JP2002060675A - 紙塗工用防湿性ラテックス系組成物 - Google Patents

紙塗工用防湿性ラテックス系組成物

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JP2002060675A
JP2002060675A JP2000251893A JP2000251893A JP2002060675A JP 2002060675 A JP2002060675 A JP 2002060675A JP 2000251893 A JP2000251893 A JP 2000251893A JP 2000251893 A JP2000251893 A JP 2000251893A JP 2002060675 A JP2002060675 A JP 2002060675A
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copolymer
meth
moisture
acrylate
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JP2000251893A
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Tsunehisa Shinohara
恒久 篠原
Yoshimitsu Igarashi
義光 五十嵐
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた防湿性及び耐ブロッキング性を有する
とともに容易に水中で離解され易いリサイクル可能な防
湿塗工紙用ラテックス系塗工組成物の提供。 【解決手段】 ガラス転移温度(Tg)が−70〜10
℃を有する共重合体(A)ラテックスの存在下で、0〜
50℃の範囲にあり、共重合体(A)よりも高いTgの
共重合体(B)を生成する単量体を乳化共重合させてな
ることを特徴とする異相構造ラテックスとワックスを含
む防湿性ラテックス系塗工組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装、容器などに用
いられるリサイクル可能な防湿紙を製造する際の原紙表
面に塗工するラテックス組成物に関し、特に常態防湿
性、折り曲げ防湿性及び耐ブロッキング性に優れる防湿
紙用ラテックス組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、防湿性を必要とする包装紙の
分野においては、タ−ポリン紙やワックス紙などが知ら
れているが、最近ではポリエチレン、ポリプロピレンな
どの高分子化合物を塗工あるいは張り合わせなどを施
し、防湿性を付与したポリオレフィンラミネ−ト紙が一
般的に使用されている。しかしながら、これらのラミネ
−ト紙は防湿性に関しては十分な機能を発揮し得るもの
であるが、防湿紙製造工程で発生する損紙、トリミング
屑及び成形加工時に発生する損紙、また製品になった後
の回収品などは、水中離解性が極端に悪いため、パルプ
の再利用化が困難で古紙として回収することができな
い。これはその高分子フィルムが強固な連続皮膜を形成
していて、かつ水不溶性であることに起因する。このた
め、省資源、環境問題の観点から再利用可能な防湿紙の
開発が進められてきている。
【0003】再利用可能な防湿加工による防湿紙の技術
が最近いくつか提案されている。例えば、ブタジエン系
ラテックスにワックスを配合したものを塗工し、防湿紙
を得る方法(特公昭55−22597号公報)、アクリ
ルエマルジョンにワックスを配合し塗工する方法(特公
昭62−28826号公報)、及びこの系で更にアクリ
ルエマルジョンを架橋させたものを用いることにより離
解性、ヒ−トシ−ル性を向上させた防湿紙を得る方法
(特開平7−133600号公報)などが提案されてい
る。
【0004】また、特開平12−73295号公報で
は、高ガラス転移温度(40〜90℃)のコア部及び低
ガラス転移温度(−40〜20℃)のシェル部からなる
コア・シェル構造粒子を含有する共重合体ラテックスと
合成ゼオライト並びにワックスエマルジョンを含有して
なる防湿性組成物を原紙上に塗工することにより、離解
性が非常に優れ、防湿性が高く、折り曲げ時の防湿性の
低下もなく、ブロッキングを生じることのない防湿紙が
得られることを開示している。
【0005】このようなラテックス系コ−ト剤の技術進
歩により、古紙回収を容易とする水離解性の防湿紙が得
られるようになってきた。しかしながら、このような防
湿紙は高温多湿の条件下に放置されると防湿紙の塗工面
と包装内容物との間でブロッキングが生じる問題がでて
きた。ラテックス共重合体のガラス転移温度を上げるこ
とにより高温多湿下のブロッキングを防ぐことができる
が,逆に重要な必要性能である折り曲げ防湿性(折り曲
げた部分の防湿性)が著しく低下する問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は従来のポリ
オレフィンラミネ−ト紙に近似する常態防湿性を有する
とともに高温多湿下での耐ブロッキング性と折り曲げ防
湿性のバランスに特に優れる水離解性防湿紙のコ−ト剤
用ラテックス系組成物を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】常態防湿性に優れるとと
もに高温多湿下での耐ブロッキング性と折り曲げ防湿性
にも優れる水離解性防湿紙を与えるラテックス系塗工組
成物を得るべく、ラテックス共重合体組成、ラテックス
粒子層の構造などの面から検討した結果、特定の柔らか
さを有する共重合体ラテックスの存在下で特定の硬さの
共重合体を与える単量体を重合して得られる異相構造ラ
テックスにワックスを配合したものが上記の目的とする
性能を与えることを見いだし、本願発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、1.ガラス転移温度
(Tg)が−70〜10℃を有する共重合体(A)ラテ
ックスの存在下で、Tgが0〜50℃の範囲にあり、共
重合体(A)よりも高いTgの共重合体(B)を生成す
る単量体を乳化共重合させてなることを特徴とする異相
構造ラテックスとワックスを含む防湿性ラテックス系塗
工組成物、 2.異相構造ラテックス100重量部(固形分換算)に
対してワックス0.1〜20重量部の割合で配合してな
る上記1記載の塗工組成物、 3.共重合体(A)と共重合体(B)との重量割合が5
〜95:95〜5の範囲にあることを特徴とする異相構
造ラテックスとワックスを含む上記1記載の塗工組成
物、に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明について具体的に説明
する。本発明の異相構造ラテックスを構成する共重合体
(A)及び共重合体(B)の合成に用いることができる
共重合可能な単量体としては、共役ジエン系単量体、芳
香族ビニル系単量体、エチレン系不飽和カルボン酸単量
体、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、シア
ン化ビニル系単量体、(メタ)アクリルアミド系単量
体、カルボン酸ビニルエステル系単量体、アミノ基含有
エチレン性単量体類、ハロゲン化ビニル、スルホン酸基
やリン酸基含有単量体などを挙げることができる。これ
らは単独で、又は2種類以上を組み合わせて使用でき
る。
【0010】共役ジエン系単量体としては、例えば1,
3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル1,3
−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、2−
メチル−1,3−ブタジエン、1,3ペンタジエン、ク
ロロプレン、2−クロロ−1,3ブタジエン、シクロブ
タジエンなどを挙げることができ、これらを単独で、又
は2種以上組み合わせて使用できる。これらの中でも
1,3ブタジエンが好適に使用できる。
【0011】芳香族ビニル系単量体としては、例えばス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メ
チルスチレン,o−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、エチルスチレン、ヒドロキシメチルスチレン、ビニ
ルキシレン、ブロモスチレン、ビニルベンジルクロリ
ド、p−t−ブチルスチレン、クロロスチレン、アルキ
ルスチレン、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼンな
どを挙げることができ、これらを単独で、又は2種以上
組み合わせて使用できる。これらの中でもスチレンが好
適に使用できる。
【0012】エチレン系不飽和カルボン酸単量体として
は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フ
マル酸、マレイン酸、クロトン酸、ブテントリカルボン
酸、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノメチル、イ
タコン酸モノエチル、イタコン酸モノメチルなどを挙げ
ることができ、これらを単独で、又は2種以上組み合わ
せて用いることができる。エチレン系不飽和カルボン酸
は防湿性の点から、全単量体の20重量%以下の使用が
好ましい。
【0013】(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量
体としては、例えばメチル(メタ)アクリレ−ト、エチ
ル(メタ)アクリレ−ト、プロピル(メタ)アクリレ−
ト、n−ブチル(メタ)アクリレ−ト、t−ブチル(メ
タ)アクリレ−ト、イソブチル(メタ)アクリレ−ト、
n−アミル(メタ)アクリレ−ト、イソアミルヘキシル
(メタ)アクリレ−ト、オクチル(メタ)アクリレ−
ト、ノニル(メタ)アクリレ−ト、デシル(メタ)アク
リレ−ト、ドデシル(メタ)アクリレ−ト、オクタデシ
ル(メタ)アクリレ−ト、シクロヘキシル(メタ)アク
リレ−ト、フェニル(メタ)アクリレ−ト、ベンジル
(メタ)アクリレ−ト、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレ−ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−
ト、グリシジル(メタ)アクリレ−ト、エチレングリコ
−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1−3−ブチレングリコ
−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,4−ブチレングリコ
−ルジ(メタ)アクリレ−ト、プロピレングリコ−ル
(メタ)アクリレ−ト、1,5−ペンタジオ−ルジ(メ
タ)アクリレ−ト、ネオペンチルグリコ−ルジ(メタ)
アクリレ−ト、1,6−ヘキサンジオ−ルジ(メタ)ア
クリレ−ト、ジエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ
−ト、ジエチレングリコ−ルエトキシアクリレ−ト、ト
リエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、テトラ
エチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ポリエチ
レングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ポリプロピレ
ングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ペンタエリスリ
ト−ルトリ(メタ)アクリレ−ト、トリメチロ−ルプロ
パントリ(メタ)アクリレ−ト、テトラメチロ−ルメタ
ンテトラ(メタ)アクリレ−ト、アリル(メタ)アクリ
レ−ト、ビス(4−アクリロキシポリエトキシフェニ
ル)プロパン、メトキシポリエチレングリコ−ル(メ
タ)アクリレ−ト、ステアリル(メタ)アクリレ−ト、
フェノキシポリエチレングリコ−ル(メタ)アクリレ−
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレ−ト、2,2−
ビス[4−((メタ)アクリロキシエトキシ)フェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[4−((メタ)アクリロ
キシ・ジエトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス
[4−((メタ)アクリロキシ・ポリエトキシ)フェニ
ル]プロパン、イソボルニル(メタ)アクリレ−トなど
を挙げることができ、これらを単独に、又は2種以上を
組み合わせて用いることができる。
【0014】シアン化ビニル系単量体としては、例えば
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロルア
クリロニトリルなどを挙げることができ、これらを単独
に、又は2種以上組み合わせて用いることができる。
(メタ)アクリルアミド系単量体としては、例えば(メ
タ)アクリルアミド、N−メチロ−ル(メタ)アクリル
アミドやN−メチル(メタ)アクリルアミドなどのN−
モノアルキル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチ
ル(メタ)アクリルアミドなどのN,Nジアルキル(メ
タ)アクリルアミド、グリシジルメタアクリルアミド、
N−アルコキシ(メタ)アクリルアミド、2−アクリル
アミド−−2−メチルプロパンスルホン酸などをあげる
ことができ、これらを単独又に、は2種以上組み合わせ
て用いることができる。
【0015】他の単量体としては、例えばアミノエチル
(メタ)アクリレ−トやジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレ−ト及び2−ビニルピリジンなどのアミノ基含
有エチレン性単量体、酢酸ビニルなどのカルボン酸ビニ
ルエステル類、塩化ビニルや塩化ビニリデンなどのハロ
ゲン化ビニル、スチレンスルホン酸塩や2−(メタ)ア
クリロイルオキシエチルスルホン酸及び(メタ)アリル
スルホン酸塩などのスルホン酸基含有単量体、燐酸エチ
レン(メタ)アクリレ−トや燐酸プロピレン(メタ)ア
クリレ−ト及び2−(メタ)アクリロイルオキシエチル
アシッドホスフェ−トなどの燐酸基含有単量体などを挙
げることができ、これらを単独に、又は2種以上を組み
合わせて用いることができる。
【0016】本願発明の異相構造ラテックスは水性媒体
中で単量体、連鎖移動剤などを乳化剤、ラジカル重合開
始剤、及び必要に応じてその他の添加剤成分を用いて重
合する従来公知の乳化重合方法によって得られる。連鎖
移動剤としては、例えばα−メチルスチレンダイマ−な
どの核置換α−メチルスチレンの二量体、n−ブチルメ
ルカプタン、n−オクチルメルカプタン,n−ラウリル
メルカプタン、n−ドデシルメルカプタン及びt−ドデ
シルメルカプタンなどのメルカプタン類、テトラメチル
チウラムジスルフィド及びテトラエチルチウラムジスル
フィドなどのジスルフィド類、2−エチルヘキシルチオ
グリコレ−ト、タ−ピノ−レンなどの公知の全てのもの
を単独、又は2種以上組み合わせて用いることができ
る。
【0017】乳化剤としては、例えば脂肪族石鹸、ロジ
ン酸石鹸、アルキルスルホン酸塩、ジアルキルアリ−ル
スルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキル硫酸塩及びポリオキシエチレンアルキ
ルアリ−ル硫酸塩などのアニオン性乳化剤、ポリオキシ
エチレンアルキルエ−テル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリ−ルエ−テル及びポリオキシエチレンオキシプロ
ピレンブロックコポリマ−などのノニオン性乳化剤など
公知のものを単独、あるいは2種以上組み合わせて用い
ることができる。又これらの他に親水基と親油基を有す
る界面活性剤の化学構造式の中にエチレン性二重結合を
導入した反応性乳化剤も好適に使用でき、更に、ベタイ
ン型などの両性乳化剤及びポリビニルアルコ−ル、カル
ボキシメチルセルロ−ス、メチルセルロ−ス、ポリビニ
ルピロリドンなどの水溶性高分子の保護コロイド乳化剤
なども必要に応じて用いることができる。
【0018】ラジカル重合開始剤は、熱又は還元性物質
の存在下ラジカル分解して単量体の付加重合を開始させ
るものであり、無機系開始剤及び有機系開始剤のいずれ
も使用できる。このようなものとしては、例えば水溶性
及び油溶性のペルオキソ二硫酸塩、過酸化物、アゾビス
化合物などで、具体的にはペルオキソ二硫酸カリウム、
ペルオキソ二硫酸ナトリウム、ペルオキソ二硫酸アンモ
ニウム、過酸化水素、t−ブチルヒドロペルオキシド、
過酸化ベンゾイル、2,2−アゾビスブチロニトリル、
クメンハイドロパ−オキサイドを挙げることができ、又
他に、POLYMER HANDBOOK(3rd.e
dition)、J.Brandrup及びE.H.I
mmergut著、John Willy&Sons刊
(1989)に記載されている化合物も用いることがで
きる。又、酸性亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸やそ
の塩、エリソルビン酸やその塩、ロンガリットなどの還
元剤を重合開始剤に組み合わせて用いる、いわゆるレド
ックス重合法を採用することもできる。この重合開始剤
の使用量は全単量体の重量に基づき、通常0.1〜5.
0重量%、好ましくは0.2〜3.0重量%使用する。
【0019】本発明の異相構造ラテックスを重合する
際、重合中及び重合後に、必要に応じて各種調整剤を添
加することができる。例えば、pH調整剤として水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸水素二ナト
リウムなどを添加することができる。又、エチレンジア
ミン四酢酸ナトリウムなどの各種キレ−ト剤なども重合
調整剤として添加することができる。
【0020】本発明の異相構造ラテックスを多段乳化重
合で得る際の重合温度は通常5〜120℃であるが特に
制限されるものではなく、又各段での重合温度は同じで
も異なっていても良い。本発明の異相構造ラテックスを
構成する共重合体(A)ラテックスは一段重合以外に多
段重合でも製造することができ、単量体混合物の重合系
への添加は一括添加法、連続的にあるいは断続的に添加
する方法、これらの方法を組み合わせた方法(例えば、
単量体混合物の一部添加した後に重合の進行に従って連
続的もしくは断続的に添加する方法)などいずれでも良
い。
【0021】又、重合にあたってシ−ド重合方法もとる
ことができる。シ−ド用ラテックスの組成は特に限定さ
れず、共重合体ラテックスの組成と同じであっても異な
ってもよく、シ−ド用ラテックスも同一反応容器で製造
したもの、異なる他の反応容器で製造したものを用いて
もよく、その粒子径や粒子径分布及びその使用量も特に
限定されない。共重合体(A)ラテックスの重合転化率
も特に制限されないが、通常60%以上、好ましくは8
0%以上である。
【0022】本発明における共重合体(A)ラテックス
のガラス転移温度Tgは−70〜10℃であり、好まし
くは−50〜0℃の範囲である。−70℃よりも低い場
合は常態防湿性及び耐ブロッキング性が劣り、10℃を
越える場合は折り曲げ防湿性が顕著に低下する。共重合
体(A)ラテックスの重合に用いる単量体としては、ブ
タジエンに代表される共役ジエン系単量体、及びスチレ
ンに代表される芳香族ビニル系単量体を主体とするもの
が好ましい。
【0023】本発明の異相構造ラテックスは、共重合体
(A)ラテックスの存在下で共重合体(B)を生成する
単量体混合物を乳化共重合させる(最終段階重合)こと
によって得られる。共重合体(B)ラテックスを生成さ
せるために用いる単量体混合物の添加も一括添加方法、
連続的あるいは断続的に添加する方法及びこれらの方法
を組み合わせた方法などで行うことができる。
【0024】生成する共重合体(B)ラテックスのTg
は0〜50℃の範囲であり、好ましくは10〜45℃で
ある。Tgが0℃未満の場合は耐ブロッキング性が顕著
に低下し,50℃を越える場合は常態防湿性及び折れ曲
げ防湿性が顕著に低下するため好ましくない。また、生
成する共重合体(B)のTgは共重合体(A)のそれよ
りも高いことが必要である。共重合体(B)のTgが共
重合体(A)のそれと同等以下の場合は耐ブロッキング
性と折り曲げ防湿性とのバランスが悪くなり、好ましく
ない。
【0025】共重合体のTgは、用いるそれぞれの単量
体について一般に示されているその単独重合体のTgと
単量体の配合割合から概略推定することができる。例え
ば約100℃のTgの重合体を与えるスチレン、メチル
メタクリレ−ト、及びアクリルニトリルなどの単量体を
高比率で配合した共重合体は高いTgのものが得られ、
例えば約−80℃のTgの重合体を与えるブタジエンや
約−50℃のTgの重合体を与えるn−ブチルアクリレ
−ト及び2−エチルヘキシルアクリレ−トなどの単量体
を高い比率で配合した共重合体は低いTgのものが得ら
れる。
【0026】共重合体(B)ラテックスを合成するため
に用いる単量体としては芳香族ビニル系及び(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル単量体を主体とするものが防
湿性の点で好ましい。本発明の異相構造ラテックスを構
成する共重合体(A)と共重合体(B)の重量割合(重
量%)は5〜95:95〜5{但し、(A)+(B)=
100}の範囲が好ましい。共重合体(A)の割合が5
%未満及び共重合体(B)の割合が95%を越える場合
は、折り曲げ防湿性が顕著に低下するようになるため、
好ましくない。共重合体(A)の割合が95%を越える
場合は、耐ブロッキング性が悪くなるため好ましくな
い。
【0027】本願発明の異相構造ラテックスのみの皮膜
では防湿紙で要求される防湿性能を十分満たすことはで
きなく、ワックスの併用が必要である。ワックスとして
は特に限定されないが、例えばパラフィンワックス及び
これにジルコニウム化合物を加えたもの、カルナバワッ
クス、キャンデリアワックス、ライスワックス、セレシ
ンワックス、ペトロラタム、フィッシャ−・トリブッシ
ュワックス、ポリエチレンワックス、モンタンワックス
及びその誘導体、マイクロスタリンワックス及びその誘
導体、硬化ひまし油、流動パラフィン、ステアリン酸ア
ミドなどを挙げることができ、単独及び2種以上組み合
わせて用いることができる。ワックスはエマルジョンの
形態にして本発明の異相構造ラテックスに配合される
が、ラテックス製造中に添加することもできる。ワック
スエマルジョンは、例えばワックス、ロジンやロジンエ
ステル及び石油樹脂などの樹脂類、多価アルコ−ル及び
そのエステルなどの流動化剤などを混合加熱して溶融
し、これにアニオン、カチオン、ノニオン系乳化剤を、
あるいは水酸化ナトリウムなどの塩基性化合物、並びに
有機アミンなどを加えて乳化することにより得られる。
ワックスは40〜100℃の融点を有するものが好まし
い。
【0028】本発明においてワックスはラテックス10
0重量部(固形分換算)に対して0.1〜20重量部、
好ましくは0.5〜10重量部配合する。0.1重量部
未満の配合では常態防湿性が顕著に低下し、20重量部
を越えると著しく水離解性が劣るようになるため、好ま
しくない。
【0029】本発明の異相構造ラテックスとワックスか
らなる塗工組成物に生成塗膜の耐ブロッキング性の向上
などを目的として顔料を必要に応じて配合することがで
きる。顔料としては特に制約はなく、無機及び有機の顔
料が使用できる。例えば、マグネシウム、亜鉛、バリウ
ム、チタン、アルミニウム、アンチモン、鉛などの各種
金属酸化物、水酸化物、硫化物、炭酸塩、硫酸塩又は珪
酸塩化合物やポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニルなどの個体高分子微粉末などが挙げられる。具体的
には、炭酸カルシウム、カオリン(クレ−)、タルク、
雲母、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、シリカ、合
成ゼオライト、バライト粉、アルミナホワイト、サチン
ホワイトなどである。配合する顔料の割合は常態防湿性
が顕著に損なわれない程度に配合することが好ましく、
ラテックス100重量部(固形分)に対して100重量
部以下が一般的である。
【0030】これに加えて更に必要に応じて、メチルセ
ルロ−ス、ヒドロキエチルセルロ−ス、カルボキシメチ
ルセルロ−スなどのセルロ−ス誘導体、デキストリン、
酸化処理澱粉、架橋澱粉、エステル澱粉、グラフトコポ
リマ−澱粉などの澱粉誘導体、ポリビニルアルコ−ル、
ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリビニルピロリドンなど
の各種水溶性高分子、並びに公知の消泡剤、濡れ剤、レ
ベリング剤、成膜助剤、可塑剤、顔料分散剤、着色剤、
耐水化剤、潤滑剤、防腐剤、防滑剤、撥水剤、離型剤、
ブロッキング防止剤、架橋剤(例えば水溶性エポキシ化
合物など)、水溶性金属及び各種溶剤なども加えること
ができる。
【0031】本発明の支持体として用いられる原紙は特
に制約はないが、例えば、広葉樹晒しクラフトパルプ、
針葉樹晒クラフトパルプなどの化学パルプ、GP(砕木
パルプ)、RGP(リファイナ−グラウンドパルプ)、
などの機械パルプを原料として用い、長網多筒型抄紙
機、長網ヤンキ−型抄紙機及び丸網抄紙機で抄紙されて
できる上質紙、中質紙、片艶紙及びクラフト紙などの酸
性紙、中性紙を包含するものである。原紙中には紙力増
強剤、サイズ剤、填料、歩留向上剤などの抄紙補助薬品
が含まれていてもよい。特に限定するものではないが、
原紙の米坪は50〜150g/m2程度のものが用いら
れる。
【0032】原紙に塗工液を塗布する設備としてはサイ
ズプレス、ゲ−トロ−ルコ−タ−、バ−コ−タ−、ロ−
ルコ−タ−、エアナイフコ−タ−及びブレ−ドコ−タ−
などから任意に選定することができる。塗工量は絶乾重
量で2〜30g/m2塗工されるよう調整するのが好ま
しい。塗工液を塗布後の乾燥条件も特に限定されない
が、70〜200℃、5秒〜10分程度の加熱乾燥が適
している。本発明の塗工液の乾燥重量固形分も特に限定
されないが、35〜70%程度が好ましい。
【0033】又、本発明の防湿性ラテックス系組成物
は、原紙に2回以上の塗布操作により塗工することもで
きる。次に、本発明の防湿性ラテックス系組成物につい
て実施例及び比較例により、更に詳しく説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例
及び比較例における塗布量、部数、混合割合などは全て
固形分基準で示した。また「%」及び「部」は全て重量
基準である。
【0034】共重合体ラテックスのTg、ラテックスと
ワックスを含む塗工紙及びその性能は以下の方法で作
成、測定した。 (1)Tg 共重合体ラテックスをガラス板上に流延し、加熱乾燥し
て皮膜を形成させる。次いで得られた皮膜をTg測定容
器に入れ、蓋をし、示差走査熱量計(セイコ−電子社
製)にセットして昇温速度10℃/分で測定する。 (2)塗工紙の作成 共重合体ラテックス単独、ラテックスに所定量のワック
スエマルジョンを配合した組成物、及び更に顔料を加え
た組成物について、約45%の固形分濃度に調整した塗
工液を作成する。次いで坪量約80g/m2の未晒クラ
フト原紙に塗工液を約15g/m2(固形分)の塗工量
になるようワイヤ−バ−にて塗布し、熱風乾燥機で10
5℃、60秒の条件で乾燥して、塗工紙を作成した。
【0035】(3)常態透湿度 上記(2)で作成した塗工紙試料についてJIS Z0
208防湿包装材料の透湿度試験(高温高湿条件40
℃、90%RH)に準じて透湿度を測定した。 (4)折り曲げ透湿度 上記(2)で作製した試料を直径約7cmの円形状に切
断し、塗工面を内側にして25の交差点ができるように
10回(重複なし)十字に折り曲げる。その後広げて、
(3)と同様な方法で透湿度を測定する。
【0036】(5)耐ブロッキング性 上記(2)で作製した試料を用い、ラテックス塗布面と
未塗布面とを重ね合わせ、40g/cm2で加圧し、4
0℃、90%RHの雰囲気下に24時間放置する。次い
で重ね合わせた部分をゆっくりと引き離し、付着の程度
を観察する。 ○:抵抗なく引き離すことができる。 △:少し抵抗があるが、引き離すことができる。 ×:抵抗が大きく、紙が破れることがある。
【0037】(6)水離解性 上記(2)で作製した試料5gを小片に切断し、2Lの
水とともに家庭用ミキサ−で10分攪拌し、塗工紙の離
解状態を観察した。 ○:単繊維状となる △:少し凝集物が見られる ×:凝集物が見られる
【0038】
【製造例1】攪拌装置と温度調節用ジャケットを備えた
耐圧反応容器に、イオン交換水72部、約20nmの平
均粒子径を有するシ−ド粒子の水分散体(固形分)0.
45部、ラウリル硫酸ナトリウム0.3部を入れ、内温
を80℃に昇温し、スチレン11部、ブタジエン29
部、t−ドデシルメルカプタン0.2部及びα−メチル
スチレンダイマ−0.1部からなる単量体混合物を2時
間かけて添加した(1段目)。単量体混合物を添加し始
めるとほぼ同時に、水21部、ラウリル硫酸ナトリウム
0.3部、水酸化ナトリウム0.1部、ペルオキソ二硫
酸カリ0.7部を6時間かけて添加した。又、スチレン
35部、2−エチルヘキシルアクリレ−ト23部、アク
リル酸2部からなる単量体混合物(2段目:最終段)を
1段目の単量体混合物の添加が終了した時から30分〜
1.5時間後に2時間かけて追添し、重合した。重合終
了後も反応系の温度を80℃で約2時間維持した後、水
酸化ナトリウムを加えて反応系のpHを約8.0に調整
した。次いで、スチ−ムストリッピングで残留単量体を
除去し、冷却し、80メッシュの濾布で濾過して、得ら
れた異相構造共重合体ラテックスの固形分(130℃、
乾燥法)を48%に調整した。粒子径(光散乱法、体積
平均)は130nmで、トルエン不溶分(ラテックス乾
燥皮膜をトルエンに入れ、3時間振とう後、325メッ
シュの濾布で濾過した時の乾燥濾過残さ分)は97%で
あった。
【0039】
【実施例1〜9】表1に示す配合割合の単量体及び連鎖
移動剤を用いて製造例1と同様な重合方法でa〜iの異
相構造ラテックスを作成し、ポリマ−相のTgを測定し
た。得られた各異相構造共重合体ラテックスにワックス
エマルジョン(パラフィン系ワックス、融点約55℃、
固形分30%、荒川化学株式会社製SPW−116H)
をラテックス固形分100重量部に対し4重量部(固形
分)配合し、45%固形分濃度の塗工液を作成した。次
いで坪量約80g/m2の未晒クラフト原紙に塗工液を
約15g/m2(固形分)の塗工量になるようワイヤ−
バ−にて塗布し、熱風乾燥機で105℃、60秒の条件
で乾燥して、塗工紙を作成した。得られた各塗工紙につ
いて前述の測定法に従って常態透湿度、折り曲げ透湿
度、耐ブロッキング性及び水離解性を測定した。測定し
た結果を表3に示す。
【0040】
【比較例1〜5】表2のj〜nの配合割合の単量体及び
連鎖移動剤を用いて製造例1の方法に従って重合及び後
処理を行いjからnの異相構造ラテックスを得た。次い
でこれらの異相構造ラテックスに実施例1〜8と同様に
ワックスエマルジョン(荒川化学株式会社製SPW−1
16H)を同量配合して塗工液を作成し、未晒クラフト
原紙に塗工して塗工紙を得た。得られた塗工紙について
実施例1〜8と同様に各種物性を測定した。結果を表3
に示す。
【0041】
【比較例6〜8】表2に示されるo、p、qの割合の単
量体及び連鎖移動剤(1段目)を用いて製造例1の方法
に準じて(1段目の重合において単量体及び連鎖移動剤
の全てを5時間かけて一定速度で反応機に加え、2段目
の重合を省いた以外は製造例1と同じ)重合、後処理を
行い均一共重合体ラテックスo、p、qを得た。次いで
実施例1〜8と同様にこれらの均一共重合体ラテックス
にワックスエマルジョンを配合して塗工液を作成し、ク
ラフト原紙に塗工して塗工紙を得た。得られた塗工紙に
ついて実施例1〜8と同様に各種物性を測定した。結果
を表3に示す。
【0042】
【実施例10〜14】異相構造ラテックスb或いはiを
用い、これらに配合するワックスエマルジョンの種類及
び配合量を変えて加えて得た塗工紙(実施例10〜1
3)並びに実施例10の異相構造ラテックスとワックス
エマルジョンに更に炭酸カルシウムをラテックス100
重量部に対して20重量部加えて得た塗工紙(実施例1
4)の物性測定結果を表4に示す。使用ワックスエマル
ジョン ・試作品EJ−80/221;パラフィン系,固形分4
1%、エクソンモ−ビルマ−ケティング有限会社製 ・試作品EJ−80/213;変性パラフィン系,固形
分41%、エクソンモ−ビルマ−ケティング有限会社製 使用炭酸カルシウム ・重質炭酸カルシウムBF300;備北粉化株式会社製
【0043】
【比較例9及び10】本願発明の異相構造ラテックスb
に、ワックスエマルジョンを加えないでクラフト原紙に
塗工して得た塗工紙(比較例例9)、及び本願発明の異
相構造ラテックスbに本願発明の範囲を越えてワックス
エマルジョン(パラフィン系EJ−80/221)を2
2重量部加えて塗工液を作成し、クラフト原紙に塗工し
て得た塗工紙(比較例10)について各種物性を測定し
た結果を表4に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】以上の実施例及び比較例で示される結果か
ら明らかなように、本願発明の特定の異相構造ラテック
スにワックスエマルジョンを配合した塗工液を塗工して
得られる防湿塗工紙が常態防湿性、折れ曲げ防湿性に優
れるとともに耐ブロッキング性にも優れ、又十分リサイ
クル可能な程度に容易に水中で離解され易い極めて有意
な性能を有する。
【0049】
【発明の効果】本発明の特定の異相構造ラテックスとワ
ックスからなる組成物を紙に塗工して得られる塗工紙は
優れた常態防湿性、折れ曲げ防湿性及び耐ブロッキング
性を有するとともに水中で容易に離解されるため、リサ
イクルできる機能をも有する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移温度(Tg)が−70〜10
    ℃を有する共重合体(A)ラテックスの存在下で、Tg
    が0〜50℃の範囲にあり、共重合体(A)よりも高い
    Tgの共重合体(B)を生成する単量体を乳化共重合さ
    せてなることを特徴とする異相構造ラテックスとワック
    スを含む防湿性ラテックス系塗工組成物。
  2. 【請求項2】 異相構造ラテックス100重量部(固形
    分換算)に対してワックス0.1〜20重量部の割合で
    配合してなる請求項1記載の塗工組成物。
  3. 【請求項3】 共重合体(A)と共重合体(B)との重
    量割合が5〜95:95〜5の範囲にあることを特徴と
    する異相構造ラテックスとワックスを含む請求項1記載
    の塗工組成物。
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