JP2001272901A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器のねじれを防止する。 【解決手段】 第一枠体151と、軸21を中心にして
回動可能に結合している第二枠体152と、第一枠体1
51に設けられた感光体ドラム1と、現像剤を用いて、
感光体ドラム1に形成された静電潜像を現像するため
の、第二枠体に設けられた現像部材と、プロセスカート
リッジが装置本体に装着された際に、装置本体から現像
部材を回転させるための駆動力を受けるための現像駆動
力受け部材であって、軸21と同軸線上に配置されてい
る現像駆動力受け部材18と、を有するプロセスカート
リッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジ、及び、前記プロセスカートリッジを着脱可能で記録
媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置に関するも
のである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真方式を用いて記録媒体に画像を形成するものであ
る。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例え
ば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザー
ビームプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシミリ装置
及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電部
材、現像部材またはクリーニング部材と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び、帯電部材、現像部材、クリーニング部材の少
なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカー
トリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもの
である。更に、少なくとも現像部材と電子写真感光体ド
ラムとを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可
能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的
にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装
置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採
用されている。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユー
ザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上
させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ
方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられて
いる。
【0005】このようなプロセスカートリッジにおいて
は、感光体ドラムと現像ローラとの位置関係を保持し、
安定した画像品質を得るため以下のような構成を取って
いる。感光体ドラムを有するクリーニングユニットと、
現像器を有する現像ユニットとをピンにより回動自在に
結合した上で、加圧ばねにより感光体ドラムと現像ロー
ラを押圧する。ここで、現像ローラには軸に対し回動自
在なコロが設けられている。これにより、感光体ドラム
と現像ローラとの軸間距離を保持する。ここで、コロの
直径は現像ローラの直径よりも大きく、前述の加圧ばね
のばね力で感光体ドラムとコロが圧接することにより、
感光体ドラムと現像ローラ間に隙間を設けている。
【0006】図19はプロセスカートリッジ103の駆
動列の一例を示すものである。プロセスカートリッジ1
03への駆動力の伝達は装置本体に設けられた駆動ギア
153からドラムギア4によって行われる。駆動ギア5
はドラムギア4と噛み合っており、ドラムギア4を介し
て駆動力が伝達される。駆動ギア5は現像ローラを駆動
すると共にアイドラギア6,7を介してトナー撹拌ギア
8へ駆動力を伝達する。
【0007】次に、装置本体に対するカートリッジ10
3の位置決めについて説明する。図20に示すように、
カートリッジ103の長手方向端面には装置本体に設け
られたガイド部160と係合する係合部40が設けられ
ている。これによりカートリッジ103を装置本体に挿
入する際には、上記のガイド部160に沿って係合部4
0を挿入して行き、装置本体のストッパ161に当接す
るところで位置決めがなされる。この時、カートリッジ
103のドラムギア4と装置本体の駆動ギア153とが
噛み合う。
【0008】ここで、プロセスカートリッジ103に駆
動力が掛かると、ドラム駆動ギア4と駆動ギア153の
回転中心を結ぶ線上でピッチ点において引いた垂線l
(エル)1から噛み合い圧力角αだけずれた方向に噛み
合い力F1が働く。そこでカートリッジ103が装置本
体のストッパ161に押圧される。このように感光体ド
ラム1の回転軸方向に対して略直角に働く力を利用する
ことによってカートリッジ103の位置変動を抑えるこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成にあっては、図19に示すように、カートリッジ10
3が駆動状態となると、ドラムギア4と駆動ギア5の噛
み合い方向Eに現像ユニット152の駆動力が集中して
掛かるる。そのため、カートリッジ103の長手で見た
場合、ねじれの力を受けることとなる。従来はこのよう
な枠体の変形を避け、画像品質を安定させるため、カー
トリッジ103の枠体を補強したり、あるいは、前記加
圧ばねのばね力を左右で異なるものとしていた。これに
よって、枠体のねじれに対してバランスを取るようにし
ていた。この構成は、大変優れた構成であって、枠体の
変形を避け、画像品質を安定させることができた。
【0010】本発明は、前述従来技術を更に発展させた
ものである。
【0011】本発明の目的は、小型、軽量化を実現した
プロセスカートリッジ、及び前記プロセスカートリッジ
を着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的は、プロセスカートリッ
ジの小型、軽量化を実現するために、枠体の厚さを従来
よりも薄くしたとしても、枠体の変形防止を実現したプ
ロセスカートリッジ、及び、前記プロセスカートリッジ
を着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することにあ
る。
【0013】本発明の他の目的は、装置本体からプロセ
スカートリッジに駆動力を入力する場合に、ギアの噛み
合い力による、枠体の揺動中心を中心とするモーメント
を小さく抑えることを実現したプロセスカートリッジ、
及び、前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真
画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】主要な本発明は、電子写
真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ
において、第一枠体と、前記第一枠体と、軸を中心にし
て回動可能に結合している第二枠体と、前記第一枠体に
設けられた電子写真感光体ドラムと、現像剤を用いて、
前記感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するため
の、前記第二枠体に設けられた現像部材と、前記プロセ
スカートリッジが前記装置本体に装着された際に、前記
装置本体から前記現像部材を回転させるための駆動力を
受けるための現像駆動力受け部材であって、前記軸と同
軸線上に配置されている現像駆動力受け部材と、を有す
ることを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0015】他の主要な本発明は、プロセスカートリッ
ジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するため
の電子写真画像形成装置において、(a)本体現像駆動
力伝達部材と、(b)第一枠体と、前記第一枠体と、軸
を中心にして回動可能に結合している第二枠体と、前記
第一枠体に設けられた電子写真感光体ドラムと、現像剤
を用いて、前記感光体ドラムに形成された静電潜像を現
像するための、前記第二枠体に設けられた現像部材と、
前記プロセスカートリッジが装置本体に装着された際
に、前記本体現像駆動力伝達部材から前記現像部材を回
転させるための駆動力を受けるための駆動力受け部材で
あって、前記軸と同軸線上に配置されている現像駆動力
受け部材と、プロセスカートリッジを取り外し可能に装
着するための装着手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示
す。
【0017】[実施の形態1]以下の説明において、プ
ロセスカートリッジの短手方向とはプロセスカートリッ
ジを装置本体に着脱する方向である。またプロセスカー
トリッジの長手方向とはプロセスカートリッジを装置本
体に着脱する方向と交差する方向(略直交する方向)で
ある。また、プロセスカートリッジの上面とはプロセス
カートリッジを装置本体に装着した状態で上方に位置す
る面であり、下面とは下方に位置する面である。
【0018】(電子写真画像形成装置)図1、及び図2
に示す画像形成装置101は電子写真方式のレーザービ
ームプリンタである。
【0019】図1は装置101の側断面図、図2はプロ
セスカートリッジの着脱操作を示す側面図である。
【0020】まず、記録媒体(例えば記録紙、OHPシ
ート等)Pの搬送手段の構成について説明する。
【0021】記録媒体Pは給送カセット110内に複数
枚積載されており、記録媒体Pの先端部は給送バネ11
6によって付勢された積載板117によって給送ローラ
118表面に押圧されている。給送カセット110は図
1において右方向に引き抜くことができ、使用者が画像
形成装置に記録媒体Pを装填することができる。このと
き軸119は給送カセット110の側壁に形成されたス
ライド溝(図示せず)に沿って上方に移動する。そのた
め、積載板117が給送カセット110の底面まで下が
り、記録媒体Pを円滑に装填することができる。
【0022】給送ローラ118は軸121に固定されて
いる。そして、この軸121の端部にはクラッチとソレ
ノイド(図示せず)が設けられており、給送ローラ11
8の回転駆動制御が可能である。記録媒体Pの給送ロー
ラ側先端には分離爪122が設けられている。さらにそ
の先端近傍にはカセット入口ガイド123がバネ(図示
せず)により回転自在に取り付けられている。また、カ
セット110の側方の装置本体ベースにはガイド部12
4が設けられており、記録媒体Pをガイドしてレジスト
ローラ125へ導く。
【0023】給送スタート信号によりソレノイド(図示
せず)がONすると、駆動ギアの駆動力がクラッチを介
して軸121に伝達される。これによって、給送ローラ
118が回転して、記録媒体Pをカセット入口ガイド1
23へ導く。このとき、記録媒体Pは摩擦係数の関係に
より最上位の一枚のみが送出される。その後、記録媒体
Pは給送ローラ118の回転によりレジストローラ12
5のニップ部に到達する。そして、記録媒体Pは、レジ
ストローラ125により感光体ドラム1上の現像剤像の
先端と同期して、感光体ドラム1と転写ローラ108の
間に搬送される。
【0024】その後、画像形成プロセスにより感光体ド
ラム1上に形成された現像剤像は、所定の圧で感光体ド
ラム1に押圧している転写ローラ108によって記録媒
体Pに転写される。
【0025】現像剤像の転写を受けた記録媒体Pは、定
着入口ガイド130によって定着手段109へ導かれ
る。記録媒体Pが加熱された定着ローラ112と加圧ロ
ーラ113のニップ部を通過することにより、現像剤像
は記録媒体P上に定着される。その後、記録媒体Pは排
出ローラ134により装置外に排出され、排出口135
に設けられた排出トレイ114上に積載される。
【0026】次に、画像形成部のレーザー光学系である
スキャナユニット106の構成について説明する。
【0027】レーザー光Lは、ポリゴンミラー138の
回転駆動によって感光体ドラム1の母線方向を走査す
る。そして、スキャナユニット106のオン−オフドラ
イブにより感光体ドラム1上の照射ポイントを所定の電
位に変化させる。これによって、感光体ドラム1上に静
電潜像を形成する。
【0028】尚、カートリッジ103は、装置本体10
1に対して、感光体ドラム1の長手方向(軸線方向)と
交差する方向から着脱される(図2参照)。
【0029】カートリッジ103の長手方向両端面には
装置本体101に設けられたガイド部60と係合するガ
イド部40が設けられている。これによりカートリッジ
103を装置本体101に挿入する際には、上記のガイ
ド部60に沿ってガイド部40を挿入して行く。そし
て、装置本体101のストッパ61に当接するところで
カートリッジ103は位置決めがなされる。この時、カ
ートリッジ103のギア18と装置本体101の本体ギ
ア154とが噛み合う。
【0030】(プロセスカートリッジ)以下にプロセス
カートリッジ103および本発明を実施した主要部分の
構成を説明する。
【0031】(クリーニングユニット)図3は本実施の
形態におけるプロセスカートリッジを示している。図中
151は第一枠体(クリーニングユニット)を示してい
る。この第一枠体151には感光体ドラム1が軸9によ
って回動自在に取り付けられている。また第一枠体15
1には感光体ドラム1に当接し、感光体ドラム1上に残
ったトナーを除去するクリーニングブレード形式のクリ
ーニング部材10および、感光体ドラム1の表面を一様
に帯電させるための帯電ローラ11が設けられている。
さらに枠体の両側面には後述する現像ユニットとされる
第二枠体152との結合用の穴(不図示)が設けられて
いる。
【0032】(現像ユニット)図3において、152は
第二枠体(現像ユニット)を示している。第二枠体15
2には現像剤収納部12、現像剤担持体としての現像ロ
ーラとした現像部材2、現像ブレード13が設けられて
いる。第二枠体152では、現像剤は、現像剤収納部1
2から撹拌部材19によって現像容器14へ送られる。
そして現像部材2の外周に圧接された現像ブレード13
によって図示反時計方向に回転する現像部材2の外周に
現像剤を薄層塗布し、かつ現像剤へ電荷を付与する。な
お、撹拌部材19は回転駆動されるように第二枠体15
2に設けられた軸19aに弾性シート状の撹拌羽根19
bを取り付けたものであり、時計方向に回転する。
【0033】図4に示すように、感光体ドラムを有する
第一枠体(クリーニングユニット)151と、現像器を
有する第二枠体(現像ユニット)152とを軸21(結
合部材)により回動自在に結合した上で、加圧ばね(圧
縮ばね)22により感光体ドラム1と現像部材2を押圧
する。図5に示すように、現像部材2には現像部材2の
軸2aに対し回動自在なコロ3が設けられている。これ
により感光体ドラム1と現像部材2との軸間距離を保持
する。ここでコロ3の直径は現像部材2の直径よりも大
きい。そして前記ばね22の弾性力によって、感光体ド
ラム1とコロ3が圧接することにより、感光体ドラム1
と現像部材2間に隙間を設けている。
【0034】(駆動列)図6にプロセスカートリッジ1
03の駆動列を示す。
【0035】本実施の形態におけるカートリッジ103
では、前記の第一枠体151と第二枠体152のそれぞ
れに装置本体101から駆動力が掛かる。第二枠体15
2は、現像部材2の端部に設けられたギア15からアイ
ドラギア16,17を経由して現像駆動力受け部材18
へつながるギア列を有している。装置本体101には現
像駆動力受け部材18と噛み合う本体現像駆動力受け部
材154が設けられている。そしてカートリッジ103
が装置本体101に装填されると駆動力の伝達が可能と
なる。ここで現像駆動力受け部材18は第二枠体152
の駆動入力部材である。
【0036】また、感光体ドラム1の回転軸上には第一
枠体151を駆動するためのドラム駆動力受け部材41
が設けられており、感光体ドラム1と一体に回転可能で
ある。装置本体101にはドラム駆動力受け部材41と
凹凸で対を成す本体カップリング(不図示)が設けられ
ている。そしてプロセスカートリッジ103が装置本体
101に挿入されると両者が係合し、感光体ドラム1の
回転軸方向から駆動伝達が可能となる。ここでドラム駆
動力受け部材41は第一枠体151の駆動入力部材であ
る。
【0037】(クリーニングユニットと現像ユニットの
結合)ここで第二枠体152に設けられた結合部材20
について述べる。
【0038】図7は第二枠体152の駆動列が設けられ
ている側(駆動側と略す)の結合部材20を示す。駆動
側結合部材20には現像部材2の軸受部20aとアイド
ラギア16および17の軸20b,20cさらに現像駆
動力受け部材18の軸20dが設けられている。結合部
材20の軸20dの中心には第一枠体151との結合用
に貫通穴20eが設けられている。
【0039】一方、駆動側と反対側(非駆動側と略す)
の結合部材(不図示)には、現像部材2の軸受部および
第一枠体151との結合用の貫通穴が設けられている。
この反対側の現像部材2の軸受部は軸受部20aの中心
線の延長を中心としている。又、この反対側の結合用の
貫通穴20e(不図示)は貫通穴20eと同中心線上に
ある。
【0040】駆動側および非駆動側の結合部材は現像容
器14に対し位置決めボス(不図示)で位置決めされた
後、現像容器14に固定される。
【0041】第一枠体151と第二枠体152の結合
は、図8に示すように第二枠体152に固定されている
結合部材20の貫通穴20eと、第一枠体151の両側
面に設けられた穴151aおよび軸21によって行われ
る。即ち、第二枠体152に第一枠体151をかぶせて
穴151aを貫通穴20eに一致させ、軸21を穴15
1a、貫通穴20eに嵌入する。
【0042】これにより第一枠体151と第二枠体15
2は軸21を中心に揺動可能に結合される。そして、両
ユニットの結合位置(すなわち揺動中心)に現像駆動力
受け部材18の中心が配置されることとなる。
【0043】また、第一枠体151と第二枠体152と
の間には、両枠体の長手方向の一端と他端に加圧ばね2
2が設けられている。これによって、感光体ドラム1と
現像部材2が加圧状態となる。この加圧ばね22の位置
は、現像駆動力受け部材18の中心から見て、感光体ド
ラム1と現像部材2のある側とは反対側に位置してい
る。本例では圧縮コイルばねを加圧ばね22としてい
る。そして、長手方向両端の加圧ばね22のばね力を左
右両側でほぼ等しくしている。
【0044】上記構成により図9に示すように、プロセ
スカートリッジ103に装置本体101から駆動入力が
された時、従来見られたような第一枠体151と第二枠
体152間のギアの噛み合い力は発生しない。一方で装
置本体101の駆動入力ギアである本体ギア154と現
像駆動力受け部材18との噛み合い力F2によってプロ
セスカートリッジ103は装置本体101に対して押圧
され、位置が保持される。
【0045】またこの時第一枠体151への駆動はカー
トリッジドラム駆動力受け部材41を通じて感光体ドラ
ム1の回転軸方向から入力されており、噛み合い力F2
を利用した装置本体101への押圧を妨げない。
【0046】上述実施の形態をまとめると共に説明を補
足すれば以下のとおりである。
【0047】1.電子写真画像形成装置本体に着脱可能
なプロセスカートリッジは、第一枠体151と、第一枠
体151と、軸21を中心にして回動可能に結合してい
る第二枠体152と、第一枠体151に設けられた電子
写真感光体ドラム1と、現像剤を用いて、感光体ドラム
1に形成された静電潜像を現像するための、第二枠体1
52に設けられた現像部材2と、プロセスカートリッジ
103が装置本体101に装着された際に、装置本体1
01から現像部材2を回転させるための駆動力を受ける
ためのカートリッジ現像駆動力受け部材であって、軸2
1と同軸線上に配置されているカートリッジ現像駆動力
受け部材18と、を有する。
【0048】2.カートリッジ現像駆動力受け部材18
は、現像部材2としての現像ローラの長手方向と略直角
方向から前記駆動力を受けるものである。
【0049】3.カートリッジ現像駆動力受け部材18
は、プロセスカートリッジギア(略してカートリッジギ
アという)である、そして、カートリッジギアは、プロ
セスカートリッジ103を装置本体101に装着する装
着方向において、カートリッジギアの中心よりも下流側
でもって装置本体101に設けられている本体ギア15
4と噛合う、ここで、プロセスカートリッジ103は、
現像ローラ(2)の軸線と交差する方向から装置本体1
01に装着される。
【0050】4.カートリッジギア(18)は、第二枠
体152に設けられている、そして、カートリッジギア
は、第一枠体151に設けられている開口155から露
出している、そして、カートリッジギアは、前記露出し
ている部分でもって本体ギア154と噛合う。
【0051】5.プロセスカートリッジギア(18)
と、本体ギア152は、共にはす歯ギアである。
【0052】6.更に、プロセスカートリッジ103が
装置本体101に装着された際に、装置本体101から
感光体ドラム1を回転させるための駆動力を受けるため
のカートリッジドラム駆動力受け部材41を有する、こ
こで、カートリッジドラム駆動力受け部材41は、装置
本体101から駆動力を受ける際に、カートリッジ現像
駆動力受け部材18が装置本体101から駆動力を受け
る方向と交差する方向から駆動力を受ける。
【0053】7.カートリッジドラム駆動力受け部材4
1は、カートリッジカップリングである。
【0054】8.カートリッジ現像駆動力受け部材18
はカートリッジギアである、ここで、カートリッジギア
は、現像部材2としての現像ローラの長手方向一端側で
あって、第二枠体152に取り付けられている。
【0055】9.カートリッジギア(18)が受けた駆
動力は、ギアに17,16,15によって、現像ローラ
(2)に伝達される、また、ギア列によって除去現像剤
搬送部材に伝達されて前記搬送部材を回転させる、ここ
で、前記搬送部材は、クリーニング部材10によって感
光体ドラム1から除去された現像剤を搬送するものであ
る。
【0056】10.更に、ギア列は、現像に用いられる
現像剤を収納している現像剤収納部12内に設けられた
撹拌部材19へ駆動力を伝達して、撹拌部材19を回転
させる。
【0057】11.プロセスカートリッジ103が装置
本体101に装着される装置方向において、現像駆動力
受け部材18はドラム駆動力受け部材41よりも下流側
に配置されている、そして、現像駆動力受け部材18と
ドラム駆動力受け部材41は、プロセスカートリッジ1
03の装置方向と交差する方向において、同じ一端側に
配置されている、ここで、プロセスカートリッジ103
は、装置本体101に対して、感光体ドラム1の軸線方
向と交差する方向から装着される。
【0058】12.ドラム駆動力受け部材41はカップ
リング、また、現像駆動力受け部材18ははす歯ギアで
ある、そして、プロセスカートリッジ103の装着方向
と交差する方向においてはす歯ギアはカップリングより
も内側に配置されている。
【0059】13.プロセスカートリッジ103の装着
方向において、現像駆動力受け部材18はドラム駆動力
受け部材41よりも下流側に配置されている、そして、
プロセスカートリッジ103の装着方向において、上流
側から下流側にわたって、感光体ドラム1、現像部材2
としての現像ローラ、除去現像剤搬送部材がこの順番で
配置されている、ここで、前記搬送部材は、クリーニン
グ部材10によって感光体ドラム1から除去された現像
剤を搬送するものである。
【0060】14.更に、第一枠体151は、現像に用
いられる現像剤を収納している現像剤収納部を有する、
そして、プロセスカートリッジ103が装置本体101
に装着された際に、現像剤収納部12に上方に位置する
ように、クリーニング部材10によって感光体ドラム1
から除去された除去現像剤を収納するための除去現像剤
収納部が配置されている、そして、前記搬送部材は、前
記除去現像剤収納部内に配置されている。
【0061】15.ドラム駆動力受け部材41はカート
リッジカップリングであって、感光体ドラム1の長手方
向に沿った方向から、装置本体101に設けられ装置本
体カップリングと係合する、そして、感光体ドラム1を
回転させるための駆動力を受ける。
【0062】16.カートリッジカップリング(41)
はねじれた略三角柱、また、前記本体カップリングは断
面が略三角形のねじれた穴であって、前記ねじれた略三
角柱が前記ねじれた穴と係合して、駆動力の伝達が行わ
れる。
【0063】17.電子写真画像形成装置本体101に
着脱可能なプロセスカートリッジ103において、第一
枠体151と、ここで、第一枠体151は、プロセスカ
ートリッジ103が装置本体101に装着された際に、
上方に位置するように配置されている、第一枠体151
と、軸21を中心にして回動可能に結合している第二枠
体152と、第一枠体151に設けられた電子写真感光
体ドラム1と、現像剤を用いて、感光体ドラム1に形成
された静電潜像を現像するための、第二枠体152に設
けられた現像ローラ(2)と、ここで、第二枠体152
は、プロセスカートリッジ103が装置本体101に装
着された際に、下方に位置するように配置されている、
現像剤を収納する、第二枠体152に設けられた現像剤
収納部12と、感光体ドラム1に残留する現像剤を除去
するための第二枠体152に設けられたクリーニング部
材10と、クリーニング部材10によって除去された現
像剤を収納するための、第一枠体151に設けられた除
去現像剤収納部151bと、ここで、プロセスカートリ
ッジ103が装置本体101に装着された際に、除去現
像剤収納部151bは、現像剤収納部12の上方に位置
するように配置されている、プロセスカートリッジ10
3が装置本体101に装着された際に、感光体ドラム1
を回転駆動させるための駆動力を装置本体101から受
けるための、第一枠体151に設けられたカートリッジ
カップリング(41)と、ここで、カートリッジカップ
リングは、感光体ドラム1と同軸線上に配置されてい
る、プロセスカートリッジ103が装置本体101に装
着された際に、装置本体101から現像部材2を回転さ
せるための駆動力を受けるための、第二枠体152に設
けられたカートリッジはす歯ギア(18)と、ここで、
プロセスカートリッジ103が装置本体101に装着さ
れる装着方向において、はす歯ギアはカートリッジカッ
プリング(41)の下流側に配置されている、また、カ
ートリッジはす歯ギアは、軸21と同軸線上に配置され
ている、また、プロセスカートリッジ103の装着方向
と交差する方向において、カートリッジはす歯ギアはカ
ートリッジカップリング(41)よりも内側に配置され
ている、ここで、プロセスカートリッジ103の装着方
向において、上流側から下流側にわたって、感光体ドラ
ム1、現像ローラ(2)がこの順番で配置されている、
また、カートリッジはす歯ギアとカートリッジカップリ
ング(41)は、プロセスカートリッジ103の装着方
向と交差する方向において、同じ一端側に配置されてい
る、また、プロセスカートリッジ103は、装置本体1
01に対して、感光体ドラム1の軸線方向と交差する方
向から装着される、を有する。
【0064】18.カートリッジカップリング(41)
はねじれた略三角柱、また、カートリッジカップリング
に駆動力を伝達する本体カップリングは断面が略三角形
のねじれた穴であって、ねじれた略三角柱が前記ねじれ
た穴と係合して、駆動力の伝達が行われる。
【0065】19.プロセスカートリッジ103を着脱
可能であって、記録媒体Pに画像を形成するための画像
形成装置において、(a)本体現像駆動力受け部材15
4と、(b)第一枠体151と、第一枠体151と、軸
21を中心にして回動可能に結合している第二枠体15
2と、第一枠体151に設けられた電子写真感光体ドラ
ム1と、現像剤を用いて、感光体ドラム1に形成された
静電潜像を現像するための、第二枠体152に設けられ
た現像部材2と、プロセスカートリッジ103が装置本
体101人装着された際に、本体現像駆動力受け部材1
54から現像部材2を回転させるための駆動力を受ける
ためのカートリッジ現像駆動力受け部材であって、軸2
1と同軸線上に配置されているカートリッジ現像駆動力
受け部材18と、プロセスカートリッジ103を取り外
し可能に装着するための装着手段と、を有する。
【0066】20.プロセスカートリッジ103を着脱
可能であって、記録媒体Pに画像を形成するための画像
形成装置において、(a)本体カップリングと、(b)
本体はす歯ギア154と、(c)第一枠体151と、こ
こで、第一枠体151は、プロセスカートリッジ103
が装置本体101に装着された際に上方に位置するよう
に配置されている、第一枠体151と、軸21を中心に
して回動可能に結合している第二枠体152と、第一枠
体151に設けられた電子写真感光体ドラム1と、現像
剤を用いて、感光体ドラム1に形成された静電潜像を現
像するための、第二枠体152に設けられた現像ローラ
(2)と、ここで、第二枠体152は、プロセスカート
リッジ103が装置本体101に装着された際に、下方
に位置するように配置されている、現像剤を収納する、
第二枠体152に設けられた現像剤収納部12と、感光
体ドラム1に残留する現像剤を除去するための、第二枠
体152に設けられたクリーニング部材10と、クリー
ニング部材10によって除去された現像剤を収納するた
めの、第一枠体151に設けられた除去現像剤収納部1
51bと、ここで、プロセスカートリッジ103が装置
本体101に装着された際に、除去現像剤収納部151
aは、現像剤収納部12の上方に位置するように配置さ
れている、プロセスカートリッジ103が装置本体10
1に装着された際に、感光体ドラム1を回転駆動させる
ための駆動力を前記本体カップリングから受けるため
の、第一枠体151に設けられたカートリッジカップリ
ング(41)と、ここで、カートリッジカップリング
(41)は、感光体ドラム1と同軸線上に配置されてい
る、プロセスカートリッジ103が装置本体101に装
着された際に、本体はす歯ギア(154)から現像部材
2を回転させるための駆動力を受けるための、第二枠体
152に設けられたカートリッジはす歯ギア(18)
と、ここで、プロセスカートリッジ103が装置本体1
01に装着される装着方向において、はす歯ギア(1
8)はカートリッジカップリング(41)の下流側に配
置されている、また、カートリッジはす歯ギア(18)
は、軸21と同軸線上に配置されている、また、プロセ
スカートリッジ103の装着方向と交差する方向におい
て、カートリッジはす歯ギア(18)はカートリッジカ
ップリング(41)よりも内側に配置されている、ここ
で、プロセスカートリッジ103の装着方向において、
上流側から下流側にわたって、感光体ドラム1、現像ロ
ーラ(2)がこの順番で配置されている、また、カート
リッジはす歯ギア(18)とカートリッジカップリング
(41)は、プロセスカートリッジ103の装着方向と
交差する方向において、同じ一端側に配置されている、
また、プロセスカートリッジ103は、装置本体101
に対して、感光体ドラム1の軸線方向と交差する方向か
ら装着される、プロセスカートリッジ103を取り外し
可能に装着するための装着手段と、を有する。
【0067】[実施の形態2]本発明に係るプロセスカ
ートリッジ、及び、電子写真画像形成装置の実施の形態
2について図を用いて説明する。
【0068】図10は本実施の形態に係る電子写真画像
形成装置の全体構成図、図11は本実施の形態に係るプ
ロセスカートリッジの断面図、図12はプロセスカート
リッジの分解斜視図、図13はプロセスカートリッジの
上面斜視図であって、除去現像剤収納部と駆動力伝達機
構の上方を破断した図、図14は第一枠体と第二枠体の
結合を説明する図、図15はドラム駆動力伝達部材及び
本体ドラム駆動力伝達部材を説明する図、図16は現像
ユニットの駆動伝達機構の結合部材を説明する図、図1
7はプロセスカートリッジの駆動伝達機構を説明する
図、図18は第一枠体が揺動した際の駆動伝達機構を説
明する図である。
【0069】(電子写真画像形成装置)まず電子写真画
像形成装置の全体構成について、図10を用いて説明す
る。図10に示す画像形成装置330は電子写真方式を
採用したフルカラーレーザービームプリンタである。こ
の画像形成装置330の装置本体350には、垂直方向
に4箇所のカートリッジ装着部350a〜dが配置され
ている。そして、この装着部350a〜dにカートリッ
ジ240が取り外し可能に装着されている。尚、装着部
350a〜dに装着されているカートリッジ240は、
構造が全く同じであるが、収納されている現像剤tの色
が異なる。即ち、装着部350aには、シアン色の現像
剤tを収納しているカートリッジ240a、装着部35
0bにはイエロー色の現像剤tを収納しているカートリ
ッジ240b、装着部350cにはマゼンタ色の現像剤
tを収納しているカートリッジ240d、装着部350
dにはブラック色の現像剤tを収納しているカートリッ
ジ240dが装着されている。
【0070】さて、この状態で垂直方向に4つの感光体
ドラム244a〜dが配置されている。感光体ドラム2
44は図中反時計回り方向に回転される。そして、その
周囲には、回転方向に沿って感光体ドラム244表面を
均一に帯電する帯電ローラ245a〜d、静電潜像を現
像するための現像ユニット242a〜d、感光体ドラム
244上の現像剤像を記録媒体Pに転写させる静電転写
装置334、感光体ドラム244上に残留した現像剤を
除去するクリーニング部材246a〜dが配置されてい
る。
【0071】尚、331a〜dは、画像情報に基づいて
レーザービームを照射し感光体ドラム244上の静電潜
像を形成するスキャナユニットである。
【0072】感光体ドラム244、帯電ローラ245、
現像ユニット242、クリーニング部材246は一体に
構成され、カートリッジ240を構成している。カート
リッジ240については後に詳述する。
【0073】感光体ドラム244は、例えば直径30m
mのアルミシリンダの外周面に有機光伝導体層(OPC
感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム
244は、その両端部を支持部材によって回転自在に支
持されており、一方の端部に駆動モータ(図示せず)か
らの駆動力が伝達されることにより、図中反時計回り方
向に回転駆動する。
【0074】帯電ローラ245は接触帯電方式であり、
導電性ローラを感光体ドラム244の表面に当接させる
と共に、帯電バイアス電圧を印加することにより感光体
ドラム244表面を一様に帯電させる。
【0075】スキャナユニット331a〜dは、感光体
ドラム244の略水平方向に配置され、レーザーダイオ
ード(図示せず)によって画像信号に対応する画像光
が、スキャナモータ(図示せず)によって高速回転され
るポリゴンミラー332a〜dに照射される。ポリゴン
ミラー332に反射した画像光は、結像レンズ333a
〜dを介して帯電された感光体ドラム244表面を選択
的に露光して静電潜像を形成する。
【0076】前述した通り、現像ユニット242はイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像剤の内
いずれかの色の現像剤tを収納している。そして、現像
部材である現像ローラ251の外周に現像剤を塗布し、
かつ現像剤に電荷を付与する。そして潜像が形成された
感光体ドラム244と対向した現像ローラ251に現像
バイアスを印加することにより、静電潜像の低電位部に
現像剤を転移させて感光体ドラム244上に現像剤像を
形成(現像)する。
【0077】全ての感光体ドラム244に対向し、当接
して循環移動するベルト335が配設されている。ベル
ト335は、周長約700mm、厚さ150μmのフィ
ルム状部材で構成されている。そして、駆動ローラ33
6、従動ローラ337a,337b、及びテンションロ
ーラ338の4本のローラにより張架され、図の矢印X
方向に回転駆動される。このベルト335の外周面にロ
ーラ344によって記録媒体Pを圧接する。そして、ベ
ルト335とローラ344との間に電圧を印加すること
により、誘電体である記録媒体Pとベルト335の誘電
体層に電荷を誘起する。そして、記録媒体Pをベルト3
35外周に静電吸着する。これより、記録媒体Pが感光
体ドラム244との接触位置(転写位置)まで安定して
搬送される。
【0078】前記ベルト335の内側には、各感光体ド
ラム244a〜dと対向する位置に転写ローラ339a
〜dが当接し、付勢されている。これら転写ローラ33
9から正極性の電荷がベルト335を介して記録媒体P
に印加される。そしてこの電荷による電界により、感光
体ドラム244に接触中の記録媒体Pに感光体ドラム2
44上の負極性の現像剤像が順次転写される。
【0079】給送部340は記録媒体Pを給送するもの
であり、複数枚の記録媒体Pが給送カセット341に収
納されている。画像形成時には、給送ローラ342は、
画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット341
内の記録媒体Pを一枚ずつ分離給送する。記録媒体Pは
レジストローラ対343に突き当たって斜行を矯正した
後に、ベルト335の回転と画像書き出し位置の同期を
とって、レジストローラ対343によってベルト335
へと搬送される。レジストローラ対343は、最上流の
感光体ドラム244a周面上の現像剤像の先端がベルト
335との対向点に回転搬送されてくるタイミングで、
その対向点に記録媒体Pの記録開始位置が一致するよう
に回転を開始する。
【0080】現像剤像を転写された記録媒体Pは、駆動
ローラ336の曲率によってベルト335から分離さ
れ、定着部345へと搬入される。定着部345は記録
媒体Pに転写された複数色の現像剤画像を定着させるも
のである。そして、回転する加熱ローラ346と、これ
に圧接して記録媒体Pに熱及び圧力を与える加圧ローラ
347とを有する。現像剤像を転写された記録媒体P
は、定着部345を通過する際に熱と圧力によって現像
剤が溶融し、記録媒体P上にカラー画像が定着される。
カラー画像が形成された記録媒体Pは、排出ローラ対3
48によって排出部349から機外に排出される。
【0081】(プロセスカートリッジ)次に本実施の形
態に係るカートリッジ240(240a〜240d)に
ついて図11〜図18を用いて説明する。このカートリ
ッジ240は第一枠体であるドラムユニット241と、
第二枠体である現像ユニット242とからなり、後述す
るように揺動中心243によって回動可能に結合されて
いる。
【0082】(第一枠体)第一枠体であるドラムユニッ
ト241には、図11に示すように、感光体ドラム24
4が軸244aによって回動自在に取り付けられてい
る。またドラムユニット241には、感光体ドラム24
4表面を一様に帯電させる帯電ローラ245、感光体ド
ラム244に当接して残留した現像剤を除去するクリー
ニング部材246、後述する現像剤収納部252と対向
して、その上方に位置する除去現像剤収納部247、及
び、除去現像剤搬送機構248を有している。さらに枠
体の長手方向の両側面には、現像ユニット242と結合
するために揺動中心243の穴241a(図12参照)
を有している。
【0083】尚、上方とは、カートリッジ240を装置
本体350に装着した状態で、上方に位置することであ
る。
【0084】上述した如く、転写後に、感光体ドラム2
44に転写後に残留した現像剤はクリーニング部材24
6によって掻き落とされて除去される。そして、除去現
像剤は、除去現像剤搬送機構248によって除去現像剤
収納部247に搬送される。
【0085】除去現像剤搬送機構248は除去現像剤収
納部247に回転可能に設けられたクランク250に、
除去現像剤搬送部材である送り板249を回転可能に軸
支している。クランク250は軸径2mm、回転半径5
mmの金属軸で、回転することにより送り板249が除
去現像剤をクリーニング部材246近傍から除去現像剤
収納部247に搬送する方向(図12中矢印H方向)に
往復運動する。送り板249は板厚1mmの金属板で、
現像剤を搬送させるための仕切り249aを有してい
る。
【0086】なお、本実施の形態においては除去現像剤
搬送部材として送り板249を用いているが、スクリュ
ーを用いて構成することでもよい。
【0087】(第二枠体)第二枠体である現像ユニット
242には、図17に示すように、現像部材である現像
ローラ251、各色の現像剤を収納する現像剤収納部2
52、及び、現像枠体254が設けられている。現像剤
収納部252は除去現像剤収納部247の下方に位置し
ており、その内部には現像剤送り機構を兼ねる撹拌部材
253a,253bが備えられている。
【0088】尚、下方とは、カートリッジ240を装置
本体に装着した状態で、下方に位置することである。
【0089】現像剤収納部252内の現像剤は撹拌部材
253によって現像枠体254内の現像剤供給ローラ2
55へ送り込まれる。そして、この現像剤は時計回り方
向(矢印Z方向)に回転する現像剤供給ローラ255、
及び、現像ローラ251の外周に圧接された現像ブレー
ド256によって、時計回り方向(矢印Y方向)に回転
する現像ローラ251の外周に付着する。そして、この
現像剤は電荷を付与される。
【0090】(第一枠体と第二枠体の結合)図12に示
すように、現像ユニット242(第二枠体)の両側面
(現像ローラ251の長手方向の両側端)には、ドラム
ユニット241(第一枠体)と結合するために軸受部材
257,258を有している。軸受部材257,258
は揺動中心243と同軸線上にそれぞれ貫通穴257
a,258aを有している。そして、これらとドラムユ
ニット241に設けた穴241aに外部からピン243
aを嵌入する。これにより、図14に示すように、ドラ
ムユニット241と現像ユニット242は揺動可能に結
合している。そして、後述する加圧バネ259の弾性力
によって、感光体ドラム244と現像ローラ251は、
長手方向全域に渡って確実に当接する。
【0091】即ち、図11に示すようにドラムユニット
241と現像ユニット242との間には加圧バネ259
が設けられ、この加圧バネ259の弾性力によって、感
光体ドラム244と現像ローラ251が圧接状態とな
る。この加圧ばね259は、両ユニット241,242
の長手方向の一端と他端とに設けられている。そして、
この両バネ259のバネ力(弾性力)はほぼ等しい。
【0092】(駆動伝達機構)次に、カートリッジ24
0における駆動伝達機構について説明する。本実施の形
態において、カートリッジ240にはドラムユニット2
41と現像ユニット242にそれぞれ装置本体から駆動
力が伝達される。
【0093】ドラムユニット241において、図12に
示すように、感光体ドラム244と同軸線上の駆動側端
部にはドラム駆動力伝達部材としてカートリッジカップ
リング260が設けられており、装置本体に設けられた
本体ドラム駆動力伝達部材としての本体カップリング2
61から駆動力を伝達されるよう構成している。
【0094】図15に示すようにカートリッジカップリ
ング260はねじれた略三角柱であり、本体カップリン
グ261は断面が略三角形のねじれた穴である。本体カ
ップリング261は感光体ドラム244の長手方向に沿
った方向からカートリッジカップリング260に係合す
る。そして、本体カップリング261が回転を開始する
と、カートリッジカップリング260との三角形の捩れ
構造に従って徐々に嵌合が深くなり、最大120度回転
すると完全に嵌合し、駆動力がカップリング260、2
61を介して感光体ドラム244に伝達される。尚、カ
ートリッジカップリング260は、感光体ドラム244
と同軸線上に設けられている。
【0095】またドラムユニット241には、除去現像
剤搬送機構248のクランク250の軸に設けられたギ
ア262と、該ギア262に接続されるアイドラギア2
63が取り付けられている(図17参照)。
【0096】現像ユニット242において、軸受部材2
57,258のうち駆動側の軸受部材257には軸25
7b〜dが設けられている。そしてそれぞれ現像駆動力
伝達部材としてのギア264、アイドラギア265,2
66が取り付けられている。前記ギア264ははす歯ギ
アであり、図17に示すように、装置本体に設けられた
本体現像駆動力伝達部材としてのはす歯ギア267から
駆動力を伝達される。ここで前記カートリッジ240が
装置本体350に装着される装着方向と交差する方向に
おいて、前記ギア264は、前記カートリッジカップリ
ング260が設けられているのと同じ一端側に配置して
いる。また前記装着方向と交差する方向において、前記
ギア264はカートリッジカップリング260よりも内
側に配置している。また、前記装着方向において、前記
ギア264は、前記カートリッジカップリング260よ
りも下流側に配置されている。
【0097】尚、カートリッジ240は装置本体350
に対して、感光体ドラム244の軸線方向と交差する方
向から着脱される。
【0098】軸257bの中心は上述の揺動中心243
と同軸の貫通穴257aである。また前記ギア264の
中心はドラムユニット241と現像ユニット242の結
合位置(すなわち揺動中心243)に配置されている。
【0099】即ち、本実施の形態のカートリッジ240
においては、ドラムユニット241と、前記ドラムユニ
ット241と、軸としての前記ピン243aを中心にし
て回動可能に結合している現像ユニット242と、前記
ドラムユニット241に設けられた感光体ドラム244
と、現像剤tを用いて、前記感光体ドラム244に形成
された静電潜像を現像するための、前記現像ユニット2
42に設けられた現像ローラ251と、前記カートリッ
ジ240が前記装置本体350に装着された際に、前記
装置本体350から前記現像ローラ251を回転させる
ための駆動力を受けるための、現像駆動力伝達部材とし
ての前記ギア264であって、前記ピン243aと同軸
線上に配置されている前記ギア264と、を有する。そ
して、前記ギア264は、前記現像ローラ251の長手
方向と略直角方向から前記駆動力を受けるものである。
そして、前記ギア264は、前記カートリッジ240を
前記装置本体350に装着する装着方向において、前記
ギア264の中心よりも下流側でもって前記装置本体3
50に設けられている、本体ギアとしての前記はす歯ギ
ア267と噛合う、ここで、前記カートリッジ240
は、前記現像ローラ251の軸線と交差する方向から前
記装置本体350に装着される。また、前記ギア264
は、前記現像ユニット242に設けられている。そし
て、前記ギア264は、前記ドラムユニット241に設
けられている開口241bから露出している。そして、
前記ギア264は、前記露出している部分でもって前記
はす歯ギア267と噛合う。
【0100】尚、ドラム駆動力伝達部材としてのカート
リッジカップリング260は、前記装置本体350から
駆動力を受ける際に、前記ギア264が前記装置本体3
50から駆動力を受ける方向と交差する方向から駆動力
を受ける。
【0101】このように構成したことにより、前記ギア
264に駆動力が入力された場合、はす歯ギア267と
前記ギア264との噛み合い力F(図23参照)による
揺動中心243を中心とするモーメントは、小さく抑え
ることができる。従って、このように、ドラムユニット
241と現像ユニット242の結合中心に、ギア264
を配置することにより、現像ユニット242の位置が変
動しない。そのため、はす歯ギア267とのバックラッ
シュが変化しない。従って常に安定した画像形成が可能
となる。また、装置本体350から現像ユニット242
への駆動入力によるモーメントを発生させることなく、
駆動力を現像ユニット242へ伝達することができる。
したがって、枠体の変形による画像不良を防止すること
ができる。
【0102】さて、前記ギア264に入力された駆動力
は、ギア列からなる駆動力伝達部材を介して現像ローラ
251、撹拌部材253、及び、ドラムユニット241
に設けられた除去現像剤搬送機構248へと分岐して伝
達される。
【0103】まず、前記ギア264に入力された駆動力
は、第一ギア列としてのアイドラギア265、266を
介して、現像ローラ251の端部に設けられたギア26
8、及び現像剤供給ローラ255の端部に設けられたギ
ア269へと伝達される。そして現像ローラ251、及
び、現像剤供給ローラ255を回転させる。尚、アイド
ラギア265は段ギアになっており、減速する。
【0104】そして、アイドラギア265からは駆動力
が分岐し、撹拌部材253aの現像剤撹拌ギア270a
に接続される。さらに、アイドラギア271を介して、
もう1つの撹拌部材253bの現像剤撹拌ギア270b
に接続されている。そして、撹拌部材253a、253
bを回転させる。
【0105】アイドラギア271は更に駆動力を分岐す
る。即ち、アイドラギア271は、アイドラギア272
を介して、ドラムユニット241のアイドラギア263
に駆動力を伝達する。アイドラギア263は上述の如く
除去現像剤搬送機構248のクランク250に取り付け
た前記ギア262へと接続されており、クランク250
及び前記送り板249に駆動力を伝達する。すなわち現
像ユニット242に設けられた前記ギア264に入力さ
れた駆動力は、ギア列(ギア265、270a、27
1、272、263、262)からなる駆動力伝達部材
を介して、ドラムユニット241に設けられた除去現像
剤搬送部材である前記送り板249へと伝達される。そ
して送り板249を往復運動させる。なお、アイドラギ
ア271、263は段ギアになっており、減速する。
【0106】ここで、第二ギア列としては、ギア270
a、271、270b、272、262、263であ
る。尚、ギア264、265、266、268、26
9、270a、270b、271及びギア272は現像
ユニット242に取り付けられている。また、ギア26
7、262、263はドラムユニット241に取り付け
られている。
【0107】このように本実施の形態によれば、感光体
ドラム244の駆動手段と、現像ローラ251、撹拌部
材253、及び、送り板249の駆動系列を独立して設
けた。これにより、感光体ドラム244の駆動に撹拌部
材253や送り板249の回転むらや振動が直接伝わる
ことがない。したがって、除去現像剤が蓄積して送り板
249にかかる負荷が増大しても、感光体ドラム244
の回転に影響を及ぼさない。
【0108】ここで、現像ユニット242はドラムユニ
ット241に対して揺動する。そのため、現像ユニット
242のアイドラギア272もドラムユニット241の
アイドラギア263に対して揺動する。そこで、図18
に示すように、揺動中心243、アイドラギア272、
アイドラギア263を略一直線上に配置している。これ
によりアイドラギア272とアイドラギア263が揺動
の妨げになることなく、かつ、互いのギアのバックラッ
シュ変動を最小限とすることができる。
【0109】またカートリッジ240の感光体ドラム2
44側には把持部240aが設けられている。そして、
使用者が前記把持部240aを把持することによって、
カートリッジ240は前記装着部350a〜dに対して
感光体ドラム244の軸線方向と交差する方向から着脱
される。従って、カートリッジ240が装置本体350
に装着される装着方向において、ギア264はカートリ
ッジカップリング260よりも下流側に配置され、また
前記装着方向において、上流側から下流側に渡って前記
感光体ドラム244、現像ローラ251、送り板249
を駆動するクランク250がこの順番で配置されてい
る。
【0110】なお、本実施の形態においては軸受部材2
57にギア264および揺動中心243の貫通穴257
aを配置しているが、軸受部材257の代わりに現像枠
体254や、現像剤収納部252に同様の構成を設けて
もよい。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のよれば、
プロセスカートリッジの枠体の変形を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装
着した状態を示す縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジを画像形成装置に着脱し
ている様子を示す縦断面図である。
【図3】本発明を実施するためのプロセスカートリッジ
の縦断面図である。
【図4】プロセスカートリッジを背面から見た斜視図で
ある。
【図5】感光体ドラムと現像ローラとの関係を示す展開
図である。
【図6】本発明を実施するためのプロセスカートリッジ
の側面図である。
【図7】本発明を実施するためのプロセスカートリッジ
の分解斜視図である。
【図8】本発明を実施するためのプロセスカートリッジ
の分解側面図である。
【図9】本発明におけるプロセスカートリッジの位置決
めを示す側面図である。
【図10】第二実施形態に係る電子写真画像形成装置の
全体構成図である。
【図11】第二実施形態に係るプロセスカートリッジの
断面図である。
【図12】プロセスカートリッジの分解斜視図である。
【図13】プロセスカートリッジの底面斜視図である。
【図14】第一枠体と第二枠体の結合を説明する図であ
る。
【図15】ドラム駆動力伝達部材及び本体ドラム駆動力
伝達部材を説明する図である。
【図16】現像ユニットの駆動伝達機構の結合部材を説
明する図である。
【図17】プロセスカートリッジの駆動伝達機構を説明
する図である。
【図18】第一枠体が揺動した際の駆動伝達機構を説明
する図である。
【図19】従来のプロセスカートリッジの縦断面図であ
る。
【図20】従来のプロセスカートリッジの位置決め方法
を示す側面図である。
【符号の説明】
E…ギアの噛み合い方向 F1,F2…ギアの噛み合い力(歯荷重) L…レーザ光 P…記録媒体 t…現像剤 1…感光体ドラム 2…現像部材(現像ローラ) 2a…軸 3…コロ(部材) 9…(感光体ドラム)軸 10…クリーニング部材(クリーニングブレード) 11…帯電ローラ 12…現像剤収納部 13…現像ブレード 14…現像容器 15…現像ローラギア 16…アイドラギア 17…アイドラギア 18…現像駆動力受け部材(カートリッジギア、カート
リッジはす歯ギア) 19…トナー撹拌部材 19a…軸 19b…撹拌羽根 20…結合部材 20a…軸受け部 20b,20c,
20d…軸 20e…貫通穴 21…軸(結合部材) 22…加圧ばね(圧縮ばね) 40…ガイド部 41…ドラム駆動力受け部材(カートリッジカップリン
グ) 60…ガイド部 61…ストッパ 101…画像形成装置 103…プロセスカートリッジ 106…スキャナユニット 108…転写ローラ 109…定着手段 110…給紙カセット 112…定着ローラ 113…加圧ローラ 114…排出トレイ 116…給送バネ 117…積載板 118…給送ローラ 119…(給紙ばね支持)軸 121…(給紙駆動)軸 122…分離爪 123…カセット入口ガイド 124…ガイド部 125…レジストローラ対 130…定着入口ガイド 134…排出ローラ 135…排出口 138…ポリゴンミラー 151…第一枠体(クリーニングユニット) 151a
…穴 151b…除去現像剤収納部 152…本体ギア 154…本体現像駆動力受け部材(装置本体のプロセス
カートリッジ駆動ギア、本体はす歯ギア) 160…ガイド部 161…ストッパ 240…カートリッジ 240a…把持部 241…ドラムユニット(第一枠体) 241a…穴 241b…開口 242…現像ユニット(第二枠体) 243…揺動中心 243a…ピン 244…感光体ドラム 244a…軸 245…帯電ローラ 246…クリーニング部材 247…除去現像剤収納部 248…除去現像剤搬送機構 249…送り板 249a…仕切り 250…クランク 251…現像ローラ 252…現像剤収納部 253…撹拌部材 254…現像枠体 255…現像剤供給ローラ 256…現像ブレード 257…軸受部材 257a…貫通穴 257b…軸 258…軸受部材 259…加圧バネ 260…カートリッジカップリング 261…本体カップリング 262…ギア 263…アイドラギア 264…ギア 265…アイドラギア 266…アイドラギア 267…はす歯ギア 268…ギア 269…ギア 270…現像剤撹拌ギア 271…アイドラギア 272…アイドラギア 330…画像形成装置 331…スキャナユニット 332…ポリゴンミラー 333…結像レンズ 334…静電転写装置 335…ベルト 336…駆動ローラ 337…従動ローラ 338…テンションローラ 339…転写ローラ 340…給送部 341…給送カセット 342…給送ローラ 343…レジストローラ対 344…ローラ 345…定着部 346…加熱ローラ 347…加圧ローラ 348…排出ローラ対 349…排出部 350…装置本体 350a〜d…装着部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 第一枠体と、 前記第一枠体と、軸を中心にして回動可能に結合してい
    る第二枠体と、 前記第一枠体に設けられた電子写真感光体ドラムと、 現像剤を用いて、前記感光体ドラムに形成された静電潜
    像を現像するための、前記第二枠体に設けられた現像部
    材と、 前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された
    際に、前記装置本体から前記現像部材を回転させるため
    の駆動力を受けるための現像駆動力受け部材であって、
    前記軸と同軸線上に配置されている現像駆動力受け部材
    と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記現像駆動力受け部材は、前記現像部
    材としての現像ローラの長手方向と略直角方向から前記
    駆動力を受けるものであることを特徴とする請求項1に
    記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記現像駆動力受け部材は、ギアであ
    る、そして、前記ギアは、前記プロセスカートリッジを
    前記装置本体に装着する装着方向において、前記ギアの
    中心よりも下流側でもって前記装置本体に設けられてい
    る本体ギアと噛合う、ここで、前記プロセスカートリッ
    ジは、前記現像ローラの軸線と交差する方向から前記装
    置本体に装着されることを特徴とする請求項2に記載の
    プロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ギアは、前記第二枠体に設けられて
    いる、そして、前記ギアは、前記第一枠体に設けられて
    いる開口から露出している、そして、前記ギアは、前記
    露出している部分でもって前記本体ギアと噛合うことを
    特徴とする請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記ギアと、前記本体ギアは、共にはす
    歯ギアであることを特徴とする請求項3に記載のプロセ
    スカートリッジ。
  6. 【請求項6】 更に、前記プロセスカートリッジが前記
    装置本体に装着された際に、前記装置本体から前記感光
    体ドラムを回転させるための駆動力を受けるためのドラ
    ム駆動力受け部材を有する、ここで、前記ドラム駆動力
    受け部材は、前記装置本体から駆動力を受ける際に、前
    記現像駆動力受け部材が前記装置本体から駆動力を受け
    る方向と交差する方向から駆動力を受けるこを特徴とす
    る請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記ドラム駆動力受け部材は、カップリ
    ングであることを特徴とする請求項6に記載のプロセス
    カートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記現像駆動力受け部材はギアである、
    ここで、前記ギアは、前記現像部材としての現像ローラ
    の長手方向一端側であって、前記第二枠体に取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記ギアが受けた駆動力は、第一ギア列
    によって、前記現像ローラに伝達される、また、第二ギ
    ア列によって除去現像剤搬送部材に伝達されて前記搬送
    部材を回転させる、ここで、前記搬送部材は、クリーニ
    ング部材によって前記感光体ドラムから除去された現像
    剤を搬送するものであることを特徴とする請求項8に記
    載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 更に、前記第二ギア列は、前記現像に
    用いられる現像剤を収納している現像剤収納部内に設け
    られた撹拌部材へ駆動力を伝達して、前記撹拌部材を回
    転させることを特徴とする請求項9に記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジが前記装置
    本体に装着される装着方向において、前記現像駆動力受
    け部材は前記ドラム駆動力受け部材よりも下流側に配置
    されている、そして、前記現像駆動力受け部材と前記ド
    ラム駆動力受け部材は、前記装着方向と交差する方向に
    おいて、同じ一端側に配置されている、ここで、前記プ
    ロセスカートリッジは、前記装置本体に対して、前記感
    光体ドラムの軸線方向と交差する方向から装着されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 前記ドラム駆動力受け部材はカップリ
    ング、また、前記現像駆動力受け部材ははす歯ギアであ
    る、そして、前記装着方向と交差する方向において前記
    はす歯ギアは前記カップリングよりも内側に配置されて
    いることを特徴とする請求項11に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  13. 【請求項13】 前記装着方向において、前記現像駆動
    力受け部材は前記ドラム駆動力受け部材よりも下流側に
    配置されている、そして、前記装着方向において、上流
    側から下流側にわたって、前記感光体ドラム、前記現像
    部材としての現像ローラ、前記除去現像剤搬送部材を駆
    動するクランクがこの順番で配置されている、ここで、
    前記搬送部材は、クリーニング部材によって前記感光体
    ドラムから除去された現像剤を搬送するものであること
    を特徴とする請求項11に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  14. 【請求項14】 更に、前記第一枠体は、前記現像に用
    いられる現像剤を収納している現像剤収納部を有する、
    そして、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装
    着された際に、前記現像剤収納部の上方に位置するよう
    に、クリーニング部材によって前記感光体ドラムから除
    去された除去現像剤を収納するための除去現像剤収納部
    が配置されている、そして、前記搬送部材は、前記除去
    現像剤収納部内に配置されていることを特徴とする請求
    項13に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記ドラム駆動力受け部材はカップリ
    ングであって、前記感光体ドラムの長手方向に沿った方
    向から、前記装置本体に設けられた本体カップリングと
    係合する、そして、前記感光体ドラムを回転させるため
    の駆動力を受けることを特徴とする請求項6に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記カップリングはねじれた略三角
    柱、また、前記本体カップリングは断面が略三角形のね
    じれた穴であって、前記ねじれた略三角柱が前記ねじれ
    た穴と係合して、駆動力の伝達が行われることを特徴と
    する請求項7又は15に記載のプロセスカートリッジ。
  17. 【請求項17】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    なプロセスカートリッジにおいて、 第一枠体と、ここで、前記第一枠体は、前記プロセスカ
    ートリッジが前記装置本体に装着された際に、上方に位
    置するように配置されている、 前記第一枠体と、軸を中心にして回動可能に結合してい
    る第二枠体と、 前記第一枠体に設けられた電子写真感光体ドラムと、 現像剤を用いて、前記感光体ドラムに形成された静電潜
    像を現像するための、前記第二枠体に設けられた現像ロ
    ーラと、ここで、前記第二枠体は、前記プロセスカート
    リッジが前記装置本体に装着された際に、下方に位置す
    るように配置されている、 前記現像剤を収納する、前記第二枠体に設けられた現像
    剤収納部と、 前記感光体ドラムに残留する現像剤を除去するための、
    前記第二枠体に設けられたクリーニング部材と、 前記クリーニング部材によって除去された現像剤を収納
    するための、前記第一枠体に設けられた除去現像剤収納
    部と、ここで、前記プロセスカートリッジが前記装置本
    体に装着された際に、前記除去現像剤収納部は、前記現
    像剤収納部の上方に位置するように配置されている、 前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された
    際に、前記感光体ドラムを回転駆動させるための駆動力
    を前記装置本体から受けるための、前記第一枠体に設け
    られたカップリングと、ここで、前記カップリングは、
    前記感光体ドラムと同軸線上に配置されている、 前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された
    際に、前記装置本体から前記現像部材を回転させるため
    の駆動力を受けるための、前記第二枠体に設けられたは
    す歯ギアと、ここで、前記プロセスカートリッジが前記
    装置本体に装着される装着方向において、前記はす歯ギ
    アは前記カップリングの下流側に配置されている、ま
    た、前記はす歯ギアは、前記軸と同軸線上に配置されて
    いる、また、前記装着方向と交差する方向において、前
    記はす歯ギアは前記カップリングよりも内側に配置され
    ている、 ここで、前記装着方向において、上流側から下流側にわ
    たって、前記感光体ドラム、前記現像ローラがこの順番
    で配置されている、また、前記はす歯ギアと前記カップ
    リングは、前記装着方向と交差する方向において、同じ
    一端側に配置されている、また、前記プロセスカートリ
    ッジは、前記装置本体に対して、前記感光体ドラムの軸
    線方向と交差する方向から装着される、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記カップリングはねじれた略三角
    柱、また、前記カップリングに駆動力を伝達する本体カ
    ップリングは断面が略三角形のねじれた穴であって、前
    記ねじれた略三角柱が前記ねじれた穴と係合して、駆動
    力の伝達が行われるを有することを特徴とする請求項1
    7に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記現像剤収納部には、現像剤が収納
    されていることを特徴とする請求項14又は17に記載
    のプロセスカートリッジ。
  20. 【請求項20】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形
    成装置において、(a)本体現像駆動力伝達部材と、
    (b)第一枠体と、前記第一枠体と、軸を中心にして回
    動可能に結合している第二枠体と、 前記第一枠体に設けられた電子写真感光体ドラムと、 現像剤を用いて、前記感光体ドラムに形成された静電潜
    像を現像するための、前記第二枠体に設けられた現像部
    材と、 前記プロセスカートリッジが装置本体に装着された際
    に、前記本体現像駆動力伝達部材から前記現像部材を回
    転させるための駆動力を受けるための駆動力受け部材で
    あって、前記軸と同軸線上に配置されている現像駆動力
    受け部材と、プロセスカートリッジを取り外し可能に装
    着するための装着手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  21. 【請求項21】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形
    成装置において、(a)本体カップリングと、(b)本
    体はす歯ギアと、(c)第一枠体と、ここで、前記第一
    枠体は、前記プロセスカートリッジが装置本体に装着さ
    れた際に、上方に位置するように配置されている、 前記第一枠体と、軸を中心にして回動可能に結合してい
    る第二枠体と、 前記第一枠体に設けられた電子写真感光体ドラムと、 現像剤を用いて、前記感光体ドラムに形成された静電潜
    像を現像するための、前記第二枠体に設けられた現像ロ
    ーラと、ここで、前記第二枠体は、前記プロセスカート
    リッジが前記装置本体に装着された際に、下方に位置す
    るように配置されている、 前記現像剤を収納する、前記第二枠体に設けられた現像
    剤収納部と、前記感光体ドラムに残留する現像剤を除去
    するための、前記第二枠体に設けられたクリーニング部
    材と、 前記クリーニング部材によって除去された現像剤を収納
    するための、前記第一枠体に設けられた除去現像剤収納
    部と、ここで、前記プロセスカートリッジが前記装置本
    体に装着された際に、前記除去現像剤収納部は、前記現
    像剤収納部の上方に位置するように配置されている、 前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された
    際に、前記感光体ドラムを回転駆動させるための駆動力
    を前記本体カップリングから受けるための、前記第一枠
    体に設けられたカップリングと、ここで、前記カップリ
    ングは、前記感光体ドラムと同軸線上に配置されてい
    る、 前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された
    際に、前記本体はす歯ギアから前記現像部材を回転させ
    るための駆動力を受けるための、前記第二枠体に設けら
    れたはす歯ギアと、ここで、前記プロセスカートリッジ
    が前記装置本体に装着される装着方向において、前記は
    す歯ギアは前記カップリングの下流側に配置されてい
    る、また、前記はす歯ギアは、前記軸と同軸線上に配置
    されている、また、前記装着方向と交差する方向におい
    て、前記はす歯ギアは前記カップリングよりも内側に配
    置されている、 ここで、前記装着方向において、上流側から下流側にわ
    たって、前記感光体ドラム、前記現像ローラがこの順番
    で配置されている、また、前記はす歯ギアと前記カップ
    リングは、前記装着方向と交差する方向において、同じ
    一端側に配置されている、また、前記プロセスカートリ
    ッジは、前記装置本体に対して、前記感光体ドラムの軸
    線方向と交差する方向から装着される、プロセスカート
    リッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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