JP6337790B2 - ドア用ガゼットのシール部材の固定構造 - Google Patents
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Description
ガゼット下部106bには、ドアガラス5の自動車ドア1内の昇降を案内するガイドレール106cが取付けられ、ガイドレール106cには自動車ドア1のベルトライン4より下部でドアガラス5の側端を保持して昇降を案内するガラスラン110が取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
そのため、ガラスラン110やガイドレール106cの組付け精度や、ドアガラス5の昇降精度が要求されることとなっている。
ドア用ガゼットは、自動車ドアに取付けられる金属製のサッシュホルダブラケットと、サッシュホルダブラケットに取付けられるシール部材を有し、
サッシュホルダブラケットは、自動車ドアのベルトラインより上部に取付けられるブラケット上部と、自動車ドアのベルトラインより下部に取付けられるブラケット下部を有し、ブラケット下部はガラスラン保持部が設けられ、ガラスラン保持部は、断面コ字形に形成された保持部車外側側壁、保持部車内側側壁及び保持部底壁を有し、
シール部材は、ブラケット上部に取付けられ、ドアガラスの側端と三角コーナー部の間及び車体開口部周縁と三角コーナー部の間をシールするサッシュホルダシールと、ガラスラン保持部に取付けられ、自動車ドアのベルトラインより下部でドアガラスの側端を保持するガラスランを有し、
サッシュホルダシールは、ドアガラスの側端を保持するホルダドアガラスシール部を有し、ホルダドアガラスシール部は、断面略コ字形の凹部を有し、
ガラスランは、断面コ字形に形成されたガラスラン車外側側壁、ガラスラン車内側側壁及びガラスラン底壁を有し、
ガラスランは、断面コ字形のガラスラン保持部に保持され、ガラスランの上方の端部に、ガラスラン底壁から延設されるガラスラン底壁延設部を設け、ホルダドアガラスシール部の凹部の底壁の下端部より下方の位置のガラスラン保持部の保持部底壁に、ガラスラン底壁延設部を固定部材で固定したドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
また、ガラスラン底壁延設部を設けたため、ガラスラン車外側側壁とガラスラン車内側側壁に妨げられることなく、固定部材をガラスラン保持部の保持部底壁に挿入することができ、取付け作業が容易である。
図13は自動車の側面図である。図13に示すように、サッシュレスの自動車ドア1であるフロントドアとのベルトライン4部位には、アウターウエザストリップが取付けられ、ドアガラス5は自動車ドア1内を上下に昇降することができる。
自動車ドア1であるフロントドアのベルトライン4部位におけるフロント側の端部には、略三角形状のドア用ガゼット6が取付けられている。
サッシュホルダブラケット30は、2枚の金属製の板材から形成され、一方を第1サッシュホルダブラケット40として図2に示し、他方を第2サッシュホルダブラケット50として図3に示す。
ブラケット上部シール保持部31aの底壁の部分は、第1サッシュホルダブラケット40のブラケット上部シール保持部の底壁と第2サッシュホルダブラケット50のブラケット上部シール保持部の底壁とにより形成されている。
サッシュホルダシール20の車外側には、ガーニッシュ60が取付けられ、車内側にはインナーガーニッシュ70が取付けられる。
ガラスラン車外側側壁11の外面には、ガラスラン車外側側壁保持リップ16がガラスラン底壁13との連続部分とガラスラン車外側側壁11の中央付近の2箇所に形成されている。
ガラスラン車内側側壁12の外面には、ガラスラン車内側側壁保持リップ17がガラスラン底壁13との連続部分とガラスラン車外側側壁11の中央付近の2箇所に形成されている。
サッシュホルダシール20は、サッシュホルダブラケット30のブラケット上部31に取付けられるため、略逆V字形に形成されている。ブラケット上部31のフロント側でフロントピラーと当接する側はホルダフロントシール部22を形成し、リヤ側でドアガラス5の側端をシールするホルダドアガラスシール部21を有し、ホルダフロントシール部22とホルダドアガラスシール部21の先端は一体的に連結されている。
図6と図7に示すように、ホルダドアガラスシール部21の先端には、ホルダ接続部24が形成され、ガラスラン10の先端との接続部分であるガラスラン底壁延設部14の部分をカバーしている。
図4に示すように、ホルダカバー部23の車外側はガーニッシュ60が取付けられ、車内側はインナーガーニッシュ70が取付けられている。
ガラスラン10のサッシュホルダシール20と近接する側の先端は、図8〜図10に示すように、ガラスラン車外側側壁11とガラスラン車内側側壁12が切り欠かれたガラスラン底壁延設部14が形成されている。ガラスラン底壁13とガラスラン底壁延設部14は、サッシュホルダブラケット30の第1ガラスラン保持部底壁43に保持されている。
5 ドアガラス
6 ドア用ガゼット
10 ガラスラン
11 ガラスラン車外側側壁
12 ガラスラン車内側側壁
13 ガラスラン底壁
14 ガラスラン底壁延設部
15 ガラスラン取付クリップ
20 サッシュホルダシール
30 サッシュホルダブラケット
32 ガラスラン保持部
Claims (3)
- 自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部に取付けられるドア用ガゼットのシール部材の固定構造において、
上記ドア用ガゼットは、上記自動車ドアに取付けられる金属製のサッシュホルダブラケットと、該サッシュホルダブラケットに取付けられるシール部材を有し、
上記サッシュホルダブラケットは、上記自動車ドアのベルトラインより上部に取付けられるブラケット上部と、上記自動車ドアのベルトラインより下部に取付けられるブラケット下部を有し、該ブラケット下部は、ガラスラン保持部が設けられ、該ガラスラン保持部は、断面コ字形に形成された保持部車外側側壁、保持部車内側側壁及び保持部底壁を有し、
上記シール部材は、上記ブラケット上部に取付けられ、ドアガラスの側端と上記三角コーナー部の間及び車体開口部周縁と上記三角コーナー部の間をシールするサッシュホルダシールと、上記ガラスラン保持部に取付けられ、上記自動車ドアのベルトラインより下部で上記ドアガラスの側端を保持するガラスランを有し、
上記サッシュホルダシールは、上記ドアガラスの側端を保持するホルダドアガラスシール部を有し、該ホルダドアガラスシール部は、断面略コ字形の凹部を有し、
上記ガラスランは、断面コ字形に形成されたガラスラン車外側側壁、ガラスラン車内側側壁及びガラスラン底壁を有し、
上記ガラスランは、断面コ字形の上記ガラスラン保持部に保持され、上記ガラスランの上方の端部に、上記ガラスラン底壁から延設されるガラスラン底壁延設部を設け、上記ホルダドアガラスシール部の凹部の底壁の下端部より下方の位置の上記ガラスラン保持部の保持部底壁に、上記ガラスラン底壁延設部を固定部材で固定したドア用ガゼットのシール部材の固定構造。 - 上記ガラスラン底壁延設部を固定部材で上記ガラスラン保持部の保持部底壁に固定したとき、上記固定部材の頭部は、上記ホルダドアガラスシール部の凹部の底壁の内面よりも上記ドアガラスの側端からから離れる方向に低く固定された請求項1に記載のドア用ガゼットのシール部材の固定構造。
- 上記ガラスラン保持部の保持部底壁は、上記サッシュホルダブラケットの上記ブラケット上部のサッシュホルダシールを保持するブラケット上部シール保持部の底壁と連続して一体的に形成された請求項1または請求項2に記載のドア用ガゼットのシール部材の固定構造。
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