JP2001267536A - 半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法 - Google Patents

半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法

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JP2001267536A JP2001027957A JP2001027957A JP2001267536A JP 2001267536 A JP2001267536 A JP 2001267536A JP 2001027957 A JP2001027957 A JP 2001027957A JP 2001027957 A JP2001027957 A JP 2001027957A JP 2001267536 A JP2001267536 A JP 2001267536A
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film
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Johitsu Tei
丞 弼 鄭
Kyu-Hwan Chang
奎 煥 張
Eibin Ken
永 愍 權
Shoroku Ka
商 ▲録▼ 河
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法
を提供する。 【解決手段】 半導体基板上の特定物質層上にポリシリ
コン膜を形成後、ポリシリコン膜をエッチングして一部
が露出されるポリシリコンパターンを形成する。次に、
ポリシリコンパターンの露出面上に半球形粒子膜を形成
する前に、プラズマ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを
供給してポリシリコンパターンの露出面を乾式洗浄す
る。ポリシリコンパターンを形成した後でポリシリコン
パターンの露出面を乾式洗浄する前に、ポリシリコンパ
ターンの露出面上の汚染物をさらに湿式洗浄する、半球
形粒子膜を形成した後、プラズマ状態の水素ガス及びフ
ッ素系ガスを供給して半球形粒子膜の表面を乾式洗浄す
る。この場合にも半球形粒子膜の表面を乾式洗浄する前
に、半球形粒子膜の表面の汚染物をさらに湿式洗浄す
る。これにより、半球形粒子膜を損傷或いは汚染するこ
となく洗浄が効率よく行われその結果、半導体素子の信
頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子の製造方
法に係り、特に、半球形粒子(Hemispheric
al Grain;HSG)膜を備えた半導体キャパシ
タの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の高集積化に伴い、特に、D
RAMでデータの貯蔵のために用いられるキャパシタの
実際の面積が次第に縮まりつつある。これに対し、キャ
パシタの大容量化への要求は次第に高まりつつある。こ
れにより、小さいキャパシタ面積で大容量のキャパシタ
を具現するための研究が多方面で行われている。
【0003】すなわち、キャパシタの実際の面積の縮少
による貯蔵容量の減少をカバーするためにキャパシタの
誘電膜に高誘電膜を用いたり、或いは同一の面積でキャ
パシタの有効断面積を極大化したりする方法が盛んに研
究されている。中でも、半球形粒子膜を用いた方法はキ
ャパシタの有効断面積を極大化して大容量のキャパシタ
を具現する方法の一環であって、従来より多くの研究が
なされて実際の製造工程に適用されている。
【0004】従来の半球形粒子(HSG)膜を用いたキ
ャパシタの製造過程を簡単に調べてみると、まず、半導
体基板上の層間絶縁膜に半導体基板の活性領域と連通さ
れるコンタクトホールを形成した後で全面に非晶質シリ
コンを蒸着し、次に、通常の写真エッチング工程を用い
てキャパシタのストレージ電極パターンを形成する。次
に、露出されたストレージ電極パターンの表面にシード
粒子を供給し、温度条件を制御して半球形粒子(HS
G)膜を形成させてキャパシタの有効断面積を大きくす
る。次に、半球形粒子膜上に誘電膜を形成した後で上部
電極としてのプレート電極形成物質を蒸着した後にパタ
ーニングしてキャパシタを形成する。
【0005】半球形粒子膜の形成工程は極めて複雑であ
るだけでなく、ストレージ電極の露出表面の状態によっ
て半球形粒子膜の成長が大きく影響される。したがっ
て、従来には、半球形粒子膜の形成前にストレージ電極
パターンのためのエッチング工程を行った後のエッチン
グ残留物、パーチクル及び有機汚染物などを除去するた
めの湿式洗浄を施していた。洗浄液はRCA社が開発し
た標準洗浄液(Standard Cleaning
Solution#1;SC−1)及び希釈HF(Di
luted Hydrofluoric Acid;D
HF)を混合して用いる。前記標準洗浄液は主としてウ
ェーハの表面に存在するパーチクルを除去したり、有機
性汚染物を除去したりするのに用いられ、DHFは自然
酸化膜を除去し、併せて重金属をも除去する機能をもっ
ている。
【0006】しかし、このような湿式洗浄工程は、ポリ
シリコン膜及び酸化膜が同時に現れるパターン上で用い
る場合、酸化膜のエッチングが同時に行われてしまうと
いう短所がある。このため、洗浄液をより速く除去する
ために、湿式洗浄後の水分をイソプロピルアルコール
(IPA)を用いて除去する乾燥工程を行うが、デバイ
スの信頼性及び収率に大きな問題を起す水斑点(wat
er mark)などのデフェクトを生じるという問題
があり、ストレージ電極パターンを形成するためにSi
ONなどの反射防止膜を用いる場合、デフェクトの制御
に限界がある。
【0007】一方、半球形粒子膜を形成させた後にも誘
電膜を形成する前にキャパシタの容量を極大化させ、か
つデフェクトを除去するために前述した半球形粒子膜の
形成前と同様の方式で湿式洗浄を施す。しかし、この場
合にも、湿式洗浄により成長された半球形粒子膜のエッ
チングがなされることによりキャパシタの容量が減少さ
れ、オーバーエッチングがなされる場合、半球形粒子が
落とされてしまうという問題もある。
【0008】一方、湿式洗浄を用いる場合には、半球形
粒子膜または誘電膜を形成するための工程とは別途に分
離されたチャンバモジュール下で行われるため、たと
え、湿式洗浄によりストレージ電極または半球形粒子膜
の表面がきれいに洗浄されたとしても、後続する半球形
粒子膜または誘電膜の形成のためのチャンバへの移動過
程で再汚染されたり、或いは自然酸化膜など、好ましく
ない膜が形成されてキャパシタの誘電効率を落とすとい
う問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スト
レージ電極の表面に形成される半球形粒子膜の成長条件
を最適化しうるように洗浄工程を含む半導体素子の製造
方法を提供するところにある。
【0010】本発明の他の目的は、ストレージ電極の表
面上に成長された半球形粒子膜のエッチング及び損傷を
最小化しうる洗浄工程を含む半導体素子の製造方法を提
供するところにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、洗浄工程と半
球形粒子膜または誘電膜形成工程をクラスター化した装
備内で施して再汚染などを防止しうる半導体素子の製造
方法を提供するところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による半球形粒子膜を備えた半導体素子の製
造方法は、半導体基板上の特定物質層上にポリシリコン
膜を形成した後、前記ポリシリコン膜をエッチングして
少なくとも一部が露出されるポリシリコンパターンを形
成する。次に、ポリシリコンパターンの露出面上に半球
形粒子(HSG)膜を形成する前に、プラズマ状態の水
素ガス及びフッ素系ガスを供給して前記ポリシリコンパ
ターンの露出面を乾式洗浄する。
【0013】好ましくは、前記ポリシリコンパターンを
形成した後でポリシリコンパターンの露出面を乾式洗浄
する前に、前記ポリシリコンパターンの露出面上の汚染
物をさらに湿式洗浄でき、前記半球形粒子膜を形成した
後、プラズマ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給し
て前記半球形粒子膜の表面を乾式洗浄でき、この場合に
も、前記半球形粒子膜の表面を乾式洗浄する前に、前記
半球形粒子膜の表面の汚染物をさらに湿式洗浄できる。
【0014】一方、前記乾式洗浄段階は、プラズマ状態
の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して前記ポリシリコ
ンパターンの露出された表面に形成された酸化膜と化学
的に反応させて反応層を形成する段階及び前記反応層を
気化させて除去可能にアニーリングする段階を備え、湿
式洗浄段階はオゾン水または標準洗浄液(SC−1)を
用いて行うことができる。
【0015】一方、前記本発明の目的を達成するため
の、本発明の他の半球形粒子膜を備えた半導体素子の製
造方法は、半導体基板と連通されるコンタクトホールが
形成された層間絶縁膜上にポリシリコン膜を形成する段
階と、前記ポリシリコン膜をエッチングして半導体キャ
パシタのストレージ電極パターンを形成する段階と、前
記ストレージ電極パターンの露出面上の汚染物を第1次
湿式洗浄する段階と、プラズマ状態の水素ガス及びフッ
素系ガスを供給して前記ストレージ電極パターンの露出
面を第1次乾式洗浄する段階と、前記ストレージ電極パ
ターンの露出面上に半球形粒子(HSG)膜を形成する
段階と、前記半球形粒子膜の露出面上の汚染物を第2次
湿式洗浄する段階と、プラズマ状態の水素ガス及びフッ
素系ガスを供給して前記半球形粒子膜の露出面を第2次
乾式洗浄する段階及び前記洗浄された半球形粒子膜の表
面に誘電膜を形成する段階を備えてなる。
【0016】本発明によれば、半導体キャパシタのスト
レージ電極の表面に残存する汚染物や自然酸化膜をプラ
ズマ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して化学的
に反応させた後、アニーリング工程を行ってその反応生
成物を気化させて除去するため、後続する半球形粒子膜
の成長条件を最適化できる。また、半球形粒子膜を形成
した後にも表面に残存する汚染物や自然酸化膜をプラズ
マ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して化学的に
反応させた後、アニーリング工程を行い、その反応生成
物を気化させて除去するため、半球形粒子膜のエッチン
グを最小化できる。さらに、洗浄工程及び後続する半球
形粒子膜の形成工程または誘電膜の形成工程をクラスタ
ー化した設備内で行うことにより洗浄された表面の再汚
染を効率良く防止して信頼性のある半導体素子を製造で
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の実施形態について詳細に説明する。しかし、本発明の
実施形態は各種の形態に変形でき、本発明の範囲が後述
する実施形態により限定されることはない。本発明の実
施形態は当業者に本発明をより完全に説明するために提
供されるものである。
【0018】一方、本発明の実施形態で後述する乾式洗
浄工程は、本発明の発明者の一部により発明され、かつ
特許出願された大韓民国特許出願第99−46365号
に開示された半導体素子製造用乾式洗浄装置で行われ、
本明細書と結合されるものであるため、ここに引用す
る。
【0019】<本発明の洗浄工程を行える乾式洗浄装置
>図1は、本発明の実施形態において、乾式洗浄工程を
行える半導体素子製造用乾式洗浄装置を示した概略図で
ある。前記洗浄装置は、真空雰囲気で工程を行えるよう
になった真空チャンバ10と、反応ガスを予めプラズマ
状態に形成した後前記真空チャンバ10に流入させるリ
モート型プラズマ発生装置44と、ガス拡散器50及び
52と、アニーリング工程を同一のチャンバ内で連続的
に行えるヒータ54と、シリコンウェーハの位置を真空
チャンバ10内で調節できるサセプター駆動部とから構
成される。
【0020】図1を参照し、半導体素子製造用洗浄装置
についてより詳細に説明する。半導体素子の製造過程に
おいて、特定の工程を行った後で洗浄工程を行うための
シリコンウェーハ14がその上部に搭載されるサセプタ
ー12は、真空チャンバ10の下段中央部に設けられて
おり、このサセプター12はモータ22の作動により上
下移動シャフト20を通じて真空チャンバ10の下段部
から上段部へ、または上段部から下段部へ移動する(矢
印を参照)。前記サセプター12の内部には工程の再現
性の確保のためにシリコンウェーハの温度を容易に制御
できるように冷却水または冷却ガスを供給する冷却ライ
ン16aが設けられており、この冷却ライン16aには
冷却水または冷却ガス供給装置18から冷却水または冷
却ガスを供給する第1パイプ16が連結されている。シ
リコンウェーハ14の温度は前記サセプター12の温度
により調節されるが、サセプター12の温度は冷却ライ
ン16aを通じて供給される冷却水または冷却ガスの温
度により調節される。
【0021】一方、反応ガスはガス拡散器50+52を
通じて真空チャンバ10の内部に供給される。前記ガス
拡散器は真空チャンバ10の外部に設けられた第2及び
第3パイプ32及び34から反応ガスを供給される予備
チャンバ50と、前記予備チャンバ50の端部と連結さ
れ真空チャンバ10の内部の全体に亘ってガスを万遍な
く供給するための多孔板52とで構成されている。
【0022】第2パイプ32はプラズマに励起された状
態でガスを供給するためのものであって、その一端部に
は水素ガス供給ソース(「H2」にて表示)及びフッ素
系ガス供給ソース(「NF3」にて表示)が接続されて
おり、前記水素ガス供給ソース及びフッ素系ガス供給ソ
ースの各々にはスイッチング弁36及び38と、ガス量
を調節するためのマスフローコントロール(MFC)4
0及び42が設けられている。
【0023】スイッチング弁36及び38と第2パイプ
32の他端部との間には水素ガス供給ソース及び/また
はフッ素系ガス供給ソースからスイッチング弁36及び
38及びマスフローコントロール40及び42を通過し
たガスをプラズマ状態に励起させるプラズマ発生装置と
してのマイクロウェーブガイド44が設けられている。
【0024】第3パイプ34は自然状態のフッ素系ガス
を供給するためのものであって、その一端部にはフッ素
系ガス供給ソース(「NF3」にて表示)が接続されて
おり、その他端部と前記ソースとの間にはスイッチング
弁46及びマスフローコントロール48が接続されてい
る。
【0025】ここで、水素ガス供給ソースH2及びフッ
素系ガス供給ソースNF3は単に水素ガスまたはフッ素
系ガスだけを供給するソースに限定されるものではな
い、適用する工程によって使用ガスのソースを変更する
ことができ、必要に応じて例えば窒素N2ガス、アルゴ
ン(Ar)ガスなどもさらに供給できる。
【0026】排気口24は真空チャンバ10の下段部に
設けられ、真空チャンバ10を真空状態に維持するため
に真空チャンバ10の内部のガスなどの空気を排出する
通路である。前記排気口24には第4パイプ26が連結
されており、第4パイプ26にはスイッチング弁28及
び真空ポンプ30が設けられている。
【0027】反応ガス供給(「ダウンフロー」とも言
う)時の真空チャンバ内の圧力は真空チャンバ10の下
段部に設けられたスマート弁(図示せず)により自動的
に調節され、ダウンフロー中の真空チャンバ内の圧力は
反応ガスをシリコンウェーハ14上に容易に吸着させる
ために、1.33322〜1333.22Pa(0.1
Torr〜10Torr)に維持可能に構成される。
【0028】予備チャンバ50と真空チャンバ10の天
井との間にはシリコンウェーハ14をアニーリングする
ためのヒータ54が設けられている。前記ヒータ54は
ランプまたはレーザから構成され、前記レーザはネオジ
ミウム(Nd)−ヤグ(YAG)レーザ、二酸化炭素
(CO2)レーザまたはエキシマーレーザなどを使用で
きる。
【0029】図2は、図1の真空チャンバ10の上段部
を示した平面図であって、参照符号「10」は真空チャ
ンバを、「50」は予備チャンバを、「52」は多孔板
を、そして「54」はヒータを各々表す。ヒータ54は
シリコンウェーハ14を均一に加熱するために前記シリ
コンウェーハと同一の円形状に同心円状に繰り返し配置
された形で設けられる。
【0030】図3は、本発明の実施形態において、乾式
洗浄工程を行うための他の乾式洗浄装置を示した平面図
であって、参照符号「60」は真空チャンバを、「6
2」は回転モータを、「64」はローディング/アンロ
ーディング及び後処理モジュールを、「66」はダウン
フローモジュールを、そして「68」はアニーリングモ
ジュールを表す。一方、図3の乾式洗浄装置の変形例と
して、単一の真空チャンバ内にダウンフローモジュール
及びアニーリングモジュールが繰り返して設けられるこ
ともある。
【0031】図3を参照すると、真空チャンバ60の下
段部には回転プレートが設けられており、この回転プレ
ートの中央には前記回転プレートを回転させるための回
転モータ62が設けられている。ローディング/アンロ
ーディング及び後処理モジュール64、ダウンフローモ
ジュール66及びアニーリングモジュール68は前記回
転モータ62を中心としてその周辺の回転プレート上に
設けられている。
【0032】真空チャンバ60には真空雰囲気で工程が
行えるように真空システム(図示せず)が設けられてお
り、真空チャンバ60内でシリコンウェーハの位置を容
易に変更するために回転プレートを設ける。すなわち、
回転プレートの移動により一つのモジュールから他のモ
ジュールへとシリコンウェーハの位置を変更できるの
で、同一のチャンバ内で連続的にダウンフロー工程及び
アニーリング工程を行うことができ、また連続的にダウ
ンフロー工程及びアニーリング工程を数回繰り返し行う
ことができる。
【0033】図4は、図3のダウンフローモジュールの
構成を示した断面図である。これを参照すると、ダウン
フローモジュール66は、シリコンウェーハ92を搭載
するために回転プレートに設けられたサセプター90
と、前記サセプター90を覆う形状にその上部に設けら
れた上下移動が可能なダウンフロー用チャンバ94と、
前記ダウンフロー用チャンバ94内の上段部に設けられ
使用ガスをサセプター上に搭載されたウェーハに供給す
るガス拡散器と、前記ガス拡散器に連結されたガス供給
パイプ98とで構成されている。前記サセプター90の
設けられた回転プレートにダウンフロー用チャンバ94
を密着するために前記ダウンフロー用チャンバ94の端
部にガイドリング96が設けられている。
【0034】ガス拡散器は、ガス供給パイプ98からガ
スを供給されるガス供給ライン100とシリコンウェー
ハ92の全体に亘って反応ガスを万遍なく供給するため
に前記ガス供給ライン100の端部に設けた多孔板10
2で構成されている。
【0035】前記ガス供給パイプ98の一端には反応ガ
ス供給ソース(N2、H2、NF3にて表示)が設けられ
ている。前記反応ガス供給ソースから供給された反応ガ
スは前記パイプ98に設けられているマスフローコント
ロール104を経つつ反応ガスの混合量が調節され、ス
イッチング弁106を通過する。スイッチング弁106
とパイプの他端との間にはマイクロウェーブガイド10
8が設けられていて、パイプ98を通過する反応ガスを
プラズマ状態に励起させる。
【0036】アニーリングモジュール68は、シリコン
ウェーハを搭載するサセプターと、前記サセプターを覆
うようにその上部に設けられた上下移動が可能なアニー
リング用チャンバと、前記アニーリング用チャンバ内の
上段部に設けられてシリコンウェーハをアニーリングす
るヒータとで構成されている。また、前記サセプターが
設けられた回転プレートにアニーリング用チャンバを密
着するために前記アニーリング用チャンバの端部にガイ
ドリングが設けられている。前記ヒータは、図2に示さ
れたように、シリコンウェーハを均一に加熱するために
前記シリコンウェーハと同一の形状の円形が同心円状に
繰り返して配置された形で設けられる。
【0037】前記ローディング/アンローディング及び
後処理モジュール64は、工程を行うウェーハをローデ
ィングまたはアンローディングしたり、或いは後処理す
るためのチャンバの形で構成されている。
【0038】後述するように、プラズマ状態の水素ガス
及びフッ素系ガスを混合したガスを用いて乾式洗浄する
方法によれば、ダウンフロー工程中にシリコンウェーハ
の表面に形成された自然酸化膜と前記混合ガスとの化学
的な結合により(NF42SiF6形態の反応層が形成
され、これは、後続して同一のチャンバ内でインサイチ
ュで行われるアニーリング工程により気化されて除去さ
れる。
【0039】図1及び図2の洗浄装置を用いる場合に
は、真空チャンバの下段部でダウンフロー工程を行った
後、真空チャンバの上段部にサセプターを移動させてア
ニーリング工程を行うが、この場合、真空チャンバ内の
温度が不安定になったり、毎工程時にシリコンウェーハ
の温度を同一に調節し難くなったり、或いは真空チャン
バ内にパーチクルが生じたりする恐れがある。
【0040】図3及び図4の洗浄装置は、このような問
題を解決するためのものであって、ダウンフロー工程及
びアニーリング工程を相異なるモジュールで行うことに
より、一つの工程により他の工程が影響されることを最
小化するために一つの真空チャンバ内にダウンフローモ
ジュール66及びアニーリングモジュール68を別設し
たものである。また、この場合には、ダウンフロー工程
及びアニーリング工程を同一のチャンバ内で連続的に繰
り返して行うことができるので、1回の洗浄工程だけで
酸化膜の全体を除去しきれない場合に有用な装置であ
る。
【0041】<本発明の実施形態を適用できるクラスタ
ー化設備>本発明の実施形態を適用するために、前述し
た乾式洗浄装置及び半球形粒子膜または誘電膜形成装置
をクラスター化させた。より具体的には、前述した本発
明の乾式洗浄工程を行える洗浄用チャンバモジュール
と、半球形粒子膜を形成するための蒸着用チャンバモジ
ュールとの間に不活性雰囲気に維持され、かつ一定の真
空が維持される移転チャンバモジュールを設ける。
【0042】前記移転チャンバモジュールは、洗浄用チ
ャンバモジュールにおいて、本発明の乾式洗浄を行った
半導体基板を真空が維持された状態で後続する蒸着工程
を行うための蒸着用チャンバモジュールに移送する役目
をするものであって、前洗浄が完了した半導体基板上に
有機汚染物、パーチクルなどの汚染物が再吸着された
り、或いは洗浄された表面に自然酸化膜が再形成される
ことを防止できる。
【0043】<半導体キャパシタの製造方法>図5は、
本発明の実施形態による半導体キャパシタの製造過程を
示した工程手順図であり、図6ないし図10はその工程
断面図である。
【0044】図5ないし図10を参照すると、半導体基
板120上に層間絶縁膜122を形成した後、エッチン
グマスクとしてコンタクトホールを限定するフォトレジ
ストパターンをフォトリソグラフィ技術を用いて形成す
る。前記層間絶縁膜122は酸化膜または窒化膜である
か、或いはこれらの多層膜である。
【0045】前記フォトレジストパターン(図6の12
4)を用いて層間絶縁膜122をエッチングすると、半
導体基板120の表面を露出させるコンタクトホールが
形成される。前記層間絶縁膜122内には図示されない
下部構造、例えば、ゲート電極などが形成でき、このと
き、層間絶縁膜122内に形成されたコンタクトホール
は直接的に半導体基板120を露出できるが、半導体基
板の活性領域と接続された下部構造の導電性パッド層の
表面を露出することもできる。
【0046】次に、コンタクトホールの形成された層間
絶縁膜122の全面に半導体キャパシタのストレージ電
極形成物質124、例えば、不純物のドーピングまたは
アンドーピングされた非晶質シリコンを蒸着する(S1
0段階)。前記ストレージ電極形成物質124はその露
出された表面に後続工程により半球形粒子膜が形成され
る物質で形成する。
【0047】次に、前記ストレージ電極形成物質124
上にフォトレジスト層126を形成させた後、図7に示
すように、通常の写真エッチング工程を行ってストレー
ジ電極パターン124aを形成させる(S20段階)。
前記ストレージ電極パターン124aは円筒状、スタッ
ク状、ピン状など、各種の形態に構成できるのはもちろ
んである。前記フォトレジスト層126を形成する前
に、SiONなどの反射防止膜をさらに形成でき、スト
レージ電極パターン124aを形成した後に残留するフ
ォトレジスト層を除去する。
【0048】次に、ストレージ電極パターン124aを
形成する過程で前記層間絶縁膜122及びストレージ電
極パターン124aの露出面に残留する汚染物を除去す
るための第1湿式洗浄を行う(S30段階)。
【0049】洗浄液としては、RCA社が開発した標準
洗浄液(SC−1)またはオゾン水を用いる。標準洗浄
液は、パーチクルの除去や有機性汚染物の除去に有用な
洗浄液であって、アンモニア(NH4OH)、過酸化水
素(H22)及び水(H2O)が一定の割合で混合され
たものであり、オゾン水は、残留するフォトレジストの
除去、金属汚染物の除去、有機物の除去に有用な洗浄液
である。特に、オゾン水は、ストレージ電極露出面上の
有機物及びパーチクルを酸化できるため、後続する乾式
洗浄工程時にこれらの酸化物が容易に除去できるという
点で有用な洗浄液となる。使用されるオゾン水の濃度は
1〜100PPMであり、オゾン水の使用温度は約0〜
30℃である。また、本実施形態でのように、ストレー
ジ電極パターン124aの表面洗浄のためには約1ない
し20分の間に洗浄を行うと、十分な洗浄効果が得られ
る。
【0050】次に、前記ストレージ電極パターン124
aの露出面上に半球形粒子(HSG)膜を形成する前に
HSG膜の形成前洗浄を行う(S40段階)。前記前洗
浄工程は、ストレージ電極パターン124aの表面に自
然に形成された自然酸化膜や表面汚染物を下部のストレ
ージ電極パターン124aの損傷なしに効率良く除去す
ることであって、従来のように希釈されたフッ化水素
(HF)洗浄液を用いた湿式洗浄方法ではないガスを用
いた前述の乾式洗浄装置を用いて行われる。
【0051】前記洗浄工程についてより具体的に説明す
ると、その表面に自然酸化膜などが形成されているスト
レージ電極パターン124aの表面にプラズマ状態の水
素ガス及びフッ素系ガスを供給して前記酸化膜と供給さ
れた反応ガスとを化学的に反応させて自然酸化膜を(N
42SiF6などの反応層に変化させた後にアニーリ
ングを施し、前記化学的反応により生成された反応層を
気化させて除去することである。
【0052】このとき、水素ガスはプラズマ状態で供給
され、フッ素系ガスの場合には自然状態またはプラズマ
状態で使用可能である。すなわち、水素ガス及びフッ素
系ガスを所定の割合で混合した混合ガスをプラズマ状態
にした後でシリコンウェーハに供給する方法、及び水素
ガスはプラズマ状態で供給しつつ、フッ素系ガスは自然
状態でシリコンウェーハに供給する方法がいずれも可能
である。このとき、前記フッ素系ガスとしては、例えば
3フッ化窒素(NF3)、6フッ化硫黄(SF6)、3フ
ッ化塩素(ClF3)などのものを用いる。
【0053】前記アニーリングはランプやレーザなどの
ヒータを用いて行う。このとき、半導体基板の表面に形
成されている副産物、すなわち、反応層を気化させるの
がアニーリングの目的であるため、ヒータは半導体基板
の上部に設けられることがより効果的である。
【0054】半導体基板にプラズマ状態の水素ガス及び
フッ素系ガス(例えば、水素プラズマガスに対する3フ
ッ化窒素(NF3)ガスの混合比を0.1〜100に設
定)を供給すると、前記供給ガスは酸化膜、すなわち、
二酸化シリコン(SiO2)と化学的な反応をし、前記
供給ガスと酸化膜とが結合される所に供給ガス及び酸化
膜が結合した形の(NH42SiF6などの副産物、す
なわち、反応層を形成することになる。このような反応
層がある程度形成された後には、前記反応層が化学的な
反応に対する障壁層の役目をし、これにより、供給ガス
と酸化膜との間の化学的な反応は止まる。供給ガスと酸
化膜との間の化学的な反応が止まった状態でアニーリン
グを行うと、反応層は気化されて外部に排出され、前記
反応層が存在していた所の酸化膜は除去された状態とな
る。前記自然酸化膜や表面酸化物などの汚染物が除去さ
れた後露出面には水素原子が結合されたパッシベーショ
ン層が形成されて表面が再酸化されるのをある程度防止
する。
【0055】前記ガスが供給されて反応層を形成するダ
ウンフロー段階及びアニーリング段階は、除去されるべ
き酸化膜が自然酸化膜ほどの薄い厚さである場合には、
一般に1回の工程だけでもその除去が容易であるが、除
去されるべき酸化膜の厚さによって1回以上前記段階を
繰り返し行うこともできる。
【0056】一方、前記HSG膜の形成前洗浄(S40
段階)では供給ガスと酸化膜との化学的な反応段階(す
なわち、ガス供給がなされるダウンフロー段階)及びア
ニーリング段階を一つのチャンバ内で連続的に行う。例
えば、図1の洗浄装置を用いる場合、前記化学的な反応
段階は真空チャンバ10の下段部で行い、前記アニーリ
ング段階はヒータ54が設けられた真空チャンバ10の
上段部で行い、図3の洗浄装置を用いる場合には前記化
学的な反応段階及びアニーリング段階を一つの真空チャ
ンバ60内に設けられた多数の工程モジュールで連続的
に行う。すなわち、前記化学的な反応段階はチャンバ内
のダウンフローモジュール66で行い、前記アニーリン
グ段階はチャンバ内のアニーリングモジュール68で行
う。
【0057】図1及び図3の洗浄装置を用いて、本発明
のHSG膜形成前洗浄(S40段階)について具体的に
説明する。
【0058】1)図1及び図2の洗浄装置を用いた洗浄
方法 図1及び図2を参照すると、真空チャンバ10の下段部
に設けられ上下移動が可能なサセプター12が前記真空
チャンバ10の下段部に位置した状態で、前記サセプタ
ー12上にストレージ電極パターン124aの形成され
たシリコンウェーハ14を搭載する。真空チャンバ10
の内部が真空状態になるように、スイッチング弁28及
び真空ポンプ30を用いて排気口24及び第4パイプ2
6を通じて真空チャンバ10の内部に存在するガスなど
の空気を外部に排出する。前記サセプター12の内部に
装着された冷却ライン16aを通じて冷却水または冷却
ガスを供給することによりサセプター12の温度を調整
し、その上側に搭載されたシリコンウェーハ14の温度
を調整する。
【0059】プラズマ状態の水素ガス及びフッ素を含む
ガスを真空チャンバ10の内部に供給して(すなわち、
ダウンフロー工程)前記シリコンウェーハ14の表面に
形成された自然酸化膜と化学的に反応させる。反応層の
生成により前記化学的な反応がこれ以上行われないと
き、前記サセプター12を上下移動シャフト20及びモ
ータ22を用いて真空チャンバ10の上段部に移動させ
る。真空チャンバの上段部に設けられたヒータ54を動
作させて前記サセプター12上に搭載されたシリコンウ
ェーハ14をアニーリングすることにより、前記反応層
を気化させる。前記シリコンウェーハ14から気化され
た副産物を排気口24及び第4パイプ26を通じて外部
に排出させる。真空チャンバ10の上段部に位置してい
る前記サセプター12を上下移動シャフト20及びモー
タ22を用いて真空チャンバ10の下段部に移動させ
る。
【0060】前記プラズマ状態の水素ガス及びフッ素を
含むガスを真空チャンバ10の内部に供給する工程は、
水素ガス及びフッ素を含むガスを所定の割合で混合した
混合ガスをプラズマ状態にした後で真空チャンバ10の
内部に供給したり、水素ガスはプラズマ状態で真空チャ
ンバ10に供給してフッ素を含むガスは自然状態で真空
チャンバ10に供給したりする工程である。このとき、
自然酸化膜の除去の効果を高めるために、必要に応じ
て、アルゴン(Ar)ガス及び窒素(N2)ガスも一緒
にプラズマ状態で供給することもできる。
【0061】前記フッ素を含むガスは3フッ化窒素(N
3)、6フッ化硫黄(SF6)または3フッ化塩素(C
lF3)などであり、水素ガスに対するフッ素を含むガ
ス(例えば、NF3)の混合比は0.1〜100で適宜
に選択できる。また、サセプター12内には工程の再現
性を高めるために、シリコンウェーハ14の温度を容易
に制御可能に冷却ライン16aが設けられており、この
ような冷却ライン16a及びこれと関連した諸般の装置
(第1パイプ16、冷却ガス供給装置18及び温度調節
器)(図示せず)などによりシリコンウェーハ14の温
度を均一に、好ましくは、−25℃ないし+50℃の範
囲内で調節可能にした。また、ダウンフロー工程時に真
空チャンバ10内の圧力はスマート弁(図示せず)によ
り自動で調節されるようになっており、ダウンフロー中
に真空チャンバ10の内部は前記スマート弁により1.
33322〜1333.22Pa(0.1Torr〜1
0Torr)に維持される。前記ダウンフロー工程は自
然酸化膜の厚さによって異なるが、約20ないし600
秒の間に行って完全に除去できる。
【0062】一方、前記アニーリング工程は、好ましく
は、100ないし500℃の温度で20ないし600秒
の間に行われ、この工程中に自然酸化膜と反応ガスとの
化学な反応により形成された反応層は気化される。一
方、前記アニーリング工程は前記ダウンフロー工程と共
に同一のチャンバ内で行われるのが好ましいが、必ずし
もこれに限定されることはなく、別途のアニーリングチ
ャンバで行われることもできる。
【0063】2)図3及び図4の洗浄装置を用いた洗浄
方法 図3及び図4を参照すると、真空チャンバ60の回転プ
レートに設けられたローディング/アンローディング及
び後処理モジュール64のサセプター90上にストレー
ジ電極パターン124aが形成されているシリコンウェ
ーハ92を搭載する。回転プレートの中央に設けられた
回転モータ62を駆動して前記サセプター90をダウン
フローモジュール66のダウンフロー用チャンバ94の
下部に移動させる。前記ダウンフロー用チャンバ94を
下部に移動させた後でガイドリング96を用いて回転プ
レートと密着させることにより、前記ダウンフローモジ
ュール66の内部を完全に密閉させる。プラズマ状態の
水素ガス及びフッ素を含むガスフッ素系ガスをダウンフ
ロー用チャンバ94の内部に供給してシリコンウェーハ
92の表面の自然酸化膜と化学的に反応させて反応層を
形成する。
【0064】ダウンフロー用チャンバ94を上部に移動
させ、前記回転モータ62を用いて前記サセプター90
をアニーリングモジュール68のアニーリング用チャン
バの下部に移動させる。同様に、前記アニーリング用チ
ャンバを下部に移動させた後ガイドリングを用いて回転
プレートと密着させることにより、アニーリングモジュ
ールの内部を完全に密閉させる。アニーリング用チャン
バ内の上段部に設けられたヒータを用いてシリコンウェ
ーハをアニーリングさせることにより、シリコンウェー
ハの表面に形成されている前記反応層を気化させる。前
記シリコンウェーハから気化された反応層、すなわち、
副産物を排気させる。
【0065】アニーリング用チャンバを上部に移動させ
て前記回転プレートと脱着させた後、前記サセプターを
ローディング/アンローディング及び後処理モジュール
64のローディング/アンローディング及び後処理用チ
ャンバ(図示せず)の下部に移動させる。前記ローディ
ング/アンローディング及び後処理用チャンバを下部に
移動させた後ガイドリングを用いて回転プレートと密着
させることにより、前記ローディング/アンローディン
グ及び後処理用モジュールの内部を完全に密閉させる。
前記シリコンウェーハの表面を処理することが必要な場
合、水素ガスで後処理することにより、その表面に水素
保護膜を形成する。シリコンウェーハをアンローディン
グする。
【0066】次に、図5及び図8を参照すると、HSG
膜形成前洗浄が完了したストレージ電極パターン124
aの露出面上に半球形粒子膜128を形成させる(S5
0段階)。半球形粒子膜128の形成工程はストレージ
電極パターン124aの露出面に半球形粒子の核となる
シード粒子を供給し、非晶質と結晶質との間に該当する
シリコンの転移温度で加熱してストレージ電極パターン
124aの表面に半球形粒子膜128を形成する過程で
あって、現在、キャパシタのストレージ電極の表面積を
広げる技術として使用されている。
【0067】一方、本実施形態を適用するためにクラス
ター化された設備において、前述したように、前記HS
G膜形成前洗浄(S40段階)及び前記HSG膜形成
(S50)段階は一定の真空状態に維持される移転チャ
ンバモジュールを挟んで設けられた洗浄用チャンバモジ
ュール及び蒸着用チャンバモジュールで各々行われるこ
とが好ましい。したがって、HSG膜形成前洗浄後に洗
浄されたストレージ電極パターン124aの露出面に自
然酸化膜が再成長されたり、汚染物が再蒸着されること
を防止できる。
【0068】次に、半球形粒子膜128を形成する過程
において、前記層間絶縁膜122及び半球形粒子膜12
8の露出面に残留する汚染物を除去するための第2湿式
洗浄を行う(S60段階)。前記第2湿式洗浄は、前述
した第1湿式洗浄段階(S30)段階と基本的に同様の
過程で行われ、洗浄液の入れられた洗浄槽内に半導体基
板をディッピングさせるか、或いはスプレー方式で行
う。洗浄液としては、標準洗浄液(SC−1)またはオ
ゾン水を用いる。特に、オゾン水は、残留するフォトレ
ジストの除去、金属汚染物の除去、有機物の除去に有用
な洗浄液であって、半球形粒子膜128の露出面上の有
機物及びパーチクルを酸化させて後続する乾式洗浄工程
と結合して有用な洗浄液となる。第1湿式洗浄段階での
ように、使用されるオゾン水の濃度は1〜100PPM
であり、オゾン水の使用温度は0〜30℃である。半球
形粒子膜128の表面の洗浄のためには、約1ないし2
0分程度の間に洗浄を行えば、十分な洗浄効果が得られ
る。
【0069】次に、図9に示すように、前記半球形粒子
膜128の露出面上にキャパシタの誘電膜130、例え
ば、ONO膜、TaO膜などを形成する前に誘電膜形成
前洗浄を行う(S70段階)。前記前洗浄工程は半球形
粒子膜128の表面に自然的に形成された自然酸化膜や
表面汚染物を下部の半球形粒子膜128の損傷なしに効
率良く除去することであって、従来のように希釈された
フッ化水素(HF)洗浄液を用いた湿式洗浄方法ではな
いプラズマガスにより乾式洗浄方法で行われる。前記誘
電膜形成前洗浄(S70)段階は、基本的に、前述した
HSG膜形成前洗浄(S40段階)と同様の方式により
行われ、その詳細な説明は省略する。
【0070】次に、図10に示すように、洗浄された半
球形粒子膜128の表面にONO膜またはTaO膜など
のキャパシタ誘電膜130を通常の蒸着方法により形成
させ(S80段階)、続いて前記半導体基板の全面に導
電物質を蒸着させた後パターニングしてプレート電極1
32を形成させる(S90段階)。
【0071】一方、本実施形態を適用するためにクラス
ター化された設備において、前述したように、前記誘電
膜形成前洗浄(S70段階)及び前記誘電膜形成(S8
0段階)は一定の真空状態に維持される移転チャンバモ
ジュールを挟んで設けられた洗浄用チャンバモジュール
及び蒸着用チャンバモジュールで各々行われることが好
ましい。また、前記クラスター化された設備にはプレー
ト電極132の形成のための別途の蒸着用チャンバモジ
ュールがさらに設けられる場合もある。したがって、誘
電膜形成前洗浄工程により洗浄された半球形粒子膜12
8または誘電膜130の露出面に自然酸化膜が再成長さ
れたり、或いは汚染物が再蒸着されることを防止でき
る。
【0072】図11及び図12は、本発明の一実施形態
により製造された半導体キャパシタの漏れ電流特性及び
キャパシタンスを従来の技術と比較した結果を示したグ
ラフである。図11において、水平軸は電圧Vを表わ
し、垂直軸は漏れ電流Iを表わす。また、図12におい
て、水平軸はキャパシタに1.5Vの電圧を印加した時
のキャパシタンスpFを表わし、垂直軸は測定位置と関
わる分布(%)を表わす。
【0073】図11及び図12において比較される従来
の技術による半導体キャパシタは、図5に示したHSG
膜形成前洗浄段階(S40段階)及び誘電膜形成前洗浄
段階(S70段階)を200:1の希釈HF(DHF)
液を用いて90秒間湿式前洗浄を行ったものであり、本
発明は同一段階でNF3:H2:N2=90:10:40
0sccmのガスを供給しつつ、3分間乾式前洗浄を行
ったものである。図11のグラフから明らかなように、
従来の技術により製造されたキャパシタ及び本発明によ
り製造された半導体キャパシタ間の漏れ電流はほとんど
区別できない程度であることが分かる。したがって、本
発明によりHSG膜を形成する前及びHSG膜を形成し
た後誘電膜を形成する前に乾式前洗浄工程を行っても、
漏れ電流特性が悪化しないことが分かる。
【0074】これに対し、図12から、本発明によるキ
ャパシタの場合キャパシタンスが従来の技術に比べて極
めて向上されたことが分かる。
【0075】以上述べたように、本発明によれば、各洗
浄工程で化学的な反応段階及びアニーリング段階を1回
以上繰り返し行う場合、工程進行にかかる時間を短縮で
きると共に、各段階別の工程を行うためにシリコンウェ
ーハを一つのチャンバから他のチャンバへと移動させる
ときに生じうる2次的な自然酸化膜の生成及び粒子汚染
などを防止できる。一方、本発明では、洗浄工程及び後
続する各金属膜蒸着工程が別々のチャンバで行われるた
め、洗浄用チャンバモジュール及び蒸着用チャンバモジ
ュールをクラスター化した装備を用い、大気中に洗浄さ
れた半球形粒子などの表面が露出されて再酸化されるこ
とを防止できる。
【0076】従来のフッ化水素洗浄液を用いた湿式洗浄
法と本発明の実施形態による乾式洗浄法との違いを調べ
てみると、下記の通りである。
【0077】1)反応に使用する反応種の状態が異な
る。すなわち、既存の場合にはフッ化水素を液体状態で
用いたが、本発明の場合には水素ガス及びフッ素を含む
フッ素系ガスをプラズマ状態で用いる。したがって、ガ
ス状態の反応種を用いる本発明の場合、既存の湿式洗浄
法に比べてコストの節減が可能である。
【0078】2)本発明の場合、各工程段階を一つのチ
ャンバ内で連続的に行うので工程の集積度を高めること
ができる。したがって、全体の工程にかかる時間を節減
できるだけでなく、移動中に生じうる各種の工程変数の
制御が容易であり、設備の大きさの面からも、既存の湿
式洗浄法より小さいという長所がある。
【0079】3)本発明の実施形態の場合、プラズマ状
態のガスを用いるので反応前後の周囲環境を制御し易
く、前後工程において最適の表面状態に制御できる。
【0080】4)本発明の実施形態によれば、供給ガス
の注入エネルギーで酸化膜を構成する粒子の結合を破壊
する方法により酸化膜を除去していた従来の乾式洗浄法
とは異なって、供給ガスと酸化膜との化学的な反応を誘
導した後この反応からの反応物を気化させて除去する方
法を用いるので、供給ガスのエネルギーにより酸化膜の
下部膜質の損傷が最小化されるという長所がある。
【0081】本発明によれば、半導体キャパシタのスト
レージ電極の表面に残存する汚染物や自然酸化膜を化学
的に反応させた後、アニーリング工程を行いその反応生
成物を気化させて除去するため、後続する半球形粒子膜
の成長条件を最適化できる。また、半球形粒子膜を形成
した後にも表面に残存する汚染物や自然酸化膜をプラズ
マ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して化学的に
反応させた後、アニーリング工程を行いその反応生成物
を気化させて除去するため、半球形粒子膜のエッチング
を最小化できる。さらに、洗浄工程及び後続する半球形
粒子膜形成工程または誘電膜形成工程をクラスター化し
た設備内で行うことにより、洗浄された表面の再汚染を
効率良く防止して信頼性ある半導体素子を製造できる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストレージ電極の表面に形成される半球形粒子膜の成長
条件を最適化し、また、半球形粒子膜のエッチング及び
損傷を最小化することのできる洗浄工程を含む半導体素
子の製造方法が提供される。
【0083】また、本発明によれば、洗浄工程と、半球
形粒子膜または誘電膜形成工程をクラスター化した装備
内で施して再汚染などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による半導体キャパシタ
の製造方法を実現するための半導体製造装置を示した概
略図である。
【図2】 図1の半導体製造装置の真空チャンバの上段
部を示した平面図である。
【図3】 本発明の一実施形態による半導体キャパシタ
の製造方法を実現するための他の半導体製造装置を示し
た概略的な平面図である。
【図4】 図3のダウンフローモジュールの構成を示し
た概略図である。
【図5】 本発明の一実施形態による半導体キャパシタ
の製造方法を示した工程手順図である。
【図6】 図5の工程手順図による半導体キャパシタの
工程断面図である。
【図7】 図6に続く半導体キャパシタの工程断面図で
ある。
【図8】 図7に続く半導体キャパシタの工程断面図で
ある。
【図9】 図8に続く半導体キャパシタの工程断面図で
ある。
【図10】 図9に続く半導体キャパシタの工程断面図
である。
【図11】 本発明の一実施形態に従い製造された半導
体キャパシタの漏れ電流特性を従来の技術と比較したグ
ラフである。
【図12】 本発明の一実施形態に従い製造された半導
体キャパシタのキャパシタンス特性を従来の技術と比較
したグラフである。
【符号の説明】
10、60…真空チャンバ 12…サセプター 14…シリコンウェーハ 16…第1パイプ 16a…冷却ライン 18…冷却ガス供給装置 20…上下移動シャフト 22…モータ 24…排気口 26…第4パイプ 28…スイッチング弁 30…真空ポンプ 32…第2パイプ 34…第3パイプ 36、38、46、106…スイッチング弁 40、48、104…マスフローコントロール 44、108…マイクロウェーブガイド 44…リモート型プラズマ発生装置 50…ガス拡散器 50…予備チャンバ 52…多孔板 54…ヒータ 62…回転モータ 64…後処理モジュール 66…ダウンフローモジュール 68…アニーリングモジュール 90…サセプター 92…シリコンウェーハ 94…ダウンフロー用チャンバ 96…ガイドリング 98…ガス供給パイプ 100…ガス供給ライン 102…多孔板 120…半導体基板 122…層間絶縁膜 124a…ストレージ電極パターン 124…ストレージ電極形成物質 126…フォトレジスト層 128…半球形粒子膜 130…キャパシタ誘電膜 132…プレート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/822 (72)発明者 權 永 愍 大韓民国京畿道水原市勧善区金谷洞530番 地 エルジービリジ201棟401号 (72)発明者 河 商 ▲録▼ 大韓民国ソウル特別市江南区新沙洞565− 19番地 韓州ビル5階

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の特定の物質層上にポリシ
    リコン膜を形成する段階と、 前記ポリシリコン膜をエッチングして少なくとも一部が
    露出されるポリシリコンパターンを形成する段階と、 プラズマ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して前
    記ポリシリコンパターンの露出面を乾式洗浄する段階
    と、 前記ポリシリコンパターンの露出面上に半球形粒子膜を
    形成する段階とを備えてなることを特徴とする半球形粒
    子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリシリコンパターンを形成した後
    でポリシリコンパターンの露出面を乾式洗浄する前に、
    前記ポリシリコンパターンの露出面上の汚染物を湿式洗
    浄する段階をさらに備えることを特徴とする請求項1に
    記載の半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記半球形粒子膜を形成した後、プラズ
    マ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して前記半球
    形粒子膜の表面を乾式洗浄する段階をさらに備えること
    を特徴とする請求項1または2に記載の半球形粒子膜を
    備えた半導体素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記半球形粒子膜を形成した後で半球形
    粒子膜の表面を乾式洗浄する前に、前記半球形粒子膜の
    表面の汚染物を湿式洗浄する段階をさらに備えることを
    特徴とする請求項3に記載の半球形粒子膜を備えた半導
    体素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記乾式洗浄段階は、 プラズマ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して前
    記ポリシリコンパターンの露出された表面に形成された
    酸化膜と化学的に反応させて反応層を形成する段階と、 前記反応層を気化させて除去可能にアニーリングする段
    階とを備えることを特徴とする請求項1に記載の半球形
    粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記乾式洗浄段階において、前記反応層
    の形成段階及びアニーリング段階を一つのチャンバ内で
    連続的に行うことを特徴とする請求項5に記載の半球形
    粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記チャンバ内には、ガスをプラズマ化
    した後に供給するダウンフローモジュールと、加熱手段
    を備えたアニーリングモジュールとを備え、 前記乾式洗浄段階において反応層の形成段階は前記ダウ
    ンフローモジュールで行い、前記アニーリング段階は前
    記アニーリングモジュールで行うことを特徴とする請求
    項6に記載の半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板に対する前記乾式洗浄段
    階が洗浄チャンバモジュール内で行わった後、不活性雰
    囲気が維持される移転チャンバモジュールを経て半球形
    粒子膜の形成のためのチャンバモジュール内で前記半球
    形粒子膜を形成することを特徴とする請求項1に記載の
    半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記湿式洗浄段階は、オゾン水または標
    準洗浄液(SC−1)を用いて行うことを特徴とする請
    求項1または4に記載の半球形粒子膜を備えた半導体素
    子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記オゾン水を用いた湿式洗浄段階に
    おいて、オゾン水の濃度は1〜100PPMであり、オ
    ゾン水の温度は0〜30℃であることを特徴とする請求
    項9に記載の半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記乾式洗浄段階において、水素ガス
    及びフッ素系ガスを所定比で混合した混合ガスをプラズ
    マ状態にした後に供給することを特徴とする請求項1に
    記載の半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記乾式洗浄段階において、水素ガス
    はプラズマ状態で、フッ素系ガスはガス状態で供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半球形粒子膜を備え
    た半導体素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記フッ素系ガスは3フッ化窒素(N
    3)、6フッ化硫黄(SF6)及び3フッ化塩素(Cl
    3)から選択された少なくともいずれか一つのフッ素
    を含むガスであることを特徴とする請求項1に記載の半
    球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記水素ガス及びフッ素系ガスを所定
    比で混合した混合ガスを窒素(N2)及びアルゴン(A
    r)ガスを共にプラズマ状態に供給することを特徴とす
    る請求項1に記載の半球形粒子膜を備えた半導体素子の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 前記乾式洗浄段階において、前記反応
    層を形成する段階は1.33322〜1333.22P
    aの圧力及び−25〜50℃の温度下で行い、前記アニ
    ーリング段階は100〜500℃の温度下で行うことを
    特徴とする請求項5に記載の半球形粒子膜を備えた半導
    体素子の製造方法。
  16. 【請求項16】 半導体基板と連通されるコンタクトホ
    ールが形成された層間絶縁膜上にポリシリコン膜を形成
    する段階と、 前記ポリシリコン膜をエッチングして半導体キャパシタ
    のストレージ電極パターンを形成する段階と、 前記ストレージ電極パターンの露出面上の汚染物を第1
    次湿式洗浄する段階と、 プラズマ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して前
    記ストレージ電極パターンの露出面を第1次乾式洗浄す
    る段階と、 前記ストレージ電極パターンの露出面上に半球形粒子膜
    を形成する段階と、 前記半球形粒子膜の露出面上の汚染物を第2次湿式洗浄
    する段階と、 プラズマ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して前
    記半球形粒子膜の露出面を第2次乾式洗浄する段階と、 前記洗浄された半球形粒子膜の表面上に誘電膜を形成す
    る段階とを備えてなることを特徴とする半球形粒子膜を
    備えた半導体素子の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記第1次及び第2次乾式洗浄段階
    は、 プラズマ状態の水素ガス及びフッ素系ガスを供給して前
    記ポリシリコンパターンの露出された表面に形成された
    酸化膜と化学的に反応させて反応層を形成する段階と、 前記反応層を気化させて除去可能にアニーリングする段
    階とを備えることを特徴とする請求項16に記載の半球
    形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  18. 【請求項18】 プラズマ化したガスを供給するダウン
    フローモジュールと、加熱手段を備えたアニーリングモ
    ジュールとを備えたチャンバを用いて、前記乾式洗浄段
    階において反応層の形成段階は前記ダウンフローモジュ
    ールで行い、前記アニーリング段階は前記アニーリング
    モジュールで行うことを特徴とする請求項17に記載の
    半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記半導体基板に対する前記第1次及
    び第2次乾式洗浄段階が各々洗浄チャンバモジュール内
    で行われた後、不活性雰囲気が維持される移転チャンバ
    モジュールを経て各々半球形粒子膜または誘電膜の形成
    のためのチャンバモジュール内で前記半球形粒子膜また
    は誘電膜を形成することを特徴とする請求項16に記載
    の半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1次及び第2次湿式洗浄段階
    は、オゾン水または標準洗浄液(SC−1)を用いて行
    うことを特徴とする請求項16に記載の半球形粒子膜を
    備えた半導体素子の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記オゾン水を用いた湿式洗浄段階に
    おいて、オゾン水の濃度は1〜100PPMであり、オ
    ゾン水の温度は0〜30℃であることを特徴とする請求
    項20に記載の半球形粒子膜を備えた半導体素子の製造
    方法。
  22. 【請求項22】 前記第1次及び第2次乾式洗浄段階に
    おいて、前記反応層を形成する段階は1.33322〜
    1333.22Paの圧力及び−25〜50℃の温度下
    で行い、前記アニーリング段階は100〜500℃の温
    度下で行うことを特徴とする請求項16に記載の半球形
    粒子膜を備えた半導体素子の製造方法。
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