JP2000237477A - ボタン孔かがり縫いミシン - Google Patents

ボタン孔かがり縫いミシン

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JP2000237477A
JP2000237477A JP11044774A JP4477499A JP2000237477A JP 2000237477 A JP2000237477 A JP 2000237477A JP 11044774 A JP11044774 A JP 11044774A JP 4477499 A JP4477499 A JP 4477499A JP 2000237477 A JP2000237477 A JP 2000237477A
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JP
Japan
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key
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tacking
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JP11044774A
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Toshiaki Kasuga
俊明 春日
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性よくデータ入力が行えると共に、所定
のデータ項目の選択を分りやすく間違いなく行うことが
出来るボタン孔かがり縫いミシンを提供する。 【解決手段】 左右側縫い部と上下閂止め部からなるボ
タン孔かがり縫目を形成するボタン孔かがり縫いミシン
1において、前記縫目を形成するために必要なデータ項
目のデータ値を入力するデータ値入力操作部143と、
データ値が入力されるデータ項目として左側縫い部糸張
力データと右側縫い部糸張力データとを区別して直接指
定する側縫い部糸調子キー145Aと、上閂止め部糸張
力データと下閂止め部糸張力データとを区別して直接指
定する閂止め部糸調子キー145Bと、前記キー145
Aと前記キー145Bにより、前記4つのデータのいず
れかが指定されると、左側縫い部、右側縫い部、上閂止
め部、および下閂止め部それぞれを模式的に図形表示す
るデータ項目表示部142Aとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気的な制御に
より、左右の側縫い部および上下の閂止め部からなるボ
タン孔かがり縫目を形成する、ボタン孔かがり縫いミシ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】電気的な制御により、ボタン孔かがり縫
目を形成するボタン孔かがり縫いミシンは、従来公知の
技術である。このようなボタン孔かがり縫いミシンは、
操作パネルを操作して入力された複数種類のデータに基
づき、糸の張力や針落ち位置が電気的に制御されて、所
望の形状や大きさのボタン孔かがり縫目を形成するよう
に構成されている。
【0003】従来のボタン孔かがり縫いミシンの操作パ
ネル200は、図21に示すように、データ値を入力す
るデータ値入力操作部(マイナスキー203、プラスキ
ー204)、データ値を表示する7セグメント表示器な
どのデータ値表示部202、入力するデータ項目を変更
するデータ項目選択操作部(ダウンキー205、アップ
キー206)、選択されたデータ項目を表示する7セグ
メント表示器などのデータ項目表示部201等を備えて
いる。そして、データ項目選択操作部を操作すること
で、複数種類のデータ項目のうち1つのデータ項目を選
択し、その後、データ値入力操作部を操作してデータ値
を入力する。
【0004】上記複数のデータ項目には通し番号(デー
タナンバー)が割り当てられており、データ項目表示部
201はこのデータナンバーを表示することで選択され
たデータ項目を示すようになっている。そして、このよ
うな従来のボタン孔かがり縫いミシンの操作パネル20
0では、所定のデータ項目にデータ値の入力を行いたい
場合、先ず、アップキー206とダウンキー205を適
宜操作して、データ項目表示部201に表示されるデー
タナンバーを1つずつ変更することにより、所望のデー
タ項目に対応するデータナンバーをデータ項目表示部2
01に表示させ、その状態で、データ値の入力が可能と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、複数種類あるデータ項目の中には変更頻度の高い項
目と低い項目とがあり、変更頻度の高いデータ項目を選
択するたびに、つまりデータ項目表示部201に表示さ
せるたびに、いちいちアップキー206とダウンキー2
05を何度も操作しなければならず、非常に操作性が悪
いものであった。
【0006】また、上記従来のボタン孔かがり縫いミシ
ンの操作パネル200では、データ項目がデータナンバ
ーにより表されるので、データ入力時、オペレータはど
のデータナンバーがどのデータ項目を表しているのかを
マニュアル等を参照して確かめる必要があり、データ入
力の作業性が悪かった。また、データ項目がデータナン
バーにより表されるので、所望のデータ値を間違ったデ
ータ項目に入力してしまうと云う操作ミスが生じ易かっ
た。そのため、データ入力を行った後は、試し縫いを何
度も行って、間違ったデータ入力が行われていないか確
かめる必要があった。
【0007】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、操作性よくデータ入力が行えると共に、所定のデ
ータ項目の選択を分りやすく間違いなく行うことが出来
るボタン孔かがり縫いミシンを提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の発明は、電気的な制御に
より、左右の側縫い部および上下の閂止め部からなるボ
タン孔かがり縫目を形成する制御手段を有するボタン孔
かがり縫いミシンにおいて、前記左右の側縫い部および
上下の閂止め部に縫い目を形成するために必要なデータ
項目のデータ値を入力するデータ値入力操作部と、前記
データ値入力操作部によりデータ値が入力される所定の
データ項目の設定部位を左側縫い部、右側縫い部、上閂
止め部、および下閂止め部からなる縫製部位から各別に
指定可能なデータ項目設定部位指定操作部と、少なくと
も上下の横列および左右の縦列を有する複数の表示素子
により構成され、数字を表示するデータ項目図形表示手
段とを備え、前記制御手段は、前記データ項目設定部位
指定操作部により指定された部位に応じて、前記データ
項目図形表示手段の前記表示素子を選択的に点灯表示さ
せることを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、データ項
目設定部位指定操作部を操作することで、データ値入力
操作部によりデータ値が入力されるデータ項目として左
側縫い部、右側縫い部、上閂止め部、および下閂止め部
から各別に直接指定できるので、従来のアップキーとダ
ウンキーとを何回も操作して選択する処理に較べて、操
作性が顕著に向上する。また、データ項目設定部位指定
操作部によって部位が指定されると、制御手段の制御の
下、データ項目図形表示手段の表示素子により、指定さ
れた部位に応じて選択的に点灯表示されることから、指
定したデータ項目が、左右の側縫い部や上下の閂止め部
に関する項目であることが容易に識別でき、それによっ
て、従来のデータナンバーのみでデータ項目を表してい
たのに較べて、目的とするデータ項目が選択されている
ことを視覚的に把握できる。また、間違えたデータ項目
が表されていれば容易に気づくことができ、結果的に、
間違えたデータ項目にデータ値を入力してしまうといっ
たミスを防ぐことが出来る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のボタン孔かがり縫いミシンにおいて、前記データ項目
設定部位指定操作部により左側縫い部あるいは右側縫い
部が指定されたときに、前記データ値入力操作部により
データ値が入力される所定のデータ項目が、糸調子デー
タ、かがり幅データ、平行部ピッチデータの何れかであ
ることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、データ項
目設定部位指定操作部により、左右の側縫い部の糸調子
データ、かがり幅データ、平行部ピッチデータの何れか
を、直接指定できるようになり、これらのデータを指定
する際の操作性が向上する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のボタン孔かがり縫いミシンにおいて、前記デ
ータ項目設定部位指定操作部により上閂止め部あるいは
下閂止め部が指定されたときに、前記データ値入力操作
部によりデータ値が入力される所定のデータ項目が、糸
調子データ、閂止め長さデータ、閂止め部ピッチデータ
の何れかであることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、データ項
目設定部位指定操作部により、上下の閂止め部の糸調子
データ、閂止め長さデータ、閂止め部ピッチデータの何
れかを直接指定できるようになり、これらのデータを指
定する際の操作性が向上する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のボタン孔かがり縫いミシンにおいて、前記データ項目
図形表示手段が7セグメント数字表示器であることを特
徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、データ項
目図形表示手段の7セグメント数字表示器を利用して、
左右の側縫い部、上下の閂止め部が指定されていること
を表示できる。具体的には、たとえば、2桁のセグメン
ト表示器の場合、左側縫い部であれば、2桁の7セグメ
ントのうちの左方のセグメントの一部あるいは全てを点
灯させ、上閂止め部であれば、2つの7セグメント両方
の上部分の一部あるいは全てを点灯させる、といった方
法でもよい。要は、これら左側縫い部、右側縫い部、上
閂止め部、および下閂止め部それぞれであることが、オ
ペレータに直感的に分かるような表示になっていればよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図22の図面を参照しながら説明する。図
1は、この発明の実施の形態のボタン孔かがり縫いミシ
ン1の概観を示す斜視図、図2は、ボタン孔かがり縫い
ミシン1の布送りと針の昇降機構を主に示す透視図、図
3は、ボタン孔かがり縫いミシン1の針の昇降機構と針
振り機構を主に示す透視図である。
【0017】この実施の形態のボタン孔かがり縫いミシ
ン1は、昇降動作と左右への針振り動作を行うミシン針
9、布(被縫製物)を押さえる布押さえ15、下側で布
を保持すると共に布送り方向に前後動する布保持板1
4、布押さえ15の上側で上糸を切断する上糸切り鋏み
80、布を切断してボタン孔を形成する布切りメス1
6、上糸の張力を調節する糸調子19、各設定データ等
の入力を行う設定入力手段としての操作パネル140
(図4)、並びに、該ボタン孔かがり縫いミシン1を制
御する制御回路90(図5)等を備えてなる。
【0018】上記布押さえ15および布保持板14は、
縫製中を通して布を保持すると共に、布送り方向に前後
動して布を前後に送るようになっている。図2に示すよ
うに、布押さえ15は連結アーム24を介して布送り部
材23に連結される一方、布保持板14は直接に布送り
部材23に連結されている。この布送り部材23は、ラ
ック22aを有する送り軸22に固定されており、Y送
りパルスモータ20の駆動により前後動して、布押さえ
15と布保持板14とを前後動させる。
【0019】ミシン針9を昇降させる昇降機構は、図2
と図3に示すように、上軸6、ミシンモータ5、クラン
クカム7等から構成され、ミシンモータ5の回転駆動を
クランクカム7により昇降運動に変換して針棒8に伝達
することで、ミシン針9を昇降運動させる。上軸6は、
傘車10a,10bを上下端に配した連結軸10を介し
て下軸11とリンクしており、該下軸11に連結された
釜12と連動するようになっている。
【0020】ミシン針9を左右に振る針振り機構は、あ
る基線を原点として所定の振り幅でミシン針9を振る主
針振り機構と、この針振り幅を変更する振り幅変更機
構、並びに、上記基線を左右方向に変更する基線変更機
構等から構成される。
【0021】図3に示すように、主針振り機構は、針棒
揺動台18、針振り腕49、連結軸48、連結レバー4
7、針振りカムレバー46、三角カム54、ギヤ51,
52等から構成され、ミシンの上軸6の回転運動を三角
カム54に伝達することで、針振りカムレバー46を所
定の振り幅で揺動させ、この揺動を伝達して針棒揺動台
18を支点18aを中心に回動させることでミシン針9
を左右方向に振るようになっている。主針振り機構の針
振り動作は、上軸6を介してミシン針9の昇降運動とリ
ンクしており、ミシン針9が一回目に降りるタイミング
で針棒8を基線上にもって行き、2回目に降りるタイミ
ングで針棒8を基線から所定の振り幅量の位置にもって
行くようになっている。
【0022】振り幅変更機構は、針振り送りパルスモー
タ41の回転により、リンク55,56を介して針振り
カムレバー46の振り幅量を変更することでミシン針9
の振り幅量を変更する。基線変更機構は、基線送りパル
スモータ40の回転により、基線変更用レバー43を支
点43aを中心に回動させて、針振りカムレバー46の
揺動運動の原点を決定している支点44aの位置を変更
することで、ミシン針9の針振りの基線位置を変更す
る。
【0023】図4は、本実施の形態のボタン孔かがり縫
いミシン1に備わる操作パネル140を示す図である。
操作パネル140は、各種の縫製パラメーターを設定入
力したり、設定値の表示出力や縫製制御上のエラーの表
示出力を行ったりするもので、例えば、ボタン孔かがり
縫いミシン1が載置されるミシンテーブル上に設けられ
る。操作パネル140は、大きく分けて上半分の第1操
作部と、下半分の第2操作部150とに分けられる。第
1操作部には、スタート操作部141、データ項目操作
部142、データ値入力操作部143、モード切替操作
部144、および、糸調子操作部145等が設けられて
いる。
【0024】スタート操作部141には、オペレータが
縫製準備が整った旨を入力するための準備キー141A
と、その状態を表示するLED(Light Emitting Diod
e)などの表示部141aとが設けられている。
【0025】データ項目操作部142には、データ項目
表示部142A、ダウンキー142Bおよびアップキー
142Cが設けられている。データ項目表示部142A
は、2桁の7セグメント表示器からなり、データ値を入
力するデータ項目をデータナンバーや図形表示で表示す
る。ダウンキー142Bおよびアップキー142Cは、
データ値を入力するデータ項目のデータナンバーを1つ
ずつずらすキーであり、ダウンキー142Bは1つ繰り
下げるキー、アップキー142Cは1つ繰り上げるキー
である。データ項目の種類と内容については後に詳述す
る。
【0026】データ値入力操作部143には、データ値
表示部143A、マイナスキー143B、プラスキー1
43Cが設けられている。データ値表示部143Aは、
例えば4桁の7セグメント表示器からなり、各データ項
目のデータ値を表示する。マイナスキー143Bとプラ
スキー143Cは、データ値を所定の単位値ずつ増減さ
せるキーである。後述するように各データ項目毎に所定
の単位値と設定可能範囲とが決められており、マイナス
キー143Bを押すとデータ値が単位値ずつ小さくなっ
ていき、プラスキー143Cを押すとデータ値が単位値
ずつ大きくなっていく。また、データ値が設定可能範囲
を超えないように、マイナスキー143B又はプラスキ
ー143Cを押しても、設定可能範囲の下限または上限
を超えないようになっている。
【0027】モード切替操作部144には、パターンナ
ンバーの設定モードに切り替えるパターンナンバキー1
44Aと、データ入力モードに切り替えるデータキー1
44Bとが設けられている。なお、このボタン孔かがり
縫いミシン1では、ボタン孔かがり縫目の形状パターン
が複数設定登録可能になっており、これら複数設定され
るパターンを上記パターンナンバーにより区別してい
る。パターンナンバキー144Aおよびデータキー14
4B上には、それぞれLEDなどの表示器144a,1
44bが設けられており、これらの点灯によりパターン
ナンバー設定モードかデータ入力モードかをオペレータ
に知らせることが出来るようになっている。
【0028】糸調子操作部(データ項目設定部位指定操
作部)145には、側縫い部糸調子キー145Aと、閂
止め部糸調子キー145Bとが設けられると共に、その
下側に糸調子(糸張力)の設定に関わることを示す「糸
調子」の文字表示がなされている。側縫い部糸調子キー
145Aと閂止め部糸調子キー145Bは、糸調子19
の張力の値を設定するためのキーであり、データ入力モ
ードにおいて、側縫い部糸調子キー145Aを押すと、
データ入力可能なデータ項目が糸調子データである「左
側縫い部糸張力データ項目」または「右側縫い部糸張力
データ項目」に、閂止め部糸調子キー145Bを押すと
データ入力可能なデータ項目が糸調子データである「上
閂止め部糸張力データ項目」または「下閂止め部糸張力
データ項目」に一回の操作で切り替えられる。また、側
縫い部糸調子キー145Aは、操作の度に「左側縫い部
糸張力データ項目」および「右側縫い部糸張力データ項
目」を切り替えるようになっており、閂止め部糸調子キ
ー145Bは、操作の度に、「上閂止め部糸張力データ
項目」または「下閂止め部糸張力データ項目」を切り替
えるようになっている。
【0029】側縫い部糸調子キー145A上には、側縫
い部を強調表示したボタン孔かがり縫目の模式図が、閂
止め糸調子キー145B上には、閂止め部を強調表示し
たボタン孔かがり縫目の模式図が、それぞれ描画されて
いる。また、これら側縫い部糸調子キー145Aおよび
閂止め部糸調子キー145Bには、それぞれLED等の
表示器145a,145bが設けられており、データ入
力モードで選択されたデータ項目が「左(右)側縫い部
糸張力データ項目」あるいは「上(下)閂止め部糸張力
データ項目」になった場合に、それぞれ、表示器145
a,145bが点灯し、どちらのデータ項目が選択され
ているか分かる。
【0030】加えて、これら「左側縫い部糸張力データ
項目」、「右側縫い部糸張力データ項目」、「上閂止め
部糸張力データ項目」、「下閂止め部糸張力データ項
目」が選択されると、この場合、データ項目表示部14
2Aには、データナンバーではなく、図19(a)〜
(d)に示す図形表示が行われるようになっている。す
なわち、側縫い部糸調子キー145Aが操作され、「左
側縫い部糸張力データ項目」が選択されると、データ項
目表示部142Aには、図19(a)のように、左方の
7つのセグメント(表示素子)のうちの上下方向に配列
された3つのセグメントが点灯する。次に、もう一度、
側縫い部糸調子キー145Aが操作されると、「右側縫
い部糸張力データ項目」が選択され、図19(b)のよ
うに、右方の7セグメントのうちの上下方向に配列され
た3つのセグメントが点灯する。また、閂止め部糸調子
キー145Bが操作され、「上閂止め部糸張力データ項
目」選択されると、データ項目表示部142Aには、図
19(c)のように、左右2組の7セグメントの上半分
に配列されたセグメントが2つずつ点灯する。次に、も
う一度、閂止め部糸調子キー145Bが操作されると、
「下閂止め部糸張力データ項目」選択され、図19
(d)のように、左右2組の7セグメントの下半分に配
列されたセグメントが2つずつ点灯する。つまり、デー
タ項目表示部142Aは、本発明のデータ項目図形表示
手段を兼ねているものである。なお、張力に関するこれ
らの各データ項目が選択されると、図19(a)〜
(d)に示すように、データ値表示部143Aには、各
データ項目に対応するデータ値が表示されるようになっ
ている。
【0031】以上のように、表示器145a、145b
の点灯に加えて、データ項目表示部142Aの図形表示
から、選択されているデータ項目が、「左側縫い部糸張
力データ項目」、「右側縫い部糸張力データ項目」、
「上閂止め部糸張力データ項目」、「下閂止め部糸張力
データ項目」のいずれかであるか、分かるようになって
いる。
【0032】第2操作部150は、データ入力モードの
時に、データ入力可能なデータ項目を一回の操作で切り
替えるキーを複数種類備えた操作部である。第2操作部
150には、中央に第1表示部151が設けられてお
り、この第1表示部151にボタン孔かがり縫目の全体
模式図が表示(描画)されている。また、第1表示部1
51の周りには、左補正データ指定操作部としての閂止
め幅左キー152、右補正データ指定操作部としての閂
止め幅右キー153、かがり幅キー154、平行部ピッ
チキー155、すきまキー156、布切り長さキー15
7、メス溝幅左キー158、および、メス溝幅右キー1
59等が設けられている。
【0033】これら閂止め幅左キー152、閂止め幅右
キー153、かがり幅キー154、平行部ピッチキー1
55、すきまキー156、布切り長さキー157、メス
溝幅左キー158、および、メス溝幅右キー159は、
それぞれデータ入力可能なデータ項目を、「閂止め幅左
補正データ項目」「閂止め幅右補正データ項目」「かが
り幅データ項目」「平行部ピッチデータ項目」「すきま
データ項目」「布切り長さデータ項目」「メス溝幅左デ
ータ項目」「メス溝幅右データ項目」に一回の操作で切
り替えるキーである。
【0034】これらキー152〜159には、それぞれ
どこの部分の長さかを示すボタン孔かがり縫目の該当箇
所の部分図と、該当する箇所を示す矢印の図とが描画さ
れている。また、これら各キーの下側には、どの部分の
長さかを示す「閂止め幅左」「閂止め幅右」「かがり
幅」「ピッチ」「すきま」「布切り長さ」「メス溝幅
左」「メス溝幅右」の文字表示がなされている。また、
これら各キーがボタン孔かがり縫目のどの部分の長さな
のかを示すべく、第1表示部151の全体模式図の該当
部分と各キーとを結ぶ対応線L…が描かれている。
【0035】また、これら閂止め幅左キー152、閂止
め幅右キー153、かがり幅キー154、平行部ピッチ
キー155、すきまキー156、布切り長さキー15
7、メス溝幅左キー158、および、メス溝幅右キー1
59には、それぞれLED等の表示器152a〜159
aが設けられており、データ入力モードで選択されたデ
ータ項目がそれぞれ「閂止め幅左補正データ項目」「閂
止め幅右補正データ項目」「かがり幅データ項目」「平
行部ピッチデータ項目」「すきまデータ項目」「布切り
長さデータ項目」「メス溝幅左データ項目」「メス溝幅
右データ項目」になった場合に、該当するキーの表示器
152a〜159aが点灯し、どのデータ項目が選択さ
れているのかが分るようになっている。
【0036】図5には、ボタン孔かがり縫いミシン1の
制御回路(制御手段)90のブロック図を示す。ボタン
孔かがり縫いミシン1の制御回路90は、図5に示すよ
うに、CPU(Central Processing
Unit )100、ROM(Read Only
Memory)101、RAM(Random Acc
essMemory)102、各パルスモータの回転量
をカウントするY送りカウンタ103、基線送りカウン
タ104、および針振り送りカウンタ105、各パルス
モータの駆動を行うY送りパルスモータドライバ11
1、基線送りパルスモータドライバ112、および針振
り送りパルスモータドライバ113、各種センサーや各
駆動部のドライバおよび操作パネル140等とCPU1
00とを接続するI/Oインターフェース109、ミシ
ンモータ5の駆動制御を行うミシンモータドライバ11
5、ミシンモータ5の回転量を上軸6の回転角度として
コード化するミシンモータエンコーダ119、布押さえ
15を上昇させる押さえ上昇ソレノイド122を駆動す
る押さえ上昇ソレノイド駆動回路121、布切りメス1
6を下降させる布切りメス下降シリンダ30を駆動する
布切りメス下降シリンダ駆動回路123、並びに、所定
の割り込み条件(各パルスモータの回転量を示すカウン
タ値、布の送り位置、上軸6の回転角度など)によりC
PU100に割り込み信号を出力する割り込みコントロ
ーラ108等から構成される。
【0037】上記ミシンモータドライバ115には、ミ
シンモータ5の他、ミシン針9が上方位置にあることを
検出する針上位置センサ116、布押さえ15や布保持
板14の基準位置を検出する送り基準位置センサ11
7、上軸6の回転角度を検出するTG(タコジェネレー
ター)発生器118等が接続されている。I/Oインタ
ーフェース109には、操作パネル140や各駆動部の
ドライバや駆動回路のほか、布押さえ15の上昇・下降
を指示する押えスイッチ124、並びに、ミシンモータ
5の駆動スタートを指示するスタートスイッチ125な
どが接続されている。I/Oインターフェース109に
接続されているアクティブテンションドライバ120
は、I/Oインターフェース109を介して入力したC
PU100からの指示に基づいて、糸調子19による張
力を決定する上糸張力ボイスコイルモータ60を駆動す
るものである。
【0038】CPU100は、RAM102の所定領域
を作業領域として、ROM101に記憶されている制御
プログラムに従い、操作パネル140からのデータや、
接続された各種センサーからの検出信号に基づいて、各
ドライバを介して各種駆動部の制御を行うものである。
ROM101には、操作パネル140からの入力処理
や、操作パネル140を介して入力された各種縫製デー
タに基づいてボタン孔かがりの縫製パターン(縫い始め
から縫い終わりまでの全ての針落ち位置)を演算するパ
ターン演算処理、演算された縫製パターンに従って縫製
動作を行わせる縫製処理等が含まれる制御プログラムが
記憶されている。RAM102は、CPU100の作業
領域のほか、操作パネル140を介して入力されたボタ
ン孔かがり縫目の各種縫製データを記憶する記憶手段を
有する。
【0039】ここで、操作パネル140から入力可能
で、ボタン孔かがり縫目の縫製パターンを決定する縫製
データの種類と内容について説明する。図6には、操作
パネルから入力可能なデータ項目を示すデータテーブル
のチャート図を、図7には、図6の各データ項目が、ボ
タン孔かがり縫いのどの部分の長さを表すかを説明する
図を示す。図7には、ボタン孔かがり縫目u0の各部
に、データ項目名とデータナンバーを記載してある。
【0040】ボタン孔かがり縫目u0(図7)の各部の
長さに関して、操作パネル140から入力可能なデータ
項目は、図6のデータテーブルに示すとおりである。即
ち、ボタン孔長さデータである布切り長さデータ(ボタ
ン孔溝u1の長さ)、メス溝幅右データ(ボタン孔溝u
1と右側縫い部u2の左端との距離)、メス溝幅左デー
タ(ボタン孔溝u1と左側縫い部u2の右端との距
離)、かがり幅データ(側縫い部u2の左右幅長)、閂
止め長さデータ(閂止め部u3の縦長さ)、すきま長さ
データであるすきまデータ(上閂止め部u3の下端とボ
タン孔溝u1の上端との距離)および第2すきまデータ
(下閂止め部u3の上端とボタン孔溝u1の下端との距
離)、平行部ピッチデータ(側縫い部u2の2針間の縦
方向の距離)、閂止め部ピッチデータ(閂止め部u3の
2針間の縦方向の距離)、閂止め幅右補正データ(閂止
め部u3の右端と右側縫い部u2の右端とのずれ長
さ)、閂止め幅左補正データ(閂止め部u3の左端と左
側縫い部u2の左端とのずれ長さ)、更に、糸張力に関
するデータである、左側縫い部糸張力データ(左側縫い
部u2の縫製時の糸張力)、右側縫い部糸張力データ
(右側縫い部u2の縫製時の糸張力)、上閂止め部糸張
力データ(上閂止め部u3の縫製時の糸張力)、下閂止
め部糸張力データ(下閂止め部u3の縫製時の糸張
力)、並びに、1/2重データ(側縫い部u2の重ね縫
いの回数)、最高速制限データ(ミシン回転数の最高制
限数)等の各項目である。
【0041】図6のデータテーブルに示すように、上記
データ項目のそれぞれに対応して、データ項目の通しナ
ンバーであるデータナンバー(図6中の「No」の列に
示す)、設定可能なデータ値の上限下限を示す設定範
囲、マイナスキー143Bとプラスキー143Cの1操
作で増減し得るデータの単位値、標準のデータ値等が、
ROM101中に記憶されている。また、標準のデータ
値のセットは、ボタン孔かがり縫いの形状パターンごと
に、複数登録可能であり、これらはパターンナンバー
(図6中の「パターンNo.」の項に示す)により識別
される。
【0042】次に、上記構成のボタン孔かがり縫いミシ
ン1の操作パネル140を用いた縫製データの設定の仕
方について説明する。先ず、縫製データを入力する前
に、縫製データを登録するパターンナンバーを選択す
る。パターンナンバーを選択するには、パターンナンバ
キー144Aをオン操作して、パターンナンバー設定モ
ードに切り替える。この切り替えによりパターンナンバ
キー144Aの表示器144aが点灯し、該設定モード
になったことが認識できる。次いで、ダウンキー142
Bとアップキー142Cを操作してデータ項目表示部1
42Aに表示されるパターンナンバーを所望の値に変更
する。
【0043】パターンナンバーを設定したら、データキ
ー144Bをオン操作してデータ入力モードに切り替え
る。この切り替えにより、パターンナンバキー144A
の表示器144aが消灯すると共にデータキー144B
の表示器144bが点灯し、該設定モードになったこと
が認識できる。データ入力モードになったら、次にデー
タ入力するデータ項目の選択を行う。データ項目の選択
はデータ項目操作部142のみの操作による方法と、第
2操作部150や糸調子操作部145の操作による方法
とがある。
【0044】先ず、データ項目操作部142の操作によ
る選択方法の説明をする。この方法では、アップキー1
42Cとダウンキー142Bとを操作することで、デー
タ項目表示部142Aに表示されるデータナンバーを
「1」ずつ変更していく。そして、データ入力したいデ
ータ項目のデータナンバーが表示されれば選択完了であ
る。このアップキー142Cとダウンキー142Bの操
作により選択データ項目が変更されていく過程におい
て、選択されたデータ項目が、糸調子操作部145の各
キーや第2操作部150の各キーに対応するデータ項目
になると、該当するキー上の表示器145a,145
b,152a〜159aが点灯する一方、該当しない表
示器145a,145b,152a〜159aが消灯す
る。オペレータは、データ項目表示部142Aに表示さ
れるデータナンバーおよび表示器145a,145b,
152a〜159aの点灯/消灯によっても、何のデー
タ項目が選択されているか認識できる。
【0045】次に、糸調子操作部145や第2操作部1
50を用いた選択方法を説明する。この方法では、選択
したいデータ項目に対応するキー(閂止め幅左キー15
2、閂止め幅右キー153、かがり幅キー154、平行
部ピッチキー155、すきまキー156、布切り長さキ
ー157、メス溝幅左キー158、メス溝幅右キー15
9、側縫い部糸調子キー145A、および、閂止め部糸
調子キー145B)のうち、該当するキーをオン操作す
るだけで一回の操作で選択が完了する。即ち、選択した
いデータ項目に対応する上記キーをオン操作すること
で、データ項目表示部142Aに、キー操作に対応する
データ項目のナンバーあるいは図形が表示される。更
に、当該キー上に設けられた表示器が点灯し、その他の
キー上の表示器が消灯する。
【0046】データ入力を行うデータ項目が選択される
と、該データ項目に予め入力されていた標準のデータ値
がデータ値表示部143Aに表示出力される。この状態
で、マイナスキー143Bとプラスキー143Cとを操
作することで、図6のデータテーブルに示した単位値ず
つデータ値が更新されていき所望のデータ値まで変更す
ればデータ値入力の完了である。この変更はすぐに設定
データ値として反映され、RAM102中の所定の記憶
領域に記憶される。
【0047】以上のように、データ値入力が済んだら、
また、データ項目の選択からデータ値入力までの処理を
繰り返す。また、複数の形状パターンのデータ値を入力
する場合には、パターンナンバーの選択からデータ項目
の選択、データ値の入力を繰り返す。
【0048】そして、データ値の入力設定が完了した
ら、準備キー141Aをオン操作することで、設定され
た縫製データから針落ち位置が演算され、スタートスイ
ッチ125(図5)をオンすることで、更にこの針落ち
位置に針が落ちるように布送り機構と針振り機構が制御
されて所望の縫製パターンでボタン孔かがり縫目の縫製
が行われていく。また、縫製の途中で布切りメス16が
落とされて設定された布切り長さのボタン孔溝が形成さ
れる。
【0049】以下に、ボタン孔かがり縫いミシン1にお
けるボタン孔かがり縫い処理(操作パネルを介したデー
タ入力処理や縫製処理)の処理手順について詳述する。
図8は、ボタン孔かがり縫いミシン1の制御回路90に
より行われるボタン孔かがり縫い処理のゼネラルフロー
の処理手順を示すフローチャートである。このボタン孔
かがり縫い処理は、例えば、ボタン孔かがり縫いミシン
1の電源の投入とともに開始される。ボタン孔かがり縫
いミシン1の電源が投入されると、先ず、ステップS1
において、操作パネル設定処理のサブルーチン処理を行
ってステップS2に移行する。
【0050】ステップS2では、操作パネル140の準
備キー141Aがオン状態か否かを判定してオン状態で
あればステップS3に移行するが、オフ状態であればス
テップS1に戻って操作パネル設定処理を繰り返す。準
備キー141Aが押されてステップS3に移行すると、
前記ステップS1で設定された縫製データに基づき縫製
パターンの針落ち位置の演算処理を行って、ステップS
4に移行する。ステップS4では、準備キー141Aの
オン操作が行なわれたか判定して、オン状態であればス
テップS1に戻り、オフ状態であればステップS5に移
行する。
【0051】ステップS5において作業者による縫製物
のミシンテーブル2上へのセットが行われ、ステップS
6に移行してスタートスイッチ125(図5)がオンさ
れたか否かを判定する。そして、スタートスイッチ12
5がオン状態でなければステップS4からの処理を繰り
返し、オン状態であればステップS7に移行する。ステ
ップS7では,ステップS3で作成された縫製パターン
に従い、ミシンモータ5、Y送りパルスモータ20、基
線送りパルスモータ40および針振り送りパルスモータ
41を駆動して1個のボタン孔かがり縫目の始めから終
わりまでの縫製、および、布切りメス16の駆動を行う
縫製処理を行い、縫製処理の終了後、ステップS4に戻
る。つまり、一旦、縫製データの設定が済んだら、スタ
ートスイッチ125のオン操作を繰り返すことで縫製処
理が繰り返される。また、縫製データの設定に戻りたい
場合には、再び準備キー141Aをオン操作すること
で、ステップS1の操作パネル設定処理に戻ることが出
来る。
【0052】図9は、ゼネラルフローのステップS1で
行われる操作パネル設定処理のサブルーチンの処理手順
を示すフローチャートである。このサブルーチンが呼び
出されると、先ず、ステップS10でキー操作が行われ
たか否かを判定し、キー操作がない場合このサブルーチ
ンを終了して図8のゼネラルフローの次の処理に移行す
るが、キー操作があればステップS11に移行する。ス
テップS11に移行すると、順次、パターンナンバキー
144Aの操作に関するパターンキー処理(ステップS
11)、データキー処理(ステップS12)、側縫い部
糸調子キー処理(ステップS13)、閂止め部糸調子キ
ー処理(ステップS14)、アップキー処理(ステップ
S15)、ダウンキー処理(ステップS16)、プラス
キー処理(ステップS17)、マイナスキー処理(ステ
ップS18)、すきまキー処理(ステップS19)、布
切り長さキー処理(ステップS20)、閂止め幅左キー
処理(ステップS21)、閂止め幅右キー処理(ステッ
プS22)、その他のキー処理、表示処理(ステップS
23)の各サブルーチン処理を行った後、この操作パネ
ル設定処理のサブルーチンを終了して図8のゼネラルフ
ローの次の処理に移行する。
【0053】図10は、図9の操作パネル設定処理中に
あるデータキー処理のサブルーチンの処理手順を示すフ
ローチャートである。このサブルーチンが呼び出される
と、先ず、ステップS30において、押されたキーがデ
ータキー144Bか否かを判定し、データキー144B
でなければこのサブルーチンを終了し、データキー14
4BであればステップS31に移行して、データ項目表
示部142Aの表示内容を決定する2桁表示RAMにデ
ータナンバーの値を、データ値表示部143Aの表示内
容を決定する4桁表示RAMにデータ値を入力する。そ
の後、このサブルーチンを終了して、図9の操作パネル
設定処理の次の処理に移行する。
【0054】図11は、図9の操作パネル設定処理中に
ある側縫い部糸調子キー処理のサブルーチンの処理手順
を示すフローチャートである。このサブルーチンが呼び
出されると、先ず、ステップS33において、押された
キーが側縫い部糸調子キー145Aか否かを判定し、側
縫い部糸調子キー145Aでなければこのサブルーチン
を終了し、当該キー145Aが押されたのであれば、ス
テップS34に移行する。ステップS34では、2桁表
示RAMに格納されている図形データをチェックして、
この側縫い部糸調子キー処理前に、すでに、この処理に
関して、左右の側縫い部が選択されていたか否か判定さ
れる。すでに、選択されていれば、ステップS35に移
行し、2桁表示RAMに格納されている図形データが左
側縫い部張力に対応する図形データ(図19(a)の1
42A)であるかをチェックして、その選択が左側縫い
部であったか否かを判定する。この処理開始前の選択が
左側縫い部であると、ステップS36に進み、ステップ
S33における側縫い部糸調子キー145Aの操作と合
わせて右側縫い部が選択され、前記2桁表示RAMに右
であることを表す図形データ(図19(b)の142
A)を、前記4桁表示RAMにデータ値を入力する。ま
た、ステップS34において選択されていないと判定さ
れた場合や、ステップS35において処理開始前の選択
が左側縫い部でないと判定されると、ステップS37に
進み、ステップS33における側縫い部糸調子キー14
5Aの操作を受けて左側縫い部が選択され、前記2桁表
示RAMに左であることを表す図形データ(図19
(a)の142A)を、前記4桁表示RAMにデータ値
を入力する。ステップS36、あるいはステップS37
の後、このサブルーチンを終了して、図9の操作パネル
設定処理の次の処理に移行する。
【0055】図12は、図9の操作パネル設定処理中に
ある閂止め部糸調子キー処理のサブルーチンの処理手順
を示すフローチャートである。このサブルーチンが呼び
出されると、先ず、ステップS40おいて、押されたキ
ーが閂止め部糸調子キー145Bか否かを判定し、閂止
め部糸調子キー145Bでなければこのサブルーチンを
終了し、当該キー145Bが押されたのであれば、ステ
ップS41に移行する。ステップS41では、この閂止
め部糸調子キー処理前に、すでに、この処理に関して、
2桁表示RAMに格納されている図形データをチェック
して、上閂止め部あるいは下閂止め部が選択されていた
か否か判定される。すでに、選択されていれば、ステッ
プS42に移行し、2桁表示RAMに格納されている図
形データが上閂止め部に対応する図形データ(図22
(c)の142A)であるかをチェックして、その選択
が上閂止め部であったか否かを判定する。この処理開始
前の選択が上閂止め部であると、ステップS43に進
み、ステップS40における閂止め部糸調子キー145
Bの操作と合わせて下閂止め部が選択され、前記2桁表
示RAMに下閂止め部であることを表す図形データ(図
22(d)の142A)を、前記4桁表示RAMにデー
タ値を入力する。また、ステップS41において選択さ
れていないと判定された場合や、ステップS42におい
て処理開始前の選択が上閂止め部でないと判定される
と、ステップS44に進み、ステップS40における閂
止め部糸調子キー145Bの操作を受けて上閂止め部が
選択され、前記2桁表示RAMに上閂止め部であること
を表す図形データ(図22(c)の142A)を、前記
4桁表示RAMにデータ値を入力する。ステップS4
3、あるいはステップS44の後、このサブルーチンを
終了して、図9の操作パネル設定処理の次の処理に移行
する。
【0056】図13は、図9の操作パネル設定処理中に
あるアップキー処理のサブルーチンの処理手順を示すフ
ローチャートである。このサブルーチンが呼び出される
と、先ず、ステップS47おいて、押されたキーがアッ
プキー142Cか否かを判定し、アップキー142Cで
なければこのサブルーチンを終了し、当該キー142C
が押されたのであれば、ステップS48に移行する。ス
テップS48では、モード切替操作部144のデータキ
ー144Bによりデータ入力のモードが選択されている
状態であれば、現在設定されているデータナンバーに1
を加え、新たなデータナンバーとしてセットする処理が
なされる。新たに設定されるデータナンバーが設定し得
るデータナンバーの数字を超えている場合、データナン
バーの最小値、つまり、ここではデータナンバー「1」
(布切り長さ)を新たなデータナンバーとする。また、
ステップS48では、モード切替操作部144のパター
ンナンバーキー144Aによりパターンナンバー設定の
モードが選択されていれば、現在のパターンナンバーに
1を加え、新たなパターンナンバーとしてセットする処
理がなされる。新たに設定されるパターンナンバーが設
定し得るパターンナンバーの数字を超えている場合、デ
ータナンバー同様、パターンナンバーの最小値、つま
り、パターンナンバー1を新たなパターンナンバーとす
る。その後、このサブルーチンを終了して、図9の操作
パネル設定処理の次の処理に移行する。
【0057】図14は、図9の操作パネル設定処理中に
あるダウンキー処理のサブルーチンの処理手順を示すフ
ローチャートである。このサブルーチンが呼び出される
と、先ず、ステップS50おいて、押されたキーがダウ
ンキー142Bか否かを判定し、ダウンキー142Bで
なければこのサブルーチンを終了し、当該キー142B
が押されたのであれば、ステップS51に移行する。ス
テップS51では、モード切替操作部144のデータキ
ー144Bによりデータ入力のモードが選択されている
状態であれば、現在設定されているデータナンバーに−
1を加え、新たなデータナンバーとする処理がなされ
る。新たに設定されるデータナンバーが設定し得るデー
タナンバーの数字を超えている場合、データナンバーの
最大値を新たなデータナンバーとする。また、ステップ
S51で、モード切替操作部144のパターンナンバー
キー144Aによりパターンナンバー設定のモードが選
択されていれば、現在のパターンナンバーに−1を加
え、新たなパターンナンバーとする処理がなされる。新
たにセットされるパターンナンバーが設定し得るパター
ンナンバーの数字を超えている場合、パターンナンバー
の最大値を新たなパターンナンバーとする。その後、こ
のサブルーチンを終了して、図9の操作パネル設定処理
の次の処理に移行する。
【0058】図15は、図9の操作パネル設定処理中に
あるプラスキー処理のサブルーチンの処理手順を示すフ
ローチャートである。このサブルーチンが呼び出される
と、先ず、ステップS54おいて、押されたキーがプラ
スキー143Cか否かを判定し、プラスキー143Cで
なければこのサブルーチンを終了し、当該キー143C
が押されたのであれば、ステップS55に移行する。ス
テップS55では、現在データ項目表示部142Aに表
示されているデータ項目について、データ値表示部14
3Aに表示されているデータ値を、各データ項目ごとに
定められている所定の単位値(図6参照)分プラスする
処理を行う。また、新たなデータ値が、図6で示す設定
範囲を超えてしまう場合には、設定範囲の最小値を新た
なデータ値とする。ステップS55の後、このサブルー
チンを終了して、図9の操作パネル設定処理の次の処理
に移行する。
【0059】図16は、図9の操作パネル設定処理中に
あるマイナスキー処理のサブルーチンの処理手順を示す
フローチャートである。このサブルーチンが呼び出され
ると、先ず、ステップS57おいて、押されたキーがマ
イナスキー143Bか否かを判定し、マイナスキー14
3Bでなければこのサブルーチンを終了し、当該キー1
43Bが押されたのであれば、ステップS58に移行す
る。ステップS58では、現在データ項目表示部142
Aに表示されているデータ項目について、データ値表示
部143Aに表示されているデータ値を、各データ項目
ごとに定められている(図6)所定の単位値分マイナス
する処理を行う。新たなデータ値が、図6の設定範囲を
超えてしまう場合には、設定範囲の最大値を新たなデー
タ値とする。ステップS58の後、このサブルーチンを
終了して、図9の操作パネル設定処理の次の処理に移行
する。
【0060】図17は、図9の操作パネル設定処理中に
あるすきまキー処理のサブルーチンの処理手順を示すフ
ローチャートである。このサブルーチンが呼び出される
と、先ず、ステップS60おいて、押されたキーがすき
まキー156か否かを判定し、すきまキー156でなけ
ればこのサブルーチンを終了し、すきまキー156が押
されたのであれば、ステップS61に移行する。ステッ
プS61では、データ値入力可能なデータ項目としてす
きまデータ(データナンバー「6」)を選択し、前記2
桁表示RAMにデータナンバーを、前記4桁表示RAM
に、パターンナンバーごとに定められている標準のデー
タ値を入力する。ステップS61の後、このサブルーチ
ンを終了して、図9の操作パネル設定処理の次の処理に
移行する。
【0061】布切り長さキー処理、閂止め幅左キー処
理、閂止め幅右キー処理、およびその他のキーの処理
は、前記のすきまキー処理と同様に行われ、図9のステ
ップ23の表示処理に移行する。
【0062】図18は、図9の操作パネル設定処理中に
ある表示処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチ
ャートである。この処理が呼び出されると、先ず、ステ
ップS80において、2桁表示RAMおよび4桁表示R
AMに入力されている内容を、それぞれ、データ項目表
示部142Aおよびデータ値表示部143Aに表示する
処理が行われる。次に、ステップS81に移行し、該ス
テップS81では、ステップS80において表示処理さ
れた内容としてデータ項目が選択されているか否か判定
し、選択されていればステップS82に進む。ステップ
S82では、その選択されているデータ項目が、操作パ
ネル140にキーとして設けられているデータ項目であ
るか否かを判定し、操作パネル140上のキーであれ
ば、ステップS83に移行し、対応しているキーのLE
Dを点灯する処理を行う。ステップS81でデータ項目
が選択されていない場合、ステップS82で選択されて
いるデータ項目が操作パネル140上のキーに対応して
いない場合、あるいはステップS83の処理が終了した
場合には、ステップS84に進む。ステップS84で
は、操作パネル140上で選択されていないキーのLE
Dが点灯していれば、それを消灯させる処理を行う。ス
テップS84の後、このサブルーチンを終了して、図9
の操作パネル設定処理の次の処理に移行する。
【0063】以上のように、この実施の形態のボタン孔
かがり縫いミシン1によれば、側縫い部糸調子キー14
5Aや閂止め部糸調子キー145B操作することで、デ
ータ値入力操作部143によりデータ値が入力されるデ
ータ項目として、左側縫い部糸張力データ、右側縫い部
糸張力データ、上閂止め部糸張力データ、および下閂止
め部糸張力データを、直接、指定できるので、従来のア
ップキーとダウンキーとを何回も操作して選択する処理
に較べて、操作性が顕著に向上する。また、側縫い部糸
調子キー145Aや閂止め部糸調子キー145Bによ
り、左側縫い部糸張力データ項目、右側縫い部糸張力デ
ータ項目、上閂止め部糸張力データ項目、および下閂止
め部糸張力データ項目のいずれかが指定されると、図1
9に示すように、データ項目表示部142Aにおいて、
これら各データ項目に対応して、左側縫い部、右側縫い
部、上止め縫い部、および下止め縫い部それぞれが模式
的に図形表示されることから、指定したデータ項目が、
左右側縫い部や上下閂止め部のいずれかに関する項目で
あることが容易に識別できる。それによって、従来のデ
ータナンバーのみでデータ項目を表していたのに較べ
て、目的とするデータ項目が選択されていることを視覚
的に把握できる。また、間違えたデータ項目が表されて
いれば容易に気づくことができ、結果的に、間違えたデ
ータ項目にデータ値を入力してしまうといったミスを防
ぐことが出来る。そして、上記のように、データ入力が
正確に行われやすくなることから、試し縫いもほとんど
不要となり、その点においても作業性が向上する。
【0064】なお、本発明は、この実施の形態のボタン
孔かがり縫いミシンに限らない。たとえば、データ項目
表示部における表示方法は、図19に示したような表示
方法でなくてもよく、たとえば、図20に示す方法でも
よい。図20では、左右の側縫い部、上下の閂止め部が
指定された際の、表示のバリエーションを示し、(a)
〜(d)で、左側に2桁セグメントの表示例、右側に1
桁セグメントで表示する例を示した。図20で示すよう
に、各セグメントを直線的に点灯させて、左右の側縫い
部、上下の閂止め部が選択されていることを区別して表
示させてもよい。図19、図20に示した表示方法は、
適宜組み合わせてもよく、たとえば、左右の側縫い部に
ついては図19の(a)、(b)で表示し、上下の閂止
め部については図20の(c)、(d)の2桁で表示す
るといった場合や、あるいは、左右の側縫い部について
は、図20(a)、(b)の1桁で表示し、上下の閂止
め部については図19の(c)、(d)で表示するとい
った表示方法をとってもよい。
【0065】また、上記実施の形態では、データ項目設
定部位指定操作部は、側縫い部糸調子キー145Aと閂
止め部糸調子キー145Bとから構成されていたが、左
および右の側縫い部、上および下の閂止め部の4つの部
位に対応して、独立の4つのキーからなるように構成し
ていてもよい。さらに、データ項目設定部位指定操作部
によって選択される左右の側縫い部に関するデータは、
糸調子に関するものではなく、左右それぞれの側縫い部
のかがり幅データや平行部ピッチデータを指定するもの
であってもよい。また、データ項目設定部位指定操作部
によって選択される上下の閂止め部に関するデータは、
糸調子に関するものでなく、上下それぞれの閂止め長さ
データや閂止め部ピッチデータを指定するものであって
もよい。
【0066】加えて、データ値を入力するデータ値入力
操作部は、プラスキーとマイナスキーによる単位値ごと
の変更による入力のほか、テンキーにより直接数値を入
力するタイプにしても良いし、その他、データ値が入力
できればどのような形態にしても良い。その他、操作パ
ネル140のその他のキーや、これらキーの操作方法や
処理内容など、この実施の形態に示した具体的な構成お
よび処理方法などは、発明の主旨を逸脱しない範囲で適
宜変更可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、データ
項目設定部位指定操作部を操作することで、データ値入
力操作部によりデータ値が入力されるデータ項目として
左側縫い部、右側縫い部、上閂止め部、および下閂止め
部から各別に直接指定できるので、従来のアップキーと
ダウンキーとを何回も操作して選択する処理に較べて、
操作性が顕著に向上する。また、データ項目設定部位指
定操作部によって部位が指定されると、制御手段の制御
の下、データ項目図形表示手段の表示素子により、指定
された部位に応じて選択的に点灯表示されることから、
指定したデータ項目が、左右の側縫い部や上下の閂止め
部に関する項目であることが容易に識別でき、それによ
って、従来のデータナンバーのみでデータ項目を表して
いたのに較べて、目的とするデータ項目が選択されてい
ることを視覚的に把握できる。また、間違えたデータ項
目が表されていれば容易に気づくことができ、結果的
に、間違えたデータ項目にデータ値を入力してしまうと
いったミスを防ぐことが出来る。
【0068】請求項2に記載の発明によれば、データ項
目設定部位指定操作部により、左右の側縫い部の糸調子
データ、かがり幅データ、平行部ピッチデータの何れか
を、直接指定できるようになり、これらのデータを指定
する際の操作性が向上する。
【0069】請求項3に記載の発明によれば、データ項
目設定部位指定操作部により、上下の閂止め部の糸調子
データ、閂止め長さデータ、閂止め部ピッチデータの何
れかを直接指定できるようになり、これらのデータを指
定する際の操作性が向上する。
【0070】請求項4に記載の発明によれば、データ項
目図形表示手段の7セグメント数字表示器を利用して、
左右の側縫い部、上下の閂止め部が指定されていること
を表示できる。また、格別の表示手段を設けなくても、
数値表示用の表示器を用いて表示でき、表示装置をコン
パクトに安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のボタン孔かがり縫いミシ
ンの概観を示す斜視図である。
【図2】同、ボタン孔かがり縫いミシンの布送りと針の
昇降機構を主に示す透視図である。
【図3】同、ボタン孔かがり縫いミシンの針の昇降機構
と針振り機構を主に示す透視図である。
【図4】本実施の形態のボタン孔かがり縫いミシンに備
わる操作パネルを示す図である。
【図5】同、ボタン孔かがり縫いミシンの回路構成を示
すブロック図である。
【図6】操作パネルから入力可能なパラメータを示すデ
ータテーブルのチャート図である。
【図7】図6の各データ項目と、ボタン孔かがり縫いの
各部との対応を説明する図である。
【図8】ボタン孔かがり縫いミシンの制御回路により行
われるボタン孔かがり縫い処理のゼネラルフローの処理
手順を示すフローチャートである。
【図9】図8のゼネラルフロー中にある操作パネル設定
処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】図9の操作パネル設定処理中にあるデータキ
ー処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャート
である。
【図11】図9の操作パネル設定処理中にある側縫い部
糸調子キー処理のサブルーチンの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図12】図9の操作パネル設定処理中にある閂止め部
糸調子キー処理のサブルーチンの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図13】図9の操作パネル設定処理中にあるアップキ
ー処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャート
である。
【図14】図9の操作パネル設定処理中にあるダウンキ
ー処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャート
である。
【図15】図9の操作パネル設定処理中にあるプラスキ
ー処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャート
である。
【図16】図9の操作パネル設定処理中にあるマイナス
キー処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図17】図9の操作パネル設定処理中にあるすきまキ
ー処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャート
である。
【図18】図9の操作パネル設定処理中にある表示処理
のサブルーチンの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図19】側縫い部糸調子キーおよび閂止め部糸調子キ
ーを操作した際の、データ項目表示部およびデータ値表
示部の表示例を示した図である。
【図20】側縫い部糸調子キーおよび閂止め部糸調子キ
ーを操作した際の、データ項目表示部の表示の他の例を
示した図である。
【図21】従来のボタン孔かがり縫いミシンに備わる操
作パネルを示す図である。
【符号の説明】
1 ボタン孔かがり縫いミシン 5 ミシンモータ 9 針 15 布押え 16 布切りメス 20 Y送りパルスモータ 40 基線送りパルスモータ 41 針振送りパルスモータ 80 糸切り鋏 90 制御回路(制御手段) 140 操作パネル 141 スタート操作部 142 データ項目操作部 142A データ項目表示部(データ項目図形表示手
段) 142B ダウンキー 142C アップキー 143 データ値入力操作部 143A データ値表示部 143B マイナスキー 143C プラスキー 144 モード切替操作部 144A パターンナンバキー 144B データキー 145 糸調子操作部(データ項目設定部位指定操
作部) 145A 側縫い部糸調子キー 145B 閂止め部糸調子キー 150 第2操作部 151 第1表示部 152 閂止め幅左キー 153 閂止め幅右キー 154 かがり幅キー 155 平行部ピッチキー 156 すきまキー 157 布切り長さキー 158 メス溝幅左キー 159 メス溝幅右キー 144a,144b,145a,145b,152a〜
159a 表示器 L,L… 対応線 u0 ボタン孔かがり縫目 u1 ボタン孔溝 u2,u2 側縫い部 u3,u3 閂止め部
フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA07 AA24 BA06 CE07 CE25 CE27 EE03 EE08 EE13 FD07 FD09 GD01 GD14 GD22 GD25 GE18 GF02 GF03 JA07 LA07 LA16 LA60 LA64 LA85 LB02 MA03 NA07 NA15 NA47 NA50 NA56 NA63 NA72 NB02 NB07 NB12 NB15 NB18 NC06 NC11 NC18 QA01 QA06 QA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的な制御により、左右の側縫い部お
    よび上下の閂止め部からなるボタン孔かがり縫目を形成
    する制御手段を有するボタン孔かがり縫いミシンにおい
    て、 前記左右の側縫い部および上下の閂止め部に縫い目を形
    成するために必要なデータ項目のデータ値を入力するデ
    ータ値入力操作部と、 前記データ値入力操作部によりデータ値が入力される所
    定のデータ項目の設定部位を左側縫い部、右側縫い部、
    上閂止め部、および下閂止め部からなる縫製部位から各
    別に指定可能なデータ項目設定部位指定操作部と、 少なくとも上下の横列および左右の縦列を有する複数の
    表示素子により構成され、数字を表示するデータ項目図
    形表示手段とを備え、 前記制御手段は、前記データ項目設定部位指定操作部に
    より指定された部位に応じて、前記データ項目図形表示
    手段の前記表示素子を選択的に点灯表示させることを特
    徴とするボタン孔かがり縫いミシン。
  2. 【請求項2】 前記データ項目設定部位指定操作部によ
    り左側縫い部あるいは右側縫い部が指定されたときに、
    前記データ値入力操作部によりデータ値が入力される所
    定のデータ項目が、糸調子データ、かがり幅データ、平
    行部ピッチデータの何れかであることを特徴とする請求
    項1に記載のボタン孔かがり縫いミシン。
  3. 【請求項3】 前記データ項目設定部位指定操作部によ
    り上閂止め部あるいは下閂止め部が指定されたときに、
    前記データ値入力操作部によりデータ値が入力される所
    定のデータ項目が、糸調子データ、閂止め長さデータ、
    閂止め部ピッチデータの何れかであることを特徴とする
    請求項1または2に記載のボタン孔かがり縫いミシン。
  4. 【請求項4】 前記データ項目図形表示手段が7セグメ
    ント数字表示器であることを特徴とする請求項1に記載
    のボタン孔かがり縫いミシン。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233676A (ja) * 2001-02-08 2002-08-20 Juki Corp ボタン穴かがりミシン
JP2003053073A (ja) * 2001-08-10 2003-02-25 Brother Ind Ltd 縫製装置の表示装置
JP2003071166A (ja) * 2001-09-04 2003-03-11 Juki Corp ミシン
JP2008279294A (ja) * 2008-08-28 2008-11-20 Brother Ind Ltd 穴かがり縫いミシン
JP2008307402A (ja) * 2008-08-28 2008-12-25 Brother Ind Ltd 穴かがり縫いミシン

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