JP6337788B2 - ドア用ガゼットのシール部材の固定構造 - Google Patents

ドア用ガゼットのシール部材の固定構造 Download PDF

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Description

本発明は、自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部に取付けられるドア用ガゼットのシール部材の固定構造に関する。
自動車ドア1には、図10に示すように、昇降可能なドアガラス5が取付けられて、自動車ドア1がフロントドアの場合は、ベルトライン部位におけるフロント側の端部の三角コーナー部には、ドアガラス5の昇降を容易にして、当該コーナー部の見栄えを向上させるために、ドア用ガゼット106が取付けられている。
ドア用ガゼット106は、図11に示すように、自動車ドア1のベルトライン4の上部に取付けられるサッシュホルダブラケット130と、サッシュホルダブラケット130の周囲に取付けられドアガラス105をシールするサッシュホルダシール120が取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
図12に示すように、サッシュホルダシール120は、ドアガラス105の側端をシールするため、ドアガラスシール部121を有し、ドアガラスシール部121は、断面略コ字形に形成され、その内部にドアガラス105の側端が入り、ドアガラスシール部121の先端はリップ状に形成され、先端がドアガラス105の側面に当接して、シールしている。
そして、ガーニッシュ160がサッシュホルダブラケット130に取付けられて、サッシュホルダシール120を押圧している。ドアガラス105の昇降によりドアガラス105に引きずられて、ドアガラスシール部121がずれることを、ガーニッシュ160が防止しているが、ガーニッシュ160の押圧のみでは、ドアガラスシール部121のずれを防止するには不十分であった。
特開2006−256343号公報
このため、自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部に取付けられるドア用ガゼットにおける、ホルダドアガラスシール部のずれを防止しすることができる自動車ドアのシール部材の固定構造が求められていた。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部に取付けられるドア用ガゼットのシール部材の固定構造において、
ドア用ガゼットは、自動車ドアに取付けられる金属製のサッシュホルダブラケットと、サッシュホルダブラケットに取付けられるシール部材を有し、
サッシュホルダブラケットは、自動車ドアのベルトラインより上部に位置するブラケット上部と、自動車ドアのベルトラインより下部に位置するブラケット下部を有し、
シール部材は、ブラケット上部に取付けられるサッシュホルダシールを有し、
サッシュホルダシールは、ブラケット上部の車体リヤ側に取付けられドアガラスの側端とドア用ガゼットの間をシールするホルダドアガラスシール部と、ブラケット上部の車体フロント側に取付けられ車体開口部周縁とドア用ガゼットの間をシールするホルダフロントシール部を有し、
ブラケット上部は、ホルダドアガラスシール部を取付けるブラケット上部リヤシール保持部と、ホルダフロントシール部を取付けるブラケット上部フロントシール保持部を有し、ブラケット上部リヤシール保持部は、側端が階段状に屈曲して形成される断面コ字形に形成され、断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部を有し、
ホルダドアガラスシール部はリヤ側端が、ホルダドアガラスシール部の車外側側壁、車内側側壁及び底壁が断面略コ字形に形成され、車内側側壁の先端から車内側にブラケット上部リヤシール保持部の側端を覆うようにホルダドアガラスシール部の車内側カバー部を形成し、車内側カバー部の車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部を覆うように延設され、
車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部と、ブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端に挟持され、車内側カバー端末部に車内側カバー係止溝を形成し、インナーガーニッシュの先端に車内側カバー係止溝に係合する係止爪を形成したことを特徴とするドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
請求項1の本発明では、自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部に取付けられるドア用ガゼットのシール部材の固定構造において、ドア用ガゼットは、自動車ドアに取付けられる金属製のサッシュホルダブラケットと、サッシュホルダブラケットに取付けられるシール部材を有する。このため、サッシュホルダブラケットを自動車ドアに固定して、シール部材でドア用ガゼットの周囲をシールすることができる。
サッシュホルダブラケットは、自動車ドアのベルトラインより上部に位置するブラケット上部と、自動車ドアのベルトラインより下部に位置するブラケット下部を有する。このため、ブラケット上部で自動車ドアのサッシュレスフロントドアのドア用ガゼットとドアガラス及び車体のフロントピラーの間をシールすることができ、ブラケット下部により、自動車ドアに固定することができる。
シール部材は、ブラケット上部に取付けられるサッシュホルダシールを有するため、ブラケット上部に取付けられたサッシュホルダシールにより、自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部において、ブラケット上部の周囲をシールすることができる。
サッシュホルダシールは、ブラケット上部の車体リヤ側に取付けられドアガラスの側端とドア用ガゼットの間をシールするホルダドアガラスシール部と、ブラケット上部の車体フロント側に取付けられ車体開口部周縁とドア用ガゼットの間をシールするホルダフロントシール部を有する。このため、ホルダドアガラスシール部がドアガラスとの間と車体開口部周縁の間を連続して、確実にシールすることができるとともに、ホルダフロントシール部でドア用ガゼットのフロント側をシールすることができる。
ブラケット上部は、ホルダドアガラスシール部を取付けるブラケット上部リヤシール保持部と、ホルダフロントシール部を取付けるブラケット上部フロントシール保持部を有する。このため、ブラケット上部リヤシール保持部にホルダドアガラスシール部を確実に保持して、ドアガラスの側端とドア用ガゼットの間を安定してシールすることができるとともに、ブラケット上部フロントシール保持部にホルダフロントシール部を確実に保持して、車体開口部周縁とドア用ガゼットの間を安定してシールすることができる。
ブラケット上部リヤシール保持部は、側端が階段状に屈曲して形成される断面コ字形に形成されているため、ブラケット上部リヤシール保持部の断面略コ字形の内部にホルダドアガラスシール部を確実に保持することができる。
断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部を有するため、ブラケット上部リヤシール保持部の断面略コ字形の車内側の部分でホルダドアガラスシール部の車内側の部分を保持して、ホルダドアガラスシール部を安定して保持することができる。
ホルダドアガラスシール部はリヤ側端が、ホルダドアガラスシール部の車外側側壁、車内側側壁及び底壁が断面略コ字形に形成される。このため、ホルダドアガラスシール部の車外側側壁と車内側側壁が断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部の両側の先端に確実に保持されて、ブラケット上部リヤシール保持部の断面略コ字形の内部にホルダドアガラスシール部のリヤ側端が保持される。
ホルダドアガラスシール部の車内側側壁の先端から車内側にブラケット上部リヤシール保持部の側端を覆うように車内側カバー部を形成する。このため、車内側カバー部と車内側側壁の間にブラケット上部リヤシール保持部の側端が挿入されて、ホルダドアガラスシール部のシール性を確保できる。
ホルダドアガラスシール部の車内側カバー部の車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部を覆うように延設される。このため、車内側カバー部がブラケット上部リヤシール保持部の先端部分の全体を覆い、ブラケット上部リヤシール保持部の先端が車内側カバー部と車内側側壁の間から抜けにくくすることができる。
ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部と、ブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端に挟持される。このため、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部がブラケット上部リヤシール保持部の先端から抜けにくくなり、ホルダドアガラスシール部がブラケット上部リヤシール保持部から外れにくくなる。
ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部に車内側カバー係止溝を形成し、インナーガーニッシュの先端に車内側カバー係止溝に係合する係止爪を形成した。このため、インナーガーニッシュの先端の係止爪が車内側カバー係止溝を係止して、乗員が乗降時にホルダドアガラスシール部と接触したり、ドアガラスの昇降によっても、ホルダドアガラスシール部がずれることを防止できる。
請求項2の本発明は、ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部の先端の肉厚は、ブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部とブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端の間の隙間よりも大きく形成されたドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
請求項2の本発明では、ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部の先端の肉厚は、ブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部とブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端の間の隙間よりも大きく形成された。このため、車内側カバー端末部の先端が、ブラケット上部リヤシール保持部の先端とインナーガーニッシュの先端の間から抜けにくくなり、ドアガラスの昇降によっても、車内側カバー端末部がブラケット上部リヤシール保持部から外れにくくなる。
請求項3の本発明は、ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部の係止溝は、インナーガーニッシュの係止爪が上下方向にずれるのを規制する係止溝規制壁が形成されたドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
請求項3の本発明では、ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部の係止溝は、インナーガーニッシュの係止爪が上下方向にずれるのを規制する係止溝規制壁が形成された。このため、インナーガーニッシュの係止爪がドアガラスの昇降時にホルダドアガラスシール部がずれることを防止できる。
請求項4の本発明は、サッシュホルダブラケットは、2枚の金属製板材で形成されたドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
請求項4の本発明では、サッシュホルダブラケットは、2枚の金属製板材で形成されたため、ホルダドアガラスシール部を保持するブラケット上部リヤシール保持部の側端を階段状に屈曲して形成される断面コ字形に形成することが容易である。
ホルダドアガラスシール部車内側側壁の先端から車内側にブラケット上部リヤシール保持部の側端を覆うようにホルダドアガラスシール部の車内側カバー部を形成するため、車内側カバー部と車内側側壁の間にブラケット上部リヤシール保持部の側端が挿入されて、ホルダドアガラスシール部のシール性を確保できる。
車内側カバー部の車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部を覆うように延設されるため、ブラケット上部リヤシール保持部の先端がホルダドアガラスシール部車内側カバー部とホルダドアガラスシール部車内側側壁の間から抜けにくくすることができる。
車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部と、ブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端に挟持されるため、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部がブラケット上部リヤシール保持部の先端から抜けにくくなり、ホルダドアガラスシール部がブラケット上部リヤシール保持部から外れにくくなる。
本発明の実施の形態における、サッシュホルダブラケットにサッシュホルダシールとガラスランを取付けた状態の正面図である。 本発明の実施の形態における、サッシュホルダブラケットの第1サッシュホルダブラケットの正面図である。 本発明の実施の形態における、サッシュホルダブラケットの第2サッシュホルダブラケットの正面図である。 本発明の実施の形態における、サッシュホルダシールの裏面図である。 本発明の実施の形態における、サッシュホルダシールの正面図である。 本発明の実施の形態における、サッシュホルダシールのホルダドアガラスシール部をサッシュホルダブラケットに取付けた断面図であり、図1におけるA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態における、サッシュホルダシールのホルダドアガラスシール部をサッシュホルダブラケットに取付けた断面図であり、図1におけるB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態における、サッシュホルダシールをサッシュホルダブラケットに取付けたホルダフロントシール部の断面図であり、図1におけるC−C線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態における、サッシュホルダブラケットにサッシュホルダシールとガラスランを取付けて、フロントドアに取付けた状態の縦方向の断面図であり、図1におけるD−D線に沿った断面図である。 自動車の側面図である。 従来のガゼットの正面図である。 従来のガゼットの断面図であり、図11におけるE−E線に沿った断面図である。
本発明の実施の形態を図1〜図10に基づき説明する。
図10は自動車の側面図である。図10に示すように、サッシュレスの自動車ドア1であるフロントドアとのベルトライン4の部位には、アウターウエザストリップが取付けられ、ドアガラス5は自動車ドア1内を上下に昇降することができる。
自動車ドア1であるフロントドアのベルトライン4の部位におけるフロント側の端部には、略三角形状のドア用ガゼット6が取付けられている。
本発明の実施の形態のドア用ガゼット6は、図1に示すように、金属製のサッシュホルダブラケット30に、サッシュホルダシール20とガラスラン10が取付けられている。ドア用ガゼット6は、フロントドアのベルトライン4の上部に取付けられるガゼット上部6aとフロントドアのベルトライン4の下部のフロントドア内に取付けられるガゼット下部6bから構成される。
ガゼット上部6aには、サッシュホルダブラケット30のブラケット上部31にサッシュホルダシール20が取付けられ、ガラスラン10は、ガゼット下部6bのサッシュホルダブラケット30のブラケット下部32に取付けられたガラスラン保持部33に取付けられる。
本実施の形態では、ブラケット下部32にガラスラン保持部33が一体的に形成されているが、ガラスラン保持部33は、ブラケット下部32と別体で形成し、溶接等で取付けてもよい。
サッシュホルダシール20は、ガゼット上部6aのフロント側に取付けられるホルダフロントシール部22とリヤ側でドアガラス5の側端をシールするホルダドアガラスシール部21を有する。
まず、サッシュホルダブラケット30及びサッシュホルダシール20の構成と固定構造について説明する。
サッシュホルダブラケット30は、2枚の金属製の板材から形成され、一方を第1サッシュホルダブラケット40として図2に示し、他方を第2サッシュホルダブラケット50として図3に示す。
図2に示すように、第1サッシュホルダブラケット40は、上部に三角形状でサッシュホルダシール20が取付けられる第1ブラケット上部41と、下部のドアガラス5の側端と対向する側にガラスラン10が取付けられる第1ガラスラン保持部42が上下方向に延びて形成されている。
図3に示すように、第2サッシュホルダブラケット50は、上下に長く板状に形成され、上部にサッシュホルダシール20が取付けられる第2ブラケット上部51と、下部のドアガラス5の側端と対向する側にガラスラン10が取付けられる第2ガラスラン保持部52が形成されている。
第1サッシュホルダブラケット40と第2サッシュホルダブラケット50はスポット溶接等で合体される。合体されたサッシュホルダブラケット30は、ブラケット上部31のリヤ側では、図6に示すように、第1ブラケット上部41と第2ブラケット上部51の側端が断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部31aを形成する。
ブラケット上部リヤシール保持部31aにサッシュホルダシール20のホルダドアガラスシール部21が取付けられて、ホルダドアガラスシール部凹部21aにドアガラス5の側端が入り、上下に摺動する。
サッシュホルダシール20の車外側には、ガーニッシュ60が取付けられ、車内側にはインナーガーニッシュ70が取付けられる。
ブラケット上部31は、上述のように、ホルダドアガラスシール部21を取付けるブラケット上部リヤシール保持部31aと、ホルダフロントシール部22を取付けるブラケット上部フロントシール保持部31bを有する。ブラケット上部フロントシール保持部31bについては、後述する。
断面略コ字形のブラケット上部リヤシール保持部31aにホルダドアガラスシール部21を保持するため、ドアガラス5の側端とドア用ガゼット6の間を安定してシールすることができるとともに、ブラケット上部31のブラケット上部フロントシール保持部31bにホルダフロントシール部22を確実に保持して、車体開口部周縁8とドア用ガゼット6の間を安定してシールすることができる。
ブラケット上部リヤシール保持部31aは、図6と図7に示すように、第1サッシュホルダブラケット40の車外側の側端が、階段状に車外側に屈曲した第1ブラケット側端屈曲部45を形成し、第1ブラケット側端屈曲部45の先端側は、第1ブラケット側端部46を形成する。
同様に、ブラケット上部リヤシール保持部31aは、図6と図7に示すように、第2サッシュホルダブラケット50の車内側の側端が、階段状に車内側に屈曲した第2ブラケット側端屈曲部55を形成し、第2ブラケット側端屈曲部55の先端側は、第2ブラケット側端部56を形成する。
第1サッシュホルダブラケット40と第2サッシュホルダブラケット50が溶接されると、第1ブラケット側端屈曲部45と第1ブラケット側端部46、及び第2ブラケット側端屈曲部55と第2ブラケット側端部56は、合体して、断面略コ字形のブラケット上部リヤシール保持部31aを形成する。
第1サッシュホルダブラケット40と第2サッシュホルダブラケット50は、それぞれ板金からプレス成形で形成することができ、その後、溶接等で合体することができるため、ブラケット上部リヤシール保持部31aの形成が容易である。
ブラケット上部リヤシール保持部31aは、第1ブラケット側端屈曲部45と第2ブラケット側端屈曲部55と側端が階段状に屈曲して形成される断面コ字形に形成されているため、ブラケット上部リヤシール保持部31aの断面略コ字形の内部に後述する断面略コ字形のホルダドアガラスシール部21を確実に保持することができる。
図8に示すように、ブラケット上部31のフロント側は、第1サッシュホルダブラケット40のブラケット上部フロントシール保持部31bが形成されている。ブラケット上部フロントシール保持部31bの先端は、後述するホルダフロントシール部22のホルダフロントシール部凹部22aに挿入されて、係合されている。ブラケット上部フロントシール保持部31bの部分では、第1サッシュホルダブラケット40のみで形成され、1枚の板金で形成されている。
次に、サッシュホルダシール20について、図1、図4〜図7に基づき説明する。
サッシュホルダシール20は、図4と図5に示すように、サッシュホルダブラケット30のブラケット上部31に取付けられるため、略逆V字形に形成されている。ブラケット上部31のフロント側でフロントピラーと当接する側はホルダフロントシール部22を形成し、リヤ側でドアガラス5の側端をシールするホルダドアガラスシール部21を有し、ホルダフロントシール部22とホルダドアガラスシール部21の先端は一体的に連結されている。
ホルダドアガラスシール部21の下端には、ホルダ接続部24が形成されている。ホルダ接続部24は、ホルダドアガラスシール部21の下端とガラスラン10の上端との接続部分をカバーして、ドアガラス5の昇降がスムースになるように、ドアガラス5の側端を案内している。
ホルダドアガラスシール部21は、図6に示すように、ドアガラス5の側端が進入可能なホルダドアガラスシール部凹部21aが形成され、ホルダドアガラスシール部凹部21aを囲むようにホルダドアガラスシール部21の車外側側壁21b、車内側側壁21c及び底壁21dが断面略コ字形に形成されている。
このため、ホルダドアガラスシール部21の車外側側壁21bと車内側側壁21cが、断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部31aの両側の側端の第1ブラケット側端部46と第2ブラケット側端部56に確実に保持されて、ブラケット上部リヤシール保持部31aの断面略コ字形の内部に断面略コ字形のホルダドアガラスシール部21のリヤ側端が保持される。
ホルダドアガラスシール部21の車外側側壁21bと車内側側壁21cの先端はリップ状に形成され、リップ状の先端がドアガラス5の側面に当接してドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5の側面をシールすることができる。
ホルダドアガラスシール部21の車内側側壁21cの先端から車内側側壁21cと平行に、第2ブラケット側端部56を覆うようにホルダドアガラスシール部21の車内側カバー部21nを形成する。このため、ホルダドアガラスシール部21の車内側カバー部21nとホルダドアガラスシール部21の車内側側壁21cの間に車内側溝部21fが形成され、車内側溝部21fに第2ブラケット側端部56が挿入されて、車内側側壁21cを保持して、ホルダドアガラスシール部21のシール性を確保できる。
ホルダドアガラスシール部21の車内側カバー部21nの先端に、ホルダドアガラスシール部21の車内側カバー端末部21hが形成され、車内側カバー端末部21hは、第2ブラケット上部51の第2ブラケット側端屈曲部55を覆うよう屈曲して延設される。車内側カバー端末部21hの先端は、更に屈曲して厚肉の車内側カバー端末厚肉部21jを形成する。
このため、図6に示すように、ホルダドアガラスシール部21をブラケット上部リヤシール保持部31aに取付けて、インナーガーニッシュ70を取付けたときに、ホルダドアガラスシール部21の車内側カバー部21nが第2ブラケット側端屈曲部55と第2ブラケット側端部56の全体を覆うことができる。
そして、インナーガーニッシュ70の先端と第2ブラケット側端屈曲部55の間の隙間が、ホルダドアガラスシール部21の車内側カバー端末厚肉部21jの肉厚よりも小さくなり、ドアガラス5の昇降時に、車内側側壁21cと車内側カバー部21nが引張られても、その隙間から車内側カバー端末厚肉部21jが抜けにくくなる。
ホルダドアガラスシール部21の車外側側壁21bの先端から車外側側壁21bと平行に、第1ブラケット側端部46を覆うようにホルダドアガラスシール部21の車外側カバー部21mを形成する。車外側カバー部21mと車外側側壁21bの間に車外側溝部21eが形成され、車外側溝部21eに第1ブラケット側端部46が挿入されて、ホルダドアガラスシール部21のシール性を確保できる。
図7に示すように、車外側カバー部21mを延長して、第1ブラケット側端屈曲部45を覆うように形成することができる。この場合には、延長した車外側カバー部21mの先端に車外側カバー部孔21pを空けて、第1サッシュホルダブラケット40にも孔を空けて、第1ブラケットクリップ47を挿入して、車外側カバー部21mを取付けることができる。
図4と図7に示すように、ホルダドアガラスシール部21の車内側カバー端末部21hに車内側カバー係止溝21gを形成することができる。本実施の形態では、車内側カバー係止溝21gは、図4に示すように、上下方向に3ヶ所形成されているが、その数は適宜選択することができる。
図4に示すように、車内側カバー係止溝21gは、上下方向に延びる長方形に形成され、上下の端には係止溝規制壁21kが形成されている。
この場合には、図7に示すように、インナーガーニッシュ70の先端に、ホルダドアガラスシール部21の車内側カバー係止溝21gに係合する係止爪71を形成する。このため、インナーガーニッシュ70をブラケット上部31に取付けたときに、インナーガーニッシュ70の先端の係止爪71がホルダドアガラスシール部21の車内側カバー係止溝21gを係止して、乗員の乗降時にホルダドアガラスシール部21に接触しても、ドアガラス5の昇降によっても、ホルダドアガラスシール部21がずれることを防止できる。
更に、車内側カバー係止溝21gは、インナーガーニッシュ70の係止爪71が上下方向にずれるのを規制する係止溝規制壁21kが車内側カバー係止溝21gの上下の端部に形成されたため、インナーガーニッシュ70の係止爪71がドアガラス5の昇降時にホルダドアガラスシール部21がずれることを防止できる。
次に、ホルダフロントシール部22について図8に基づき説明する。
ホルダフロントシール部22は、ブラケット上部31のブラケット上部フロントシール保持部31bの先端が挿入されるホルダフロントシール部凹部22aが形成されている。ホルダフロントシール部22の車内側面は、車体の車体開口部周縁8と対向している。
ホルダフロントシール部凹部22aにブラケット上部フロントシール保持部31bの先端が挿入されると、車外側はガーニッシュ60が取付けられて、ガーニッシュ60の先端とブラケット上部フロントシール保持部31bがホルダフロントシール部22の車外側先端を挟持する。車内側はインナーガーニッシュ70が取付けられて、インナーガーニッシュ70の先端とブラケット上部フロントシール保持部31bがホルダフロントシール部22の車内側先端を挟持する。
ホルダドアガラスシール部21とホルダフロントシール部22の内側には、ホルダカバー部23が形成され、サッシュホルダブラケット30をカバーする。ホルダカバー部23のホルダフロントシール部22の側はフロント側ホルダフロントシール部23aとなり、ホルダドアガラスシール部21の側はリヤ側ホルダフロントシール部23bとなる。
図9に示すように、ドア用ガゼット6がフロントドアに取付けられると、ガラスラン10の断面略コ字形の溝とサッシュホルダシール20のホルダドアガラスシール部凹部21aとが連続して、ドアガラス5の側端を案内することができる。また、ガラスラン10は、その先端がホルダドアガラスシール部21のホルダ接続部24によりカバーされている。
1 自動車ドア
5 ドアガラス
6 ドア用ガゼット
20 サッシュホルダシール
21 ホルダドアガラスシール部
21a ホルダドアガラスシール部凹部
21g ホルダドアガラスシール部車内側係止溝
21j ホルダドアガラスシール部カバー端末厚肉部
22 ホルダフロントシール部
30 サッシュホルダブラケット
31 ブラケット上部
40 第1サッシュホルダブラケット
50 第2サッシュホルダブラケット

Claims (4)

  1. 自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部に取付けられるドア用ガゼットのシール部材の固定構造において、
    上記ドア用ガゼットは、上記自動車ドアに取付けられる金属製のサッシュホルダブラケットと、該サッシュホルダブラケットに取付けられるシール部材を有し、
    上記サッシュホルダブラケットは、上記自動車ドアのベルトラインより上部に位置するブラケット上部と、上記自動車ドアのベルトラインより下部に位置するブラケット下部を有し、
    上記シール部材は、上記ブラケット上部に取付けられるサッシュホルダシールを有し、
    上記サッシュホルダシールは、上記ブラケット上部の車体リヤ側に取付けられドアガラスの側端と上記ドア用ガゼットの間をシールするホルダドアガラスシール部と、上記ブラケット上部の車体フロント側に取付けられ車体開口部周縁と上記ドア用ガゼットの間をシールするホルダフロントシール部を有し、
    上記ブラケット上部は、上記ホルダドアガラスシール部を取付けるブラケット上部リヤシール保持部と、上記ホルダフロントシール部を取付けるブラケット上部フロントシール保持部を有し、上記ブラケット上部リヤシール保持部は、側端が階段状に屈曲して形成される断面コ字形に形成され、上記断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部を有し、
    上記ホルダドアガラスシール部はリヤ側端が、上記ホルダドアガラスシール部の車外側側壁、車内側側壁及び底壁が断面略コ字形に形成され、上記車内側側壁の先端から車内側に上記ブラケット上部リヤシール保持部の側端を覆うように上記ホルダドアガラスシール部の車内側カバー部を形成し、該車内側カバー部の車内側カバー端末部は、上記ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部を覆うように延設され、
    上記車内側カバー端末部は、上記ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部と、上記ブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端に挟持され、上記車内側カバー端末部に車内側カバー係止溝を形成し、上記インナーガーニッシュの先端に上記車内側カバー係止溝に係合する係止爪を形成したことを特徴とするドア用ガゼットのシール部材の固定構造。
  2. 上記ホルダドアガラスシール部の上記車内側カバー端末部の先端の肉厚は、上記ブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部と上記ブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端の間の隙間よりも大きく形成された請求項1に記載されたドア用ガゼットのシール部材の固定構造。
  3. 上記ホルダドアガラスシール部の上記車内側カバー端末部の係止溝は、上記インナーガーニッシュの係止爪が上下方向にずれるのを規制する係止溝規制壁が形成された請求項1又は請求項2に記載のドア用ガゼットのシール部材の固定構造。
  4. 上記サッシュホルダブラケットは、2枚の金属製板材で形成された請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のドア用ガゼットのシール部材の固定構造。
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