JP2001137579A - 電子千鳥ミシン - Google Patents

電子千鳥ミシン

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JP2001137579A
JP2001137579A JP2000264752A JP2000264752A JP2001137579A JP 2001137579 A JP2001137579 A JP 2001137579A JP 2000264752 A JP2000264752 A JP 2000264752A JP 2000264752 A JP2000264752 A JP 2000264752A JP 2001137579 A JP2001137579 A JP 2001137579A
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JP
Japan
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pattern
needle
stitch
needle swing
sewing
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JP2000264752A
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Yasuhisa Yokomizo
保久 横溝
Minoru Wada
稔 和田
Yoshikatsu Hattori
好克 服部
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
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    • D05B19/12Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by control of operation of machine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法でしかも確実に針振りパターンに
続いて所定のパターンで始め又は終わり止め縫いを実行
できる電子千鳥ミシンを提供する。 【解決手段】 針振りパターンの始め又は終わりに形成
される止め縫いのために針振りパターンとは異なる止め
縫いパターン(パターン番号1〜9)が設定され、記憶
される。記憶された針振りパターンデータと止め縫いパ
ターンが読み出され、これらのデータに基づき縫い送り
量及びコンデンス送り量に関連して針振機構が駆動さ
れ、針振りパターンと止め縫いパターンに従った縫目が
形成される。止め縫いパターンを針振りパターンと異な
るパターンにすることにより生地、糸に応じた確実な止
め縫いを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針板上に出没して
布を送る布送り歯を備えた布送り装置と、主モータによ
り回転されるミシン主軸に連動して上下動される針と、
この針を布送り方向との交叉方向に針振りさせる針振り
機構とにより布に千鳥縫目を形成する電子千鳥ミシンに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の千鳥ミシンにおいては、ミシン主
軸に連動して回転する針振りカムを用いて前記針振り機
構を動作し、所定の針振りパターンを発生するようにし
ていたが、針振りパターンが多くなるとそれに応じて針
振りカムを作成しなければならず、カムの交換作業が面
倒となり、またカムの製造コストがかさむ等の問題が生
じた。このため、近年、針振りパターンをデータとして
記憶し、読み出された該針振りパターンデータに基づい
て、針振り量を制御するパルスモータ等を駆動する電子
千鳥縫いミシンが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の電子千鳥縫いミシンにおいては、針振りパター
ンを変更したり新たに作成することはミシンにおいて行
なえず、座標入力装置やパーソナルコンピュータ等を用
いたデータ作成装置により作成したり変更したりする必
要があり、データ作成装置を別途用意しなければなら
ず、即応性に劣ることになる。また、従来の電子千鳥縫
いミシンでは、縫い始め或いは縫い終りにおいて縫目の
解れを防止するための止め縫いをおこなうように、止め
縫いの開始或いは終了の針数を設定することにより、所
定の千鳥縫いのパターンの始め又は終わりに止め縫いパ
ターンを設定するようにしていた。そして、止め縫いの
開始あるいは終了の針数設定により行っていたため、止
め縫いの開始、あるいは終了する針振り位置が意図した
位置とならず、止め縫いから通常の千鳥縫い、あるいは
通常の千鳥縫いから止め縫いへの移行時に針振り位置が
ずれ、縫製品質が低下してしまうという問題があった。
さらに、止め縫いのパターンとしては針振りのパターン
を千鳥縫いパターンとは異なるパターンとすることがで
きないため、融通性に欠くことになった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単な方法でしかも確実に針振りパターン
に先んじて、又は続いて所定のパターンで始め又は終わ
り止め縫いを実行できる電子千鳥ミシンを提供すること
をその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、いずれも、主
モータにより回転させる主軸に連動して上下動される針
と、針板上に出没して布を送る布送り歯を備えた布送り
装置と、前記針を布送り方向との交叉方向に針振りさせ
る針振り機構との協働により布に縫目を形成する電子千
鳥ミシンに関するものである。
【0006】本発明は、針振りパターンのデータと針振
りパターンの始め又は終わりに形成される止め縫いパタ
ーンのデータを入力し記憶する手段と、前記針振りパタ
ーンと止め縫いパターンの各データを読み出し、読み出
された針振りパターンと止め縫いパターンのデータに従
って前記針振り機構を駆動し、針振りパターンと止め縫
いパターンに従った縫目を形成する手段とを備えること
を特徴としている。
【0007】また、本発明は、縫い送り量設定手段と、
コンデンス送り量設定手段と、針振りパターンのデータ
を入力し記憶する手段と、この針振りパターンの始め又
は終わりに形成される止め縫いのために前記針振りパタ
ーンとは異なる止め縫いパターンのデータを入力し記憶
する手段と、前記記憶された針振りパターンデータと止
め縫いパターンデータに基づき前記縫い送り量及びコン
デンス送り量に関連して前記針振機構を駆動し、縫目を
針振りパターンと止め縫いパターンに従った縫目に制御
する制御手段とを備えることも特徴としている。
【0008】いずれの発明でも、針振りパターンの始め
又は終わりに所定の止め縫いパターンを簡単に作成で
き、そのデータを読み出すことにより所定のパターンで
確実な止め縫いを行うことができる。その場合、止め縫
いパターンを針振りパターンと同一にしたり、あるいは
他のパターンにするかを選択できるようにする場合に
は、例えば、一般的な生地の場合は入力が簡単な針振り
パターンをそのまま利用したり、また生地が荒い織地の
場合には、止め縫いパターンを1針ごとの針落ち位置デ
ータで作成し、縫目が詰まった止め縫いにすることがで
きる。また、止め縫いパターンを、複数の千鳥縫目パタ
ーンから選択できるようにする場合には、例えば、針振
りパターンが2点千鳥である場合、止め縫いを3点又は
4点千鳥とすることにより簡単にピッチの詰まった確実
な止め縫いにすることができる。
【0009】更に、本発明は、針振りパターンのうち少
なくとも針振り位置データを記憶する手段と、針振りパ
ターンの始めまたは終わりに形成される止め縫いパター
ンのうち少なくとも針振り位置データを順次入力する操
作パネルと、入力された止め縫いパターンを記憶する記
憶手段と、針振りパターンと止め縫いパターンのデータ
を読み出し、主モータによる縫目形成に関連して前記針
振り機構を駆動し針振りパターンと止め縫いパターンに
従った縫目に制御する制御手段とを備えることも特徴と
している。
【0010】通常縫いデータは、XYの2次元データと
なるが、上記発明では、送り方向の送り量(Y方向)は
送り歯のピッチ設定ダイヤルで設定できるから、針振り
機構の針落ち位置(X方向)のみのデータでよく、簡単
にしかも効率よく縫目データを入力することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0012】[全体構成]図1には、本発明に係わる電子
千鳥ミシンの概観が図示されており、同図において、主
軸を回転させる主モータ1により針棒2に支持された針
3が上下動される。この針3の上下動に関連して針板4
上に布送り装置の送り歯(不図示)が出没し、それによ
り押さえ板5に押さえられた布が送られ、布送り装置と
の協働により布に縫目が形成される。布の縫い送り量は
送り目盛ダイヤル6で設定することができ、また縫い始
めあるいは終わりのときに行われる止め縫いは、コンデ
ンス目盛ダイヤル7でコンデンス送り量を設定して、そ
の設定された送り量で送り装置を駆動することにより行
われる。コンデンス送り量は、正送り量と同量の逆送り
量からゼロに設定可能であり、通常の設定量としては、
微小送り又は千鳥縫目送り量とされる。その場合、返し
縫いレバー8を操作することにより、または止め縫い時
に図示しない返し縫いソレノイドを駆動して送り量を切
り換えて返し縫いを行うことができる。なお、9は電源
スイッチであり、10は後述するように各種の設定を行
う操作パネルである。
【0013】本発明の電子千鳥ミシンには、図2に図示
されたような針振り機構が設けられ、針3を支持する針
棒2は、針振りモータ(例えば、ステッピングモータ又
はサーボモータ)11で駆動されるリンク機構12によ
り、布送り装置の布送り作用と同期させながら布送り方
向に対して直交する方向(図2の矢印の方向)に往復移
動され、それにより所定の針振りパターンの縫目を形成
することができる。針振り機構には、針振りモータ11
の回転とともに回転する遮蔽板11aを検知する原点セ
ンサ13が設けられ、針振り位置の原点が検出される。
【0014】図3には、電子千鳥ミシンの制御システム
がブロック図として示されており、ペダル指令20によ
りミシン回転制御回路21、ミシン主軸駆動回路22を
介して主モータ1が駆動され、それよりミシンの主軸が
駆動されて送り歯が、いわゆる4送り運動して、送り目
盛ダイヤル6で設定した送り量で布送りをするととも
に、針3が上下動して縫目が形成される。シンクロナイ
ザ23は、主軸位置を検出し、1針縫目を検出するとと
もに、上位置、下位置を検出し、その信号がミシン回転
制御回路21並びに針振り制御回路24に入力される。
針振り制御回路24は、針振り駆動回路25を介して針
振りモータ11を駆動し、原点センサ13の信号を受け
て針振り機構を制御する。止め縫い時は返し縫いソレノ
イド27が作動してコンデンス目盛ダイヤル7で設定し
た送り量となる。操作パネル10により、以下に説明す
るように、ミシンの制御に必要な種々のデータを設定す
ることができ、これらのデータは必要に応じて一旦メモ
リ26に格納され、これらの設定されたデータに基づ
き、また送り目盛ダイヤル6並びにコンデンス目盛ダイ
ヤル7などで設定されたデータに基づきミシンの主軸の
回転が制御され、また針振り機構が制御される。
【0015】[操作パネル]次に、図4を参照して表示パ
ネル10に配置された各種スイッチ並びに表示器につい
て説明する。
【0016】41は設定スイッチ(SW)で、設定モー
ドの切替え等の各種設定を行うためのスイッチである。
スイッチ42は、始め止め縫いを「する/しない」の設定
を行う始め止め縫いスイッチで、このスイッチを操作す
ると、始め止め縫い表示LED(発光ダイオード)42
aが点灯/消灯する。又、スイッチ43は、終わり止め
縫いを「する/しない」の設定を行う終わり止め縫いスイ
ッチで、このスイッチを操作すると、終わり止め縫い表
示LED43aが点灯/消灯する。
【0017】44は、半針(又は1針)スイッチで、ミ
シンを半針(又は1針)動作させるスイッチであり、4
5は、糸切り禁止スイッチで、ペダル後ろ踏みで止め縫
いは行うが糸切りは行わないことを指示するスイッチで
ある。このスイッチを操作すると、糸切り禁止表示LE
D45aが点灯し、糸切り禁止が有効であることを示
す。
【0018】46は、セグメント表示器48a、48
b、48cを備えた針振り表示器48の2桁目を表示す
る表示器48aの表示数値を+−させるスイッチで、L
ED42a下に「A」と表示された始め止め縫いスイッ
チ42を操作した場合は始め止め縫いの止め縫い回数の
設定を変更することができる。又、47は、針振り表示
器48の1桁目を表示する表示器48bの表示数値を+
−させるスイッチで、LED43a下に「B」と表示さ
れた終わり止め縫いスイッチ43を操作した場合、終わ
り止め縫いの止め縫い回数の設定を変更することができ
る。また、この1桁目及び2桁目の表示器48a、48
bは、LED50aないし56a及び60aの各下に
「C」と表示された各スイッチを操作した場合、針振り
巾または針数の設定を変更することができる。その他、
表示器48a、48b、48cは、LED61a下に
「D」と表示された基線スイッチ61の操作により設定
される3桁の基線位置を表示する。
【0019】49は、針振りパターン直線縫い選択スイ
ッチで、これを選択すると、直線縫い表示LED49a
が点灯し、針振りパターンとして直線縫いが選択された
ことが示される。2点千鳥スイッチ50は、針振りパタ
ーン2点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチ
を操作し、針振りパターンとして2点千鳥縫いを選択す
ると、2点千鳥表示LED50aが点灯する。又、3点
千鳥スイッチ51は、針振りパターン3点千鳥縫いを選
択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパタ
ーンとして3点千鳥縫いを選択すると、3点千鳥表示L
ED51aが点灯する。又、4点千鳥スイッチ52は、
針振りパターン4点千鳥縫いを選択するスイッチで、こ
のスイッチを操作し、針振りパターンとして4点千鳥縫
いを選択すると、4点千鳥表示LED52aが点灯す
る。
【0020】左スカラップスイッチ53は、針振りパタ
ーン左スカラップ縫いを選択するスイッチで、針振りパ
ターンとして左スカラップ縫いを選択すると、左スカラ
ップ表示LED53aが点灯する。又、右スカラップス
イッチ54は、針振りパターン右スカラップ縫いを選択
するスイッチで、針振りパターンとして右スカラップ縫
いを選択すると、右スカラップ表示LED54aが点灯
する。一方、左ブラインドステッチスイッチ55は、針
振りパターン左ブラインドステッチ縫いを選択するスイ
ッチで、針振りパターンとして左ブラインドステッチ縫
いを選択すると、左ブラインドステッチ表示LED55
aが点灯する。又、右ブラインドステッチスイッチ56
は、針振りパターン右ブラインドステッチ縫いを選択す
るスイッチで、針振りパターンとして右ブラインドステ
ッチ縫いを選択すると、右ブラインドステッチ表示LE
D56aが点灯する。又、カスタムパターンスイッチ5
7は、針振りパターンカスタムパターン縫いを選択する
スイッチで、針振りパターンとしてカスタムパターン縫
いを選択すると、カスタムパターン表示LED57aが
点灯する。
【0021】停止位置指示スイッチ58は、ペダル中立
にて針停止位置指定を行うスイッチで、左停止の場合
は、左停止指示表示LED58aが点灯し、右停止の場
合は、右停止指示表示LED58bが点灯し、任意停止
の場合は両LED58a、58bが消灯する。
【0022】詳細設定スイッチ59は、設定スイッチ4
1と組み合わせて使用され、設定スイッチ41より詳細
な設定を行う。このスイッチを操作すると、詳細設定表
示LED59aが点灯する。針数設定スイッチ60は、
スカラップ・ブラインドステッチの針数を設定する時に
使用され、針数設定時には針数設定表示LED60aが
点灯する。又、基線スイッチ61は、基線位置を変更す
る時に使用され、基線位置設定時には基線位置表示LE
D61aが点灯する。
【0023】62は、下糸カウンタリセットスイッチ
で、ミシンの下糸(針数)カウンタをリセットするため
に使用される。下糸カウンタ「+」「−」スイッチ63
は、カウンタにカウント値をセットするスイッチであ
る。このカウンタの値は、4セグメント64a〜64d
を備えた下糸カウンタ表示器64に表示される。
【0024】[針振りパターン]本発明による電子千鳥ミ
シンでは、針振りパターンとして、直線縫い、2点千
鳥、3点千鳥、4点千鳥、スカラップ、ブラインドステ
ッチ、カスタムパターンが用意されている。直線縫い
は、図5(A)に示したように、針振りを行わず、基線
位置で直線縫いを行うパターンであり、針振り巾(N
W)は0である。2点千鳥は、図5(D)に示したよう
に、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)で左、
右2点に針落ちする縫い方であり、3点千鳥は、図5
(E)に示したように、基線に準じて1針振り巾が針振
り巾(NW)の2分の1で左、中心、右の3点に針落ち
する縫い方であり、4点千鳥は、図5(F)に示したよ
うに、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)の3
分の1で左、中2点、右の4点に針落ちする縫い方であ
る。
【0025】一方、スカラップは、図5(B)に示した
ように、2つの円弧の中を12針又は24針で縫う三日
月型の模様縫いで、運針の種類で、「標準・三日月・均
等」の3種類がある。又、円弧の向きで左右のスカラッ
プがあって、左右の規定は、ミシンの懐側を右とし円弧
の頂上側が懐側にある場合、右スカラップといい、その
逆の場合を左スカラップという。ブラインドステッチ
は、図5(C)に示したように、縫い始めは、直線縫い
を行い運針針数の最終針−2針で針振り巾(NW)で針
振りを行ない、最終針−1針で再び元の位置に戻るパタ
ーンの繰り返し動作を行う縫い方である。この場合も、
針振り方向により左、右ブラインドステッチがあり、右
(左)ブラインドステッチは、直線縫いから右側(左
側)に針振りするパターンである。又、カスタムパター
ンは任意に作成されるオリジナルパターンである。
【0026】[固有データ]上述した各針振りパターンに
は、針振り巾(NW)、基線位置(NP)、基線基準位
置(NPs)、縫い始め位置(NS)、縫い終わり位置
(NE)、針数(NC)の固有データがある。
【0027】針振り巾(NW)は、各針振りパターンに
おける針振り巾を示すもので、例えば、図6(A)に示
すような、4点千鳥の場合1針巾(NWs)は、針振り
巾(NW)を3分割値とする。すなわち、NWs=NW
/3である。このとき、分割値に余りが出た場合は、針
振り巾中心位置を基準とし左右に均等となるようにす
る。NWが5.0の場合、NWs=1.6余り0.2と
なる。従って、最初の1針は1.7、2針目は1.6、
3針目は1.7となり、折り返して1.7、1.6、
1.7となる。又、例えば、スカラップの場合の針振り
巾は、模様巾であり、針振りには、針振りデータを用
い、針振りデータは、中心振り分けで規定する。パター
ンにより、24針、12針のデータを持ち、運針位置計
算は、NDnを運針データ、NDpを運針位置、NPを
基線位置として、NDp=NP+(NW×NDn/8.
2)の式に従って行う。
【0028】基線位置(NP)は、図6(B)に示した
ように、ミシン針振り機構の中心を「0」とし、ミシン
懐側を「+」(右側)、その反対側を「−」(左側)と
した針振りの振り基点位置をいい、最大針振り巾(WP
x)を超えない範囲で−5.0〜0〜+5.0の範囲で
設定される。
【0029】基線基準位置(NPs)は、針振りを、図
6(C)に示したように、「中心基準振り分け・右端基
準振り・左端基準振り」に設定可能とした場合の基線基
準位置を示すもので、初期設定は中心基準振り分けに設
定されていて、基線位置(NP)に対し、中央・右・左
に振り基準を指定する。例えば、2点千鳥において、基
線位置(NP)=0.0、針振り巾(NW)=3.0、
基線基準位置(NPs)=左、とした場合、針は、0.
0と3.0の間で針振りを行う。
【0030】縫い始め位置(NS)は、図7(A)に示
したように、糸切り後の次の縫い始め位置を「右・左」
に設定するもので、初期設定は、左縫い始めである。な
お、スカラップ、ブラインドステッチにおいて、左右が
あるが、右スカラップ、右ブラインドステッチの場合、
左縫い始めが縫い始め位置となる。
【0031】針数(NC)は、スカラップ、ブラインド
ステッチの針数で、スカラップの場合、標準は24針、
三日月も24針、均等で12針と24針であり、ブライ
ンドステッチは、3〜250針の間で設定される。初期
設定は、スカラップの場合、標準・三日月・均等ともに
24針で、ブラインドステッチは4針である。
【0032】また、針振りパターンの始め、又は終わり
に形成される止め縫いパターン(コンデンスパターンと
もいう)は、直線縫い、2点千鳥、3点千鳥、4点千
鳥、並びにカスタムパターンの各パターンに対して有効
とされる。コンデンスの回数は、縫い始めから折り返し
までを1パターンとしてパターン単位で行われ、針数1
9針以内で設定可能である。また、コンデンス時のコン
デンス送り量はコンデンス送り量設定ダイヤル7によっ
て設定される。例えば、4点千鳥の場合は、図7(B)
に示したように、6パターン可能であり、1パターンに
3針あるので、針数は18となる。
【0033】また、止め縫い(コンデンス)のオプショ
ン設定として、針振りパターンとは別のパターンで止め
縫いを行う方法と、針振り巾(NW)以内で針振り巾を
狭くし、針数を設定でき、針振り巾(NW)内の運針中
は同一方向に針振りをする方法とがある。
【0034】針振りパターンとは別の止め縫いパターン
で止め縫いを行う方法は、針振りパターンとは別に、始
め止め縫い、終わり止め縫いごとに、止め縫いパターン
(PC)、針振り巾(CW)、コンデンス回数(CC)
を設定するもので、基線位置(NP)、基線基準位置
(NPs)、縫い始め位置(NS)は針振りパターンと
同一とするものである。例えば、図7(C)に示したよ
うに、始め止め縫いパターンを4点千鳥、針振りパター
ンを2点千鳥、終わり止め縫いパターンを3点千鳥とす
る例で説明すると、始め止め縫いパターンは4点千鳥で
あり、針振り巾はCW1であり、コンデンス回数は3回
となっている。この止め縫いに続く針振りパターンは2
点千鳥であり、この場合、始め止め縫い終了後の、針振
りパターンで2−4点千鳥縫いのように必ず開始位置の
決まっていない場合には、止め縫い終了位置の近い針振
り開始点より針振りを行う。また、始め止め縫いパター
ンの終了位置と、針振りパターンの開始が一致しない場
合、止め縫い終了後、1針の間スピード制限を加える。
また、終わり止め縫いパターンは3点千鳥で、針振り巾
はCW2、コンデンス回数は4回となっている。この終
わり止め縫いでは針振りパターンから終わり止め縫いパ
ターンに移行するのに、1針必要であるためコンデンス
回数+1針をコンデンス針数とする。
【0035】止め縫いのカスタム設定として、針振り巾
(NW)以内で針振り巾を狭くし、針数を設定でき、針
振り巾(NW)内の運針中は同一方向に針振りをする方
法を以下に説明する。このカスタム設定では、始め止め
縫い、終わり止め縫いごとに、始めコンデンス詰めピッ
チ巾(CPs)、始めコンデンス詰めピッチ針数(CN
s)、終わりコンデンス詰めピッチ巾(CPe)、終わ
りコンデンス詰めピッチ針数(CNe)が設定可能で、
詰めピッチ×詰めピッチ針数>針振り巾の場合は、設定
不可とする。
【0036】止め縫いパターンが2点千鳥の場合、針振
り巾から詰めピッチ動作針振り量を引いたものを、通常
針振りとつめピッチ針振りとの、移行針振り巾(NI)
とする。移行針振り巾(NI)=針振り巾(NW)−詰
めピッチ(CP*)×詰めピッチ針数(CN*)とな
る。3点千鳥の場合は、針振り巾から詰めピッチ動作針
振り量を引いたものが、1針針振り巾(NTs)より小
さい場合、移行針振り巾(NTe)とする。3点千鳥の
場合、針振り巾から詰めピッチ動作針振り量を引いたも
のが、1針針振り巾(NWs)より大きい場合、1針針
振り巾分を差し引いた針振り巾を移行針振り巾(NI)
とし、詰めピッチ制御、移行針振り、1針針振りの順に
制御する。4点千鳥の場合も同様に、詰めピッチ巾を差
し引いた残り(NN)が1針針振り巾より大きい場合、
NNを1針針振り巾で割り余りを移行針巾(NI)と
し、商を1針針振り巾針数(NCn)とする。コンデン
ス針数は、「詰めピッチ針数と移行針数と残りパターン
針数」を引き残りの針数で、針振りパターンはこの針数
にて可能な回数とする。詰めピッチを行ったパターンも
1パターンと数える。
【0037】始め止め縫いを3パターンについて例示し
たものが図8に図示されている。
【0038】[止め縫いパターンの設定]次に、始め(終
わり)止め縫いパターンの設定方法について説明する。
【0039】図9には始め止め縫いパターンを設定する
流れが図示されている。ステップS1において、操作パ
ネル10の設定スイッチ(SW)41と詳細設定スイッ
チ59が同時にオンになっているかが判断される。同時
にオンになっている場合は、詳細設定LED59aが点
灯する(ステップS2)。ステップS3で始め止め縫い
スイッチ42がオンになっていると、始め止め縫いLE
D42aが点灯し、表示器64のセグメント64dに止
め縫いパターン番号が、また表示器48には、止め縫い
パターン番号1〜3であるときには針振り巾が表示され
る(ステップS4)。
【0040】図13には、表示器64に表示されるパタ
ーン番号とその止め縫いパターンが図示されている。パ
ターン番号「0」は、針振りパターンと同一のパターン
であることを示し、千鳥縫目の振り巾も同じパターンと
なる。パターン番号「1」〜「4」は、2点千鳥、3点
千鳥、4点千鳥、直線縫いパターンであり、パターン番
号「5」〜「9」はカスタムパターン(オリジナルパタ
ーン)で、この場合は、表示器64のセグメント64a
にパターン番号が表示され、セグメント64bにはカス
タムパターンであることを示す「C」が表示され、また
セグメント64c、64dにはステップ数(ステップ番
号ないし針数に対応)が表示される。
【0041】図9のステップS5で設定スイッチ41が
オンになっていると、その表示に対応したデータがメモ
リ26に記憶される(ステップS6)。パターンあるい
は振り巾を変更するときは、下糸カウンタ「+」「−」
スイッチ63によりパターンを変更し(ステップS7、
S8)、パターン番号が「1」〜「3」のときには、ス
イッチ46、47を用いて振り巾を変更する(ステップ
S9〜S11)。そして、変更したパターン並びに振り
巾を設定スイッチ41をオンすることによりメモリに格
納する(ステップS5、S6)。
【0042】上述したのは、始め止め縫いパターンの設
定であったが、終わり止め縫いパターンを設定する場合
には、ステップS3が終わり止め縫いスイッチ43がオ
ンになるかの判断となり、またステップS4で終わり止
め縫いLED43aが点灯するのが相違するだけで、他
は始め止め縫いパターンの設定と同様である。
【0043】図10には、止め縫いパターンの止め縫い
回数(コンデンス回数)を設定する処理の流れが図示さ
れている。設定スイッチ41がオンの場合(ステップS
21)、針振りパターン表示器64が点滅し(ステップ
S22)、止め縫いスイッチ42、43がオンの場合に
は(ステップS23)、針振りパターン表示器が点灯
し、止め縫いLED42a、43aが点滅する(ステッ
プS24)。ステップS25で、表示器64に表示され
た止め縫いパターンの番号が「0」〜「4」の場合に
は、止め縫い回数が設定できるので、ステップS27で
始め止め縫いの場合には、表示器48aに始め止め縫い
回数を、また終わり止め縫いの場合には、表示器48b
に終わり止め縫い回数をそれぞれ表示し、一方、止め縫
いパターンの番号が「0」〜「4」以外の場合には、表
示器48a、48bにそれぞれ「P」を表示する(ステ
ップS26)。
【0044】ステップS28、S29で設定スイッチ4
1がオンされた場合には、各表示されたデータが保存さ
れ、ステップS30で止め縫いLED42a、43aの
点滅が終了し、表示器48には針振り巾が表示される
(ステップS30)。また、止め縫い回数を変更する場
合は、ステップS29で設定スイッチ41をオンせず、
A「+」〜「−」スイッチ46で始め止め縫い回数を、
B「+」〜「−」スイッチ47で終わり止め縫い回数を
変更する(ステップS31、S32)。
【0045】図11には、始め止め縫いパターンがカス
タムパターン(オリジナルパターン)である場合、その
カスタムパターンを設定する流れが図示されている。カ
スタムパターンスイッチ57と始め止め縫いスイッチ4
2が操作されると(ステップS41)、始め止め縫いL
ED42aが点灯し(ステップS42)、また設定スイ
ッチ41をオンにせず(ステップS43)、下糸カウン
タスイッチ63をオンにすると(ステップS44)、表
示器64のセグメント64aにカスタム番号が、セグメ
ント64bに「C]が表示される(ステップS42)。
この表示状態が図13のカスタムパターンの欄に図示さ
れている。また、設定スイッチ41がオンであると(ス
テップS43)、表示器64のセグメント64c、64
dにステップ数(針数)が表示され(図13の備考の
欄)、また表示器48には針落ち位置データが表示され
る(ステップS45)。
【0046】設定スイッチ41がオンである場合には
(ステップS46)、各表示器64、48に表示された
ステップ数とそのステップ数での針落ちデータがメモリ
26に記憶される。設定スイッチ41がオフのときは、
順次ステップ数をインクリメントし各ステップ数での針
落ちデータを設定する。糸切り禁止スイッチ45のオン
オフに応じて、設定中のステップ数を最終ステップとし
て表示器48のセグメント48bに「E」を表示するか
(ステップS49)、あるいは設定スイッチ46を用い
て針落ちデータを変更する(ステップS50〜S5
3)。ステップS54で下糸カウンタスイッチ63がそ
のままであると判断され、ステップS46に戻るので、
設定スイッチ41をオンにすることによりそのときのス
テップ数での針落ち位置のデータがメモリ26に記憶さ
れる。
【0047】一方、ステップ数を変更する場合には、ス
テップS54で下糸カウンタスイッチ63を操作し、ス
テップ数を増数あるいは減数することにより変更する。
その変更されたステップ数は表示器64のセグメント6
4c、64dに表示される(ステップS55)。また、
そのステップ数での針落ちデータをステップS52で設
定しそのデータを表示器48に表示させることができる
(ステップS55)。
【0048】このように、ステップ数とそのステップ数
での針落ち位置のデータを設定することにより1針ごと
の針落ち位置データ、すなわち針振りパターンを形成す
ることができ、該パターンをカスタムパターンとしてメ
モリ26に記憶することができる。
【0049】また、図12のステップS61からS75
には、終わり止め縫いのカスタムパターンを設定する流
れが図示されているが、基本的に図11のステップS4
1からS55とそれぞれ同じであり、ステップS61に
おいて終わり止め縫いスイッチ43が操作される点と、
スイッチ62において終わり始め止め縫いLED62a
が点灯する点が図11のステップS41、ステップS4
2と相違し、また設定スイッチ46に代わり設定スイッ
チ47が用いられる点(ステップS70、S72)が図
11のステップS50、S52と相違する。
【0050】以上の止め縫いパターンのデータ入力をま
とめると、止め縫いパターンが「0」である場合は、針
振りパターンと同一のパターンであり、針振り巾も同じ
になり、止め縫い回数(コンデンス回数)は図10の流
れに沿って行われる。止め縫いパターンが「1」〜
「3」である場合は、それぞれ2点〜4点千鳥パターン
であり、始め止め縫いをするか、終わり止め縫いをする
かを設定して振り巾並びに止め縫い回数が図9と図10
の流れに従って設定される。また止め縫いパターンが
「4」である場合には、直線縫いになるので、針数だけ
を設定する。また止め縫いパターンが「5」〜「9」の
場合にはカスタムパターンであるので、全針分の位置デ
ータを図11と図12の流れに沿って入力する。止め縫
いパターンが針振りパターンと同じ場合の縫目の例は、
例えば、図7(B)に示した如くであり、異なる場合
は、例えば図7(C)あるいは図8の如くになる。
【0051】[全体の動作]図14には、止め縫い動作が
フローチャートとして図示されている。ステップS81
でペダル前踏と判断され、始め止め縫いスイッチ42が
オンになっていると(ステップS82)、始め止め縫い
が行われるので、始め止め縫いパターン番号をスイッチ
63を用いて設定する。パターン番号が「0」〜「9」
の判別がステップS83とS84で行われ、それぞれの
パターン番号に応じてメモリ26から始め止め縫いパタ
ーンを読み出し、読み出されたパターンに従って針3を
布送り装置の布送り作用と同期させながら布送り方向に
対して直交する方向に往復移動させ、各パターンに対応
した縫目を形成する。その場合、止め縫いパターンが
「0」である場合には、針数Nは針振りパターンと同じ
になり(ステップS85)、止め縫いパターンが「1」
〜「4」である場合には止め縫いパターンの針数に(ス
テップS86)、また止め縫いパターンが「5」〜
「9」である場合には、カスタム設定されたパターンの
針数になる(ステップS87)。そしてN針目でスピー
ド制限を行って(ステップS88)、概略ステップS1
00で図示した針振りパターン縫いに移行する。
【0052】その針振りパターン縫い終了後、ペダルが
後踏みされ(ステップS91)、終わり止め縫いスイッ
チ43がオンであると判断された場合には(ステップS
92)、ステップS93からS98に示した終わり止め
縫いパターン縫いに移行する。同様にパターン番号が
「0」〜「9」の判別がステップS93とS94で行わ
れ、それぞれのパターン番号に応じてメモリ26から終
わり止め縫いパターンを読み出し、終わり止め縫いを行
う。その場合、止め縫いパターンが「0」である場合に
は、針数Mは針振りパターンと同じになり(ステップS
95)、止め縫いパターンが「1」〜「4」である場合
には止め縫いパターンの針数に(ステップS96)、ま
た止め縫いパターンが「5」〜「9」である場合には、
カスタム設定されたパターンの針数になる(ステップS
97)。そしてM針目でスピード制限を行って(ステッ
プS98)、糸切りが可能である場合には(ステップS
99)、ステップS101で糸切りを行って動作を終了
する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、針振
りパターンの始め又は終わりに所定の止め縫いパターン
を簡単に作成でき、そのデータを読み出して所定のパタ
ーンで止め縫いを行うことができる。その場合、止め縫
いパターンを針振りパターンと異なるパターンにするこ
とにより生地、糸に応じた確実な止め縫いを実現するこ
とができる。
【0054】特に、始め又は終わり止め縫いパターンの
データを1針ごとの針振り位置データとすることができ
るので、例えば布や糸が糸抜けしやすいものであって、
生地が荒い織地である場合、止め縫いのときの数針の縫
目をピッチを詰めた縫目とすることにより確実な止め縫
いにすることができる。
【0055】また、本発明では、止め縫いパターンを千
鳥縫目パターンから選択できるので、たとえば、針振り
パターンが2点千鳥である場合、止め縫いを3点又は4
点千鳥とすることにより簡単にピッチの詰まった確実な
止め縫いにすることができる。その場合、選択される各
パターンの絵模様と対応する専用のスイッチが設けられ
るので、止め縫いパターンの選択が容易になり、ダイレ
クトな選択が可能になる。
【0056】また、本発明では、止め縫いパターンを針
振りパターンと同一にしたり、あるいは他のパターンに
するかを選択することができるので、例えば、一般的な
生地の場合は入力が簡単な針振りパターンをそのまま利
用したり、また生地が荒い織地の場合には、止め縫いデ
ータを1針ごとの針落ち位置データとして作成し、それ
をカスタムパターンとして登録し確実な止め縫いを行う
ことができる。
【0057】また、通常縫いデータはXYの2次元デー
タとなるが、本発明では、送り方向の送り量(Y方向)
は送り歯のピッチ設定ダイヤルで設定できるから、針振
り機構の針落ち位置(X方向)のみのデータでよく、簡
単にしかも効率よく縫目データを入力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子千鳥ミシンの概観を示す斜視図で
ある。
【図2】針振り機構の概略構成を示す構成図である。
【図3】電子千鳥ミシンの制御構成を示すブロック図で
ある。
【図4】操作パネルの各種スイッチ並びに表示器の配置
を示した配置図である。
【図5】各種の針振りパターンによる縫目を示した説明
図である。
【図6】針振りパターンの各種固有データを示した説明
図である。
【図7】(A)は、針振りパターンの固有データを示し
た説明図で、(B)は止め縫いパターンと針振りパター
ンが同一である場合の縫目を示した説明図、(C)は止
め縫いパターンと針振りパターンが異なる場合の縫目を
示した説明図である。
【図8】止め縫いパターンと針振りパターンが異なる場
合の縫目を示した説明図である。
【図9】始め止め縫いパターンを設定する流れを示した
フローチャート図である。
【図10】止め縫い回数を設定する流れを示したフロー
チャート図である。
【図11】始め止め縫いのカスタムパターンを設定する
流れを示したフローチャート図である。
【図12】終わり止め縫いのカスタムパターンを設定す
る流れを示したフローチャート図である。
【図13】止め縫いパターン並びにパターン番号の表示
を示した表図である。
【図14】止め縫いを行うときの動作の流れを示したフ
ローチャート図である。
【符号の説明】 2 針棒 3 針 6 送り目盛ダイヤル 7 コンデンス目盛ダイヤル 11 針振りモータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主モータにより回転させる主軸に連動し
    て上下動される針と、針板上に出没して布を送る布送り
    歯を備えた布送り装置と、前記針を布送り方向との交叉
    方向に針振りさせる針振り機構との協働により布に縫目
    を形成する電子千鳥ミシンにおいて、 針振りパターンのデータと針振りパターンの始め又は終
    わりに形成される止め縫いパターンのデータを入力し記
    憶する手段と、 前記針振りパターンと止め縫いパターンの各データを読
    み出し、読み出された針振りパターンと止め縫いパター
    ンのデータに従って前記針振り機構を駆動し、針振りパ
    ターンと止め縫いパターンに従った縫目を形成する手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子千鳥ミシン。
  2. 【請求項2】 主モータにより回転させる主軸に連動し
    て上下動される針と、針板上に出没して布を送る布送り
    歯を備えた布送り装置と、前記針を布送り方向との交叉
    方向に針振りさせる針振り機構との協働により布に縫目
    を形成する電子千鳥ミシンにおいて、 縫い送り量設定手段と、 コンデンス送り量設定手段と、 針振りパターンのデータを入力し記憶する手段と、 この針振りパターンの始め又は終わりに形成される止め
    縫いのために前記針振りパターンとは異なる止め縫いパ
    ターンのデータを入力し記憶する手段と、 前記記憶された針振りパターンデータと止め縫いパター
    ンデータに基づき前記縫い送り量及びコンデンス送り量
    に関連して前記針振機構を駆動し、縫目を針振りパター
    ンと止め縫いパターンに従った縫目に制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子千鳥ミシン。
  3. 【請求項3】 前記止め縫いパターンのデータは、1針
    ごとの針振り機構の針落ち位置データとして形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子千鳥ミシ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記止め縫いパターンは、複数の止め縫
    いパターンから選択されることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の電子千鳥ミシン。
  5. 【請求項5】 選択される各パターンには、各パターン
    の絵模様と対応する専用のスイッチが設けられているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の電子千鳥ミシン。
  6. 【請求項6】 前記止め縫いパターンを、針振りパター
    ンと同一とするか他のパターンとするかを切り換える手
    段が設けられることを特徴とする請求項1から5のいず
    れか1項に記載の電子千鳥ミシン。
  7. 【請求項7】 前記止め縫いパターンを、始め止め縫い
    パターンとするか終わり止め縫いパターンとするかを切
    り換える手段が設けられることを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれか1項に記載の電子千鳥ミシン。
  8. 【請求項8】 主モータにより回転させる主軸に連動し
    て上下動される針と、針板上に出没して布を送る布送り
    歯を備えた布送り装置と、前記針を布送り方向との交叉
    方向に針振りさせる針振り機構との協働により布に縫目
    を形成する電子千鳥ミシンにおいて、 針振りパターンのうち少なくとも針振り位置データを記
    憶する手段と、 針振りパターンの始めまたは終わりに形成される止め縫
    いパターンのうち少なくとも針振り位置データを順次入
    力する操作パネルと、 入力された止め縫いパターンを記憶する記憶手段と、 針振りパターンと止め縫いパターンのデータを読み出
    し、主モータによる縫目形成に関連して前記針振り機構
    を駆動し針振りパターンと止め縫いパターンに従った縫
    目に制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子千鳥ミシン。
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