JPH0634215Y2 - 自動車用トランクリッドのヒンジブラケット取付構造 - Google Patents

自動車用トランクリッドのヒンジブラケット取付構造

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JPH0634215Y2
JPH0634215Y2 JP6561489U JP6561489U JPH0634215Y2 JP H0634215 Y2 JPH0634215 Y2 JP H0634215Y2 JP 6561489 U JP6561489 U JP 6561489U JP 6561489 U JP6561489 U JP 6561489U JP H0634215 Y2 JPH0634215 Y2 JP H0634215Y2
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JP
Japan
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hinge bracket
vehicle
trunk lid
torsion bar
vertical wall
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JP6561489U
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陽久 小玉
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車のトランクリッドのヒンジブラケッ
ト取付構造に関するものである。
[従来技術] 従来のこの種のものとしては、例えば第4図および第5
図に示すようなものがある。すなわち、第4図中符号1
はトランクリッドで、このトランクリッド1には、一対
のヒンジアーム2が固定されている。
一方、第5図に示すように、トランクルームTの前方部
の上部には、水平方向に沿ってパーセルシェルフ3が配
設され、このパーセルシェルフ3の下側には、パーセル
レインフォース4が固定されている。
そして、このパーセルレインフォース4には、ヒンジブ
ラケット5が配設され、このヒンジブラケット5に前記
ヒンジアーム2が回動自在に取付けられ、この一対のヒ
ンジブラケット5に一対のトーションバー6,7が架設さ
れている。
このヒンジブラケット5には、一対のトーションバー6
の一端部に形成された固定部6aが回動不能に取付けられ
る固定側支持部5aと、他方のトーションバー7の他端部
に形成された大略コ字状の回動部7aを支持する回動側支
持部5bとが形成されている。また、図示省略の他方のヒ
ンジブラケットには、両トーションバー6,7の図示省略
の回動側支持部,固定側支持部が装着されている。
そして、このトーションバー7の回動部6a(一方は省
略)には、第5図に示すように、リンク8を介してヒン
ジアーム2が連結されている。
トランクリッド1閉成状態では、例えばトーションバー
6,7では、リンク8を介して回動部6aに外力が作用して
捻られ、これによるトーションバー6,7の反力により、
トランクリッド1は開成方向に付勢される。この場合、
トーションバー6の固定部6aを介してヒンジブラケット
5の固定側支持部5aには、大きな反力が作用することと
なる。
なお、この種のものとしては、例えば実公昭62-10371号
公報に記載されたようなものがある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のものにあっては、ヒン
ジブラケット5が水平面のパーセルレインフォース4に
取り付けられているため、ヒンジアーム2の上下方向の
取付位置を調整することが不可能で、トランクリッド1
の開閉位置等を調整することができない。また、トーシ
ョンバー6,7の反力が大きいため、上記のように一枚板
の固定側支持部5aは変形し易い(ちなみに、回動側支持
部5bにはトーションバー6,7の反力は作用しない)。こ
の対策として、この固定側支持部5aの板厚を厚くするこ
とが考えられるが、このためにはヒンジブラケット6全
体の剛性を増加させなければならず、重量増加を招くと
いう問題がある。
[課題を解決するための手段] この考案は、かかる従来の課題に着目してなされたもの
で、車体に上下方向に沿う一対の車内側,車外側縦壁部
を設け、該両縦壁部の間に、トランクリッドを支持する
ヒンジブラケットの両側に形成された車内側,車外側縦
フランジ部を取り付けて配設し、該ヒンジブラケット車
内側縦フランジ部と車体車内側縦壁部との取付位置近傍
に、トーションバーの一端部に形成された固定部を取り
付けられるための固定側支持部を形成した自動車用トラ
ンクリッドのヒンジブラケット取付構造としたことを特
徴としている。
[作用] かかる手段によれば、ヒンジブラケットの車内側縦フラ
ンジ部と車体の車内側縦壁部とを面合わせして、この部
分にトーションバーの固定部を取り付けるようにしてい
るため、ヒンジブラケットの重量増加を招くことなく、
トーションバー固定部の取付部位の剛性向上を図ること
ができ、トーションバーの反力に対する強度を十分に確
保することができる。
また、ヒンジブラケットの両縦フランジ部を、車体の上
下方向に沿う縦壁部に取り付けるようにしているため、
このヒンジブラケットの上下方向の取付位置を調整する
ことができる。
[実施例] 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は、この考案の一実施例を示す図で
ある。
まず構成を説明すると、図中符号11は自動車のトランク
ルームの前端部の上部に車幅方向に沿って配設された車
体としてのパーセルシェルフ11で、このパーセルシェル
フ11の下方には、補強用のパーセルレインフォース12が
配設されている。そして、このパーセルレインフォース
12には、ヒンジブラケット15が固定されている。
具体的には、パーセルレインフォース12は、レインフォ
ース本体13と、この本体13の両端部に設けられたレイン
フォースサイド14とから構成されている。そして、この
レインフォース本体13の両端部に下方に折曲する折曲片
13aが形成され、この折曲片13aがレインフォースサイド
14の車内側縦壁部14aに接合されると共に、このレイン
フォースサイド14の車外側取付部14bおよびパーセルシ
ェルフ11の両端部11a、車外側縦壁部としてのリヤピラ
インナ13に接合されている。そのレインフォースサイド
14の車内側縦壁部14aは、レインフォース本体13の折曲
片13aより下方に延長されている。
一方、ヒンジブラケット15は、両端部が下方に向けて折
曲されて車内側縦フランジ部15aおよび車外側縦フラン
ジ部15bが形成され、この車内側縦フランジ部15aが、前
記レインフォースサイド14の車内側縦壁部14aに面合わ
せされて、ボルト17・ナット18により固定されている。
また、このヒンジブラケット15の車外側縦フランジ部15
bは、前記リヤピラインナ16にボルト19・ナット20によ
り固定されている。このヒンジブラケット15には、中央
部に上方に膨出する取付部15cが形成され、この支持部1
5bにトランクリッド21に取り付けられたヒンジアーム22
の一端部22aが軸23に回動自在に支持されている。この
取付部15cは、レインフォースサイド14に開設された開
口部14cから上方に突出している。
さらに、ヒンジブラケット15の車内側縦フランジ部15a
には、固定側支持部15dが切り欠かれて形成され、この
固定側支持部15dにトランクリッド21を開成方向に付勢
する一対のトーションバー24の一端部に形成された固定
部24aが係止されている。この固定部24aは、主に第3図
に示すように矩形に形成されている。この車内側縦フラ
ンジ部15aには切欠部15eが、車外側縦フランジ部15bに
は切欠部15fがそれぞれ形成され、これら切欠部15e,15f
に他方のトーションバー25の一端部に形成されたコ字状
の回動部25aが係止されている。
その固定側支持部15dは、前記ボルト19・ナット20の取
付位置に形成され、この固定側支持部15dにトーション
バー24を支持した状態では、第3図に示すように、この
トーションバー24の矩形に折曲された端部24aと、その
ボルト19との間隙a,bは、微小となるように設定されて
いる。
両トーションバー24,25の他端部に形成された図示省略
の回動部および固定部は、他方のヒンジブラケットに上
記と反対の関係で装着されている。
そして、このトーションバー24,25の回動部25a(一方は
省略)は、従来と同様に、ヒンジアーム22に図示省略の
リンクを介して連結されている。
次に、かかる構成より成る自動車用トランクリッドのヒ
ンジブラケット取付構造の作用について説明する。
トーションバー24,25の回動部25aに、リンク8を介して
トランクリッド1からの外力が作用することにより、ト
ーションバー24,25が捻られ、この時の反力が固定側支
持部15dに作用し、この反力により、トランクリッド21
は、開成方向に付勢されている。この場合には、ヒンジ
ブラケット15の車内側縦フランジ部15aとレインフォー
スサイド14の車内側縦壁部14aとを面合わせして、ここ
にトーションバー24の固定部24aを装着する固定側支持
部15dを形成したため、ヒンジブラケット15の重量を増
加させることなく、従来の一枚板のものより剛性が向上
して、トーションバー24の大きな反力が作用した場合で
も充分その形状を維持することができる。
また、ヒンジブラケット15の上下方向に沿う車内側,車
外側縦フランジ部15a,15bを、上下方向に沿うレインフ
ォースサイド車内側縦壁部14aおよびリヤピラインナ16
に取り付けるようにしているため、それらの合わせ面を
ズラすことにより、従来不可能であった上下方向の位置
調整を行なうことができ、トランクリッド1の回動位置
等の調整を行うことができる。
さらに、第3図に示すように、固定側支持部25にトーシ
ョンバー24の固定部24aを装着した状態では、この固定
部24aとボルト19との間隙a,bが微小であるため、トーシ
ョンバー24の作動中の横ズレを防止することができる。
なお、上記実施例では、車外側縦壁部としてリヤピライ
ンナ16を利用しているが、これに限らず、パーセルレイ
ンフォース12等から別途延設することもできる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、ヒンジブ
ラケットの車内側縦フランジ部と車体の車内側縦壁部と
を面合わせして、この部分にトーションバーの固定部を
取り付けるようにしているため、ヒンジブラケットの重
量増加を招くことなく、トーションバー取付部位の剛性
向上を図ることができる。また、ヒンジブラケットの上
下方向に沿う両縦フランジ部を、車体の上下方向に沿う
両縦壁部に取り付けるようにしているため、このヒンジ
ブラケットの上下方向の取付位置を調整することができ
る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この考案の自動車用トランクリ
ッドのヒンジブラケット取付構造の一実施例を示す図
で、第1図は第2図のI−I線に沿う断面図、第2図は
同構造の要部を示す斜視図、第3図は第1図のIII−III
線に沿う断面図、第4図および第5図は従来例を示す図
で、第4図はトランクリッドの開成状態を示す車体の後
部斜視図、第5図はヒンジブラケット配設状態を示す断
面図である。 14……レインフォースサイド(車体) 14a……車内側縦壁部 15……ヒンジブラケット 15a……車内側縦フランジ部 15b……車外側縦フランジ部 15d……固定側支持部 16……リヤピラインナ(車外側縦壁部) 21……トランクリッド 24,25……トーションバー 24a……固定部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に上下方向に沿う一対の車内側,車外
    側縦壁部を設け、該両縦壁部の間に、トランクリッドを
    支持するヒンジブラケットの両側に形成された車内側,
    車外側縦フランジ部を取り付けて配設し、該ヒンジブラ
    ケット車内側縦フランジ部と車体車内側縦壁部との取付
    位置近傍に、トーションバーの一端部に形成された固定
    部を取り付けるための固定側支持部を形成したことを特
    徴とする自動車用トランクリッドのヒンジブラケット取
    付構造。
JP6561489U 1989-06-05 1989-06-05 自動車用トランクリッドのヒンジブラケット取付構造 Expired - Lifetime JPH0634215Y2 (ja)

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JPH035579U JPH035579U (ja) 1991-01-21
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