JP3359249B2 - データ処理システムおよびメッセージ伝送装置およびデータ処理システムのデータ伝送処理方法およびメッセージ伝送装置のメッセージ伝送処理方法 - Google Patents

データ処理システムおよびメッセージ伝送装置およびデータ処理システムのデータ伝送処理方法およびメッセージ伝送装置のメッセージ伝送処理方法

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JP3359249B2
JP3359249B2 JP33258996A JP33258996A JP3359249B2 JP 3359249 B2 JP3359249 B2 JP 3359249B2 JP 33258996 A JP33258996 A JP 33258996A JP 33258996 A JP33258996 A JP 33258996A JP 3359249 B2 JP3359249 B2 JP 3359249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、入力される送信メッセージに基
づいて受信者のスケジュールを検索して所定の伝送媒体
にメッセージを伝送処理するデータ処理システムおよび
データ処理システムのデータ伝送処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報通信技術の発達と情報通
信網の発展に伴って、郵便,ファクシミリ,電子メー
ル,ネットニュース等の様々な媒体によるメッセージの
配送が実用化されている。
【0003】特に、電子化されたひとつの情報を、ファ
クシミリあるいは電子メールといった複数の媒体のそれ
ぞれに適合する形式に変換し、いずれの媒体を介しても
同内容のメッセージが配送可能となっている。このた
め、それぞれの媒体に依存するアドレス形式の差異を利
用者から等価とし、「誰に送りたいか」という受信者を
(固有のアドレス形式ではなく)名前等によって一般的
に指定し、目的の配送宛先を指示する試みが行われてい
る。
【0004】図9は、この種のデータ処理装置における
受信者指定型のメッセージ転送先指定画面の一例を示す
図であり、図示しない表示装置のウインドウ内に表示さ
れた状態に対応する。
【0005】この図に示すように、受信者指定型のメッ
セージ転送処理においては、ファクシミリ,eメール
(email)等のそれぞれ異なる媒体を介してメッセ
ージを配送するための媒体に依存する形式で表現された
アドレスが1つのディレクトリに一元管理されている。
【0006】このため、利用者はその配送方法の詳細を
意識する必要がなく、メッセージを届けたい受信者であ
る「宛先」を選択するだけでよい。
【0007】これを受けてデータ処理装置は、受信者を
キーとして上記ディレクトリを検索し、適切な伝送媒体
とアドレスとを選択して、ファクシミリ送信,eメール
転送等の配送処理を実行していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記デ
ータ処理装置におけるメッセージ配送処理では、例えば
営業等の業務遂行に伴って所在位置が転々と移動する受
信者を対象とする場合には、移動する受信者の所在位置
を追跡する手段を備えていないため下記(1)〜(3)
に示す問題点があった。
【0009】(1)上記移動する受信者の多くは、その
行動予定(ルートサービス等のタイムスケジュールを含
む)に伴って所在位置を移動するが、この移動によって
受信者にとって最も適切な伝送媒体とアドレスは刻々と
変化する。そこで、外出先等で移動している受信者にメ
ッセージを配送するためには、秘書等が受信者の行動予
定をあらかじめ確認した後に、移動先の適切な場所へフ
ァクシミリを送る等の煩雑な作業が必要となり、配送操
作者の負担が重くなっていた。
【0010】(2)例えば受信者が出張等で遠方のホテ
ルに滞在している場合等、受信者の手元に直接ファクシ
ミリを送ることが不可能な場合は、不特定の第三者(ホ
テルの従業員)の手を介して受信者に手渡されることと
なる。この例では、ファクシミリの送り票の宛先を代理
人宛とし、「気付」を添える必要が発生する等、送り票
書式に適切な変更を施さなければならない。
【0011】(3)例えば受信者の外出先が取引先の他
社である場合等には、秘匿性のあるメッセージの配送に
不特定の第三者(代理人)を介すること事態不適切であ
り、この点に配慮して可能な宛先中から適切な宛先候補
を選択する等の手間もかかってしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、
記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対するメッセ
ージ依頼データおよび伝送すべきメッセージデータを受
信し、該受信した前記メッセージ依頼データに基づいて
記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行動予定を時
間経過とともに追跡検索して前記メッセージデータを伝
達すべき最適な伝送先アドレスを選択し、該選択された
前記伝送先アドレスに対するメッセージの伝送所要時間
を推定し、該推定された前記伝送所要時間を含めてメッ
セージデータを伝送すべき伝送先アドレスを決定し、該
決定した伝送先アドレスに対する伝送指示データを作成
し、該作成された前記伝送指示データと前記メッセージ
データとを含む伝送情報を伝送手段に引き渡すように制
御することにより、選択された伝送先アドレスにメッセ
ージが到着した時に、メッセージ受信者のスケジュール
を追跡しながら確実に受信可能な伝送先アドレスを選択
して、該スケジュールから外れた既にその場所に居らず
メッセージが伝わらないような不具合を防止できるデー
タ処理システムおよびデータ処理システムのデータ伝送
処理方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の伝送媒体を介してメッセージを伝送する伝送
手段と、メッセージ伝送を行う受信者の行動予定データ
を受信者別に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
されるいずれかの受信者に対するメッセージ依頼データ
および伝送すべきメッセージデータを受信する受信手段
と、前記受信手段が受信した前記メッセージ依頼データ
に基づいて前記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者
の行動予定を時間経過とともに追跡検索して前記メッセ
ージデータを伝送すべき最適な伝送先アドレスを選択す
る選択手段と、前記選択手段により選択された前記伝送
先アドレスに対する前記メッセージの伝送所要時間を推
定する推定手段と、少なくとも前記推定手段により推定
された前記伝送所要時間を含めてメッセージデータを伝
送すべき伝送先アドレスを決定する決定手段と、前記決
定した伝送先アドレスに対する伝送指示データを作成す
る作成手段と、前記作成手段により作成された前記伝送
指示データと前記メッセージデータとを含む伝送情報を
前記伝送手段に引き渡す伝送制御手段とを有することを
特徴とする。
【0014】本発明に係る第2の発明は、所定の伝送媒
体を介してメッセージを伝送する複数の伝送手段と、メ
ッセージ伝送を行う受信者の行動予定データを受信者別
に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されるいず
れかの受信者に対するメッセージ依頼データおよび伝送
すべきメッセージデータを受信する受信手段と、前記受
信手段が受信した前記メッセージ依頼データに基づいて
前記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行動予定
を時間経過とともに追跡検索して前記メッセージデータ
を伝送すべき最適な伝送先アドレス及び伝送手段を選択
する選択手段と、前記選択手段により選択された前記伝
送先アドレスに対する前記メッセージの伝送所要時間を
推定する推定手段と、少なくとも前記推定手段により推
定された前記伝送所要時間を含めてメッセージデータを
伝送すべき伝送先アドレスを決定する決定手段と、前記
決定した伝送先アドレス及び伝送手段に最適な伝送指示
データを作成する作成手段と、前記作成手段により作成
された前記伝送指示データと前記メッセージデータとを
含む伝送情報をいずれかの伝送手段に引き渡す伝送制御
手段とを有することを特徴とする。
【0015】本発明に係る第3の発明は、所定の伝送媒
体を介してメッセージを伝送する伝送手段と、メッセー
ジ伝送を行う受信者の行動予定データを受信者別に記憶
する記憶手段とを有するデータ処理システムのデータ伝
送処理方法であって、前記記憶手段に記憶されるいずれ
かの受信者に対するメッセージ依頼データおよび伝送す
べきメッセージデータを受信する受信工程と、前記受信
工程で受信した前記メッセージ依頼データに基づいて前
記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行動予定を
時間経過とともに追跡検索して前記メッセージデータを
伝送すべき最適な伝送先アドレスを選択する選択工程
と、前記選択工程により選択された前記伝送先アドレス
に対する前記メッセージの伝送所要時間を推定する推定
工程と、少なくとも前記推定工程により推定された前記
伝送所要時間を含めてメッセージデータを伝送すべき伝
送先アドレスを決定する決定工程と、前記決定した伝送
先アドレスに対する伝送指示データを作成する作成工程
と、前記作成工程により作成された前記伝送指示データ
と前記メッセージデータとを含む伝送情報を前記伝送手
段に引き渡す伝送制御工程とを有することを特徴とす
る。
【0016】本発明に係る第4の発明は、所定の伝送媒
体を介してメッセージを伝送する複数の伝送手段と、メ
ッセージ伝送を行う受信者の行動予定データを受信者別
に記憶する記憶手段とを有するデータ処理システムのデ
ータ伝送処理方法であって、前記記憶手段に記憶される
いずれかの受信者に対するメッセージ依頼データおよび
伝送すべきメッセージデータを受信する受信工程と、前
記受信工程で受信した前記メッセージ依頼データに基づ
いて前記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行動
予定を時間経過とともに追跡検索して前記メッセージデ
ータを伝送すべき最適な伝送先アドレス及び伝送手段を
選択する選択工程と、前記選択工程により選択された前
記伝送先アドレスに対する前記メッセージの伝送所要時
間を推定する推定工程と、少なくとも前記推定工程によ
り推定された前記伝送所要時間を含めてメッセージデー
タを伝送すべき伝送先アドレスを決定する決定工程と、
前記決定した伝送先アドレス及び伝送手段に最適な伝送
指示データを作成する作成工程と、前記作成工程により
作成された前記伝送指示データと前記メッセージデータ
とを含む伝送情報をいずれかの伝送手段に引き渡す伝送
制御工程とを有することを特徴とする。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
データ処理システムを適用可能なメッセージ配送支援シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【0033】図において、1は既存のパーソナルコンピ
ュータシステム(ワークステーションであってもよい)
で構成可能なクライアントで、本体(CPU,RAM,
ROMを含む),キーボード等の入力装置,メッセージ
等を表示する表示装置,データを記憶する外部記憶装置
等を備え、メッセージの配送の依頼処理等を含むデータ
処理を行う。なお、クライアント1の数は、複数台であ
っても構わない。
【0034】2は既存のパーソナルコンピュータシステ
ムで構成可能なメッセージ配送支援サーバ(MDAサー
バ)で、クライアント1から発送依頼とメッセージとを
受け取り、メッセージ配送サブシステム4〜6の選択
と、アドレス選択,エンベロープデータ(詳細は後述す
る)の作成,該作成したエンベロープデータとメッセー
ジとをメッセージ配送サブシステム4〜6への送信等の
処理を図示しない外部記憶装置を含むメモリ資源に記憶
された制御プログラムを実行して行う。
【0035】3は既存のパーソナルコンピュータシステ
ムで構成可能なスケジュールデータベースで、MDAサ
ーバ2からの問い合わせを受け、図示しない外部記憶装
置を含むメモリ資源内に管理可能に登録された複数の受
信者に係る行動予定情報中から、指定された受信者の行
動予定情報を返信する。
【0036】なお、既存のパーソナルコンピュータシス
テムで構成可能なメッセージ配送サブシステム4〜6の
うち、メッセージ配送サブシステム4は、電子メールサ
ブシステムとして機能し、例えばシンプル・メール・ト
ランスファ・プロトコル(SMTP)と呼ばれるプロト
コルに準拠した電子メールとしてメッセージを図示しな
い伝送媒体に送信する。また、メッセージ配送サブシス
テム5は、ファクシミリ送信サブシステムとして機能
し、与えられたエンベロープデータとメッセージとをビ
ットマップ画像化された電子情報として、伝送媒体(公
衆回線)を介してファクシミリ送信する。さらに、メッ
セージ配送サブシステム6は、リモートプリンタサブシ
ステムとして機能し、遠隔地のいずれか、例えば社内の
郵便物を集配する部署(メール室)等に設置され、与え
られたエンベロープデータとメッセージの記録媒体への
プリント出力処理を行う。
【0037】図2は、図1に示したスケジュールデータ
ベース3に個人別に管理されるスケジュールデータの一
例を示す図であり、スケジュールデータベース3内の表
示装置に個人名をキーとしてウインドウ表示した状態に
対応する。なお、本システムにおけるスケジュールデー
タベース3はメッセージの受信者となるべき個人の行動
予定を時系列に保持管理している。なお、ウインドウ
は、各パーソナルコンピュータのOSに準拠して制御さ
れるものであれば、本発明を適用することができる。
【0038】図において、TEはタイムエリアで、午前
6:00〜午後10:00までをスケジュール管理可能
で、各時間帯における個人の行動予定を1時間をさらに
4分割して15分単位にスケジュールの区割りを設定可
能に構成されている。
【0039】C1は予定設定列で、各個人の時間帯別の
詳細な予定が設定され、移動帯域と所在確定帯域(その
時間中滞在している帯域)とを色別に表示可能に構成さ
れている。すなわち、システムの時刻が移動帯域であれ
ばメッセージの送信は次の固定帯域に到達されるまで延
期されることとなる。
【0040】C2は所在設定列で、各個人の時間帯別の
詳細な所在地が設定される。C3は連絡先設定列で、連
絡先は各時間帯域別にその所在における連絡方法を示す
伝送媒体とアドレスの組として設定可能であり、例えば
eメールであればeメールとメールアドレスの組として
「email:ki@……」が、ファクシミリであれば
ファクシミリとそのファクシミリ電話番号の組として
「FAX:03……」が設定可能に構成されている。
【0041】C4は代理別設定列で、チェックボックス
が確保されており、その連絡先へのメッセージ配送が代
理人を介するものであるかどうかを個別に設定可能に構
成されている。C5は守秘別設定列で、チェックボック
スが確保されており、代理人を介するものであればその
経路がその個人に対して守秘性を有するかどうかを個別
に設定可能に構成されている。
【0042】図3は、図1に示したクライアント1の表
示装置に表示される送信メッセージ入力画面の一例を示
す図であり、例えば送信メッセージ入力ウインドウ(G
UIとして)として画面表示した状態に対応する。
【0043】図において、L1〜L6は配送依頼設定エ
リアで、配送依頼設定エリアL1には配送すべき「宛
先」が、例えば名前として入力可能に構成されている。
また、配送依頼設定エリアL2は、配送するメッセージ
の「主題」が入力可能に構成されている。さらに、配送
依頼設定エリアL3は、配送するメッセージの預かりの
「日時」が入力可能に構成されている。
【0044】また、配送依頼設定エリアL4は、配送す
るメッセージの「属性」が、例えば「至急」,「社外
秘」,「送信結果レポート」,「控えをファイル」を個
別に設定するためのチェックボックスが確保されてい
る。
【0045】さらに、配送依頼設定エリアL5は、配送
するメッセージの「送信元」が例えば名前として入力可
能に構成されている。また、配送依頼設定エリアL6
は、配送すべき本文となる「内容」を設定する領域が確
保されている。
【0046】以下、本実施形態と第1〜第13の発明の
各手段との対応及びその作用について図1等を参照して
説明する。
【0047】第1の発明は、所定の伝送媒体(ネットワ
ーク,公衆回線)を介してメッセージを伝送する複数の
伝送手段(サブシステム4〜6)と、メッセージ伝送を
行う受信者の行動予定データを受信者別に記憶する記憶
手段(スケジュールデータベース3のメモリ資源)と、
前記記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対するメ
ッセージ依頼データおよび伝送すべきメッセージデータ
を受信する受信手段(MDAサーバ2が所定のインタフ
ェースを介して受信する)と、前記受信手段が受信した
前記メッセージ依頼データに基づいて前記記憶手段に記
憶されたいずれかの受信者の行動予定を時間経過ととも
に追跡検索して前記メッセージデータを伝送すべき最適
な伝送先アドレスを選択する選択手段(スケジュールデ
ータベース3のCPUがメモリ資源に記憶された制御プ
ログラムを実行して選択する)と、前記選択手段が選択
した伝送先アドレスに従って決定されるいずれかの伝送
手段に最適な伝送指示データを作成する作成手段(MD
Aサーバ2のCPUがメモリ資源に記憶された制御プロ
グラムを実行して作成する)と、前記作成手段により作
成された前記伝送指示データと前記メッセージデータと
を含む伝送情報をいずれかの伝送手段に引き渡す伝送制
御手段(MDAサーバ2のCPUがメモリ資源に記憶さ
れた制御プログラムを実行して引き渡す)とを有し、M
DAサーバ2は受信した前記メッセージ依頼データに基
づいてスケジュールデータベース3がメモリ資源に記憶
されたいずれかの受信者の行動予定を時間経過とともに
追跡検索して前記メッセージデータを伝送すべき最適な
伝送先アドレスを選択し、該選択した伝送先アドレスに
従ってMDAサーバ2が決定されるいずれかの伝送手段
に最適な伝送指示データを作成し、該作成された前記伝
送指示データと前記メッセージデータとを含む伝送情報
をいずれかの伝送手段としてのサブシステム4〜6に引
き渡すので、メッセージ伝送依頼を受信した時刻と登録
された受信者のスケジュールとをリアルタイムに追跡検
索して、受信者がメッセージを確実に受信できるいずれ
かの伝送先を特定し、該特定された伝送先に伝送指示書
を自動的に付与して依頼されたメッセージを適切ないず
れかの伝送媒体を介して伝送することができる。
【0048】第2の発明は、所定の伝送媒体を介してメ
ッセージを伝送する伝送手段(サブシステム4〜6のい
ずれか1つ)と、メッセージ伝送を行う受信者の行動予
定データを受信者別に記憶する記憶手段(スケジュール
データベース3のメモリ資源)と、前記記憶手段に記憶
されるいずれかの受信者に対するメッセージ依頼データ
および伝送すべきメッセージデータを受信する受信手段
(MDAサーバ2が所定のインタフェースを介して受信
する)と、前記受信手段が受信した前記メッセージ依頼
データに基づいて前記記憶手段に記憶されたいずれかの
受信者の行動予定を時間経過とともに追跡検索して前記
メッセージデータを伝送すべき最適な伝送先アドレスを
選択する選択手段(スケジュールデータベース3のCP
Uがメモリ資源に記憶された制御プログラムを実行して
選択する)と、前記選択手段が選択した伝送先アドレス
に従って決定される前記伝送手段に最適な伝送指示デー
タを作成する作成手段(スケジュールデータベース3の
CPUがメモリ資源に記憶された制御プログラムを実行
して作成する)と、前記作成手段により作成された前記
伝送指示データと前記メッセージデータとを含む伝送情
報をいずれかの伝送手段に引き渡す伝送制御手段(MD
Aサーバ2のCPUがメモリ資源に記憶された制御プロ
グラムを実行して引き渡す)とを有し、MDAサーバ2
が受信した前記メッセージ依頼データに基づいてスケジ
ュールデータベース3がメモリ資源に記憶されたいずれ
かの受信者の行動予定を時間経過とともに追跡検索して
前記メッセージデータを伝送すべき最適な伝送先アドレ
スを選択し、該選択した伝送先アドレスに従ってMDA
サーバ2が決定される伝送手段に最適な伝送指示データ
を作成し、該作成された前記伝送指示データと前記メッ
セージデータとを含む伝送情報をMDAサーバ2がサブ
システム4〜6のいずれか1つに引き渡すので、メッセ
ージ伝送依頼を受信した時刻と登録された受信者のスケ
ジュールとをリアルタイムに追跡検索して、受信者がメ
ッセージを確実に受信できるいずれかの伝送先を特定
し、該特定された伝送先に伝送指示書を自動的に付与し
て依頼されたメッセージを伝送媒体を介して伝送するこ
とができる。
【0049】第3の発明は、前記選択手段により選択さ
れた前記伝送先アドレスに対する前記メッセージの伝送
所要時間を推定する推定手段(MDAサーバ2のCPU
がメモリ資源に記憶された制御プログラムを実行して推
定する)と、前記推定手段により推定された伝送所要時
間を含めて前記受信者が当該伝送所要時間経過後の時刻
に前記伝送先アドレスに従う地点に所在しているかどう
かを判定する判定手段(スケジュールデータベース3の
CPUがメモリ資源に記憶された制御プログラムを実行
して判定する)とを有し、MDAサーバ2が選択された
前記伝送先アドレスに対する前記メッセージの伝送所要
時間を推定し、該推定された伝送所要時間を含めて前記
受信者が当該伝送所要時間経過後の時刻に前記伝送先ア
ドレスに従う地点に所在しているかどうかを判定し、該
判定結果に基づいてスケジュールデータベース3がメモ
リ資源に記憶されるいずれかの受信者の行動予定を順次
繰り下げて追跡検索して前記メッセージデータを伝送す
べき最適な伝送先アドレスを再選択するので、受信した
メッセージ伝送依頼時刻とメッセージを伝送完了するま
での時間を加味して、推定された伝送所要時間経過後の
時刻にメッセージを受信不能な場合には、次のメッセー
ジ伝送アドレス先を順次追跡検索して最適な伝送アドレ
ス先を自動検索でき、メッセージ受信者のスケジュール
を追跡しながら確実に受信可能な伝送先アドレスを選択
することができる。
【0050】第4の発明は、所定の伝送媒体(ネットワ
ーク,公衆回線)を介してメッセージを伝送する複数の
伝送手段(サブシステム4〜6)と、メッセージ伝送を
行う受信者の行動予定データを伝送先アドレス別のメッ
セージ受取り属性情報とともに受信者別に記憶する記憶
手段(スケジュールデータベース3のメモリ資源)と、
前記記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対するメ
ッセージ送信属性情報が設定されているメッセージ依頼
データおよび伝送すべきメッセージデータを受信する受
信手段(MDAサーバ2が所定のインタフェースを介し
て受信する)と、前記受信手段が受信した前記メッセー
ジ依頼データに基づいて前記記憶手段に記憶されたいず
れかの受信者の行動予定を時間経過とともに追跡検索し
て前記メッセージデータを伝送すべき最適な伝送先アド
レスを選択する選択手段(スケジュールデータベース3
のCPUがメモリ資源に記憶された制御プログラムを実
行して選択する)と、前記選択手段が選択した伝送先ア
ドレスに付加される前記メッセージ送信属性情報と前記
メッセージ依頼データに設定されている前記メッセージ
受取り属性情報とに基づいて選択された前記伝送先アド
レスの妥当性を判定する判定手段(MDAサーバ2のC
PUがメモリ資源に記憶された制御プログラムを実行し
て判定する)と、前記判定手段が選択された前記伝送先
アドレスが正当であると判定した場合に、該選択した伝
送先アドレスに従って決定されるいずれかの伝送手段に
最適な伝送指示データを作成する作成手段(MDAサー
バ2のCPUがメモリ資源に記憶された制御プログラム
を実行して作成する)と、前記作成手段により作成され
た前記伝送指示データと前記メッセージデータとを含む
伝送情報をいずれかの伝送手段に引き渡す伝送制御手段
(MDAサーバ2のCPUがメモリ資源に記憶された制
御プログラムを実行して引き渡す)とを有し、MDAサ
ーバ2が受信した前記メッセージ依頼データに基づいて
スケジュールデータベース3がメモリ資源に記憶された
いずれかの受信者の行動予定を時間経過とともに追跡検
索して前記メッセージデータを伝送すべき最適な伝送先
アドレスを選択し、該選択した伝送先アドレスに従って
MDAサーバ2が決定されるいずれかの伝送手段に最適
な伝送指示データを作成し、該作成された前記伝送指示
データと前記メッセージデータとを含む伝送情報をいず
れかのサブシステム4〜6に引き渡すので、受信したメ
ッセージ伝送依頼時刻に、検索された受信者のスケジュ
ールがメッセージ受信不能な場合には、次のメッセージ
伝送アドレス先を順次追跡検索して最適な伝送アドレス
先を自動検索でき、メッセージ受信者のスケジュールを
追跡しながら確実に受信可能な伝送先アドレスを選択す
ることができる。
【0051】第5の発明は、スケジュールデータベース
3がMDAサーバ2の判定結果に基づいてメモリ資源に
記憶されるいずれかの受信者の行動予定を順次繰り下げ
て追跡検索して前記メッセージデータを伝送すべき最適
な伝送先アドレスを再選択するので、受信したメッセー
ジ伝送依頼時刻に、検索された受信者のスケジュールが
メッセージ受信不能な場合には、次のメッセージ伝送ア
ドレス先を順次追跡検索して最適な伝送アドレス先を何
度でも自動検索でき、メッセージ受信者のスケジュール
を追跡しながら確実に受信可能な伝送先アドレスを選択
することができる。
【0052】第6の発明は、前記伝送先アドレス別のメ
ッセージ受取り属性情報には、伝送されるメッセージの
伝送先アドレスが代理受取りを許容する代理フラグまた
は前記代理フラグが設定された際の当該メッセージに対
する代理受取りが守秘性を伴うかどうかを示す守秘フラ
グを含むので、様々なメッセージの伝送先に意図したメ
ッセージ伝送環境を自在に設定することができる。
【0053】第7〜第9の発明は、第4の発明におい
て、前記メッセージ送信属性情報には、伝送すべきメッ
セージに対して設定された異なる伝送要求フラグ(伝送
すべきメッセージに対する緊急度を示す至急フラグ(図
3の至急用のチェックボックスのチェックにより設定さ
れる),伝送すべきメッセージに対する親展性を示す親
展フラグ(図3の社外秘用のチェックボックスのチェッ
クにより設定される))を含むので、依頼されるメッセ
ージの属性に応じて受信者のスケジュールを検索して最
適な伝送先アドレスを特定することができる。
【0054】第10の発明は、MDAサーバ2は、選択
された前記伝送先アドレスが正当であると判定し、かつ
前記伝送先アドレス別のメッセージ受取り属性情報中
に、伝送されるメッセージの伝送先アドレスが代理受取
りを許容する代理フラグが設定されていると判定した場
合に、該選択した伝送先アドレスに従って決定されるい
ずれかの伝送手段に所定の書式に従う代理人受取りを示
す所定の伝送指示データを作成するので、メッセージ伝
送に付随するヘッダあるいは送付書等の伝送指示データ
を含む最適な伝送情報を自動生成することができる。
【0055】第11の発明は、第4の発明において、M
DAサーバ2は、前記伝送先アドレス別のメッセージ受
取り属性情報中に伝送すべきメッセージに対する親展性
を示す親展フラグが設定され、かつ前記伝送先アドレス
別のメッセージ受取り属性情報中に、伝送されるメッセ
ージの伝送先アドレスが代理受取りを許容する守秘性の
ない代理フラグが設定されていると判定した場合に、選
択された前記伝送先アドレスは妥当性がないと判定する
ので、伝送するメッセージが親展性を要求するものであ
れば、スケジュール上伝送可能な伝送先アドレスであっ
て、守秘性のない代理フラグが設定されている伝送先ア
ドレスにメッセージが伝送されてしまうことを確実に回
避することができる。
【0056】第12の発明は、第4の発明において、M
DAサーバ2は、前記伝送先アドレス別のメッセージ受
取り属性情報中に伝送すべきメッセージに対する緊急度
を示す緊急フラグが設定され、かつ前記伝送先アドレス
別のメッセージ受取り属性情報中に、伝送されるメッセ
ージの伝送先アドレスが代理受取りを許容する代理フラ
グが設定されている場合に、選択された前記伝送先アド
レスは妥当性がないと判定するので、伝送するメッセー
ジが緊急性を要求するものでなければ、スケジュール上
伝送可能な伝送先アドレスが選択されても、代理フラグ
が設定されている伝送先アドレスにメッセージが伝送さ
れてしまうことを確実に回避することができる。
【0057】第13の発明は、第11または第12の発
明において、MDAサーバ2は、前記伝送先アドレスは
妥当性がないと判定した場合に、スケジュールデータベ
ース3は、メモリ資源に記憶されるいずれかの受信者の
行動予定を順次繰り下げて追跡検索して前記メッセージ
データを伝送すべき最適な伝送先アドレスを再選択する
ので、受信者のスケジュール上伝送可能な妥当性のない
伝送先アドレスが選択された場合には、伝送先アドレス
をスケジュールに沿って自動追跡検索して再現性よく選
択することができる。
【0058】以下、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、本発明に係るデータ処理システムにおけるメッ
セージ配送処理動作について説明する。
【0059】図4は、本発明に係るデータ処理システム
の第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したMDAサーバ2の処理に対応する。
なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0060】先ず、クライアント1から配送依頼とメッ
セージが送られてくるのを待機し(1)、クライアント
1より配送依頼情報とメッセージを受信すると、ステッ
プ(2)で、配送依頼情報から宛先情報を特定する。次
に、ステップ(3)で、宛先となるべき受信者の行動予
定をスケジュールデータベース3に問い合わせ、スケジ
ュールデータベース3からの返答を受け取り、ステップ
(4)で、伝送媒体とアドレスの選択を行う、次に、ス
テップ(5)では、選択した伝送媒体とアドレスの妥当
性の判定処理(詳細は後述する)を行い、選択した伝送
媒体とアドレスの組が妥当であると判定された場合は、
ステップ(6)へ進み、妥当でないと判定された場合に
は、ステップ(3)へ戻り、受信者の次なる行動予定の
検索と、「伝送媒体,アドレス」の組の次候補の選択処
理を繰り返す。
【0061】ステップ(6)では、選択された伝送媒体
に適合する表現形式で配送依頼に含まれる属性に適合す
る書式に基づくエンベロープデータの作成処理を行う。
【0062】なお、本実施形態において、エンベロープ
データとは、伝送媒体等により異なり、例えば伝送媒体
がファクシミリの場合、ファクシミリのカーバーシート
のビットマップ画像データに対応し、伝送媒体が電子メ
ールの場合は、電子メールヘッダに対応し、伝送媒体が
図示しないメール室に設置されたリモートプリンタの場
合は、所定の書式の送り票のビットマップ画像データに
対応する。
【0063】また、エンベロープデータの作成に用いら
れる書式は、あらかじめMDAサーバ2内部の記憶装置
(図示しない)に格納されており、配送依頼に含まれて
いるメッセージの「属性」(図3の配送依頼設定エリア
L4参照)と、スケジュールデータベース3から問い合
わせた送り先の特定情報(図2の代理別設定列C4のチ
ェック有無,守秘別設定列C5のチェック有無)とに応
じて、適切な書式が選択される。従って、例えば代理人
が介在する送り先にメッセージを配送する際には、「気
付」を付したエンベロープデータを自動生成することが
可能に構成されている。
【0064】さらに、ステップ(7)では、選択された
伝送媒体サブシステム4〜6のいずれかに接続し、選択
されたアドレス情報を含むエンベロープデータとメッセ
ージ内容とを送信して、処理を終了する。
【0065】図5は、図4に示した妥当性判定処理ルー
チンの詳細手順の一例を示すフローチャートであり、図
4に示すステップ(4)で選択された「伝送媒体,アド
レス」の妥当性を判定する処理に対応する。なお、
(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0066】先ず、ステップ(1)で「伝送媒体,アド
レス」の組の関数として配送所要時間を推定する。な
お、配送所要時間の推定は、MDAサーバ2内部の図示
しない記憶装置内に伝送媒体とアドレスをキーとして所
要時間を検索するためのテーブルを保持し、このテーブ
ルを検索することで推定されるものとする。
【0067】次に、ステップ(2)で、所要時間と現在
の時刻(システム内で管理される)を加算し配送推定時
刻を算出し、該算出した配送推定時刻と受信者の行動予
定を比較することによって、配送推定時刻に受信者が宛
先の地点に所在するかどうかを判定し、配送推定時刻に
受信者が既に存在しない予定となっていると判定した場
合には、ステップ(8)で、図4に示したステップ
(4)で選択された「伝送媒体,アドレス」の組は妥当
でないと判定され、処理をリターンし、図4のステップ
(3)へ戻る。
【0068】一方、ステップ(2)で、配送推定時刻に
受信者が存在する予定となっていると判定した場合は、
ステップ(3)へ進み、「伝送媒体,アドレス」の特性
が代理人を介する経路であるかどうかを判定し(図2に
示した個人予定画面の代理別設定列C4に対するチェッ
クボックスのチェック有無から判定する)、代理人を介
在する経路であると判定した場合には、ステップ(4)
へ進み、配送依頼に含まれる属性の「至急」フラグの真
偽(図3に示した送信メッセージ画面の配送依頼設定エ
リアL4の「至急」に対するチェックボックスのチェッ
ク有無)を判定し、NOすなわち、メッセージが緊急性
を要しないと判定した場合には、代理人が介在する危険
な経路の選択を避けるため、ステップ(8)へ進み、当
該選択は妥当でないと判定してリターンし、図4に示し
たステップ(3)へ戻る。
【0069】一方、ステップ(4)で、メッセージが緊
急性を要すると判定した場合には、ステップ(5)へ進
み、当該メッセージが秘匿性を要求するか否かを示す属
性の設定状態を判定し、すなわち、図3に示した送信メ
ッセージ画面の配送依頼設定エリアL4の「社外秘」の
チェックボックスに対するチェック有無(「社外秘」フ
ラグの有無)から判定し、秘匿性を要求していないと判
定した場合には、ステップ(7)へ進み、選択は妥当で
あると判定して処理をリターンし、図4に示したステッ
プ(6)へ移行する。
【0070】一方、ステップ(5)で、秘匿性を要求し
ていると判定した場合には、ステップ(6)へ進み、
「伝送媒体,アドレス」の組が秘匿性の期待できる経路
であるかどうかを、スケジュールデータベース3からの
応答情報であるところの、すなわち、図2に示した行動
予定画面の守秘別設定列C5のチェックボックスに対す
るチェック有無(「守秘」フラグの有無)から判定し、
「守秘」フラグが「真」であると判定した場合は、ステ
ップ(7)へ進み、当該選択は妥当であるものと判定し
て、処理をリターンし、図4に示したステップ(6)へ
移行する。
【0071】一方、ステップ(6)で「守秘」フラグが
「偽」であると判定した場合は、ステップ(8)へ進
み、当該選択は妥当でないと判定して、処理をリターン
し、図4に示したステップ(3)へ戻る。
【0072】これにより、例えば図1に示したクライア
ント1から、図3に示した送信メッセージ画面に対応し
たメッセージを受信した場合、配送依頼設定エリアL3
の「日時」のうちの、時刻が「午後12:05」に設定
され、配送依頼設定エリアL4の「至急」に対するチェ
ックボックスおよび「社外秘」のチェックボックスに対
するチェックマークがそれぞれ設定されているので、す
なわち、時刻が「午後12:05」に、属性が「至急」
かつ「社外秘」であるメッセージの配送を、クライアン
ト1が要求している。MDAサーバ2は、宛先に指定さ
れた受信者に対するスケジュールデータをスケジュール
データベース3に問い合わせ、該問い合わせに対してス
ケジュールデータベース3から図2に示した受信者に対
応する行動予定データを受け取る。
【0073】本例では、受信者は、当該時刻では「昼食
/移動」中であり、連絡のつかない場所におり、最も速
く連絡を取り付けるためには、午後1:00から会議が
予定されている取引先にファクシミリとしてメッセージ
を送信すればよいことが判明して、連絡先「FAX:0
3……」が選択されることになる(図4のステップ
(4))。
【0074】ところが、当該メッセージは、図3に示し
たように、配送依頼設定エリアL4の「社外秘」のチェ
ックボックスに対してチェックマークが設定されている
ので、しかも、この宛先は、図2に示すように、代理人
を介在する経路であり、かつ守秘性が担保されていない
ことから、選択された媒体であるファクシミリと、選択
されたアドレスであるファクシミリ番号の組は、結果と
して「妥当でない」と判定される(図5のステップ
(8))。
【0075】そこで、スケジュールデータベース3から
次なる予定の検索を行い、再度、伝送媒体とアドレスを
選択する。本例では、次に選択される伝送媒体とアドレ
スの組は、図2に示すように、「email,……j
p」であり、この選択は上記同様の判定処理により「妥
当である」と判定される。これを受けて、MDAサーバ
2は、電子メール用の表現形式で本人宛の書式のエンベ
ロープデータを作成し、該作成したエンベロープデータ
とメッセージとを電子メールサーバとしてのメッセージ
配送サブシステム4に渡す。
【0076】図6は、本発明に係るデータ処理システム
における電子メールのデータ構造を説明する図である。
【0077】図において、EDは電子メールヘッダで、
これはクライアント1から渡された配送依頼に基づいて
作成されるエンベロープデータとなるものであり、em
ailに対応して作成される。MDはメッセージデータ
本体で、図3に示した送信メッセージ画面の配送依頼設
定エリアL6の「内容」に対応する。なお、メッセージ
データ本体MDの最後の1行は、送信者の署名を表すデ
ータであり、MDAサーバ2により自動的に付加され
る。
【0078】以下、本実施形態と第14〜第19の発明
の各工程との対応及びその作用について図4,図5等を
参照して説明する。
【0079】第14の発明は、所定の伝送媒体(ネット
ワーク,公衆回線)を介してメッセージを伝送する複数
の伝送手段(サブシステム4〜6)と、メッセージ伝送
を行う受信者の行動予定データを受信者別に記憶する記
憶手段(スケジュールデータベース3のメモリ資源)と
を有するデータ処理システムのデータ伝送処理方法にお
いて、前記記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対
するメッセージ依頼データおよび伝送すべきメッセージ
データを受信する受信工程(図4のステップ(1))
と、該受信した前記メッセージ依頼データに基づいて前
記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行動予定を
時間経過とともに追跡検索して前記メッセージデータを
伝送すべき最適な伝送先アドレスを選択する選択工程
(図4のステップ(4))と、該選択した伝送先アドレ
スに付加される前記メッセージ送信属性情報と前記メッ
セージ依頼データに設定されている前記メッセージ受取
り属性情報とに基づいて選択された前記伝送先アドレス
の妥当性を判定する判定工程(図4のステップ(5))
と、前記判定工程により前記選択された前記伝送先アド
レスが正当であると判定した場合に、該選択された前記
伝送先アドレスに従って決定されるいずれかの伝送手段
に最適な伝送指示データを作成する作成工程(図4のス
テップ(6))と、該作成された前記伝送指示データと
前記メッセージデータとを含む伝送情報をいずれかの伝
送手段に送信する送信工程(図4のステップ(7))と
をMDAサーバ2およびスケジュールデータベース3の
図示しないCPUがROM,外部記憶装置等のメモリ資
源に記憶された制御プログラムを実行して、メッセージ
伝送依頼を受信した時刻と登録された受信者のスケジュ
ールとをリアルタイムに追跡検索して、受信者がメッセ
ージを確実に受信できるいずれかの伝送先を特定し、該
特定された伝送先に伝送指示書を自動的に付与して依頼
されたメッセージを適切ないずれかの伝送媒体を介して
伝送することができる。
【0080】第15の発明は、メッセージ伝送を行う受
信者の行動予定データを記憶手段(スケジュールデータ
ベース3のメモリ資源)に受信者別に記憶し、複数の伝
送手段を介して入力されるメッセージ依頼に応じてメッ
セージの伝送を制御するコンピュータが読み出し可能な
プログラムを格納した記憶媒体であって、前記記憶手段
に記憶されるいずれかの受信者に対するメッセージ依頼
データおよび伝送すべきメッセージデータを受信する受
信工程(図4のステップ(1))と、該受信した前記メ
ッセージ依頼データに基づいて前記記憶手段に記憶され
たいずれかの受信者の行動予定を時間経過とともに追跡
検索して前記メッセージデータを伝送すべき最適な伝送
先アドレスを選択する選択工程(図4のステップ
(4))と、該選択した伝送先アドレスに付加される前
記メッセージ送信属性情報と前記メッセージ依頼データ
に設定されている前記メッセージ受取り属性情報とに基
づいて選択された前記伝送先アドレスの妥当性を判定す
る判定工程(図4のステップ(5))と、前記判定工程
により前記選択された前記伝送先アドレスが正当である
と判定した場合に、該選択された前記伝送先アドレスに
従って決定されるいずれかの伝送手段に最適な伝送指示
データを作成する作成工程(図4のステップ(6))
と、該作成された前記伝送指示データと前記メッセージ
データとを含む伝送情報をいずれかの伝送手段に送信す
る送信工程(図4のステップ(7))とを含む、コンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納し
たものである。すなわち、後述する外部記憶媒体または
内部の記憶資源に図4,図5に示す工程に対応するプロ
グラムコードを記憶させ、該プログラムコードを記憶し
た記憶媒体からMDAサーバ2およびスケジュールデー
タベース3の図示しないCPUが読み出して実行する形
態も本発明の実施形態に含まれるものである。
【0081】第16の発明は、第14の発明において、
前記判定工程(図4のステップ(5)であって、詳細は
図5に示すステップ(1)〜(7))は、前記伝送先ア
ドレス別のメッセージ受取り属性情報中に伝送すべきメ
ッセージに対する親展性を示す親展フラグが設定され、
かつ前記伝送先アドレス別のメッセージ受取り属性情報
中に、伝送されるメッセージの伝送先アドレスが代理受
取りを許容する守秘性のない代理フラグが設定されてい
ると判定した場合に、選択された前記伝送先アドレスは
妥当性がないと判定するので、伝送するメッセージが親
展性を要求するものであれば、スケジュール上伝送可能
な伝送先アドレスであって、守秘性のない代理フラグが
設定されている伝送先アドレスにメッセージが伝送され
てしまうことを確実に回避することができる。
【0082】第17の発明は、第15の発明において、
前記判定工程(図4のステップ(5)であって、詳細は
図5に示すステップ(1)〜(7))は、前記伝送先ア
ドレス別のメッセージ受取り属性情報中に伝送すべきメ
ッセージに対する親展性を示す親展フラグが設定され、
かつ前記伝送先アドレス別のメッセージ受取り属性情報
中に、伝送されるメッセージの伝送先アドレスが代理受
取りを許容する守秘性のない代理フラグが設定されてい
ると判定した場合に、選択された前記伝送先アドレスは
妥当性がないと判定するものである。
【0083】第18の発明は、第14の発明において、
前記判定手段(図4のステップ(5)であって、詳細は
図5に示すステップ(1)〜(7))は、前記伝送先ア
ドレス別のメッセージ受取り属性情報中に伝送すべきメ
ッセージに対する緊急度を示す緊急フラグが設定され、
かつ前記伝送先アドレス別のメッセージ受取り属性情報
中に、伝送されるメッセージの伝送先アドレスが代理受
取りを許容する代理フラグが設定されていると判定した
場合に、選択された前記伝送先アドレスは妥当性がない
と判定するので、伝送するメッセージが緊急性を要求す
るものでなければ、スケジュール上伝送可能な伝送先ア
ドレスが選択されても、代理フラグが設定されている伝
送先アドレスにメッセージが伝送されてしまうことを確
実に回避することができる。
【0084】第19の発明は、第15の発明において、
前記判定手段(図4のステップ(5)であって、詳細は
図5に示すステップ(1)〜(7))は、前記伝送先ア
ドレス別のメッセージ受取り属性情報中に伝送すべきメ
ッセージに対する緊急度を示す緊急フラグが設定され、
かつ前記伝送先アドレス別のメッセージ受取り属性情報
中に、伝送されるメッセージの伝送先アドレスが代理受
取りを許容する代理フラグが設定されていると判定した
場合に、選択された前記伝送先アドレスは妥当性がない
と判定するものである。
【0085】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
パーソナルコンピュータ等によるデータ処理システムか
ら直接伝送媒体を介してメッセージを転送する場合を例
として説明したが、いわゆる各種のLANを介して通信
可能なネットワークを介して構築されるシステムにも本
発明を適用することができる。以下、その実施形態につ
いて説明する。
【0086】図7は、本発明の第2実施形態を示すデー
タ処理システムを適用可能なメッセージ配送支援システ
ムの構成を説明するブロック図であり、図1と同一のも
のには同一の符号を付してある。以下、構成および動作
について説明する。
【0087】図において、パーソナルコンピュータ(ま
たはワークステーション等)によって実現されるクライ
アント1は、メッセージ配送支援システムのクライアン
トアプリケーションが稼働しており、利用者はクライア
ント1を利用してメッセージ配送支援システムに対し
て、配送依頼とメッセージの入力を行う。
【0088】利用者がクライアント1に配送依頼とメッ
セージを入力すると、クライアント1はネットワーク1
00を介してMDAサーバ2に接続する。MDAサーバ
2は、クライアント1から配送依頼とメッセージを受け
取り、配送宛先である受信者の行動予定をネットワーク
100を介してスケジュールデータベース3に問い合わ
せる。MDAサーバ2は後述するアルゴリズムによって
適切な伝送媒体とアドレスとを決定し、その伝送媒体に
適合するエンベロープデータを上述と同等の処理手順に
従って作成し、該作成したエンベロープデータの内容を
伝送媒体の選択に応じて配送のためのサブシステム10
1,106,107のいずれかに渡す。
【0089】サブシステム101は、電子メールサーバ
として機能し、SMTPによる電子メールの送信をルー
タ102,外部ネットワーク103を介して行う。サブ
システム106は、ファクシミリスプーラとして機能
し、図示しないNCU等を内部に備えるモデムユニット
105,公衆回線網104を介して相手先のファクシミ
リ装置と画像情報の送受信処理を行う。サブシステム1
07は、リモートプリンタとして機能し、配送の目的地
あるいは「メール室」等の中継地に設置され、与えられ
た出力情報の記録媒体へのプリント処理を行う。
【0090】以上説明したように、上記各実施形態によ
れば、クライアントから送られる配送依頼とメッセージ
を処理するために、宛先となるべき受信者の行動予定を
スケジュールデータベース3に問い合わせることによっ
て妥当な伝送媒体とアドレスを選択し、該選択した伝送
媒体の特性とメッセージの属性に応じたエンベロープデ
ータを作成し、該作成したエンベロープデータとメッセ
ージを選択した伝送媒体に渡すことによって、受信者の
所在を現在時刻と対応づけて追跡検索した適切な所在地
に依頼されたメッセージを自動配送することができる。
【0091】なお、本実施形態では、メッセージの伝送
媒体として、電子メール,ファクシミリおよびリモート
プリンタの異なる3つのサブシステムからデータ処理シ
ステムが構成される場合を例として説明したが、他のメ
ッセージの伝送媒体を追加または置き換えても、同様の
効果が得られることは言うまでもない。
【0092】例えば他のメッセージの伝送媒体として、
テキスト情報を合成音声によって読み上げる電話、さら
に、それを受信側のボイスメールとを組み合せたシステ
ム、短文表示機能付きのポケットベル、所謂ネットニュ
ースや電子掲示板,ワールドワイドウェブ(WWW),
ファクシミリサーバ等の情報発信型のデータベースへの
登録、受信者のログイン端末へのチャット機能等が上げ
られる。
【0093】また、伝送媒体についても、各実施形態に
示した伝送媒体に限らず、他の伝送媒体であっても本発
明を適用することができる。
【0094】以下、図8に示すメモリマップを参照して
本発明に係るデータ処理システムで読み出し可能なデー
タ処理プログラムの構成について説明する。
【0095】図8は、本発明に係るデータ処理システム
で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する
記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0096】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0097】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0098】本実施形態における図4,図5に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0099】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0100】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0101】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0102】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対するメッセ
ージ依頼データおよび伝送すべきメッセージデータを受
信し、該受信した前記メッセージ依頼データに基づいて
記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行動予定を時
間経過とともに追跡検索して前記メッセージデータを伝
達すべき最適な伝送先アドレスを選択し、該選択された
前記伝送先アドレスに対するメッセージの伝送所要時間
を推定し、該推定された前記伝送所要時間を含めてメッ
セージデータを伝送すべき伝送先アドレスを決定し、該
決定した伝送先アドレスに対する伝送指示データを作成
し、該作成された前記伝送指示データと前記メッセージ
データとを含む伝送情報を伝送手段に引き渡すように制
御することにより、選択された伝送先アドレスにメッセ
ージが到着した時に、メッセージ受信者のスケジュール
を追跡しながら確実に受信可能な伝送先アドレスを選択
して、該スケジュールから外れた既にその場所に居らず
メッセージが伝わらないような不具合を防止できるとい
う効果を奏する。
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
【0116】
【0117】
【0118】
【0119】
【0120】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すデータ処理システ
ムを適用可能なメッセージ配送支援システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示したスケジュールデータベースに個人
別に管理されるスケジュールデータの一例を示す図であ
る。
【図3】図1に示したクライアントの表示装置に表示さ
れる送信メッセージ入力画面の一例を示す図である。
【図4】本発明に係るデータ処理システムの第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4に示した妥当性判定処理ルーチンの詳細手
順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るデータ処理システムにおける電子
メールのデータ構造を説明する図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示すデータ処理システ
ムを適用可能なメッセージ配送支援システムの構成を説
明するブロック図である。
【図8】本発明に係るデータ処理システムで読み出し可
能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメ
モリマップを説明する図である。
【図9】この種のデータ処理装置における受信者指定型
のメッセージ転送先指定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 クライアント 2 MDAサーバ 3 スケジュールデータベース 4 サブシステム 5 サブシステム 6 サブシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/32 H04L 11/20 101B 1/44 (56)参考文献 特開 平9−252317(JP,A) 特開 平3−295336(JP,A) 氏家正美,スクリーニング機能付き電 子メールにおけるヒューマンインタフェ ースの一検討,情報処理学会研究報告, 日本,社団法人情報処理学会,1990年 7月 5日,第90巻,第52号,p.1〜 10 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 H04L 12/54 H04L 12/58 H04N 1/00 H04N 1/32 H04N 1/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送媒体を介してメッセージを伝
    送する伝送手段と、 メッセージ伝送を行う受信者の行動予定データを受信者
    別に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対するメ
    ッセージ依頼データおよび伝送すべきメッセージデータ
    を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記メッセージ依頼データに基
    づいて前記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行
    動予定を時間経過とともに追跡検索して前記メッセージ
    データを伝送すべき最適な伝送先アドレスを選択する選
    択手段と、 前記選択手段により選択された前記伝送先アドレスに対
    する前記メッセージの伝送所要時間を推定する推定手段
    と、 少なくとも前記推定手段により推定された前記伝送所要
    時間を含めてメッセージデータを伝送すべき伝送先アド
    レスを決定する決定手段と、 前記決定した伝送先アドレスに対する伝送指示データを
    作成する作成手段と、 前記作成手段により作成された前記伝送指示データと前
    記メッセージデータとを含む伝送情報を前記伝送手段に
    引き渡す伝送制御手段と、 を有することを特徴とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 所定の伝送媒体を介してメッセージを伝
    送する複数の伝送手段と、 メッセージ伝送を行う受信者の行動予定データを受信者
    別に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対するメ
    ッセージ依頼データおよび伝送すべきメッセージデータ
    を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記メッセージ依頼データに基
    づいて前記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行
    動予定を時間経過とともに追跡検索して前記メッセージ
    データを伝送すべき最適な伝送先アドレス及び伝送手段
    を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された前記伝送先アドレスに対
    する前記メッセージの伝送所要時間を推定する推定手段
    と、 少なくとも前記推定手段により推定された前記伝送所要
    時間を含めてメッセージデータを伝送すべき伝送先アド
    レスを決定する決定手段と、 前記決定した伝送先アドレス及び伝送手段に最適な伝送
    指示データを作成する作成手段と、 前記作成手段により作成された前記伝送指示データと前
    記メッセージデータとを含む伝送情報をいずれかの伝送
    手段に引き渡す伝送制御手段と、 を有することを特徴とするデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 所定の伝送媒体を介してメッセージを伝
    送する伝送手段と、メッセージ伝送を行う受信者の行動
    予定データを受信者別に記憶する記憶手段とを有するデ
    ータ処理システムのデータ伝送処理方法であって、 前記記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対するメ
    ッセージ依頼データおよび伝送すべきメッセージデータ
    を受信する受信工程と、 前記受信工程で受信した前記メッセージ依頼データに基
    づいて前記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行
    動予定を時間経過とともに追跡検索して前記メッセージ
    データを伝送すべき最適な伝送先アドレスを選択する選
    択工程と、 前記選択工程により選択された前記伝送先アドレスに対
    する前記メッセージの伝送所要時間を推定する推定工程
    と、 少なくとも前記推定工程により推定された前記伝送所要
    時間を含めてメッセージデータを伝送すべき伝送先アド
    レスを決定する決定工程と、 前記決定した伝送先アドレスに対する伝送指示データを
    作成する作成工程と、 前記作成工程により作成された前記伝送指示データと前
    記メッセージデータとを含む伝送情報を前記伝送手段に
    引き渡す伝送制御工程と、 を有することを特徴とするデータ処理システムのデータ
    伝送処理方法。
  4. 【請求項4】 所定の伝送媒体を介してメッセージを伝
    送する複数の伝送手段と、メッセージ伝送を行う受信者
    の行動予定データを受信者別に記憶する記憶手段とを有
    するデータ処理システムのデータ伝送処理方法であっ
    て、 前記記憶手段に記憶されるいずれかの受信者に対するメ
    ッセージ依頼データおよび伝送すべきメッセージデータ
    を受信する受信工程と、 前記受信工程で受信した前記メッセージ依頼データに基
    づいて前記記憶手段に記憶されたいずれかの受信者の行
    動予定を時間経過とともに追跡検索して前記メッセージ
    データを伝送すべき最適な伝送先アドレス及び伝送手段
    を選択する選択工程と、 前記選択工程により選択された前記伝送先アドレスに対
    する前記メッセージの伝送所要時間を推定する推定工程
    と、 少なくとも前記推定工程により推定された前記伝送所要
    時間を含めてメッセージデータを伝送すべき伝送先アド
    レスを決定する決定工程と、 前記決定した伝送先アドレス及び伝送手段に最適な伝送
    指示データを作成する作成工程と、 前記作成工程により作成された前記伝送指示データと前
    記メッセージデータとを含む伝送情報をいずれかの伝送
    手段に引き渡す伝送制御工程と、 を有することを特徴とするデータ処理システムのデータ
    伝送処理方法。
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