JPH07121752B2 - 正立使用、倒立使用の両使用可能な流体噴出弁装置 - Google Patents

正立使用、倒立使用の両使用可能な流体噴出弁装置

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JPH07121752B2
JPH07121752B2 JP4350506A JP35050692A JPH07121752B2 JP H07121752 B2 JPH07121752 B2 JP H07121752B2 JP 4350506 A JP4350506 A JP 4350506A JP 35050692 A JP35050692 A JP 35050692A JP H07121752 B2 JPH07121752 B2 JP H07121752B2
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outer cylinder
opening
fluid
fluid ejection
flow path
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誠一 北林
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Maruichi Co Ltd
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Maruichi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正立使用、倒立使用の
両使用可能の流体噴出弁装置に関し、特に、炭酸ガスや
窒素ガスなどの気体ガスを内蔵したエアゾール容器に取
り付け得ることを特徴にした正立使用、倒立使用の両使
用可能の流体噴出弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されてきた正立使用、倒立
使用の両使用可能の流体噴出弁装置には、流路閉鎖用球
体と外筒の下部に設けた開口部とが設けられていて、そ
れらの間で前記球体で前記開口部を塞ぐ場合に、その開
口部を塞ぐ面が漏斗状になっていて逆円錐状になってい
るから、その逆円錐状の表面と流路閉鎖用球体との間
に、本来なら、気密性を保持しうるように幾何学的には
接触させ得るのであるが、現実には、全く隙間がないよ
うに遮断することは難しく、その結果は、逆円錐状の表
面と流路閉鎖用球体の表面の仕上り精度を高めることが
必要となり、その加工のための手間が倍加してきた。他
方で、前記球体の表面の仕上り精度を高める意味で、あ
らゆる技術的努力を重ねてみても、その素材が樹脂成形
体である以上、その樹脂成形体の成形過程でひけ或いは
歪などが生じて正確な逆円錐状の表面の形状を形成する
ことが望めないことが分かってきた。それと同様に、逆
円錐状の表面部分に接触させねばならない流路閉鎖用球
体の表面部分も同じような問題が生じるので、表面の仕
上り精度を高めることへの努力を重ねてみても、その成
果は、事実上、望めないことになる。また、最近、環境
汚染から脱却するためにも、エアゾール容器を用いた製
品には、従来、使用されてきた液化ガスを充填すること
とは異なって、環境汚染への影響の少ない炭酸ガスや窒
素ガスなどの気体ガスを内蔵したエアゾール容器が取り
扱われるようになってきた。ところが、そのようなエア
ゾール容器を正立状態で使用すると、流路閉鎖用球体の
表面部分と逆円錐状の表面部分との接触状態を、よほ
ど、確実にしておかないと、内容液中に溶け込んでいな
いで収容されている圧縮気化ガスがなくなってしまいエ
アゾール容器内に内容物を残したまま使用不能になって
しまうことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上述のよう
に、エアゾール容器を正立状態で使用しても、倒立状態
で使用しても、いずれの状態ででも使用可能な正立使
用、倒立使用の両使用可能の流体噴出弁装置は従来から
使用されている。しかし、気密性を保持させにくい流路
閉鎖用球体の表面部分と逆円錐状の表面部分との接触状
態をよくすることが必要であり、特に、気密性を十分保
持させるために、種々の技術的努力が必要であった。そ
こで、そのような技術的努力にかかわらず、依然とし
て、決定的な成果をあげ得ていない。本発明は、上記の
問題を解決することを課題とする。そして、上記の気密
性を保持させにくい流路閉鎖用球体の表面部分と逆円錐
状の表面部分との接触状態がよくない従来例として実開
平2−108759号公報に記載された考案が上記の欠
点を有している。即ち、密封部片となる弁玉部片が弁座
で受ける構成であるが、その構成が、エアゾール容器の
噴霧弁装置を対象にし、そのエアゾール容器の噴霧弁装
置において、そのエアゾール容器の噴霧弁装置を正立状
態で使用すると、流路閉鎖用球体の表面部分と逆円錐状
の表面部分との接触状態を、よほど、磨いて、確実に気
密性を保持し得るようにするため、隙間が生じないよう
にしないと、内容液中に溶け込んでいないで収容されて
いる圧縮気化ガスが、わずかの隙間を通過して抜け出
し、容器内の圧縮気化ガスがなくなってしまい、エアゾ
ール容器内に内容物を残したまま使用不能になってしま
うことが生じて支障が生じるのである。それ故に、その
問題を確実に解決するためには、密封部片となる弁玉部
片を弁座で直接受ける構成にすることなく、弁玉部片を
間接的に弁座で受けるようにして、その性質を気密性を
保持することに適したパッキングの介在物によって玉弁
をそのパッキングの機能により、気密性を確保し得るこ
とを本発明の問題を解決するための課題とし、本発明
は、上記の問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、給液流路を有
する外筒4とその外筒4に内蔵した内筒19とその内筒
19の弾性部分により支持された流体噴出弁とからな
り、その流体噴出弁をバルブステム2とステムラバー即
ちラバー製環状部3により形成し、前記外筒4と流体噴
出弁との間で、正立使用の時でも、倒立使用の時でも、
流路を開くために、異なる流路を取り得るようにし、常
時は、流体噴出流路を流体噴出弁により閉鎖し得る流体
噴出弁機構を設け、前記外筒4の底部の上部に位置させ
た比較的厚みを有する弾性材料製パッキング8の中央部
の開口に対し前記外筒4の内部の内筒19に設けた空間
部に収容した流路閉鎖用球体7を働かせて、前記弾性材
料製パッキング8の中央部の開口を前記流路閉鎖用球体
7により開閉自在にし、正立使用の時には、前記パッキ
ング8の中央部の開口を流路閉鎖用球体7により閉鎖し
ており、前記外筒4が有する通口11から給液流路20
へ流体を供給し、その給液流路20から流体噴出流路1
3へ流体を供給し、外部に流体を噴出させるようにし、
倒立使用の時には、前記外筒4内の空間部に収容させた
流路閉鎖用球体7を前記外筒4の底部の上部に位置した
パッキング8の中央部の開口から離脱させて、その開口
を流路にし得るようにし、外筒側面開口部5から内部部
材開口部6を経由して前記パッキング8の中央部の開口
を介して流体噴出流路13へ流体を供給し、外部に流体
を噴出させることを特徴にした正立使用、倒立使用の両
使用可能な流体噴出弁装置である。
【0005】
【作用】本発明は、倒立使用の時に、給液流路を有する
外筒4の周側面部に設けた窓状開口部の外筒側面開口部
5から外筒4の内部に向けて、内容物の液体が流れ込
み、内筒19の中を内容物の液体が通過して、パッキン
グ8の中央部の開口が開かれているので、そのパッキン
グ8の中央部の開口を内容物の液体が通過して、次に、
給液流路20を経由して流体噴出流路13に内容物の液
体が流れる。それ故に、それまで、前記外筒4の底部の
上部に位置した厚みを有する弾性材料によって形成され
たパッキング8の中央部の開口に接触して気密性を保持
していた前記外筒4内の空間部に収容させた流路閉鎖用
球体7が、パッキング8の中央部の開口から離脱して、
閉鎖状態から解かれて、パッキング8の中央部の開口を
内容物の液体が通過し、給液流路20から流体噴出流路
13へ流体を供給し得るようになり、噴出口から外部に
流体を噴出させ得る。そして、外筒側面開口部5の開口
部と重なり合う横向きの開口部6および下向きの通口1
1を有するパッキング押え構造部分21を備えた流体噴
出弁支持機構を有する内筒19の中を流路閉鎖用球体7
が、自由に移動し得る。そして、正立使用の時には、内
筒19の下底部に向けて降下して、パッキング8の中央
部の開口を流路閉鎖用球体7により閉鎖して、そこで、
パッキング8の中央部の開口からの内容物の液体が通過
し得ないようにし得る。そして、倒立使用の時には、内
筒19の中を流路閉鎖用球体7が下降して、パッキング
8の中央部の開口から離脱して、パッキング8の中央部
の開口を開き、内容物の液体が通過し得るようにするの
であるが、正立使用の時でも、倒立使用の時でも、いず
れの状態であっても、噴出口から外部に流体を噴出させ
得る。そして、前記外筒4に内蔵したパッキング押え構
造部分21の下向きの開口部の下に配設させたパッキン
グ8の中央部に設けた開口を、正立使用の時には、流路
閉鎖用球体7により閉鎖し、倒立使用の時には、流路閉
鎖用球体7が離脱して、それまで、閉鎖されていたパッ
キング8の中央部に設けた開口を開き、前記外筒側面開
口部5の開口部から流入した流体はパッキング8の中央
部に設けた開口を通過して、給液流路20から流体噴出
流路13へ流体を供給し、噴出口から外部に流体を噴出
させ得る。特に、流体噴出容器を正立使用する時は、前
記給液流路と前記開口部を有する前記外筒4の部分で二
つの流体噴出流路を形成し、それらの流体噴出流路の球
体7を介した流路ではない流体噴出流路を流体噴出流路
として使用し、それまで、開かれていた流体噴出弁を前
記流体噴出弁支持機構が有するばね部材の働きで、流体
噴出弁の閉鎖をなし得る。また、本発明の正立使用、倒
立使用の両使用可能の流体噴出弁装置は、流体噴出容器
を倒立使用する時は、流体噴出流路を介した流体噴出流
路の球体を下降させて、それまで、その球体によって閉
鎖されていた流体噴出流路を開口させることにより、流
路を開き得るようにし、常時は、流体噴出流路を閉鎖し
得るようにした流体噴出弁機構を設けてなる正立使用、
倒立使用の両使用可能の流体噴出弁装置にしたので、流
体噴出弁装置を正立使用、倒立使用の両方の状態で容易
に使用して、流体を噴出させ得る。また、本発明の正立
使用、倒立使用可能の流体噴出弁装置は、それらの外筒
と流体噴出弁との間で、正立使用の時でも、倒立使用の
時でも、流路を開き得るようにし、常時は、流体噴出流
路を閉鎖する必要があるが、流体噴出弁機構の部分で確
実に流体噴出流路を遮断し得る。そして、流体噴出容器
を正立使用する時は、流路閉鎖用球体7とその下方位置
にある弾性材料製パッキング8を接触させ、その接触に
際して、前記流路閉鎖用球体7とその下方に位置する前
記弾性材料製パッキング8との接触部分に全く隙間をつ
くらないようにして気密性を保持し得るようにして、弾
性材料製パッキング8と前記流路閉鎖用球体7との間の
隙間を確実に遮断し、前記給液流路20と前記外筒4に
設けた窓穴部分からなる前記開口部5との間を連通させ
ないで流体の移動を遮断し得る。そして、流体噴出流路
13を介して流体噴出弁が有する噴出孔から外部に流体
を噴出させる給液流路の中に正立使用の時でも、倒立使
用の時でも、噴出孔から外部に流体を噴出させる給液流
路を正立使用の時と、倒立使用の時とで、異なる給液流
路の選択により給液を行い得るので、その給液の途中
で、正立使用の時と、倒立使用の時のいずれの時におい
てでも、異なる給液流路を通過しながら、必ず、給液流
路20を通過して流体の噴出をさせることができる。そ
れ故に、比較的簡単な構成でありながら、種々の使い方
に適応させ得る。
【0006】
【実施例1】本発明は、流体噴出流路13を介して流体
噴出弁が有する噴出孔から外部に流体を噴出させる給液
流路の中に正立使用の時でも、倒立使用の時でも、噴出
孔から外部に流体を噴出させる給液流路を正立使用の時
と、倒立使用の時とで、異なる給液流路の選択により給
液を行い、その途中に正立使用の時と、倒立使用の時と
いずれの場合にでも給液流路20を通過させて、さら
に、給液流路20に接続している流体噴出流路13を介
して流体噴出弁が有する噴出孔に流し得る給液流路20
を有する外筒4とその外筒4に内蔵した内筒19とその
内筒19の上部に一体的に起立させた弾性突出部分14
により支持された流体噴出弁とからなり、前記外筒4の
下方に給液管12を備え、その給液管12を有する外筒
4には、その外筒4の下端の給液管支持用下向き外側短
筒22と給液管支持用下向き内側短筒23との間で給液
管12を挟持し、前記外筒4の周側面部に窓状開口部と
なる外筒側面開口部5を設け、給液流路20を有する外
筒4とその外筒4に内蔵した内筒19とその内筒19の
上方に向けて起立した弾性突出部材14により、バルブ
ステム2の下端の膨大部16を支持し、バルブステム2
に取り付けたステムラバー即ちラバー製環状部3の周縁
部分を前記外筒4の上端周縁部により支持し、その流体
噴出弁をバルブステム2とステムラバー即ちラバー製環
状部3により形成し、前記外筒4と流体噴出弁との間
で、正立使用の時でも、倒立使用の時でも、流路を開き
得るようにするために、前記外筒4の下端部に通口11
を形成し、その上部に給液流路20を形成し、その側部
下方から上部に向けて流体噴出流路13を形成し、常時
は、流体噴出流路を流体噴出弁により閉鎖し得る流体噴
出弁機構を設け、正立使用の時には、前記外筒4の底部
の上面に内蔵した厚みを有する弾性材料によって形成さ
れたパッキング8の中央部の開口に対し前記外筒4の内
部の空間部に収容した開閉自在に作用する流路閉鎖用球
体7を働かせて、前記パッキング8の中央部の開口を流
路閉鎖用球体7により閉鎖させ得るようにし、その流路
閉鎖用球体7の着座部分となる弾性材料製パッキング8
の開口部分の上に着座した前記流路閉鎖用球体7の働き
で弾性材料製パッキング8の開口部分から給液流路20
に向けて流体が全く通過し得なくて、そのすべての噴出
用流体が、給液管12のみから給液流路20に向けて供
給され、その給液流路20から流体噴出流路13へ流体
を供給して、外部に流体を噴出し得るようにし、倒立使
用の時には、前記外筒4内の空間部に収容させた流路閉
鎖用球体7を前記外筒4の底部の上面に内蔵したパッキ
ング8の中央部の開口から離脱させて、その開口を流路
にし得るようにし、外筒側面開口部5から内部部材開口
部6を経由して前記パッキング8の中央部の開口を介し
て流体噴出流路13へ流体を供給し、外部に流体を噴出
させることを特徴にした正立使用、倒立使用の両使用可
能の流体噴出弁装置である。
【0007】
【効果】本発明は、給液流路を有する外筒4とその外筒
4に内蔵した内筒19とその内筒19の弾性部分により
支持された流体噴出弁とからなり、その流体噴出弁をバ
ルブステム2とステムラバー即ちラバー製環状部3によ
り形成し、前記外筒4と流体噴出弁との間で、正立使用
の時でも、倒立使用の時でも、流路を開くために、異な
る流路を取り得るようにしたので、正立使用の時でも、
倒立使用の時でも、流体噴出を可能とし得る効果があ
る。また、本発明は、常時は、流体噴出流路を流体噴出
弁により閉鎖し得る流体噴出弁機構を設けたので、外力
をかけない限り、流体噴出弁は作動せず、みだりに、内
容物の流体が流出するおそれはない。また、本発明は、
前記外筒4の底部の上部に位置させた比較的厚みを有す
る弾性材料製パッキング8の中央部の開口に対し前記外
筒4の内部の内筒19に設けた空間部に収容した流路閉
鎖用球体7を働かせて、前記弾性材料製パッキング8の
中央部の開口を前記流路閉鎖用球体7により開閉自在に
したので、その流路閉鎖用球体7の表面を前記パッキン
グ8の中央部の開口に接触させることにより前記パッキ
ング8の中央部の開口の閉鎖を確実にして、その部分か
らの漏れを防止し得る効果がある。特に、弾性材料製パ
ッキング8を使用して、パッキング8の適度の弾性材料
の性質を利用するとともに、パッキング8の厚さの面で
でも比較的厚みを持たせて適度の弾性を生かすことによ
り、気密性の確保を可能にし得る効果がある。また、本
発明は、正立使用の時には、前記パッキング8の中央部
の開口を流路閉鎖用球体7により閉鎖しており、前記外
筒4が有する通口11から給液流路20へ流体を供給
し、その給液流路20から流体噴出流路13へ流体を供
給し、外部に流体を噴出させるようにして、所望時に所
望量の流体を外部に噴出させることが出来る効果があ
る。また、本発明は、倒立使用の時には、前記外筒4内
の空間部に収容させた流路閉鎖用球体7を前記外筒4の
底部の上部に位置したパッキング8の中央部の開口から
離脱させて、その開口を流路にし得るようにし、外筒側
面開口部5から内部部材開口部6を経由して前記パッキ
ング8の中央部の開口を介して流体噴出流路13へ流体
を供給し、外部に流体を噴出させるようにして、所望時
に所望量の流体を外部に噴出させることが出来る効果が
ある。また、前述のように、本発明は、正立使用の時に
おいても、倒立使用の時においても、正立使用、倒立使
用の両使用可能な流体噴出弁装置として有効な利用が可
能であるなどの効果がある。また、本発明は、外筒4に
内蔵したパッキング押え構造部分21の下向きの開口部
の下に配設させたパッキング8の中央部に設けた開口
を、正立使用の時には、流路閉鎖用球体7により、それ
まで、開かれていたパッキング8の中央部に設けた開口
を流路閉鎖用球体7が閉鎖し、倒立使用の時には、流路
閉鎖用球体7が離脱して、それまで、閉鎖されていたパ
ッキング8の中央部に設けた開口を開いて、その開口を
液体が通過し得るので、正立使用の時でも倒立使用の時
でも、流体を外部に噴出させることが出来るのである
が、そのことを、より具体的に述べると、正立使用の時
に、閉鎖されていたパッキング8の中央部に設けた開口
を、倒立使用の時には開き、前記外筒側面開口部5の開
口部から流入した流体はパッキング8の中央部に設けた
開口を通過して、給液流路20から流体噴出流路13へ
流体を供給し、噴出口から外部に流体を噴出させ得る効
果がある。また、本発明の正立使用、倒立使用の両使用
可能の流体噴出弁装置は、流体噴出容器を倒立使用する
時は、流体噴出流路の球体7を介した流体噴出流路の球
体を下降させて、その球体によって閉鎖されていた流体
噴出流路を開口させることにより、流路を開き得るよう
にし、常時は、流体噴出流路を閉鎖し得るようにした流
体噴出弁機構を設けてなる正立使用、倒立使用の両使用
可能の流体噴出弁装置にしたので、流体噴出弁装置を正
立使用、倒立使用の両方の状態で容易に使用し得る効果
がある。また、本発明の正立使用、倒立使用可能の流体
噴出弁装置は、それらの外筒と流体噴出弁との間で、正
立使用の時でも、倒立使用の時でも、流路を開き得るよ
うにし、常時は、流体噴出流路を閉鎖する必要がある
が、流体噴出弁機構の部分で確実に流体噴出流路を遮断
し得る効果がある。そして、弾性材料製パッキング8の
下には、パッキング変形防止用開口円板9を位置させ
て、弾性材料製パッキング8の変形を制限して、パッキ
ング8の中央部に設けた開口と流路閉鎖用球体7との間
の隙間を確実に遮断し得る効果がある。そして、弾性材
料製パッキング8の下のパッキング変形防止用開口円板
9によりパッキングの変形防止を行ない得るとともに、
そのパッキング変形防止用開口円板9の下の開口円板支
持用突出部10により開口円板の支持を可能とし、そし
て、外筒の内部部材係止段部17と内部部材の係止段部
18との係合により、外筒4の内側に内筒19を挿入し
て、外筒側面開口部5と内部部材開口部6の開口部の連
通状態を保証し、流体噴出流路13の縦溝を確保して、
流体噴出容器を正立使用する時は、流路閉鎖用球体7と
その下方位置にある弾性材料製パッキング8を接触さ
せ、前記流路閉鎖用球体7とその下方に位置する前記弾
性材料製パッキング8との接触部分に全く隙間をつくら
ないようにして気密性を保持し得るようにし、前記弾性
材料製パッキング8と前記流路閉鎖用球体7との間で気
密性を保持し得るように接触させて、弾性材料製パッキ
ング8と前記流路閉鎖用球体7との間の隙間を確実に遮
断し、前記給液流路と前記外筒に設けた窓穴部分からな
る前記開口部5との間を連通させないで流体の移動を遮
断し得る効果がある。そして、流体噴出流路13を介し
て流体噴出弁が有する噴出孔から外部に流体を噴出させ
る給液流路の中に正立使用の時でも、倒立使用の時で
も、噴出孔から外部に流体を噴出させる給液流路を正立
使用の時と、倒立使用の時とで、異なる二つの給液流路
のうちで遮断されていない側の給液通路を求めて流体を
流し得るようにし、その途中に正立使用の時と、倒立使
用の時のいずれの時にでも、給液流路20を通過させる
ことによって、比較的簡単な構成でありながら、種々の
使い方に適応して使用し得る効果がある。特に、本発明
の正立使用、倒立使用の両使用可能な流体噴出弁装置に
より、エアゾール容器内から外部に抜け出し易い炭酸ガ
スや窒素ガスなどの気体ガスをエアゾール容器の中に出
来るかぎり内蔵させながら放散させないでエアゾール容
器を使用することにより、エアゾール容器の長期使用を
可能にし得る効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の正立使用、倒立使用の両使用
可能な流体噴出弁装置の1実施例の縦断面図である。
【図2】図2は、図1の本発明の正立使用、倒立使用の
両使用可能な流体噴出弁装置の1実施例の縦断面図のA
−Aの部分を切断して上方から見た横断面図である。
【符号の説明】
1 マウンテンキャツプ 2 バルブ
ステム 3 ラバー製環状部即ちステムラバー 4 外筒 5 外筒側面開口部 6 内部部
材開口部 7 流路閉鎖用球体 8 弾性材
料製パッキング 9 パッキング変形防止用開口円板 10 開口円
板支持用突出部 11 通口 12 給液管 13 流体噴出流路 14 弾性突
出部材 15 外筒の下向き突出部 16 バルブ
ステムの膨大部 17 外筒の内部部材係止段部 18 内部部
材の係止段部 19 内筒 20 給液流
路 21 パッキング押え構造部分 22 給液管
支持用下向き外側短筒 23 給液管支持用下向き内側短筒

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給液流路を有する外筒4とその外筒4に内
    蔵した内筒19とその内筒19の弾性部分により支持さ
    れた流体噴出弁とからなり、その流体噴出弁をバルブス
    テム2とステムラバー即ちラバー製環状部3により形成
    し、前記外筒4と流体噴出弁との間で、正立使用の時で
    も、倒立使用の時でも、流路を開くために、異なる流路
    を取り得るようにし、常時は、流体噴出流路を流体噴出
    弁により閉鎖し得る流体噴出弁機構を設け、前記外筒4
    の底部の上部に位置させた比較的厚みを有する弾性材料
    製パッキング8の中央部の開口に対し前記外筒4の内部
    の内筒19に設けた空間部に収容した流路閉鎖用球体7
    を働かせて、前記弾性材料製パッキング8の中央部の開
    口を前記流路閉鎖用球体7により開閉自在にし、正立使
    用の時には、前記パッキング8の中央部の開口を流路閉
    鎖用球体7により閉鎖しており、前記外筒4が有する通
    口11から給液流路20へ流体を供給し、その給液流路
    20から流体噴出流路13へ流体を供給し、外部に流体
    を噴出させるようにし、倒立使用の時には、前記外筒4
    内の空間部に収容させた流路閉鎖用球体7を前記外筒4
    の底部の上部に位置したパッキング8の中央部の開口か
    ら離脱させて、その開口を流路にし得るようにし、外筒
    側面開口部5から内部部材開口部6を経由して前記パッ
    キング8の中央部の開口を介して流体噴出流路13へ流
    体を供給し、外部に流体を噴出させるようにしてなる
    立使用、倒立使用の両使用可能な流体噴出弁装置。
  2. 【請求項2】給液流路を有する外筒4とその外筒4に内
    蔵した内筒19とその内筒19の上部に一体的に起立さ
    せた弾性突出部分14により支持された流体噴出弁とか
    らなり、その流体噴出弁をバルブステム2とステムラバ
    ー即ちラバー製環状部3により形成し、前記外筒4と流
    体噴出弁との間で、正立使用の時でも、倒立使用の時で
    も、流路を開き得るようにするために、前記外筒4の下
    端部に通口11を形成し、その上部に給液流路20を形
    成し、その側部下方から上部に向けて流体噴出流路13
    を形成し、常時は、流体噴出流路を流体噴出弁により閉
    鎖し得る流体噴出弁機構を設けてなり、正立使用の時に
    は、前記外筒4の底部の上面 に内蔵した厚みを有する弾
    性材料によって形成されたパッキング8の中央部の開口
    に対し前記外筒4の内部の空間部に収容した開閉自在に
    作用する流路閉鎖用球体7を働かせて、前記パッキング
    8の中央部の開口を流路閉鎖用球体7により閉鎖させ得
    るようにして前記外筒4が有する通口11から給液流路
    20へ流体を供給し、その給液流路20から流体噴出流
    路13へ流体を供給し、外部に流体を噴出させるように
    し、倒立使用の時には、前記外筒4内の空間部に収容さ
    せた流路閉鎖用球体7を前記外筒4の底部の上面に内蔵
    したパッキング8の中央部の開口から離脱させて、その
    開口を流路にし得るようにし、外筒側面開口部5から内
    部部材開口部6を経由して前記パッキング8の中央部の
    開口を介して流体噴出流路13へ流体を供給し、外部に
    流体を噴出させるようにしてなる請求項1記載の正立使
    用、倒立使用の両使用可能な流体噴出弁装置。
  3. 【請求項3】給液流路を有する外筒4とその外筒4に内
    蔵した内筒19とその内筒19の弾性部分により支持さ
    れた流体噴出弁とからなり、その流体噴出弁をバルブス
    テム2とステムラバー即ちラバー製環状部3により形成
    し、前記外筒4と流体噴出弁との間で、正立使用の時で
    も、倒立使用の時でも、流路を開き得るようにするため
    に、前記外筒4の下端部に通口11を形成し、その上部
    に給液流路20を形成し、その側部下方から上部に向け
    て流体噴出流路13を形成し、常時は、流体噴出流路を
    流体噴出弁により閉鎖し得る流体噴出弁機構を設けてな
    り、正立使用の時には、前記外筒4の底部の上面に内蔵
    した厚みを有する弾性材料によって形成されたパッキン
    グ8の中央部の開口に対し前記外筒4の内部の空間部に
    収容した開閉自在に作用する流路閉鎖用球体7を働かせ
    て、前記パッキング8の中央部の開口を流路閉鎖用球体
    7により閉鎖させ得るようにして前記外筒4が有する通
    口11から給液流路20へ流体を供給し、その給液流路
    20から流体噴出流路13へ流体を供給し、外部に流体
    を噴出させるようにし、倒立使用の時には、前記外筒4
    内の空間部に収容させた流路閉鎖用球体7を前記外筒4
    の底部の上面に内蔵したパッキング8の中央部の開口か
    ら離脱させて、その開口を流路にし得るようにし、外筒
    側面開口部5から内部部材開口部6を経由して前記パッ
    キング8の中央部の開口を介して流体噴出流路13へ流
    体を供給し、外部に流体を噴出させるようにし、前記外
    筒4に内蔵した内筒19の下端のパッキング押え構 造部
    分21の下向きの開口部の下に、その中央部を開口させ
    た弾性材料によって形成されたパッキング8を配設し、
    その中央部を開口させたパッキング8の下に、そのパッ
    キング8の変形を防ぐためのその中央部を開口させたパ
    ッキング変形防止用開口円板9を配設し、その下に前記
    外筒4の下底部に設けた前記パッキング8と前記円板9
    の両部材を支持するためのパッキンク用開口円板支持用
    突出部10を設け、それらの突出部10の間に給液流路
    20を形成し、その給液流路20と前記外筒4の内周側
    面部に設けた縦溝を連絡させて流体噴出流路13として
    なる請求項1記載の正立使用、倒立使用の両使用可能な
    流体噴出弁装置。
  4. 【請求項4】給液流路を有する外筒4とその外筒4に内
    蔵した内筒19とその内筒19の弾性部分により支持さ
    れた流体噴出弁とからなり、その流体噴出弁をバルブス
    テム2とステムラバー即ちラバー製環状部3により形成
    し、前記外筒4と流体噴出弁との間で、正立使用の時で
    も、倒立使用の時でも、流路を開き得るようにするため
    に、前記外筒4の下端部に通口11を形成し、その上部
    に給液流路20を形成し、その側部下方から上部に向け
    て流体噴出流路13を形成し、常時は、流体噴出流路を
    流体噴出弁により閉鎖し得る流体噴出弁機構を設けてな
    り、正立使用の時には、前記外筒4の底部の上面に内蔵
    した厚みを有する弾性材料によって形成されたパッキン
    グ8の中央部の開口に対し前記外筒4の内部の空間部に
    収容した開閉自在に作用する流路閉鎖用球体7を働かせ
    て、前記パッキング8の中央部の開口を流路閉鎖用球体
    7により閉鎖させ得るようにして前記外筒4が有する通
    口11から給液流路20へ流体を供給し、その給液流路
    20から流体噴出流路13へ流体を供給し、外部に流体
    を噴出させるようにし、倒立使用の時には、前記外筒4
    内の空間部に収容させた流路閉鎖用球体7を前記外筒4
    の底部の上面に内蔵したパッキング8の中央部の開口か
    ら離脱させて、その開口を流路にし得るようにし、外筒
    側面開口部5から内部部材開口部6を経由して前記パッ
    キング8の中央部の開口を介して流体噴出流路13へ流
    体を供給し、外部に流体を噴出させるようにし、前記外
    筒4に内蔵した内筒19の下端のパッキング押え構造部
    分21の下向きの開口部の下に、その中央部を開口させ
    た弾性材料によって形成されたパッキング8を配設し、
    その中央部を開口させたパッキング8の下にそのパッキ
    ング8の変形を防ぐためのドーナッツ型円板でなるパッ
    キング変形防 止用開口円板9を配設し、その下に前記外
    筒4の下底部に設けた給液流路形成用兼パッキング8お
    よびドーナッツ型円板でなるパッキング変形防止用開口
    円板9の両部材支持用突出部であるパッキング用開口円
    板支持用突出部10を設け、それらの突出部10の間の
    給液流路20と前記外筒4の内周側面部に設けた一つ或
    いは複数の縦溝を内向きに形成して連絡流路にし、その
    上部に位置する流体噴出弁機構に連絡させる流体噴出流
    路13とし、前記外筒側面開口部5と内筒開口部となる
    内部部材開口部6とを連絡させるために前記外筒側面開
    口部5の上側の外筒4の内筒係止段部となる内部部材係
    止段部17に前記内部部材開口部6の上側の内筒係止段
    部となる内部部材係止段部18を係止させて前記外筒4
    に内蔵した内筒19の下端のパッキング押え構造部分2
    1によりパッキング8を適度に押して流路閉鎖用球体7
    をパッキング8の中央部の開口に接離させ、その開口の
    開放と閉鎖を行い、正立使用の時に、流路閉鎖用球体7
    でパッキング8の開口を閉鎖し、倒立使用の時に、流路
    閉鎖用球体7がパッキング8の開口から離脱して、閉鎖
    していたパッキング8の開口を開放し得ることを特徴に
    した請求項1記載の正立使用、倒立使用の両使用可能な
    流体噴出弁装置。
  5. 【請求項5】その下方に給液管12を備えた給液流路2
    0を有する外筒4の周側面部に窓状開口部となる外筒側
    面開口部5を設け、給液流路を有する外筒4とその外筒
    4に内蔵した内筒19とその内筒19の弾性部分により
    支持された流体噴出弁とからなり、その流体噴出弁をバ
    ルブステム2とステムラバー即ちラバー製環状部3によ
    り形成し、前記外筒4と流体噴出弁との間で、正立使用
    の時でも、倒立使用の時でも、流路を開き得るようにす
    るために、前記外筒4の下端部に通口11を形成し、そ
    の上部に給液流路20を形成し、その側部下方から上部
    に向けて流体噴出流路13を形成し、常時は、流体噴出
    流路を流体噴出弁により閉鎖し得る流体噴出弁機構を設
    けてなり、前記外筒側面開口部5と重なり合う横向きの
    開口部となる前記内部部材開口部6および下向きの開口
    部を有するパッキング押え構造部分21を備えた流体噴
    出弁支持機構を有し、その上部に流体噴出弁を支持する
    弾性突出部材14を起立した内筒19を前記外筒4に内
    蔵し、その外筒4に内蔵した流路閉鎖用球体7の下方位
    置に弾性材料によって形成されたパッキング8を配設
    し、前記流体噴出弁支持機構が有する弾性突出部材14
    の上部に流 体噴出弁の開閉機構を配設し、流体噴出容器
    を正立状態で使用する時は、その下方に給液管12を備
    えた前記給液流路20とその給液流路20を有する外筒
    4の周側面部に窓状開口部となる前記外筒側面開口部5
    を有する二つの流体噴出流路の中で、外筒4に内蔵した
    流路閉鎖用球体7により弾性材料のパッキング8の開口
    を閉鎖しているが、その流体噴出流路とは異なる流体噴
    出流路であって、それらの二つの流体噴出流路の中の流
    路閉鎖用球体7を介した流路ではない流体噴出流路13
    を別の流体噴出流路とし得るようにし、バルブステム2
    が下降された時に、流体噴出弁の開口をなし得るように
    し、噴射ボタンなどの押圧する力を釈放すると、下降さ
    れたバルブステム2の下部に位置するバルブステムの膨
    大部を前記流体噴出弁支持機構が有する弾性突出部材1
    4の働きで押し上げて、流体噴出弁の閉口をなし得るよ
    うにし、流体噴出容器を倒立状態で使用する時は、流体
    噴出流路の流路閉鎖用球体7を介した流体噴出流路の流
    路閉鎖用球体7を下降させることにより、それまで、そ
    の球体7によって閉鎖されていた流体噴出流路を開口さ
    せて、その流路を開き得るようにしてなる請求項1記載
    の正立使用、倒立使用の両使用可能な流体噴出弁装置。
  6. 【請求項6】外筒4の下方に給液管12を備え、その給
    液管12を有する外筒4には、その外筒4の下端の給液
    管支持用下向き外側短筒22と給液管支持用下向き内側
    短筒23との間で給液管12を挟持し、前記外筒4の周
    側面部に窓状開口部となる外筒側面開口部5を設け、給
    液流路20を有する外筒4とその外筒4に内蔵した内筒
    19とその内筒19の上方に向けて起立した弾性突出部
    材14により、バルブステム2の下端の膨大部16を支
    持し、パルブステム2に取り付けたステムラバー即ちラ
    バー製環状部3の周縁部分を前記外筒4の上端周縁部に
    より支持し、前記給液流路20を有する外筒4とその外
    筒4に内蔵した内筒19とその内筒19の上部に一体的
    に起立させた弾性突出部分14により支持された流体噴
    出弁とからなり、その流体噴出弁をバルブステム2とス
    テムラバー即ちラバー製環状部3により形成し、前記外
    筒4と流体噴出弁との間で、正立使用の時でも、倒立使
    用の時でも、流路を開き得るようにするために、前記外
    筒4の下端部に通口11を形成し、その上部に給液流路
    20を形成し、その側部下方から上部に向けて流体噴出
    流路13を形成し、常時は、流体噴出流路を流体噴出弁
    により閉 鎖し得る流体噴出弁機構を設け、正立使用の時
    には、前記外筒4の底部の上面に内蔵した厚みを有する
    弾性材料によって形成されたパッキング8の中央部の開
    口に対し前記外筒4の内部の空間部に収容した開閉自在
    に作用する流路閉鎖用球体7を働かせて、前記パッキン
    グ8の中央部の開口を流路閉鎖用球体7により閉鎖して
    前記外筒4が有する通口11から給液流路20へ流体を
    供給し、その給液流路20から流体噴出流路13へ流体
    を供給し、外部に流体を噴出し、倒立使用の時には、前
    記外筒4内の空間部に収容させた流路閉鎖用球体7を前
    記外筒4の底部の上面に内蔵したパッキング8の中央部
    の開口から離脱させて、その開口を流路にし、外筒側面
    開口部5から内部部材開口部6を経由して前記パッキン
    グ8の中央部の開口を介して流体噴出流路13へ流体を
    供給し、外部に流体を噴出させ得る請求項1記載の正立
    使用、倒立使用の両使用可能な流体噴出弁装置。
  7. 【請求項7】流体噴出流路13を介して流体噴出弁が有
    する噴出孔から外部に流体を噴出させる給液流路の中に
    正立使用の時でも、倒立使用の時でも、噴出孔から外部
    に流体を噴出させる給液流路を正立使用の時と、倒立使
    用の時とで、異なる給液流路の選択により給液を行い、
    その途中に正立使用の時と、倒立使用の時といずれの場
    合にでも給液流路20を通過させて、さらに、給液流路
    20に接続している流体噴出流路13を介して流体噴出
    弁が有する噴出孔に流し得る給液流路20を有する外筒
    4とその外筒4に内蔵した内筒19とその内筒19の上
    部に一体的に起立させた弾性突出部分14により支持さ
    れた流体噴出弁とからなり、前記外筒4の下方に給液管
    12を備え、その給液管12を有する外筒4には、その
    外筒4の下端の給液管支持用下向き外側短筒22と給液
    管支持用下向き内側短筒23との間で給液管12を挟持
    し、前記外筒4の周側面部に窓状開口部となる外筒側面
    開口部5を設け、給液流路20を有する外筒4とその外
    筒4に内蔵した内筒19とその内筒19の上方に向けて
    起立した弾性突出部材14により、バルブステム2の下
    端の膨大部16を支持し、バルブステム2に取り付けた
    ステムラバー即ちラバー製環状部3の周縁部分を前記外
    筒4の上端周縁部により支持し、その流体噴出弁をバル
    ブステム2とステムラバー即ちラバー製環状部3により
    形成し、前記外筒4と流体噴出弁との間で、正立使用の
    時でも、倒立使用の時でも、流路を開き得るようにする
    ために、前記外筒4の下端部に通口11を形成し、 その
    上部に給液流路20を形成し、その側部下方から上部に
    向けて流体噴出流路13を形成し、常時は、流体噴出流
    路を流体噴出弁により閉鎖し得る流体噴出弁機構を設
    け、正立使用の時には、前記外筒4の底部の上面に内蔵
    した厚みを有する弾性材料によって形成されたパッキン
    グ8の中央部の開口に対し前記外筒4の内部の空間部に
    収容した開閉自在に作用する流路閉鎖用球体7を働かせ
    て、前記パッキング8の中央部の開口を流路閉鎖用球体
    7により閉鎖させ得るようにし、その流路閉鎖用球体7
    の着座部分となる弾性材料製パッキング8の開口部分の
    上に着座した前記流路閉鎖用球体7の働きで弾性材料製
    パッキング8の開口部分から給液流路20に向けて流体
    が全く通過し得なくて、そのすべての噴出用流体が、給
    液管12のみから給液流路20に向けて供給され、その
    給液流路20から流体噴出流路13へ流体を供給して、
    外部に流体を噴出し得るようにし、倒立使用の時には、
    前記外筒4内の空間部に収容させた流路閉鎖用球体7を
    前記外筒4の底部の上面に内蔵したパッキング8の中央
    部の開口から離脱させて、その開口を流路にし得るよう
    にし、外筒側面開口部5から内部部材開口部6を経由し
    て前記パッキング8の中央部の開口を介して流体噴出流
    路13へ流体を供給し、外部に流体を噴出させることを
    特徴にした請求項1記載の正立使用、倒立使用の両使用
    可能の流体噴出弁装置。
JP4350506A 1992-11-17 1992-11-17 正立使用、倒立使用の両使用可能な流体噴出弁装置 Expired - Lifetime JPH07121752B2 (ja)

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