JP4593758B2 - 防湿性紙塗工用共重合体エマルジョン - Google Patents

防湿性紙塗工用共重合体エマルジョン Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防湿性紙塗工用共重合体エルマジョンに関するものである。すなわち、本発明は、紙、例えば、上質紙、再生紙、グラフト紙、ロール紙、グラシン紙、段ボール原紙、白板紙などに防湿性層を形成させる際、防湿性が優れるとともに古紙回収に必要な離解性にも優れ、再利用が可能である防湿性紙を製造するための紙塗工用共重合体エルマジョンを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
防湿紙の需要は包装紙をはじめとして、バッグ、段ボール箱など多岐に亘り、近年その需要も伸びてきている。
従来より、合成ゴム及びワックスを含有する防湿層を有する防湿性紙は知られている(特公昭55ー22597、特開平07―279093)。この防湿性紙は、合成ゴムラテックスとワックス系エマルジョンを配合したゴムラテックス組成物を原紙表面に塗工し、乾燥することにより得られる。
しかし、この合成ゴムラテックス組成物により得られた防湿紙は、保存時に防湿性紙同士がブロッキングを起こしたり、包装時に内容物と防湿性紙がブロッキングを起こすなどの問題があった。
【0003】
このブロッキングを回避するため、重合体ラテックスのガラス転移温度(Tg)を高くすると、防湿性に劣るという問題があった。また、耐ブロッキング性を向上させるため、シリカ変性樹脂を併用する方法(特開平8―302592)も提案されているが、この方法では耐ブロッキング性は向上するものの、防湿性は不十分である。
一方、最近では、省資源、環境汚染防止等の面から、資源再利用、即ち、古紙回収可能な防湿性紙が強く要求されている。
古紙として回収可能なものとは、紙を形成するパルプが容易に単繊維に離解するものである。
【0004】
しかし、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はポリ塩化ビニリデンなどの高分子化合物を原紙上に塗工して得た防湿性紙は充分な防湿性を有するものの、パルプが単繊維に十分に離解せず、束繊維状フロックのままで古紙紙料中に存在したり、皮膜の子片が残存したりするので古紙として、回収することはできない。
これらの問題に対して、特定の組成のパラフィンワックスを含むエマルジョンを塗布して防湿性紙を製造する方法(特開昭50−36711号)が提案されている。しかしながら、これらの技術では、まずまずの防湿性を有するものの、離解性は不十分であり、そのため、古紙回収可能な防湿性紙を提供するには至っていない。
また、特定範囲のTgを有するアクリルエマルジョンにワックス系エマルジョンを加えて塗布する方法(特開平06−287890)、及び特定範囲のゲル分率を有するアクリルエマルジョンにワックス系エマルジョンを加えて塗布する方法(特開平07−133600)などが知られている。これらの技術では、防湿性をワックスの有する撥水性層に依存してるため、紙をロール状に巻き取ったり、防湿性紙で包装した紙束を棒積みする際、防湿性紙の塗工層と非塗工層の間で、滑りが発生しやすく、運搬などの際、包装物が互いにずれて、包装の破損、包装物の荷崩れなどの事故が生ずることがある。
【0005】
さらに、ワックスブリード現象(防湿層内部に存在するワックスが時間経過或いは温度変化により防湿層表面に移行する現象)により、防湿性紙の塗工層表面の接着性が低下したり、例えばコピー用紙などを包装した際、コピー用紙表面にワックスが移行し、鮮明に印刷されなかったり、或いは、塗工表面にラベルなど添付しても直ぐに剥がれたりするなど弊害がある。
また、コア・シェル構造を有する粒子を含むエマルジョンの調製時に、シェル部、またはコア部とシェル部の両方にワックス類を添加し、防湿加工用樹脂組成物とする方法(特開平12−119528)なども開示されている。これらの技術では、防湿性及び離解性は十分であるが、最外層にワックス成分が存在するため、依然としてワックスブリード現象による摩擦係数の低下が見られる。また、最外層の占める比率が高く、組成のガラス転移点が低いために、ブロッキングを起こしやすいなどの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、古紙回収に必要な離解性が非常に優れ、防湿性が高く、防湿性紙折り曲げ時の防湿性の低下も殆どなく、ブロッキングを生じることなく、さらに、ワックスエマルジョンなどを添加してもワックスブリード現象による弊害を生じることのない防湿紙を製造するための紙塗工用防湿剤を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上述したような従来の防湿性紙における問題を解決するために鋭意研究した結果、コア部にワックスを含み、シェル部にはワックスを含まないコア・シェル構造を有する粒子を含んでなり、シェル部に比してコア部の占める率が高く、かつコア部のガラス転移点を低く、シェル部のガラス転移点を高くした紙塗工用エマルジョンが防湿性、折れ割れ耐透湿性、耐ブロッキング性、ワックスの耐ブリード性、離解性などの性能を充分に満足させることを知見し、さらに検討を重ねて本発明を完成した。
すなわち本発明は、
[1]ワックス(1)3.7〜12重量%の存在下に、エチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)5〜15重量%、(メタ)アクリル酸エステル系単量体(3)65〜90重量%、およびスチレン系単量体(4)0〜25重量%を含んでなる単量体混合物を水系媒体中で乳化重合させて得られるコア部、および(1)の不存在下に、(2)10〜30重量%、(3)10〜40重量%、(4)50〜80重量%を含んでなる単量体混合物を水系媒体中で乳化重合させて得られるシェル部からなり、コア部が55〜85重量%、シェル部が15〜45重量%の割合で構成されているコア・シェル構造の粒子を含んでなり、且つ最低成膜温度が5〜40℃である防湿性紙塗工用共重合体エマルジョン、
[2]コア部のガラス転移温度(Tg)が−70〜−5℃、であり、シェル部のTgが10〜100℃である[1]記載の共重合体エマルジョン、
[3]共重合体エルマジョンを構成する粒子の平均粒子径が0.05〜0.3μmである[1]記載の共重合体エマルジョン、
である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明による共重合体エマルジョンの製造方法を詳細に説明する。本発明に用いられるワックス(1)としては、例えば、パラフィンワックス、キャンデリラワックス、カルナバワックス、ライスワックス、モンタンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタム、フィッシャー・トリブッシュワックス、ポリエチレンワックス、モンタンワックス及びその誘導体、マイクロクリスタリンワックス及びその誘導体、硬化ひまし油、流動パラフィン、ステアリン酸アミドなどが挙げられ、特に、融点が50〜100℃のパラフィンワックスが好ましく用いられる。これらワックスを用いてワックスエマルジョンを調製する方法は公知の方法でよく、例えば、ワックス、樹脂、及び流動化剤などを混合加熱するなどして溶融し、これに乳化剤を加えて乳化すればよい。ワックスの使用量としては、コア部の3.7〜12重量%である。それよりも少ないときには防湿性紙の防湿性に劣り、特に折り曲げ時の防湿性が大きく低下することがある。それよりも多いときには、防湿性向上効果が飽和し、経済的にも不利になり、ワックスのブリード現象による弊害が生じる場合がある。
【0009】
本発明において用いるエチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)としては、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸などのモノカルボン酸、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などのジカルボン酸や、それらの無水物、例えば、マレイン酸メチル、イタコン酸メチルなどのジカルボン酸のモノエステル、すなわち半エステルなどを挙げることができる。これらのエチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)は、エチレン系不飽和ジカルボン酸および(メタ)アクリル酸を含んでいることが望ましい。エチレン性不飽和ジカルボン酸及び(メタ)アクリル酸以外のエチレン系不飽和カルボン酸単量体も、エチレン系不飽和ジカルボン酸及び(メタ)アクリル酸に1種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明におけるこれらエチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)の使用量は、コア部重量の5〜15重量%、好ましくは、6〜13重量%の範囲である。コア部におけるエチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)の使用量が5重量%よりも少ないときは、得られる共重合体ラテックス及び本発明による塗工組成物の機械的安定性が十分でなく、また、15重量%を越えるときは、防湿性紙の防湿性が低下することがある。
【0010】
また、シェル部においては、エチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)は10〜30重量%、好ましくは、12〜25量%の範囲である。シェル部における(2)の使用量が10重量%よりも少ないときは、得られる共重合体ラテックス及び本発明による塗工組成物の機械的安定性が十分でなく、また、30重量%を越えるときは、防湿性紙の防湿性が低下することがある。前記エチレン系不飽和ジカルボン酸および(メタ)アクリル酸を併用する場合のエチレン系不飽和ジカルボン酸と(メタ)アクリル酸との使用割合は通常、エチレン系不飽和ジカルボン酸/(メタ)アクリル酸=10/90〜90/10(重量%)、好ましくは25/75〜75/25(重量%)程度である。
(メタ)アクリル酸エステル系単量体(3)としては、各種の単量体が使用でき、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。特にメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレートが好ましい。また、(メタ)アクリル酸エステル系単量体(3)使用量が単量体混合物(a)において通常65〜90重量%であり、好ましくは70〜85重量%である。65重量%よりも少ないときは、防湿性紙の防湿性に劣り、特に折り曲げ等の防湿性が大きく低下することがある。90重量%よりも多いときには古紙回収に必要となる離解性が劣ると同時に防湿性紙の耐ブロッキング性が劣ることがある。また、シェル部においては(3)は通常10〜40重量%、好ましくは12〜35重量%である。10重量%よりも少ないときは、防湿性紙の防湿性に劣り、特に折り曲げ等の防湿性が大きく低下することがある。40重量%よりも多いときには古紙回収に必要となる離解性が劣ると同時に防湿性紙の耐ブロッキング性が劣ることがある。
【0011】
スチレン系単量体(4)としてはスチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、4−ヒドロキシスチレンなどが挙げられるが、特にスチレンが好ましく用いられる。コア部におけるスチレン単量他の使用量は0〜20重量%、好ましくは5〜20重量%であり、シェル部においては、50〜80重量%、好ましくは55〜75重量%である。シェル部において50重量%よりも少ないときには古紙回収に必要となる離解性が劣ると同時に防湿性紙の耐ブロッキング性が劣ることがあり、80重量%よりも多いときには防湿性紙の防湿性に劣り、特に折り曲げ等の防湿性が大きく低下することがある。
本発明の共重合体エマルジョンは、公知である乳化重合の方法、例えば、水のような水性媒体中に単量体混合物、重合連鎖移動剤、重合開始剤、乳化剤などを加えて乳化重合をすることにより製造することができる。
【0012】
重合連鎖移動剤は、一般に乳化重合において知られている通常の連鎖移動剤を用いることができる。このような連鎖移動剤としては、例えば、2−メルカプトプロピオン酸、等のメルカプトカルボン酸またはその塩(例えば、メルカプト酢酸アンモニウムなど)、例えば、メルカプトこはく酸などのメルカプタンジカルボン酸またはその塩(例えば、メルカプタンジカルボン酸塩など)、例えば、2−メルカプトエタノール、などの分子内に水酸基を有するメルカプタン類、例えば、2−メルカプトエチルアミンなどの分子内にアミノ基を有するメルカプタン類、例えば、チオグリコール酸、3,3’−チオジプロピオン酸などの分子内にカルボキシル基を有するモノスルフィド類またはその塩、例えば、β−チオジグリコールなどの分子内に水酸基を有するモノスルフィド類、例えば、チオジエチルアミンなどの分子内にアミノ基を有するモノスルフィド類、例えば、ジチオジグリコール酸、2,2’−ジチオジプロピオン酸、などの分子内にカルボキシル基を有するジスルフィド類またはその塩、例えば、チオジグリコール酸無水物などのようにモノスルフィド類およびジスルフィド類の酸無水物、例えば、D−,L−またはDL−シスチンなどのように分子内にカルボキシル基とアミノ基を有するジスルフィド類、例えば、クロロメタノール、2−クロロエタノール、などの分子内に水酸基を有するハロゲン化炭化水素類、例えば、モノクロロ酢酸、ジクロロ酢酸、クロロフマル酸、クロロマレイン酸、クロロマロン酸などの分子内にカルボキシル基を有するハロゲン化炭化水素類またはその塩、例えば、クロロマレイン酸無水物などのようにハロゲン化炭化水素類の酸無水物、例えば、ヘキシルメルカプタン、オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、などのモノチオール類、例えば、1,10−デカンジオール、トリグリコールジメルカプタンなどのジチオール、トリメチロールプロパントリスチオグリコレートなどのトリチオール、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、などのテトラチオールなど、分子内に少なくとも2つのメルカプト基を有するポリチオール、例えば、ジメチルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサントゲンジスルフィド、などのキサントゲンジスルフィド、例えば、テトラメチルチウラムジスルフィド、などのチウラムジスルフィド、例えば四塩化炭素、四臭化炭素、などのハロゲン化炭化水素、例えば、メルカプト酢酸2−エチルヘキシルエステル、メルカプトプロピオン酸トリデシルエステルなどのメルカプトカルボン酸アルキルエステル、例えば、メルカプト酢酸メトキシブチルエステル、メルカプトプロピオン酸メトキシブチルエステルなどのメルカプトカルボン酸アルコキシアルキルエステル、例えば、オクタン酸2−メルカプトエチルエステルなどのカルボン酸メルカプトアルキルエステルおよびα−メチルスチレンダイマー、ターピノーレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペンテン、アニソール、アリルアルコール等を挙げることができる。
【0013】
これらの連鎖移動剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いられる。これら連鎖移動剤のうち、本発明においては、モノチオール、ポリチオール、キサントゲンジスルフィド、チウラムジスルフィド、メルカプト酢酸2−エチルヘキシルエステル、オクタン酸2−メルカプトエチルエステル、メルカプト酢酸メトキシブチルエステル、メルカプトプロピオン酸メトキシブチルエステル、α−メチルスチレンダイマー、ターピノーレン等が好ましく用いられる。
本発明において、これら連鎖移動剤の使用量は、コア部及びシェル部の単量体混合物の合計量100重量部に対して、通常、0.05〜20重量部、好ましくは0.1〜15重量部の範囲であり、最も好ましくは0.2〜10重量部である。
重合開始剤は、特に制限されるものではなく、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の無機過硫酸塩、例えば、クメンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、などの有機過酸化物、例えば、アゾイソブチロニトリルなどのアゾ系の開始剤等を用いることができる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。これらのうち、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩などが重合安定性の面から好ましく用いられる。また、本発明において、上記した重合開始剤は、重亜硫酸ナトリウム、硫酸第一鉄などの還元剤と組み合わせてなるいわゆるレドックス系重合開始剤としても用いることができる。本発明において、重合開始剤の使用量は、全単量体混合物100重量部当り、通常、0.1〜5重量部程度であり、好ましくは0.2〜3重量部程度である。
【0014】
本発明において、乳化重合の際に用いられる乳化剤も特に制限されるものではなく、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、等のアニオン系界面活性剤、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル等のノニオン系界面活性剤、両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルベタイン、ステアリルベタインの塩などのアルキルベタイン型の塩、ラウリル−β−アラニン、ラウリルジ(アミノエチル)グリシン、オクチルジ(アミノエチル)グリシンなどのアミノ酸型のものなどを挙げることができる。これらは単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。本発明においては、これらの乳化剤のうち、特にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムまたはドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム等が好ましく用いられる。
このような乳化剤の使用量は、用いる全単量体混合物100重量部当り、通常、0.05〜2.5重量部程度であり、好ましくは0.1〜1.5重量部程度である。
【0015】
また、本発明の重合体エマルジョンの製造においては、必要に応じて、ポリマーの架橋を意図して少量の多官能性モノマーを用いることが出来る。この例としては、ジビニルベンゼンアリル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルアリルエーテル、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0016】
本発明の共重合体エマルジョンを製造するには、最初の仕込段において、重合反応器内にコア部形成単量体混合物の全量とワックスエマルジョンを水系媒体中で乳化重合してガラス転移温度が−70℃〜−5℃、好ましくは−60℃〜−10℃、で平均粒子径が通常0.01〜0.25μm、好ましくは、0.05〜0.20μmのコア部としての共重合体エマルジョンを得、引き続き、最初の仕込段によって得られた共重合体をシード粒子として、シェル部形成単量体混合物を添加乳化重合させて、ガラス転移温度が10℃〜100℃、好ましくは20℃〜90℃で平均粒子径が通常0.05〜0.3μm、好ましくは、0.1 〜0.25μmのシェル部で構成される共重合体ラテックスを得る。
この乳化重合の方法としては、2段目から最終段までを複数段に分割して添加する分割添加方式、2段目から最終段までを連続して添加する連続添加方式、またはこれらの組み合わせのいずれでもよい。
本発明による共重合体エマルジョンの製造において、重合転化率は、好ましくは約90重量%程度以上、さらに好ましくは約95重量%程度以上である。
【0017】
本発明の共重合体エマルジョン粒子のコア部とシェル部の重量比は通常、55〜85対15〜45、好ましくは60〜80対20〜40であり、さらに好ましくは、65〜75対25〜35である。コア部が全体の55重量%未満の場合は、防湿性紙の防湿性が劣ることがあり、85重量%を越える場合は古紙回収に必要な離解性が劣ることがある。エマルジョンの製造にpH調整剤が用いられるときは、例えばアンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性物質が用いられ、特にアンモニアが好ましい。
共重合体エマルジョンのpHは通常4〜10、好ましくは5〜9の範囲である。このpH値が4より低いときは、得られる共重合体ラテックス及び、本発明による塗工組成物の機械的安定性が十分でないことがあり、9を越えると防湿性が劣ることがある。
【0018】
また、本発明において、共重合体エマルジョンの最低成膜温度(MFT)も重要であり、通常0〜50℃、好ましくは5〜40℃の範囲である。最低成膜温度が0℃より低い時は、離解性に劣ることがあり、50℃より高い場合はフィルムの形成能力が低下し、均一なフィルムが形成されず、そのため防湿性が劣ることがある。
本発明の紙塗工用防湿性組成物中の固形分濃度は、一般的に30〜70重量%、好ましくは35〜60重量%である。
原紙に対する紙塗工用防湿性組成物の塗工量は通常、3〜30g/mで、好ましくは、5〜25g/mである。
塗工量が3g/m未満であると、原紙表面繊維の被覆が不十分となり、十分な防湿効果が得られないことがあり、反対に30g/mを越えると、離解性に劣ることがある。
塗工方法は、公知の方法で行われる。例えば、塗工液をロールコーター、ブレードコーター、エアナイフコーターなどの方法で行われる。
塗工後、乾燥工程により、原紙上に防湿層が形成され、防湿性紙が得られる。
この際、乾燥温度は通常80℃以上である。
【0019】
本発明の紙塗工用防湿性組成物に公知の無機顔料を使用することが出来る。例えば、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、カオリン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、炭酸マグネシウムなどが挙げられ、これらの無機系顔料より選ばれた1種、または2種以上使用することが出来る。このようなの無機系顔料の使用量は、用いる全単量体混合物100重量部当り、通常、5〜200重量部程度であり、好ましくは10〜150重量部程度である。
さらに、本発明の紙塗工用防湿性組成物には必要に応じて増粘剤、消泡剤、防腐剤、可塑剤、造膜助剤、粘性調整剤、分散剤、凍結防止剤などを本発明の効果を損なわない範囲で使用することが出来る。
【0020】
【実施例】
以下に実施例および比較例をあげて、本発明を具体的に説明する。
なお、実施例において、「%」および「部」はすべて重量基準である。
実施例1
窒素置換した1リットル容量のビーカーに、脱イオン水350部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3.5部(商品名:ネオペレックスF−25、有効成分25% 花王(株)製)ワックスエマルジョン25部(商品名:セロゾール428、固形分50% 中京油脂(株)製)を仕込み、撹拌しながら60℃に昇温して窒素置換した。これに過硫酸ナトリウム1部、硫酸第1鉄0.01部を添加し、エチルアクリレート305部、アクリル酸20部を2時間かけて滴下し、反応させた。滴下終了後、同温度で2時間熟成した。このコア部重合終了時のエマルジョンの固形分、pH、粘度、平均粒子径を測定したところ、49.5%、3.9、200mPa・s、150nmであった。
【0021】
続いて60℃の温度条件で、ビーカーに脱イオン水150部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.5部、過硫酸ナトリウム0.5部、硫酸第1鉄0.01部を添加し、スチレン90部、エチルアクリレート40部、アクリル酸20部を2時間かけて滴下し、反応させた。滴下終了後、同温度で2時間熟成させた後、室温に冷却し、アンモニア水を用いてpH7.0に調製し、目的とする紙塗工用防湿性組成物を得た。このシェル部重合終了時のエマルジョンの固形分、pH、粘度、平均粒子径を測定したところ、48.9%、7.0、250mPa・s、 250nmであった。
この水性エマルジョン組成物を米坪75gのクラフト紙の片面にメイヤーバーを用いて、塗工量13g/mになるように塗工し、100℃で1分間乾燥し、防湿性紙を作成した。
得られた防湿性紙の物性を測定し、その結果を〔表1−1〕および〔表1−2〕に示した。
【0022】
実施例2〜
実施例1と同様にして表1に示されるコア部、シェル部に使用するモノマー、乳化剤の種類、量で重合し、コアシェル型エマルジョンを製造し、同様に防湿紙を作製して評価した。その結果を〔表1−1〕および〔表1−2〕に示した。
【0023】
比較例1
窒素置換した1リットル容量のビーカーに、脱イオン水500部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5.0部(商品名:ネオペレックスF−25、有効成分25% 花王(株)製)、ワックスエマルジョン25.0部(商品名:セロゾール428、固形分50% 中京油脂(株)製)を仕込み、撹拌しながら60℃に昇温した。これに過硫酸ナトリウム2.0部、硫酸第1鉄0.02部を添加し、エチルアクリレート100部、ブチルアクリレート150部、スチレン175部、アクリル酸50部を4時間かけて滴下し、反応させた。滴下終了後、同温度で2時間熟成した。この重合終了時のエマルジョンの固形分、pH、粘度、平均粒子径を測定したところ、49.0%、7.0、200mPa・s、204nmであった。
【0024】
比較例2
比較例1と同様にして表1に示されるように、使用するモノマー、乳化剤の種類、量で重合し、コアシェル型エマルジョンを製造し、同様に防湿紙を作製して評価した。その結果を〔表1−1〕および〔表1−2〕に示した。
【0025】
比較例3〜6
実施例1と同様にして表1に示されるように、使用するモノマー、乳化剤の種類、量で重合し、コアシェル型エマルジョンを製造し、同様に防湿紙を作製して評価した。その結果を〔表1−1〕および〔表1−2〕に示した。
【0026】
【0027】
比較例
ワックスエマルジョンの量を変更した以外は実施例1と同様にしてエマルジョンを得た。同様に防湿紙を作製して評価した。その結果を〔表1−1〕および〔表1−2〕に示した。なお、実施例における各種物性は、以下の方法にて測定し、評価した。
(1)ガラス転移温度(Tg)
得られた共重合体ラテックスをガラスモールドに流し、厚さ1.5mmのフィルムを作成し、このフィルムについて走査示差熱計を用いて、測定した。
【0028】
(2) 最低成膜温度(MFT)
ASTM D―2354―65Tに準じ、東洋精機製作所製、白化点温度試験装置を用いて測定した。
(3) 平均粒子径
コールターカウンターMODEL N4+(コールター株)を用いて測定した。
(4)透湿度
JIS Z―0208(カップ法)B法に準じて、塗工面を外側にして測定した。透湿度の基準として、50g/m2.24hr以下であれば十分実用性がある。
(5)離解性
800mlの水に対して、1cmx1cmに裁断した防湿性紙16gを投入し、家庭用ミキサ―に入れ1分間攪拌後、スラリーを取り出し、未離解物(フィルム片、紙片)の有無を目視で次の基準により評価した。
未離解物を含まず、完全に離解するもの ;○
1mm以上のポリマーが存在するもの ;△
2mm以上のポリマーはフィルム状で存在するも ;X
【0029】
(6)ブロッキング性
10cm角の大きさの防湿性紙の塗工面と塗工面を合わせて接触させ、温度40℃、圧力15kg/cm2で20分圧着した後、取り出し、その2枚の紙片の接着状態を観察し次の基準で評価した。
塗工面と塗工面が容易に剥がれた場合 ○
塗工面および塗工面の面積の20〜39%が紙層破壊した場合 △
塗工面および塗工面の面積の40%以上が紙層破壊した場合 X
【0030】
(7)動摩擦係数
防湿性紙の塗工面と非塗工面を重ね合わせ、40℃、線圧10kg/cm2下において、スーパーカレンダーに1回通し、非塗工面の摩擦係数をJIS P8147の方法に準じて測定した。但し、測定速度は100mm/分の条件にて測定した。標品となる原紙そのものの摩擦係数は0.50であった
【0031】
実施例および比較例から、本発明により得られる防湿性紙は、防湿性に優れ、ブロッキングを生じることなく、離解性が優れるので古紙として回収可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明の方法によって得られた防湿性紙は、防湿性、折れ割れ防湿性に優れ、ブロッキングを生じることなく、かつ、離解性が優れ古紙として回収可能できる防湿性紙を提供できるものである。

Claims (3)

  1. ワックス(1)3.7〜12重量%の存在下に、エチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)5〜15重量%、(メタ)アクリル酸エステル系単量体(3)65〜90重量%、およびスチレン系単量体(4)0〜25重量%を含んでなる単量体混合物を水系媒体中で乳化重合させて得られるコア部、および(1)の不存在下に、(2)10〜30重量%、(3)10〜40重量%、(4)50〜80重量%を含んでなる単量体混合物を水系媒体中で乳化重合させて得られるシェル部からなり、コア部が55〜85重量%、シェル部が15〜45重量%の割合で構成されているコア・シェル構造の粒子を含んでなり、且つ最低成膜温度が5〜40℃である防湿性紙塗工用共重合体エマルジョン。
  2. コア部のガラス転移温度(Tg)が−70〜−5℃、であり、シェル部のTgが10〜100℃である請求項1記載の共重合体エマルジョン。
  3. 共重合体エルマジョンを構成する粒子の平均粒子径が0.05〜0.3μmである請求項1記載の共重合体エマルジョン。
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