JP4139170B2 - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、膨張用ガスを流入させて膨張するエアバッグによって、運転者や助手席搭乗者等の乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、運転者等の乗員の膝を保護する膝保護用エアバッグ装置としては、特開平9−123857号公報等に記載されているものが知られていた。
【0003】
しかし、従来の膝保護用エアバッグ装置では、膨張を完了させたエアバッグの領域外における車両後方側に、乗員の膝が配置されている場合に、的確に、その膝を保護する点に、改善の余地があった。
【0004】
本発明は、上記の課題を解決するもので、膨張完了時のエアバッグの領域外における後方側に配置された膝が前進移動してきても、エアバッグによって、円滑に膝を保護することができる膝保護用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置は、乗員の前方側に配置されて、乗員の膝を保護可能に膨張するエアバッグと、乗員の前方側に配置されて、車両に収納された前記エアバッグの周囲に配置される内装部材と、を備えて構成される膝保護用エアバッグ装置であって、
内装部材が、
膨張完了時のエアバッグの車両前方側を支持する支持部と、
膨張完了時のエアバッグの外周縁の左右方向の側方を覆うように、支持部から車両後方側に突出する突出部と、
突出部の後縁付近に配設されて、車両後方側に向かってエアバッグの外周縁から離れるように左右方向に傾斜させつつ拡開させて配設される案内部と、
を備え、
案内部の後面が、膨張完了時のエアバッグの左右方向の領域外における後方側から前進移動してくる膝を、エアバッグの左右方向の外周縁付近に当接させるように案内可能な案内面として、構成されていることを特徴とする。
【0006】
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグが膨張完了させた状態で、乗員が前進移動してくる際、膝が、当初、エアバッグの領域外の後方側に配置されていても、内装部材の案内面に案内されて、エアバッグと当接する。
【0007】
したがって、本発明に係る膝保護用エアバッグ装置では、膨張を完了させたエアバッグの領域外における後方側に配置された膝が前進移動してきても、エアバッグによって、円滑に膝を保護することができる。また、案内面が、内装部材の一部に形成されていることから、乗員の前方側に案内面が配設されていても、乗員前方側の意匠性を低下させることは、極力、防止可能となる。
【0008】
また、突出部は、膨張完了時のエアバッグの外周縁の厚さ寸法と略等しい突出量とし、車両の前後方向に略沿って、支持部から車両後方側に突出するように、構成してもよい。
【0009】
このような構成では、エアバッグの領域外の後方側から前進移動してくる膝は、案内面に案内されて突出部の後縁付近からエアバッグと当接することとなる。そして、突出部は、膨張完了時のエアバッグの外周縁の側方を覆うように、配設されていることから、突出部の後縁付近は、エアバッグの車両後方側の面付近に配置されている。そのため、案内面に案内されて案内面から離脱する膝は、エアバッグの車両後方側の面に当接し易くなり、その当接部位は、膨張を完了させたエアバッグの車両後方側の面であって、膨張した厚さを十分として、十分なクッション効果を確保可能としていることから、案内面から離脱した膝は、エアバッグの十分な厚さの膨張部位によって、的確に、保護される。
【0010】
さらに、案内面は、膨張完了時のエアバッグの外周縁付近における車両の中央側や、車両のドア側に、配置させることができる。
【0011】
そして、案内面を、車両の中央側に配置させる場合には、例えば、運転者と助手席搭乗者との間のセンターコンソールボックス付近から膨張完了状態のエアバッグの膨張領域に延びる内装部材に、案内面を形成することができる。この場合、例えば、右ハンドルの車両における運転席の前方側で、かつ、車両の中央側の内装部材に、案内面を形成すれば、運転者が、運転者の前方側における車両中央側のフットレストに左足を載せて、左膝が、膨張完了時のエアバッグの領域外における後方側に、配置されていても、その左膝を、エアバッグによって、円滑に保護することができる。
【0012】
また、案内面を、車両のドア側に配置させる場合には、例えば、左ハンドルの車両における運転席の前方側で、かつ、ドア側の内装部材に、案内面を形成すれば、運転者が、運転者の前方側におけるドア側のフットレストに左足を載せて、左膝が、膨張完了時のエアバッグの領域外における後方側に、配置されていても、その左膝を、エアバッグによって、円滑に保護することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sは、図1〜4に示すように、乗員としての運転者MDの膝K(KL・KR)を保護できるように、運転者MDの車両前方側であるステアリングコラム5の下方に、配設されている。
【0014】
なお、本明細書における上下、左右、及び前後は、膝保護用エアバッグ装置Sを車両に搭載させた際の車両の上下・左右・前後に対応するものである。
【0015】
ステアリングコラム5は、図1に示すように、後端にステアリングホイール9を配置させたコラム本体6と、ステアリングホイール9の下方のコラム本体6を覆うように配設されるコラムカバー10と、を備えて構成されている。コラム本体6は、ステアリングホイール9を接続させたメインシャフト7と、メインシャフト7の周囲を覆うコラムチューブ8と、を備えて構成されている。
【0016】
コラムカバー10は、略四角筒形状の合成樹脂製として、インストルメントパネル(以下「インパネ」と省略する)12から突出するコラム本体6を覆うように、コラム本体6の軸方向に沿って配設されている。コラムカバー10の下面(後面)10aは、略長方形形状とし、車両前後方向で、後上がりの曲面状に形成されている。
【0017】
そして、膝保護用エアバッグ装置Sは、図1〜4に示すように、エアバッグ組立体SAと、ニーパネル20と、内装パネル材14と、を備えて構成されている。
【0018】
内装パネル材14は、実施形態の場合、アッパパネル13とロアパネル14とからなるインパネ12におけるロアパネル14から構成されている。そして、ロアパネル14は、合成樹脂製として、エアバッグ組立体SAの後述するエアバッグカバー40の周囲に配置されて、エアバッグカバー40とともに運転者MDの前方側の内装部材RIを構成している。なお、内装部材RIは、折り畳まれて車両に収納されたエアバッグ54の周囲に配置されて、運転者MD等の乗員における膝Kの前方側の車内側壁部を構成するものであり、ロアパネル14やエアバッグカバー40の他、ドア60のドアトリム61(図8参照)、インパネ12と別体のセンターコンソールボックス等が例示できる。
【0019】
このロアパネル14には、図2・3に示すように、エアバッグ組立体SAの後述するケース30を収納可能なように、車両前方側に向かって凹む収納凹部14aが、形成されている。収納凹部14aにおける車両前方側となる壁部14bには、ケース30の取付ブラケット35を挿通可能な開口14cが、形成されている。さらに、ロアパネル14には、外周縁付近に、車両のボディ1側に固定される複数の所定の取付片部14dが、形成されている(図4参照)。
【0020】
そして、ロアパネル14の収納凹部14aの周縁は、エアバッグカバー40の左右両側から上方にかけての部位を、膨張を完了させたエアバッグ54の車両前方側を支持する支持部15としている。また、支持部15の車両中央側におけるセンターコンソールボックスCB側には、図4・5に示すように、膨張を完了させたエアバッグ54の外周縁54aにおける左方側の側方を覆うように、支持部15から車両後方側に突出する突出部16が、形成されている。突出部16は、車両前後方向に略沿うように、支持部15から車両後方側に突出しており、支持部15から後方側へ突出する突出量Lは、膨張を完了させたエアバッグ54の外周縁54aの厚さ寸法Bと、略等しく設定されている。
【0021】
また、突出部16の後縁16a付近には、車両前後方向から車両中央側に傾斜するように拡開され、換言すれば、車両後方側に向かってエアバッグ54の外周縁54aから離れるように左右方向の左方側に傾斜しつつ拡開された案内部17が、配設されている。この案内部17の後端側は、コンソールボックスCBの側面側に連なるように、形成されている。そして、この案内部17の後面側は、膨張を完了させたエアバッグ54の左右方向における左方側の領域外に配置された運転者MDの左膝KLを、エアバッグ54に案内する案内面17aを構成している。実施形態の場合、案内面17aは、段差を有した略平面状に形成されて、前後方向からの傾斜角θを浅くする後部19と、前後方向からの傾斜角θを深くする前部18と、から構成されている。そして、前部18は、前方側の延長方向Yを、膨張完了状態のエアバッグ54における外周縁54aの端部54bより、車両後方側の面56aとなるように、配設されている。案内部17は、前面側に突設された補強用のリブ15a等を介在させて、ニーパネル20の後述する一般部21に、車両前方側を支持されている。
【0022】
エアバッグ組立体SAは、図1〜4に示すように、運転者MDの膝Kを保護可能に膨張するエアバッグ54と、エアバッグ54に膨張用ガスを供給するインフレーター47と、エアバッグ54とインフレーター47とを収納するケース30と、ケース30の車両後方側の開口30aを覆うようにケース30に取り付けられて、膨張時のエアバッグ54を突出可能に開く2枚の扉部43・43を有したエアバッグカバー40と、を備えて構成されている。
【0023】
ケース30は、図1〜3に示すように、板金製として、ステアリングコラム5の下方側に配設されている。ケース30は、車両後方側を開口させた略四角筒状の周壁部31と、周壁部31の車両前方側を塞ぐ底壁部32と、を備えて構成されている。周壁部31は、上下方向で対向する上壁部31aと下壁部31bとに、それぞれ、エアバッグカバー40の後述する周壁部44を組み付けるための係止爪部33と係止突起34とが、配設されている。
【0024】
上壁部31aに配設される係止爪部33は、上壁部31aから上方に突出して、先端側をケース30の開口30aから離れるように底壁部32側に屈曲させた断面略J字形状に形成され、また、左右方向に沿って、複数個(実施形態では6個)配設されている。各係止爪部33は、エアバッグカバー40の周壁部44における上方側の係止穴部44aの周縁に、係止させている。
【0025】
下壁部31bに配設される係止突起34は、下壁部31bから下方に突出するように形成され、また、左右方向に沿って、複数個(実施形態では6個)配設されている。各係止突起34は、エアバッグカバー40の周壁部44における下方側の係止穴部44bから下方に突出するように配設されるとともに、その突出部位には、後述する押え部材38の後端を挿入可能な挿入孔(図符号省略)が、形成されている。
【0026】
押え部材38は、図2に示すように、L字形状に屈曲された板状として、ケース30の底壁部32から下壁部31bにかけて配設されており、後端を、係止突起34の挿入孔に挿入させて、各係止突起34をエアバッグカバー40の周壁部44の下面側で閂状に止めている。また、押え部材38は、図2・3に示すように、インフレーター47をケース30に固定させるためのボルト49b及びナット50を使用して、インフレーター47とともに、ケース30に固定されている。
【0027】
また、ケース30には、ニーパネル20と連結させるための2つずつの取付ブラケット35・36が、配設されている。各取付ブラケット35は、底壁部32の左右両側付近に配置され、各取付ブラケット36は、上壁部31aの左右両側付近に配置されている。各取付ブラケット35は、後端側を底壁部32に固着させたチャンネル形状の板金製として、前方側に突出するボルト35aを配設させている。各取付ブラケット35は、ニーパネル20の後述する前側壁部27と連結されている。また、各取付ブラケット36は、上壁部31aから車両後方側の斜め上方に向かい、さらに、上方に延びるように形成されて、上端側に、前後方向に貫通する取付孔36aを備えている。各取付ブラケット36は、ニーパネル20の後述する各取付ブラケット24aと連結されている。
【0028】
さらに、ケース30は、底壁部32に、インフレーター47の後述するボルト49bを挿通させる2つの挿通孔32aを開口させ、また、周壁部31の右側部位に、インフレーター47のコネクタ51側の端部を挿通させる1つの挿通孔31cを開口させている。
【0029】
インフレーター47は、図1〜3に示すように、軸方向を車両の左右方向に沿って配設されるシリンダタイプとして、略円柱状の本体48とディフューザー49とを備えて構成されている。本体48の一端側には、複数のガス吐出口48aが、配設されている。そして、本体48における他端側には、作動信号入力用のリード線52を結線させたコネクタ51が、接続されている。ディフューザー49は、本体48を覆って保持可能な略円筒状として、外方へ突出する複数(実施形態では2本)のボルト49bを備えて構成されている。ディフューザー49は、本体48のガス吐出口48aから吐出される膨張用ガスを流出可能な複数のガス流出口49aを、車両搭載状態の車両後方側の面に、開口させている。
【0030】
なお、このインフレーター47には、車両に搭載されたエアバッグ作動回路が、車両の前面衝突を検知した際、ステアリングホイール9に搭載された図示しないエアバッグ装置とともに、リード線52を介して、作動信号が入力されることとなる。
【0031】
エアバッグ54は、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等からなる織布から形成されて、展開膨張完了時の形状を、図1・4の二点鎖線に示すように、略長方形板状とするとともに、運転者MDの両膝KL・KRを保護可能な左右方向の幅寸法を備える形状としている。そして、膨張完了時のエアバッグ54は、前方側の面、すなわち、車体側壁部55の外面55a側(図1・5参照)を、ロアパネル14の支持部15やコラムカバー10の下面10aに支持させ、後方側の面、すなわち、乗員側壁部56の外面56a側を、乗員としての運転者MD側に配置させることとなる。なお、膨張完了時のエアバッグ54の左方側の外周縁54aでは、左方側が、エアバッグ54の略厚さ分、突出部16によって覆われることとなる。
【0032】
また、展開膨張完了時のエアバッグ54の下端側の部位には、図3に示すように、2つの挿通孔57・57と、1つの挿通孔58と、が形成されている。挿通孔57・57は、インフレーター47の各ボルト49bを挿通させるものであり、挿通孔58は、インフレーター47の本体48を挿通させるものである。そして、エアバッグ54は、挿通孔58からインフレーター47の本体48を突出させて、各挿通孔57とケース挿通孔32aとに挿通させたボルト49bをナット50止めすることにより、各挿通孔57の周縁が、ディフューザー49とケース30の底壁部32とに挟持されて、ケース30に取り付けられている。
【0033】
エアバッグカバー40は、ポリオレフィン系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、図1〜4に示すように、ケース30の車両後方側を覆い可能な略長方形板状とし、周壁部44を利用して、ケース30に連結保持されている。このカバー40は、ケース30の開口30aを覆って、上下に開く2枚の扉部43を、備えている。各扉部43・43は、それぞれ、上端と下端とに、開く際の回転中心となるヒンジ部42・42を配設させるとともに、周囲に、車両後方側から見て略H字形状とした薄肉の破断予定部41を配設させて、構成されている。
【0034】
また、エアバッグカバー40における扉部43の周縁近傍の車両前方側の面には、ケース30における周壁部31の外周側に隣接して、車両前方側に突出する略四角筒状の周壁部44が、配設されている。周壁部44の上下の部位には、ケース周壁部31に形成された係止爪部33を係止可能な係止穴部44aと、ケース周壁部31に形成された係止突起34を挿通可能な係止穴部44bと、が、そえぞれ、形成されている。
【0035】
なお、周壁部44の上部側には、コラムカバー10とエアバッグカバー40との間の隙間を塞ぐ薄肉のヒレ部45が、上方へ突設されている。
【0036】
ニーパネル20は、板金等から形成される金属製として、一般部21とケース取付部23とを備えて構成されている。一般部21は、所定形状の略平板状として、ケース30を囲むように配置されるとともに、内装パネル材としてのロアパネル14を支持可能に、ロアパネル14の車両前方側に配置されている。この一般部21は、膨張を完了させたエアバッグ54がロアパネル14に底着きしたり、あるいは、エアバッグ54が膨張しない状態で、運転者MDが、エアバッグ組立体SA近傍のロアパネル14に干渉した際、ロアパネル14を介在させて、その圧力を受ける部材である。
【0037】
そして、一般部21は、ケース30の開口30aの面に沿って、ケース開口30aの左右両側や上方側に延びるように、配設されており、外周縁付近に、ニーパネル20を車両のボディ1側に取付固定するための固定部22を、複数配設させている(図4参照)。各固定部22には、それぞれ、ボディ1側にボルト止めするための固定孔が形成されており、各固定部22を取り付けるボディ1側には、ブラケット3が、配設されている(図4参照)。
【0038】
各ブラケット3は、車両のボディ1側における剛性部材2としてのインパネリインフォースメントや図示しないセンターブレースやフロントボディピラー等に、それぞれ、連結されている。また、各ブラケット3は、所定量以上の荷重を受けた際に、屈曲変形可能な構成とされている。そのため、膨張完了後のエアバッグ54が底着き等して、運転者MDの膝Kの運動エネルギーがエアバッグ54で受け止めきれなかった場合や、エアバッグ54の非展開時において、運転者MDの膝Kが、ロアパネル14を介在させて、ニーパネル20の一般部21と干渉した場合に、ニーパネル20の一般部21の前方移動に伴って、各ブラケット3が、塑性変形して、膝Kの前方側への運動エネルギーを吸収することとなる。
【0039】
ケース取付部23は、図2・3に示すように、一般部21から車両前方側に突出するように配設されるとともに、ケース30の下部側を除いた周囲を覆うように、配設されている。すなわち、ケース取付部23は、ケース30の上部側を覆う上側壁部24と、ケース30の左右の側方側を覆う左側・右側壁部25・26と、ケース30の前方側を覆う前側壁部27と、を備えて構成されている。前側壁部27には、ケース30における各取付ブラケット35のボルト35aを挿通させる取付孔27aが、形成されている。また、上側壁部24には、後端側から上方に延びる取付ブラケット24aが形成されている。取付ブラケット24aは、上側壁部24の左右両側付近の2箇所に配設されて、それぞれ、ケース30における各取付ブラケット36の取付孔36aに挿通可能なボルト24bを、備えている。
【0040】
そして、実施形態の場合、ケース30は、各取付ブラケット36の取付孔36aから突出させた取付ブラケット24aの各ボルト24bに、ナット28を螺合させ、かつ、前側壁部27の各取付孔27aから突出させた取付ブラケット35の各ボルト35aに、ナット47を螺合させることにより、ニーパネル20に対して、連結固定されている。
【0041】
つぎに、このエアバッグ装置Sの車両への搭載について説明すると、まず、エアバッグ組立体SAを準備しておく。
【0042】
エアバッグ組立体SAの形成は、まず、各挿通孔57からボルト49bを突出させるとともに、挿通孔58から本体48の端部を突出させるように、エアバッグ54内に、インフレーター47を収納させて、エアバッグ54を折り畳み、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピングフィルムにより、エアバッグ54をくるんでおく。この時、挿通孔57・57から突出したインフレーター47のボルト49bや本体48の端部は、ラッピングフィルムから突出させておく。
【0043】
ついで、インフレーター47の各ボルト49bを挿通孔32aから突出させるとともに、インフレーター本体48の端部を挿通孔31cから突出させるようにして、インフレーター47を、折り畳まれたエアバッグ54とともに、ケース30内に収納させる。
【0044】
そして、エアバッグカバー40を、ケース30に組み付ける。このとき、まず、エアバッグカバー40における周壁部44の各係止穴部44aに、それぞれ、ケース周壁部31に形成された各係止爪部33を挿入係止させ、ついで、周壁部44の各係止穴部44bに、それぞれ、ケース周壁部31に形成された各係止突起34を挿入させる。さらに、押え部材38を、周壁部44から下方へ突出している係止突起34に、挿入させるようにして配置させるとともに、ケース底壁部32側において、インフレーター47のボルト49bを押え部材38から突出させる。その後、インフレーター47のボルト49bに、ナット50を螺合させれば、エアバッグカバー40をケース30に組み付けることができて、エアバッグ組立体SAを組み立てることができる。
【0045】
そして、エアバッグ組立体SAの車両搭載時には、まず、各固定部22をブラケット3にボルト止めして、ニーパネル20をボディ1側に取付固定し、ついで、インパネ12のアッパパネル13とロアパネル14とをボディ1側に取付固定する。ついで、各ボルト35aを取付孔27aに貫通させ、かつ、各ボルト24bを取付孔36aに貫通させて、さらに、各ボルト35a・24bにナット28・37を螺合させて、エアバッグ組立体SAをニーパネル20に取付固定する。
【0046】
その後、リード線52を結線させたコネクタ51を、ニーパネル20におけるケース取付部23の右側壁部26の挿通孔26a(図3参照)やロアパネル14における収納凹部14aの挿通孔(図符号省略)を経て、インフレーター47の本体48に接続させて、コラムカバー10をコラム本体6に取り付け、さらに、ステアリングホイール9をコラム本体6に接続させれば、エアバッグ装置Sの車両への搭載作業を終了させることがでる。
【0047】
エアバッグ装置Sの車両への搭載後、リード線52を経て、インフレーター47の本体48に作動信号が入力されれば、インフレーター47のガス吐出口48aから膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスが、ディフューザー49のガス流出口49aを経て、エアバッグ54内に流入することとなる。そして、エアバッグ54は、膨張して、図示しないラッピングフィルムを破断するとともに、エアバッグカバー40の各扉部43を押圧して、破断予定部41を破断させ、さらに、各扉部43を、ヒンジ部42を回転中心として上下に押し開いて、図1・4の二点鎖線で示すように、コラムカバー10の下面10aに沿うように、上方へ向かって大きく突出しつつ展開膨張することとなる。
【0048】
そして、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sでは、エアバッグ54が膨張完了させた状態で、運転者MDが前進移動してくる際、図4・5に示すように、左膝KLが、当初、エアバッグ54の左方側の領域外の後方側に配置されていても、ロアパネル14の案内面17aに案内されて、エアバッグ54と当接することができ、領域外に位置していた左膝KLを、右膝KRとともに、エアバッグ54によって、円滑に保護することができる。
【0049】
特に、運転者MDが、運転者MDの前方側における車両中央側のフットレスト(図示せず)に左足を載せている場合には、左膝KLが、膨張完了時のエアバッグ54の左方側の領域外における後方側に、配置され易く、実施形態では、そのような場合の左膝KLを、エアバッグ54によって、円滑に保護することができる。
【0050】
また、実施形態では、案内面17aが、内装部材RIとしてのロアパネル14の一部に形成されていることから、乗員としての運転者MDの前方側に案内面17aが配設されていても、運転者MDの前方側の意匠性を低下させることは、極力、防止可能となる。
【0051】
さらに、実施形態では、内装部材RIとしてのロアパネル14には、膨張完了時のエアバッグ54の外周縁54a付近において、図5に示すように、エアバッグ54の外周縁54aにおける左右方向の左方側の側方を覆うように車両後方側に突出する突出部16が形成され、突出部16の後縁16a付近に、案内面17aが形成されている。すなわち、突出部16の後縁16a付近が、エアバッグ54の車両後方側の面56a付近に配置されることとなる。そのため、案内面17aに案内されて案内面17aから離脱する膝KLは、エアバッグ54の車両後方側の面56aに当接し易くなり、その当接部位は、膨張を完了させたエアバッグ54の車両後方側の面56aであって、膨張した厚さを十分として、十分なクッション効果を確保可能としている。その結果、案内面17aから離脱した膝KLは、エアバッグ54の十分な厚さの膨張部位54cによって、的確に、保護されることとなる。
【0052】
なお、突出部16を設けることなく、図6に示すロアパネル14Aのように、後面側を案内面17aとする案内部17Aを、エアバッグ54の支持部15から緩やかに曲げつつ後方に延ばして、形成し、前進移動する左膝KLを、エアバッグ54の外周縁54a付近に案内して、エアバッグ54の外周縁54aに当接させるようにしてもよい。
【0053】
また、膝保護用エアバッグ装置Sを助手席前方に配置させる場合には、図7に示すように、ロアパネル14Bの車両中央側におけるコンソールボックスCB側に、突出部16や案内面17aを有した案内部17を設けて、膨張完了時におけるエアバッグ54の領域外の後方側に、助手席搭乗者MPの右膝KRが配設されていても、その膝KRを的確に保護できるように、構成してもよい。
【0054】
さらに、左ハンドルの車両における運転者MDの前方側に膝保護用エアバッグ装置Sを設ける場合には、図8に示すように、ドア61の車内側に配置されるドアトリム61に、案内面17aを有した案内部17Bを形成して、運転者MDの左膝KLをエアバッグ54の外周縁54aに案内するように構成してもよい。このような構成では、運転者MDが、運転者MDの前方側におけるドア60側のフットレスト70に左足を載せている場合に、左膝KLが、膨張完了時のエアバッグ54の領域外における後方側に、配置され易く、図8の構成では、そのような場合の左膝KLを、エアバッグ54によって、円滑に保護することができる。
【0055】
なお、このような案内面17aを有したドア61の構成は、右ハンドルの車両に搭載して、助手席搭乗者MPの左膝KLの保護を図るようにしたり、あるいは、左右を逆にして、右ハンドルの車両の運転者MD側に適用して、運転者MDの右膝KRの保護を図るように構成してもよい。
【0056】
勿論、ドア60側に案内面17aを設けて、乗員におけるドア側の膝の保護を図る場合には、ドア60自体に設けることなく、乗員の前方側のドア側におけるロアパネル14等の内装部材RIに、案内面17aを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図である。
【図2】 実施形態における膝保護用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大縦断面図である。
【図3】 図2のIII−III部位の概略断面図である。
【図4】 実施形態の膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
【図5】 実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動におけるエアバッグの外周縁付近の部分横断面図であり、図4のV−V部位付近に対応する。
【図6】 実施形態の変形例を示す横断面図である。
【図7】 他の実施形態の使用状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
【図8】 さらに他の実施形態の使用状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
【符号の説明】
14・14A・14B…(内装部材)ロアパネル、
16…突出部、
16a…(突出部の)後縁、
17・17A・17B…案内部、
17a…案内面、
54…エアバッグ、
54a…(エアバッグの)外周縁、
56a…(エアバッグの車両後方側の)面、
61…(内装部材)ドアトリム、
MD…(乗員)運転者、
MP…(乗員)助手席搭乗者、
K(KL・KR)…膝、
RI…内装部材、
S…膝保護用エアバッグ装置。
Claims (4)
- 乗員の前方側に配置されて、乗員の膝を保護可能に膨張するエアバッグと、乗員の前方側に配置されて、車両に収納された前記エアバッグの周囲に配置される内装部材と、を備えて構成される膝保護用エアバッグ装置であって、
前記内装部材が、
膨張完了時の前記エアバッグの車両前方側を支持する支持部と、
膨張完了時の前記エアバッグの外周縁の左右方向の側方を覆うように、前記支持部から車両後方側に突出する突出部と、
該突出部の後縁付近に配設されて、車両後方側に向かって前記エアバッグの外周縁から離れるように左右方向に傾斜させつつ拡開させて配設される案内部と、
を備え、
前記案内部の後面が、膨張完了時の前記エアバッグの左右方向の領域外における後方側から前進移動してくる膝を、前記エアバッグの左右方向の外周縁付近に当接させるように案内可能な案内面として、構成されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。 - 前記突出部が、膨張完了時の前記エアバッグの外周縁の厚さ寸法と略等しい突出量とし、車両の前後方向に略沿って、前記支持部から車両後方側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の膝保護用エアバッグ装置。
- 前記案内面が、膨張完了時の前記エアバッグの外周縁付近における車両の中央側に、配置されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置。
- 前記案内面が、膨張完了時の前記エアバッグの外周縁付近における車両のドア側に、配置されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置。
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