【発明の詳細な説明】
スルホニルオキサジアゾロンおよび殺微生物剤としてのそれらの使用
本発明は、新規なスルホニルオキサジアゾロン、それらの製造方法、ならびに
作物保護および材料保護における殺微生物剤(microbicide)として
のそれらの使用に関する。
ある種のスルホニルオキサジアゾロン類、例えば、4−[(4−クロロフェニ
ル)−スルホニル]−3−(2,4,6−トリメチルフェニル)−1,2,4−
オキサジアゾル−5(4H)−オンは、既に知られている(Zh.Org.Khim.27(
1991),1262-70、参照)。これらの化合物の生物学的作用は、これまで開示され
ていない。
したがって、本発明は、式
(式中、R3は、水素もしくはアルキルを表す)を表し、
R1は、場合によっては置換されているシクロアルキル、場合によっては置換
されているシクロアルケニルもしくは場合によっては置換されているアリールを
表し、そして
R2は、場合によっては置換されているヘテロシクリルを表す]
の新規なスルホニルオキサジアゾロンを提供する。
さらに、式(I)のスルホニルオキサジアゾロンは、式
[式中、AおよびR1は、先に定義されたとおりである]
のオキサジアゾロンを、式
R2−SO2−X (III)
[式中、R2は、先に定義されたとおりであり、そして
Xは、ハロゲンを表す]
のハロゲン化スルホニルと、適当ならば酸結合剤の存在下、そして適当ならば希
釈剤の存在下で反応させる場合に得られることが見い出された。
最後に、式(I)のスルホニルオキサジアゾロンが、非常に良好な殺微生物性
をもち、そして作物保護と材料保護の両方において使用できることが見い出され
た。
驚くべきことに、本発明による式(I)のスルホニルオキサジアゾロンは、望
ましくない微生物、特に真菌類(fungi)に対して、同じ作用傾向をもつ構
造的にもっとも類似の先行技術化合物よりも良好な活性を示す。
式(I)は、本発明による物質の一般的定義を提供する。
Aは、また好ましくは、酸素、硫黄、−SO−、−SO2−もしくは
R3は、好ましくは、水素もしくは炭素原子1〜4個をもつアルキルを表す。
R1は、好ましくは、炭素原子3〜8個をもつシクロアルケニルもしくは炭素
原子3〜8個をもつシクロアルキルを表し、これらは、ハロゲンおよび炭素原子
1〜3個をもつアルキルからなる群からの同じか異なる置換基によって、場合に
よっては一置換ないし三置換されている。
R1は、さらにまた好ましくは、炭素原子6〜10個をもつアリールを表し、
ここで、これらの基の各々は、
ハロゲン、ニトロ、カルバモイル;
各場合炭素原子1〜6個をもつ各場合直鎖もしくは分枝アルキル、アルコキシ
、アルキルチオもしくはアルキルスルホニル;
各場合炭素原子2〜6個をもつ各場合直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはア
ルケニルオキシ;
各場合炭素原子1〜6個と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつ各場合直
鎖もしくは分枝ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチオ
もしくはハロゲノアルキルスルホニル;
各場合炭素原子2〜6個と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつ各場合直
鎖もしくは分枝ハロゲノアルケニルもしくはハロゲノアルケニルオキシ;
各場合個々のアルキル部分に炭素原子1〜6個をもつ各場合直鎖もしくは分枝
アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニ
ル、ヒドロキシイミノアルキルもしくはアルコキシイミノアルキル;
各場合炭素原子1〜6個をもち、そして各場合ハロゲン、炭素原子1〜4個を
もつ直鎖もしくは分枝アルキルおよび炭素原子1〜4個と同じか異なるハロゲン
原子1〜5個をもつ直鎖もしくは分枝ハロゲノアルキ
ルからなる群からの同じか異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし
四置換されている、各場合二つの結合をもつアルキレンもしくはジオキシアルキ
レン;
炭素原子3〜6個をもつシクロアルキル;
および/または
アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、アリールアル
キルオキシ、アリールアルキルチオ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、
ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルキルオキシ
もしくはヘテロシクリルアルキルチオ、ここで、これらの芳香族もしくは複素環
式基は、
ハロゲン、ニトロ、炭素原子1〜4個をもつ直鎖もしくは分枝アルキル、
炭素原子1〜4個と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつ直鎖もしくは分
枝ハロゲノアルキル、
炭素原子1〜4個をもつ直鎖もしくは分枝アルコキシもしくはアルキルチオ、
および炭素原子1〜4個と同じか異なるハロゲン原子1〜9個をもつ直鎖もし
くは分枝ハロゲノアルコキシ、からなる群からの同じか異なる置換基によって一
置換ないし三置換されていてもよい;
からなる群からの同じか異なる置換基によって一置換ないし三置換されていても
よい。
R2は、好ましくは、環員5もしくは6個とヘテロ原子、例えば窒素、酸素お
よび/または硫黄1〜3個をもつヘテロシクリル基を表し、ここで、この基は、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、炭
素原子1〜4個をもつアルキル、炭素原子1〜4個をもつアルコキシ、炭素原子
1〜4個と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルキル、炭素原
子1〜4個と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルコキシ、ア
ルキル部分に炭素原子1〜4個をもつアルキルカルボニル、アルコキシ部分に炭
素原子1〜3個をもつアルコキシカルボニル、カルバモイル、アルキル部分に炭
素原子1〜4個をもつアルキルアミノカルボニル、個々のアルキル部分に炭素原
子1〜4個をもつジアルキルアミノカルボニル、各場合個々のアルキル部分に炭
素原子1〜4個をもつヒドロキシイミノアルキルもしくはアルコキシイミノアル
キル、および炭素原子3〜6個をもつシクロアルキル、からなる群からの同じか
異なる置換基によって一置換ないし三置換されていてもよい。
ヘテロシクリルは、少なくとも1個の環員が、ヘテロ原子、すなわち炭素とは
異なる原子である環式化合物を表す。もし、環が、複数のヘテロ原子を含有する
場合は、これらは、同じでも異なっていてもよい。好適なヘテロ原子は、酸素、
窒素もしくは硫黄である。もし、環が、複数の酸素原子を含有する場合は、これ
らは、隣接していない。
Aは、また特に好ましくは、酸素、硫黄、−SO−、−SO2−もしくは
R3は、特に好ましくは、水素もしくはメチルを表す。
R1は、特に好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロペンテニルもしくはシクロヘキセニルを表し、これらの
各々は、塩素、メチル、エチル、n−もしくはi−プ
ロピルによって、場合によっては一置換ないし三置換されている。
R1は、また特に好ましくは、フェニルを表し、このフェニルは、
フッ素、塩素、臭素、ニトロ、カルバモイル、メチル、エチル、n−もしくは
i−プロピル、n−,i−,s−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、n
−もしくはi−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピ
ルチオ、メチルスルホニルもしくはエチルスルホニル、トリフルオロメチル、ト
リフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロク
ロロメトキシ、トリフルオロエトキシ、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロ
ロメチルチオ、トリフルオロメチルチオもしくはトリフルオロメチルスルホニル
、メチルアミノ、エチルアミノ、n−もしくはi−プロピルアミノ、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイ
ミノメチル、エトキシイミノメチル、メトキシイミノエチルもしくはエトキシイ
ミノエチル、
各場合二つの結合をもつトリメチレン(プロパン−1,3−ジイル)、メチレ
ンジオキシもしくはエチレンジオキシ、ここで、これらは、フッ素、塩素、メチ
ルおよびトリフルオロメチルからなる群からの同じか異なる置換基によって場合
によっては一置換もしくは四置換されている、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシル、
および/または
フェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジル、ベンジルオキシ、ベンジル
チオ、ピリジル、ピリミジニルもしくはチエニル、ここで、こ
れらの基は、
フッ素、塩素、臭素、ニトロ、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、
n−,i−,s−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−
プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピルチオ、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、ジフルオロクロロメトキシおよび/またはトリフルオロエトキシからなる群
からの同じか異なる置換基によって一置換もしくは三置換されていてもよい、
からなる群からの同じか異なる置換基によって、一置換ないし三置換されていて
もよい。
R2は、特に好ましくは、フリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリ
ル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−ト
リアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、ピロリジ
ニル、ピペリジニルもしくはモルホリニルを表し、この場合、これらの基は、フ
ッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、カルバモイル、メ
チル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−,i−,s−もしくはt−ブチ
ル、シクロプロピル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、トリ
フルオロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメト
キシ、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ヒ
ドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、エト
キシイミノメチル、メトキシイミノエチルおよびエトキシイミノエチル、からな
る群からの同じか異なる置換基によっ
て、一、二もしくは三置換されていてもよい。
Aは、非常に特に好ましくは、酸素を表す。
R1は、非常に特に好ましくは、フェニルを表し、このフェニルは、
フッ素、塩素、臭素、ニトロ、カルバモイル、メチル、エチル、n−もしくは
i−プロピル、n−,i−,s−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、n
−もしくはi−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピ
ルチオ、メチルスルホニルもしくはエチルスルホニル、トリフルオロメチル、ト
リフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロク
ロロメトキシ、トリフルオロエトキシ、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロ
ロメチルチオ、トリフルオロメチルチオもしくはトリフルオロメチルスルホニル
、メチルアミノ、エチルアミノ、n−もしくはi−プロピルアミノ、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイ
ミノメチル、エトキシイミノメチル、メトキシイミノエチルもしくはエトキシイ
ミノエチル、
各場合二つの結合をもつトリメチレン(プロパン−1,3−ジイル)、メチレ
ンジオキシもしくはエチレンジオキシ、ここで、これらは、フッ素、塩素、メチ
ルおよびトリフルオロメチルからなる群からの同じか異なる置換基によって場合
によっては一置換ないし四置換されている、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチルもしくはシクロヘキシル、
および/または
フェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジル、ベンジルオキシ、
ベンジルチオ、ピリジル、ピリミジニルもしくはチエニル、ここで、これらの基
は、
フッ素、塩素、臭素、ニトロ、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、
n−,i−,s−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−
プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピルチオ、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、ジフルオロクロロメトキシおよび/またはトリフルオロエトキシからなる群
からの同じか異なる置換基によって一置換ないし三置換されていてもよい、
からなる群からの同じか異なる置換基によって、一置換もしくは三置換されてい
てもよい。
R2は、非常に特に好ましくは、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリ
ル、チエニルもしくはフリルを表し、これらは、塩素、臭素、アミノ、ヒドロキ
シル、メチルおよび/またはシクロプロピルによって、場合によっては一置換も
しくは二置換されている。
上記一般的もしくは好適な基の定義は、式(I)の最終生成物と、また対応し
て、各場合製造のために必要な出発材料もしくは中間体の両方に適用される。
例えば、出発材料として3−フェノキシ−4H−[1,2,4]オキサジアゾ
ル−5−オンおよび塩化3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−スルホニル
を使用する場合には、本発明による方法の工程は、次のスキームによって具体的
に説明できる:
式(II)は、本発明による方法を実施するための出発材料として必要なオキ
サジアゾロンの一般的定義を提供する。この式において、AおよびR1は、好ま
しくは、または特には、本発明による式(I)の化合物の記述に関連して、Aお
よびR1について好適であるか、または特に好適であるとして既に述べられたそ
れらの意味をもつ。
式(II)のオキサジアゾロンは既知であるか、または既知の方法によって製
造できる(Chem.Ber.98,(1965),144-154、参照)。
式(III)は、本発明による方法を実施するための反応成分として必要なハ
ロゲン化スルホニルの一般的定義を提供する。この式において、R2は、好まし
くは、または特には、本発明による式(I)の化合物の記述に関連して、R2に
ついて好適であるか、または特に好適であるとして既に述べられたそれらの意味
をもつ。Xは、好ましくは塩素を表す。
式(III)のハロゲン化スルホニルは既知であるか、または既知の操作によ
って製造できる(J.Heterocyclic Chem.1981,997-1006)。
本発明による方法を実施するための適当な希釈剤は、すべての不活性有機溶媒
である。好適には、脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素類、例えば石油エーテ
ル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、
トルエン、キシレンもしくはデカリン;ハロゲン化炭化水素類、例えばクロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジク
ロロエタンもしくはトリク
ロロエタン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンもしくはア
ニソール;ケトン類、例えばアセトン、ブタノン、メチルイソブチルケトンもし
くはシクロヘキサノン;ニトリル類、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル
、n−もしくはi−ブチロニトリルまたはベンゾニトリル;エステル類、例えば
酢酸メチルもしくは酢酸エチルを使用することである。
本発明による方法を実施するための適当な酸結合剤は、すべての慣用の無機も
しくは有機塩基である。好適には、アルカリ土類金属もしくはアルカリ金属の水
素化物、水酸化物、アミド類、アルコキシド類、酢酸塩、炭酸塩もしくは重炭酸
塩、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水酸化ナトリウムもしくは
水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウムもしくは重炭酸ナトリウム、さらにまた、
アンモニウム化合物、例えば水酸化アンモニウム、酢酸アンモニウムもしくは炭
酸アンモニウム、そしてまた、第3級アミン類、例えばトリメチルアミン、トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチ
ルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、
N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジ
アザビシクロノネン(DBN)もしくはジアザビシクロウンデセン(DBU)を
使用することである。
本発明による方法を実施する場合、反応温度は、比較的広い範囲内で
変えることができる。一般に、方法は、温度0℃〜150℃、好ましくは20℃
〜120℃で実施される。
本発明による方法を実施するために、一般に、式(III)のハロゲン化スル
ホニル1〜2mol、好ましくは1〜1.3mol、および適当ならば、酸受容
体1.0〜2.0mol、好ましくは1.0〜1.3molが、式(II)のオ
キサジアゾロン1モル当たり用いられる。
本発明による方法は、一般に、大気圧において実施される。しかしながら、ま
た、加圧下または減圧下−一般に0.1bar〜10barで、操作することも
可能である。
精製は、慣用の方法によって実施される。
本発明による化合物は、強い殺微生物活性をもち、そして作物保護および材料
保護において、望ましくない微生物、例えば真菌類および細菌類を防除するため
に使用することができる。
殺菌・殺カビ剤(fungicide)は、作物保護においてネコブカビ類(
Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(Oomycetes)、ツボカビ類(Chytriodiomyce
tes)、接合菌類(Zygomycetes)、子のう菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Bas
idiomycetes)および不完全菌類(Deuteromycetes)を防除するために使用され
る。
殺バクテリア剤(bactericide)は、作物保護においてシュードモ
ナス類(Pseudomonadaceae)、根生菌類(Rhizobiaceae)、腸内細菌類(Entero
bacteriaceae)、コリネバクテリア類(Corynebacteriaceae)および放線菌類(
Streptomycetaceae)を防除するために使用される。
先に挙げられた属名をもつ真菌病および細菌病を引き起こす若干の病
原菌が、限定されるものではないが、例として次に挙げられる:
キサトモナス種、例えば、キサントモナス・カンペストリスpv.オリゼー(
Xanthomonas campestris pv.oryzae);
シュードモナス種、例えば、シュードモナス・シリンゲーpv.ラクリマンス
(Pseudomonas syringae pv.lachrymans);
エルウィニア種、例えば、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)
;
ピチウム種、例えば、ピチウム・ウルチマム(Pythium ultimum);
フィトフトラ種、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora i
nfestans);
シュードペロノスポラ種、例えば、シュードペロノスポラ・フムリ(Pseudope
ronospora humuli)もしくはシュードペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperono
spora cubensis);
プラスモパラ種、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)
;
ブレミア種、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae);
ペロノスポラ種、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)もしくは
P.ブラシカエ(P.brassicae);
エリシフェ種、例えば、エリシフェ・グラミニス(Erysiphe graminis);
スフェロテカ種、例えば、スフェロテカ・フリジネア(Sphaerotheca fuligin
ea);
ポドスフェラ種、例えば、ポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucot
richa);
ベンツリア種、例えば、ベンツリア・イネカリス(Venturia inaequalis);
ピレノフォラ種、例えば、ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)もし
くはP.グラミネア(P.graminea)(分生胞子形:ドゥレクスレラ(Drechsler
a)、異名:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium));
コクリオボルス種、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativ
us)(分生胞子形:ドゥレクスレラ(Drechslera)、異名:ヘルミントスポリウ
ム(Helminthosporium));
ウロミセス種、例えば、ウロミセス・アペンヂクラツス(Uromyces appendicu
latus);
プシニア種、例えば、プシニア・レコンヂタ(Puccinia recondita);
スクレロチニア種、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotini
a sclerotiorum);
チレチア種、例えば、チレチア・カリエス(Tilletia caries);
ウスチラゴ種、例えば、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)もしくはウスチ
ラゴ・アベネ(Ustilago avenae);
ペリクラリア種、例えば、ペリクラリア・ササキ(Pellicularia sasakii);
ピリクラリア種、例えば、ピリクラリア・オリゼー(Pyricularia oryzae);
フサリウム種、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum);
ボトリチス種、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea);
セプトリア種、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum);
レプトスフェリア種、例えば、レプトスフェリア・ノドルム(Leptosphaeria
nodorum);
セルコスポラ種、例えば、セルコスポラ・カネッセンス(Cercospora canesce
ns);
アルテルナリア種、例えば、アルテルナリア・ブラシカエ(Alternaria brass
icae);および
シュードセルコスポレラ種、例えば、シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコ
イデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)。
活性化合物が、植物病を防除するのに必要な濃度において、植物によって十分
許容されるという事実は、植物の地上部分、繁殖用元株および種子の、ならびに
土壌の処理を可能にする。
本発明による活性化合物は、果実や野菜の生長およびブドウ栽培中の病気を防
除するために、例えば、フィトフトラ種に対して成功裏に使用できる。
また、本発明による活性化合物は、作物の収量を増加させるために適している
。さらに、それらは、低い毒性をもち、そして植物によって十分に許容される。
材料の保護においては、本発明による化合物は、望ましくない微生物による感
染と、それによる損壊に対して、工業材料を保護するために使用できる。
これに関して、工業材料は、工業上の用途のために製造された非生物材料を意
味すると理解される。例えば、微生物的な変質もしくは損壊から、本発明による
活性化合物によって保護されることを意図される工業材料は、微生物によって感
染または損壊されるニカワ、サイズ、紙および厚紙、織物、皮革、木材、ペイン
トおよびプラスチック製品、冷却潤滑剤ならびにその他の材料であってもよい。
また、保護されるべき材料の範囲内には、微生物の増殖によって損傷されるであ
ろう生産プラントの部分、例えば、冷却水循環器を挙げることもできる。本発明
の範囲内に挙げられてもよい工業材料は、好ましくは、ニカワ、サイズ、紙およ
び厚紙、皮革、木材、ペイント、冷却潤滑剤および熱伝達液、特に好ましくは木
材である。
挙げることができる、工業材料を損壊または変質しうる微生物は、例えば、細
菌類、真菌類、酵母類、藻類および粘菌類である。
本発明による活性化合物は、好ましくは、真菌類、特にカビ、木材変色および
腐朽菌類(担子菌類)に対して、そして粘菌類および藻類に対して作用する。
次の属の微生物が例として挙げることができる:
アルテルナリア属、例えばアルテルナリア・テヌイス(Alternaria tenuis)
、
アスペルギルス属、例えばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、
ケトミウム属、例えばケトミウム・グロボサム(Chaetomium globosum)、
コニオフォラ属、例えばコニオフォラ・プエタナ(Coniophora pueta
na)、
レンチナス属、例えばレンチナス・チグリナス(Lentinus tigrinus)、
ペニシリウム属、例えばペニシリウム・グラウカム(Penicillium glaucum)
、
ポリポラス属、例えばポリポラス・ベルシカラー(Polyporus versicolor)、
オウレオバシヂウム属、例えばオウレオバシヂウム・プルランス(Aureobasid
ium pullulans)、
スクレロホーマ属、例えばスクレロホーマ・ピチオフィラ(Sclerophoma pity
ophila)、
トリコデルマ属、例えばトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、
エシェリヒア属、例えばエシェリヒア・コリ(Escherichia coli)、
シュードモナス属、例えばシュードモナス・エルギノサ(Pseudomonas aerugi
nosa)および
スタフィロコッカス属、例えばスタフィロコッカス・オウレウス(Staphyloco
ccus aureus)。
活性化合物は、それらの特定の物理的および/または化学的性質に応じて、慣
用の製剤、例えば水溶液剤、乳剤、懸濁剤、散剤、フォーム剤、糊状剤、粒剤、
エアゾル剤、および重合物質や種子用皮膜組成物におけるマイクロカプセル剤、
ならびにULV冷暖煙霧剤に変換することができる。
これらの製剤は、既知の方法、例えば、活性化合物を、増量剤、すな
わち液状溶媒、加圧下の液化ガス、および/または固形キャリヤーとともに、場
合によっては界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤、および/また
は起泡剤を使用して、混合することによって製造される。使用される増量剤が水
であれば、また、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用することも可能である。
適当な液状溶媒は、主として:芳香族化合物、例えばキシレン、トルエンもしく
はアルキルナフタレン、塩素化芳香族もしくは塩素化脂肪族炭化水素類、例えば
クロロベンゼン、クロロエチレンもしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素類、例
えばシクロヘキサンもしくはパラフィン例えば石油留分、アルコール類、例えば
ブタノールもしくはグリコールならびにそれらのエーテルおよびエステル、ケト
ン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンもしくは
シクロヘキサノン、強い極性溶媒類、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチ
ルスルホキシド、あるいはその他には水である。液化ガス増量剤もしくはキャリ
ヤーとは、標準温度、そして大気圧下でガス状である液体、例えば、ハロゲン化
炭化水素、または他にブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素のようなエアゾ
ル噴射剤を意味すると理解されるべきである。適当な固形キャリヤーは;例えば
、粉砕天然鉱物類、例えばカオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパ
ルジャイト、モンモリロナイトもしくはケイソウ土、そして粉砕合成無機質類、
例えば高分散シリカ、アルミナおよびケイ酸塩である。粒剤のための適当な固形
キャリヤーは;例えば、粉砕され、分級された天然鉱石、例えば方解石、大理石
、軽石、セピオライトおよびドロマイト、または他に無機および有機質粉末の合
成細粒、そして、有機物、例えばおが屑、ヤシ殻、トウモロコシ芯およびタバコ
茎の細粒である。適当な乳
化剤および/または起泡剤は;例えば、非イオンおよび陰イオン乳化剤、例えば
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテ
ル、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホン酸塩、
アルキル硫酸塩、アリールスルホン酸塩、または他にタンパク質加水分解物であ
る。適当な分散剤は:例えばリグニン−亜硫酸廃液およびメチルセルロースであ
る。
粘着剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、およびアラビヤゴム、ポリビ
ニルアルコールおよび酢酸ポリビニルのような粉状、粒状または乳液状の天然や
合成ポリマー、または他に、セファリンやレシチンのような天然リン脂質、およ
び合成リン脂質が、製剤において使用することができる。その他の添加物は、鉱
物性および植物性油であってもよい。
着色剤、例えば、酸化鉄、酸化チタンおよび紺青のような無機色素、ならびに
アリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料のような有機染料、そ
して鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩のような
微量栄養素を使用することも可能である。
製剤は、一般に、活性化合物の重量で0.1〜95%、好ましくは0.5〜9
0%を含有する。
本発明による活性化合物は、それだけでも、あるいはまた、例えば、作用スペ
クトルを拡大したり、耐性の出現を防ぐために、既知の殺菌・殺カビ剤、殺バク
テリア剤、殺ダニ剤、殺線虫剤もしくは殺虫剤と混合されたそれらの製剤におい
ても使用することができる。多くの場合には、相乗効果が達成される、すなわち
、混合物の活性は、個々の成分の活性より優れている。
混合物における共成分の例は、次の化合物である:
殺菌・殺カビ剤(fungicide):
アルジモルフ、アンプロピルホス、アンプロピルホス カリウム、アンドプリ
ム、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、
ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ベンザマクリル、ベンザマクリル−イ
ソブチル、ビアラホス、ビナパクリル、ビフェニル、ベテルナトール、ブラスチ
シジン−S、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、
カルシウム ポリスルフィド、カプシマイシン、カプタフォル、カプタン、カ
ルベンダジム、カルボキシン、カルボン、キノメチオネート、クロベンチアゾン
、クロルフェナゾール、クロロネブ、クロロピクリン、クロロタロニル、クロゾ
リネート、クロジラコン、クフラネブ、シモキサニル、シプロコナゾール、シプ
ロジニル、シプロフラム、
デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロブトラゾール、ジクロフルアニド、ジク
ロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジメチリモ
ル、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノカップ、ジフェ
ニルアミン、ジピリチオン、ジタリムホス、ジチアノン、ドデモルフ、ドジン、
ドラゾキソロン、
エジフェンホス、エポキシコナゾール、エタコナゾール、エチリモル、エトリ
ジアゾール、
ファモキサドン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラン、フェニ
トロパン、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェン
チン アセテート、フェンチン ヒドロキシド、フェバム、フェリムゾン、フル
アジナム、フルメトベル、フルオロミド、フル
キンコナール、フルルプリミドール、フルシラゾール、フルスルファミド、フル
トラニル、フルトリアフォル、フォルペット、フォセチル−アルミニウム、フォ
セチル−ナトリウム、フタリド、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル
、フルカルバニル、フルコナゾール、フルコナゾール−シス、フルメシクロック
ス、
グアザチン、
ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾル、
イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジンアルベシ
レート、イミノクタジン−トリアセテート、イオドカルブ、イプコナゾール、イ
プロベンホス(IBP)、イプロジオン、イルママイシン、イソプロチオラン、
イソバレジオン、
カスガマイシン、クレソキシム−メチル、銅剤、例えば水酸化銅、ナフテン酸
銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー混液、
マンカッパー、マンコゼブ、マネブ、メフェリムゾン、メパニピリム、メプロ
ニル、メタラキシル、メトコナゾール、メタスルフォカルブ、メトフロキサム、
メチラム、メトメクラム、メツルフォバックス、ミルジオマイシン、ミクロブタ
ニル、ミクロゾリン、
ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタール−イソプロピル、ヌアリ
モル、
オフレース、オキサジキシル、オキサモカルブ、オキソリン酸、オキシカルボ
キシン、オキシフェンチイン、
パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ホス
ジフェン、ピマリシン、ピペラリン、ポリオキシン、ポリオキ
ソリム、プロベナゾール、プロクロラッツ、プロシミドン、プロパモカルブ、プ
ロパノシン−ナトリウム、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラゾホス、ピリフ
ェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ピロキシフル、
キンコナゾール、キントゼン(PCNB)、
硫黄および硫黄剤、
テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトシクラシス、テトラコナ
ゾール、チアベンダゾール、チシオフェン、チフルザミド、チオファネート−メ
チル、チラム、チオキシミド、トルクロホス−メチル、トリルフルアニド、トリ
アジメフォン、トリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリクラ
ミド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフルミゾール、トリフォリン、ト
リチコナゾール、
ユニコナゾール、
バリダマイシンA)ビンクロゾリン、ビニコナゾール、
ザリラミド、ジネブ、ジラム、そしてまた
Dagger G,
OK−8705,
OK−8801,
α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,
2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオローβ−プロピル−1H−1,
2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2
,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−トリフルオ
ロメチル)−フェニル]−メチレン]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−
エタノール、
(5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(
1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、
(E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセ
トアミド、
{2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]−アミノ]−
カルボニル]−プロピル}−カルバミン酸1−イソプロピル、
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)エタノン−O−(フェニルメチル)−オキシム、
1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、
1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリ
ジンジオン、
1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、
1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル
]−メチル]−1H−イミダゾール、
1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]
−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−
エテネイル]−1H−イミダゾール、
1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノー
ル、
2’,6’−ジブロモ−2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−4’−トリ
フルオローメチル−1.3−チアゾール−5−カルボキシアニリド、
2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル
−3−メチルーシクロプロパンカルボキシアミド、
2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアネート、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、
2,6−ジクロロ−N−[[(4−トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル
]−ベンズアミド、
2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、
2−[(1−メチルエチル)スルホニル]−5−トリクロロメチル)−1,3,
4−チアジアゾール、
2−[[6−デオキシ−4−O−(4−O−メチルーβ−D−グリコピラノシル
)−α−D−グルコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2
,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
2−アミノブタン、
2−ブロモ−2−(ブロモメトキシ)−ペンタンジニトリル、
2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデ
ン−4−イル)−3−ピリジンカルボキシアミド、
2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシア
ナトメチル)−アセトアミド、
2−フェニルフェノール(OPP)、
3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピ
ロール−2,5−ジオン、
3,5−ジクロロ−N−[シアノー[(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ
]−メチル]−ベンズアミド、
3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニ
トリル、
3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソオキサゾリジニル
]−ピリジン、
4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1
H−イミダゾール−1−スルホンアミド、
4−メチルーテトラゾロ[1,5−a]キナゾリン−5(4H)−オン、
8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキ
サスピロ[4,5]デカン−2−メタンアミン、
硫酸8−ヒドロキシキノリン
9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸
ヒドラジド、
ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)オ
キシ]−2.5−チオフェンジカルボン酸塩、
シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−シクロヘプタノール、
シス−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチル
プロピル]−2,6−ジメチル−モルホリン塩酸塩、
[(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノ酢酸エチル
炭酸水素カリウム
メタンテトラチオール ナトリウム塩
1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1
H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソオキサゾリルカルボニル)
−DL−アラニン メチルエステル、
N−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニン
メチルエステル、
N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキ
サンカルボキシアミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−
オキソ−3−フラニル)−酢酸アミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−
オキソ−3−チエニル)−酢酸アミド、
N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロベンゼンス
ルホンアミド、
N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピ
リミジンアミン、
N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジ
ンアミン、
N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−
3−オキサゾリジニル)−酢酸アミド、
N−(6−メトキシ)−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサ
ミド、
N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ−エチル]
−ベンズアミド、
N−[3−クロロ−4,5−ビス(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N’
−メトキシ−メタンイミドアミド、
N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン−一ナトリウム塩[2−(ジプ
ロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオン酸O,O−
ジエチル、
フェニルプロピルホスホルアミドチオン酸O−メチル S−フェニル、1,2,
3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオン酸S−メチル、スピロ[2H]−
1−ベンゾピラン−2,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−3’−オン、
殺バクテリア剤(bactericide):
ブロノポル、ジクロロフェン、ニトラピリン、ジメチルジチオカルバミン酸ニッ
ケル、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイク
リン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅およびそ
の他の銅剤、
殺虫剤(insecticide)/殺ダニ剤(acaricide)/殺線
虫剤(nematicide):
アバメクチン,アセフェート、アクリナトリン、アラニカルブ、アルジカルブ
、アルファメトリン、アミトラッツ、アベルメクチン、AZ60541、アザジ
ラクチン、アジンホスA、アジンホスM、アゾシクロチン、
バチルス・チュリンジェンシス,4−ブロモ−2−(4−クロロフェ
ニル)−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピロー
ル−3−カルボニトリル、ベンジオカルブ、べンフラカルブ、べンスルタップ、
β−シフルトリン、ビフェントリン、BPMC、ブロフェンプロックス、ブロモ
ホスA、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブトカルボキシン、ブチルピリダベ
ン、
カダサホス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルフ
ァン、カルタップ、クロエトカルブ、クロルエトキシホス、クロロフェナピル、
クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルメホス、N−[(6−クロ
ロ−3−ピリジニル)−メチル]−N’−シアノ−N−メチル−エタンイミドア
ミド、クロルピリホス、クロルピリホスM、シス−レスメトリン、クロサイトリ
ン、クロフェンテジン、シアノホス、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロ
トリン、シヘキサチン、シペルメトリン、シロマジン、
デルタメトリン、デメトンM、デメトンS、デメトンS−メチル、ジアフェン
チウロン、ダイアジノン、ジクロフェンチオン、ジクロルボス、ジクリホス、ジ
クロトホス、ジエチオン、ジフルベンズロン、ジメトエート、
ジメチルビンホス、ジオキサチオン、ジスルフォトン、
エヂフェンホス、エマメクチン、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ
、エチオン、エトフェンプロックス、エトプロホス、エトリムホス、
フェナミホス、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、
フェノブカルブ、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、
フェンピラッド、フェンピロキシメート、フェンチオ
ン、フェンバレレート、フィプロニル、フルアジナム、フルアズロン、フルシク
ロクスロン、フルシトリネート、フルフェノクスロン、フルフェンプロックス、
フルバリネート、フォノホス、フォルモチオン、フォスチアゼート、フブフェン
プロックス、フラチオカルブ、
HCH,ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、
イミダクロプリド、イプロベンホス、イサゾホス、イソフェンホス、イソプロ
カルブ、イソキサチオン、イベメクチン、
ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、
マラチオン、メカルバム、メビンホス、メスルフェンホス、メタアルデヒド、
メタクリホス、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メトミル、メトル
カルブ、ミルベメクチン、モノクロトホス、モキシデクチン、
ナレド、NC184,ニテンピラン、
オメトエート、オキサミル、オキシデメトンM、オキシデプロホス、
パラチオンA、パラチオンM、ペルメトリン、フェントエート、ホレート、ホ
スアロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシム、ピリミカルブ、ピリミホス
M、ピリミホスA、プロフェノフォス、プロメカルブ、プロパホス、プロポキサ
ル、プロチオホス、プロトエート、ピメトロジン、ピラクロホス、ピリダフェン
チオン、ピレスメトリン、ピレスラム、ピリダベン、ピリミジフェン、ピリプロ
キシフェン、
キナルホス、
サリチオン、セブホス、シラフルオフェン、スルフォテップ、スルプロホス、
テブフェノジッド、テブフェンピラッド、テブピリムホス、テフルベ
ンズロン、テフルトリン、テメホス、テルバム、テルブホス、テトラクロルビン
ホス、チアフェノックス、チオジカルブ、チオファノックス、チオメトン、チオ
ナジン、チューリンジエンシン、トラロメトリン、トリアラセン、トリアゾホス
、トリアズロン、トリクロルフォン、トリフルムロン、トリメタカルブ、
バミドチオン、XMC、キシリルカルブ、ゼタメトリン。
また、他の既知の活性化合物、例えば除草剤、肥料および成長促進物質と混合
することも可能である。
活性化合物は、それだけでも、またそれらの製剤の形でも、またはそれらから
調製された用途別剤形、例えばそのまま使用する水溶液剤、懸濁剤、水和剤、糊
状剤、水溶剤、粉剤および粒剤の形でも使用することができる。それらは、慣用
の方法、例えば散水、散布、噴霧、ばらまき、発泡、塗布等によって使用される
。さらに、活性化合物を超低容量法によって適用すことも、あるいは活性化合物
製剤かまたは活性化合物それ自体を土壌中に注入することも可能である。また、
植物の種子も処理することができる。
本発明による活性化合物を、殺菌・殺カビ剤として使用する場合には、適用割
合は、適用形式に応じて比較的広い範囲内で変えることができる。植物体の部分
の処理では、活性化合物の適用割合は、一般に、0.1〜10,000g/ha
、好ましくは10〜1000g/haである。種子の処理では、活性化合物の適
用割合は、一般に、種子の1キログラム当たり、0.001〜50g、好ましく
は0.01〜10gである。土壌の処理では、活性化合物の適用割合は、一般に
、0.1〜10,000g/ha、好ましくは1〜5000g/haである。
工業材料の保護のために使用される組成物は、一般に、活性化合物1〜95重
量%、好ましくは10〜75重量%を含有する。
本発明による活性化合物の使用濃度は、防除されるべき微生物の種と発生状況
、および保護されるべき材料の組成に依存する。適用の最適割合は、一連の試験
によって決定できる。一般に、使用濃度は、保護されるべき材料に基づいて、0
.001〜5重量%、好ましくは0.05〜1.0重量%の範囲内である。
材料保護において本発明により使用される活性化合物、あるいはそれから調製
される組成物、原液もしくは全く一般的な製剤の活性および活性スペクトルは、
活性スペクトルを拡大したり、または特定の効果を得るため、例えば昆虫類に対
する追加的防御のために、適当ならば、他の抗微生物活性化合物、殺菌・殺カビ
剤、殺バクテリア剤、除草剤、殺虫剤もしくは他の活性化合物を添加することに
よって増強することができる。これらの混合物は、本発明による化合物よりも広
い活性スペクトルをもつであろう。
本発明による活性化合物の製造および使用は、次の実施例によって具体的に説
明される。
製造実施例 例1 室温において、3−(2,4−ジメチルフェノキシ)−4H−[1,2,4]
オキサジアゾル−5−オン0.182g(0.84mmol)と無水アセトニト
リル4mlの溶液を、粉末炭酸カリウム0.194g(1.4mmoL)と撹拌
しながら混合し、次いで、その混合液を、室温で10分間撹拌する。続いて、塩
化3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホニル0.17g(0.84m
mol)を添加し、そして混合液を、室温でさらに22時間撹拌する。精製のた
めに、反応混合液を水20mlに注入する。得られる沈殿を吸引濾別し、水5m
lとエーテル5mlで連続して洗浄する。これにより、融点135〜136℃を
もつ固形物の形態で4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホニル
)−3−(2,4−ジメチルフェノキシ)−4H−[1,2,4]オキサジアゾ
ル−5−オン0.161g(理論量の52%)を得る。
以下の表1に挙げられた式(I)のスルホニルオキサジアゾロンは、上記方法
によって同様に製造される。表1 表1(続き) 表1(続き) 表1(続き) logP値は、EEC-Directive 79/831 Annex V.A8にしたがって、HPLC(
勾配法、アセトニトリル/0.1%リン酸水溶液)によって決定された。
使用実施例 例A
フィトフトラ試験(トマト)/予防的
溶媒:アセトン 47(重量比)
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 3
活性化合物の適当な調合液を作製するために、活性化合物の重量比で1を、上
記の溶媒量および乳化剤量と混合し、そしてその濃厚液を、水を用いて目的の濃
度まで希釈する。
予防活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合液を一定の適用割合
で噴霧する。噴霧皮膜が乾燥した後、その植物に、フィトフトラ・インフェスタ
ンスの胞子懸濁水を用いて植菌する。次いで、植物を、約20℃で相対雰囲気湿
度100%のインキュベーションキャビン内に置く。
評価を、植菌後3日目に実施する。0%は、対照と同等の効力を意味し、一方
、100%の効力は、感染が観察されないことを意味する。
活性化合物、適用割合および試験結果は、下表に示される。表Aフィトフトラ
試験(トマト)/予防的 表A(続き)フィトフトラ
試験(トマト)/予防的 表A(続き)フィトフトラ
試験(トマト)/予防的 表A(続き)フィトフトラ
試験(トマト)/予防的 表A(続き)フィトフトラ
試験(トマト)/予防的 表A(続き)フィトフトラ
試験(トマト)/予防的
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,
NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L
S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ
,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL
,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,
BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E
E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU
,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,
KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M
D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL
,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,
SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U
Z,VN,YU,ZW