JPS6143661Y2 - - Google Patents

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JPS6143661Y2
JPS6143661Y2 JP2850881U JP2850881U JPS6143661Y2 JP S6143661 Y2 JPS6143661 Y2 JP S6143661Y2 JP 2850881 U JP2850881 U JP 2850881U JP 2850881 U JP2850881 U JP 2850881U JP S6143661 Y2 JPS6143661 Y2 JP S6143661Y2
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JP
Japan
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bonnet
bracket
opening
hinge
attached
Prior art date
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Expired
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JP2850881U
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JPS57141172U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はボンネツトヒンジの取付構造を改良
した自動車の車体前部構造に関するものである。
従来、ボンネツトをその後端部において車体に
ヒンジ結合するように構成した自動車において、
1対のボンネツトヒンジは、カウルパネルの前側
傾斜面に穿設した開口の内側に取付けられている
ブラケツトに軸支されているが、1対のボンネツ
トヒンジ間のスパンが小さいため、ボンネツトの
剛性が小さく、横ぶれが大きくなる。ボンネツト
とフエンダとの隙間を適正な状態に調整しなけれ
ばならないとき、ボンネツトヒンジは、上述のよ
うにカウルパネルの前側傾斜面に穿設した開口の
内側に取付けられているブラケツトに軸支されて
いるから、調整に際してボンネツトを閉じた状態
で調整することができず、ボンネツトを繰返し開
閉して調整しなければならない煩しい問題があ
る。
さらにカウルパネルの裏側には、ワイパーモー
タやエアコン用機器などが収納配設されており、
エアコン用機器の開口部をボンネツトヒンジで閉
塞する不都合を生じ、かつエンジンルーム内の有
効空間をボンネツトヒンジで小さく制限する欠点
がある。
この考案は上記従来の欠点に鑑みなされたもの
で、ボンネツトの取付調整を容易にし、剛性の向
上を図るとともにエンジンルーム内の有効空間を
増大した自動車の車体前部構造を提供することを
目的とする。
かかる目的を達成すべく、本考案にあつては、
いわゆるボンネツトを前開きとするタイプの自動
車を前提として、車体前後方向に延び、閉断面と
されて、フロントピラー6に結合されたメンバー
5の後端部における上面5aに開口7を設け、こ
の開口7付近の上面5aに、締付部材9によつ
て、ボンネツトヒンジ10を軸支するブラケツト
8を取付けると共に、このブラケツト8と上記メ
ンバー5との間にカウルパネル13の端部を介在
するようにしてある。
このような構成とすることにより、先ずボンネ
ツトヒンジ10間の車幅方向間隔を最大限大きく
とることが可能となる。また、ボンネツトヒンジ
10を軸支するブラケツト8は、メンバー5の上
面に締付部材9によつて取付けられているため、
ボンネツト7を閉じた状態のままで取付調整を行
なうことが可能となる。更に、ブラケツト8とメ
ンバー5との間には、車幅方向に延在するカウル
パネル13が介在されているため、ブラケツト8
に加わる荷重がカウルパネル13に分散されると
共にその取付剛性が向上される。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図は自動車車体の全体的な斜視図を示し、
同図において1はフロントガラス、2はカウルグ
リル、3はボンネツトを示し、ボンネツト3はそ
の後端部3aの裏面を後述する手段によつて車体
に対してヒンジ結合されている。
第2図において、車体両側のホイルエプロン4
(但し同図においては、一側のホイルエプロン4
のみを図示し他側のホイルエプロン4は図示を省
略している。)の上端に、略四角形状の閉断面を
もつたメンバー5を形成し、これらメンバー5は
後方へ延在してフロントピラー6に結合してい
る。
上記メンバー5の上面5aには、細長状を呈す
る開口7を穿設し、開口7の一側に沿つて近接す
るメンバー5の上面5aにブラケツト8を起立さ
せて、第3図で明らかなように、たとえばボルト
のような締付部材9によつてブラケツト8をメン
バー5の上面5aに取付け固定する。
10はボンネツトヒンジを示す。このボンネツ
トヒンジ10は、湾曲部10aと、ボンネツト取
付アーム部10bおよび基端枢支部10cとから
なり、基端枢支部10cを上記ブラケツト8に回
動自在に軸支11することで、湾曲部10aを上
記開口7から突没自在に収納し、かつボンネツト
取付アーム部10bの上面にボンネツト3の後端
端部3a付近のレインフオースメント3bにボル
トのような締付部材12によつて締付固定してい
る。
上記略四角形状の閉断面をもつたメンバー5の
後部内側には、第4図で明らかなようにカウルパ
ネル13の両端部が結合される。したがつて、ブ
ラケツト8は車幅方向に延在するカウルパネル1
3を介してメンバー5の上面5aに取付けられ
る。
上記構成において、ボンネツト3を取付けてい
るボンネツトヒンジ10は、メンバー5の上面5
aに取付けたブラケツト8に軸支11されている
から、ボンネツトヒンジ10間のスパンが大きく
ボンネツト3の剛性の増大され、さらに、ブラケ
ツト8が車幅方向に延在するカウルパネル13の
端部を介して、メンバー5の上面5aに取り付け
られているので、カウルパネル13の突張り作用
により、ボンネツト3の取付剛性も増大するの
で、ボンネツト3の横ぶれやねじれを小さくして
適正な取付けを可能にする。
ボンネツト3が幅方向にずれた状態で取り付け
られても、その取付状態を適正に調整するに際し
てボンネツト3を遂一開放する必要がなく、閉じ
た状態のままでブラケツト8をメンバー5の上面
に締付けるボルト9を緩めて左右方向に移動させ
ることで調整できるため作業性が大幅に向上す
る。
さらに、ホイルエプロン4の上端に形成したメ
ンバー5の上面5aに穿設した開口7からボンネ
ツトヒンジ10の湾曲部10aを突没させるよう
に構成しているから、エンジンルーム内の有効空
間が増大する。
上記実施例においては、メンバー5の上面5a
に穿設した開口7の一側に沿つて近接する位置に
ブラケツト8を取付固定した例について説明して
いるけれど、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、第5図のように開口7を跨いで開
口7の両側に沿つて近接するようなブラケツト8
を取付固定し、このブラケツト8′に対してボン
ネツトヒンジ10の基端枢支部10cを回動自在
に軸支11するように構成してもよく、このよう
に構成することによつて略四角形状の閉断面をも
つたメンバーの強度をさらに増大することができ
る。
以上説明したように、本考案によれば、ボンネ
ツトヒンジ間の車幅方向の間隔を最大限大きくと
ることが可能となるため、ボンネツトをしつかり
と支えることができ、ボンネツトの横ぶれを低減
することができる。また、ボンネツトヒンジの存
在によつてエンジンルームの有効空間を狭めるこ
とがない。しかも、ボンネツトヒンジを軸支する
ブラケツトが締付部材によつて取付けられている
ため、ボンネツトを繰り返し開閉することなく、
ボンネツトを閉じた状態のままでボンネツトの取
付調整を行なうことができるため、ボンネツトの
取付作業を容易なものとすることができる。加え
て、ブラケツトに加わる荷重は車幅方向に延在す
るカウルパネルにも分散され、またこのカウルパ
ネルによりブラケツトの取付剛性が向上さるた
め、上述したボンネツトヒンジ間隔の拡大と相ま
つてボンネツトの取付をしつかりとしたものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した自動車の全体的な
斜視図、第2図はこの考案に係る車体前部構造の
一方のみをボンネツトを除去して示した斜視図、
第3図はボンネツトの取付状態で示す一部切欠断
面図、第4図は第3図におけるA−A線に沿つた
断面図、第5図はブラケツトの変形例を示す断面
図である。 3……ボンネツト、3a……ボンネツトの後端
部、4……ホイールエプロン、5……メンバー、
5a……メンバーの上面、6……フロントピラ
ー、7……開口、8,8′……ブラケツト、10
……ボンネツトヒンジ、10a……湾曲部、11
……軸支。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ボンネツトを後端部において車体にヒンジ結合
    する自動車であつて、ホイールエプロン上端にお
    いて略四角形状の閉断面を形成するメンバーを後
    方へ伸ばしてフロントピラーに結合し、上記メン
    バーの後端部における上面にボンネツトヒンジの
    湾曲部を収納する開口を穿設するとともに、該メ
    ンバーの開口付近の上面に上記ボンネツトヒンジ
    を軸支するブラケツトが締付部材によつて取り付
    けられ、該ブラケツトと上記メンバーとの間には
    車幅方向に延在するカウルパネルの端部が介在さ
    れている、 ことを特徴とする自動車の車体前部構造。
JP2850881U 1981-02-27 1981-02-27 Expired JPS6143661Y2 (ja)

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JP2850881U JPS6143661Y2 (ja) 1981-02-27 1981-02-27

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JP2850881U JPS6143661Y2 (ja) 1981-02-27 1981-02-27

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Publication Number Publication Date
JPS57141172U JPS57141172U (ja) 1982-09-04
JPS6143661Y2 true JPS6143661Y2 (ja) 1986-12-09

Family

ID=29826158

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JP2850881U Expired JPS6143661Y2 (ja) 1981-02-27 1981-02-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008037153A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Mazda Motor Corp 自動車の前部構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0218784Y2 (ja) * 1984-10-02 1990-05-24

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JP2008037153A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Mazda Motor Corp 自動車の前部構造

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JPS57141172U (ja) 1982-09-04

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