JP2001191795A - 自動車用ドアのヒンジ補強材 - Google Patents

自動車用ドアのヒンジ補強材

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    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D5/00—Construction of single parts, e.g. the parts for attachment
    • E05D5/02—Parts for attachment, e.g. flaps
    • E05D5/06—Bent flaps
    • E05D5/062—Bent flaps specially adapted for vehicles
    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重力方向に対する剛性を最大化させるため
に、補強材で箱形の空間を形成して構成するとともに、
補強フランジの長さを制限されないように構成された自
動車用ドアのヒンジ補強材を提供する。 【解決手段】 ドアのインナパネルの内側面に密着して
固定されように、所定部位に屈曲部を形成した平板部
と、該平板部の両側の角で前記平板部に対して垂直方向
へ延長された２つの対向した第１の羽根部及び前記平板
部の両側の角の間の角で前記第１の羽根部と直交すべく
延長されて前記第１の羽根部に固定されるように連結さ
れた第２の羽根部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用ドアに関
し、特に、自動車用ドアのヒンジの剛性を向上させるこ
とができる自動車用ドアのヒンジ補強材に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車には、乗車，下車用等
の、複数のドアが開閉可能に設けられている。これらの
ドアは、図３に示すように、ボディ（Ｂ）の側面にドア
（Ｄ）が配置されるとともに、ドアのヒンジ（５０）に
一側が結合されており、前記ドア（Ｄ）を施錠状態に保
つドアラッチアセンブリ（５１）が設けられている。
【０００３】前記ドアのヒンジ（５０）を設ける状態
は、図４に示すように、ドア（Ｄ）の側面にボルト（５
２）で固定された第１のヒンジ（５３）と、該第１のヒ
ンジ（５３）と回転軸（５４）に結合されるとともに、
ボディ（Ｂ）に固定された第２のヒンジ（５５）と、前
記第１のヒンジ（５３）とボルト（５２）との間に介在
された補強材（５６）とから構成されている。
【０００４】ここで、前記補強材（５６）は、板状から
なるとともに、前記ドア（Ｄ）の第１のヒンジ（５３）
の固定側に密着されており、一側に直立状態で補強フラ
ンジ（５７）が形成されている。つまり、前記図３にお
いて、重力方向へ荷重が働きかけると、前記第１のヒン
ジ（５３）が垂れ下がることになるが、これに対する剛
性を増大せしめるべく補強材（５６）を取付けるのであ
る。もっとも、前記補強フランジ（５７）は、最大限
度、長めに形成することにより、前記重力方向への荷重
に対する剛性を最大にすることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に補強材の剛性を向上させるために、補強材を折畳んで
補強フランジを長めにつくるには限界があるのみなら
ず、前記一側だけに補強フランジを形成すると、実際に
は、箱形の補強空間が形成されないことから、剛性向上
への効果に限界があるという問題点があった。
【０００６】つまり、前記補強材は、ドローイングなど
のように、金型を使用して折り曲げによって製造するの
であるが、前記金型による製造時に、補強フランジの長
さに限界があることから、剛性の向上に限界があるのみ
ならず、金型でドローイング加工を行うことになると、
箱形の空間形成が難しいことから、一側だけに補強フラ
ンジを形成することになる。
【０００７】この発明は上記種々の問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的は、重力方向に対す
る剛性を最大化するべく、補強材で箱形の空間を形成す
るとともに、補強フランジの長さが制限されないように
構成された自動車用ドアのヒンジ補強材を提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するためになされたこの発明は、ドアのインナパネルの
内側面に密着されて固定されうるよう、所定部位に屈曲
部を形成された平板部と、該平板部の両側の角で前記平
板部に対して垂直方向へ延長された２つの対向された第
１の羽根部及び前記平板部の両側の角の間の角で前記第
１の羽根部と直交すべく延長されて前記第１の羽根部に
固定されるように連結された第２の羽根部を備えたこと
を特徴とする自動車用ドアのヒンジ補強材。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、この発明に従う一実施例に
ついて添付図に沿つて詳述する。図１，２は、この発明
に従う自動車用ドアのヒンジ補強材の設置状態を示す断
面図及び補強材の斜視図であって、ボルト（５２）が貫
通する複数のボルト穴（１）が穿設され、ドア（Ｄ）の
インナパネル（Ｉ）を形成するのに適する屈曲部（２）
が形成された平板部（３）と、該平板部（３）の一部分
から延長されるとともに、屈曲部（２）の位置で切開部
（４）によって切り離されている２つの対向した第１羽
根部（５）と、該第１の羽根部（５）から直交方向に、
平板部（３）から延長された第２の羽根部（６）とから
構成されている。
【００１０】つまり、前記第１，２の羽根部（５，６）
を平板部（３）で垂直に折畳むと、前記平板部（３），
第１，２の羽根部（５，６）が箱形の空間をなすよう補
強材を形成することになる。さらに、前記切開部（４）
を形成した理由は、平板部（３）に屈曲部（２）が形成
されるため、第１の羽根部（５）を平板部（３）の全体
にわたって延長させると、第１の羽根部（５）を折畳む
ことができないからである。
【００１１】前記第１，２の羽根部（５，６）を折畳ん
だ後、前記平板部（３）に接する部分は溶接などによっ
て結合させて剛性がより向上するようにする。上記のよ
うなこの発明の作用について述べると、まず、ドローイ
ング工程などを通して前記補強材を平板状態に製造した
後、前記第１，２の羽根部（５，６）を折畳む。
【００１２】次に、第１，２の羽根部（５，６）を折畳
んでから、前記第１，２の羽根部（５，６）と平板部
（３）の接触部分、及び第１，２の羽根部（５，６）の
接触部分を溶接で固定する。次いで、溶接による補強材
の製造が終了すると、作業者は、ドア（Ｄ）のインナパ
ネル（Ｉ）の内側に補強材を位置させるとともに、前記
ボルト穴（１）をインナパネル（Ｉ）のボルト穴に整合
させる。
【００１３】さらに、補強材のボルト穴（１）をインナ
パネル（Ｉ）のボルト穴に整合させると、前記ボルト穴
（１）にボルト（５２）を嵌挿させるとともに、前記第
１のヒンジ（５３）をインナパネル（Ｉ）の外側で密着
させる。さらにまた、インナパネル（Ｉ）の外側で第１
のヒンジ（５３）が密着されると、前記ボルト（５２）
でこれを固定するが、前記固定後の補強材は箱形の状態
をなすようになる。
【００１４】上記のように、補強材を固定されたドアヒ
ンジに重力方向への荷重が印加されると、前記補強材に
モーメントが形成されるが、前記第１，２の羽根部
（５，６）がモーメントに抵抗力として働くことによ
り、補強材の剛性を増大することになる。
【００１５】つまり、モーメントが第２の羽根部（６）
に印加されると、その第２の羽根部（６）と第１の羽根
部（５）とは溶接によって連結されているばかりか、平
板部（３）も溶接によって連結されていることから、前
記補強材の全体でモーメント（荷重）が分散，吸収され
るようになる。
【００１６】ここで、前記第２の羽根部（６）の高さ
は、ドローイング作業後に平板状の補強材を、作業者が
第１，２の羽根部（５，６）を折り曲げて直立させると
すむため、従来のごとく、ドローイング工程などで使用
される金型によって制限されないようになる。したがっ
て、ドアのヒンジに印加される荷重及びモーメントに応
じて適切な高さの第１，２の羽根部（５，６）を形成で
きることによって、ドアのヒンジの荷重を支持する剛性
が向上される。
【００１７】
【発明の効果】上述のように、この発明は、屈曲部を有
する平面状態で平板部を形成するとともに、前記補強材
の端部で折畳まれるよう所定高さの第１，２の羽根部を
形成し、前記第１，２の羽根部を折畳んだ後、これらを
連結溶接して補強材を製造することにより前記補強材で
箱形の補強空間が形成されるため、ドアヒンジへの荷重
を支持する剛性が向上する利点を有する。また、ドロー
イング工程後、折畳んで前記第１，２の羽根部を形成す
るため、第１，２の羽根部の高さを制限されない利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に従う自動車用ドアヒンジ補強材の設
置状態を示す断面図である。
【図２】図１における補強材を示す斜視図である。
【図３】通常の自動車のドアヒンジの装着状態を示す概
略側面図である。
【図４】図３におけるＡ−Ａ線矢視断面図である。
【符号の説明】
１．．．ボルト穴 ２．．．屈曲部 ３．．．平板部 ４．．．切開部 ５．．．第１の羽根部 ６．．．第２の羽根部 ５２．．ボルト ５３．．．第１のヒンジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ドアのインナパネルの内側面に密着して
    固定されるように、所定部位に屈曲部を形成した平板部
    と、該平板部の両側の角で前記平板部に対して垂直方向
    へ延長された２つの対向した第１の羽根部及び前記平板
    部の両側の角の間の角で前記第１の羽根部と直交すべく
    延長されて前記第１の羽根部に固定されるように連結さ
    れた第２の羽根部を備えたことを特徴とする自動車用ド
    アのヒンジ補強材。
  2. 【請求項２】 前記第１の羽根部は、平板部の両側の角
    の長さだけ延長され、前記平板部の屈曲部で該平板部と
    前記第１の羽根部とが切開部によって相互に切り離され
    たことを特徴とする請求項１に記載の自動車用ドアのヒ
    ンジ補強材。
  3. 【請求項３】 前記平板部は、前記ドアのインナの内側
    パネルと締結されるように、前記平板部に複数のボルト
    穴が穿設されたことを特徴とする請求項１に記載の自動
    車用ドアのヒンジ補強材。
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