JP2002204264A - 電子メール管理装置、及び、電子メール管理方法 - Google Patents

電子メール管理装置、及び、電子メール管理方法

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JP2002204264A
JP2002204264A JP2000403188A JP2000403188A JP2002204264A JP 2002204264 A JP2002204264 A JP 2002204264A JP 2000403188 A JP2000403188 A JP 2000403188A JP 2000403188 A JP2000403188 A JP 2000403188A JP 2002204264 A JP2002204264 A JP 2002204264A
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Japan
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unnecessary
electronic
mails
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JP2000403188A
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English (en)
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Masahiro Fukui
将裕 福井
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ID GATE CO Ltd
Original Assignee
ID GATE CO Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作により、受信者が希望しない電子
メールの受信を容易に回避できる電子メール管理装置を
提供する。 【解決手段】 インターネット2に接続され、インター
ネット2を経由して受信した電子メールを、インターネ
ット2を介して各種装置へ転送するメール管理サーバ1
であって、フィルタ部114により、受信した電子メー
ルの中から、転送先設定テーブル112aに設定された
不要な電子メールの条件に該当する電子メールを抽出
し、削除予定メール保存部112cへ格納する。その他
の電子メールは、予め転送先設定テーブル112aに設
定された条件に従って、フィルタ部114及び変換転送
部12によって転送される。さらに、削除予定メール保
存部112cに格納された電子メールは、ユーザの要求
に応じて、削除メール管理部115によって削除され、
或いは所定の転送先へ転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールを受信
する受信用端末装置へ到達する電子メールについて、フ
ィルタリング等の処理を行う電子メール管理装置、及
び、この電子メール管理装置における電子メール管理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやPDA
(Personal Digital Assistant:個人情報端末)の普及
に伴い、電子メールのユーザは増加の一途をたどってい
る。特に最近では、携帯型電話機を使って電子メールの
送受信を行えるようになり、電子メールは、コミュニケ
ーションの手段として急速に普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、電子メールの
普及につれて、いわゆるジャンクメールと呼ばれる不要
な電子メールが送付されるケースが増加している。不要
な電子メールとは、受信者が望まない内容の電子メール
であり、例えば、商品販売を案内する広告用の電子メー
ルや、いたずらで送信される電子メールが挙げられる。
これらの電子メールは、受信者とは何の関係も無い企業
や個人から一方的に送信されることもあった。
【0004】良好な通信環境が整っている場合、受信者
は、受信した電子メールが不要であれば削除してしまえ
ば良い。しかしながら、電子メールを送受信する毎に通
信費が徴収されるサービスを利用する場合は、不要な電
子メールのために経済的損失を被ってしまう。特に一部
の携帯型電話機のように、帯域の狭い通信サービスを利
用する場合は、時間的・経済的損失が無視できない程度
になってしまう。
【0005】さらに、一部の携帯型電話機等では、1通
の電子メールとして受信可能な文字数が制限されている
場合がある。この場合、制限を超えた文字数の電子メー
ルを受信してしまうと、後半部分が受信できない事態や
トラブルを招くことがあり、不便であった。特に不要な
電子メールを受信し、その不要な電子メールが文字数の
制限を越えていた場合は、通信料を無駄に使った上、し
かも一部分しか受信できず、受信者に強い不快感を与え
ていた。
【0006】通常、インターネットを経由して送受信さ
れる電子メールは、受信者が契約しているISP(Inte
rnet Service Provider )等が確保するメールボックス
に保存される。そこで、ISPにおいて、不要な電子メ
ールの受信そのものを拒否するサービスが提供される例
があった。しかしながら、不要な電子メールを自動的に
識別して削除する場合、必要な電子メールが、誤って不
要な電子メールと判別されてしまう恐れがある。このた
め、不要な電子メールを識別するための設定は厳密に、
かつ正確に行う必要があり、気軽に利用できるサービス
ではなかった。
【0007】そこで、本発明の目的は、簡単な操作によ
り、受信者が希望しない電子メールの受信を容易に回避
できるようにすることにある。
【0008】また、本発明の別の目的は、電子メールの
受信に際して文字数等が制限された機器を利用する場合
であっても、問題なく快適に電子メールを受信できるよ
うにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す説明中、括弧書きにより実施の形態に対応
する構成を一例として示す。符号等は、後述する図面参
照符号等である。
【0010】請求項1記載の発明の電子メール管理装置
(例えば、図1に示すメール管理サーバ1)は、電子メ
ールを受信する受信用端末装置(例えば、図1に示すコ
ンピュータ3、携帯型電話機4、或いは電話機81、F
AX送受信機82、携帯型電話機83)と通信回線を介
して接続され、電子メールを受信する受信手段(例え
ば、図2に示す受付処理部111)と、前記受信手段に
より受信された電子メールの中から不要な電子メールを
抽出する抽出手段(例えば、図2に示すフィルタ部11
4)と、前記抽出手段により抽出された不要な電子メー
ルを記憶する不要メール記憶手段(例えば、図2に示す
削除予定メール保存部112c)と、前記受信手段によ
り受信された電子メールのうち、前記抽出手段により抽
出されなかった電子メールを、前記受信用端末装置によ
り受信可能とする電子メール処理手段(例えば、図2に
示すフィルタ部114及び変換転送部12)とを備える
ことを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、電子メール
を受信する受信用端末装置と通信回線を介して接続され
た電子メール管理装置において、受信手段により電子メ
ールを受信し、抽出手段によって、受信した電子メール
の中から不要な電子メールを抽出し、抽出された不要な
電子メールを不要メール記憶手段に記憶し、電子メール
処理手段により、受信手段により受信された電子メール
のうち、抽出手段により抽出されなかった電子メール
を、受信用端末装置により受信可能とする。
【0012】また、請求項14記載の発明は、電子メー
ルを受信する受信用端末装置と通信回線を介して接続さ
れる電子メール管理装置(例えば、図1に示すメール管
理サーバ1)における電子メール管理方法であって、電
子メールを受信し、前記受信された電子メールの中から
不要な電子メールを抽出し、前記抽出された不要な電子
メールを記憶し、前記受信された電子メールのうち、前
記抽出された不要な電子メール以外の電子メールを、所
定の端末装置により受信可能とすることを特徴とすると
ともに、前記受信用端末からの要求に応じて、前記記憶
された不要な電子メールを前記受信用端末により受信可
能とすることを特徴とする。
【0013】従って、受信用端末装置を受信するユーザ
は、不要な電子メールが抽出された後に残った必要な電
子メールのみを受信すればよい。このため、不要な電子
メールを受信するために費やされる通信費や通信時間の
無駄を省くことができる。また、抽出された不要な電子
メールは削除されず、不要メール記憶手段に記憶され
る。このため、誤って必要な電子メールが不要な電子メ
ールと判断され、抽出されてしまった場合であっても、
完全に削除されないので、あらためて受信し直す等の処
置を講ずることができる。これにより、ユーザは、安心
して不要な電子メールの受信を回避することができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子メール管理装置において、前記受信用端末装置からの
要求に応じて、前記不要メール記憶手段に記憶された前
記不要な電子メールを、前記電子メール処理手段によっ
て前記受信用端末装置により受信可能にさせる不要メー
ル管理手段(例えば、図2に示す削除メール管理部11
5)をさらに備えることを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明によれば、不要メール
管理手段により、受信用端末装置からの要求に応じて、
不要メール記憶手段に記憶された不要な電子メールを、
電子メール処理手段によって受信用端末装置により受信
可能にさせるので、不要メール記憶手段に記憶された電
子メールを、受信用端末装置によって受信することがで
きる。これにより、ユーザは、誤って必要な電子メール
が抽出手段により抽出されてしまった場合でも、その必
要な電子メールをあらためて受信することができる。従
って、必要な電子メールを受信し損なうことがないの
で、ユーザが安心して利用できる電子メールサービスを
提供できる。
【0016】さらに、請求項2記載の発明によれば、ユ
ーザは、緊急に必要な電子メール以外の電子メールを全
て不要な電子メールとして不要メール記憶手段に記憶さ
せ、時間的に余裕がある状態で、あらためて不要メール
記憶手段に記憶された電子メールを受信することも可能
である。この場合、時間的に余裕がない状態で、受信す
る電子メールを必要最低限に抑えることができる一方、
必要な電子メールを受信し損なうことがなく、非常に利
便性の高い電子メールサービスを提供できる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の電
子メール管理装置において、前記不要メール管理手段
は、前記不要メール記憶手段に記憶された前記不要な電
子メールに関する情報を、前記受信用端末装置に対して
送信することを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明によれば、不要メール
管理手段は、不要メール記憶手段に記憶された不要な電
子メールに関する情報を、受信用端末装置に対して送信
するので、受信用端末装置によって不要メール記憶手段
に記憶された電子メールに関する情報を容易に入手でき
る。このため、不要メール管理手段により送信された情
報をもとに、不要メール記憶手段に記憶された電子メー
ルをあらためて受信する等の操作を手早く行うことがで
き、より一層利便性に富む電子メールサービスを提供で
きる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載の電
子メール管理装置において、前記不要メール管理手段
は、前記不要メール記憶手段に記憶された前記不要な電
子メールに関する情報として、前記不要メール記憶手段
に記憶された前記不要な電子メールの一覧を送信するこ
とを特徴とする。
【0020】ここで、電子メールの一覧とは、例えば、
電子メールのヘッダに含まれる一部の情報を羅列したも
のであっても良いし、或いは、電子メールのヘッダに含
まれる全ての情報を並べてなるものであっても良い。
【0021】請求項4記載の発明によれば、不要メール
管理手段は、不要メール記憶手段に記憶された不要な電
子メールに関する情報として、不要メール記憶手段に記
憶された不要な電子メールの一覧を受信用端末装置に対
して送信するので、不要メール記憶手段に記憶された電
子メールの識別に必要十分な情報を、受信用端末装置に
よって容易に入手できる。このため、ユーザは、不要メ
ール管理手段により送信された一覧をもとに、不要メー
ル記憶手段に記憶された各電子メールの要否を判断し
て、あらためて受信し、或いは無視する等の操作を行う
ことができ、より一層利便性に富む電子メールサービス
を提供できる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4記載の電
子メール管理装置において、前記不要メール管理手段
は、前記不要メール記憶手段に記憶された前記不要な電
子メールに関する情報として、前記不要メール記憶手段
に記憶された前記不要な電子メールの一覧とともに、各
不要な電子メールの本文の一部を送信することを特徴と
する。
【0023】請求項5記載の発明によれば、不要メール
管理手段は、不要メール記憶手段に記憶された不要な電
子メールに関する情報として、不要メール記憶手段に記
憶された不要な電子メールの一覧とともに、各不要な電
子メールの本文の一部を送信するので、例えば、受信用
端末装置によって、不要メール記憶手段に記憶された電
子メールのヘッダに含まれる情報とともに、本文の先頭
の何文字かを見ることができる。即ち、不要メール記憶
手段に記憶された電子メールに関するより詳細な情報
を、受信用端末装置によって容易に入手できる。このた
め、ユーザは、不要メール管理手段により送信された一
覧と本文の一部をもとに、不要メール記憶手段に記憶さ
れた各電子メールの要否を十分に判断して、真に必要な
電子メールのみをあらためて受信する等の操作を行うこ
とができ、より一層利便性に富む電子メールサービスを
提供できる。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の電子メール管理装置において、前記抽
出手段は、予め指定された情報が含まれる電子メールを
前記不要な電子メールとして抽出することを特徴とす
る。
【0025】請求項6記載の発明によれば、抽出手段
は、予め指定された情報が含まれる電子メールを不要な
電子メールとして抽出するので、ユーザは、例えば、件
名や送信者のメールアドレス等の情報として、不要な電
子メールに特有の情報を指定しておくことにより、容易
に不要な電子メールの受信を回避できる。また、誤って
必要な電子メールが不要な電子メールと判断され、抽出
されてしまった場合であっても完全に削除されず、あら
ためて受信する等の措置を講ずることができる。このた
め、ユーザは、指定する情報を厳密に吟味しなくても良
く、手軽に、安心して不要な電子メールの受信を容易に
回避できる。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の電子メール管理装置において、前記不
要メール記憶手段は、前記抽出手段により直近に抽出さ
れた所定数の前記不要な電子メールのみを記憶すること
を特徴とする。
【0027】請求項7記載の発明によれば、不要メール
記憶手段は、抽出手段により直近に抽出された所定数の
不要な電子メールのみを記憶するので、不要メール記憶
手段に非常に多くの電子メールが記憶されてしまうこと
がない。このため、悪質ないたずら等により多くの不要
な電子メールが殺到した場合であっても、不要メール記
憶手段の記憶容量を超えることがなく、トラブルを招く
等の事態を避けることができる。
【0028】請求項8記載の発明は、請求項1から7の
いずれかに記載の電子メール管理装置において、前記電
子メール処理手段は、前記受信手段により受信された電
子メールのうち前記抽出手段により抽出されなかった電
子メールを、予め指定された転送先へ転送する転送手段
(例えば、図2に示すフィルタ部114及び変換転送部
12)を備えてなることを特徴とする。
【0029】請求項8記載の発明によれば、電子メール
処理手段は、転送手段により、受信手段により受信され
た電子メールのうち抽出手段により抽出されなかった電
子メールを、予め指定された転送先へ転送するので、ユ
ーザは、予め指定した転送先において、必要な電子メー
ルのみを受信することができる。これにより、ユーザ
は、不要な電子メールの受信に伴う通信費や通信時間の
損失を生じることなく、様々な機器によって電子メール
を受信することができ、より一層利便性の高い電子メー
ルサービスを提供できる。
【0030】請求項9記載の発明は、請求項8記載の電
子メール管理装置において、前記転送手段は、特定の転
送先に対して予め指定された字数を超える電子メールを
転送する際には、該電子メールの一部のみを転送するこ
とを特徴とする。
【0031】請求項9記載の発明によれば、転送手段
は、特定の転送先に対して予め指定された字数を超える
電子メールを転送する際には、該電子メールの一部のみ
を転送するので、例えば携帯型電話機のように、受信で
きる電子メールの文字数が制限されている場合には、そ
の制限を超える電子メールの受信を回避できる。これに
より、制限を超える電子メールを受信したために起こる
トラブルの可能性を回避することにより、より一層信頼
性の高い電子メールサービスを提供できる。
【0032】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
電子メール管理装置において、前記転送手段は、特定の
転送先に対して予め指定された字数を超える電子メール
を転送する際には、該電子メールを、前記予め指定され
た字数以内の複数の電子メールに分割して送信すること
を特徴とする。
【0033】請求項10記載の発明によれば、転送手段
は、特定の転送先に対して予め指定された字数を超える
電子メールを転送する際には、該電子メールを、予め指
定された字数以内の複数の電子メールに分割して送信す
るので、例えば携帯型電話機のように、受信できる電子
メールの文字数が制限されている場合には、その制限を
超える電子メールの受信を回避できる。さらに、制限を
越える字数の電子メールは分割して送信されるので、電
子メールの一部しか受信できないという事態を回避する
ことができる。即ち、転送先として、受信できる電子メ
ールの文字数が制限された機器を用いても、制限を越え
る字数の電子メールを全文受信することができ、より一
層利便性の高い電子メールサービスを提供できる。
【0034】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の電子メール管理装置において、前記転送手段は、特定
の転送先に対して予め指定された字数を超える電子メー
ルを分割して得られる複数の電子メールのうち、予め指
定された数を超えない数の電子メールのみ送信すること
を特徴とする。
【0035】請求項11記載の発明によれば、転送手段
は、特定の転送先に対して予め指定された字数を超える
電子メールを分割して得られる複数の電子メールのう
ち、予め指定された数を超えない数の電子メールのみ送
信するので、例えば携帯型電話機のように、受信できる
電子メールの文字数が制限されている受信用端末装置を
転送先として指定した場合、制限を超える字数の電子メ
ールを、予め指定した数を超えない数の電子メールとし
て受信することができる。例えば、受信できる電子メー
ルの文字数を250字とし、分割した電子メールの数を
2通とすれば、500文字を超える電子メールであって
も、250文字以内の電子メールに分割された上、2通
のみが転送される。これにより、制限を越える字数の電
子メールは分割して送信させた上で、分割された電子メ
ールがあまりに多い場合にのみ電子メールの一部だけを
受信することができ、電子メールの受信に係る通信費と
通信時間が許す範囲内において、できるだけ必要な電子
メールを受信することができる。従って、転送先とし
て、受信できる電子メールの文字数が制限された機器を
用いても、利便性と経済性とを両立させることが可能
な、上質の電子メールサービスを提供できる。
【0036】請求項12記載の発明は、請求項8から1
1のいずれかに記載の電子メール管理装置において、前
記転送手段は、特定の転送先に対してファイルが添付さ
れた電子メールを転送する場合には、添付されたファイ
ルを除く部分のみを転送することを特徴とする。
【0037】請求項12記載の発明によれば、転送手段
は、特定の転送先に対してファイルが添付された電子メ
ールを転送する場合には、添付されたファイルを除く部
分のみを転送するので、ファイルが添付された電子メー
ルの受信が制限されている受信用端末装置に対しても、
問題なく電子メールを転送することができる。従って、
ユーザは、受信できる電子メールが制限された機器を転
送先として指定した場合であっても、安心して利用する
ことができる。
【0038】請求項13記載の発明は、請求項8から1
1のいずれかに記載の電子メール管理装置において、前
記転送手段は、特定の転送先に対してファイルが添付さ
れた電子メールを転送する場合には、添付されたファイ
ルを除く部分と、添付されたファイルを展開して得られ
る情報とを転送することを特徴とする。
【0039】請求項13記載の発明によれば、転送手段
は、特定の転送先に対してファイルが添付された電子メ
ールを転送する場合には、添付されたファイルを除く部
分と、添付されたファイルを展開して得られる情報とを
転送するので、例えば、テキストファイルが添付された
電子メールは、テキストファイルの内容が電子メールの
ボディに付加された電子メールとして転送される。これ
により、ファイルが添付された電子メールの受信が制限
されている機器に対しても、問題なく、添付ファイルの
内容を含む電子メールを転送することができる。従っ
て、ユーザは、転送先として、受信できる電子メールが
制限された機器を転送先として指定した場合であって
も、安心して利用することができ、添付ファイルの内容
を知ることも可能である。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の
形態における電子メール管理システムの構成を示す図で
ある。同図に示すように、本電子メール管理システム
は、メール管理サーバ1と、複数のコンピュータ3,…
と、ゲートウェイ6とがインターネット2を介して接続
されて構成される。ゲートウェイ6には、複数の携帯型
電話機4,…との間で音声データやパケットの無線通信
を行う基地局5が接続されている。ゲートウェイ6は、
携帯型電話機4,…によるインターネット2へのアクセ
スに関するログを記録するとともに、プロトコルヘッダ
の変換等の処理を行うことにより、基地局5と携帯型電
話機4,…との間で送受信されるパケットと、インター
ネット2によって伝送可能なパケットとを相互に変換す
る装置である。
【0041】また、メール管理サーバ1は、公衆回線網
7を介して電話機81やFAX送受信機82に接続可能
であり、さらに、公衆回線網7から図示しない基地局を
介して携帯型電話機83に接続可能である。なお、基地
局5は、図示しない専用線若しくは公衆回線網7に接続
されており、携帯型電話機4,…を用いて電話機81や
FAX送受信機82等との間で通話や通信を行うことも
できる。
【0042】電話機81は、公衆回線網7に有線又は無
線接続され、音声送受話を目的とする電話機であって、
屋内外に固定的に設置され、携帯型電話機4,…や携帯
型電話機83とは異なり携帯することはできない。ま
た、FAX送受信機82は、画像の送受信が可能な所謂
ファクシミリであり、電話機81と同等の機能を併せ持
つ構成としても良い。
【0043】さらに、携帯型電話機83は、携帯型電話
機4,…と同等のものである。携帯型電話機4,…は、
基地局5との間で無線通信回線を確立することで、音声
データを送受信して音声通話を行うこともでき、また、
データ通信を行うことも可能である。なお、携帯型電話
機4,…及び携帯型電話機83としては、例えば、PD
C(Personal Digital Cellular )方式、CDMA(Co
de Division Multiple Access)方式等の通信方式に対
応した携帯型電話機、若しくは、PIAFS(PHS Inte
rnet Access Forum Standard)規格に対応した簡易型携
帯電話機(PHS:Personal Handyphone System)等が
挙げられる。
【0044】また、公衆回線網7は、公衆電話回線、専
用線、衛星通信回線等により構成されるものであって、
伝送方式がアナログか、或いはデジタルかを問わず、ま
た、通信回線の具体的な態様やネットワーク構成も限定
されない。
【0045】インターネット2は、一部公衆電話回線を
含み、専用線、衛星通信回線等により構成されるIP
(Internet Protocol)通信網であって、回線の他に複
数のサーバや端末装置を含み、回線の具体的な態様やネ
ットワーク構成は限定されない。
【0046】コンピュータ3,…は、個人宅に設置さ
れ、インターネット2にアクセス可能な端末装置であ
る。コンピュータ3,…とインターネット2との間に
は、ISP(Internet Service Provider )等を介する
構成としても良く、この場合、該ISPとコンピュータ
3,…との間は公衆電話回線等により接続される。
【0047】以上のように構成される電子メール管理シ
ステムにおいて、メール管理サーバ1はユーザ用のメー
ルサーバとして機能する。即ち、メール管理サーバ1は
固有のメールアドレスを有しており、ユーザは、自分宛
の電子メールをメール管理サーバ1のメールアドレス宛
てに送信させる。そして、メール管理サーバ1により受
信された電子メールは、予めユーザによって設定された
転送先へ転送される。ここで、転送先としては、該ユー
ザが使用するコンピュータ3の他、電話機81、FAX
送受信機82、携帯型電話機83等を含む。
【0048】図2は、メール管理サーバ1の構成を示す
ブロック図である。なお、図2に示す各ブロックは、そ
れぞれメール管理サーバ1が有する機能を模式的に示す
ものであり、メール管理サーバ1の具体的・物理的な構
成を限定するものではない。従って、図2に示す各ブロ
ックは、互いに独立したハードウェアにより実現される
ものであっても良いし、或いは、一又は少数のハードウ
ェアによって、複数の機能を有するソフトウェアを実行
することにより、図2に示すうちの複数の機能ブロック
が実現される構成としても良い。
【0049】メール管理サーバ1は、フィルタリング制
御部11及び変換転送部12によって構成されており、
フィルタリング制御部11はインターネット2に接続さ
れ、変換転送部12は公衆回線網7及びインターネット
2に接続されている。そして、メール管理サーバ1は、
フィルタリング制御部11及び変換転送部12によっ
て、インターネット2を介して受信した電子メールに関
する処理を行う。
【0050】詳細には、フィルタリング制御部11は、
受付処理部111、記憶部112、設定管理部113、
フィルタ部114、及び削除メール管理部115の各部
を備えて構成される。記憶部112には、さらに、転送
先設定テーブル112a、転送先アドレス登録テーブル
112bが格納されるとともに、削除予定メール保存部
112cが設けられている。また、変換転送部12は、
電話送信部121、FAX送信部122、及び電子メー
ル送信部123の各部を備えて構成される。
【0051】一般に、電子メールは、伝送のための情報
が設定されたヘッダ部と、本文であるボディ部とによっ
て構成される。ヘッダ部には、送信者のメールアドレス
を示す「From」、宛先となる受信者のメールアドレスを
示す「To」、送信日時を示す「Date」、件名を示す「Su
bject 」等の種々の情報が設定されている。上記の情報
のうち、「From」、及び「Date」の情報は、送信者が使
用した装置若しくは送信者が利用したメールサーバによ
って自動的に付加され、「To」、及び「Subject 」の情
報は送信者により付加される。また、ボディ部の情報は
送信者により作成された電子メールの本文に相当し、テ
キストデータやHTML(HyperText Markup Language
)ファイル等としてヘッダ部情報に付加される。ま
た、電子メールには、テキストファイルや画像ファイ
ル、各種文書ファイル等の種々のファイルを添付するこ
とが可能であり、添付可能なファイルのサイズや種類は
メールボックスの構成等により異なる。
【0052】メール管理サーバ1が有するフィルタリン
グ制御部11は、受付処理部111により受信した電子
メールについて、フィルタ部114によってヘッダ部及
びボディ部に含まれる情報や添付されたファイル等をも
とに該電子メールを転送する転送先を決定し、電子メー
ルとともに該電子メールの転送先を示す情報を変換転送
部12へ出力する。このフィルタ部114による処理
は、記憶部112内の転送先設定テーブル112a及び
転送先アドレス登録テーブル112bにおける設定内容
に基づいて行われる。
【0053】また、フィルタリング制御部11は、ユー
ザが操作する機器と設定管理部113との間で、転送先
設定テーブル112a及び転送先アドレス登録テーブル
112bの設定内容に関するデータの送受信を実行させ
て、転送先設定テーブル112a及び転送先アドレス登
録テーブル112bの内容を更新する。
【0054】さらに、フィルタリング制御部11は、フ
ィルタ部114によってユーザが受信を希望しない電子
メールを判別すると、該電子メールを記憶部112内の
削除予定メール保存部112cへ格納する。
【0055】また、フィルタリング制御部11は、ユー
ザが操作する機器からの要求に応じて、削除メール管理
部115により、削除予定メール保存部112cに格納
されている電子メールに係る情報を含む電子メールを作
成するための指示を生成させ、この指示を変換転送部1
2へ出力させる。
【0056】そして、メール管理サーバ1が有する変換
転送部12は、フィルタリング制御部11から出力され
た電子メールを転送先に対応する形式のデータに適宜変
換し、公衆回線網7或いはインターネット2を介して転
送先へ転送する。さらに、変換転送部12は、削除メー
ル管理部115から出力される指示に従って、削除予定
メール保存部112c内の電子メールに係る情報を含む
電子メールを、電子メール送信部123によって作成さ
せ、インターネット2を介してコンピュータ3へ送信さ
せる。
【0057】本発明によれば、ユーザがフィルタリング
制御部11にアクセスし、設定管理部113及び削除メ
ール管理部115による処理を行わせる場合、ユーザが
使用する機器は任意であり、コンピュータ3、携帯型電
話機83若しくは携帯型電話機4,…等のいずれであっ
ても良い。本実施の形態においては、フィルタリング制
御部11が有する設定管理部113による転送先設定テ
ーブル112a及び転送先アドレス登録テーブル112
bの設定処理と、設定管理部113による削除予定メー
ル保存部112cに格納された電子メールに関する情報
の送信処理に際しては、ユーザが操作するコンピュータ
3との間で処理を行うものとして説明する。
【0058】次いで、フィルタリング制御部11及び変
換転送部12が有する各部について説明する。
【0059】受付処理部111はインターネット2に接
続されており、インターネット2を経由して受信したデ
ータを、設定管理部113、フィルタ部114及び削除
メール管理部115のいずれかへ出力する。具体的に
は、受付処理部111は、ユーザ宛に送信された電子メ
ールをインターネット2から受信した場合は、受信した
電子メールをフィルタ部114へ出力する。また、受付
処理部111は、インターネット2を介して、転送先設
定テーブル112a或いは転送先アドレス登録テーブル
112bにおける設定変更を要求する指示を受信した場
合には、受信したデータを設定管理部113へ出力す
る。さらに、受付処理部111は、インターネット2か
ら、記憶部112内の削除予定メール保存部112cに
格納された電子メールに係る情報を要求する指示を受信
した場合には、受信したデータを削除メール管理部11
5へ出力する。なお、受付処理部111は、転送先設定
テーブル112a及び転送先アドレス登録テーブル11
2bの設定変更を要求する指示を受信した場合、該指示
を送信したユーザの認証を行うようにしても良い。
【0060】また、記憶部112内の削除予定メール保
存部112cに格納された電子メールに係る情報を要求
する指示が、特定のコマンドを含む電子メールの形式を
とる場合、受付処理部111は電子メールに含まれるコ
マンドを検知して、該電子メールをフィルタ部114へ
出力せずに、削除メール管理部115へ出力する。
【0061】記憶部112は、光学的、或いは磁気的記
録媒体、若しくは半導体記憶素子を用いて構成される記
憶媒体(図示略)を有し、この記憶媒体内に各種プログ
ラムやデータ等を格納する。記憶部112は、上記記憶
媒体(図示略)内に転送先設定テーブル112a及び転
送先アドレス登録テーブル112bを格納するととも
に、削除予定メール保存部112cとして所定の記憶領
域を確保する。削除予定メール保存部112cは、フィ
ルタ部114により不要な電子メールであると判別され
た電子メールを格納する格納領域であり、削除メール管
理部115によって制御される。
【0062】転送先設定テーブル112aは、フィルタ
部114により電子メールのフィルタリングと転送先の
指定を行う際の条件が設定されたテーブルである。ここ
で、転送先設定テーブル112aについて、図3を参照
して説明する。
【0063】図3には、転送先設定テーブル112aの
構成を模式的に例示する。同図に示す例では、転送先設
定テーブル112aには、フィルタリングと転送先の指
定を行う際の基準となるNo.1〜10の10通りの条
件が設定可能であり、さらに、最終的な条件が「LAS
T」として設定される。これらの条件は、電子メールの
ヘッダ部の中でフィルタリングの際に参照される情報を
示す「キー」、参照されたヘッダ部の情報と対照される
「キーワード」、該当する電子メールを転送する宛先の
メールアドレスを示す「転送先アドレス」の各項目によ
り構成される。また、各条件に付されるNo.1〜10
の番号は、各条件が適用される優先順位を示し、例えば
No.1の条件に適合する電子メールはNo.1の条件
に従って処理され、No.2以降の条件は適用されな
い。
【0064】図3中に示す例では、No.1〜4の4通
りの条件が設定されている。このうち、例えばNo.1
として設定された条件によれば、キーとして「From」が
設定されており、キーワードとしては、文字列「*@*xyz
* 」が設定されている。ここで、キーワード中の文字
「*」は、任意の一文字又は文字列を示すものとする。
そして、転送先としては、メールアドレス「aaa@bbb.c
o.jp [会社用]」が設定されている。
【0065】従って、ヘッダ部の「From」の情報中に文
字列「*@*xyz* 」を含む電子メール、即ち、文字列「*@
*xyz* 」を含むアドレスから送信された電子メールは、
フィルタ部114により、メールアドレス「aaa@bbb.c
o.jp 」へ転送される。
【0066】なお、No.1の条件として、転送先アド
レスの項目には、[会社用]とコメントが付されてい
る。このコメントは、メール管理サーバ1を利用するユ
ーザにとっての該メールアドレスの用途を示すものであ
り、ユーザが参考のために設定するものである。
【0067】また、図3中に示すNo.3の条件によれ
ば、キーとして「Subject 」が設定されており、キーワ
ードとしては、文字列「*○○ショップ得々情報*」が設
定されている。ここで、キーワード中の文字「* 」は、
任意の一文字又は文字列を示すものとする。そして、転
送先としては、メールアドレス「除外[不要指定]」が
設定されている。この「除外」は、不要な電子メールで
あることを示し、[不要指定]は不要な電子メールに関
する指定であることをユーザに示すコメントである。
【0068】従って、ヘッダ部の「Subject 」の情報に
文字列「*○○ショップ得々情報*」を含む電子メール、
即ち、文字列「*○○ショップ得々情報*」を含む件名が
設定された電子メールは、不要な電子メールであると設
定されているので、フィルタ部114によって削除予定
メール保存部112cへ出力される。
【0069】さらに、転送先設定テーブル112aに
は、条件「LAST」が設定される。この条件「LAS
T」によれば、キーは「その他全て」と設定され、転送
先アドレスとしては、「abc@def.com 」が設定されてい
る。条件LASTは、No.1〜10として設定された
全ての条件に該当しない電子メールの転送先を指定する
ものである。図3に示す例によれば、転送先設定テーブ
ル112aにはNo.1〜4の4通りの条件が設定され
ているが、これら4通りの条件に適合しない電子メール
は、「LAST」の条件に従って、全てメールアドレス
「abc@def.com 」へ転送される。
【0070】転送先アドレス登録テーブル112bは、
転送先設定テーブル112aに転送先アドレスとして設
定される各電子メールアドレスに関し、転送時の処理が
設定されたテーブルである。ここで、転送先アドレス登
録テーブル112bについて、図4を参照して説明す
る。
【0071】図4には、転送先アドレス登録テーブル1
12bの構成を模式的に例示する。同図に示す例では、
転送先アドレス登録テーブル112bには、転送先設定
テーブル112aにおける転送先アドレスとして、N
o.1〜10の10通りの電子メールアドレスを登録可
能であり、各電子メールアドレスへ電子メールを転送す
る際の処理が設定されている。即ち、「転送先アドレ
ス」として登録された各電子メールアドレスについて、
ユーザにとっての各電子メールアドレスの用途を示す
「用途(コメント)」、各電子メールアドレスへ転送可
能な電子メールの文字数の上限を示す「文字数制限」、
各電子メールアドレスへ電子メールを分割して送信する
場合の、電子メールの数の上限を示す「分割メール数制
限」、添付ファイルについて行うべき処理を示す「添付
ファイルの処理」、及び、各電子メールアドレスへの転
送の可否を示す「転送停止フラグ」の各項目が設定され
る。なお、「文字数制限」の項目が示す文字数の上限
は、電子メールのヘッダ部を含む数であっても良いし、
或いはボディ部の文字数のみを示すものであっても良
い。
【0072】図4に示す例では、No.1〜5の5通り
の電子メールアドレスが設定されている。このうち、例
えばNo.1の転送先アドレスとして登録された電子メ
ールアドレス「abc@def.com 」については、用途(コメ
ント)として「私用」と設定されている。即ち、電子メ
ールアドレス「abc@def.com 」は、ユーザによって私用
で利用するための電子メールアドレスであると、設定さ
れている。また、この電子メールアドレス「abc@def.co
m 」に対し、転送停止フラグは「OFF」に設定されて
いるので、転送処理を行っても良い。なお、転送停止フ
ラグが「ON」に設定されている転送先アドレスに対し
ては、フィルタ部114による転送が禁止される。
【0073】また、例えば、No.3の転送先アドレス
として登録された電子メールアドレス「07012345678@aa
a.ne.jp 」については、用途(コメント)として「PH
S」と設定されている。即ち、電子メールアドレス「07
012345678@aaa.ne.jp 」は、ユーザが所有するPHSの
電子メールアドレスである旨が設定されている。この電
子メールアドレス「07012345678@aaa.ne.jp 」に対して
は、文字数制限が「1000文字」と設定されているので、
転送できる電子メールの文字数は1000文字以内に限られ
る。さらに、分割メール数制限は「2通」と設定されて
いる。従って、電子メールアドレス「07012345678@aaa.
ne.jp 」に対しては、1000文字以内の電子メールのみ転
送可能であり、1000文字を超える電子メールについて
は、該電子メールのボディ部を分割して、2通以内の電
子メールとして転送することができる。例えば、電子メ
ールアドレス「07012345678@aaa.ne.jp 」に対して1600
文字の電子メールを転送する場合、フィルタ部114に
より、1通が1000文字以内の2通の電子メールとして転
送される。ここで、2000文字を超える文字数の電子メー
ルについては、2000文字を超える部分については送信し
ないものとし、1000文字以内の2通の電子メールに分割
する。
【0074】さらに、電子メールアドレス「0701234567
8@aaa.ne.jp 」に対しては、添付ファイルの処理として
「テキストファイルは展開」と設定されている。従っ
て、電子メールアドレス「07012345678@aaa.ne.jp 」に
対してテキストファイルが添付された電子メールを転送
する場合は、テキストファイルが展開されて、テキスト
ファイルの内容のテキストが電子メールのボディ部に追
加されて転送される。なお、電子メールアドレス「0701
2345678@aaa.ne.jp 」に対して転送する電子メールが、
文字数制限及び分割メール数制限を超えてしまう場合
は、超過部分のみ転送されない。
【0075】また、例えば、No.5の転送先アドレス
として登録された電子メールアドレス「09098765432@dd
d-ee.ne.jp」については、添付ファイルの処理は「添付
解除」と設定されている。従って、電子メールアドレス
「09098765432@ddd-ee.ne.jp」に対して添付ファイルが
付された電子メールを転送する場合は、添付ファイルが
はずされた形で、電子メールのヘッダ部とボディ部のみ
が転送される。
【0076】このように、転送先アドレスとして登録さ
れた電子メールアドレスに対しては、転送先アドレス登
録テーブル112bに設定された内容に基づいて、添付
ファイルを解除して転送させたり、電子メールの文字数
を制限することができる。さらに、制限された文字数を
超える電子メールについては、分割して転送させること
ができる。なお、転送先アドレス登録テーブル112b
において、文字数制限のみ設定し、分割メール数制限を
しないことも可能であるし、分割メール数制限を「1
通」と設定して、分割を行わせないことも可能である。
【0077】上述のように、最近では、パーソナルコン
ピュータに限らず、PHSを含む携帯型電話機や、携帯
型電話機に接続された電子機器を利用して電子メールを
送受信することができるようになっている。しかしなが
ら、通信環境によっては十分高速な通信速度を確保する
ことが難しいため、送受信するデータの量が大きくなる
と通信費や通信に要する時間が著しく増大し、さらに途
中で通信が切断された場合の措置が必要な事態を生じ、
利便性を損なう恐れがある。そこで、転送先アドレス登
録テーブル112bに設定されたように、特定の転送先
アドレスに対して送信可能な電子メールの文字数を制限
し、制限を越える電子メールについては分割して送信さ
せ、さらに添付されたファイルを添付解除したり、特定
の種類のファイルが添付された場合にのみ内容を展開す
る等の処理を行うことにより、ユーザの利便性を損なう
ことなく、様々な電子メールアドレスを転送先アドレス
として利用できる。
【0078】設定管理部113(図2)は、ユーザが使
用するコンピュータ3から、転送先設定テーブル112
a或いは転送先アドレス登録テーブル112bに関する
設定を行う旨の指示が送信された場合に、コンピュータ
3に対して、受付処理部111及びインターネット2を
介して、設定用の画面を表示するためのデータを送信す
る。そして、該データに基づいて、設定変更を指示する
データがコンピュータ3から送信された場合には、設定
管理部113は、該データに基づいて、転送先設定テー
ブル112a及び転送先アドレス登録テーブル112b
における設定内容を変更し、更新する。
【0079】ここで、設定管理部113がコンピュータ
3へ送信する設定用の画面を表示するためのデータとし
ては、例えば、HTMLやXML(eXtensible Markup
Language)により記述されたファイルが挙げられる。コ
ンピュータ3においては、Webブラウザ等を利用する
ことにより、設定管理部113から送信されたファイル
をWebページとして画面(図示略)上に表示させるこ
とができる。なお、ここで、設定管理部113は、コン
ピュータ3に対して種々の形式の画像データを含むHT
MLファイルを送信しても良いし、HTMLファイルの
送信とともに、CGI(Common Gateway Interface)等
を利用して外部プログラムを提供しても良い。
【0080】ここで、設定管理部113によりコンピュ
ータ3へ送信されるデータに基づいて表示される画面の
例を、図5及び図6に示す。図5は、転送先設定テーブ
ル112a(図3)の設定内容を変更するための転送先
設定画面310の例を示す図である。
【0081】図5に示すように、転送先設定画面310
には転送先設定テーブル112a(図3)の内容が表示
され、さらに、転送先設定テーブル112aの各項目に
ついての設定を行うためのUP/DOWNキー311、
及びプルダウンキー312,313が表示されている。
【0082】転送先設定画面310が図示しない画面上
に表示された状態で、コンピュータ3を使用するユーザ
が、図示しないポインティングデバイス等によりUP/
DOWNキー311を選択すると、転送先設定テーブル
112aに設定された各条件の優先順位が入れ替えられ
る。
【0083】また、ユーザによって、図示しないポイン
ティングデバイス等によりプルダウンキー312が選択
されると、項目「キー」として設定可能な情報がプルダ
ウンメニューにより一覧表示され、一覧表示された情報
の中から指定された情報が、「キー」の項目に設定され
る。
【0084】さらに、ユーザによって、図示しないポイ
ンティングデバイス等によりプルダウンキー313が選
択されると、項目「転送先アドレス」として設定可能な
電子メールアドレスがプルダウンメニューにより一覧表
示され、一覧表示された情報の中から指定された情報
が、「転送先アドレス」の項目に設定される。なお、転
送先アドレスとして設定可能な電子メールアドレスは、
図4の転送先アドレス登録テーブル112bに登録され
た内容に基づく。
【0085】そして、UP/DOWNキー311、或い
はプルダウンキー312,313等が表示されない「キ
ーワード」の項目については、該当する欄において、図
示しないキーボード等を用いてユーザが文字列を入力す
ることができる。
【0086】このように、転送先設定画面310が表示
された状態におけるユーザの操作内容は、インターネッ
ト2を介して、逐次、設定管理部113へ送信される。
設定管理部113は、送信されたユーザの操作内容に基
づいて、転送先設定テーブル112aを更新する。ま
た、コンピュータ3に対しては、更新後の転送先設定テ
ーブル112aに基づく転送先設定画面310のデータ
が新たに送信され、表示中の転送先設定画面310が更
新される。
【0087】図6は、転送先アドレス登録テーブル11
2b(図4)の登録内容を変更するための転送先アドレ
ス登録画面320の例を示す図である。
【0088】図6に示すように、転送先アドレス登録画
面320には転送先アドレス登録テーブル112b(図
4)の内容が表示され、転送先アドレス登録テーブル1
12bの各項目の設定を行うためのプルダウンキー32
1,322,323、及びチェックボックス324が表
示されている。
【0089】図示しない画面上に転送先アドレス登録画
面320が表示された状態で、コンピュータ3を使用す
るユーザが、図示しないポインティングデバイス等によ
りプルダウンキー321を選択すると、項目「文字数制
限」として設定可能な数がプルダウンメニューにより一
覧表示され、一覧表示された数の中から指定された数が
「文字数制限」の項目に設定される。一般に、PHSを
含む携帯型電話機においては、通信事業者や機種毎に受
信可能な電子メールの文字数の上限が決定されているこ
とが多い。従って、プルダウンキー321の操作によ
り、各通信事業者や各機種毎に決められている文字数を
一覧表示すれば、ユーザは、正確な文字数を覚えていな
くても設定を行えるので、設定操作が簡単になり、かつ
設定ミスを防止することもできる。なお、プルダウンキ
ー321の操作により一覧表示される文字数とともに、
対応する通信事業者や機種の名称を一覧表示すれば、よ
り便利である。また、ユーザがプルダウンキー321を
利用せず、「文字数制限」の欄に、図示しないキーボー
ド等を用いて任意の数を入力できるようにしても良い。
【0090】さらに、ユーザによって、図示しないポイ
ンティングデバイス等によりプルダウンキー322が選
択されると、項目「分割メール数制限」として設定可能
な数がプルダウンメニューにより一覧表示され、一覧表
示された数の中から指定された数が「分割メール数制
限」の項目に設定される。この「分割メール数制限」の
数についても、ユーザがプルダウンキー322を利用せ
ず、図示しないキーボード等を用いて任意の数を入力で
きるようにしても良い。
【0091】また、ユーザによって、図示しないポイン
ティングデバイス等によりプルダウンキー323が選択
されると、項目「添付ファイルの処理」として設定可能
な処理がプルダウンメニューにより一覧表示され、一覧
表示された処理の中から指定された処理が「添付ファイ
ルの処理」の項目に設定される。
【0092】そして、プルダウンキー321,322,
323等のようなプルダウンキーが表示されない「用途
(コメント)」の項目については、該当する欄におい
て、ユーザが図示しないキーボード等を用いて文字列を
入力することができる。
【0093】さらに、「一時転送停止」の欄には、チェ
ックボックス324が表示されている。ユーザによっ
て、図示しないポインティングデバイス等によりチェッ
クボックス324が選択されると、チェックボックス3
24にチェックマークが表示される。ここで、「一時転
送停止」のチェックボックス324にチェックマークが
表示される状態では、該当する電子メールアドレスへの
転送が一時停止される。即ち、図4に示す転送先アドレ
ス登録テーブル112bにおいて、転送停止フラグがO
Nにされる。
【0094】このように、転送先アドレス登録画面32
0が表示された状態におけるユーザの操作内容は、イン
ターネット2を介して、逐次、設定管理部113へ送信
される。設定管理部113は、送信されたユーザの操作
内容に基づいて、転送先アドレス登録テーブル112b
を更新する。また、コンピュータ3に対しては、更新後
の転送先設定テーブル112aに基づく転送先アドレス
登録画面320のデータが新たに送信され、表示中の転
送先アドレス登録画面320が更新される。
【0095】フィルタ部114(図2)は、インターネ
ット2を経由して受信された電子メールが受付処理部1
11から出力されると、この電子メールのヘッダ部及び
ボディ部に含まれる情報を解析するとともに、記憶部1
12内の転送先設定テーブル112aを参照して、該電
子メールの転送先アドレスを決定する。そして、フィル
タ部114は、電子メールの転送先アドレスが転送先設
定テーブル112a(図3)中の「除外[不要指定]」
であった場合は、該電子メールを記憶部112内の削除
予定メール保存部112cへ格納させる。
【0096】また、転送先アドレスが「除外[不要指
定]」でない場合は、記憶部112内の転送先アドレス
登録テーブル112b(図4)を参照し、転送先アドレ
スに対して「文字数制限」、「分割メール数制限」、及
び「添付ファイルの処理」の各項目で設定された内容
を、処理内容として取得する。そして、電子メールと、
該電子メールの転送先アドレスと、該転送先アドレスに
ついて取得した処理内容とを、変換転送部12の電子メ
ール送信部123へ出力する。
【0097】なお、フィルタ部114は、例えば、転送
先アドレスが電話機81の電話番号であった場合には、
電話機81の電話番号とともに電子メールを変換転送部
12の電話送信部121へ出力する。さらに、転送先ア
ドレスがFAX送受信機82の電話番号であった場合に
は、フィルタ部114はFAX送受信機82の電話番号
とともに電子メールをFAX送信部122へ出力する。
【0098】削除メール管理部115は、ユーザが使用
するコンピュータ3から、削除予定メール保存部112
c内の電子メールに関する情報が要求され、この要求が
受付処理部111から入力されると、削除予定メール保
存部112c内に格納されている電子メールのリストと
して、削除予定メールリスト115aを作成する。
【0099】図7は、削除メール管理部115により作
成される削除予定メールリスト115aの構成を模式的
に例示する図である。削除予定メールリスト115aに
は、削除予定メール保存部112cに格納された電子メ
ールのヘッダ部から抽出された「From」、「Subject 」
の情報が含まれ、さらに電子メールのボディ部である
「Body」が含まれる。従って、削除予定メールリスト1
15aにより、削除予定メール保存部112cに格納さ
れた各電子メールの送信者の電子メールアドレス、件
名、及びボディ部の内容を知ることができる。なお、削
除予定メールリスト115aは、上記の各情報の他、送
信日時を示す「Date」等の情報を含む構成としても良
い。
【0100】ユーザが使用するコンピュータ3から、削
除予定メール保存部112c内の電子メールに関する情
報を要求する方法としては、例えば、情報を要求するコ
マンドを含む電子メールを、設定管理部113宛てに送
信する方法が挙げられる。削除メール管理部115は、
この電子メールが受付処理部111から入力されると、
入力された電子メール中のコマンドに応じて、削除予定
メールリスト115aの内容の一部若しくは全部を含む
電子メールを作成するための情報を生成し、該情報を電
子メール送信部123へ出力する。そして、電子メール
送信部123により、削除予定メールリスト115aの
情報を含む電子メールを作成させ、インターネット2を
介してコンピュータ3へ送信させる。
【0101】図8は、削除予定メールリスト115aに
含まれる情報を取得するための電子メールのうち、特に
送信者の電子メールアドレスと件名とを取得するための
電子メールの構成例を示す図であり、(a)は情報を要
求する電子メールの構成例を示し、(b)は要求された
情報を提供する電子メールの構成例を示す図である。
【0102】図8(a)に示す電子メールは、ヘッダ部
の「To」に、電子メールアドレス「trashbox@mail.##.c
o.jp」が設定されている。この電子メールアドレスは削
除メール管理部115の電子メールアドレスである。ま
た、図8(a)に示す電子メールアドレスは、「Subjec
t 」が空欄になっており、「Body」には、コマンド「ge
t list」が設定されている。ここでは、コマンド「get
list」は、削除予定メール保存部112c内の電子メー
ルの「From」と「Subject 」の情報を要求するコマンド
として説明する。
【0103】図8(a)に示す電子メールにより、削除
メール管理部115は、削除予定メール保存部112c
内の電子メールの「From」と「Subject 」の情報が要求
されたことを検知して、削除予定メールリスト115a
(図7)から「From」と「Subject 」の情報を抽出し、
この情報を含む電子メールを作成するための情報と、図
8(a)に示す電子メールの送信者、即ちユーザの電子
メールアドレス「abc@def.com 」とを電子メール送信部
123へ出力し、電子メールを作成させ、送信させる。
【0104】図8(a)に示す電子メールに応じて作成
される電子メールは、例えば図8(b)に示すようにな
る。図8(b)に示す構成では、電子メールのボディ部
に、削除予定メールリスト115a(図7)の「From」
と「Subject 」の情報が含まれている。これにより、ユ
ーザは、図8(a)に示す電子メールを送信すること
で、削除予定メール保存部112cに格納されている電
子メールの送信者と件名とを知ることができる。
【0105】図9は、削除予定メールリスト115aに
含まれる情報を取得するための電子メールのうち、特に
送信者の電子メールアドレスと件名とともにボディ部の
一部を取得するための電子メールの構成例を示す図であ
り、(a)は情報を要求する電子メールの構成例を示
し、(b)は要求された情報を提供する電子メールの構
成例を示す図である。
【0106】図9(a)に示す電子メールでは、「Bod
y」にコマンド「get ARCHIVE 」が設定されている。こ
こで、コマンド「get ARCHIVE 」は、削除予定メール保
存部112c内の電子メールのヘッダ部に含まれる「Fr
om」と「Subject 」の情報、及び、ボディ部「Body」の
先頭の情報を要求するコマンドとする。
【0107】図9(a)に示す電子メールが、ユーザが
操作するコンピュータ3から送信されると、削除メール
管理部115は、電子メール送信部123によって図9
(b)に示す電子メールを作成させ、送信させる。
【0108】図9(b)に示す電子メールのボディ部に
は、削除予定メール保存部112c内の電子メールの
「From」と「Subject 」の情報とともに、「Body」の先
頭部分が含まれている。従って、ユーザは、図9(a)
に示す電子メールを送信することにより、削除予定メー
ル保存部112cに格納された電子メールの内容を、よ
り詳細に知ることができる。
【0109】なお、削除メール管理部115に対して
は、図8(a)及び図9(a)に示す「get list」、
「get ARCHIVE 」のコマンドの他、多数のコマンドを使
用することが可能である。即ち、対応するコマンドを含
む電子メールがユーザから送信されることにより、削除
メール管理部115は、削除予定メール保存部112c
に格納された特定の電子メールの削除を指示したり、削
除予定メール保存部112c内の全ての電子メールの削
除を指示することも可能であり、さらに、削除予定メー
ル保存部112c内の特定の電子メールを、フィルタ部
114によって所定の転送先へ送信させることも可能で
ある。
【0110】すなわち、ユーザが操作するコンピュータ
3によって図8(b)や図9(b)に示すような電子メ
ールを受信した後、図8(a)に示すようなコマンドを
含む電子メールを削除メール管理部115へ送信するこ
とで、削除予定メール保存部112c中の特定の電子メ
ールをコンピュータ3へ送信するよう要求することも可
能である。これにより、転送先設定テーブル112aの
設定が曖昧であったために必要な電子メールが削除予定
メール保存部112cへ格納されてしまっても、ユーザ
は、あらためて、削除予定メール保存部112cから受
信することができる。
【0111】また、削除メール管理部115は、削除予
定メール保存部112c内の電子メールの削除等を行う
ことも可能であり、例えば、削除予定メール保存部11
2c内に格納された電子メールの中で、送信日時若しく
は受信日時より所定の時間が経過した電子メールを自動
的に削除させることも可能であり、或いは、削除予定メ
ール保存部112c内の電子メールを受信日時順に配列
し、最近受信した所定の数の電子メールのみを削除予定
メール保存部112cに保存し、他の電子メールを随時
削除することも可能である。なお、削除予定メール保存
部112cに格納できる電子メールの数は、削除予定メ
ール保存部112cとして割り当てられる記憶容量に応
じて変化するが、記憶容量に満たなくても、削除メール
管理部115により電子メールを適宜削除する構成とし
ても良い。
【0112】変換転送部12において、電話送信部12
1は、電子メールと、電子メールの転送先である電話機
81(図1)の電話番号とがフィルタ部114から入力
されると、電子メールのヘッダ部及びボディ部に基づく
音声合成を行って電子メールの送信者の電子メールアド
レスや件名、内容等を音声に変換する。そして、電話送
信部121は、公衆回線網7に接続して呼を発し、電話
機81との間に回線を確立して、合成した音声を電話機
81へ送信する。
【0113】FAX送信部122は、電子メールと、電
子メールの転送先であるFAX送受信機82(図1)の
電話番号とがフィルタ部114から入力されると、電子
メールのヘッダ部及びボディ部に基づく画像合成を行っ
て、電子メールの送信者の電子メールアドレス、件名、
内容等を画像に変換する。そして、FAX送信部122
は、公衆回線網7に接続して呼を発し、FAX送受信機
82との間に回線を確立して、合成した画像をFAX送
受信機82へ送信する。
【0114】電子メール送信部123は、フィルタ部1
14から、電子メールと、該電子メールの転送先アドレ
スと、処理内容とが入力されると、入力された処理内容
に基づく電子メールの分割等の処理を行って、入力され
た転送先アドレスに対して送信すべき電子メールを作成
し、インターネット2を介して送信する。また、電子メ
ール送信部123は、削除メール管理部115から、削
除予定メールリスト115a(図7)から抽出された情
報とユーザの電子メールアドレスとが入力されると、入
力された情報を含む電子メールを作成して、ユーザの電
子メールアドレスへインターネット2を介して送信す
る。
【0115】従って、図1に示す電子メール管理システ
ムによれば、ユーザ宛ての電子メールはメール管理サー
バ1によって受信され、メール管理サーバ1内の受付処
理部111(図2)によりフィルタ部114へ出力され
る。そして、フィルタ部114に入力された電子メール
に対し、転送先設定テーブル112aの設定内容に基づ
いて転送先が決定され、決定された転送先が「除外」で
ある場合は、この電子メールは削除予定メール保存部1
12cに格納される。また、決定された転送先が「除
外」でない場合は、この電子メールは変換転送部12に
よって指定された転送先へ、転送先アドレス登録テーブ
ル112bに設定された処理内容に基づいて、転送され
る。
【0116】また、削除予定メール保存部112cに格
納された電子メール関する情報を要求するコマンドが含
まれた電子メールが、ユーザから削除メール管理部11
5へ送信されると、削除メール管理部115は電子メー
ルに含まれるコマンドに対応して、削除予定メール保存
部112c内の電子メールについて、削除予定メールリ
スト115a(図7)を作成し、削除予定メールリスト
115aの情報を含む電子メールを、電子メール送信部
123によってユーザへ送信させる。さらに、削除メー
ル管理部115は、ユーザにより送信された電子メール
に含まれるコマンドに対応して動作し、削除予定メール
保存部112c内の特定の電子メールをユーザ宛てに転
送させ、或いは、削除予定メール保存部112c内の電
子メールを削除する。
【0117】また、転送先設定テーブル112a及び転
送先アドレス登録テーブル112bの内容は、ユーザが
操作するコンピュータ3からフィルタリング制御部11
へ送信される要求に応じて、設定管理部113が動作す
ることにより、適宜更新される。
【0118】従って、メール管理サーバ1を利用するユ
ーザは、不要な電子メールをフィルタ部114によって
削除予定メール保存部112cへ送信させることによ
り、不要な電子メールの受信を防ぐことができる。不要
な電子メールについては、特に、ISP等が用意するユ
ーザのメールボックスから、ユーザが使用する携帯型電
話機やパーソナルコンピュータへ不要な電子メールをダ
ウンロードする際の、時間的・経済的損失が問題とな
る。本実施の形態の電子メール管理システムによれば、
不要な電子メールは、インターネット2に接続されたメ
ール管理サーバ1によって除外されるので、ユーザが使
用する携帯型電話機やパーソナルコンピュータに不要な
電子メールがダウンロードされることがなく、時間的・
経済的損失を回避し、ユーザに快適な電子メールサービ
スを提供できる。
【0119】例えば、コンピュータ3を使用するユーザ
宛てに送信された電子メールの中から、不要な電子メー
ルを削除予定メール保存部112cへ格納した後、他の
電子メールを全てコンピュータ3へ送信する場合、即
ち、フィルタ部114による転送先をコンピュータ3だ
けに限定した場合は、単に、ユーザ宛の電子メールがメ
ール管理サーバ1を経由する点だけが通常の電子メール
システムと異なるものである。しかしながら、本発明の
実施の形態における電子メール管理システムによれば、
コンピュータ3のユーザは、通信回線を介して不要な電
子メールをダウンロードする際の時間的・経済的損失を
被ることがないという利益を受けられる。また、削除予
定メール保存部112cに格納された電子メールについ
ては、コマンドを含む電子メール等を利用して、ユーザ
から削除メール管理部115へ要求を行うことにより、
一覧の情報や、一覧の情報と各電子メールのボディ部の
先頭とを含む情報を得ることができる。さらに、ユーザ
からの要求により、削除予定メール保存部112cに格
納された電子メールを、フィルタ部114によって所定
の転送先へ転送することもできるので、転送先設定テー
ブル112aの設定が不十分で、誤って必要な電子メー
ルが削除予定メール保存部112cに格納された場合で
あっても、必要な電子メールが完全に削除されることが
ないので、安心して利用できる有用な電子メールサービ
スを提供できる。
【0120】また、フィルタ部114によって不要な電
子メールを削除する基準となる転送先設定テーブル11
2aの設定内容は、設定管理部113を利用して容易に
変更することができる。さらに、フィルタ部114によ
り除外された電子メールは、完全に削除される前に、削
除予定メール保存部112cに格納される。そして、ユ
ーザは、削除予定メール保存部112cに格納された電
子メールの件名や送信者の電子メールアドレス等を知る
ことができる。このため、誤って必要な電子メールがフ
ィルタ部114によって除外されてしまっても、そのメ
ールの内容を知ることができる。これにより、転送先設
定テーブル112aの設定内容が大まかなものであって
も、必要なメールを受信し損なうことがないので、ユー
ザは、転送先設定テーブル112aの設定操作を、安心
して手早く行うことができる。
【0121】また、フィルタ部114の制御によって電
子メールを転送する際には、転送先の電子メールアドレ
ス毎に、転送先アドレス登録テーブル112bに設定さ
れた処理内容に基づく分割、字数制限、添付ファイル解
除などの処理が行われる。このため、転送先として、P
HSを含む携帯型電話機を設定した場合であっても、電
子メールの字数が多すぎて受信に多大な時間を費やすこ
とがなく、添付ファイルが原因でトラブルを招く恐れも
ない。従って、転送先アドレス登録テーブル112bに
ついても手軽に設定を行い、任意の転送先へ電子メール
を転送させることができ、様々な機器に適応でき、利便
性の高い電子メールサービスを提供できる。
【0122】さらに、フィルタ部114の制御によっ
て、電子メールに添付された添付ファイルを解除する際
に、特定の種類のファイルのみ展開して、その内容を、
転送する電子メールに付加して転送させることができ
る。これにより、ユーザは、電子メールの転送先とし
て、携帯型電話機等の添付ファイル付き電子メールの受
信が制限される転送先を指定した場合であっても、一部
の添付ファイルの内容も知ることができ、非常に利便性
の高い電子メールサービスを提供できる。
【0123】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、例えば、携帯型電話機4,…に代
えて、モデムや通信インターフェースを内蔵した携帯型
電話機を用いて、PDA(Personal Digital Assistant
s)により電子メールを送受信する構成としても良い。
また、メール管理サーバ1はコンピュータ3を利用する
ユーザ宛ての電子メールを処理するものとしたが、メー
ル管理サーバ1内に、複数のユーザにそれぞれ対応する
複数の転送先設定テーブル112a、転送先アドレス登
録テーブル112b及び削除予定メール保存部112c
を備える構成として、複数のユーザに宛てられた電子メ
ールを処理するものとしても良い。さらに、図3に示す
転送先設定テーブル112a、及び、図4に示す転送先
アドレス登録テーブル112bの構成はあくまで例示で
あり、その他の設定項目を備えるものとしても良い。ま
た、転送先設定テーブル112a、転送先アドレス登録
テーブル112bの設定変更、及び、削除予定メール保
存部112cに格納された電子メールの情報の提供に際
しては、ユーザがコンピュータ3を使用するものとした
が、携帯型電話機4,…や携帯型電話機83、或いはそ
の他の電子機器を使用しても良く、その他、特許請求の
範囲に記載した技術思想の範囲内において種々の変更が
可能なのはいうまでもない。
【0124】
【発明の効果】請求項1記載の発明の電子メール管理装
置、及び、請求項14記載の電子メール管理方法によれ
ば、受信用端末装置を受信するユーザは、不要な電子メ
ールが抽出された後に残った必要な電子メールのみを受
信すればよいので、不要な電子メールを受信するために
費やされる通信費や通信時間の無駄を省くことができ
る。また、抽出された不要な電子メールは削除されず、
不要メール記憶手段に記憶されるので、誤って必要な電
子メールが不要な電子メールと判断されてしまっても完
全に削除されず、あらためて受信し直す等の処置を講ず
ることができる。これにより、ユーザは、安心して不要
な電子メールの受信を回避することができる。
【0125】請求項2記載の発明によれば、不要メール
記憶手段に記憶された電子メールを受信用端末装置によ
って受信することができるので、ユーザは、誤って必要
な電子メールが抽出手段により抽出されてしまった場合
でも、その必要な電子メールをあらためて受信すること
ができる。従って、必要な電子メールを受信し損なうこ
とがないので、ユーザが安心して利用できる電子メール
サービスを提供できる。
【0126】請求項3記載の発明によれば、受信用端末
装置によって不要メール記憶手段に記憶された電子メー
ルに関する情報を容易に入手できるので、不要メール管
理手段により送信された情報をもとに、不要メール記憶
手段に記憶された電子メールをあらためて受信する等の
操作を手早く行うことができ、より一層利便性に富む電
子メールサービスを提供できる。
【0127】請求項4記載の発明によれば、不要メール
記憶手段に記憶された電子メールの識別に必要十分な情
報を、受信用端末装置によって容易に入手できるので、
ユーザは、不要メール管理手段により送信された一覧を
もとに、不要メール記憶手段に記憶された各電子メール
の要否を判断して、あらためて受信し、或いは無視する
等の操作を行うことができ、より一層利便性に富む電子
メールサービスを提供できる。
【0128】請求項5記載の発明によれば、不要メール
記憶手段に記憶された電子メールに関し、より詳細な情
報を受信用端末装置によって容易に入手できるので、ユ
ーザは、不要メール管理手段により送信された一覧と本
文の一部をもとに、不要メール記憶手段に記憶された各
電子メールの要否を十分に判断して、真に必要な電子メ
ールのみをあらためて受信する等の操作を行うことがで
き、より一層利便性に富む電子メールサービスを提供で
きる。
【0129】請求項6記載の発明によれば、ユーザは、
不要な電子メールに特有の情報を指定しておくことによ
り、不要な電子メールの受信を簡単に回避できる。ま
た、誤って必要な電子メールが不要な電子メールと判断
されてしまった場合であっても、該電子メールは削除さ
れないので、あらためて受信する等の措置を講ずること
ができる。このため、ユーザは、指定する情報を厳密に
吟味しなくても良く、手軽に、安心して不要な電子メー
ルの受信を容易に回避できる。
【0130】請求項7記載の発明によれば、不要メール
記憶手段に非常に多くの電子メールが記憶されてしまう
ことがないので、悪質ないたずら等により多くの不要な
電子メールが殺到した場合であっても、不要メール記憶
手段の記憶容量を超えることがなく、トラブル等の事態
を避けることができる。
【0131】請求項8記載の発明によれば、ユーザは、
予め指定した転送先において必要な電子メールのみを受
信することができるので、不要な電子メールの受信に伴
う通信費や通信時間の損失を生じることなく、転送先と
して指定した様々な機器によって電子メールを受信する
ことができ、より一層利便性の高い電子メールサービス
を提供できる。
【0132】請求項9記載の発明によれば、例えば携帯
型電話機のように、受信できる電子メールの文字数が制
限されている場合には、その制限を超える電子メールの
受信を回避できる。これにより、受信できる電子メール
の文字数が制限された機器を用いても、制限を超える電
子メールを受信したために起こるトラブルの可能性を回
避し、より一層信頼性の高い電子メールサービスを提供
できる。
【0133】請求項10記載の発明によれば、例えば携
帯型電話機のように、受信できる電子メールの文字数が
制限されている場合には、その制限を超える電子メール
の受信を回避できる。さらに、制限を越える字数の電子
メールは分割して送信されるので、電子メールの一部し
か受信できないという事態を回避することができる。即
ち、転送先として、受信できる電子メールの文字数が制
限された機器を用いても、制限を越える字数の電子メー
ルを全文受信することができ、より一層利便性の高い電
子メールサービスを提供できる。
【0134】請求項11記載の発明によれば、制限を越
える字数の電子メールは分割して送信させた上で、分割
された電子メールがあまりに多い場合にのみ電子メール
の一部だけを受信することができ、電子メールの受信に
係る通信費と通信時間が許す範囲内において、できるだ
け必要な電子メールを受信することができる。従って、
転送先として、受信できる電子メールの文字数が制限さ
れた機器を用いても、利便性と経済性とを両立させるこ
とが可能な、上質の電子メールサービスを提供できる。
【0135】請求項12記載の発明によれば、ファイル
が添付された電子メールの受信が制限されている機器に
対しても問題なく電子メールを転送することができるの
で、ユーザは、受信できる電子メールが制限された機器
を転送先として指定した場合であっても、安心して利用
することができる。
【0136】請求項13記載の発明によれば、ファイル
が添付された電子メールの受信が制限されている機器に
対しても、問題なく、添付ファイルの内容を含む電子メ
ールを転送することができるので、ユーザは、転送先と
して、受信できる電子メールが制限された機器を転送先
として指定した場合であっても安心して利用することが
でき、添付ファイルの内容を知ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての電子メール管理シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】図1に示すメール管理サーバ1の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2の記憶部112に格納される転送先設定テ
ーブル112aの構成を模式的に例示する図である。
【図4】図2の記憶部112に格納される転送先アドレ
ス登録テーブル112bの構成を模式的に例示する図で
ある。
【図5】図2に示す設定管理部113によりコンピュー
タ3へ送信されるデータに基づいて表示される転送先設
定画面310の例を示す図である。
【図6】図2に示す設定管理部113によりコンピュー
タ3へ送信されるデータに基づいて表示される転送先ア
ドレス登録画面320の例を示す図である。
【図7】図2の削除メール管理部115により作成され
る削除予定メールリスト115aの構成を模式的に例示
する図である。
【図8】図7に示す削除予定メールリスト115aに含
まれる情報を取得するための電子メールの構成例を示す
図であり、(a)は情報を要求する電子メールの構成例
を示し、(b)は要求された情報を提供する電子メール
の構成例を示す図である。
【図9】図7に示す削除予定メールリスト115aに含
まれる情報を取得するための電子メールの構成例を示す
図であり、(a)は情報を要求する電子メールの構成例
を示し、(b)は要求された情報を提供する電子メール
の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 メール管理サーバ 11 フィルタリング制御部 111 受付処理部 112 記憶部 112a 転送先設定テーブル 112b 転送先アドレス登録テーブル 112c 削除予定メール保存部 113 設定管理部 114 フィルタ部 115 削除メール管理部 115a 削除予定メールリスト 12 変換転送部 121 電話送信部 122 FAX送信部 123 電子メール送信部 2 インターネット 3,… コンピュータ 4,… 携帯型電話機 5 基地局 6 ゲートウェイ 7 公衆回線網

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを受信する受信用端末装置と
    通信回線を介して接続され、 電子メールを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された電子メールの中から不要
    な電子メールを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された不要な電子メールを記憶
    する不要メール記憶手段と、 前記受信手段により受信された電子メールのうち、前記
    抽出手段により抽出されなかった電子メールを、前記受
    信用端末装置により受信可能とする電子メール処理手段
    とを備えることを特徴とする電子メール管理装置。
  2. 【請求項2】 前記受信用端末装置からの要求に応じ
    て、前記不要メール記憶手段に記憶された前記不要な電
    子メールを、前記電子メール処理手段によって前記受信
    用端末装置により受信可能にさせる不要メール管理手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の電子メ
    ール管理装置。
  3. 【請求項3】 前記不要メール管理手段は、前記不要メ
    ール記憶手段に記憶された前記不要な電子メールに関す
    る情報を、前記受信用端末装置に対して送信することを
    特徴とする請求項2記載の電子メール管理装置。
  4. 【請求項4】 前記不要メール管理手段は、前記不要メ
    ール記憶手段に記憶された前記不要な電子メールに関す
    る情報として、前記不要メール記憶手段に記憶された前
    記不要な電子メールの一覧を送信することを特徴とする
    請求項3記載の電子メール管理装置。
  5. 【請求項5】 前記不要メール管理手段は、前記不要メ
    ール記憶手段に記憶された前記不要な電子メールに関す
    る情報として、前記不要メール記憶手段に記憶された前
    記不要な電子メールの一覧とともに、各不要な電子メー
    ルの本文の一部を送信することを特徴とする請求項4記
    載の電子メール管理装置。
  6. 【請求項6】 前記抽出手段は、予め指定された情報が
    含まれる電子メールを前記不要な電子メールとして抽出
    することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の電子メール管理装置。
  7. 【請求項7】 前記不要メール記憶手段は、前記抽出手
    段により直近に抽出された所定数の前記不要な電子メー
    ルのみを記憶することを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかに記載の電子メール管理装置。
  8. 【請求項8】 前記電子メール処理手段は、前記受信手
    段により受信された電子メールのうち前記抽出手段によ
    り抽出されなかった電子メールを、予め指定された転送
    先へ転送する転送手段を備えてなることを特徴とする請
    求項1から7のいずれかに記載の電子メール管理装置。
  9. 【請求項9】 前記転送手段は、特定の転送先に対して
    予め指定された字数を超える電子メールを転送する際に
    は、該電子メールの一部のみを転送することを特徴とす
    る請求項8記載の電子メール管理装置。
  10. 【請求項10】 前記転送手段は、特定の転送先に対し
    て予め指定された字数を超える電子メールを転送する際
    には、該電子メールを、前記予め指定された字数以内の
    複数の電子メールに分割して送信することを特徴とする
    請求項8記載の電子メール管理装置。
  11. 【請求項11】 前記転送手段は、特定の転送先に対し
    て予め指定された字数を超える電子メールを分割して得
    られる複数の電子メールのうち、予め指定された数を超
    えない数の電子メールのみ送信することを特徴とする請
    求項10記載の電子メール管理装置。
  12. 【請求項12】 前記転送手段は、特定の転送先に対し
    てファイルが添付された電子メールを転送する場合に
    は、添付されたファイルを除く部分のみを転送すること
    を特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の電子
    メール管理装置。
  13. 【請求項13】 前記転送手段は、特定の転送先に対し
    てファイルが添付された電子メールを転送する場合に
    は、添付されたファイルを除く部分と、添付されたファ
    イルを展開して得られる情報とを転送することを特徴と
    する請求項8から11のいずれかに記載の電子メール管
    理装置。
  14. 【請求項14】 電子メールを受信する受信用端末装置
    と通信回線を介して接続される電子メール管理装置にお
    ける電子メール管理方法であって、 電子メールを受信し、 前記受信された電子メールの中から不要な電子メールを
    抽出し、 前記抽出された不要な電子メールを記憶し、 前記受信された電子メールのうち、前記抽出された不要
    な電子メール以外の電子メールを、所定の端末装置によ
    り受信可能とすることを特徴とするとともに、 前記受信用端末からの要求に応じて、前記記憶された不
    要な電子メールを前記受信用端末により受信可能とする
    ことを特徴とする電子メール管理方法。
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