JP3071598B2 - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JP3071598B2
JP3071598B2 JP5038279A JP3827993A JP3071598B2 JP 3071598 B2 JP3071598 B2 JP 3071598B2 JP 5038279 A JP5038279 A JP 5038279A JP 3827993 A JP3827993 A JP 3827993A JP 3071598 B2 JP3071598 B2 JP 3071598B2
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高橋  功
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドア構造とり
わけコーナーピースを有するドア構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種従来の自動車のドア構造として
は、例えば図7〜図9に示すものが知られている。概略
を説明すれば、1はハードトップ型車Cのフロントドア
であって、このフロントドア1はドアパネルに画成され
たドア本体2と、ドア本体2の前端部上部に設けられた
コーナーピース3と、該コーナーピース3の下部に設け
られたガラスランチャンネル5とから主として構成され
ている。
【0003】前記ドア本体2は、内部にウィンドガラス
4を昇降させる昇降装置が設けられていると共に、前後
端部に前記ウィンドガラス4の前後端部を保持して昇降
装置の作動に伴い該ウィンドガラス4を昇降案内する前
記ガラスランチャンネル5が複数のブラケット6を介し
て固定されている。
【0004】前記コーナーピース3は、図8,図9に示
すようにゴム材と芯金で一体に形成され、ドア本体2の
前端上部のコーナ部に配置されて、一側部にウィンドガ
ラス4の前端部を摺動案内するチャンネル部8aを有す
る略三角形状の本体8と、該本体8の下端部に設けられ
て下方向へ延出したブラケット部9とから形成されてい
る。前記本体8は、略中央にドアミラーMを芯金に固定
する開口部8bが形成されている。また、コーナーピー
ス3は、下方に延出したブラケット部9が複数のボルト
11によってインナパネル2aに固定されていると共
に、チャンネル部8aの下端部のビス孔10が、図8に
示すようにフロント側のガラスランチャンネル5の上端
部に有するブラケット板12に、ビス13によって連結
されている。また、コーナーピース3は、ブラケット部
9の下部に螺着された調整ボルト14によって、車内外
側(X方向)への傾斜位置を調整できるようになってい
る。
【0005】即ち、このコーナーピース3は、フロント
ドア1の組み立て時において、車体開口部のウェザース
トリップや、ドア1全体の外周側の湾曲形状に合わせる
ために、調整ボルト14によってブラケット部9の下端
部を車内外に移動させて、本体8の車内外への傾斜位置
調整を行い、前記チャンネル部8aによるウィンドガラ
ス4の円滑な昇降作用を確保するようになっている(実
開平3−76715号公報等参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
ドア構造にあっては、前述のようにコーナーピース3を
フロント側のガラスランチャンネル5に対してビス13
によって一体的に連結するため、該コーナーピース3単
独での車内外側(X方向)への自由な傾動が困難とな
り、ドア組み立て時における調整ボルト14による傾斜
位置調整が困難になる。
【0007】したがって、斯かるコーナーピース3の傾
斜位置調整を行う場合には、該コーナーピース3のブラ
ケット部9を固定するボルト11を予め弛めておくばか
りか、ガラスランチャンネル5と連結させるビス13も
予め弛めておいて、調整ボルト14で傾斜位置を調整し
た後、ボルト11やビス13を締め付けるといった二重
の作業が余儀なくされる。このため、斯かる調整作業や
ドアの組立作業が煩雑になり、作業能率が著しく低下す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、車両のドア本体の内部
に、ウィンドガラスの前後端部を保持しつつ昇降案内す
るガラスランチャンネルを固定すると共に、該フロント
側のガラスランチャンネルの上端部にコーナーピースを
配置してなる自動車のドア構造において、前記ガラスラ
ンチャンネルの上端部に、外周に摺動部材を有する連結
軸を介してコーナーピースの下端部を連結し、該コーナ
ーピースを前記連結軸を支点として車内外方向へ傾動自
在に設けると共に、該コーナーピースの下端部に該コー
ナーピースの傾斜位置を調整する調整ボルトを設けたこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】前記構成の本発明によれば、コーナーピースの
傾斜位置と調整するには、予めガラスランチャンネルと
コーナーピースとを連結軸を介して連結しておき、その
状態でガラスチャンネルをドア本体に固定すると共に、
コーナーピースを固定用ボルトを介してドア本体に仮止
めする。ここで、調整ボルトを左右に旋回させると、コ
ーナーピースは、連結軸を支点として、摺動部材を介し
て車内側あるいは車外側方向へ円滑かつ自在に傾動し、
傾斜位置を容易に調整できる。調整後は、固定用ボルト
のみを締め付ければ、コーナーピースをドア本体に固定
することができ、組立、調整作業が簡単になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0011】図1〜図4は本発明に係る自動車のドア構
造を従来と同様にハードトップ車に適用した第1実施例
を示している。
【0012】即ち、図中21はフロント側のガラスラン
チャンネル、22は該ガラスランチャンネル21の上端
部に連結されたコーナーピースである。
【0013】前記ガラスランチャンネル21は、図1及
び図2に示すように横断面略コ字形に形成され、対向す
る両端部の先端縁にウィンドガラス4の前端部4a両側
面に摺接してシール作用を司るシールリップ21b,2
1cが互いに内方に向かって形成されている。また、ガ
ラスランチャンネル21は、下端部に突設されたブラケ
ット23を介してボルト24によってドア本体2の内部
前端側に固定されている。
【0014】一方、前記コーナーピース22は、図1及
び図3に示すように略三角形状に形成されたゴム製の本
体25と、該本体25の内部に埋設されて、下端部にブ
ラケット部27を一体に有する芯金26とから主として
構成されている。前記本体25は、図3に示すように車
体リア側に、前記ガラスランチャンネル21と連続して
ウィンドガラス4の前端部4aを案内保持する横断面コ
字形のチャンネル部25aが形成されていると共に、略
中央に芯金26を露呈する開口部25bが形成されてい
る。この開口部25bを介して芯金26にドアミラーを
ボルト等により固定するようになっている。また、ブラ
ケット部27は、略U字形を呈し、複数の固定用ボルト
28によってドア本体のインナーパネルに固定されてい
ると共に、下端部に傾斜位置を調整する調整ボルト29
が螺着されている。
【0015】そして、前記ガラスランチャンネル21と
コーナーピース22とは、図2に示すように摺動部材た
る高分子ポリマー製のワッシャ32,32を介して連結
軸たる一本の連結ボルト30及びナット31によって連
結されている。
【0016】即ち、連結ボルト30は、ガラスランチャ
ンネル21の上端部の前壁21aと、コーナーピース2
2の本体25下部に突設されて前壁21aに対向する支
持壁26aと、に夫々穿設されたボルト挿通孔33,3
4に挿通されている。また、この連結ボルト30の頭部
と、ナット31との間には、各ボルト挿通孔33,34
の孔縁を挾んで前記ワッシャ32,32が介装されてい
る。
【0017】したがって、この実施例によれば、ガラス
ランチャンネル21とコーナーピース22とをドア本体
に組み付けるには、まず、ガラスランチャンネル21と
コーナーピース22とをワッシャ32,32を介して連
結ボルト30とナット31により予め連結する。この連
結された状態で、ガラスランチャンネル21の下端部
を、ブラケット23及びボルト24を介してインナーパ
ネルに固定すると共に、固定用ボルト28によってコー
ナーピース22をインナーパネルに仮止めする。
【0018】続いて、調整ボルト29を、左右いずれか
に旋回させると、図4に示すようにコーナーピース22
が、連結ボルト30を支点として、車内外方向(X方
向)へ傾動する。したがって、コーナーピース22の傾
斜位置を車体側のウェザーストリップとの最適な圧接を
確保できる角度に任意に調整できる。この調整作業が完
了した後は、固定用ボルト28を締め付ければ、コーナ
ーピース22がインナーパネルに確実に固定される。
【0019】このように、本実施例では、ガラスランチ
ャンネル21にコーナーピース22を、連結ボルト30
で連結した後、調整ボルト29の旋回操作によってコー
ナーピース22が連結ボルト30を支点として自在に傾
動するため、その傾斜位置調整作業が極めて容易にな
る。特に、該調整作業の前後に、従来のように固定用ボ
ルト28の他に、ビスの緊締,弛緩をする必要がなくな
るため、調整作業やドア本体への組立作業能率が向上す
る。
【0020】また、摺動性の高いワッシャ32,32を
用いたため、コーナーピース22の傾斜位置調整作業が
容易になる。
【0021】なお、ガラスランチャンネル21とコーナ
ーピース22とを連結ボルト30により予め一体的に連
結した状態でドア本体2に取り付けることができるた
め、ガラスランチャンネル21の上端部を固定するため
のブラケット等が不要になる。この結果、部品点数の削
減と重量の低減化が図れると共に、取り付け作業が一層
向上する。
【0022】また、連結ボルト30とナット31との間
には、摺動部材として図5に示すようなカラー35を介
装したり、また、図6に示すようなスプール状の摺動環
36を介装してコーナーピース22の円滑な傾動作用を
得ることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る自動車のドア構造によれば、ガラスランチャンネル
とコーナーピースとを、外周に摺動部材を有する連結軸
によって連結して、コーナーピースを該連結軸を支点と
して車内外方向へ傾動自在に設けたため、ドア本体に対
するガラスランチャンネルとコーナーピースとの取付作
業が良好になると共に、調整ボルトによるコーナーピー
スの傾斜位置調整作業が極めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】本実施例の要部側面図。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部斜視図。
【図6】本発明の第3実施例を示す要部斜視図。
【図7】本実施例及び従来例が適用された自動車の側面
図。
【図8】従来のドア構造の要部概略図。
【図9】従来のドア構造の要部斜視図。
【符号の説明】
1…フロントドア 2…ドア本体 4…ウィンドガラス 4a…前端部 21…ガラスランチャンネル 22…コーナーピース 27…ブラケット部 29…調整ボルト 30…連結ボルト(連結軸) 32…ワッシャ(摺動部材) 35…カラー(摺動部材) 36…摺動環(摺動部材) C…車両

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア本体の内部に、ウィンドガラ
    スの前後端部を保持しつつ昇降案内するガラスランチャ
    ンネルを固定すると共に、フロント側のガラスランチャ
    ンネルの上端部にコーナーピースを配置してなる自動車
    のドア構造において、前記ガラスランチャンネルの上端
    部に、外周に摺動部材を有する連結軸を介してコーナー
    ピースの下端部を連結し、該コーナーピースを前記連結
    軸を支点として車内外方向へ傾動自在に設けると共に、
    該コーナーピースの下端部に該コーナーピースの傾斜位
    置を調整する調整ボルトを設けたことを特徴とする自動
    車のドア構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4988217A (ja) * 1972-12-27 1974-08-23
JPS59199381A (ja) * 1983-04-27 1984-11-12 Mazda Motor Corp 自動車のサスペンシヨンの組立方法
JPH02270708A (ja) * 1989-04-10 1990-11-05 Toshiba Corp 組立供給作業台車

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