JP4464546B2 - 電子千鳥ミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、針板上に出没して布を送る布送り歯を備えた布送り装置と、主モータにより回転されるミシン主軸に連動して上下動される針と、この針を布送り方向との交叉方向に針振りさせる針振り機構とにより布に千鳥縫目を形成する電子千鳥ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の千鳥ミシンにおいては、ミシン主軸に連動して回転する針振りカムを用いて前記針振り機構を動作し、所定の針振りパターンを発生するようにしていたが、針振りパターンが多くなるとそれに応じて針振りカムを作成しなければならず、カムの交換作業が面倒となり、またカムの製造コストがかさむ等の問題が生じた。このため、近年、針振りパターンをデータとして記憶し、読み出された該針振りパターンデータに基づいて、針振り量を制御するパルスモータ等を駆動する電子千鳥縫いミシンが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の電子千鳥縫いミシンにおいては、針振りパターンを変更したり新たに作成することはミシンにおいて行なえず、座標入力装置やパーソナルコンピュータ等を用いたデータ作成装置により作成したり変更したりする必要があり、データ作成装置を別途用意しなければならず、即応性に劣ることになる。また、従来の電子千鳥縫いミシンでは、縫い始め或いは縫い終りにおいて縫目の解れを防止するための止め縫いをおこなう場合、止め縫いの開始或いは終了の針数を設定することにより止め縫いパターンを設定するようにしていたため、縫い始めあるいは縫い終わりの止め縫いが振り巾の途中で終了し、止め縫いに連結される通常の千鳥縫いの開始位置がずれる、あるいは縫い終わりの止め縫いが針振り途中位置で終了するなどの不具合が発生し縫製品質が低下してしまうという問題があった。
【0004】
また、千鳥縫い目のような針振りパターンに先んじて、あるいはそれに続いて行われる止め縫いを設定する場合、止め縫いの針振りパターンを変更する度に、止め縫い回数あるいは止め縫い針数等のパラメータを設定しなければならず、縫製の効率が損なわれるだけでなく、設定が適正に行なわれない場合は縫製品質を劣化させてしまうという問題もあった。
【0005】
さらに、従来の電子千鳥縫いミシンは、解れ止めの止め縫いを行う場合送りピッチを小さくして針振りを繰り返し重ね縫いすることにより行われていたが、縫製物によってはこの重ね縫いの繰り返しが数多く行われると縫い糸により布がこわばったり見苦しくなるなどにより好ましくない場合があったが、繰り返し回数を減らすと今度は糸が解れやすくなるという問題もあった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、簡単な方法でしかも確実に針振りパターンに先んじて、又は続いて所定のパターンで行われる止め縫いを高品質で行い、かつ確実な解れ止めが可能な電子千鳥ミシンを提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、いずれも、主軸を回転させる主モータにより上下動される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没して布を送る布送り歯を備えた布送り装置と、前記針を布送り方向との交叉方向に針振りさせる針振り機構との協働により布に縫目を形成する電子千鳥ミシンに関するものである。
【0008】
本発明は、針振りパターンの始めまたは終わりに形成される止め縫いを針振りパターンとして入力し記憶する手段と、止め縫い時の針振りパターンの針振り回数を入力する手段と、前記止め縫い時の針振りパターンの1針振り巾での縫目数と前記入力された針振り回数とに基づいて止め縫い針数を演算し決定する手段と、止め縫いを開始するとき止め縫い時の針振りパターンのデータを読み出して主モータおよび針振り機構を作動し該パターンに従った縫目を形成する手段と、前記演算した止め縫い針数に達したとき止め縫いを終了させる制御手段とを備えることを特徴としている。
【0009】
このような構成では、止め縫いが所定の針振りパターンで行われ、止め縫い時の針振りパターンの針振り回数が設定されて、その回数と針振りパターンの1針振り巾の縫目数から止め縫い時の針数が決定されるので、単に針数を設定するのに比較して、縫い始めあるいは縫い終わりの止め縫いが振り巾の途中で終わらないように設定されるので、従来のような不具合が発生しなくなり、縫製品質を高めることができる。
【0010】
また、本発明は、針振りパターンの始めまたは終わりに形成される止め縫いを針振りパターンとして入力し記憶する手段と、止め縫い時の針数を入力する手段と、前記針数が止め縫い時の針振りパターンの1針振り巾での縫目数の整数倍でないとき該針数を整数倍に補正する手段と、止め縫いを開始するとき止め縫い時の針振りパターンのデータを読み出して主モータおよび針振り機構を作動し該パターンに従った縫目を形成する手段と、前記補正された針数に達したとき止め縫いを終了させる制御手段とを備えることも特徴としている。
【0011】
このような構成でも、止め縫い時の針数を設定したとき、止め縫いの縫目が針振りの途中で終わらないように補正されるので、従来のような不具合が発生しなくなり、縫製品質を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0017】
[全体構成]
図1には、本発明に係わる電子千鳥ミシンの概観が図示されており、同図において、主軸を回転させる主モータ1により針棒2に支持された針3が上下動される。この針3の上下動に関連して針板4上に布送り装置の送り歯(不図示)が出没し、それにより押さえ板5に押さえられた布が送られ、布送り装置との協働により布に縫目が形成される。布の縫い送り量は送り目盛ダイヤル6で設定することができ、また縫い始めあるいは終わりのときに行われる止め縫いは、コンデンス目盛ダイヤル7でコンデンス送り量を設定して、その設定された送り量で送り装置を駆動することにより行われる。コンデンス送り量は、正送り量と同量の逆送り量からゼロに設定可能であり、通常の設定量としては、微小送り又は千鳥縫目送り量とされる。その場合、返し縫いレバー8を操作することにより、または止め縫い時に図示しない返し縫いソレノイドを駆動して送り量を切り換えて返し縫いを行うことができる。なお、9は電源スイッチであり、10は後述するように各種の設定を行う操作パネルである。
【0018】
本発明の電子千鳥ミシンには、図2に図示されたような針振り機構が設けられ、針3を支持する針棒2は、針振りモータ(例えば、ステッピングモータ又はサーボモータ)11で駆動されるリンク機構12により、布送り装置の布送り作用と同期させながら布送り方向に対して直交する方向(図2の矢印の方向)に往復移動され、それにより所定の針振りパターンの縫目を形成することができる。針振り機構には、針振りモータ11の回転とともに回転する遮蔽板11aを検知する原点センサ13が設けられ、針振り位置の原点が検出される。
【0019】
図3には、電子千鳥ミシンの制御システムがブロック図として示されており、ペダル指令20によりミシン回転制御回路21、ミシン主軸駆動回路22を介して主モータ1が駆動され、それによりミシンの主軸が駆動されて送り歯が、いわゆる4送り運動して、送り目盛ダイヤル6で設定した送り量で布送りをするとともに、針3が上下動して縫目が形成される。シンクロナイザ23は、主軸位置を検出し、1針縫目を検出するとともに、上位置、下位置を検出し、その信号がミシン回転制御回路21並びに針振り制御回路24に入力される。針振り制御回路24は、針振り駆動回路25を介して針振りモータ11を駆動し、原点センサ13の信号を受けて針振り機構を制御する。止め縫い時は返し縫いソレノイド27が作動してコンデンス目盛ダイヤル7で設定した送り量となる。操作パネル10により、以下に説明するように、ミシンの制御に必要な種々のデータを設定することができ、これらのデータは必要に応じて一旦メモリ26に格納され、これらの設定されたデータに基づき、また送り目盛ダイヤル6並びにコンデンス目盛ダイヤル7などで設定されたデータに基づきミシンの主軸の回転が制御され、また針振り機構が制御される。
【0020】
[操作パネル]
次に、図4を参照して表示パネル10に配置された各種スイッチ並びに表示器について説明する。
【0021】
41は設定スイッチ(SW)で、各種設定を行うためのスイッチである。スイッチ42は、始め止め縫いを「する/しない」の設定を行う始め止め縫いスイッチで、このスイッチを操作すると、始め止め縫い表示LED(発光ダイオード)42aが点灯/消灯する。又、スイッチ43は、終わり止め縫いを「する/しない」の設定を行う終わり止め縫いスイッチで、このスイッチを操作すると、終わり止め縫い表示LED43aが点灯/消灯する。
【0022】
44は、半針(又は1針)スイッチで、ミシンを半針(又は1針)動作させるスイッチであり、45は、糸切り禁止スイッチで、ペダル後ろ踏みで止め縫いは行うが糸切りは行わないことを指示するスイッチである。このスイッチを操作すると、糸切り禁止表示LED45aが点灯し、糸切り禁止が有効であることを示す。
【0023】
46は、セグメント表示器48a、48b、48cを備えた針振り表示器48の「A」の桁を表示する表示器48aの表示を+−させるスイッチで、それを操作することにより、表示器48aの設定を変更することができる。又、47は、針振り表示器48の「B」の桁を表示する表示器48bの表示を+−させるスイッチで、それを操作することにより、表示器48bの設定を変更することができる。この針振り表示器48により針振り巾、針数、基線位置等を表示することができる。
【0024】
49は、針振りパターン直線縫い選択スイッチで、これを選択すると、直線縫い表示LED49aが点灯し、針振りパターンとして直線縫いが選択されたことが示される。2点千鳥スイッチ50は、針振りパターン2点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパターンとして2点千鳥縫いを選択すると、2点千鳥表示LED50aが点灯する。又、3点千鳥スイッチ51は、針振りパターン3点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパターンとして3点千鳥縫いを選択すると、3点千鳥表示LED51aが点灯する。又、4点千鳥スイッチ52は、針振りパターン4点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパターンとして4点千鳥縫いを選択すると、4点千鳥表示LED52aが点灯する。
【0025】
左スカラップスイッチ53は、針振りパターン左スカラップ縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとして左スカラップ縫いを選択すると、左スカラップ表示LED53aが点灯する。又、右スカラップスイッチ54は、針振りパターン右スカラップ縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとして右スカラップ縫いを選択すると、右スカラップ表示LED54aが点灯する。一方、左ブラインドステッチスイッチ55は、針振りパターン左ブラインドステッチ縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとして左ブラインドステッチ縫いを選択すると、左ブラインドステッチ表示LED55aが点灯する。又、右ブラインドステッチスイッチ56は、針振りパターン右ブラインドステッチ縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとして右ブラインドステッチ縫いを選択すると、右ブラインドステッチ表示LED56aが点灯する。又、カスタムパターンスイッチ57は、針振りパターンカスタムパターン縫いを選択するスイッチで、針振りパターンとしてカスタムパターン縫いを選択すると、カスタムパターン表示LED57aが点灯する。
【0026】
停止位置指示スイッチ58は、ペダル中立にて針停止位置指定を行うスイッチで、左停止の場合は、左停止指示表示LED58aが点灯し、右停止の場合は、右停止指示表示LED58bが点灯し、任意停止の場合は両LED58a、58bが消灯する。
【0027】
詳細設定スイッチ59は、設定スイッチ41と組み合わせて使用され、設定スイッチ41より詳細な設定を行う。このスイッチを操作すると、詳細設定表示LED59aが点灯する。針数設定スイッチ60は、スカラップ・ブラインドステッチの針数を設定する時に使用され、針数設定時には針数設定表示LED60aが点灯する。又、基線スイッチ61は、基線位置を変更する時に使用され、基線位置設定時には基線位置表示LED61aが点灯する。
【0028】
62は、下糸カウンタリセットスイッチで、ミシンの下糸(針数)カウンタをリセットするために使用される。下糸カウンタ「+」「−」スイッチ63は、カウンタにカウント値をセットするスイッチである。このカウンタの値は、4セグメント64a〜64dを備えた表示器64に表示される。なお、この表示器64は、止め縫いパターンの番号を表示する表示器としても使用される。
【0029】
[針振りパターン]
本発明による電子千鳥ミシンでは、針振りパターンとして、直線縫い、2点千鳥、3点千鳥、4点千鳥、スカラップ、ブラインドステッチ、カスタムパターンが用意されている。直線縫いは、図5(A)に示したように、針振りを行わず、基線位置で直線縫いを行うパターンであり、針振り巾(NW)は0である。2点千鳥は、図5(D)に示したように、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)で左、右2点に針落ちする縫い方であり、3点千鳥は、図5(E)に示したように、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)の2分の1で左、中心、右の3点に針落ちする縫い方であり、4点千鳥は、図5(F)に示したように、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)の3分の1で左、中2点、右の4点に針落ちする縫い方である。
【0030】
一方、スカラップは、図5(B)に示したように、2つの円弧の中を12針又は24針で縫う三日月型の模様縫いで、運針の種類で、「標準・三日月・均等」の3種類がある。又、円弧の向きで左右のスカラップがあって、左右の規定は、ミシンの懐側を右とし円弧の頂上側が懐側にある場合、右スカラップといい、その逆の場合を左スカラップという。ブラインドステッチは、図5(C)に示したように、縫い始めは、直線縫いを行い運針針数の最終針−2針で針振り巾(NW)で針振りを行ない、最終針−1針で再び元の位置に戻るパターンの繰り返し動作を行う縫い方である。この場合も、針振り方向により左、右ブラインドステッチがあり、右(左)ブラインドステッチは、直線縫いから右側(左側)に針振りするパターンである。又、カスタムパターンは任意に作成されるオリジナルパターンである。
【0031】
[固有データ]
上述した各針振りパターンには、針振り巾(NW)、基線位置(NP)、基線基準位置(NPs)、縫い始め位置(NS)、縫い終わり位置(NE)、針数(NC)の固有データがある。
【0032】
針振り巾(NW)は、各針振りパターンにおける針振り巾を示すもので、例えば、図6(A)に示すような、4点千鳥の場合1針巾(NWs)は、針振り巾(NW)を3分割値とする。すなわち、NWs=NW/3である。このとき、分割値に余りが出た場合は、針振り巾中心位置を基準とし左右に均等となるようにする。NWが5.0の場合、NWs=1.6余り0.2となる。従って、最初の1針は1.7、2針目は1.6、3針目は1.7となり、折り返して1.7、1.6、1.7となる。又、例えば、スカラップの場合の針振り巾は、模様巾であり、針振りには、針振りデータを用い、針振りデータは、中心振り分けで規定する。パターンにより、24針、12針のデータを持ち、運針位置計算は、NDnを運針データ、NDpを運針位置、NPを基線位置として、NDp=NP+(NW×NDn/8.2)の式に従って行う。
【0033】
基線位置(NP)は、図6(B)に示したように、ミシン針振り機構の中心を「0」とし、ミシン懐側を「+」(右側)、その反対側を「−」(左側)とした針振りの振り基点位置をいい、最大針振り巾(WPx)を超えない範囲で−5.0〜0〜+5.0の範囲で設定される。
【0034】
基線基準位置(NPs)は、針振りを、図6(C)に示したように、「中心基準振り分け・右端基準振り・左端基準振り」に設定可能とした場合の基線基準位置を示すもので、初期設定は中心基準振り分けに設定されていて、基線位置(NP)に対し、中央・右・左に振り基準を指定する。例えば、2点千鳥において、基線位置(NP)=0.0、針振り巾(NW)=3.0、基線基準位置(NPs)=左、とした場合、針は、0.0と3.0の間で針振りを行う。
【0035】
縫い始め位置(NS)は、図7(A)に示したように、糸切り後の次の縫い始め位置を「右・左」に設定するもので、初期設定は、左縫い始めである。なお、スカラップ、ブラインドステッチにおいて、左右があるが、右スカラップ、右ブラインドステッチの場合、左縫い始めが縫い始め位置となる。
【0036】
針数(NC)は、スカラップ、ブラインドステッチの針数で、スカラップの場合、標準は24針、三日月も24針、均等で12針と24針であり、ブラインドステッチは、3〜250針の間で設定される。初期設定は、スカラップの場合、標準・三日月・均等ともに24針で、ブラインドステッチは4針である。
【0037】
また、針振りパターンの始め、又は終わりに形成される止め縫いパターン(コンデンスパターンともいう)は、直線縫い、2点千鳥、3点千鳥、4点千鳥、並びにカスタムパターンの各パターンに対して有効とされる。
【0038】
止め縫いの方法としては、布送り量をコンデンス送り量調整ダイヤル7によって設定した送り量として、所定の止め縫いパターンで繰り返し針振りを行って、例えば図7(B)及び(C)の4点千鳥の例で示すような止め縫いの縫い目を形成する方法と、布送り量は通常針振りパターンの送り量として通常針振りパターンの針振り巾(NW)以内で針振り巾を狭くし、針数を設定でき、針振り巾(NW)内の運針中は同一方向に針振りを行って、例えば図8に示すような止め縫いの縫い目を形成する方法(詰めピッチ止め縫い手段)とがある。
【0039】
布送り量をコンデンス送り量調整ダイヤル7によって設定した送り量として所定の止め縫いパターンで針振りを行う方法には、さらに、針振りパターンと同じパターンを縫い始めから折り返しまでを1パターンとして構成しこの繰り返し回数をコンデンス回数として設定し、例えば図7(B)に示すような止め縫いの縫い目を形成する方法と、針振りパターンとは別の止め縫いパターンで止め縫いを行う方法とがある。
【0040】
さらに、針振りパターンとは別の止め縫いパターンで止め縫いを行う方法には、縫い始めから折り返しまでを1パターンとして構成し、この繰り返し回数をコンデンス回数として設定し、例えば図7(C)に示すような止め縫いの縫い目を形成する方法と、針落ち位置を自由に設定して作成したカスタムパターンで止め縫いの縫い目を形成する方法とがある。
【0041】
針振りパターンとは別の止め縫いパターンで止め縫いを行う方法の一方は、針振りパターンとは別に、始め止め縫い、終わり止め縫いごとに、止め縫いパターン(PC)、針振り巾(CW)、コンデンス回数(CC)を設定するもので、基線位置(NP)、基線基準位置(NPs)、縫い始め位置(NS)は針振りパターンと同一とするものである。例えば、図7(C)に示したように、始め止め縫いパターンを4点千鳥、針振りパターンを2点千鳥、終わり止め縫いパターンを3点千鳥とする例で説明すると、始め止め縫いパターンは4点千鳥であり、針振り巾はCW1であり、コンデンス回数は3回となっている。この止め縫いに続く針振りパターンは2点千鳥であり、この場合、始め止め縫い終了後の、針振りパターンで2−4点千鳥縫いのように必ず開始位置の決まっていない場合には、止め縫い終了位置の近い針振り開始点より針振りを行う。また、始め止め縫いパターンの終了位置と、針振りパターンの開始が一致しない場合、止め縫い終了後、1針の間スピード制限を加える。また、終わり止め縫いパターンは3点千鳥で、針振り巾はCW2、コンデンス回数は4回となっている。この終わり止め縫いでは針振りパターンから終わり止め縫いパターンに移行するのに、1針必要であるためコンデンス回数+1針をコンデンス針数とする。
【0042】
針振りパターンとは別の止め縫いパターンで止め縫いを行う他の一方の方法は、止め縫いにおける全ての針落ち位置を設定して作成したカスタムパターンを記憶しておき、このカスタムパターンで針振りを行う方法である。
【0043】
次に、針振り巾(NW)以内で針振り巾を狭くし、針数を設定でき、針振り巾(NW)内の運針中は同一方向に針振りをする詰めピッチ止め縫い手段による方法を以下に説明する。
【0044】
この設定では、針振りパターンの最初の縫い始めから折り返しまで、あるいは該パターンの最後の折り返しから縫い終わりまでの針振りパターンに対して、詰めピッチ巾(CPs)、詰めピッチ針数(CNs)が入力され設定される。但し、詰めピッチ針数(CNs)と詰めピッチ巾(CPs)を乗算した長さは、針振りパターンの1針振り巾よりも狭いピッチを設定可能とし、詰めピッチ×詰めピッチ針数>針振り巾の場合は、設定不可とする。
【0045】
止め縫いパターンが2点千鳥の場合、針振り巾から詰めピッチで形成される針振り巾の和、すなわち詰めピッチ動作針振り量を引いたものを、通常針振りと詰めピッチ針振りとの移行針振り巾(NI)とする。移行針振り巾(NI)=針振り巾(NW)−詰めピッチ(CPs)×詰めピッチ針数(CNs)となる。そして、始め止め縫いの場合は、詰めピッチ制御、移行針振りの順で制御して縫い目を形成し、終わり止め縫いの場合はその逆となる。
【0046】
3点千鳥の場合は、針振り巾(NW)から詰めピッチ動作針振り量を引いたものが、1針振り巾(NWs)より小さい場合、これを移行針振り巾(NI)とし、2点千鳥の場合と同じ順序で縫い目を形成する。
【0047】
3点千鳥の場合、針振り巾から詰めピッチ動作針振り量を引いたものが、1針振り巾(NWs)より大きい場合、1針振り巾分を差し引いた針振り巾を移行針振り巾(NI)とし、始め止め縫いの場合は、詰めピッチ制御、移行針振り、1針振りの順に制御し、終わり止め縫いの場合はその逆となる。
【0048】
4点千鳥の場合も同様に、針振り巾(NW)から詰めピッチ動作針振り量を差し引いた残り(R)が1針振り巾(NWs)より大きい場合、Rを1針振り巾で割り、商を1針振り巾針数(Q)とし、余りを移行針巾(NI)とする。そして、始め止め縫いの場合は、詰めピッチ制御、移行針振り、1針振り巾針数(Q)の1針振り(NWs)の順に制御し、終わり止め縫いの場合はその逆となる。
【0049】
上記した詰めピッチ止め縫い手段による始め止め縫いを4パターンについて例示したものが図8に図示されている。
【0050】
[止め縫いパターンの設定]
次に、始め(終わり)止め縫いパターンの設定方法について具体的に説明する。
【0051】
図9には始め止め縫いパターンを選択する流れが図示されている。ステップS1において、操作パネル10の設定スイッチ(SW)41と詳細設定スイッチ59が同時にオンになっているかが判断される。同時にオンになっている場合は、詳細設定LED59aが点灯する(ステップS2)。ステップS3で始め止め縫いスイッチ42がオンになっていると、始め止め縫いLED42aが点灯し、表示器64のセグメント64dに止め縫いパターン番号が、また表示器48には、止め縫いパターン番号1〜3であるときには針振り巾が表示される(ステップS4)。
【0052】
図13には、表示器64に表示されるパターン番号とその止め縫いパターンが図示されている。パターン番号「0」は、針振りパターンと同一のパターンであることを示し、千鳥縫目の振り巾も同じパターンとなる。パターン番号「1」〜「4」は、2点千鳥、3点千鳥、4点千鳥、直線縫いパターンであり、パターン番号「5」は、詰めピッチ始め止め縫いパターン、パターン番号「6」〜「9」はカスタムパターン(オリジナルパターン)で、この場合は、表示器64のセグメント64aにパターン番号が表示され、セグメント64bにはカスタムパターンであることを示す「C」が表示され、またセグメント64c、64dにはステップ数(ステップ番号ないし針数に対応)が表示される。
【0053】
図9のステップS5で設定スイッチ41がオンされると、その表示に対応したデータがメモリ26に記憶される(ステップS6)。パターンあるいは振り巾を変更するときは、下糸カウンタ「+」「−」スイッチ63によりパターンを変更し(ステップS7、S8)、パターン番号が「1」〜「3」のときには、スイッチ46、47を用いて振り巾を変更する(ステップS9〜S11)。そして、変更したパターン並びに振り巾を設定スイッチ41をオンすることによりメモリに格納する(ステップS5、S6)。この操作によって、振り巾が更新されるとともに、始め止め縫いスイッチ42がオンされた場合、縫い始めに実行される止め縫いのパターンが決定される。
【0054】
上述したのは、始め止め縫いパターンの設定であったが、終わり止め縫いパターンを設定する場合には、ステップS3が終わり止め縫いスイッチ43がオンになるかの判断となり、またステップS4で終わり止め縫いLED43aが点灯するのが相違するだけで、他は始め止め縫いパターンの設定と同様である。
【0055】
図10には、図13のパターン番号「0」〜「4」における止め縫いパターンの止め縫い回数(コンデンス回数)を設定する処理の流れが図示されている。設定スイッチ41がオンの場合(ステップS21)、表示器64が図9の流れで選択されたパターン番号を表示した状態で点滅し(ステップS22)、止め縫いスイッチ42、43がオンの場合には(ステップS23)、表示器64の表示が点滅から点灯に変わり、止め縫いLED42a、43aが点滅する(ステップS24)。ステップS25で、表示器64に表示された止め縫いパターンの番号が「0」〜「4」の場合には、ステップS26で、止め縫い回数、あるいは止め縫い針数からなる止め縫いパラメータを設定する。一方、止め縫いパターンの番号が「0」〜「4」以外の場合には、止め縫いパラメータの設定は行われないので、そのままステップS27に移行する。
【0056】
図14は、止め縫いパラメータとして止め縫い回数を設定する場合の流れである。この場合は、ステップS110で、始め止め縫いの場合には、表示器48aに始め止め縫い回数を、また終わり止め縫いの場合には、表示器48bに終わり止め縫い回数をそれぞれ表示し、ステップS111に移行する。ステップS111では、始め止め縫いの場合には、A「+」〜「−」スイッチ46が、終わり止め縫いの場合には、B「+」〜「−」スイッチ47が操作されたか否かが判定され、ステップS112で変更されたスイッチに対応して始め止め縫い回数(Pn)あるいは終わり止め縫い回数(Pn)が変更される。さらに、ステップS113で始めまたは終わり止め縫い時の針振りパターンの1針振り巾での針数(縫目数)Nと止め縫い回数Pnを掛け算することにより、始めまたは終わり止め縫い時の針数Sを演算する。例えば、止め縫い時の針振りパターンが4点千鳥の場合、このパターンの1針振り巾での針数は「3」であるので、止め縫い回数が「3」であるときは、止め縫い針数は「9」となる。そして、ステップS114に移行し、変更された始め止め縫い回数あるいは終わり止め縫い回数が、表示器48a、表示器48bにそれぞれ表示される。一方、ステップS111でA「+」〜「−」スイッチ46あるいはB「+」〜「−」スイッチ47が操作されなかった場合には、この処理を終了する。
【0057】
そして、図10のステップS27に移行し、設定スイッチ41が再度オンされたか否かが判定され、オンされた場合には、ステップS28にて、止め縫いLED42a,43aの点滅が終了し、止め縫いパラメータが変更された場合には変更された止め縫いパラメータとしての始め止め縫い回数あるいは終り止め縫い回数が保存され設定が終了する。
【0058】
このように、止め縫い時の止め縫い回数と針振りパターンの1針振り巾の針数の積から止め縫い時の針数が決まるので、止め縫いが必ず針振りの最後で終わって通常の縫いが始まる結果、単に針数を設定するのに比較して、縫いずれが発生するのを防止することができる。
【0059】
図14は、止め縫い回数を設定して止め縫い針数を求めたが、直接止め縫い時の針数を設定することもできる。
【0060】
図15は、図10のステップS26において、止め縫いパラメータとして始め止め縫いの止め縫い針数を設定する場合の流れである。この場合は、ステップS120で、始め止め縫い針数(縫い目数)を表示し、ステップS121では、A「+」〜「−」スイッチ46が操作されて始め止め縫いの縫い目数(Sn)が設定される。続いて、ステップS122で、この縫い目数(Sn)を始め止め縫いの1針振り巾での針数N、すなわち縫い目数で除算し、その商L並びに余りXを求める。ステップS123で余りXが0であると判断された場合は、ステップS124に移行し、商Lと針数Nを掛け算したものを始め止め縫い針数Sとし、一方、余りXが出た場合は、それを切り上げて、(L+1)と針数Nを掛け算したものを止め縫い針数Sとする(ステップS125)。例えば、始め止め縫い針振りパターンを4点千鳥とし、針数を「8」と設定した場合、8/3=2.6であるので、切り上げて止め縫い回数を「3」とし、針数を「9」とする。そして、ステップS126で、針振り表示器48aに止め縫い縫い目数を表示して図10のステップS27に移行し、設定スイッチ41のオンで、ステップS28にて、止め縫いLED42a,43aの点滅が終了し、止め縫いパラメータが変更された場合には変更された止め縫いパラメータとしての始め止め縫い針数が保存され設定が終了する。
【0061】
なお、ステップS121においては、止め縫い時の針数Snとして、縫い目数を設定するようにしたが、縫い目数の代わりに針落ち数を入力するようにして針落ち数から1を差し引いて縫い目数を算出する構成としても良い。
【0062】
上記流れは、始め止め縫い時の流れであったが、終わり止め縫い時も同様な流れで行われる。
【0063】
このように、設定した針数が針振りパターンの1針振り巾での針数の整数倍に補正されるので、止め縫いの途中から通常の針振りパターンに移行することがなくなり、縫製品質を高めることができる。
【0064】
図11には、始め止め縫いパターンがカスタムパターン(オリジナルパターン)である場合、そのカスタムパターンを設定する流れが図示されている。カスタムパターンスイッチ57と始め止め縫いスイッチ42が操作されると(ステップS41)、始め止め縫いLED42aが点灯し(ステップS42)、また設定スイッチ41をオンにせず(ステップS43)、下糸カウンタスイッチ63をオンにすると(ステップS44)、表示器64のセグメント64aにカスタム番号が、セグメント64bに「C]が表示される(ステップS42)。この表示状態が図13のカスタムパターンの欄に図示されている。また、設定スイッチ41がオンであると(ステップS43)、表示器64のセグメント64c、64dにステップ数(針数)が表示され(図13の備考の欄)、また表示器48には針落ち位置データが表示される(ステップS45)。
【0065】
設定スイッチ41がオンである場合には(ステップS46)、各表示器64、48に表示されたステップ数とそのステップ数での針落ちデータがメモリ26に記憶される。設定スイッチ41がオフのときは、順次ステップ数をインクリメントし各ステップ数での針落ちデータを設定する。糸切り禁止スイッチ45のオンオフに応じて、設定中のステップ数を最終ステップとして表示器48のセグメント48bに「E」を表示するか(ステップS49)、あるいは設定スイッチ46、47を用いて針落ちデータを変更する(ステップS50〜S53)。ステップS54で下糸カウンタスイッチ63がそのままであると判断され、ステップS46に戻るので、設定スイッチ41をオンにすることによりそのときのステップ数での針落ち位置のデータがメモリ26に記憶される。
【0066】
一方、ステップ数を変更する場合には、ステップS54で下糸カウンタスイッチ63を操作し、ステップ数を増数あるいは減数することにより変更する。その変更されたステップ数は表示器64のセグメント64c、64dに表示される(ステップS55)。また、そのステップ数での針落ちデータをステップS52で設定しそのデータを表示器48に表示させることができる(ステップS55)。
【0067】
このように、ステップ数とそのステップ数での針落ち位置のデータを設定することにより1針ごとの針落ち位置データ、すなわち針振りパターンを形成することができ、該パターンをカスタムパターンとしてメモリ26に記憶することができる。
【0068】
また、図12のステップS61からS75には、終わり止め縫いのカスタムパターンを設定する流れが図示されているが、基本的に図11のステップS41からS55とそれぞれ同じであり、ステップS61において終わり止め縫いスイッチ43が操作される点と、スイッチ62において終わり止め縫いLED43aが点灯する点が図11のステップS41、ステップS42と相違するだけである。
【0069】
次に、詰めピッチ止め縫い手段の止め縫いパターンの設定を図18を参照して説明する。
【0070】
ステップS131で、操作パネル10の設定スイッチ41と詳細設定スイッチ59が同時にオンにされたかが判断され、同時にオンにされた場合は、詳細設定LED59aが点灯し(ステップS132)、次にS133で針数設定スイッチ60がオンされたか否かが判断される。
【0071】
オンになった場合はステップS134で針数設定表示LED60aが点滅し、表示器64aに針振りパターンの最初の針落ち位置から針振り方向が反転されるまでの最初の折り返し針落ち位置までの間に設定される詰めピッチの針数(縫い目数)CNs(図8参照)が表示され、さらに表示器48には、詰めピッチの巾CPs(図8参照)が表示される。
【0072】
そして、ステップS135において設定スイッチ41が操作されたか否かが判定される。設定スイッチ41が操作されない場合には、スイッチ46またはスイッチ47の各スイッチが操作されたか否かが判定され(ステップS136)、いずれかのスイッチが操作された場合には操作されたスイッチに対応して表示器48に表示されている詰めピッチ巾CPsのデータが変更される(ステップS137)。
【0073】
次に下糸カウンタスイッチ63が操作されたか否かが判定され(ステップS138)、操作された場合には表示器64aに表示されている詰めピッチの針数CNsが操作されたスイッチに対応して変更されて(ステップS139)、ステップS135に戻り再び設定スイッチ41が操作されたか否かが判定される。
【0074】
ここで設定スイッチ41が操作された場合は、表示器48及び表示器64aに表示されている詰めピッチ巾CPs及び詰めピッチ針数CNsが図13のパターン番号「5」に示すパターンデータとして記憶される(ステップS140)。なお、ステップS136及びS138の各ステップにおいて対応するスイッチが操作されない場合は、それぞれステップS138及びステップS135にそのまま移行する(ステップS136のNo、ステップS138のNo)。
【0075】
以上の処理により詰めピッチ止め縫いの詰めピッチ巾CPs及び詰めピッチ針数CNsが入力され、縫い始め、あるいは縫い終わりの止め縫いにおける詰めピッチ止め縫い手段の設定が完了する。なお、本実施の形態では詰めピッチ針数として縫い目数を入力しているが、縫い目数に代えて詰めピッチ針落ち数を入力してこの針落ち数から1を差し引いて縫い目数を算出するように構成してもよい。
【0076】
次に、上記設定に基づいて実行される詰めピッチ止め縫いの制御を、始め止め縫いを例にして、図19に基づいて説明する。
【0077】
まず、ペダルが前踏みされたか否かが判断され(ステップS141)、前踏みされた場合は、始め止め縫いスイッチ42がオンされているか否かが判定される(ステップS142)。オンされていない場合は、止め縫いを行わず通常縫製に制御が移される(ステップS156)。
【0078】
前記スイッチ42がオンされている場合は、始め止め縫いLED42aを点灯する(ステップS143)。さらに、通常の針振りパターンとして設置されているパターンがカスタムパターンであるか否かが判断され(ステップS144)、カスタムパターンであると判断された場合は、本実施の形態では詰めピッチ止め縫いはカスタムパターンに対しては行わないので、他の止め縫いパターンが実行され(S155)、選択された止め縫いパターンの実行後、通常の針振りパターンによる制御が実行される(S156)。
【0079】
一方、ステップS144でカスタムパターンでないと判断された場合は、止め縫いパターンとして詰めピッチ止め縫いパターン、すなわち図13のパターン番号「5」のパターンが選択されているか否かが判断される(ステップS145)。詰めピッチ止め縫いパターンが選択されていない場合は、他の止め縫いパターンが実行され(ステップS155)、選択されている場合は、ステップS146に移行して、図18の流れ図にて設定した詰めピッチ針数CNs及び詰めピッチ巾CPs、選択されている通常針振りパターンの種類P、同パターンに対して設定されている針振り巾NW、1針振り巾NW1を読み込む(ステップS146)。
【0080】
そして、詰めピッチ針数CNsに詰めピッチ巾CPsを乗算して求めた詰めピッチ巾で振られる長さの和(詰めピッチ動作針振り量)が針振り巾NWより大きいか否かが判定され(ステップS147)、大きいと判定された場合にはステップS148に移行して、詳細は省略するが所定の表示手段にエラー表示を行うなどのエラー処理を行い、詰めピッチ止め縫いの制御を中断する。一方、大きくないと判定された場合には、針振り巾NWから前記詰めピッチ動作針振り量を差し引いて、残り長さRを算出する(ステップS149)。
【0081】
次に、上記で算出された残り長さRと前記1針振り巾NW1が比較され(ステップS150)、残り長さRの方が大きいと判定された場合は、残り長さRを1針振り巾NW1で除して、残り長さRを1針振り巾NW1で縫う針数Q、及び余り長さRを求め、この余り長さRを移行針振り巾NIとして設定する(ステップS151)。
【0082】
一方、ステップS150で残り長さRの方が小さいと判定された場合は、前記個数Qを0に設定するとともに、移行針振り巾NIとして前記残り長さRを設定する(ステップS152)。
【0083】
そして、ステップS153において以上により求められた各種振り巾、及び縫い目数に基づいて同一方向に針振りを行い、以下のように縫い目を形成する。すなわち、まず最初に詰めピッチ巾CPsの振り巾でCNs針の縫い目を形成し、次に移行針振り巾NIで1針の縫い目を形成し、最後に1針振り巾NW1でQ針の縫い目を形成する。
【0084】
その後、ステップS154で選択されている針振りパターンに従って上記ステップS154の針振り方向とは反対方向の縫い目の形成が開始される。
【0085】
なお、上記説明は図19に基づいて、詰めピッチ止め縫いを縫い始めに行う場合を示したが、図20に詰めピッチ止め縫いを縫い終わりに行う場合の流れを示す。概略図19と同様であるので詳細は省略するが、止め縫いがペダル踏み返しにより開始されること(ステップS161)、止め縫いの実行の有無が終わり止め縫いスイッチにより選択されること(ステップS162)、ステップS173に示す詰めピッチの実行順序が縫い始め詰めピッチ止め縫いの場合とは逆になること、止め縫いの終了後に糸切りが行なわれること(ステップS174)が、詰めピッチ止め縫いを縫い始めに行なう場合の流れと異なる点である。
【0086】
また、本実施の形態においては、縫い始め、縫い終わりとも同じ詰めピッチ止め縫いパターンを用いているが、縫い始め、縫い終わりのそれぞれに個別の詰めピッチ止め縫いパターンを設けるように構成しても良い。
【0087】
また、本実施の形態においては、詰めピッチ止め縫い手段による止め縫いの形成時には布送り量を通常針振りパターンの送り量としているが、詰めピッチ止め縫いパターンの形成時にのみ送り量をコンデンス送り量調整ダイヤル7によって設定した送り量として詰めピッチの止め縫いを行っても良いことは勿論である。
【0088】
以上の止め縫いパターンのデータ入力をまとめると、止め縫いパターンが「0」である場合は、針振りパターンと同一のパターンであり、針振り巾も同じになり、止め縫い回数(コンデンス回数)は図10の流れに沿って行なわれる。止め縫いパターンが「1」〜「3」である場合は、それぞれ2点から4点千鳥パターンであるので、振り巾並びに止め縫い回数が図9と図10の流れに従って設定される。また止め縫いパターンが「4」である場合には、直線縫いになるので、針数だけを設定する。また、止め縫いパターンが「5」の場合には、詰めピッチ止め縫いパターンであるので、図18の流れに沿って詰めピッチ、及び詰めピッチ針数が入力される。
【0089】
また止め縫いパターンが「6」〜「9」の場合にはカスタムパターンであるので、全針落ち位置データを図11と図12の流れに沿って入力する。止め縫いパターンが針振りパターンと同じ場合の縫目の例は、例えば、図7(B)に示した如くであり、異なる場合は、例えば図7(C)あるいは図8の如くになる。
【0090】
また、本発明では、止め縫い時の止め縫い回数あるいは針数の設定を手動で設定するのではなく、止め縫い針振りパターンの設定に伴い自動化するようにされる。このために、図16(A)に示したようなテーブルが作成される。例えば、通常の針振りパターンを2点千鳥で行う場合、この針振りパターンに対する止め縫いパターンを複数設定し(2点千鳥、3点千鳥、4点千鳥)、各止め縫い針振りパターンに対してそれぞれ始め止め縫い及び終わり止め縫い時の止め縫い回数を記憶し、これをテーブルとしてメモリ26に格納しておく。
【0091】
図9に従って止め縫い時の針振りパターンが選択されると(図16の例では、始め止め縫いも終わり止め縫いも同じなので、始めかあるいは終わりのいずれかで選択される)、図16(A)のテーブルに従い、始め止め縫い回数と終わり止め縫い回数が自動的に読み出される。止め縫いの針振りパターンに対してそれぞれ2点千鳥、3点千鳥、4点千鳥が選択された場合の縫いの状態がそれぞれ図16(B)、(C)、(D)に図示されている。図16(B)は、止め縫いとして2点千鳥の針振りパターンが選択された場合で、図16(A)のテーブルに従い始め及び終わり止め縫い回数は4回であるので、それぞれ始め及び終わり止め縫い時2点千鳥の針振りパターンが4回繰り返されている。また、図16(C),(D)は、それぞれ止め縫いとして3点千鳥、4点千鳥の針振りパターンが選択された場合で、図16(A)のテーブルに従い始め及び終わり止め縫い回数はそれぞれ3回であるので、始め及び終わり止め縫い時3点千鳥、4点千鳥の針振りパターンが3回繰り返されている。
【0092】
図16(A)の例は、通常の針振りパターンが2点千鳥の場合に対してのものであるが、このようなテーブルを他の通常の複数の針振りパターンのそれぞれに対して設け、各針振りパターンに対してそれぞれ図16(A)に示したようなテーブルを作成するようにしてもよい。また、止め縫い回数でなく、止め縫い針数のような他のパラメータを記憶するようにしてもよい。
【0093】
このように、複数の止め縫いパターンに対してそれぞれパターン毎に縫製条件に最適な止め縫い回数または止め縫い針数を設定することができるので、止め縫いパターンを変更したときでも、最適な止め縫いパラメータを自動的に設定でき、高品質の止め縫いを実行することができる。
【0094】
[全体の動作]
図17には、上述したような各種設定を行った場合の止め縫い動作の例がフローチャートとして図示されている。ステップS81でペダル前踏と判断され、始め止め縫いスイッチ42がオンになっていると(ステップS82)、始め止め縫いが行われるので、設定されたパターン番号「0」〜「9」の判別がステップS83とS84とS87で行われ、それぞれのパターン番号に応じてメモリ26から始め止め縫いパターンを読み出し、読み出されたパターンに従って針3を布送り装置の布送り作用と同期させながら布送り方向に対して直交する方向に往復移動させ、各パターンに対応した縫目を形成する。その場合、止め縫いパターンが「0」である場合には、針数Nは針振りパターンと同じになり(ステップS85)、止め縫いパターンが「1」〜「4」である場合には、止め縫いパターンの針数に(ステップS86)、また止め縫いパターンが「5」である場合は、縫い始め詰めピッチ止め縫い制御で決定された針数となり(ステップS88)、また止め縫いパターンが「6」〜「9」である場合には、カスタム設定されたパターンの針数になる(ステップS89)。そしてN針目でスピード制限を行って(ステップS90)、概略ステップS100’で図示した針振りパターン縫いに移行する。
【0095】
その針振りパターン縫い終了後、ペダルが後踏みされ(ステップS91)、終わり止め縫いスイッチ43がオンであると判断された場合には(ステップS92)、ステップS93からS100に示した終わり止め縫いパターン縫いに移行する。同様にパターン番号「0」〜「9」の判別がステップS93とS94とS97で行われ、それぞれのパターン番号に応じてメモリ26から終わり止め縫いパターンを読み出し、終わり止め縫いを行う。その場合、止め縫いパターンが「0」である場合には、針数Mは針振りパターンと同じになり(ステップS95)、止め縫いパターンが「1」〜「4」である場合には、止め縫いパターンの針数に(ステップS96)、また止め縫いパターンが「5」である場合は、縫い終わり詰めピッチ止め縫い制御で決定された針数となり(ステップS98)、また止め縫いパターンが「6」〜「9」である場合には、カスタム設定されたパターンの針数になる(ステップS99)。そしてM針目でスピード制限を行って(ステップS100)、糸切りが可能である場合には(ステップS101)、ステップS102で糸切りを行って動作を終了する。
【0096】
なお、止め縫いパターンが「1」〜「4」である場合の止め縫いパターンの針数ないし止め縫い回数(ステップS86、S96)は、図14、図15に従って設定されたりあるいは補正されたものであり、また図16に従って自動的に設定されるものである。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、止め縫い時の針振りパターンの針振り回数が設定されて、その回数と針振りパターンの1針振り巾の縫目数の積から止め縫い時の針数が決定される。従って、単に針数を設定した場合は、針振りの途中で止め縫いが終わってしまい、通常縫いの開始位置がずれる可能性があるが、本発明のように針数を演算する場合には、必ず止め縫いの針振りの最後で止め縫いが終って通常縫いが開始されるので、通常の針振りパターンと止め縫い時の針振りパターン間の移行時に縫いずれが発生しなくなり、縫製品質を高めることができる。
【0098】
また、本発明で、止め縫い時の針数を設定する場合でも、その針数で止め縫いを行ったとき、止め縫いの縫目が針振りの途中で終わる場合には、これを針振り端まで振る針数に自動補正されるので、通常の針振りパターンと止め縫い時の針振りパターン間の移行時に縫いずれが発生しなくなり、縫製品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子千鳥ミシンの概観を示す斜視図である。
【図2】針振り機構の概略構成を示す構成図である。
【図3】電子千鳥ミシンの制御構成を示すブロック図である。
【図4】操作パネルの各種スイッチ並びに表示器の配置を示した配置図である。
【図5】各種の針振りパターンによる縫目を示した説明図である。
【図6】針振りパターンの各種固有データを示した説明図である。
【図7】(A)は、針振りパターンの固有データを示した説明図で、(B)は止め縫いパターンと針振りパターンが同一である場合の縫目を示した説明図、(C)は止め縫いパターンと針振りパターンが異なる場合の縫目を示した説明図である。
【図8】止め縫いパターンと針振りパターンが異なる場合の縫目を示した説明図である。
【図9】始め止め縫いパターンを選択する流れを示したフローチャート図である。
【図10】止め縫い回数又は針数を設定する流れを示したフローチャート図である。
【図11】始め止め縫いのカスタムパターンを設定する流れを示したフローチャート図である。
【図12】終わり止め縫いのカスタムパターンを設定する流れを示したフローチャート図である。
【図13】止め縫いパターン並びにパターン番号の表示を示した表図である。
【図14】止め縫い回数を設定する処理の流れを示したフローチャート図である。
【図15】針数を設定する処理の流れを示したフローチャート図である。
【図16】(A)は、各止め縫いパターンとそれに対する止め縫いパラメータの関係を格納したテーブル図、(B)、(C)、(D)は(A)のテーブルに従って止め縫いを行ったときの縫いを示した説明図である。
【図17】止め縫いを行うときの動作の流れを示したフローチャート図である。
【図18】詰めピッチ止め縫いを設定する流れを示したフローチャート図である。
【図19】縫い始め詰めピッチ止め縫いを実行する流れを示したフローチャート図である。
【図20】縫い終わり詰めピッチ止め縫いを実行する流れを示したフローチャート図である。
【符号の説明】
2 針棒
3 針
6 送り目盛ダイヤル
7 コンデンス目盛ダイヤル
11 針振りモータ

Claims (2)

  1. 主モータにより回転させる主軸に連動して上下動される針と、針板上に出没して布を送る布送り歯を備えた布送り装置と、前記針を布送り方向との交叉方向に針振りさせる針振り機構との協働により布に縫目を形成する電子千鳥ミシンにおいて、
    針振りパターンの始めまたは終わりに形成される止め縫いを針振りパターンとして入力し記憶する手段と、
    止め縫い時の針振りパターンの針振り回数を入力する手段と、
    前記止め縫い時の針振りパターンの1針振り巾での縫目数と前記入力された針振り回数とに基づいて止め縫い針数を演算し決定する手段と、
    止め縫いを開始するとき止め縫い時の針振りパターンのデータを読み出して主モータおよび針振り機構を作動し該パターンに従った縫目を形成する手段と、
    前記演算した止め縫い針数に達したとき止め縫いを終了させる制御手段とを備えたことを特徴とする電子千鳥ミシン。
  2. 主モータにより回転させる主軸に連動して上下動される針と、針板上に出没して布を送る布送り歯を備えた布送り装置と、前記針を布送り方向との交叉方向に針振りさせる針振り機構との協働により布に縫目を形成する電子千鳥ミシンにおいて、
    針振りパターンの始めまたは終わりに形成される止め縫いを針振りパターンとして入力し記憶する手段と、
    止め縫い時の針数を入力する手段と、
    前記針数が止め縫い時の針振りパターンの1針振り巾での縫目数の整数倍でないとき該針数を整数倍に補正する手段と、
    止め縫いを開始するとき止め縫い時の針振りパターンのデータを読み出して主モータおよび針振り機構を作動し該パターンに従った縫目を形成する手段と、
    前記補正された針数に達したとき止め縫いを終了させる制御手段とを備えたことを特徴とする電子千鳥ミシン。
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