JP3079879B2 - 自動車のリヤパーセル構造 - Google Patents

自動車のリヤパーセル構造

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JP3079879B2 JP05345843A JP34584393A JP3079879B2 JP 3079879 B2 JP3079879 B2 JP 3079879B2 JP 05345843 A JP05345843 A JP 05345843A JP 34584393 A JP34584393 A JP 34584393A JP 3079879 B2 JP3079879 B2 JP 3079879B2
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孝 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のリヤパーセル
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のリヤパーセル構造として
は、例えば図4及び図5に示すようなものが知られてい
る(特開昭61−98654号公報参照)。1はリヤパ
ーセルパネルで、車室後部の棚部を形成する部材であ
る。このリヤパーセルパネル1の前側にはリトラクタ2
を取付けるための第一開口3が形成されており、後側に
はヒンジブラケット4を取付けるための第二開口5が形
成されている。
【0003】リトラクタ2はシートベルト6を引出し自
在に収納しているもので、前後に取付片7、8が形成さ
れている。ヒンジブラケット4は後端に凸部4aを有
し、この凸部4a内に、トランクリッド9を回動自在に
支持するためのヒンジアーム10が軸支されている。こ
のヒンジアーム10にはリンク11が設けられており、
このリンク11とヒンジアーム10との間にトーション
バー12が組み付けられる。
【0004】第二開口5の下面にはヒンジレインフォー
ス13が接合されており、該ヒンジレインフォース13
の前端には該第二開口5から上方へ突出する上向きの凸
部13aが形成されている。そして、14はリヤウエス
トパネルで、リヤパーセルパネル1の後部に上側から接
合されるものであり、このリヤウエストパネル14には
前記第二開口5に対応する開口15が形成されている。
【0005】第一開口3の前後には、前後取付点として
の取付孔a、bが形成されており、後側の取付孔bには
溶接ナットN1 付きのプレート16が接合してある。そ
して、リトラクタ2の前後取付片7、8には、それぞれ
前記取付孔a、bに対応する取付孔a1 、b1 が形成さ
れている。また、第二開口5にも取付点としての4つの
取付孔c、d、e、fが形成されている。後側の取付孔
e、fにはヒンジレインフォース13の前端部が重合さ
れているため、このヒンジレインフォース13にも対応
する取付孔(図示せず)が形成されている。また、ヒン
ジブラケット4にも対応する取付孔c1 、d1 、e1
1 が形成されており、前側の取付孔c1 、d1 には溶
接ナットN1 、N2 が設けられている。更に、リヤウエ
ストパネル14の開口15の周辺にも対応する取付孔c
2 、d2 、e2 、f2 が形成されている。
【0006】そして、リトラクタ2を第一開口3内に挿
入して、取付孔a、a1 同士と、取付孔b、b1 同士を
位置決めした後、各々ボルトS1 、S2 にて締結するこ
とにより、リトラクタ2の取付けが完了する。尚、後側
のボルトS2 は溶接ナットN1 に螺合され、前側のボル
トS1 はナットNで固定される(図5参照)。
【0007】ヒンジブラケット4を第二開口5へ下側か
らセットし、且つ上側からリヤウエストパネル14を載
せ、対応する取付孔a〜f2 同士を合わせた後、各々ボ
ルトS3 〜S6 にて締結することにより、ヒンジブラケ
ット4の取付けが完了する。ボルトS3 、S4 は溶接ナ
ットN2 、N3 に螺合され、その他のボルトS5 、S6
は図示せぬナットにて固定される。尚、図5中、23は
リヤパーセルトリムである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、リヤパーセルパネル1の前
後に第一開口3と第二開口5を設け、該各開口3、5の
前後にリトラクタ2やヒンジブラケット4等を取付ける
ための取付孔a〜fをそれぞれ個々に独立して設定して
いたため、第一開口3と第二開口5とが前後で離間した
状態となり、リヤパーセルパネル1の前後長さDが大き
くなって、その分、車室スペースRを圧迫している。
【0009】また、シートベルト6からの荷重が特に加
わる後側取付片8の取付強度を高めるために、第一開口
3の後側の取付孔bに、溶接ナットN1 付きのプレート
16を設ける必要があるため、部品点数及び重量の増加
を招いている。
【0010】更に、ヒンジブラケット4から加わるトラ
ンクリッド9の荷重モーメントを支持するため、第二開
口5に厚いヒンジレインフォース13を設ける必要があ
るため、この点においても、重量増を招くこととなる。
【0011】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、リヤパーセルパネルの前後長さ
を短縮でき、部品点数及び重量低減を図ることができる
自動車のリヤパーセル構造を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動車の
リヤパーセル構造は、上記の目的を達成するために、リ
ヤパーセルパネルの後部に設定された前側取付点の一部
を、前部に設定された後側取付点として共用し、少なく
ともヒンジブラケットとリヤパーセルパネルとリトラク
タの後側取付片を重合状態で共締めしたものである。
【0013】
【作用】この発明によれば、リヤパーセルパネルの後部
に設定された前側取付点の一部を、前部に設定された後
側取付点として共用するため、リトラクタの取付位置を
ヒンジブラケットに近づけることができる。従って、リ
ヤパーセルパネルの前後長さを短縮でき、車室スペース
の拡大を図ることができる。
【0014】また、少なくともヒンジブラケットとリヤ
パーセルパネルとリトラクタの後側取付片を重合状態で
共締めするので、リトラクタの後側取付片の取付点を補
強する部品を廃止したり、ヒンジブラケットの取付点を
補強する部品の薄型化又は小型化を図ることができ、部
品点数及び重量低減に寄与できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図3
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0016】この実施例では、第一開口17の位置を後
側で且つ外側へ移動し、第二開口5の「前側取付点」で
ある取付孔cを、第一開口17の「後側取付点」として
共用するようにしたものである。第一開口17が従来よ
りも後側に位置していることから、この実施例に係るリ
ヤパーセルパネル18の前後長さdは、従来の前後長さ
Dに比べて短くなっている。従って、その分、リヤパー
セルパネル18の前方にある車室スペースRが拡大され
ている。また、この実施例の第一開口17の後辺部に
は、ヒンジブラケット4をセットする際に利用する下向
きフランジ19が形成されている。
【0017】次に、この実施例に係るリヤパーセル構造
の組立手順を説明する。まず、ヒンジブラケット4を第
二開口5へ下側から挿入し、第二開口5及びヒンジレイ
ンフォース20の各取付孔c、dに対して、ヒンジブラ
ケット4側の取付孔c1 、d1 、e1 、f1 を位置決め
する。このヒンジブラケット4を下側からセットする際
に、まずヒンジブラケット4を第一開口17の形成され
た下向きフランジ19に当て、そのまま下向きフランジ
19に沿って上方へ移動させることにより、ヒンジブラ
ケット4の位置決めを大体行うことができる。
【0018】次に、上からリヤウエストパネル14をセ
ットし、第二開口5周辺のc、d、e、fに、リヤウエ
ストパネル14の取付孔c2 、d2 、e2 、f2 を位置
決めする。次いで、リトラクタ2を上側から第一開口1
7内に挿入し、前側取付片21の取付孔a1 を第一開口
17の前側の取付孔aに位置決めし、後側取付片8の取
付孔b1 をリヤウエストパネル14の取付孔c2 に位置
決めする。そして、各対応関係になる取付孔a・a
1 と、取付孔c・c1 ・c2 ・b1 と、取付孔d・d1
・d2 と、取付孔e・e1 ・e2 等と、取付孔f・f1
・f2 等を、ボルトS1 、S2 、S4 、S5 、S6 (S
3 は廃止)にて締結する。
【0019】このように組立てた状態において、リトラ
クタ2の後側取付孔8は、ヒンジブラケット4、リヤパ
ーセルパネル18、リヤウエストパネル14と共に四重
構造となる。また、後側取付片8の方だけ、リヤパーセ
ルパネル18との間にリヤウエストパネル14を介在さ
せた四重構造となっているが、前側取付片21は二重構
造となるので、該前側取付片21はリヤパーセルパネル
18との間に隙間が生じないように、後側取付片8より
もリヤウエストパネル14の厚さの分だけ下げた位置に
取付けられている。尚、図3中、22はリヤピラーイン
ナを示している。
【0020】このように、リトラクタ2の後側取付片8
とヒンジブラケット4とが、リヤパーセルパネル18と
リヤウエストパネル14を介した四重構造でもって強固
に連結されることになるため、一方が他方の補強板とし
ての働きをすることになり、両者に設けられていた補強
構造が不要となる。例えば、リトラクタ2の後側取付片
8を取付けるために備えられていた溶接ナット付きのプ
レートを廃止することができる。また、ヒンジアーム1
0から加わる荷重のモーメントを考えた場合、従来では
そのモーメントを受けるための距離が取付孔cまでであ
ったのに対し、この実施例では取付孔aまでとなるの
で、より広範囲でモーメントを受けることができるよう
になる。従って、凸部20a付きのヒンジレインフォー
ス20を従来よりも薄型にできる。このように補強構造
を廃止又は軽減したものでありながら、リトラクタ2に
加わるシートベルト6からの荷重は、後側取付片8から
ヒンジブラケット4へも伝達されるため、該シートベル
ト6からの荷重を確実に受け止めることができる。ま
た、逆にヒンジブラケット4に加わるヒンジアーム10
からの荷重モーメントも、後側取付片8からリトラクタ
2側へ伝達することができるため、該モーメント荷重に
対する抵抗力も増し、トランクリッド9を開閉する際の
ばたつき音の発生を防止できる。加えて、従来よりもボ
ルトの数及びその締結作業が1つ少なくても済むため、
部品点数及び作業工数の低減を図ることができる。
【0021】尚、以上の実施例では、リトラクタ2の後
側取付片8を四重構造で取付ける例を示したが、リヤウ
エストパネル14は必ずしも重合させる必要はなく、少
なくとも、後側取付片8と、リヤパーセルパネル18
と、ヒンジブラケット4の三重構造が構成されれば良
い。
【0022】
【発明の効果】この発明に係る自動車のリヤパーセル構
造は、以上説明してきた如き内容のものであって、リヤ
パーセルパネルの後部に設定された前側取付点の一部
を、前部に設定された後側取付点として共用するため、
リトラクタの取付位置をヒンジブラケットに近づけるこ
とができる。従って、リヤパーセルパネルの前後長さを
短縮でき、車室スペースの拡大を図ることができる。
【0023】また、少なくともヒンジブラケットとリヤ
パーセルパネルとリトラクタの後側取付片を重合状態で
共締めするので、リトラクタの後側取付片の取付点を補
強する部品を廃止したり、ヒンジブラケットの取付点を
補強する部品の薄型化又は小型化を図ることができ、部
品点数及び重量低減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動車のリヤパーセ
ル構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図3】図1中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図4】従来の自動車のリヤパーセル構造を示す分解斜
視図である。
【図5】図1中矢示SC−SC線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 リトラクタ 4 ヒンジブラケット 6 シートベルト 10 ヒンジアーム 18 リヤパーセルパネル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤパーセルパネルの後部に設定された
    前後取付点にヒンジアーム支持用のヒンジブラケットを
    取付けると共に、リヤパーセルパネルの前部に設定され
    た前後取付点にシートベルトのリトラクタの前後取付片
    を取付けた自動車のリヤパーセル構造において、 前記リヤパーセルパネルの後部に設定された前側取付点
    の一部を、前部に設定された後側取付点として共用し、
    少なくともヒンジブラケットとリヤパーセルパネルとリ
    トラクタの後側取付片とを重合状態で共締めしたことを
    特徴とする自動車のリヤパーセル構造。
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