JP2001301560A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP2001301560A JP2000121333A JP2000121333A JP2001301560A JP 2001301560 A JP2001301560 A JP 2001301560A JP 2000121333 A JP2000121333 A JP 2000121333A JP 2000121333 A JP2000121333 A JP 2000121333A JP 2001301560 A JP2001301560 A JP 2001301560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナへの取付片を有しないインフレータ
を用いた場合であっても、インフレータに取付片等を設
けることなくインフレータをリテーナに固定できるエア
バッグ装置を提供する。 【解決手段】 エアバッグ装置1は、リテーナ2と、イ
ンフレータ4と、エアバッグ6と、エアバッグ6とリテ
ーナ2に取り付けるためのエアバッグ取付部材8を備え
ている。リテーナ2には、インフレータ4を収容するた
めの収容部10が設けられている。エアバッグ取付部材
8は、インフレータ4の前面側に回り込んでインフレー
タ4の前面を押える押え部20を有している。インフレ
ータ4は、エアバッグ取付部材10に収容され、押え部
20によってその前面を押えられることにより、リテー
ナ2への取付片等の保持部材を備えることなくリテーナ
2に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバッグ装置に係
り、特に運転席用エアバッグ装置に好適なエアバッグ装
置に関する。さらに詳しくは、インフレータの取付構造
を改良したエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、運転席用のエアバッグ装置
は、ステアリングホイールの中央に取り付けられるもの
である。自動車が衝突等の緊急時に遭遇すると、インフ
レータが作動し、エアバッグが展開する。
【0003】この運転席用エアバッグ装置は、通常の場
合、リテーナと称される板状ベース部材と、インフレー
タと、エアバッグと、モジュールカバーとから主として
構成されている。リテーナの中央にはインフレータ挿入
口が設けられており、インフレータの先頭側が該インフ
レータ挿入口に挿入されている。
【0004】このインフレータには、その側面から突出
し、このインフレータをリテーナに取り付け、固定する
ためのフランジ状の取付片(以下、単にフランジと称す
る場合がある。)が設けられている。
【0005】このフランジは、該インフレータ挿入口の
周縁部に当接されている。インフレータは、ケーシング
内にガス発生剤が充填され、このガス発生剤がイグナイ
タによって点火され、ガスがインフレータの先端側の外
周面に設けられたガス噴出口から噴出されるよう構成さ
れている。
【0006】また、エアバッグは、その後端部に開口が
設けられており、この開口がインフレータ挿入口の周囲
部分に重ね合わされている。この開口の周縁部分を押え
るようにリング状のエアバッグ取り付け部材(以下、単
に「リング」と称する場合がある。)が配置され、ボル
ト及びナットあるいはリベット等によって該リングが固
定されている。リングとリテーナのインフレータ挿入口
の周縁部との間にエアバッグの開口の周縁部が挟持され
ることにより、エアバッグがリテーナに固定されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなエアバッグ
装置においては、インフレータには、このインフレータ
をリテーナに固定するためのフランジ(取付片)が設け
られていることが不可欠である。しかしながら、このフ
ランジは、通常、溶接等によりインフレータの側周面等
に設けられ、作業が煩雑であるとともにコストも嵩む。
また、このようなエアバッグ装置において、このフラン
ジが省略されたインフレータを用いる場合があるが、こ
の場合、フランジに代わって、新たにインフレータを保
持するためのブラケット等の保持部品を追加して装着す
る必要があり、この場合においても、部品点数の増加に
伴ってエアバッグ装置の組立て作業が煩雑になるととも
にコストも嵩む。
【0008】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、フランジ等の取付片を有しないインフレータを用い
た場合であっても、新たにインフレータにリテーナへの
保持部材を設けることなく、インフレータをリテーナに
取り付けることが可能なエアバッグ装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ装置
は、ベース部材(リテーナ)と、該ベース部材にエアバ
ッグ取付部材によって取り付けられたエアバッグと、該
エアバッグを膨張させるガスを発生するインフレータ
と、折り畳まれた該エアバッグを覆うモジュールカバー
とを有するエアバッグ装置において、該インフレータ
は、側面から突出する取付片を有しない平坦な側面形状
のものであり、該インフレータは、前記エアバッグ取付
部材によって前記ベースに対して固定されていることを
特徴とするものである。
【0010】かかる本発明のエアバッグ装置によると、
インフレータをリテーナに取り付けるための取付片を有
しないインフレータを用いた場合においても、このイン
フレータは、エアバッグと共にエアバッグ取付部材によ
ってリテーナに固定される。これにより、インフレータ
にフランジ等の取付片を設ける手間が省け、しかもこの
ような取付片に代わって新たにインフレータにリテーナ
への保持部材を設ける必要がないため、コストを抑える
ことが可能となる。
【0011】本発明のエアバッグ装置にあっては、エア
バッグは、前記ベースの前面側に配置されており、該ベ
ースに、前記インフレータを収容するための収容部が後
方に突設されており、前記エアバッグ取付部材は、該イ
ンフレータの前面側に回り込んでインフレータを押える
押え部を有しており、該インフレータは、該収容部に収
容され、該押え部によって押え付けられることによりベ
ースに固定されていることが好ましい。
【0012】このように構成されることにより、本発明
のエアバッグ装置は、インフレータをリテーナに取り付
けるための取付片を有しないインフレータを用いた場合
であっても、インフレータに、この取付片に代わるリテ
ーナへの保持部材を設けることなく確実にかつ容易にイ
ンフレータをリテーナに固定することができる。
【0013】また、本発明のエアバッグ装置はエアバッ
グは前記ベースの前面側に配置されており、該ベースか
ら後方に突出した、前記インフレータを収容するための
収容部材が該ベースに取り付けられており、前記エアバ
ッグ取付部材は、該インフレータの前面側に回り込んで
インフレータを押える押え部を有していてもよく、この
場合、インフレータは、該収容部材内に収容され、該押
え部によって押え付けられることによりベースに固定さ
れる。
【0014】このように構成した場合、本発明のエアバ
ッグ装置のリテーナとして、インフレータ挿通用の開口
のみを有し、インフレータ用収容部を有しない従来型の
リテーナを用いることができる。即ち、このような従来
型のリテーナの後面側に、該開口からインフレータを収
容するための収容部材を取り付け、このリテーナの前面
側に、インフレータの前面に回り込んでこのインフレー
タを押える押え部を有したエアバッグ取付部材を設置す
ることにより、前述のように、取付片を有しないインフ
レータをリテーナに対してしっかりと固定することがで
きる。従って、従来型のリテーナを流用した場合であっ
ても、それ自身リテーナへの取付片を有しないインフレ
ータを、このリテーナにしっかりと取り付けることがで
きるようになる。
【0015】上記エアバッグ装置は、さらに、インフレ
ータの前面とモジュールカバーの前面部分との間にスイ
ッチが配置され、該スイッチはエアバッグ取付部材の前
記押え部によって支持される構成とすることができる。
【0016】このように構成することにより、例えば、
モジュールカバーを、その前面部分を押圧して弾性変形
させることができる合成樹脂等より構成し、このモジュ
ールカバーの前面部分を押圧することによって作動する
ホーンスイッチ等のスイッチをインフレータの前面とモ
ジュールカバーの前面部分との間に配置した場合、この
スイッチをエアバッグ取付部材の押え部によって支持す
ることができ、スイッチの操作性が向上し、操作感も良
好なものとなる。
【0017】本発明のエアバッグ装置は、エアバッグ取
付部材とエアバッグの前面部とがストラップを介して連
結されていることが好ましい。このように構成されたエ
アバッグ装置において、ストラップは、その一端がエア
バッグの内周面に沿ってエアバッグの前面部に結合し、
他端がエアバッグ内部においてエアバッグ取付部材と結
合した、エアバッグがインフレータからの噴出ガスによ
って膨張した際にこのエアバッグの展開形状を規制する
ための規制手段となっている。
【0018】即ち、ストラップは所定長さを有してお
り、このストラップによって連結されたエアバッグの前
面部とエアバッグ取付部材とは、エアバッグ膨張時に
は、このストラップによって所定間隔以上は離間しない
ものとなっている。これにより、車両衝突時等の緊急時
にインフレータがガス噴出作動してエアバッグが膨張
し、車両室内に展開した場合、エアバッグの前面部は所
定量以上は膨出しないものとなっているため、エアバッ
グはその側部がガス圧によって大きくステアリングの外
方にまで膨出し、乗員を十分に保護することができる。
【0019】また、本発明のエアバッグ装置はエアバッ
グの前面部にモジュールカバー又はエンブレムが取り付
けられており、該モジュールカバー又はエンブレムと該
エアバッグ取付部材とがストラップによって連結されて
いてもよい。
【0020】この場合、例えば、モジュールカバー又は
エンブレムはエアバッグの外周面に沿ってエアバッグの
前面部に取り付けられ、エアバッグの前面部にはストラ
ップを挿通するための挿通口が設けられる。ストラップ
は、この挿通口に挿通され、一端がモジュールカバー又
はエンブレムに結合され、他端がエアバッグ内部におい
てエアバッグ取付部材と結合される。
【0021】このように構成されたエアバッグ装置にお
いてエアバッグが膨張した場合には、エアバッグの前面
部に取付けられたモジュールカバー又はエンブレムは、
エアバッグの膨張に伴って乗員側へ向かって移動し、所
定量移動した後、ストラップによって移動が停止され
る。これにより、このように構成されたエアバッグ装置
にあっても、エアバッグの前面部の膨出が拘束され、ガ
ス圧によってエアバッグの側部が大きくステアリングの
外方にまで膨出するため、十分に乗員を保護することが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0023】第1図は本発明の実施の形態に係るエアバ
ッグ装置の要部断面図、第2図はこのエアバッグ装置の
主要部分の構成を示す分解斜視図である。
【0024】このエアバッグ装置1は、板状のベース部
材(以下、この板状のベース部材を「リテーナ」と称す
る場合がある。)2と、インフレータ4と、エアバッグ
6と、このエアバッグ6をリテーナ2に取り付けるため
のエアバッグ取付部材8とを備えている。
【0025】インフレータ4は、側面から突出するフラ
ンジ等よりなるリテーナへの取付片を有しない平坦な側
面形状のものである。インフレータ4の前半側(乗員
側。以下、この乗員側へ向かう方向を「前方」と称し、
これとは反対の方向を「後方」と称する場合がある。)
は、エアバッグ6を膨張させるためのガスを噴出するガ
ス噴出部となっている。また、図示はしないが、このイ
ンフレータ4はコネクタ等によって制御装置に接続され
ており、車両衝突時等の緊急時には、この制御装置から
の作動信号によりインフレータ4がガス噴出作動してエ
アバッグ6を膨張させる。
【0026】エアバッグ6は、その後端部にインフレー
タ4のガス噴出部を受け入れるための開口10を備えて
いる。このエアバッグ6は運転席用エアバッグであり、
それぞれ円形の布よりなる前面部(図示略)及び後面部
(図示略)の周縁部同士を縫い合わせることにより構成
されている。このエアバッグ6の開口10の周縁部に
は、エアバッグ6をリテーナ2に取り付けるためのボル
ト或いはリベット等が挿通される複数の挿通孔12が設
けられている。
【0027】エアバッグ6は、リテーナ2の前面側にお
いて、その開口10の周縁部がリテーナ2の後述するイ
ンフレータ収容部14の開口14aの周縁部と重ね合わ
される。そして、エアバッグ6の内周面に沿ってこの開
口10の周縁部を押えるようにエアバッグ取付部材8が
配置され、このエアバッグ取付部材8とリテーナ2の該
開口14aの周縁部との間にエアバッグ6の開口16の
周縁部が挟持されることにより、エアバッグ6がリテー
ナ2に対して固定されている。なお、本実施の形態にあ
っては、エアバッグ取付部材8には雄ねじ部8aが設け
られている。この雄ねじ部8aがエアバッグ6の挿通孔
12及び後述するリテーナ2の挿通孔16に挿通され、
この雄ねじ部8aにリテーナの後面側からナット8bが
締め付けられることによりエアバッグ取付部材8がリテ
ーナ2に対して固定されている。
【0028】リテーナ2には、第1図に示すように、リ
テーナ2の後方へ突出した、インフレータ4の後半側を
収容するための収容部14が設けられている。この収容
部14は、リテーナ2に設けられたインフレータ挿入用
の開口14aと、この開口14aの辺縁部からリテーナ
2の後方へ延出した略円筒形状の周壁部14bと、この
周壁部14bの後端部に設けられた内向き鍔状部14c
とから構成されている。インフレータ4は、その下半側
がこの開口14aから収容部14内に挿入され、インフ
レータ4の側面に沿って延在する周壁部14bと、イン
フレータ4の後面に回り込んだ内向き鍔状部14cとに
よって支承される。このとき、収容部14の後端側の内
向き鍔状部14cによって取り囲まれた開口14dは、
前述したインフレータ4とインフレータ制御装置とを接
続するコネクタを挿通するコネクタ取出口とすることが
できる。また、リテーナ2の該開口14aの周縁部に
は、前述のエアバッグ6の挿通孔12と同様の、ボルト
或いはリベット等が挿通される挿通孔16が設けられて
いる。なお、本実施の形態において、このリテーナ2は
鋼板等により板状に構成されており、収容部14は、プ
レス成形等によりリテーナ2と一体に形成されている。
【0029】エアバッグ取付部材8は、インフレータ挿
入用の開口18を備え、エアバッグ6の内側から開口1
0の周縁部に重なるリング状の外観を有している。この
エアバッグ取付部材8がエアバッグ6の内側から開口1
0の周縁部を押え、この開口10の周縁部がエアバッグ
取付部材8とリテーナ2の開口14aの周縁との間に挟
持されることにより、エアバッグ6がリテーナ2に固定
される。
【0030】このエアバッグ取付部材8には、前述のよ
うに、開口18の周縁部から後方へ延出する複数の雄ね
じ部8aが設けられており、エアバッグ取付部材8は、
エアバッグ6の開口10の周縁部に重なったときに雄ね
じ部8aがエアバッグの挿通孔12及びリテーナ2の挿
通孔16に挿通されるように配置される。そして、各挿
通孔12,16に挿通されてリテーナ2の後面側に突き
出した雄ねじ部8aにナット8bが締め付けられること
により、このエアバッグ取付部材8及びエアバッグ6が
しっかりとリテーナ2に固定される。
【0031】また、このエアバッグ取付部材8は、リテ
ーナ2に取り付けられた際に、リテーナ2の収容部14
に収容されたインフレータ4の前面を押える押え部20
を有している。この押え部20は、開口18の辺縁部か
ら前方に延出した略円筒形状の周壁部20aと、この周
壁部20aの先端部においてインフレータ4の前面側に
回り込んでインフレータ4の前面を押えるように構成さ
れた内向き鍔状部20bとからなっている。リテーナ2
の収容部14に収容されたインフレータ4は、エアバッ
グ取付部材8のリテーナ2への取り付けに際してその前
半側のガス噴出部がエアバッグ取付部材8の開口18に
挿入され、このインフレータ4の側面に沿って延在する
周壁部20aとインフレータ4の前面を押える内向き鍔
状部20bとによって収容部14から抜け出すことのな
いものとなる。なお、周壁部20aには、インフレータ
4のガス噴出部の側面に配置されたガス噴出孔4aと重
なる位置に、このガス噴出孔4aから噴出したガスをエ
アバッグ6内に導入するためのガス導通口21が設けら
れている。
【0032】エアバッグ装置1を構成するにあたって
は、まず、エアバッグ6が、その後端部の開口10の周
縁部がリテーナ2の開口14aの周縁部と重なるよう
に、リテーナ2の前面側に配置される。このとき、リテ
ーナ2の収容部14にはインフレータ4の後半側が収容
され、インフレータ4の前半側のガス噴出部はエアバッ
グ6の開口10からエアバッグ6内に導入される。イン
フレータ4とインフレータ用制御装置とを接続するコネ
クタ(図示略)は、収容部14の後端部の開口14dか
ら取り出される。
【0033】次いで、エアバッグ6の開口10の周縁部
を押えるように、エアバッグ取付部材8がエアバッグ6
の内側から該周縁部に重ね合わされる。この際、インフ
レータ4のガス噴出部がエアバッグ取付部材8の開口1
8内に挿入され、インフレータ4の前面がエアバッグ取
付部材8の押え部20によって押えられる。また、エア
バッグ取付部材8の雄ねじ部8aがエアバッグ6及びリ
テーナ2の各挿通孔12,16に挿通され、リテーナ2
の後面側に突き出した雄ねじ部8aの先端からナット8
bが締め込まれる。これにより、エアバッグ6及びエア
バッグ取付部材8がリテーナ2に固定される。
【0034】その後、エアバッグ6が折り畳まれ、その
前面にモジュールカバー(図示略)が設けられることに
よってエアバッグ装置1が構成される。
【0035】このエアバッグ装置1は、自動車の運転席
用のものであり、自動車のステアリングホイール(図示
略)等に設置される。車両衝突時等の緊急時には、この
エアバッグ装置1のインフレータ4がガス噴出作動し、
このインフレータ4からのガスがエアバッグ取付部材8
のガス導通口21を介してエアバッグ6内に導入されて
エアバッグ6が膨張を開始する。そして、エアバッグ6
は、その前面のモジュールカバーを押し開き、車両室内
に展開して乗員を保護する。
【0036】このように構成されたエアバッグ装置1に
よると、インフレータ4はリテーナ2の収容部14及び
エアバッグ取付部材8の押え部20によって保持される
ため、本実施の形態のように、インフレータ4自体にリ
テーナ2への取付片が備わっていない場合であっても、
別個にインフレータをリテーナに固定するための保持部
材を使用することなくしっかりとインフレータをリテー
ナに固定することができ、エアバッグ装置1の構成、組
立てが簡略化されてコストを抑えることも可能となる。
【0037】なお、上記の実施の形態においては、収容
部14は、リテーナ2と一体に構成されているが、これ
に限られるものではなく、収容部14はリテーナとは別
体に構成されてもよい。このように構成することによっ
て、例えば、リテーナとして従来のエアバッグ装置に用
いられてきたインフレータ用の収容部を有しない板状の
ものを用いた場合であっても、このリテーナへの取付片
を有しないインフレータをリテーナに固定することがで
きる。以下に、このような構成を有するエアバッグ装置
の実施の形態について、第3図を参照して説明する。第
3図はこの実施の形態に係るエアバッグ装置の要部断面
図である。
【0038】第3図に示すように、エアバッグ装置30
は、板状のリテーナ32とこのリテーナ32とは別体に
構成された、インフレータを収容するためのインフレー
タ収容部材34とを備えている。
【0039】リテーナ32は、従来のエアバッグ装置に
用いられるリテーナと同様の構成を有しており、その中
央にインフレータ挿入用の開口36が設けられ、この開
口36の周囲には前述のエアバッグ装置1のリテーナ2
の挿通孔16と同様の、ボルト或いはリベット等が挿通
される挿通孔38(図示略)が設けられている。
【0040】収容部材34は、リテーナ32の開口36
の開口径と略同寸法の内径を有し、インフレータ4の後
半部が挿入される略円筒形状の周壁部40と、この周壁
部40の先端部から外方に延出し、リテーナ32の後面
側からリテーナ32の開口36の周縁部に重なる外向き
鍔状部42と、周壁部40の後端部からの周壁部40の
内側に延出した内向き鍔状部44とから構成されてい
る。この収容部材34は、リテーナ32の後面側におい
て、外向き鍔状部42がリテーナ32の開口36の周縁
部と重なり、この開口36と周壁部40とが略同軸状に
連通するように配置される。また、外向き鍔状部42に
は、リテーナ32の挿通孔38と同様の、ボルト或いは
リベット等が挿通される挿通孔46(図示略)が設けら
れており、収容部材34は、これらの挿通孔38,46
同士が重なるように配置される。このように配置された
収容部材34に対して、インフレータ4は、リテーナ3
2の開口36から収容部材34の周壁部40の内部に挿
入され、この周壁部40と、インフレータ4の後面に回
り込むように延在した内向き鍔状部44とによって支承
されることにより、インフレータ4は収容部材34内に
収容される。このとき、収容部材34の後端の、内向き
鍔状部44によって取り囲まれた開口48は、インフレ
ータ4とインフレータ制御装置(図示略)とを接続する
コネクタ(図示略)を挿通するためのコネクタ取出口と
することができる。
【0041】このエアバッグ装置30のその他の構成は
前述のエアバッグ装置1と同様のものとなっており、同
一符号は同一部分を示している。
【0042】このエアバッグ装置30を構成するにあた
っては、前述のエアバッグ装置1と同様に、エアバッグ
6が、その後端部の開口10の周縁部がリテーナ32の
開口36の周縁部と重なるように、リテーナ32の前面
側に配置される。このとき、リテーナ32の後面側には
開口36の周縁部と外向き鍔状部42とが重なり、かつ
開口36と周壁部40とが同軸状に連通するように収容
部材34が配置され、インフレータ4の後半側が該開口
36から収容部材34内に収容されるとともにインフレ
ータ4の前半側のガス噴出部がエアバッグ6の開口10
からエアバッグ6内に導入される。
【0043】インフレータ4とインフレータ用制御装置
とを接続するコネクタ(図示略)は、収容部材34の後
端部の開口48から取り出される。
【0044】次いで、エアバッグ6の開口10の周縁部
を押えるように、エアバッグ取付部材8がエアバッグ6
の内側から該周縁部に重ね合わされる。この際、インフ
レータ4のガス噴出部がエアバッグ取付部材8の開口1
8内に挿入され、インフレータ4の前面がエアバッグ取
付部材8の押え部20によって押えられる。また、エア
バッグ取付部材8の雄ねじ部8aがエアバッグ6及びリ
テーナ32並びに収容部材34の各挿通孔12,38,
46に挿通され、収容部材34の外向き鍔状部42の後
面側に突き出した雄ねじ部8aの先端側からナット8b
が締め込まれる。これにより、エアバッグ6、エアバッ
グ取付部材8及び収容部材34がリテーナ32に固定さ
れる。
【0045】その後、エアバッグ6が折り畳まれ、この
エアバッグ6の折り畳み体を覆うようにモジュールカバ
ー(図示略)が取り付けられることにより、エアバッグ
装置30が構成される。
【0046】このように構成されたエアバッグ装置30
にあっても、インフレータ4は、リテーナ32に取り付
けられた収容部材34とエアバッグ取付部材8の押え部
20とによって保持されるため、インフレータ4にリテ
ーナ32への取付片を設ける必要がなく、かつしっかり
とリテーナ32に固定される。また、リテーナとインフ
レータ用の収容部材とを別体としたことにより、リテー
ナとして従来のエアバッグ装置に用いられてきたものを
使用することができ、非常に合理的である。
【0047】これらの実施の形態においては、エアバッ
グ取付部材に雄ねじ部を設け、この雄ねじ部をエアバッ
グ、リテーナ、収容部材等にそれぞれ設けられた挿通孔
に挿通した後、リテーナ或いは収容部材の後面側からこ
の雄ねじ部にナットを締め付けることによって収容部を
リテーナに固定するように構成しているが、エアバッグ
取付部材をリテーナに固定する手段はこれに限られるも
のではない。
【0048】例えば、第4〜7図に示すように、エアバ
ッグ取付部材に後方側へ延出した爪状部を設けるととも
に、エアバッグ及びリテーナにこの爪状部が挿通される
スリット状の挿通孔を設け、この爪状部をエアバッグ及
びリテーナの各挿通孔に挿通した後に、リテーナの後面
から突き出した爪状部を屈曲させてエアバッグ取付部材
をリテーナに固定するように構成してもよく、第8図に
示すように、エアバッグ取付部材,エアバッグ及びリテ
ーナにそれぞれボルト或いはリベット等が挿通される挿
通孔を設け、これらのエアバッグ取付部材、エアバッグ
及びリテーナの各インフレータ用開口の周縁部を重ね合
わせた後に該挿通孔にボルト或いはリベット等を挿通す
ることによってエアバッグ取付部材、エアバッグ及びリ
テーナを一体に固定するように構成してもよい。
【0049】また、本発明のエアバッグ装置には、イン
フレータが不正に回転したり、インフレータが所定位置
からずれることを防ぐために、インフレータの位置決め
手段が設けられていてもよく、エアバッグ取付部材に設
けられるガス導通口の形状も任意に形成することができ
る。
【0050】以下に、第4〜9図を参照してこのような
構成を有するエアバッグ装置について説明する。
【0051】第4図は、本発明の別の実施の形態に係る
エアバッグ装置の主要部分の構成を示す分解斜視図、第
5図はこのエアバッグ装置の要部断面図、第6図は第5
図のVI部分の拡大断面図、第7図はこのエアバッグ装置
の変形例を示す分解斜視図、第8図は本発明のさらに別
の実施の形態に係るエアバッグ装置の主要部分の分解斜
視図であり、第9図は、インフレータの位置決め手段の
変形例を示すエアバッグ装置の後方からの分解斜視図で
ある。
【0052】第4〜6図に示すように、エアバッグ装置
40は、前述のエアバッグ装置1と同様に、リテーナ5
2と、インフレータ54と、エアバッグ56と、エアバ
ッグ取付部材58を備えており、リテーナ52はインフ
レータ54の後半側を収容するための収容部60を有
し、エアバッグ取付部材58は、インフレータ54の前
面側に回り込んでこのインフレータ54を押える押え部
72を有している。
【0053】インフレータ54は、前述の実施の形態と
同様に、それ自体インフレータ52への取付片等を有し
ない平坦な側面形状のものである。このインフレータ5
4の前半側はガス噴出部となっており、その側面には複
数のガス噴出口54aが配置されている。また、インフ
レータ54の後面の中央付近からは、インフレータ54
とこのインフレータ54を制御するための制御装置とを
接続するコネクタ54bが引き出されている。
【0054】このインフレータ54の前面の中央付近に
は、後述するエアバッグ取付部材58の押え部72の前
面に設けられたインフレータ位置決め用の開口72cと
係合する凸段部54cが設けられている。該インフレー
タ位置決め用開口72cは略長穴状の開口形状を有して
おり、凸段部54cは、この開口72cに対して緊密に
嵌り込む略楕円形の平面形状を有している。インフレー
タ54の後半側がリテーナ52の収容部60に収容さ
れ、インフレータ54の前半側に、このインフレータ5
4の前面を押えるようにエアバッグ取付部材58の押え
部72が配置された際には、インフレータ54の前面と
押え部72の前面とが重なり合って、該開口72cと凸
段部54cとが回動及び揺動不能に係合する。この結
果、インフレータ54は、車両の振動やガスの噴出圧等
によって回転したり、所定位置からずれることがないも
のとなる。
【0055】エアバッグ56は、後端部にインフレータ
用開口64を備えており、この開口64の周縁部には、
後述するエアバッグ取付部材58の爪状部58aが挿通
されるスリット状の複数の挿通孔66が設けられてい
る。この開口64の周縁部がリテーナ52の収容部60
の開口60aの周縁部に重ね合わせられる。
【0056】リテーナ52は、その中央付近にインフレ
ータ用収容部60を有しているが、この収容部60の構
成は前述のエアバッグ装置1のリテーナ2に設けられた
収容部14と同様のものであり、インフレータ挿入用の
開口60aと、この開口60aの辺縁部からリテーナ5
2の後方へ延出した略円筒形状の周壁部60bと、この
周壁部60bの後端部に設けられた内向き鍔状部60c
とから構成されている。
【0057】この収容部60に対して、インフレータ5
4は、その下半側が開口60aから収容部60内に挿入
され、インフレータ64の側面に沿って延在する周壁部
60bと、インフレータ54後面に回り込んだ内向き鍔
状部60cとによって支承される。このとき、インフレ
ータ54とこのインフレータ54を制御するためのイン
フレータ制御装置とを接続するコネクタ54bは、収容
部60の後端部の内向き鍔状部60cによって取り囲ま
れた開口60dから外部へ取り出される。
【0058】また、リテーナ62の開口60aの周縁部
には、前述のエアバッグ56の挿通孔66と同様の、エ
アバッグ取付部材58の爪状部58aが挿通されるスリ
ット状の挿通孔68が設けられている。なお、この実施
の形態においても、このリテーナ52は鋼板等により板
状に構成されており、収容部60はプレス成形等により
リテーナ52と一体に形成されている。
【0059】エアバッグ取付部材48は、インフレータ
挿入用の開口70を備え、エアバッグ56の内側から開
口64の周縁部に重なるリング状の外観を有している。
このエアバッグ取付部材58がエアバッグ56の内側か
ら開口64の周縁部を押え、この開口54の周縁部がエ
アバッグ取付部材48とリテーナ42の開口60aの周
縁との間に挟持されることにより、エアバッグ56がリ
テーナ52に固定される。
【0060】このエアバッグ取付部材58には、前述の
ように、後方へ向かって延出した、開口60の周縁部か
ら切り起こされた形状の爪状部58aが設けられてい
る。エアバッグ56をリテーナ52に取り付けるにあた
っては、エアバッグ取付部材58がエアバッグ56の開
口64の周縁部を押えるように重ねられるとともに、こ
の爪状部58aがエアバッグ56及びリテーナ52の各
挿通孔66,68に挿通される。爪状部58aは、該挿
通孔66,68に挿通された後、第6図に示すように、
リテーナ52の後面側に突出した先端部分がリテーナ5
2の後面に沿って屈曲され、これにより、エアバッグ取
付部材58がリテーナ52に固定される。
【0061】また、このエアバッグ取付部材58は、前
述のエアバッグ装置1のエアバッグ取付部材8と同様
に、リテーナ52の収容部60に収容されたインフレー
タ54の前面を押える押え部72を有している。この押
え部72は、インフレータ用開口70の辺縁部から前方
に延出した周壁部72aと、この周壁部72aの先端部
からインフレータ54の前面側に回り込んでこのインフ
レータ54の前面を押える内向き鍔状部72bとからな
っている。
【0062】リテーナ52の収容部60に収容されたイ
ンフレータ54は、エアバッグ取付部材58のリテーナ
52への取り付けに際してその前半側のガス噴出部がエ
アバッグ取付部材58の開口70に挿入され、このイン
フレータ54の側面に沿って延在する周壁部72aとイ
ンフレータ4の前面を押える内向き鍔状部72bとによ
って収容部60から抜け出すことのないものとなる。
【0063】なお、周壁部72aには、インフレータ5
4のガス噴出部の側面に配置されたガス噴出孔54aと
重なる位置に、このガス噴出孔54aを露出させる略長
穴形状のガス導通口74が設けられている。ガス噴出孔
54aからの噴出したガスは、このガス導通口74を通
してエアバッグ56内に導入される。また、エアバッグ
取付部材58の押え部72の前面には、内向き鍔状部7
2bに取り囲まれた開口72cが形成されている。この
開口72cは略長穴形状となっており、この開口72c
と前述のインフレータ54の凸段部54cとが係合する
ことにより、インフレータ54が所定位置に固定され
る。
【0064】エアバッグ装置50を構成するにあたって
は、まず、エアバッグ54が、その後端部の開口64の
周縁部がリテーナ52の開口60aの周縁部と重なるよ
うにリテーナ52の前面側に配置される。このとき、リ
テーナ52の収容部60にはインフレータ54の後半側
が収容され、インフレータ54の前半側のガス噴出部は
エアバッグ56の開口64からエアバッグ56内に導入
される。インフレータ54の後面から引き出されたコネ
クタ54bは収容部60の後端部の開口60dから外部
に引き出される。
【0065】次いで、エアバッグ56の開口64の周縁
部を押えるように、エアバッグ取付部材58がエアバッ
グ56の内側から該周縁部に重ね合わされる。この際、
インフレータ54のガス噴出部がエアバッグ取付部材5
8の開口70内に挿入され、インフレータ54の前面が
エアバッグ取付部材58の押え部72によって押えられ
るとともにインフレータ54の前面の凸段部54cと押
え部72の開口72cとが係合する。また、エアバッグ
取付部材58の爪状部58aがエアバッグ56及びリテ
ーナ52の各挿通孔66,68に挿通され、リテーナ5
2の後面から突き出た該爪状部58aの先端部がリテー
ナの後面に沿って屈曲される。これにより、エアバッグ
56及びエアバッグ取付部材58がリテーナ52に固定
される。
【0066】その後、エアバッグ56が折り畳まれ、こ
のエアバッグ56の折り畳み体の前面を覆うようにモジ
ュールカバー(図示略)が設けられることによりエアバ
ッグ装置50が構成される。
【0067】このように構成されたエアバッグ装置50
にあっても、エアバッグ取付部材58は、しっかりとリ
テーナ52に固定される。また、インフレータ54の前
面において、インフレータ54の凸段部54cと押え部
72の開口72cとが係合していることにより、車両の
振動やガスの噴出圧等によって回転したり、ずれたりす
ることはなく、確実にインフレータ54を所定位置に固
定することができる。
【0068】なお、この実施の形態において、エアバッ
グ取付部材58のリテーナ52への固定手段は、エアバ
ッグ取付部材58に、開口70の周縁部から切り起こし
た形状の爪状部58aを設け、エアバッグ56及びリテ
ーナ52の各挿通孔66,68に挿通した後、リテーナ
52の後面から突き出した爪状部58aの先端部をリテ
ーナ52の後面に沿って屈曲させるものであるが、エア
バッグ取付部材のリテーナへの固定手段はこれに限られ
るものではない。
【0069】例えば、爪状部58aは、第7図に示すよ
うに、エアバッグ取付部材58の外縁部から延出した突
片を、その基端部から後方へ屈曲させた形状のものであ
ってもよく、或いは、第8図に示すように、挿通孔6
6,68をボルト或いはリベット等が挿通される円孔状
のものとし、エアバッグ取付部材58の開口70の周縁
部に、エアバッグ56やリテーナ52の挿通孔66,6
8と同様の、ボルト或いはリベット等が挿通される挿通
孔58bを設け、リテーナ52、エアバッグ56及びエ
アバッグ取付部材58の各インフレータ用開口の周縁部
を重ね合わせた後に、これら一連の挿通孔58b,66
及び68を介してボルトナット或いはリベット等でリテ
ーナ52、エアバッグ56及びエアバッグ取付部材58
を一体に結合するように構成してもよい。
【0070】また、インフレータの位置決め手段もこの
実施の形態の構成に限られるものではない。
【0071】例えば、第7図において、インフレータ4
4の前面には1対の小突起54dが設けられ、押え部7
2の前面には、この小突起54dが係合してインフレー
タ54を所定位置に固定するための係合孔72dが設け
られている。また、第8図においては、インフレータ5
4の前面に、伏せられた略半筒形状を有する凸条部54
eが設けられており、押え部72の前面には、この押え
部72の前面から前方に向かって膨出した略逆U字形の
断面形状を有する膨出部72eが設けられている。この
凸条部54eが膨出部72eに係合することにより、イ
ンフレータ44が所定位置に固定される。
【0072】さらに、このインフレータの位置決め手段
は、インフレータの後面側に設けられていてもよい。例
えば、第9図に示すインフレータ80は、その後半側が
リテーナ82のインフレータ収容部84に収容される。
この収容部84の後面の中央付近には、略長穴形状の開
口84aが形成されている。インフレータ80の後面に
は、この開口84aと緊密に係合可能な略長円形の平面
形状を有する凸段部80aが設けられている。この凸段
部80aの頂面の中央付近からコネクタ80bが引き出
されている。
【0073】インフレータ80がリテーナ82に設置さ
れるにあたっては、まず、インフレータ80の後半部を
リテーナ82の収容部84に収容する。この際、インフ
レータ80のコネクタ80bを収容部84の後部の開口
84aに挿通し、凸段部80aをこの開口84aに係合
させる。次いで、インフレータ80前面側に回り込んで
インフレータの前面を押える押え部88を有したエアバ
ッグ取付部材85をリテーナ82及びインフレータ80
の前面側に設置する。これにより、インフレータ80
は、収容部84及び押え部88によって保持されるとと
もに凸段部80aが開口84aに回動及び揺動不能に係
合しているため、しっかりとリテーナ82に固定され
る。
【0074】本発明のエアバッグ装置においては、イン
フレータの前面とモジュールカバーとの間に例えば、ホ
ーンスイッチ等のスイッチが配置されてもよい。このと
き、このスイッチは、インフレータ及びインフレータの
前面側に回り込んだエアバッグ取付部材の押え部によっ
て支持されるように構成することができる。以下に、こ
のように構成されたエアバッグ装置について第10図を
参照して説明する。第10図は、この実施の形態に係る
エアバッグ装置の構成を示す断面図である。
【0075】本実施の形態において、エアバッグ装置9
0は、リテーナ92と、インフレータ94と、エアバッ
グ96と、エアバッグ取付部材98を備えており、リテ
ーナ92は、インフレータ84の後半側を収容するため
の収容部100を有し、エアバッグ取付部材98は、イ
ンフレータ94の前面に回り込んでこのインフレータ9
4の前面を押える押え部102を備えている。インフレ
ータ94は、リテーナ92への取付片を有しない平坦な
側面形状のものであり、その後半側がエアバッグ取付部
材100に収容され、かつその前面が押え部102に押
えられることにより、リテーナ92に固定されている。
【0076】エアバッグ96は後端部にインフレータ用
開口104を有している。この開口104からインフレ
ータ94の前半側がエアバッグ96内に挿入されてお
り、この開口104の周縁部はリテーナ92の前面側に
おいて、収容部100の開口100aの周縁部に重ね合
わされている。このエアバッグ96の開口104の周縁
部を押えるように、エアバッグ取付部材98がエアバッ
グ96の内周面に沿って配置されており、エアバッグ9
6は、これらのリテーナ92の開口100aの周縁部と
エアバッグ取付部材98との間に該開口104の周縁部
が挟持されることによってリテーナ92に固定されてい
る。なお、エアバッグ取付部材98は、後方に延出した
雄ねじ部98aを有しており、この雄ねじ部98aがエ
アバッグ96及びリテーナ92に設けられた挿通孔(図
示略)に挿通され、リテーナ92の後面側に突き出たこ
の雄ねじ部98aの先端側からナット98bが締め付け
られることにより、リテーナ92に固定されている。
【0077】インフレータ94の前面にはホーンスイッ
チ108が配置されている。このホーンスイッチ108
は、インフレータ94の前面に設置されたスイッチ本体
108aと、このスイッチ本体108aの底部からイン
フレータ94の前面に沿って延出した鍔部108bと、
先端部がスイッチ本体108aの前面から突出したピン
108cとを有している。このピン108cは、スイッ
チ本体108aのピン挿入部(図示略)に対して前後方
向に摺動可能にかつピン挿通部から抜出不能に挿入され
ており、ばね(図示略)等の付勢手段によって常時前方
に付勢されている。このホーンスイッチ108は、ピン
108cの先端部をホーンスイッチ108aに押し込む
ことにより、スイッチが入り、図示しない自動車のホー
ン(警笛)が鳴り出すように構成されている。もちろ
ん、ピン108cへの押し込み力を解除した場合には、
ピン108cは前述の付勢手段によって元の状態(スイ
ッチ本体108aからピン108aの先端部が突き出し
た状態)に復帰し、スイッチが切れ、ホーンが鳴り止
む。
【0078】このホーンスイッチ108は、鍔部108
bが収容部98の押え部102から延出したスイッチ支
持部102aによってその上面を押えられることによ
り、インフレータ94の前面に支持されている。
【0079】エアバッグ96は、前面部96aがホーン
スイッチ108及びインフレータ94等の前面を覆い、
その両側部が葛折り状に折り畳まれてインフレータ94
の両サイドに配置されている。さらに、このエアバッグ
96を覆うようにモジュールカバー106が設置されて
いる。
【0080】このモジュールカバー106は、合成樹脂
等から構成されており、乗員がその前面部を押圧して弾
性変形させることができるものとなっている。また、モ
ジュールカバー106とホーンスイッチ108とは、モ
ジュールカバー106の後面とホーンスイッチ108の
ピン108cの先端部とが互いに近接して配置されるよ
うに構成されており、モジュールカバー106の前面部
を押圧することにより、モジュールカバー106の後面
とピン108cの先端部とがエアバッグ96の前面部を
介して当接し、ピン108cの先端部がスイッチ本体1
08aに押し込まれ、スイッチが入ってホーンが鳴り出
すものとなっている。
【0081】このエアバッグ装置90は、他の実施の形
態のエアバッグ装置と同様に、自動車のステアリングホ
イール(図示略)に設置され、車両衝突時等の緊急時に
はインフレータ94がガス噴出作動し、エアバッグ取付
部材98の側面に設けられたガス導通口98cを通じて
エアバッグ96内にガスが導入されることによりエアバ
ッグが膨張を開始する。このとき、ホーンスイッチ10
8は、支持部102aによってしっかりとインフレータ
94の前面に固定されているため、インフレータ94か
らのガス圧等によって外れることはなく、また、エアバ
ッグ96の膨張やモジュールカバー106がエアバッグ
96によって押し開かれることを妨げることもないた
め、エアバッグ96は、このように構成されたエアバッ
グ装置90にあっても、何らの支承もなく車両室内に展
開する。
【0082】また、このように構成されたエアバッグ装
置90にあっては、ホーンスイッチ108等のスイッチ
はインフレータ94の前面において、エアバッグ取付部
材102に設けられた支持部102aによって支持され
ているため、前述のように、このスイッチを操作するた
めにモジュールカバー106の前面側を押圧した場合に
おいても、スイッチ本体はしっかりとインフレータ94
に固定されており、優れた操作性を得ることができる。
【0083】なお、この実施の形態において、ホーンス
イッチは、スイッチ本体の前面から先端部が突き出した
ピンを有し、このピンの先端部を押し込むことによりホ
ーンのスイッチが入るものとなっており、乗員がモジュ
ールカバーの前面を押圧することによってこのピンの先
端部をスイッチ本体に押し込むように構成しているが、
スイッチ及びモジュールカバーの構成はこれに限られる
ものではなく、例えば、このエアバッグ装置90は、第
11図に示すように、ピン(図示略)の先端部がスイッ
チ本体110aの上面と略面一となるように構成された
ホーンスイッチ110を備えてもよい。
【0084】このホーンスイッチ110は、インフレー
タ94の前面に設置されたスイッチ本体110aと、ス
イッチ本体110aの底部からインフレータ94の前面
に沿って延出し、エアバッグ取付部材98の支持部10
2aによってその前面を押えられた鍔部110bと、ス
イッチ本体110aの上面から設けられたピン挿通部
(図示略)に対して前後方向に摺動自在にかつピン挿通
部から抜出し不能に挿入され、ばね(図示略)等の付勢
手段によって常時前方に付勢されたピン(図示略)を有
しており、このピンの先端面とスイッチ本体110aの
上面とが略面一となっている。このピンをスイッチ本体
110aに押し込むことにより、自動車のホーンが鳴り
出す。
【0085】このようなホーンスイッチ110を備えた
場合、エアバッグ装置90のモジュールカバー106に
は、モジュールカバー106の後面の前記ピンの先端面
と対面する位置に、突起112が設けられる。この突起
112は、その先端が前記ピンの先端面と近接し、乗員
がモジュールカバー106の前面を押圧した際には、こ
の突起112が該ピンの先端面にエアバッグ96の前面
部を介して当接し、次いでこのピンをスイッチ本体11
0aに押し込んでホーンのスイッチを入れるように構成
されている。
【0086】このように構成された場合であっても、ホ
ーンスイッチ110はインフレータ46の前面におい
て、エアバッグ取付部材102に設けられた支持部10
2aによって支持されているため、前述のように、この
スイッチを操作するためにモジュールカバー106の前
面側を押圧した場合においても、スイッチ本体はしっか
りとインフレータ94に固定されており、スイッチの操
作性に優れたものとなっている。
【0087】次に、第12〜18図及び第23図を参照
して本発明の別の態様のエアバッグ装置について説明す
る。第12図は、本発明の別の態様の実施の形態に係る
エアバッグ装置のエアバッグ展開時の断面図、第13図
はこのエアバッグ装置のエアバッグの前面部の斜視図、
第14図はエアバッグ取付部材の押え部とストラップと
の連結部分の斜視図、第15図はこのエアバッグ装置の
変形例を示す断面図、第16図は第15図のエアバッグ
装置のエアバッグの前面部の斜視図、第17図は第15
図のエアバッグ装置のエアバッグ取付部材の斜視図、第
18図は第15図のエアバッグ装置のモジュールカバー
の後面からの斜視図である。
【0088】本実施の形態において、エアバッグ装置1
20は、リテーナ122と、インフレータ124と、エ
アバッグ126と、エアバッグ取付部材128を備えて
おり、リテーナ122は、インフレータ124の後半側
を収容するための収容部130を有し、エアバッグ取付
部材128は、インフレータ124の前面に回り込んで
このインフレータ124の前面を押える押え部132を
備えている。インフレータ124は、それ自体リテーナ
122への取付片を有しない平坦な側面形状のものであ
り、その後半側が収容部130に収容され、その前面が
押え部132に押えられることにより、リテーナ122
に固定されている。
【0089】エアバッグ126は、後端部にインフレー
タ用開口134を有している。この開口134からイン
フレータ124の前半側がエアバッグ126内に挿入さ
れており、この開口134の周縁部は、リテーナ122
の前面側において、収容部130の開口130aの周縁
部に重ね合わされている。このエアバッグ126の開口
134の周縁部を押えるように、エアバッグ取付部材1
28がエアバッグ126の内周面に沿って配置されてお
り、エアバッグ126は、これらのリテーナ122の開
口130aの周縁部と取付部材128との間に該開口1
34の周縁部が挟持されることによってリテーナ122
に固定されている。なお、取付部材128は、後方に延
出した雄ねじ部128aを有しており、この雄ねじ部1
28aがエアバッグ126及びリテーナ122に設けら
れた挿通孔(図示略)に挿通され、リテーナ122の後
面側に突き出たこの雄ねじ部128aの先端側からナッ
ト128bが締め付けられることにより、リテーナ12
2に固定されている。
【0090】エアバッグ126の前面部にはモジュール
カバー136が取り付けられている。モジュールカバー
136の裏面には、このモジュールカバー136とエア
バッグ取付部材128とを連結するためのストラップ1
38の一端側が挿通される挿通部140が設けられてお
り、エアバッグ126の前面部の中央付近には、このス
トラップ138をエアバッグ126内部に導通するため
の開口126aが設けられている。
【0091】インフレータ124の前面側には、ストラ
ップ138を介してエアバッグ取付部材128とモジュ
ールカバー136とを連結するための連結部材142が
設置されている。この連結部材142は、インフレータ
124の前面に沿って配置される平板状の基底部142
aと、この基底部142aの中央付近から前方に突出
し、かつ前記ストラップ138の他端側が挿通される挿
通部142cが設けられた凸部142bとを有してい
る。この連結部材142は、押え部132から延出し、
かつ基底部142aの前面に回り込むように設けられた
連結部材押え部144によってその前面を押えられてい
る。これにより、連結部材142は、インフレータ12
4の前面側においてエアバッグ取付部材128に固定さ
れている。
【0092】ストラップ138は、エアバッグ膨張時に
破断、伸長しない強度を有した帯状の布、例えば自動車
のシートベルト用ウェビング等により構成されており、
その一端側がモジュールカバー138の挿通部140に
挿通され、次いでエアバッグ126の開口126aを通
じてエアバッグ126内に導通され、他端側が、エアバ
ッグ126内部において連結部材142の挿通部142
cに挿通された後、これらの両端部が互いに連結された
ループ状のものとなっている。このストラップ138を
介してエアバッグ取付部材128とモジュールカバー1
36とが連結されており、これにより、モジュールカバ
ー136は、エアバッグ膨張時においてエアバッグ取付
部材128から所定間隔以上は離間しないものとなって
いる。
【0093】このエアバッグ装置120は、エアバッグ
126が折り畳まれ、このエアバッグ126の折り畳み
体を覆うようにモジュールカバー136がエアバッグ1
26の前面に配置された後、ステアリングホイール14
6に設置される。
【0094】このように構成されたエアバッグ装置12
0にあっては、車両衝突時等の緊急時には、インフレー
タ124がガス噴出作動し、このガスがエアバッグ取付
部材128の側面に設けられたガス導通口128aを通
じてエアバッグ126内に導入されることによりエアバ
ッグ126が膨張を開始する。このとき、エアバッグ1
26は、その前面部がモジュールカバー136を前方に
押し出すように膨出する。モジュールカバー136は、
このエアバッグ126の前面部の膨出に伴って所定距離
だけ前進した後、ストラップ138がピンと張った状態
となってその前進が停止される。この結果、モジュール
カバー136の後面側に配置されたエアバッグ126の
前面部が、このモジュールカバー136によってその前
方への膨出を阻止されるため、膨張が規制されていない
エアバッグ126の両側部がガス圧によって大きく側方
へ膨出し、エアバッグ126は、ステアリングの外方ま
で広範囲に展開する。
【0095】このように、このエアバッグ装置120に
あっては、エアバッグ膨張初期において、ストラップ1
38によってエアバッグ126の前方への膨出が規制さ
れるため、インフレータ124からのガス圧はもっぱら
エアバッグ126の側方への展開に費される。従って、
エアバッグ126はステアリングホイール146の外方
まで広範囲に展開し、乗員とステアリングホイール14
6との間にきわめて十分に介在されるため、確実に乗員
を保護することができる。
【0096】なお、この実施の形態において、モジュー
ルカバーとエアバッグ取付部材とは一本のストラップに
よって連結されているが、ストラップの本数或いはスト
ラップとモジュールカバー及びエアバッグ取付部材との
連結方法は、前述の構成に限られるものではない。例え
ば、第15図に示すように、エアバッグ装置150にお
いて、エアバッグ取付部材152とモジュールカバー1
54とは、ループ状の2本のストラップ156,158
によって連結されている。
【0097】このエアバッグ装置150は、前述のエア
バッグ装置と同様に、リテーナ160と、このリテーナ
160の収容部162に収容されたインフレータ164
と、このインフレータ164の前面側に回り込んでこの
インフレータ164の前面を押える押え部166を備え
たエアバッグ取付部材152と、このエアバッグ取付部
材152によってリテーナ160に固定されたエアバッ
グ168を備えている。このエアバッグ168の前面部
にはモジュールカバー154が取り付けられている。押
え部166はインフレータ164の前面を覆うように延
在している。
【0098】モジュールカバー154の裏面には、この
モジュールカバー154とエアバッグ取付部材152と
を連結するためのストラップ156,158が挿通され
る4個の挿通部170,172,174,176が設け
られている。これらの挿通部170,172,174,
176は、それぞれ第18図に示すように、挿通部17
0と挿通部174が向かい合い、挿通部172と挿通部
176が向かい合うように配置されている。エアバッグ
168の、これらの挿通部170〜176と重なる位置
には、それぞれストラップ156,158をエアバッグ
168内に導通するための開口178,180,18
2,184が設けられている。
【0099】第17図に示すように、エアバッグ取付部
材152の押え部166の前面部には、略十字形の膨出
部よりなるストラップ導通部186が設けられている。
この略十字形に延在するストラップ導通部186の四方
の端部には、互いに連通した開口186a,186b,
186c,186dが設けられている。
【0100】ストラップ156,158は、前述の実施
の形態と同様に、自動車のシートベルト用ウェビング等
より構成されている。ストラップ156は、その一端が
挿通部170に挿通された後、エアバッグ168の開口
178に挿通され、エアバッグ168内部において開口
186aからストラップ導通部186内に引き込まれ
る。一方、ストラップ156の他端側は、ストラップ導
通部186内を通って開口186aと向かい合う開口1
86cからエアバッグ168内に引き出され、エアバッ
グ168の開口178の向かい側に配置された開口18
2からエアバッグ外部に引き出された後、モジュールカ
バー154の挿通部170と向かい合う挿通部174に
挿通される。次いで、ストラップ156の両端部が互い
に連結され、ストラップ156はループ状に構成されて
モジュールカバー154とエアバッグ取付部材152と
を連結するものとなっている。そして、ストラップ15
8も、ストラップ156と同様に、途中部分がエアバッ
グ168の内部において向かい合う開口186b,18
6dを通じてストラップ導通部186内に挿通され、か
つ両端側がそれぞれエアバッグ168の開口180,1
84から引き出されてモジュールカバー154の挿通部
172,176に挿通され、ループ状に構成されてモジ
ュールカバー154とエアバッグ取付部材152とを連
結している。
【0101】このエアバッグ装置150は、エアバッグ
168が折り畳まれ、このエアバッグ168を覆うよう
にモジュールカバー154が配置された後、自動車のス
テアリングホイール190に設置される。
【0102】このエアバッグ装置150においても、前
述のエアバッグ装置120と同様にモジュールカバー1
54とエアバッグ取付部材152とがストラップ15
6,158によって連結されているため、エアバッグ1
68は、膨張初期においてその前方への膨出が規制され
る。そして、ストラップからのガス圧は、もっぱらエア
バッグ168の側方への展開に費されるため、エアバッ
グ168はステアリングホイール190の外方まで広範
囲に展開し、乗員とステアリングホイール190との間
にきわめて十分に介在され、確実に乗員を保護すること
ができる。
【0103】また、このエアバッグ装置150において
は、モジュールカバー154とエアバッグ取付部材15
2とは2本のループ状のストラップ156,158によ
って連結されているため、エアバッグ膨張時において、
例えば出力の大きいインフレータを用いた場合であって
も、確実にモジュールカバーの前進を停止させることが
できる。
【0104】なお、これらの実施の形態において、スト
ラップは、モジュールカバーとエアバッグ取付部材とを
連結することによりエアバッグの前方への膨出を規制し
ているが、これに限られるものではなく、例えば、モジ
ュールカバーの代わりにエンブレムとエアバッグ取付部
材とを連結してもよく、或いは、エアバッグの前面部の
内周面側とエアバッグ取付部材とを結合して直接的にエ
アバッグの前方側への膨出を規制してもよい。
【0105】なお、上述の実施の形態において、インフ
レータは、平坦な側面を有する略円筒形状のものであ
り、その後半側がリテーナの収容部に収容され、前半側
のガス噴出部がエアバッグ取付部材の押え部の周壁部に
取り囲まれるとともに前面を内向き鍔状部によって押え
られてリテーナに固定されるように構成されているが、
インフレータの形状並びにリテーナの収容部及びエアバ
ッグ取付部材の押え部の構成はこれに限られるものでは
ない。
【0106】本発明では、第23図のモジュールカバー
136Mのようにエンブレム136Eが設けられている
ときには、このエンブレム136Eに挿通部140Mを
設け、この挿通部140Mにストラップ138を通すよ
うにしても良い。
【0107】以下に、リテーナの収容部及びエアバッグ
取付部材の押え部の他の構成について第19,20図を
参照して説明する。第19図は、リテーナの収容部及び
エアバッグ取付部材の押え部の別の構成を示すエアバッ
グ装置の要部断面図であり、第20図はリテーナの収容
部及びエアバッグ取付部材の押え部のさらに別の構成を
示すエアバッグ装置の要部断面図である。
【0108】第19図に示すように、エアバッグ装置2
00は、後半側にガス発生部を備えた大径部202aを
有し、前半側にガス噴出部よりなる小径部202bを有
したインフレータ202を備えている。インフレータ2
02の大径部202aの上面は、小径部202bの後端
部と連なる肩部202cとなっている。また、このエア
バッグ装置202は、後述のリテーナ204への取付片
を有しないものとなっている。
【0109】リテーナ204の中央付近には、このイン
フレータ202の大径部202aのほぼ全体が収容され
る収容部206が設けられている。このリテーナ204
の前面側にはエアバッグ208が配置されている。エア
バッグ208の後端部にはインフレータ用開口208a
が設けられており、このエアバッグ208の開口208
aの周縁部とリテーナ204の収容部206の周縁部と
がリテーナ204の前面側において重ね合わされてい
る。
【0110】このエアバッグ208の開口208aの周
縁部を押えるようにエアバッグ取付部材210がエアバ
ッグ208の内周面に沿って配置されている。このエア
バッグ取付部材210は、中央にインフレータ204の
小径部204bが挿通される開口210aを有した略円
盤形状のものとなっており、この開口210aの周縁部
は、エアバッグ取付部材210がエアバッグ208の開
口208aの周縁部に配置された際にインフレータ20
2の肩部202cの前面まで延在してこの肩部202c
の前面を押える押え部212となっている。
【0111】このように、このエアバッグ装置200に
あっては、後半側にガス発生部を備えた大径部202a
を有し、前半側にガス噴出部よりなる小径部を有したイ
ンフレータ202を使用した場合であっても、リテーナ
204に、インフレータ202の大径部202aのほぼ
全体を収容する収容部206を設け、エアバッグ取付部
材210を、インフレータ202の小径部202bが挿
通される開口210aを有し、かつこの開口210aの
周縁部がインフレータ202の肩部202cの前面まで
延在してこの肩部202cの前面を押える押え部212
となっている略円盤形状のものとすることにより、しっ
かりとリテーナ204にインフレータ202を固定する
ことができる。
【0112】また、第20図に示すエアバッグ装置22
0は、平坦な側面を有するインフレータ222と、略平
板状に形成されたリテーナ224とを備え、このリテー
ナ224の中央付近には、このインフレータ222の後
端部から引き出されたコネクタが挿通される挿通孔22
4aが設けられている。インフレータ222は、この挿
通孔224aにコネクタが挿通され、その後面がリテー
ナ224の前面側においてこの挿通孔224aの周縁部
と重なるように配置されている。また、エアバッグ装置
220は、エアバッグ226と、このエアバッグ226
をリテーナ224に取り付けるためのエアバッグ取付部
材228を備えている。
【0113】エアバッグ226の後端部及びエアバッグ
取付部材228には、それぞれインフレータ用開口22
6a及び228aが設けられている。エアバッグ226
は、この開口226aにインフレータ222が挿入さ
れ、この開口226aの周縁部がリテーナ224の前面
側のインフレータ222の周辺部に重ね合わされてい
る。
【0114】エアバッグ取付部材228には、開口22
8aの辺縁部から前方に向かって延出し、インフレータ
222の側面に沿って延在する略円筒形状の周壁部23
0aと、この周壁部230aの先端部からインフレータ
222の前面に回り込んでこのインフレータ222の前
面を押えるように延在した内向き鍔状部230bとから
なる押え部230が設けられている。
【0115】エアバッグ取付部材228は、開口228
aからインフレータ222が挿入され、かつこの開口2
28aの周縁部がエアバッグ226の開口226aの周
縁部を押えるようにエアバッグ226の内周面に沿って
配置される。これらのエアバッグ226及びエアバッグ
取付部材228は、ボルトナット等によりリテーナ22
4に固定される。
【0116】インフレータ222は、その側面に沿って
延在し、かつその前面側に回り込んで、この前面を押え
る押え部230によってリテーナ224に固定される。
【0117】このように、このエアバッグ装置220に
おいては、リテーナ224にインフレータ用の収容部を
設けることなく、エアバッグ取付部材228の押え部2
30のみでしっかりとリテーナ224にインフレータ2
22を固定することができる。
【0118】なお、上記実施の形態において、エアバッ
グ取付部材は、インフレータの前面を押える押え部を備
えており、この押え部は、エアバッグ取付部材に設けら
れたインフレータ用の開口の辺縁部からインフレータの
側面に沿って延在するように前方へ延出した略円筒形状
の周壁部と、この周壁部の先端部からインフレータの前
面に回り込むように設けられた内向き鍔状部とから構成
されているが、押え部の構成はこれに限られるものでは
ない。以下に、第21,22図を参照して、押え部の他
の構成について説明する。第21,22図の各図におい
て、(a)図は他の構成の押え部を備えたエアバッグ取
付部材の斜視図、(b)図は(a)図のエアバッグ取付
部材の上面図、(c)及び(d)図は(a)図の押え部
の変形例を示すエアバッグ取付部材の上面図である。
【0119】第21図に示すエアバッグ取付部材250
は、インフレータ用開口250aと、この開口250a
の辺縁部から前方に延出し、かつその先端部が、インフ
レータ(図示略)の前面側に回り込んでインフレータの
前面を押えるように屈曲された略逆L字形のフック状に
形成された押え部252を有している。
【0120】この押え部252は、開口250aを等分
する位置に複数個設けられている。例えば、第21図
(a),(b)において、エアバッグ取付部材250は
4個の押え部252を有し、これらの押え部252は、
開口250aを4等分する位置に配置されている。ま
た、第21図(c),(d)においては、エアバッグ取
付部材250は、それぞれ3個及び2個の押え部252
を有し、これらの押え部252は、開口252aをそれ
ぞれ3等分及び2等分する位置に配置されている。
【0121】また、第22図に示すエアバッグ取付部材
260は、インフレータ用開口260aを有し、この開
口260aの周囲には、この開口260aの辺縁部から
前方に延出した複数個の脚状部262aと、これらの脚
状部262aの先端部同士を互いに連結し、かつインフ
レータの前面に回り込んでこのインフレータの前面を押
える橋渡状部262bとからなる押え部262が設けら
れている。
【0122】この押え部262の脚状部262aは、そ
れぞれ開口260aを等分する位置から延出している。
例えば、第22図(a),(b)において、エアバッグ
取付部材260は、開口260aの辺縁部から4個の脚
状部262aが延出しており、これらの脚状部262a
は、開口260aを4等分する位置に配置されている。
また、第21図(c),(d)においては、エアバッグ
取付部材260は、その開口260aの辺縁部からそれ
ぞれ3個及び2個の脚状部262aが延出しており、こ
れらの脚状部262aは、開口252aをそれぞれ3等
分及び2等分する位置に配置されている。
【0123】このように構成されたエアバッグ取付部材
250,260であっても、押え部252,262がイ
ンフレータの前面に回り込んでこのインフレータの前面
を押えるため、しっかりとインフレータをリテーナに固
定することができる。
【0124】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のエアバッグ
装置によると、インフレータをエアバッグ取付部材によ
ってリテーナに固定するように構成したことにより、リ
テーナへの取付片を有しないインフレータを用いた場合
であっても確実にインフレータをリテーナに固定するこ
とができる。これにより、インフレータにリテーナへの
取付片を設ける手間を省くことができるとともにコスト
を抑えることもできる。
【0125】また、本発明のエアバッグ装置において
は、インフレータの前面とモジュールカバーとの間にス
イッチを配置し、このスイッチをエアバッグ取付部材に
よって支持するように構成することができ、これによ
り、スイッチの操作性に優れたものとすることができ
る。さらに、エアバッグの前面部又はモジュールカバー
やエンブレムとエアバッグ取付部材とをストラップによ
って連結し、エアバッグ展開初期においてエアバッグの
前方への膨出を拘束するように構成することにより、エ
アバッグの側部を大きくステアリングホイールの外方ま
で膨出させ、乗員とステアリングホイールとの間に十分
にエアバッグを介在させるように構成することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエアバッグ装置の主
要部分の断面図である。
【図2】第1図のエアバッグ装置の主要部分の構成を示
す分解斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るエアバッグ装
置の主要部分の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るエアバッグ装
置の主要部分の構成を示す分解斜視図である。
【図5】第4図のエアバッグ装置の主要部分の構成を示
す断面図である。
【図6】第5図のVI部分の拡大図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るエアバッグ装
置の主要部分の構成を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るエアバッグ装
置の主要部分の構成を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係るエアバッグ装
置の主要部分の構成を示す後方からの分解斜視図であ
る。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係るエアバッグ
装置の主要部分の構成を示す断面図である。
【図11】第10図のエアバッグ装置の変形例を示す主
要部分の断面図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態に係るエアバッグ
装置のエアバッグ膨張時の断面図である。
【図13】第12図のエアバッグ装置のエアバッグの斜
視図である。
【図14】第12図のエアバッグ装置の要部拡大斜視図
である。
【図15】本発明の第9の実施の形態に係るエアバッグ
装置のエアバッグ膨張時の断面図である。
【図16】第15図のエアバッグ装置のエアバッグの斜
視図である。
【図17】第15図のエアバッグ装置のエアバッグ取付
部材の斜視図である。
【図18】第15図のエアバッグ装置のモジュールカバ
ーの後面からの斜視図である。
【図19】本発明の第10の実施の形態に係るエアバッ
グ装置の主要部分の構成を示す断面図である。
【図20】本発明の第11の実施の形態に係るエアバッ
グ装置の主要部分の構成を示す断面図である。
【図21】本発明のエアバッグ装置のエアバッグ取付部
材の変形例を示す説明図である。
【図22】本発明のエアバッグ装置のエアバッグ取付部
材の変形例を示す説明図である。
【図23】本発明のエアバッグ装置のエアバッグ取付部
材の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,30,50,90,120,150,200,22
0 エアバッグ装置 2,32,52,82,92,122,204,224
リテーナ 4,54,80,94,124,164,202,22
2 インフレータ 6,56,96,126,168,208,226 エ
アバッグ 8,58,86,98,128,152,210,22
8,250,260エアバッグ取付部材 14,60,84,100,130,162,206
収容部 20,72,88,102,132,166,212,
230,252,262 押え部 34 収容部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D030 DB48 DB74 3D054 AA02 AA13 AA26 BB02 BB03 BB05 BB22 CC11 DD11 DD17 DD28 EE14 FF15 FF17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材と、 該ベース部材にエアバッグ取付部材によって取り付けら
    れたエアバッグと、 該エアバッグを膨張させるガスを発生するインフレータ
    と、 折り畳まれた該エアバッグを覆うモジュールカバーとを
    有するエアバッグ装置において、 該インフレータは、側面から突出する取付片を有しない
    平坦な側面形状のものであり、 該インフレータは、前記エアバッグ取付部材によって前
    記ベースに対して固定されていることを特徴とするエア
    バッグ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記エアバッグは、
    前記ベースの前面側に配置されており、該ベースに、前
    記インフレータを収容するための収容部が後方に突設さ
    れており、 前記エアバッグ取付部材は、該インフレータの前面側に
    回り込んでインフレータを押える押え部を有しており、 該インフレータは、該収容部に収容され、該押え部によ
    って押え付けられることによりベースに固定されている
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記エアバッグは前
    記ベースの前面側に配置されており、該ベースから後方
    に突出した、前記インフレータを収容するための収容部
    材が該ベースに取り付けられており、 前記エアバッグ取付部材は、該インフレータの前面側に
    回り込んでインフレータを押える押え部を有しており、 該インフレータは、該収容部材内に収容され、該押え部
    によって押え付けられることによりベースに固定されて
    いることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記インフレ
    ータの前面とモジュールカバーの前面部分との間にスイ
    ッチが配置され、該スイッチはエアバッグ取付部材の前
    記押え部によって支持されていることを特徴とするエア
    バッグ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、前記エアバッグ取付部材とエアバッグの前面部とが
    ストラップを介して連結されていることを特徴とするエ
    アバッグ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、前記エアバッグの前面部にモジュールカバー又はエ
    ンブレムが取り付けられており、該モジュールカバー又
    はエンブレムと該エアバッグ取付部材とがストラップに
    よって連結されていることを特徴とするエアバッグ装
    置。
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