JP2001192392A - 環状ホスファゼン化合物、環状ホスファゼン混合組成物、ホスファゼン組成物、それを有効成分とする難燃剤およびそれを含む難燃性組成物 - Google Patents

環状ホスファゼン化合物、環状ホスファゼン混合組成物、ホスファゼン組成物、それを有効成分とする難燃剤およびそれを含む難燃性組成物

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JP2001192392A
JP2001192392A JP2000002952A JP2000002952A JP2001192392A JP 2001192392 A JP2001192392 A JP 2001192392A JP 2000002952 A JP2000002952 A JP 2000002952A JP 2000002952 A JP2000002952 A JP 2000002952A JP 2001192392 A JP2001192392 A JP 2001192392A
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JP2000002952A
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Naohiko Fukuoka
直彦 福岡
Heinosuke Yasuda
平之介 保田
Masayuki Nishimatsu
雅之 西松
Junya Inada
准也 稲田
Yoshinori Omae
吉則 大前
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Chemipro Kasei Kaisha Ltd
Original Assignee
Chemipro Kasei Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱いが容易で公害問題をおこすことなく、
熱安定性、耐加水分解性に優れ、難燃剤として有用な新
規なホスファゼン化合物、その混合物、それを有効成分
とする難燃剤およびそれを含有する難燃性組成物の提
供。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 {式中、mは3〜10の整数であり、Qは下記一般式
(2) 【化2】 で示されるアリールオキシ基であり、R、R
、R、Rは、水素および炭素数1〜4の直鎖ま
たは分岐アルキル基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、一般式(1)中のQのうち少なくとも
1つは他のQとは異なったアリールオキシ基である。}
で示される環状ホスファゼン化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な環状ホスフ
ァゼン化合物、環状ホスファゼン混合組成物、ホスファ
ゼン組成物、それを有効成分とする難燃剤およびそれを
含有する難燃性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチックはその加工性、
耐薬品性、耐候性、電気的特性および機械的強度等の優
位性を活かして産業用および家庭用電気製品などの分野
に多用されており、プラスチックの使用量が増加してい
る。しかし、プラスチックにも強く難燃性が要求されて
おり、かつその要求度合いが近年次第に強まってきてい
る。
【0003】特に最近では、電線やケーブルなどに対し
従来の難燃化に際しての主要物質であったハロゲン含有
化合物を単独、あるいは酸化アンチモンなどのアンチモ
ン化合物とを組み合わせて難燃剤とし、それをポリオレ
フィン系樹脂に配合した難燃性樹脂組成物が、燃焼時ま
たは成形時等にハロゲン系ガスを発生させることから、
これが問題視されている。さらに、これらのガスの発生
が電気特性や電送特性を阻害する場合が多いとされてい
る。そのため、燃焼時または成形時等にこれらのハロゲ
ン系ガスを発生しない難燃性樹脂組成物が要求されるよ
うになってきている。
【0004】これらの要求に応ずるため近年、非ハロゲ
ン系難燃剤として金属水和物やリン系難燃剤(リン酸エ
ステル、ポリリン酸アンモニウム、ホスファゼン類な
ど)が使用されている。また、水酸化アルミニウムや水
酸化マグネシウムといった金属水和物は樹脂の燃焼温度
において脱水熱分解の吸熱反応が樹脂の熱分解、燃焼開
始温度と重複した温度領域で起こることで難燃化効果を
増大し得るとして使用されている。しかしながら、金属
水和物のみではその難燃性付与効果があまり強くないた
めに多量に配合しなければならず、そのために得られる
成型品の機械的強度に悪影響を与えるなどの欠点が生じ
ている。
【0005】一方、従来のリン系難燃剤は難燃効果はも
とより、樹脂に添加することで可塑剤として働いたり、
酸化防止剤として働くなどの優れた特性を持つ。しかし
ながらトリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフ
ェート、クレジルジフェニルホスフェートといったトリ
アリールホスフェートは、沸点が低いため、成型時に揮
発し金型を汚染したり、樹脂の表面に染み出すブリード
アウトなどの欠点がある。縮合タイプのリン酸エステル
は上記の欠点を解決しているが、このリン酸エステル中
に製造時に使用した触媒が残存すると、成型時にリン酸
エステルだけでなく樹脂も分解してしまい性能低下を引
き起こしたり、時にはゲル状となり生産性を著しく低下
させることが知られている。リン酸エステル中に残存す
る触媒を除去する方法としては、このリン酸エステルは
高沸点であり蒸留精製できないので、酸性、アルカリ性
および熱水による触媒の除去が行われているが、この除
去工程では十分な効果をあげていないのが現状である。
ポリリン酸アンモニウムにおいては熱安定性が悪いため
加工条件に制限があり、またリン含有率が低いことから
多量に配合しなければならないという欠点がある。
【0006】リンと窒素を骨格に持つホスファゼン化合
物はたとえば、フェノキシホスファゼンは熱安定性、耐
加水分解性に優れ難燃剤としても効果が期待されるため
様々な研究がなされている。
【0007】ホスファゼン類の製造法については以下に
示す報告がある。横山〔日本化学雑誌第81巻第3号p
481(1960)〕は、ピリジンを触媒とする塩化ト
リホスホニトリルとアルカリ金属フェノラート類の縮合
反応について報告しているし、特開平4−198189
には、置換基にフェノキシ基を有するホスホニトリル環
化合物の混合物でP=Nの結合単位が3である化合物の
含有量が混合体中のモル分率で1〜90%で結合単位が
7である化合物の含有量が混合体中のモル分率で1%以
上であることを特徴とする難燃性油が報告されている。
しかし、前記日本化学雑誌第81巻第3号p481(1
960)では、得られるホスホニトリル酸フェニルエス
テルは固体ではなく、不純物を多く含む黄色粘性液体で
あり、精製も出来ないものである。また、特開平4−1
98189では、熱に安定で加水分解性の低い置換基に
フェノキシ基を有するホスホニトリル環化合物は、一般
的には常温で固体もしくは流動性の低いものであるの
で、この化合物に流動性を与えるためにP=Nの結合単
位が7の化合物を存在させている。しかし、P=Nの結
合単位が7の化合物のみを合成することは困難であり、
また原料にP=Nの結合単位が7のハロゲン化ホスホニ
トリル環化合物を含むものを安定して製造することも困
難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、取扱
いが容易で公害問題をおこすことなく、熱安定性、耐加
水分解性に優れ、難燃剤として有用な新規なホスファゼ
ン化合物、それを有効成分とする難燃剤およびそれを含
有する難燃性組成物に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは熱
に安定な液体のホスファゼンについて鋭意研究した結
果、常温で固体のアリールオキシホスファゼン化合物の
置換基を少なくとも1つ以上異なるアリールオキシ基に
変換し、その置換基の種類や数により液体もしくはワッ
クス状といった性状の異なる熱に安定なホスファゼン化
合物が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
たものである。
【0010】本発明の第一は、下記一般式(1)
【化12】 {式中、mは3〜10の整数であり、Qは下記一般式
(2)
【化13】 で示されるアリールオキシ基であり、R、R
、R、Rは、水素および炭素数1〜4の直鎖ま
たは分岐アルキル基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、一般式(1)中のQのうち少なくとも
1つは他のQとは異なったアリールオキシ基である。}
で示される環状ホスファゼン化合物に関する。
【0011】 本発明の第二は、下記一般式(1)
【化14】 (式中、mは3〜10の整数であり、Qはm−トリルオ
キシ基またはp−トリルオキシ基であり、かつ同一分子
中にm−トリルオキシ基とp−トリルオキシ基を必ず含
有するものであるが、m−トリルオキシ基の数とp−ト
リルオキシ基の数の合計は2mである。)環状ホスファ
ゼン化合物に関する。
【0012】 本発明の第三は、下記一般式(1)で示
される
【化15】 (式中、mは3〜10の整数であり、Qはフェノキシ
基、m−トリルオキシ基およびp−トリルオキシ基より
なる群から選ばれた基であり、同一分子中にフェノキシ
基、m−トリルオキシ基およびp−トリルオキシ基を必
ず含有するものであるが、フェノキシ基の数とm−トリ
ルオキシ基の数とp−トリルオキシ基の数の合計は2m
である。)環状ホスファゼン化合物に関する。
【0013】本発明の第四は、請求項1〜3記載の環状
ホスファゼン化合物の複数化合物を混合して含有するこ
とを特徴とする環状ホスファゼン混合組成物に関する。
【0014】一般式(1)において、1分子中のQが必
ず2種以上の異なった基である請求項1〜3に示す本発
明の環状ホスファゼン単一化合物は常温で液状を示すの
に較べて、一般式(1)において、Qがすべて同一の基
である場合には、その単一化合物は常温で固体状を示
す。たとえば、一般式(1)で示されるm=3で置換基
Qのすべてがフェノキシ基である化合物は融点が113
℃〜115℃、一般式(1)で示されるm=3で置換基
Qのすべてがo−トリルオキシ基である化合物は融点が
62℃〜64℃、一般式(1)で示されるm=3で置換
基Qのすべてがm−トリルオキシ基である化合物は融点
が41℃〜45℃、一般式(1)で示されるm=3で置
換基Qのすべてがp−トリルオキシ基である化合物は融
点が124℃〜125℃というようにそれぞれ結晶体で
ある。しかし、請求項1〜4に示す環状ホスファゼン化
合物および混合組成物は不思議なことに常温で液状を示
すので、ポリマーなどの他物とのブレンドに好都合であ
る。
【0015】本発明の第五は、請求項1〜3いずれか記
載の環状ホスファゼン類と下記一般式(3)
【化16】 {式中、nは1〜20の整数であり、Qは下記一般式
(2)
【化17】 で示されるアリールオキシ基であり、R、R
、R、Rは、水素および炭素数1〜4の直鎖ま
たは分岐アルキル基よりなる群からそれぞれ独立して選
ばれた基であり、一般式(1)中のQのうち少なくとも
1つは他のQとは異なったアリールオキシ基である。}
で示される鎖状ホスファゼン類とからなるホスファゼン
組成物に関する。
【0016】本発明の第六は、請求項1〜3いずれか記
載の環状ホスファゼン化合物、請求項4記載の環状ホス
ファゼン混合組成物および請求項5記載のホスファゼン
組成物よりなる群から選ばれた少なくとも1種を有効成
分とする難燃剤に関する。
【0017】本発明の第七は、可燃物に請求項6記載の
難燃剤を含有させてなる難燃性組成物に関する。
【0018】本発明の第八は、下記一般式(4)で示さ
れる
【化18】 (式中、Xはハロゲン、mは3〜10の整数である。)
環状ハロゲン化ホスファゼン類に下記一般式(5)で示
される
【化19】 (Mはアルカリ金属、R、R、R、R、R
水素および炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル
基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であ
る。)2種以上のアルカリ金属フェノラートを反応させ
ることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の環状ホ
スファゼン化合物または請求項4記載の環状ホスファゼ
ン混合組成物の製造方法に関する。なお請求項1〜3の
環状ホスファゼンを得たい場合には、一般式(4)の化
合物として、mがある一定の値のもの、例えばm=3の
み、あるいはm=4のみのものを用いる必要があり、2
種以上のフェノラートは実施例1〜2のように段階的に
加えてもよいし、実施例3〜5のように混合物の形で加
えてもよい。請求項4の環状ホスファゼン混合組成物を
得たい場合には、一般式(4)の化合物として、mがい
ろいろの値をもつ混合物を使用すればよく、実施例6〜
9がそれに当る。
【0019】本発明の第九は、下記一般式(4)で示さ
れる
【化20】 (式中、Xはハロゲン、mは3〜10の整数である。)
環状ハロゲン化ホスファゼン類と下記一般式(6)で示
される
【化21】 (式中、Xはハロゲン、nは1〜7の整数である。)鎖
状ハロゲン化ホスファゼン類に、下記一般式(5)で示
される
【化22】 (Mはアルカリ金属、R、R、R、R、R
水素および炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル
基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であ
る。)2種以上のアルカリ金属フェノラートを反応させ
ることを特徴とする請求項5記載のホスファゼン組成物
の製造方法に関する。
【0020】前記ハロゲン化ホスファゼン類は、工業的
には通常前記一般式(4)で示される環状ハロゲン化ホ
スファゼンと前記一般式(6)で示される鎖状ハロゲン
化ホスファゼンとの混合物の形で得られるが、この混合
物を石油エーテルなどで再結晶することで一般式(4)
で示される環状ハロゲン化ホスファゼン類の単一品およ
び混合物が得られる。また、市販品を用いてもよい。
【0021】本発明化合物の製造に使用される一般式
(4)の環状ハロゲン化ホスファゼンは特に限定され
ず、3量体、3量体と4量体の混合物および3量体と4
量体を多く含むオリゴマーなどが挙げられる。一般式
(6)の鎖状ハロゲン化ホスファゼンとしてnが1以上
の単一品あるいは混合物、またはn=2のものを多く含
むオリゴマーあるいはnが3以上のものなどを挙げるこ
とができるが、いずれも、特に3量体と4量体を多く含
むオリゴマーが好ましい。また、本発明は不純物を含む
ハロゲン化ホスファゼンの粗製品も使用可能である。ハ
ロゲン化ホスファゼンとアルカリ金属フェノラートとの
縮合反応が完結せずハロゲン成分が残っているハロゲン
化ホスファゼンについても原料として使用できる。
【0022】ハロゲン化ホスファゼン類の合成法は、例
えば、横山〔日本化学雑誌第80巻第10号p118
(1959)〕によれば、五塩化りんと塩化アンモニウ
ムをモノクロロベンゼン中で、反応させることで環状お
よび鎖状のクロロホスファゼン混合物が得られ、このク
ロロホスファゼン混合物を石油エーテルから再結晶する
とmp.112〜113℃の白色斜方状結晶のヘキサク
ロロホスファゼン〔一般式(1)m=3〕が得られるこ
とが報告されている。
【0023】前記一般式(5)のアルカリ金属フェノラ
ートにおけるフェノラート部分は当然一般式(1)や
(3)のQのアリールオキシ基に対応している。このア
ルカリ金属としては、とくに制限はないが、通常Naま
たはKを用いる。フェノール類としては、置換基数0〜
5、置換基として炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐アル
キル基などをもつフェノール類が挙げられ、具体例とし
て、例えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾ
ール、p−クレゾール、o−エチルフェノール、m−エ
チルフェノール、p−エチルフェノール、o−プロピル
フェノール、m−プロピルフェノール、p−プロピルフ
ェノール、o−イソプロピルフェノール、m−イソプロ
ピルフェノール、p−イソプロピルフェノール、o−ブ
チルフェノール、m−ブチルフェノール、p−ブチルフ
ェノール、o−(2−メチルプロピル)フェノール、m
−(2−メチルプロピル)フェノール、p−(2−メチ
ルプロピル)フェノール、o−ターシャリーブチルフェ
ノール、m−ターシャリーブチルフェノール、p−ター
シャリーブチルフェノールなど、などのモノアルキルフ
ェノール類;2,3−キシレノール、2,4−キシレノ
ール、2,5−キシレノール、2,6−キシレノール、
3,4−キシレノール、3,5−キシレノール、2−エ
チル−6−メチルフェノール、3−エチル−6−メチル
フェノール、4−エチル−6−メチルフェノール、5−
エチル−6−メチルフェノール、2−エチル−3−メチ
ルフェノール、2−エチル−4−メチルフェノール、2
−エチル−5−メチルフェノール、3−エチル−4−メ
チルフェノール、3−エチル−5−メチルフェノール、
2−メチル−3−プロピルフェノール、2−メチル−4
−プロピルフェノール、2−メチル−5−プロピルフェ
ノール、2−メチル−6−プロピルフェノール、3−メ
チル−2−プロピルフェノール、4−メチル−2−プロ
ピルフェノール、5−メチル−2−プロピルフェノー
ル、3−メチル−4−プロピルフェノール、3−メチル
−5−プロピルフェノール、2−メチル−3−イソプロ
ピルフェノール、2−メチル−4−イソプロピルフェノ
ール、2−メチル−5−イソプロピルフェノール、2−
メチル−6−イソプロピルフェノール、3−メチル−2
−イソプロピルフェノール、4−メチル−2−イソプロ
ピルフェノール、5−メチル−2−イソプロピルフェノ
ール、3−メチル−4−イソプロピルフェノール、3−
メチル−5−イソプロピルフェノール、2−ブチル−6
−メチルフェノール、3−ブチル−6−メチルフェノー
ル、4−ブチル−6−メチルフェノール、5−ブチル−
6−メチルフェノール、2−ブチル−3−メチルフェノ
ール、2−ブチル−4−メチルフェノール、2−ブチル
−5−メチルフェノール、3−ブチル−4−メチルフェ
ノール、3−ブチル−5−メチルフェノール、2−(2
−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、3−(2
−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、4−(2
−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、5−(2
−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、2−(2
−メチルプロピル)−3−メチルフェノール、2−(2
−メチルプロピル)−4−メチルフェノール、2−(2
−メチルプロピル)−5−メチルフェノール、3−(2
−メチルプロピル)−4−メチルフェノール、3−(2
−メチルプロピル)−5−メチルフェノール、2−(3
−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、3−(3
−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、4−(3
−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、5−(3
−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、2−(3
−メチルプロピル)−3−メチルフェノール、2−(3
−メチルプロピル)−4−メチルフェノール、2−(3
−メチルプロピル)−5−メチルフェノール、3−(3
−メチルプロピル)−4−メチルフェノール、3−(3
−メチルプロピル)−5−メチルフェノール、2−ター
シャリーブチル−6−メチルフェノール、3−ターシャ
リーブチル−6−メチルフェノール、4−ターシャリー
ブチル−6−メチルフェノール、5−ターシャリーブチ
ル−6−メチルフェノール、2−ターシャリーブチル−
3−メチルフェノール、2−ターシャリーブチル−4−
メチルフェノール、2−ターシャリーブチル−5−メチ
ルフェノール、3−ターシャリーブチル−4−メチルフ
ェノール、3−ターシャリーブチル−5−メチルフェノ
ール、2,3−ジエチルフェノール、2,4−ジエチル
フェノール、2,5−ジエチルフェノール、2,6−ジ
エチルフェノール、3,4−ジエチルフェノール、3,
5−ジエチルフェノール、2,3−ジプロピルフェノー
ル、2,4−ジプロピルフェノール、2,5−ジプロピ
ルフェノール、2,6−ジプロピルフェノール、3,4
−ジプロピルフェノール、3,5−ジプロピルフェノー
ル、2,3−ジ−イソプロピルフェノール、2,4−ジ
−イソプロピルフェノール、2,5−ジ−イソプロピル
フェノール、2,6−ジ−イソプロピルフェノール、
3,4−ジ−イソプロピルフェノール、3,5−ジ−イ
ソプロピルフェノール、2,3−ジ−ターシャリーブチ
ルフェノール、2,4−ジ−ターシャリーブチルフェノ
ール、2,5−ジ−ターシャリーブチルフェノール、
2,6−ジ−ターシャリーブチルフェノール、3,4−
ジ−ターシャリーブチルフェノール、3,5−ジ−ター
シャリーブチルフェノールなどのジアルキルフェノール
類;1,2,3−トリメチルフェノール、1,2,4−
トリメチルフェノール、1,2,5−トリメチルフェノ
ール、1,3,4−トリメチルフェノール、2,3,4
−トリメチルフェノール、1,2,3−トリエチルフェ
ノール、1,2,4−トリエチルフェノール、1,2,
5−トリエチルフェノール、1,3,4−トリエチルフ
ェノール、2,3,4−トリエチルフェノール、1,
2,3−トリ(n−プロピル)フェノール、1,2,4
−トリ(n−プロピル)フェノール、1,2,5−トリ
(n−プロピル)フェノール、1,3,4−トリ(n−
プロピル)フェノール、2,3,4−トリ(n−プロピ
ル)フェノール、1,2,3−トリ−イソプロピルフェ
ノール、1,2,4−トリ−イソプロピルフェノール、
1,2,5−トリ−イソプロピルフェノール、1,3,
4−トリ−イソプロピルフェノール、2,3,4−トリ
−イソプロピルフェノール、1,2,3−トリ(n−ブ
チル)フェノール、1,2,4−トリ(n−ブチル)フ
ェノール、1,2,5−トリ(n−ブチル)フェノー
ル、1,3,4−トリ(n−ブチル)フェノール、2,
3,4−トリ(n−ブチル)フェノール、1,2,3−
トリ−ターシャリーブチルフェノール、1,2,4−ト
リ−ターシャリーブチルフェノール、1,2,5−トリ
−ターシャリーブチルフェノール、1,3,4−トリ−
ターシャリーブチルフェノール、2,3,4−トリ−タ
ーシャリーブチルフェノールなどのトリアルキルフェノ
ール類;1,2,3,4−テトラメチルフェノール、
1,2,3,5−テトラメチルフェノール、1,2,
4,5−テトラメチルフェノール、1,2,3,4−テ
トラエチルフェノール、1,2,3,5−テトラエチル
フェノール、1,2,4,5−テトラエチルフェノー
ル、1,2,3,4−テトラ(n−プロピル)フェノー
ル、1,2,3,5−テトラ(n−プロピル)フェノー
ル、1,2,4,5−テトラ(n−プロピル)フェノー
ル、1,2,3,4−テトラ−イソプロピルフェノー
ル、1,2,3,5−テトラ−イソプロピルフェノー
ル、1,2,4,5−テトラ−イソプロピルフェノー
ル、1,2,3,4−テトラ(n−ブチル)フェノー
ル、1,2,3,5−テトラ(n−ブチル)フェノー
ル、1,2,4,5−テトラ(n−ブチル)フェノー
ル、1,2,3,4−テトラ−トリ−ターシャリーブチ
ルフェノール、1,2,3,5−テトラ−トリ−ターシ
ャリーブチルフェノール、1,2,4,5−テトラ−ト
リ−ターシャリーブチルフェノールなどのテトラアルキ
ルフェノール類;1,2,3,4,5−ペンタメチルフ
ェノール、1,2,3,4,5−ペンタエチルフェノー
ルなどのペンタアルキルフェノール類;などが挙げられ
るが、これらに制限されるものではなく、これらの混合
物、たとえば、混合フェノール、混合クレゾール、混合
キシレノールといった粗製品も使用できる。
【0024】本発明にかかる具体的な反応方法として、
たとえばハロゲン化ホスファゼンのテトラヒドロフラン
(THF)溶液に2種以上のアルカリ金属フェノラート
類のTHF溶液を加え反応させるもしくは、アルカリ金
属フェノラート類のTHF溶液にハロゲン化ホスファゼ
ンのTHF溶液を加え反応させる方法を挙げることがで
きる。2種以上のアルカリ金属フェノラート類は1種ず
つ順に反応させても、最初から混合したものを使用して
も良い。
【0025】いずれの反応方法においても反応温度は5
〜140℃が好ましく、特に40〜100℃が好まし
い。アルカリ金属フェノラート類との反応時間としては
0.5〜48時間が好ましい。
【0026】溶媒としては、基質と反応しないものであ
ればよく、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、
トルエン、ベンゼン、キシレン、モノクロルベンゼン、
o−ジクロロベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサンなどが好ましい。
【0027】本発明の前記一般式(1)で示されるm=
3、4および5の環状ホスファゼン化合物を以下に具体
的に例示するが、前記一般式(1)で示される化合物は
これに限定されるものではない。
【0028】
【化23】
【0029】
【化24】
【0030】
【化25】
【0031】
【化26】
【0032】
【化27】
【0033】
【化28】
【0034】
【化29】
【0035】
【化30】
【0036】
【化31】
【0037】本発明の前記一般式(1)で示される環状
ホスファゼン化合物は、前述のとおり1分子中に1つ以
上異なるアリールオキシ基を含有する化合物であり、
m、nの数値はほぼ原料のm、nの数値に依存するが、
1分子中に存在する異なるアリールオキシ基の数の割合
は、生成物中のすべての分子において一定ではなく、あ
る分子においては異なるアリールオキシ基が1個であっ
たり、他の分子においては異なるアリールオキシ基が2
個であったりするものであり、これらのいろいろの化合
物の混合物が本発明の通常の製造方法により得られる生
成物である。
【0038】本発明のホスファゼン類は、単一化合物の
形や、一般式(1)においてQの部分が請求項規定のい
ろいろの種類のQが結合した各種のホスファゼン化合物
の混合物の形であってもよい。
【0039】本発明のホスファゼン類を難燃剤として使
用する場合は、本発明のホスファゼン類のみよりなる難
燃剤であってもよいが、他の難燃剤たとえば、水酸化マ
グネシウムや水酸化アルミニウムなどの水酸化金属化合
物のような無機系難燃剤と併用することができる。
【0040】本発明の難燃性組成物は、樹脂組成物、
紙、繊維、木材などの可燃物に本発明の難燃剤を含有さ
せたものである。本発明の難燃剤を可燃物に含有させる
ためには、樹脂組成物の場合はブレンドにより、紙、繊
維、木材のような有形物の場合には、難燃剤の溶液をつ
くり、これに可燃物を浸漬し、乾燥することにより難燃
化を達成することができる。
【0041】難燃性樹脂組成物を形成する樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、EVA、EEAと
いったポリオレフィン系樹脂、PET、ポリスチレン、
ABS、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテルと
いった種々の熱可塑性樹脂やフェノール樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ジア
リルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹
脂、メラミン樹脂といった熱硬化性樹脂、天然ゴム、合
成ゴムおよびこれらの任意の混合物が挙げられる。
【0042】得られたホスファゼンについては元素分
析、質量分析、IRにより分析を行った。C、H、Nの
元素分析は熱伝導度測定法、Pの元素分析は吸光光度法
にて行った。難燃性の評価は、難燃性の度合いを示す酸
素指数により評価を行った。日本工業規格JIS K7
201(酸素指数法による高分子材料の燃焼試験方法)
に準拠するものである。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではな
い。なお、下記におけるunit molのunitは
(PNCl)であり、1 unit molは11
5.87gであり、%は収率以外はいずれも重量%であ
る。
【0044】比較例1 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコに次にテトラヒドロフラン500gにヘキサクロロ
ホスファゼン30.0g〔0.258unitmol
一般式(4)m=3〕を溶解させた。テトラヒドロフラ
ン60g中でp−クレゾール55.8(0.516mo
l)と金属ナトリウム12.0g(0.516mol)
を室温にて反応させ、p−クレゾールのナトリウム塩を
生成させた。これを反応器内に室温にて滴下し、滴下終
了後30時間還流下で反応させた。次に、上記反応混合
体中の溶媒を加熱減圧して除去し、トルエン300mL
を加えた後、水100mLで3回洗浄し、トルエン層の
みを回収し、トルエンを減圧下で除去し、得られた生成
物を再結晶し白色結晶のp−トリルオキシホスファゼン
57.0g(融点124〜125℃)を得た。
【0045】比較例2 比較例1のp−クレゾールの代わりにm−クレゾールを
使用して同様に反応を行ない、白色結晶のm−トリルオ
キシホスファゼン56.4g(融点41〜45℃)を得
た。
【0046】比較例3 比較例1のp−クレゾールの代わりにo−クレゾールを
使用して同様に反応を行ない、白色結晶のo−トリルオ
キシホスファゼン56.8g(融点62〜64℃)を得
た。
【0047】実施例1(請求項1〜3および8対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中で、テトラヒドロフラン500gにヘキサクロロ
ホスファゼン30.0g〔0.258unitmol
一般式(4)m=3〕を溶解させた。一方、テトラヒド
ロフラン60g中でm−クレゾール27.9g(0.2
58mol)と金属ナトリウム6.0g(0.258m
ol)を室温で反応させ、m−クレゾールのナトリウム
塩を生成させた。これを前記フラスコ内に室温で滴下
し、滴下終了後10時間還流下で反応させた。他方、テ
トラヒドロフラン60g中でp−クレゾール27.9g
(0.258mol)と金属ナトリウム6.0g(0.
258mol)を室温で反応させ、p−クレゾールのナ
トリウム塩を生成させた。これをヘキサクロロホスファ
ゼンとm−クレゾールのナトリウム塩との反応生成物を
含む前記フラスコ内に室温で滴下し、滴下終了後20時
間還流下で反応させた。次に、上記反応混合物中の溶媒
を加熱減圧して除去し、トルエン300mLを加えた
後、水100mLで3回洗浄し、トルエン層のみを回収
し、トルエンを減圧下で除去して比較例1〜3のような
固体のトリルオキシホスファゼンではなく、液体のトリ
ルオキシホスファゼン化合物65.8g(収率98.0
%)を得た。
【0048】 元素分析: 計算値 C;64.86% H;5.44% N;5.40% P;12.0% 実測値 C;65.14% H;5.64% N;5.34% P;12.5% 質量分析: 計算値 M/Z 777 実測値 M/Z 777 赤外スペクトル: (KBr)cm−1 1608,1587,1506, 1487,1270,1184,1161,1141, 960,825
【0049】実施例2(請求項1〜3および8対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中で、テトラヒドロフラン500gにヘキサクロロ
ホスファゼン30.0g〔0.258unitmol
一般式(4)m=3〕を溶解させた。一方、テトラヒド
ロフラン40g中でo−クレゾール5.6g(0.05
16mol)と金属ナトリウム1.2g(0.0516
mol)を室温で反応させ、o−クレゾールのナトリウ
ム塩を生成させた。これを前記フラスコ内に室温で滴下
し、滴下終了後10時間還流下で反応させた。他方、テ
トラヒドロフラン40g中でm−クレゾール33.5g
(0.31mol)と金属ナトリウム7.2g(0.3
1mol)を室温で反応させ、m−クレゾールのナトリ
ウム塩を生成させた。これを前記フラスコ内に室温で滴
下し、滴下終了後10時間還流下で反応させた。他方、
テトラヒドロフラン40g中でp−クレゾール16.8
g(0.155mol)と金属ナトリウム3.6g
(0.155mol)を室温で反応させ、p−クレゾー
ルのナトリウム塩を生成させた。これを前記フラスコ内
に室温で滴下し、滴下終了後20時間還流下で反応させ
た。次に、上記反応混合物中の溶媒を加熱減圧して除去
し、トルエン300mLを加えた後、水100mLで3
回洗浄し、トルエン層のみを回収し、トルエンを減圧下
で除去して比較例1〜3のような固体のトリルオキシホ
スファゼンではなく、液体のトリルオキシホスファゼン
化合物65.1g(収率97.0%)を得た。
【0050】 元素分析: 計算値 C;64.86% H;5.44% N;5.40% P;12.0% 実測値 C;64.76% H;5.54% N;5.37% P;12.3% 質量分析: 計算値 M/Z 777 実測値 M/Z 777 赤外スペクトル: (KBr)cm−1 1609,1587,1506, 1487,1271,1186,1141,1012, 960,825
【0051】実施例3(請求項1〜3および8対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中で、テトラヒドロフラン500gにヘキサクロロ
ホスファゼン30.0g〔0.258unitmol
一般式(4)m=3〕を溶解させた。一方、テトラヒド
ロフラン130g中で混合クレゾール(m−クレゾール
50%、p−クレゾール50%)58.6g(0.54
2mol)と金属ナトリウム12.5g(0.542m
ol)を室温で反応させ、混合クレゾールのナトリウム
塩を生成させた。これを前記フラスコ内に室温で滴下
し、滴下終了後30時間還流下で反応させた。次に、上
記反応混合物中の溶媒を加熱減圧して除去し、トルエン
300mLを加えた後、水100mLで3回洗浄し、ト
ルエン層のみを回収し、トルエンを減圧下で除去して比
較例1〜3のような固体のトリルオキシホスファゼンで
はなく、液体のトリルオキシホスファゼン化合物65.
1g(収率97.0%)を得た。
【0052】 元素分析: 計算値 C;64.86% H;5.44% N;5.40% P;12.0% 実測値 C;65.07% H;5.54% N;5.32% P;12.4% 質量分析: 計算値 M/Z 777 実測値 M/Z 777 赤外スペクトル: (KBr)cm−1 1608,1587,1506, 1487,1270,1184,1161,1141, 960,825
【0053】実施例4(請求項1〜3および8対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中でテトラヒドロフラン500gにヘキサクロロホ
スファゼン30.0g〔0.258unitmol 一
般式(4)m=3〕を溶解させた。一方、テトラヒドロ
フラン130g中で混合クレゾール(m−クレゾール7
0%、p−クレゾール30%)58.6g(0.542
mol)と金属ナトリウム12.5g(0.542mo
l)を室温で反応させ、混合クレゾールのナトリウム塩
を生成させた。これを前記フラスコ内に室温で滴下し、
滴下終了後30時間還流下で反応させた。次に、上記反
応混合物中の溶媒を加熱減圧して除去し、トルエン30
0mLを加えた後、水100mLで3回洗浄し、トルエ
ン層のみを回収し、トルエンを減圧下で除去して液体の
トリルオキシホスファゼン化合物64.4g(収率9
6.0%)を得た。
【0054】 元素分析: 計算値 C;64.86% H;5.44% N;5.40% P;12.0% 実測値 C;64.53% H;5.61% N;5.34% P;12.3% 質量分析: 計算値 M/Z 777 実測値 M/Z 777 赤外スペクトル: (KBr)cm−1 1609,1587,1506, 1487,1271,1212,1141,1012, 962,826
【0055】実施例5(請求項1〜3および8対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中でテトラヒドロフラン500gにヘキサクロロホ
スファゼン30.0g〔0.258unitmol 一
般式(4)m=3〕を溶解させた。テトラヒドロフラン
130g中で混合フェノール類〔m−クレゾール:p−
クレゾール:フェノール=4:2:4(モル比)〕5
5.6g(合計0.542mol)と金属ナトリウム1
2.5g(0.542mol)を室温にて反応させ、混
合クレゾールのナトリウム塩を生成させた。これを前記
フラスコ内に室温で滴下し、滴下終了後30時間還流下
で反応させた。次に、上記反応混合物中の溶媒を加熱減
圧して除去し、トルエン300mLを加えた後、水10
0mLで3回洗浄し、トルエン層のみを回収し、トルエ
ンを減圧下で除去して液体のホスファゼン化合物63.
8g(収率99.0%)を得た。
【0056】 元素分析: 計算値 C;64.09% H;5.11% N;5.60% P;12.4% 実測値 C;64.26% H;5.22% N;5.40% P;12.5% 質量分析: 計算値 M/Z 763,749,735,721,707 実測値 M/Z 763,749,735,721,707 赤外スペクトル: (KBr)cm−1 3066,1688,1608, 1589,1506,1488,1269,1222, 1182,1161,1142,1070,1009, 956,827
【0057】実施例6(請求項4および8対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中でテトラヒドロフラン500gにクロロホスファ
ゼン混合物〔一般式(4)においてm=3が85.0
%、m=4が15.0%〕30.0g(0.258un
it mol)を溶解させた。一方、テトラヒドロフラ
ン130g中で混合クレゾール(m−クレゾール50
%、p−クレゾール50%)58.6g(0.542m
ol)と金属ナトリウム12.5g(0.542mo
l)を室温で反応させ、混合クレゾールのナトリウム塩
を生成させた。これを前記フラスコ内に室温で滴下し、
滴下終了後30時間還流下で反応させた。次に、上記反
応混合物中の溶媒を加熱減圧して除去し、トルエン30
0mLを加えた後、水100mLで3回洗浄し、トルエ
ン層のみを回収し、トルエンを減圧下で除去して液体の
トリルオキシホスファゼン混合組成物64.0g(収率
95.4%)を得た。
【0058】 元素分析: 計算値 C;64.86% H;5.44% N;5.40% P;12.0% 実測値 C;64.57% H;5.63% N;5.49% P;12.1% 質量分析: 計算値 M/Z 1037,777 実測値 M/Z 1037,777
【0059】実施例7(請求項4および8対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中でテトラヒドロフラン500gにクロロホスファ
ゼン混合物〔一般式(4)においてm=3が85.0
%、m=4が15.0%〕30.0g(0.258un
it mol)を溶解させた。一方、テトラヒドロフラ
ン130g中で混合クレゾール(o−クレゾール10
%、m−クレゾール60%、p−クレゾール30%)5
8.6g(0.542mol)と金属ナトリウム12.
5g(0.542mol)を室温で反応させ、混合クレ
ゾールのナトリウム塩を生成させた。これを前記フラス
コ内に室温で滴下し、滴下終了後30時間還流下で反応
させた。次に、上記反応混合物中の溶媒を加熱減圧して
除去し、トルエン300mLを加えた後、水100mL
で3回洗浄し、トルエン層のみを回収し、トルエンを減
圧下で除去して液体のトリルオキシホスファゼン混合組
成物65.6g(収率97.7%)を得た。
【0060】 元素分析: 計算値 C;64.86% H;5.44% N;5.40% P;12.0% 実測値 C;65.33% H;5.68% N;5.57% P;12.5% 質量分析: 計算値 M/Z 1037,777 実測値 M/Z 1037,777
【0061】実施例8(請求項5および9対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中でテトラヒドロフラン500gにクロロホスファ
ゼン混合物〔一般式(4)においてm=3が74.7
%、m=4が9.9%、m=5以上が8.4%、一般式
(6)のホスファゼン類6.0%〕30.0g(0.2
58unit mol)を溶解させた。一方、テトラヒ
ドロフラン130g中で混合クレゾール(m−クレゾー
ル50%、p−クレゾール50%)58.6g(0.5
42mol)と金属ナトリウム12.5g(0.542
mol)を室温で反応させ、混合クレゾールのナトリウ
ム塩を生成させた。これを前記フラスコ内に室温で滴下
し、滴下終了後30時間還流下で反応させた。次に、上
記反応混合物中の溶媒を加熱減圧して除去し、トルエン
300mLを加えた後、水100mLで3回洗浄し、ト
ルエン層のみを回収し、トルエンを減圧下で除去して液
体のトリルオキシホスファゼン混合組成物64.7gを
得た。
【0062】実施例9(請求項5および9対応) 撹拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えたフラ
スコ中でテトラヒドロフラン500gにクロロホスファ
ゼン混合物〔一般式(1)においてm=3が74.7
%、m=4が9.9%、m=5以上が8.4%、一般式
(6)のホスファゼン類6.0%〕30.0g(0.2
58unit mol)を溶解させた。一方、テトラヒ
ドロフラン130g中で混合クレゾール〔m−クレゾー
ル60%、p−クレゾール30%、2,5−キシレノー
ル10%(モル比)〕59.4g(合計0.542mo
l)と金属ナトリウム12.5g(0.542mol)
を室温で反応させ、混合クレゾールのナトリウム塩を生
成させた。これを前記フラスコ内に室温で滴下し、滴下
終了後30時間還流下で反応させた。次に、上記反応混
合物中の溶媒を加熱減圧して除去し、トルエン300m
Lを加えた後、水100mLで3回洗浄し、トルエン層
のみを回収し、トルエンを減圧下で除去して液体のホス
ファゼン混合組成物64.4gを得た。
【0063】実施例10(請求項6〜7対応) 実施例1で得られたホスファゼン化合物10重量%とポ
リオレフィン系樹脂としてエチレン−アクリル酸エチル
共重合体90重量%をミキサーに挿入し、180℃で混
練した。得られた混合物を用いて圧縮成形機(185
℃、3分間)で成形し得られたシートを使用して難燃性
の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0064】調製例1 ホスファゼン混合物含有水酸化マグネシウムの調製。 500mLの丸底フラスコに250mLのアセトンを加
えた後、実施例1で得られたトリルオキシホスファゼン
混合物(10.0g)を加え、室温で撹拌した。トリル
オキシホスファゼン混合物が完全に溶解したら、撹拌し
つつ水酸化マグネシウム(90.0g)を少量ずつ加え
た。加え終わってから30分間撹拌を続ける。アセトン
を回収し粉末状固形物を40℃で真空乾燥した。
【0065】実施例11(請求項6〜7対応) 前記調製例1で得られたホスファゼン混合物含有水酸化
マグネシウム30重量%、ポリオレフィン系樹脂として
エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)70重
量%をミキサーに挿入し、180℃で混練した。得られ
た混合物を用いて圧縮成形機(185℃、3分間)で成
形し得られたシートを使用して難燃性の評価を行った。
その結果を表1に示す。
【0066】実施例12(請求項6〜7対応) 実施例1で得られたホスファゼン化合物10重量%、A
BS樹脂90重量%をミキサーに挿入し、180℃で混
練した。得られた混合物を用いて圧縮成形機(185
℃、3分間)で成形し得られたシートを使用して難燃性
の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【効果】(1)本発明により、取り扱いが容易で、熱安
定性、耐加水分解性に優れ、難燃剤として有用な新規ホ
スファゼン化合物を提供することができた。 (2)本発明により、ホスファゼン化合物の新規な製造
方法を提供することができた。 (3)本発明により、前記ホスファゼン化合物を難燃剤
として含む難燃化された有機物質を提供することができ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西松 雅之 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目3番3 号 ケミプロ化成株式会社内 (72)発明者 稲田 准也 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目3番3 号 ケミプロ化成株式会社内 (72)発明者 大前 吉則 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目3番3 号 ケミプロ化成株式会社内 Fターム(参考) 4H028 AA38 AA40 4H050 AA01 AA02 AA03 AB80 WA15 WA23 4J002 AC011 AC021 BB031 BB061 BB071 BB121 BC031 BF051 BN151 CC021 CC181 CD001 CF061 CF211 CG001 CH071 CK021 CM041 CP031 CQ012 FD132

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 {式中、mは3〜10の整数であり、Qは下記一般式
    (2) 【化2】 で示されるアリールオキシ基であり、R、R
    、R、Rは、水素および炭素数1〜4の直鎖ま
    たは分岐アルキル基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、一般式(1)中のQのうち少なくとも
    1つは他のQとは異なったアリールオキシ基である。}
    で示される環状ホスファゼン化合物。
  2. 【請求項2】 下記一般式(1) 【化3】 (式中、mは3〜10の整数であり、Qはm−トリルオ
    キシ基またはp−トリルオキシ基であり、かつ同一分子
    中にm−トリルオキシ基とp−トリルオキシ基を必ず含
    有するものであるが、m−トリルオキシ基の数とp−ト
    リルオキシ基の数の合計は2mである。)環状ホスファ
    ゼン化合物。
  3. 【請求項3】 下記一般式(1)で示される 【化4】 (式中、mは3〜10の整数であり、Qはフェノキシ
    基、m−トリルオキシ基およびp−トリルオキシ基より
    なる群から選ばれた基であり、同一分子中にフェノキシ
    基、m−トリルオキシ基およびp−トリルオキシ基を必
    ず含有するものであるが、フェノキシ基の数とm−トリ
    ルオキシ基の数とp−トリルオキシ基の数の合計は2m
    である。)環状ホスファゼン化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の環状ホスファゼン化合物
    の複数化合物を混合して含有することを特徴とする環状
    ホスファゼン混合組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれか記載の環状ホスフ
    ァゼン類と下記一般式(3) 【化5】 {式中、nは1〜20の整数であり、Qは下記一般式
    (2) 【化6】 で示されるアリールオキシ基であり、R、R
    、R、Rは、水素および炭素数1〜4の直鎖ま
    たは分岐アルキル基よりなる群からそれぞれ独立して選
    ばれた基であり、一般式(1)中のQのうち少なくとも
    1つは他のQとは異ったアリールオキシ基である。}で
    示される鎖状ホスファゼン類とからなるホスファゼン組
    成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3いずれか記載の環状ホスフ
    ァゼン化合物、請求項4記載の環状ホスファゼン混合組
    成物および請求項5記載のホスファゼン組成物よりなる
    群から選ばれた少なくとも1種を有効成分とする難燃
    剤。
  7. 【請求項7】 可燃物に請求項6記載の難燃剤を含有さ
    せてなる難燃性組成物。
  8. 【請求項8】 下記一般式(4)で示される 【化7】 (式中、Xはハロゲン、mは3〜10の整数である。)
    環状ハロゲン化ホスファゼン類に下記一般式(5)で示
    される 【化8】 (Mはアルカリ金属、R、R、R、R、R
    水素および炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル
    基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であ
    る。)2種以上のアルカリ金属フェノラートを反応させ
    ることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の環状ホ
    スファゼン化合物または請求項4記載の環状ホスファゼ
    ン混合組成物の製造方法。
  9. 【請求項9】 下記一般式(4)で示される 【化9】 (式中、Xはハロゲン、mは3〜10の整数である。)
    環状ハロゲン化ホスファゼン類と下記一般式(6)で示
    される 【化10】 (式中、Xはハロゲン、nは1〜7の整数である。)鎖
    状ハロゲン化ホスファゼン類に、下記一般式(5)で示
    される 【化11】 (Mはアルカリ金属、R、R、R、R、R
    水素および炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル
    基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であ
    る。)2種以上のアルカリ金属フェノラートを反応させ
    ることを特徴とする請求項5記載のホスファゼン組成物
    の製造方法。
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