JP3125531B2 - 自動車の車体前部構造及びその組立方法 - Google Patents

自動車の車体前部構造及びその組立方法

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JP3125531B2 JP05218598A JP21859893A JP3125531B2 JP 3125531 B2 JP3125531 B2 JP 3125531B2 JP 05218598 A JP05218598 A JP 05218598A JP 21859893 A JP21859893 A JP 21859893A JP 3125531 B2 JP3125531 B2 JP 3125531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バンパが取付られる
バンパリテーナを備えた自動車の車体前部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車体前部構造としては、例えば、
昭和55年4月20日 株式会社山海堂発行 自動車工
学全書13巻「乗用車の車体」に記載されているような
ものがある。図5にその一例を示す。これは、車体本体
1の前部にヘッドランプなどの車両の外装部品が取付け
られるラジエータコアサポート3が溶接固定されてお
り、ラジエータコアサポート3の下部においては、バン
パ5が取付けられるバンパリテーナ7が車体本体1にボ
ルトにより固定されている。
【0003】バンパリテーナ7の車体本体1への取付態
様を、図5におけるA部,B部及びC部のそれぞれの拡
大された分解斜視図である図6,図7及び図8を用いて
説明する。バンパリテーナ7の車幅方向端部は、図6に
示すように、フロントフェンダ9に溶接固定されている
フェンダブラケット11上にセットされ、フェンダブラ
ケット11に設けられたボルト13にナット15を締結
することで固定される。
【0004】バンパリテーナ7の車体後方側の側部につ
いては、図7に示すように、フロントサイドメンバ17
に固定されるリテーナブラケット19を介して車体本体
1に固定される。リテーナブラケット19は、フロント
サイドメンバ17に対してはボルト21により側面が固
定され、バンパリテーナ7に対しては、上面19aがボ
ルト23により固定されるとともに、前端のフランジ1
9bがボルト25により固定される。
【0005】バンパリテーナ7の中央部については、図
8に示すように、バンパリテーナ7にリテーナセンタブ
ラケット27の上端が溶接固定され、このリテーナセン
タブラケット27の下端が、フロントクロスメンバ29
に下端が溶接固定されたフードロックサポート31にボ
ルト33により固定されることで車体本体1に固定され
る。フードロックサポート31の上端は、ラジエータコ
アサポート3に装着される図示しないフードロックブラ
ケットに固定される。
【0006】バンパ5は、上面がバンパリテーナ7に固
定され、下面がフロントクロスメンバ29に固定され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車の車体前部構造では、バンパ5を取付
けるために、バンパリテーナ7,リテーナブラケット1
9あるいはをリテーナセンタブラケット27などが必要
であり、バンパ取付け用の部品が多く、コスト増を招く
ばかりでなく、組付作業性が極めて悪いという問題があ
った。また、バンパリテーナ7は、車体本体1に数箇所
で固定しているため、上下方向の位置(水平度)を出す
ことが難しく、このためバンパリテーナ7に取付けられ
るバンパ5の上面と、ヘッドランプやラジエータグリル
との隙間が安定せず、外観品質の低下を招くという問題
もあった。
【0008】そこで、この発明は、バンパを取付ける際
に必要な部品の数を減少させることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ヘッドランプやフードロックな
どの車両の外装部品が取付けられるラジエータコアパネ
ルとバンパが取付けられるバンパリテーナとを樹脂で一
体化して樹脂ユニットを形成し、この樹脂ユニットは、
上部において車幅方向に延長されてフードロックが取付
けられるロック取付部を備えたラジエータコアアッパ
と、下部において車幅方向に延長される前記バンパリテ
ーナとを備え、前記ロック取付部とその下方部位のバン
パリテーナとは、バンパリテーナが車両前後方向の衝撃
力を受けた際にこの衝撃力を吸収する連結部材で連結さ
れる構成としてある。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、バンパはバンパリテーナに直接取付けられて
いる構成としてある。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の構成において、連結部材は、上端がフードロックと
ともにラジエータコアアッパのロック取付部に取付けら
れると共に、下端がバンパリテーナ又はバンパリテーナ
の上面に接触する取付フランジの少なくとも一方に設け
られた車両前後方向に延長される長孔を利用して締結具
により取付けられる構成としてある。
【0012】請求項4の発明は、請求項1または2の発
明の構成において、連結部材は、ラジエータコアアッパ
及びバンパリテーナを接続するフードロックサポート部
に一体成形された衝撃吸収部を有する構成としてある。
【0013】請求項5の発明は、ヘッドランプやフード
ロックなどの車両の外装部品が取付けられるラジエータ
コアパネルとバンパリテーナとを樹脂で一体化して樹脂
ユニットを形成し、この樹脂ユニットは、上部において
車幅方向に延長されてフードロックが取付けられるロッ
ク取付部を備えたラジエータコアアッパと、下部におい
て車幅方向に延長される前記バンパリテーナとを備え、
前記ロック取付部とその下方部位のバンパリテーナと
は、バンパリテーナが車両前後方向の衝撃力を受けた際
にこの衝撃力を吸収する連結部材で連結され、前記樹脂
ユニットに対し、バンパを前記バンパリテーナに取り付
ける車体組立方法としてある。請求項6の発明は、請求
項5の発明の車体組立方法において、バンパをバンパリ
テーナに直接取付ける車体組立方法としてある。請求項
7の発明は、請求項5または6の発明の車体組立方法に
おいて、連結部材は、上端がフードロックとともにラジ
エータコアアッパのロック取付部に取付けられると共
に、下端がバンパリテーナ又はバンパリテーナの上面に
接触する取付フランジの少なくとも一方に設けられた車
両前後方向に延長される長孔を利用して締結具により取
付けられている車体組立方法としてある。請求項8の発
明は、請求項5または6の発明の車体組立方法におい
て、連結部材は、ラジエータコアアッパ及びバンパリテ
ーナを接続するフードロックサポート部に一体成形され
た衝撃吸収部を有する車体組立方法としてある。
【0014】
【作用】請求項1の発明の構成または請求項5の発明の
車体組立方法によれば、バンパが車両前後方向の衝撃を
受けた際には、バンパリテーナとラジエータコアアッパ
とを連結する連結部材がこの衝撃を吸収し、連結部材に
よってフードロックサポート機能が所望に維持されつつ
衝撃吸収性能が確保される。
【0015】請求項2の発明の構成または請求項6の発
明の車体組立方法によれば、バンパが取付けれるバンパ
リテーナはラジエータコアと樹脂で一体化しているの
で、バンパはこの一体化した樹脂ユニットに直接取付け
ればよく、このためバンパを取付ける際に必要な部品は
少なくて済む。また、バンパは、ヘッドランプなどの外
装部品が取付けられるラジエータコアパネルと樹脂で一
体化しているバンパリテーナに直接取付けられるので、
ヘッドランプなどの外装部品との隙間が安定する。さら
に、バンパが車両前後方向の衝撃を受けた際には、バン
パリテーナとラジエータコアアッパとを連結する連結部
材がこの衝撃を吸収し、連結部材によってフードロック
サポート機能が所望に維持されつつ衝撃吸収性能が確保
される。請求項3の発明の構成または請求項7の発明の
車体組立方法によれば、バンパが車両前後方向の衝撃を
受けた際には、この衝撃力はバンパリテーナに作用し、
バンパリテーナは、連結部材に対して長孔を介して連結
されていることから、連結部材に対し車両前後方向に相
対移動して前記衝撃が吸収される。請求項4の発明の構
成または請求項8の発明の車体組立方法によれば、バン
パが車両前後方向の衝撃を受けた際には、この衝撃力
は、バンパリテーナに作用し、さらにバンパリテーナと
ラジエータコアアッパとを接続するフードロックサポー
ト部に一体成形された衝撃吸収部によって前記衝撃が吸
収される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0017】図1は、この発明の一実施例を示す自動車
の車体前部構造の分解斜視図である。車体本体35の前
部には樹脂ユニット37が取付けられる。樹脂ユニット
37は、ヘッドランプ39,41やラジエータグリル4
3などの車両の外装部品が取付けられるラジエータコア
パネル45と、バンパ47が取付けられるバンパリテー
ナ49とが、ガラス長繊維強化のポリプロピレンなどの
樹脂で一体成形されている。
【0018】ラジエータコアパネル45は、車幅方向に
延長されるラジエータコアアッパ51を有し、このラジ
エータコアアッパ51の車幅方向両端の下部にヘッドラ
ンプ39,41が取付けられるランプ取付部53,55
が形成されている。ラジエータコアアッパ51の中央に
は、フードロック57が取付けられるロック取付部59
が形成され、ロック取付部59の車幅方向両側には、フ
ードロック57を覆うように取付けられるラジエータグ
リル43のグリル取付部61が形成されている。ラジエ
ータコアパネル45の車幅方向両端には、車体本体35
側に向けて屈曲する取付部63が形成され、この取付け
部63が車体本体35のフードリッヂパネル65の前端
の取付部65aにボルト67により固定される。フード
リッヂパネル65の外側はフロントフェンダパネル69
で覆われている。
【0019】バンパリテーナ49は、ラジエータコアア
ッパ51の下方においてラジエータコアアッパ51とほ
ぼ同長で車幅方向に延長される上部リテーナ71と、上
部リテーナ71の下方において上部リテーナ71より短
く車幅方向に延長される下部リテーナ73とを備えてい
る。上部リテーナ71は車幅方向両端の上部が、ランプ
取付部53,55に一体化しており、上部リテーナ71
と下部リテーナ73とは、車幅方向両側の連結部75,
77及び中央の連結部79にて相互に一体化している。
【0020】中央の連結部79は、上部リテーナ71と
前面が同一面を形成しているが、両側の連結部75,7
7は上部リテーナ71の前面に対して後方に引っ込んで
おり、この連結部75,77が車体本体35側のファー
ストクロスメンバ81の取付け部81aにボルト83に
より固定される。下部リテーナ73もボルト84,8
5,87によりファーストクロスメンバ81に固定され
る。ファーストクロスメンバ81の車幅方向両端は、フ
ロントサイドメンバ89,91の先端側部に溶接固定さ
れている。
【0021】上部リテーナ71は全体として前方に突出
して上部取付面71aを有し、下部リテーナ73は下端
が前方に突出する下部取付面73aを有する。バンパ4
7は、その上部内面を上部リテーナ71の上部取付面7
1a上にセットし、下部内面を下部リテーナ73の下部
取付面73aの下面を覆うようにセットし、この状態で
上部及び下部がボルト93及びボルト95によりそれぞ
れ固定される。
【0022】ラジエータコアアッパ51におけるロック
取付部59と、上部リテーナ71の車幅方向の中央部と
は、図1の拡大されたA−A断面図である図2及び、そ
の部位の拡大された分解斜視図である図3に示すよう
に、連結部材としてのフードロックサポート97により
連結されている。フードロックサポート97は、フード
ロック57をロック取付部59に取付けるための三つの
ボルト99,101,103のうち中央のボルト99に
より、上端が共締めされ固定されている。
【0023】一方、フードロックサポート97の下部は
車両後方側に屈曲して取付フランジ97aが形成され、
この取付フランジ97aには、先端部が開放しかつ車両
前後方向に延長される長孔形状の取付孔97bが形成さ
れている。取付フランジ97aは、上部リテーナ71の
上部取付面71aに形成された凸状の取付部105上に
セットされ、取付孔97bにボルト107を挿入し取付
部105におけるボルト孔105aを利用することで上
部リテーナ71に固定される。
【0024】このような自動車の車体前部構造によれ
ば、バンパ47が取付けられるバンパリテーナ49は、
ラジエータコアパネル45と樹脂により一体成形されて
おり、バンパ47はこの一体化した樹脂ユニット37に
直接取付ければよく、従来使用していたリテーナブラケ
ットなどの部品が不要となってバンパ47を取付ける際
に必要な部品が少なくて済み、コスト低下及び軽量化が
達成されるばかりでなく、組立時間の短縮化が図られる
など組付作業性も向上する。また、ヘッドランプ39,
41及びラジエータグリル43が取付けられる取付部5
3,55及び61と、バンパ47の上部が取付けられる
上部リテーナ71とが一体成形されているので、これら
両者間の寸法精度が向上し、取付けられる前記各部品相
互の隙間が安定することにより、外観品質が向上する。
【0025】また、車両が衝突しバンパ47が図2の二
点鎖線で示すように車両前後方向に衝撃を受け変形する
ような場合に、この衝撃力はバンパリテーナ49に伝わ
る。一方、バンパリテーナ49はフードロックサポート
97によってラジエータコアパネル45に連結されてい
るが、フードロックサポート97のバンパリテーナ49
側への取付には車両後方側が開放している取付孔97b
を利用しているので、前記衝撃力を受けたバンパリテー
ナ49は、ボルト107による締結力を受けているもの
のフードロックサポート97の取付フランジ97aに対
して車体後方側(図2の矢印B方向)へ摺動しつつ移動
し、これにより前記衝撃力が吸収されることになり、衝
突時における衝撃吸収性能が確保されると共に、フード
ロック57への衝撃力の伝達を遮断する。
【0026】フードを閉じる際のフードロックサポート
97が受ける衝撃については、ロック取付部59がフー
ドロックサポート97によってバンパリテーナ49に連
結されていることから、充分対抗でき、従来のフードロ
ックサポートと同様の機能が確保される。
【0027】なお、上記実施例においては、フードロッ
クサポート97側に長孔を設けているが、これに代えて
バンパリテーナ49側に長孔を形成し、フードロックサ
ポート97側にボルト孔を形成するようにしてもよい。
【0028】図4は、この発明の他の実施例を示してい
る。この実施例は、ラジエータコアパネル45の中央の
ロック取付部59とバンパリテーナ49とを連結する連
結部材を、ラジエータコアパネル45及びバンパリテー
ナ49と樹脂により一体成形してフードロックサポート
部109としたものである。ここでは、ロック取付部5
9を含むフードロックサポート部109を薄肉としたう
え、矩形断面のフードロックサポート部109の前面に
車幅方向に伸びる切欠109aを設け、これらにより部
分的に車両前後方向の剛性を下げて衝撃吸収部を形成し
ている。
【0029】なお、フードロックサポート部109全体
を薄肉とした分、裏面側の切欠109a上下に水平リブ
109b,109c,及び上部水平リブ109bとラジ
エータコアアッパ51とを接続する垂直リブ109dを
形成することにより、フードロック57に加わる荷重を
確実に支持している。
【0030】このような構造においても、バンパ47が
車両前後方向の衝撃を受け、バンパリテーナ49も同方
向に衝撃力を受けると、この衝撃力は薄肉のフードロッ
クサポート部109の切欠部109aにより吸収され、
前記実施例と同様に衝突時における衝撃吸収性能が確保
されると共に、フードロック57への衝撃力の伝達を遮
断する。一方、フードを閉じる際には、ロック取付部5
9がバンパリテーナ49とフードロックサポート部10
9により一体化し連結されているので、従来のフードロ
ックサポートと同様な機能が確保される。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1また
は請求項5の発明によれば、バンパが車体前後方向の衝
撃を受けた際には、バンパが取付けられるバンパリテー
ナとラジエータコアアッパとを連結する連結部材がこの
衝撃を吸収し、連結部材によるフードロックサポート機
能を維持しつつ衝撃吸収性能を確保することができる。
【0032】請求項2または請求項6の発明によれば、
バンパが取付けられるバンパリテーナは、ラジエータコ
アパネルと樹脂により一体化しているので、バンパはこ
の一体化した樹脂ユニットに直接取付ければよく、この
ため従来使用していたリテーナブラケットなどの部品が
不要となって部品点数を削減することができ、コスト低
下及び組立時間の短縮化を図ることができる。また、バ
ンパは、ヘッドランプなどの外装部品が取付けられるラ
ジエータコアパネルと樹脂で一体化しているバンパリテ
ーナに直接取付けられるので、ヘッドランプなどの外装
部品との隙間が安定し、外観品質を向上させることがで
きる。さらに、バンパが車体前後方向の衝撃を受けた際
には、バンパが取付けられるバンパリテーナとラジエー
タコアアッパとを連結する連結部材がこの衝撃を吸収
し、連結部材によるフードロックサポート機能を維持し
つつ衝撃吸収性能を確保することができる。請求項3ま
たは請求項7の発明によれば、連結部材は、上端がフー
ドロックとともにラジエータコアアッパのロック取付部
に取付けられると共に、下端がバンパリテーナ又はバン
パリテーナの上面に接触する取付フランジの少なくとも
一方に設けられた車両前後方向に延長される長孔を利用
して締結具により取付けられているので、バンパが、車
両前後方向に受けてバンパリテーナに作用する衝撃力
は、バンパリテーナが連結部材に対して車両前後方向に
移動することで、前記衝撃力を吸収することができる。
請求項4または請求項8の発明によれば、連結部材は、
ラジエータコアアッパ及びバンパリテーナを接続するフ
ードロックサポート部に一体成形された衝撃吸収部を有
するので、バンパが、車両前後方向に受けてバンパリテ
ーナに作用する衝撃力は、バンパリテーナとラジエータ
コアアッパとを接続するフードロックサポート部に一体
成形された衝撃吸収部によって吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す自動車の車体前部構
造の分解斜視図である。
【図2】図1の拡大されたA−A断面図である。
【図3】図1のフードロック周辺の拡大された分解斜視
図である。
【図4】この発明の他の実施例を示すフードロック取付
部の斜視図である。
【図5】従来例を示す自動車の車体前部構造の分解斜視
図である。
【図6】図5におけるバンパリテーナの車幅方向端部の
車体本体への取付状態を示す分解斜視図である。
【図7】図5におけるバンパリテーナの車体前後方向の
側部の車体本体への取付状態を示す分解斜視図である。
【図8】図5におけるバンパリテーナの中央部の車体本
体への取付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
39,41 ヘッドランプ 45 ラジエータコアパネル 47 バンパ 49 バンパリテーナ 37 樹脂ユニット 35 車体本体 57 フードロック 59 ロック取付部 97 フードロックサポート(連結部材) 97b 取付孔(長孔) 107 ボルト(締結具) 109 フードロックサポート部(連結部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08 B60R 19/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドランプやフードロックなどの車両
    の外装部品が取付けられるラジエータコアパネルとバン
    パが取付けられるバンパリテーナとを樹脂で一体化して
    樹脂ユニットを形成し、この樹脂ユニットは、上部にお
    いて車幅方向に延長されてフードロックが取付けられる
    ロック取付部を備えたラジエータコアアッパと、下部に
    おいて車幅方向に延長される前記バンパリテーナとを備
    え、前記ロック取付部とその下方部位のバンパリテーナ
    とは、バンパリテーナが車両前後方向の衝撃力を受けた
    際にこの衝撃力を吸収する連結部材で連結されているこ
    とを特徴とする自動車の車体前部構造。
  2. 【請求項2】 バンパはバンパリテーナに直接取付けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の自動車の車体
    前部構造。
  3. 【請求項3】 連結部材は、上端がフードロックととも
    にラジエータコアアッパのロック取付部に取付けられる
    と共に、下端がバンパリテーナ又はバンパリテーナの上
    面に接触する取付フランジの少なくとも一方に設けられ
    た車両前後方向に延長される長孔を利用して締結具によ
    り取付けられていることを特徴とする請求項1または2
    記載の自動車の車体前部構造。
  4. 【請求項4】 連結部材は、ラジエータコアアッパ及び
    バンパリテーナを接続するフードロックサポート部に一
    体成形された衝撃吸収部を有することを特徴とする請求
    項1または2記載の自動車の車体前部構造。
  5. 【請求項5】 ヘッドランプやフードロックなどの車両
    の外装部品が取付けられるラジエータコアパネルとバン
    パリテーナとを樹脂で一体化して樹脂ユニットを形成
    し、この樹脂ユニットは、上部において車幅方向に延長
    されてフードロックが取付けられるロック取付部を備え
    たラジエータコアアッパと、下部において車幅方向に延
    長される前記バンパリテーナとを備え、前記ロック取付
    部とその下方部位のバンパリテーナとは、バンパリテー
    ナが車両前後方向の衝撃力を受けた際にこの衝撃力を吸
    収する連結部材で連結され、前記樹脂ユニットに対し、
    バンパを前記バンパリテーナに取り付けることを特徴と
    する自動車の車体組立方法。
  6. 【請求項6】 バンパをバンパリテーナに直接取付ける
    ことを特徴とする請求項5記載の自動車の車体組立方
    法。
  7. 【請求項7】 連結部材は、上端がフードロックととも
    にラジエータコアアッパのロック取付部に取付けられる
    と共に、下端がバンパリテーナ又はバンパリテーナの上
    面に接触する取付フランジの少なくとも一方に設けられ
    た車両前後方向に延長される長孔を利用して締結具によ
    り取付けられていることを特徴とする請求項5または6
    記載の自動車の車体組立方法。
  8. 【請求項8】 連結部材は、ラジエータコアアッパ及び
    バンパリテーナを接続するフードロックサポート部に一
    体成形された衝撃吸収部を有することを特徴とする請求
    項5または6記載の自動車の車体組立方法。
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