JP2001300166A - 電子ミシン - Google Patents

電子ミシン

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JP2001300166A
JP2001300166A JP2000127115A JP2000127115A JP2001300166A JP 2001300166 A JP2001300166 A JP 2001300166A JP 2000127115 A JP2000127115 A JP 2000127115A JP 2000127115 A JP2000127115 A JP 2000127115A JP 2001300166 A JP2001300166 A JP 2001300166A
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needle
pattern
cloth
needle swing
sewing
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JP2000127115A
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English (en)
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Yasuhisa Yokomizo
保久 横溝
Masanori Nukushina
政典 温品
Yoshikatsu Hattori
好克 服部
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/12Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by control of operation of machine
    • D05B19/14Control of needle movement, e.g. varying amplitude or period of needle movement
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/02Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing with mechanisms for needle-bar movement

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 始め止め縫いから通常縫いへ、あるいは通常
縫いから終わり止め縫いに移行するとき、縫製する布地
に応じて高品質なパターン縫い目を形成することが可能
な電子ミシンを提供する。 【解決手段】 通常縫い針振りパターンの基線位置N1
と始め又は終わり止め縫いパターンの基線位置N2、N3
を同一にあるいは個別に設定可能とする(A、B)。あ
るいは通常縫い針振りパターンの基線位置N1と同期さ
せて止め縫いパターンの針落ちデータが補正され
(D)、あるいは通常縫い針振りパターンの基線位置と
無関係に止め縫いパターンの針落ちデータが読み出さ
れ、パターン縫い目が形成される(E)。縫い付けよう
とする布地に従って、基線位置の変更あるいは針落ちデ
ータの補正ができるので、美観的にも優れた良質なパタ
ーン縫い目の形成が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ミシン、更に
詳細には、主軸を回転させる主モータにより上下動され
る針と、この針の上下動に関連して針板上に出没して布
を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により布に
千鳥縫目パターンを形成する電子ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の千鳥ミシンにおいて千鳥縫目を形
成する場合、止め縫いパターンを含めた針振りパターン
を外周上に刻んだ円形のカムを作成し、この力ムをミシ
ンにセットするようにしている。縫目形成にしたがって
主モータが回転すると、カムが回転し、力ムの凹凸をな
ぞることにより針振り機構の針振り量が変化され、カム
の凹凸に対応した千鳥縫目が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
千鳥ミシンにおいては、新たな縫目パターンとするには
新たなカムを作成することが必要であり、そのために時
間とコストがかかるとともに、力ム変更作業も必要にな
り、多品種少量生産には対応できない、という問題があ
った。この問題を解決するために、針振りを予め記憶さ
れた所定の針振りパターンに従って電子的に制御し、千
鳥パターンを形成する電子ミシンが提案されている。
【0004】このような電子ミシンでは、始め止め縫い
を所定の針振りパターンで行い、その後通常縫いの針振
りパターンに移行したり、あるいは通常縫いの針振りパ
ターンから終わり止め縫い針振りパターンに移行して糸
きりが行われる。この場合、止め縫いあるいは通常縫い
には、基線位置がありこの基線位置を基準にして針振り
パターンの縫い目が形成されている。
【0005】しかしながら、止め縫いパターンの基線位
置と、通常縫い針振りパターンの基線位置は個々に設定
することはできず、例えば、小片の布地を縫い付けると
き止め縫いを確実にするために止め縫いパターンの振り
巾を大きくして止め縫いを行い、その後に小幅の通常縫
いの針振りパターンでパターン縫いを行なうとき、止め
縫いと通常縫いの基線位置が一致していると、両側端部
には縫い付けが行なわれない部分ができ、縫い付けたい
布地によっては縫製品質が低下するとともに、美観的に
も優れない、という問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、始め止め縫いパターンから通常縫い針振り
パターンへ、あるいは通常縫い針振りパターンから終わ
り止め縫いパターンに移行するとき、縫製する布地に応
じて高品質な縫い目を形成する電子ミシンを提供するこ
とをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1から3の発明
は、いずれも、主軸を回転させる主モータにより上下動
される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
布に縫い目を形成する電子ミシンにおいて、針を前記布
送り装置の布送り作用と同期させながら布送り方向に対
して直交する方向に振って往復移動させる針振り機構
と、針振りパターンのデータと針振りパターンの始め又
は終わりに形成される止め縫いパターンのデータを入力
し記憶する手段を有するもので、請求項1の発明では、
前記針振りパターンの基線位置と始め又は終わり止め縫
いパターンの基線位置を個別に設定可能とし、請求項2
の発明では、各基線位置を同一に設定可能としていて、
それぞれ両パターンに対応して設定されている基線位置
に従って前記針振り機構を駆動し、針振りパターンと止
め縫いパターンに従った縫い目を形成することを特徴と
している。また、請求項3の発明では、個別設定と同一
設定を切り替えられることを特徴としている。
【0008】また、請求項4から6の発明は、止め縫い
が針落ちデータを有する針振りパターンで行なわれるも
ので、請求項4の発明では、針振りパターンの基線位置
と同期させて止め縫いパターンの針落ちデータを補正す
る手段が設けられ、また請求項5の発明では、それに代
わり、針振りパターンの基線位置と無関係に止め縫いパ
ターンの針落ちデータを読み出す手段が設けられ、補正
された針落ちデータあるいは針振りパターンの基線位置
と無関係に読み出された針落ちデータで止め縫いを行な
うことを特徴としている。また、請求項6の発明は、針
落ちデータを針振りパターンの基線位置と同期して補正
するのと、無関係にするのを切り替えられるようにした
ことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0010】[全体構成]図1には、本発明に係わる電子
ミシンの概観が図示されており、同図において、主軸を
回転させる主モータ1により針棒2に支持された針3が
上下動される。この針3の上下動に関連して針板4上に
布送り装置の送り歯(不図示)が出没し、それにより押
さえ板5に押さえられた布が送られ、布送り装置との協
働により布に縫目が形成される。布の縫い送り量は送り
目盛ダイヤル6で設定することができ、また縫い始めあ
るいは終わりのときに行われる止め縫いは、コンデンス
目盛ダイヤル7でコンデンス送り量を設定して、その設
定された送り量で送り装置を駆動することにより行われ
る。コンデンス送り量は、正送り量と同量の逆送り量か
らゼロに設定可能であり、通常の設定量としては、微少
送り又は千鳥縫目送り量とされる。その場合、返し縫い
レバー8を操作することにより、または止め縫い時に図
示しない返し縫いソレノイドを駆動して送り量を切り換
えて止め縫いを行うことができる。なお、9は電源スイ
ッチであり、10は後述するように各種の設定を行う操
作パネルである。
【0011】本発明の電子ミシンには、図2に図示され
たような針振り機構が設けられ、針3を支持する針棒2
は、針振りモータ(例えば、ステッピングモータ又はサ
ーボモータ)11を一方向あるいは逆方向に作動するこ
とにより駆動されるリンク機構12により、布送り装置
の布送り作用と同期させながら布送り方向に対して直交
する方向(図2の矢印の方向)に往復移動され、それに
より所定の針振りパターンの縫目を形成することができ
る。針振り機構には、針振りモータ11の回転とともに
回転する遮蔽板11aを検知する原点センサ13が設け
られ、針振り位置の原点が検出される。
【0012】図3には、電子ミシンの制御システムがブ
ロック図として示されており、ペダル指令20によりミ
シン回転制御回路21、ミシン主軸駆動回路22を介し
て主モータ1が駆動され、それよりミシンの主軸が駆動
されて送り歯が、いわゆる4送り運動して、送り目盛ダ
イヤル6で周知の機械的送り設定手段(図示せず)を操
作して設定した送り量で布送りをするとともに、針3が
上下動して縫目が形成される。シンクロナイザ23は、
主軸位置を検出し、1針縫目を検出するとともに、上位
置、下位置を検出し、その信号がミシン回転制御回路2
1並びに針振り制御回路24に入力される。針振り制御
回路24は、針振り駆動回路25を介して針振りモータ
11を駆動し、原点センサ13の信号を受けて針振り機
構を制御する。止め縫い時は返し縫いソレノイド27
(送り量変更手段)が作動してコンデンス目盛ダイヤル
7で周知の機械的送り設定手段(図示せず)を操作して
設定した送り量となる。操作パネル10により、以下に
説明するように、ミシンの制御に必要な種々のデータを
設定することができ、これらのデータは必要に応じて一
旦メモリ(記憶手段)26に格納され、これらの設定さ
れたデータに基づき、また送り目盛ダイヤル6並びにコ
ンデンス目盛ダイヤル7などを操作して設定された送り
量に従ってミシンの主軸の回転が制御され、布が送ら
れ、また針振り機構が制御される。
【0013】[操作パネル]次に、図4を参照して表示パ
ネル10に配置された各種スイッチ並びに表示器につい
て説明する。
【0014】41は設定スイッチ(SW)で、各種設定
を行うためのスイッチである。スイッチ42は、始め止
め縫いを「する/しない」の設定を行う始め止め縫いスイ
ッチで、このスイッチを操作すると、始め止め縫い表示
LED(発光ダイオード)42aが点灯/消灯する。
又、スイッチ43は、終わり止め縫いを「する/しない」
の設定を行う終わり止め縫いスイッチで、このスイッチ
を操作すると、終わり止め縫い表示LED43aが点灯
/消灯する。
【0015】44は、半針(又は1針)スイッチで、ミ
シンを半針(又は1針)動作させるスイッチであり、4
5は、糸切り禁止スイッチで、ペダル後ろ踏みで止め縫
いは行うが糸切りは行わないことを指示するスイッチで
ある。このスイッチを操作すると、糸切り禁止表示LE
D45aが点灯し、糸切り禁止が有効であることを示
す。
【0016】46は、セグメント表示器48a、48
b、48cを備えた針振り表示器48の「A」の桁を表
示する表示器48aの表示を+−させるスイッチで、そ
れを操作することにより、表示器48aの設定を変更す
ることができる。又、47は、針振り表示器48の
「B」の桁を表示する表示器48bの表示を+−させる
スイッチで、それを操作することにより、表示器48b
の設定を変更することができる。この針振り表示器48
により針振り巾、針数、基線位置等を表示することがで
きる。
【0017】49は、針振りパターン直線縫い選択スイ
ッチで、これを選択すると、直線縫い表示LED49a
が点灯し、針振りパターンとして直線縫いが選択された
ことが示される。2点千鳥スイッチ50は、針振りパタ
ーン2点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチ
を操作し、針振りパターンとして2点千鳥縫いを選択す
ると、2点千鳥表示LED50aが点灯する。又、3点
千鳥スイッチ51は、針振りパターン3点千鳥縫いを選
択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパタ
ーンとして3点千鳥縫いを選択すると、3点千鳥表示L
ED51aが点灯する。又、4点千鳥スイッチ52は、
針振りパターン4点千鳥縫いを選択するスイッチで、こ
のスイッチを操作し、針振りパターンとして4点千鳥縫
いを選択すると、4点千鳥表示LED52aが点灯す
る。
【0018】左スカラップスイッチ53は、針振りパタ
ーン左スカラップ縫いを選択するスイッチで、針振りパ
ターンとして左スカラップ縫いを選択すると、左スカラ
ップ表示LED53aが点灯する。又、右スカラップス
イッチ54は、針振りパターン右スカラップ縫いを選択
するスイッチで、針振りパターンとして右スカラップ縫
いを選択すると、右スカラップ表示LED54aが点灯
する。一方、左ブラインドステッチスイッチ55は、針
振りパターン左ブラインドステッチ縫いを選択するスイ
ッチで、針振りパターンとして左ブラインドステッチ縫
いを選択すると、左ブラインドステッチ表示LED55
aが点灯する。又、右ブラインドステッチスイッチ56
は、針振りパターン右ブラインドステッチ縫いを選択す
るスイッチで、針振りパターンとして右ブラインドステ
ッチ縫いを選択すると、右ブラインドステッチ表示LE
D56aが点灯する。又、カスタムパターンスイッチ5
7は、針振りパターンカスタムパターン縫いを選択する
スイッチで、針振りパターンとしてカスタムパターン縫
いを選択すると、カスタムパターン表示LED57aが
点灯する。
【0019】停止位置指示スイッチ58は、ペダル中立
にて針停止位置指定を行うスイッチで、左停止の場合
は、左停止指示表示LED58aが点灯し、右停止の場
合は、右停止指示表示LED58bが点灯し、任意停止
の場合は両LED58a、58bが消灯する。
【0020】詳細設定スイッチ59は、設定スイッチ4
1と組み合わせて使用され、設定スイッチ41より詳細
な設定を行う。このスイッチを操作すると、詳細設定表
示LED59aが点灯する。針数設定スイッチ60は、
スカラップ・ブラインドステッチの針数を設定する時に
使用され、針数設定時には針数設定表示LED60aが
点灯する。又、基線スイッチ61は、基線位置を変更す
る時に使用され、基線位置設定時には基線位置表示LE
D61aが点灯する。
【0021】62は、下糸カウンタリセットスイッチ
で、ミシンの下糸(針数)カウンタをリセットするため
に使用される。下糸カウンタ「+」「−」スイッチ63
は、カウンタにカウント値をセットするスイッチであ
る。このカウンタの値は、4セグメント64a〜64d
を備えた下糸カウンタ表示器64に表示される。
【0022】[針振りパターン]本発明による電子ミシン
では、針振りパターンとして、直線縫い、2点千鳥、3
点千鳥、4点千鳥、スカラップ、ブラインドステッチ、
カスタムパターンが用意されている。直線縫いは、図5
(A)に示したように、針振りを行わず、基線位置で直
線縫いを行うパターンであり、針振り巾(NW)は0で
ある。2点千鳥は、図5(D)に示したように、基線に
準じて1針振り巾が針振り巾(NW)で左、右2点に針
落ちする縫い方であり、3点千鳥は、図5(E)に示し
たように、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)
の2分の1で左、中心、右の3点に針落ちする縫い方で
あり、4点千鳥は、図5(F)に示したように、基線に
準じて1針振り巾が針振り巾(NW)の3分の1で左、
中2点、右の4点に針落ちする縫い方である。
【0023】一方、スカラップは、図5(B)に示した
ように、2つの円弧の中を12針又は24針で縫う三日
月型の模様縫いで、運針の種類で、「標準・三日月・均
等」の3種類がある。又、円弧の向きで左右のスカラッ
プがあって、左右の規定は、ミシンの懐側を右とし円弧
の頂上側が懐側にある場合、右スカラップといい、その
逆の場合を左スカラップという。ブラインドステッチ
は、図5(C)に示したように、縫い始めは、直線縫い
を行い運針針数の最終針−2針で針振り巾(NW)で針
振りを行ない、最終針−1針で再び元の位置に戻るパタ
ーンの繰り返し動作を行う縫い方である。この場合も、
針振り方向により左、右ブラインドステッチがあり、右
(左)ブラインドステッチは、直線縫いから右側(左
側)に針振りするパターンである。又、カスタムパター
ンは任意に作成されるオリジナルパターンである。
【0024】[固有データ]上述した各針振りパターンに
は、針振り巾(NW)、基線位置(NP)、基線基準位
置(NPs)、縫い始め位置(NS)、縫い終わり位置
(NE)、針数(NC)の固有データがある。
【0025】針振り巾(NW)は、各針振りパターンに
おける針振り巾を示すもので、例えば、図6(A)に示
すような、4点千鳥の場合1針巾(NWs)は、針振り
巾(NW)を3分割値とする。すなわち、NWs=NW
/3である。このとき、分割値に余りが出た場合は、針
振り巾中心位置を基準とし左右に均等となるようにす
る。NWが5.0の場合、NWs=1.6余り0.2と
なる。従って、最初の1針は1.7、2針目は1.6、
3針目は1.7となり、折り返して1.7、1.6、
1.7となる。又、例えば、スカラップの場合の針振り
巾は、模様巾であり、針振りには、針振りデータを用
い、針振りデータは、中心振り分けで規定する。パター
ンにより、24針、12針のデータを持ち、運針位置計
算は、NDnを運針データ、NDpを運針位置、NPを
基線位置として、NDp=NP+(NW×NDn/8.
2)の式に従って行う。
【0026】基線位置(NP)は、図6(B)に示した
ように、ミシン針振り機構の中心を「0」とし、ミシン
懐側を「+」(右側)、その反対側を「−」(左側)と
した針振りの振り基点位置をいい、最大針振り巾(WP
x)を超えない範囲で−5.0〜0〜+5.0の範囲で
設定される。
【0027】基線基準位置(NPs)は、針振りを、図
6(C)に示したように、「中心基準振り分け・右端基
準振り・左端基準振り」に設定可能とした場合の基線基
準位置を示すもので、初期設定は中心基準振り分けに設
定されていて、基線位置(NP)に対し、中央・右・左
に振り基準を指定する。例えば、2点千鳥において、基
線位置(NP)=0.0、針振り巾(NW)=3.0、
基線基準位置(NPs)=左、とした場合、針は、0.
0と3.0の間で針振りを行う。
【0028】縫い始め位置(NS)は、図7(A)に示
したように、糸切り後の次の縫い始め位置を「右・左」
に設定するもので、初期設定は、左縫い始めである。な
お、スカラップ、ブラインドステッチにおいて、左右が
あるが、右スカラップ、右ブラインドステッチの場合、
左縫い始めが縫い始め位置となる。
【0029】針数(NC)は、スカラップ、ブラインド
ステッチの針数で、スカラップの場合、標準は24針、
三日月も24針、均等で12針と24針であり、ブライ
ンドステッチは、3〜250針の間で設定される。初期
設定は、スカラップの場合、標準・三日月・均等ともに
24針で、ブラインドステッチは4針である。
【0030】また、針振りパターンの始め、又は終わり
に止め縫いを行うことにより形成される止め縫いパター
ン(コンデンスパターンともいう)は、直線縫い、2点
千鳥、3点千鳥、4点千鳥、並びにカスタムパターンの
各パターンに対して有効とされる。コンデンスの回数
は、縫い始めから折り返しまでを1パターンとしてパタ
ーン単位で行われ、針数19針以内で設定可能である。
また、コンデンス時のコンデンス送り量はコンデンス送
り量設定ダイヤル7によって設定される。例えば、4点
千鳥の場合は、図7(B)に示したように、6パターン
可能であり、1パターンに3針あるので、針数は18と
なる。
【0031】また、止め縫い(コンデンス)のオプショ
ン設定として、針振りパターンとは別のパターンで止め
縫いを行う方法と、針振り巾(NW)以内で1針の針振
り巾を狭くし、針数を設定でき、針振り巾(NW)内の
運針中は同一方向に針振りをする方法とがある。
【0032】針振りパターンとは別の止め縫いパターン
で止め縫いを行う方法は、針振りパターンとは別に、始
め止め縫い、終わり止め縫いごとに、止め縫いパターン
(PC)、針振り巾(CW)、コンデンス回数(CC)
を設定するもので、基線位置(NP)、基線基準位置
(NPs)は針振りパターンと同一とするものである。
例えば、図7(C)に示したように、始め止め縫いパタ
ーンを4点千鳥、針振りパターンを2点千鳥、終わり止
め縫いパターンを3点千鳥とする例で説明すると、始め
止め縫いパターンは4点千鳥であり、針振り巾はCW1
であり、コンデンス回数は3回となっている。この止め
縫いに続く針振りパターンは2点千鳥であり、この場
合、始め止め縫い終了後の、針振りパターンで2−4点
千鳥縫いのように左右の開始位置の決まっていない場合
には、止め縫い終了位置の近い針振り開始点より針振り
を行う。また、始め止め縫いパターンの終了針位置と、
針振りパターンの開始針位置が一致しない場合、止め縫
い終了後、前記終了針位置と前記開始針位置への移行時
に、1針の間スピード制限を加える。また、終わり止め
縫いパターンは3点千鳥で、針振り巾はCW2、コンデ
ンス回数は4回となっている。この終わり止め縫いでは
針振りパターンから終わり止め縫いパターンに移行する
のに、1針必要であるため終わり止め縫いパターンのコ
ンデンス回数+1針をコンデンス針数として、前記返し
縫いソレノイドを駆動した状態で、コンデンス目盛ダイ
ヤル7で設定された送り量に従って布が送られる。
【0033】[基線位置の変更]以下に、止め縫い時と通
常縫い時の各針振りパターンの基線位置を変更してパタ
ーン縫い目を形成する実施形態を説明する。通常縫いの
針振りパターン、始め及び終わり止め縫いパターン並び
にそれに関連する基線位置、針振り巾、並びに個別に設
定した各パターンの基線位置、それにカスタムパターン
の針落ちデータなどは、操作パネルを介して入力され、
メモリ26に格納されているものとする。
【0034】図8において、始め止め縫いスイッチ42
がオンにされていない場合には(ステップS1の否
定)、通常縫い針振りパターン、それに関連する通常縫
い基線位置NP並びに針振り巾をメモリから読み込み
(ステップS2)、ペダルが前踏みされたら(ステップ
S3)、基線位置NPでその針振り巾の針振りパターン
で通常針振り動作を行う(ステップS11)。
【0035】一方、始め止め縫いスイッチ42がオンに
されている場合には、止め縫いがコンデンスカスタム縫
いであるかどうかを判断する(ステップS4)。なお、
コンデンスカスタム縫いとは、1針毎の針落ちデータを
入力することにより作成され、メモリ(記憶手段)26
に記憶されている止め縫いデータに従って、針振りパタ
ーンの始めまたは、終わりに形成されるコンデンス縫い
目である。止め縫いがコンデンスカスタム縫いでない場
合には、止め縫い、通常縫いの基線位置が個別設定され
ているかどうかを判断する(ステップS5)。個別設定
されていない場合には、始め止め縫いパターン並びに通
常縫い針振りパターン、これらに関連する始め止め縫い
基線位置NP1、始め止め縫い針振り巾、通常縫い基線
位置NP、通常縫い針振り巾をそれぞれメモリから読み
出す(ステップS6)。この場合、NP1、NPとも同
じ値N1に設定されている。
【0036】一方、個別設定されている場合には、同様
に、始め止め縫い針振りパターン並びに通常縫い針振り
パターン、これらに関連する始め止め縫い基線位置NP
1、始め止め縫い針振り巾、通常縫い基線位置NP、通
常縫い針振り巾をそれぞれメモリから読み出す(ステッ
プS7)。この場合には、NP1=N2、NP=N1とそ
れぞれ基線位置が異なる値に設定される。
【0037】続いて、ステップS8に移行して始め止め
縫い初期位置へ針棒を移動させ、ペダル前踏みを待って
(ステップS9)、上記設定値で始め止め縫い動作を開
始し(ステップS10)、続いて基線位置NPで通常針
振り動作を開始する(ステップS11)。ペダルが中立
位置になる場合には(ステップS12の肯定)、ミシン
を停止し(ステップS13)、またペダルが後踏みされ
て(ステップS14の肯定)、糸切り可能スピードであ
る場合には(ステップS15の肯定)、図9の処理(終
わり止め縫い)に入る。
【0038】図9において、終わり止め縫いスイッチ4
3がオフになっている場合には(ステップS21の否
定)、そのまま糸切りを行なって(ステップS27)、
処理を終了する。一方、終わり止め縫いスイッチ43が
オンになっている場合は、止め縫いがコンデンスカスタ
ムでないときには(ステップS22の否定)、止め縫い
基線位置と、通常縫い基線位置が個別設定であるかどう
かを判断する(ステップS23)。個別設定でない場合
には、終わり止め縫い針振りパターン、並びにそれに関
連する終わり止め縫い基線位置NP2=N1と針振り巾
を、また個別設定である場合には、終わり止め縫いパタ
ーン、並びにそれに関連する終わり止め縫い基線位置N
P2=N3と針振り巾をそれぞれメモリから読み込んで
(ステップS24、S25)、基線位置NP2で終わり
止め縫いを行い(ステップS26)、糸切りを行なう
(ステップS27)。
【0039】図13(A)、(B)には、始め止め縫い
パターンが4点千鳥、通常縫いパターンが2点千鳥、ま
た終わり止め縫いパターンが3点千鳥である場合で、基
線位置を個別設定しない(同一設定)場合と、個別設定
した例が図示されている。図13(A)は個別設定しな
い例で、いずれのパターンも基線位置はN1となってお
り、また図13(B)は個別設定した場合で、始め止め
縫いパターンの基線位置はN2、通常縫いパターンの基
線位置はN1、また終わり止め縫いパターンの基線位置
はN3にそれぞれ設定されてそれぞれパターン縫い目が
形成されている。
【0040】なお、図8のステップS4並びに図9のス
テップS22でそれぞれ止め縫いがコンデンスカスタム
であると判断された場合には、図10の処理を行なう。
すなわち、ステップS4で始め止め縫いがコンデンスカ
スタムであると判断された場合は、始めコンデンスカス
タム用の針落ちデータDnS、通常縫い針振りパターン、
それに関連する通常縫い基線位置NP、針振り巾をそれ
ぞれメモリから読み込み(ステップS31)、コンデン
スカスタムと通常縫い基線位置が無関係設定であるか、
同期設定であるかが判断される(ステップS32)。同
期設定と判断された場合は(ステップS32の否定)、
始めコンデンスカスタム針落ちデータDmSをDmS=DnS
+NPと補正し(ステップS33)、また無関係設定で
あると判断されたならば(ステップS32の肯定)、針
落ちデータを補正せず、図8のステップS9に進み、ペ
ダル前踏みを待って始めコンデンスカスタムデータによ
る始め止め縫い動作を開始する。
【0041】一方、図9のステップS22で終わり止め
縫いがコンデンスカスタムであると判断された場合は、
終わりコンデンスカスタム用の針落ちデータDnEをメモ
リから読み込み(ステップS34)、コンデンスカスタ
ムと通常縫い基線位置が同期設定であると判断された場
合は(ステップS35の否定)、終わりコンデンスカス
タム針落ちデータDmEをDmE=DnE+NPと補正し(ス
テップS36)、また無関係設定であるならば(ステッ
プS35の肯定)、針落ちデータを補正せず、それぞれ
終わりコンデンスカスタムデータで終わり止め縫いを行
い(ステップS37)、図9のステップS27に入って
糸切りを行なって処理を終了する。
【0042】図13(C)には、所定の始め並びに終わ
りコンデンスカスタムパターンが図示されており、例え
ば通常縫いが基線位置NP=1の2点千鳥パターンであ
った場合、ステップS32ないしS35で、コンデンス
カスタムと通常基線が同期設定であると判定された場合
には、図13(D)のように、コンデンスカスタム針落
ちデータが+1されて補正されたデータでカスタムパタ
ーン縫いが行なわれ、一方無関係設定である場合は、図
13(E)に示したように、それぞれコンデンスカスタ
ム針落ちデータは補正されることはなく、カスタムパタ
ーン縫いが行なわれる。
【0043】なお、図8のステップS5と図9のステッ
プS23、並びに図10のステップS32、35でそれ
ぞれ止め縫いと通常縫いの基線位置が個別設定である
か、あるいは無関係設定であるか否かが判断されている
が、これらを設定する処理が図11及び図12に図示さ
れている。
【0044】止め縫いと通常縫いの基線位置を個別設定
あるいは同一設定にするかを設定する場合は、図11に
示したように、まず設定スイッチ41と詳細設定スイッ
チ59を同時にオンにし(ステップS41)、続いて右
ブラインドステッチスイッチ56をオンにして(ステッ
プS42)、針振り表示器48にON/OFFを表示し
設定内容を表示する。ON表示のときは、止め縫いと通
常縫いの基線位置が個別設定であることを示し、一方O
FF表示のときは、同一設定であることを示す。設定内
容を変更したい場合は、表示スイッチ46、47を用い
てONあるいはOFFを変更し(ステップS44、S4
5)、設定スイッチ41をオンにして(ステップS4
6)、設定内容をメモリ26に格納する(ステップS4
7)。
【0045】一方、コンデンスカスタムと通常縫いの基
線位置を無関係設定あるいは同期設定にするかを設定す
る場合は、図12に示したように、設定スイッチ41と
詳細設定スイッチ59を同時にオンにし(ステップS5
1)、続いて左ブラインドステッチスイッチ55をオン
にして(ステップS52)、針振り表示器48にON/
OFFを表示し設定内容を表示する。ON表示のとき
は、コンデンスカスタムと通常縫いの基線位置が無関係
設定であることを示し、一方OFF表示のときは、同期
設定であることを示す。設定内容を変更したい場合は、
表示スイッチ46、47を用いてONあるいはOFFを
変更し(ステップS54、S55)、設定スイッチ41
をオンにして(ステップS56)、設定内容をメモリ2
6に格納する(ステップS57)。
【0046】このようにして、図8のステップS5と図
9のステップS23、並びに図10のステップS32、
35において、それぞれ止め縫いと通常縫いの基線位置
が個別設定(同一設定)であるか、あるいは無関係設定
(同期設定)であるかを、メモリ内容を読み出すことに
より簡単に判断することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1から3の発明では、止め縫い針
振りパターンの基線位置と通常縫い針振りパターンの基
線位置を個別にあるいは同一に設定することができるの
で、縫い付けようとする布地に従って、個別にあるいは
同一に設定された基線位置に従ってパターン縫いを行な
うことができ、美観的にも優れた良質なパターン縫い目
を形成することができる。
【0048】また、請求項4から6の発明では、止め縫
いの針落ちデータを通常縫い針振りパターンの基線位置
と同期あるいは無関係にすることができるので、縫い付
けようとする布地に従って、針落ちデータを針振りパタ
ーンの基線位置に同期して補正しあるいは該基線位置に
無関係にしてパターン縫いを行なうことができ、同様に
美観的にも優れた良質なパターン縫い目を形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子ミシンの概観を示す斜視図であ
る。
【図2】針振り機構の概略構成を示す構成図である。
【図3】電子ミシンの制御構成を示すブロック図であ
る。
【図4】操作パネルの各種スイッチ並びに表示器の配置
を示した配置図である。
【図5】各種の針振りパターンによる縫目を示した説明
図である。
【図6】針振りパターンの各種固有データを示した説明
図である。
【図7】(A)は、針振りパターンの固有データを示し
た説明図で、(B)は止め縫いパターンと針振りパター
ンが同一である場合の縫目を示した説明図、(C)は止
め縫いパターンと針振りパターンが異なる場合の縫目を
示した説明図である。
【図8】基線位置を個別あるいは同一に設定し始め止め
縫いパターンと通常縫い針振りパターンに従ってパター
ン縫い目を形成する流れを示したフローチャート図であ
る。
【図9】基線位置を個別あるいは同一に設定し終わり止
め縫いパターンに従ってパターン縫い目を形成する流れ
を示したフローチャート図である。
【図10】コンデンス縫いの針落ちデータと通常縫い針
振りパターンの基線位置を同期設定あるいは無関係設定
にしてパターン縫い目を形成する流れを示したフローチ
ャート図である。
【図11】止め縫いパターンと通常縫い針振りパターン
の基線位置を個別設定あるいは同一設定に設定する流れ
を示したフローチャート図である。
【図12】コンデンス縫いの針落ちデータと通常縫い針
振りパターンの基線位置を同期設定あるいは無関係設定
に設定する流れを示したフローチャート図である。
【図13】基線位置を変更して、あるいは針落ちデータ
を補正してパターン縫いしたときの縫い目を示した説明
図である。
【符号の説明】
2 針棒 3 針 6 送り目盛ダイヤル 7 コンデンス目盛ダイヤル 11 針振りモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 好克 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA07 CB03 CB04 CB14 CE03 LA07 LA10 LA53 LA63 LA76 LB02 MA03 NA05 NA07 NA62 NA63 NB02 NB18 QA02 QA06 QA07 QA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫い目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンのデータと針振りパターンの始め又は終
    わりに形成される止め縫いパターンのデータを入力し記
    憶する手段と、 前記針振りパターンの基線位置と始め又は終わり止め縫
    いパターンの基線位置を個別に設定可能な基線位置設定
    手段と、 前記針振りパターンと止め縫いパターンの各データを読
    み出し、前記読み出された両パターンに対応して設定さ
    れている基線位置に従って前記針振り機構を駆動し、針
    振りパターンと止め縫いパターンに従った縫い目を形成
    する手段と、 を備えたことを特徴とする電子ミシン。
  2. 【請求項2】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫い目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンのデータと針振りパターンの始め又は終
    わりに形成される止め縫いパターンのデータを入力し記
    憶する手段と、 前記針振りパターンの基線位置と始め又は終わり止め縫
    いパターンの基線位置を同一に設定可能な基線位置設定
    手段と、 前記針振りパターンと止め縫いパターンの各データを読
    み出し、前記読み出された両パターンに対応して設定さ
    れている基線位置に従って前記針振り機構を駆動し、針
    振りパターンと止め縫いパターンに従った縫い目を形成
    する手段と、 を備えたことを特徴とする電子ミシン。
  3. 【請求項3】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫い目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンのデータと針振りパターンの始め又は終
    わりに形成される止め縫いパターンのデータを入力し記
    憶する手段と、 前記針振りパターンの基線位置と始め又は終わり止め縫
    いパターンの基線位置を個別にあるいは同一に設定可能
    な基線位置設定手段と、 前記基線位置の個別設定と同一設定を切り替える手段
    と、 前記針振りパターンと止め縫いパターンの各データを読
    み出し、前記切り替えられた設定による両パターンの基
    線位置に従って前記針振り機構を駆動し、針振りパター
    ンと止め縫いパターンに従った縫い目を形成する手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子ミシン。
  4. 【請求項4】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫い目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンのデータと針振りパターンの始め又は終
    わりに形成される止め縫いパターンの針落ちデータを入
    力し記憶する手段と、 前記針振りパターンの基線位置と同期させて前記止め縫
    いパターンの針落ちデータを補正する手段と、 前記針振りパターンのデータと止め縫いパターンの針落
    ちデータを読み出し、前記補正された針落ちデータ並び
    に針振りデータに対応して設定されている基線位置に従
    って前記針振り機構を駆動し、針振りパターンと止め縫
    いパターンに従った縫い目を形成する手段と、 を備えたことを特徴とする電子ミシン。
  5. 【請求項5】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫い目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンのデータと針振りパターンの始め又は終
    わりに形成される止め縫いパターンの針落ちデータを入
    力し記憶する手段と、 前記針振りパターンの基線位置と無関係に前記止め縫い
    パターンの針落ちデータを読み出す手段と、 前記針振りパターンの基線位置と無関係に読み出された
    針落ちデータ並びに針振りデータに対応して設定されて
    いる基線位置に従って前記針振り機構を駆動し、針振り
    パターンと止め縫いパターンに従った縫い目を形成する
    手段と、 を備えたことを特徴とする電子ミシン。
  6. 【請求項6】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫い目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンのデータと針振りパターンの始め又は終
    わりに形成される止め縫いパターンの針落ちデータを入
    力し記憶する手段と、 前記針振りパターンの基線位置と同期させて前記止め縫
    いパターンの針落ちデータを補正するか、あるいは前記
    針振りパターンの基線位置と無関係に前記止め縫いパタ
    ーンの針落ちデータを読み出すかを切り替える手段と、 前記切り替え手段による切り替えに従って補正された針
    落ちデータあるいは前記針振りパターンの基線位置と無
    関係に読み出された針落ちデータ並びに針振りデータに
    対応して設定されている基線位置に従って前記針振り機
    構を駆動し、針振りパターンと止め縫いパターンに従っ
    た縫い目を形成する手段と、 を備えたことを特徴とする電子ミシン。
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