JP2003205814A - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

膝保護用エアバッグ装置

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JP2003205814A
JP2003205814A JP2002005192A JP2002005192A JP2003205814A JP 2003205814 A JP2003205814 A JP 2003205814A JP 2002005192 A JP2002005192 A JP 2002005192A JP 2002005192 A JP2002005192 A JP 2002005192A JP 2003205814 A JP2003205814 A JP 2003205814A
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篤 永田
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/203Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/205Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in dashboards
    • B60R21/206Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in dashboards in the lower part of dashboards, e.g. for protecting the knees

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアバッグカバーと内装部品との組付誤差を抑
えて、アッセンブリー化したエアバッグ組付体を、車両
に搭載することができる膝保護用エアバッグ装置を提供
すること。 【解決手段】エアバッグ55とインフレーター47とを
収納させるとともに、車両後方側を開口させて、車両の
ボディB側に取付固定されるケース13と、扉部44と
周囲を車両の内装部材10bに囲まれる一般部31とを
有してケース13に組み付けられるエアバッグカバー3
0と、を備える膝保護用エアバッグ装置S1。エアバッ
グ装置S1は、ケース13に、エアバッグ55、インフ
レーター47、及びエアバッグカバー30を組み付け
て、アッセンブリー化された状態で車両に搭載される。
エアバッグカバー30が、周囲に配置される内装部材1
0bに対しての組付誤差を吸収可能とするように、ケー
ス13に対して、移動可能に、組み付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張用ガスを流入
させて展開膨張するエアバッグが、着座した乗員の膝を
保護可能な膝保護用エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、乗員の膝を保護する装
置としては、特開平10−315894号公報等に示す
ように、折り畳まれたエアバッグと、エアバッグに膨張
用ガスを供給するインフレーターとを収納したケース
を、ステアリングコラム下方のコラムカバー下部側に配
置させて、ケース開口をエアバッグカバーによって覆う
構成のものがあった。この種のエアバッグ装置では、エ
アバッグカバーの周囲に、インストルメントパネル(以
下「インパネ」と称する)のロアパネル等の内装部品
が、配設されることとなる。
【0003】そして、エアバッグ装置の車両への組付作
業性を考慮すれば、エアバッグカバーをこれらの内装部
品と別体として、エアバッグ及びインフレーターととも
にケースに組み付けてエアバッグ組付体を形成し、アッ
センブリー化した状態のエアバッグ組付体を、ケース
を、利用して車両に搭載することが望ましい。しかし、
ケースを車両の所定箇所に固定させる際に、エアバッグ
カバーが内装部品に対して組付誤差が生じた状態で取り
付けられる場合があった。そして、このような場合、エ
アバッグカバーと内装部品との間に段差が生じたり、隙
間が生じる等して、外観意匠が低下する虞れがあった。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、エアバッグカバーと内装部品との組付誤差を抑え
て、アッセンブリー化したエアバッグ組付体を、車両に
搭載することができる膝保護用エアバッグ装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る膝保護用エ
アバッグ装置は、着座した乗員の膝の前方に配置され
て、折り畳まれた膝保護用のエアバッグとエアバッグに
膨張用ガスを供給するインフレーターとを収納させると
ともに、車両後方側を開口させて、車両のボディ側に取
付固定されるケースと、ケースの開口を覆ってエアバッ
グの展開膨張時に開き可能とされる扉部と、扉部の周囲
に配置されて車両への搭載時に周囲を車両の内装部材に
囲まれる一般部と、を有して、ケースに組み付けられる
エアバッグカバーと、を備えて、ケースに、エアバッ
グ、インフレーター、及びエアバッグカバーを組み付け
て、アッセンブリー化された状態で車両に搭載される構
成の膝保護用エアバッグ装置であって、エアバッグカバ
ーが、周囲に配置される内装部材に対しての組付誤差を
吸収可能とするように、ケースに対して、移動可能に、
組み付けられていることを特徴とする。
【0006】また、ケースが、収納されたエアバッグと
インフレーターとの周囲を覆って、後端側を開口させた
周壁部を備えるとともに、周壁部の外表面に配設されて
エアバッグカバーと組付可能な組付部材を備え、エアバ
ッグカバーが、一般部から車両前方側に突出して、組付
部材の配設されたケースの周壁部の部位に隣接して配置
される組付片を備えるとともに、組付片における組付部
材と対応する位置に、表裏を貫通して配置される組付孔
を備え、組付部材が、組付孔を貫通して組付片を係止す
る係止軸部と、係止軸部における組付孔から組付片の外
表面側に突出した部位に配設されて、組付片の外表面側
における組付孔周縁を係止可能な抜け止め部と、を備え
る構成とすることが好ましい。
【0007】そして、膝保護用エアバッグ装置を上記の
ような構成とする場合、組付部材を、ケース周壁部にお
いて対向して配置される壁部に、それぞれ、配設させ、
少なくとも、一方の壁部に配設される組付部材の抜け止
め部が、係止軸部における組付孔から組付片の外表面側
に突出した部位に、屈曲して係止軸部と一体的に形成さ
れる折曲部と、折曲部と別体として、折曲部の組付孔か
らの抜けを防止可能に、折曲部と組付片との間に配設固
定される閂材と、を備える構成とすることが好ましい。
【0008】組付部材を上記のような構成とする場合に
は、扉部を、周縁の一部に扉部が開く際の回転中心とな
るヒンジ部を配設させ、ヒンジ部を除いた周縁の部位
に、エアバッグに押されて破断する破断予定部を配設さ
せて構成するとともに、ヒンジ部から離れた扉部の先端
側に位置するケースの周壁部には、閂材を配設させる組
付部材が、設けられている構成とすることが好ましい。
【0009】また、組付部材として、少なくとも、一方
の壁部に配設される組付部材を、抜け止め部における係
止軸部から離れた端部側に配置されて、ケース周壁部に
固定可能な固定部と、係止軸部におけるケース周壁部側
の端部に配置されて、係止軸部から屈曲して形成されて
組付孔周縁に係止可能な屈曲部と、を備える構成とし、
係止軸部を組付孔に挿入させるとともに、屈曲部を組付
孔周縁に係止させて、固定部をケース周壁部に固定する
ことにより、組付片が、組付部材に組み付けられている
構成とすることが好ましい。
【0010】組付部材を上記のような構成とする場合に
も、扉部を、周縁の一部に扉部が開く際の回転中心とな
るヒンジ部を配設させ、ヒンジ部を除いた周縁の部位
に、エアバッグに押されて破断する破断予定部を配設さ
せて構成するとともに、ヒンジ部から離れた扉部の先端
側に位置するケースの周壁部には、屈曲部を配設させる
組付部材が、設けられている構成とすることが好まし
い。
【0011】
【発明の効果】本発明の膝保護用エアバッグ装置では、
エアバッグカバーが、ケースに対して、移動可能に組み
付けられている。そのため、アッセンブリー化したエア
バッグ組付体の車両への搭載時に、仮に、エアバッグカ
バーが周囲に配置される内装部品に対して組付誤差が生
ずるような状態としても、エアバッグ組付体を車両に取
付固定させる際に、エアバッグカバーは、生じた組付誤
差を吸収して、周囲に配置させた内装部品と一般部との
違和感を生じさせないように、内装部品に対して移動で
きる。
【0012】従って、本発明の膝保護用エアバッグ装置
では、エアバッグカバーと内装部品との組付誤差を抑え
て、アッセンブリー化したエアバッグ組付体を、車両に
搭載することができて、インパネ等の内装品とエアバッ
グカバーとの外観意匠を良好とすることができる。
【0013】また、請求項2に記載したような構成とす
れば、ケース周壁部に配置させた組付部材の係止軸部
を、エアバッグカバーの組付片に形成される組付孔に挿
入させて、抜け止め部を組付孔周縁に係止させれば、エ
アバッグカバーをケースに対して組み付けることができ
ることから、エアバッグカバーのケースへの組付作業が
容易である。さらに、ケース周壁部に組付部材を配置さ
せ、エアバッグカバーに組付孔を有した組付片を配設さ
せるだけで、内装部品との組付誤差を吸収可能に、エア
バッグカバーをケースに組み付けることができることか
ら、組付構造を簡素化できる。
【0014】さらに、請求項3では、ケース周壁部にお
ける少なくとも一方の壁部に配設される組付部材の抜け
止め部が、係止軸部と一体的に形成される折曲部と、折
曲部と別体として、折曲部の連結孔からの抜けを防止可
能に折曲部と組付片との間に配設固定される閂材と、か
ら構成されていることから、閂材により、折曲部の組付
孔からの抜けを確実に防止できて、エアバッグカバーの
組付片を、強固に組み付けることができる。
【0015】そして、請求項5に記載したような構成で
は、ケース周壁部の少なくとも一方の壁部に配設される
組付部材が、係止軸部を組付片の外表面側から組付孔に
挿入させるとともに、係止軸部のケース周壁部側の端部
に配置される屈曲部を組付孔周縁に係止させ、さらに、
抜け止め部の固定部をケース周壁部に固定することによ
り、エアバッグカバーの組付片を組み付ける構成であ
る。すなわち、抜け止め部と屈曲部とを組付孔周縁に係
止させ、抜け止め部と屈曲部とで組付片を表裏両側から
挟むようにして、固定部により、組付部材をケース周壁
部に固定させることとなる。そのため、係止軸部の組付
孔からの抜けを確実に防止できて、エアバッグカバーの
組付片を、強固に組み付けることができる。
【0016】さらに、請求項4若しくは6に記載したよ
うな構成とすれば、強固に組付片を組み付けることとな
る組付部材が、ヒンジ部から離れた扉部の先端側に位置
するケースの周壁部に、配設されていることから、エア
バッグが突出する際に、扉部の先端側が、エアバッグに
押圧されてケースから相対的に大きく移動し難い。その
ため、エアバッグの押圧力が、扉部の先端側に配置され
る破断予定部に作用し易く、扉部の先端側に配置される
破断予定部が、円滑、かつ、的確に破断することとなっ
て、残りの破断予定部も迅速に破断させることができ
る。すなわち、扉部を円滑に開かせることが可能とな
り、結果として、エアバッグを迅速に展開膨張させるこ
とが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】本発明の一実施形態である膝保護用エアバ
ッグ装置S1は、図1〜3に示すように、乗員Mとして
の運転者MDの膝K(KL・KR)を保護できるよう
に、運転者MDの車両前方側であるステアリングコラム
3の下方に配設されている。
【0019】なお、本明細書における上下、左右、及
び、前後は、膝保護用エアバッグ装置S1を車両に搭載
させた際の車両の上下・左右・前後に対応するものであ
る。
【0020】ステアリングコラム3は、図1に示すよう
に、ステアリングホイール1に連結されるメインシャフ
ト4と、メインシャフト4の周囲を覆うコラムチューブ
5と、を備えて構成され、メインシャフト4とコラムチ
ューブ5との間には、ステアリングホイール1のリング
面の角度を調整可能な図示しないチルト機構や、ステア
リングホイール1をシャフト4の軸方向に移動させて停
止可能な図示しないテレスコピック機構等が、配設され
ている。
【0021】コラムカバー7は、略四角筒形状等の合成
樹脂製として、ステアリングホイール1の下方のステア
リングコラム3を覆うように、ステアリングコラム3の
軸方向に沿って配設されている。すなわち、コラムカバ
ー7は、車両前方側を下方に配置させて、車両後方側を
上方に配置させるように、後上がりに傾斜して配設され
ている。そして、コラムカバー7におけるインパネ10
から突出する部位の下面7aは、略長方形形状とし、車
両前後方向で、後上がりの曲面状に形成されている。
【0022】膝保護用エアバッグ装置S1は、折り畳ま
れたエアバッグ55、エアバッグ55に膨張用ガスを供
給するインフレーター47、折り畳まれたエアバッグ5
5とインフレーター47とを収納するとともに車両後方
側を開口させたケース13、及び、ケース13の車両後
方側を覆うエアバッグカバー30を、備えて構成されて
いる。そして、実施形態のエアバッグ装置S1では、エ
アバッグ55、インフレーター47、及び、エアバッグ
カバー30が、ケース13に組み付けられて、一体的に
アッセンブリーとされたエアバッグ組付体SAを車両の
ボディBに取り付けて、エアバッグ装置S1を車両に搭
載している。
【0023】ケース13は、図1〜4に示すように、板
金製として、ステアリングコラム3の下部側に配置され
ており、収納されたエアバッグ55とインフレーター4
7との周囲を覆って後端側を開口させた略四角筒形状の
周壁部14と、周壁部14の車両前方側を塞ぐ底壁部2
5と、を備えて構成されている。そして、ケース13の
周壁部14における上下で対向する壁部14a・14b
の外表面側に、組付部材15・21が、それぞれ、配設
されている。
【0024】上部側の壁部14aの外表面側に配設され
る組付部材15は、断面略逆U字状に形成されて、車両
左右方向に沿って複数個(実施形態では6個)並設され
る突起部16と、突起部16と別体とされて車両左右方
向に沿うように配設される長尺状の1本の閂材19と、
から構成されている。各突起部16は、それぞれ、車両
前後方向に沿って並設される2つの係止軸部17・17
と、係止軸部17・17から屈曲して、係止軸部17・
17の上端相互を連結するように、係止軸部17と一体
的に形成される折曲部18と、を備えて構成されてい
る。この突出部16は、それぞれ、壁部14aの所定箇
所を切り起して形成されるもので、閂材19を挿通可能
に、車両左右方向を開口させて形成されている。そし
て、係止軸部17・17は、エアバッグカバー30の後
述する組付片としての上側壁部36に形成される組付孔
36aに挿通可能とされている。また、折曲部18は、
係止軸部17・17を組付孔36aに挿通させた際に、
上側壁部36との間に閂材19を挿通可能とするよう
に、上側壁部36の外表面側から突出可能とされてい
る。そして、突出部16を組付孔36aに挿入させ、閂
材19を、上側壁部36の外表面側に突出した折曲部1
8と上側壁部36との間に挿入させることにより、エア
バッグカバー30の上側壁部(組付片)36が、組付部
材15に組み付けられることとなる。すなわち、実施形
態では、上側壁部36の外表面側に突出して配設され
て、上側壁部36の外表面側における組付孔36a周縁
を係止することとなる抜け止め部20を、突出部16に
おいて係止軸部17と一体的に形成される折曲部18
と、突出部16と別体に形成される閂材19と、から構
成している。そして、折曲部18が、上側壁部36との
間に挿入される閂材19により、組付孔36aから抜け
不能とされて、組み付けられることとなる。
【0025】閂材19は、図4・5に示すように、長手
方向の両端付近に、長手方向の中央側における斜め上方
側(折曲部18側)へ突出するように切り起して形成さ
れる係止爪部19a・19aを、備えている。この係止
爪部19aは、閂材19を、全ての折曲部18と上側壁
部36の間に挿入させた際に、図6に示すように、壁部
14aの左右両側の折曲部18に係止されて、閂材19
の突出部16からの抜けを防止することとなる。なお、
突出部16は、ケース13のプレス加工時に、同時に、
形成されることとなる。
【0026】下部側の壁部14bの外表面側に配設され
る組付部材21は、2つ配設されて、それぞれ、壁部1
4bと別体に形成されて、複数(実施形態では3個)の
組付部本体22と、組付部本体22の前端側に配置され
て組付部本体22を壁部14bに固定させることとなる
固定部25と、を備える構成である。各組付部本体22
は、断面略コ字形状とされて、壁部14bと略直交する
ように配設される係止軸部23と、係止軸部23から車
両前方側に向かって屈曲されて係止軸部23と略直交し
て配設される抜け止め部24と、を備えている。固定部
25は、実施形態では、図4に示すように、車両左右方
向に沿うように配設される長尺状とされて、後端側に3
個の組付部本体22を連結させて、構成されており、溶
接等により壁部14bに固定されている。そして、各組
付部本体22は、係止軸部23を、エアバッグカバー3
0の後述する組付片としての下側壁部37の組付孔37
aに貫通させ、下側壁部37の外表面側に突出した抜け
止め部24を、組付孔37a周縁に係止させることによ
り、下側壁部37を組付部材21に組み付けている。な
お、実施形態では、3個の組付部本体22を備える組付
部材21を、2つ配設させているが、組付部材として、
6個の組付部本体を備えるものを、1つ配設させる構成
としてもよい。
【0027】また、周壁部14における側方側の壁部1
4cには、インフレーター47の後述する本体48の端
部を挿通可能な挿通孔14dが、形成されている(図3
参照)。また、底壁部26には、インフレーター47の
後述するボルト49fを挿通させるための挿通孔26a
が、形成されている。
【0028】そして、壁部14a及び底壁部26には、
ケース13を、車両のボディBを構成するインパネリイ
ンフォースメントIRに取付固定するための取付ブラケ
ット28・29が、配設されている。壁部14aに配設
される取付ブラケット28は、車両左右方向の両端付近
の2箇所に固定されて、それぞれ、図1・2に示すよう
に、インパネリインフォースメントIRから延びるブラ
ケット61にボルト62止めされている。そして、底壁
部26に配設される取付ブラケット29も、図1・2に
示すように、インパネリインフォースメントIRから延
びるブラケット64にボルト65止めされて、固定され
ることとなる。
【0029】エアバッグカバー30は、ポリオレフィン
系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、ケース1
3の車両後方側を覆い可能なように、構成されており、
ケース13に連結保持されている。
【0030】また、エアバッグカバー30は、アッパパ
ネル10aとロアパネル10bとからなる車両の内装部
品であるインパネ10におけるコラムカバー7の周縁の
ロアパネル10b側に配置されて、インパネ10から突
出するコラムカバー7の下側周縁を覆うこととなる。そ
のため、エアバッグカバー30は、車両後方側から見
て、上縁中央付近を、コラムカバー7を後方へ突出させ
るように、下方へ凹み、かつ、その凹部の下方の上縁側
を、コラムカバー下面7a側の曲面に対応させて車両後
方側へ湾曲させるように隆起させて、構成されている。
そして、エアバッグカバー30は、ケース13の開口1
3aを覆う扉部44と、扉部44の周囲に配置されて車
両への搭載時に周囲をロアパネル10bに囲まれる一般
部31と、を備えて構成されている。
【0031】扉部44は、開口13aより僅かに大きく
形成されて、開口13aを覆う略長方形の板状に形成さ
れている。扉部44は、下端に、扉部44が開く際の回
転中心となるヒンジ部43を配置させ、ヒンジ部43を
除いた外周縁の逆U字形状の部位に、薄肉の破断予定部
42を配置させている。ヒンジ部43は、インテグラル
ヒンジとしており、破断しない範囲内の肉厚で、一般部
31や扉部44より薄肉に形成されている。破断予定部
42は、扉部44が膨張するエアバッグ55に押された
際に容易に破断するように、車両前方側の面に連続的若
しくは断続的な凹溝を設けて、形成されている。
【0032】一般部31において、ケース13の壁部1
4aに形成される取付ブラケット28の車両後方側とな
る位置には、開口31aが、それぞれ、形成されてい
る。この開口31aは、取付ブラケット28を、ブラケ
ット61にボルト62止めする際の作業用に形成される
ものであり、エアバッグ装置S1の車両への搭載時に、
エアバッグカバー30と別体に形成される蓋体32によ
り、塞がれる構成である。
【0033】また、一般部31周縁における所定位置に
は、エアバッグカバー30をロアパネル10bに取付固
定させるための取付脚部34が、車両前方側に延びるよ
うに形成されている。この取付脚部34は、ロアパネル
10bの係止穴10eの周縁に係止されることとなる。
そして、ロアパネル10bは、ケース13を収納する収
納凹部10cを備える構成であり、収納凹部10cの周
縁に形成されるフランジ部10dに、係止穴10eが形
成されている(図3参照)。なお、実施形態では、取付
脚部34は、一般部31の左右両縁付近において、それ
ぞれ4箇所ずつ、形成されている。
【0034】一般部31における扉部44の周縁近傍と
なる部位には、ケース13の周壁部14の外周側におい
て、周壁部14と隣接するように車両前方側に突出する
4つの側壁部36・37・38・39が、配設されてい
る。そして、ケース周壁部14の上部側に配置される上
側壁部36と、周壁部14の下部側に配置される下側壁
部37と、は、エアバッグカバー30をケース13に組
み付けるための組付片とされるもので、表裏に貫通して
配置される組付孔36a・37aを、それぞれ、備えて
いる。そして、各組付孔36a・37aは、ケース周壁
部14に配設される組付部材15・21の係止軸部17
・23を、それぞれ、挿通可能とされている。
【0035】また、上側・下側壁部(組付片)36・3
7、及び、組付孔36a・37aは、エアバッグカバー
30をケース13に組み付けた際に、エアバッグカバー
30が、ケース13に対して、移動可能に、組み付けら
れるように形成されている。
【0036】具体的には、上側壁部36は、厚さ寸法t
1を、図7に示すように、閂材19を介在させた状態の
突起部16における係止軸部17の長さ寸法L1より小
さく設定されるとともに、組付孔36aの前後方向の長
さ寸法w1を、係止軸部17・17間の距離L2より大
きく設定されている。また、組付孔36aは、図6に示
すように、左右方向の幅寸法w2を、突起部16(係止
軸部17)の左右方向の幅寸法w3より、大きく設定さ
れている。すなわち、組付部材15を、組付孔36a周
縁に係止させた状態で、上側壁部36が、ケース13に
対して、上下前後左右に移動可能に、組み付けられるこ
ととなる。
【0037】また、下側壁部37は、図8に示すよう
に、厚さ寸法t2を、組付部本体22における係止軸部
23の長さ寸法L3より小さく設定されるとともに、組
付孔37aの前後方向の長さ寸法w4を、係止軸部23
の厚さ寸法t3より、大きく設定されている。組付孔3
7aは、図4に示すように、左右方向の幅寸法w5を、
組付部本体22(係止軸部23)の左右方向の幅寸法w
6より、大きく設定されている。すなわち、組付部本体
22により、抜け止め部24を組付孔37a周縁に係止
させた状態で、下側壁部37が、ケース13に対して、
上下前後左右に移動可能に、組み付けられることとな
る。なお、抜け止め部24の長さ寸法L4は、組付孔3
7aに挿入可能なように、組付孔37aの前後方向の長
さ寸法w4より、小さく設定されている。
【0038】これらの寸法は、エアバッグ装置S1の車
両への搭載時に、エアバッグカバー30が、周囲に配置
されるロアパネル10bに対しての組付誤差を吸収可能
に、ケース13に対して組み付けられるように、設定さ
れている。
【0039】インフレーター47は、図1〜3に示すよ
うに、軸方向を車両の左右方向に沿って配設させるシリ
ンダタイプとして構成され、略円柱状の本体48とディ
フューザー49とを備えて構成されている。本体48
は、円柱状の一般部48aと、一般部48aの端面から
突出する小径の小径部48bと、を備え、小径部48b
の外周面に複数のガス吐出口48cを配設させて、構成
されている。そして、一般部48aにおける小径部48
bから離れた端面に、作動信号入力用のリード線52を
結線させたコネクタ51が、接続されることとなる。デ
ィフューザー49は、本体48を覆い可能な略円筒状の
板金製の保持筒部49aと、保持筒部49aから突出す
る複数(実施形態では二本)のボルト49fと、を備え
て構成されている。保持筒部49aは、先端側に、外装
した本体48の小径部48bを覆う底部49bを備え
て、後端側を、本体48の一般部48aを挿通可能に開
口させている。また、保持筒部49aは、本体48のガ
ス吐出口48cから吐出される膨張用ガスを流出可能な
ガス流出口49dを、車両搭載状態の保持筒部49aに
おける車両後方側の面に、開口させて構成されている。
さらに、保持筒部49aには、本体48を保持するため
の複数の挟持部49eが、配設されている。各挟持部4
9eは、保持筒部49aの軸方向に沿った両側を切り欠
かれて、保持筒部49a内に湾曲するように、塑性変形
させて構成されている。そして、本体48の保持筒部4
9aへの固定は、後端側の開口から、小径部48bを先
頭にして、本体48を挿入させて、各挟持部49eを一
般部48aの外周面側にさらに押圧すれば、本体48を
保持筒部49aに固定することができる。
【0040】なお、このインフレーター47は、車両に
搭載されたエアバッグ作動回路が、車両の前面衝突を検
知した際、ステアリングホイール1に搭載された図示し
ないエアバッグ装置とともに、リード線52を介して、
作動信号が入力されることとなる。
【0041】エアバッグ55は、可撓性を有したポリエ
ステルやポリアミド糸等からなる1枚の織布から形成さ
れて、展開膨張完了時の形状を、図1の二点鎖線に示す
ように、略長方形板状とするとともに、図5の二点鎖線
で示すように、乗員Mとしての運転者MDの両膝KL・
KRを保護可能な左右方向の幅寸法を備える形状とされ
ている。また、展開膨張完了時のエアバッグ55の下端
側の部位には、図3に示すように、2つの挿通孔55a
・55aと1つの挿通孔55bとが形成されている。挿
通孔55a・55aは、インフレーター47の各ボルト
49fを挿通させるものであり、挿通孔55bは、イン
フレーター47の本体48を挿通させるものである。そ
して、エアバッグ55は、挿通孔55bからインフレー
ター47の本体48を突出させて、各挿通孔55aの周
縁を、保持筒部49aとケース13の底壁部26とに挟
持されて、ケース13に取り付けられている。
【0042】次に、このエアバッグ装置S1の組み立て
について説明する。まず、挿通孔55aからボルト49
fを突出させ、挿通孔55bから本体48の端部を突出
させるように、エアバッグ55内に、インフレーター4
7を収納させて、エアバッグ55を折り畳む。そして、
折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピングフィ
ルムにより、エアバッグ55をくるむ。このとき、挿通
孔55a・55bから突出したインフレーター47のボ
ルト49fや本体48の端部は、ラッピングフィルムか
ら突出させておく。
【0043】次いで、インフレーター47の各ボルト4
9fを挿通孔23aから突出させるとともに、インフレ
ーター本体48の端部を挿通孔14dから突出させるよ
うにして、インフレーター47を、折り畳まれたエアバ
ッグ55とともに、ケース13内に収納させ、各ボルト
49fにナット50を締結すれば、インフレーター47
とエアバッグ55とを、ケース13に収納させるととも
に、ケース13に取り付けることができる。
【0044】そして、エアバッグカバー30を、ケース
13に組み付ける。このとき、まず、エアバッグカバー
30における下側壁部(組付片)37の各組付孔37a
に、ケース13の壁部14bに形成された各組付部本体
22の係止軸部23を挿入させて、抜け止め部24を組
付孔37a周縁に係止させるとともに、上側壁部(組付
片)36の各組付孔36aに、壁部14aに形成された
各突起部16を挿入させる。そして、上側壁部36から
突出した折曲部18と上側壁部36との間に、閂材19
を挿入させて、係止爪部19aを折曲部18に係止させ
れば、エアバッグカバー30を、ケース13に組み付け
ることができて、エアバッグ組付体SAを形成すること
ができる。
【0045】そして、エアバッグ組付体SAを、既にア
ッパパネル10aやロアパネル10bを取り付けた車両
のインパネリインフォースメントIRに、ケース13に
配設される取付ブラケット28・29を利用して、取付
固定する。同時に、リード線52を結線させたコネクタ
51をインフレーター47の本体48に接続させる。こ
のとき、取付ブラケット28・29は、エアバッグカバ
ー30の一般部31における開口31aや、アンダーカ
バー11(図1・2参照)が取り付けられることとなる
開口部分を利用して、インパネリインフォースメントI
Rから延びるブラケット61・64に、ボルト62・6
5止めされることとなる。そして、エアバッグ組付体S
Aの取付固定後、エアバッグカバー30の開口31aに
蓋体32を取り付け、アンダーカバー11を取り付けれ
ば、エアバッグ装置S1を車両に搭載することができ
る。
【0046】エアバッグ装置S1の車両への搭載後、リ
ード線52を経て、インフレーター47の本体48に作
動信号が入力されれば、インフレーター47のガス吐出
口48cから膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスが、デ
ィフューザー49のガス流出口49dを経て、エアバッ
グ55内に流入することとなる。そして、エアバッグ5
5は、膨張して、図示しないラッピングフィルムを破断
するとともに、エアバッグカバー30の扉部44を押
し、破断予定部42を破断させて、ヒンジ部43を回転
中心として扉部44を下開きで開かせることとなり、図
1・5の二点鎖線で示すごとく、コラムカバー下面7a
に沿うように、上方へ向かって大きく突出しつつ、展開
膨張することとなる。
【0047】そして、実施形態のエアバッグ装置S1で
は、エアバッグカバー30が、ケース13に対して、移
動可能に組み付けられている。そのため、アッセンブリ
ー化したエアバッグ組付体SAの車両への搭載時に、仮
に、エアバッグカバー30が、周囲に配置されるインパ
ネ10のロアパネル10b(内装部品)に対して組付誤
差が生ずるような状態としても、エアバッグ組付体SA
を車両に取付固定させる際に、エアバッグカバー30
は、生じた組付誤差を吸収して、周囲に配置させたロア
パネル10bと一般部31との違和感を生じさせないよ
うに、ロアパネル10bに対して移動することができ
る。
【0048】従って、実施形態の膝保護用エアバッグ装
置S1では、エアバッグカバー30と、インパネ10の
ロアパネル10b等の内装部品と、の組付誤差を抑え
て、アッセンブリー化したエアバッグ組付体SAを車両
に搭載することができて、ロアパネル10bとエアバッ
グカバー30との外観意匠を良好とすることができる。
【0049】また、実施形態のエアバッグ装置S1で
は、ケース13にエアバッグカバー30を組み付ける手
段として、ケース周壁部14に組付部材15・21を配
設させている。そのため、ケース周壁部14に配置させ
た組付部材15・21の係止軸部17・23を、それぞ
れ、エアバッグカバー30の上側・下側壁部(組付片)
36・37に形成される組付孔36a・37aに挿入さ
せて、抜け止め部20・24を組付孔36a・37a周
縁に係止させれば、エアバッグカバー30をケース13
に対して組み付けることができることから、エアバッグ
カバー30のケース13への組付作業が容易である。さ
らに、ケース周壁部14に組付部材15・21を配置さ
せ、エアバッグカバー30に組付孔36a・37aを有
した上側・下側壁部36・37を配設させるだけで、ロ
アパネル10bとの組付誤差を吸収可能に、エアバッグ
カバー30をケース13に組み付けることができること
から、組付構造を簡素化することができる。
【0050】さらに、実施形態のエアバッグ装置S1で
は、ケース周壁部14における上部側に配置される壁部
14aに配設される組付部材15の抜け止め部20が、
係止軸部17と一体的に形成される折曲部18と、折曲
部18と別体として、折曲部18の組付部36aからの
抜けを防止可能に折曲部18と上側壁部36との間に挿
入される閂材19と、から構成されていることから、閂
材19により、折曲部18の組付孔36aからの抜けを
確実に防止できて、エアバッグカバー30の上側壁部3
6を、強固に組み付けることができる。
【0051】さらにまた、実施形態のエアバッグ装置S
1では、強固に上側壁部36を組み付けることとなる組
付部材15が、ヒンジ部43から離れた扉部44の先端
側に位置するケース13の壁部14aに、配設されてい
ることから、エアバッグ55が突出する際に、扉部44
先端側が、エアバッグ55に押圧されてケース13から
相対的に大きく移動し難い。そのため、エアバッグ55
の押圧力が、扉部44の先端側に配置される破断予定部
42aに作用し易く、破断予定部42aが、円滑、か
つ、的確に破断することとなって、残りの破断予定部4
2も迅速に破断させることができる。すなわち、扉部4
4を円滑に開かせることが可能となり、結果として、エ
アバッグ55を迅速に展開膨張させることが可能とな
る。勿論、この点を考慮しなければ、組付片を強固に組
み付ける組付部材を、扉部の先端側に位置するケース周
壁部の部位に配置させなくともよく、組付部材15を壁
部14bに配設させ、組付部材21を壁部14aに配設
させる構成としてもよい。さらには、ヒンジ部を車両後
方側から見て略H字形状に配設させて、上下方向に開く
2つの扉部を備える構成のエアバッグカバーを使用して
もよい。
【0052】また、本発明の他の実施形態であるエアバ
ッグ装置S2を、図8・9に示す。エアバッグ装置S2
は、ケース69以外は、前述のエアバッグ装置S1と同
様の構成であり、同一の図符号を付して説明を省略す
る。
【0053】エアバッグ装置S2において使用されるケ
ース69は、周壁部14における上部側の壁部14aに
配設される組付部材71以外の構成は、前述のエアバッ
グ装置S1におけるケース13と同様の構成である。
【0054】組付部材71は、図10に示すように、壁
部14aと別体に形成されて、組付部本体72と固定部
77とを備えている。固定部77は、組付部本体72に
おける抜け止め部75における係止軸部73と離れた端
部側となる前端側に配置されて、組付部本体72を壁部
14aに固定させるものである。組付部本体72は、断
面略逆U字形状とされて、壁部14aと略直交するよう
に配設される係止軸部73と、係止軸部73から車両前
方側に向かって屈曲されて係止軸部73と略直交して配
設される抜け止め部75と、を備えている。そして、係
止軸部73における壁部14a側の端部には、係止軸部
73から車両前方側に向かって屈曲して形成される屈曲
部74が、配設されている。固定部77は、実施形態で
は、図10に示すように、組付部本体72の前端側にお
いて、車両左右方向に沿うように配置されて、3個の組
付部本体72を連結させて、構成されている。固定部7
7には、後述するリベット79を挿通させるための挿通
孔77aが、形成されている。そして、実施形態では、
組付部本体72における係止軸部73を、上側壁部36
の上部側から、組付孔36aに挿入させて屈曲部74を
組付孔36a周縁に係止させ、かつ、固定部77を、リ
ベット79を利用して壁部14aに固定させることによ
り、上側壁部36を係止させている。実施形態では、組
付部材71は壁部14aの左右方向に沿うように、2箇
所に配設されている。また、壁部14aには、リベット
79を挿通させるための挿通孔14eが形成されてい
る。
【0055】そして、実施形態のエアバッグ装置S2に
おいても、上側壁部(組付片)36は、図11に示すよ
うに、厚さ寸法t4を、組付部本体72における係止軸
部73の長さ寸法L5より小さく設定されるとともに、
組付孔36aの前後方向の長さ寸法w7を、係止軸部7
3の厚さ寸法t5より、大きく設定されている。組付孔
36aは、図10に示すように、左右方向の幅寸法w8
を、組付部本体72(係止軸部73)の左右方向の幅寸
法w9より、大きく設定されている。すなわち、組付部
本体72により、屈曲部74を組付孔36a周縁に係止
させた状態で、上側壁部36が、ケース69に対して、
上下前後左右に移動可能に、係止されることとなる。な
お、屈曲部74の長さ寸法L6は、組付孔36aに挿入
可能なように、組付孔36aの前後方向の長さ寸法w7
より、小さく設定されている。
【0056】上記構成のケース69は、下記のようにし
て、エアバッグカバー30を連結させることとなる。ま
ず、エアバッグカバー30における下側壁部37の各組
付孔37aに、ケース69の壁部14bに形成される各
組付部本体22の係止軸部23を挿入させて、抜け止め
部24を組付孔37a周縁に係止させる。次いで、上側
壁部36の各組付孔36aに、上方側から、各組付部本
体72の係止軸部73を、屈曲部74を組付孔36a周
縁に係止させるように挿入させ、固定部77を、リベッ
ト79を利用して壁部14aに固定させれば、エアバッ
グカバー30をケース69に連結保持させることができ
る。
【0057】上記構成のケース69を使用したエアバッ
グ装置S2においても、エアバッグカバー30の上側壁
部36が、ケース69に対して、上下前後左右に移動可
能に、係止されており、エアバッグカバー30が、ケー
ス69に対して、移動可能に組み付けられていることか
ら、前述のエアバッグ装置S1と同様な作用・効果を得
ることができる。
【0058】また、エアバッグ装置S2では、ケース周
壁部14における上部側に配置される壁部14aに配設
される組付部材71が、係止軸部73を組付孔36aに
挿入させるとともに、係止軸部73における壁部14a
の端部に配置される屈曲部74を組付孔36a周縁に係
止させ、さらに、抜け止め部75の固定部77を壁部1
4aに固定することにより、エアバッグカバー30の上
側壁部(組付片)36を組み付ける構成である。すなわ
ち、抜け止め部75と屈曲部74を組付孔36a周縁に
係止させ、抜け止め部75と屈曲部74とで上側壁部3
6を表裏両側から挟むようにして、固定部77により、
組付部材71を壁部14aに固定させることとなる。そ
のため、係止軸部73の組付孔36aからの抜けを確実
に防止できて、エアバッグカバー30の上側壁部36
を、強固に組み付けることができる。
【0059】そして、このエアバッグ装置S2において
も、強固に上側壁部36を組み付けることとなる組付部
材71が、ヒンジ部43から離れた扉部44の先端側に
位置するケース13の壁部14aに、配設されているこ
とから、上記エアバッグ装置S2と同様に、エアバッグ
55を迅速に展開膨張させることができる。
【0060】なお、上記実施形態では、運転者MDの膝
Kを保護するために、運転者MDの車両前方側に配置さ
れるエアバッグ装置S1・S2を例に採り説明したが、
助手席に着座した助手席搭載者の両膝を保護するよう
に、助手席に着座した乗員の車両前方側となる位置に、
上記構成のエアバッグ装置を配置させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ
装置の使用状態を示す車両前後方向の概略断面図であ
り、図5のI−I部位の概略断面図である。
【図2】本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ
装置の車両前後方向の概略拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III部位の断面図である。
【図4】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置において
使用するエアバッグカバーとケースとの分解斜視図であ
る。
【図5】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置の使用状
態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
【図6】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置におい
て、エアバッグカバーとケースとの結合状態を示す部分
拡大断面図である。
【図7】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置におい
て、エアバッグカバーとケースとの結合状態を示す部分
拡大断面図である。
【図8】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置におい
て、エアバッグカバーとケースとの結合状態を示す部分
拡大断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態である膝保護用エアバッ
グ装置の車両前後方向の概略拡大断面図である。
【図10】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置におい
て使用するエアバッグカバーの側壁部とケースのフック
との部分分解斜視図である。
【図11】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置におい
て、エアバッグカバーとケースとの結合状態を示す部分
拡大断面図である。
【符号の説明】
10…インストルメントパネル(内装部材)、 13…ケース、 14…周壁部、 14a・14b…壁部、 15…組付部材、 17…係止軸部、 18…折曲部、 19…閂材、 20…抜け止め部、 21…組付部材、 23…係止軸部、 24…抜け止め部、 25…固定部、 30…エアバッグカバー、 31…一般部、 36…上側壁部(組付片)、 36a…組付孔、 37…下側壁部(組付片)、 37a…組付孔、 42…破断予定部、 43…ヒンジ部、 44…扉部、 47…インフレーター、 55…エアバッグ、 69…ケース、 71…組付部材、 73…係止軸部、 74…屈曲部、 75…抜け止め部、 77…固定部、 79…リベット、 MD…運転者(乗員)、 K(KL・KR)…膝、 B…ボディ、 IR…インパネリインフォースメント、 SA…エアバッグ組付体、 S1・S2…膝保護用エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 篤 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 篭橋 良治 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA08 AA13 BB02 BB03 BB04 DD04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座した乗員の膝の前方に配置されて、 折り畳まれた膝保護用のエアバッグと該エアバッグに膨
    張用ガスを供給するインフレーターとを収納させるとと
    もに、車両後方側を開口させて、車両のボディ側に取付
    固定されるケースと、 該ケースの開口を覆って前記エアバッグの展開膨張時に
    開き可能とされる扉部と、該扉部の周囲に配置されて車
    両への搭載時に周囲を車両の内装部材に囲まれる一般部
    と、を有して、前記ケースに組み付けられるエアバッグ
    カバーと、 を備えて、前記ケースに、前記エアバッグ、前記インフ
    レーター、及び前記エアバッグカバーを組み付けて、ア
    ッセンブリー化された状態で車両に搭載される構成の膝
    保護用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグカバーが、周囲に配置される前記内装部
    材に対しての組付誤差を吸収可能とするように、前記ケ
    ースに対して、移動可能に、組み付けられていることを
    特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースが、収納された前記エアバッ
    グと前記インフレーターとの周囲を覆って、後端側を開
    口させた周壁部を備えるとともに、該周壁部の外表面に
    配設されて前記エアバッグカバーと組付可能な組付部材
    を備え、 前記エアバッグカバーが、前記一般部から車両前方側に
    突出して、前記組付部材の配設されたケースの周壁部の
    部位に隣接して配置される組付片を備えるとともに、該
    組付片における前記組付部材と対応する位置に、表裏を
    貫通して配置される組付孔を備え、 前記組付部材が、 前記組付孔を貫通して前記組付片を係止する係止軸部
    と、 該係止軸部における前記組付孔から前記組付片の外表面
    側に突出した部位に配設されて、前記組付片の外表面側
    における前記組付孔周縁を係止可能な抜け止め部と、 を備えて構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の膝保護用エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記組付部材が、前記ケース周壁部にお
    いて対向して配置される壁部に、それぞれ、配設され、 少なくとも、一方の壁部に配設される前記組付部材の抜
    け止め部が、 前記係止軸部における前記組付孔から前記組付片の外表
    面側に突出した部位に、屈曲して前記係止軸部と一体的
    に形成される折曲部と、 該折曲部と別体として、前記折曲部の前記組付孔からの
    抜けを防止可能に、前記折曲部と前記組付片との間に配
    設固定される閂材と、 から構成されていることを特徴とする請求項2記載の膝
    保護用エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記扉部が、周縁の一部に前記扉部が開
    く際の回転中心となるヒンジ部を配設させ、該ヒンジ部
    を除いた周縁の部位に、前記エアバッグに押されて破断
    する破断予定部を配設させて構成され、 前記ヒンジ部から離れた前記扉部の先端側に位置する前
    記ケースの周壁部には、前記閂材を配設させる前記組付
    部材が、設けられていることを特徴とする請求項3記載
    の膝保護用エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 前記組付部材が、前記ケース周壁部にお
    ける対向する壁部に、それぞれ、配設されており、 少なくとも、一方の壁部に配設される前記組付部材が、 前記抜け止め部における前記係止軸部から離れた端部側
    に配置されて、前記ケース周壁部に固定可能な固定部
    と、 前記係止軸部における前記ケース周壁部側の端部に配置
    されて、前記係止軸部から屈曲して形成されて前記組付
    孔周縁に係止可能な屈曲部と、 を備え、 前記係止軸部を前記組付孔に挿入させるとともに、前記
    屈曲部を前記組付孔周縁に係止させて、前記固定部を前
    記ケース周壁部に固定することにより、前記組付片が、
    前記組付部材に組み付けられていることを特徴とする請
    求項2記載の膝保護用エアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 前記扉部が、周縁の一部に前記扉部が開
    く際の回転中心となるヒンジ部を配設させ、該ヒンジ部
    を除いた周縁の部位に、前記エアバッグに押されて破断
    する破断予定部を配設させて構成され、 前記ヒンジ部から離れた前記扉部の先端側に位置する前
    記ケースの周壁部には、前記屈曲部を配設させる前記組
    付部材が、設けられていることを特徴とする請求項5記
    載の膝保護用エアバッグ装置。
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