JP3043447B2 - 幌型車両の車体構造 - Google Patents
幌型車両の車体構造Info
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- JP3043447B2 JP3043447B2 JP3040517A JP4051791A JP3043447B2 JP 3043447 B2 JP3043447 B2 JP 3043447B2 JP 3040517 A JP3040517 A JP 3040517A JP 4051791 A JP4051791 A JP 4051791A JP 3043447 B2 JP3043447 B2 JP 3043447B2
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- Japan
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- hood
- bracket
- link
- base bracket
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は幌型車両の車体構造に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】屋根付き車とオープンカーの両方に転換
できるタイプの自動車としては各種のものが知られてい
る〔例えば“ユーノスロードスター新型車の紹介”(1
989年9月株式会社ユーノス発行)にて知られるよう
なものがある〕。そこで、このようなタイプの一種類と
して、車のルーフの頂部からリヤピラー間を経てリヤパ
ーセル部に至る大きめのルーフ開口部を形成し、そのル
ーフ開口部を折りたたみ式の幌屋根にて覆う一種のコン
バーチブル車を考えることができる。
できるタイプの自動車としては各種のものが知られてい
る〔例えば“ユーノスロードスター新型車の紹介”(1
989年9月株式会社ユーノス発行)にて知られるよう
なものがある〕。そこで、このようなタイプの一種類と
して、車のルーフの頂部からリヤピラー間を経てリヤパ
ーセル部に至る大きめのルーフ開口部を形成し、そのル
ーフ開口部を折りたたみ式の幌屋根にて覆う一種のコン
バーチブル車を考えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなタイプの車にあっては、ルーフの頂部からリヤピラ
ー間を経てリヤパーセル部に至る大きめのルーフ開口部
を形成し、このルーフ開口部をそれに応じた大きい幌ユ
ニットにて覆うため、幌ユニットの基端ブラケットを車
体に対して正確に取付けることが大変に重要になる。す
なわち、幌ユニットの基端ブラケットの取付けを正確に
行わないと、幌ユニットの先端部におけるロック係合に
も悪影響を与えると共に、ルーフ開口部と幌ユニットと
の間のシール性能にも影響する。
うなタイプの車にあっては、ルーフの頂部からリヤピラ
ー間を経てリヤパーセル部に至る大きめのルーフ開口部
を形成し、このルーフ開口部をそれに応じた大きい幌ユ
ニットにて覆うため、幌ユニットの基端ブラケットを車
体に対して正確に取付けることが大変に重要になる。す
なわち、幌ユニットの基端ブラケットの取付けを正確に
行わないと、幌ユニットの先端部におけるロック係合に
も悪影響を与えると共に、ルーフ開口部と幌ユニットと
の間のシール性能にも影響する。
【0004】この発明はこのような従来の課題に着目し
てなされたものであり、幌ユニットの基端ブラケットを
車体に対して正確に取付けることができる幌型車両の車
体構造を提供せんとするものである。
てなされたものであり、幌ユニットの基端ブラケットを
車体に対して正確に取付けることができる幌型車両の車
体構造を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る幌型車両
の車体構造は、上記の目的を達成するために、ルーフの
頂部からリヤピラー間を経てリヤパーセル部に至る連続
したルーフ開口部を設け、且つ左右一対の折たたみ式リ
ンク間に幌シートとバックパネルを取付けた幌ユニット
を設け、前記折りたたみ式リンクの基端ブラケットをリ
ヤパーセル部の閉断面構造部材に固定されたマウントブ
ラケットに取付けることにより、該基端ブラケットを中
心にして幌ユニットを折りたたみ状態で車体後部の格納
リッド付き格納スペース内へ格納自在とし、且つ使用時
該幌ユニットを前側へ展開してルーフ開口部を覆うもの
であって、上記基端マウントブラケットは、車幅方向に
沿う長孔状ボルト孔を設けた水平部と、リンクの垂直な
基端ブラケットが取付けられる垂直部を備ており、前記
水平部がその長孔状ボルト孔を介してリヤパーセル部の
閉断面構造部材にボルト止めされ、且つ前記リンクの基
端ブラケットが、該基端ブラケットに設けたボルトより
大径の調整ボルト孔を介してマウントブラケットの垂直
部にボルト止めされているものである。
の車体構造は、上記の目的を達成するために、ルーフの
頂部からリヤピラー間を経てリヤパーセル部に至る連続
したルーフ開口部を設け、且つ左右一対の折たたみ式リ
ンク間に幌シートとバックパネルを取付けた幌ユニット
を設け、前記折りたたみ式リンクの基端ブラケットをリ
ヤパーセル部の閉断面構造部材に固定されたマウントブ
ラケットに取付けることにより、該基端ブラケットを中
心にして幌ユニットを折りたたみ状態で車体後部の格納
リッド付き格納スペース内へ格納自在とし、且つ使用時
該幌ユニットを前側へ展開してルーフ開口部を覆うもの
であって、上記基端マウントブラケットは、車幅方向に
沿う長孔状ボルト孔を設けた水平部と、リンクの垂直な
基端ブラケットが取付けられる垂直部を備ており、前記
水平部がその長孔状ボルト孔を介してリヤパーセル部の
閉断面構造部材にボルト止めされ、且つ前記リンクの基
端ブラケットが、該基端ブラケットに設けたボルトより
大径の調整ボルト孔を介してマウントブラケットの垂直
部にボルト止めされているものである。
【0006】
【作 用】この発明に係る幌型車両の車体構造によれ
ば、マウントブラケットが水平部に設けた車幅方向に沿
う長孔状ボルト孔を介してリヤパーセル部の閉断面構造
部材にボルト止めされているため、マウントブラケット
の取付位置をリンクの基端ブラケットごと車幅方向に沿
って調整することができる。また、リンクの基端ブラケ
ットが大径の調整ボルト孔を介してボルトによりマウン
トブラケットの垂直部にボルト止めされているので、リ
ンク基端ブラケットの取付位置を上下方向・前後方向に
沿って調整することができる。従って、結果として、リ
ンクの基端ブラケットは、上下・左右・前後方向に取付
位置を調整できることとなり、幌ユニットのルーフ開口
部に対する正確な位置決めを成し得ることができる。更
に、マウントブラケットが剛性の高いリヤパーセル部の
閉断面構造部材に固定されているため、マウントブラケ
ット(リンクの基端ブラケット)の取付剛性も高くな
る。
ば、マウントブラケットが水平部に設けた車幅方向に沿
う長孔状ボルト孔を介してリヤパーセル部の閉断面構造
部材にボルト止めされているため、マウントブラケット
の取付位置をリンクの基端ブラケットごと車幅方向に沿
って調整することができる。また、リンクの基端ブラケ
ットが大径の調整ボルト孔を介してボルトによりマウン
トブラケットの垂直部にボルト止めされているので、リ
ンク基端ブラケットの取付位置を上下方向・前後方向に
沿って調整することができる。従って、結果として、リ
ンクの基端ブラケットは、上下・左右・前後方向に取付
位置を調整できることとなり、幌ユニットのルーフ開口
部に対する正確な位置決めを成し得ることができる。更
に、マウントブラケットが剛性の高いリヤパーセル部の
閉断面構造部材に固定されているため、マウントブラケ
ット(リンクの基端ブラケット)の取付剛性も高くな
る。
【0007】
【実施例】以下、この実施例を図1〜図14に基づいて
説明する。この実施例に係る自動車には、ルーフ41の
頂部から左右のリヤピラー42、42間を経てリヤパー
セル部43に至る連続した大きめのルーフ開口部44が
設けてある。そして、このルーフ開口部44を、左右一
対の折りたたみ自在なリンク45間に幌シート46やバ
ックパネル47を取付けた幌ユニット48にて、覆った
り(図1の状態)或いは開放(図2の状態)できるよう
になっている。すなわち、リンク45の基端ブラケット
49は、車体後部の格納スペース50内に配したマウン
トブラケット51へ固定されており、使用時、幌ユニッ
ト48を前側へ展開してルーフ開口部44を覆い、不使
用時、幌ユニット48を折りたたんで格納スペース50
内へ格納自在としている。格納スペース50は格納トレ
ー52と格納リッド53等にて区画形成されているもの
であり、格納スペース50内に幌ユニット48が格納さ
れた後に、格納リッド53を閉めて、幌ユニット48の
存在が外から見て分からないようにしてある。尚、格納
トレー52の下方には、トランクルーム54が形成され
ており、トランクリッド55を開閉することにより、内
部へ荷物や工具などを出し入れできるようになってい
る。また、幌ユニット48の先端には幌ロック部56が
設けてあり、ルーフ開口部44を覆った状態の幌ユニッ
ト48をそのまま固定できるようになっている。更に、
バックパネル47には、デフォッガ用の熱線57付きの
リヤウインドウ58が設けられている。
説明する。この実施例に係る自動車には、ルーフ41の
頂部から左右のリヤピラー42、42間を経てリヤパー
セル部43に至る連続した大きめのルーフ開口部44が
設けてある。そして、このルーフ開口部44を、左右一
対の折りたたみ自在なリンク45間に幌シート46やバ
ックパネル47を取付けた幌ユニット48にて、覆った
り(図1の状態)或いは開放(図2の状態)できるよう
になっている。すなわち、リンク45の基端ブラケット
49は、車体後部の格納スペース50内に配したマウン
トブラケット51へ固定されており、使用時、幌ユニッ
ト48を前側へ展開してルーフ開口部44を覆い、不使
用時、幌ユニット48を折りたたんで格納スペース50
内へ格納自在としている。格納スペース50は格納トレ
ー52と格納リッド53等にて区画形成されているもの
であり、格納スペース50内に幌ユニット48が格納さ
れた後に、格納リッド53を閉めて、幌ユニット48の
存在が外から見て分からないようにしてある。尚、格納
トレー52の下方には、トランクルーム54が形成され
ており、トランクリッド55を開閉することにより、内
部へ荷物や工具などを出し入れできるようになってい
る。また、幌ユニット48の先端には幌ロック部56が
設けてあり、ルーフ開口部44を覆った状態の幌ユニッ
ト48をそのまま固定できるようになっている。更に、
バックパネル47には、デフォッガ用の熱線57付きの
リヤウインドウ58が設けられている。
【0008】次に、リンク45の基端ブラケット49の
取付構造を説明する前に、このリンク45の取付け対象
となるルーフ開口部44に縁部構造について説明する。
取付構造を説明する前に、このリンク45の取付け対象
となるルーフ開口部44に縁部構造について説明する。
【0009】サイド部(図5参照) 車体側部の外表面パネルであるサイドルーフ61の下方
には、リヤフェンダ63が結合されている。また、サイ
ドルーフ61の前方内側には、フロントピラーアウタア
ッパ64が接合されており、このフロントピラーアウタ
アッパ64の後方には、レインフォースリヤピラーイン
ナアッパ65と、レインフォースリヤピラーインナ66
とが連続して結合してある。そして、前記レインフォー
スリヤピラーインナ66の途中部分には、主にリヤピラ
ー42の補強を担う部材であるレインフォースリヤピラ
ー67がT字状に接合してある。そして、フロントピラ
ーアウタアッパ64の内側には、更にフロントピラーイ
ンナ68と、サイドルーフレールインナ62が接合して
ある。また、前記レインフォースリヤピラー67やレイ
ンフォースリヤピラーインナ66の内側には、更にリヤ
ピラーインナ69が接合されている。
には、リヤフェンダ63が結合されている。また、サイ
ドルーフ61の前方内側には、フロントピラーアウタア
ッパ64が接合されており、このフロントピラーアウタ
アッパ64の後方には、レインフォースリヤピラーイン
ナアッパ65と、レインフォースリヤピラーインナ66
とが連続して結合してある。そして、前記レインフォー
スリヤピラーインナ66の途中部分には、主にリヤピラ
ー42の補強を担う部材であるレインフォースリヤピラ
ー67がT字状に接合してある。そして、フロントピラ
ーアウタアッパ64の内側には、更にフロントピラーイ
ンナ68と、サイドルーフレールインナ62が接合して
ある。また、前記レインフォースリヤピラー67やレイ
ンフォースリヤピラーインナ66の内側には、更にリヤ
ピラーインナ69が接合されている。
【0010】そして、前後方向に連続して結合される前
記フロントピラーアウタアッパ64、レインフォースリ
ヤピラーインナアッパ65、レインフォースリヤピラー
インナ66の外側グループと、同じく前後方向に連続し
て結合させるフロントピラー68、サイドルーフレール
インナ62、リヤピラーインナ69との内側グループと
を、合わせるように接合することで第一閉断面構造部材
Aとし、強度の確保を図っている。
記フロントピラーアウタアッパ64、レインフォースリ
ヤピラーインナアッパ65、レインフォースリヤピラー
インナ66の外側グループと、同じく前後方向に連続し
て結合させるフロントピラー68、サイドルーフレール
インナ62、リヤピラーインナ69との内側グループと
を、合わせるように接合することで第一閉断面構造部材
Aとし、強度の確保を図っている。
【0011】リヤ部(図6参照) 73はシートバックサイドサポートレフトで、74はレ
インフォースリヤパーセルサイド、リヤパーセルサイド
75を各々示しており、これらは左右両端部は各々左右
のリヤピラーインナ69へ接続されている。このレイン
フォースリヤパーセルサイド74とリヤパーセルサイド
75にて、リヤ部における第二閉断面構造部材Bが形成
される。このリヤパーセルサイド75とレインフォース
リヤパーセルサイド74との接合部、及びレインフォー
スリヤパーセルサイド74に、ボルト・ナット76にて
固定されているのが、リンク45の基端ブラケット49
を固定するためのマウントブラケット51である。ま
た、サポートシートバック79の上方にあるリヤパーセ
ルセンタ77とレインフォースリヤパーセル78でも閉
断面構造部材Bが形成される。そして、このリヤ部にお
ける第二閉断面構造部材Bは、図13に示す如く、リヤ
ピラーインナ69を介して、前記第一閉断面構造部材A
の後端部と接続されている。従って、ルーフ開口部44
の全周縁が、互いに接続された第一閉断面構造部材Aと
第二閉断面構造部材Bにて構成されることとなるため、
大きめのルーフ開口部44を設けたものでありながら、
ルーフ開口部44における剛性が低下することがなく、
車体に必要な全体的な剛性を維持することができる。
インフォースリヤパーセルサイド、リヤパーセルサイド
75を各々示しており、これらは左右両端部は各々左右
のリヤピラーインナ69へ接続されている。このレイン
フォースリヤパーセルサイド74とリヤパーセルサイド
75にて、リヤ部における第二閉断面構造部材Bが形成
される。このリヤパーセルサイド75とレインフォース
リヤパーセルサイド74との接合部、及びレインフォー
スリヤパーセルサイド74に、ボルト・ナット76にて
固定されているのが、リンク45の基端ブラケット49
を固定するためのマウントブラケット51である。ま
た、サポートシートバック79の上方にあるリヤパーセ
ルセンタ77とレインフォースリヤパーセル78でも閉
断面構造部材Bが形成される。そして、このリヤ部にお
ける第二閉断面構造部材Bは、図13に示す如く、リヤ
ピラーインナ69を介して、前記第一閉断面構造部材A
の後端部と接続されている。従って、ルーフ開口部44
の全周縁が、互いに接続された第一閉断面構造部材Aと
第二閉断面構造部材Bにて構成されることとなるため、
大きめのルーフ開口部44を設けたものでありながら、
ルーフ開口部44における剛性が低下することがなく、
車体に必要な全体的な剛性を維持することができる。
【0012】そして、この第二の閉断面構造部材Bに対
して、リンク45の基端ブラケット49を取付けるため
のマウントブラケット51を固定する。このマウントブ
ラケット51は、このリヤパーセルサイド75とレイン
フォースリヤパーセルサイド74との接合部やリヤパー
セルサイド75に固定される、第1水平部80、第2水
平部81、第3水平部83を備えている。そして、各水
平部80、81、82には車幅方向Xに沿う長孔状ボル
ト孔83が設けられている。そして、第1水平部80は
前記長孔状ボルト孔83を介してリヤパーセルサイド7
5の下面に設けた溶接ナット84に対しボルト85にて
固定される。第2水平部81は、前記長孔状ボルト孔8
3を介して、リヤパーセルサイド75とレインフォース
リヤパーセルサイド74との接合部へ設けた取付孔86
へ、ナット87と図示せぬボルトにて固定される。第3
水平部82は、前記長孔状ボルト孔83を介して、リヤ
パーセルサイド75とレインフォースリヤパーセルサイ
ド74との接合部へ設けた溶接ナット88に対してボル
ト89にて固定される。このように、マウントブラケッ
ト51の各水平部80、81、82は、車幅方向Xに沿
う長孔状ボルト孔83を介して、ボルト85、89等に
て固定されるため、この長孔状ボルト孔83の長さの範
囲内において、車幅方向Xにおけるマウントブラケット
51の取付位置を調整することができる。
して、リンク45の基端ブラケット49を取付けるため
のマウントブラケット51を固定する。このマウントブ
ラケット51は、このリヤパーセルサイド75とレイン
フォースリヤパーセルサイド74との接合部やリヤパー
セルサイド75に固定される、第1水平部80、第2水
平部81、第3水平部83を備えている。そして、各水
平部80、81、82には車幅方向Xに沿う長孔状ボル
ト孔83が設けられている。そして、第1水平部80は
前記長孔状ボルト孔83を介してリヤパーセルサイド7
5の下面に設けた溶接ナット84に対しボルト85にて
固定される。第2水平部81は、前記長孔状ボルト孔8
3を介して、リヤパーセルサイド75とレインフォース
リヤパーセルサイド74との接合部へ設けた取付孔86
へ、ナット87と図示せぬボルトにて固定される。第3
水平部82は、前記長孔状ボルト孔83を介して、リヤ
パーセルサイド75とレインフォースリヤパーセルサイ
ド74との接合部へ設けた溶接ナット88に対してボル
ト89にて固定される。このように、マウントブラケッ
ト51の各水平部80、81、82は、車幅方向Xに沿
う長孔状ボルト孔83を介して、ボルト85、89等に
て固定されるため、この長孔状ボルト孔83の長さの範
囲内において、車幅方向Xにおけるマウントブラケット
51の取付位置を調整することができる。
【0013】また、このマウントブラケット51の垂直
部90には、3つの取付孔91が設けられており、リン
ク45の基端ブラケット49にはこの取付孔91に対応
する3つの調整ボルト孔92が形成してある。この調整
ボルト孔92は取付用の座金付きボルト93の径よりも
大径としてある。従って、前記取付孔91と調整ボルト
孔92とを合わせ、座金付きボルト93にて両者を取付
ける。このように、基端ブラケット49は、座金付きボ
ルト93より大径の調整ボルト孔92を介して、マウン
トブラケット51に取付けられるため、この調整ボルト
孔92の大きさの範囲内において、前後方向Y、上下方
向Zにおける基端ブラケット49の取付位置を調整する
ことができる。従って、結果的に基端ブラケット49
は、上下Z・左右X・前後Yに取付位置を調整できるこ
ととなり、幌ユニット48のルーフ開口部44に対する
正確な位置決めを成し得ることができる。
部90には、3つの取付孔91が設けられており、リン
ク45の基端ブラケット49にはこの取付孔91に対応
する3つの調整ボルト孔92が形成してある。この調整
ボルト孔92は取付用の座金付きボルト93の径よりも
大径としてある。従って、前記取付孔91と調整ボルト
孔92とを合わせ、座金付きボルト93にて両者を取付
ける。このように、基端ブラケット49は、座金付きボ
ルト93より大径の調整ボルト孔92を介して、マウン
トブラケット51に取付けられるため、この調整ボルト
孔92の大きさの範囲内において、前後方向Y、上下方
向Zにおける基端ブラケット49の取付位置を調整する
ことができる。従って、結果的に基端ブラケット49
は、上下Z・左右X・前後Yに取付位置を調整できるこ
ととなり、幌ユニット48のルーフ開口部44に対する
正確な位置決めを成し得ることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明に係る幌型車両の車体構造は、
以上説明してきた如き内容のものであって、マウントブ
ラケットが水平部に設けた車幅方向に沿う長孔状ボルト
孔を介してリヤパーセル部の閉断面構造部材にボルト止
めされているため、マウントブラケットの取付位置をリ
ンクの基端ブラケットごと車幅方向に沿って調整するこ
とができる。また、リンクの基端ブラケットがボルトよ
り大径の調整ボルト孔を介してマウントブラケットの垂
直部にボルト止めされているので、リンク基端ブラケッ
トの取付位置を上下方向・前後方向に沿って調整するこ
とができる。従って、結果的にリンクの基端ブラケット
は、上下・左右・前後に取付位置を調整できることとな
り、幌ユニットの取付時において、ルーフ開口部に対す
る正確な位置決めを成し得ることができる。更に、マウ
ントブラケットが剛性の高いリヤパーセル部の閉断面構
造部材に固定されているため、マウントブラケット(リ
ンクの基端ブラケット)の取付剛性も高くなる。
以上説明してきた如き内容のものであって、マウントブ
ラケットが水平部に設けた車幅方向に沿う長孔状ボルト
孔を介してリヤパーセル部の閉断面構造部材にボルト止
めされているため、マウントブラケットの取付位置をリ
ンクの基端ブラケットごと車幅方向に沿って調整するこ
とができる。また、リンクの基端ブラケットがボルトよ
り大径の調整ボルト孔を介してマウントブラケットの垂
直部にボルト止めされているので、リンク基端ブラケッ
トの取付位置を上下方向・前後方向に沿って調整するこ
とができる。従って、結果的にリンクの基端ブラケット
は、上下・左右・前後に取付位置を調整できることとな
り、幌ユニットの取付時において、ルーフ開口部に対す
る正確な位置決めを成し得ることができる。更に、マウ
ントブラケットが剛性の高いリヤパーセル部の閉断面構
造部材に固定されているため、マウントブラケット(リ
ンクの基端ブラケット)の取付剛性も高くなる。
【0015】
【図1】幌ユニットにてルーフ開口部を覆った状態を示
す幌型車両の斜視図である。
す幌型車両の斜視図である。
【図2】ルーフ開口部を開放した状態を示す幌型車両の
斜視図である。
斜視図である。
【図3】幌ユニットの動作を示す幌型車両の側面図であ
る。
る。
【図4】幌型車両の車体構造を示す概略図である。
【図5】サイド部の車体構造を示す分解図である。
【図6】リヤ部の車体構造を示す分解図である。
【図7】リヤ部の車体構造を示す斜視図である。
【図8】マウントの拡大図である。
【図9】基端ブラケットの拡大図である。
【図10】図4中矢示DA部を示す拡大図である。
【図11】図10中矢示DB方向から見た拡大後面図で
ある。
ある。
【図12】図10中矢示SA−SA線に沿う断面図であ
る。
る。
【図13】図10中矢示SB−SB線に沿う断面図であ
る。
る。
【図14】図11中矢示SC−SC線に沿う断面図であ
る。
る。
42…リヤピラー 43…リヤパーセル部 44…ルーフ開口部 45…リンク 46…幌シート 47…バックパネル 48…幌ユニット 49…基端ブラケット 50…格納スペース 51…マウントブラケット 52…格納トレー 53…格納リッド 80…第1水平部 81…第2水平部 82…第3水平部 83…長孔状ボルト孔 90…垂直部 92…調整ボルト孔 B…リヤパーセル部における第二閉断面構造部材 X…車幅方向 Y…前後方向 Z…上下方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−31025(JP,A) 特開 平3−5237(JP,A) 特開 平2−274619(JP,A) 特開 昭61−218425(JP,A) 実開 昭61−155222(JP,U) 実開 昭62−8818(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/12
Claims (1)
- 【請求項1】 ルーフの頂部からリヤピラー間を経てリ
ヤパーセル部に至る連続したルーフ開口部を設け、且つ
左右一対の折たたみ式リンク間に幌シートとバックパネ
ルを取付けた幌ユニットを設け、前記折りたたみ式リン
クの基端ブラケットをリヤパーセル部の閉断面構造部材
に固定されたマウントブラケットに取付けることによ
り、該基端ブラケットを中心にして幌ユニットを折りた
たみ状態で車体後部の格納リッド付き格納スペース内へ
格納自在とし、且つ使用時該幌ユニットを前側へ展開し
てルーフ開口部を覆う幌型車両の車体構造において、 上記基端マウントブラケットは、車幅方向に沿う長孔状
ボルト孔を設けた水平部と、リンクの垂直な基端ブラケ
ットが取付けられる垂直部を備ており、前記水平部がそ
の長孔状ボルト孔を介してリヤパーセル部の閉断面構造
部材にボルト止めされ、 且つ前記リンクの基端ブラケットが、該基端ブラケット
に設けたボルトより大径の調整ボルト孔を介してマウン
トブラケットの垂直部にボルト止めされていることを特
徴とする幌型車両の車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3040517A JP3043447B2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 幌型車両の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3040517A JP3043447B2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 幌型車両の車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227264A JPH06227264A (ja) | 1994-08-16 |
JP3043447B2 true JP3043447B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=12582710
Family Applications (1)
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