JP2000261493A - 電子メールシステム - Google Patents

電子メールシステム

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JP2000261493A
JP2000261493A JP11061161A JP6116199A JP2000261493A JP 2000261493 A JP2000261493 A JP 2000261493A JP 11061161 A JP11061161 A JP 11061161A JP 6116199 A JP6116199 A JP 6116199A JP 2000261493 A JP2000261493 A JP 2000261493A
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JP
Japan
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mail
processing
gateway
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terminal
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JP11061161A
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English (en)
Inventor
Makoto Ikushima
誠 幾島
Kyoichi Nakakuma
恭一 中熊
Akira Naito
彰 内藤
Yoshikatsu Yoshino
能且 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】端末使用者の指示どおりに電子メールに所定の
処理を施し、使用者の端末に応じた電子メールシステム
を提供する。 【解決手段】端末と、メールサーバと、2つの通信手段
と転送手段と記憶手段と1つ以上複数の処理手段と処理
実行手段と処理設定更新手段と記憶手段に記録された処
理設定テーブルからなるゲートウェイと、から構成され
る電子メールシステムにおいて、端末は、ユーザの操作
に応じてゲートウェイに電子メールを送信したり、ゲー
トウェイから電子メールを受信して表示したりするもの
であり、メールサーバは、ゲートウェイが送信する電子
メールを受信して保存もしくは外部に転送するととも
に、ゲートウェイの要求に応じて電子メールをゲートウ
ェイに送信するものであり、ゲートウェイは、処理設定
テーブルに記載された設定に従い電子メールに対して所
定の処理を施すことを特徴とする電子メールシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末、メールサー
バ、およびゲートウェイ(中継装置)とからなる電子メ
ールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子メールシステムは、送信側の端末の
情報を受信側の端末に届ける機能を提供する。この際、
電子メール本文の他にファイルを添付して送信すること
も可能である。受信側のユーザは自分のアカウントとパ
スワードを使ってメールサーバにログインし、自分に届
いた電子メールを端末で受信して本文の内容を閲覧する
ことが可能である。さらに、受信側の端末に、添付ファ
イルのフォーマットに対応する閲覧機能が装備されてい
る場合は、添付ファイルを閲覧することができる。
【0003】一方、端末が電子メールの本文内容を確認
する機能に特化した電子メール専用端末である場合は、
電子メールに添付ファイルを閲覧するための機能を搭載
していない場合がほとんどである。しかしながら、現在
最も一般的な電子メール受信プロトコルであるPOP3(Pos
t Office Protocol version3)では、メールサーバから
本文のみを受信するといったことはできない。したがっ
て、添付ファイルが閲覧できない端末であっても、とり
あえず添付ファイルを含む全ての電子メールのデータを
受信しなくてはならない。
【0004】また、最近は携帯電話やPHS(Personal Han
dy phone System)などモバイル通信機器、PDA(Personal
Digital Assistant)や携帯型パソコンなどのモバイル
ツールの発達により、外出先から電子メールの送受信を
行う機会が増えている。しかしながら、携帯電話やPHS
による無線データ通信は、通信速度の点で一般的な有線
LAN(Local Area Network)にくらべてまだまだ遅い状況
にある。例えば、代表的な有線LANの方式であるEtherne
tの通信速度が10Mbps(Mega bit per second)であるのに
対し、携帯電話やPHSによる無線データ通信は9.6Kbps(K
ilo bit per second)〜32Kbpsである。したがって、携
帯電話やPHSによる無線データ通信では、通信速度の向
上は当然として、通信データ量を減少させる工夫が必要
である。
【0005】電子メールに所定の処理を施すシステムの
例として、特開平9-198328示されている電子メールシス
テムがある。このシステムでは、端末からの送信時に電
子メールに処理スクリプトが記載されたファイルを添付
し、受信側で電子メールに記載された処理スクリプトに
従って電子メールに対し所定の処理を施すことで、電子
メールに対しフォーマット変換を含む様々な処理を実現
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ゲートウェイに変換機
能を設置することで、電子メールの添付ファイルのフォ
ーマットを、たとえばフォーマットAからフォーマットB
へ、フォーマットBからフォーマットAへというように、
あらかじめ決められたフォーマットに変換することがで
きる。しかし、実際の運用では、端末に搭載されている
閲覧機能の対応ファーマットの種類によっては、フォー
マットAやフォーマットBとは異なるフォーマット(フォ
ーマットCとする)でなくてはならない場合もありう
る。したがって、ゲートウェイでは、使用者がどの端末
を使用しているかを把握し、端末ごとに対応するフォー
マットに変換する必要がある。
【0007】また、添付ファイルを受信する必要がな
い、いわゆる電子メール専用端末に対しては、通信時間
を短縮するために、ゲートウェイで添付ファイルを削除
して転送することが効果的である。しかしながら、端末
が、添付ファイルの閲覧機能(ソフトウェア)を搭載した
パソコンであったり、電子メール専用端末であったりす
ることを考えると、端末に応じて添付ファイルを削除す
るかしないかを切り換える必要がある。
【0008】一方で、添付ファイルを削除しない場合で
あっても、通信時間を短縮するためには、添付ファイル
を圧縮して送付することが効果的である。しかしなが
ら、端末が、LANのような送受信するデータ量をあまり
気にしなくていい環境で使用される場合では、圧縮され
た添付ファイルを展開する手間を考えると、添付ファイ
ル圧縮を利用しないとも考えられる。したがって、端末
に応じて添付ファイルを圧縮するかしないかを切り換え
る必要がある。
【0009】また、POP3では、添付ファイルは送信者が
あらかじめ圧縮して添付することも可能であるが、本文
として記入したデータはプロトコル上、圧縮して送付す
ることはできない。したがって、添付ファイルが無い場
合でも、本文のサイズが大きいと受信側での通信時間が
長くなってしまう。
【0010】さらに、同じ個人宛てのメールであって
も、外出先で電子メール専用端末を使って電子メールを
確認したり、自宅に帰ってからパソコンで再度確認した
りすることを考えると、端末から随時に設定を変更でき
る必要がある。
【0011】特開平9-198328に示されている電子メール
システムを用いて電子メールに所定の処理を施すこと
で、上記課題を解決することは可能である。しかしなが
ら、特開平9-198328に示されている電子メールシステム
では、スクリプトファイルの添付が必須であるため、ス
クリプトファイルのサイズだけ必ず通信データ量が増え
ることになる。また、スクリプトファイルの内容に従っ
て受信側で電子メールに対する処理が行われるため、処
理内容が同じ場合でも、その都度、送信側でスクリプト
ファイルを添付する必要があり効率が悪い。また、イン
ターネットの世界では、SMTP/POP3対応の様々な汎用の
電子メール端末ソフトウェアが普及しているが、こうし
た汎用の電子メール端末ソフトウェアや、他の電子メー
ル専用端末を用いる場合は、スクリプトファイルの記述
と添付といった操作をユーザ自身が行う必要があり使い
勝手が悪い。
【0012】本発明の目的は、端末側に特別な機能や操
作を必要とせずに、電子メールに対して様々な処理を施
すことを可能にすることで、電子メールの使い勝手を向
上させ、通信データ量を減少させることにある。また、
処理内容をアカウントや送信先メールアドレスごとに個
別に設定できるとともに、随時、端末から設定を変更で
きるようにすることで、使用者の端末に応じた処理を実
現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の以
下の手段により達成される。
【0014】電子メールの作成・送信機能もしくは受信
・表示機能もしくは両機能を有する端末と、電子メール
の保存・転送を行うメールサーバと、前記端末と前記メ
ールサーバ間で送受信される電子メールに所定の処理を
施して転送するゲートウェイとから構成される。
【0015】前記端末は、電子メールの送信プロトコル
および受信プロトコルを処理して電子メールの作成・送
信・受信を行うメール送受信手段と、メールサーバへの
ログインに必要なアカウント、パスワード、および、電
子メールを作成するための情報を入力できるようにする
入力手段と、前記メール送受信手段で受信した電子メー
ルの本文および添付ファイルを解釈して画面上に表示す
る表示手段と、ゲートウェイと通信する通信手段とから
なる。
【0016】前記メールサーバは、電子メールおよびロ
グインに必要なアカウントとパスワードを保存する記憶
手段と、電子メールの送信プロトコルおよび受信プロト
コルを処理して電子メールの保存、転送を行うメールサ
ーバ処理手段と、ゲートウェイおよびインターネットに
接続し、通信を行う通信手段とからなる。
【0017】前記ゲートウェイは、前記端末および前記
メールサーバと通信する通信手段と、電子メールの送信
プロトコルおよび受信プロトコルに従い前記端末または
前記メールサーバに電子メールを転送する転送手段と、
電子メールに対して所定の処理を施す4つの処理手段
と、前記メールサーバのアカウントごとに前記処理手段
の設定を記載した処理設定テーブルと、前記処理設定テ
ーブルを記憶しておく記憶手段と、前記処理設定テーブ
ルに記載された設定に従い前記処理手段を操作して処理
を実行する処理実行手段と、電子メールに記述された設
定更新情報に従い前記処理設定テーブルに記載された設
定を更新する処理設定更新手段とからなる。前記4つの
処理手段は、電子メールのフォーマットを変換するフォ
ーマット変換手段、電子メールの本文のデータを切り取
ってファイルにして電子メールに添付する本文添付ファ
イル化手段、電子メールの添付ファイルを削除する添付
ファイル削除手段、電子メールの添付ファイルを所定の
圧縮方法で圧縮する添付ファイル圧縮手段、である。
【0018】前記処理設定テーブルには、前記メールサ
ーバのアカウントごとに、送信先メールアドレスに対す
るフォーマット変換情報と、メール受信時に添付ファイ
ルを削除するしないかを示す情報と、メール受信時に添
付ファイルを圧縮するかしないかを示す情報と、受信す
る電子メールの本文を添付ファイル化するかしないかを
示す情報とが設定されている。
【0019】本発明の目的を達成する電子メールシステ
ムを用いれば、前記端末が電子メールを送受信する際
に、前記ゲートウェイが添付ファイルのフォーマットを
前記端末が閲覧可能なフォーマットに変換するため、電
子メールの使い勝手が向上する。また、前記端末が電子
メールを受信する際に、添付ファイルを削除したり圧縮
したりするため、通信データ量を削減し通信時間を短縮
することができる。さらに、前記端末が電子メールを受
信する際に、前記ゲートウェイが電子メールの本文をフ
ァイルにして添付するため、本文のデータを圧縮するこ
とが可能となり、本文だけの電子メールであっても通信
データ量を削減し通信時間を短縮することができる。ま
た、ゲートウェイにおける処理設定をアカウントごとに
個別に設定し、前記端末から必要に応じて処理設定の変
更が可能なため、ユーザの端末の違いや端末変更に柔軟
に対応でき、電子メールの使い勝手が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。図1は、本発明の実施例である電子メー
ルシステム1の構成を示すブロック図であり、端末10
とゲートウェイ20とメールサーバ40、およびインタ
ーネット50とから構成される。
【0021】端末10は、アカウント、パスワード、メ
ールアドレス、電子メールの本文などの情報をユーザが
入力する入力手段11と、E-Mailにおける送信プロトコ
ルSMTPの処理と受信プロトコルPOP3の処理を行うメール
送受信手段12と、メール送受信手段12で受信した電
子メールの本文および添付ファイルを解釈して表示する
表示手段11と、ゲートウェイ20と通信を行う通信手
段14とから構成される。プロトコルSMTPとPOP3は一例
であって、E-Mailでなくともよい。つまり、電子メール
という形態で他と通信し情報を転送することができるも
のであればよい。
【0022】ゲートウェイ20は、端末10およびメー
ルサーバ30と通信を行う通信手段21、22と、SMTP
やPOP3の送受信プロトコルを解釈して電子メールを転
送する転送手段23と、電子メールおよび処理設定テー
ブル100を記憶する記憶手段24と、電子メールの添
付ファイルのフォーマットを変換するフォーマット変換
手段25と、電子メールの本文のデータを切り取ってフ
ァイルにして電子メールに添付する本文添付ファイル化
手段26と、電子メールの添付ファイルを削除する添付
ファイル削除手段27と、電子メールの添付ファイルを
所定の圧縮方法で圧縮する添付ファイル圧縮手段28
と、処理設定テーブル100に記載された設定に従いフ
ォーマット変換手段25と本文添付ファイル化手段26
と添付ファイル削除手段27と添付ファイル圧縮手段2
8を操作して処理を実行する処理実行手段29と、電子
メールに記述された設定更新情報に従い処理設定テーブ
ル100に記載された設定を更新する処理設定更新手段
30とからなる。
【0023】メールサーバ40は、ゲートウェイ20ま
たはインターネット50と通信を行う通信手段41と、
メールサーバ40にアカウントが登録されている各人宛
ての電子メールを分類して保存する記憶手段43と、SM
TPやPOP3の送受信プロトコルに従って記憶手段43に
保存された電子メールを送信、または記憶手段43に電
子メールを格納するメールサーバ処理手段42とから構
成される。
【0024】処理設定テーブル100を図2の例を用い
て説明する。
【0025】処理設定テーブル100は、アカウント
(110〜111)と、フォーマット変換情報(120
〜149)と、添付ファイル削除情報(150〜15
1)と、本文添付ファイル化情報(160〜161)
と、添付ファイル圧縮(170〜171)とから構成さ
れる。フォーマット変換情報は、送信先メールアドレス
(120〜124)と、変換前フォーマット(130〜
139)と、変換後フォーマット(140〜149)と
からなる。
【0026】フォーマット変換情報(120〜149)
と、添付ファイル削除情報(150〜151)と、本文
添付ファイル化情報(160〜161)と、添付ファイ
ル圧縮(170〜171)は、アカウント(110〜1
11)ごとに記載され管理されている。
【0027】アカウント(110〜111)は、メール
サーバ40がユーザを識別するための情報であり、ユー
ザごとにユニークな値を割り振られている。ユーザはメ
ールサーバ40から電子メールを受信したいときに端末
10からアカウントをメールサーバ40に送信する。メ
ールサーバ40は、受信したアカウントに対応するユー
ザ宛ての電子メールを端末10に送信する。
【0028】送信先メールアドレス(120〜124)
は、電子メールを送信する際にユーザと特定する情報で
あり、ユーザごとにユニークな値を割り振られている。
例ではE-Mailのアドレスを挙げているが、たとえばメー
ルアドレス120「yoshino@provider.ne.jp」は、 pro
vider.ne.jpで特定されるメールサーバに登録されたyos
hinoというアカウントをもつユーザであること表してい
る。
【0029】変換前フォーマット(130〜139)と
変換後フォーマット(140〜149)には、電子メー
ルの添付ファイルのフォーマットの種類を特定する情報
が記載されている。例えば、変換前フォーマット130
「A」は、「A」で特定される1種類のファイルフォーマッ
トを指している。変換前フォーマット(130〜13
9)と変換後フォーマット(140〜149)に記載す
る情報は、電子メールの添付ファイルのフォーマットを
特定できればよく、例えば、ファイルの拡張子を用い
て、「txt」と記載されていた場合のファイルフォーマッ
トはテキストファイル、「bmp」と記載されていた場合の
ファイルフォーマットはビットマップファイルと特定す
るようにしてもよい。
【0030】変換前フォーマット(130〜139)と
変換後フォーマット(140〜149)は、送信先メー
ルアドレス(120〜124)ごとに、添付ファイルの
変換前と変換後のフォーマットの対応関係を指定するた
めの情報であり、ゲートウェイ20が、送信先メールア
ドレス(120〜124)宛てに送信された電子メール
の添付ファイルを、変換前フォーマット(130〜13
9)から変換後フォーマット(140〜149)に変換
することを意味する。
【0031】例えば、変換前フォーマット132「A」と
変換後フォーマット142「M」は、アカウント110「y
oshino」のユーザから送信先メールアドレス121「mori
@provider.ne.jp」宛てに送信された電子メールの添付フ
ァイルのフォーマットが「A」であった場合は、ゲートウ
ェイ20がフォーマットを「M」に変換することを指定し
ている。
【0032】なお、各アカウント(110〜111)の
1つめの送信先メールアドレス(120、123)は、
各アカウント(110〜111)のユーザ自身のメール
アドレスを指しており、ユーザが端末10によりメール
サーバ40から電子メールを取得する際の添付ファイル
のフォーマット変換で使用される。例えば、変換前フォ
ーマット130「M」と変換後フォーマット140「A」
は、アカウント110「yoshino」のユーザがメールサー
バからメールを取得する際に、電子メールの添付ファイ
ルのフォーマットが「M」であった場合は、ゲートウェイ
20がフォーマットを「A」に変換することを意味する。
【0033】添付ファイル削除情報(150〜151)
は、ユーザが端末10によりメールサーバ40から電子
メールを取得する際に、ゲートウェイ20が、電子メー
ルの添付ファイルを削除するかどうかを指定する情報で
あり、削除する場合は「する」、削除しない場合は「しな
い」で指定されている。例えば、添付ファイル削除情報
151「する」は、アカウント111「mori」のユーザが自
分宛ての電子メールを取得する際に、ゲートウェイ20
が添付ファイルを削除することを意味する。
【0034】本文添付ファイル化情報(160〜16
1)は、ユーザが端末10によりメールサーバ40から
電子メールを取得する際に、ゲートウェイ20が、電子
メールの本文のデータを切り取ってファイルにして添付
するかどうかが指定されており、この処理を施す場合は
「する」、施さない場合は「しない」で指定されている。例
えば、本文添付ファイル化情報160「する」は、アカウ
ント110「yoshino」のユーザが自分宛ての電子メール
を取得する際に、ゲートウェイ20が電子メールの本文
のデータを切り取ってファイルにして添付することを意
味する。
【0035】添付ファイル圧縮情報(170〜171)
は、ユーザが端末10によりメールサーバ40から電子
メールを取得する際に、ゲートウェイ20が、電子メー
ルの添付ファイルを圧縮するかどうかが指定されてお
り、圧縮する場合は「する」、圧縮しない場合は「しない」
で指定されている。例えば、添付ファイル圧縮情報17
0「する」は、アカウント110「yoshino」のユーザが自
分宛ての電子メールを取得する際に、ゲートウェイ20
が電子メールの添付ファイルを所定の圧縮方法で圧縮す
ることを意味する。所定の圧縮方法としては、Run-Leng
th(ランレングス)法や、Huffman(ハフマン)法などの非
可逆的圧縮方法を用い、ファイルのデータが圧縮をかけ
ても損なわれないようにする。なお、端末10では、受
信した電子メールの添付ファイルが圧縮されている場合
は、圧縮を展開し、圧縮する前のファイルに戻してから
閲覧ソフトウェアで閲覧する。
【0036】次に、本発明において端末10が電子メー
ルを送信した場合の動作を図3を用いて説明する。ま
ず、ゲートウェイ20は起動後(1000)、端末10
の通信手段13から送信された送信要求情報を通信手段
21で受信し記憶手段24へ記憶する(1001)。こ
こで、送信要求情報とは、送信元および送信先メールア
ドレスと電子メール本文と添付ファイルとからなるデー
タの組が送信プロトコルSMTPに従い記述された情報のこ
とである。該送信要求情報を受信したら、該送信要求情
報からメールアドレスを取得し、該メールアドレスから
ドメインを取り除きアカウントを取得する(100
2)。処理変換テーブル100を参照して、処理変換テ
ーブル100に記載されているアカウント(110〜1
11)から該アカウントを検索し(1003)、該アカ
ウントが存在するかどうか判定する(1004)。該ア
カウントが登録されていない場合は、該送信要求情報を
メールサーバへ転送して(1012)、終了する(10
13)。
【0037】該アカウントが登録されている場合は、処
理実行手段29が電子メールに添付ファイルがあるかど
うか判定する(1005)。添付ファイルがない場合
は、該送信要求情報をメールサーバへ転送して(101
2)、終了する(1013)。添付ファイルがある場合
は、添付ファイルのフォーマット情報を取得する(10
06)。処理設定テーブル100を参照し、取得したフ
ォーマット情報からフォーマット変換情報を検索し(1
007)、フォーマット変換が必要であるかどうかを判
定する(1008)。
【0038】フォーマット変換が必要ない場合は、該送
信要求情報をメールサーバへ転送して(1012)、終
了する(1013)。フォーマット変換が必要な場合
は、電子メールから添付ファイルのみを取り出し記憶手
段24に記憶する(1009)。該添付ファイルに対
し、検索したフォーマット変換情報に従い、フォーマッ
ト変換手段25によりフォーマット変換処理を実行す
る。フォーマット変換処理が終了したら、電子メールの
本文と変換後の添付ファイルを使って電子メールを再構
築(1011)する。再構築後の電子メールと送信元お
よび送信先メールアドレスとからなる送信要求情報を、
通信手段22によりメールサーバへ送信する(101
2)。
【0039】次に、フォーマット変換情報の検索処理1
007について図4を用いて説明する。
【0040】まず、処理設定テーブルの送信先メールア
ドレス(120〜124)から、処理1002で取得し
たアカウントに対して記載されている送信先メールアド
レスを取得する(1101)。もし送信先メールアドレ
スがなくなれば(1102)、処理1100は終了する
(1108)。電子メールの送信先メールアドレスと、
処理設定テーブルから取得した送信先メールアドレス
(120〜124)が一致しているかどうかしらべ(1
103)、もし一致しなければ次の送信先メールアドレ
ス(120〜124)を取得する(1101)。もし一
致すれば、一致した送信先メールアドレスに対応し記載
されている変換前フォーマット(130〜139)を取
得する(1104)。もし変換前フォーマットがなくな
れば(1105)、処理1100は終了する(110
8)。添付ファイルのフォーマットと、取得した変換前
フォーマット(130〜139)が一致するかどうか調
べ(1106)、もし一致しなければ次の変換前フォー
マット(130〜139)を取得する(1104)。も
し一致すれば、一致した変換前フォーマット(130〜
139)に対して記載されている変換後フォーマット
(140〜149)を取得し(1107)、終了する
(1108)次に、本発明において端末10が電子メー
ルを受信する場合の動作を図5を用いて説明する。ま
ず、ゲートウェイ20は起動後(1200)、端末10
の通信手段13から送信された受信要求情報を通信手段
21で受信する(1201)。ここで、受信要求情報と
は、メールサーバに対するアカウントおよびパスワード
と自分宛てのメールの送信を要求するコマンドとからな
るデータの組が受信プロトコルPOP3に従い記述された情
報のことである。ゲートウェイ20は該受信要求情報を
受信したら、該受信要求情報に含まれるアカウントとパ
スワードを使ってメールサーバ40に接続し、該アカウ
ント宛ての電子メールを受信し、記憶手段24に保存す
る(1202)。
【0041】電子メールの受信は、受信プロトコルPOP3
に従い行われる。次に、処理変換テーブルを参照して、
処理変換テーブルに記載されているアカウント(110
〜111)に、該アカウントが登録されているか検索し
(1203)、該アカウントが登録されているかどうか
判定する(1204)。該アカウントが登録されていな
い場合は、該電子メールを端末10へ転送して(122
1)、終了する(1222)。該アカウントが登録され
ている場合は、処理設定テーブルの添付ファイル削除情
報(150〜151)から該アカウントに対して記載さ
れている添付ファイル削除情報を取得し(1205)、
添付ファイルを削除する必要があるかどうか判定する
(1206)。
【0042】削除する必要がある場合は、添付ファイル
削除手段28により電子メールから添付ファイルを削除
し(1207)、電子メールを再構築したあと(122
0)、端末10へ転送して(1221)、終了する(1
222)。削除する必要がない場合は、処理設定テーブ
ルの本文添付ファイル化情報(160〜161)から該
アカウントに対して記載されている本文添付ファイル化
情報を取得し(1208)、本文をファイルにして電子
メールに添付する必要があるかどうか判定する(120
9)。
【0043】添付ファイルにする必要がない場合は、処
理1211を実行する。添付ファイルにする必要がある
場合は、本文添付ファイル化手段26により、電子メー
ルから本文のデータを切り取ってファイルにして電子メ
ールに添付する(1210)。この処理1210が行わ
れると、本文のない電子メールになる。次に、処理実行
手段29が電子メールに添付ファイルがあるかどうか判
定する(1211)。
【0044】添付ファイルがない場合は、電子メールを
再構築したあと(1220)、電子メールを端末10へ
転送して(1221)、終了する(1222)。添付フ
ァイルがある場合は、添付ファイルのフォーマット情報
を取得する(1212)。処理設定テーブル100を参
照し、取得したフォーマット情報からフォーマット変換
情報を検索し(1213)、フォーマット変換が必要で
あるかどうかを判定する(1214)。なお、この場
合、送信先メールアドレスは該アカウントのユーザ自身
のメールアドレスであり、処理1213の動作は処理1
007と同一となる。
【0045】フォーマット変換が必要ない場合は、電子
メールを再構築したあと(1220)、電子メールを端
末10へ転送して(1221)、終了する(122
2)。フォーマット変換が必要な場合は、電子メールか
ら添付ファイルのみを取り出し記憶手段24に記憶する
(1215)。該添付ファイルに対し、検索したフォー
マット変換情報に従い、フォーマット変換手段25によ
りフォーマット変換処理を実行する。次に、処理設定テ
ーブルの添付ファイル圧縮情報(170〜171)から
該アカウントに対して記載されている添付ファイル圧縮
情報を取得し(1217)、添付ファイルを圧縮する必
要があるかどうか判定する(1218)。
【0046】添付ファイルを圧縮する必要がない場合
は、電子メールを再構築したあと(1220)、電子メ
ールを端末10へ転送して(1221)、終了する(1
222)。添付ファイルを圧縮する必要がある場合は、
添付ファイル圧縮手段27により該添付ファイルを圧縮
する(1219)。圧縮が終了したら、圧縮後の添付フ
ァイルで電子メールを再構築したあと(1220)、電
子メールを端末10へ転送して(1221)、終了する
(1222)。
【0047】以上のような動作により、本発明の電子メ
ールシステム1は、ゲートウェイ20が処理設定テーブ
ル100に記載された設定に従い、電子メールに所定の
処理を施すことで、添付ファイルの削除や、添付ファイ
ルのフォーマットの変換や、本文の添付ファイル化や、
添付ファイルの圧縮など、電子メールに対して様々な処
理を行うことができる。また、各処理の設定をアカウン
トごとに記載することで、アカウントごとに異なる設定
で処理を行うことが可能となる。
【0048】次に、電子メールによる、処理設定テーブ
ル100の処理設定の更新について説明する。端末10
のユーザが、処理設定テーブル100に記載された処理
設定を更新したい場合は、設定更新情報を本文に記載し
た電子メールをゲートウェイ20宛てに送信する。例え
ば、ゲートウェイ20のメールアドレスを「gateway@pro
vider.ne.jp」とすれば、電子メールの送信先アドレスを
「gateway@provider.ne.jp」として、ゲートウェイ20に
送信すればいよい。
【0049】処理設定テーブル100に記載された処理
設定を更新するために、端末10が送信する電子メール
の本文のフォーマットは図6のようになる。フォーマッ
ト(300)は、更新したい設定情報の名称からなるタ
グ(301〜304)と、各タグに対する設定更新情報
(311〜319)からなる。タグ(301〜304)
は、「[設定情報の名称]」の形式で記述され、設定更新
情報(311〜319)は、それぞれ対応するタグ(3
01〜304)のあとに記述される。
【0050】タグ「[フォーマット変換情報]」(30
1)に対する設定更新情報は、「送信先メールアドレス」
(311)と、「変換前フォーマット」(312)と、
「変換後フォーマット」(313)とからなり、それぞれ
を「,」で区切って記述する。「[添付ファイル削除情
報]」(302)と「[本文添付ファイル化情報]」(3
03)と「[添付ファイル圧縮情報]」(304)とに対
する設定更新情報は、処理を施す場合は「する」(31
4、316、318)と、処理を施さない場合は「しな
い」(315、317、319)と記述する。
【0051】なお、タグ(301〜304)とタグに対
する設定更新情報(311〜319)の組は、処理設定
を更新したいもののみ記述することができる。また、タ
グ「[フォーマット変換情報]」(301)に対する設定
更新情報については、更新したい分、複数行を記述する
ことができる。
【0052】図7は、図2のアカウント「yoshino」(1
10)のユーザが、処理設定を変更する場合の電子メー
ル本文の具体例である。なお、図6と同一物は同番号で
示してある。図7の具体例(400)では、「[フォー
マット変換情報]」(301)として、送信先メールア
ドレス「mori@provider.ne.jp」(411)に送信する
電子メールの添付ファイルの変換前フォーマットが
「A」(412)である場合は、変換後フォーマット
「P」(413)に変換するように設定情報を更新する
旨が表記されている。
【0053】同様に、図7の具体例(400)では、
「[添付ファイル削除情報]」(302)として、端末1
0が受信する電子メールの添付ファイルを削除「する」
(414)ように設定情報を更新する旨が表記されてい
る。同様に、図7の具体例(400)では、「[本文添
付ファイル化情報]」(303)として、端末10が受
信する電子メールの本文を添付ファイル化「する」(4
15)ように設定情報を更新する旨が表記されている。
同様に、図7の具体例(400)では、「[添付ファイ
ル圧縮情報]」(304)として、端末10が受信する
電子メールの添付ファイルを圧縮「しない」(416)
ように設定情報を更新する旨が表記されている。
【0054】ゲートウェイ20は、ゲートウェイ宛ての
電子メールを受信すると、電子メールの本文からタグ
(301〜304)を検索し、タグ(301〜304)
が見つかったら設定更新情報を取得する。そして、取得
した設定更新情報に従い、処理設定更新手段30によ
り、処理設定テーブル100の設定情報を更新する。な
お、電子メールに記述されている設定更新情報が正しく
ない場合は、ゲートウェイ20はその設定更新情報を無
視する。例えば、フォーマット変換情報の変換前および
変換後のフォーマットとして存在しないフォーマットを
指定したり、添付ファイル削除情報として「する」「しな
い」以外の文字列を記述した場合、などである。
【0055】処理設定テーブル100の状態において、
ゲートウェイ20が図7の本文を持つゲートウェイ宛て
の電子メールをアカウントが「yoshino」であるユーザか
ら受信した場合の、更新後の処理設定テーブル(10
1)を図8に示す。なお、図2と同一の部分については
同じ番号を用いている。図8に示すように、アカウント
「yoshino」(110)に対する設定情報が電子メールの
記述された設定更新情報に従い更新されている。例え
ば、フォーマット変換情報のうち、送信先メールアドレ
ス「mori@provider.ne.jp」(121)の変換前フォーマ
ット「A」(132)に対する変換後フォーマットが「M」
(142)から「P」(180)に更新されている。同様
に、添付ファイル削除情報が「しない」(150)から
「する」(181)に、本文添付ファイル化情報が「する」
(160)から「しない」(182)に、添付ファイル圧
縮情報が「する」(170)から「しない」(183)に、
それぞれ更新されている。
【0056】なお、フォーマット変換情報に対する設定
更新情報に記述されている送信先メールアドレスや変換
前フォーマットが、処理設定テーブルに記載されていな
い場合は、ゲートウェイ20は処理設定テーブルに新た
にフォーマット変換情報を追加して登録する。
【0057】例えば、処理設定テーブル100の状態に
おいて、ゲートウェイ20が図9の本文を持つゲートウ
ェイ宛ての電子メールを受信した場合の、更新後の処理
設定テーブル(102)を図10に示す。なお、図9は
図6と、図10は図2と、それぞれ同一の部分について
は同じ番号を用いている。
【0058】図9の送信先メールアドレス「naka@provid
er.ne.jp」(511)は、アカウント「yoshino」(11
0)に対して記載されているフォーマット変換情報の送
信先メールアドレス(120〜122)には含まれな
い。したがって、更新後は、図10に示すように、送信
先メールアドレス「naka@provider.ne.jp」(190)
と、変換前フォーマット「A」(191)と、変換後フォ
ーマット「M」(192)とからなるフォーマット変換情
報の組が新たに追加される。
【0059】同様に、図9の変換前フォーマット「C」
(515)は、アカウント「yoshino」(110)に対し
て記載されているフォーマット変換情報の送信先メール
アドレス「yamao@provider2.ne.jp」(122)に対応す
る変換前フォーマット(134〜135)には含まれな
い。したがって、更新後は、図10に示すように、変換
前フォーマット「C」(193)と、変換後フォーマット
「P」(194)の組が新たに追加される。
【0060】ゲートウェイ20における処理設定テーブ
ルの更新処理を図11を用いて説明する。
【0061】まず、ゲートウェイ20は起動後(130
0)、端末10の通信手段13から送信された送信要求
情報を通信手段21で受信し記憶手段24へ記憶し(1
301)、該送信要求情報に含まれる送信先メールアド
レスからゲートウェイ20宛ての電子メールであるかど
うかを判定する。
【0062】ゲートウェイ20宛ての電子メールでない
場合は、通常の送信要求情報処理を実行するし(130
9)、終了する(1316)。なお、通常の送信要求情
報処理(1309)とは、図3のアカウント取得(10
01)以降の処理である。ゲートウェイ20宛ての電子
メールである場合は、電子メールの本文からフォーマッ
ト変換情報の設定更新情報を検索し(1303)、設定
更新情報があるかないかを判定する(1304)。
【0063】設定更新情報がある場合は、設定更新情報
に従いフォーマット変換情報を更新する(1305)。
次に、電子メールの本文から添付ファイル削除情報の設
定更新情報を検索し(1306)、設定更新情報がある
かないかを判定する(1307)。設定更新情報がある
場合は、設定更新情報に従い添付ファイル削除情報を更
新する(1308)。
【0064】次に、電子メールの本文から本文添付ファ
イル化情報の設定更新情報を検索し(1310)、設定
更新情報があるかないかを判定する(1311)。設定
更新情報がある場合は、設定情報に従い本文添付ファイ
ル化情報を更新する(1312)。最後に、電子メール
の本文から添付ファイル圧縮情報の設定更新情報を検索
し(1313)、設定更新情報があるかないかを判定す
る(1314)。設定更新情報がある場合は、設定更新
情報に従い添付ファイル圧縮情報を更新し(131
5)、処理を終了する(1316)。
【0065】なお、図6のフォーマットは一例であり、
ゲートウェイ20が認識できる、あらかじめ規定された
所定のフォーマットで記述されていて、ゲートウェイ2
0が図11と同様の処理が実現できる形式のものであれ
ばどのようなフォーマットでもよい。また、設定更新情
報を本文ではなく、ファイルに記述して添付してもよ
い。その場合は、ゲートウェイ20が本文ではなく、添
付ファイルのデータに対して設定更新情報の検索を行う
ことで、図11と同様の処理を実現できる。
【0066】以上のような動作により、本発明の電子メ
ールシステムでは、端末10のユーザが、設定更新情報
を記載した電子メールをゲートウェイ20に送信するこ
とで、必要に応じてゲートウェイ20における電子メー
ルに対する処理の設定を更新することができる。
【0067】
【発明の効果】以上の作用により、本発明を用いること
で、端末が電子メールを送受信する際に、ゲートウェイ
が添付ファイルのフォーマットを端末が閲覧可能なフォ
ーマットに変換するため、電子メールの使い勝手が向上
する。また、端末が電子メールを受信する際に、ゲート
ウェイが添付ファイルを削除したり圧縮したりするた
め、通信データ量を削減し通信時間を短縮することがで
きる。さらに、端末が電子メールを受信する際に、ゲー
トウェイが電子メールの本文をファイル化して添付する
ため、本文のデータを圧縮することが可能となり、本文
だけの電子メールであっても通信データ量を削減し通信
時間を短縮することができる。
【0068】また、ゲートウェイにおける処理設定をア
カウントごとに個別に設定し、端末から必要に応じて処
理設定の変更が可能なため、ユーザの端末の違いや端末
変更に柔軟に対応でき、電子メールの使い勝手が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子メールシステムのブロック図である。
【図2】処理設定テーブルの説明図である。
【図3】電子メール送信の一連の処理フロー図である。
【図4】フォーマット変換情報検索の一連の処理フロー
図である。
【図5】電子メール受信時の一連の処理フロー図であ
る。
【図6】設定情報を記述した電子メールの本文のフォー
マット説明図である。
【図7】設定情報を記述した電子メールの本文の具体例
である。
【図8】更新後の処理設定テーブルの説明図である。
【図9】設定情報を記述した電子メールの本文の具体例
である。
【図10】更新後の処理設定テーブルの説明図である。
【図11】処理設定テーブル更新処理の一連の処理フロ
ー図である。
【符号の説明】
1…電子メールシステム、 10…端末、 20…ゲートウェイ、 40…メールサーバ、 50…インターネット、 100…処理設定テーブル、 101…更新後の処理設定テーブル、 102…更新後の処理設定テーブル、 300…電子メールの本文のフォーマット、 400…電子メールの本文の具体例、 500…電子メールの本文の具体例、 1000…電子メールの送信処理、 1100…フォーマット変換情報の検索処理、 1200…電子メールの受信処理、 1300…処理設定テーブル更新処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 彰 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 吉野 能且 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 Fターム(参考) 5B089 GA31 HB07 JA31 KA04 KA08 KC15 KC41 KC51 KH04 KH28 LA08 LA11 LA15 5K030 GA20 HA06 HB16 HD03 KA01 KA04 KA06 LA07 LA08 LB15 LC18 LE11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メールの作成・送信機能もしくは受信
    ・表示機能もしくは両機能を有する端末と、電子メール
    の保存・転送を行うメールサーバと、前記端末と前記メ
    ールサーバ間で電子メールの転送を行うゲートウェイか
    らなる電子メールシステムにおいて、前記ゲートウェイ
    は、電子メールを送受信する通信手段と、送信プロトコ
    ルに従って電子メールを前記端末から受信し前記メール
    サーバに転送し、受信プロトコルに従って電子メールを
    前記メールサーバから受信し前記端末に転送する転送手
    段と、電子メールに対して所定の処理を施す1つ以上の
    処理手段と、前記メールサーバのアカウントごとに前記
    処理手段の設定を記載した処理設定テーブルと、前記処
    理設定テーブルを記憶しておく記憶手段と、前記処理設
    定テーブルに記載された設定に従い前記処理手段を操作
    して処理を実行する処理実行手段を備え、前記端末が電
    子メールの送受信を行う際に、前記ゲートウェイが、前
    記処理設定テーブルに記載された設定に従い、前記アカ
    ウントごとに電子メールに対して所定の処理を施すこと
    を特徴とする電子メールシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ゲートウェイは、
    設定更新情報に従い前記処理設定テーブルに記載された
    設定を更新する処理設定更新手段を備え、前記ゲートウ
    ェイは、電子メールに記述された設定更新情報に従い、
    前記処理設定更新手段により、前記処理設定テーブルに
    記載された設定情報を更新することを特徴とする電子メ
    ールシステム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載において、 前記送信プロトコルがSMTP(Simple Mail Transfer Prot
    ocol)であることを特徴とする電子メールシステム。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3において、 前記受信プロトコルがPOP3(Post Office Protocol vers
    ion3)であることを特徴とする電子メールシステム。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4において、 前記処理手段の1つが、電子メールの添付ファイルのフ
    ォーマットを変換するフォーマット変換手段であり、 前記処理設定テーブルには、送信先メールアドレスに対
    する添付ファイルのフォーマット変換情報が設定されて
    おり、 前記端末が電子メールの送受信を行う際に、前記ゲート
    ウェイが、前記処理設定テーブルに記載された設定に従
    い電子メールの添付ファイルのフォーマットを変換する
    ことを特徴とする電子メールシステム。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3または4において、前記
    処理手段の1つが、電子メールの添付ファイルを削除す
    る添付ファイル削除手段であり、前記処理設定テーブル
    には、電子メールの添付ファイルを削除するかしないか
    を示す添付ファイル削除情報が設定されており、 前記端末が電子メールの受信を行う際に、前記添付ファ
    イル削除情報が添付ファイルを削除するように設定され
    ている場合に、前記ゲートウェイが電子メールの添付フ
    ァイルを削除することを特徴とする電子メールシステ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3または4において、前記
    処理手段の1つが、電子メールの添付ファイルを圧縮す
    る添付ファイル圧縮手段であり、前記処理設定テーブル
    には、電子メールの添付ファイルを圧縮するかしないか
    を示す添付ファイル圧縮情報が設定されており、前記端
    末が電子メールの受信を行う際に、前記添付ファイル圧
    縮情報が添付ファイルを圧縮するように設定されている
    場合に、前記ゲートウェイが電子メールの添付ファイル
    を圧縮することを特徴とする電子メールシステム。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記処理手段の1つ
    が、電子メールの本文のデータを切り取ってファイルに
    して電子メールに添付する本文添付ファイル化手段であ
    り、前記処理設定テーブルには、電子メールの本文を添
    付ファイルにするかしないかを示す本文添付ファイル化
    情報が設定されており、 前記端末が電子メールの受信を行う際に、前記本文添付
    ファイル化情報が本文を添付ファイルにすると設定され
    ている場合に、前記ゲートウェイが電子メールの本文の
    データを切り取ってファイルにして添付することを特徴
    とする電子メールシステム。
  9. 【請求項9】電子メールの端末と、電子メールのサーバ
    との間で、電子メールの転送を行うゲートウェイにおい
    て、前記ゲートウェイは、電子メールを送受信する通信
    手段と、送信プロトコルに従って電子メールを前記端末
    から受信し前記メールサーバに転送し、受信プロトコル
    に従って電子メールを前記メールサーバから受信し前記
    端末に転送する転送手段と、電子メールに対して所定の
    処理を施す1つ以上の処理手段と、前記メールサーバの
    アカウントごとに前記処理手段の設定を記載した処理設
    定テーブルと、前記処理設定テーブルを記憶しておく記
    憶手段と、前記処理設定テーブルに記載された設定に従
    い前記処理手段を操作して処理を実行する処理実行手段
    を備え、 前記端末が電子メールの送受信を行う際に、前記ゲート
    ウェイが、前記処理設定テーブルに記載された設定に従
    い、前記アカウントごとに電子メールに対して所定の処
    理を施すことを特徴とするゲートウェイ。
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