取得)。
【0064】その他の引数についても、事前に設定され
た値についてはURL通知部12でその引数だけが表示
されるようにし、設定されていないが必要なもの(電子
メール本文や添付ファイルの指定など)についてはメー
ル受信者による手動入力により表示されるようにしても
よい。
【0065】図2は、URLの指定によるメールアクセ
スの処理の流れを示すフローチャートである。なお、フ
ローチャートにおいて破線で囲まれた部分はユーザによ
る操作を示すものである。
【0066】ユーザが通知メールによってパソコン5等
に表示された"http://"形式のURLをクリックする
と、表示処理部16では、そのURLによって指定され
たメールボックスの認証要否を事前の設定情報やメール
ボックスのタイプによって判断する(ステップ1)。認
証要否はメールサーバ又はメールボックスアクセス部1
5のどちらかで管理される。メールボックスのタイプと
しては、例えば個人用、公開用、共有用があり、それぞ
れに適した認証方式が用いられる。この公開用のメール
ボックスは、公開用の電子メールを格納するためのもの
であって掲示板的に利用される。
【0067】認証要の場合、表示処理部16は、URL
で記述された情報により認証情報を特定する。認証情報
が特定されず取得できなかった場合には、認証用テキス
トボックスをパソコン5等に表示し、認証情報の入力を
促す。(ステップ2)。
【0068】ユーザが認証情報を入力すると、表示処理
部16は、その認証情報を用いてユーザ登録されている
か否かの認証を行なう。ここで、POPサーバやIMA
Pサーバでの認証が必要な場合には、メールボックスア
クセス部15を介してこれらのサーバへの認証を行なう
(ステップ3)。
【0069】認証が不要あるいは認証に成功した場合に
は、メールボックスアクセス部15は、URLで指定さ
れた情報をPOPサーバあるいはIMAPサーバから取
得し、表示処理部16でこの内容を表示用に整形してパ
ソコン5等のWWWブラウザに表示する(ステップ
4)。
【0070】例えば、URLで記述された情報によりメ
ールサーバ名(とメールサーバにログインするための認
証情報)のみが特定された場合には、そのメールサーバ
におけるメールボックスフォルダの一覧を表示する。
【0071】また、URLで記述された情報によりメー
ルサーバとメールボックスフォルダ名の両方が特定され
た場合には、そのメールサーバ上のボックスフォルダ内
におけるフォルダや電子メールの一覧を表示する。これ
らの一覧はリンク形式によって表示されたものであっ
て、ユーザがマウスクリックで選択することによりその
内容がWWWブラウザに表示される。
【0072】次に、メールボックスアクセス部15がア
クセスしたメールサーバがIMAPサーバであった場合
の処理について説明する。ここでは、URLに記述され
たメッセージIDを"ab0001@abc.com"とする。
【0073】まず、メールボックスアクセス部15は、
IMAPサーバのメールボックス14からそのメッセー
ジIDに対応するUIDを取得するため、IMAPコマ
ンド"search"を用いて次の指令を発行する。
【0074】”a001 search header Message-ID ab0001
@abc.com” "a001"は、URL指定による1回のアクセス毎に変更さ
れる任意の文字列であり、他のURLによる指令との識
別に用いられる。この指令を受け付けたIMAPサーバ
では、メールボックス14に格納されている電子メール
のうちメッセージIDが"ab0001@abc.com"に一致するも
のを捜し出し、そのときにその電子メールに付されてい
るUIDをメールボックスアクセス部15に返信する。
ここではUID=5とする。
【0075】メールボックスアクセス部15は、URL
に記述された取得情報を得るために、このUIDを引数
としたIMAPコマンド"fetch"を用いて指令を発行す
る。取得情報が日付、メールの発信者、宛先、Subjec
t、メール全体のサイズ、である場合の指令を次に示
す。
【0076】”a001 fetch 5 (BODY[HEADER.FIELDS(dat
e from to subject)] REFC822.size)” また、取得情報が電子メールの構成要素のうちの本文テ
キストである場合の指令を次に示す。
【0077】”a001 fetch 5 BODY[TEXT]” IMAPサーバでは、"fetch"コマンドによる指令に基
づき、該当する情報をメールボックス14から読み出し
てメールボックスアクセス部15へ返信する。このよう
にして取得された情報を表示処理部16はWWWブラウ
ザの画面に表示する。
【0078】一方、メールボックスアクセス部15がア
クセスしたメールサーバがPOPサーバであった場合に
は、メールボックスアクセス部15は、POPサーバか
らメッセージIDで特定される電子メールの構成要素を
全て受信し、メールボックスアクセス部15にて取得情
報で要求された構成要素を選別する処理を行なうことと
なる。
【0079】このように、IMAPサーバを用いた場合
には、構成要素の選別処理をIMAPサーバで行なうこ
ととなるので、POPサーバを用いた場合に比べてメー
ルボックスアクセス部15における処理負担を軽減する
ことができる。
【0080】次に、電子メール受信部11が受信する電
子メールの構成の一例について図7を用いて説明する。
電子メールは、エンベロープ(Envelope)とコンテンツ
(Contents)とからなる。エンベロープには、送信者の
メールアドレスや受信者のメールアドレス等、メールサ
ーバが配信・転送などで使用する情報が記述される。コ
ンテンツは、ヘッダーフィールド(Header Field)とボ
ディ(Body)とからなり、ヘッダーフィールドには送受
信に関する情報が記述され、ボディには本文が記述され
る。前述したようにURLで本文の一部について指定す
る際には、この本文を複数のボディパート(Body Par
t)に分けてそれぞれ番号を割り振っておき、URLで
指定された番号によってその本文の一部が特定できるよ
うにする。
【0081】URLによって指定された情報が、電子メ
ールの特定の構成要素である場合には、表示処理部16
は、次の要領でその構成要素を取得し表示する。
【0082】指定された構成要素が本文である場合、表
示桁数や行数、画面イメージ等について事前の設定ある
いはURLでの指定に基づいて整形し、WWWブラウザ
に表示する。指定された構成要素が本文の一部である場
合、URLで指定されたボディパートの番号によってそ
の本文の一部を特定し、WWWブラウザに表示する。指
定された構成要素が添付ファイルの場合の整形・表示は
図3の処理フローに従って行ない、指定された構成要素
が分割メールの場合の整形・表示は図4の処理フローに
従って行なう。
【0083】図3は、添付ファイルについての整形・表
示を行なうときの処理の流れを示すフローチャートであ
る。この処理は表示処理部16で行なう。
【0084】添付ファイルがある場合には、通知メール
の本文の"http://"形式のURLに添付ファイル名が記
述される。このURLで全体を指定した場合には全ての
添付ファイルについてのURLがリンク形式でWWWブ
ラウザのURL欄に記述される。
【0085】本処理では、1つの添付ファイルが指定さ
れた場合には、その添付ファイルがWWWブラウザの機
能によってユーザの指定によりメールサーバからダウン
ロード又は表示される。
【0086】また、表示対象の添付ファイルが複数で各
添付ファイルがリンク形式で記述された場合には、この
中から選択された添付ファイルについてWWWブラウザ
の機能によってユーザの指定によりメールサーバからダ
ウンロード又は表示される。
【0087】この際には、まず、ヘッダーフィールド
の"Content-Disposition"の欄に記述されている添付フ
ァイル名や、"Content-Transfer-Encoding"の欄に記述
されているエンコード情報に基づいて、その添付ファイ
ルのデコードを行なう(ステップ5)。
【0088】なお、添付ファイルについて捕捉説明をす
ると、添付ファイルは任意のアプリケーションソフトに
よって作成されるものであるが、電子メールに添付する
ときには一般にMIME変換方式によってテキスト情報に変
換(エンコード)される。添付ファイル名はメール送信
の際に"Content-Disposision:attachment;filename=xxx
xxx"のように記述され、エンコード情報は"Content-Tra
nsfer-Encoding"の欄に記述されるので、デコードの際
にはこれらの情報を利用するようにしたものである。
【0089】このデコードされた添付ファイルについ
て、ユーザの指示によりWWWブラウザの機能で表示又
はダウンロードする(ステップ6)。
【0090】一方、マウスクリックによって複数の添付
ファイルが指定された場合にも、同様にしてその複数の
添付ファイルについてデコードを行い、ユーザの指示に
よりWWWブラウザの機能で表示又はダウンロードす
る。
【0091】図4は、分割メールについての整形・表示
を行なうときの処理の流れを示すフローチャートであ
る。この処理も表示処理部16で行なう。なお、分割メ
ールとは、情報量が多い場合等に一つの本文を複数の電
子メールに分割したものをいう。
【0092】分割メールの送信の際には、ヘッダーフィ
ールドに例えば"Content-Type:message/partial;number
=2;total=3;id=1234a.aaa@hana.com"のように記述され
る。この"partial"によって分割メールであることが特
定され、さらに"number"によって分割メールの番号
が、"total"によって分割数が、"id"によって分割メー
ルのIDがそれぞれ特定される。
【0093】本処理では、まずヘッダーフィールドに"C
ontent-Type:message/partial"の記述がある電子メール
を分割メールとして判断する(ステップ7)。
【0094】"id"が同じものを一つのメールと判断して
収集していく(ステップ8)。
【0095】"number"と"total"とにより、いくつに分
割されたもののうち何番目のものかを判断し、"total"
に示される数の電子メールが揃ったところで、"number"
の番号に従って本文部分を並び替え、1つのメール本文
として整形する(ステップ9)。
【0096】次に、前述したURL通知部12で通知メ
ールを生成し送信するときの処理について説明する。
【0097】URL通知部12が電子メールが受信され
たことを認識する手法としては、URL通知部12に対
してメールが受信されたことを知らせる手法と、URL
通知部12がメールの受信されたことを調べに行く手法
の2つがある。
【0098】図5は、前者の手法による通知メール生成
・送信の処理を示すフローチャートである。
【0099】電子メール受信部11で、メール送信者に
より送信された電子メールを受信する(ステップ1
0)。
【0100】電子メール受信部11は、メールボックス
13に電子メールを送信するとともにその電子メールの
ヘッダーフィールドに記述された詳細情報をURL通知
部12へ通知する(ステップ11)。このURL通知部
12への通知は、SMTP(Simple Mail Transfer Pro
tocol)サーバにより行われる。
【0101】URL通知部12では、詳細情報に基づい
て通知メールを生成し、設定されている通知先へ送信す
る(ステップ12)。
【0102】ここで、通知先等の通知メールの送信に必
要な設定情報は、URL通知部12で管理されるものと
する。この設定情報では、一の通知メールについて複数
の通知先の設定を可能とする。
【0103】また、URL通知部12の機能について
は、メールサーバに組み込むようにしてもよいし、別の
プログラムとして起動するようにしてもよい。
【0104】図6は、後者の手法による通知メール生成
・送信の処理を示すフローチャートである。
【0105】電子メール受信部11で、メール送信者に
より送信された電子メールを受信する(ステップ1
3)。
【0106】電子メール受信部11は、設定に従いメー
ルボックス13あるいは14に電子メールを送信する
(ステップ14)。
【0107】URL通知部12は、事前の設定に基づい
て、例えば所定の時間間隔でメールボックスアクセス部
15を介してメールボックス13,14へアクセスし、
新規メールの着信を確認し、その新規メールについての
ヘッダーフィールドに記述された詳細情報を得る(ステ
ップ15)。
【0108】URL通知部12は、この詳細情報に基づ
いて通知メールを生成し、設定されている通知先へ送信
する(ステップ16)。
【0109】したがって、本実施の形態によれば、一般
に普及しているWWWブラウザのURLに記述された変
動のない情報を用いて表示処理部16で電子メールを直
接的に特定しWWWブラウザに表示するようにしたこと
で、電子メールを表示する際にはユーザはこのURLを
指定するだけでよく段階的な作業をする必要がないの
で、ユーザにとって使用の便宜を図ることができる。
【0110】本実施の形態によれば、URLに記述され
た情報を用いて表示処理部16で電子メールの本文や一
部を特定し、WWWブラウザに表示するようにしたこと
で、ユーザにとって使用の便宜を図ることができる。
【0111】本実施の形態によれば、URLに記述され
た情報を用いて表示処理部16で電子メールの添付ファ
イルを特定し、ユーザの指示によりWWWブラウザの機
能で表示又はダウンロードするようにしたことで、ユー
ザにとって使用の便宜を図ることができる。
【0112】本実施の形態によれば、URLに記述され
た情報を用いて表示処理部16で電子メールの添付ファ
イルを特定し、そのファイル名をリンク形式によりWW
Wブラウザに表示し、そのリンクの指定により特定され
た添付ファイルについてユーザの指示によりWWWブラ
ウザの機能で表示あるいはダウンロードの処理をするよ
うにしたことで、ユーザにとって使用の便宜を図ること
ができる。
【0113】本実施の形態によれば、URLに記述され
た情報を用いて表示処理部16で分割メールを特定し、
1つの電子メールの本文を生成し表示するようにしたこ
とで、ユーザにとって使用の便宜を図ることができる。
【0114】本実施の形態によれば、メールボックス毎
に認証情報の要否を設定し、メールボックスフォルダ毎
に適した認証方式で認証するとともに、公開用のメール
ボックスを設けるようにしたことで、この公開用のメー
ルボックスに格納された電子メールについて情報公開が
可能となる。すなわち、メール送信者(情報提供者)
は、電子メールによる簡易な情報発信が可能となり、そ
の受信者を電子メールの利用者からWWWブラウザの利
用者へと拡大することができる。また、メール送信者
は、ホームページの作成技術を有しなくてもWWWブラ
ウザの利用者へ情報を広く公開することができる。
【0115】本実施の形態によれば、URL通知部12
で電子メールを受信した旨を通知メールによってメール
受信者に知らせる際に、その電子メールや構成要素を特
定する情報をリンク形式で記述したURLを通知メール
に含めるようにしたことで、メール受信者がこれらの情
報を入力する手間を省くことができ、WWWブラウザを
用いてアクセスするときの操作を簡易なものにすること
ができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、第1の本発明に係
るWWWブラウザ対応の電子メールアクセスシステムに
よれば、WWWブラウザのURLに記述された電子メー
ルを特定するための変動のない情報を用いて直接的に電
子メールを特定しWWWブラウザに表示するようにした
ことで、電子メールを表示する際にはユーザはこのよう
なURLを用いるだけでよく段階的な作業をする必要が
ないので、ユーザにとって使用の便宜を図ることができ
る。
【0117】第2の本発明に係るWWWブラウザ対応の
電子メールアクセスシステムによれば、URLに記述さ
れた情報を用いて電子メールの構成要素を直接的に特定
し、その構成要素をWWWブラウザに表示するようにし
たことで、ユーザが必要とする構成要素だけが表示され
るので、ユーザにとって使用の便宜を図ることができ
る。また、これにより電子メール全体を表示する場合に
比べて処理負担を軽減することができる。
【0118】第3の本発明に係るWWWブラウザ対応の
電子メールアクセスシステムによれば、メールボックス
毎に認証情報の要否を設定するとともに、公開用の電子
メールを格納するメールボックスを設けるようにしたこ
とで、このメールボックスに格納された電子メールにつ
いて情報公開をすることができる。
【0119】第4の本発明に係るWWWブラウザ対応の
電子メールアクセスシステムによれば、電子メールや構
成要素を特定する情報をリンク形式で記述したURLを
含む通知メールを生成しメール受信者用アドレスへ送信
するようにしたことで、メール受信者がこれらの情報を
入力する手間を省くことができ、WWWブラウザを用い
てアクセスするときの操作を簡易なものにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるWWWブラウザ対応の電
子メールアクセスシステムの概略構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図2】URLでの指定による電子メールアクセスの処
理の流れを示すフローチャートである。
【図3】添付ファイルについての整形・表示を行なうと
きの処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】分割メールについての整形・表示を行なうとき
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】通知メール生成・送信の処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】通知メール生成・送信の別の処理を示すフロー
チャートである。
【図7】電子メールの構成の一例を示す図である。
【図8】通知メール本文のURLのクリックによりWW
Wブラウザの画面に電子メールの本文が表示される様子
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子メールアクセスシステム 2 インターネット 3 パソコン 4 携帯電話 5 パソコン 11 電子メール受信部 12 URL通知部 13 メールボックス 14 メールボックス 15 メールボックスアクセス部 16 表示処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 幸男 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 エ ヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株 式会社内 (72)発明者 大室 仲 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 エ ヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株 式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA17 HA06 HC01 LD13 LE14

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メールボックスに格納されたメール送信
    者からの電子メールに対してメール受信者がWWWブラ
    ウザを用いてネットワークを介してアクセスできるよう
    にしたWWWブラウザ対応の電子メールアクセスシステ
    ムであって、WWWブラウザのURLに記述された電子
    メールを特定するための変動のない情報を用いて前記メ
    ールボックスに格納された電子メールを特定する特定手
    段と、 前記特定手段によって特定された電子メールを前記メー
    ルボックスから読み出してWWWブラウザに表示する表
    示手段と、 を有することを特徴とするWWWブラウザ対応の電子メ
    ールアクセスシステム。
  2. 【請求項2】 前記URLに記述された情報は、電子メ
    ールの構成要素を特定する情報を含むものであって、 前記表示手段は、特定された電子メールの構成要素を表
    示することを特徴とする請求項1記載のWWWブラウザ
    対応の電子メールアクセスシステム。
  3. 【請求項3】 前記構成要素は、電子メールの本文であ
    って、 前記表示手段は、特定された電子メールの本文を表示す
    ることを特徴とする請求項2記載のWWWブラウザ対応
    の電子メールアクセスシステム。
  4. 【請求項4】 前記構成要素は、電子メールの本文の一
    部であって、 前記表示手段は、特定された電子メールの本文の一部を
    表示することを特徴とする請求項2又は3記載のWWW
    ブラウザ対応の電子メールアクセスシステム。
  5. 【請求項5】 前記構成要素は、電子メールの添付ファ
    イルであって、 前記表示手段は、特定された電子メールの添付ファイル
    を表示することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか
    に記載のWWWブラウザ対応の電子メールアクセスシス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記構成要素は、電子メールの添付ファ
    イルであって、 その添付ファイルのファイル名をリンク形式で記述した
    URLをWWWブラウザに表示するリンク表示手段を有
    し、 前記表示手段は、このリンク形式で記述されたファイル
    名の指定により特定された添付ファイルの内容を表示す
    ることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の
    WWWブラウザ対応の電子メールアクセスシステム。
  7. 【請求項7】 前記特定された添付ファイルについてダ
    ウンロード処理を行なう処理手段を有することを特徴と
    する請求項5又は6記載のWWWブラウザ対応の電子メ
    ールアクセスシステム。
  8. 【請求項8】 前記構成要素は、複数に分割して送信さ
    れた分割メールであって、 前記表示手段は、特定された複数の分割メールを用いて
    1つの電子メールの本文を生成し表示することを特徴と
    する請求項2乃至7のいずれかに記載のWWWブラウザ
    対応の電子メールアクセスシステム。
  9. 【請求項9】 前記メールボックスは、所定のコマンド
    に引数を与えることにより電子メールの構成要素を特定
    できるプロトコルをサポートしたものであって、 前記特定手段は、URLに記述された情報に基づく構成
    要素を引数としてコマンドを発行することを特徴とする
    請求項2乃至8のいずれかに記載のWWWブラウザ対応
    の電子メールアクセスシステム。
  10. 【請求項10】 前記URLに記述された情報は認証情
    報を特定するための情報を含み、認証情報の要否はメー
    ルボックス毎に設定されたものであって、 公開用の電子メールを格納するメールボックスと、 前記認証情報を用いて各メールボックスへの認証処理を
    行なう認証手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに
    記載のWWWブラウザ対応の電子メールアクセスシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記認証情報が取得できない場合に、
    認証用テキストボックスを表示して認証情報の入力を受
    け付ける受付手段を有することを特徴とする請求項10
    記載のWWWブラウザ対応の電子メールアクセスシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記認証手段は、各メールボックスに
    適した認証方式により認証することを特徴とする請求項
    10又は11記載のWWWブラウザ対応の電子メールア
    クセスシステム。
  13. 【請求項13】 前記メールボックスに電子メールが格
    納された場合に、その電子メール又は構成要素の少なく
    とも一方を特定するための変動のない情報を記述したU
    RLを含む通知メールを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された通知メールをメール受信
    者用のアドレスに送信する送信手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか
    に記載のWWWブラウザ対応の電子メールアクセスシス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記通知メールの送信に必要な設定情
    報を管理する管理手段を有し、 この設定情報は、通知メールの複数の通知先を含むこと
    を特徴とする請求項13記載のWWWブラウザ対応の電
    子メールアクセスシステム。
  15. 【請求項15】 メールボックスに格納されたメール送
    信者からの電子メールに対してメール受信者がWWWブ
    ラウザを用いてネットワークを介してアクセスできるよ
    うにしたWWWブラウザ対応の電子メールアクセスシス
    テムに対して、 WWWブラウザのURLに記述された電子メールを特定
    するための変動のない情報を用いて前記メールボックス
    に格納された電子メールを特定する処理と、 このステップによって特定された電子メールを前記メー
    ルボックスから読み出してWWWブラウザに表示する処
    理と、 を実行させることを特徴とするコンピュータプログラ
    ム。
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