JP4220635B2 - 電子ミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ミシン、更に詳細には、主軸を回転させる主モータにより上下動される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没して布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により布に千鳥縫目パターンを形成する電子ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の千鳥ミシンにおいて千鳥縫目を形成する場合、止め縫いパターンを含めた針振りパターンを外周上に刻んだ円形のカムを作成し、この力ムをミシンにセットするようにしている。縫目形成にしたがって主モータが回転すると、カムが回転し、力ムの凹凸をなぞることにより針振り機構の針振り量が変化され、カムの凹凸に対応した千鳥縫目が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の千鳥ミシンにおいては、新たな縫目パターンとするには新たなカムを作成することが必要であり、そのために時間とコストがかかるとともに、力ム変更作業も必要になり、多品種少量生産には対応できない、という問題があった。この問題を解決するために、針振りを予め記憶された所定の針振りパターンに従って電子的に制御し、千鳥パターンを形成する電子ミシンが提案されている。
【0004】
このような電子ミシンでは、所定の針振りパターンに従って千鳥縫い目が形成された後終わり止め縫いが開始される。しかしながら、この通常縫いから終わり止め縫いに移行するとき、針振りパターンの途中から止め縫いが開始される場合には、針振りパターンによっては、縫い目が乱れ美しい縫い目が形成されないという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、通常縫いから終わり止め縫いに移行するとき、高品質な縫い目を形成することが可能な電子ミシンを提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、主軸を回転させる主モータにより上下動される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没して布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により布に縫目を形成するとともに、この針を支持する針棒を針振りモータにより布送り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針振り機構とを備えた電子ミシンにおいて、前記布送り装置による布送りを止め縫い時の微少送り量または通常縫い時の送り量とに変更する送り変更手段と、前記送り変更手段により布送り量を通常時の送り量とし、前記主モータによる針の上下動と前記針振り機構による針振りにより所定の針振りパターンに従って該針振りパターンの縫い目を形成する通常縫い手段と、前記送り変更手段により布送り量を止め縫い時の送り量とし、前記主モータによる針の上下動と前記針振り機構による針振りにより所定の止め縫いパターンで止め縫いを形成する止め縫い手段と、通常縫いから終わり止め縫いに移行するとき、前記止め縫い手段による止め縫いを前記所定の針振りパターンの折り返し針位置に到達後に開始させる手段とを備える構成を採用した。
【0007】
このような構成では、通常縫いから終わり止め縫いに移行するとき、前記所定の針振りパターンの折り返し位置にて終わり止め縫いに移行するので、パターンの乱れが少なくなり美しい縫目が形成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0009】
[全体構成]
図1には、本発明に係わる電子ミシンの概観が図示されており、同図において、主軸を回転させる主モータ1により針棒2に支持された針3が上下動される。この針3の上下動に関連して針板4上に布送り装置の送り歯(不図示)が出没し、それにより押さえ板5に押さえられた布が送られ、布送り装置との協働により布に縫目が形成される。布の縫い送り量は送り目盛ダイヤル6で設定することができ、また縫い始めあるいは終わりのときに行われる止め縫いは、コンデンス目盛ダイヤル7でコンデンス送り量を設定して、その設定された送り量で送り装置を駆動することにより行われる。コンデンス送り量は、正送り量と同量の逆送り量からゼロに設定可能であり、通常の設定量としては、微少送り又は千鳥縫目送り量とされる。その場合、返し縫いレバー8を操作することにより、または止め縫い時に図示しない返し縫いソレノイドを駆動して送り量を切り換えて返し縫いを行うことができる。なお、9は電源スイッチであり、10は後述するように各種の設定を行う操作パネルである。
【0010】
本発明の電子ミシンには、図2に図示されたような針振り機構が設けられ、針3を支持する針棒2は、針振りモータ(例えば、ステッピングモータ又はサーボモータ)11を一方向あるいは逆方向に作動することにより駆動されるリンク機構12により、布送り装置の布送り作用と同期させながら布送り方向に対して直交する方向(図2の矢印の方向)に往復移動され、それにより所定の針振りパターンの縫目を形成することができる。針振り機構には、針振りモータ11の回転とともに回転する遮蔽板11aを検知する原点センサ13が設けられ、針振り位置の原点が検出される。
【0011】
図3には、電子ミシンの制御システムがブロック図として示されており、ペダル指令20によりミシン回転制御回路21、ミシン主軸駆動回路22を介して主モータ1が駆動され、それよりミシンの主軸が駆動されて送り歯が、いわゆる4送り運動して、送り目盛ダイヤル6で周知の機械的送り設定手段(図示せず)を操作して設定した送り量で布送りをするとともに、針3が上下動して縫目が形成される。シンクロナイザ23は、主軸位置を検出し、1針縫目を検出するとともに、上位置、下位置を検出し、その信号がミシン回転制御回路21並びに針振り制御回路24に入力される。針振り制御回路24は、針振り駆動回路25を介して針振りモータ11を駆動し、原点センサ13の信号を受けて針振り機構を制御する。止め縫い時は返し縫いソレノイド27(送り量変更手段)が作動してコンデンス目盛ダイヤル7で周知の機械的送り設定手段(図示せず)を操作して設定した送り量となる。持操作パネル10により、以下に説明するように、ミシンの制御に必要な種々のデータを設定することができ、これらのデータは必要に応じて一旦メモリ26に格納され、これらの設定されたデータに基づき、また送り目盛ダイヤル6並びにコンデンス目盛ダイヤル7などを操作して設定された送り量に従ってミシンの主軸の回転が制御され、布が送られ、また針振り機構が制御される。
【0012】
[操作パネル]
次に、図4を参照して表示パネル10に配置された各種スイッチ並びに表示器について説明する。
【0013】
41は設定スイッチ(SW)で、各種設定を行うためのスイッチである。スイッチ42は、始め止め縫いを「する/しない」の設定を行う始め止め縫いスイッチで、このスイッチを操作すると、始め止め縫い表示LED(発光ダイオード)42aが点灯/消灯する。又、スイッチ43は、終わり止め縫いを「する/しない」の設定を行う終わり止め縫いスイッチで、このスイッチを操作すると、終わり止め縫い表示LED43aが点灯/消灯する。
【0014】
44は、半針(又は1針)スイッチで、ミシンを半針(又は1針)動作させるスイッチであり、45は、糸切り禁止スイッチで、ペダル後ろ踏みで止め縫いは行うが糸切りは行わないことを指示するスイッチである。このスイッチを操作すると、糸切り禁止表示LED45aが点灯し、糸切り禁止が有効であることを示す。
【0015】
46は、セグメント表示器48a、48b、48cを備えた針振り表示器48の「A」の桁を表示する表示器48aの表示を+−させるスイッチで、それを操作することにより、表示器48aの設定を変更することができる。又、47は、針振り表示器48の「B」の桁を表示する表示器48bの表示を+−させるスイッチで、それを操作することにより、表示器48bの設定を変更することができる。この針振り表示器48により針振り巾、針数、基線位置等を表示することができる。
【0016】
49は、針振りパターン直線縫い選択スイッチで、これを選択すると、直線縫い表示LED49aが点灯し、針振りパターンとして直線縫いが選択されたことが示される。2点千鳥スイッチ50は、針振りパターン2点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパターンとして2点千鳥縫いを選択すると、2点千鳥表示LED50aが点灯する。又、3点千鳥スイッチ51は、針振りパターン3点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパターンとして3点千鳥縫いを選択すると、3点千鳥表示LED51aが点灯する。又、4点千鳥スイッチ52は、針振りパターン4点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパターンとして4点千鳥縫いを選択すると、4点千鳥表示LED52aが点灯する。
【0017】
左スカラップスイッチ53は、針振りパターン左スカラップ縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとして左スカラップ縫いを選択すると、左スカラップ表示LED53aが点灯する。又、右スカラップスイッチ54は、針振りパターン右スカラップ縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとして右スカラップ縫いを選択すると、右スカラップ表示LED54aが点灯する。一方、左ブラインドステッチスイッチ55は、針振りパターン左ブラインドステッチ縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとして左ブラインドステッチ縫いを選択すると、左ブラインドステッチ表示LED55aが点灯する。又、右ブラインドステッチスイッチ56は、針振りパターン右ブラインドステッチ縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとして右ブラインドステッチ縫いを選択すると、右ブラインドステッチ表示LED56aが点灯する。又、カスタムパターンスイッチ57は、針振りパターンカスタムパターン縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとしてカスタムパターン縫いを選択すると、カスタムパターン表示LED57aが点灯する。
【0018】
停止位置指示スイッチ58は、ペダル中立にて針停止位置指定を行うスイッチで、左停止の場合は、左停止指示表示LED58aが点灯し、右停止の場合は、右停止指示表示LED58bが点灯し、任意停止の場合は両LED58a、58bが消灯する。
【0019】
詳細設定スイッチ59は、設定スイッチ41と組み合わせて使用され、設定スイッチ41より詳細な設定を行う。このスイッチを操作すると、詳細設定表示LED59aが点灯する。針数設定スイッチ60は、スカラップ・ブラインドステッチの針数を設定する時に使用され、針数設定時には針数設定表示LED60aが点灯する。又、基線スイッチ61は、基線位置を変更する時に使用され、基線位置設定時には基線位置表示LED61aが点灯する。
【0020】
62は、下糸カウンタリセットスイッチで、ミシンの下糸(針数)カウンタをリセットするために使用される。下糸カウンタ「+」「−」スイッチ63は、カウンタにカウント値をセットするスイッチである。このカウンタの値は、4セグメント64a〜64dを備えた下糸カウンタ表示器64に表示される。
【0021】
[針振りパターン]
本発明による電子ミシンでは、針振りパターンとして、直線縫い、2点千鳥、3点千鳥、4点千鳥、スカラップ、ブラインドステッチ、カスタムパターンが用意されている。直線縫いは、図5(A)に示したように、針振りを行わず、基線位置で直線縫いを行うパターンであり、針振り巾(NW)は0である。2点千鳥は、図5(D)に示したように、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)で左、右2点に針落ちする縫い方であり、3点千鳥は、図5(E)に示したように、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)の2分の1で左、中心、右の3点に針落ちする縫い方であり、4点千鳥は、図5(F)に示したように、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)の3分の1で左、中2点、右の4点に針落ちする縫い方である。
【0022】
一方、スカラップは、図5(B)に示したように、2つの円弧の中を12針又は24針で縫う三日月型の模様縫いで、運針の種類で、「標準・三日月・均等」の3種類がある。又、円弧の向きで左右のスカラップがあって、左右の規定は、ミシンの懐側を右とし円弧の頂上側が懐側にある場合、右スカラップといい、その逆の場合を左スカラップという。ブラインドステッチは、図5(C)に示したように、縫い始めは、直線縫いを行い運針針数の最終針−2針で針振り巾(NW)で針振りを行ない、最終針−1針で再び元の位置に戻るパターンの繰り返し動作を行う縫い方である。この場合も、針振り方向により左、右ブラインドステッチがあり、右(左)ブラインドステッチは、直線縫いから右側(左側)に針振りするパターンである。又、カスタムパターンは任意に作成されるオリジナルパターンである。
【0023】
[固有データ]
上述した各針振りパターンには、針振り巾(NW)、基線位置(NP)、基線基準位置(NPs)、縫い始め位置(NS)、縫い終わり位置(NE)、針数(NC)の固有データがある。
【0024】
針振り巾(NW)は、各針振りパターンにおける針振り巾を示すもので、例えば、図6(A)に示すような、4点千鳥の場合1針巾(NWs)は、針振り巾(NW)を3分割値とする。すなわち、NWs=NW/3である。このとき、分割値に余りが出た場合は、針振り巾中心位置を基準とし左右に均等となるようにする。NWが5.0の場合、NWs=1.6余り0.2となる。従って、最初の1針は1.7、2針目は1.6、3針目は1.7となり、折り返して1.7、1.6、1.7となる。又、例えば、スカラップの場合の針振り巾は、模様巾であり、針振りには、針振りデータを用い、針振りデータは、中心振り分けで規定する。パターンにより、24針、12針のデータを持ち、運針位置計算は、NDnを運針データ、NDpを運針位置、NPを基線位置として、NDp=NP+(NW×NDn/8.2)の式に従って行う。
【0025】
基線位置(NP)は、図6(B)に示したように、ミシン針振り機構の中心を「0」とし、ミシン懐側を「+」(右側)、その反対側を「−」(左側)とした針振りの振り基点位置をいい、最大針振り巾(WPx)を超えない範囲で−5.0〜0〜+5.0の範囲で設定される。
【0026】
基線基準位置(NPs)は、針振りを、図6(C)に示したように、「中心基準振り分け・右端基準振り・左端基準振り」に設定可能とした場合の基線基準位置を示すもので、初期設定は中心基準振り分けに設定されていて、基線位置(NP)に対し、中央・右・左に振り基準を指定する。例えば、2点千鳥において、基線位置(NP)=0.0、針振り巾(NW)=3.0、基線基準位置(NPs)=左、とした場合、針は、0.0と3.0の間で針振りを行う。
【0027】
縫い始め位置(NS)は、図7(A)に示したように、糸切り後の次の縫い始め位置を「右・左」に設定するもので、初期設定は、左縫い始めである。なお、スカラップ、ブラインドステッチにおいて、左右があるが、右スカラップ、右ブラインドステッチの場合、左縫い始めが縫い始め位置となる。
【0028】
針数(NC)は、スカラップ、ブラインドステッチの針数で、スカラップの場合、標準は24針、三日月も24針、均等で12針と24針であり、ブラインドステッチは、3〜250針の間で設定される。初期設定は、スカラップの場合、標準・三日月・均等ともに24針で、ブラインドステッチは4針である。
【0029】
また、針振りパターンの始め、又は終わりに止め縫いを行うことにより形成される止め縫いパターン(コンデンスパターンともいう)は、直線縫い、2点千鳥、3点千鳥、4点千鳥、並びにカスタムパターンの各パターンに対して有効とされる。コンデンスの回数は、縫い始めから折り返しまでを1パターンとしてパターン単位で行われ、針数19針以内で設定可能である。また、コンデンス時のコンデンス送り量はコンデンス送り量設定ダイヤル7によって設定される。例えば、4点千鳥の場合は、図7(B)に示したように、6パターン可能であり、1パターンに3針あるので、針数は18となる。
【0030】
また、止め縫い(コンデンス)のオプション設定として、針振りパターンとは別のパターンで止め縫いを行う方法と、針振り巾(NW)以内で針振り巾を狭くし、針数を設定でき、針振り巾(NW)内の運針中は同一方向に針振りをする方法とがある。
【0031】
針振りパターンとは別の止め縫いパターンで止め縫いを行う方法は、針振りパターンとは別に、始め止め縫い、終わり止め縫いごとに、止め縫いパターン(PC)、針振り巾(CW)、コンデンス回数(CC)を設定するもので、基線位置(NP)、基線基準位置(NPs)、縫い始め位置(NS)は針振りパターンと同一とするものである。例えば、図7(C)に示したように、始め止め縫いパターンを4点千鳥、針振りパターンを2点千鳥、終わり止め縫いパターンを3点千鳥とする例で説明すると、始め止め縫いパターンは4点千鳥であり、針振り巾はCW1であり、コンデンス回数は3回となっている。この止め縫いに続く針振りパターンは2点千鳥であり、この場合、始め止め縫い終了後の、針振りパターンで2−4点千鳥縫いのように必ず開始位置の決まっていない場合には、止め縫い終了位置の近い針振り開始点より針振りを行う。また、始め止め縫いパターンの終了位置と、針振りパターンの開始が一致しない場合、止め縫い終了後、1針の間スピード制限を加える。また、終わり止め縫いパターンは3点千鳥で、針振り巾はCW2、コンデンス回数は4回となっている。この終わり止め縫いでは針振りパターンから終わり止め縫いパターンに移行するのに、1針必要であるためコンデンス回数+1針をコンデンス針数とする。
【0032】
[終わり止め縫い時の制御]
通常針振りパターンで縫いが行われ、続いて終わり止め縫いが行われる場合、針振りパターンの途中から止め縫いが開始される場合には、針振りパターンによっては、縫い目が乱れることがあるので、止め縫いを開始する位置を針振りパターンの折り返し針位置から開始させるようにする。この制御の流れが図8に図示されている。
【0033】
同図において、終わり止め縫いスイッチ43がオンにされていない場合には(ステップS110の否定)、通常制御に移行し(ステップS111)、その後、前記返し縫いソレノイド27(送り量変更手段)を不作動として前記送り目盛りダイヤル6で機械的送り設定手段を操作して設定された通常の布送り量で布を送り、前記主モータ1による針の上下動と前記針振り機構による針振りにより通常の針振りパターンに従って縫い目を形成する通常縫い手段による通常の制御が行われる。
【0034】
また、前記終わり止め縫いスイッチ43がオンにされている場合には、通常針振りパターンの縫いに続いて終わり止め縫いが行われるので、ミシン糸切り指令を待って(ステップS112)、終わり止め縫いに入る。このとき、ステップS113で終わり止め縫いの開始を許可する位置が設定されているかを判断する。この設定は、例えば、図4の操作パネルの設定スイッチ41と詳細設定スイッチ59を同時に操作して、次に3点千鳥スイッチ51を操作して表示器48にON、OFFを表示しスイッチ46、47でON、OFFに切り替えることにより行われる。ONに切り替えられた場合は、終わり止め縫い開始許可位置が設定されたことになる。
【0035】
通常、この終わり止め縫い開始許可位置は、図9(A)に図示したように、通常針振りパターンの折り返し針位置Pに設定される。従って、ステップS114でこの止め縫い開始許可位置Pにくるのを待って終わり止め縫いを開始する。例えば、図9(A)に示したように、通常針振りパターンの縫いがP’の位置で終わっても、この位置から終わり止め縫いを行うのではなく、針振りパターンの折り返し針位置Pに到達後に終わり止め縫いを開始するように制御する。
【0036】
このとき、図9(A)に示したように、終わり止め縫いパターンが通常針振りパターンと同一である場合には(ステップS115の肯定)、すぐ前記返し縫いソレノイド27(送り量変更手段)を作動させ、コンデンス目盛りダイヤル7で設定された止め縫い時の送り量で布を送り、前記主モータ1による針の上下動と前記針振り機構による針振りにより所定の止め縫いパターンに従って縫い目を形成する終わり止め縫い手段による終わり止め縫い制御が行われる(ステップS120)。そして、終わり止め縫いパターンの縫い目を形成して止め縫いを終了し(ステップS121)、糸切りを行う(ステップS122)。
【0037】
一方、ステップS115で終わり止め縫いパターンが通常針振りパターンと同一でないと判断された場合、すなわち、前記針振りパターンの最終の折り返し針位置が、針振り方向において前記終わり止め縫いパターンの左右何れの針振り開始位置とも異なる場合は、ステップS116で止め縫い開始位置を予め定められた左開始位置あるいは右開始位置(デフォルト値)にするか、あるいは先行した通常針振りパターンの折り返し針位置Pに従ってPに近い方の開始位置にするかのいずれの設定になっているかが判断される。この設定は、例えば、設定スイッチ41と詳細設定スイッチ59を同時に操作して、次に4点千鳥スイッチ52を操作して表示器48に「n」又は「h」を表示しスイッチ46、47で「n」、「h」に切り替えることにより行われる。「n」に切り替えられた場合は、通常針振りパターンの折り返し針位置Pに従ってPに近い方の開始位置にする指令となり、一方「h」に切り替えられると、止め縫い開始位置がデフォルト値になる。
【0038】
ステップS116で、止め縫い開始位置が指定されていない場合には、予め決められた止め縫い開始針位置まで移行し、返し縫いソレノイド27を作動させて止め縫い制御を開始し(ステップS120)、終わり止め縫いパターンの縫い目を形成して止め縫いを終了し(ステップS121)、糸切りを行う(ステップS122)。
【0039】
一方、針振りパターンの折り返し針位置Pに近い方の開始位置にする設定となっている場合には、ステップS117に移行して、止め縫いを右位置あるいは左位置から開始するかを決めるために、止め縫い許可開始位置Pと終わり止め縫い右開始位置Pr並びに左開始位置Pl間の距離S、Tを計算する。図9(B)のP1のように止め縫い許可位置が針振りパターンの右折り返し位置である場合は、S<Tとなり(ステップS119の否定)、終わり止め縫い右開始位置Qrに移動し(ステップS123)、また、止め縫い許可位置が図9(B)のP2のように針振りパターンの左折り返し位置である場合は、S>Tとなり(ステップS119の肯定)、図9(B)で一点鎖線で示したように、終わり止め縫い左開始位置Qlに移動する(ステップS118)。
【0040】
このように、両パターンが相違する場合には、折り返し針位置Pが右あるいは左にあるかに従って、終わり止め縫いをPに近い開始位置から開始する(ステップS120)。その後、止め縫いパターンの縫い目を形成して止め縫いを終了し(ステップS121)、糸切りを行う(ステップS122)。
【0041】
なお、ステップS113並びにステップS114における設定ないし指令は、上述したような複数のスイッチで行うのでなく、それ専用のスイッチを操作パネル10に設けるようにしてもよいことはもちろんである。
【0042】
また、前記実施形態では送り変更手段として、ソレノイドを用いて送り量を切り換えるように構成しているが、ソレノイドの代わりにモータを使用して送り量を任意に変更できるように構成してもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、通常縫いから終わり止め縫いに移行するとき、止め縫いを通常縫いの針振りパターンの折り返し針位置から開始させるようにしているので、通常の針振りパターンと終わり止め縫いパターン間の乱れが少なくなり、高品質で美観に優れた縫い目が形成される、という優れた効果が得られる。
【0044】
更に、本発明では、止め縫いを針振りパターンの折り返し針位置から開始させる場合、先行する針振りパターンと止め縫いパターンが異なる場合でも、折り返し針位置に近い位置から、終わり止め縫いを開始するようにしているので、通常の針振りパターンと終わり止め縫いパターン間の乱れを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子ミシンの概観を示す斜視図である。
【図2】針振り機構の概略構成を示す構成図である。
【図3】電子ミシンの制御構成を示すブロック図である。
【図4】操作パネルの各種スイッチ並びに表示器の配置を示した配置図である。
【図5】各種の針振りパターンによる縫目を示した説明図である。
【図6】針振りパターンの各種固有データを示した説明図である。
【図7】(A)は、針振りパターンの固有データを示した説明図で、(B)は止め縫いパターンと針振りパターンが同一である場合の縫目を示した説明図、(C)は止め縫いパターンと針振りパターンが異なる場合の縫目を示した説明図である。
【図8】終わり止め縫い開始許可位置を設定して止め縫いを行うときの制御の流れを示したフローチャート図である。
【図9】終わり止め縫い開始許可位置を設定して止め縫いを行うときの縫い目の形成を示した説明図である。
【符号の説明】
2 針棒
3 針
6 送り目盛ダイヤル
7 コンデンス目盛ダイヤル
11 針振りモータ

Claims (2)

  1. 主軸を回転させる主モータにより上下動される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没して布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により布に縫目を形成するとともに、この針を支持する針棒を針振りモータにより布送り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針振り機構とを備えた電子ミシンにおいて、
    前記布送り装置による布送りを止め縫い時の微少送り量または通常縫い時の送り量とに変更する送り変更手段と、
    前記送り変更手段により布送り量を通常時の送り量とし、前記主モータによる針の上下動と前記針振り機構による針振りにより所定の針振りパターンに従って該針振りパターンの縫い目を形成する通常縫い手段と、
    前記送り変更手段により布送り量を止め縫い時の送り量とし、前記主モータによる針の上下動と前記針振り機構による針振りにより所定の止め縫いパターンで止め縫いを形成する止め縫い手段と、
    通常縫いから終わり止め縫いに移行するとき、前記止め縫い手段による止め縫いを前記所定の針振りパターンの折り返し針位置に到達後に開始させる手段とを備えたことを特徴とする電子ミシン。
  2. 通常縫いの針振りパターンと止め縫いパターンが同じパターンでないときは、終わり止め縫いを開始する直前の前記折り返し針位置に近い方の終わり止め縫いパターンの針振り開始位置から終わり止め縫いを開始する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子ミシン。
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